JPH1154240A - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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JPH1154240A
JPH1154240A JP9220855A JP22085597A JPH1154240A JP H1154240 A JPH1154240 A JP H1154240A JP 9220855 A JP9220855 A JP 9220855A JP 22085597 A JP22085597 A JP 22085597A JP H1154240 A JPH1154240 A JP H1154240A
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JP
Japan
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electrode
ground electrode
spark plug
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center
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Application number
JP9220855A
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English (en)
Inventor
Kenji Ishida
謙二 石田
Yoshihiro Matsubara
佳弘 松原
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69820818T priority patent/DE69820818T2/de
Publication of JPH1154240A publication Critical patent/JPH1154240A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]

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  • Spark Plugs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 火花放電ギャップ周囲への混合気の供給をス
ムーズに行うことができて消炎作用も生じにくく、ひい
ては着火性に優れたスパークプラグを提供する。 【解決手段】 スパークプラグ1は、中心電極5、絶縁
体3、主体金具2、及び接地電極6とを備える。中心電
極5は、円筒状の外周面と、接地電極6の側面とほぼ平
行に対向する先端側対向面11とを有する本体部12
と、該本体部12の中心軸線に関して接地電極6とは反
対側に偏心した位置において先端側対向面11から突出
するとともに、頂面14が接地電極6の側面とほぼ平行
に形成された突出部15とを有する。そして、本体部1
2の中心軸線と接地電極6の中心軸線とを含む仮想的な
平面と、先端側対向面11とが交わってできる線分の長
さをR、先端側対向面11からの突出部15の突出高さ
をhとして、h/Rが0.2以上とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関に使用され
るスパークプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図17に示すような形態のスパー
クプラグ100が知られている。該スパークプラグ10
0においては、円筒状の中心電極101の外側に、絶縁
体102と主体金具103とが同心的に配置され、該主
体金具103には接地電極105の一端側が結合されて
いる。そして該接地電極105の他端側は、先端側の側
面が中心電極101の先端面と対向するように側方に折
り曲げられており、両者の間に火花放電ギャップgが形
成されている。このような構造のスパークプラグ100
が、例えば内燃機関のシリンダヘッド等に取り付けら
れ、燃焼室に供給される混合気への着火源として使用さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スパークプラグ100
を用いてエンジンシリンダ内の混合気に着火し、これを
燃焼させるためには、火花放電ギャップgの近傍におい
て混合気に確実に着火させるだけでなく、着火した火種
からシリンダ内の混合気に対し速やかに火炎を伝播させ
ることが重要である。そのためには、火花放電ギャップ
gの周囲に混合気がスムーズに供給されなければならな
いが、上記構造のスパークプラグ100においては、中
心電極101の側方に接地電極105が存在しており、
混合気の流れあるいは火炎伝播に対する妨げとなりやす
い。例えば、中心電極101の側方において接地電極1
05との間に形成される空間部Kが小さすぎると、該空
間部Kへ混合気が流入しにくくなり着火の障害となりう
る。また、空間部Kが小さすぎると、着火により生じた
火炎の流出も阻害されるから、接地電極105との接触
により熱を奪われて火炎の伝播が妨げられる、いわゆる
消炎作用も生じやすくなる。これらは、いずれもスパー
クプラグの着火性を低下させる原因となる。
【0004】本発明の課題は、火花放電ギャップ周囲へ
の混合気の供給をスムーズに行うことができて消炎作用
も生じにくく、ひいては着火性に優れたスパークプラグ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
スパークプラグは、その主要部が中心電極と、その中心
電極の外側に設けられた絶縁体と、その絶縁体の外側に
設けられた主体金具と、その主体金具に一端が結合さ
れ、他端側が中心電極と対向するように側方に曲げ返さ
れて、その側面が中心電極の先端部と対向するように配
置された接地電極とを備える。また、中心電極は、円筒
状の外周面と、接地電極の側面とほぼ平行に対向する先
端側対向面とを有する本体部と、該本体部の中心軸線に
関して接地電極とは反対側に偏心した位置において先端
側対向面から突出するとともに、頂面が接地電極の側面
とほぼ平行に形成された突起部とを有する。そして、本
発明のスパークプラグの第一の構成においては、本体部
の中心軸線と接地電極の中心軸線とを含む仮想的な平面
と、先端側対向面とが交わってできる線分の長さをD、
先端側対向面からの突起部の突出高さをhとしたとき
に、h/Dが0.2以上に設定されることを特徴とす
る。
【0006】例えば図3に示すように、上記先端側対向
面(11)が本体部(12)の中心軸線O1とほぼ直交
する場合には該先端側対向面(11)は円状の外形を有
するものとなり、線分の長さDはその円状の先端側対向
面(11)の直径に相当するものとなる。一方、図10
に示すように、先端側対向面(11)が本体部(12)
の中心軸線O1に対し傾斜している場合には、該先端側
対向面(11)は楕円状面となり、上記線分の長さD
は、その楕円状の先端側対向面(11)の長軸に相当す
るものとなる。
【0007】上記本発明の第一の構成のスパークプラグ
においては、中心電極の先端側対向面に形成された突起
部が、本体部の中心軸線に関して接地電極とは反対側に
偏心しており、かつ上記h/Dが0.2以上に設定され
ることで、中心電極の側方において接地電極との間に形
成される空間部が拡大し、該空間部へ混合気をスムーズ
に流入させることができる。また、該空間部が大きくな
ることで、着火により生じた火炎の流出が妨げられにく
くなり、また火炎と接地電極までの距離も増大するか
ら、接地電極による消炎作用を受けにくくなる。これら
のことから、スパークプラグの着火性を大幅に向上させ
ることができる。
【0008】上記h/Dが0.2未満になると、空間部
への混合気の流入ないし着火により生じた火炎の流出が
接地電極により妨げられやすくなり、スパークプラグの
着火性向上の効果が十分に達成できなくなる。なお、h
/Dはより望ましくは0.3以上となるように調整する
のがよい。また、h/Dの上限は、突起部に対し側方か
ら力が加わったときに曲がりや折れ等が生じないよう、
所定の機械的強度が確保される範囲内で適宜設定され
る。
【0009】次に、本発明の第二の構成のスパークプラ
グは、上記第一の構成と同様の主要部を有し、本体部の
先端側対向面を含む平面と、突起部の頂面を含む平面
と、本体部の外周面の突起部側への延長とによって囲ま
れる部分の体積をV1、突起部の体積をV2として、V2
/V1が0.8以下とされたことを特徴とする。
【0010】上記本発明の第二の構成のスパークプラグ
においては、中心電極の先端側対向面に形成された突起
部が、本体部の中心軸線に関して接地電極とは反対側に
偏心しており、かつ上記V2/V1が0.8以下に設定さ
れることで、中心電極の側方において接地電極との間に
形成される空間部が拡大し、該空間部へ混合気をスムー
ズに流入させることができる。また、該空間部が大きく
なることで、着火により生じた火炎の流出が妨げられに
くくなり、また火炎と接地電極までの距離も増大するか
ら、接地電極による消炎作用を受けにくくなる。これら
のことから、スパークプラグの着火性を大幅に向上させ
ることができる。
【0011】上記V2/V1が0.8を超えると、空間部
への混合気の流入ないし着火により生じた火炎の流出が
接地電極により妨げられやすくなり、スパークプラグの
着火性向上の効果が十分に達成できなくなる。なお、V
2/V1はより望ましくは0.5以下となるように調整す
るのがよい。また、V2/V1の下限は、突起部に対し側
方から力が加わったときに曲がりや折れ等が生じないよ
う、所定の機械的強度が確保される範囲内で適宜設定さ
れる。なお、該第二の構成のスパークプラグにおいて、
第一の構成のスパークプラグと同様に、本体部の中心軸
線と接地電極の中心軸線とを含む仮想的な平面と、先端
側対向面とが交わってできる線分の長さをD、突起部の
頂面からの突出高さをhとして、h/Dを0.2以上に
設定すれば、スパークプラグの着火性をさらに向上させ
ることができる。
【0012】上記本発明のスパークプラグの第一及び第
二の構成においては、中心電極の先端側対向面上に形成
される突起部の偏心の度合いを下記のように設定する
と、さらによい。すなわち、本体部の中心軸線と接地電
極の中心軸線とを含む平面に対し、交線が本体部の中心
軸線と一致するようにこれと直交する仮想的な平面を設
定し、その平面によって分割される先端側対向面の2領
域のうち接地電極から遠い側の領域を基準領域として、
突起部の頂面と先端側対向面とをそれら面と直交する方
向から見た場合に、該頂面と基準領域との間で重なって
見える部分の面積をS1、該頂面の面積をS2として、S
1/S2を0.7以上に設定する。S1/S2を0.7以上
に設定することで、中心電極の側方において接地電極と
の間により有効に空間部を形成することができ、ひいて
はスパークプラグの着火性をさらに向上させることがで
きる。S1/S2は、より望ましくはほぼ1.0とするの
がよい。
【0013】また、接地電極の軸断面は、中心電極に面
する側において、これと反対側よりも幅が縮小する形状
とすることができる。接地電極の軸断面形状をこのよう
なものとすることにより、前述の空間部へ混合気が側方
から供給される際に、その混合気流入に対する接地電極
からの抵抗を減ずることができ、ひいては該空間部への
混合気の流入がスムーズとなって、スパークプラグの着
火性がさらに向上する。一方、接地電極には、その長手
方向中間の所定位置から先端に至る区間に、当該区間の
接地電極の基端側と先端側との間で先端側のほうが狭幅
となる幅減少部を形成することができる。この場合は、
接地電極先端側から火花放電ギャップへ向かう混合気の
流入がよりスムーズとなり、スパークプラグの着火性を
同様に向上させることができる。また、接地電極の断面
形状を上述のようなものとしたり、あるいは幅減少部の
形成により接地電極の体積が減少し、着火により発生し
た炎の熱が奪われにくくなるので、消炎作用低減の上で
の効果も期待できる。
【0014】次に接地電極は、図4(b)に示すよう
に、その基端側に形成され中心電極(5)の本体部(1
2)の中心軸線とほぼ平行となる第一の直線部(6c
1)と、同じく先端側に形成され中心電極(5)の先端
側対向面(11)とほぼ平行となる第二の直線部(6c
2)と、それら第一及び第二の直線部(6c1,6c2)
とを互いに接続する曲げ部(6a)との3部分からなる
ものとすることができる。そして、本体部(12)の中
心軸線(O1)と接地電極(6)の中心軸線(O2)とを
含む平面で中心電極(5)及び接地電極(6)を切断し
た場合に、該平面上において、第一の直線部の内縁(2
01)の先端位置を点A、同じく第二の直線部の内縁
(202)の基端位置を点B、第一の直線部の内縁(2
01)の先端側への延長と、第二の直線部の内縁(20
2)の基端側への延長との交点を点O、絶縁体(3)の
先端面(3e)の延長と第一の直線部の内縁(201)
又はその延長との交点を点C、先端側対向面(11)の
接地電極(6)に近い側の端縁を通って当該先端側対向
面(11)と直交する直線と第二の直線部の内縁(20
2)との交点を点Dとし、点O、点A及び点Bを結んで
得られる三角形領域OABが、点O、点C及び点Dを結
んで得られる三角形領域OCDの内部に位置するものと
するのがよい。図4(b)からも明らかなように、上述
の構成とすることで、中心電極の側方において接地電極
との間に形成される空間部をさらに拡大でき、ひいては
スパークプラグの着火性向上効果をさらに高めることが
できる。
【0015】また、第一の直線部(6c1)の基端位置
を点E、先端側対向面(11)の接地電極(6)から遠
い側の端縁を通って該先端側対向面(11)と直交する
直線(203)と第二の直線部の内縁(202)又はそ
の延長との交点を点Fとし、点O、点A及び点Bを結ん
で得られる三角形領域OABの面積をS10、点O、点E
及び点Fを結んで得られる三角形領域OEFの面積をS
11とした場合に、S10/S11が0.1〜0.38となる
ように設定するのがよい。こうすることで、中心電極の
側方において接地電極との間に形成される空間部をさら
に拡大でき、ひいてはスパークプラグの着火性向上効果
をさらに高めることができる。なお、S10/S11が0.
38を超えると、中心電極と接地電極との間に上記空間
部を十分に確保できなくなり、ひいては本発明によるス
パークプラグの着火性改善効果が十分に達成されなくな
る場合がある。また、S10/S11が0.1未満になると
中心電極側方において該中心電極と接地電極との距離が
大きくなり過ぎ、スパークプラグの外形寸法を許容範囲
内に収められなくなったり、あるいは接地電極の曲げ部
の曲率が小さくなり過ぎて曲げ部の強度が低下するとい
う問題を生ずる場合がある。S10/S11の値は、望まし
くは0.1〜0.25の範囲で調整するのがよい。
【0016】また、本発明のスパークプラグは、中心電
極の突起部の頂面、及び接地電極のこれと対向する側面
の少なくとも一方に、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、
及びPtの少なくともいずれかを主成分とする金属ない
し該金属を主体とする複合材料(例えば金属−酸化物複
合材料)からなるチップを固着した構成とすることがで
きる。固着された該チップは、スパークプラグの火花放
電ギャップを形成するための発火部として機能する。チ
ップすなわち発火部を構成する上記材料は耐熱性と耐腐
食性とに優れ、ひいては発火部の消耗を抑制してスパー
クプラグの耐久性を向上させることができる。
【0017】上記チップは、例えば下記のようなIr合
金を主体に構成することができる。 (1)Irを主体としてRhを3〜50重量%(ただし
50重量%は含まない)の範囲で含有する合金を使用す
る。該合金の使用により、高温でのIr成分の酸化・揮
発による発火部の消耗が効果的に抑制され、ひいては耐
久性に優れたスパークプラグが実現される。
【0018】上記合金中のRhの含有量が3重量%未満
になるとIrの酸化・揮発の抑制効果が不十分となり、
発火部が消耗しやすくなるためプラグの耐久性が低下す
る。一方、Rhの含有量が50重量%以上になると合金
の融点が低下し、プラグの耐久性が同様に低下する。以
上のことから、Rhの含有量は前述の範囲で調整するの
がよく、望ましくは7〜30重量%、より望ましくは1
5〜25重量%、最も望ましくは18〜22重量%の範
囲で調整するのがよい。
【0019】(2)Irを主体としてRhを3〜49.
5重量%の範囲で含有し、さらにWを0.5〜12重量
%の範囲で含有した合金を使用する。該合金を使用する
ことで、高温でのIr成分の酸化・揮発による発火部の
消耗が効果的に抑制されるとともに、合金がさらに上記
範囲のWを含有することにより、その加工性が劇的に改
善される。これにより、耐久性(特に高速走行時の耐久
性)と量産性の双方に優れたスパークプラグを実現する
ことができる。
【0020】合金中のWの含有量が0.5重量%未満に
なると、合金の加工性改善効果が十分に達成できなくな
り、例えば加工中に割れやクラックなどが生じやすくな
って、発火部となるべきチップを製造する際の材料歩留
まりの低下につながる。また、熱間打抜き加工等により
チップを製造する場合は、打抜き刃等の工具の消耗ある
いは損傷が生じやすくなり、製造効率が低下する。一
方、12重量%を越えると加工性は却って悪化し、同様
に材料歩留まりの低下や製造効率の悪化につながる。そ
れ故、Wの含有量は前述の範囲で調整するのがよく、望
ましくは2〜9重量%の範囲で調整するのがよい。な
お、最適のW含有量はRhの含有量によって変化し、R
h含有量が18重量%未満ではW含有量は1.5〜9.
5重量%とするのがよく、また、Rh含有量が18〜2
3重量%ではW含有量は0.5〜9.5重量%とするの
がよく、さらにRh含有量が23重量%以上の場合はW
含有量は0.5〜12重量%とするのがよい。
【0021】(3)Irを主体としてPdを1〜30重
量%の範囲で含有する合金を使用する。該合金の使用に
より、高温でのIr成分の酸化・揮発による発火部の消
耗が効果的に抑制され、ひいては耐久性に優れたスパー
クプラグが実現される。合金中のPdの含有量が1重量
%未満になるとIrの酸化・揮発の抑制効果が不十分と
なり、発火部が消耗しやすくなるためプラグの耐久性が
低下する。一方、Pdの含有量が30重量%以上になる
と合金の融点が低下し、プラグの耐久性が同様に低下す
る。以上のことから、Pdの含有量は前述の範囲で調整
するのがよく、望ましくは1.5〜18重量%、より望
ましくは2〜15重量%の範囲で調整するのがよい。な
お、合金中のPdの含有量が5重量%を超えると、材料
が脆くなって加工性が悪くなり、材料歩留まりと製造能
率が低下することにつながるので、Pdの含有量を5重
量%以下、望ましくは3重量%以下の範囲で調整するの
がよい。
【0022】(4)Irを主体としてPt、Re及びP
dの少なくともいずれかを合計で1〜30重量%の範囲
で含有し、さらにRhを1〜49重量%の範囲で含有し
た合金を使用する。該合金の使用により、高温でのIr
成分の酸化・揮発による消耗が効果的に抑制されるとと
もに、合金のRh含有量を上記範囲で調整することによ
り、その加工性が劇的に改善される。これにより、耐久
性(特に高速走行時の耐久性)と量産性の双方に優れた
スパークプラグを実現することができる。
【0023】Rhの含有量が1重量%未満になると、合
金の加工性改善効果が十分に達成できなくなり、例えば
加工中に割れやクラックなどが生じやすくなって、発火
部となるべきチップを製造する際の材料歩留まりの低下
につながる。また、熱間打抜き加工等によりチップを製
造する場合は、打抜き刃等の工具の消耗あるいは損傷が
生じやすくなり、製造効率が低下する。一方、49重量
%を越えると合金の融点が低下し、プラグの耐久性低下
を招く。それ故、Rhの含有量は前述の範囲で調整する
のがよく、望ましくは2〜20重量%の範囲で調整する
のがよい。特に、PdないしPtの合計含有量が5重量
%以上である場合には合金がさらに脆くなり、所定量以
上のRhを添加しないと、加工によるチップ製造が極め
て困難となる。この場合、Rhは2重量%以上、望まし
くは5重量%以上、さらに望ましくは10重量%以上添
加するのがよい。なお、Rhの含有量が3重量%以上で
ある場合には、Rhは加工性の改善だけでなく、高温で
のIr成分の酸化・揮発の抑制に対しても効果を生ずる
場合がある。
【0024】Pt、ReないしPdの合計含有量が1重
量%未満になるとIrの酸化・揮発の抑制効果が不十分
となり、発火部が消耗しやすくなるためプラグの耐久性
が低下する。一方、含有量が30重量%以上になると合
金の融点が低下し、プラグの耐久性が同様に低下した
り、あるいは高価なPt、ReないしPdの含有量が増
大して、チップの材料コストが増大する割には、発火部
の消耗抑制効果がそれほど期待できなくなる問題が生ず
る。以上のことから、Pt、ReないしPdの合計含有
量は前述の範囲で調整するのがよく、望ましくは3〜2
0重量%の範囲で調整するのがよい。
【0025】なお、Pt、ReないしPdはそれぞれ単
独で合金に含有させることができ、この場合は、その含
有量を下記のように調整することが望ましい。 Ptを使用する場合は、その含有量を1〜20重量%
の範囲で設定するのがよい。合金中のPtの含有量が1
重量%未満になるとIrの酸化・揮発の抑制効果が不十
分となり、発火部が消耗しやすくなるためプラグの耐久
性が低下する。一方、Ptの含有量が20重量%を超え
ると、高価なPtの含有量が増大して発火部の材料コス
トが増大する割には、発火部の消耗抑制効果がそれほど
期待できなくなる。
【0026】Pdを使用する場合は、その含有量を1
〜30重量%の範囲で設定するのがよい。合金中のPd
の含有量が1重量%未満になるとIrの酸化・揮発の抑
制効果が不十分となり、発火部が消耗しやすくなるため
プラグの耐久性が低下する。一方、Pdの含有量が30
重量%以上になると合金の融点が低下し、プラグの耐久
性が同様に低下する。以上のことから、Pdの含有量は
前述の範囲で調整するのがよく、望ましくは1.5〜1
8重量%、より望ましくは2〜15重量%の範囲で調整
するのがよい。
【0027】また、Pt、Re及びPdは、2種以上の
ものを組み合わせて含有させることもできる。
【0028】(5)Irを主成分とし、Mo及びNbの
いずれかを単独で又は双方を合計で0.5重量%以上含
有する合金を使用する。該合金を使用することにより、
高温でのIr成分の酸化・揮発による消耗が効果的に抑
制され、ひいては耐久性に優れたスパークプラグが実現
される。合金中のMoないしNbの含有量が0.5重量
%未満になるとIrの酸化・揮発の抑制効果が不十分と
なり、プラグの耐久性が低下する。MoないしNbの含
有量は、望ましくは1重量%以上、さらに望ましくは5
重量%以上とするのがよい。
【0029】この場合、さらに望ましくは、Moないし
NbをIrに対する固溶限以下の範囲で含有する合金を
使用するのがよい。MoないしNbがIrに対する固溶
限を超えて含有された場合、Ir3MoやIr3Nb等の
脆弱な金属間化合物が形成され、発火部の耐久性や耐衝
撃性に問題を生ずる場合がある。例えば、室温における
MoのIrに対する固溶限は約12重量%であり、同じ
くNbのIrに対する固溶限は約6重量%であることか
ら、NbないしMoを単独含有させる場合には、それぞ
れ上記値よりも小さい含有量に設定することが望ましい
といえる。ただし、上記金属間化合物の形成量が一定以
下で、発火部の耐久性等に及ぼす影響が小さい場合に
は、MoないしNbの含有量が上記固溶限を多少超えた
値となっていても差しつかえない。以上から、例えばM
oを単独で含有させる場合、その含有量は13重量%以
下、望ましくは12重量%以下とするのがよい。同様に
Nbについては、その含有量を7重量%以下、望ましく
は6重量%以下とするのがよい。
【0030】なお、上記合金中には、Mo及びNbの双
方を含有させることも可能である。この場合、その含有
量は、Ir−Mo−Nb3元系におけるIrへのMo及
びNbの固溶限以下の範囲で設定することが望ましい。
【0031】(6)Irを主体としてRhを0.1〜3
0重量%の範囲で含有し、さらにRu及びReの少なく
ともいずれかを合計で0.1〜17重量%の範囲で含有
する合金を使用する。これにより、高温でのIr成分の
酸化・揮発による発火部の消耗がさらに効果的に抑制さ
れ、ひいてはより耐久性に優れたスパークプラグが実現
される。Rhの含有量が0.1重量%未満になるとIr
の酸化・揮発の抑制効果が不十分となり、発火部が消耗
しやすくなるためプラグの耐消耗性が確保できなくな
る。一方、Rhの含有量が30重量%を超えると、Re
ないしRuを含有する合金の融点が低下して耐火花消耗
性が損なわれ、プラグの耐久性が同様に確保できなくな
る。それ故、Rhの含有量は上記範囲で調整される。
【0032】一方、RuないしReの合計含有量が0.
1重量%未満になると、これら元素の添加によるIrの
酸化・揮発による消耗を抑制する効果が不十分となる。
また、RuないしReの合計含有量が17重量%を超え
ると、発火部が却って火花消耗しやすくなり、プラグの
十分な耐久性が確保できなくなる。それ故、Ru及びR
eの合計含有量は上記範囲で調整され、望ましくは0.
1〜13重量%、さらに望ましくは0.5〜10重量%
の範囲で調整するのがよい。なお、Ru及びReはいず
れか一方のみを単独で添加しても、両者を複合して添加
してもいずれでもよい。
【0033】RuないしReが合金中に含有されること
により発火部の耐消耗性が改善される原因の一つとし
て、例えばこれら成分の添加により、合金表面に高温で
安定かつ緻密な酸化物皮膜が形成され、単体の酸化物で
は揮発性が非常に高かったIrが、該酸化物皮膜中に固
定されることが推測される。そして、この酸化物皮膜が
一種の不動態皮膜として作用し、Ir成分の酸化進行を
抑制するものと考えられる。また、Rhを添加しない状
態では、RuないしReを添加しても合金の高温での耐
酸化揮発性はそれほど改善されないことから、上記酸化
物皮膜はIr−(Ru,Re)−Rh系等の複合酸化物
であり、これが緻密性ないし合金表面に対する密着性に
おいてIr−(Ru,Re)系の酸化物皮膜より優れた
ものとなっていることも考えられる。
【0034】なお、RuないしReの合計含有量が増え
過ぎると、Ir酸化物の揮発よりはむしろ下記のような
機構により火花消耗が進行するようになるものと推測さ
れる。すなわち、形成される酸化物皮膜の緻密性あるい
は合金表面に対する密着力が低下し、該合計含有量が1
7重量%を超えると特にその影響が顕著となる。そし
て、スパークプラグの火花放電の衝撃が繰返し加わる
と、形成されている酸化物皮膜が剥がれ落ちやすくな
り、それによって新たな金属面が露出して火花消耗が進
行しやすくなるものと考えられる。
【0035】また、Ru及び/又はReの添加により、
さらに次のような重要な効果を達成することができる。
すなわち、Ru及び/又はReを合金中に含有させるこ
とにより、Ir−Rh二元合金を使用する場合と比較し
て、Rh含有量を大幅に削減しても耐消耗性を十分に確
保でき、ひいては高性能のスパークプラグをより安価に
構成できるようになる。この場合、Rhの含有量は0.
1〜3重量%、より望ましくは0.1〜1重量%となっ
ているのがよい。
【0036】また、上記チップを構成する材料には、元
素周期律表の3A族(いわゆる希土類元素)及び4A族
(Ti、Zr、Hf)に属する金属元素の酸化物(複合
酸化物を含む)を0.1〜15重量%の範囲内で含有さ
せることができる。これにより、Ir成分の酸化・揮発
による消耗がさらに効果的に抑制される。上記酸化物の
含有量が0.1重量%未満になると、当該酸化物添加に
よるIrの酸化・揮発防止効果が十分に得られなくな
る。一方、酸化物の含有量が15重量%を超えると、チ
ップの耐熱衝撃性が低下し、例えばチップを電極に溶接
等により固着する際に、ひびわれ等の不具合を生ずるこ
とがある。なお、上記酸化物としては、Y23が好適に
使用されるが、このほかにもLaO3、ThO2、ZrO
2等を好ましく使用することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1に示す本発明の一例たるスパー
クプラグ1は、筒状の主体金具2、該主体金具2から先
端が突出するようにその内側に嵌め込まれた絶縁体3、
絶縁体3から先端部が露出した状態でその内側に設けら
れた中心電極5、及び主体金具2に一端が溶接等により
結合されるとともに他端側が曲げ部6aにより側方に曲
げ返されて、その側面6dが中心電極5の先端部と対向
するように配置された接地電極6等を備えている。
【0038】絶縁体3は、例えばアルミナあるいは窒化
アルミニウム等のセラミック焼結体により構成され、そ
の内部には自身の軸方向に沿って中心電極5を嵌め込む
ための孔部7を有している。また、主体金具2は、低炭
素鋼等の金属により円筒状に形成されており、スパーク
プラグ1のハウジングを構成するとともに、その外周面
には、プラグ1を図示しないエンジンブロックに取り付
けるためのねじ部8が形成されている。
【0039】中心電極5はNi合金等で構成されてお
り、図3に示すように、円筒状の外周面10と、接地電
極6の側面6dとほぼ平行に対向する先端側対向面11
を有する本体部12と、該本体部12の中心軸線O1に
関して接地電極6の中心軸線O2とは反対側に偏心した
位置において先端側対向面11から突出した突起部15
とを有している。突起部15は例えば円形状の軸断面を
有し、その頂面14と接地電極6の側面6dとは互いに
ほぼ平行に形成されるとともに、それら頂面14と側面
6dとの間の隙間が火花放電ギャップgとされている。
なお、接地電極6は、曲げ部6aのいずれか少なくとも
一方の端部側に直柱体状の直線部が連結された形態を有
するものとし、接地電極6の中心軸線O2は、その直柱
体状の直線部6c1の軸断面の各幾何学的重心位置を結
んで得られる線として定義する。本実施例では、接地電
極6は、その基端側に形成され中心電極5の本体部12
の中心軸線O1とほぼ平行となる第一の直線部6c1と、
同じく先端側に形成され中心電極5の先端側対向面11
とほぼ平行となる第二の直線部6c2と、それら第一及
び第二の直線部6c1,6c2とを互いに接続する曲げ部
6aとの3部分から構成されている。
【0040】次に、図3及び図4に示すように中心電極
5においては、その本体部12の中心軸線O1と接地電
極6の中心軸線O2とを含む仮想的な平面P1と、先端側
対向面11とが交わってできる線分Qの長さをD、突起
部15の先端側対向面11からの突出高さをhとして、
h/Dが0.2以上(望ましくは0.3以上)に設定さ
れている。
【0041】また、先端側対向面11上に形成される突
起部15の偏心の度合いが下記のように設定されてい
る。すなわち、図4(a)に示すように、上記平面P1
に対し、その交線が中心軸線O1と一致するようにこれ
に直交する仮想的な平面P2を設定し、その平面P2によ
って分割される先端側対向面11の2領域のうち接地電
極6から遠い側の領域を基準領域Aとして、突起部15
の頂面14のうち基準領域Aと重なりを生じている部分
の面積をS1、該頂面14の面積をS2としたときに、S
1/S2が0.7以上(望ましくは1.0以上)に設定さ
れている(なお、本実施例は、S1/S2が1に設定され
た例、すなわち突起部15の頂面14の全体が上記基準
領域Aと重なる場合の例を示している)。
【0042】さらに、図5に示すように、中心電極5
は、本体部12の先端側対向面11を含む平面P3と、
突起部15の頂面14を含む平面P4と、本体部12の
外周面10をなす円筒状面の延長Cとによって囲まれる
部分の体積をV1、突起部15の体積をV2として、V2
/V1が0.8以下(望ましくは0.5以下)に設定さ
れている。
【0043】また、図4(b)に示すように本体部12
の中心軸線O1と接地電極6の中心軸線O2とを含む平面
で中心電極5及び接地電極6を切断した場合に、該平面
上において、第一の直線部6c1の内縁201の先端位
置を点A、同じく第二の直線部6c2の内縁202の基
端位置を点B、第一の直線部6c1の内縁201の先端
側への延長と、第二の直線部6c2の内縁202の基端
側への延長との交点を点O、絶縁体3の先端面3eの延
長と第一の直線部6c1の内縁201又はその延長との
交点を点C、先端側対向面11の接地電極6側の端縁を
通って当該先端側対向面11と直交する直線204と第
二の直線部6c2の内縁202との交点を点Dとし、点
O、点A及び点Bを結んで得られる三角形領域OAB
が、点O、点C及び点Dを結んで得られる三角形領域O
CDの内部に位置するものとなっている。図4(b)か
らも明らかなように、上述の構成とすることで、中心電
極の側方において接地電極6との間に形成される空間部
をさらに拡大でき、ひいてはスパークプラグの着火性向
上効果をさらに高めることができる。
【0044】また、第一の直線部6c1の基端位置を点
E、先端側対向面11の接地電極6から遠い側の端縁を
通って該先端側対向面11と直交する直線203と第二
の直線部6c2の内縁202又はその延長との交点を点
Fとし、点O、点A及び点Bを結んで得られる三角形領
域OABの面積をS10、点O、点E及び点Fを結んで得
られる三角形領域OEFの面積をS11とした場合に、S
10/S11が0.1〜0.38(望ましくは0.1〜0.
25)となるように設定されている。S10/S11を上記
範囲で設定することで、中心電極の側方において接地電
極との間に形成される空間部をさらに拡大でき、ひいて
はスパークプラグの着火性向上効果をさらに高めること
ができる。
【0045】以下、本発明のスパークプラグの各種変形
例について説明する、まず、図8に示すように本発明の
スパークプラグ1においては、中心電極5の突起部15
の頂面14、及び接地電極6の側面6dの少なくともい
ずれかに対し、発火部形成用のチップ20ないし21を
固着することができる。チップ20及び21は、例えば
Ru、Rh、Pd、Os、Ir、及びPt等の少なくと
もいずれかを主成分とする金属ないし該金属を主体とす
る複合材料(例えば金属−酸化物複合材料)により構成
される。
【0046】チップ21は例えば円板状に形成され、突
起部15の頂面14に重ね合わた状態で、その接合面外
縁部に沿ってレーザー溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接
等により溶接部を形成することにより該突起部15に固
着される。また、チップ20は、上記チップ21に対応
する位置において接地電極6の側面6dにチップを位置
合わせされ、その接合面外縁部に沿って同様に溶接部を
形成することにより固着される。このように、突起部1
5及び接地電極6に上述のようなチップ20,21を固
着して発火部を形成することにより、該発火部の消耗が
抑制されてスパークプラグ1の耐久性が向上する。な
お、チップ20,21は、いずれか一方を省略する構成
としてもよい。この場合には、固着されたチップと、接
地電極6及び突起部15のうちチップが固着されないも
のとの間で火花放電ギャップgが形成されることとな
る。
【0047】次に、図10に示すスパークプラグ30に
おいては、先端側対向面11が中心軸線O1に対して傾
斜して形成されている。また、接地電極6もこれに対応
して斜めに曲げ返され、先端部の側面6dが上記先端側
対向面11とほぼ平行となるようにその曲げ角度が調整
されている。そして図1ないし図3に示すスパークプラ
グ1と同様に、中心電極5の先端側対向面11上には、
中心電極5の本体部12の中心軸線O1に関して接地電
極6とは反対側に偏心した位置に、突起部15が形成さ
れているが、その頂面14は、上記接地電極6の側面6
bとほぼ平行となるように、先端側対向面11とほぼ平
行な斜面状に形成されている。なお、突起部15の突出
高さhは、先端側対向面11と直交する方向において、
該対向面11から頂面14に至るまでの長さとして定義
される。また、先端側対向面11及び頂面14は楕円状
面となり、上記中心軸線O1,O2を含む平面と、該楕円
状の先端側対向面11とが交わってできる線分の長さD
は、その楕円長軸の長さに相当するものとなる。また、
図11は、本体部12の先端側対向面11と突起部15
の頂面14とが、本体部12の中心軸線O1に対して傾
斜して形成された別の例を示している。該スパークプラ
グ40では、接地電極6の先端側が、中心電極5の本体
部12の中心軸線O1とほぼ直角となる位置まで曲げ返
される一方、該中心電極5の先端部との対向部分(図面
では、その先端下側部分)が斜めに切り欠かれて、突起
部15の頂面14とほぼ平行な対向面6fが形成されて
いる。
【0048】次に、図12は、突起部15の各種変形態
様を示している。図12(a)においては、突起部15
は斜面15aにより、その接地電極6に面する側面部分
が本体部12の先端側対向面11の周縁まで裾を引く形
状とされている。また、同図(b)は、その斜面15a
を下に凸な曲面とした例を、同図(c)は、同じく上に
凸な曲面とした例を示している。このような場合、本体
部12の先端側対向面11は、本体部12の中心軸線O
1の方向において、斜面15aの、頂面14とは反対側
の縁を通って該中心軸線O1と交差し、かつ接地電極6
の対向する側面6dと平行な平面による中心電極5の断
面として規定することができる。
【0049】なお、以上の実施例においては、突起部1
5の頂面14は円形状に形成されていたが、これを図1
3に示すように、半円状とすることも可能である。この
場合、図9に示すように、頂面14に対して円板状のチ
ップ21を幅方向に2個固着することができる。また、
接地電極6の側面6dには、2個並んだチップ21に対
応した幅広のチップ20を固着することもできる。
【0050】また、接地電極6の軸断面形状は台形形状
に限らず、中心電極5に面する側において、これと反対
側よりも幅が縮小する形状であれば他の形状でもよい。
例えば、図14(a)に示すように逆かまぼこ形状(あ
るいは半円形状)のもの、同図(b)に示すように五角
形状(あるいは野球のホームベース状)のもの、同図
(c)に示すようにその他の多角形状のもの等、種々の
形状を採用することが可能である。また、図14(d)
に示すように接地電極6の軸断面形状を菱形状に形成す
ることも可能である。なお、接地電極6は、通常の長方
形断面、円形断面を有するものとして形成してもよい。
また、接地電極6の先端部の形状も、図7に示すような
台形状のものに限らず、三角形状あるいは半円形状等、
他の形状により構成することが可能である。
【0051】
【実施例】
(実施例1)図1に示すスパークプラグを、図16に示
す〜の各種態様で作製した。〜のいずれのスパ
ークプラグにおいても、中心電極5の本体部12の外径
(前述のDに相当)を2.6mm、突起部15の外径を
0.8mm、高さhを1.2mm、火花ギャップgを
1.1mmとし、本体部12及び突起部15はそれぞれ
筒状体とした(図1)。また、突起部15は、前述のS
1/S2が1.0、V2/V1が0.1となるように本体部
12の先端側対向面11上に偏心して形成されており、
h/Dは約0.46である。また、接地電極6は、その
軸断面の幅b1=1.6mm、幅b2=2.7mmの台形
形状(図6)とし、先端部にはテーパー面により台形形
状の幅減少部6e(図7)を形成した。さらに、にお
いては接地電極6の曲げ部6a内縁部の平均曲率半径を
R6.0mmとしたのに対し、においてはR2.0mm、
においてはR1.5mmとした。前記S10/S11の値
は、が0.16、が0.16、が0.1である。
一方、比較例として、長方形軸断面の接地電極を有し突
起部15を偏心させない従来型のスパークプラグ()
と、同じく接地電極6の軸断面を上記〜のスパーク
プラグと同様に形成し、突起部15は偏心させないスパ
ークプラグ()とを、曲げ部6a内縁部の平均曲率半
径をR6.0mm(S10/S11は0.16)として作製し
た。
【0052】これらスパークプラグをそれぞれ排気量2
000ccのDOHCガソリンエンジンのシリンダヘッ
ドに取り付け、エンジン回転数を2000rpm、イン
テークマニホルド内の圧力設定をゲージ圧で−350m
mHgに設定して、空燃比を徐々にリーン側に増やしな
がら運転し、運転不能となったときの空燃比によりその
着火性を判定した。なお、シリンダヘッド50に対する
スパークプラグの取り付け方向については、図15
(a)に示すように、吸気バルブ51と排気バルブ52
とを結ぶ線に対して接地電極6がほぼ直交する向き
(A:着火性が比較的良好な向き)と、同図(b)に示
すように、吸気バルブ51と排気バルブ52とを結ぶ線
に対して接地電極6がほぼ平行となり、かつ吸気バルブ
51が接地電極6に対して中心電極5と反対側に位置す
る向き(B:着火性が比較的悪くなる向き)との2種類
を選定した。
【0053】図16に示す実験結果により、本発明のス
パークプラグは、スパークプラグのエンジンに対する
取り付け方向に関係なく、運転不能となる空燃比の値が
比較例のスパークプラグ及びよりも大きくなってお
り、着火性がよいことがわかる。また、及びの結果
に示す通り、接地電極6の曲げ部6a内縁部の平均曲率
半径が小さくなると、着火性がさらに向上していること
もわかる。また、本発明のスパークプラグ〜につい
ては、比較例のスパークプラグ及びと比べて取付方
向Aと取付方向Bとの間で着火性に生ずる差異が小さ
く、取付方向による影響を受けにくいこともわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパークプラグを示す正面部分断面
図。
【図2】その平面図。
【図3】図1の部分拡大図。
【図4】その平面図及び側面模式図。
【図5】中心電極において、突起部を形成するに際して
体積比により規定する場合の説明図。
【図6】スパークプラグの側面部分拡大図。
【図7】スパークプラグの平面部分拡大図。
【図8】中心電極と接地電極にチップを固着した場合の
一例を示す模式図。
【図9】その変形例を示す模式図。
【図10】図1のスパークプラグの変形例を示す正面模
式図。
【図11】その別の変形例を示す正面模式図。
【図12】中心電極の突起部のいくつかの変形例を示す
正面模式図。
【図13】突起部の頂面の変形例を示す平面模式図。
【図14】接地電極の軸断面形状の変形例を示す模式
図。
【図15】実施例におけるスパークプラグの取付位置を
示す説明図。
【図16】実施例における実験結果を示すグラフ。
【図17】従来のスパークプラグの部分正面図。
【符号の説明】
1、30、40 スパークプラグ 2 主体金具 3 絶縁体 5 中心電極 6 接地電極 6a 曲げ部 6c1 第一の直線部 6c2 第二の直線部 6e 幅減少部 10 外周面 11 先端側対向面 12 本体部 14 頂面 15 突起部 20,21 チップ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心電極と、その中心電極の外側に設け
    られた絶縁体と、その絶縁体の外側に設けられた主体金
    具と、その主体金具に一端が結合され、他端側が前記中
    心電極と対向するように側方に曲げ返されて、その側面
    が前記中心電極の先端部と対向するように配置された接
    地電極とを備え、 前記中心電極は、円筒状の外周面と、前記接地電極の側
    面とほぼ平行に対向する先端側対向面とを有する本体部
    と、該本体部の中心軸線に関して前記接地電極とは反対
    側に偏心した位置において前記先端側対向面から突出す
    るとともに、頂面が前記接地電極の側面とほぼ平行に形
    成された突起部とを有し、 前記本体部の中心軸線と前記接地電極の中心軸線とを含
    む仮想的な平面と、前記先端側対向面とが交わってでき
    る線分の長さをD、前記突起部の前記先端側対向面から
    の突出高さをhとして、h/Dが0.2以上であること
    を特徴とするスパークプラグ。
  2. 【請求項2】 中心電極と、その中心電極の外側に設け
    られた絶縁体と、その絶縁体の外側に設けられた主体金
    具と、その主体金具に一端が結合され、他端側が前記中
    心電極と対向するように側方に曲げ返されて、その側面
    が前記中心電極の先端部と対向するように配置された接
    地電極とを備え、 前記中心電極は、円筒状の外周面と、前記接地電極の側
    面とほぼ平行に対向する先端側対向面とを有する本体部
    と、該本体部の中心軸線に関して前記接地電極とは反対
    側に偏心した位置において前記先端側対向面から突出す
    るとともに、頂面が前記接地電極の側面とほぼ平行に形
    成された突起部とを有し、 前記本体部の先端側対向面を含む平面と、前記突起部の
    頂面を含む平面と、前記本体部の外周面の前記突起部側
    への延長とによって囲まれる部分の体積をV1、前記突
    起部の体積をV2として、V2/V1が0.8以下とされ
    たことを特徴とするスパークプラグ。
  3. 【請求項3】 前記本体部の中心軸線と前記接地電極の
    中心軸線とを含む仮想的な平面と、前記先端側対向面と
    が交わってできる線分の長さをD、前記突起部の前記頂
    面からの突出高さをhとして、h/Dが0.2以上であ
    る請求項2記載のスパークプラグ。
  4. 【請求項4】 前記本体部の中心軸線と前記接地電極の
    中心軸線とを含む平面に対し、交線が前記本体部の中心
    軸線と一致するようにこれと直交する仮想的な平面を設
    定し、その平面によって分割される前記先端側対向面の
    2領域のうち前記接地電極から遠い側の領域を基準領域
    として、 前記突起部の頂面と前記先端側対向面とをそれら面と直
    交する方向から見た場合に、該頂面と前記基準領域との
    間で重なって見える部分の面積をS1、該頂面の面積を
    S2として、S1/S2が0.7以上とされた請求項1な
    いし3のいずれかに記載のスパークプラグ。
  5. 【請求項5】 前記接地電極の軸断面は、前記中心電極
    に面する側において、これと反対側よりも幅が縮小する
    形状を有する請求項1ないし4のいずれかに記載のスパ
    ークプラグ。
  6. 【請求項6】 前記接地電極には、その長手方向中間の
    所定位置から先端に至る区間に、当該区間の前記接地電
    極の基端側と先端側との間で先端側のほうが狭幅となる
    幅減少部が形成されている請求項1ないし5のいずれか
    に記載のスパークプラグ。
  7. 【請求項7】 前記接地電極は、その基端側に形成され
    前記中心電極の前記本体部の中心軸線とほぼ平行となる
    第一の直線部と、同じく先端側に形成され前記中心電極
    の前記先端側対向面とほぼ平行となる第二の直線部と、
    それら第一及び第二の直線部を互いに接続する曲げ部と
    の3部分からなり、 前記本体部の中心軸線と前記接地電極の中心軸線とを含
    む平面で前記中心電極及び前記接地電極を切断した場合
    に、当該平面上において、前記第一の直線部の内縁の先
    端位置を点A、同じく前記第二の直線部の内縁の基端位
    置を点B、前記第一の直線部の内縁の先端側への延長
    と、前記第二の直線部の内縁の基端側への延長との交点
    を点O、前記絶縁体の先端面の延長と前記第一の直線部
    の内縁又はその延長との交点を点C、前記先端側対向面
    の前記接地電極に近い側の端縁を通って当該先端側対向
    面と直交する直線と前記第二の直線部の内縁との交点を
    点Dとし、 点O、点A及び点Bを結んで得られる三角形領域OAB
    が、点O、点C及び点Dを結んで得られる三角形領域O
    CDの内部に位置するものとなっている請求項1ないし
    6のいずれかに記載のスパークプラグ。
  8. 【請求項8】 前記接地電極は、その基端側に形成され
    前記中心電極の前記本体部の中心軸線とほぼ平行となる
    第一の直線部と、同じく先端側に形成され前記中心電極
    の前記先端側対向面とほぼ平行となる第二の直線部と、
    それら第一及び第二の直線部とを互いに接続する曲げ部
    との3部分からなり、 前記本体部の中心軸線と前記接地電極の中心軸線とを含
    む平面で前記中心電極及び前記接地電極を切断した場合
    に、該平面上において、前記第一の直線部の内縁の先端
    位置を点A、同じく前記第二の直線部の内縁の基端位置
    を点B、前記第一の直線部の内縁の先端側への延長と、
    前記第二の直線部の内縁の基端側への延長との交点を点
    O、前記第一の直線部の基端位置を点E、前記先端側対
    向面の前記接地電極から遠い側の端縁を通って該先端側
    対向面と直交する直線と前記第二の直線部の内縁又はそ
    の延長との交点を点Fとし、 点O、点A及び点Bを結んで得られる三角形領域OAB
    の面積をS10、点O、点E及び点Fを結んで得られる三
    角形領域OEFの面積をS11とした場合に、S10/S11
    が0.1〜0.38となっている請求項1ないし7のい
    ずれかに記載のスパークプラグ。
  9. 【請求項9】 前記中心電極の前記突起部の頂面、及び
    前記接地電極のこれと対向する側面の少なくとも一方
    に、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、及びPtの少なく
    ともいずれかを主成分とする金属ないし該金属を主体と
    する複合材料からなるチップが固着されている請求項1
    ないし8のいずれかに記載のスパークプラグ。
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