JP5182636B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の循環経路に沿って搬送している現像剤を現像剤担持体の移動する表面に担持して現像に寄与させた後、現像剤担持体の表面から循環経路に戻す構成の現像手段を用いる画像形成装置に関するものである。
この種の現像手段としては、特許文献1に記載の現像装置が知られている。その現像装置を図1に示す。同図において、現像装置900は、トナー及び磁性キャリアを含有する図示しない現像剤をケーシング内で循環搬送するための循環経路や、現像ロール910などを有している。循環経路は、互いに短手方向に並ぶように配設された第1剤収容室901と第2剤収容室903とを具備している。循環経路の一部となっている第1剤収容室901内に収容されている現像剤は、第1搬送スクリュウ902の回転駆動により、室内空間の長手方向に沿って図中矢印Aの向きで搬送される。この第1剤収容室901と、これに隣接している第2剤収容室903とは、長手方向の両端部でそれぞれ連通している。第1搬送スクリュウ902の回転駆動に伴って第1剤収容室901内における図中矢印A方向の端部まで搬送された現像剤は、連通部を通過して第2剤収容室903内に進入する。そして、第2剤収容室903内において、第2搬送スクリュウ904の回転駆動によって矢印A方向とは正反対の矢印B方向に搬送される。その後、第2剤収容室903における矢印B方向の端部まで搬送されると、連通部を通って第1剤収容室901内の矢印A方向の最上流部に進入する。このようにして、現像剤は第1剤収容室901及び第2剤収容室903の中で循環搬送される。
第2剤収容室903の短手方向の側方には、現像ロール910が配設されている。この現像ロール910は、回転駆動する非磁性パイプからなる現像スリーブと、この現像スリーブの内部に回転不能に収容される図示しないマグネットローラとを具備している。そして、マグネットローラの発する磁力により、第2剤収容室903内の現像剤を回転する現像スリーブの表面に担持して、現像スリーブと図示しない感光体とが対向する現像領域に搬送する。その後、スリーブ表面上を現像剤で現像を行った後、スリーブ表面の現像剤を第2剤収容室903内に戻す。この現像剤は現像に寄与したことでトナー濃度を低下させている。図示しない制御部は、画像情報に基づいて画像の画素数を算出した結果に基づいて、その画像の現像の際に消費するトナー消費量を予測し、その結果に応じた時間だけ、図示しないトナー補給手段を駆動する。これにより、第1剤収容室901の現像剤搬送方向の上流側端部付近に設けられたトナー補給口915を通じて、第1現像剤収容室901内のトナーにトナーを補給して現像剤のトナー濃度を回復させている。このようなトナー補給においては、トナー濃度センサによって現像剤のトナー濃度の低下を検知してからトナー補給を行う構成よりも迅速にトナー濃度の回復を図ることができる。
特開平9−160364号公報
しかしながら、現像に伴うトナー消費量が画像の画素数に基づく予測値になるとは限らない。環境変動などによっては、実際のトナー消費量が予測値を大きく上回ったり、大きく下回ったりすることも考えられる。にもかかわらず、実際のトナー消費量とは誤差のある予測値に基づくトナー補給を続けると、現像剤のトナー濃度を適切に維持することができなくなってしまう。
本発明は以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、実際のトナー消費量とは誤差のあるトナー補給を続けることによる現像性能の悪化を回避することができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、画像情報を取得する画像情報取得手段と、該画像情報に基づいて該潜像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、トナー及びキャリアを含有する現像剤を所定の循環経路に沿って搬送しながら、該循環経路における現像剤担持体との対向領域である供給領域に存在する現像剤を該現像剤担持体の移動する表面に担持して該現像剤担持体と該潜像担持体との対向領域である現像領域に搬送し、該現像領域で現像剤のトナーを該潜像担持体上の潜像に付着させて該潜像を現像し、且つ該現像領域で現像に寄与した現像剤を該表面移動に伴って該循環経路の該供給領域に戻す現像手段と、該循環経路内における該供給領域とは異なる領域である非供給領域の所定位置に設けられたトナー補給口を通じて、該非供給領域内にトナーを補給するトナー補給手段と、該トナー補給手段の駆動量を該画像情報に基づいて決定する制御手段とを備える画像形成装置において、上記非供給領域における上記トナー補給口よりも下流側で且つ上記供給領域よりも上流側の位置で現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を設けるとともに、スミス補償法により、該トナー濃度センサによる検知結果に対して上記トナー補給手段の駆動量に応じた補正を加えた結果に基づいてトナー補給量の過不足を把握しながら、上記画像情報に基づく上記駆動量の決定値を該過不足の把握結果に基づいて補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである
た、請求項の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記画像情報に基づいて、供給領域通過後の現像剤に発生すると予測されるトナー濃度変動パターンを打ち消すトナー補給量変動パターンとなる上記トナー補給手段の駆動制御パターンを構築しながら、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて上記決定値としての該駆動制御パターンを補正するか、あるいは、該画像情報に基づいて上記決定値としての該トナー補給量変動パターンを構築しながら、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて、該トナー補給量変動パターンを補正し、補正後の該トナー補給量変動パターンとなる上記トナー補給手段の駆動制御パターンを構築するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて、現像剤のトナー濃度を所定の目標値に到達させるのに必要となる上記トナー補給手段の追加駆動制御パターンを求め、上記画像情報に基づいて構築した上記駆動制御パターンを該追加駆動制御パターンの合成によって補正するか、あるいは、該検知結果に基づいて、現像剤のトナー濃度を現在値から所定の目標値に到達させるまでの該現像剤の仮想トナー濃度変動パターンを求め、上記画像情報に基づいて構築した上記トナー補給量変動パターンを該仮想トナー濃度変動パターンの合成によって補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて、トナー補給後の現像剤のトナー濃度不足を補うための、単位画像面積率あたりのトナー補給量の補正倍率を求め、該補正倍率に基づいて上記駆動制御パターン又は上記トナー補給量変動パターンを補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである
た、請求項の発明は、請求項1乃至の何れかの画像形成装置において、上記トナー補給手段の駆動開始から停止までの駆動時間に下限値を設け、該下限値以上の駆動時間を確保する条件で該トナー補給手段の駆動を入切するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである
た、請求項の発明は、請求項1乃至の何れかの画像形成装置において、上記画像情報に基づいて出力画像の面積率の移動平均値を求め、その結果に基づいて、単位画像面積率あたりのトナー補給量を補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記移動平均値が所定値以上である場合には、単位画像面積率あたりのトナー補給量を低下させる一方で、所定値を下回る場合には、単位画像面積率あたりのトナー補給量を増加させる補正を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである
これらの発明では、循環経路の非供給領域内において、トナー補給口の位置でトナーが補給された現像剤のトナー濃度を、トナー補給口よりも現像剤搬送方向の下流側にあるトナー濃度検知手段によって検知する。このとき、現像剤のトナー濃度が目標値よりも低い場合には、トナー補給量が実際のトナー消費量よりも少なかった(補給量不足)ことになる。また、現像剤のトナー濃度が目標値よりも高い場合には、トナー補給量が実際のトナー消費量よりも多かった(補給量過剰)ことになる。このように、トナー濃度の検知結果に基づいてトナー補給量の過不足を把握しながら、画像情報に基づくトナー補給手段の駆動量の決定値をその過不足分に基づいて補正する。この補正により、トナー補給量を実際のトナー消費量に見合ったものに調整するので、実際のトナー消費量とは誤差のあるトナー補給を続けることによる現像性能の悪化を回避することができる。
以下、本発明を、画像形成装置としての電子写真方式のプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した一実施形態について説明する前に、本発明を離解する上で参考になる参考形態に係るプリンタについて説明する。
まず、参考形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。
図2は、参考形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す。)用の4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Kを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY、C、M、Kのトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。
図3は、Yトナー像を生成するためのプロセスユニット1Yの構成を示す概略図である。また、図4は、プロセスユニット1Yの外観を示す斜視図である。これらの図において、プロセスユニット1Yは、感光体ユニット2Yと現像ユニット7Yとを有している。感光体ユニット2Y及び現像ユニット7Yは、図4に示すように、プロセスユニット1Yとして一体的にプリンタ本体に対して着脱可能に構成されている。ただし、プリンタ本体から取り外した状態では、現像ユニット7Yを図示しない感光体ユニットに対して着脱することができる。
感光体ユニット2Yは、潜像担持体としてのドラム状の感光体3Y、ドラムクリーニング装置4Y、図示しない除電装置、帯電装置5Yなどを有している。帯電手段としての帯電装置5Yは、図示しない駆動手段によって図2中時計回り方向に回転駆動する感光体3Yの表面を帯電ローラ6Yにより一様帯電させる。具体的には、図3において、反時計回りに回転駆動する帯電ローラ6Yに対して図示しない電源から帯電バイアスを印加し、その帯電ローラ6Yを感光体3Yに近接又は接触させることで、感光体3Yを一様帯電させる。なお、帯電ローラ6Yの代わりに、帯電ブラシ等の他の帯電部材を近接又は接触させるものを用いてもよい。また、スコロトロンチャージャのように、チャージャ方式によって感光体3Yを一様帯電させるものを用いてもよい。帯電装置5Yによって一様帯電した感光体3Yの表面は、後述する潜像形成手段としての光書込ユニット20から発せられるレーザー光によって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。
図5は、現像ユニット7Y内を示す分解構成図である。現像手段としての現像ユニット7Yは、図3や図5に示すように、現像剤搬送手段としての第1搬送スクリュウ8Yが配設された第1剤収容室9Yを有している。また、トナー濃度検出手段としての透磁率センサからなるトナー濃度センサ10Y、現像剤搬送手段としての第2搬送スクリュウ11Y、現像剤担持体としての現像ロール12Y、現像剤規制部材としてのドクターブレード13Yなどが配設された第2剤収容室14Yも有している。循環経路を形成しているこれら2つの剤収容室内には、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとからなる二成分現像剤である図示しないY現像剤が内包されている。第1搬送スクリュウ8Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動することで、第1剤収容室9Y内のY現像剤を図3中の手前側(図5中矢印Aの方向)へ搬送する。搬送途中のY現像剤は、第1搬送スクリュウ8Yの上方に固定されたトナー濃度センサ10Yによって、第1剤収容室9Yにおけるトナー補給口17Yに対向する箇所(以下「補給位置」という。)よりも現像剤循環方向下流側に位置する所定の検出箇所を通過するY現像剤のトナー濃度が検知される。そして、第1搬送スクリュウ8Yにより第1剤収容室9Yの端部まで搬送されたY現像剤は、連通口18Yを経て第2剤収容室14Y内に進入する。
第2剤収容室14Y内の第2搬送スクリュウ11Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動することで、Y現像剤を図3中奥側(図5中矢印Aの方向)へ搬送する。このようにしてY現像剤を搬送する第2搬送スクリュウ11Yの図3中上方には、現像ロール12Yが第2搬送スクリュウ11Yと平行な姿勢で配設されている。この現像ロール12Yは、図3中反時計回り方向に回転駆動する非磁性スリーブからなる現像スリーブ15Y内に固定配置されたマグネットローラ16Yを内包した構成となっている。第2搬送スクリュウ11Yによって搬送されるY現像剤の一部は、マグネットローラ16Yの発する磁力によって現像スリーブ15Yの表面に汲み上げられる。そして、現像スリーブ15Yの表面と所定の間隙を保持するように配設されたドクターブレード13Yによってその層厚が規制された後、感光体3Yと対向する現像領域まで搬送され、感光体3Y上のY用の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体3Y上にYトナー像が形成される。現像によってYトナーを消費したY現像剤は、現像スリーブ15Yの回転に伴って第2搬送スクリュウ11Y上に戻される。そして、第2搬送スクリュウ11Yにより第2剤収容室14Yの端部まで搬送されたY現像剤は、連通口19Yを経て第1剤収容室9Y内に戻る。このようにして、Y現像剤は現像ユニット内を循環搬送される。
図6は、本プリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。トナー濃度センサ10YによるY現像剤のトナー濃度の検出結果は、電気信号として図示しない制御部100に送られる。この制御部100は、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)、データ記憶手段であるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成され、各種の演算処理や、制御プログラムの実行を行うことができる。制御部100は、RAMの中にトナー濃度センサ10Yからの出力電圧の目標値であるY用の目標電圧Vtrefや、他の現像ユニット7C,7M,7Kに搭載された各トナー濃度センサ10C,10M,10Kからの出力電圧の目標値であるC,M,K用の目標電圧Vtrefのデータをそれぞれ格納している。Y用の現像ユニット7Yについては、トナー濃度センサ10Yからの出力電圧の値とY用の目標電圧Vtrefを比較し、比較結果に応じた量のYトナーをトナー補給口17Yから供給するように、Y用のトナー補給装置70の駆動源71Yを制御する。この制御により、現像に伴うYトナーの消費によってYトナー濃度が低下したY現像剤に対し、第1剤収容室9Yで適量のYトナーが供給される。このため、第2剤収容室14Y内のY現像剤のトナー濃度は目標トナー濃度範囲内に維持される。他色用の現像ユニット7C,7M,7K内における現像剤についても同様である。なお、参考形態におけるトナー補給制御は、トナー濃度ムラを打ち消すように行うものであるが、その詳細については後述する。
先に示した図2において、感光体3Y上に形成されたYトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト41に中間転写される。感光体ユニット2Yのドラムクリーニング装置4Yは、中間転写工程を経た後の感光体3Yの表面に残留したトナーを除去する。これによってクリーニング処理が施された感光体3Yの表面は、図示しない除電装置によって除電される。この除電により、感光体3Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色用のプロセスユニット1C,1M,1Kにおいても、同様にして感光体3C,3M,3K上にCトナー像、Mトナー像、Kトナー像が形成されて、中間転写ベルト41上に中間転写される。
プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの図1中下方には、光書込ユニット20が配設されている。光書込ユニット20は、画像情報に基づいて発したレーザー光Lを、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの感光体3Y,3C,3M,3Kに照射する。これにより、感光体3Y,3C,3M,3K上には、それぞれY用、C用、M用、K用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット20は、光源から発したレーザー光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー21によって偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体3Y,3C,3M,3Kに照射するものである。かかる構成のものに代えて、LEDアレイを採用したものを用いてもよい。
光書込ユニット20の下方には、第1給紙カセット31、第2給紙カセット32が鉛直方向に重なるように配設されている。これらの給紙カセット内には、それぞれ、記録材である記録紙Pが複数枚重ねられた記録紙束の状態で収容されており、一番上の記録紙Pには、第1給紙ローラ31a及び第2給紙ローラ32aがそれぞれ当接している。第1給紙ローラ31aが図示しない駆動手段によって図1中反時計回りに回転駆動すると、第1給紙カセット31内の一番上の記録紙Pが、カセットの図1中右側方において鉛直方向に延在するように配設された給紙路33に向けて排出される。また、第2給紙ローラ32aが図示しない駆動手段によって図1中反時計回りに回転駆動すると、第2給紙カセット32内の一番上の記録紙Pが給紙路33に向けて排出される。給紙路33内には、複数の搬送ローラ対34が配設されており、給紙路33に送り込まれた記録紙Pは、これら搬送ローラ対34のローラ間に挟み込まれながら、給紙路33内を図1中下側から上側に向けて搬送される。また、給紙路33の末端には、レジストローラ対35が配設されている。レジストローラ対35は、搬送ローラ対34から送られてくる記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、記録紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの図1中上方には、中間転写ベルト41を張架しながら図1中反時計回りに無端移動させる転写ユニット40が配設されている。転写ユニット40は、中間転写ベルト41のほか、ベルトクリーニングユニット42、第1ブラケット43、第2ブラケット44などを備えている。また、4つの1次転写ローラ45Y,45C,45M,45K、2次転写バックアップローラ46、駆動ローラ47、補助ローラ48、テンションローラ49なども備えている。中間転写ベルト41は、これらのローラに張架されながら、駆動ローラ47の回転駆動によって図1中反時計回りに無端移動する。4つの1次転写ローラ45Y,45C,45M,45Kは、このように無端移動する中間転写ベルト41を感光体3Y,3C,3M,3Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト41の内周面にトナーとは逆極性(参考形態ではプラス極性)の転写バイアスを印加する。中間転写ベルト41は、その無端移動に伴ってY用、C用、M用、K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、その外周面に感光体3Y,3C,3M,3K上の各色トナー像が重なり合うように1次転写される。これにより、中間転写ベルト41上に4色重ね合わせトナー像(以下「4色トナー像」という。)が形成される。
2次転写バックアップローラ46は、中間転写ベルト41のループ外側に配設された2次転写ローラ50との間に中間転写ベルト41を挟み込んで2次転写ニップを形成している。先に説明したレジストローラ対35は、ローラ間に挟み込んだ記録紙Pを、中間転写ベルト41上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで、2次転写ニップに向けて送り出す。中間転写ベルト41上の4色トナー像は、2次転写バイアスが印加される2次転写ローラ50と2次転写バックアップローラ46との間に形成される2次転写電界や、ニップ圧の影響により、2次転写ニップ内で記録紙Pに一括2次転写される。そして、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト41には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、ベルトクリーニングユニット42によってクリーニングされる。なお、ベルトクリーニングユニット42は、クリーニングブレード42aを中間転写ベルト41のおもて面に当接させており、これによってベルト上の転写残トナーを掻き取って除去するものである。
なお、転写ユニット40の第1ブラケット43は、図示しないソレノイドの駆動のオンオフに伴って、補助ローラ48の回転軸線を中心にして所定の回転角度で揺動するようになっている。参考形態のプリンタは、モノクロ画像を形成する場合には、前述のソレノイドの駆動によって第1ブラケット43を図中反時計回りに少しだけ回転させる。この回転により、補助ローラ48の回転軸線を中心にしてY用、C用、M用の1次転写ローラ45Y,45C,45Mを図中反時計回りに公転させることで、中間転写ベルト41をY用、C用、M用の感光体3Y,3C,3Mから離間させる。そして、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Kのうち、K用のプロセスユニット1Kだけを駆動して、モノクロ画像を形成する。これにより、モノクロ画像形成時にY用、C用、M用のプロセスユニットを無駄に駆動させることによるそれらプロセスユニットの消耗を回避することができる。
2次転写ニップの図中上方には、定着手段としての定着ユニット60が配設されている。この定着ユニット60は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加圧加熱ローラ61と、定着ベルトユニット62とを備えている。定着ベルトユニット62は、定着ベルト64、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加熱ローラ63、テンションローラ65、駆動ローラ66、図示しない温度センサ等を有している。そして、無端状の定着ベルト64を加熱ローラ63、テンションローラ65及び駆動ローラ66によって張架しながら、図2中反時計回り方向に無端移動せしめる。この無端移動の過程で、定着ベルト64は加熱ローラ63によって裏面側から加熱される。このようにして加熱される定着ベルト64の加熱ローラ63の掛け回し箇所には、図1中時計回り方向に回転駆動される加圧加熱ローラ61がおもて面側から当接している。これにより、加圧加熱ローラ61と定着ベルト64とが当接する定着ニップが形成されている。
定着ベルト64のループ外側には、図示しない温度センサが定着ベルト64のおもて面と所定の間隙を介して対向するように配設されており、定着ニップに進入する直前の定着ベルト64の表面温度を検知する。この検知結果は、図示しない定着電源回路に送られる。定着電源回路は、温度センサによる検知結果に基づいて、加熱ローラ63に内包される発熱源や、加圧加熱ローラ61に内包される発熱源に対する電源の供給をオンオフ制御する。これにより、定着ベルト64の表面温度が約140℃に維持される。2次転写ニップを通過した記録紙Pは、中間転写ベルト41から分離した後、定着ユニット60内に送られる。そして、定着ユニット60内の定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ベルト64によって加熱されたり、押圧されたりして、フルカラートナー像が記録紙Pに定着する。
このようにして定着処理が施された記録紙Pは、排紙ローラ対67のローラ間を経た後、機外へと排出される。プリンタ本体の筺体の上面には、スタック部68が形成されており、排紙ローラ対67によって機外に排出された記録紙Pは、このスタック部68に順次スタックされる。
転写ユニット40の上方には、Yトナー、Cトナー、Mトナー、Kトナーをそれぞれ収容する4つのトナー収容器であるトナーボトル72Y,72C,72M,72Kが配設されている。トナーボトル72Y,72C,72M,72K内の各色トナーは、トナー補給装置70により、それぞれ、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kの現像ユニット7Y,7C,7M,7Kに適宜供給される。トナーボトル72Y,72C,72M,72Kは、プロセスユニット1Y,1C,1M,1Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
先に図5に示したように、トナー濃度センサ10Yは、非供給領域としての第1剤収容室9Y内において、供給領域としての第2剤収容室14Yに進入する直前の現像剤のトナー濃度を検知する。また、トナー補給口17Yは、第2剤収容室14Yから第1剤収容室9Y内に進入した直後の現像剤に対してトナーを補給する位置に設けられている。つまり、第1剤収容室9Y内において、トナー濃度センサ10Yは、トナー補給口17Yよりも下流側の位置で現像剤のトナー濃度を検知する。
図7は、Y用のトナーボトル72Yを示す斜視図である。同図において、Y用のトナーボトル72Yは、粉体としての図示しないYトナーを収容する粉体収容部たるボトル状のボトル部73Yと、粉体排出部たる円筒状のホルダー部74Yとを備えている。ホルダー部74Yは、図8に示すように、ボトル状のボトル部73Yの頭部に係合して、ボトル部73Yを回転自在に保持する。ボトル部73Yの内周面には、容器の外側から内側に向けて突出するスクリュウ状の螺旋突起がボトル軸線方向に延在するように形成されている。
図9は、本プリンタにおけるトナー補給装置を示す斜視図である。同図において、トナー補給手段としてのトナー補給装置は、4つのトナーボトル72K,Y,C,Mを載置するボトル載置台95、それぞれのボトル部を個別に回転駆動するボトル駆動部96などを備えている。ボトル載置台95上にセットされたトナーボトル72K,Y,C,Mは、それぞれホルダー部をボトル駆動部96に係合させている。図中矢印X1で示すように、ボトル駆動部96に係合しているトナーボトル72Mをボトル載置台95上でボトル駆動部96から遠ざける方向にスライド移動させると、トナーボトル72Mのホルダー部74Mがボトル駆動部96から外れる。このようにして、トナー補給装置からトナーボトル72Mを取り外すことができる。また、トナーボトル72Mが装着されていない状態のトナー補給装置において、図中矢印X2で示すように、ボトル載置台95上でトナーボトル72Mをボトル駆動部96に近づける方向にスライド移動させると、トナーボトル72Mのホルダー部74Mがボトル駆動部96に係合する。このようにして、トナー補給装置にトナーボトル72Mを装着することができる。他色用のトナーボトル72K,Y,Cについても、同様の操作を行うことでトナー補給装置に脱着することができる。
トナーボトル72Y,C,M,Kのボトル部73K,Y,C,Mの頭部外周面には、それぞれ図示しないギヤ部が形成されているが、このギヤ部はホルダー部74K,Y,C,Mに覆い隠されている。但し、ホルダー部74K,Y,C,Mの周面の一部には、ギヤ部を部分的に露出させるための図示しない切り欠きが形成されおり、ギヤ部はこの切り欠きから自らの一部を露出させている。トナーボトル72K,Y,C,Mのホルダー部74K,Y,C,Mがボトル駆動部96に係合すると、ボトル駆動部96に設けられた図示しないK,Y,C,M用のボトル原動ギヤが、前述の切り欠きを介してボトル部73K,Y,C,Mのギヤ部に噛み合う。そして、ボトル駆動部96のK,Y,C,M用のボトル原動ギヤが図示しない駆動系によって回転駆動することで、ボトル部73K,Y,C,Mがホルダー部74K,Y,C,M上で回転駆動される。
先に示した図7において、ボトル部73Yがこのようにしてホルダー部74Y上で回転せしめられると、ボトル部73Y内のYトナーが上述のスクリュウ状の螺旋突起に沿ってボトル底側からボトル頭部側に向けて移動する。そして、粉体を収容する収容体たるボトル部73Yの先端に設けられた図示しないボトル開口を通って、円筒状のホルダー部74Y内に流入する。
図10は、図示しないトナー補給装置に装着された状態のトナーボトルと、その周囲構成とを示す概略構成図である。同図において、トナーボトルは、ホルダー部74Yの箇所で破断した横断面が示されている。上述したように、このホルダー部74Yには、ホルダー部74Yよりも図中奥側に存在している図示しないボトル部が回転駆動することで、ボトル部内のYトナーが送り込まれてくる。トナーボトルのホルダー部74Yは、トナー補給装置のホッパ部76Yに係合している。このホッパ部76Yは、図紙面に直交する方向に扁平な形状に構成され、同図においては、中間転写ベルト41の手前側に位置している。ホルダー部74Yの底に形成されているトナー排出口75Yと、トナー補給装置のホッパ部76Yに形成されているトナー受入口とは、互いに連通している。トナーボトルのボトル部からホルダー部74Yに送り込まれたYトナーは、自重によってホッパ部76Y内に落とし込まれる。ホッパ部内では、回転可能な回転軸部材77Yに固定された可撓性に富んだ押圧フィルム78Yが回転軸部材77Yとともに回転する。ホッパ部76Yの内壁には、ホッパ部内におけるトナーの有無を検知する圧電素子からなるトナー検知センサ82が固定されている。PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等からなる押圧フィルム78Yは、その回転に伴ってYトナーをトナー検知センサ82の検知面に向けて押圧する。これにより、トナー検知センサ82がホッパ部76Y内のトナーを良好に検知することが可能になる。トナーボトルのボトル部の回転駆動制御は、このトナー検知センサ82がYトナーを良好に検知するようになるように行われる。よって、ボトル部内にトナーが十分に存在している限り、ボトル部からホルダー部74Yを介してホッパ部76Y内に十分量のYトナーが落とし込まれて、ホッパ部76Y内は十分量のトナーで満たされる。この状態から、ボトル部を頻繁に回転させているにもかかわらず、トナー検知センサ82によってYトナーが検知され難くなる状態に変化すると、図示しない制御部は、ボトル部内のYトナーが残り僅かであるとみなして、「トナーニアエンド」の警報をユーザーに報知する。
ホッパ部76Yの下部には、横搬送管79Yが接続されており、ホッパ部76Y内のYトナーは、自重によってテーパーを滑り落ちでこの横搬送管79Y内に落とし込まれる。横搬送管79Y内には、トナー補給スクリュウ80Yが配設されており、その回転駆動に伴って、Yトナーを横搬送管79Yの長手方向に沿って横搬送する。
横搬送管79Yの長手方向の一端部には、落下案内管81Yが鉛直方向に延在する姿勢で接続されている。この落下案内管81Yの下端は、現像ユニット7Yの第1剤収容室9Yのトナー補給口17Yに接続されている。横搬送管79Y内のトナー補給スクリュウ80Yが回転すると、横搬送管79Yの長手方向の一端部まで搬送されたYトナーが、落下案内管81Yとトナー補給口17Yとを通じて現像ユニット7Yの第1剤収容室9Y内に落下する。これにより、第1剤収容室9Y内にYトナーが補給される。他色(C,M,K)においても、同様にしてトナーが補給される。
このように、トナー補給スクリュウ80Yの回転駆動によってトナーを補給する構成では、補給分解能がそれほど高くない。図11は、同じ補給動作を行ったときのトナー補給量の波形を各動作で重ねたグラフである。図示のように、同じ補給動作を行っても、各補給動作におけるトナー補給量が大きくばらつくことがわかる。補給量のばらつきは、1回あたりの補給動作時間が短くなるほど顕著となる。また、補給量は、ある周期をもってばらつくこともある。たとえば、図12は、トナー補給スクリュウ80Yの回転回数と1回転あたりのトナー補給量との関係を示すグラフであるが、この場合、スクリュウ4回転毎に補給量が一次的に大きく上昇する。
そこで、本プリンタにおいては、トナー補給装置の駆動時間に下限値Bを設け、その下限値B以上の駆動時間を確保する条件でトナー補給装置の駆動を入切するようになっている。このような補給により、各補給動作での補給量のばらつきを抑えることができる。なお、下限値Bを設ける具体的な方法については、後に詳述する。
本プリンタにおいて、トナー補給装置の駆動速度については、単位時間あたりの必要補給量にかかわらず、一定にしている。単位時間あたりの補給量については、駆動の入切の頻度によって調整するようになっている。単位時間あたりの必要補給量が比較的多い期間では入切の頻度を高くするのに対し、必要補給量が比較的少ない期間では入切の頻度を低くするのである。このような入切の制御を行う条件で、高画像面積率の画像を連続して出力すると、図13の上段に示すように、ある程度の長時間に渡る連続駆動が発生する場合がある。しかしながら、本プリンタでは、補給動作が時間Eだけ連続すると、トナーのなだれ込みが発生するおそれがでてくる。このなだれ込みとは、先に図10に示したホッパ部76Yに対してボトル部から新たなトナーが多量に送り込まれてきてトナー粒子間に多量の空気を介在させるようになることから、トナーの流動性が著しく高まって、横搬送菅79Y内のトナー補給スクリュウ80Yのらせん空間をトナーが自重によって勝手に流れてしまう現象である。なだれ込みが発生すると、トナーが勝手に補給されてしまう。
そこで、本プリンタにおいては、図13の下段に示すように、補給動作の駆動時間に上限値Eを設けている。そして、この上限値Eを超える連続駆動が予定された場合には、図示のように、上限値Eだけ連続駆動した後、中断期間Fを設けてから、残りの駆動(予定D−上限値E)を行うようになっている。このようにすることで、トナーのなだれ込みの発生を抑えることができる。
ここで、従来の画像形成装置におけるトナー補給制御について説明しておく。図14は、従来の画像形成装置におけるトナー補給制御を説明するためのタイミングチャートである。同図において、t1は、A4サイズの記録紙の出力に要する時間を示している。従来のトナー補給制御では、先行する頁の出力画像の画像面積率に基づいてトナー消費量を予測すると(時点A)、次の頁の出力時間内で、先行する頁のトナー消費量に相当するトナー補給を全て行っていた。たとえ、先行する頁において、A4サイズの記録紙に全面黒ベタ(画像面積率=100%)という最大限の出力ドット数で画像を出力したとしても、図示のように、その出力による多量のトナー消費に相当するトナー補給を、次の頁の出力時に一気に行っていた。しかしながら、先行する頁の出力によるトナー消費に起因するトナー濃度変動は、第1剤収容室9Y内において、その後、数頁に渡る出力のときまで発生するので、従来のトナー補給は、第1剤収容室9Y内で発生するトナー濃度変動の波形を相殺するような補給量変動でトナーを補給するものではなかった。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
本プリンタの補給制御部102は、出力する各頁についてそれぞれ、画像面積率に基づいて、トナー補給装置の駆動制御パターンを構築する。この際、頁の出力に伴って発生するトナー濃度変動(供給領域としての第2剤収容室14Yを通過した後の現像剤に発生すると予測されるトナー濃度変動)に対して、それを打ち消すことのできる補給量変動が得られるようにする。このような駆動制御パターンを構築するために、予めの実験により、画像面積率が100[%]である黒ベタ画像を出力したときのトナー濃度変動の波形(以下、基準消費波形という)をトナー濃度センサによって実際に測定しておく。この基準消費波形とは逆位相の関係となる波形が、100[%]の画像面積率の黒ベタ画像の出力に伴うトナー濃度変動を完全に打ち消すことができるトナー補給量の変動波形(以下、基準相殺波形という)である。100[%]の画像面積率の黒ベタ画像を出力した際には、基準相殺波形と同じ補給量変動でトナーを補給すれば、出力に伴って発生するトナー濃度変動をトナー補給によって完全に相殺することができる。画像面積率が80%であれば、基準相殺波形とは位相が同じで且つ振幅が基準相殺波形の80%である波形の補給量変動でトナー補給を行うことで、トナー濃度変動を相殺することができる。そこで、基準相殺波形の振幅を出力画像の画像面積率に応じた高さに変換して、画像面積率に対応する相殺用波形を得るためのANCフィルタ回路を構築しておく。
図15は、参考形態に係るプリンタにおけるトナー補給制御を説明するためのタイミングチャートである。同図においても、t1は、A4サイズの記録紙の出力に要する時間を示している。補給制御部102は、先行する頁の出力において、画像面積率を把握すると、ごく短時間のうちに立ち上がり及び立ち下がりとを出現させる矩形状の擬似インパルス信号を出力する。この擬似インパルス信号の振幅については、画像面積率に応じた大きさとする。このような擬似インパルス信号を上述したANCフィルタ回路に通すと、基準相殺波形の振幅を画像面積率に対応する高さに変換した相殺用波形がANCフィルタ回路(図16参照)から出力される。トナー補給装置として補給分解能に優れたものを用いる場合には、その相殺用波形に従ってトナー補給装置の駆動を制御すれば、トナー濃度変動を完全に打ち消すことのできるトナー補給量変動を発生させることが可能である。しかしながら、上述したように、本プリンタのトナー補給装置の補給分解能はそれほど高くないので、相殺用波形そのままに対応する駆動制御を行うことができない。そこで、相殺用波形を積分していき、積分値が上述した下限値B以上なる毎に、その積分値での駆動の入切を1回立ち上げるような駆動の入切パターンを、駆動制御パターンとして求める。この駆動制御パターンは、図示のように、次頁以降の複数頁に渡って続けられるものである。
図17は、トナー補給装置の駆動時間の下限値Bを説明するためのタイミングチャートである。補給制御部(102)は、同図において、所定のサンプリング周期に従ってトナー濃度センサからの出力Vt値を取得し、取得結果に基づいて、ANCフィルター回路から相殺用波形を出力する。そして、この相殺用波形について、サンプリング周期毎の必要補給動作時間を順次決定していきながら、決定値を順次加算していく(A1、A2、A3)。同時に、決定値の累積Aと、上述した下限値Bとを比較し、累積Aが下限値以上になった時点で、下限値Bと同じ駆動時間でトナー補給装置の駆動を入切を1回立ち上げるようなパターンで駆動制御パターンを構築していく。これにより、各駆動において下限値B以上の駆動時間を確保している。下限値Bと同じ駆動時間での駆動の入切の立ち上がりを決定したら、累積Aを、累積Aと下限値Bとの差分の値に変更した後、再び累積を計算していく。つまり、累積Aと下限値Bとの差分については、以降の累積に繰り越す。
なお、上述した基準消費波形は、例えばA4サイズであれば、図18に示すような全面ベタ画像(画像面積率=100%)が出力されたときのものであるが、100%未満の画像面積率の場合には、紙面上における画素分布にかかわらず、図19に示すような全面ハーフトーン画像を出力したものとみなす。具体的には、図19の全面ハーフトーン画像は、画像面積率が50%である。画像面積率50%の画像としては、図示のような全面ハーフトーン画像の他に、文字画像、図20に示すようなトナー搬送方向の一部領域に局在する一部ベタ画像、図21に示すような紙搬送方向の一部領域に局在する一部ベタ画像などがある。それら文字画像や一部ベタ画像を全て、図18に示すような全面ハーフトーン画像とみなすのである。
図22は、連続画像形成動作時におけるトナー補給制御を説明するためのタイミングチャートである。補給制御部102は、連続画像形成動作時には、各頁についてそれぞれ、画像面積率に応じた振幅の擬似インパルス信号の出力により、第1剤収容室9Y内の現像剤に発生すると予測されるトナー濃度変動を打ち消し得る相殺用波形をANCフィルタ回路から出力しながら、それに対応する駆動制御パターンを構築していく。そして、図示のように、先行する頁の画像面積率に基づいて構築した駆動制御パターンのうち、既に駆動制御に反映した分を除く未消化分に対し、後続の頁に基づいて構築した駆動制御パターンを合成する。
図示のように、1頁分の画像を出力すると、第1剤収容室内では、画像の出力に伴うトナー消費によるトナー濃度変動が比較的長時間に渡って続くことになるため、各頁の駆動制御パターンは、比較的長時間に渡ってトナー補給装置の制御するためのパターンになる。すると、先行する頁の出力に起因するトナー濃度変動を打ち消すためのトナー補給装置の駆動制御を、後続の頁の出力時にまで及んで実施する必要がある。そこで、各頁についてそれぞれ駆動制御パターンの構築を個別に順次行っていき、先行する頁の駆動制御パターンの未消化分に対し、後続の頁の駆動制御パターンを順次合成しながら、合成後の駆動制御パターンに基づいてトナー補給装置の駆動を制御するのである。このような制御により、各頁の出力にそれぞれ起因してそれぞれ比較的長期間に渡って発生するトナー濃度変動に順次追従させてトナー補給量を変動させて、トナー補給口の位置で現像剤のトナー濃度に応じた量のトナーを補給することが可能になる。
各駆動制御パターンは、それぞれ複数の矩形状パルス信号を並べたものであるが、各駆動制御パターンを単純に重畳していくと、矩形パルス信号の振幅を増やしてしまうことになる。しかし、上述したように、本プリンタでは、駆動速度のコントロールによる補給量の調整を実施しておらず、駆動速度については一定にしているので、矩形パルス信号の振幅を増加させたような制御を実施することができない。そこで、先行する頁の駆動制御パターンに後続の頁の駆動制御パターンを合成するときに、矩形パルス信号同士の重なりが発生する場合には、それらの矩形パルス信号の位置を前後にずらして、重なりを回避する。
なお、先行する頁の駆動制御パターンの未消化分に対し、後続の頁の駆動制御パターンを順次合成しながら、合成後の駆動制御パターンに基づいてトナー補給装置の駆動を制御する代わりに、ANCフィルタ回路を次のように構成してもよい。即ち、後続の頁に対応する擬似インパルス信号が入力されると、その後の出力を、先行する頁に対応する擬似インパルス信号に基づいて構築していた相殺用波形のうち、まだ出力していない波形箇所を、後続の擬似インパルス信号に基づく相殺用波形の合成によって補正するように、ANCフィルタを構成する。つまり、図22に示した合成語の波形を出力するように、ANCフィルタを構成してもよいのである。
これまで、使用する記録紙のサイズや搬送方向が変化しないことを前提として説明してきたが、実際には、記録紙のサイズや搬送方向が変化する。例えば、あるときは、A4サイズの記録紙を短手方向に沿って横搬送するのに対し、別のタイミングでは、A4サイズの記録紙を長手方向に沿って縦搬送したり、全く異なるサイズの記録紙を横搬送したりすることがある。図23は、記録紙のサイズ及び搬送方向と、黒ベタ画像出力時(画像面積率=100%)のトナー濃度変化波形との関係を示す模式図である。同図に示すように、画像面積率が100%である黒ベタ画像を、互いにサイズや搬送方向の異なる記録紙に出力すると、トナー濃度の変動波形がそれぞれ異なってくる。これは、上述した基準消費波形が、記録紙のサイズや搬送方向に応じて異なってくることを示している。よって、図24に示すように、記録紙のサイズや搬送方向に応じて、互いに異なるANCフィルタ回路を用いる必要がある。
そこで、本プリンタにおいては、複数種類の定形サイズについて、サイズや搬送方向に応じた複数のANCフィルタ回路を設けている。そして、各頁の出力時にそれぞれ、画像面積率に応じた擬似インパルス信号を生成すると、複数のANCファイルタ回路のうち、出力頁のサイズ及び搬送方向に対応する1つに対してだけ出力する。例えば、互いに異なるサイズとして、1枚目にサイズAを出力した後、2枚目にサイズBを出力した態様を例にすると、図25や図26に示すように、1頁目のサイズAの出力時には擬似インパルス信号をANCフィルタAに対してだけ出力するのに対し、2頁目のサイズBの出力時には擬似インパルス信号をANCフィルタBに対してだけ出力する。それぞれのANCフィルタの出力側は並列接続されている。つまり、各頁についてそれぞれ、用紙のサイズ及び搬送方向に応じたアルゴリズム(ANCフィルタ)を選択して駆動制御パターンを構築するようになっている。
連続画像形成動作で最終頁を出力した後や、1枚出力用の画像形成動作で1枚だけの頁を出力した後には、所定時間の空運転動作が行われた後に、各機器の駆動が停止する。このとき、トナー補給装置の全ての駆動制御パターンを消化できてきればよいのであるが、先行する頁でのトナー消費に起因するトナー濃度変動が後続のかなりの頁に及ぶ場合には、消化し切れない場合がある。この場合、消化し切るまで空運転を延長すると、迅速なプリントジョブ停止を妨げてしまう。一方、プリントジョブの開始時には、画像形成開始に先立って、所定時間の空回し運転時間を設けるのが一般的である。プリントジョブ終了時に、駆動制御パターンの一部を消化し切らないまま各機器の駆動を停止しても、プリントジョブ開始時の空回し運転時に残りの分を消化することが可能である。そこで、本プリンタにおいては、プリントジョブ終了時に駆動制御パターンの未消化分がある場合には、未消化分のパターン箇所をデータ記憶手段に記憶し、次回のプリントジョブ開始時に、そのパターン箇所に基づくトナー補給装置の駆動制御を行うように、補給制御部102を構成している。たとえば、プリントジョブ終了時に、予定している全ての駆動制御パターンを実行すると、図27に示すタイミングチャートのようになるとする。このタイミングチャートにおいて、時点A2が本来のプリントジョブ終了タイミングであるが、このときには、まだ駆動制御パターンの全てを消化し切れていない。このような場合には、図28に示すように、時点A2でプリントジョブを終了した時点で、時点A2以降の駆動制御パターン箇所をデータ記憶手段に記憶しておく。そして、次回のプリントジョブ開始時に、その駆動制御パターン箇所を消化するのである。
なお、後続頁の出力が発生した場合に駆動制御パターンを補正する代わりに、ANCフィルタ回路から図22に示した合成後の波形が出力されるように、ANCフィルタ回路の出力波形を補正するようにした場合には、時点A2における未出力分の波形をANCフィルタ回路に記憶させておけばよい。具体的には、プリントジョブを終了した時点でANCフィルタ回路にジョブ終了信号を入力する。このジョブ終了信号が入力された時点で、出力を一時中断して未出力分の波形をANCフィルタに記憶させておく。その後、次のプリントジョブ命令がなされて、プリントジョブを開始した時点で、ANCフィルタ回路に対してジョブ開始信号を入力し、この入力とともに、それまで記憶させておいた未出力分の波形をANCフィルタから出力させる。
本プリンタは、ユーザーからの命令に応じて、2つのプリント速度モード(高速プリント及び低速プリント)を切り替えるようになっている。プリント速度、即ちプロセス線速が異なると、現像ユニット内の搬送スクリュウの回転速度も異なってくるので、上述した基準消費波形や相殺用波形が異なってくる。そして、駆動制御パターンも異なってくるが、一方のプロセス線速における駆動制御パターンを、線速差に応じて、もう一方のプロセス線速における駆動制御パターンに変換することが可能である。たとえば、低速プリントモードにおける駆動制御パターンが図29に示すようなパターンであるとする。このような駆動制御パターンを構築してすぐに、それを消化し始める前に、高速プリントモードに切り替わったとする。この場合、構築した駆動制御パターンを高速プリントモード用のパターンに補正してから実行する必要がある。ここで、高速プリントモードのプロセス線速が、低速プリントモードの1.5倍であるとする。この場合、図30に示すように、低速プリントモード用に構築した駆動制御パターン内の各矩形状パルス信号の時間軸上での位置を、線速比と同じ1.5倍にすることで、その駆動制御パターンを高速プリントモード用のものに補正することが可能である。そこで、補給制御部102は、途中でプリント速度が切り替えられた場合には、駆動制御パターンにおける未消化箇所について、各矩形状パルス信号の時間軸上の位置を線速比に応じて補正するようになっている。つまり、プリント速度モードの変更に伴って現像ユニットの駆動速度を変更した場合には、変更前後の駆動速度差に応じて駆動速度パターンを補正するように、補給制御部102を構成している。
なお、後続頁の出力が発生した場合に駆動制御パターンを補正する代わりに、ANCフィルタ回路から図22に示した合成後の波形が出力されるように、ANCフィルタ回路の出力波形を補正するようにした場合には、次のようにすればよい。即ち、ANCフィルタからの出力波形を駆動線速差に応じて補正すればよい。
連続画像形成動作中には、出力画像の画像面積率の平均的な値が変化すると、トナー補給装置のトナー補給能力が変化してしまう。図31は、連続画像形成動作におけるトナー補給装置のトナー補給能力と平均画像面積率との関係を示すグラフである。図示のように、本プリンタでは、連続画像形成動作中における平均画像面積率が高くなるほど、トナー補給能力が高くなっていることがわかる。このようなトナー補給能力の差が生ずるのは、次に説明する理由による。即ち、平均画像面積率が高くなるほど、消費されるトナーの量が多くなる。このため、現像ユニット内の現像剤のトナー濃度を一定に維持するために必要なトナー補給量も増加する。トナー補給量が増加するとトナー補給装置の駆動回数が増加して、駆動動作間のインターバルが短くなる。すると、先に図10に示したホッパ部76Yに対して多量のトナーが短時間で補給されて、ホッパ部76Y内でのトナーの流動性が増加する。そして、これにより、単位駆動時間あたりのトナー補給量が増加する。逆に、平均画像面積率が低いと、ホッパ部76Y内のトナーの流動性が低下して、単位駆動時間あたりのトナー補給量が低下する。以上のようにして、平均画像面積率に応じてトナー補給能力が変化してしまうと、トナー濃度を安定化させることが困難になってしまう。
そこで、本プリンタは、連続画像形成動作においては、出力画像の面積率の移動平均値を求め、その結果に基づいて、単位画像面積率あたりのトナー補給量を補正するようになっている。
図32は、補給制御部102によって実施されるトナー補給量補正処理の処理フローを示すフローチャートである。補給制御部102は、まず、注目頁における出力画像の画像面積率[%]:X(i)を取得する(ステップ1:以下、ステップをSと記す)。次に、注目頁よりも前の所定数分の頁における画像面積率と、注目頁の画像面積率X(i)とに基づいて、画像面積率の移動平均値を算出する。たとえば、「移動平均値M(i)=(M(i−1)×(N−1)+X(i))/N」という公式に基づいて、移動平均値を算出させるようにすればよい。この公式において、M(i)は画像面積率の移動平均の現在値を示している。また、M(i−1)は画像面積率の移動平均の前回値を示している。また、Nは累積枚数を示している。また、X(i)は、今回の画像面積率[%]を示している。なお、M(i)、X(i)は色ごとに個別に算出する。移動平均値を用いる理由は、出力画像の画像面積率の履歴を把握するためである。例えば、画像面積率の移動平均値が高い場合には高画像面積率の画像が連続して出力している場合であるため、トナー補給能力が増加していることになる。
次に、予めデータ記憶手段に記憶している補正係数特定用のデータテーブルを参照して、画像面積率の移動平均値に応じた補正係数αを特定する。このデータテーブルの一例を次の表1に示す。
画像面積率の移動平均値が高くなるほどトナー補給装置のトナー補給能力が上昇することを考慮して、移動平均値が高くなるほど、小さな値の補正係数αを選択するようになっている。このように、移動平均値がたかまるにつれて、小さな補正係数αを選択することができるものであれば、たとえば、次の表2、表3のようなデータテーブルであってもよい。
次に、上述した擬似インパルス信号の振幅(高さ):Xa(k)を算出する。このとき、「振幅:Xa(k)=画像面積率X(i)/100×β×α」という公式を用いる。この公式において、βは、画像面積率X(i)が100[%]である場合の振幅を示している。また、αは上述した補正係数を示している。なお、K,C,M,Yの各色で図32に示した特性が異なる場合には、色毎に個別の補正係数αを算出する。この場合、「振幅:Xa(k)=画像面積率X(i)/100×β×α×色補正係数」という公式を用いるとよい。
数値の具体的な例としては、例えば画像面積率80[%]の画像を連続で出力している場合には、画像面積率の移動平均値が80[%]になる。そして、表1のデータテーブルに基づいて、補正係数αとして0.85が特定される。画像面積率X(i)が100[%]である場合の振幅βが1である場合には、「擬似インパルス信号の振幅Xa(k)=0.8×1×0.85」という演算により、疑似インパルス信号の振幅Xaが0.68と求められる。この振幅Xaが採用されることで、単位画像面積率あたりのトナー補給量が補正される。これにより、平均画像面積率の変化に起因するトナー補給能力の変化によるトナー補給量の不適切化を回避することができる。
補正制御部102は、これまで説明してきたような、画像面積率に基づくトナー補給制御と並行して、トナー濃度センサからの出力電圧(Vt)と、上述したトナー濃度の制御目標値である目標電圧Vtrefとの差に基づくトナー補給制御を実施する。具体的には、所定のサンプリング周期でトナー濃度センサ(例えば10Y)からの出力電圧であるVtをサンプリングしていき、所定の時間が経過する毎に、その時間内におけるVtの平均値を求める。そして、そのVt平均値が目標電圧Vtrefよりも高い場合、即ち、第1剤収容室内の現像剤のトナー濃度平均値が目標値よりも低い場合には、Vt平均値と目標電圧Vtrefとの差分を解消するための必要トナー補給量に応じて、画像面積率に基づいて構築した上述の駆動制御パターンを補正する。このように、トナー濃度の検知結果に基づいてトナー補給量の過不足を把握しながら、画像情報に基づくトナー補給手段の駆動量の決定値をその過不足分に基づいて補正する。この補正により、画像面積率に基づく理論上のトナー補給量と、実際の必要トナー消費量との誤差をなくすことで、誤差のあるトナー補給を続けることによる現像性能の悪化を回避することができる。
次に、参考形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した各実施形態について説明する。なお、以下に特筆しない限り、各実施形態に係るプリンタの構成は参考形態と同様である。
[第1実施形態
第1実施形態に係るプリンタの補給制御部102は、K,C,M,Yの各色についてそれぞれ、トナー濃度センサによる検知結果の平均値であるVt平均値を求める。その後、そのVt平均値を所定の目標値に到達させる、即ち、Vt平均値を目標電圧Vtrefに到達させるのに必要となるトナー補給装置の追加駆動制御パターンを求める。そして、画像面積率に基づいて構築しておいた上述の駆動制御パターンを、追加駆動制御パターンの合成によって補正する。
図33は、第1実施形態に係るプリンタの補給制御部102における内部構成の一例を示すブロック図である。補給制御部102は、図示の構成の他、上述したように、CPU、RAM、ROM等を具備している。補給制御部102は、擬似インパルス発生回路102eから発した、出力画像の画像面積率に対応する振幅の擬似インパルス信号をANCフィルタ回路102fに入力する。そして、ANCフィルタ回路102fから出力される上述の相殺用波形を駆動パターン構築回路102gに入力する。駆動パターン構築回路102gは、アナログの相殺用波形に近似したパターン(矩形パルス信号のオン/オフパターン)の駆動制御パターンを構築する。ここまでは、参考形態で述べた通りである。このようにして、出力画像の画像面積率に応じた駆動制御パターンを構築する一方で、トナー濃度センサによるトナー濃度の検知結果の平均値であるVt平均値と、トナー濃度の目標値である目標電圧Vtrefとに基づいて、Vt平均値と目標電圧Vtrefとの差分に相当する追加駆動制御パターンを構築する。具体的には、まず、トナー濃度センサからの出力値であるVtをスミス補償器102dに入力する。このスミス補償器102dは、Vtを補正しながら、補正後のVtの平均値を算出するものであるが、その補正方法については後述する。スミス補償器102dから出力される補正後のVt平均値については、目標電圧Vtrefとの差分の算出に用いる。そして、その差分をPI制御回路102cに入力する。PI制御回路102cは、周知のように、目標値と実測値との差分に比例して入力値を変化させるP増幅回路(PはProportionalの略)と、差分の積分に比例して入力値を変化させるI増幅回路(IはIntegralの略)とを組み合わせて、フィードバック信号を構築するものである。予め構築しておいた、画像面積率に基づく駆動制御パターンを、PI制御回路102cから出力されるフィードバック信号としての追加駆動制御パターンの合成によって補正して、トナー補給制御に用いる。
先に示した図5において、トナー補給口17Yは、トナー濃度センサ10Yよりもトナー搬送方向の上流側に位置している。ここで、トナー補給口17Yの位置で、上述した追加駆動制御パターンを合成しないパターンでトナー補給が行われた場合を想定してみる。この場合、画像面積率に基づく理論上のトナー消費量が、実際の画像出力によるトナー消費量よりも少なかった場合には、トナー補給後の現像剤のトナー濃度が目標値よりも小さくなるので、トナー濃度センサ10Yからの出力電圧Vtが目標電圧Vtrefよりも高くなる(センサ出力はトナー濃度の増減とは逆の挙動となる)。そして、補給量の不足分を補うために、上述したようにして追加駆動制御パターンが構築され、その時点で未消化分の駆動制御パターンに合成されたとする。すると、以降は、画像面積率に基づいて必要と判断したトナー補給量と、Vt平均値と目標電圧Vtrefとの差分によって不足と判断したトナー補給量とを合算した補給が行われるようになる。そして、トナー濃度センサ10Yは、このような合算補給の結果によるトナー濃度変動を検出するようになる。但し、後者のトナー補給に起因するトナー濃度変動については、その補給がなされてから、その補給によるトナーがトナー補給口17Yの直下からトナー濃度センサ10Yの直下への移動に要する時間分だけ、検出にタイムラグが発生する。このようなタイムラグが発生すると、後者のトナー補給によるトナー濃度の回復の検出タイミングが遅れることに起因してトナーを過剰に補給してしまうことから、トナー濃度変動の波形の波打ちを激しくしてしまう。そこで、本プリンタにおいては、スミス補償器102dにより、トナー濃度センサ10Yから出力されるVt値を補正することで、前述のタイムラグの発生を回避している。
スミス補償器102dによる補正についてもう少し詳しく説明する。図34は、上記下限値Bの駆動時間での補給動作が1回行われた場合のトナー濃度センサ出力の経時変動を示すグラフである。図示のように、補給動作開始時点では、トナー濃度センサからの出力電圧Vt[V]は変動しない。その後、所定の遅れ時間Taが経過した時点から、出力電圧Vtが下がり始める。これは、トナー補給口(17Y)の位置で補給されたトナーがトナー濃度センサ(10Y)による検知位置に移動するのに遅れ時間Taを要するからである。予めの実験により、図示のような経時変動を調べておき、その経時変動波形のうち遅れ時間Taが経過した後の波形部分を、図35のような理論波形として記憶させておく。スミス補償器102dは、上述した追加駆動パターンに従うトナー補給装置の駆動時間が下限値Bに達する毎に、図35に示した理論波形が発生するものと仮定して出力電圧Vtを補正する。本来であれば、下限値Bの駆動が発生した時点よりも遅れ時間Taだけ遅れて図示の理論波形が発生し始めるのであるが、その駆動が発生した時点から図示の理論波形が発生し始めるものとみなして、出力電圧Vtを補正するのである。つまり、下限値Bの駆動が発生すると、出力電圧Vtに対して図示の理論波形を加算していくのである。但し、遅れ時間Taが経過すると、実際に図示の理論波形のような変動を実際にトナー濃度センサが検知し始めるので、その分を補正する必要がある。そこで、遅れ時間Taが経過した後には、図示の理論波形の逆位相波形も加算して、出力電圧Vtを補正する。このような補正により、追加駆動制御パターンに基づく補給動作が行われないと仮定した場合の出力電圧Vtを把握することができる。
なお、後続頁の出力が発生した場合に駆動制御パターンを補正する代わりに、ANCフィルタ回路から図22に示した合成後の波形が出力されるように、ANCフィルタ回路の出力波形を補正するようにした場合には、次のようにすればよい。即ち、出力電圧Vtと出力目標Vtrefとに基づいて追加駆動制御パターンを構築する代わりに、現像剤のトナー濃度を反映している出力電圧Vtを現在値から出力目標Vtrefに到達させるまでの現像剤の仮想トナー濃度変動パターンを求める。そして、画像面積率に基づいて構築したトナー補給量変動パターンであるANCフィルタ回路からの出力波形に対して、その仮想トナー濃度変動パターンを合成(重畳)すればよい。
[第2実施形態
第2実施形態に係るプリンタの補給制御部102は、K,C,M,Yの各色についてそれぞれ、トナー濃度センサによる検知結果の平均値であるVt平均値を求める。その後、そのVt平均値を所定の目標値に到達させる、即ち、Vt平均値を目標電圧Vtrefに到達させるのに必要となる単位画像面積率あたりのトナー補給量の補正倍率を求める。より詳しくは、上述した相殺用波形の振幅を何倍にすれば、Vt平均値を目標電圧Vtrefと同じ値にできるのかを求めて、その結果を補正倍率とする。そして、画像面積率に基づいて構築しておいた上述の駆動制御パターンを、その補正倍率に基づいて補正する。具体的には、駆動制御パターンに含まれる個々の矩形状パルス信号の出現頻度が、元のパターンの出現頻度に対して補正倍率を乗じたものになるように、駆動制御パターンを補正する。なお、駆動制御パターンとして、矩形状パルス信号のオン/オフパターンを記憶させておくのではなく、上述した相殺用波形で記憶させておき、必要に応じて、相殺用波形の必要箇所を順次、矩形状パルス信号のオン/オフパターンに変換していく方法を採用することが望ましい。このようにすると、図36に示すように、ANCフィルタ回路102fから出力される相殺用波形の時間軸方向の長さを増幅する増幅回路102hの増幅率を、補正倍率に応じて補正するだけで、前述したような、駆動制御パターンに含まれる個々の矩形状パルス信号の出現頻度を、元のパターンの出現頻度に対して補正倍率を乗じたものにする補正を簡単に行うことができるからである。なお、図示の増幅回路102hは、相殺用波形の振幅を増幅するのではなく、波形の時間軸方向の長さを増幅するものである。
[第3実施形態
第3実施形態では、駆動制御パターンの補正法として、第1実施形態の補正方法と第2実施形態の補正方法とを組み合わせたものを用いるようになっている。
次に、参考形態に係るプリンタの各変形例について説明する。なお、以下に特筆しない限り、各変形例に係るプリンタの構成は、参考形態と同様である。
[第1変形例]
第1変形例に係るプリンタは、以下に述べる点の他が、参考形態と同様の構成になっている。即ち、図37に示すように、上述した駆動時間の下限値Bと、これに続くGの停止時間との組合せを1つの駆動制御単位とし、この駆動制御単位に従ってトナー補給装置の駆動を入切する。下限値Bの後に必ず停止時間Gを入れると、駆動制御単位をどんなに長く繰り返しても上述したトナーのなだれ込みが発生しないことが実験によって判明している。よって、トナーのなだれ込みを回避することができる。
[第2変形例]
第2変形例に係るプリンタにおいては、リボルバ現像装置により、カラー画像を現像するようになっている。具体的には、軸線方向を水平方向に沿わせる姿勢で配設されたドラム状のリボルバ現像装置を具備している。このリボルバ現像装置は、K,C,M,Y用の現像ユニットを回転支持体内に保持しており、回転支持体が90°回転する毎に、異なる色の現像ユニットを、感光体との対向位置に移動する。このように、リボルバ現像装置の回転支持体の回転角度に応じて、現像ユニットを切り替えながら、感光体上に順次形成されるK,C,M,Y用の潜像をK,C,M,Yトナー像に順次現像していく。これらK,C,M,Yトナー像は、中間転写体に重ねあわせて転写されていく。
リボルバ現像ユニットは、K,C,M,Y用のトナーカートリッジを着脱可能に保持しており、回転支持体が回転軸を中心にして回転するのに伴って、その回転軸を中心にしてそれらトナーカートリッジを公転させる。この公転を利用して、各トナーカートリッジ内からトナーを排出せしめて、トナー一時貯留部に貯留し、トナー一時貯留部内からは、回転部材の回転駆動によってトナーを現像ユニット内に供給するようになっている。このような構成では、リボルバ現像ユニットが所定の回転角度位置で停止したまま、所定色の現像を長時間続けると、その色のトナー一時貯留部内のトナー貯留量が徐々に減少していく。すると、高画像面積率の単色画像を連続印刷すると、リボルバ現像装置の回転によるトナーカートリッジからトナー一時貯留部へのトナー供給量よりも、トナー一時貯留部から現像ユニットへのトナー補給量が多くなって、トナー一時貯留部内に空間が生じる。これにより、トナー一時貯留部内のトナー嵩密度が低下すると、単位時間あたりのトナー補給量が低下する。つまり、平均画像面積率が高くなるにつれて、トナー補給装置のトナー補給能力が低下するのである。
表4に、本プリンタにおける補正係数特定用のデータテーブルの一例を示す。
画像面積率の移動平均値が高くなるほどトナー補給装置のトナー補給能力が低下することを考慮して、移動平均値が高くなるほど、大きな値の補正係数αを選択するようになっている。このように、移動平均値がたかまるにつれて、大きな補正係数αを選択することができるものであれば、たとえば、次の表5、表6のようなデータテーブルであってもよい。
[第3変形例]
第3変形例のプリンタの制御部(100)は、プリンタの電源投入直後、ユーザーからのプリント命令を長時間待機した後のプリントジョブを開始する際、及び所定枚数のプリントを実施する毎に、作像性能調整処理を実施するようになっている。
図38は、第3変形例の制御部によって実施される作像性能調整処理の処理フローを示すフローチャートである。この作像性能調整処理が実行される前提として、本プリンタは、各色の感光体、あるいは中間転写ベルト上に形成されたトナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量を、反射光量に基づいて検知する反射型フォトセンサからなる光学センサを備えている。そして、作像性能調整処理では、まず、この光学センサの校正を行う(S1)。具体的には、光学センサの発光素子から発した光を、トナー像のない無垢の部材表面上で反射させ、その反射光を受光する光学センサの受光素子からの出力電圧が所定の電圧になるように、発光素子の発光量(LED電流)を調整する。なお、無垢の部材表面とは、感光体の表面上のトナー像に対するトナー付着量を検知するように光学センサを配設した場合には、感光体表面のことを指す。また、中間転写ベルトの表面上のトナー像に対するトナー付着量を検知するように光学センサを配設した場合には、中間転写ベルト表面のことを指す。第3変形例では、図39に示すように、各色についてそれぞれ、互いに単位面積あたりのトナー付着量が異なる5つのパッチトナー像を中間転写ベルト上に形成するので、パッチパターンは20個のパッチトナー像を具備するものになる。このパッチパターンを構成する20個のパッチトナー像に対するトナー付着量を、ベルトに対向させて配設した光学センサによって検知する。
光学センサの校正を終えると、次に、所定のパッチパターンを形成する(S2)。具体的には、予め定められた形状の複数のパッチ状潜像を互いに異なる光書込強度で感光体に形成し、それらパッチ状潜像の電位を電位センサによって検知する。そして、それらパッチ状潜像を互いに異なる現像バイアス(現像ロールへの印加電圧)の条件で現像して所定のパッチトナー像を複数具備するパッチパターンを形成する。
このようにしてパッチパターンを形成したら、次に、パッチパターン内の各パッチトナー像の表面上での反射光量を光学センサによって検知しながら(S3)、検知結果を順次、単位面積あたりのトナー付着量のデータに変換していく(S4)。なお、K,C,M,Yのパッチトナー像のうち、Kについては正反射光量のみ検知するのに対し、C,M,Yについては正反射光量と拡散反射光量との両方を検知している。
各パッチトナー像に対するトナー付着量を求めたら、次に、その結果に基づいて現像γ(現像性能)を求める(S5)。具体的には、各パッチトナー像について、それぞれ潜像電位と現像バイアスとの電位差である現像ポテンシャルを算出した後、それぞれの現像ポテンシャルと、対応するパッチトナー像に対するトナー付着量との関係を示す直線近似式(傾きを現像γと呼び、x切片を現像開始電圧と呼ぶ)を最小二乗法によって求める。なお、直線近似の代わりに、2次近似曲線を求めてもよい。この場合、現像γについては、目標付着量を得る点における微分値とする。
次に、この直線近似式において、狙いのトナー付着量を得るのに必要な現像ポテンシャルを特定した後、この現像ポテンシャルを実現し得る現像バイアスを算出する(S6)。具体的には、「現像バイアス[−V]=現像ポテンシャル−潜像電位[V]」という式に基づいて、現像バイアスを算出する。潜像電位は、−50[V]程度であるので、現像ポテンシャルから潜像電位を減じてプラス、マイナスの符号を逆転させた値になる。
現像バイアスを算出したら、次に、感光体の一様帯電電位と、光書込ユニットの光書込強度とを算出する(S7)。一様帯電電位については、「一様帯電電位[V]=現像バイアス[−V]−200[V]」という式を用いる。この−200[V]という数値は、地肌汚れ防止のために現像バイアスをトナーの帯電極性側に所定量だけオフセットさせて設定する地肌ポテンシャルである。また、光書込強度については、感光体の一様帯電電位に応じた変換を実行する所定の変換式に基づいて、80〜120[%]の範囲で算出する。なお、以降のプリントジョブにおいては、算出した、現像バイアス、一様帯電電位、及び光書込強度の組合せを用いる。
次に、トナー濃度の制御目標値である目標電圧Vtrefを補正する(S8)。具体的には、トナー付着量に基づいて算出した現像γ(以下、作像時現像γという)と、目標現像γとを比較し、作像時現像γが目標現像γよりも高かった場合には、目標電圧Vtrefをより大きな値に補正する(トナー濃度の目標値をより低くする)。作像時現像γが目標現像γよりも高かった場合には、それまでは目標現像γよりも高い現像γで作像を行っていたことになる。このような場合、以降のプリントジョブでは、それまでよりも現像γを低くすることになるので、それに合わせてトナー濃度の目標値も低くしなければならないからである。逆に、作像時現像γが目標現像γよりも低かった場合には、目標電圧Vtrefをより小さな値に補正する(トナー濃度の目標値をより高くする)。
以上のような作像性能調整処理によって目標電圧Vtrefを補正すると、その直後は、出力電圧Vtと目標電圧Vtrefとの間に比較的大きな差が発生する。この差は、以降、数十枚に渡るプリントを行っていく過程で、Vt平均値と目標電圧Vtrefとの差分に基づいて駆動制御パターンが補正されていくに従って、徐々に小さくなっていき、やがては殆どなくなる。しかし、その間は、一時的に画像濃度が目標よりも薄かったり濃かったりする画像を出力してしまう。よって、目標電圧Vtrefを補正した直後は、できるだけ速やかに出力電圧Vtを目標電圧Vtrefまで上昇させる、あるいは下降させることが望ましい。なお、第2実施形態のように、Vt平均値と目標電圧Vtrefとの差分に基づいて擬似インパルス信号の振幅を補正するものでは、図40に示すように、目標電圧Vtrefの補正後、出力電圧Vtを目標電圧Vtrefに徐々に近づけていった後、出力電圧Vtを一時的にオーバーシュートさせてしまうこともある。
そこで、補給制御部102は、目標電圧Vtrefを補正した後には、出力電圧Vtが補正後の目標電圧Vtrefあるいはそれに近い数値に上昇又は下降するまで、単位画像面積率あたりのトナー補給量を一時的に変化させる処理を実施するようになっている。単位画像面積率あたりのトナー補給量については、次のようにして一時的に変化させる。即ち、上述した擬似インパルス信号の振幅を一時的に変化させるのである。作像時現像γと、Vtrefの補正と、トナー補給量を一時的に変化させるときの擬似インパルス信号の補正倍率(以下、補給量補正倍率)との関係を次の表7に示す。
表に示すように、作像時現像γが目標よりも高い場合には、目標電圧Vtrefをより大きな値に補正する(トナー濃度の目標値をより低くする)とともに、擬似インパルス信号の振幅を一時的に1倍以下にして単位画像面積率あたりのトナー補給量を一時的に1倍以下にする(補給量補正倍率)。これにより、トナー補給量を一時的に少なくして、目標電圧Vtrefよりも小さな出力電圧Vtをいち早く目標電圧Vtrefまで上昇させる。一方、作像時現像γが目標よりも低い場合には、目標電圧Vtrefをより小さな値に補正する(トナー濃度の目標値をより高くする)とともに、擬似インパルス信号の振幅を一時的に1倍より大きくして単位画像面積率あたりのトナー補給量を一時的に1倍より大きくする。これにより、トナー補給量を一時的に増加させて、目標電圧Vtrefよりも大きな出力電圧Vtをいち早く目標電圧Vtrefまで下降させる。
このようにして、目標電圧Vtrefの補正後に単位画像面積率あたりのトナー補給量を一時的に変化させることで、図41に示すように、目標電圧Vtref補正後の出力電圧Vtをいち早く目標電圧Vtに到達させて画像濃度をいち早く目標に到達させるとともに、オーバーシュートの発生を回避することができる。なお、本プリンタでは、目標電圧Vtrefと出力電圧Vtとの差が0.02以下になったら、トナー補給量を元通りにするように補給制御部102を構成したが、例えば20枚出力後などといった一定枚数の出力後にトナー補給量を元通りにするようにしてもよい。
[第4変形例]
第4変形例に係るプリンタは、目標電圧Vtrefを補正する方法が第3実施形態と異なるが、それ以外の点が第3実施形態と同様になっている。
第4変形例に係るプリンタは、連続画像形成動作において、中間転写ベルトの紙間対応領域に、トナーパッチ像を形成する。中間転写ベルトの紙間対応領域とは、図42に示すように、中間転写ベルトの表面のうち、2次転写ニップで先行する記録紙に密着せしめられる領域と、後続の記録紙に密着せしめられる領域との間の領域である。各紙間対応領域には、K,C,M,Yのパッチトナー像のうち、何れか1つだけを形成する。1つだけにする理由は次の通りである。即ち、本プリンタでは、上述した光学センサを1つだけしか設けておらず、この光学センサは、中間転写ベルトの幅方向の中央部に形成されたトナー像しか検知することができない。このため、K,C,M,Yの4つのパッチトナー像を検知させるためには、それらをベルト移動方向に並べて形成する必要がある。ところが、紙間対応領域は比較的狭いので、4つのパッチトナー像をベルト移動方向に並べる余裕がない。そこで、各紙間対応領域には、それぞれパッチトナー像を1つずつ形成するのである。なお、全ての紙間対応領域にパッチトナー像を形成するのではない。各色のパッチトナー像をそれぞれプリント10枚出力毎に形成する。但し、プリント開始後、初めの10枚出力後に出現する紙間対応領域は当然ながら1つしか存在せず、そこにはKパッチトナー像を形成する。このため、C,M,Yについては、初回のみ11枚,12枚,13枚出力後の紙間対応領域に形成し、2回目以降は10枚出力毎とする。
第3実施形態においては、現像能力を示す指標として現像γを測定したが、第4変形例に係るプリンタでは、紙間対応領域に形成したパッチトナー像に対するトナー付着量(以下、紙間パッチトナー付着量という)を現像能力として測定する。そして、図43のグラフに示すように、各色についてそれぞれ、紙間パッチトナー付着量が所定の上限値を超えたり、所定の下限値を下回ったりした場合に、目標電圧Vtrefを補正する。その後、出力電圧Vtが補正後の目標電圧Vtrefあるいはそれに近い数値に上昇又は下降するまで、単位画像面積率あたりのトナー補給量を一時的に変化させる。単位画像面積率あたりのトナー補給量を一時的に変化させる方法としては、第3実施形態と同様に、擬似インパルス信号の振幅を一時的に変化させる方法を採用している。
紙間パッチトナー付着量と、Vtrefの補正と、トナー補給量を一時的に変化させるときの擬似インパルス信号の補正倍率(以下、補給量補正倍率)との関係を次の表8に示す。
表に示すように、紙間パッチトナー付着量が目標よりも多い場合には、目標電圧Vtrefをより大きな値に補正する(トナー濃度の目標値をより低くする)とともに、擬似インパルス信号の振幅を一時的に1倍以下にして単位画像面積率あたりのトナー補給量を一時的に1倍以下にする(補給量補正倍率)。これにより、トナー補給量を一時的に少なくして、目標電圧Vtrefよりも小さな出力電圧Vtをいち早く目標電圧Vtrefまで上昇させる。一方、紙間パッチトナー付着量が目標よりも少ない場合には、目標電圧Vtrefをより小さな値に補正する(トナー濃度の目標値をより高くする)とともに、擬似インパルス信号の振幅を一時的に1倍より大きくにして単位画像面積率あたりのトナー補給量を一時的に1倍より大きくする。これにより、トナー補給量を一時的に増加させて、目標電圧Vtrefよりも大きな出力電圧Vtをいち早く目標電圧Vtrefまで下降させる。
このようにして、目標電圧Vtrefの補正後に単位画像面積率あたりのトナー補給量を一時的に変化させることで、図43の下段に示したように、目標電圧Vtref補正後の出力電圧Vtをいち早く目標電圧Vtに到達させて画像濃度をいち早く目標に到達させるとともに、オーバーシュートの発生を回避することができる。しかも、第3実施形態とは異なり、複数のパッチトナー像からなるパッチパターンを形成してそれぞれに対するトナー付着量を測定するための専用の処理をプリント動作とは別に行うことによる装置のダウンタイムの発生を回避することができる。
以上、本発明に係る態様Aは、潜像を担持する潜像担持体と、画像情報を取得する画像情報取得手段と、該画像情報に基づいて該潜像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、トナー及びキャリアを含有する現像剤を所定の循環経路に沿って搬送しながら、該循環経路における現像剤担持体との対向領域である供給領域に存在する現像剤を該現像剤担持体の移動する表面に担持して該現像剤担持体と該潜像担持体との対向領域である現像領域に搬送し、該現像領域で現像剤のトナーを該潜像担持体上の潜像に付着させて該潜像を現像し、且つ該現像領域で現像に寄与した現像剤を該表面移動に伴って該循環経路の該供給領域に戻す現像手段と、該循環経路内における該供給領域とは異なる領域である非供給領域の所定位置に設けられたトナー補給口を通じて、該非供給領域内にトナーを補給するトナー補給手段と、該トナー補給手段の駆動量を該画像情報に基づいて決定する制御手段とを備える画像形成装置において、上記非供給領域における上記トナー補給口よりも下流側で且つ上記供給領域よりも上流側の位置で現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を設けるとともに、該トナー濃度検知手段による検知結果に基づいてトナー補給量の過不足を把握しながら、上記画像情報に基づく上記駆動量の決定値を該過不足の把握結果に基づいて補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Bは、態様Aにおいて、スミス補償法により、上記トナー濃度センサによる検知結果に対して上記トナー補給手段の駆動量に応じた補正を加えた結果に基づいて、上記決定値を補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Cは、態様A又Bにおいて、上記画像情報に基づいて、供給領域通過後の現像剤に発生すると予測されるトナー濃度変動パターンを打ち消すトナー補給量変動パターンとなる上記トナー補給手段の駆動制御パターンを構築しながら、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて上記決定値としての該駆動制御パターンを補正するか、あるいは、該画像情報に基づいて上記決定値としての該トナー補給量変動パターンを構築しながら、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて、該トナー補給量変動パターンを補正し、補正後の該トナー補給量変動パターンとなる上記トナー補給手段の駆動制御パターンを構築するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Dは、態様Cにおいて、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて、現像剤のトナー濃度を所定の目標値に到達させるのに必要となる上記トナー補給手段の追加駆動制御パターンを求め、上記画像情報に基づいて構築した上記駆動制御パターンを該追加駆動制御パターンの合成によって補正するか、あるいは、該検知結果に基づいて、現像剤のトナー濃度を現在値から所定の目標値に到達させるまでの該現像剤の仮想トナー濃度変動パターンを求め、上記画像情報に基づいて構築した上記トナー補給量変動パターンを該仮想トナー濃度変動パターンの合成によって補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Eは、態様Cにおいて、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて、トナー補給後の現像剤のトナー濃度不足を補うための、単位画像面積率あたりのトナー補給量の補正倍率を求め、該補正倍率に基づいて上記駆動制御パターン又は上記トナー補給量変動パターンを補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Fは、態様Cにおいて、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて、現像剤のトナー濃度を所定の目標値に到達させるのに必要となる上記トナー補給手段の追加駆動制御パターンを求める一方で、該検知結果に基づいて、トナー補給後の現像剤のトナー濃度不足を補うための、単位画像面積率あたりのトナー補給量の補正倍率を求め、上記画像情報に基づいて構築した上記駆動制御パターンを該追加駆動制御パターンと該補正倍率とに基づいて補正するか、あるいは、該検知結果に基づいて、現像剤のトナー濃度を現在値から所定の目標値に到達させるまでの該現像剤の仮想トナー濃度変動パターンを求める一方で、該検知結果に基づいて、トナー補給後の現像剤のトナー濃度不足を補うための、単位画像面積率あたりのトナー補給量の補正倍率を求め、該画像情報に基づいて構築した上記トナー補給量変動パターンを該仮想トナー濃度変動パターンと該補正倍率とに基づいて補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Gは、態様A〜Fの何れかにおいて、上記トナー補給手段の駆動開始から停止までの駆動時間に下限値を設け、該下限値以上の駆動時間を確保する条件で該トナー補給手段の駆動を入切するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Hは、態様A〜Fの何れかにおいて、上記トナー補給手段を所定時間だけ駆動する前又は駆動した後に所定時間だけ停止させるパターンを1つの駆動制御単位とし、該駆動制御単位に基づいて該トナー補給手段の駆動を入切するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Iは、態様A〜Fの何れかにおいて、上記トナー補給手段の連続駆動時間が所定値に達した場合には、該トナー補給手段の駆動を一時中断した後、駆動再開時には、駆動中断時に対応する駆動制御パターン箇所を、駆動中断時よりも後の期間に対応する駆動制御パターン箇所に合成したパターンで該トナー補給手段の駆動を制御するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Jは、態様A〜Fの何れかにおいて、上記画像情報に基づいて出力画像の面積率の移動平均値を求め、その結果に基づいて、単位画像面積率あたりのトナー補給量を補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Kは、態様Jにおいて、上記移動平均値が所定値以上である場合には、単位画像面積率あたりのトナー補給量を低下させる一方で、所定値を下回る場合には、単位画像面積率あたりのトナー補給量を増加させる補正を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Lは、態様Jにおいて、上記移動平均値が所定値以上である場合には、単位画像面積率あたりのトナー補給量を増加させる一方で、所定値を下回る場合には、単位画像面積率あたりのトナー補給量を低下させる補正を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Mは、態様A〜Fの何れかにおいて、上記現像手段によって現像されたトナー像に対する単位面積あたりのトナー付着量を検知するトナー付着量検知手段を設けるとともに、所定のタイミングで現像した所定のトナー像に対するトナー付着量を該トナー付着量検知手段によって検知した結果に基づいて、トナー濃度の目標値を補正した後、単位画像面積率あたりのトナー補給量を所定時間だけ一時的に変化させる処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Nは、態様Mにおいて、上記目標値をより高い値に補正した場合には、単位画像面積率あたりのトナー補給量を一時的に増加させる一方で、該目標値をより低い値に補正した場合には、該トナー補給量を一時的に低下させる処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Oは、態様M又はNにおいて、上記トナー付着量検知手段による検知結果に基づいて現像性能の指標となる現像γを求めた後、該現像γに基づいて上記目標値を補正する処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
また、態様Pは、態様M又はNにおいて、複数の記録部材に対して連続的に画像を形成する連続画像形成動作の実施中に、画像形成装置内で先行して搬送される記録部材と後続の記録部材との間の領域に相当する潜像担持体表面領域に上記所定のトナー像を形成する処理を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
特許文献1に記載の現像装置を示す概略構成図。 実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタにおけるYトナー像を生成するためのプロセスユニットの構成を示す拡大概略図。 同プロセスユニットの外観を示す斜視図。 同プロセスユニットの現像ユニットを示す分解平面図。 同プリンタの電気回路の一部を示すブロック図。 Y用のトナーボトルを示す斜視図。 同トナーボトルをボトル部とホルダー部とに分解した状態を示す斜視図。 同プリンタのトナー補給装置を示す斜視図。 同トナー補給装置に装着された状態のトナーボトルと、その周囲構成とを示す概略構成図。 同プリンタのトナー補給装置で繰り返し同じ補給動作を行ったときのトナー補給量の波形を各動作で重ねたグラフ。 同トナー補給装置におけるトナー搬送スクリュウの回転回数と1回転あたりのトナー補給量との関係を示すグラフ。 同トナー補給装置の連続駆動時間の上限値(E)を説明するためのタイミングチャート。 従来の画像形成装置におけるトナー補給制御を説明するためのタイミングチャート。 実施形態に係るプリンタにおけるトナー補給制御を説明するためのタイミングチャート。 ANCフィルタ回路を示す部分ブロック図。 同トナー補給装置の駆動時間の下限値Bを説明するためのタイミングチャート。 全面黒ベタが出力されたA4サイズ紙を示す模式図。 全面50%ハーフトーンが出力されたA4サイズ紙を示す模式図。 トナー搬送方向の上流側半分にだけ黒ベタが出力されたA4サイズ紙を示す模式図。 紙搬送方向の上流側半分にだけ黒ベタが出力されたA4サイズ紙を示す模式図。 連続画像形成動作時におけるトナー補給制御を説明するためのタイミングチャート。 記録紙のサイズ及び搬送方向と、黒ベタ画像出力時のトナー濃度変化波形との関係を示す模式図。 互いに異なる基準消費波形とANCフィルタ回路との関係を示す模式図。 1枚目と2枚目とで異なる記録紙を使用した場合における疑似インパルス信号の入力態様を説明する回路図。 1枚目と2枚目とで異なる記録紙を使用した場合におけるトナー補給制御を説明するためのタイミングチャート。 プリントジョブ後半のトナー補給制御を説明するためのタイミングチャート。 前回のプリントジョブ終了時のトナー補給制御と、今回のプリントジョブ開始時のトナー補給制御との関係を説明するためのタイミングチャート。 ジョブ開始から終了まで1つの線速だけでプリントジョブを行った場合のトナー補給制御を説明するためのタイミングチャート。 ジョブの途中で線速を切りかえた場合のトナー補給制御を説明するためのタイミングチャート。 連続画像形成動作におけるトナー補給装置のトナー補給能力と平均画像面積率との関係を示すグラフ。 補給制御部によって実施されるトナー補給量補正処理の処理フローを示すフローチャート。 第1実施例に係るプリンタの補給制御部102における内部構成の一例を示すブロック図。 下限値Bの駆動時間での補給動作が1回行われた場合のトナー濃度センサ出力の経時変動を示すグラフ。 同経時変動に基づいて構築される理論波形を示すグラフ。 第2実施例に係るプリンタの補給制御部102における内部構成の一例を示すブロック図。 第1変形例に係るプリンタの駆動制御単位を説明するためのグラフ。 第3変形例の制御部によって実施される作像性能調整処理の処理フローを示すフローチャート。 中間転写ベルト上に形成されたパッチパターンを示す模式図。 目標電圧Vtrefを補正した直後の出力電圧Vtの挙動を示すグラフ(従来例)。 目標電圧Vtrefを補正した直後の出力電圧Vtの挙動を示すグラフ(第3変形例)。 中間転写ベルトの紙間対応領域と、紙間対応領域に形成されるパッチトナー像とを説明する模式図。 第4変形例に係るプリンタにおけるパッチトナー像に対するトナー付着量の経時変動と、出力電圧Vtの経時変動とを示すグラフ。
符号の説明
1Y,1C,1M,1K:プロセスユニット
3Y,3C,3M,3K:感光体(潜像担持体)
7Y,7C,7M,7K:現像ユニット(現像手段)
8Y:第1搬送スクリュウ
9Y:第1剤収容室(循環経路の一部)
10Y,10C,10M,10K:トナー濃度センサ(トナー濃度検知手段)
11Y:第2搬送スクリュウ
12Y:現像ロール(現像剤担持体)
14Y:第2剤収容室(循環経路の一部)
17Y:トナー補給口
20:光書込ユニット
40:転写ユニット
50:2次転写ローラ
60:定着ユニット
70:トナー補給装置
71Y:駆動源
72Y,72C,72M,72K:トナーボトル
100:制御部
101:予測データ算出部
102:補給制御部(制御手段)
103 画像情報取得部

Claims (7)

  1. 潜像を担持する潜像担持体と、
    画像情報を取得する画像情報取得手段と、
    該画像情報に基づいて該潜像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、
    トナー及びキャリアを含有する現像剤を所定の循環経路に沿って搬送しながら、該循環経路における現像剤担持体との対向領域である供給領域に存在する現像剤を該現像剤担持体の移動する表面に担持して該現像剤担持体と該潜像担持体との対向領域である現像領域に搬送し、該現像領域で現像剤のトナーを該潜像担持体上の潜像に付着させて該潜像を現像し、且つ該現像領域で現像に寄与した現像剤を該表面移動に伴って該循環経路の該供給領域に戻す現像手段と、
    該循環経路内における該供給領域とは異なる領域である非供給領域の所定位置に設けられたトナー補給口を通じて、該非供給領域内にトナーを補給するトナー補給手段と、
    該トナー補給手段の駆動量を該画像情報に基づいて決定する制御手段とを備える画像形成装置において、
    上記非供給領域における上記トナー補給口よりも下流側で且つ上記供給領域よりも上流側の位置で現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段を設けるとともに、
    スミス補償法により、該トナー濃度センサによる検知結果に対して上記トナー補給手段の駆動量に応じた補正を加えた結果に基づいてトナー補給量の過不足を把握しながら、上記画像情報に基づく上記駆動量の決定値を該過不足の把握結果に基づいて補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記画像情報に基づいて、供給領域通過後の現像剤に発生すると予測されるトナー濃度変動パターンを打ち消すトナー補給量変動パターンとなる上記トナー補給手段の駆動制御パターンを構築しながら、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて上記決定値としての該駆動制御パターンを補正するか、
    あるいは、
    該画像情報に基づいて上記決定値としての該トナー補給量変動パターンを構築しながら、上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて、該トナー補給量変動パターンを補正し、補正後の該トナー補給量変動パターンとなる上記トナー補給手段の駆動制御パターンを構築するように、
    上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項の画像形成装置において、
    上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて、現像剤のトナー濃度を所定の目標値に到達させるのに必要となる上記トナー補給手段の追加駆動制御パターンを求め、上記画像情報に基づいて構築した上記駆動制御パターンを該追加駆動制御パターンの合成によって補正するか、
    あるいは、
    該検知結果に基づいて、現像剤のトナー濃度を現在値から所定の目標値に到達させるまでの該現像剤の仮想トナー濃度変動パターンを求め、上記画像情報に基づいて構築した上記トナー補給量変動パターンを該仮想トナー濃度変動パターンの合成によって補正するように、
    上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項の画像形成装置において、
    上記トナー濃度検知手段による検知結果に基づいて、トナー補給後の現像剤のトナー濃度不足を補うための、単位画像面積率あたりのトナー補給量の補正倍率を求め、該補正倍率に基づいて上記駆動制御パターン又は上記トナー補給量変動パターンを補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置
  5. 請求項1乃至の何れかの画像形成装置において、
    上記トナー補給手段の駆動開始から停止までの駆動時間に下限値を設け、該下限値以上の駆動時間を確保する条件で該トナー補給手段の駆動を入切するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置
  6. 請求項1乃至の何れかの画像形成装置において、
    上記画像情報に基づいて出力画像の面積率の移動平均値を求め、その結果に基づいて、単位画像面積率あたりのトナー補給量を補正するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項の画像形成装置において、
    上記移動平均値が所定値以上である場合には、単位画像面積率あたりのトナー補給量を低下させる一方で、所定値を下回る場合には、単位画像面積率あたりのトナー補給量を増加させる補正を実施するように、上記制御手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。
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