JP3081973B2 - 内燃機関用スパークプラグ - Google Patents

内燃機関用スパークプラグ

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JP3081973B2
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修造 松村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関に装着され
るスパークプラグの構造、特に絶縁体の軸孔先端に保持
される中心電極の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関の高性能化に伴って、こ
の内燃機関に装着されるスパークプラグにおいては、長
期間にわたっての点検、保守を不要とするように、内燃
機関の燃焼室内に吸入される混合気に着火する際の耐消
耗性に優れる中心電極が要求されており、そのため絶縁
体に保持される中心電極を細径化された貴金属、或は中
心電極の先端に貴金属チップを接合してなる構造等が採
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいて、混合気への着火時における耐消耗性
を向上させるために貴金属からなり、細径化された中心
電極を使用するものの場合、主体金具先端のネジ部に接
合される接地電極が単数である単極プラグにあっては、
次のとおり着火性の劣化が少ない。すなわち、燃焼室内
の混合気への着火のための火花放電は中心電極の先端面
と、この中心電極の先端面に対向する位置に配置される
接地電極との間で行なわれるので、長期間の使用により
中心電極の先端面に消耗が生じても、一定の直径を有す
る中心電極の火花放電が可能な有効面積は常に中心電極
の断面積となり一定であるからである。一方絶縁体によ
り保持される中心電極の側周部に対応するように複数の
接地電極を有する多極プラグにおいては、中心電極を細
径化しても、混合気への着火は中心電極の側周部と複数
の接地電極の先端部において行なわれ、単極プラグの中
心電極の断面積に比べて火花放電が可能な有効面積は大
きく、中心電極の細径化による着火性の向上は少なくな
る問題点がある。
【0004】そこで、この発明は上記従来のものの持つ
問題点を改善するものであり、細径化された中心電極に
おける燃焼室内での混合気への着火性を向上させようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、絶縁体に保
持される円柱状の中心電極の先端部の端面側の側面を、
横断面扁平状に薄肉化して平面を構成すると共に、
この平面状部の側部に、単数又は複数の貴金属或は貴
金属合金からなる板状又は棒状の発火電極が接合され、
これらの発火電極は、前記絶縁体を保持する主体金具の
ネジ部の先端に接合される単数又は複数の接地電極の先
対向するように配設されてなるものである。
【0006】
【作用】上記の構成を具えるので、長期間にわたって内
燃機関に装着して使用することにより、内燃機関の燃焼
室内において混合気への着火を行なう発火電極に消耗が
生じても、混合気への着火を行なう火花放電は、主体金
具のネジ部の先端に接合される接地電極と、この接地電
極の先端部に対応するように中心電極の平面状の側縁
に配設された平面状部の発火電極との間において行な
われる。したがって、この発火電極に消耗が生じても火
花放電を行なう発火電極の有効面積は、上記発火電極の
断面積と常に一定となることから、細径化された中心電
極においても有効に着火性を向上させることができる。
【0007】また、中心電極を薄肉化し、その平面状
の側部に発火電極を設ける構造により、中心電極の消
炎効果が小さくなるため着火性をより向上させることが
できる。
【0008】そして、中心電極の平面状の側縁部に配
設される発火電極においては、貴金属が使用されるもの
であるから耐消耗性に優れているので、長期間に渡って
の使用においてもスパークプラグ自体の耐久性を高める
ことができる。
【0009】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。(1)は、この発明の実施例である内燃機関用スパ
ークプラグであり、この内燃機関用スパークプラグ
(1)は、軸孔(3)の先端に円柱状の中心電極(4)
を保持し、軸孔(3)の後端には、端子電極(5)と共
に、導電性ガラスシール(6)、及び抵抗体(7)を内
封、保持してなる絶縁体(2)を有する。この絶縁体
(2)を段座(11)にパッキン(12)を介して固持
すると共に、ネジ部(9)の先端に上記絶縁体(2)に
保持される中心電極(4)の先端に対向する位置に接地
電極(10)を配置してなる主体金具(8)から構成さ
れている。
【0010】そして、主体金具(8)のネジ部(9)の
先端に接合される単数又は複数の接地電極(10)の平
坦な先端部(13)に対応して、図3(a),(b),
(c)に示すように、絶縁体(2)に保持される中心電
極(4)の先端部の端面側の側面を横断面扁平状に薄肉
化して平面(16)を構成する。これと共に、中心
電極(4)の平面状部(16)の側部(17)に単数
又は複数の貴金属或は貴金属合金からなる円形、方形等
の板状(18)又は円柱、角柱等の棒状(19)によ
る発火電極(15)を配設してなるものである。
【0011】この発明は以上の構成を具えるので、この
内燃機関用スパークプラグ(1)を長期間に渡って内燃
機関に装着して使用することにより、内燃機関の燃焼室
内において混合気への着火を行なう発火電極(15)に
消耗が生じても、以下のように有効に着火性を向上でき
る。すなわち、混合気への着火を行なう火花放電は、主
体金具(8)のネジ部(9)の先端に接合される接地電
極(10)と次の発火電極(15)との間で行われるか
らである。この発火電極(15)は複数の接地電極(1
0)の先端部(13)に対応するように、絶縁体(2)
に保持される円柱状の中心電極(4)先端部の端面側の
側面を横断面扁平状に形成し、この扁平状の平面状
(16)の側部(17)に単数又は複数の貴金属或は
貴金属合金からなる板状(18)又は貴金属棒状(1
9)を配設して形成される。そして、この発火電極(1
5)に消耗が生じても火花放電を行なう発火電極(1
5)の有効面積は、上記発火電極(15)の断面積とな
り常に一定となることから、細径化された中心電極
(4)においても有効に着火性を向上させることができ
る。
【0012】また、中心電極(4)の薄肉化による側
部(17)の形成によって中心電極(4)の冷却が小さ
く、火炎核の成長が促進されるために着火性をより向上
させることができる。
【0013】更に、中心電極(4)の側部(14)に
配設される発火電極(15)においては、貴金属が使用
されるものであるから耐消耗性に優れているので、長期
間に渡っての使用においてもスパークプラグ(1)自体
の耐久性を高めることができる。
【0014】なお、単数の接地電極(10)を有するス
パークプラグ(1)においても、この中心電極(4)の
薄肉化された側部(17)と接地電極(10)の間で
火花放電を行なうものにおいては有効に作用するもので
ある。
【0015】
【発明の効果】以上のとおり、円柱状の中心電極の先端
の端面側の側面を横断面扁平状に薄肉化して平面
とすると共に、この平面状部の側部に、貴金属又は貴
金属合金からなる板状又は棒状の発火電極を配設するこ
とにより、火花放電により発火電極が消耗しても発火電
極における火花放電ができる有効面積を一定に保つこと
ができる。そこで、混合気に対する着火性を向上させる
ことができ、中心電極の薄肉化によって消炎効果が小さ
くなって着火性をより向上させ、更に貴金属による発火
電極の使用によるスパークプラグ自体の火花耐久性の向
上を達成することができる優れた効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である内燃機関用スパークプ
ラグの部分断面図である。
【図2】そのスパークプラグの中心電極の要部拡大側面
図及び拡大正面図である。
【図3】実施例における中心電極の要部拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 スパークプラグ 2 絶縁体 3 軸孔 4 中心電極 5 端子電極 6 導電性ガラスシール 7 抵抗体 8 主体金具 9 ネジ部 10 接地電極 11 段座 12 パッキン 13 接地電極の先端部 14 中心電極の側部 15 発火電極 16 中心電極の平面状部 17 平面状部の側部 18 板状の発火電極 19 棒状の発火電極

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体に保持される円柱状の中心電極の
    先端部の端面側の側面を、横断面扁平状に薄肉化して平
    を構成すると共に、この平面状部の側部に、単
    数又は複数の貴金属或は貴金属合金からなる板状又は棒
    状の複数の発火電極が接合され、これらの発火電極は、
    前記絶縁体を保持する主体金具のネジ部の先端に接合さ
    れる単数又は複数の接地電極の先端に対向するように配
    設されてなる内燃機関用スパークプラグ。
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