JP3075528B2 - スパークプラグ及び内燃機関用点火システム - Google Patents

スパークプラグ及び内燃機関用点火システム

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JP3075528B2
JP3075528B2 JP10268255A JP26825598A JP3075528B2 JP 3075528 B2 JP3075528 B2 JP 3075528B2 JP 10268255 A JP10268255 A JP 10268255A JP 26825598 A JP26825598 A JP 26825598A JP 3075528 B2 JP3075528 B2 JP 3075528B2
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spark
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関用のスパー
クプラグと、スパークプラグを用いた内燃機関用点火シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】スパークプラグを使用する自動車用内燃
機関の点火システムとしては、図11に示すような、デ
ィストリビュータを用いた方式が長らく使用されてき
た。該システム249では、点火コイル251は、点火
スイッチ257を介してバッテリー256から受電する
一次コイル252がイグナイタ254に接続される一
方、二次コイル253がディストリビュータ250に接
続される。そして、制御ユニット255が所定の着火タ
イミングでイグナイタ254に遮断指令信号を発する
と、イグナイタ254は無接点スイッチ部を作動させて
一次コイル252への通電を遮断する。これにより、二
次コイル253には高圧の誘導電流が発生し、これがデ
ィストリビュータ250によりハイテンションケーブル
Cを介して各スパークプラグ100に分配される。
【0003】しかしながら、最近はディストリビュータ
方式は次第に用いられなくなってきており、点火時期制
御が容易で接点メンテナンスも不要である、フルトラン
ジスタ型コイルオン方式の点火システム(以下、ディス
トリビュータを使用しない点火方式という意味で、DL
I(Distributor-Less Ignition)方式と称する)が主
流となりつつある。この方式では、各スパークプラグ上
に点火コイルが直接取り付けられ、制御ユニットにより
所定のタイミングで遮断駆動されることとなる。この場
合、点火コイルがスパークプラグに直接取り付けられる
ため、ハイテンションケーブルは不要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より、
スパークプラグの耐火花消耗性を向上させるために、電
極の先端にPt(白金)合金のチップを溶接して発火部
を形成したものが使用されている。しかしながら、白金
は高価であり融点も1769℃程度であって耐火花消耗
材料としては十分ではないため、チップ材料として融点
が2454℃程度と高いIr(イリジウム)を使用する
提案がなされている。ところが、発火部をIrで構成し
た場合、Irが900〜1000℃程度の高温域におい
て、揮発性の酸化物を生成することから、比較的消耗し
やすい性質を有している。
【0005】そして、このようなIr系チップにて発火
部を構成したスパークプラグにおいては、前記した点火
システムの方式変更が、その発火部の耐久性に少なから
ぬ影響を及ぼす場合がある。すなわち、スパークプラグ
の火花放電の形態には、大きく分けてグロー放電とアー
ク放電との2種類がある。グロー放電は、例えば電源イ
ンピーダンスが比較的大きい時に発生する放電形態であ
り、放電電流がそれほど大きくないので、発火部の昇温
・消耗は比較的進みにくい。他方、アーク放電は電源イ
ンピーダンスが小さいときに発生することが多く、大電
流が流れて発火部の昇温ひいては消耗が進みやすい。従
って、発火部の消耗抑制という観点においては、グロー
放電が主体となる環境が望ましいと言える。
【0006】そして、ディストリビュータ方式では、接
点ギャップやハイテンションケーブルに由来する電気抵
抗により電源インピーダンスは大きく、放電形態はグロ
ー放電を主体としたものになりやすい。しかしながら、
DLI方式では接点ギャップやケーブルの抵抗が存在し
ないため電源インピーダンスが小さく、電極に使用され
る材質によっては火花放電でのグロー/アークの放電遷
移比率が増し、電極消耗が生じやすくなることがある。
そして、本発明者らが検討したところによると、Ir系
合金の発火部の場合、グロー/アークの放電遷移比率が
特に高く、酸化揮発により消耗が進みやすいことも相俟
って、スパークプラグが特に短寿命化しやすくなること
がわかった。
【0007】本発明の課題は、発火部をIr系合金で構
成しつつもアーク放電が発生しにくく、ひいては電極消
耗が抑制され長寿命となるスパークプラグと、該スパー
クプラグを用いた内燃機関用点火システムとを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明のスパークプラグは、中心電
極と、その中心電極の外側に設けられた絶縁体と、絶縁
体の外側に設けられた主体金具と、中心電極と対向する
ように配置された接地電極と、それら中心電極と接地電
極との少なくとも一方に固着されて火花放電ギャップを
形成する発火部とを備え、また、絶縁体の軸方向に形成
された貫通孔に対し、その一方の端部側に端子金具が固
定され、同じく他方の端部側に中心電極が固定されると
ともに、該貫通孔内において端子金具と中心電極との間
に抵抗体が配置されており、発火部が、Irを60重量
%以上含有する合金を主体に構成され、かつ抵抗体を介
した端子金具と中心電極との間の電気抵抗値が10kΩ
以上30kΩ以下の範囲に確保されていることを特徴と
する。
【0009】また、本発明の内燃機関用点火システム
は、中心電極と、その中心電極の外側に設けられた絶縁
体と、絶縁体の外側に設けられた主体金具と、中心電極
と対向するように配置された接地電極と、それら中心電
極と接地電極との少なくとも一方に固着されて火花放電
ギャップを形成する発火部とを備え、また、絶縁体の軸
方向に形成された貫通孔に対し、その一方の端部側に端
子金具が固定され、同じく他方の端部側に中心電極が固
定されたスパークプラグと、そのスパークプラグに取り
付けられるケーシングと、そのケーシングの内側に収容
されるとともにスパークプラグの端子金具に接続され、
該スパークプラグに対して放電用の高電圧を印加する点
火コイルとを有するコイルユニットを備え、スパークプ
ラグの発火部が、Irを60重量%以上含有する金属を
主体に構成され、かつ点火コイルと中心電極との間に、
両者の間の電気抵抗値を10kΩ以上に確保するための
抵抗部が設けられたことを特徴とする。
【0010】発火部をIr系の金属で構成する場合、そ
の金属成分の60重量%以上をIrで構成しなければ、
発火部の高融点化による耐火花消耗性の向上は十分に期
待することはできない。しかしながら、コイルユニット
によりスパークプラグに点火コイルをハイテンションケ
ーブルを介さずに直結する方式、すなわちDLI方式を
点火システムとして採用する場合、発火部のIr含有量
が高くなると、前述の通りアーク放電等の大電流放電へ
の遷移が起こりやすくなり、昇温によるIr成分の酸化
揮発に起因した発火部の消耗が生じやすくなる。
【0011】しかしながら、本発明者らが鋭意検討した
結果、上記のようなIr系金属で発火部を構成したスパ
ークプラグ(以下、Ir系プラグともいう)において
は、点火コイルと中心電極との間の電気抵抗値(すなわ
ち電源インピーダンスに相当する)を10kΩ以上に確
保することで、DLI方式においても比較的電流の小さ
い形態の放電(グロー放電等)が安定して持続しやすく
なることを見い出し、本発明を完成するに至ったのであ
る。これにより、DLI方式の点火システムに上記Ir
系プラグを適用した場合に、アーク放電等の大電流放電
への遷移が起こりにくくなり、ひいては高速あるいは高
負荷運転時においてもIrの酸化揮発による発火部の消
耗が抑えられ、スパークプラグを長寿命化することがで
きる。なお、点火コイルと中心電極との間の電気抵抗値
は、より望ましくは15kΩ以上確保されているのがよ
い。他方、電気抵抗値が100kΩを超えると着火性の
低下を招くことがあり、注意が必要である。
【0012】点火コイルと中心電極との間で10kΩ以
上の電気抵抗値を確保するためには、スパークプラグに
組み込まれた電波ノイズ低減用の抵抗体を利用すること
ができる。この場合、抵抗体の電気抵抗値を高くして、
端子金具と中心電極との間で10kΩ以上(望ましくは
15kΩ以上)の電気抵抗値が確保されるように、スパ
ークプラグを構成することができる。他方、安価な普及
型スパークプラグのように、抵抗体が組み込まれない場
合には、コイルユニット側に設けた抵抗器等の抵抗部に
より、上記範囲の電気抵抗値が確保されるようにしても
よい。
【0013】スパークプラグは、中心電極の先端部の軸
断面径を小さくするほど中心電極先端部体積が減少し
て、着火により生じた炎の熱を奪いにくくなり着火性が
向上する。そして、本発明のスパークプラグあるいは点
火システムにおいて、上記Ir系合金で構成された発火
部を中心電極の先端部に形成する場合、該中心電極の先
端径は1.1mm以下の範囲で調整するのがよい。すな
わち、先端径を1.1mm以下とすることで、先端細径
化による着火性向上の効果を顕著に享受できる。なお、
該先端径は望ましくは0.3〜0.8mmの範囲で調整
するのがよい。先端径を0.8mm以下とすることで、
着火性向上の効果がさらに顕著となる。他方、先端径が
0.3mm未満になると火花の集中により発火部が昇温
しやすくなり、Irの酸化揮発による発火部の消耗が進
みやすくなる場合がある。
【0014】また、スパークプラグは一般に、絶縁体の
外側が主体金具により覆われているが、燻りや燃料のカ
ブリ等により絶縁体表面が汚損されると、金具内面と絶
縁体外面との間で火花が飛んで、ギャップでの正常な放
電が阻害される不具合が生ずる場合がある。この場合、
火花放電ギャップの間隔をなるべく小さくすることが、
汚損発生時に正常なギャップ放電を確保する上で有効で
ある。この場合、スパークプラグの耐汚損性を確保する
ために、その火花放電ギャップの大きさを1.2mm以
下、望ましくは0.8mm以下とするのがよい。また、
ギャップ短絡を防止する観点から、火花放電ギャップの
大きさは0.3mm以上に設定するのがよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施の
形態を図面を用いて説明する。図1に示す本発明の一例
たる抵抗体入りスパークプラグ100は、筒状の主体金
具1、先端部が突出するようにその主体金具1内に嵌め
込まれた絶縁体2、先端部を突出させた状態で絶縁体2
の内側に設けられた中心電極3、及び主体金具1に一端
が結合され、他端側が中心電極3の先端と対向するよう
に配置された接地電極4等を備えている。また、図2に
示すように、接地電極4には中心電極の発火部31に対
向する発火部32が形成されており、それら発火部31
と、対向する発火部32との間の隙間が火花放電ギャッ
プgとされている。
【0016】絶縁体2は、例えばアルミナあるいは窒化
アルミニウム等のセラミック焼結体により構成されてい
る。また、主体金具1は、低炭素鋼等で形成されてお
り、スパークプラグ100のハウジングを構成するとと
もに、その外周面には、プラグ100を図示しないエン
ジンブロックに取り付けるためのねじ部7が形成されて
いる。なお、ねじ部7の呼びは、例えばM14Sであ
る。また、中心電極3を突出させている側の主体金具1
の開口端から、絶縁体2の後端縁位置までの長さL1
は、例えば58.5mmである。
【0017】次に、中心電極3及び接地電極4の本体部
3a及び4a(図2)はNi合金(例えばインコネル
(Inconel:商標名))で構成されている。一方、上記
発火部31及び対向する発火部32は、金属成分がIr
を60重量%以上含有する合金を主体に構成される。
【0018】図2に示すように、中心電極3の本体部3
aは先端側が縮径されるとともにその先端面が平坦に構
成され、ここに上記発火部31を構成する合金組成から
なる円板状のチップを重ね合わせ、さらにその接合面外
縁部に沿ってレーザー溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接
等により溶接部Wを形成してこれを固着することにより
発火部31が形成される。また、対向する発火部32
は、発火部31に対応する位置において接地電極4にチ
ップを位置合わせし、その接合面外縁部に沿って同様に
溶接部Wを形成してこれを固着することにより形成され
る。なお、これらチップは、例えば表記組成となるよう
に各合金成分を配合・溶解することにより得られる溶解
材、又は合金粉末あるいは所定比率で配合された金属単
体成分粉末を成形・焼結することにより得られる焼結材
により構成することができる。
【0019】上記チップを構成する合金としては、例え
ば次のようなものを使用できる。 (1)Irを主体としてRhを3〜50重量%(ただし
50重量%は含まない)の範囲で含有する合金を使用す
る。該合金の使用により、高温でのIr成分の酸化・揮
発による発火部の消耗が効果的に抑制され、ひいては耐
久性に優れたスパークプラグが実現される。
【0020】上記合金中のRhの含有量が3重量%未満
になるとIrの酸化・揮発の抑制効果が不十分となり、
発火部が消耗しやすくなるためプラグの耐久性が低下す
る。一方、Rhの含有量が50重量%以上になると合金
の融点が低下し、プラグの耐久性が同様に低下する。以
上のことから、Rhの含有量は前述の範囲で調整するの
がよく、望ましくは7〜30重量%、より望ましくは1
5〜25重量%、最も望ましくは18〜22重量%の範
囲で調整するのがよい。
【0021】(2)Irを主体としてPtを1〜20重
量%の範囲で含有する合金を使用する。該合金の使用に
より、高温でのIr成分の酸化・揮発による発火部の消
耗が効果的に抑制され、ひいては耐久性に優れたスパー
クプラグが実現される。なお、上記合金中のPtの含有
量が1重量%未満になるとIrの酸化・揮発の抑制効果
が不十分となり、発火部が消耗しやすくなるためプラグ
の耐久性が低下する。一方、Ptの含有量が20重量%
以上になると合金の融点が低下し、プラグの耐久性が同
様に低下する。
【0022】チップ(発火部)を構成する材料には、元
素周期律表の3A族(いわゆる希土類元素)及び4A族
(Ti、Zr、Hf)に属する金属元素の酸化物(複合
酸化物を含む)を0.1〜15重量%の範囲内で含有さ
せることができる。これにより、Ir成分の酸化・揮発
による消耗がさらに効果的に抑制される。この場合、該
酸化物の配合によりIr成分の酸化揮発を抑制できるこ
とから、チップを構成する金属部は、上記(1)あるい
は(2)のようなIr合金の他、Ir単体金属で構成す
ることもできる。なお、上記酸化物の含有量が0.1重
量%未満になると、当該酸化物添加によるIrの酸化・
揮発防止効果が十分に得られなくなる。一方、酸化物の
含有量が15重量%を超えると、チップの耐熱衝撃性が
低下し、例えばチップを電極に溶接等により固着する際
に、ひびわれ等の不具合を生ずることがある。なお、上
記酸化物としては、Yが好適に使用されるが、こ
のほかにもLa、ThO、ZrO等を好まし
く使用することができる。
【0023】ここで、発火部31、すなわち中心電極3
の先端径δは1.1mm以下、望ましくは0.3〜0.
8mmに設定される。また、火花放電ギャップgの大き
さγは、1.2mm以下、望ましくは0.3〜1.1m
m、さらに望ましくは0.6〜0.9mmに設定され
る。なお、発火部31及び対向する発火部32は、いず
れか一方を省略する構成としてもよい。この場合には、
発火部31又は対向する発火部32及び接地電極4又は
中心電極3との間で火花放電ギャップgが形成される。
【0024】図1に戻り、上記スパークプラグ100に
おいては、絶縁体2の軸方向には貫通孔6が形成されて
おり、その一方の端部側に端子金具13が挿入・固定さ
れ、同じく他方の端部側に中心電極3が挿入・固定され
ている。また、該貫通孔6内において端子金具13と中
心電極3との間に抵抗体15が配置されている。この抵
抗体15の両端部は、導電性ガラスシール層16,17
を介して中心電極3と端子金具13とにそれぞれ電気的
に接続されている。
【0025】端子金具13は低炭素鋼等で構成され、表
面には防食のためのNiメッキ層(層厚:例えば5μ
m)が形成されている。そして、該端子金具13は、シ
ール部13c(先端部)と、絶縁体2の後端縁より突出
する端子部13aと、端子部13aとシール部13cと
を接続する棒状部13bとを有する。シール部13cは
軸方向に長い円筒状に形成されて、導電性ガラスシール
層17中に没入する形で配置され、貫通孔6の内面との
間を該シール層17によりシールされる。
【0026】抵抗体15は、ガラス粉末、セラミック粉
末、金属粉末(Zn、Sb、Sn、Ag及びNiの1種
又は2種以上を主体とするもの)、非金属導電物質粉末
(例えば無定形カーボン(カーボンブラック)ないしグ
ラファイト)及び有機バインダ等を所定量配合し、ホッ
トプレス等の公知の手法により焼結して製造されるもの
である。そして、その組成及び寸法は、端子金具13と
中心電極3との間で測定した電気抵抗値が10kΩ以上
(望ましくは15kΩ以上)30kΩ以下の範囲となる
ように調整される。
【0027】また、導電性ガラスシール層16,17
は、Cu及びFe等の金属成分の1種又は2種以上を主
体とする金属粉末を混合したガラスにより構成され、そ
の金属含有量が35〜70重量%とされる。なお、該導
電性ガラスシール層16,17には、必要に応じてTi
等の半導体性の無機化合物粉末を適量配合すること
ができる。
【0028】図3は、スパークプラグ100を用いた点
火システムの一例を示すものである。該点火システム1
50では、ディストリビュータを使用せず、各スパーク
プラグ100に対し個別の点火コイル51により直接的
に電圧印加するように構成されている。各点火コイル5
1においては、点火スイッチ157を介してバッテリー
156から受電する一次コイル52がイグナイタ154
に接続されている。他方二次コイル53は、それぞれス
パークプラグ100に接続される。この場合、イグナイ
タ154は、個々の点火コイル51に対応したトランジ
スタ等の無接点スイッチ部を有し、それら無接点スイッ
チ部は制御ユニット155の対応する出力ポートから個
別に遮断指令信号を受けて、所定のタイミングで遮断駆
動されるようになっている。なお、各点火コイル51と
スパークプラグ100との間には、イグナイタ154内
の無接点スイッチ部を遮断状態から導通状態に復帰させ
る際に、スパークプラグ100に再通電することを阻止
するためのダイオード51aが設けられている。
【0029】図4に示すように、内燃機関180が多気
筒ガソリンエンジンとして構成されている場合、それら
各気筒181に点火用のスパークプラグ100が、取付
ねじ部7により火花放電ギャップgがそれぞれ燃焼室内
に位置するように取り付けられる。そして、各スパーク
プラグ100に一対一に対応して、コイルユニット50
が取り付けられており、それぞれ制御ユニット155に
接続されている。コイルユニット50は、スパークプラ
グ100の後端部に嵌め込まれるケーシング60を有
し、その内側に点火コイル51とイグナイタ154とが
収容されている。点火コイル51は、図示しないユニッ
ト側端子部にてスパークプラグ100の端子金具と電気
的に接続される。
【0030】なお、スパークプラグ100は、抵抗体1
5を省略し、端子金具13と中心電極3とを、例えば単
一の導電性ガラスシール層で接合するようにしてもよ
い。また、抵抗体15を設ける場合、これと中心電極3
との間の導電性ガラスシール層16を省略してもよい。
この場合、点火コイル51とスパークプラグ100の中
心電極3との間で10kΩ以上(望ましくは15kΩ以
上)の電気抵抗値が確保されるよう、例えば点火コイル
51とユニット側端子部との間に抵抗器を配置しておく
とよい。
【0031】
【実施例】以下、上記スパークプラグ100ないし点火
システム150の効果を確認するために、以下の実験を
行った。まず、微粒ガラス粉末(平均粒径80μm)を
30重量部、セラミック粉末としてのZrO(平均粒
径3μm)を60重量部、金属粉末としてのAl粉末
(平均粒径20〜50μm)を1重量部、非金属導電材
料粉末としてのカーボンブラックを2〜9重量部、及び
有機バインダとしてのデキストリンを3重量部配合し、
水を溶媒としてボールミルにより湿式混合し、その後こ
れを乾燥して予備素材を調製した。そして、これに粗粒
ガラス粉末(平均粒径250μm)を、上記予備素材1
00重量部に対して400重量部配合し、抵抗体組成物
の原料粉末を得た。なお、ガラス粉末の材質は、SiO
を50重量部、Bを29重量部、LiOを4
重量部、及びBaOを17重量部配合・溶解して得られ
るホウケイ酸リチウムガラスであり、その軟化温度は5
85℃であった。
【0032】次いで、この抵抗体組成物粉末を用いてホ
ットプレスにより抵抗体15を形成することで、図1に
示す抵抗体入りスパークプラグ100のサンプルを各種
作製した。ここで、中心電極3は、材質がNi合金(イ
ンコネル600)であり、軸方向長さを20.7mm、
軸断面径を2.6mmとした。また、絶縁体2の貫通孔
6の内径(得られる抵抗体15の軸断面径はこれとほぼ
同じ値となる)は4.0mmであり、ホットプレス処理
の加熱温度は900℃、加圧力は100kg/cm
設定した。また、導電性ガラス粉末として、Cu、F
e、Sn、TiO 等の導電性粉末とホウケイ酸カルシ
ウムガラス粉末との混合物(導電性粉末の含有量が約5
0重量%)を用いた。得られたスパークプラグにおい
て、抵抗体15の長さL2は7.0〜15.0mmであ
る。なお、中心電極3と端子金具13との間の電気抵抗
値Rkは、抵抗体15の長さL2と組成調整により5〜3
0kΩの各種値となるように調整している。
【0033】次に、発火部31及び32は、次のように
して形成した。まず、所定量のIr及びPtを配合・溶
解することにより、Ptを5重量%含有し残部Irとな
る合金を作製し、これを直径0.2〜1.6mm、厚さ
0.6mmの円板状のチップに加工した。そして、この
チップを用いて図1及び図2に示すスパークプラグ10
0の発火部31及び対向する発火部32を形成した(す
なわち、中心電極3の発火部の大きさを0.2〜1.6
mmの各種値に調整した)。また、火花放電ギャップg
の初期の大きさδは0.4〜1.4mmの各種値に設定
した。
【0034】そして、上記の各種スパークプラグを、6
気筒ガソリンエンジン(排気量1998cc)に取り付
け、スロットル全開状態、エンジン回転数5600rp
mにて800時間まで連続運転し(中心電極温度約78
0℃)、運転終了後のプラグの火花放電ギャップgの拡
大量を測定した。なお、テストに用いた点火システムは
図3に示すタイプのものであり、中心電極側が負となる
極性にて二次電流ピーク値70mA、放電エネルギ65
mJの条件にて点火放電させた。また、放電中の電流及
び電圧の波形をオシロスコープにて記録した。さらに、
比較のために、図11に示すディストリビュータ方式の
点火システムを用いた実験も同様に行った。ただし、点
火コイル251と各ハイテンションケーブルCの末端と
の間の電気抵抗値は5〜10kΩとした。
【0035】まず、図5は、電気抵抗値Rkの値を5k
Ωと小さく設定し、中心電極の先端径δを1.0mm、
初期火花放電ギャップの大きさγを0.5mm、0.8
mm及び1.1mmのいずれかとして、ギャップ拡大挙
動(すなわち電極消耗)を調べた結果を示すグラフであ
る。γが0.8mmあるいは1.1mmのものは電極消
耗が激しく、ギャップ成長が著しいことがわかる。この
要因として放電形態の違いが考えられたため、放電波形
の観察を行った。図6(a)はγ=0.5mm、同
(b)はγ=0.8mmの場合の1放電の波形である。
(a)では電流値が比較的安定しており、グロー放電が
主体になっていると推測されるのに対し、(b)では、
電流値が突然大きくなる挙動が頻繁に生じていることが
わかる。これは、アーク放電が発生していることを示唆
しており、特にグロー放電からアーク放電に移行する瞬
間に大きな電流が流れていると推測される。すなわち、
(b)では、1放電中におけるグロー/アークの放電遷
移頻度が高くなり、瞬間的に大きな電流が流れる機会が
多くなって、電極消耗が激しくなったものと考えられ
る。
【0036】例えば、図6(a)において、グロー放電
が起こっていると考えられる領域では、電流変化幅が概
ね5mAの範囲に収まりつつ、電流絶対値が放電末期に
向けて漸減する、いわばバックグラウンド電流レベルを
形成する。そこで、本実施例では、1放電期間を0.5
ms単位に区切って各区間の平均値を算出することによ
り上記バックグラウンド電流レベルを求め、そのバック
グラウンド電流レベルより少なくとも20mA以上の電
流が流れた場合をグロー/アークの放電遷移と判断し、
1放電中の発生回数(頻度)をカウントすることによ
り、その遷移の起こりやすさについての評価を行った。
【0037】図7は、電気抵抗値Rkを5kΩ、10k
Ω及び15kΩのいずれかとし、中心電極の先端径δを
1.0mmとし、初期火花放電ギャップの大きさγを
0.4〜1.4mmの各種値としたときの、グロー/ア
ークの遷移頻度を測定した結果である(γ=0.8m
m、Rk=5kΩのときの結果を100とした相対値に
より表示している。また、数値を表1に示す)。
【0038】
【表1】
【0039】すなわち、電気抵抗値Rkを大きくするこ
とで遷移回数が少なくなっていることがわかる。他方、
電気抵抗値10kΩのものについて、初期火花放電ギャ
ップの大きさγを0.8〜1.3mmに設定し、その耐
汚損性を調べるために、JIS:D1606に規定され
たプレデリバリ耐久試験を行った。ここでは、スパーク
プラグを試験用自動車に取り付け、JISに規定された
走行パターンを1サイクルとして、ラフアイドルが発生
するまで、あるいはスパークプラグの絶縁抵抗が1MΩ
以下に低下するまでの耐久サイクル数にて評価を行っ
た。結果を図12に示す。すなわち、γが1.2mmを
超えると耐久サイクル数が減少し、耐汚損性が悪くなっ
ていることがわかる。
【0040】次に、図8は初期火花放電ギャップの大き
さγを0.8mmとし、電気抵抗値Rkを5〜30kΩ
の各種値として、図3のDLI方式の点火システムと、
図11のディストリビュータ方式の点火システムのそれ
ぞれについて、同様の評価を行った結果を示すものであ
る(数値を表2に示す)。
【0041】
【表2】
【0042】DLI方式の点火システムを使用した場合
でも、電気抵抗値Rkを大きくするに従って遷移頻度は
減少し、抵抗値を10kΩ以上とすることで、遷移頻度
はディストリビュータ(DIS)式のものと同程度に抑
制されていることがわかる。なお抵抗値が20kΩ以上
では遷移頻度の変化率は小さくなっていることもわか
る。
【0043】図9は、初期火花放電ギャップの大きさγ
を1.1mmとし、電気抵抗値Rkを5kΩとし、中心
電極の先端径δを各種変化させて800時間耐久させた
ときの、1放電当りの電極の消耗体積を測定した結果で
ある。電極径の細いものほど1放電当たりの消耗体積が
多くなっている。これはδが小さいものほど温度が上が
りやすく、グロー・アーク遷移による昇温もしやすいた
めであると考えられる。また、図10は初期火花放電ギ
ャップの大きさγを0.5mmとし、電気抵抗値Rkを
5kΩ、10kΩ及び15kΩのいずれかとし、中心電
極の先端径δを1.0mmとして800時間まで耐久さ
せたときのギャップ増加挙動の測定結果を示すものであ
る。電気抵抗値Rkを10kΩとすることで電極消耗を
抑えることができ、15kΩとすることでさらにその効
果が高められていることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパークプラグの一実施例を示す縦部
分断面図。
【図2】その火花放電ギャップ付近を拡大して示す断面
図。
【図3】図1のスパークプラグを用いた点火システムの
一例を示す回路図。
【図4】図3の点火システムのエンジンへの取付態様の
一例を示す正面模式図。
【図5】実施例にて行った実験結果を示す第一のグラ
フ。
【図6】同じく第二のグラフ。
【図7】同じく第三のグラフ。
【図8】同じく第四のグラフ。
【図9】同じく第五のグラフ。
【図10】同じく第六のグラフ。
【図11】ディストリビュータ方式による点火システム
の一例を示す回路図。
【図12】実施例にて行った実験結果を示す第七のグラ
フ。
【符号の説明】
1 主体金具 2 絶縁体 3 中心電極 4 接地電極 6 貫通孔 13 端子金具 15 抵抗体 31 発火部(チップ) 32 対向する発火部(チップ) 50 コイルユニット 51 点火コイル 60 ケーシング 100 スパークプラグ 150 点火システム g 火花放電ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01T 13/00 - 21/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心電極と、その中心電極の外側に設けら
    れた絶縁体と、前記絶縁体の外側に設けられた主体金具
    と、前記中心電極と対向するように配置された接地電極
    と、それら中心電極と接地電極との少なくとも一方に固
    着されて火花放電ギャップを形成する発火部とを備え、
    また、前記絶縁体の軸方向に形成された貫通孔に対し、
    その一方の端部側に端子金具が固定され、同じく他方の
    端部側に前記中心電極が固定されるとともに、該貫通孔
    内において前記端子金具と前記中心電極との間に抵抗体
    が配置されており、 前記発火部が、Irを60重量%以上含有する合金を主
    体に構成され、かつ前記抵抗体を介した前記端子金具と
    前記中心電極との間の電気抵抗値が10kΩ以上30k
    Ω以下の範囲に確保されていることを特徴とするスパー
    クプラグ。
  2. 【請求項2】 前記端子金具と前記中心電極との間の電
    気抵抗値が15kΩ以上確保されている請求項1記載の
    スパークプラグ。
  3. 【請求項3】 前記発火部は前記中心電極の先端部に形
    成されており、かつ前記中心電極の先端径が1.1mm
    以下である請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 【請求項4】 前記中心電極の先端径が0.3〜0.8
    mmの範囲に調整されている請求項3記載のスパークプ
    ラグ。
  5. 【請求項5】 前記火花放電ギャップの間隔が1.2m
    m以下である請求項1ないし4のいずれかに記載のスパ
    ークプラグ。
  6. 【請求項6】 前記火花放電ギャップの間隔が0.8m
    m以下である請求項5記載のスパークプラグ。
  7. 【請求項7】 中心電極と、その中心電極の外側に設け
    られた絶縁体と、前記絶縁体の外側に設けられた主体金
    具と、前記中心電極と対向するように配置された接地電
    極と、それら中心電極と接地電極との少なくとも一方に
    固着されて火花放電ギャップを形成する発火部とを備
    え、また、前記絶縁体の軸方向に形成された貫通孔に対
    し、その一方の端部側に端子金具が固定され、同じく他
    方の端部側に前記中心電極が固定されたスパークプラグ
    と、 そのスパークプラグに取り付けられるケーシングと、そ
    のケーシングの内側に収容されるとともに前記スパーク
    プラグの前記端子金具に接続され、該スパークプラグに
    対して放電用の高電圧を印加する点火コイルとを有する
    コイルユニットとを備え、 前記スパークプラグの発火部が、Irを60重量%以上
    含有する金属を主体に構成され、かつ前記点火コイルと
    前記中心電極との間に、両者の間の電気抵抗値を10k
    Ω以上に確保するための抵抗部が設けられたことを特徴
    とする内燃機関用点火システム。
  8. 【請求項8】 前記抵抗部により、前記点火コイルと前
    記中心電極との間の抵抗値が15kΩ以上の値に確保さ
    れている請求項7記載の内燃機関用点火システム。
  9. 【請求項9】 前記スパークプラグは、請求項1ないし
    6のいずれかに記載されたスパークプラグである請求項
    7又は8に記載の内燃機関用点火システム。
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