JP2001345162A - 内燃機関用スパークプラグ - Google Patents
内燃機関用スパークプラグInfo
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T13/00—Sparking plugs
- H01T13/20—Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
- H01T13/39—Selection of materials for electrodes
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- Spark Plugs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 十分に火花位置を突き出すことができるとと
もに、横飛びの発生を抑制した内燃機関用スパークプラ
グを提供する。 【解決手段】 上記課題を解決するために、取付金具2
に形成されたネジ部2aの径がM10である時、取付金
具2の一端面から中心電極4の先端に設けられた貴金属
チップ5の端面までのスパークプラグ1の軸方向長さを
A、スパークプラグ1の軸方向長さに対する接地電極6
の傾き角度をθ、貴金属チップ5の径をDを所定の範囲
とした内燃機関用スパークプラグを提供する。
もに、横飛びの発生を抑制した内燃機関用スパークプラ
グを提供する。 【解決手段】 上記課題を解決するために、取付金具2
に形成されたネジ部2aの径がM10である時、取付金
具2の一端面から中心電極4の先端に設けられた貴金属
チップ5の端面までのスパークプラグ1の軸方向長さを
A、スパークプラグ1の軸方向長さに対する接地電極6
の傾き角度をθ、貴金属チップ5の径をDを所定の範囲
とした内燃機関用スパークプラグを提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用スパー
クプラグに関する発明であり、特に、取付金具に形成さ
れたねじ部の径がM10の小型の内燃機関用スパークプ
ラグに関する発明である。
クプラグに関する発明であり、特に、取付金具に形成さ
れたねじ部の径がM10の小型の内燃機関用スパークプ
ラグに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】最近、エンジンの出力を向上させるため
に、エンジンに設けられるインテークマニホールドやエ
キゾーストマニホールドのバルブ径の拡大が必要となっ
てきている。そのため、燃焼室回りのスペース確保のた
め、エンジンに取り付けられる内燃機関用スパークプラ
グの小型化、具体的には、取付金具の径小化が要求され
てきている。
に、エンジンに設けられるインテークマニホールドやエ
キゾーストマニホールドのバルブ径の拡大が必要となっ
てきている。そのため、燃焼室回りのスペース確保のた
め、エンジンに取り付けられる内燃機関用スパークプラ
グの小型化、具体的には、取付金具の径小化が要求され
てきている。
【0003】このような小型の内燃機関用スパークプラ
グに関しては、従来より、例えば、特開平9−2192
74号公報にみられるようなスパークプラグがある。
グに関しては、従来より、例えば、特開平9−2192
74号公報にみられるようなスパークプラグがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
取付金具に設けられるネジ部のネジがM10(ISO2
704)程度の小型の内燃機関用スパークプラグでは、
特に、取付金具の肉厚も小となるため、この取付金具に
溶接される接地電極も薄肉化等の小型化が必要となる。
取付金具に設けられるネジ部のネジがM10(ISO2
704)程度の小型の内燃機関用スパークプラグでは、
特に、取付金具の肉厚も小となるため、この取付金具に
溶接される接地電極も薄肉化等の小型化が必要となる。
【0005】そのため、接地電極の小型化に伴う接地電
極自体の耐熱性を確保することができないため、火花位
置をエンジンの燃焼室内に十分突出させることができな
いという問題が生じた。
極自体の耐熱性を確保することができないため、火花位
置をエンジンの燃焼室内に十分突出させることができな
いという問題が生じた。
【0006】さらにまた、ネジ径がM10程度と径小の
ため、中心電極を保持する絶縁碍子と取付金具との距離
が短くなるため、中心電極から絶縁碍子を介して、取付
金具に、容易に放電が生じるという横飛火という現象が
生じ、中心電極と接地電極との間での正規の放電が生じ
にくくなるという問題も生じる。
ため、中心電極を保持する絶縁碍子と取付金具との距離
が短くなるため、中心電極から絶縁碍子を介して、取付
金具に、容易に放電が生じるという横飛火という現象が
生じ、中心電極と接地電極との間での正規の放電が生じ
にくくなるという問題も生じる。
【0007】本発明は、上記問題点を鑑みたものであ
り、十分に火花位置を突き出すことができるとともに、
横飛びの発生を抑制し、着火性を確保した内燃機関用ス
パークプラグを提供するものである。
り、十分に火花位置を突き出すことができるとともに、
横飛びの発生を抑制し、着火性を確保した内燃機関用ス
パークプラグを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は、中心電極と、該中心電極の先端に設けられる貴金属
チップと、前記中心電極の周囲を覆い、前記中心電極を
保持する絶縁碍子と、該絶縁碍子を保持するとともに、
外周に取付用のネジ部が設けられた取付金具と、一端が
前記取付金具に固定されるとともに、他端が前記貴金属
チップと放電ギャップを形成するように設けられる接地
電極とからなる内燃機関用スパークプラグにおいて、前
記取付金具に形成されたネジ部の径がM10であって、
前記取付金具の一端面から前記中心電極の先端に設けら
れた貴金属チップの端面までの前記スパークプラグの軸
方向長さをA,前記スパークプラグの軸方向長さに対す
る前記貴金属チップ側への前記接地電極の傾き角度であ
るスラント角をθ、前記貴金属チップの先端端面の面積
をS、前記放電ギャップをGとした時、 3mm≦A≦8mm 40°≦θ≦70° 0.07mm2≦S≦0.55mm2 0.7mm≦G≦0.9mm である内燃機関用スパークプラグを提供するものであ
る。
は、中心電極と、該中心電極の先端に設けられる貴金属
チップと、前記中心電極の周囲を覆い、前記中心電極を
保持する絶縁碍子と、該絶縁碍子を保持するとともに、
外周に取付用のネジ部が設けられた取付金具と、一端が
前記取付金具に固定されるとともに、他端が前記貴金属
チップと放電ギャップを形成するように設けられる接地
電極とからなる内燃機関用スパークプラグにおいて、前
記取付金具に形成されたネジ部の径がM10であって、
前記取付金具の一端面から前記中心電極の先端に設けら
れた貴金属チップの端面までの前記スパークプラグの軸
方向長さをA,前記スパークプラグの軸方向長さに対す
る前記貴金属チップ側への前記接地電極の傾き角度であ
るスラント角をθ、前記貴金属チップの先端端面の面積
をS、前記放電ギャップをGとした時、 3mm≦A≦8mm 40°≦θ≦70° 0.07mm2≦S≦0.55mm2 0.7mm≦G≦0.9mm である内燃機関用スパークプラグを提供するものであ
る。
【0009】このように、本発明においては、取付金具
に設けられたネジ部のネジ径をM10のような小型の内
燃機関用スパークプラグおいて、取付金具端面から中心
電極の突出寸法A,スラント角θ及び中心電極先端に設
けられた先端端面の面積S、放電ギャップGを所定寸法
にすることにより、十分に火花位置を突き出すことがで
きるとともに、横飛びの発生を抑制した内燃機関用スパ
ークプラグを提供することができたことをはじめて見い
だしたものである。
に設けられたネジ部のネジ径をM10のような小型の内
燃機関用スパークプラグおいて、取付金具端面から中心
電極の突出寸法A,スラント角θ及び中心電極先端に設
けられた先端端面の面積S、放電ギャップGを所定寸法
にすることにより、十分に火花位置を突き出すことがで
きるとともに、横飛びの発生を抑制した内燃機関用スパ
ークプラグを提供することができたことをはじめて見い
だしたものである。
【0010】即ち、取付金具の一端面から中心電極の突
出寸法Aが3mmよりも小である場合には、中心電極と
取付金具との間での横飛火発生時での絶縁碍子表面の沿
面距離が短くなってしまい、横飛火の発生が容易になっ
てしまう。また、3mmより小の場合には、十分に中心
電極を燃焼室内に突出されることができないため、着火
性を確保できないという問題が生じる。反対に、取付金
具端面から中心電極の突出寸法Aを、8mmより大きく
した場合には、接地電極をそれだけ長くする必要が生じ
るばかりでなく、接地電極の先端がさらに燃焼室内の中
心側に配置することとなり、必要以上に接地電極に対し
て、大きな耐熱性が必要となってしまう。
出寸法Aが3mmよりも小である場合には、中心電極と
取付金具との間での横飛火発生時での絶縁碍子表面の沿
面距離が短くなってしまい、横飛火の発生が容易になっ
てしまう。また、3mmより小の場合には、十分に中心
電極を燃焼室内に突出されることができないため、着火
性を確保できないという問題が生じる。反対に、取付金
具端面から中心電極の突出寸法Aを、8mmより大きく
した場合には、接地電極をそれだけ長くする必要が生じ
るばかりでなく、接地電極の先端がさらに燃焼室内の中
心側に配置することとなり、必要以上に接地電極に対し
て、大きな耐熱性が必要となってしまう。
【0011】以上より、取付金具端面から中心電極の突
出寸法Aは、 3mm≦A≦8mm であることが好ましい。
出寸法Aは、 3mm≦A≦8mm であることが好ましい。
【0012】また、スラント角θを40°よりも小とす
ると、接地電極に対向する貴金属チップの消耗形状が斜
めになりすぎ、十分な消耗特性を確保するためには、そ
れだけ貴金属チップの長さが必要となってしまう。しか
し、貴金属チップの長さを長くすればするほど、中心電
極先端への貴金属チップの取付性が悪化するのみでな
く、貴金属チップの必要量が増加するというコストアッ
プが生ずる。また反対に、接地電極角度θを70°より
も大きくすると、中心電極の先端面と放電ギャップを形
成するために、接地電極をさらに長くする必要が生じ、
接地電極の耐熱性が低下してしまい、接地電極の酸化等
の問題が生ずる。
ると、接地電極に対向する貴金属チップの消耗形状が斜
めになりすぎ、十分な消耗特性を確保するためには、そ
れだけ貴金属チップの長さが必要となってしまう。しか
し、貴金属チップの長さを長くすればするほど、中心電
極先端への貴金属チップの取付性が悪化するのみでな
く、貴金属チップの必要量が増加するというコストアッ
プが生ずる。また反対に、接地電極角度θを70°より
も大きくすると、中心電極の先端面と放電ギャップを形
成するために、接地電極をさらに長くする必要が生じ、
接地電極の耐熱性が低下してしまい、接地電極の酸化等
の問題が生ずる。
【0013】以上の理由より、スラント角θは、 40°≦θ≦70° が好ましい。
【0014】また、貴金属チップの先端端面の面積S
が、0.07mm2より小である場合には、貴金属チッ
プの消耗量が激しく実用に適さない。反対に、貴金属先
端端面の面積Sが0.55mm2より大である場合に
は、放電ギャップ間の放電によって得られた火炎核が成
長する過程において、貴金属チップの先端端面の面積が
大であるため、この貴金属チップに火炎核が容易に接触
してしまう。そのため、火炎核の熱引きという火炎核の
消炎作用が生じ、しいては着火性が悪化してしまう。
が、0.07mm2より小である場合には、貴金属チッ
プの消耗量が激しく実用に適さない。反対に、貴金属先
端端面の面積Sが0.55mm2より大である場合に
は、放電ギャップ間の放電によって得られた火炎核が成
長する過程において、貴金属チップの先端端面の面積が
大であるため、この貴金属チップに火炎核が容易に接触
してしまう。そのため、火炎核の熱引きという火炎核の
消炎作用が生じ、しいては着火性が悪化してしまう。
【0015】以上の理由より、中心電極先端に設けられ
た貴金属先端端面の面積Sは、 0.07mm2≦S≦0.55mm2 が好ましい。
た貴金属先端端面の面積Sは、 0.07mm2≦S≦0.55mm2 が好ましい。
【0016】尚、上記構成の場合において、好ましい放
電ギャップGは、 0.7mm≦G≦0.9mm が好ましい。
電ギャップGは、 0.7mm≦G≦0.9mm が好ましい。
【0017】しかしながら、接地電極において、中心電
極先端に設けられた貴金属チップと対向する接地側貴金
属チップを設けた場合には、放電ギャップGを 0.5mm ≦G≦0.9mm とすることが好ましい。
極先端に設けられた貴金属チップと対向する接地側貴金
属チップを設けた場合には、放電ギャップGを 0.5mm ≦G≦0.9mm とすることが好ましい。
【0018】これは、接地電極に接地側貴金属チップを
設けることにより、接地側貴金属チップがない場合に比
べて、放電ギャップ間に発生する火炎核の成長過程にお
いて、この火炎核が接地電極に接触する可能性が減少
し、着火性が向上するためである。しかしながら、ギャ
ップが0.5mmより小の場合には、たとえ接地電極に
接地側貴金属チップを設けても、十分な着火性を得るこ
とはできない。
設けることにより、接地側貴金属チップがない場合に比
べて、放電ギャップ間に発生する火炎核の成長過程にお
いて、この火炎核が接地電極に接触する可能性が減少
し、着火性が向上するためである。しかしながら、ギャ
ップが0.5mmより小の場合には、たとえ接地電極に
接地側貴金属チップを設けても、十分な着火性を得るこ
とはできない。
【0019】また、前記貴金属チップの先端端面の面積
Sは、 0.07mm2≦S≦0.55mm2 が好ましい。
Sは、 0.07mm2≦S≦0.55mm2 が好ましい。
【0020】貴金属チップの先端端面の面積Sが0.0
7mm2より小である場合には、貴金属チップの消耗が
十分でなく、耐久性に劣る。また、貴金属チップの先端
端面の面積Sが0.55mm2より大である場合には、
着火性が劣ってしまうからである。
7mm2より小である場合には、貴金属チップの消耗が
十分でなく、耐久性に劣る。また、貴金属チップの先端
端面の面積Sが0.55mm2より大である場合には、
着火性が劣ってしまうからである。
【0021】さらに、前記接地電極表面から接地側貴金
属チップの端面までの前記接地側貴金属チップの高さh
は、 0.3mm≦h≦1.5mm が好ましい。
属チップの端面までの前記接地側貴金属チップの高さh
は、 0.3mm≦h≦1.5mm が好ましい。
【0022】接地側貴金属チップの高さhが0.3mm
より小である場合には、接地側貴金属チップのエッジ効
果を十分に利用できないため、着火性が劣る。また、接
地側貴金属チップの高さhが1.5mmより大である場
合には、接地側貴金属チップの熱が接地電極へ十分に伝
熱させることができないため、接地側貴金属チップの高
温化による消耗が大きくなってしまう。
より小である場合には、接地側貴金属チップのエッジ効
果を十分に利用できないため、着火性が劣る。また、接
地側貴金属チップの高さhが1.5mmより大である場
合には、接地側貴金属チップの熱が接地電極へ十分に伝
熱させることができないため、接地側貴金属チップの高
温化による消耗が大きくなってしまう。
【0023】さらに、貴金属チップまたは接地側貴金属
チップは、純Ir、Ir−Pt合金,Ir−Rh,Ir
−Ni合金であるIrが60wt%以上含有されたIr
合金貴金属、純Pt、Ir,Ni,Pd,Ru,Wの内
少なくとも1つが添加されたPtが60wt%以上含有
されたPt合金貴金属の少なくとも1種よりなることが
好ましい。
チップは、純Ir、Ir−Pt合金,Ir−Rh,Ir
−Ni合金であるIrが60wt%以上含有されたIr
合金貴金属、純Pt、Ir,Ni,Pd,Ru,Wの内
少なくとも1つが添加されたPtが60wt%以上含有
されたPt合金貴金属の少なくとも1種よりなることが
好ましい。
【0024】このような貴金属チップ材料を採用するこ
とにより、さらに耐久性の優れた内燃機関用スパークプ
ラグを提供することができる。
とにより、さらに耐久性の優れた内燃機関用スパークプ
ラグを提供することができる。
【0025】さらに、前記絶縁碍子の一端側には、径が
実質的に等しい等径胴部が形成されていることが好まし
い。
実質的に等しい等径胴部が形成されていることが好まし
い。
【0026】このように、絶縁碍子の一端側に、等径胴
部を形成したので、絶縁碍子の一端面と接地電極との気
中空間の最短距離を長くすることができたので、中心電
極から接地電極への横飛火を抑制することができる。
部を形成したので、絶縁碍子の一端面と接地電極との気
中空間の最短距離を長くすることができたので、中心電
極から接地電極への横飛火を抑制することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明を図
に示す実施形態について説明する。
に示す実施形態について説明する。
【0028】本実施形態のスパークプラグを図1及び図
2に示す。図1及び図2に示すように、本実施形態のス
パークプラグ1は、円筒形状の取付金具2を有してお
り、この取付金具2は、図示しないエンジンブロックに
固定するためのネジ部である直径がM10の取付ねじ部
2aを備えている。取付金具2の内部には、例えばアル
ミナセラミック(Al2O3)等からなる絶縁碍子3が固
定されており、この絶縁碍子3の軸孔3bに中心電極4
が固定されている。絶縁碍子3の先端部3aは、取付金
具2の一端面より露出するように設けられているととも
に、中心電極4は、絶縁碍子3の先端部3aより露出す
るように設けられている。
2に示す。図1及び図2に示すように、本実施形態のス
パークプラグ1は、円筒形状の取付金具2を有してお
り、この取付金具2は、図示しないエンジンブロックに
固定するためのネジ部である直径がM10の取付ねじ部
2aを備えている。取付金具2の内部には、例えばアル
ミナセラミック(Al2O3)等からなる絶縁碍子3が固
定されており、この絶縁碍子3の軸孔3bに中心電極4
が固定されている。絶縁碍子3の先端部3aは、取付金
具2の一端面より露出するように設けられているととも
に、中心電極4は、絶縁碍子3の先端部3aより露出す
るように設けられている。
【0029】中心電極4は、図示しない内材がCu
(銅)等の熱伝導性に優れた金属材料、外材がNi(ニ
ッケル)基合金等の耐熱性及び耐食性に優れた金属材料
により構成された円柱体である。また、中心電極4の先
端には、Irが90wt%,残部Rhよりなる,先端端
面の面積が約0.12mm2に相当する直径が0.4m
mの直棒形状の貴金属部材5が溶接固定されている。
(銅)等の熱伝導性に優れた金属材料、外材がNi(ニ
ッケル)基合金等の耐熱性及び耐食性に優れた金属材料
により構成された円柱体である。また、中心電極4の先
端には、Irが90wt%,残部Rhよりなる,先端端
面の面積が約0.12mm2に相当する直径が0.4m
mの直棒形状の貴金属部材5が溶接固定されている。
【0030】接地電極6は、Ni基合金材料から構成さ
れており、一端側が取付金具2の端面に溶接により固定
されているとともに、他端側は、中心電極4の先端に設
けられた貴金属チップ5の先端と放電ギャップGを形成
するように設けられている。
れており、一端側が取付金具2の端面に溶接により固定
されているとともに、他端側は、中心電極4の先端に設
けられた貴金属チップ5の先端と放電ギャップGを形成
するように設けられている。
【0031】尚、この接地電極6は、一端側より他端側
へは、内燃機関用スパークプラグ1の軸方向と平行に伸
長され、絶縁碍子3の先端部3a近傍にて、スパークプ
ラグ1の軸方向に対して、スラント角θをもって、貴金
属チップ5側に屈曲されている。
へは、内燃機関用スパークプラグ1の軸方向と平行に伸
長され、絶縁碍子3の先端部3a近傍にて、スパークプ
ラグ1の軸方向に対して、スラント角θをもって、貴金
属チップ5側に屈曲されている。
【0032】本実施形態においては、接地電極6のスラ
ント角θを55°とした。
ント角θを55°とした。
【0033】さらに、本実施形態では、放電ギャップG
は、0.8mmとし、取付金具2の端面から、貴金属チ
ップ5の先端面までの軸方向長さAを4mmとした。
は、0.8mmとし、取付金具2の端面から、貴金属チ
ップ5の先端面までの軸方向長さAを4mmとした。
【0034】本実施形態では、図1及び図2の内燃機関
用スパークプラグの形状とすることにより、接地電極の
耐熱性が維持されつつ、中心電極4の先端に設けた貴金
属チップ5と接地電極6との間の放電ギャップを十分に
突出させることができた内燃機関用スパークプラグとす
ることができた。
用スパークプラグの形状とすることにより、接地電極の
耐熱性が維持されつつ、中心電極4の先端に設けた貴金
属チップ5と接地電極6との間の放電ギャップを十分に
突出させることができた内燃機関用スパークプラグとす
ることができた。
【0035】(実施形態2)実施形態2として、上述し
た実施形態1における接地電極6に、中心電極4の先端
に設けられた貴金属チップ50と対向し、この貴金属チ
ップ50と放電ギャプGを形成する接地側貴金属チップ
80を設けた点において、実施形態1とは異なる。
た実施形態1における接地電極6に、中心電極4の先端
に設けられた貴金属チップ50と対向し、この貴金属チ
ップ50と放電ギャプGを形成する接地側貴金属チップ
80を設けた点において、実施形態1とは異なる。
【0036】実施形態2の要部半断面拡大図を図3に示
す。
す。
【0037】ここで、同一構成要件に対しては、同一番
号を付した。
号を付した。
【0038】この実施形態2においては、具体的に、接
地電極6のスラント角θを55°とした。
地電極6のスラント角θを55°とした。
【0039】さらに、本実施形態では、放電ギャップG
は、0.8mmとし、取付金具2の一端面から貴金属チ
ップ5の先端面までの軸方向長さAを4mmとした。さ
らに、貴金属チップ50は、実施形態1と同様、Irが
90wt%,残部RhよりなるIr合金とし、先端端面
の面積が約0.12mm2に相当する直径が0.4mm
の直棒形状の貴金属チップ5とした。そして、接地側貴
金属チップ80も貴金属チップ50と同様のIr合金と
するとともに、先端端面の面積が 約0.12mm2に相
当する径である0.4m、高さhを0.8mmである直
棒形状の接地側貴金属チップを採用した。
は、0.8mmとし、取付金具2の一端面から貴金属チ
ップ5の先端面までの軸方向長さAを4mmとした。さ
らに、貴金属チップ50は、実施形態1と同様、Irが
90wt%,残部RhよりなるIr合金とし、先端端面
の面積が約0.12mm2に相当する直径が0.4mm
の直棒形状の貴金属チップ5とした。そして、接地側貴
金属チップ80も貴金属チップ50と同様のIr合金と
するとともに、先端端面の面積が 約0.12mm2に相
当する径である0.4m、高さhを0.8mmである直
棒形状の接地側貴金属チップを採用した。
【0040】実施形態2において接地側貴金属チップ8
0を設ける事により、以下のような実施形態2特有の作
用・効果を有することができる。
0を設ける事により、以下のような実施形態2特有の作
用・効果を有することができる。
【0041】すなわち、接地側貴金属チップ80を形成
することにより、貴金属チップ50と接地側貴金属チッ
プ80とにより形成される放電ギャップG間に発生する
火炎核が成長する過程において、この火炎核が接地電極
6に接触する可能性を低くすることができ、火炎核を効
率よく成長させることができる。
することにより、貴金属チップ50と接地側貴金属チッ
プ80とにより形成される放電ギャップG間に発生する
火炎核が成長する過程において、この火炎核が接地電極
6に接触する可能性を低くすることができ、火炎核を効
率よく成長させることができる。
【0042】また、上述のように、接地側貴金属チップ
80により、火炎核を接地電極6に接触させないように
できるので、従来よりも放電ギャップGを小とすること
ができ、そのため放電のための要求電圧を低くすること
ができる。そのため、絶縁碍子3に対する負荷を軽減さ
せることができ、しいてはスパークプラグの信頼性を向
上させることができる。
80により、火炎核を接地電極6に接触させないように
できるので、従来よりも放電ギャップGを小とすること
ができ、そのため放電のための要求電圧を低くすること
ができる。そのため、絶縁碍子3に対する負荷を軽減さ
せることができ、しいてはスパークプラグの信頼性を向
上させることができる。
【0043】以下、本発明の内燃機関用スパークプラグ
とするための数値範囲の根拠を詳細に説明する。
とするための数値範囲の根拠を詳細に説明する。
【0044】(スラント角θの選定)本発明では、接地
電極6に、貴金属チップ5側に所定の傾きを与えること
により、接地電極6自体の長さを従来より短くすること
ができ、接地電極6の耐熱性を向上させなから、火花位
置Aを突出させることができることを特徴とするもので
ある。
電極6に、貴金属チップ5側に所定の傾きを与えること
により、接地電極6自体の長さを従来より短くすること
ができ、接地電極6の耐熱性を向上させなから、火花位
置Aを突出させることができることを特徴とするもので
ある。
【0045】図4(a)は、本発明の内燃機関用スパー
クプラグのスラント角θと接地電極6の必要長さを測定
する時の内燃機関用スパークプラグの形状の一例を示
す。ここで、この内燃機関用スパークプラグは、放電ギ
ャップGを0.8mmとし、接地電極6の中心電極5側
の角部6aは、角部6aと貴金属チップ5の接地電極6
側側面からの軸方向延長線上の距離をBとするとB=0
となる。スパークプラグを採用した。
クプラグのスラント角θと接地電極6の必要長さを測定
する時の内燃機関用スパークプラグの形状の一例を示
す。ここで、この内燃機関用スパークプラグは、放電ギ
ャップGを0.8mmとし、接地電極6の中心電極5側
の角部6aは、角部6aと貴金属チップ5の接地電極6
側側面からの軸方向延長線上の距離をBとするとB=0
となる。スパークプラグを採用した。
【0046】また、図4(b)には、スラント角θを9
0°とした接地電極60とし、かつこの接地電極60と
中心電極3の先端に設けられた貴金属チップ5とにより
放電ギャップGを形成するために必要な接地電極60の
必要長さL0を示した。そして、図4(c)において、
接地電極6のスラント角θとした場合の、必要な接地電
極6の必要長さLと上記スラント角90°の時の接地電
極必要長さL0との差である接地電極6の短化長さ(L
0−L)と接地電極6のスラント角θとの関係を示す。
0°とした接地電極60とし、かつこの接地電極60と
中心電極3の先端に設けられた貴金属チップ5とにより
放電ギャップGを形成するために必要な接地電極60の
必要長さL0を示した。そして、図4(c)において、
接地電極6のスラント角θとした場合の、必要な接地電
極6の必要長さLと上記スラント角90°の時の接地電
極必要長さL0との差である接地電極6の短化長さ(L
0−L)と接地電極6のスラント角θとの関係を示す。
【0047】また、図4(a)に示されるねじ径がM1
0であるスパークプラグでは、内燃機関の燃焼室内に5
600rpmで連続100時間においても酸化現象によ
る取付金具からの脱落を防止するためには、接地電極の
短化長さ(L0−L)は、2mm以上必要である。これ
は、一般のねじ径であるM14を有するスパークプラグ
に比べて、取付金具の肉厚が小であるため、この取付金
具に固定される接地電極の断面積も小となっている。そ
のため、M14と同等の長さの接地電極では、接地電極
6の長さが長くなると、燃焼室内の燃焼にさらされる表
面積が大となってしまい、耐熱性に劣る。そこで、M1
4のスパークプラグにおける接地電極と略同等の耐熱性
を有する接地電極とするためには、M14のスパークプ
ラグに比べて接地電極を2mm以上短くすることが必要
なのである。
0であるスパークプラグでは、内燃機関の燃焼室内に5
600rpmで連続100時間においても酸化現象によ
る取付金具からの脱落を防止するためには、接地電極の
短化長さ(L0−L)は、2mm以上必要である。これ
は、一般のねじ径であるM14を有するスパークプラグ
に比べて、取付金具の肉厚が小であるため、この取付金
具に固定される接地電極の断面積も小となっている。そ
のため、M14と同等の長さの接地電極では、接地電極
6の長さが長くなると、燃焼室内の燃焼にさらされる表
面積が大となってしまい、耐熱性に劣る。そこで、M1
4のスパークプラグにおける接地電極と略同等の耐熱性
を有する接地電極とするためには、M14のスパークプ
ラグに比べて接地電極を2mm以上短くすることが必要
なのである。
【0048】そこで、好適なスラント角θは、図4
(c)に示されるように、接地電極6の短化長さを2m
m以上とする範囲であり、具体的には、接地電極6のス
ラント角θは70°以下が必要である。
(c)に示されるように、接地電極6の短化長さを2m
m以上とする範囲であり、具体的には、接地電極6のス
ラント角θは70°以下が必要である。
【0049】以上より、接地電極6の必要なスラント角
θは、70°以下が好ましい。
θは、70°以下が好ましい。
【0050】また、本発明においては、貴金属チップ5
に対して、接地電極6は、スパークプラグの軸方向長さ
に対して、スラント角θをなして対向されている。
に対して、接地電極6は、スパークプラグの軸方向長さ
に対して、スラント角θをなして対向されている。
【0051】そのため、図5(a)に示されるように、
貴金属チップ5と接地電極6との間にて生ずる火花放電
による貴金属チップ5の先端の消耗形状は、くさび形状
となり、このくさび形状は、接地電極6の傾きに平行に
なるように形成される。
貴金属チップ5と接地電極6との間にて生ずる火花放電
による貴金属チップ5の先端の消耗形状は、くさび形状
となり、このくさび形状は、接地電極6の傾きに平行に
なるように形成される。
【0052】そのため、貴金属チップ5の必要なスパー
クプラグの軸方向長さは、最も貴金属チップの消耗の激
しい接地電極6側に対応させる必要がある。
クプラグの軸方向長さは、最も貴金属チップの消耗の激
しい接地電極6側に対応させる必要がある。
【0053】ここで、図5(b)において、接地電極6
のスパークプラグ軸方向長さに対するスラント角θと中
心電極4の先端に設けられた貴金属チップ5の消耗度合
いに起因する必要なスパークプラグの軸方向の貴金属チ
ップ長さtとの関係を示す。
のスパークプラグ軸方向長さに対するスラント角θと中
心電極4の先端に設けられた貴金属チップ5の消耗度合
いに起因する必要なスパークプラグの軸方向の貴金属チ
ップ長さtとの関係を示す。
【0054】尚、図5(b)においては、内燃機関の燃
焼室内に5600rpmで連続100時間におけるIr
を90wt%、残部Rhとした貴金属チップ5の消耗時
に必要な貴金属チップ5の長さtを示す。
焼室内に5600rpmで連続100時間におけるIr
を90wt%、残部Rhとした貴金属チップ5の消耗時
に必要な貴金属チップ5の長さtを示す。
【0055】図5(b)より明らかなように、貴金属チ
ップ5の長さtが、0.6mmよりも長い場合には、貴
金属チップを中心電極3の先端に溶接することが困難と
なるばかりでなく、必要以上の貴金属が必要となり、コ
ストアップとなる。そのため、貴金属チップ5の長さt
は、0.6mm以下が好ましい。
ップ5の長さtが、0.6mmよりも長い場合には、貴
金属チップを中心電極3の先端に溶接することが困難と
なるばかりでなく、必要以上の貴金属が必要となり、コ
ストアップとなる。そのため、貴金属チップ5の長さt
は、0.6mm以下が好ましい。
【0056】よって、図5(b)より、貴金属チップ5
の長さtが0.6mm以下とするための接地電極6のス
ラント角θは、40°以上であることが容易に理解され
る。
の長さtが0.6mm以下とするための接地電極6のス
ラント角θは、40°以上であることが容易に理解され
る。
【0057】以上より、接地電極6のスラント角θは、
スパークプラグ1の軸方向に対して、40度以上であ
り、70°以下が好ましいのである。
スパークプラグ1の軸方向に対して、40度以上であ
り、70°以下が好ましいのである。
【0058】尚、図5(b)においては、Irを90w
t%、残部Rhとした貴金属チップ5により最適なスラ
ント角の下限を求めたが、このような傾向は他の貴金属
チップ材料においても同様であった。
t%、残部Rhとした貴金属チップ5により最適なスラ
ント角の下限を求めたが、このような傾向は他の貴金属
チップ材料においても同様であった。
【0059】(接地側貴金属チップを有した時のギャッ
プの選定)本発明の実施形態2では、接地電極6に、接
地側貴金属チップ80を設けることにより、放電ギャッ
プGを小とすることができ、放電電圧のさらなる低下を
図っている。
プの選定)本発明の実施形態2では、接地電極6に、接
地側貴金属チップ80を設けることにより、放電ギャッ
プGを小とすることができ、放電電圧のさらなる低下を
図っている。
【0060】接地側貴金属チップを設けたことによりい
かに放電ギャップGを小とすることができるかを図6
(a)に示した。図6(a)には、放電ギャップGとリ
ーン限界A/Fとの関係を示すことによって、接地電極
に貴金属チップ80を設けた場合aと設けない場合bに
おける放電ギャップGと着火性との関係を示した。尚、
図6(a)におけるリーン限界A/Fの測定としては、
図6(b)のような接地側貴金属チップの径dが1.0
mm,高さhが0.3mmとした。また、リーン限界A
/F値は、このスパークプラグを1.6リッター,4気
筒エンジンにて、アイドル650rpmの条件にて着火
させ、2分間測定し、2回以上失火した場合の値とし
た。
かに放電ギャップGを小とすることができるかを図6
(a)に示した。図6(a)には、放電ギャップGとリ
ーン限界A/Fとの関係を示すことによって、接地電極
に貴金属チップ80を設けた場合aと設けない場合bに
おける放電ギャップGと着火性との関係を示した。尚、
図6(a)におけるリーン限界A/Fの測定としては、
図6(b)のような接地側貴金属チップの径dが1.0
mm,高さhが0.3mmとした。また、リーン限界A
/F値は、このスパークプラグを1.6リッター,4気
筒エンジンにて、アイドル650rpmの条件にて着火
させ、2分間測定し、2回以上失火した場合の値とし
た。
【0061】図6(a)より明らかなように、接地電極
に接地側貴金属チップを設けることによって、接地側貴
金属チップを設けない場合に比べて、ギャップを0.2
mm程度小としたとしても同等の着火性能を得る事がで
きることがわかった。
に接地側貴金属チップを設けることによって、接地側貴
金属チップを設けない場合に比べて、ギャップを0.2
mm程度小としたとしても同等の着火性能を得る事がで
きることがわかった。
【0062】ただし、接地電極6に接地側貴金属チップ
を設けたとしても、貴金属チップと接地側貴金属チップ
からなる放電ギャップGが0.5mmより小となった場
合には、ハウジングのネジ径Mが14の場合における放
電ギャップが1.0mmの時の着火性と同等のリーン限
界A/Fの値である17.5程度となってしまうため、
十分な着火性を得ることができないことがわかった。
を設けたとしても、貴金属チップと接地側貴金属チップ
からなる放電ギャップGが0.5mmより小となった場
合には、ハウジングのネジ径Mが14の場合における放
電ギャップが1.0mmの時の着火性と同等のリーン限
界A/Fの値である17.5程度となってしまうため、
十分な着火性を得ることができないことがわかった。
【0063】次に、図6に使用した同一のスパークプラ
グにおいて、ギャップGと横飛火発生率との関係を図7
に示した。ここで、横飛火発生率として、1.6リッタ
ー,4気筒エンジンにて、アイドル650rpmの条件
にて着火させ、2分間での横飛火の発生率を測定した。
グにおいて、ギャップGと横飛火発生率との関係を図7
に示した。ここで、横飛火発生率として、1.6リッタ
ー,4気筒エンジンにて、アイドル650rpmの条件
にて着火させ、2分間での横飛火の発生率を測定した。
【0064】図7において、aは、取付金具のねじ径が
M10のスパークプラグであり、bは、取付金具のねじ
径がM14のスパークプラグである場合の傾向を示す。
M10のスパークプラグであり、bは、取付金具のねじ
径がM14のスパークプラグである場合の傾向を示す。
【0065】図7より明らかなように、従来のハウジン
グのネジ径がM14の場合においては、絶縁碍子と接地
電極とが十分に離れている為、ギャップGが1.3mm
程度離れていても横飛火が発生しないが、ハウジングの
ネジ径がM10の場合には、放電ギャップGが0.9m
mより大の時、例え本発明を採用したとしても、M14
のスパークプラグの基準である横飛火の発生20%を超
えてしまい、実用に適することができなくなることがわ
かった。
グのネジ径がM14の場合においては、絶縁碍子と接地
電極とが十分に離れている為、ギャップGが1.3mm
程度離れていても横飛火が発生しないが、ハウジングの
ネジ径がM10の場合には、放電ギャップGが0.9m
mより大の時、例え本発明を採用したとしても、M14
のスパークプラグの基準である横飛火の発生20%を超
えてしまい、実用に適することができなくなることがわ
かった。
【0066】以上のように、接地電極6に接地側貴金属
チップ80を設けることにより、ハウジングのネジ径が
M10であっても放電ギャップを小とすることができ、
具体的には、接地側貴金属チップを有した時の放電ギャ
ップとしては、0.5mm≦G≦0.9mmが好ましい
ことがわかった。
チップ80を設けることにより、ハウジングのネジ径が
M10であっても放電ギャップを小とすることができ、
具体的には、接地側貴金属チップを有した時の放電ギャ
ップとしては、0.5mm≦G≦0.9mmが好ましい
ことがわかった。
【0067】(接地側貴金属チップの径の選定)次に、
接地電極6の放電ギャップGに設ける直棒形状の場合の
接地側貴金属チップの径について、考察した。
接地電極6の放電ギャップGに設ける直棒形状の場合の
接地側貴金属チップの径について、考察した。
【0068】図8(a)には、接地側貴金属チップ80
のチップ径dと着火性との関係を示すため、図8(b)
に示すチップ径dとリーン限界A/Fとの関係を示し
た。尚、ここでリーン限界A/Fの測定方法としては、
図6(a)の測定方法と同一の測定方法で行った。要求
されるスパークプラグの着火特性もまた、図6(a)の
時と同様、ハウジングのネジ径Mが14の場合における
放電ギャップが1.0mmの時の着火性とした。
のチップ径dと着火性との関係を示すため、図8(b)
に示すチップ径dとリーン限界A/Fとの関係を示し
た。尚、ここでリーン限界A/Fの測定方法としては、
図6(a)の測定方法と同一の測定方法で行った。要求
されるスパークプラグの着火特性もまた、図6(a)の
時と同様、ハウジングのネジ径Mが14の場合における
放電ギャップが1.0mmの時の着火性とした。
【0069】また、使用するスパークプラグとしては、
図3のスパークプラグにおいて、放電ギャップGが0.
8mmであり、高さhが0.8mmの接地側貴金属チッ
プ80を設け、他の個所は同一寸法のスパークプラグを
採用した。
図3のスパークプラグにおいて、放電ギャップGが0.
8mmであり、高さhが0.8mmの接地側貴金属チッ
プ80を設け、他の個所は同一寸法のスパークプラグを
採用した。
【0070】図8(a)より明らかなように、貴金属チ
ップの径が1.0mmより大である場合においては、放
電ギャップ間にて生成される火炎核が径の大なる貴金属
チップに接触し易くなる。そのため、火炎核の熱がチッ
プへ容易に逃げててしまい、火炎核の成長が抑制される
ため、リーン限界A/Fが17.5程度となってしまう
ため、十分な着火性を得ることができないことがわかっ
た。
ップの径が1.0mmより大である場合においては、放
電ギャップ間にて生成される火炎核が径の大なる貴金属
チップに接触し易くなる。そのため、火炎核の熱がチッ
プへ容易に逃げててしまい、火炎核の成長が抑制される
ため、リーン限界A/Fが17.5程度となってしまう
ため、十分な着火性を得ることができないことがわかっ
た。
【0071】以上より、直棒形状の場合の貴金属チップ
の径dは、1.0mm以下、すなわち接地電極側貴金属
チップの先端端面の面積として約0.80mm2以下が
好ましいことがわかった。
の径dは、1.0mm以下、すなわち接地電極側貴金属
チップの先端端面の面積として約0.80mm2以下が
好ましいことがわかった。
【0072】(接地側貴金属チップの高さの選定)次
に、接地電極6の放電ギャップGに設ける接地側貴金属
チップの高さについて、考察した。
に、接地電極6の放電ギャップGに設ける接地側貴金属
チップの高さについて、考察した。
【0073】図9(a)には、接地側貴金属チップのチ
ップ高さhと着火性との関係を示すため、図9(b)に
示すチップ高さとリーン限界A/Fとの関係を示した。
尚、ここでリーン限界A/Fの測定方法としては、図6
(a)の測定方法と同一の測定方法で行った。要求され
るスパークプラグの着火特性もまた、図6(a)の時と
同様、ハウジングのネジ径が14mmの場合における放
電ギャップが1.0mmの時の着火性とした。また、使
用したスパークプラグは、図3のスパークプラグにおい
て、放電ギャップGが0.8mmであり、径dが0.4
mm(先端端面の面積が約0.12mm2に相当)およ
び1.0mm(先端端面の面積が約0.79mm2に相
当)の2種の接地側貴金属チップ80を設け、他は同一
寸法のスパークプラグを採用した。
ップ高さhと着火性との関係を示すため、図9(b)に
示すチップ高さとリーン限界A/Fとの関係を示した。
尚、ここでリーン限界A/Fの測定方法としては、図6
(a)の測定方法と同一の測定方法で行った。要求され
るスパークプラグの着火特性もまた、図6(a)の時と
同様、ハウジングのネジ径が14mmの場合における放
電ギャップが1.0mmの時の着火性とした。また、使
用したスパークプラグは、図3のスパークプラグにおい
て、放電ギャップGが0.8mmであり、径dが0.4
mm(先端端面の面積が約0.12mm2に相当)およ
び1.0mm(先端端面の面積が約0.79mm2に相
当)の2種の接地側貴金属チップ80を設け、他は同一
寸法のスパークプラグを採用した。
【0074】着火性がもっとも劣っている接地側貴金属
チップの径dが1.0mmの場合においては(図8
(a)参照)、図9(a)からも明らかなように、接地
側貴金属チップの高さhが0.3mm以上において、十
分な着火性を得ることができることがわかった。
チップの径dが1.0mmの場合においては(図8
(a)参照)、図9(a)からも明らかなように、接地
側貴金属チップの高さhが0.3mm以上において、十
分な着火性を得ることができることがわかった。
【0075】以上より、接地側貴金属チップの径dが
0.4mmから1.0mm(先端端面の面積が約0.1
2mm2にから約0.79mm2に相当)である場合の好
ましい接地側貴金属チップの高さhが、0.3mm以上
であることがわかった。
0.4mmから1.0mm(先端端面の面積が約0.1
2mm2にから約0.79mm2に相当)である場合の好
ましい接地側貴金属チップの高さhが、0.3mm以上
であることがわかった。
【0076】(その他の形状)図2及び図3において
は、一端側が徐々に径小となる絶縁碍子3を採用した
が、本発明はこれに限定されるものではない。
は、一端側が徐々に径小となる絶縁碍子3を採用した
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0077】例えば、図10及び図11に示されるよう
に、一端側において、径が実質的に等しい等径胴部10
0が形成されている絶縁碍子30を採用してもよい。
に、一端側において、径が実質的に等しい等径胴部10
0が形成されている絶縁碍子30を採用してもよい。
【0078】特に、一端側において等径胴部100を形
成することにより、絶縁碍子3と取付金具2との気中で
の最短距離を伸ばすことができ、横飛火の発生を抑制す
ることができる。
成することにより、絶縁碍子3と取付金具2との気中で
の最短距離を伸ばすことができ、横飛火の発生を抑制す
ることができる。
【0079】また、上記実施形態では、接地電極3が中
心電極4の貴金属チップ5側に直線状に傾けていたが、
本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、
図12に示されるように、わずかに湾曲させた接地電極
60としてもよい。この場合のスラント角θは、接地電
極60の厚みを直径とした連続する仮想円62を作成し
たときの連続する仮想円62の中心を結んだ曲線64に
おいて、その接線角度θを、本発明のスパークプラグの
軸方向長さに対する、貴金属チップ側への前記接地電極
のスラント角θとする。
心電極4の貴金属チップ5側に直線状に傾けていたが、
本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、
図12に示されるように、わずかに湾曲させた接地電極
60としてもよい。この場合のスラント角θは、接地電
極60の厚みを直径とした連続する仮想円62を作成し
たときの連続する仮想円62の中心を結んだ曲線64に
おいて、その接線角度θを、本発明のスパークプラグの
軸方向長さに対する、貴金属チップ側への前記接地電極
のスラント角θとする。
【0080】さらに、上記実施形態では、貴金属チップ
5として、断面円形の直棒形状を採用したが、本発明で
は、端面が円形形状に限定されるものでなく、先端端面
の面積が0.07mm2以上で0.55mm2以下であれ
ば、先端端面が楕円、星型の直棒形状や樽型等でもよ
い。同様に、接地側貴金属チップ80もまた、断面円形
の直棒形状を採用したが、本発明では、端面形状が円形
形状に限定されるものでなく、先端端面の面積が0.1
2mm2以上で、0.80mm2以下であれば、断面が楕
円、星型の直棒形状や樽型等でもよい。
5として、断面円形の直棒形状を採用したが、本発明で
は、端面が円形形状に限定されるものでなく、先端端面
の面積が0.07mm2以上で0.55mm2以下であれ
ば、先端端面が楕円、星型の直棒形状や樽型等でもよ
い。同様に、接地側貴金属チップ80もまた、断面円形
の直棒形状を採用したが、本発明では、端面形状が円形
形状に限定されるものでなく、先端端面の面積が0.1
2mm2以上で、0.80mm2以下であれば、断面が楕
円、星型の直棒形状や樽型等でもよい。
【図1】図1は、本発明の実施形態1に係わる内燃機関
用スパークプラグの半断面図である。
用スパークプラグの半断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態1に係わる内燃機関
用スパークプラグの要部半断面拡大図である。
用スパークプラグの要部半断面拡大図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態2に係わる内燃機関
用スパークプラグの要部半断面拡大図である。
用スパークプラグの要部半断面拡大図である。
【図4】図4(a)は、本発明のスパークプラグの形状
を示す模式図であり、図4(b)は、従来のスパークプ
ラグの形状を示す模式図であり、図4(c)は、スラン
ト角θと接地電極の短化長さ(L0−L)との関係を示
す関係図である。
を示す模式図であり、図4(b)は、従来のスパークプ
ラグの形状を示す模式図であり、図4(c)は、スラン
ト角θと接地電極の短化長さ(L0−L)との関係を示
す関係図である。
【図5】図5(a)は、本発明のスパークプラグの形状
を示す模式図であり、図5(b)は、スラント角θと貴
金属チップ厚さtとの関係を示す関係図である。
を示す模式図であり、図5(b)は、スラント角θと貴
金属チップ厚さtとの関係を示す関係図である。
【図6】図6(a)は、実施形態1及び実施形態2に係
わる内燃機関用スパークプラグ時のギャップGと着火性
との関係を示す関係図であり、図6(b)は、図6
(a)に使用する接地側貴金属チップの形状を示す説明
図である。
わる内燃機関用スパークプラグ時のギャップGと着火性
との関係を示す関係図であり、図6(b)は、図6
(a)に使用する接地側貴金属チップの形状を示す説明
図である。
【図7】図7は、実施形態2に係わる内燃機関用スパー
クプラグ時のギャップGと横飛火発生率との関係を示す
関係図である。
クプラグ時のギャップGと横飛火発生率との関係を示す
関係図である。
【図8】図8(a)は、接地側貴金属チップ径dと着火
性との関係を示す関係図であり、図8(b)は、接地側
貴金属チップ径dを示す説明図である。
性との関係を示す関係図であり、図8(b)は、接地側
貴金属チップ径dを示す説明図である。
【図9】図9(a)は、接地側貴金属チップ高さhと着
火性との関係を示す関係図であり、図9(b)は、接地
側貴金属チップ高さhとを示す説明図である。
火性との関係を示す関係図であり、図9(b)は、接地
側貴金属チップ高さhとを示す説明図である。
【図10】図10は、本発明の他の実施形態を示す要部
半断面拡大図である。
半断面拡大図である。
【図11】図11は、本発明の他の実施形態を示す要部
半断面拡大図である。
半断面拡大図である。
【図12】図12は、本発明の他の実施形態を示す要部
拡大図である。
拡大図である。
1・・・スパークプラグ、 2・・・取付金具、 3・・・絶縁碍子 4・・・中心電極、 5・・・貴金属チップ、 6・・・接地電極
Claims (7)
- 【請求項1】 中心電極と、 該中心電極の先端に設けられる貴金属チップと、 前記中心電極の周囲を覆い、前記中心電極を保持する絶
縁碍子と、 該絶縁碍子を保持するとともに、外周に取付用のネジ部
が設けられた取付金具と、 一端が前記取付金具に固定されるとともに、他端が前記
貴金属チップと放電ギャップを形成するように設けられ
る接地電極とからなる内燃機関用スパークプラグにおい
て、 前記取付金具に形成されたネジ部の径がM10であっ
て、前記取付金具の一端面から前記中心電極の先端に設
けられた貴金属チップの端面までの前記スパークプラグ
の軸方向長さをA,前記スパークプラグの軸方向長さに
対する前記貴金属チップ側への前記接地電極の傾き角度
であるスラント角をθ、前記貴金属チップの先端端面の
面積をS、前記放電ギャップをGとした時、 3mm≦A≦8mm 40°≦θ≦70° 0.07mm2≦S≦0.55mm2 0.7mm≦G≦0.9mm であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。 - 【請求項2】 中心電極と、 該中心電極の先端に設けられる貴金属チップと、 前記中心電極の周囲を覆い、前記中心電極を保持する絶
縁碍子と、 該絶縁碍子を保持するとともに、外周に取付用のネジ部
が設けられた取付金具と、 一端が前記取付金具に固定されるとともに、他端に設け
られた接地側貴金属チップと前記貴金属チップとにより
放電ギャップを形成するように設けられた接地電極とか
らなる内燃機関用スパークプラグにおいて、 前記取付金具に形成されたネジ部の径がM10であっ
て、前記取付金具の一端面から前記中心電極の先端に設
けられた貴金属チップの端面までの前記スパークプラグ
の軸方向長さをA,前記スパークプラグの軸方向長さに
対する前記貴金属チップ側への前記接地電極の傾き角度
であるスラント角をθ、前記貴金属チップの先端端面の
面積をS、前記放電ギャップをGとした時、 3mm≦A≦8mm 40°≦θ≦70° 0.07mm2≦S≦0.55mm2 0.5mm≦G≦0.9mm であることを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。 - 【請求項3】 前記接地側貴金属チップの先端端面の面
積Sは、 0.12mm2≦S≦0.80mm2 であることを特徴とする請求項2記載の内燃機関用スパ
ークプラグ。 - 【請求項4】 前記接地電極表面から前記接地側貴金属
チップの端面までの前記接地側貴金属チップの高さh
は、 0.3mm≦h≦1.5mm であることを特徴とする請求項2記載の内燃機関用スパ
ークプラグ。 - 【請求項5】 前記貴金属チップは、純Ir、Ir−P
t合金,Ir−Rh,Ir−Ni合金であるIrが60
wt%以上含有されたIr合金貴金属、純Pt、Ir,
Ni,Pd,Ru,Wの内少なくとも1つが添加された
Ptが60wt%以上含有されたPt合金貴金属の少な
くとも1種よりなることを特徴とする請求項1記載の内
燃機関用スパークプラグ。 - 【請求項6】 前記貴金属チップまたは前記接地側貴金
属チップの少なくとも一方は、純Ir、Ir−Pt合
金,Ir−Rh,Ir−Ni合金であるIrが60wt
%以上含有されたIr合金貴金属、純Pt、Ir,N
i,Pd,Ru,Wの内少なくとも1つが添加されたP
tが60wt%以上含有されたPt合金貴金属の少なく
とも1種よりなることを特徴とする請求項2記載の内燃
機関用スパークプラグ。 - 【請求項7】 前記絶縁碍子の一端側には、径が実質的
に等しい等径胴部が形成されていることを特徴とする請
求項1乃至6のいずれか1項記載の内燃機関用スパーク
プラグ。
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JP2000-95020 | 2000-03-30 | ||
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-
2001
- 2001-03-28 EP EP01107913A patent/EP1139529B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-03-28 DE DE60101755T patent/DE60101755T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-03-30 US US09/820,755 patent/US6470845B2/en not_active Expired - Lifetime
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