JP6925301B2 - スパークプラグ - Google Patents

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本発明はスパークプラグに関し、特に中心電極と接地電極との間に火花ギャップが形成されるスパークプラグに関するものである。
エンジンに固定される主体金具と、主体金具に絶縁保持される中心電極と、主体金具に接続され火花ギャップを介して中心電極に対向する接地電極と、を備えるスパークプラグが知られている(特許文献1)。この種のスパークプラグは、中心電極と接地電極との間の絶縁が破れると、火花ギャップに火炎核が生じ、火炎が成長することにより可燃混合気に着火する。
特開2014−41700号公報
この技術に対し、火炎の成長を促進させて着火性を向上させる技術が求められている。
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、着火性を向上できるスパークプラグを提供することを目的としている。
この目的を達成するために本発明のスパークプラグは、先端側から後端側へと軸線の方向へ延びる軸孔を有する絶縁体と、軸孔の先端側に配置された中心電極と、絶縁体を内側に保持する筒状の主体金具と、主体金具に自身の他端部が接続され一端部が中心電極と軸線の方向に火花ギャップを形成する棒状の接地電極と、を備える。接地電極は、火花ギャップを介して中心電極の先端面に対向する放電面を有する内面と、内面に接続され一端部側から他端部側へ延びる第1面および第2面と、を備え、接地電極には、第1面から第2面まで通じる貫通孔が形成され、又は、内面以外のいずれかの面に第1面から第2面まで通じる溝が形成される。第1面に形成された第1開口および第2面に形成された第2開口のうち少なくとも第1開口は、軸線の方向において、自身の少なくとも一部が、中心電極の先端よりも先端側に位置する。
また、本発明のスパークプラグは、先端側から後端側へと軸線の方向へ延びる軸孔を有する絶縁体と、軸孔の先端側に配置され、自身の先端が絶縁体の先端よりも先端側に位置する中心電極と、絶縁体を内側に保持する筒状の主体金具と、主体金具に自身の他端部が接続され一端部が軸線と直交する方向に中心電極と火花ギャップを形成する棒状の接地電極と、を備える。接地電極は、火花ギャップを介して中心電極の側面に対向する先端面と、先端面に接続され少なくとも一端部において後端側を向く内面と、先端面および内面に接続され一端部側から他端部側へ延びる第1面および第2面と、を備え、接地電極には、第1面から第2面まで通じる貫通孔が形成され、又は、先端面以外のいずれかの面に第1面から第2面まで通じる溝が形成される。第1面に形成された第1開口および第2面に形成された第2開口のうち少なくとも第1開口は、軸線の方向において、自身の少なくとも一部が、絶縁体の先端よりも先端側に位置する。
請求項1記載のスパークプラグによれば、燃焼室内に生じる流れの下流側に接地電極の第1面が向くようにスパークプラグをエンジンに取り付けることにより、第2開口から流入した気流が第1開口から出てきて火炎を吹き流すので、火炎の成長が促進され、着火性を向上できる。
請求項2記載のスパークプラグによれば、第1面に垂直な方向から接地電極を見たときに、第1開口の少なくとも一部は、軸線と直交する方向において、中心電極の先端面が位置する範囲内に存在する。火花ギャップのうち中心電極の先端面が位置する範囲は火炎核が発生し易いので、その近くに第1開口を設けることにより、請求項1の効果に加え、火炎を吹き流し易くできる。
請求項3記載のスパークプラグによれば、第1面に垂直な方向から接地電極を見たときに、第1開口の全部が、軸線と直交する方向において、その範囲内に存在するので、請求項2の効果に加え、さらに火炎を吹き流し易くできる。
請求項4記載のスパークプラグによれば、第1開口の中心は、内面に接続される第1面の第1縁までの距離と、第1縁の反対側に位置する第1面の第2縁までの距離と、が等しい第1面上の点の集合である仮想線よりも第1縁の近くに位置する。放電面の近くに気流を導き易くできるので、請求項1から3のいずれかの効果に加え、火炎を吹き流し易くできる。
請求項5記載のスパークプラグによれば、請求項1と同様の効果がある。
第1実施の形態におけるスパークプラグの片側断面図である。 スパークプラグの側面図である。 スパークプラグの斜視図である。 図2のIV−IV線におけるスパークプラグの断面図である。 第2実施の形態におけるスパークプラグの側面図である。 第3実施の形態におけるスパークプラグの側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は第1実施の形態におけるスパークプラグ10の軸線Oを境にした片側断面図である。図1では、紙面下側をスパークプラグ10の先端側、紙面上側をスパークプラグ10の後端側という(図2から図6においても同じ)。図1に示すようにスパークプラグ10は、絶縁体11、中心電極20、主体金具30及び接地電極40を備えている。
絶縁体11は、軸線Oに沿う軸孔12が形成された略円筒状の部材であり、機械的特性や高温下の絶縁性に優れるアルミナ等のセラミックスにより形成されている。絶縁体11は、軸孔12により形成された内周面の先端側に、後端側を向く円環状の面である後端向き面13が形成されている。後端向き面13は先端側へ向けて縮径している。
中心電極20は、頭部21が後端向き面13に係止される棒状の部材であり、後端向き面13よりも先端側の軸孔12に軸部22が配置されている。中心電極20は、Niを主成分とする有底円筒状の電極母材が、銅を主成分とする芯材を覆っている。芯材を省略することは可能である。中心電極20は、軸孔12内で端子金具25と電気的に接続されている。
端子金具25は、高圧ケーブル(図示せず)が接続される棒状の部材であり、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成されている。端子金具25は、先端側が軸孔12に挿入された状態で、絶縁体11の後端に固定されている。
主体金具30は、導電性を有する金属材料(例えば低炭素鋼等)によって形成された略円筒状の部材である。主体金具30は絶縁体11の先端側を取り囲み、絶縁体11を内側に保持する。主体金具30は、自身の先端側の胴部31の外周面におねじ32が形成されている。おねじ32は、エンジン(図示せず)のねじ穴に螺合する部位である。主体金具30は、胴部31の後端側に連接される座部33と、座部33の後端側に連接される工具係合部34と、を備えている。
座部33は、エンジン(図示せず)のねじ穴とおねじ32との隙間を塞ぐための部位であり、胴部31の外径よりも外径が大きく形成されている。工具係合部34は、エンジンのねじ穴におねじ32を締め付けるときに、レンチ等の工具を係合させる部位である。主体金具30は、胴部31に接地電極40が接続されている。
接地電極40は、導電性を有する金属材料(例えばNi基合金等)によって形成された棒状の部材である。接地電極40は一端部41が中心電極20と対向し、他端部42が主体金具30に接続されている。
図2はスパークプラグ10の側面図であり、図3はスパークプラグ10の斜視図である。図2及び図3ではスパークプラグ10の後端側の図示が省略されている。図2の矢印A方向は軸線O(図1参照)の方向を示し、矢印P方向は軸線Oと直交する方向を示す(図4から図6においても同じ)。図2に示すように、接地電極40の一端部41の放電面43と中心電極20の先端面23との間には、軸線方向(矢印A方向)に火花ギャップGが形成されている。
図3に示すように、接地電極40は、一端部41に放電面43を有する内面44と、内面44に接続される第1面45と、第1面45の反対側の面であって内面44に接続される第2面48と、第1面45及び第2面48に接続され内面44の反対側に位置する外面49と、内面44、第1面45、第2面48及び外面49に接続される先端面50と、を備えている。第1面45は、内面44に接続される第1縁46と外面49に接続される第2縁47との間に挟まれている。内面44、第1面45、第2面48及び外面49は、先端面50のある一端部41側から他端部42側へ延びている。
接地電極40には、第1面45から第2面48まで通じる貫通孔51が形成されている。貫通孔51は、第1面45に第1開口52を形成し、第2面48に第2開口53を形成する。本実施形態では第1開口52及び第2開口53は円形である。
図2に示すように、第1面45に垂直な方向(図2紙面に垂直な方向)から接地電極40を見たときに、第1開口52の少なくとも一部は、軸線Oと直交する方向(矢印P方向)において、中心電極20の先端面23が存在する範囲56内に存在する。本実施形態では、第1開口52の全部が範囲56内に存在する。第1開口52と同様に、第2開口53の全部が範囲56内に存在する。
第1開口52は、少なくとも一部が、軸線方向(矢印A方向)において、中心電極20の先端面23(先端)よりも先端側の範囲57内に位置する。本実施形態では、第1開口52の全部が範囲57内に位置する。また、第1開口52の中心54は、第1縁46(図3参照)までの距離と第2縁47(図3参照)までの距離とが等しい第1面45上の仮想線55よりも第1縁46の近くに位置する。
図4は図2のIV−IV線におけるスパークプラグ10の断面図である。スパークプラグ10は、燃焼室内に生じる気流(混合気の流れ)の上流側に接地電極40の第2面48が向き、下流側に第1面45が向くようにエンジン(図示せず)に取り付けられる。第2開口53から貫通孔51内に入った気流は、第1開口52から出る。
第1開口52は、少なくとも一部が、中心電極20の先端面23(先端)よりも軸線方向(矢印A方向)の先端側に位置するので、中心電極20の先端面23と接地電極40の放電面43との間に生じた火炎核が成長した火炎58は、第1開口52から出てくる気流によって下流側に吹き流される。これにより、接地電極40に気流が妨げられないようにできるので、第1開口52から出てくる気流によって火炎58の成長を促進し、着火性を向上できる。また、第1開口52から出てくる気流が接地電極40から火炎58を遠ざけ、接地電極40による消炎作用を抑制するので、火炎58を大きく成長させることができる。特に本実施形態では、第1開口52の全部が範囲57内に位置するので、火炎58が流れの影響をさらに受け易くなり、着火性を向上できる。
第1開口52は円形なので、第1開口52に生じる過大な応力集中を抑制できる。よって、第1開口52を起点とするクラックの発生を抑制し、接地電極40の耐久性の低下を抑制できる。また、第2開口53は円形なので、第1開口52と同様に応力集中を抑制し、接地電極40の耐久性の低下を抑制できる。
接地電極40に形成された貫通孔51により第1開口52及び第2開口53が作られるので、貫通孔51に集めた気流を第1開口52から流出させることができる。その結果、溝によって第1開口や第2開口が形成される場合に比べ、第1開口52から流出する気流の速度を上げることができる。よって、火花ギャップG間の火花を吹き流し易くできる。
火花ギャップGのうち中心電極20の先端面23が位置する範囲56は火炎核が発生し易い。そのため、第1面45に垂直な方向から接地電極40を見たときに、軸線Oと直交する方向(矢印P方向)において、第1開口52の少なくとも一部を範囲56内に存在させることにより、火花ギャップGで火炎核が成長した火炎を吹き流し易くできる。よって、着火性を向上できる。
本実施形態では、第1開口52の全部が範囲56内に存在するので、さらに火炎が下流側に吹き流れ易くなり、着火性をさらに向上できる。さらに、第2開口53の全部が範囲56内に存在するので、第2開口53が範囲56内に存在しない場合に比べ、貫通孔51の内壁による損失を小さくできる。その結果、第1開口52から流出する気流の速度を上げることができるので、火花ギャップG間の火花を吹き流し易くできる。
第1開口52の中心54は、仮想線55よりも第1縁46の近くに位置するので、火炎核が発生し易い放電面43の近くに第1開口52から気流を導き易くできる。よって、火炎の吹き流れを促進し、着火性を向上できる。
図5を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施形態では、接地電極40に貫通孔51が形成される場合について説明した。これに対し第2実施形態では、接地電極40に溝61が形成される場合について説明する。なお、第1実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図5は第2実施の形態におけるスパークプラグ60の側面図である。
図5に示すように、接地電極40の先端面50には、第1面45から第2面48まで通じる溝61が形成されている。溝61は、第1面45に第1開口62を形成し、第2面48に第2開口63を形成する。第1開口62の少なくとも一部は、軸線方向(矢印A方向)において、中心電極20の先端面23(先端)よりも先端側(範囲57内)に位置する。本実施形態では、第1開口62の全部が範囲57内に位置する。
スパークプラグ60が、燃焼室内に生じる気流(混合気の流れ)の上流側に接地電極40の第2面48を向け、下流側に第1面45が向くようにエンジン(図示せず)に取り付けられると、溝61内に入った気流は第1開口62から出る。中心電極20の先端面23と接地電極40の放電面43との間に生じた火炎核が成長した火炎(図示せず)は、第1開口62から出てくる気流によって下流側に吹き流される。これにより、火炎の成長を促進し、着火性を向上できる。
第1開口62の少なくとも一部は、第1面45に垂直な方向(図5紙面に垂直な方向)から接地電極40を見たときに、軸線Oと直交する方向(矢印P方向)において、中心電極20の先端面23が存在する範囲56内に存在する。よって、火花ギャップGに生じた火炎核が成長した火炎を吹き流れ易くできる。よって、着火性を向上できる。
第1開口62の中心64は、仮想線55よりも第1縁46(図3参照)の近くに位置するので、火炎核が発生し易い放電面43の近くに第1開口62から気流を導き易くできる。よって、火炎の吹き流れを促進し、着火性を向上できる。なお、第1開口62の中心64は、第1開口62を図形(本実施形態では半円状の扇形)として捉えた場合の図形の重心と一致する。
図6を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施形態および第2実施形態では、中心電極20に対して接地電極40が軸線Oの方向に離間し、その間に火花ギャップGが形成される場合について説明した。これに対し第3実施形態では、中心電極20に対して接地電極80が軸線Oと直交する方向に離間し、その間に火花ギャップGが形成される場合について説明する。なお、第1実施形態で説明した部分と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。図6は第3実施の形態におけるスパークプラグ70の側面図である。図6には、接地電極80の第1面85側から見たスパークプラグ70が図示されている。
図6に示すようにスパークプラグ70は、主体金具30に複数の接地電極80が接続されている。本実施形態では、2つの接地電極80が中心電極20を挟んで配置されている。接地電極80は、導電性を有する金属材料(例えばNi基合金等)によって形成された棒状の部材である。接地電極80は、一端部81の先端面83が中心電極20の側面24と対向し、他端部82が主体金具30に接続されている。接地電極80の先端面83と中心電極20の側面24との間には、軸線と直交する方向(矢印P方向)に火花ギャップGが形成されている。
接地電極80は、先端面83に接続され少なくとも一端部81において後端側(図6上側)を向く内面84と、内面84に接続される第1面85と、第1面85の反対側の面であって内面84に接続される第2面86と、第1面85及び第2面86に接続され内面84の反対側に位置する外面87と、を備えている。先端面83は、内面84、第1面85、第2面86及び外面87に接続されている。内面84、第1面85、第2面86及び外面87は、先端面83のある一端部81側から他端部82側へ延びている。
接地電極80(図6左側)の外面87には、第1面85から第2面86まで通じる溝88が形成されている。溝88は、第1面85に第1開口89を形成し、第2面86に第2開口90を形成する。第1開口89の少なくとも一部は、軸線方向(矢印A方向)において、絶縁体11の先端14よりも先端側(図6下側)の範囲94内に位置する。本実施形態では、第1開口89の全部が範囲94内に位置する。
接地電極80(図6右側)には、第1面85から第2面86まで通じる貫通孔91が形成されている。貫通孔91は、第1面85に第1開口92を形成し、第2面86に第2開口93を形成する。第1開口92の少なくとも一部は、軸線方向(矢印A方向)において、絶縁体11の先端14よりも先端側(図6下側)の範囲94内に位置する。本実施形態では、第1開口92の全部が範囲94内に位置する。
スパークプラグ70が、燃焼室内に生じる気流(混合気の流れ)の上流側に接地電極80の第2面86を向け、下流側に第1面85が向くようにエンジン(図示せず)に取り付けられると、溝88や貫通孔91の中に入った気流は、それぞれ第1開口89,92から出る。中心電極20の側面24と接地電極80の先端面83との間に生じた火炎核が成長した火炎(図示せず)は、第1開口89,92から出てくる気流によって下流側(図6紙面手前側)に吹き流される。これにより、火炎の成長を促進し、着火性を向上できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
第1実施形態では、先端面50と第1開口52との間の距離と先端面50と第2開口53との間の距離とが同一の場合について説明した。また第3実施形態では、先端面83と第1開口89,92と先端面83と第2開口90,93との距離が同一の場合について説明した。しかし、必ずしもこれに限られるものではない。第2開口53,90,93の位置は、第2面48,86が上流側を向くようにスパークプラグがエンジンに取り付けられたときに、燃焼室内の可燃混合気が進入できる位置に適宜設定できる。
第1実施形態および第3実施形態では、貫通孔51,91が作る第1開口52,92及び第2開口53,93が円形の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1開口52,92や第2開口53,93の形は矩形等の多角形、楕円形など適宜設定できる。
第1実施形態および第3実施形態では、第2開口53,93の全周が第2面48,86に存在し、第1開口52,92の全周が第1面45,85に存在する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1開口52や第2開口53の一部が内面44や外面49、先端面50に存在したり、第1開口92や第2開口93の一部が内面84や外面87に存在したりすることは当然可能である。
第2実施形態および第3実施形態では、溝61,88が作る第1開口62,89及び第2開口63,90が円弧状の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。第1開口62,89や第2開口63,90の形は角張っていても構わない。
第2実施形態では、接地電極40の先端面50に溝61が形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。溝61は、接地電極40の放電面43以外であれば、内面44や外面49に形成できる。
第3実施形態では、接地電極80の外面87に溝88が形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。溝88は、接地電極80の先端面83以外であれば、内面84に形成できる。
第3実施形態では、接地電極80の片方に溝88が形成され、もう片方の接地電極80に貫通孔91が形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。接地電極80の両方に溝を形成したり貫通孔を形成したりすることは当然可能である。
実施形態では、中心電極20及び接地電極40に、貴金属などを含有するチップが接続されていない場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。中心電極20や接地電極40にチップを接合することは当然可能である。チップが先端に接合された中心電極20をもつスパークプラグの場合には、中心電極の先端面とは、チップの先端面のことをいう。
10,60,70 スパークプラグ
11 絶縁体
12 軸孔
14 絶縁体の先端
20 中心電極
23 先端面(中心電極の先端)
24 側面
30 主体金具
40,80 接地電極
41,81 一端部
42,82 他端部
43 放電面
44,84 内面
45,85 第1面
46 第1縁
47 第2縁
48,86 第2面
51,91 貫通孔
52,92 第1開口
53,93 第2開口
55 仮想線
56 範囲
61,88 溝
62,89 第1開口
63,90 第2開口
83 先端面
G 火花ギャップ
O 軸線

Claims (5)

  1. 先端側から後端側へと軸線の方向へ延びる軸孔を有する絶縁体と、
    前記軸孔の先端側に配置された中心電極と、
    前記絶縁体を内側に保持する筒状の主体金具と、
    前記主体金具に自身の他端部が接続され一端部が前記中心電極と前記軸線の方向に火花ギャップを形成する棒状の接地電極と、を備えるスパークプラグであって、
    前記接地電極は、前記火花ギャップを介して前記中心電極の先端面に対向する放電面を有する内面と、前記内面に接続され前記一端部側から前記他端部側へ延びる第1面および第2面と、を備え、
    前記接地電極には、前記第1面から前記第2面まで通じる貫通孔が形成され、又は、前記内面以外のいずれかの面に前記第1面から前記第2面まで通じる溝が形成され、
    前記第1面に形成された第1開口および前記第2面に形成された第2開口のうち少なくとも第1開口は、前記軸線の方向において、自身の少なくとも一部が、前記中心電極の先端よりも先端側に位置するスパークプラグ。
  2. 前記第1面に垂直な方向から前記接地電極を見たときに、前記第1開口の少なくとも一部は、前記軸線と直交する方向において、前記中心電極の前記先端面が位置する範囲内に存在する請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記第1面に垂直な方向から前記接地電極を見たときに、前記第1開口の全部が、前記軸線と直交する方向において、前記範囲内に存在する請求項2記載のスパークプラグ。
  4. 前記第1開口の中心は、前記内面に接続される前記第1面の第1縁までの距離と、前記第1縁の反対側に位置する前記第1面の第2縁までの距離と、が等しい前記第1面上の点の集合である仮想線よりも前記第1縁の近くに位置する請求項1から3のいずれかに記載のスパークプラグ。
  5. 先端側から後端側へと軸線の方向へ延びる軸孔を有する絶縁体と、
    前記軸孔の先端側に配置され、自身の先端が前記絶縁体の先端よりも先端側に位置する中心電極と、
    前記絶縁体を内側に保持する筒状の主体金具と、
    前記主体金具に自身の他端部が接続され一端部が前記軸線と直交する方向に前記中心電極と火花ギャップを形成する棒状の接地電極と、を備えるスパークプラグであって、
    前記接地電極は、前記火花ギャップを介して前記中心電極の側面に対向する先端面と、前記先端面に接続され少なくとも前記一端部において後端側を向く内面と、前記先端面および前記内面に接続され前記一端部側から前記他端部側へ延びる第1面および第2面と、を備え、
    前記接地電極には、前記第1面から前記第2面まで通じる貫通孔が形成され、又は、前記先端面以外のいずれかの面に前記第1面から前記第2面まで通じる溝が形成され、
    前記第1面に形成された第1開口および前記第2面に形成された第2開口のうち少なくとも第1開口は、前記軸線の方向において、自身の少なくとも一部が、前記絶縁体の前記先端よりも先端側に位置するスパークプラグ。
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