JPH08213149A - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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Publication number
JPH08213149A
JPH08213149A JP1492095A JP1492095A JPH08213149A JP H08213149 A JPH08213149 A JP H08213149A JP 1492095 A JP1492095 A JP 1492095A JP 1492095 A JP1492095 A JP 1492095A JP H08213149 A JPH08213149 A JP H08213149A
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JP
Japan
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spark plug
outer electrode
electrode
spark
center electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP1492095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Matsubara
佳弘 松原
Iwao Kunitomo
巌 国友
Shoichiro Ito
祥一郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
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Priority to EP19960300722 priority patent/EP0725463B1/en
Priority to DE1996609209 priority patent/DE69609209T2/de
Priority to CN96101357A priority patent/CN1050707C/zh
Publication of JPH08213149A publication Critical patent/JPH08213149A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
    • H01T13/32Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation characterised by features of the earthed electrode

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  • Spark Plugs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外側電極の方向(取付け方向)による着火性
の差を小さくすること。 【構成】 外側電極5は、主体金具4の先端面4aに溶
接等により接合されて、中心電極3側に湾曲して、中心
電極3の先端面3aとの間に火花ギャップGを形成して
いる。この外側電極5は、中心電極3に対して少なくと
も外周側が滑らかな曲線で構成されている。具体的に
は、断面形状は円形、半円形、楕円形、または稜部がR
0.5mm以上の丸みを有する多角形等が望ましい。但
し、外側電極5の発火面5aは平坦面とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の内燃機関に
使用されるスパークプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン等のガソリン機関では、
燃費向上を目的として、希薄な混合気での運転(リーン
バーン)が指向されている。この場合、より薄い混合気
に着火させる必要があることから、スパークプラグの着
火性向上が要求される。かかる要件を満たすには、点火
位置を少しでも燃焼室の中央に近づけるために、中心電
極の突出し量を多くした突出しプラグが有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のプラ
グは、外側電極が平角線材、即ち断面形状が矩形状で外
周面に角が形成された電極材が用いられている。このた
め、火炎核の成長を妨げる外側電極の消炎作用が大き
く、また、混合気の流れ(スワール)を乱して被着火性
を悪くしている。特に、燃焼室内への突出し量の大きい
突出しプラグにおいては、その影響が大きく、且つスパ
ークプラグの取付け方向、つまり外側電極の方向によっ
て着火性の差が非常に大きくなってしまう。本発明は、
上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、外側
電極の方向による着火性の差を小さくすることのできる
スパークプラグの提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の構成を採用した。請求項1では、
中央部に軸孔を有する絶縁碍子と、先端部が前記絶縁碍
子の端面から突出した状態で前記軸孔に挿入された中心
電極と、前記絶縁碍子を保持する主体金具と、この主体
金具の先端面に接合されて、前記中心電極との間に火花
ギャップを形成する外側電極とを備えるスパークプラグ
において、前記外側電極は、前記中心電極に対して少な
くとも外周側が滑らかな曲面で構成されていることを特
徴とする。
【0005】請求項2では、請求項1に記載されたスパ
ークプラグにおいて、前記外側電極は1極であり、前記
中心電極の先端面との間に火花ギャップを形成して、そ
の火花ギャップを形成する発火面が平坦面とされている
ことを特徴とする。
【0006】請求項3では、請求項1に記載されたスパ
ークプラグにおいて、前記外側電極は複数極設けられて
おり、その何れか1極が前記中心電極の先端面との間に
火花ギャップを形成して、その火花ギャップを形成する
発火面が平坦面とされていることを特徴とする。
【0007】請求項4では、請求項2または3に記載さ
れたスパークプラグにおいて、前記中心電極の先端面と
の間に火花ギャップを形成する前記外側電極は、前記発
火面を含む先端部の断面形状が半円形状、または稜部が
R0.5mm以上の丸みを有する多角形状を成し、前記先
端部以外の断面形状が、円形状、半円形状、楕円形状、
または稜部がR0.5mm以上の丸みを有する多角形状で
あることを特徴とする。
【0008】請求項5では、請求項3に記載されたスパ
ークプラグにおいて、前記中心電極の先端面との間に火
花ギャップを形成する前記外側電極以外の他の前記外側
電極は、前記中心電極の側面との間に火花ギャップを形
成しており、その断面形状が半円形状、楕円形状、また
は稜部がR0.5mm以上の丸みを有する多角形状である
ことを特徴とする。
【0009】請求項6では、請求項1に記載されたスパ
ークプラグにおいて、前記外側電極は少なくとも1極で
あり、前記中心電極の側面との間に火花ギャップを形成
していることを特徴とする。
【0010】請求項7では、請求項6に記載されたスパ
ークプラグにおいて、前記外側電極は、その断面形状が
半円形状、楕円形状、または稜部がR0.5mm以上の丸
みを有する多角形状であることを特徴とする。
【0011】請求項8では、中央部に軸孔を有する絶縁
碍子と、先端部が前記絶縁碍子の端面から突出した状態
で前記軸孔に挿入された中心電極と、前記絶縁碍子を保
持する主体金具と、この主体金具の先端面に接合され
て、前記中心電極との間に火花ギャップを形成する外側
電極とを備えるスパークプラグにおいて、前記外側電極
は、前記主体金具に接合された根元部より先端側で、前
記中心電極に対して少なくとも外周側が滑らかな曲面で
構成されていることを特徴とする。
【0012】請求項9では、請求項8に記載されたスパ
ークプラグにおいて、前記外側電極は、前記根元部より
先端側の断面形状が、円形状、半円形状、楕円形状、ま
たは稜部がR0.5mm以上の丸みを有する多角形状であ
ることを特徴とする。
【0013】請求項10では、請求項8または9に記載
されたスパークプラグにおいて、前記外側電極は1極で
あり、前記中心電極の先端面との間に火花ギャップを形
成して、その火花ギャップを形成する発火面が平坦面と
されていることを特徴とする。
【0014】請求項11では、請求項8または9に記載
されたスパークプラグにおいて、前記外側電極は複数極
設けられており、その何れか1極が前記中心電極の先端
面との間に火花ギャップを形成して、その火花ギャップ
を形成する発火面が平坦面とされていることを特徴とす
る。
【0015】請求項12では、請求項11に記載された
スパークプラグにおいて、前記中心電極の先端面との間
に火花ギャップを形成する前記外側電極以外の他の前記
外側電極は、前記中心電極の側面との間に火花ギャップ
を形成していることを特徴とする。
【0016】請求項13では、請求項8または9に記載
されたスパークプラグにおいて、前記外側電極は少なく
とも1極であり、前記中心電極の側面との間に火花ギャ
ップを形成していることを特徴とする。
【0017】請求項14では、請求項5〜7、12、1
3に記載された何れかのスパークプラグにおいて、前記
外側電極は、前記発火面が平坦面とされていることを特
徴とする。
【0018】請求項15では、請求項5〜7、12、1
3に記載された何れかのスパークプラグにおいて、前記
外側電極は、前記発火面が前記中心電極の側面形状に対
応した湾曲面とされていることを特徴とする。
【0019】請求項16では、請求項1〜15に記載さ
れた何れかのスパークプラグにおいて、前記中心電極の
先端面は、燃焼室の壁面から5mm以上突出されているこ
とを特徴とする。
【0020】請求項17では、請求項1〜16に記載さ
れた何れかのスパークプラグにおいて、前記外側電極
は、CuまたはCu合金が封入されていることを特徴と
する。
【0021】請求項18では、請求項1〜17に記載さ
れた何れかのスパークプラグにおいて、少なくとも一つ
の前記外側電極で、前記中心電極との間に火花ギャップ
を形成する部位の少なくとも一部が、貴金属または貴金
属合金から成ることを特徴とする。
【0022】請求項19では、請求項1〜18に記載さ
れた何れかのスパークプラグにおいて、前記中心電極
は、前記外側電極との間に火花ギャップを形成する発火
面に貴金属または貴金属合金が取付けられていることを
特徴とする。
【0023】
【作用および発明の効果】請求項1〜7に記載したスパ
ークプラグは、中心電極に対して、少なくとも外側電極
の外周側が滑らかな曲面で構成されている。このため、
混合気の流れに対する外側電極の影響が小さくなる。即
ち、外側電極が混合気の流れを乱す度合いが低くなるこ
とから、発火部への混合気の流入が妨げられることな
く、スムーズな流れが得られるため、着火性が向上し、
且つ外側電極の方向による着火性の差も小さくなる。
【0024】また、請求項2および3に記載したスパー
クプラグでは、中心電極の先端部との間に火花ギャップ
を形成する外側電極の発火面を平坦面としたことによ
り、火花消耗の進行を抑えることができるため、耐久性
に優れる。
【0025】請求項8〜12に記載したスパークプラグ
は、外側電極の根元部より先端側が、中心電極に対して
少なくとも外周側が滑らかな曲面で構成されている。こ
のため、混合気の流れに対する外側電極の影響が小さく
なることから、発火部への混合気の流入が妨げられるこ
となく、スムーズな流れが得られるため、着火性が向上
し、且つ外側電極の方向による着火性の差も小さくな
る。
【0026】また、請求項10および11に記載したス
パークプラグでは、中心電極の先端部との間に火花ギャ
ップを形成する外側電極の発火面を平坦面としたことに
より、火花消耗の進行を抑えることができるため、耐久
性に優れる。
【0027】なお、請求項1および8に記載した「滑ら
かな曲面で構成されている」とは、外周面に稜角を有し
ていない(角張っていない)ことを意味する。
【0028】
【実施例】次に、本発明のスパークプラグの第1実施例
を図1〜4に基づいて説明する。図1はスパークプラグ
の半断面図である。スパークプラグ1は、絶縁碍子2の
軸孔2aに嵌め込まれた中心電極3と、絶縁碍子2を保
持する主体金具4に取り付けられた外側電極5とを有
し、中心電極3の先端面3aと外側電極5との間に火花
ギャップGが形成されている。
【0029】中心電極3は、例えば、Ni(またはNi
合金)製の母材の中心部にCu(またはCu合金)製の
芯材を封入した複合構造で、先端部が絶縁碍子2の先端
面2bより所定長さだけ突出されている。外側電極5
は、例えば、Ni(またはNi合金)製で、主体金具4
の先端面4aに溶接により接合されて、中心電極3側へ
湾曲して形成されている。この外側電極5は、図2(図
1のA−A断面図)に示すように、その断面形状が円形
に設けられている。但し、中心電極3の先端面3aとの
間に火花ギャップGを形成する発火面5a(放電面)の
み平坦面とされて、その発火面5aを含む断面形状が、
図3(図1のB−B断面図)に示すように、(イ)半円
形または(ロ)稜部がR0.5mm以上の丸みを有する略
矩形(略正方形でも良い)に設けられている。
【0030】この外側電極5は、以下の工程を経て製作
される。まず、円形断面の線材を主体金具4の先端面4
aに溶接した後、所定長さに切断する。続いて、火花ギ
ャップGを形成する先端部をプレス成形によって半円形
状または略矩形状(略正方形でも良い)に挟圧して平坦
面(発火面5a)を形成する。続いて、発火面5aが中
心電極3の先端面3aと対向するように内方(中心電極
3側)へ曲げ加工を施して、中心電極3の先端面3aと
の間に平行な火花ギャップGを形成する。
【0031】上記形状の外側電極5を採用することによ
り、中心電極3と外側電極5とで形成される発火部へ流
入する混合気の流れに対して外側電極5の影響を小さく
することができる。即ち、混合気の流れに介在する外側
電極5の断面形状が円形であることから、外周面に角が
なく滑らかな曲面を構成する。そのため、混合気の流入
抵抗が小さくなって、発火部への混合気の流入がスムー
ズに行われる。この結果、着火性が向上するとともに、
外側電極5の方向による着火性の差も小さくなる。即
ち、外側電極5の取付け方向が異なる場合でも着火性に
大きな差が生じることはなく、どの取付け方向において
も高い着火性を得ることができる。
【0032】実際に本実施例の外側電極5を用いたプラ
グ(図4参照)と、従来の外側電極50を用いたプラグ
(図5参照)とで着火性(着火限界空燃比)を比較し
た。なお、本実施例のプラグに用いられる外側電極5
は、図4に示すように、外径d1=1.7mmφで、先端
面から3.0mmまでの間を平坦な発火面5aを有する略
半円形とした。一方、従来のプラグに用いられる外側電
極50は、図5に示すように、幅w=2.8mm×厚みt
=1.6mmの平角線材より成る。また、本実施例のプラ
グおよび従来のプラグ共に、中心電極3、30は外径d
2 =2.6mmφで、絶縁碍子2、20の先端面2b、2
0bよりそれぞれh1 =8.5mm突出し、更に絶縁碍子
2、20は主体金具4、40の先端面4a、40aより
それぞれh2=1.5mm突出した同じものを使用した。
【0033】上記の比較結果を図6に示す。平角線材を
使用した従来の外側電極50は、その取付け方向による
着火性の差が大きく、また着火性レベルも低いと言え
る。一方、本実施例の外側電極5は、従来の外側電極5
0と比較して、取付け方向による着火性の差が小さく、
且つ着火性レベルも高くなっていることが分かる。ま
た、本実施例の外側電極5は、円形断面の線材を使用し
ているが、中心電極3の先端面3aとの間に火花ギャッ
プGを形成する発火面5aを平坦面としたことにより、
発火面5aを円形断面のまま使用する場合(即ち、中心
電極3の先端面3aに対して凸曲面となる)と比較し
て、火花消耗の進行を抑えることができるため、耐久性
に優れる。
【0034】以下に、外側電極5の他の実施例を示す。 (第2実施例)外側電極5は、図7に示すように、その
断面形状を(イ)半円形、(ロ)稜部がR0.5mm以上
の丸みを有する略方形(特に流入抵抗、消炎作用の面か
ら略正方形が良い)、(ハ)楕円形状としても良い。但
し、発火面5aを含む断面形状は、第1実施例と同様
に、半円形または稜部がR0.5mm以上の丸みを有する
略方形(矩形あるいは正方形)とする。
【0035】(第3実施例)外側電極5は、第1実施例
または第2実施例に示す形状で、図8に示すように、N
i(またはNi合金)製の母材5bの中心部にCu(ま
たはCu合金)製の芯材5cを封入して複合構造とし、
熱引きを向上させても良い。これにより、外側電極5の
酸化による消耗を抑えることができる。
【0036】(第4実施例)第1実施例〜第3実施例に
おいて、中心電極3は、図9に示すように、先端の電極
径dを細く(例えば1.0〜1.5mm)するとともに、
火花ギャップGを形成する先端面3aに耐蝕性に優れた
貴金属チップ6(例えば、Pt、Ir、Pt−Ir合
金、Pt−Ni合金等)を溶接等により接合しても良
い。この場合、中心電極3の電極径dを細くすることで
消炎作用が少なくなるとともに、着火性を向上させるこ
とができ、先端面3aに貴金属チップ6を取り付けるこ
とで、中心電極3の耐久性(寿命)を向上させることが
できる。
【0037】更に、外側電極5は、第1実施例〜第3実
施例に示す何れかの形状で、且つ発火面5aに貴金属チ
ップ6(例えば、Pt、Ir、Pt−Ir合金、Pt−
Ni合金等)を溶接等により接合しても良い。これによ
り、外側電極5の耐久性を向上させることができる。勿
論、中心電極3の先端面3aと外側電極5の発火面5a
に単独で、または両電極に貴金属チップ6を取り付けて
も良いことは言うまでもない。
【0038】(第5実施例)本実施例は、外側電極5を
2極以上備えたスパークプラグである。例えば、2極の
場合で説明すると、各外側電極5は、図10(ロ)に示
すように、それぞれ中心電極3の側面に対向して湾曲
し、その先端面(発火面5a)が、図10(イ)に示す
ように、中心電極3を同軸とする円弧面とされている。
この場合、発火面5aと中心電極3の側面との間に形成
される火花ギャップGが外側電極5の幅方向(図10
(イ)の上下方向)において略一定であるため、耐消耗
性に優れる。
【0039】(第6実施例)本実施例は、第5実施例と
同様に、外側電極5を2極以上備え、各外側電極5が、
図11(ロ)に示すように、それぞれ中心電極3の側面
に対向して湾曲したスパークプラグである(なお、図1
1では外側電極5が2極の場合を示す)。但し、各外側
電極5は、図11(イ)に示すように、中心電極3の側
面に対向する発火面5aが平坦面とされている。従っ
て、中心電極3の側面と外側電極5の発火面5aとの間
に形成される火花ギャップGは、外側電極5の幅方向に
おいて中心で最も狭く、両側へ行くに従って漸増する。
このため、火花放電により生成した火炎核の生長を妨げ
る消炎作用が小さく、着火性が向上する。なお、上記の
第5実施例および第6実施例に示す外側電極5は、その
断面形状が、半円形、楕円形、または稜部がR0.5mm
以上の丸みを有する多角形である。
【0040】(第7実施例)外側電極5が2極以上の場
合は、図12に示すように、何れか1極が中心電極3の
先端面3aとの間に火花ギャップGを形成し、他の外側
電極5は、第5および第6実施例と同様に中心電極3の
側面に対向して配置されていても良い(但し、中心電極
3の側面に対向する外側電極5の発火面5aは、第5実
施例に示した円弧面でも良いし、第6実施例に示した平
坦面でも良い)。
【0041】(第8実施例)第1実施例〜第7実施例の
何れかに記載した外側電極5は、図13に示すように、
中心電極3の突出し量Lを多くした、所謂突出しプラグ
に適用することができる。なお、突出し量Lとは、中心
電極3の先端面3aが、スパークプラグ1を燃焼室(図
示しない)へ取り付けた時に、燃料室の壁面7から突出
する長さである。この突出しプラグは、より薄い混合気
に着火させる能力が求められることから、本実施例の外
側電極5を突出しプラグに用いることは効果的である。
即ち、外側電極5の方向性による着火性の差が小さくな
るとともに、着火性レベルを高めることができるため、
スワールの影響が大きいリーンバーン運転に対して大変
有効であり、特に、外側電極5を複合構造としたものに
用いて、その耐久性を大幅に向上することができる。
【0042】(第9実施例)本実施例のスパークプラグ
は、第1実施例〜第8実施例の何れかに記載した外側電
極5において、その外側電極5の根元部、即ち、主体金
具4の先端面4aに接合されている部位のみ、その断面
形状が矩形に設けられており、根元部より先端側では、
その断面形状が、円形、半円形、楕円形、または稜部が
R0.5mm以上の丸みを有する多角形に設けられてい
る。
【0043】そして、この第9実施例のように、外側電
極5は根元部のみ矩形状としたことにより、主体金具4
の先端面4aとの溶接面が拡大して接合強度を高め、ま
た主体金具4への熱引きが良好になることで、外側電極
5の耐久性を向上することができる。更に、かかる効果
は、耐汚損性を向上するために主体金具4の内壁と絶縁
碍子2の脚部との間のガス空間を大きくすると、主体金
具4の先端面4aの厚みが薄くなる場合に有効であり、
特にプラグ取付けねじ径が小さくなる程、主体金具先端
面4aの厚みが許容されるため、上記効果を発揮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパークプラグの発火部の半断面図である(第
1実施例)。
【図2】外側電極の断面図である(図1のA−A断面
図)。
【図3】外側電極の断面図である(図1のB−B断面
図)。
【図4】着火性の判定に用いたスパークプラグの発火部
の側面図である(本実施例)。
【図5】着火性の判定に用いたスパークプラグの発火部
の側面図である(従来例)。
【図6】着火性を比較したグラフである。
【図7】外側電極の断面図である(第2実施例)。
【図8】スパークプラグの発火部の半断面図である(第
3実施例)。
【図9】スパークプラグの発火部の半断面図である(第
4実施例)。
【図10】スパークプラグの発火部の平面図(イ)およ
び半断面図(ロ)である(第5実施例)。
【図11】スパークプラグの発火部の平面図(イ)およ
び半断面図(ロ)である(第6実施例)。
【図12】スパークプラグの発火部の半断面図である
(第7実施例)。
【図13】スパークプラグの発火部の断面図である(第
8実施例)。
【符号の説明】
1 スパークプラグ 2 絶縁碍子 2a 軸孔 3 中心電極 3a 中心電極の先端面 4 主体金具 4a 主体金具の先端面 5 外側電極 5a 外側電極の発火面 6 貴金属チップ(貴金属、貴金属合金) G 火花ギャップ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に軸孔を有する絶縁碍子と、先端部
    が前記絶縁碍子の端面から突出した状態で前記軸孔に挿
    入された中心電極と、前記絶縁碍子を保持する主体金具
    と、この主体金具の先端面に接合されて、前記中心電極
    との間に火花ギャップを形成する外側電極とを備えるス
    パークプラグにおいて、 前記外側電極は、前記中心電極に対して少なくとも外周
    側が滑らかな曲面で構成されていることを特徴とするス
    パークプラグ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載されたスパークプラグにお
    いて、 前記外側電極は1極であり、前記中心電極の先端面との
    間に火花ギャップを形成して、その火花ギャップを形成
    する発火面が平坦面とされていることを特徴とするスパ
    ークプラグ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載されたスパークプラグにお
    いて、 前記外側電極は複数極設けられており、その何れか1極
    が前記中心電極の先端面との間に火花ギャップを形成し
    て、その火花ギャップを形成する発火面が平坦面とされ
    ていることを特徴とするスパークプラグ。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載されたスパークプ
    ラグにおいて、 前記中心電極の先端面との間に火花ギャップを形成する
    前記外側電極は、前記発火面を含む先端部の断面形状が
    半円形、または稜部がR0.5mm以上の丸みを有する多
    角形を成し、前記先端部以外の断面形状が、円形、半円
    形、楕円形、または稜部がR0.5mm以上の丸みを有す
    る多角形であることを特徴とするスパークプラグ。
  5. 【請求項5】請求項3に記載されたスパークプラグにお
    いて、 前記中心電極の先端面との間に火花ギャップを形成する
    前記外側電極以外の他の前記外側電極は、前記中心電極
    の側面との間に火花ギャップを形成しており、その断面
    形状が半円形、楕円形、または稜部がR0.5mm以上の
    丸みを有する多角形であることを特徴とするスパークプ
    ラグ。
  6. 【請求項6】請求項1に記載されたスパークプラグにお
    いて、 前記外側電極は少なくとも1極であり、前記中心電極の
    側面との間に火花ギャップを形成していることを特徴と
    するスパークプラグ。
  7. 【請求項7】請求項6に記載されたスパークプラグにお
    いて、 前記外側電極は、その断面形状が半円形、楕円形、また
    は稜部がR0.5mm以上の丸みを有する多角形であるこ
    とを特徴とするスパークプラグ。
  8. 【請求項8】中央部に軸孔を有する絶縁碍子と、先端部
    が前記絶縁碍子の端面から突出した状態で前記軸孔に挿
    入された中心電極と、前記絶縁碍子を保持する主体金具
    と、この主体金具の先端面に接合されて、前記中心電極
    との間に火花ギャップを形成する外側電極とを備えるス
    パークプラグにおいて、 前記外側電極は、前記主体金具に接合された根元部より
    先端側で、前記中心電極に対して少なくとも外周側が滑
    らかな曲面で構成されていることを特徴とするスパーク
    プラグ。
  9. 【請求項9】請求項8に記載されたスパークプラグにお
    いて、 前記外側電極は、前記根元部より先端側の断面形状が、
    円形、半円形、楕円形、または稜部がR0.5mm以上の
    丸みを有する多角形であることを特徴とするスパークプ
    ラグ。
  10. 【請求項10】請求項8または9に記載されたスパーク
    プラグにおいて、 前記外側電極は1極であり、前記中心電極の先端面との
    間に火花ギャップを形成して、その火花ギャップを形成
    する発火面が平坦面とされていることを特徴とするスパ
    ークプラグ。
  11. 【請求項11】請求項8または9に記載されたスパーク
    プラグにおいて、 前記外側電極は複数極設けられており、その何れか1極
    が前記中心電極の先端面との間に火花ギャップを形成し
    て、その火花ギャップを形成する発火面が平坦面とされ
    ていることを特徴とするスパークプラグ。
  12. 【請求項12】請求項11に記載されたスパークプラグ
    において、 前記中心電極の先端面との間に火花ギャップを形成する
    前記外側電極以外の他の前記外側電極は、前記中心電極
    の側面との間に火花ギャップを形成していることを特徴
    とするスパークプラグ。
  13. 【請求項13】請求項8または9に記載されたスパーク
    プラグにおいて、 前記外側電極は少なくとも1極であり、前記中心電極の
    側面との間に火花ギャップを形成していることを特徴と
    するスパークプラグ。
  14. 【請求項14】請求項5〜7、12、13に記載された
    何れかのスパークプラグにおいて、 前記中心電極の側面との間に火花ギャップを形成してい
    る前記外側電極は、前記中心電極との間に火花ギャップ
    を形成する発火面が平坦面とされていることを特徴とす
    るスパークプラグ。
  15. 【請求項15】請求項5〜7、12、13に記載された
    何れかのスパークプラグにおいて、 前記中心電極の側面との間に火花ギャップを形成してい
    る前記外側電極は、前記中心電極との間に火花ギャップ
    を形成する発火面が前記中心電極の側面形状に対応した
    湾曲面とされていることを特徴とするスパークプラグ。
  16. 【請求項16】請求項1〜15に記載された何れかのス
    パークプラグにおいて、 前記中心電極の先端面は、燃焼室の壁面から5mm以上突
    出されていることを特徴とするスパークプラグ。
  17. 【請求項17】請求項1〜16に記載された何れかのス
    パークプラグにおいて、 前記外側電極は、CuまたはCu合金が封入されている
    ことを特徴とするスパークプラグ。
  18. 【請求項18】請求項1〜17に記載された何れかのス
    パークプラグにおいて、 少なくとも一つの前記外側電極で、前記中心電極との間
    に火花ギャップを形成する部位の少なくとも一部が、貴
    金属または貴金属合金から成ることを特徴とするスパー
    クプラグ。
  19. 【請求項19】請求項1〜18に記載された何れかのス
    パークプラグにおいて、 前記中心電極は、前記外側電極との間に火花ギャップを
    形成する発火面に貴金属または貴金属合金が取付けられ
    ていることを特徴とするスパークプラグ。
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