JP2002319469A - 点火プラグおよびそれを用いた点火装置 - Google Patents

点火プラグおよびそれを用いた点火装置

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融 吉永
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Shinichi Okabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火エネルギーを低くするように点火プラグ
の電極形状を適切に規定することで、点火装置の省電力
化を図る。また、両突出電極を有する点火プラグにおい
て、着火性を確保しつつ、磨耗を低減できる点火プラグ
を得ることを目的とする。 【解決手段】 中心電極30の一端部31および接地電
極40の突出部41の各直径DD2を共に2.3mm以
下とすることで、点火エネルギーを17mJ未満として
いる。また、接地電極径ΦDが0.4mm以上2.3m
m以下であり、接地電極突出し長さh(mm)が点火エ
ネルギーE(mJ)との間に着火性確保しつつ、磨耗を
低減できるよう関係式を定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に用いら
れる点火プラグおよび点火プラグを用いた点火装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な点火プラグを図11に示
す。この点火プラグは、内燃機関に取付可能な取付金具
10と、取付金具10内に絶縁碍子20を介して絶縁保
持され、円柱状をなす一端部31が取付金具10の一端
部11から露出して延びる中心電極30と、一端側が取
付金具10の一端部11に接合され、他端側の一面43
が中心電極30の一端部31に対向するように延びる角
柱状の接地電極40とを備える。
【0003】このような点火プラグでは、点火装置にお
ける点火電源の点火コイルに発生する高電圧を、中心電
極30の一端部31と接地電極40の一面43との間
(放電ギャップ)に印加し、両電極間にて点火(火花放
電)を行うことにより混合気を着火させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
点火プラグにおいて点火エネルギーとして必要な投入量
は、混合気を着火させるのに必要な燃焼エネルギーと、
点火プラグの電極で冷却される冷却エネルギーとの和で
あることが知られている。
【0005】ここにおいて、点火エネルギーにおける燃
焼エネルギーと冷却エネルギーとの割合は不明ではある
が、点火プラグにおいて中心電極及び接地電極の両電極
を小型化すれば、電極の熱引き性の向上等により冷却エ
ネルギーが低くなり、結果的に、点火エネルギーの必要
量を低減し、点火装置において省電力化を図ることがで
きる。
【0006】しかしながら、電極の体格と点火エネルギ
ーの必要量との関係については、従来より解明されてお
らず、電極の小型化に伴う点火エネルギーの設計をどの
ように行えば良いかについては不明であった。
【0007】また、点火プラグの着火性を向上するため
に図11で示される一般的な点火プラグとは別に特開昭
52−362237号公報に記載される高圧電極、接地
電極をともに細電極とし、それらをともにそれぞれの支
持部材から突出させたものが知られている。しかしなが
らこのような両突出電極を有する点火プラグを実際に製
造して磨耗試験に供すると、これらの電極は予想以上に
磨耗することが発明者らの実験により判明した。特開昭
52−362237号公報にはこのような点火プラグに
ついて磨耗を低減できるようにするにはどうすればいい
かについては何ら記載がない。
【0008】そこで、本発明は上記問題に鑑み、点火エ
ネルギーを低くするように点火プラグの電極形状を適切
に規定することで、点火装置の省電力化を図ることを目
的とする。さらに本発明は両突出電極を有する点火プラ
グにおいて、着火性を確保しつつ、磨耗を低減できる点
火プラグを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等の検討によれ
ば、現状の点火プラグにおいては、最大で17mJのエ
ネルギー投入が必要であることがわかった。そこで、こ
の値を指標とし、冷却エネルギーを低減すべく、中心電
極およびこの中心電極に対向する接地電極の部位を細径
化していき、そのときの点火エネルギーの必要量を調べ
た。請求項1以下の発明は、そのような検討結果に基づ
いてなされたものである。
【0010】すなわち、請求項1に記載の発明では、内
燃機関に取付可能な取付金具(10)と、この取付金具
内に絶縁保持され一端部(31)が円柱状をなすととも
に当該一端部が取付金具の一端部(11)から露出して
延びる中心電極(30)と、一端側が取付金具の一端部
に接合され他端側の一面(43)が中心電極の一端部に
対向するように延びる接地電極(40)とを備える点火
プラグにおいて、接地電極における中心電極に対向する
一面に、中心電極の一端部に対向するように中心電極側
へ延びる円柱状の突出部(41)を形成し、中心電極の
一端部と接地電極の突出部との対向間隔を放電ギャップ
(50)として形成し、中心電極の一端部および接地電
極の突出部を共に直径2.3mm以下のものとし、点火
エネルギーを17mJ未満としたことを特徴としてい
る。
【0011】上記検討結果によれば、放電ギャップを隔
てて対向する中心電極の一端部と接地電極の突出部と
を、共に直径2.3mm以下の細径化した円柱形状とす
れば、必要な点火エネルギーは、最大でも従来の点火プ
ラグに必要な17mJよりも小さくできることがわかっ
た。
【0012】従って、本発明によれば、点火エネルギー
を低くするように点火プラグの電極形状を適切に規定す
ることにより、省電力化を図ることの可能な点火装置を
提供することができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明においては、
放電ギャップ(50)を隔てて対向する中心電極(3
0)の一端部(31)及び接地電極(40)の突出部
(41)を、共に直径2.3mm以下の細径化した円柱
形状とすることにより、点火エネルギー密度を32W未
満としたことを特徴としている。
【0014】本発明も、上記検討結果から導き出された
ものであり、点火エネルギーを低くするように点火プラ
グの電極形状を適切に規定することにより、省電力化を
図ることの可能な点火装置を提供することができる。
【0015】また、点火プラグの放電ギャップは、点火
プラグの電極が小型になるほど火炎核の成長が阻害され
にくくなるため、狭い間隔で着火性が飽和するはずであ
るが、電極の体格と必要な放電ギャップとの関係につい
ても、従来では解明されておらず、どの程度の放電ギャ
ップとすればよいのか不明であった。放電ギャップの距
離によって要求電圧が決定されるため、必要以上のギャ
ップ距離にすると、高い電圧が必要となってしまい、点
火装置の省電力化の点から好ましくない。
【0016】そこで、放電ギャップを隔てて対向する中
心電極の一端部と接地電極の突出部とを共に直径2.3
mm以下まで細径化した点火プラグにおいて、検討を進
め、着火性を安定して確保可能な放電ギャップの距離に
ついて調べた。その結果、このような細径化された両電
極形状により、放電ギャップを0.6mm以下として
も、良好な着火性を安定して確保できることがわかっ
た。
【0017】請求項3に記載の発明は、その検討結果お
よび放電ギャップの製造上の公差(ギャップ幅で0.1
mm程度)を考慮して創出されたものであり、放電ギャ
ップ(50)を隔てて対向する中心電極(30)の一端
部(31)と接地電極(40)の突出部(41)とを、
共に直径2.3mm以下の細径化した円柱形状とすると
ともに、放電ギャップを0.7mm以下としたことを特
徴としている。
【0018】それによれば、請求項1の発明と同様の効
果を有すると共に、放電ギャップを0.7mm以下と狭
くしても、安定した着火性を確保でき、要求電圧を低減
した点火プラグを提供することができる。
【0019】また、放電ギャップを0.7mm以下と狭
くすることにより、要求電圧が低減するため、点火プラ
グの耐電圧を下げることができ、点火プラグの小型化が
可能となる。
【0020】そのため、外周面に内燃機関とネジ結合す
るためのネジ部(12)が形成されている取付金具(1
0)においては、ネジ部のネジ径の小型化が可能とな
る。本発明者等の検討によれば、請求項4に記載の発明
のように、ネジ部(12)のネジ径をM12以下にまで
小型化しても、点火プラグの耐電圧を十分に確保するこ
とができる。
【0021】また、上述したように、点火プラグにおい
て、中心電極の一端部と接地電極の突出部とを共に直径
2.3mm以下に細径化することによって点火エネルギ
ーの低減が可能であるが、接地電極の突出部(細径部)
の長さ(突出長さ)によっては、それらの効果が適切に
発揮されない可能性がある。
【0022】つまり、接地電極の突出部の長さが短すぎ
ると、火炎核の成長が阻害されて細径化の効果が十分さ
れなかったり、長すぎると熱引き性が悪くなり接地電極
の突出部の耐熱性が悪化する恐れがある。そこで、接地
電極の突出部の突出長さと必要な点火エネルギーとの関
係について、調べた結果、請求項5に記載の発明を創出
するに至った。
【0023】すなわち、請求項5に記載の発明において
は、放電ギャップ(50)を隔てて対向する中心電極
(30)の一端部(31)と接地電極(40)の突出部
(41)とを、共に直径2.3mm以下の細径化した円
柱形状とするとともに、接地電極における突出部の突出
長さ(L)を、0.3mm以上としたことを特徴として
いる。
【0024】接地電極における突出部の突出長さを0.
3mm以上とすることにより、火炎核の成長の阻害を確
実に防止でき、請求項1の発明の効果を安定して実現で
きるとともに、着火性を向上させた点火プラグを提供す
ることができる。
【0025】また、請求項6に記載の発明のように、突
出長さ(L)を1.5mm以下とすれば、熱引き性の悪
化を抑制し接地電極の突出部の耐熱性を確保することが
でき、好ましい。
【0026】ここで、上記請求項3〜請求項6に記載の
点火プラグにおいては、請求項7に記載の発明のよう
に、中心電極(30)の一端部(31)および接地電極
(40)の突出部(41)を、ともに直径が1.1mm
以下であるものとし、更なる細径化を図れば、必要な点
火エネルギーを、従来の点火プラグよりも大幅に小さく
することができ、好ましい。
【0027】また、請求項8に記載の発明では、請求項
3ないし7のいずれか1つに記載の点火プラグ(S1)
と、この点火プラグにおける中心電極(30)と接地電
極(40)との間に電圧を印加するための点火電源(6
0)とを備えることを特徴としており、点火エネルギー
を低くするように点火プラグの電極形状を適切に規定す
ることにより省電力化が図られた点火装置を提供するこ
とができる。
【0028】また、請求項9に記載の発明では、請求項
3または4に記載の点火プラグ(S1)と、この点火プ
ラグにおける中心電極(30)と接地電極(40)との
間に電圧を印加するための点火コイルを有する点火電源
(60)とを備え、点火コイルの直径がφ22mm以下
であることを特徴としている。
【0029】上記請求項3の発明の効果にて述べたよう
に、放電ギャップを0.7mm以下まで狭くした点火プ
ラグにおいては、要求電圧を低減でき、点火コイルの直
径を小型化することができるが、その場合、具体的に
は、点火コイルの直径をφ22mm以下まで小型化する
ことができる。
【0030】また、請求項10に記載の発明では、点火
装置の点火プラグにおいて、放電ギャップ(50)を隔
てて対向する中心電極(30)の一端部(31)と接地
電極(40)の突出部(41)とを、共に直径2.3m
m以下の細径化した円柱形状とし、接地電極における突
出部を白金合金またはイリジウム合金よりなるものと
し、かつ、点火電源によって、放電時に中心電極に正の
電圧が印加されるようになっていることを特徴としてい
る。
【0031】直流放電でも中心電極に正の電圧が印加さ
れたり、交流放電させる点火プラグにおいては、接地電
極が消耗しやすい。そこで、本発明のように、細径化さ
れた両電極のうち接地電極における突出部を白金合金ま
たはイリジウム合金よりなるものとすれば、省電力化が
図られた点火装置を提供できるとともに、接地電極の突
出部の消耗を抑制することができる。
【0032】ここで、上記請求項7の発明と同様の理由
から、請求項1、請求項2、および請求項10に記載の
点火装置においても、請求項11に記載の発明のよう
に、中心電極(30)の一端部(31)および接地電極
(40)の突出部(41)を、ともに直径が1.1mm
以下であるものとすることが好ましい。
【0033】ところで、上述したように、点火プラグに
おいて、円柱状をなす中心電極の一端部と接地電極の突
出部とを、共に直径2.3mm以下に細径化することに
よって点火エネルギーの低減が可能であるが、これら中
心電極の一端部と接地電極の突出部は、円柱状でなくと
も、角柱、段付柱状等、任意の柱状でも良い。
【0034】その場合、これら柱状をなす中心電極の一
端部と接地電極の突出部を、ともに軸に直交する方向の
全ての断面が断面積4.2mm2以下であるものにすれ
ば、円柱状のものにおいて直径2.3mm以下に細径化
した場合と同様の効果を得ることができる。
【0035】請求項12〜請求項22に記載の発明は、
そのような考えに基づいて創出されたものである。すな
わち、請求項12の発明は上記請求項1の発明に対応
し、請求項13の発明は上記請求項2の発明に対応し、
請求項14の発明は上記請求項3の発明に対応し、請求
項15の発明は上記請求項4の発明に対応し、請求項1
6の発明は上記請求項5の発明に対応し、請求項17の
発明は上記請求項6の発明に対応し、請求項18の発明
は上記請求項7の発明に対応し、請求項19の発明は上
記請求項8の発明に対応し、請求項20の発明は上記請
求項9の発明に対応し、請求項21の発明は上記請求項
10の発明に対応し、請求項22の発明は上記請求項1
1の発明に対応するものである。
【0036】そして、請求項12〜請求項22に記載の
発明は、それぞれ対応する発明において、中心電極の一
端部と接地電極の突出部を、ともに軸に直交する方向の
全ての断面が断面積4.2mm2以下である柱状とした
ものであり、その効果は、それぞれ対応する発明と同様
である。特に、請求項18、請求項22の発明では、上
記断面積を1mm2以下とすることで、円柱状のものに
おいて直径が1.1mm以下である場合と同様の効果を
発揮できる。
【0037】請求項23に記載の発明によれば、接地電
極径ΦDが0.4mm以上2.3mm以下であり、接地
電極突出し長さh(mm)が点火エネルギーE(mJ)
との間に下記式の関係がある。
【0038】3(mm)≦h≦0.016E2−0.5
6E+5.2(mm) (8.5(mJ)≦E≦17(mJ)) 8.5(mJ)≦Eのため着火性が確保でき、またE≦
17(mJ)のため、従来の一般的な点火プラグ以下の
点火エネルギーとすることができて点火エネルギーを節
約することができる。
【0039】さらに、0.3(mm)≦hのため、火炎
核の成長が電極の基部で阻害されることなく、着火性が
確保でき、しかも、h≦0.016E2−0.56E+
5.2(mm)という接地電極突出し長さにしているの
で接地電極の先端が適度に冷却され消耗を低減すること
ができる。したがって着火性を確保しつつ、従来にない
低い点火エネルギーにできるとともに、そのような点火
エネルギーが接地電極の冷却性を阻害せず、磨耗を低減
できる点火プラグを得ることができる。
【0040】請求項24に記載の発明によれば、中心電
極の一端部および接地電極の突出部がともに断面積4.
2mm2以下で点火エネルギー密度が32W未満であ
る。よって省電力化を図ることができる。
【0041】請求項25に記載の発明によれば、中心電
極の突出部径D1、接地電極の突出部径D2が共に、Φ
2.3mm以下であり、点火エネルギE(mJ)との間
に以下式の関係がある。
【0042】1.5D22+0.1D2+8(mJ)≦
E<0.34D12+0.2D1+16.4(mJ) よって、両突出電極を有する点火プラグとして着火性を
確保しつつ、従来にない省電力ができる。
【0043】請求項26に記載の発明によれば、中心電
極の突出部径D1、接地電極の突出部径D2が共に、Φ
2.3mm以下であり、点火エネルギ密度Q(W)との
間に以下式の関係がある。
【0044】3D22+0.2D2+16(W)≦Q<
0.68D12+0.4D1+32.8(W) よって、両突出電極を有する点火プラグとして着火性を
確保しつつ、従来にない省電力ができる。
【0045】請求項27に記載の発明によれば、放電ギ
ャップを0.7mmと狭くしても安定した着火性を確保
でき、要求電圧を低減した点火プラグを提供することが
できる。
【0046】また、放電ギャップを狭くすることにより
要求電圧が低減するため、点火プラグの耐電圧を下げる
ことができ、点火プラグの小型化が可能になる。
【0047】請求項28に記載の発明によれば、ネジ部
のネジ径をM12以下にまで小型化しても、点火プラグ
の耐電圧を十分に確保することができる。
【0048】請求項29に記載の発明によれば、接地電
極の突出部の突出長さを1.5mm以下にすることによ
り熱引き性の悪化を抑制でき突出部の耐熱性を確保でき
て磨耗性を向上できる。
【0049】請求項30に記載の発明によれば、接地電
極の突出部の突出長さを0.8mm以下にすることによ
り熱引き性の悪化をより好ましい程度に抑制できより磨
耗性を向上できる。
【0050】請求項31に記載の発明のように、中心電
極の一端部および接地電極の突出部をともに断面積1m
2以下としてさらなる細径化を図れば、必要な点火エ
ネルギーを従来の点火プラグよりも大幅に小さくするこ
とができ、好ましい。
【0051】請求項32に記載の発明によると、中心電
極と接地電極との間に電圧を印加するための点火コイル
を有する点火電源とを備え点火コイルの直径がΦ22m
m以下であるので、点火コイルへの要求電圧を低減で
き、小径の点火コイルであっても内部の耐電圧を小さく
して容易に製造することができる。
【0052】請求項33に記載の発明によると、直流放
電で中心電極に正電圧が印加されたり、交流放電させる
点火プラグにおいても、直流放電で中心電極に負電圧が
印加される放電と同じ要求電圧で放電でき、消耗を抑制
することができる。
【0053】請求項34に記載の発明のように、中心電
極の一端部および接地電極の突出部をともに断面積1m
2以下としてさらなる細径化を図れば、必要な点火エ
ネルギーを従来の点火プラグよりも大幅に小さくするこ
とができ、好ましい。
【0054】請求項35に記載の発明のように、接地電
極における突出部はPtを主成分元素としIr,Ni、
Rh,W,Pd,Ru,Osの少なくとも1つが添加さ
れた合金であると磨耗が低減するので望ましい。
【0055】請求項36に記載の発明のように、接地電
極における突出部はPtを主成分元素としIrが0以上
50wt%以下,Niが0以上40wt%以下、Rhが
0以上50wt%以下,Wが0以上30wt%以下,P
dが0以上40wt%以下,Ruが0以上30wt%以
下,Osが0以上20wt%以下の少なくとも1つが添
加されると磨耗が低減するので望ましい。
【0056】請求項37に記載の発明のように、接地電
極における突出部はIrを主成分元素としRh,Pt,
Ni,W,Pd,Ru,Osの少なくとも1つが添加さ
れた合金であると磨耗が低減するので望ましい。
【0057】請求項38に記載の発明のように、接地電
極における突出部はIrを主成分元素としRhが0以上
50wt%以下,Ptが0以上50wt%以下,Niが
0以上40wt%以下、Wが0以上30wt%以下,P
dが0以上40wt%以下,Ruが0以上30wt%以
下,Osが0以上20wt%以下の少なくとも1つが添
加されると磨耗が低減するので望ましい。
【0058】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る点
火プラグS1の要部構成を示す図である。図1におい
て、10は内燃機関としての自動車エンジン(図示せ
ず)に取付可能な取付金具であり、本例では、炭素鋼を
用いて冷間鍛造や切削加工等を行うことにより筒状に形
成されている。
【0060】図1には、取付金具10の一端部側が示さ
れており、取付金具10の外周面には、上記エンジンに
形成された取付穴にネジ結合するための取付ネジ部12
が形成されている。この取付ネジ部12のネジ径は、M
12以下とすることができる。
【0061】取付金具10の内部には、アルミナ等の電
気絶縁材料よりなるよりなる絶縁体(絶縁碍子)20を
介して中心電極30が収納されており、この中心電極3
0は、取付金具10に対して電気的に絶縁されて保持さ
れている。本例では、中心電極30はプラグの軸方向
(取付金具10の軸方向)に延びる棒状をなし、その一
端部31は取付金具10の一端部11から突出し露出し
ている。
【0062】中心電極30の一端部31は、ニッケル合
金等よりなる基部32に溶接固定された白金合金やイリ
ジウム合金よりなるチップより構成されている。本例で
は、基部32は、中心電極30の一端部31に向かって
テーパ状に細くなっており、中心電極30の一端部31
は、基部32からプラグの軸方向に延びる円柱状をなし
ている。
【0063】また、取付金具10の一端部11には、接
地電極40が固定されている。接地電極40は、一端側
が取付金具10の一端部11に接合され他端側の一面4
3が中心電極30の一端部31に対向するように延びる
基部42と、基部42における中心電極30に対向する
一面43から中心電極30の一端部31に対向するよう
に中心電極31側へ延びる円柱状の突出部41とより構
成されている。
【0064】本例では、接地電極40の基部42は角柱
状をなし、一端部から途中部までが中心電極30の軸方
向(プラグの軸方向)に延びるとともに他端部が中心電
極30の一端部31に覆いかぶさるように途中部から折
れ曲がっている。また、中心電極30の一端部31と接
地電極40の突出部41とは、同軸上にある。
【0065】また、本実施形態では、接地電極40にお
いて、基部42はニッケル合金等よりなり、突出部41
は、基部42に溶接固定された白金合金やイリジウム合
金からなるチップより構成されている。そして、共に円
柱状をなす中心電極30の一端部31の先端面と接地電
極40の突出部41の先端面との対向間隔が放電ギャッ
プ50として形成されている。
【0066】また、本実施形態における点火装置を図2
に示す。この点火装置は、上記点火プラグS1と、点火
プラグS1における中心電極30と接地電極40との間
に電圧を印加するための点火電源60とを備える。点火
電源60は、高電圧を発生するためのスティックタイプ
の点火コイル(図示せず)を有するものであり、本例で
は、中心電極30側に負(−)の電圧を印加するように
なっている。
【0067】ここで、本実施形態においては、各部の寸
法において、以下に述べるような特徴を持たせている。
即ち、中心電極30の一端部31の直径D1および接地
電極40の突出部41の直径D2は、ともに2.3mm
以下(好ましくは1.1mm以下)であり、放電ギャッ
プ50は、好ましくは0.7mm以下としており、接地
電極40の突出部41の突出長さLは、0.3mm以上
としている。また、上記点火コイルの直径は、φ22m
m以下としている。
【0068】これら規定された寸法の根拠は、本発明者
等の実験検討結果に基づくものである。次に、その根拠
について、限定するものではないが、その検討結果の一
例を図3〜図8に示しながら述べる。まず、図3は、電
極径と必要な投入される点火エネルギー(必要投入エネ
ルギー)との関係を調べた結果を示す図である。
【0069】図3において、比較例は上記図11に示す
従来の一般的な点火プラグ(接地電極40の放電部の幅
1.6mm、厚さ2.8mm)であり、実施形態(図1
のもの)は中心電極30の一端部31と接地電極40の
突出部41(突出長さLは0.5mm)とで直径を等し
くしたもの(D1=D2)であり、比較例、実施形態共
に、中心電極30の一端部31の直径D1を変えたサン
プルを作製した。
【0070】そして、各サンプルについてエンジンに取
り付け、点火時のエンジンの圧力:0.5MPa、A/
F(空気と燃料との混合比):22、投入する空気の酸
素濃度:18%、点火時の混合気の流速:5m/s、と
いう実用上最も必要投入エネルギーが多くなる運転条件
にて、上記必要投入エネルギー及び必要な投入される点
火エネルギー密度を求めた。
【0071】必要な投入される点火エネルギー密度(必
要投入エネルギー密度)は、点火プラグで放電している
電流と電圧との積で求められ、必要投入エネルギーは、
必要投入エネルギー密度と上記運転条件にて必要な放電
時間0.5msとの積として求められる。
【0072】図3には、横軸に中心電極30の一端部3
1の直径D1(中心電極径、単位:mm)、左側の縦軸
に必要投入エネルギー(単位:mJ)、右側の縦軸に必
要投入エネルギー密度(単位:W)を示している。
【0073】従来を示す比較例(黒三角プロット)の点
火プラグでは、中心電極30の一端部31の直径D1を
可能な限り細くしても、必要投入エネルギーとしては最
大で17mJ、必要投入エネルギー密度としては最大で
32W、必要であることがわかる。
【0074】それに対して、本実施形態(黒丸プロッ
ト)では、中心電極30の一端部31及び接地電極40
の突出部41を、ともに直径2.3mm以下とすれば、
電極の冷却エネルギーを低減できるため、必要投入エネ
ルギーは最大でも17mJ未満にすることができ、必要
投入エネルギー密度は最大でも32W未満にできること
がわかる。
【0075】比較例の曲線は比較例の中心電極突出部径
D1に対して 必要投入エネルギーE1がE1=0.34D12+0.
2D1+16.4(mJ)であり、 必要投入エネルギー密度Q1では Q1=0.68D1
2+0.4D1+32.8(W)である。
【0076】また、実施形態の曲線は中心電極突出部径
=接地電極突出部=D2に対して 必要投入エネルギーE2がE2=1.5D22+0.1
D2+8(mJ)であり、 投入エネルギー密度Q2は Q2=3D22+0.2D
2+16(W)である。
【0077】請求項25、26は中心電極突出部径(=
接地電極突出部径)に対する必要投入エネルギーをこれ
らの曲線の間の範囲に設定することを特許請求の範囲と
したものである。比較例の投入すべき点火エネルギーよ
り小さい点火エネルギーで着火性が満足できる点火プラ
グを得ることができる。
【0078】よって、本実施形態によれば、点火プラグ
S1の両電極30、40の放電部31、41の直径D
1、D2を共に2.3mm以下に規定することにより、
点火エネルギー(点火エネルギー密度)を、従来の点火
プラグに必要な17mJ(32W)よりも低くすること
ができ、点火装置の省電力化を図ることができる。
【0079】なお、図3からわかるように、上記直径D
1、D2を共に1.1mm以下に規定し、更なる細径化
を図れば、必要な点火エネルギー(点火エネルギー密
度)を、従来の点火プラグよりも大幅に小さくすること
ができる。
【0080】次に、図4は、放電ギャップ(プラグギャ
ップ)と着火性との関係について検討した結果を示す図
である。このとき、着火性の指標としてはリーン限界を
用いた。リーン限界とは、失火せずに燃焼が成立するよ
うな燃焼変動率PmiCOV(平均有効圧の分散/平均
値)を満足するための最も燃料が薄いA/Fのことであ
る。着火性の悪化は、このリーン限界の低下につなが
る。
【0081】図4において、比較例は上記図11に示す
従来の一般的な点火プラグ(接地電極40の放電部の幅
1.6mm、厚さ2.8mm)であり、中心電極30の
一端部31の直径D1を、0.4mm、1.1mm、
2.5mmと変えたものについて、それぞれ、放電ギャ
ップを変えたサンプルを作製した。また、実施形態(図
1のもの)は、中心電極30の一端部31及び接地電極
40の突出部41(突出長さLは0.5mm)の各直径
D1、D2を共に0.4mmとしたものについて、放電
ギャップを変えたサンプルを作製した。
【0082】そして、各サンプルについて、4気筒、1
800ccのエンジンに取り付け、燃焼条件(着火条
件)の厳しいアイドリング状態(800rpm、水温5
0℃)のエンジン条件にて、燃焼変動率PmiCOVが
15%を満足するようなリーン限界を求めた。
【0083】図4には、横軸に放電ギャップ(プラグギ
ャップ、単位:mm)、縦軸にリーン限界(A/F)を
示している。従来を示す比較例(黒丸プロット)の点火
プラグでは、中心電極30の一端部31の直径D1を細
くしていっても、1.1mm以下では、着火性向上の効
果は、放電ギャップ0.8mm以上で差がない。
【0084】また、従来のものでは、中心電極30の一
端部31の細径化の程度に関わらず、放電ギャップを
0.8mmよりも小さくしていくと、着火性が低下す
る。これは、接地電極40の消炎作用(火炎核成長の阻
害作用)の影響が大きいためである。
【0085】それに対して、本実施形態(黒三角プロッ
ト)では、放電ギャップが0.6mm以上にて、従来よ
りも大幅に着火性を向上させることができている。ま
た、必要投入エネルギーも、従来の(40W×0.4m
s)から(20W×0.4ms)と小さくなっている。
【0086】これは、中心電極30の一端部31及び接
地電極40の突出部41を、ともに細径化することによ
り、従来よりも、電極の冷却エネルギーを大幅に低減で
きると共に、接地電極側の消炎作用が大幅に低減され燃
焼期間が短縮されたためである。
【0087】なお、図4に示す例は、中心電極30の一
端部31及び接地電極40の突出部41の各直径D1、
D2を共に0.4mmとした例であるが、各直径D1、
D2が2.3mm以下の範囲であれば、多少のばらつき
はあるものの、図4と同様の傾向を得ることができる。
【0088】また、図4に示す結果と合わせて、通常の
放電ギャップの製造上の公差(ギャップ幅で0.1mm
程度)を考慮すると、本実施形態においては、放電ギャ
ップを0.7mm以下(好ましくは0.6mm以上)と
狭くしても、安定した着火性を確保でき、要求電圧を低
減した点火プラグを実現することができる。
【0089】また、放電ギャップを0.7mm以下と狭
くすることにより、要求電圧が低減するため、点火プラ
グの耐電圧を下げることができ、点火プラグの小型化が
可能となる。そのため、外周面にエンジンとネジ結合す
るためのネジ部12が形成されている取付金具10にお
いては、ネジ部12のネジ径の小型化が可能となる。
【0090】ここで、図5に、本発明者等の検討による
放電ギャップ(プラグギャップ)(mm)と要求電圧
(kV)との関係を示す。図6に、本発明者等の検討に
よるネジ部12のネジ径と点火プラグの耐電圧(kV)
との関係を示す。
【0091】従来の一般的な点火プラグにおいては、要
求電圧(耐電圧)は32kV程度であり、上記ネジ径は
M14であったが、本実施形態では、放電ギャップ50
の狭小化(0.7mm)により、要求電圧は26kV程
度まで低減できるため、ネジ部12のネジ径をM12以
下にまで小型化しても、点火プラグの耐電圧を十分に確
保することができる。
【0092】また、放電ギャップ50を0.7mm以下
まで狭くすることで、要求電圧即ちコイル発生電圧を低
減できるため、点火装置の点火電源50における点火コ
イルの直径を小型化することができる。図7に、本発明
者等の検討による点火コイル直径(mm)とコイル発生
電圧(kV)との関係を示す。これから、点火コイルの
直径をφ22mm以下(好ましくはφ20以上)まで小
型化することができる。
【0093】次に、図8は、本実施形態の点火プラグS
1について、接地電極40の突出部41の突出部長さ
(接地電極突出部長さ)Lと必要投入エネルギーとの関
係を調べた結果を示す図である。図8において、中心電
極30の一端部31と接地電極40の突出部41の各直
径D1、D2を共に0.4mmとし、放電ギャップ50
を0.6mm、1.1mmと変えたものについて、接地
電極突出部長さLを変えたサンプルを作製した。
【0094】そして、各サンプルについてエンジンに取
り付け、点火時のエンジンの圧力:0.5MPa、A/
F:22、投入する空気の酸素濃度:18%、点火時の
混合気の流速:1m/s、という運転条件にて、上記の
必要投入エネルギーを求めた。
【0095】図8には、横軸に接地電極突出部長さL
(単位:mm)、縦軸に必要投入エネルギー(単位:m
J)を示している。なお、接地電極突出部長さLが0の
ものは、従来の点火プラグに相当するものである。これ
から、放電ギャップ50の大きさに関係なく、接地電極
突出長さLが0.3mm以上であれば、従来に比べて、
投入される点火エネルギーを大幅に低減できることがわ
かる。
【0096】これは、火炎核の成長が阻害されないよう
に、火炎核から接地電極40の基部42を遠ざけること
ができるためである。そして、接地電極突出部長さLを
0.3mm以上とすることにより、冷却エネルギーを低
減でき、上述した電極放電部細径化による点火エネルギ
ー低減効果を安定して実現できるとともに、着火性を向
上させることができる。
【0097】なお、接地電極突出部長さLが長すぎる
と、接地電極40の突出部41の熱引き性が悪化し、当
該突出部41の耐熱性を確保することが難しくなる可能
性がある。そこで、当該突出部41の耐熱性を確保する
ためには、接地電極突出長さLを1.5mm以下に抑え
ることが好ましい。ここでこのような両電極が突出部を
備える点火プラグの磨耗性について発明者が行った検討
結果を図12および図13に示す。
【0098】図12は横軸に接地電極の突出部長さ、縦
軸に消耗比をとりその関係を表したグラフである。
【0099】ここで消耗比とは従来の図11に示す一般
の中心電極のみ突出部を有する点火プラグの消耗量に比
較し、本実施形態の点火プラグの消耗量を表した数値で
ある。具体的には従来点火プラグ、本実施形態の点火プ
ラグともに、突出部の径は0.4mmのものを使用し
た。
【0100】また、従来点火プラグの中心電極突出部な
らびに本実施形態の点火プラグの中心電極突出部、接地
電極突出部はすべて同じ材質(イリジウムに10%ロジ
ウム添加)のものを使用して比較した。また、消耗量は
ギャップ長さを測定して算出している。
【0101】試験は2000ccエンジンでスロットル
全開のエンジン回転数5600rpm(一定)を200
時間運転し、この試験での消耗量を本実施形態の点火プ
ラグならびに従来点火プラグでそれぞれ測定した。消耗
比は本実施形態の点火プラグの消耗量を、従来点火プラ
グの消耗量で割って算出したものであり、小さいほど本
実施形態の消耗が少なくすなわち寿命が向上することを
表している。
【0102】この図において黒三角印を結んだ実線は、
40Wの点火エネルギー密度を0.4ms印加し続けた
際の消耗比を、黒丸を結んだ実線は20Wの点火エネル
ギー密度を0.4ms印加し続けた際の消耗比をそれぞ
れ表している。黒丸を結んだ実線は突出部の長さの増加
に対し、消耗比は比較的なだらかに増加するのに対し
て、黒三角印を結んだ実線では突出部の長さが0.5m
mをこえたあたりから消耗比が急激に増加している。突
出部長さが長いほど冷却されにくいため、与えた点火エ
ネルギーにより突出部先端が高温になり消耗が大きくな
る。与える点火エネルギーが小さい黒丸を結んだ実線で
は、消耗比のカーブは比較的なだらかであるが、与える
点火エネルギーが大きい黒三角印を結んだ実線では、突
出部長さが長くなるにつれて、熱引き性の悪化が大きく
なり、より突出部先端が高温になり消耗が飛躍的に大き
くなってしまう。黒丸を結んだ実線より,20Wの点火
エネルギー密度を0.4ms印加する程度であれば、突
出部長さを1.6mm以下であれば従来と同等の消耗比
を確保できることがわかる。
【0103】この図12では、従来と同等の消耗比(消
耗比1)とするために各突出部長さに対する点火エネル
ギーは20Wの点火エネルギー密度を0.4ms印加し
続けた場合と40Wの点火エネルギー密度を0.4ms
印加し続けた場合との間のどこかで得られることがわか
る。
【0104】図13では点火エネルギーを横軸に、突出
部長さを縦軸にし、消耗比が1である点火エネルギー、
突出部長さの座標を結んだいわば等消耗比線を表したも
のである。
【0105】この等消耗比線はh=0.016E2
0.56E+5.2で表される。本発明の請求項23に
おける特許請求の範囲はこの曲線とh=0.3(mm)
で表される横軸に平行な直線とE=8.5(mJ)で表
される縦軸に平行な直線とで切り取られる領域である。
【0106】この図では消耗比1の等消耗比線が1本し
か示されていないが、この図の右上ほど消耗比が大きく
なり、左下の原点に近づくほど消耗比は小さくなる。す
なわち、突出部長さが同じであれば、点火エネルギーが
小さいほど消耗比は小さくなり、また、点火エネルギー
が同じであれば、突出部長さが小さいほど消耗比は小さ
くなる。
【0107】突出部長さについては、0.3mm以下で
あると前述のごとく火炎核が接地電極の基部で阻害され
て着火性が悪くなり、また、1.5mm以上とすると熱
引き性が悪化することにより、消耗が大きくなる。ま
た、それを補おうとして点火エネルギーを小さくしよう
とすると点火エネルギーが小さすぎて着火性が悪くな
る。
【0108】点火エネルギーについては、8.5mJ以
下であると、着火性が悪くなり、17mJ以上である
と、点火エネルギーが大きくなってしまう。
【0109】以上が、本実施形態における特徴的な寸法
規定の根拠、および、この寸法規定による作用効果であ
る。
【0110】また、本実施形態では、上記した様な種々
の効果を有する点火プラグS1と、この点火プラグS1
における両電極30、40の間に電圧を印加するための
点火電源60とを備える点火装置が提供されるが、この
点火装置においても、上記した様な種々の効果が発揮さ
れ、省電力化が図られた点火装置を実現することができ
る。
【0111】ところで、上記図2に示す点火装置におい
ては、点火プラグS1における中心電極30の一端部3
1と接地電極40の突出部41とを、共に直径2.3m
m以下の細径化した円柱形状とし、且つ白金合金または
イリジウム合金等の貴金属よりなるものとしている。そ
して、中心電極30側が−となるように、電圧を印加す
る。
【0112】ここにおいて、本実施形態では、点火電源
60によって、中心電極30側が+となるように、電圧
を印加してもよい。この場合、交流電圧を印加する場合
も勿論含まれる。そして、この場合、接地電極40の突
出部41は白金(Pt)合金またはイリジウム(Ir)
合金より構成することが好ましい。
【0113】中心電極30側が+となるように電圧を印
加すると、放電時には、中心電極30の一端部31には
電子が、接地電極40の突出部41には正イオンが衝突
する。ここで、正イオンは電子に比べ質量が高いため、
正イオンが衝突する接地電極40の突出部41の方が中
心電極30の一端部31よりも消耗しやすくなる。しか
し、接地電極40の突出部41を、耐熱、耐磨耗性に優
れたPt合金またはIr合金より構成すれば、消耗を抑
えることができる。
【0114】(他の実施形態)なお、図9(a)に示す
様に、中心電極30の一端部31と接地電極40の突出
部41とが交差する位置関係でもよい。また、図9
(b)に示す様に、中心電極30の一端部31の側面
に、接地電極40の突出部41の先端面が対向していて
も良い。
【0115】また、消耗性は多少低下する可能性がある
が、中心電極30の一端部31、接地電極40の突出部
41は、それぞれ、上記した貴金属以外にも、各々の基
部32、42と同一の材料(Ni合金等)よりなるもの
でも良い。この場合、上記一端部31および突出部41
の形成は、基部の一部の切削加工や、細径部の溶接等に
て実現可能である。
【0116】また、上記実施形態において、中心電極3
0の一端部31及び接地電極40の突出部41は、とも
に円柱状でなくとも、どちらか一方または両方が角柱、
段付柱状等、任意の柱状でも良い。各種柱形状の例を、
図10に示す。
【0117】図10において、(a)は角柱形状、
(b)は段付柱状、(c)は軸と直交する方向の断面積
がテーパ状に変化する柱形状、(d)は中空柱状、
(e)は(d)の軸と直交する方向の断面を示す図、
(f)は側面に溝が付いた溝付き柱状、(g)は(f)
の軸と直交する方向の断面を示す図である。
【0118】これら図10に示す各種の柱形状におい
て、軸に直交する方向の全ての断面の面積が4.2mm
2以下である。つまり、軸に直角方向のどの断面を見て
も、断面の面積が4.2mm2以下となっているもので
ある。なお、このことは、図10(e)、(g)におい
ては、それぞれ、中空部、溝部を除いた部分の断面積が
4.2mm2以下となっていることである。
【0119】それにより、円柱状のものにおいて直径
2.3mm以下に細径化した場合と同様の効果を得るこ
とができる。また、上記断面積を1mm2以下とするこ
とで、円柱状のものにおいて直径が1.1mm以下であ
る場合と同様の効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る点火プラグの要部構成
図である。
【図2】図1に示す点火プラグを用いた点火装置を模式
的に示す図である。
【図3】電極径と必要投入エネルギーとの関係を示す図
である。
【図4】プラグギャップとリーン限界との関係を示す図
である。
【図5】プラグギャップと要求電圧との関係を示す図で
ある。
【図6】取付金具のネジ部のネジ径と点火プラグの耐電
圧との関係を示す図である。
【図7】点火コイル直径とコイル発生電圧との関係を示
す図である。
【図8】接地電極突出長さと必要投入エネルギーとの関
係を示す図である。
【図9】中心電極と接地電極との対向部の配置関係にお
ける変形例を示す図である。
【図10】中心電極の一端部および接地電極の突出部の
各種柱形状を示す図である。
【図11】従来の一般的な点火プラグの要部構成図であ
る。
【図12】接地電極の突出部長さと消耗比との関係を表
したグラフである。
【図13】点火エネルギーを横軸に、突出部長さを縦軸
にし、消耗比が1である点火エネルギー、突出部長さの
座標を結んだ等消耗比線を表したグラフである。
【符号の説明】
10…取付金具、 11…取付金具の一端部、 12…取付ネジ部、 30…中心電極、 31…中心電極の一端部、 40…接地電極、 41…接地電極の突出部、 43…接地電極における中心電極に対向する一面、 50…放電ギャップ(プラグギャップ)、 60…点火電源、 L…接地電極における突出部の突出長さ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉永 融 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 金生 啓二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 岡部 伸一 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 Fターム(参考) 3G019 KA01 5G059 AA01 AA04 CC02 DD20 EE11 EE20 EE21 KK14

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に取付可能な取付金具(10)
    と、 この取付金具内に絶縁保持され、一端部(31)が円柱
    状をなすとともに当該一端部が前記取付金具の一端部
    (11)から露出して延びる中心電極(30)と、 一端側が前記取付金具の一端部に接合され、他端側の一
    面(43)が前記中心電極の一端部に対向するように延
    びる接地電極(40)と、を有する点火プラグを備え、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極側へ延びる円柱状の突出部(41)が形成されてお
    り、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の突出部との対向
    間隔が放電ギャップ(50)として形成されており、 前記中心電極の一端部および前記接地電極の突出部は、
    ともに直径が2.3mm以下であり、 点火エネルギーが17mJ未満であることを特徴とする
    点火装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関に取付可能な取付金具(10)
    と、 この取付金具内に絶縁保持され、一端部(31)が円柱
    状をなすとともに当該一端部が前記取付金具の一端部
    (11)から露出して延びる中心電極(30)と、一端
    側が前記取付金具の一端部に接合され、他端側の一面
    (43)が前記中心電極の一端部に対向するように延び
    る接地電極(40)と、を有する点火プラグを備え、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極側へ延びる円柱状の突出部(41)が形成されてお
    り、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の突出部との対向
    間隔が放電ギャップ(50)として形成されており、 前記中心電極の一端部および前記接地電極の突出部は、
    ともに直径が2.3mm以下であり、 点火エネルギー密度が32W未満であることを特徴とす
    る点火装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関に取付可能な取付金具(10)
    と、 この取付金具内に絶縁保持され、一端部(31)が円柱
    状をなすとともに当該一端部が前記取付金具の一端部
    (11)から露出して延びる中心電極(30)と、 一端側が前記取付金具の一端部に接合され、他端側の一
    面(43)が前記中心電極の一端部に対向するように延
    びる接地電極(40)と、を備える点火プラグにおい
    て、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極側へ延びる円柱状の突出部(41)が形成されてお
    り、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の突出部との対向
    間隔が放電ギャップ(50)として形成されており、 前記中心電極の一端部および前記接地電極の突出部は、
    ともに直径が2.3mm以下であり、 前記放電ギャップが0.7mm以下であることを特徴と
    する点火プラグ。
  4. 【請求項4】 前記取付金具(11)の外周面には、前
    記内燃機関とネジ結合するためのネジ部(12)が形成
    されており、このネジ部のネジ径がM12以下であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の点火プラグ。
  5. 【請求項5】 内燃機関に取付可能な取付金具(10)
    と、 この取付金具内に絶縁保持され、一端部(31)が円柱
    状をなすとともに当該一端部が前記取付金具の一端部
    (11)から露出して延びる中心電極(30)と、 一端側が前記取付金具の一端部に接合され、他端側の一
    面(43)が前記中心電極の一端部に対向するように延
    びる接地電極(40)と、を備える点火プラグにおい
    て、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極側へ延びる円柱状の突出部(41)が形成されてお
    り、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の突出部との対向
    間隔が放電ギャップ(50)として形成されており、 前記中心電極の一端部および前記接地電極の突出部は、
    ともに直径が2.3mm以下であり、 前記接地電極における前記突出部の突出長さ(L)が、
    0.3mm以上であることを特徴とする点火プラグ。
  6. 【請求項6】 前記突出長さ(L)が1.5mm以下で
    あることを特徴とする請求項5に記載の点火プラグ。
  7. 【請求項7】 前記中心電極(30)の一端部(31)
    および前記接地電極(40)の突出部(41)は、とも
    に直径が1.1mm以下であることを特徴とする請求項
    3ないし6のいずれか1つに記載の点火プラグ。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし7のいずれか1つに記載
    の点火プラグ(S1)と、 前記点火プラグにおける前記中心電極(30)と前記接
    地電極(41)との間に電圧を印加するための点火電源
    (60)とを備えることを特徴とする点火装置。
  9. 【請求項9】 請求項3または4に記載の点火プラグ
    (S1)と、 前記点火プラグにおける前記中心電極(30)と前記接
    地電極(40)との間に電圧を印加するための点火コイ
    ルを有する点火電源(60)とを備え、 前記点火コイルの直径がφ22mm以下であることを特
    徴とする点火装置。
  10. 【請求項10】 内燃機関に取付可能な取付金具(1
    0)、前記取付金具内に絶縁保持され一端部(31)が
    円柱状をなすとともに当該一端部が前記取付金具の一端
    部(11)から露出して延びる中心電極(30)、およ
    び、一端側が前記取付金具の一端部に接合され他端側の
    一面(43)が前記中心電極の一端部に対向するように
    延びる接地電極(40)を有する点火プラグと、 前記中心電極および前記接地電極の間に電圧を印加する
    ための点火電源(60)とを備える点火装置において、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極側へ延びる円柱状の突出部(41)が形成されてお
    り、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の突出部との対向
    間隔が放電ギャップ(50)として形成されており、 前記中心電極の一端部および接地電極の突出部は、とも
    に直径が2.3mm以下であり、 前記接地電極における前記突出部は、白金合金またはイ
    リジウム合金よりなり、 前記点火電源によって、放電時に前記中心電極に正の電
    圧が印加されるようになっていることを特徴とする点火
    装置。
  11. 【請求項11】 前記中心電極(30)の一端部(3
    1)および前記接地電極(40)の突出部(41)は、
    ともに直径が1.1mm以下であることを特徴とする請
    求項1、2、および10のいずれか1つに記載の点火装
    置。
  12. 【請求項12】 内燃機関に取付可能な取付金具(1
    0)と、 この取付金具内に絶縁保持され、一端部(31)が柱状
    をなすとともに当該一端部が前記取付金具の一端部(1
    1)から露出して延びる中心電極(30)と、一端側が
    前記取付金具の一端部に接合され、他端側の一面(4
    3)が前記中心電極の一端部に対向するように延びる接
    地電極(40)と、を有する点火プラグを備え、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極側へ延びる柱状の突出部(41)が形成されており、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の突出部との対向
    間隔が放電ギャップ(50)として形成されており、 前記中心電極の一端部および前記接地電極の突出部は、
    ともに軸に直交する方向の全ての断面が断面積4.2m
    2以下であり、 点火エネルギーが17mJ未満であることを特徴とする
    点火装置。
  13. 【請求項13】 内燃機関に取付可能な取付金具(1
    0)と、 この取付金具内に絶縁保持され、一端部(31)が柱状
    をなすとともに当該一端部が前記取付金具の一端部(1
    1)から露出して延びる中心電極(30)と、 一端側が前記取付金具の一端部に接合され、他端側の一
    面(43)が前記中心電極の一端部に対向するように延
    びる接地電極(40)と、を有する点火プラグを備え、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極側へ延びる柱状の突出部(41)が形成されており、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の突出部との対向
    間隔が放電ギャップ(50)として形成されており、 前記中心電極の一端部および前記接地電極の突出部は、
    ともに軸に直交する方向の全ての断面が断面積4.2m
    2以下であり、 点火エネルギー密度が32W未満であることを特徴とす
    る点火装置。
  14. 【請求項14】 内燃機関に取付可能な取付金具(1
    0)と、 この取付金具内に絶縁保持され、一端部(31)が柱状
    をなすとともに当該一端部が前記取付金具の一端部(1
    1)から露出して延びる中心電極(30)と、一端側が
    前記取付金具の一端部に接合され、他端側の一面(4
    3)が前記中心電極の一端部に対向するように延びる接
    地電極(40)と、を備える点火プラグにおいて、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極側へ延びる柱状の突出部(41)が形成されており、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の突出部との対向
    間隔が放電ギャップ(50)として形成されており、 前記中心電極の一端部および前記接地電極の突出部は、
    ともに軸に直交する方向の全ての断面が断面積4.2m
    2以下であり、 前記放電ギャップが0.7mm以下であることを特徴と
    する点火プラグ。
  15. 【請求項15】 前記取付金具(11)の外周面には、
    前記内燃機関とネジ結合するためのネジ部(12)が形
    成されており、このネジ部のネジ径がM12以下である
    ことを特徴とする請求項14に記載の点火プラグ。
  16. 【請求項16】 内燃機関に取付可能な取付金具(1
    0)と、 この取付金具内に絶縁保持され、一端部(31)が柱状
    をなすとともに当該一端部が前記取付金具の一端部(1
    1)から露出して延びる中心電極(30)と、 一端側が前記取付金具の一端部に接合され、他端側の一
    面(43)が前記中心電極の一端部に対向するように延
    びる接地電極(40)と、を備える点火プラグにおい
    て、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極側へ延びる柱状の突出部(41)が形成されており、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の突出部との対向
    間隔が放電ギャップ(50)として形成されており、 前記中心電極の一端部および前記接地電極の突出部は、
    ともに軸に直交する方向の全ての断面が断面積4.2m
    2以下であり、 前記接地電極における前記突出部の突出長さ(L)が、
    0.3mm以上であることを特徴とする点火プラグ。
  17. 【請求項17】 前記突出長さ(L)が1.5mm以下
    であることを特徴とする請求項16に記載の点火プラ
    グ。
  18. 【請求項18】 前記中心電極(30)の一端部(3
    1)および前記接地電極(40)の突出部(41)は、
    ともに軸に直交する方向の全ての断面が断面積1mm2
    以下であることを特徴とする請求項14ないし17のい
    ずれか1つに記載の点火プラグ。
  19. 【請求項19】 請求項14ないし18のいずれか1つ
    に記載の点火プラグ(S1)と、 前記点火プラグにおける前記中心電極(30)と前記接
    地電極(41)との間に電圧を印加するための点火電源
    (60)とを備えることを特徴とする点火装置。
  20. 【請求項20】 請求項14または15に記載の点火プ
    ラグ(S1)と、 前記点火プラグにおける前記中心電極(30)と前記接
    地電極(40)との間に電圧を印加するための点火コイ
    ルを有する点火電源(60)とを備え、 前記点火コイルの直径がφ22mm以下であることを特
    徴とする点火装置。
  21. 【請求項21】 内燃機関に取付可能な取付金具(1
    0)、前記取付金具内に絶縁保持され一端部(31)が
    柱状をなすとともに当該一端部が前記取付金具の一端部
    (11)から露出して延びる中心電極(30)、およ
    び、一端側が前記取付金具の一端部に接合され他端側の
    一面(43)が前記中心電極の一端部に対向するように
    延びる接地電極(40)を有する点火プラグと、 前記中心電極および前記接地電極の間に電圧を印加する
    ための点火電源(60)とを備える点火装置において、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極側へ延びる柱状の突出部(41)が形成されており、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の突出部との対向
    間隔が放電ギャップ(50)として形成されており、 前記中心電極の一端部および接地電極の突出部は、とも
    に軸に直交する方向の全ての断面が断面積4.2mm2
    以下であり、 前記接地電極における前記突出部は、白金合金またはイ
    リジウム合金よりなり、 前記点火電源によって、放電時に前記中心電極に正の電
    圧が印加されるようになっていることを特徴とする点火
    装置。
  22. 【請求項22】 前記中心電極(30)の一端部(3
    1)および前記接地電極(40)の突出部(41)は、
    ともに軸に直交する方向の全ての断面が断面積1mm2
    以下であることを特徴とする請求項12、13、および
    21のいずれか1つに記載の点火装置。
  23. 【請求項23】 内燃機関に取り付け可能な取り付け金
    具(10)と、 この取り付け金具内に絶縁保持され、一端部(31)が
    円柱状をなすとともに当該一端部が前記取り付け金具の
    一端部(11)から露出して延びる中心電極(30)
    と、 一端側が前記取付金具の一端側に接合され、他端側の一
    面(43)が前記中心電極の一端側に対向するように延
    びる接地電極(40)と、を有し、点火エネルギーE
    (mJ)を印加され前記中心電極、接地電極間を着火に
    導く点火プラグを備え、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極へ延びる円柱状の突出部(41)が形成されており、 前記突出部の径ΦD(mm)が0.4mm以上、2.3
    mm以下であり、 前記突出部の長さh(mm)が前記点火エネルギーE
    (mJ)との間に、 0.3(mm)≦h≦0.016E2−0.56E+
    5.2(mm) (8.5(mJ)≦E≦17(mJ)) の関係があることを特徴とする点火装置。
  24. 【請求項24】 前記中心電極の前記一端部および前記
    接地電極の前記突出部がともに断面積4.2mm2以下
    で点火エネルギー密度が32W未満であることを特徴と
    する請求項23に記載の点火装置。
  25. 【請求項25】 前記中心電極の前記一端部の径D1、
    前記接地電極の前記突出部の径D2が共に、Φ2.3m
    m以下であり、前記点火エネルギE(mJ)との間に 1.5D22+0.1D2+8(mJ)≦E<0.34
    D12+0.2D1+16.4(mJ)の関係があるこ
    とを特徴とする請求項23に記載の点火装置。
  26. 【請求項26】 前記中心電極の前記一端部の径D1、
    前記接地電極の前記突出部径D2が共に、Φ2.3mm
    以下であり、点火エネルギ密度Q(W)との間に 3D22+0.2D22+16(W)≦Q<0.68D1
    2+0.4D1+32.8(W) の関係があることを特徴とする請求項23に記載の点火
    装置。
  27. 【請求項27】 前記中心電極の前記一端部の径D1、
    前記接地電極の前記突出部径D2が共に、Φ2.3mm
    以下であり、前記一端部と前記突出部との間に形成され
    る放電ギャップを0.7mm以下にしたことを特徴とす
    る請求項24に記載の点火装置。
  28. 【請求項28】 前記取付金具(11)の外周面には、
    前記内燃機関とネジ結合するためのネジ部(12)が形
    成されており、このネジ部のネジ径をM12以下である
    ことを特徴とする請求項25に記載の点火装置。
  29. 【請求項29】 接地電極の前記突出長さ(L)が1.
    5mm以下であることを特徴とする請求項28に記載の
    点火装置。
  30. 【請求項30】 前記突出長さが0.8mm以下である
    ことを特徴とする請求項23に記載の点火装置。
  31. 【請求項31】 前記中心電極(30)の一端部(3
    1)および前記接地電極(40)の突出部(41)はと
    もに断面積が1mm2以下であることを特徴とする請求
    項27から30のいずれか1つに記載の点火装置。
  32. 【請求項32】 請求項27または28に記載の点火プ
    ラグ(S1)と、前記中心電極と前記接地電極との間に
    電圧を印加するための点火コイルを有する点火電源(6
    0)とを備え、前記点火コイルの直径がφ22mm以下
    であることを特徴とする点火装置。
  33. 【請求項33】 内燃機関に取り付け可能な取り付け金
    具(10)と、この取り付け金具内に絶縁保持され、一
    端部(31)が円柱状をなすとともに当該一端部が前記
    取り付け金具の一端部(11)から露出して延びる中心
    電極(30)と、 一端側が前記取付金具の一端側に接合され、他端側の一
    面(43)が前記中心電極の一端側に対向するように延
    びる接地電極(40)と、を有する点火プラグと、 前記中心電極および前記接地電極の間に電圧を印加する
    ための点火電源(60)とを備える点火装置において、 前記接地電極における前記中心電極に対向する一面に
    は、前記中心電極の一端部に対向するように前記中心電
    極へ延びる円柱状の突出部(41)が形成されており、 前記中心電極の一端部と前記接地電極の前記突出部は、
    ともに直径が2.3mm以下であり、 前記点火電源によって、放電時に前記中心電極に正の電
    荷が印加されるようになっていることを特徴とする点火
    装置。
  34. 【請求項34】 前記中心電極(30)の一端部(3
    1)および前記接地電極(40)の前記突出部(41)
    は、ともに断面積が1mm2以下であることを特徴とす
    る請求項23、24、および33のいずれか1つに記載
    の点火装置。
  35. 【請求項35】 前記接地電極における前記突出部はP
    tを主成分元素としIr,Ni、Rh,W,Pd,R
    u,Osの少なくとも1つが添加された合金であること
    を特徴とする請求項23から34のいずれか1つに記載
    の点火装置。
  36. 【請求項36】 前記接地電極における前記突出部はP
    tを主成分元素としIrが0以上50wt%以下,Ni
    が0以上40wt%以下、Rhが0以上50wt%以
    下,Wが0以上30wt%以下,Pdが0以上40wt
    %以下,Ruが0以上30wt%以下,Osが0以上2
    0wt%以下の少なくとも1つが添加されされた合金で
    あることを特徴とする請求項23から34のいずれか1
    つに記載の点火装置。
  37. 【請求項37】 前記接地電極における前記突出部はI
    rを主成分元素としRh,Pt,Ni,W,Pd,R
    u,Osの少なくとも1つが添加された合金であること
    を特徴とする請求項23から34のいずれか1つに記載
    の点火装置。
  38. 【請求項38】 前記接地電極における前記突出部はI
    rを主成分元素としRhが0以上50wt%以下,Pt
    が0以上50wt%以下,Niが0以上40wt%以
    下、Wが0以上30wt%以下,Pdが0以上40wt
    %以下,Ruが0以上30wt%以下,Osが0以上2
    0wt%以下の少なくとも1つが添加された合金である
    ことを特徴とする請求項23から34のいずれか1つに
    記載の点火装置。
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