JP2007250344A - 内燃機関用スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】混合気の流入阻害を抑制し、もって着火性の低下防止を図るとともに、耐久性の向上を図ることのできる内燃機関用スパークプラグを提供する。
【解決手段】スパークプラグ100は、主体金具1と、絶縁体2と、中心電極3と、接地電極4とを備えている。接地電極4は、主体金具1の先端面に接合され一定の幅を有する断面略矩形状の基部41と、基部41よりも先端側に位置する断面円形状の幅狭部42と、基部41及び幅狭部42間に位置し、断面形状が長手方向に沿って徐変するテーパ部43とを具備する。基部41の断面積は3mm2以上であり、幅狭部42の幅(直径D)は1.0mm以上2.0mm以下である。幅狭部42のうち最も基部41側の部位γが、軸線方向において、絶縁体2の先端面αと中心電極3の先端面βとの間に位置するよう設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関に使用されるスパークプラグに関するものである。
自動車エンジン等の内燃機関用のスパークプラグは、例えば中心電極と、その外側に設けられた絶縁体と、当該絶縁体の外側に設けられた筒状の主体金具と、基端部が前記主体金具の先端部に接合された接地電極とを備える。接地電極は、断面略矩形状をなし、その先端部内側面が前記中心電極の先端面と対向するように配置され、これにより中心電極の先端部及び接地電極の先端部間に火花放電間隙が形成される。
主体金具の外周面には図示しないねじ部が形成されている。スパークプラグは、当該ねじ部においてエンジンのシリンダヘッドに螺着されることで、取り付けられる。ところで、スパークプラグの取付状態において、混合気が接地電極の背面に直接当たるような位置関係になった場合、接地電極が混合気の火花放電間隙への流入を阻害するおそれがある。その結果、火花放電間隙への混合気の到達が困難となり、着火性が低下してしまうおそれがある。
これに対し、接地電極の主体金具側の部位(基部)の幅を比較的大きくするとともに、先端側を比較的幅狭な幅狭部とする技術がある(例えば、特許文献1参照)。このように先端側を比較的幅狭とすることで、混合気が接地電極の背面に直接当たるような位置関係になった場合でも、混合気の火花放電間隙への流入阻害をある程度抑制できる。また、上記特許文献1に記載された技術では、基部側の幅、ひいては断面積が大きいものとなるため、主体金具に対する接合強度を高めることができ、しかも、断面積が大きい分、所謂放熱性の向上を図ることができる。結果として、ある程度の耐久性の向上が図られる。
特表2004−521473号公報
しかしながら、上記特許文献に記載された技術では、幅狭部のうち最も基部側の位置が、絶縁体の先端面よりも基端側に位置しており、放熱性の向上を図る上では限界があるのも事実である。一方で、闇雲に幅の大きい基部の区間(長さ)を増大させたのでは、幅狭部の区間(長さ)を短くせざるを得ず、混合気の火花放電間隙への流入阻害を招いてしまい、着火性の低下を招いてしまう。なお、混合気の流入阻害を招くということは、火炎の広がり(燃焼スペース)が阻害されることにもつながり、かかる意味でも着火性に支障を来すことになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、混合気の流入阻害を抑制し、もって着火性の低下防止を図るとともに、耐久性の向上を図ることのできる内燃機関用スパークプラグを提供することにある。
以下、上記課題等を解決するのに適した各構成を項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果等を付記する。
構成1.本構成のスパークプラグは、軸線方向に延びる棒状の中心電極と、前記中心電極の外周に設けられた略円筒状の絶縁体と、前記絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、基端部が前記主体金具の先端面に接合され、先端部が前記中心電極の先端面と対向するように配置された接地電極とを備え、
前記中心電極の先端面及び前記接地電極の先端部間に火花放電間隙を有する内燃機関用スパークプラグであって、
前記接地電極は、
前記主体金具の先端面に接合された基部と、
前記基部よりも先端側に位置し、前記中心電極と前記接地電極とが重なる方向にみたときに、前記軸線方向と直交する方向において前記基部よりも幅狭の略一定の幅を有し、かつ、前記中心電極側とは反対側の背面に凸状の湾曲面を有する幅狭部とを有し、
前記幅狭部の幅を1.0mm以上2.0mm以下とするとともに、前記基部の断面積を3.0mm2以上とし、
前記幅狭部のうち最も基部側の部位が、前記軸線方向において前記絶縁体の先端面と前記中心電極の先端面との間に位置することを特徴とする。
なお、接地電極及び中心電極のうち少なくとも一方に、例えば貴金属チップが設けられていてもよい。中心電極に貴金属チップが設けられている場合には、相対向する貴金属チップと接地電極本体との間で火花放電間隙が形成され、接地電極に貴金属チップが設けられている場合には、相対向する貴金属チップと中心電極本体との間で火花放電間隙が形成され、双方に貴金属チップが設けられている場合には、相対向する貴金属チップ同士の間で火花放電間隙が形成される。また、いずれにも貴金属チップが設けられない場合には、中心電極先端面と接地電極内側面との間で火花放電間隙が形成される。
さらに、「幅」とあるのは、中心電極と接地電極とが重なる方向にみたときに、前記軸線方向と直交する方向における幅を指す。
加えて、基部と幅狭部との間に、両者を連結する連結部(例えばテーパ部)を設けることとしてもよい。
また、接地電極の幅狭部は、必ずしも断面円形である必要はなく、中心電極側とは反対側の背面に凸状の湾曲面を有していればよい。少なくとも背面が丸みを帯びていれば、混合気が接地電極の内側に廻り込んで、火花放電間隙に混合気が到達しやすくなるからである。
上記構成1によれば、接地電極のうち主体金具の先端面に接合された側が、断面積3.0mm2以上と、幅狭部に比べ断面積の大きい略一定の幅を有する基部となっている。このため、当該基部側ほど、主体金具への熱の移動が円滑に行われ、もって接地電極が冷却されやすくなる。従って、所謂「熱引き」が良くなり、高速運転時等において接地電極温度が上昇してしまうことによる不具合、すなわち、耐酸化性や耐火花摩耗性等の耐久性の低下を抑制できる。一方、基部の断面積が3.0mm2未満の場合には、十分な放熱性が得られないおそれがあり、耐酸化性や耐火花摩耗性等の耐久性の低下を招いてしまうおそれがある。
また、前記幅狭部は、その幅が2.0mm以下であるとともに、中心電極側とは反対側の背面に凸状の湾曲面を有する。このため、混合気が接地電極の背面に直接当たるような位置関係になった場合であっても、混合気が接地電極の内側に廻り込んで、火花放電間隙に混合気が到達しやすい。結果として、着火性の低下を防止することができる。一方、幅狭部の幅が2.0mmを超える場合には、背面に凸状の湾曲面を有することの効果が得られにくく混合気の流入阻害を招いてしまうおそれがある。但し、幅狭部の幅は1.0mm以上である必要がある。幅狭部の幅が1.0mm未満の場合には、たとえ基部が存在しても十分な放熱が図られないおそれがある。
その上、構成1では、幅狭部のうち最も基部側の部位が、軸線方向において絶縁体の先端面と中心電極の先端面との間に位置する。すなわち、基部の区間を比較的小さくせざるを得なかった従来技術に比べ、基部の区間を比較的大きくすることで、放熱性の向上が図られている。構成1では、幅狭部の幅を2.0mm以下とするとともに、幅狭部が、中心電極側とは反対側の背面に凸状の湾曲面を有しているからこそ、上記のように、基部の区間を比較的多く設定したとしても着火性の低下を招くことがないのである。すなわち、構成1にあっては、幅狭部が、中心電極側とは反対側の背面に凸状の湾曲面を有しており、その幅を1.0mm以上2.0mm以下にするとともに、基部の断面積を3.0mm2以上とし、幅狭部のうち最も基部側の部位が絶縁体の先端面と、中心電極の先端面との間に位置するという構成を具備しているからこそ、着火性の低下防止を図るとともに、耐久性の向上を図ることができるのである。
構成2.本構成のスパークプラグは、軸線方向に延びる棒状の中心電極と、前記中心電極の外周に設けられた略円筒状の絶縁体と、前記絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、基端部が前記主体金具の先端面に接合され、先端部が前記中心電極の先端面と対向するように配置された接地電極とを備え、
前記中心電極の先端面及び前記接地電極の先端部間に火花放電間隙を有する内燃機関用スパークプラグであって、
前記接地電極は、断面略長円形状、断面略楕円形状、又は、断面略矩形状をなす金属製の棒状体が捻られて構成されており、
前記中心電極と前記接地電極とが重なる方向にみたときに、前記軸線方向と直交する方向における幅が、
前記主体金具の先端面に接合された基部においては、厚みよりも大きく、
前記中心電極の先端部と対向する先端部においては、厚みよりも小さいことを特徴とする。
構成2によれば、接地電極のうち、主体金具の先端面に接合された基部においては、厚みよりも幅が大きいため、接合可能な面積が限られている主体金具端面に対する接合強度を高めることができる。その結果、耐久性の向上が図られる。
一方、接地電極のうち、中心電極の先端部と対向する先端部においては、厚みよりも幅が小さい。このため、混合気が接地電極の背面に直接当たるような位置関係になった場合であっても、混合気の流入が阻害されにくく、火花放電間隙に混合気が到達しやすい。結果として、着火性の低下を防止することができる。
さらに、構成2では、断面略長円形状、断面略楕円形状、又は、断面略矩形状をなす金属製の棒状体が捻られることで、上記の基部と先端部とが形成される。このため、接地電極を部分的に細くしたり、太くしたりするために、切削、押出、スウェージングといった比較的煩雑な加工を施さなくて済む。すなわち、比較的簡易な捻り加工を施すことで、上述した特性が得られることから、製造に際しての工数低減等を図ることができるという効果も奏される。
構成3.本構成のスパークプラグは、上記構成2において、前記接地電極は、捻り部において略90度捻られているとともに、屈曲部にて中心方向へ屈曲させられており、
前記捻り部は、屈曲部よりも基部側に位置していることを特徴とする。
構成3によれば、屈曲部に捻り部が存在していないため、設計や実際の加工について、捻り、屈曲に関し、それぞれ独立したものとすることができる。結果として、製造上の煩雑化を抑制でき、製造上の誤差の低減を図ることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態のスパークプラグ100は、主体金具1と、絶縁体2と、中心電極3と、接地電極4とを備えている。また、特に符号を付さないが、絶縁体2の後端側には抵抗体やガラスシール体を介して中心電極3に電気的に接続された接続端子等を備えている。主体金具1は筒状をなしており、その内側に絶縁体2が滑石(タルク)やパッキン等を介して保持されている。絶縁体2の先端部は主体金具1から突出している。また、中心電極3は、先端に設けられた貴金属チップ31を突出させた状態で絶縁体2の内側に設けられている。さらに、接地電極4は、前記主体金具1の先端面に対しその基端面が溶接されているとともに、長手方向中間位置の屈曲部5において中心方向へ屈曲させられている。そして、接地電極4は、その先端部内側面が前記中心電極3の先端面と対向するように配置されている。当該接地電極4の内側面には、前記貴金属チップ31に対向する貴金属チップ32が設けられている。そして、これら貴金属チップ31と貴金属チップ32との間の隙間が火花放電間隙33となっている。
前記絶縁体2は、例えばアルミナからなるセラミック焼結体により構成され、その内部には自身の軸方向に沿って中心電極3が配置されるための孔部6が形成されている。また、主体金具1は、低炭素鋼等の金属により円筒状に形成されており、スパークプラグ100のハウジングを構成するとともに、その外周面には、スパークプラグ100を図示しないエンジンのシリンダヘッドに取り付けるためのねじ部7が形成されている。
また、接地電極4の本体部は、外層4A及び内層4Bからなる2層構造となっている。外層4Aは、ニッケル合金等で構成されている。これに対し、内層4Bは、ニッケル合金よりも良熱伝導性金属(例えば銅を主体とする金属材料や、前記ニッケル合金よりも熱伝導性に優れる高純度ニッケル等)で構成されている。本実施形態では、後述する基部41の存在に加えて、当該内層4Bの存在によっても、熱引き性(放熱性)の向上が図られている。尚、本実施形態では、中心電極3の本体部もまた、外層及び内層の2層構造を具備している。
また、上記中心電極3側の貴金属チップ31は、例えばイリジウムを主成分とし、10質量%の白金、3質量%のロジウム、及び1質量%のニッケルを含有する貴金属合金により構成されている。さらに、接地電極4側の貴金属チップ32は、例えば白金を主成分とし、20質量%のイリジウム、5質量%のロジウムを含有する貴金属合金により構成されている。但し、これらの素材構成はあくまでも例示であって、何ら限定されるものではない。各貴金属チップ31,32は、主体金具3又は接地電極4に対し、それぞれの接合面外縁部に沿って所定形状(例えば円柱形状)のチップをレーザ溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接等によって固着することにより形成されている。
尚、本実施形態では両電極3,4共に貴金属チップ31,32が設けられているが、接地電極4又は中心電極3の一方にのみ貴金属チップが設けられていてもよい。中心電極3にのみ貴金属チップ31が設けられている場合には、相対向する貴金属チップ31と接地電極4との間で火花放電間隙が形成され、接地電極4にのみ貴金属チップ32が設けられている場合には、相対向する貴金属チップ32と中心電極3との間で火花放電間隙が形成される。これに対し、いずれにも貴金属チップを設けないこととしてもよい。この場合には、中心電極3先端面と接地電極4内側面との間で火花放電間隙が形成される。
さて、図1,2,3に示すように、本実施形態において、前記接地電極4は、主体金具1の先端面に接合され一定の幅を有する基部41と、基部41よりも先端側に位置する断面円形状の幅狭部42と、前記基部41及び幅狭部42間に位置し、断面形状が長手方向に沿って徐変するテーパ部43とを具備している。但し、本実施形態における「幅」は、中心電極3と接地電極4とが重なる方向にみたときに、軸線方向(図1の上下方向)と直交する方向における幅を指す。前記基部41は、幅L1が2.7mm、厚さT1が1.3mmの断面矩形状をなしており、その断面における断面積は約3.5mm2となっている。また、幅狭部42は、直径Dが1.3mmの丸棒状をなし、その中間に前記屈曲部5を有している。なお、必ずしも上記数値に拘泥されるものではなく、基部41は、その断面積が3mm2以上であり、幅狭部42は、その幅(直径D)が1.0mm以上2.0mm以下であればよい。
さらに、本実施形態では、幅狭部42のうち最も基部41側の部位γが、前記軸線方向において絶縁体2の先端面αと、中心電極3の先端面βとの間に位置するよう設定されている。ここにいう中心電極3の先端面βというのは、中心電極3に貴金属チップ31が設けられている場合、貴金属チップ31の先端面を指し、貴金属チップが設けられていない場合には、中心電極3本体部の先端面を指す。
ここで、上記のように構成されてなるスパークプラグ100の製造方法について簡単に説明する。まず、主体金具1を予め加工しておく。すなわち、円柱状に形成された金属素材(例えばS15CやS25Cといった鉄系素材やステンレス素材)を冷間鍛造加工により貫通孔を形成し、概形を製造する。その後、切削加工を施すことで外形を整え、主体金具中間体を得る。
続いて、主体金具中間体の先端部位に、接地電極の中間体が抵抗溶接される。ここで溶接される接地電極中間体は、未だ屈曲前の直棒状のものであって、なおかつ、先端側の幅狭部42及びテーパ部43に相当する部位に関しては、最終製品よりも幾分大きい断面積を有するものである。より詳しくは、本実施形態における接地電極中間体は、全長において基部41と同一の断面形状を有するものである。当該接地電極中間体は、例えば次のようにして得られる。すなわち、内層4Bを構成する銅芯を、外層4Aを構成するニッケル合金カップ内に封入して芯鞘構造をなすカップ材を制作する。そして、当該カップ材を、ダイス等を用いた押出成形を施すことにより、幾分細径化するとともに、断面形状が前記基部41の断面形状となるよう成形された接地電極中間体を得る。
尚、前記抵抗溶接に際してはいわゆる「ダレ」が生じるので、その「ダレ」を除去した後、前記接地電極中間体に関し、スウェージング加工が施される。これにより、接地電極中間体の先端部が丸く、細径化されることとなり、上述した幅狭部41が形成される。接地電極中間体は、主体金具中間体端面に既に溶接されているので、当該スウェージング加工に際しては、主体金具中間体が保持された状態でスウェージングが実施される。つまり、保持するに際し、十分な長さが確保されていることから、安定したスウェージング加工を行うことができ、作業性の向上が図られる。
スウェージング加工後、主体金具中間体の所定部位に、ねじ部7が転造によって形成される。これにより、接地電極4の溶接された主体金具1が得られる。接地電極4の溶接された主体金具1には、亜鉛メッキ或いはニッケルメッキが施される。尚、耐食性向上を図るべく、その表面に、さらにクロメート処理が施されることとしてもよい。
さらに、接地電極4の先端部には、上述した貴金属チップ32が、抵抗溶接やレーザ溶接等により接合される。尚、溶接をより確実なものとするべく、当該溶接に先だって溶接部位のメッキ除去が行われたり、或いは、メッキ工程に際し溶接予定部位にマスキングが施されたりする。また、当該チップの溶接を、後述する組付けの後に行うこととしてもよい。
一方、前記主体金具1とは別に、絶縁体2を成形加工しておく。例えば、アルミナを主体としバインダ等を含む原料粉末を用い、成形用素地造粒物を調製し、これを用いてラバープレス成形を行うことで、筒状の成形体が得られる。得られた成形体に対し、研削加工が施され整形される。そして、整形されたものが焼成炉へ投入され焼成されることで、絶縁体2が得られる。
また、前記主体金具1、絶縁体2とは別に、中心電極3を製造しておく。すなわち、Ni系合金が鍛造加工され、その中央部に放熱性向上を図るべく銅芯が設けられる。そして、その先端部には、上述した貴金属チップ31が、抵抗溶接やレーザ溶接等により接合される。
そして、上記のようにして得られた貴金属チップ31が接合された中心電極3と、図示しない端子金具とが、やはり図示しないガラスシールによって前記絶縁体2の孔部6へ封着固定される。ガラスシールとしては、一般的にホウ珪酸ガラスと金属粉末とが混合されて調製されたものが用いられる。そして先ず中心電極3を絶縁体2の孔部6へ挿通した状態とし、前記調製されたシール材が絶縁体2の孔部6に注入された後、後方から前記端子金具が押圧された状態とした上で、焼成炉内にて焼き固められる。尚、このとき、絶縁体2の後端側の胴部表面には釉薬層が同時に焼成されることとしてもよいし、事前に釉薬層が形成されることとしてもよい。
その後、上記のようにそれぞれ作製された中心電極3及び端子金具を備える絶縁体2と、接地電極4を備える主体金具1とが組付けられる。より詳しくは、比較的薄肉に形成された主体金具1の後端部に対し、冷間加締めや熱間加締めが行われることで、周方向から絶縁体2の一部が主体金具1に取り囲まれるようにして保持される。
そして、最後に、接地電極4の先端部(幅狭部42)を屈曲させることで、中心電極3(の貴金属チップ31)及び接地電極4(の貴金属チップ32)間の前記火花放電間隙33を調整する加工が実施される。
このように一連の工程を経ることで、上述した構成を有するスパークプラグ100が製造される。
以上のとおり、本実施形態によれば、接地電極4のうち主体金具1の先端面に接合された側が、断面積3.0mm2以上と、幅狭部42に比べ断面積の大きい基部41となっている。このため、当該基部41において、放熱が図られる。このため、所謂「熱引き」が良くなり、高速運転時等において接地電極温度が上昇してしまうことによる不具合、すなわち、耐酸化性や耐火花摩耗性等の耐久性の低下を抑制できる。
また、先端側の幅狭部42は、その幅が2.0mm以下であるとともに、断面円形状をなしている。このため、図3に示すように、混合気が接地電極4の背面に直接当たるような位置関係になった場合であっても、混合気が幅狭部42の内側に廻り込んで、火花放電間隙に混合気が到達しやすい。結果として、着火性の低下を防止することができる。
その上、本実施形態では、幅狭部42のうち最も基部41側の部位γが、軸線方向において、絶縁体2の先端面αと中心電極3の先端面βとの間に位置するよう設定されている。すなわち、本実施形態では、基部41の区間を比較的大きくすることで、放熱性の向上が図られる。
ここで、闇雲に基部の区間増大を図ったのでは、混合気の火花放電間隙への流入阻害を招くこととなってしまう。本実施形態では、幅狭部42の幅を2.0mm以下とするとともに、幅狭部42が断面円形状をなしているからこそ、上記のように、基部の区間を比較的多く設定したとしても着火性の低下を招くことがないのである。すなわち、本実施形態にあっては、幅狭部42が、断面円形状をなし、その幅を1.0mm以上2.0mm以下にするとともに、基部の断面積を3.0mm2以上とし、幅狭部42のうち最も基部41側の部位γが、軸線方向において絶縁体2の先端面αと中心電極3の先端面βとの間に位置するという構成を具備しているからこそ、着火性の低下防止を図るとともに、耐久性の向上を図ることができるのである。
次に、上述した作用効果を確認するべく、各種条件を変更することで種々のサンプルを作製し、種々の評価を試みた。その実験結果を以下に記す。
先ず第1に、基部の高さを種々異ならせた接地電極のサンプルを、幅狭部に相当する先端部の断面形状が円形のものと、基部同様矩形状のものとについてそれぞれ作成した。尚、各サンプルはテーパ部を具備しておらず、基部の高さが幅狭部の最も基部側の高さと一致している。また、基部の断面積及び幅、並びに、幅狭部(先端部)の幅は、全サンプルにつき一定とした。そして、各サンプルを具備するスパークプラグを、混合気が接地電極の背面に直接当たるような位置関係としたうえで、着火限界空燃比(A/F)を計測した。その結果を図4のグラフに示す。但し、グラフ中、横軸の高さ3cmの位置が、丁度絶縁体の先端面αに相当し、横軸の高さ5cmの位置が、丁度中心電極の先端面βとなるように設定した。尚、着火限界空燃比の計測にあたっては、点火装置に組み付けた評価試験対象の各サンプル(スパークプラグ)を試験用チャンバに取り付け、この試験用チャンバ内を大気とプロパンとを混合してなる評価混合気で充満し、スパークプラグを放電させ、混合気の着火の有無を確認する。尚、この試験用チャンバ内にはファンが取り付けられ、スパークプラグを放電させる際には接地電極の背面から火花放電間隙へ混合気の流れが生じるようにファンを作動させている。この計測を各サンプルに対して種々混合比(空燃比)を変更するごとに10回試み、2回失火が発生した時点での混合比を着火限界空燃比とした。
同図に示すように、いずれのサンプルにおいても、幅狭部の断面が矩形状よりも円形状のほうが着火限界空燃比が良好であることがわかる。また、幅狭部の断面が円形状の場合には、基部の高さ(幅狭部の最も基部側の高さ)が、絶縁体の先端面αと中心電極の先端面βとの間にあるサンプルの着火限界空燃比はいずれも16.5であった。これに対し、断面円形状であっても、幅狭部の最も基部側の高さが中心電極の先端面βよりも高くなると、着火限界空燃比が低下してしまった。一方、幅狭部の断面が矩形状の場合には、基部の高さ(幅狭部の最も基部側の高さ)が、絶縁体の先端面αよりも高くなった時点で、15.5となり、それより高くなると、さらに着火限界空燃比が低下してしまった。従って、断面円形状の幅狭部を有し、幅狭部の最も基部側の高さ位置が絶縁体の先端面αと中心電極の先端面βとの間に存在することで、着火性の低下防止が図られるといえる。
次に、基部の幅を一定にするとともに、幅狭部に相当する先端部の断面形状を円形状とし、幅狭部の幅(径)を種々異ならせた接地電極のサンプルを作成した。尚、各サンプルはテーパ部を具備しておらず、また、基部の高さ、及び、幅狭部(先端部)の高さ(区間)は、全サンプルにつき一定とした。そして、各サンプルを具備するスパークプラグを、混合気が接地電極の背面に直接当たるような位置関係としたうえで、着火限界空燃比(A/F)を計測した。その結果を図5のグラフに示す。尚、ここでの着火限界空燃比の計測も、上記と同様の手法で行った。
同図に示すように、幅狭部(先端部)の幅が、0.5mm、1.0mmの場合には着火限界空燃比はいずれも17.0であり、幅が、1.5mm、2.0mmの場合には着火限界空燃比はいずれも16.5であった。これに対し、幅が、2.5mmの場合には着火限界空燃比は15.5にまで低下してしまった。このことから、幅狭部(先端部)が断面円形状であっても、その幅が2.0mmを超えると、着火限界空燃比の低下度合いが大きくなってしまう、つまり、着火性の低下を招いてしまうといえる。
次に、基部の断面積及び幅狭部(先端部)の幅(直径)を種々異ならせた接地電極のサンプルを作成した。尚、各サンプルはテーパ部を具備しておらず、基部の高さ、並びに、幅狭部(先端部)の高さ(区間)は、全サンプルにつき一定とした。そして、各サンプルを具備するスパークプラグをエンジンに取付け、接地電極が最も高温になるといわれている高回転高負荷状態を一定時間維持した(具体的には、4気筒1600ccのエンジンにスパークプラグを取付け、5500rpmのスロットル全開でエンジンを駆動させ接地電極先端温度を測定した)。そして、接地電極先端の最も高い温度が1000℃以下か否かについての判定を行った。その結果を表1に示す。但し、表中、○印は接地電極先端の最も高い温度が1000℃以下であったことを示し、×印は接地電極先端の最も高い温度が1000℃を超えたことを示す。ここで、1000℃を境に評価することとしたのは、一般に1000℃を超えると耐酸化性や耐火花消耗性等の耐久性が極端に悪化することが経験的に知られていることによる。すなわち、表中、○印の場合には、耐久性が低下しにくく、×印の場合には耐久性が低下しやすいと評価することができる。
Figure 2007250344
表1に示すように、幅狭部の幅が1mm以上2mm以下のサンプルについては、基部の断面積が3.0mm2以上であれば、接地電極先端の最も高い温度が1000℃以下となった。一方、基部の断面積が3.0mm2であっても、幅狭部の幅が1mm未満のサンプルについては、接地電極先端の最も高い温度が1000℃を超えてしまった。また、基部の断面積が3.0mm2未満のサンプルは、幅狭部の幅が2mmのサンプルを除いて、接地電極先端の最も高い温度が1000℃を超えてしまった。従って、幅狭部の幅が1mm以上2mm以下であり、基部の断面積が3.0mm2以上であれば、放熱性の向上を図ることができるといえる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図面を参照しつつ説明する。但し、本実施形態において、上記第1実施形態と重複する構成については同一の符号を付す等してその説明を省略するとともに、以下には、相違点を中心として説明することとする。図6,7に示すように、本実施形態のスパークプラグ200も、主体金具1と、絶縁体2と、中心電極3と、接地電極51とを備えている。本実施形態では、接地電極51の構成が、第1実施形態と大きく相違している。
すなわち、接地電極51は、断面矩形状をなす金属製の棒状体が捻られて構成されており、捻り部50を境に、主体金具1の先端面に接合された側の基部52においては、厚みT21よりも幅L21が大きく、中心電極3の先端部と径方向(周方向)において対向する先端部53においては、厚みT22よりも幅L22が小さくなっている。
本実施形態では、接地電極51は、捻り部50において略90度捻られているとともに、屈曲部60にて中心方向へ屈曲させられている。そして、捻り部50は、屈曲部60よりも基部52側に位置している。
かかる構成を具備する本第2実施形態によれば、接地電極51のうち、主体金具1の先端面に接合された基部52においては、厚みT21よりも幅L21が大きいため、接合可能な面積が限られている主体金具1端面に対する接合強度を高めることができる。その結果、耐久性の向上を図ることができる。
一方、接地電極4のうち、先端部53においては、厚みT22よりも幅L22が小さい。このため、図7に示すように混合気が接地電極の背面に直接当たるような位置関係になった場合であっても、混合気の火花放電間隙33への流入が阻害されにくく、火花放電間隙33に混合気が到達しやすい。結果として、着火性の低下を防止することができる。
さらに、本実施形態の接地電極51においては、断面略矩形状をなす金属製の棒状体が捻られることで、上記の基部52と先端部53とが形成される。このため、接地電極を部分的に細くしたり、太くしたりするために、切削、押出、スウェージングといった比較的煩雑な加工を施さなくて済む。すなわち、比較的簡易な捻り加工を施すことで、上述した特性が得られることから、製造に際しての工数低減等を図ることができるという効果も奏される。
その上、捻り部50は、屈曲部60よりも基部52側に位置している。つまり、屈曲部60に捻り部50が存在していないため、設計や実際の加工について、捻り、屈曲に関し、それぞれ独立したものとすることができる。結果として、製造上の煩雑化を抑制でき、製造上の誤差の低減を図ることができる。
なお、上述した実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記第1実施形態では、接地電極4の幅狭部42が断面円形状をなす場合について具体化しているが、必ずしも断面円形状に限られるものではない。すなわち、中心電極3側とは反対側の背面に凸状の湾曲面を有していればよく、例えば断面楕円形状をなす接地電極であってもよいし、断面が一部において切り欠かれた円形状をなす接地電極であってもよい。この場合、中心電極側が平面となっていると、貴金属チップを溶接する作業を行いやすく、都合がよいというメリットがある。勿論、断面半円形状でも、長円形状であってもよいし、背面の曲率が途中で異なっているようなものであってもよい。但し、幅狭部の幅は1.0mm以上2.0mm以下である必要がある。
(b)また、上記第1実施形態では、基部41と幅狭部42との間にテーパ部43を設ける構成としているが、テーパ部を省略した構成、つまり、基部と幅狭部との境界が段状になっていてもよい。また、基部41は、上記第1実施形態のように一定の幅L1を有していてもよいし、主体金具1側ほど幅広に構成されていてもよい。
(c)上記第1実施形態では、接地電極4を外層4A、内層4Bからなる2層構造を備えるものとしているが、1層からなっていてもよいし、3層構造を備えていてもよい。また、内層4Bは、接地電極4の先端面にまで及んで(露出して)いてもよいし、接地電極4の先端面が外層4Aで被覆されていてもよい。
(d)上記第1実施形態では、接地電極中間体を主体金具中間体に溶接した後に、スウェージング加工を施して細径化することとしているが、スウェージング加工等により細径化した後に、溶接することとしても何ら差し支えない。
(e)上記第2実施形態では、断面略矩形状をなす金属製の棒状体が捻られることで、接地電極51が構成されている。これに対し、断面略長円形状、或いは断面略楕円形状をなす金属製の棒状体が捻られることで、接地電極が構成されていてもよい。
(f)また、上記第2実施形態では、捻り部50が屈曲部60よりも基部52側に位置することが望ましい旨記載している。この点、さらにいえば、捻り部50の先端が、中心電極3のほぼ先端部[例えば、図6における一点鎖線δで示す部分(中心電極3の本体部の同径部と先細りするテーパ部との境界部)]と同等の高さ位置か、又は、基端側に位置しているのがより望ましい。火花放電間隙33の高さ位置において捻りが完了しきっているほうが、火花放電間隙33に対し混合気がより到達しやすいからである。
第1実施形態のスパークプラグの構成を示す一部破断正面図である。 図1に対し直交する方向から見たスパークプラグを示す側面図である スパークプラグを先端側からみた状態を示す平面図である。 基部の高さを種々異ならせたサンプルを用意し、混合気が接地電極の背面に直接当たるような位置関係としたうえで、着火限界空燃比を計測した結果を示すグラフである。 幅狭部の幅を種々異ならせたサンプルを用意し、混合気が接地電極の背面に直接当たるような位置関係としたうえで、着火限界空燃比を計測した結果を示すグラフである。 第2実施形態のスパークプラグの構成を示す一部破断正面図である。 第2実施形態のスパークプラグの接地電極を主として示す斜視図である。
符号の説明
1…主体金具、2…絶縁体、3…中心電極、4,51…接地電極、33…火花放電間隙、41…基部、42…幅狭部、50…捻れ部、52…基部、53…先端部。

Claims (3)

  1. 軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
    前記中心電極の外周に設けられた略円筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、
    基端部が前記主体金具の先端面に接合され、先端部が前記中心電極の先端面と対向するように配置された接地電極とを備え、
    前記中心電極の先端面及び前記接地電極の先端部間に火花放電間隙を有する内燃機関用スパークプラグであって、
    前記接地電極は、
    前記主体金具の先端面に接合された基部と、
    前記基部よりも先端側に位置し、前記中心電極と前記接地電極とが重なる方向にみたときに、前記軸線方向と直交する方向において前記基部よりも幅狭の略一定の幅を有し、かつ、前記中心電極側とは反対側の背面に凸状の湾曲面を有する幅狭部とを有し、
    前記幅狭部の幅を1.0mm以上2.0mm以下とするとともに、前記基部の断面積を3.0mm2以上とし、
    前記幅狭部のうち最も基部側の部位が、前記軸線方向において前記絶縁体の先端面と前記中心電極の先端面との間に位置することを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  2. 軸線方向に延びる棒状の中心電極と、
    前記中心電極の外周に設けられた略円筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に設けられた筒状の主体金具と、
    基端部が前記主体金具の先端面に接合され、先端部が前記中心電極の先端面と対向するように配置された接地電極とを備え、
    前記中心電極の先端面及び前記接地電極の先端部間に火花放電間隙を有する内燃機関用スパークプラグであって、
    前記接地電極は、断面略長円形状、断面略楕円形状、又は、断面略矩形状をなす金属製の棒状体が捻られて構成されており、
    前記中心電極と前記接地電極とが重なる方向にみたときに、前記軸線方向と直交する方向における幅が、
    前記主体金具の先端面に接合された基部においては、厚みよりも大きく、
    前記中心電極の先端部と対向する先端部においては、厚みよりも小さいことを特徴とする内燃機関用スパークプラグ。
  3. 前記接地電極は、捻り部において略90度捻られているとともに、屈曲部にて中心方向へ屈曲させられており、
    前記捻り部は、屈曲部よりも基部側に位置していることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関用スパークプラグ。
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