JPS6123633B2 - - Google Patents
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- JPS6123633B2 JPS6123633B2 JP20230882A JP20230882A JPS6123633B2 JP S6123633 B2 JPS6123633 B2 JP S6123633B2 JP 20230882 A JP20230882 A JP 20230882A JP 20230882 A JP20230882 A JP 20230882A JP S6123633 B2 JPS6123633 B2 JP S6123633B2
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- GKOZUEZYRPOHIO-UHFFFAOYSA-N iridium atom Chemical compound [Ir] GKOZUEZYRPOHIO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
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Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は火花放電によつて着火するデイーゼ
ル及び層状燃焼が行われる高圧縮内機関に用いる
スパークプラグの改良に関する。
ル及び層状燃焼が行われる高圧縮内機関に用いる
スパークプラグの改良に関する。
従来よりデイーゼルエンジンなどの高圧縮内燃
機関において、スパークプラグの火花放電によつ
て着火することが試みられている。これら機関で
軽油ケロシンをはじめ、アルコール等の代替燃料
など粗悪な燃料を用いる場合には着火性が悪く、
スパークプラグを使用して着火させるためには電
気エネルギーを一般自動車に較べてより大きく１
ジユール以上にする必要がある。しかし、電気エ
ネルギーを大きくするとスパークプラグ電極の火
花消耗が非常に大きく、耐火花消耗性の向上が重
要となる。又これら機関の着火性は燃料噴射位置
までスパークプラグの発火点を伸ばすと顕著な効
果を有することが確認されている。このためにス
パークプラグの中心電極と接地電極を単に長く突
出させることにより、本来の目的を達成すること
ができるが、スパークプラグ電極はこれら機関に
おいて特に高温高圧の燃焼ガスに曝されて疲労折
損及び溶損を生じ易い欠点を有していた。
機関において、スパークプラグの火花放電によつ
て着火することが試みられている。これら機関で
軽油ケロシンをはじめ、アルコール等の代替燃料
など粗悪な燃料を用いる場合には着火性が悪く、
スパークプラグを使用して着火させるためには電
気エネルギーを一般自動車に較べてより大きく１
ジユール以上にする必要がある。しかし、電気エ
ネルギーを大きくするとスパークプラグ電極の火
花消耗が非常に大きく、耐火花消耗性の向上が重
要となる。又これら機関の着火性は燃料噴射位置
までスパークプラグの発火点を伸ばすと顕著な効
果を有することが確認されている。このためにス
パークプラグの中心電極と接地電極を単に長く突
出させることにより、本来の目的を達成すること
ができるが、スパークプラグ電極はこれら機関に
おいて特に高温高圧の燃焼ガスに曝されて疲労折
損及び溶損を生じ易い欠点を有していた。
本発明はかかる問題を解消するためになされた
ものであつて、高エネルギー点火装置と組合せて
成るスパークプラグの耐火花消耗性の向上のため
には中心電極の先端放電面と接地電極の放電面に
イリジウム材を用いて対処し、又発火点を廷長
し、かつ合わせて電極の折損事故を防止するため
には取付金具の先端面を燃焼室内へ深く突出させ
ると共に、その先端面の一部を廷長した突設部に
接地電極を中心電極の中心線に対して外向に傾斜
させて接合したことにより中心電極及び接地電極
の突出全長を短くし、さらに中心電極の先端周側
面と接地電極の側面を対向させて火花ギヤツプを
形成したことによつて放電電圧の低下及び消炎作
用の減少をもたらし、すぐれた着火性を具える高
圧緒内燃機関用スパークプラグの提供にある。
ものであつて、高エネルギー点火装置と組合せて
成るスパークプラグの耐火花消耗性の向上のため
には中心電極の先端放電面と接地電極の放電面に
イリジウム材を用いて対処し、又発火点を廷長
し、かつ合わせて電極の折損事故を防止するため
には取付金具の先端面を燃焼室内へ深く突出させ
ると共に、その先端面の一部を廷長した突設部に
接地電極を中心電極の中心線に対して外向に傾斜
させて接合したことにより中心電極及び接地電極
の突出全長を短くし、さらに中心電極の先端周側
面と接地電極の側面を対向させて火花ギヤツプを
形成したことによつて放電電圧の低下及び消炎作
用の減少をもたらし、すぐれた着火性を具える高
圧緒内燃機関用スパークプラグの提供にある。
以下、本発明を図面の実施例によつて詳述す
る。
る。
第１図は本発明に用いる具体的な高エネルギー
点火装置の概略図であり、その高エネルギー点火
装置の電源回路としては、まず高電圧点火電源
（低エネルギー）のブレカーポインBPを開いて点
火コイルICの二次コイルに高電圧を発生させ、
これをシリーズギヤツプSGを介してスパークプ
ラグPGの中心電極３と接地電極５に印加してス
パークギヤツプに火花放電が生じる。次にこの先
行火花放電をトリガーとして、低電圧（1000〜
2000VDC）の高エネルギー（１ジユール以上）
電源HEにより充電されたコンデンサーＣの電荷
を継続重畳的に放出し、スパークギヤツプに高エ
ネルギー放電が行われて混合気に着火する。
点火装置の概略図であり、その高エネルギー点火
装置の電源回路としては、まず高電圧点火電源
（低エネルギー）のブレカーポインBPを開いて点
火コイルICの二次コイルに高電圧を発生させ、
これをシリーズギヤツプSGを介してスパークプ
ラグPGの中心電極３と接地電極５に印加してス
パークギヤツプに火花放電が生じる。次にこの先
行火花放電をトリガーとして、低電圧（1000〜
2000VDC）の高エネルギー（１ジユール以上）
電源HEにより充電されたコンデンサーＣの電荷
を継続重畳的に放出し、スパークギヤツプに高エ
ネルギー放電が行われて混合気に着火する。
第２図は本発明の一実施例を示すスパークプラ
グの要部断面図であつて、１は取付金具で、デイ
ーゼルエンジンなどのシリンダヘツド１０に装着
される取付ねじ１１を有し、さらに同軸的にＡで
示したように燃焼室内へ深く突出したねじ無し円
筒壁７を延設しその端面１２からこの壁の一部を
軸方向に局部的に延設して突壁１３を形成する。
２はアルミナ等から成る磁器絶縁体でその発火部
先端２ａは前記取付金具の端面１２とほヾ同一面
に配設される。３は前記磁器絶縁体２の軸孔内に
固着された中心電極で、公知のニツケル合金等か
ら成りその先端部分は前記取付金具１の端面１２
より突出し、かつその先端３ａには火花消耗性に
優れたイリジウム材（純イリジウムで不純物程度
を含むもの）から成る円盤状のチツプ４が公知の
方法で接合される。５は公知のニツケル合金、ス
テンレス鋼等から成る接地電極で、前記中心電極
との対向する放電面には前記チツプ４と同質のイ
リジウム材のチツプ６が同様に接合される。この
接地電極５は前記取付金具の端面１２から壁の一
部を延長して形成された突壁１３の先端の平坦面
１４に溶接接合され、前記中心電極３の中心線に
対して延設するよう外向きに適宜の傾斜角で折曲
げられ、この接地電極５のチツプ６と前記中心電
極３のチツプ４の先端周側面４ａとの間に火花ギ
ヤツプ８を形成する。なお火花ギヤツプは必要に
応じて複数の火花ギヤツプを設けることができ
る。又、本発明のスパークプラグは第３図及び第
４図に示すように、イリジウム材のチツプ４は中
心電極３の先端に径小の突起３ｂを形成し、該突
起３ｂにリング状のイリジウム材を嵌合接合し、
かつ接地電極５は取付金具１の円筒壁７の端面１
２からの突壁１３に先端斜面１５を形成し、この
斜面１５に溶接してその接地電極の側面に配した
チツプ６が中心電極３の中心線に対して傾斜させ
ることで形成できる。このリング状チツプの場
合、貴金属材の使用量を最小限に止めることがで
きる。
グの要部断面図であつて、１は取付金具で、デイ
ーゼルエンジンなどのシリンダヘツド１０に装着
される取付ねじ１１を有し、さらに同軸的にＡで
示したように燃焼室内へ深く突出したねじ無し円
筒壁７を延設しその端面１２からこの壁の一部を
軸方向に局部的に延設して突壁１３を形成する。
２はアルミナ等から成る磁器絶縁体でその発火部
先端２ａは前記取付金具の端面１２とほヾ同一面
に配設される。３は前記磁器絶縁体２の軸孔内に
固着された中心電極で、公知のニツケル合金等か
ら成りその先端部分は前記取付金具１の端面１２
より突出し、かつその先端３ａには火花消耗性に
優れたイリジウム材（純イリジウムで不純物程度
を含むもの）から成る円盤状のチツプ４が公知の
方法で接合される。５は公知のニツケル合金、ス
テンレス鋼等から成る接地電極で、前記中心電極
との対向する放電面には前記チツプ４と同質のイ
リジウム材のチツプ６が同様に接合される。この
接地電極５は前記取付金具の端面１２から壁の一
部を延長して形成された突壁１３の先端の平坦面
１４に溶接接合され、前記中心電極３の中心線に
対して延設するよう外向きに適宜の傾斜角で折曲
げられ、この接地電極５のチツプ６と前記中心電
極３のチツプ４の先端周側面４ａとの間に火花ギ
ヤツプ８を形成する。なお火花ギヤツプは必要に
応じて複数の火花ギヤツプを設けることができ
る。又、本発明のスパークプラグは第３図及び第
４図に示すように、イリジウム材のチツプ４は中
心電極３の先端に径小の突起３ｂを形成し、該突
起３ｂにリング状のイリジウム材を嵌合接合し、
かつ接地電極５は取付金具１の円筒壁７の端面１
２からの突壁１３に先端斜面１５を形成し、この
斜面１５に溶接してその接地電極の側面に配した
チツプ６が中心電極３の中心線に対して傾斜させ
ることで形成できる。このリング状チツプの場
合、貴金属材の使用量を最小限に止めることがで
きる。
さらに別の実施例として取付金具１の先端に設
けた前記突壁１３は第３図に示すように円筒部７
の端面１２側の基部側Ｂが接地電極５を取付ける
先端側Ｃに較べて断面積を大きくしたテーパー状
に形成することが望ましい。この場合、接地電極
は熱伝導性が向上して耐食性の向上に有効に作用
し、又突壁の強度の増加にも有効である。なお、
火花ギヤツプ６は複数形成することもできる。
けた前記突壁１３は第３図に示すように円筒部７
の端面１２側の基部側Ｂが接地電極５を取付ける
先端側Ｃに較べて断面積を大きくしたテーパー状
に形成することが望ましい。この場合、接地電極
は熱伝導性が向上して耐食性の向上に有効に作用
し、又突壁の強度の増加にも有効である。なお、
火花ギヤツプ６は複数形成することもできる。
以上の如く、本発明の高エネルギー点火装置と
組合せ使用されるスパークプラグは、機関取付ね
じのない円筒面が燃焼室内へ深く突出する取付金
具と前記端面より突出する中心電極と該中心電極
の先端放電面にイリジウム材を配設し、かつ前記
端面から一部の壁を延長した突壁を連設して該突
壁に放電面にイリジウム材を接合した接地電極を
前記中心電極の中心線に対して近接するよう外向
に傾斜させて接合し、前記中心電極の先端周側面
と対向する前記接地電極の側面との間に火花ギヤ
ツプを形成したことにより、放電面にイリジウム
材の使用並びに電極温度の低下によつて耐火花消
耗性を向上し、且つ電極の疲労折損及び溶損を防
止できるためにすぐれた耐久性を有し、さらに本
発明の火花ギヤツプの形態すなわち取付金具のね
じ部端から燃焼室内に向つて同軸的に延設したね
じ無し円筒壁と該円筒壁の端面からさらにこの壁
の一部を局部的に同方向に延設して成る突壁とを
一体に連成するとともに先端面にイリジウム材を
取付けた中心電極の軸芯と端部において近接する
よう前記突壁の先端を外方に向つて傾斜させて放
電面にイリジウム材チツプを取付けた構成によつ
て高圧縮内燃機関におけるすぐれた着火性を奏す
ることができる。また突出した円筒壁は大きい露
出長の中心極を保護する効果がある。
組合せ使用されるスパークプラグは、機関取付ね
じのない円筒面が燃焼室内へ深く突出する取付金
具と前記端面より突出する中心電極と該中心電極
の先端放電面にイリジウム材を配設し、かつ前記
端面から一部の壁を延長した突壁を連設して該突
壁に放電面にイリジウム材を接合した接地電極を
前記中心電極の中心線に対して近接するよう外向
に傾斜させて接合し、前記中心電極の先端周側面
と対向する前記接地電極の側面との間に火花ギヤ
ツプを形成したことにより、放電面にイリジウム
材の使用並びに電極温度の低下によつて耐火花消
耗性を向上し、且つ電極の疲労折損及び溶損を防
止できるためにすぐれた耐久性を有し、さらに本
発明の火花ギヤツプの形態すなわち取付金具のね
じ部端から燃焼室内に向つて同軸的に延設したね
じ無し円筒壁と該円筒壁の端面からさらにこの壁
の一部を局部的に同方向に延設して成る突壁とを
一体に連成するとともに先端面にイリジウム材を
取付けた中心電極の軸芯と端部において近接する
よう前記突壁の先端を外方に向つて傾斜させて放
電面にイリジウム材チツプを取付けた構成によつ
て高圧縮内燃機関におけるすぐれた着火性を奏す
ることができる。また突出した円筒壁は大きい露
出長の中心極を保護する効果がある。
第１図は本発明に用いる高エネルギー点火装置
の概略図、第２図は本発明の一実施例を示すスパ
ークプラグの要部断面図、第３図及び第４図は本
発明の他の実施例を示したもので、第３図は発火
部側の断面図、第４図はその側面図である。 １…取付金具、３…中心電極、４，６…イリジ
ウム材からなるチツプ、４ａ…先端周側面、５…
接地電極、７…ねじ無し円筒壁、８…火花ギヤツ
プ、１２…端面、１３…突壁。
の概略図、第２図は本発明の一実施例を示すスパ
ークプラグの要部断面図、第３図及び第４図は本
発明の他の実施例を示したもので、第３図は発火
部側の断面図、第４図はその側面図である。 １…取付金具、３…中心電極、４，６…イリジ
ウム材からなるチツプ、４ａ…先端周側面、５…
接地電極、７…ねじ無し円筒壁、８…火花ギヤツ
プ、１２…端面、１３…突壁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ １ジユール以上の高エネルギー点火装置と組
合せて使用される高圧縮内燃機関用スパークプラ
グにおいて、前記スパークプラグは、取付金具の
ねじ部端から燃焼室内に向つて同軸的に延設した
ねじ無し円筒壁および中心電極と該円筒壁の端面
からさらにこの壁の一部を局部的に廷設して成る
突壁とを一体に連成するとともに、先端放電面に
イリジウム材チツプを取付けた中心電極の軸芯と
端部において近接するよう前記突壁の先端を外方
に向つて傾斜させて放電面にイリジウム材チツプ
を取付けた接地電極を接合し、前記中心電極の側
面との間に火花ギヤツプを形成したことを特徴と
する高圧縮内熱機関用スパークプラグ。 ２ 前記突壁は円筒壁端面側の基部から接地電極
を取付ける先端側に向い断面積が漸次小さくなる
よう形成した特許請求の範囲第１項の高圧縮内機
関用スパークプラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20230882A JPS5991681A (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 高圧縮内燃機関用スパ−クプラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20230882A JPS5991681A (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 高圧縮内燃機関用スパ−クプラグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5991681A JPS5991681A (ja) | 1984-05-26 |
| JPS6123633B2 true JPS6123633B2 (ja) | 1986-06-06 |
Family
ID=16455391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20230882A Granted JPS5991681A (ja) | 1982-11-18 | 1982-11-18 | 高圧縮内燃機関用スパ−クプラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5991681A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0711974B2 (ja) * | 1988-06-17 | 1995-02-08 | 日本特殊陶業株式会社 | 内燃機関用スパークプラグ |
| KR20080001285A (ko) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | 전병표 | 내연기관의 연소 촉진장치 |
-
1982
- 1982-11-18 JP JP20230882A patent/JPS5991681A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5991681A (ja) | 1984-05-26 |
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