JP4357993B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、火花放電を行う電極に貴金属チップを接合した内燃機関用のスパークプラグに関するものである。
従来、内燃機関には点火のためにスパークプラグが用いられている。このスパークプラグは、一般的には、中心電極が挿設された絶縁碍子を保持する主体金具と、この主体金具の先端部に一端部を結合し、他端部が中心電極の先端部と対向する接地電極とを有している。さらにスパークプラグは、中心電極と接地電極との対向する部位の少なくともいずれか一方に、耐火花消耗性向上のための貴金属チップが形成されている。
このような貴金属チップの材料には、イリジウムを使用したものが提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。これは、近年、スパークプラグの耐消耗性を向上する要求が高まり、従来から使用されているプラチナよりも高融点であるイリジウムを貴金属チップの材料として使用することで、耐消耗性を向上させている。そして、このような貴金属チップは、一般的に、円柱形状に形成され、その一端面(以後、基端面ともいう。)を中心電極または接地電極に接合し、他端面(以後、対向面ともいう。)が中心電極または接地電極(中心電極および接地電極に貴金属チップが接合した場合は、貴金属チップ同士)に対向し、火花放電ギャップを形成する。
特開平9−7733号公報 特開平10−22053号公報
ところで、このイリジウムを使用した貴金属チップは、通常、原料粉末を混合し、さらに溶解して溶解体を成形し、その溶解体に圧延処理および成形処理を施して棒状に引き延ばし、適切な長さに切断することによって、円柱形状に形成される。このような貴金属チップは、圧延処理を経ることによりこの貴金属チップを構成する結晶粒子が柱軸方向に延伸されるため、結晶粒子が繊維状となり靭性や強度の面において優れた機械的特性を発揮する。
しかしながら、貴金属チップを構成する結晶粒子が柱軸方向に延伸されているため、柱軸方向においては割れや欠けが生じやすい。特に、発明者等の検討によると、イリジウムが70重量%以上含有される貴金属チップは、外力を受けた際に変形して外力を貴金属チップ自身が吸収することが難しく、割れや欠けが特に生じやすい。そして、この割れや欠けにより貴金属チップの火花放電ギャップを形成する先端面の面積が減少すると、火花放電が残存部分にて集中して行われるため、貴金属チップの火花消耗が早まり、火花放電ギャップが増加しやすくなるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、イリジウムを使用した円柱形状の貴金属チップの割れや欠けの発生を低減し、耐久性を向上することができるスパークプラグを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のスパークプラグは、中心電極と、軸線方向に貫通する軸孔を有し、前記中心電極を前記軸孔の先端側で保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の径方向周囲を取り囲み、前記絶縁碍子を保持する主体金具と、一端部が前記主体金具に結合し、他端部が前記中心電極の先端部に対向する接地電極と、前記中心電極の先端部と前記接地電極の他端部との対向する部位の少なくともいずれか一方に自身の基端面が接合された円柱形状の貴金属チップとを備え、前記貴金属チップは、イリジウム、または、少なくともイリジウムを70重量%以上含有する合金からなり、且つ、前記貴金属チップを構成する結晶粒子が、前記貴金属チップの柱軸方向に沿って延伸されているスパークプラグにおいて、前記貴金属チップは、直径が0.3mm以上0.8mm以下であり、前記貴金属チップの前記基端面とは反対側の対向面の外周縁に、面取り長さが0.01mm以上、且つ、前記貴金属チップの半径に対する面取り長さの割合が0.3未満である面取り部が形成されてなることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のスパークプラグは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記貴金属チップの硬度は、ビッカース硬さHVで500以上であることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグは、請求項1または2に記載の発明の構成に加え、前記貴金属チップは、プラチナ、ルテニウム、またはロジウムを第2添加成分として含有する合金からなることを特徴とする。
請求項1に係る発明のスパークプラグは、火花放電ギャップを形成する中心電極と接地電極とが対向する部位の少なくともいずれか一方に円柱形状の貴金属チップの基端面が接合され、その貴金属チップの基端面とは反対側の対向面の外周縁に、面取り部が形成されてなる。この貴金属チップはイリジウム、または、少なくともイリジウムを70重量%以上含有する合金からなるために、外力を受けた際に変形して外力を吸収することがし難い。さらに、この貴金属チップを構成する結晶粒子が柱軸方向に延伸されているため、柱軸方向においては、割れや欠けが生じやすい。ところが、本発明のようにイリジウムを使用した円柱形状の貴金属チップにおける対向面の外周縁部分に面取り部が形成されてなることで、該外周縁部分にかかる外力が一点に集中せずに分散させることができ、貴金属チップに割れや欠けが生じることを抑制することができる。よって、貴金属チップの火花消耗や酸化消耗を低減し、耐久性を向上させることができる。なお、この貴金属チップの柱軸方向とは、貴金属チップの先端面と基端面とを通る直線の延長方向のことである。
そして、貴金属チップに形成されてなる面取り部は、その面取り長さが0.01mm未満であれば、上記効果を得ることができず、面取り長さが不十分である。そこで、面取り部は、面取り長さが0.01mm以上となることで、貴金属チップの外周縁部分に外力を受けた場合に外力を分散させることができ、貴金属チップの割れや欠けを抑制できる。また、貴金属チップの半径に対する面取り長さの割合を0.3未満とした。面取り長さの割合が0.3以上であった場合、貴金属チップの対向面の面積が小さくなるため、火花放電が行われた際に対向面上の火花放電が行われる部位が集中しやすくなって、その部位の消耗が激しくなり、耐久性が低下する。しかし、上記のように面取り長さの割合を0.3未満としたことで、対向面の面積を十分に確保することができ、貴金属チップの耐久性を向上させることができる。
さらに、貴金属チップの直径は、0.3mm以上、0.8mm以下であることが好ましい。貴金属チップの直径を上記範囲とすることで、放電電圧を低下させることができ、有効に着火性を向上することができる。貴金属チップの直径が0.3mm未満であると、貴金属チップによるスパークプラグの耐消耗性を向上することができないことがある。一方、0.8mmを超えると、貴金属チップが大きくなり、上記効果を得ることができないことがある。
また、硬度がビッカース硬さHVで500以上となるイリジウムを使用した貴金属チップは、外力を受けた際に変形して外力を吸収することが難しく、外周縁部分で割れ、欠けが特に生じやすい。そこで、請求項2のような貴金属チップの硬度がビッカース硬さHVで500以上となる貴金属チップに、本発明を用いることで、有効に割れ、欠けを低減することができる。よって、火花消耗や酸化消耗を抑制し、耐久性を向上させることができる。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグでは、請求項1または2に係る発明の効果に加え、貴金属チップが、プラチナ、ルテニウム、またはロジウムを第2添加成分として含有する合金とすることがよい。周知のようにイリジウムは融点は高いが、高温での酸化消耗が起こりやすい。そこでスパークプラグの貴金属チップの素材としてイリジウムにさらにプラチナ、ルテニウム、またはロジウムを用いることで、耐消耗性に優れた貴金属チップを提供することができる。
以下、本発明を具体化したスパークプラグの実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1,図2を参照して、本実施の形態におけるスパークプラグの一例としてのスパークプラグ100の構造について説明する。図1は、スパークプラグ100の部分断面図である。図2は、貴金属チップ30,90の先端部分の断面図である。なお、図1に示す軸線O方向(図中一点鎖線Oで示す)において、中心電極2が設けられた側をスパークプラグ100の先端側とし、端子金具4が設けられた側を後端側として説明する。
図1に示すように、スパークプラグ100は、概略、絶縁体を構成する絶縁碍子1と、この絶縁碍子1を保持する主体金具5と、絶縁碍子1内に軸線O方向に延びるようにして保持された中心電極2と、主体金具5の先端面57に一端部を溶接され、他端部が中心電極2の先端部22に対向する接地電極60と、絶縁碍子1の上端部に設けられた端子金具4とから構成されている。
まず、このスパークプラグ100の絶縁体を構成する絶縁碍子1について説明する。絶縁碍子1は筒形状を有し、周知のようにアルミナ等を焼成して形成される。この絶縁碍子1の先端部(軸線O方向における先端側の端部)には、内燃機関の燃焼室に曝される脚長部13が設けられている。また、絶縁碍子1の軸中心には軸線O方向に延びる軸孔12が形成される。
中心電極2は、絶縁碍子1の軸孔12に保持され、銅からなる軸と、インコネル(商標名)600または601等のニッケル系合金等で軸を覆う表層とからなる構造を有している。中心電極2の先端部22は絶縁碍子1の先端面から突出しており、先端側に向かって径小となるように形成されている。その先端部22の先端面には柱状の貴金属チップ30が、その柱軸方向を中心電極2の軸線O方向に沿わせて抵抗溶接、レーザ溶接等により溶接されている。また、中心電極2は、軸孔12の内部に設けられたシール体14および抵抗体3を経由して、上方の端子金具4に電気的に接続されている。そして端子金具4には高圧ケーブル(図示外)がプラグキャップ(図示外)を介して接続され、外部回路から高電圧が印加されるようになっている。
次に、主体金具5について説明する。主体金具5は絶縁碍子1を保持し、図示外の内燃機関にスパークプラグ100を固定するためのものである。主体金具5は、絶縁碍子1を取り囲むようにして保持している。主体金具5は低炭素鋼材で形成され、図示外のスパークプラグレンチが嵌合する工具係合部51と、図示外の内燃機関上部に設けられたエンジンヘッドに螺合するねじ部52とを備えている。
さらに主体金具5は、工具係合部51の後端側にかしめ部53を有し、かしめ部53をかしめることにより、段部56に絶縁碍子1が板パッキン8を介して支持されることで、主体金具5と絶縁碍子1とが一体にされる。かしめによる密閉を完全なものとするため、主体金具5と絶縁碍子1との間に環状のリング部材6,7が介在され、リング部材6,7の間にはタルク(滑石)9の粉末が充填されている。また、主体金具5の中央部には鍔部54が形成され、ねじ部52の後端側近傍、すなわち、鍔部54の座面55にはガスケット10(薄板を折りたたんだ環状のパッキン)が嵌挿されている。
次に、接地電極60について説明する。接地電極60は、耐腐食性の高い金属から構成され、一例として、インコネル(商標名)600または601等のニッケル合金が用いられる。この接地電極60は自身の長手方向の横断面が略長方形を有しており、一端部62が主体金具5の先端面57に溶接により接合(結合)されている。また、接地電極60の他端部61は、中心電極2の先端部22に対向するように屈曲されており、貴金属チップ90が抵抗溶接、レーザ溶接等により接合されている。この中心電極2に対向する側の面である接地電極60の他端部61の内面63は、中心電極2の軸線O方向に略直交している。そして、接地電極60の内面63に突設された円柱状の貴金属チップ90の対向面91は、中心電極2の貴金属チップ30の対向面31に対向され、両者間で火花放電ギャップが形成される。
次に、図2を参照して、貴金属チップ30,90について説明する。なお、貴金属チップ30と貴金属チップ90は寸法以外は同様の構成であるので、両者について同一の図面を用いて説明することとする。貴金属チップ30,90は、耐消耗性に優れたイリジウムを70重量%以上含有する合金からなり、プラチナ、ルテニウム、またはロジウムが第2添加成分として添加されている。具体的には、Ir−5重量%Pt、Ir−11重量%−8重量%Rh−1重量%Ni、Ir−20重量%Rhである。そして、図2に示すように、円柱状の貴金属チップ30,90の対向面31,91の外周縁、すなわち、対向面31,91と側周面33,93とがなす稜角部分にはR面取り加工が施され、面取り部32,92が形成されている。本実施の形態では、面取り部32,92の面取り長さを0.01mm以上で、且つ、貴金属チップ30,90の対向面の半径に対する面取り長さの割合を0.3未満としている。なお、面取り長さとは、面取り加工を施すことによって傾斜あるいは湾曲した部分を所定の面側に投影した場合に、その所定の面における面取り加工を施した部分の長さをいう。例えば、貴金属チップ30,90の対向面31,91側に投影した場合では、対向面31,91の径方向における面取り部32,92の長さ(図2においてrで示す。)をいう。このように、イリジウムを使用した円柱形状の貴金属チップ30,90における対向面31,91の外周縁部分に面取り部32,92が形成されてなることで、貴金属チップの割れ、欠けが生じることを低減し、耐久性を向上させることができる。
また、本実施の形態の貴金属チップ30,90は、その直径が0.3mm以上、0.8mm以下となるように構成されていることで放電電圧を低下させることができ着火性が向上する。
ここで、上記構成のスパークプラグ100に使用される貴金属チップ30,90の製造方法について図3,図4を参照して説明する。図3は、貴金属チップ30,90の製造方法の例を模式的に示す図である。図4は、貴金属チップ30,90の組織の例を模式的に示す図である。
本実施の形態の貴金属チップ30,90を作成するには、まず、図3に示すように、貴金属チップ30,90の主成分となるイリジウムに、第2添加成分としてプラチナ、ルテニウム、またはロジウムの少なくとも一種を配合し、さらに必要に応じてその他の成分(ニッケル、パラジウム、タングステン等)を配合して原料粉末110を生成する(配合処理)。次にこの原料粉末110を溶解炉にて溶解し、溶解体120を得る(溶解処理)。そして、溶解体120を圧延し、柱軸方向に引き延ばすことで丸棒状の素材131(図4参照)を得る(圧延処理)。さらに、丸棒状の素材131を伸線ダイス130のダイス穴を通すことで、断面が円形でその直径が0.3mm以上、0.8mm以下となるように引き延ばした線状の素材135を得る(成形処理)。この線状の素材135を所定の長さで切断し、さらに、バレル(図示外)を用いて両方の端面に面取り加工を施すことで、面取り部32,92(図2参照)が形成された円柱状の貴金属チップ30,90を得る(切断処理)。
このようにして生成される貴金属チップ30,90は、図3における圧延処理、成形処理によって引き延ばされ素材135として成形された際に、これを構成する結晶粒子(すなわち、イリジウムを主成分とする金属結晶粒子)が、図4に示すように、柱軸方向に延伸された繊維状をなす。このため、靭性や強度の面において優れた機械的特性を発揮することができるが、繊維方向、すなわち結晶粒子が延伸された柱軸方向においては、割れや欠けが生じやすい。特に、貴金属チップ30,90の稜角部分に外力が加わった場合に、割れや欠けが発生する可能性が高くなるため、これを低減するために本実施の形態では面取り部32,92を形成した。これにより、貴金属チップの割れ、欠けを有効に低減することができ、耐久性を向上させる。
[実施例1]
次に、この面取り部32,92による割れや欠けの発生の低減に対する効果を確認するため、貴金属チップ30,90の半径(R)と面取り部32,92の面取り長さ(r)との関係について調べた。まず、図5に示すように、面取り長さ(r)と割れや欠けの発生率との関係について評価を行った。この評価を行うための試験は、中心電極2に貴金属チップ30を接合し絶縁碍子1に挿入、保持した中心電極付き絶縁体を、先端側を下向きに30cmの高さから角度70度の斜面を滑らせて落下させ、貴金属チップ30を着地面に激突させて行った。このとき、貴金属チップ30の大きさ(直径×高さ(mm))と面取り長さ(r(mm))との各組み合わせごとに1000個のサンプルを用意して試験を行った。そして、貴金属チップ30の対向面31の面積の10%以上の部分に割れや欠けが生じていたものについて割れ欠けが発生したとして、その発生率について調べた。なお、貴金属チップ30の対向面31の面積の10%以上の部分の割れとは、対向面31を上面から見たときに、亀裂が入ることにより分かれた2つの面のうち、面積の小さい面が、割れが生じる前の貴金属チップ30の対向面31の面積の10%以上であることを指す。また、この場合の対向面31の面積とは、貴金属チップ30の直径から算出される面取り部形成前の対向面のことを指す。
直径0.6mm(半径0.3mm)、高さ0.8mmの貴金属チップ30に面取り長さ(r)がそれぞれ0.005,0.01,0.02,0.08,0.1(mm)の面取り部32を形成した各サンプルについて、割れ欠けの発生率はそれぞれ、15.0,1.0,0.4,0.5,0.1(%)であった。また、直径0.4mm(半径0.2mm)、高さ0.6mmの貴金属チップ30に面取り長さ(r)がそれぞれ0.005,0.01,0.02,0.08,0.1(mm)の面取り部32を形成した各サンプルについて、割れ欠けの発生率はそれぞれ、20.0,3.0,0.6,0.5,0.3(%)であった。そして、直径0.7mm(半径0.35mm)、高さ0.5mmの貴金属チップ30に面取り長さ(r)がそれぞれ0.005,0.01,0.02,0.05,0.08,0.1(mm)の面取り部32を形成した各サンプルについて、割れ欠けの発生率はそれぞれ、13.0,0.9,0.3,0.3,0.1,0.0(%)であった。
この結果から、面取り長さを大きくするほど、割れ欠けの発生率が低下する傾向にあることがわかった。面取り長さを大きくすれば、貴金属チップ30の対向面31と側周面33とがなす稜角部分を形成する部位が貴金属チップ30の全体に対して少なくなる。すなわち、貴金属チップ30を全体から見た場合に、面取り長さを大きくするほど面取り部32が稜角部分とはみなされない。貴金属チップ30が外力を受けてもその外力が分散されて割れや欠けが発生しにくくなる。面取り長さを0.01mm以上にすれば割れ欠けの発生率を3%以下に抑えることができる。
[実施例2]
次に、図6に示すように、貴金属チップの割れや欠けの発生の有無による火花放電による貴金属チップの消耗について評価した。この評価を行うための試験は、実施例1で評価したスパークプラグ100のうち、図6に示す大きさおよび面取り長さの条件を満たす貴金属チップ30が接合されているものより、割れや欠けが生じたものと生じなかったものを無作為に抽出して行った。そして、窒素雰囲気中にて0.4MPaの圧力をかけ、火花周波数60Hzにて200時間の火花放電を行った。そして試験後に、試験前と比べて火花放電ギャップが増加した量(長さ(mm))を調べた。
直径0.6mm(半径0.3mm)、高さ0.8mm、面取り長さ(r)0.005mmの貴金属チップ30が接合されたスパークプラグ100で、貴金属チップ30に割れや欠けが生じていないものと、生じたものとの試験後の火花放電ギャップの増加量はそれぞれ、0.02mm,0.10mmとなった。また、上記と同じ大きさで面取り長さ0.08mmの貴金属チップ30を使用したスパークプラグ100において、貴金属チップ30に割れや欠けが生じていないものと、生じたものとでは、試験後の火花放電ギャップの増加量はそれぞれ、0.03mm,0.11mmとなった。さらに、直径0.7mm(半径0.35mm)、高さ0.5mm、面取り長さ0.005mmの貴金属チップ30を使用したスパークプラグ100で、貴金属チップ30に割れや欠けが生じていないものと、生じたものとでは、試験後の火花放電ギャップの増加量はそれぞれ、0.01mm,0.09mmとなった。
この結果から明らかに、割れや欠けが生じた貴金属チップ30は、火花放電における耐久性が低下して消耗しやすくなるということがわかった。これは、割れや欠けが発生した位置に出現した稜角部分に集中して火花放電が行われるため、消耗しやすくなるからである。また、貴金属チップ30に面取り加工を施しても、火花放電における耐久性には影響しないということも確認できた。
[実施例3]
次に、図7に示すように、貴金属チップの先端面の大きさと面取り長さとの関係について評価を行った。この評価を行うための試験は、大気雰囲気中にて0.6MPaの圧力をかけ、火花放電の発生を500回行った。このとき、火花放電ギャップは1.05mmに設定した。実施例1と同様、貴金属チップ30の大きさ(ここでは半径R(mm))と面取り長さ(r(mm))との各組み合わせごとに50個のサンプルを用意して試験を行った。そして、測定した放電電圧の平均値が12KV未満であれば優良として「○」、12KV以上、5KV未満であれば良として「△」、15KV以上であれば不良として「×」の評価を行った。
半径0.3mm(直径0.6mm、高さ0.8mm)の貴金属チップ30に面取り長さ(r)がそれぞれ0.005,0.01,0.02,0.07,0.08,0.09,0.1(mm)の面取り部32を形成した各サンプルについて、放電電圧に対する評価はそれぞれ、○,○,○,○,△,×,×となった。このとき、各サンプルの貴金属チップ30の対向面31の半径(R)に対する面取り長さ(r)の割合、すなわち、面取り長さ(r)と半径(R)との比率(r/R)はそれぞれ、0.017,0.033,0.067,0.233,0.267,0.300,0.333となる。同様に、半径0.2mm(直径0.4mm、高さ0.6mm)の貴金属チップ30に面取り長さ(r)がそれぞれ0.005,0.01,0.04,0.05,0.06,0.08(mm)の面取り部32を形成した各サンプルについて、放電電圧に対する評価はそれぞれ、○,○,○,△,×,×となった。このとき、各サンプルの面取り長さ(r)と半径(R)との比率(r/R)はそれぞれ、0.025,0.050,0.200,0.250,0.300,0.400となる。
この結果から、面取り長さ(r)と半径(R)との比率(r/R)が0.3以上となると、放電電圧が高くなる。また、貴金属チップ30の対向面31の面積が小さくなって放電面積が減少するため、火花放電が行われる部位が集中することとなり、その部位の消耗が激しくなる。これにより、火花放電ギャップが増加しやすくなり、耐久性が低下する可能性がある。このため、面取り長さ(r)と半径(R)との比率(r/R)が0.3未満であることが望ましい。さらには、0.25未満であれば放電電圧を12KV未満とすることができ、より好適である。
[実施例4]
最後に、図8に示すように、貴金属チップのビッカース硬さと割れ欠けの発生率との関係について評価を行った。この評価を行うための試験は、ビッカース硬さの異なる複数の貴金属チップ30のそれぞれに、面取り加工を施したものと、施さなかったものとを用意し、実施例1と同様の落下試験、および評価方法により行った。
面取り長さ0.005mmの面取り部32を形成した、硬度がビッカース硬さHVで490,505,530,600の4種類の貴金属チップ30(直径0.6mm、高さ0.8mm)の割れ欠けの発生率は、それぞれ、10.0,13.0,15.0,17.0(%)であった。また、面取り長さを0.02mmとした、硬度がビッカース硬さHVで490,505,530,600の4種類の貴金属チップ30(大きさについては上記同様である。)の割れ欠けの発生率はそれぞれ、0.8,0.6,0.4,0.2(%)であった。
この結果から、面取り加工を施さない貴金属チップ30では、硬度が高いものほど割れや欠けが発生しやすい。これは硬度が低いものほど外力を変形によって分散吸収することができるからである。しかし、貴金属チップ30に面取り加工を施すことで、割れ欠けの発生率が低減した。特に硬度がビッカース硬さHVで500より大きい場合に、面取り加工の効果が顕著に現れた。すなわち、面取り加工を施すことによって外力が一点に集中しなければ、もともと硬いものほど割れや欠けが発生しにくくなるということがわかった。
上記実施例1〜4は、中心電極2に接合した貴金属チップ30を用いて行ったが、接地電極60に接合する貴金属チップ90についても同様のチップを用いることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、面取り部32,92について、本実施の形態ではいわゆるR面取りを施したが、C面取りを施してもよい。また、中心電極2および接地電極60のそれぞれに貴金属チップ30,90を設けたが、いずれか一方の電極に設けていてもよい。また、本実施の形態では、バレルを用いて貴金属チップ30の両方の端面に面取り加工を施したが、いずれか一方に面取り加工を施してもよい。ただし、その場合、面取り加工を施していない端面を中心電極または接地電極に接合する。
本発明は、イリジウムを含有した貴金属チップを用いるスパークプラグに適用することができる。
スパークプラグ100の部分断面図である。 貴金属チップ30,90の先端部分の断面図である。 貴金属チップ30,90の製造方法の例を模式的に示す図である。 貴金属チップ30,90の組織の例を模式的に示す図である。 面取り長さと割れ欠けの発生率との関係について評価を行った結果を示す表である。 貴金属チップの割れや欠けの発生の有無による火花放電による貴金属チップの消耗について評価を行った結果を示す表である。 貴金属チップの先端面の大きさと面取り長さとの関係について評価を行った結果を示す表である。 貴金属チップのビッカース硬さと割れ欠けの発生率との関係について評価を行った結果を示す表である。
1 絶縁碍子
2 中心電極
5 主体金具
12 軸孔
22 先端部
60 接地電極
61 他端部
62 一端部
30,90 貴金属チップ
31,91 対向面
32,92 面取り部
100 スパークプラグ

Claims (3)

  1. 中心電極と、軸線方向に貫通する軸孔を有し、前記中心電極を前記軸孔の先端側で保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の径方向周囲を取り囲み、前記絶縁碍子を保持する主体金具と、一端部が前記主体金具に結合し、他端部が前記中心電極の先端部に対向する接地電極と、前記中心電極の先端部と前記接地電極の他端部との対向する部位の少なくともいずれか一方に自身の基端面が接合された円柱形状の貴金属チップとを備え、
    前記貴金属チップは、イリジウム、または、少なくともイリジウムを70重量%以上含有する合金からなり、且つ、前記貴金属チップを構成する結晶粒子が、前記貴金属チップの柱軸方向に沿って延伸されているスパークプラグにおいて、
    前記貴金属チップは、直径が0.3mm以上0.8mm以下であり、
    前記貴金属チップの前記基端面とは反対側の対向面の外周縁に、面取り長さが0.01mm以上、且つ、前記貴金属チップの半径に対する面取り長さの割合が0.3未満である面取り部が形成されてなることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記貴金属チップの硬度は、ビッカース硬さHVで500以上であることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 前記貴金属チップは、プラチナ、ルテニウム、またはロジウムを第2添加成分として含有する合金からなることを特徴とする請求項1または2に記載のスパークプラグ。
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