JP2005203110A - スパークプラグの製造方法およびスパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】 複合電極チップの軸線方向を長くしたときでも生産コストを増加させることなく着火性をより向上することができるスパークプラグの製造方法およびスパークプラグを提供する。
【解決手段】 スパークプラグの接地電極に接合する複合電極チップ90は、貴金属チップ92を中間部材93に接合し(チップ接合工程)、その側周面98を切削することで(チップ切削工程)、細く長く形成される。そして、側周面98の非切削部分(一点鎖線A−A’で示す。)にて中間部材93を切断して設けた鍔部95は(チップ切断工程)、その外径が側周面98の切削部分の外径より大きいので、接合面97が広いため、抵抗溶接によって接地電極の内面に接合しても十分な接合を行うことができる(チップ接合工程)。また、複合電極チップ90を貴金属チップ92と中間部材93とから形成したことで、貴金属の使用量を低減できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、火花放電を行う電極にチップを接合した内燃機関用のスパークプラグの製造方法およびスパークプラグに関するものである。
従来、内燃機関には点火のためのスパークプラグが用いられている。このスパークプラグでは、一般的には、中心電極が挿設された絶縁碍子を保持する主体金具の燃焼室側の先端部に接地電極を溶接して、接地電極の他端部を中心電極の先端部と対向させて、火花放電ギャップを形成している。そして、中心電極と接地電極との間で火花放電が行われる。さらに、中心電極と接地電極との火花放電ギャップを形成している部位に、耐火花消耗性向上のための貴金属チップが形成されている。
ところで、上記スパークプラグの中心電極または接地電極に貴金属チップを接合する方法として特許文献1の様なものがある。この特許文献1では、棒状の中間部材(耐蝕性非貴金属性部材)の先端にチップ状の貴金属チップ(耐火花消耗電極材)を接合している。このとき、貴金属チップよりも中間部材の径が大きく設けられており、レーザ溶接時のビーム照射を接合部の斜め上方から行って、両者の接合を確実なものとしている。そして接合により形成された複合電極チップ(複合電極材)の中間部材側を切断し、その切断部分を抵抗溶接によって接地電極(外側電極)に接合している。このように中間部材を介して貴金属チップを接地電極に接合させることで両者の接合を強固なものとしている。
特許第3426051号公報
ところで、最近では、エンジンの更なる高性能化の要求が高まりつつあり、スパークプラグにおいても、更なる着火性の向上が求められている。この着火性の向上のために、接地電極に接合された貴金属チップの中心電極と対向する対向面と接地電極の他端部における中心電極と対向する側の面である他端部内面との軸線方向の距離(以下、「突き出し量」ともいう。)を大きくし、且つ貴金属チップの外径を小さくすることが有効である。これは、中心電極と接地電極(または貴金属チップ)とにより形成される火花放電ギャップにできた火炎核が、スワール等により成長しようとする。ところが、突き出し量が少ないと火炎核の成長する過程において、この火炎核が温度の低い接地電極に接触し、火炎核の成長が阻害され(以下、「消炎作用」ともいう。)、燃料空気への着火性が悪くなる。また、貴金属チップの外径が大きいと、貴金属チップ自身によって消炎作用が起こり、着火性が悪くなる。そこで、突き出し量が大きく、且つ外径が小さい貴金属チップを接地電極本体に接合し、火炎核の成長を促進させたスパークプラグの構造が多く採用されている。
そこで、特許文献1の製造方法を採用して上記のようなスパークプラグを作成する場合には、複合電極チップの軸線方向の長さを長くする必要がある。そのためには、貴金属チップの軸線方向を長くすることが考えられるが、貴金属チップの材料の量を増やす必要があり、生産コストの増加を招くという問題があった。また、貴金属チップの軸線方向の長さを長くせずに中間部材を軸線方向に長くすることも考えられるが、貴金属チップの外径よりも大きい外径の中間部材が火花放電ギャップに近づくため、着火性が低下するおそれがあった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、複合電極チップの軸線方向を長くしたときでも生産コストを増加させることなく着火性をより向上することができるスパークプラグの製造方法およびスパークプラグを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のスパークプラグの製造方法は、中心電極と、軸線方向に軸孔を有し、前記中心電極を前記軸孔で保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の周囲を取り囲み、前記絶縁碍子を保持する主体金具と、一端部が前記主体金具に接合された電極母材の他端部に、複数の金属からなり、前記中心電極と対向する柱状の複合電極チップを有する接地電極とを備えるスパークプラグの製造方法であって、柱状の中間部材の先端に、チップ状の貴金属チップを接合し、前記複合電極チップを形成するチップ形成工程と、少なくとも、前記貴金属チップと前記中間部材の先端部とが同径となるように、前記チップ形成工程において形成された前記複合電極チップの側周面を切削するチップ切削工程と、前記チップ切削工程において形成した前記複合電極チップの前記中間部材の後端面を、前記接地電極の前記電極母材の他端部における前記中心電極と対向する側の面である他端部内面に対し、抵抗溶接により接合するチップ接合工程とを備えている。
また、請求項2に係る発明のスパークプラグの製造方法は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記チップ切削工程では、前記複合電極チップの外径が、前記チップ形成工程において形成された前記複合電極チップの外径よりも小径となるように、前記複合電極チップの側周面の切削が行われることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグの製造方法は、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記チップ切削工程では、前記複合電極チップの前記貴金属チップの先端から前記中間部材の一部にかけての前記複合電極チップの前記側周面の切削が行われ、前記チップ接合工程では、前記チップ切削工程において切削されなかった前記複合電極チップの部分にて、前記接地電極の前記他端部内面に接合することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のスパークプラグの製造方法は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記チップ切削工程において側周面が切削された前記複合電極チップの前記中間部材側を、その軸線方向と直交する平面にて切断して接合面を形成するチップ切断工程を有し、前記チップ接合工程では、前記チップ切断工程において形成した前記複合電極チップの前記接合面を前記接地電極の前記他端部内面に接合することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明のスパークプラグの製造方法は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記貴金属チップは、イリジウムを主成分とし、ロジウム、プラチナ、ニッケル、タングステン、パラジウム、ルテニウム、オスミウムのうち少なくとも一つが添加された合金からなることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明のスパークプラグの製造方法は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記貴金属チップは、プラチナを主成分とし、ロジウム、イリジウム、ニッケル、タングステン、パラジウム、ルテニウム、オスミウムのうち少なくとも一つが添加された合金からなることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明のスパークプラグの製造方法は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記中間部材は、前記貴金属チップの熱膨張率より大きく、前記電極母材の熱膨張率以下の熱膨張率を有することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明のスパークプラグは、請求項1乃至7のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法により製造されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明のスパークプラグの製造方法では、チップ形成工程にて、中間部材の先端に貴金属チップを接合して複合電極チップを形成し、チップ溶接工程にて、その複合電極チップの中間部材の後端面を接地電極の他端部内面に接合している。これにより、中間部材を介して貴金属チップを接地電極に接合させることができ、両者の接合を強固なものとしている。
さらに、請求項1に係る発明のスパークプラグの製造方法では、少なくとも貴金属チップと中間部材の先端部とが同径となるように、チップ形成工程にて形成された複合電極チップの側周面を切削するチップ切削工程を備える。このため、貴金属チップの軸線方向を長くする必要がない。よって、生産コストの増加を招くことがない。また、貴金属チップの外径よりも大きい外径の中間部材が火花放電ギャップに近づくこともないため、着火性が低下することがない。つまり、本発明のスパークプラグの製造方法により、複合電極チップの軸線方向を長くしたときでも(突き出し量を大きくしたときでも)、生産コストを増加させることなく、着火性をより向上することができる。
なお、チップ切削工程では、複合電極チップ全体を切削してもよいし、貴金属チップおよび中間部材の先端部を同径に切削してもよい。更には、中間部材(具体的には、中間部材の先端部)または貴金属チップのうち、大径の部材を小径の部材にあわせるように貴金属チップのみ、または中間部材(または中間部材の先端部)のみを切削してもよい。更には、貴金属チップと中間部材とが同径の場合、貴金属チップと中間部材とを溶接した際、その溶接部にばりが生じる場合があるが、切削工程にてそのばりのみを切削してもよい。
また、請求項2に係る発明のスパークプラグの製造方法では、請求項1に係る発明の効果に加え、複合電極チップの側周面をチップ形成工程の複合電極チップの外径よりも小径に切削することで、複合電極チップを細くすることができ、複合電極チップによる消炎作用をさらに低減し、着火性を向上させることができる。
また、請求項3に係る発明のスパークプラグの製造方法では、請求項2に係る発明の効果に加え、複合電極チップの側周面の非切削部分にて接地電極に接合することで、切削部分よりも外径の大きな部分を形成し、その部分を接地電極との接合に利用することができる。つまり、接合面を広くすることができるので、複合電極チップを抵抗溶接にて接地電極に接合しても十分に強固な接合ができる。
また、複合電極チップを放電部に溶接する場合には、複合電極チップの中間部材側と貴金属チップ側とを識別する必要がある。しかしながら、上記従来の複合電極チップは小さいため、中間部材側と貴金属チップ側との識別が困難である。そこで、本発明のように、切削部分に対して大径となる非切削部分を設けることで、中間部材側と貴金属チップ側との識別が確実にでき、有効に複合電極チップを接地電極に取り付けることができる。
また、請求項4に係る発明のスパークプラグの製造方法では、請求項1乃至3のいずれかに係る発明の効果に加え、側周面が切削された複合電極チップの中間部材側を、その軸線方向と直交する平面にて切断して接合面を形成し、その接合面を接地電極の他端部内面に接合することで、複合電極チップの軸線方向の長さを一定にすることができ、容易にスパークプラグの火花放電ギャップを形成することができる。
また、請求項5に係る発明のスパークプラグの製造方法では、請求項1乃至4のいずれかに係る発明の効果に加え、火花放電を行う貴金属チップを、イリジウムを主成分とし、ロジウム、プラチナ、ニッケル、タングステン、パラジウム、ルテニウム、オスミウムのうち少なくとも一つが添加された合金より形成すれば、耐消耗性に優れた効果を発揮させることができる。
また、請求項6に係る発明のスパークプラグの製造方法では、請求項1乃至4のいずれかに係る発明の効果に加え、火花放電を行う貴金属チップを、プラチナを主成分とし、ロジウム、イリジウム、ニッケル、タングステン、パラジウム、ルテニウム、オスミウムのうち少なくとも一つが添加された合金より形成すれば、耐消耗性に優れた効果を発揮させることができる。
また、請求項7に係る発明のスパークプラグの製造方法では、請求項1乃至6のいずれかに係る発明の効果に加え、貴金属チップと中間部材との接合部分や、中間部材と接地電極との接合部分における歪みを低減し、強固な接合を行うことができる。
また、請求項8に係る発明のスパークプラグは、複合電極チップの軸線方向を長くしたときでも(突き出し量を大きくしたときでも)、生産コストを増加させることなく、着火性をより向上することができる。
以下、本発明を具体化したスパークプラグの製造方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、図1,図2を参照して、本実施の形態におけるスパークプラグの一例としてのスパークプラグ100の構造について説明する。図1は、スパークプラグ100の部分断面図である。図2は、スパークプラグ100の火花放電ギャップ付近の要部拡大断面図である。
図1に示すように、スパークプラグ100は、概略、絶縁体を構成する絶縁碍子1と、絶縁碍子1の軸線O方向略中央部に設けられ、この絶縁碍子1を保持する主体金具5と、絶縁碍子1内に軸線O方向に保持された中心電極2と、主体金具5の先端面57に一端部を溶接され、他端部が中心電極2の先端部22に対向する接地電極60と、中心電極2の上端部に設けられた端子金具4とから構成されている。
次に、このスパークプラグ100の絶縁体を構成する絶縁碍子1について説明する。絶縁碍子1は、周知のようにアルミナ等を焼成して形成されており、その後端部(図1における上部)には、沿面距離を稼ぐためのコルゲーション11が形成されている。また、絶縁碍子1の先端部(図1における下部)には、内燃機関の燃焼室に曝される脚長部13が設けられている。さらに、絶縁碍子1の軸中心には中心貫通孔12が形成され、この中心貫通孔12には中心電極2が保持されている。中心電極2は、インコネル(商標名)600または601等のニッケル系合金等からなる電極母材21を少なくとも表層部に有している。なお、中心貫通孔12が、本発明における「軸孔」に相当する。
中心電極2の先端部22は絶縁碍子1の先端面から突出しており、先端側に向かって径小となるように狭窄状に形成されている。その先端部22の先端面には、柱状の電極チップ23が、中心電極2の軸線O方向に溶接されている。また、中心電極2は、中心貫通孔12の内部に設けられたシール体14およびセラミック抵抗3を経由して、上方の端子金具4に電気的に接続されている。そして端子金具4には高圧ケーブル(図示外)がプラグキャップ(図示外)を介して接続され、高電圧が印加されるようになっている。
次に、主体金具5について説明する。図1に示すように、主体金具5は、絶縁碍子1を保持し、図示外の内燃機関にスパークプラグ100を固定するためのものである。絶縁碍子1は主体金具5に囲まれて支持されている。主体金具5は低炭素鋼材で形成され、図示外のスパークプラグレンチが嵌合する工具係合部である六角部51と、図示外の内燃機関上部に設けられたエンジンヘッドに螺合するねじ部52とを備えている。このねじ部52の規格の一例としては、M14等が用いられる。主体金具5は、かしめ部53をかしめることにより、段部56に絶縁碍子1が板パッキン8を介して支持されて主体金具5と絶縁碍子1とが一体にされる。かしめによる密閉を完全なものとするため、主体金具5と絶縁碍子1との間に環状のリング部材6,7が介在され、リング部材6,7の間にはタルク(滑石)9の粉末が充填されている。また、主体金具5の中央部には鍔部54が形成され、ねじ部52の後端部側(図1における上部)近傍、すなわち、鍔部54の座面55にはガスケット10が嵌挿されている。なお、六角部51の対辺寸法は、一例として16mmであり、主体金具5の座面55から先端面57までの長さは、一例として19mmである。
次に、接地電極60について説明する。接地電極60は電極母材64に複合電極チップ90が接合された構成となっている。電極母材64は、耐腐食性の高い金属から構成され、一例として、インコネル(商標名)600または601等のニッケル合金が用いられる。この電極母材64は自身の長手方向の横断面が略長方形を有しており、一端部(基部62)が主体金具5の先端面57に溶接により接合されている。また、電極母材64の他端部(先端部61)は、中心電極2の先端部22に対向するように屈曲されている。この中心電極2に対向する側の面である電極母材64の先端部61の内面63は、中心電極2の軸線O方向に略直交している。
図2に示すように、電極母材64の内面63には円柱状の複合電極チップ90が突設され、その複合電極チップ90の先端面91が、中心電極2の電極チップ23の先端面24に対向されている。複合電極チップ90は、電極母材64の内面63に接合された中間部材93と、その先端に接合された貴金属からなる貴金属チップ92とから構成される。
複合電極チップ90の先端に設けられた貴金属チップ92は、中心電極2の電極チップ23との間で火花放電ギャップを形成するため、その一例として、本実施の形態では耐消耗性に優れたプラチナを主成分として、少なくとも10質量%以上のロジウムを含むプラチナ−ロジウム合金が用いられている。なお、この複合電極チップ90には、プラチナを主成分として、少なくとも20質量%以上のイリジウム、ニッケル、タングステン、パラジウム、ルテニウム、オスミウムのうち少なくとも一つが添加された合金を用いてもよい。あるいは、イリジウムを主成分として、少なくとも20質量%以上のロジウム、プラチナ、ニッケル、タングステン、パラジウム、ルテニウム、オスミウムのうち少なくとも一つが添加された合金を用いてもよい。
また、中間部材93は、本実施の形態では、プラチナ−ニッケル合金製である。この中間部材93は、プラチナ−ロジウム合金からなる貴金属チップ92の熱膨張率より大きく、ニッケル合金からなる接地電極60の電極母材64の熱膨張率以下の熱膨張率を有する。貴金属チップ92より融点の低い中間部材93であれば、電極母材64に対して後述する抵抗溶接による接合を行っても、貴金属チップ92を直接電極母材64に接合する場合と比べ、より強固な接合を行うことができる。
このような構成の接地電極60の形成は、図3〜図6に示す工程によって行われる。図3は、貴金属チップ92と中間部材93とを接合する前の状態を示す図である。図4は、貴金属チップ92と中間部材93とをレーザ溶接によって接合した状態を示す図である。図5は、貴金属チップ92と中間部材93とが接合された複合電極チップ90の側周面98を切削した状態を示す図である。図6は、複合電極チップ90を切断して鍔部95を形成した状態を示す図である。
まず、図3に示すように、所定の径を有する柱状の中間部材93の一端に、ほぼ同径の貴金属チップ92が仮固定される。なお、貴金属チップ92の厚みは0.4mmとなっている。この仮固定は、例えば抵抗溶接によって行ってもよい。次に、図4に示すように、貴金属チップ92と中間部材93との接触部分に図示外のレーザ光が照射され、レーザ溶接による両者の接合が行われる(チップ形成工程)。例えば周知のYAGレーザが、中間部材93の軸に対して直交する方向から、貴金属チップ92と中間部材93との接触部分に、その側周の全周にわたって照射される。これにより、貴金属チップ92の材料と中間部材93の材料とが混ざり合った溶融部94が形成され、両者が接合されることで複合電極チップ90が形成される。なお、貴金属チップ92と中間部材93との接合は、抵抗溶接によって行ってもよい。しかし、一般的に貴金属は融点が高いため、溶け込み深度の深いレーザ溶接によって貴金属チップ92を中間部材93に接合すれば、溶融部94における両者の材料の混ざり具合が大きくなり、抵抗溶接よりも強固な接合を行うことができる。
次いで、図5に示すように、複合電極チップ90の側周面98の切削が行われる(チップ切削工程)。このとき、複合電極チップ90の軸線方向において、貴金属チップ92が接合された側の端部より中間部材93の一部にかけての側周面98が切削される。本実施の形態では、複合電極チップ90は、先端面91となる貴金属チップ92の先端より中間部材93へ向かって略0.8mm、外径が0.6mmの円柱状に切削される。このチップ切削工程を経ることで、貴金属チップ92と中間部材93の一部とが同径となる。これにより、複合電極チップ90の軸線O方向を長くしたときでも、貴金属チップ92の軸線方向を長くする必要がない。よって、生産コストの増加を招くことがない。また、貴金属チップ92の外径よりも大きい外径の中間部材93が火花放電ギャップに近づくこともないため、後述する形成後のスパークプラグ100の着火性が向上する。さらに、複合電極チップ90の外径が、チップ形成工程の複合電極チップ90の外径よりも小径となるように、複合電極チップ90の側周面98を切削しているので、複合電極チップ90を細くでき、さらに、形成後のスパークプラグ100の着火性が向上する。また、チップ形成工程にて貴金属チップ92の軸線と中間部材93の軸線とが一致せずに溶接されたとしても、複合電極チップ90の側周面98を切削することで、貴金属チップ92の軸線と中間部材93の軸線とが一致した新たな軸線を形成することができる。
そして、チップ切削工程において側周面98の切削が行われなかった中間部材93の部位にて、軸線方向と直交する平面(接合面97)によって、複合電極チップ90の切断が行われる(チップ切断工程)。本実施の形態では、図中一点鎖線A−A’で示す、複合電極チップ90の先端面91より軸線方向に沿って略1mm離れた位置において、中間部材93が切断される。これにより、複合電極チップ90には、側周面98が切削されていない略0.2mmの厚みの鍔部95が形成される。
このようにして段状に形成された複合電極チップ90は、図6に示すように、鍔部95を除く円柱部分が溶接装置(図示外)のチップチャック99に挟まれて保持される。このとき、鍔部95が形成されたことによって、複合電極チップ90をチップチャック99に保持する向きが特定される。そして、電極母材64の先端部61の内面63に対して接合面97が押圧された状態で、複合電極チップ90の内面63への抵抗溶接が行われる(チップ接合工程)。複合電極チップ90の鍔部95の外径は、チップ切削工程において側周面98が切削された部分の断面の外径よりも大きい。すなわち、抵抗溶接時に電極母材64の内面63に対して接合される接合面97が、側周面98が切削された部分の断面よりも大径となるため、鍔部95を形成しなかった場合よりも強固な接合が可能となる。よって、生産コストのかかるレーザ溶接を行わずとも、抵抗溶接によって十分な接合を行うことができる。さらに、複合電極チップ90の根元部分、すなわち鍔部95と、柱部分とは、切削により形状が異なるだけの同一部材であるので、接合による場合とは異なり剥離することはない。さらに、複合電極チップ90に鍔部95を形成しているので、中間部材93側と貴金属チップ92側との識別が確実にできる。よってチップ接合工程にて複合電極チップ90を溶接装置(図示外)にセットする向きが特定されるので、有効に複合電極チップを接地電極に取り付けることができる。
また、前述したように、中間部材93の熱膨張率は貴金属チップ92の熱膨張率より大きく、電極母材64の熱膨張率以下となっている。中間部材93と電極母材64との接合を行った場合、熱膨張率の差が小さいため、貴金属チップ92と電極母材64とを接合する場合と比べると、接合部分における両者の歪みは小さい。また、中間部材93の融点は貴金属チップ92よりも低いため、レーザ溶接よりもエネルギーの低い抵抗溶接によって中間部材93と電極母材64との接合を行っても十分な接合を行うことができる。
そして、上記したチップ接合工程は、電極母材64の基部62が接合部58に溶接された状態で、その屈曲がなされる前に行われる。そして、電極母材64に複合電極チップ90が接合された後には、図2に示すように、複合電極チップ90の先端面91が中心電極2の電極チップ23の先端面24に対向するように電極母材64が屈曲され、スパークプラグ100が完成する。こうして製造されるスパークプラグ100は、複合電極チップ90が長く形成されるため、電極チップ23と複合電極チップ90とで形成される火花放電ギャップから電極母材64の内面63が離れる。よって、消炎作用が起こりにくくなり、着火性が向上する。複合電極チップ90が細く形成されるため、複合電極チップ90自体による消炎作用も低減される。
なお、本発明は上記実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、中間部材93の材料として、電極母材64と同じインコネル(登録商標)を使用してもよい。この場合、中間部材93と電極母材64との間の熱膨張率に差がないため両者を抵抗溶接によって接合しても十分に接合することができる。しかし、貴金属チップ92と中間部材93との間の熱膨張率の差が大きくなるため、両者間の接合を、より強固に接合することが可能なレーザ溶接によって行えばよい。
また、チップ切削工程において、図5に示すように、複合電極チップ90の側周面98を切削する際に、本実施の形態では鍔部95の側周面については切削を行わなかったが、図7に示すように、鍔部96としてテーパー状に切削してもよい。このとき、チップ切断工程では、鍔部96のテーパー部分ではない中間部材93の非切削部(図中一点鎖線B−B’で示す)において切断してもよいし、あるいは、鍔部96のテーパー部分(図中一点鎖線C−C’で示す)で切断してもよい。
また、本実施の形態では、複合電極チップ90は円柱としたが、角柱でもよいし、角錐あるいは円錐であってもよい。
本発明は、スパークプラグに限られず、平面に柱状のチップを溶接して接合する各種の加工物に対し、本実施の形態の製造方法を適用することができる。
スパークプラグ100の部分断面図である。 スパークプラグ100の火花放電ギャップ付近の要部拡大断面図である。 貴金属チップ92と中間部材93とを接合する前の状態を示す図である。 貴金属チップ92と中間部材93とをレーザ溶接によって接合した状態を示す図である。 貴金属チップ92と中間部材93とが接合された複合電極チップ90の側周面98を切削した状態を示す図である。 複合電極チップ90を切断して鍔部95を形成した状態を示す図である。 複合電極チップ90の変形例を示す図である。
符号の説明
1 絶縁碍子
2 中心電極
5 主体金具
12 中心貫通孔
60 接地電極
61 先端部
63 内面
64 電極母材
90 複合電極チップ
92 貴金属チップ
93 中間部材
97 接合面
98 側周面
100 スパークプラグ

Claims (8)

  1. 中心電極と、軸線方向に軸孔を有し、前記中心電極を前記軸孔で保持する絶縁碍子と、前記絶縁碍子の周囲を取り囲み、前記絶縁碍子を保持する主体金具と、一端部が前記主体金具に接合された電極母材の他端部に、複数の金属からなり、前記中心電極と対向する柱状の複合電極チップを有する接地電極とを備えるスパークプラグの製造方法であって、
    柱状の中間部材の先端に、チップ状の貴金属チップを接合し、前記複合電極チップを形成するチップ形成工程と、
    少なくとも、前記貴金属チップと前記中間部材の先端部とが同径となるように、前記チップ形成工程において形成された前記複合電極チップの側周面を切削するチップ切削工程と、
    前記チップ切削工程において形成した前記複合電極チップの前記中間部材の後端面を、前記接地電極の前記電極母材の他端部における前記中心電極と対向する側の面である他端部内面に対し、抵抗溶接により接合するチップ接合工程と
    を備えたことを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  2. 前記チップ切削工程では、前記複合電極チップの外径が、前記チップ形成工程において形成された前記複合電極チップの外径よりも小径となるように、前記複合電極チップの側周面の切削が行われることを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグの製造方法。
  3. 前記チップ切削工程では、前記複合電極チップの前記貴金属チップの先端から前記中間部材の一部にかけての前記複合電極チップの前記側周面の切削が行われ、前記チップ接合工程では、前記チップ切削工程において切削されなかった前記複合電極チップの部分にて、前記接地電極の前記他端部内面に接合することを特徴とする請求項2に記載のスパークプラグの製造方法。
  4. 前記チップ切削工程において側周面が切削された前記複合電極チップの前記中間部材側を、その軸線方向と直交する平面にて切断して接合面を形成するチップ切断工程を有し、
    前記チップ接合工程では、前記チップ切断工程において形成した前記複合電極チップの前記接合面を前記接地電極の前記他端部内面に接合することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法。
  5. 前記貴金属チップは、イリジウムを主成分とし、ロジウム、プラチナ、ニッケル、タングステン、パラジウム、ルテニウム、オスミウムのうち少なくとも一つが添加された合金からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法。
  6. 前記貴金属チップは、プラチナを主成分とし、ロジウム、イリジウム、ニッケル、タングステン、パラジウム、ルテニウム、オスミウムのうち少なくとも一つが添加された合金からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法。
  7. 前記中間部材は、前記貴金属チップの熱膨張率より大きく、前記電極母材の熱膨張率以下の熱膨張率を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のスパークプラグの製造方法により製造されたことを特徴とするスパークプラグ。
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