JP2022178364A - スパークプラグ - Google Patents
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Abstract
【課題】副室内の残留ガスの掃気性を向上できる技術を提供する。【解決手段】軸線に沿って延びる筒状の主体金具と、主体金具の内周側に絶縁保持される中心電極と、主体金具に電気的に接続され、中心電極と自身の端部との間に放電ギャップを形成する接地電極と、中心電極と接地電極とを先端側から覆って副室を形成するカバーと、を備え、カバーには、軸線を通る第1の貫通孔と、軸線以外の領域に存在する第2の貫通孔と、が設けられたスパークプラグであって、軸線を含む断面において、カバーの外壁は、先端側に向かうほど軸線に直線状に近づき、第1の貫通孔まで達する直線部を有し、カバーの内壁は、先端側に向かうほど軸線に曲線状に近づき、第1の貫通孔まで達する曲線部を有する。【選択図】図2
Description
本開示は、スパークプラグに関する。
内燃機関に用いる点火用のスパークプラグとして、エンジンヘッドに取り付けられて、中心電極の先端と接地電極との間で火花放電を発生させるスパークプラグが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、スパークプラグの先端部にカバーが設けられて副室が形成されたプレチャンバープラグであって、カバーの肉厚が均一なスパークプラグが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載のスパークプラグは、掃気性を改善する余地があった。このため、プレチャンバープラグにおいて掃気性を向上することができる技術が求められていた。
本開示は、以下の形態として実現することができる。
(1)本開示の一形態によれば、スパークプラグが提供される。このスパークプラグは、
軸線に沿って延びる筒状の主体金具と、前記主体金具の内周側に絶縁保持される中心電極と、前記主体金具に電気的に接続され、前記中心電極と自身の端部との間に放電ギャップを形成する接地電極と、前記中心電極と前記接地電極とを先端側から覆って副室を形成するカバーと、を備え、前記カバーには、前記軸線を通る第1の貫通孔と、前記軸線以外の領域に存在する第2の貫通孔と、が設けられたスパークプラグであって、前記軸線を含む断面において、前記カバーの外壁は、前記先端側に向かうほど前記軸線に直線状に近づき、前記第1の貫通孔まで達する直線部を有し、前記カバーの内壁は、前記先端側に向かうほど前記軸線に曲線状に近づき、前記第1の貫通孔まで達する曲線部を有することを特徴とする。この形態のスパークプラグによれば、カバーの内壁が、先端側に向かうほど軸線に曲線状に近づく曲線部を備えるため、カバーの内壁が非曲線状である場合と比較して、副室内における気体の流れが円滑になり、この結果として、副室内の残留ガスの掃気性が向上する。
軸線に沿って延びる筒状の主体金具と、前記主体金具の内周側に絶縁保持される中心電極と、前記主体金具に電気的に接続され、前記中心電極と自身の端部との間に放電ギャップを形成する接地電極と、前記中心電極と前記接地電極とを先端側から覆って副室を形成するカバーと、を備え、前記カバーには、前記軸線を通る第1の貫通孔と、前記軸線以外の領域に存在する第2の貫通孔と、が設けられたスパークプラグであって、前記軸線を含む断面において、前記カバーの外壁は、前記先端側に向かうほど前記軸線に直線状に近づき、前記第1の貫通孔まで達する直線部を有し、前記カバーの内壁は、前記先端側に向かうほど前記軸線に曲線状に近づき、前記第1の貫通孔まで達する曲線部を有することを特徴とする。この形態のスパークプラグによれば、カバーの内壁が、先端側に向かうほど軸線に曲線状に近づく曲線部を備えるため、カバーの内壁が非曲線状である場合と比較して、副室内における気体の流れが円滑になり、この結果として、副室内の残留ガスの掃気性が向上する。
(2)上記形態のスパークプラグにおいて、前記軸線を含む断面において、前記軸線に沿った方向における前記第2の貫通孔の外壁側の後端は、前記直線部に位置してもよい。この形態のスパークプラグによれば、第2の貫通孔の外壁側の後端が直線部に位置するため、第2の貫通孔が軸線と直交せずに交わる方向に開口し、この結果として、タンブル流によって副室内の残留ガスの掃気性が向上する。
(3)上記形態のスパークプラグにおいて、前記軸線に直交する面における前記副室内の断面積は、前記第2の貫通孔の内壁側の後端から前記先端側に向かうにつれて、小さくなってもよい。この形態のスパークプラグによれば、第2の貫通孔が形成された部分におけるカバーの肉厚を確保しやすい。そして、第2の貫通孔が形成された部分におけるカバーの肉厚を確保することにより、熱引きが抑制されるため、燃焼安定性が向上する。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグの製造方法、スパークプラグが取り付けられたエンジンヘッド等の態様で実現することができる。
A.実施形態:
図1は、本開示の一実施形態としてのスパークプラグ100の概略構成を示す部分断面図である。図1では、スパークプラグ100の軸心である軸線CAを境界として、紙面右側にスパークプラグ100の外観形状を示し、紙面左側にスパークプラグ100の断面形状を示している。以下の説明では、軸線CAに沿った図1の下方側(後述する接地電極40が配置されている側)を先端側と呼び、図1の上方側(後述する端子金具50が配置されている側)を後端側と呼び、軸線CAに沿った方向を軸線方向ADと呼ぶ。図1では、説明の便宜上、スパークプラグ100が取り付けられるエンジンヘッド90を破線で示している。スパークプラグ100は、その先端部が燃焼室95内に露出するようにエンジンヘッド90に取り付けられている。本実施形態のスパークプラグ100は、後述する副室96が形成されたプレチャンバープラグとして構成されている。本実施形態のスパークプラグ100は、例えば、点火装置や内燃機関に用いることができる。
図1は、本開示の一実施形態としてのスパークプラグ100の概略構成を示す部分断面図である。図1では、スパークプラグ100の軸心である軸線CAを境界として、紙面右側にスパークプラグ100の外観形状を示し、紙面左側にスパークプラグ100の断面形状を示している。以下の説明では、軸線CAに沿った図1の下方側(後述する接地電極40が配置されている側)を先端側と呼び、図1の上方側(後述する端子金具50が配置されている側)を後端側と呼び、軸線CAに沿った方向を軸線方向ADと呼ぶ。図1では、説明の便宜上、スパークプラグ100が取り付けられるエンジンヘッド90を破線で示している。スパークプラグ100は、その先端部が燃焼室95内に露出するようにエンジンヘッド90に取り付けられている。本実施形態のスパークプラグ100は、後述する副室96が形成されたプレチャンバープラグとして構成されている。本実施形態のスパークプラグ100は、例えば、点火装置や内燃機関に用いることができる。
スパークプラグ100は、絶縁体10と、中心電極20と、主体金具30と、接地電極40と、端子金具50と、カバー70とを備える。なお、スパークプラグ100の軸線CAは、絶縁体10と中心電極20と主体金具30と端子金具50とカバー70との各部材の軸線と一致する。
絶縁体10は、軸線方向ADに延びる軸孔11が形成された略筒状の外観形状を有する。軸孔11には、先端側において中心電極20の一部が配置され、後端側において端子金具50の一部が配置される。絶縁体10は、軸孔11内において中心電極20を保持する。絶縁体10は、先端側の部分が後述する主体金具30の軸孔31に収容され、後端側の部分が軸孔31から露呈している。絶縁体10は、アルミナ等のセラミック材料を焼成して形成された絶縁碍子により構成されている。
中心電極20は、軸線方向ADに沿って延びる棒状の電極である。中心電極20は、主体金具30の内周側に絶縁保持されている。中心電極20の先端部21は、軸孔11の先端側に突出している。先端部21には、例えばイリジウム合金等によって形成された貴金属チップが接合されていてもよい。
絶縁体10の軸孔11内において、中心電極20と端子金具50との間には、先端側から後端側へと向かって順番に、先端側シール材61と、抵抗体62と、後端側シール材63とが配置されている。このため、中心電極20は、後端側において、先端側シール材61と、抵抗体62と、後端側シール材63とを介して、端子金具50と電気的に接続されている。
抵抗体62は、セラミック粉末と導電材とガラスとを材料として形成されている。抵抗体62は、端子金具50と中心電極20との間における電気抵抗として機能することにより、火花放電を発生させる際のノイズの発生を抑制する。先端側シール材61と後端側シール材63とは、それぞれ導電性のガラス粉末を材料として形成されている。本実施形態において、先端側シール材61および後端側シール材63は、銅粉末とホウケイ酸カルシウムガラス粉末とを混合した粉末を材料として形成されている。
主体金具30は、軸線CAに沿って延びる筒状の部材である。具体的には、主体金具30は、軸線方向ADに沿って軸孔31が形成された略筒状の外観形状を有し、軸孔31内において絶縁体10を保持する。主体金具30は、例えば低炭素鋼により形成され、ニッケルめっきや亜鉛めっき等のめっき処理が全体に施されている。主体金具30の外周には、工具係合部32と、雄ネジ部33とが形成されている。工具係合部32は、スパークプラグ100をエンジンヘッド90に取り付ける際に、図示しない工具と係合する。雄ネジ部33は、主体金具30の先端部において外周面にねじ山が形成されており、エンジンヘッド90の雌ネジ部93にねじ込まれる。
主体金具30において軸線方向ADの先端側の端部には、主体金具30の厚さ方向に貫通する貫通孔35が形成されている。すなわち、貫通孔35は、主体金具30の外周面と内周面とを連通させる。本実施形態の貫通孔35は、軸線方向ADと垂直に交わる径方向に沿って形成されている。貫通孔35には、接地電極40の一端部41が挿入されて配置されている。
接地電極40は、棒状の金属製部材により構成されており、スパークプラグ100の径方向に沿って延設されている。以下の説明では、接地電極40が延設されている方向を、「延設方向ED」とも呼ぶ。接地電極40の一端部41は、延設方向EDにおいて後端側に位置し、接地電極40の他端部42は、延設方向EDにおいて先端側に位置している。他端部42は、中心電極20の先端部21と対向し、先端部21との間で火花放電のための放電ギャップGを形成している。つまり、接地電極40は、中心電極20と自身の端部との間に放電ギャップGを形成している。本実施形態の接地電極40は、ニッケルを主成分とするニッケル合金により形成されている。
本実施形態において、接地電極40は、スパークプラグ100の径方向外側から貫通孔35に圧入されて固定されている。つまり、接地電極40は、主体金具30に電気的に接続されている。なお、接地電極40は、圧入に代えて、または圧入に加えて、溶接等の任意の方法により貫通孔35に固定されてもよい。また、接地電極40は貫通孔35に圧入されて固定されていなくてもよく、例えば、接地電極40は主体金具30の先端に取り付けられていてもよい。
端子金具50は、スパークプラグ100の後端側の端部に設けられている。端子金具50の先端側は、絶縁体10の軸孔11に収容され、端子金具50の後端側は、軸孔11から露呈している。端子金具50には、図示しない高圧ケーブルが接続され、高電圧が印加される。この印加により、放電ギャップGに火花放電が発生する。放電ギャップGに発生した火花は、混合気を着火させる。
カバー70は、有底筒状の外観形状を有し、主体金具30の先端に位置する固定面34に固定されている。カバー70は、中心電極20と接地電極40とを先端側から覆って副室を形成する部材である。つまり、カバー70は、中心電極20の先端部21と接地電極40の他端部42とによって形成される放電ギャップGを軸線方向ADの先端側から覆うことにより、副室96を形成している。本実施形態における副室96は、絶縁体10と中心電極20の先端部21と主体金具30とカバー70とによって囲まれた空間である。本実施形態において、カバー70は、自身の軸線方向ADの後端面72が主体金具30の固定面34に溶接されて固定されているが、これに限らず、例えば、圧入等の任意の方法により主体金具30と固定されてもよい。また、カバー70と主体金具30とは、カバー70の後端面72と主体金具30の固定面34とに嵌め込みのための段差が設けられることによって、互いに嵌め合わされて固定されてもよい。本実施形態において、カバー70は、スパークプラグ100の製造工程の最終工程において、主体金具30と固定される。
図2は、軸線CAを含む断面におけるカバー70の一部を示す断面図である。カバー70には、板厚を貫通する複数の噴孔としての貫通孔が形成されている。具体的には、カバー70には、軸線CAを通る第1の貫通孔71と、軸線CA以外の領域に存在する第2の貫通孔73と、が設けられている。つまり、第2の貫通孔73は、第1の貫通孔71よりも軸線CAから離れて位置する。このため、図2に示すように、第1の貫通孔71および第2の貫通孔73は、燃焼室95と副室96とを連通させる。燃焼室95内の混合気は、第1の貫通孔71および第2の貫通孔73を介して副室96内に流入し、副室96内の放電ギャップGで発生した火花によって着火する。着火の際に発生する火炎は、第1の貫通孔71および第2の貫通孔73を介して燃焼室95へと噴出される。
第2の貫通孔73の形成位置や形成数は、エンジンの仕様に応じて予め設定されている。本実施形態において、第2の貫通孔73は、周方向において等間隔に4つ設けられており、いずれも軸線方向ADにおいて同じ位置に設けられている。なお、これに限られず、例えば、第2の貫通孔73の数は3つ以下や5つ以上でもよく、軸線方向ADにおいて互いに異なる位置に設けられていてもよい。
図2に示すように、軸線CAを含む断面において、カバー70の外壁は、直線部SLを有する。直線部SLは、先端側に向かうほど軸線CAに直線状に近づき、第1の貫通孔71まで達する部分である。また、軸線CAを含む断面において、カバー70の内壁は、曲線部CLを有する。曲線部CLは、先端側に向かうほど軸線CAに曲線状に近づき、第1の貫通孔71まで達する部分である。このような形状のカバー70は、例えば、内壁部分を切削することにより作製できる。本実施形態では、軸線CAを含む断面において、曲線部CLは、先端側に向かうほど軸線CAに近づく割合が増す。
また、本実施形態では、軸線CAを含む断面において、軸線方向ADにおける第2の貫通孔73の外壁側の後端E1は、直線部SLに位置する。なお、これに限られず、軸線CAを含む断面において、軸線方向ADにおける第2の貫通孔73の外壁側の後端E1は、直線部SLよりも後端側に位置していてもよい。
また、図1に示すように、本実施形態では、軸線方向ADにおいて、放電ギャップGよりも第2の貫通孔73のほうが先端側に位置する。このようにすることにより、第2の貫通孔73が軸線CAと直交せずに交わる方向に開口するため、タンブル流によって副室内の残留ガスの掃気性が向上する。
また、本実施形態では、軸線CAに直交する面における副室96内の断面積は、第2の貫通孔73の内壁側の後端E2から先端側に向かうにつれて、小さくなる。
以上説明した本実施形態のスパークプラグ100によれば、カバー70の内壁が、先端側に向かうほど軸線CAに曲線状に近づき第1の貫通孔71まで達する曲線部CLを備える。このため、本実施形態のスパークプラグ100によれば、カバー70の内壁が非曲線状である場合と比較して、副室96内における気体の流れが円滑になり、この結果として、副室96内の残留ガスの掃気性が向上する。このような効果が得られることを、以下のシミュレーション結果を用いて説明する。
図3は、シミュレーション結果を示す図である。具体的には、紙面左側は流速分布のシミュレーション結果を示し、紙面右側は圧力分布のシミュレーション結果を示す。流速分布のシミュレーション結果については、さらに、第1の貫通孔71付近の流速分布の拡大図を示す。また、紙面上側には本実施形態のシミュレーション結果を示し、図3の紙面下側には比較例のシミュレーション結果を示す。比較例は、カバーの内壁が先端側に向かうほど軸線に直線状に近づき、第1の貫通孔まで達するが、それ以外の構成は本実施形態と同じである。ここで、比較例のカバーの肉厚は、一定である。
このシミュレーションは、解析手法として流体シミュレーションを用いており、副室内の空気のみを対象としており、流速は25m/sとし、雰囲気温度は27℃としている。
特に流速分布のシミュレーション結果から、本実施形態は、比較例と比較して、副室内における気体の流れが円滑になるとともに、第1の貫通孔71における副室96内と副室96外との圧力差が大きいことが分かり、この結果として、副室96内の残留ガスの掃気性が向上することが分かった。
また、本実施形態のスパークプラグ100によれば、図2に示すように、軸線CAを含む断面において、軸線方向ADにおける第2の貫通孔73の外壁側の後端E1は、直線部SLに位置するため、第2の貫通孔73から排出される気体の流れが軸線CAと直交せずに交わる方向になり、この結果として、タンブル流によって副室内の残留ガスの掃気性が向上する。
また、本実施形態のスパークプラグ100によれば、軸線CAに直交する面における副室96内の断面積は、第2の貫通孔73の内壁側の後端E2から先端側に向かうにつれて、小さくなる。このため、第2の貫通孔が形成された部分におけるカバーの肉厚を確保しやすい。そして、第2の貫通孔が形成された部分におけるカバーの肉厚を確保することにより、熱引きが抑制されるため、燃焼安定性が向上する。
B.他の実施形態:
上記実施形態におけるスパークプラグ100の構成は、あくまで一例であり、種々変更可能である。
上記実施形態におけるスパークプラグ100の構成は、あくまで一例であり、種々変更可能である。
上記実施形態では、軸線方向ADにおいて、放電ギャップGよりも第2の貫通孔73のほうが先端側に位置するが、これに限られない。軸線方向ADにおいて、放電ギャップGと第2の貫通孔73とが同じ位置であってもよく、放電ギャップGのほうが第2の貫通孔73よりも先端側に位置してもよい。
また、上記実施形態では、軸線CAに直交する面における副室96内の断面積は、第2の貫通孔73の内壁側の後端E2から先端側に向かうにつれて、小さくなるが、これに限られない。例えば、軸線CAに直交する面における副室96内の断面積は、第2の貫通孔73の内壁側の後端E2からあらかじめ定められた範囲において一定であってもよい。
また、上記実施形態では、主体金具30とカバー70とは別体としているが、主体金具30とカバー70とを一体とした構成であってもよい。また、上記実施形態から得られる効果は、ネジ径に係わらず同様に得ることができる。
本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上記の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上記の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…絶縁体、11…軸孔、20…中心電極、21…先端部、30…主体金具、31…軸孔、32…工具係合部、33…雄ネジ部、34…固定面、35…貫通孔、40…接地電極、41…一端部、42…他端部、50…端子金具、61…先端側シール材、62…抵抗体、63…後端側シール材、70…カバー、71…第1の貫通孔、72…後端面、73…第2の貫通孔、90…エンジンヘッド、93…雌ネジ部、95…燃焼室、96…副室、100…スパークプラグ、AD…軸線方向、CA…軸線、CL…曲線部、E1…後端、E2…後端、ED…延設方向、G…放電ギャップ、SL…直線部
Claims (3)
- 軸線に沿って延びる筒状の主体金具と、
前記主体金具の内周側に絶縁保持される中心電極と、
前記主体金具に電気的に接続され、前記中心電極と自身の端部との間に放電ギャップを形成する接地電極と、
前記中心電極と前記接地電極とを先端側から覆って副室を形成するカバーと、
を備え、
前記カバーには、前記軸線を通る第1の貫通孔と、前記軸線以外の領域に存在する第2の貫通孔と、が設けられたスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記カバーの外壁は、前記先端側に向かうほど前記軸線に直線状に近づき、前記第1の貫通孔まで達する直線部を有し、
前記カバーの内壁は、前記先端側に向かうほど前記軸線に曲線状に近づき、前記第1の貫通孔まで達する曲線部を有することを特徴とする、スパークプラグ。 - 請求項1に記載のスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、
前記軸線に沿った方向における前記第2の貫通孔の外壁側の後端は、前記直線部に位置することを特徴とする、スパークプラグ。 - 請求項1または請求項2に記載のスパークプラグであって、
前記軸線に直交する面における前記副室内の断面積は、前記第2の貫通孔の内壁側の後端から前記先端側に向かうにつれて、小さくなることを特徴とする、スパークプラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021085123A JP2022178364A (ja) | 2021-05-20 | 2021-05-20 | スパークプラグ |
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