JP4708252B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式・静電記録方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、更に詳しくはキャリアとトナーからなる電子写真現像剤を用いた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式・静電記録方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置のプロセスは、帯電工程としてはじめに光導電部材をほぼ一様な電位に帯電する。その後光導電面の帯電部分へ複写・印刷等の原稿光像が露光される。これにより、原稿に対応した静電潜像が光導電部材上に記録される。そして光導電部材上に記録された静電潜像を現像する方法として、キャリアとトナーを有する現像剤を用いる。例えば広く用いられている磁気ブラシ現像法にあっては、現像剤の磁性体キャリアと着色樹脂から成るトナーによって静電潜像が現像される。そして光導電部材上のトナー像は、用紙に転写され定着装置で加熱されて固定される。
このように電子写真方式の画像形成装置で使われる現像剤は、静電潜像をトナーで顕像化する際に現像剤からトナーが除々に消費され、キャリアとトナーとの比率が変化する。現像剤のトナー濃度が低下すれば現像画像の濃度も低下してしまうのでトナを適宜補給することになる。
トナーの補給量が不適切で過剰に補給された場合、画像濃度が濃くなったり、地肌汚れが増えたりして画像品質を損なう。従って適正な濃度で高品質の画像を常に得るためには、現像剤のトナ濃度は適正レベルに維持しなければならない。このため従来から現像剤のトナ濃度を自動的に制御する為の対策が取られて来た。例えば光導電部材上に濃度測定パターンを印刷して光学的検知手段で得た画像濃度から現像剤中のトナー濃度を求める方法や、現像剤の透磁率を測定することで現像剤のトナ濃度を検知する方法等である。これらの方法で得られた検知信号に応じて現像装置に設けたトナー補給機構を制御し現像剤中のトナー濃度は一定に保持されている。
しかしながら、このように現像剤中のトナー濃度を一定に保持していても上記の電子写真方式・静電記録方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては複写・印刷される回数が増えるにつれて画像品質の劣化は避けられなかった。それは、現像剤に寿命がある為で、その大きな理由は現像装置内の現像剤が質量の大部分を占めるキャリア粒子と残り数%のトナー粒子とで構成されているからである。トナー粒子は上記したように、静電潜像をトナーで顕像化する際に現像剤から除々に消費されるものであり、キャリア粒子は消費されるものではないので繰り返し現像装置内を循環する過程で疲労し、劣化するからである。
また、現像剤疲労・劣化の理由としては、多数回にわたり静電潜像を現像することでトナーがキャリアの表面を被覆してしまう現象や、キャリア表面が削れてしまう現像であることが知られており、このようにして寿命となる現像剤に対しては、一般に画像形成装置サービス時期に合わせて現像剤の交換を行うことが普通であった。
ところが近年では現像剤の交換に伴うダウンタイムの削減が求められており、更には現像剤の交換そのものの廃止も望まれている。
さらに、キャリアは、現像装置内で攪拌される事によって、物理的なストレスを受けてキャリア表面が損傷して帯電の力の低下やキャリア抵抗が低下したり、トナーや各種の添加剤がキャリア表面に付着して、膜を形成する等の劣化によって、本来の正常なキャリア表面とトナー表面との摩擦帯電が行われず、トナー飛散、地汚れ、キャリア付着等の様々な問題を引き起こしていた。
そこで、現像剤の交換に伴うダウンタイムの削減については、過去にいくつかの提案がなされている。例えば特許文献1の「電子写真現像装置」では、現像部に所定現像時間或いは所定複写量に応じて一定量のキャリアを供給する装置が、開示されている。ここで開示された技術とは、「消費されるトナーの補給とは別に新しいキャリアを現像容器内に補給」、「現像容器内過剰現像剤のオーバーフロー排出」、「現像容器内劣化現像剤を置換」の工程を経て現像装置内の現像剤の劣化状態を一定に保つようにしたものである。
近年このような方式はトリクル現像方式と呼ばれ、知られるようになった。代表的なものは特許文献2の「電子写真複写機用現像装置」である。即ち、消費されるトナーの補給とは別に新しいキャリアを現像容器内に補給し、過剰となった現像容器内の現像剤が、現像容器壁面に設けられている現像剤排出口からオーバーフローして排出され、現像剤回収容器に回収される。このようなキャリア及び劣化現像剤の補給・排出が繰り返されることによって、現像容器内で劣化していく現像剤が、新たに供給されるトナーおよびキャリアに置換されていく。これにより、現像剤の帯電性能を維持し、画質の低下を抑えるようにしたものである。
また、特許文献3の「現像装置」では現像剤収容容器の現像剤体積検知によりトナー供給量と現像剤の排出量を制御することも行われている。更にまた特許文献4の「現像装置」ではハウジング室内のキャリア粒子の老化速度とハウジング室内のトナー粒子の所要帯電能との関数である速度でキャリア粒子をハウジング室内に加えることにより、現像剤寿命と電子写真式印刷機の寿命と等しくなるようにすることが行われている。
特許文献5は、トナー消費量に応じて補給するキャリア量を変更するもので、トナー消費量が多い時は、キャリア補給量を増やす等、トナー消費量によって異なるキャリア劣化度に応じたキャリア補給を行うものである。
しかしながら、キャリア劣化度は必ずしもトナー消費量だけで決定されるものでは無く、またキャリアを補給する際のトナー濃度は一定では無い為、トナー消費量だけで、適切なトナー補給量、キャリア補給量を決定すると、想定した条件から外れた場合に濃度変動を引き起こすと考えられる。
また特許文献6、7がある。これらは、いずれも劣化度合いを検知して、現像剤の交換を行うものであるが、現像装置内の現像剤全量を入れ替えようとするものであるため、いわゆるトリクルの考え方とは異なるものであり、現像剤の交換に伴うダウンタイムの削減等が求められていた。
従来技術として現像剤を、プリント枚数に応じて所定量補給するものや、補給トナーにキャリアを混ぜる事によってトナー補給に伴って現像剤を補給するものがあるが、これらは、いずれもキャリアの劣化の仕方をあるレベルに見据えて、それを下回らないように新しい現像剤やキャリアを補給するものであると考えられる。従って、想定した劣化速度よりも劣化が遅かった場合には、まだ使用できるレベルにある現像剤であっても、新規な現像剤、キャリアが無駄に補給されてしまったり、場合によっては劣化速度が速いにも関わらず、新規な現像剤、キャリアが十分な量補給されずに、画質の劣化を起こしてしまう場合がある。
すなわち必ずしも現像剤、キャリアの劣化に対して、補充、交換する現像剤、キャリアの量が適切とは言えず、画質の劣化を防止し、現像剤の寿命を延ばすという目的が不十分であった。
例えば、補給トナーにキャリアを混ぜて、トナー補給動作によってキャリアを補充する方式のものは、低画像面積の画像が多く取られた場合、トナーがほとんど補給されずに、現像装置の空攪拌が続き、キャリアの劣化が加速されてしまう。逆に高画像面積が多く取られた場合、トナーが大量に補給されて、同時にキャリアも大量に補給され、必要以上にキャリアが補給されてしまい、キャリアが無駄になってしまうという問題点があった。
特開昭51−013249号公報 特公平02−021591号公報 特公昭60−018065号公報 特公平07−111598号公報 特開平09−204105号公報 特開平09−251235号公報 特開平09−269644号公報
そこで、本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、画質の劣化や、トナー飛散、キャリア付着を防止し、特殊技能を有するサービスマンが訪問しなくても、長期間現像の寿命を維持できる低ランニングコストの画像形成装置を提供することである。
前記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
本発明は、画像が画像書込み手段によって潜像として形成される像担持体と、前記像担持体に形成されている静電潜像に対してトナーとキャリアとを含む二成分系現像剤を利用して可視化処理するための現像装置と、を具備する画像形成装置において、前記画像形成装置は、前記現像装置内のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、前記現像装置に新規なトナーを補給するトナー補給手段と、少なくともキャリアが含まれる新規な補給用剤を補給する補給用剤補給手段と、前記現像装置内のトナーとキャリアの混合物である現像剤を現像装置外部に排出する現像剤排出手段と、前記現像装置内の現像剤の劣化状態を検知する現像剤劣化検知手段と、を有し、前記補給用剤の補給を前記現像装置の駆動時間に基づいて行い、前記現像剤劣化検知手段が、所定の潜像パターンに対して現像装置で現像したトナー付着量を検知するトナー付着量検知手段を有し、前記トナー付着量検知手段の検知結果に基づいて、前記補給用剤補給手段により補給する補給用剤の量を補正して補給することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の画像形成装置は、さらに、前記現像劣化検知手段が、消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均に相当する値を検知し、前記検知結果に応じて、補給する現像剤もしくはキャリアの量を補正して補給することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、さらに、前記消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均に相当する値が、画像面積率の履歴平均値であり、所定の画像面積履歴値より高い場合は、補給用剤の補給量を増やすことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、さらに、前記消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均に相当する値が、画像面積率の履歴平均値であり、前記画像面積率履歴平均が3%以下の場合は、画像面積率履歴平均5〜10wt%の場合に比較して補給用剤の補給量を増やすことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、さらに、前記消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均に相当する値が、消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均値であり、所定の消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均値が3%以下の場合は非画像部にトナー像を形成し、強制的にトナーを入れ替えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、さらに、前記現像剤劣化検知手段が、トナー濃度と電位に対するトナー付着量の傾きを示す現像γ特性に基づいて劣化を検知し、所定のトナー濃度に対して現像γが狙いより高い場合は、補給用剤の補給量を増やし、現像γが低い場合は、補給用剤の補給量を増やすことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、さらに、前記現像剤劣化検知手段が、トナー濃度と電位に対するトナー付着量の傾きを示す現像γ特性に基づいて劣化を検知し、所定のトナー濃度に対して現像開始電圧Vkが狙いより低い場合は、補給用剤の補給量を増やし、現像開始電圧Vkが狙いより高い場合は、補給用剤の補給量を増やすことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、さらに、前記トナー付着量検知手段の検知結果を、初期剤の時に測定したトナー付着量検知手段の検知結果を基準として比較し、その比較結果に基づいて補給用剤の補給量を補正することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、さらに、前記現像装置内の現像剤が初期剤の時のトナー付着量検知手段の検知結果に基づいて、狙いの検知結果になるようにトナー濃度を調整し、調整されたトナー濃度を基準トナー濃度として一定に維持することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、さらに、現像剤もしくはキャリアの補充容器が、現像装置と一体となったカートリッジ形状になっていることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、さらに、前記補給用剤が少なくともトナーとキャリアからなることを特徴とする。
本発明は、前記解決するための手段によって、画質の劣化や、トナー飛散、キャリア付着を防止し、特殊技能を有するサービスマンが訪問しなくても、長期間現像の寿命を維持できる低ランニングコストの画像形成装置を提供することが可能となった。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
以下、本発明を適用したタンデム方式の画像形成装置の一実施形態として、タンデム方式のカラーレーザプリンタ(以下「レーザプリンタ」という)について説明する。
まず、本レーザプリンタの基本的な構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るレーザプリンタの概略構成図である。このレーザプリンタは、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成部1Y、1M、1C、1K(以下、各符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す)が、図示しない転写紙の移動方向における上流側から順に配置されている。トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kは、潜像担持体としての感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kなどを備えている。またトナー補給に関しては、トナーカートリッジ9(Y、C、M、K)を備えている。
また、本レーザプリンタは、上記トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの他、潜像形成手段としての光書込ユニット2、給紙カセット3,4、レジストローラ対5、転写ユニット6、ベルト定着方式の定着ユニット7、排紙トレイ8や、図示しない手差しトレイ、トナー補給容器、廃トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニットなども備えている。
また、光書込ユニット2は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面にレーザ光を走査しながら照射する。
図2は、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kのうち、イエローのトナー像形成部1Yの概略構成を示す拡大図である。なお、他のトナー像形成部1M、1C、1Kについてもそれぞれ同じ構成となっているので、これらの説明については省略する。図2において、トナー像形成部1Yは、上述のように感光体ユニット10Yと現像装置20Yとを備えている。感光体ユニット10Yは、感光体ドラム11Yの他、ドラム表面に対し、潤滑剤を塗布するブラシローラ12Y、クリーニングを施す揺動可能なカウンタブレード13Y、除電処理を施す除電ランプ14Y、一様帯電処理を施す非接触型の帯電ローラ15Y等を備えている。感光体ドラム11Yとしては、その表面に有機感光体(OPC)層を有するものが用いられている。
感光体ユニット10Yにおいて、交流電圧が印加された帯電ローラ15Yによって一様帯電せしめられた感光体ドラム11Yの表面に、上記光書込ユニット2で変調及び偏向されたレーザ光が走査されながら照射されると、ドラム表面に静電潜像が形成される。
現像装置20Yは、現像ケース21Yの開口から一部露出させるように配設された現像ローラ22Y、第1搬送スクリュー23Y、第2搬送スクリュー24Y、現像ドクタ25Y、トナー濃度センサ(Tセンサ)26Y、粉体ポンプ27Y等を備えている。また現像剤カートリッジ40Yには補給用の新規現像剤が入っている。
現像ケース21Yには、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとを含む現像剤が内包されている。この現像剤は上記第1搬送スクリュー23Y、第2搬送スクリュー24Yによって撹拌搬送されながら摩擦帯電せしめられた後、現像剤担持体としての現像ローラ22Yの表面に担持される。そして、上記現像ドクタ25Yによってその層厚が規制されてから感光体ドラム11Yと対向する現像領域に搬送され、ここで感光体ドラム11Y上の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体ドラム11Y上にYトナー像が形成される。現像によってYトナーを消費した現像剤は、現像ローラ22Yの回転に伴って現像ケース21Y内に戻される。
上記第1搬送スクリュー23Yと、上記第2搬送スクリュー24Yとの間には仕切り壁28Yが設けられている。これにより、現像ローラ22Y、第1搬送スクリュー23Y等を収容する第1供給部29Yと、第2搬送スクリュー24Yを収容する第2供給部30Yとが上記現像ケース21Y内で分かれている。
上記感光体ドラム11Y上で現像されたYトナー像は、後述の転写搬送ベルト60によって搬送される転写紙に転写される。
上記第1搬送スクリュー23Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部29Y内の現像剤を現像ローラ22Yの表面に沿って図中手前側から奥側へと搬送しながら現像ローラ22Yに供給する。
図3は現像装置20Yを示す縦断面図である。図示のように、上記仕切り壁28Yは、第1供給部29Yと第2供給部30Yとを各搬送スクリューの両端付近でそれぞれ連通させる2つの開口部を備えている。
上記第1搬送スクリュー23Yによって第1供給部29Yの端部付近まで搬送された現像剤は、仕切り壁28Yに設けられた一方の上記開口部を通って第2供給部30Y内に進入するが、現像剤の嵩が所定量以上になると攪拌スクリュー端部の敷居を乗り越えて、現像剤排出口B1へと誘導され、図示しない廃剤ボトルに回収される。
上記第2供給部30Y内において、第2搬送スクリュー24Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部29Yから進入してきた現像剤を第1搬送スクリュー23Yとは逆方向に搬送する。第2搬送スクリュー24Yによって第2供給部30Yの端部付近まで搬送された現像剤は、仕切り壁28Yに設けられたもう一方の上記開口部を通って第1供給部29Y内に戻る。
透磁率センサからなる上記Tセンサ26Yは、第2供給部30Yの端部付近の底壁に設けられ、その上を通過する現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。現像剤の透磁率は、現像剤のトナー濃度とある程度の相関を示すため、Tセンサ26YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は図4の制御部に送られる。
上記制御部は、RAMを備えており、この中にTセンサ26Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefや、他の現像装置に搭載されたTセンサ26M、26C、26Kからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータを格納している。現像装置20Yについては、Tセンサ26Yからの出力電圧の値とY用Vtrefを比較し、トナーカートリッジ9Yに連結する上記粉体ポンプ27Yを比較結果に応じた時間だけ駆動させて、Yトナーカートリッジ内のYトナーを第2供給部30Y内に補給させる。このように粉体ポンプ27Yの駆動が制御(トナー補給制御)されることで、現像によってYトナーを消費してYトナー濃度を低下させた現像剤に図3のトナー補給口A1を通って第2供給部30Y内に適量のYトナーが補給され、第1供給部29Yに供給される現像剤のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。他の現像装置20M、20C、20Kについても、同様のトナー補給制御が実施される。
また図2及び図5に示す現像剤カートリッジ40YはNEW現像剤が入っており、その総量は現像ケース21Yに初期入っている量と、略同量のNEW現像剤が入っている。このNEW現像剤は、後述する方法によって補給量が求められ、所定のタイミングで図3におけるNEW現像剤補給口A2より第2供給部30Y内に補給させる。
また、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kは、これの下方に配設された転写ユニット6の転写搬送ベルトに接触して転写位置としての転写ニップを形成している。
図6は、上記転写ユニット6の概略構成を示す拡大図である。この転写ユニット6で使用される転写搬送ベルト60は、体積抵抗率が10〜1011Ωcmである高抵抗の無端状単層ベルトであり、その材質にはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)が用いられている。無端移動体としての転写搬送ベルト60は、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに接触対向する各転写位置を通過するように、接地された4つの支持ローラ61に掛け回されている。
これらの支持ローラ61のうち、図中最も右側のものには、電源62aから所定電圧が印加された静電吸着ローラ62が対向するように配置されている。これら支持ローラ61、静電吸着ローラ62の間には、上記レジストローラ対5によって転写紙100が送られて転写搬送ベルト60上に静電吸着される。
図中最も左側の支持ローラ61は、図示しない駆動手段によって回転して転写搬送ベルト60を摩擦駆動する駆動ローラとなっている。
図中下側の2つの支持ローラ61間に位置する転写搬送ベルト60部分の外周面には、電源63aから所定のクリーニングバイアスが印加されたバイアスローラ63が接触するように配置されている。
各転写ニップの下方には、転写搬送ベルト60の裏面に接触する転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kが設けされている。これら転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kは、マイラ製の固定ブラシによって構成されており、各転写バイアス電源49Y、49M、49C、49Kから転写バイアスが印加される。この転写バイアス印加部材によって印加された転写バイアスにより、転写搬送ベルト60に転写電荷が付与され、各転写位置において転写搬送ベルト60と感光体ドラム表面との間に所定強度の転写電界が形成される。
図7は、上記転写ユニット6の転写圧調整手段を示す模式図である。図において、各転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kは一つの支持台66によってそれぞれ回転可能に支持され、更にこの支持台66は2つのソレノイド67、68によって支持されている。これら2つのソレノイド67、68の駆動により、各転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kが上下移動して、各転写位置における感光体ドラム11と転写搬送ベルト60との接触圧(ニップ圧)が調整されるようになっている。各色トナー像の重ね合わせ転写の際には、この接触圧が所定の値になるように、転写搬送ベルト60が感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに押圧される。
先に示した図1中の一点鎖線は、転写紙の搬送経路を示している。給紙カセット3、4から給送された図示しない転写紙は、図示しない搬送ガイドにガイドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対5が設けられている一時停止位置に送られる。このレジストローラ対5によって所定のタイミングで送出された転写紙は、上記転写搬送ベルト60に担持され、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kに接触し得る各転写ニップを通過する。
各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上で現像された各トナー像は、それぞれ各転写ニップで転写紙に重ね合わされ、上記転写電界やニップ圧の作用を受けて転写紙上に転写される。この重ね合わせの転写により、転写紙上にはフルカラートナー像が形成される。
図2において、トナー像が転写された後の感光体ドラム11Yの表面は、ブラシローラ12Yで所定量の潤滑剤が塗布された後、カウンタブレード13Yでクリーニングされる。そして、除電ランプ14Yから照射された光によって除電され、次の静電潜像の形成に備えられる。
一方、フルカラートナー像が形成された転写紙100は、加熱ローラを備える上記定着ユニット7(図1参照)内でこのフルカラートナー像が定着された後、排紙トレイ8上に排出される。なお、この定着ユニット7は、加熱ローラの温度を検知する図示しない温度センサを備えている。
図4は、本レーザプリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。図において制御部150は、それぞれ電気的に接続されたトナー像形成部1Y、1M、1C、1K、光書込ユニット2、給紙カセット3、4、レジストローラ対5、転写ユニット6、反射型フォトセンサ69、Tセンサ(トナー濃度センサ)26(Y、M、C、K)などを制御する。また、この制御部150は、演算処理を実施するCPU150aと、データを記憶するRAM150bとを備えている。
上記RAM150bには、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kに対応するY用現像バイアス値、M用現像バイアス値、C用現像バイアス値、K用現像バイアス値のデータと、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位のデータとが格納されている。
プリントアウトプロセスにおいて、上記制御部150は、上記帯電ローラ15Y、15M、15C、15Kに、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位の帯電バイアスを供給させるような制御を実施する。この制御により、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kが、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位に一様帯電せしめられる。また、制御部150は、上記現像ローラ22Y、22M、22C、22Kに、Y用現像バイアス値、M用現像バイアス値、C用現像バイアス値、K用現像バイアス値のバイアスを供給させるような制御を実施する。
図示しない主電源が投入された直後に60℃以下の加熱ローラ温度を検知したときや、所定枚数以上のプリントアウトが実施されると、上記制御部150は各トナー像形成部1の作像性能を試験する。これらのしきい値はサービスマンやユーザーがPC(パーソナルコンピュータ)上のプリンタドライバやプリンタが持つ表示及び設定が可能な操作部上で設定可能なようになっている。但しその設定範囲は予め決められた範囲内しか設定できないようになっている。各種制御の実行条件については表1に示す。
Figure 0004708252
具体的には、まず、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kを回転させながら帯電せしめる。この帯電における電位ついては、プリントアウトプロセスにおける一様なドラム帯電電位とは異なり、値をマイナス極性側に徐々に大きくしていく。そして、上記レーザ光の走査によって基準パターン像用の静電潜像を感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに形成せしめながら、現像装置20Y、20M、20C、20Kによって現像させる。この現像により、感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上に基準パターン像Py、基準パターン像Pm、基準パターン像Pc、基準パターン像Pkが形成される。なお、現像の際、制御部150は、現像ローラ22Y、22M、22C、22Kに印加される現像バイアスの値もマイナス極性側に徐々に大きくしていくように制御する。また、上記主電源が投入された直後であっても、60℃を超える加熱ローラ温度を検知したときには、作像性能を試験しない。よって、上記主電源のOFFからONまでの時間が数分〜数十分と比較的短い場合には試験を省略し、過剰に試験によってユーザーを無駄に待機させたり、電力やトナーを無駄に消費したりといった事態を解消することができる。
図8は、基準パターン像P(Py、Pm、Pc、Pk)を示す模式図である。図において、基準パターン像Pは、互いに間隔L4をおいて並ぶ5個の基準像101で構成されている。本レーザプリンタにおいて、基準トナー像としての各基準像101は、縦15mm×横(L3)20mmの大きさで、L4=10mmの間隙を介して形成される。よって、転写搬送ベルト60上の基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkの長さL2は、それぞれ140mmとなる。基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkは、プリントプロセス時に形成される各色のトナー像とは異なり、上記転写搬送ベルト60上に重なり合わずに並ぶように転写される。このような転写により、転写搬送ベルト60上には各色の基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkによって構成される1つのパターンブロックPBが形成される。
図9は、感光体ドラム11の設置ピッチを示す模式図である。図示のように、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kは、それぞれL1のピッチで等間隔に配設されている。本レーザプリンタでは、L1=200mmに設定されている。上述のように、基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkの長さL2はそれぞれ140mmであり、感光体ドラム11の設置ピッチL1よりも短い。このため、基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkは、それぞれの端部を互いに重ね合わせないように独立して転写されることが可能になる。
図10は、転写搬送ベルト60上に形成される上記パターンブロックを示す模式図である。転写搬送ベルト60上には、4つの基準パターンPk、Pc、Pm、PyからなるパターンブロックPBが2つ形成される。具体的には、基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1から構成されるパターンブロックPB1と、基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2から構成されるパターンブロックPB2とが形成される。
パターンブロックPB1、PB2は次のようにして形成される。即ち、上記制御部150は、1つ目のパターンブロックPB1内の基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1が転写搬送ベルト60に転写され終わった時点から、最も上流側の基準パターンPy1が最も下流側の感光体ドラム11Kの転写ニップを通過し終わるまでの間において、上記転写ユニット6のソレノイド67、68(図7参照)を駆動して上記転写圧を所定のレベル(離間を含む)まで減圧せしめる。この減圧により、基準パターン像Pc1、Pm1、Py1は、それぞれ下流側の転写ニップにおける感光体ドラム11への逆転写が抑えられながら、転写搬送ベルト60とともに移動する。このため、パターンブロックPB1内における基準パターン像Pc1、Pm1、Py1は、それぞれ感光体ドラム11への逆転写が抑えられた状態の濃度パターンとなる。
また、上記制御部150は、所定のタイミングを見計らって2つ目のパターンブロックPB2の各基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2を感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに形成せしめる。この所定のタイミングとは、具体的には、1つ目のパターンブロックPB1の後端(基準パターン像Py1)が最も下流側の感光体ドラム11Kの転写ニップを通過して更に所定量だけ移動した時点から、パターンブロックPB2の基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2が転写搬送ベルト60上に転写され始め得るタイミングである。
また、上記制御部150は、1つ目のパターンブロックPB1の後端(基準パターン像Py1)が最も下流側の感光体ドラム11Kの転写ニップを通過してから、2つ目のパターンブロックPB2の各基準パターン像Pが転写搬送ベルト60に転写され始めるまでの間に、上記ソレノイド67、68を駆動して上記転写圧をもとの値まで加圧せしめる。この加圧により、パターンブロックPB2用の各基準パターン像Pの良好な転写が可能になる。
更に、上記制御部150は、2つ目のパターンブロックPB2についても、1つ目のパターンブロックPB1と同様に、感光体ドラム11への逆転写を抑え得るように、上記ソレノイド67、68の駆動を制御する。
パターンブロックPB1、PB2にはそれぞれ4つの基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkが含まれ、更に、これら基準パターン像にはそれぞれ5個の基準像101が含まれるため、各色(Y、M、C、K)について、それぞれ5×2=10個の基準像101が形成されることになる。
各色において、これら10個の基準像101は、次の表2に示される作像条件で感光体ドラム11上に形成される。なお、上記レーザ光の強度については、ドラム帯電電位にかかわらず、基準像101用の静電潜像を例えば−20Vまで減衰せしめ得るような強度とする。
Figure 0004708252
表2において、(1)乃至(10)は、パターンブロックPB1の先端からパターンブロックPB2の後端にかけて、1番目乃至10番目に形成される基準像101を示している。よって、(1)乃至(5)の基準像101はパターンブロックPB1内に存在し、(6)乃至(10)の基準像101はパターンブロックPB2内に存在している。
表2に示すように、本レーザプリンタは、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kにおいて、それぞれドラム帯電電位と現像バイアスとをそれぞれ徐々に低い値に切り換えながら(1)乃至(10)の基準像101を形成する。これら10個の基準像101は、後に形成されるものほど、高い現像ポテンシャル(静電潜像の電位と現像バイアスとの差)で現像されるため、画像濃度が高くなる。
表2に示した各現像バイアス値と、(1)乃至(10)の基準像101の画像濃度との関係は、例えば図11に示すグラフのようになる。即ち、現像バイアス値と画像濃度(単位面積当たりのトナー付着量)とには正の相関があり、図示のような直線グラフが得られる。この直線グラフを示す関数(y=ax+b)を用いれば、所望の画像濃度(トナー付着量)が得られる現像バイアス値を演算することができる。
図12は、上記転写搬送ベルト60を上記反射型フォトセンサ69とともに示す斜視図である。図示のように、本レーザプリンタは、2つの反射型フォトセンサ69a、69bを備えている。2つのパターンブロックPB1、PB2は、それぞれ、転写搬送ベルト60の図中手前側の端部付近に形成され、反射型フォトセンサ69aによって検知される。この端部付近は、先に示した図3の現像装置20Yの領域R2に相当する部分である。図3において、幅W2は図示しない転写紙の幅に相当する部分であり、この領域R2は幅W2よりも第1供給部29Yの現像剤搬送方向上流側にある。通常のプリントアウトプロセス時において、現像ローラ22Y上の領域R2内に存在する現像剤が現像に寄与することはなく、現像ローラ22Y上や第1供給部29Yの領域R2内に存在する現像剤は、上記トナー補給制御によって所定範囲内に維持されたトナー濃度となる。よって、プリントアウトプロセス時にベタ図柄画像や写真画像などの高画像面積率のYトナー像が連続現像された直後であっても、基準パターン像Pyは正規のトナー濃度の現像剤によって現像される。なお、他の基準パターン像Pm、Pc、Pkも、同様の理由により、正規のトナー濃度の現像剤によって現像される。なお、反射型フォトセンサ69bの役割については後述する。
次に、本レーザプリンタの特徴的な構成について説明する。
図13は、反射型フォトセンサ69a、69bと、その周辺の構成とを示す側面図である。図において、転写搬送ベルト60の裏面には、ステンレス等の母材の表面にNiメッキやCrメッキなどが施された反射部材70が当接している。この反射部材70は、図中一点鎖線で示す移動軌跡で移動しようとする転写搬送ベルト60の裏面を例えば1〜2mmの付勢距離Kで付勢しながら転写搬送ベルト60をバックアップする。反射部材70における転写搬送ベルト60との当接面は平面状に形成され、且つ鏡面仕上げ加工が施されて光を良好に反射させるようになっている。本レーザプリンタにおける光透過性検知手段は、これら反射型フォトセンサ69a、69bと、反射部材70とによって構成されている。
このように転写搬送ベルト60をバックアップする反射部材70には、転写搬送ベルト60を介して反射型フォトセンサ69a、69bが対向している。反射型フォトセンサ69a、69bの図示しない発光部から発せられた光は、転写搬送ベルト60の乳白色や透明な光透過部を透過して反射部材70に至る。そして、この反射部材70の表面で反射して反射光となり、転写搬送ベルト60を再び透過して反射型フォトセンサ69a、69bの図示しない受光部に検知される。PVDFからなる転写搬送ベルト60は乳白色を呈しているが、発光部から発せられた光を一往復透過させても受光部に十分に検知させ得る程度の光透過性を有している。なお、十分な受光量が得られない場合には、透明材料を転写搬送ベルト60に使用すればよい。また、光の透過する部分だけに光透過性を発揮させるように転写搬送ベルト60を構成してもよい。
かかる構成においては、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kから移動体としての転写搬送ベルト60に転写された各基準像101を検知するために、各基準像101の反射光を検知するのではなく、転写搬送ベルト60における基準像部分の透過光を検知する。よって、各基準像101の反射光を検知することに起因して生ずる種々の不具合を解消することができる。
また、発光部からの光を光反射部材70によって反射させることで、透過光を検知するためのフォトセンサとしては受光部と発光部とを同一の筺体内に収容する反射型フォトセンサ69a、69bを用いることが可能になるため、両部を別々の筺体内に収容する透過型フォトセンサを用いることに起因して生ずるメンテナンス性やレイアウト自由度の悪化などといった不具合を解消することができる。
また、図示のように、反射部材70でのバックアップによって上下振動を抑えた転写搬送ベルト60部分(ベルト部分)の光透過性を反射型フォトセンサ69a、69bによって検知することで、上下振動によるセンサの誤検知を抑えることができる。
また、このよう上下振動が抑えられるベルト部分は、図示のように、張架ローラにバックアップされるベルト部分とは異なり、バックアップされる反射部材70の平面にならって平面形状になる。よって、転写搬送ベルト60の湾曲部分で基準像101を検知することに起因する誤検知を抑えることができる。更に、負圧発生手段を用いることなく転写搬送ベルト60の上下振動を抑えるので、負圧発生手段によるコストアップや騒音発生を解消することができる。
反射型フォトセンサ69a、69bの設置位置としては、図示のように、反射部材70の中心Oとの対向位置ではなく、反射部材70におけるベルト移動方向下流側の端部付近との対向位置が望ましい。この端部付近では、ベルト移動方向上流側の端部付近よりも転写搬送ベルト60の上下振動が抑えられるからである。
先に示した図10において、転写搬送ベルト60上に転写された各基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1は、ベルトの無端移動に伴って移動して反射型フォトセンサ69aに検知された後、転写ユニット6の上記バイアスローラ63(図2参照)との接触位置に進入し、ここでバイアスローラ63に静電的に転写されて除去される。なお、2つの反射型フォトセンサ69a、69bのうち、69aは1つ目のパターンブロックPB1の先端から後端にかけて、基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1内の各基準像101を次のような順序で検知する。即ち、基準パターン像Pk1の5個の基準像101、基準パターン像Pc1の5個の基準像101、基準パターン像Pm1の5個の基準像101、基準パターン像Py1の5個の基準像101という順序で検知する。そしてこの際、上記透過光量に応じた電圧信号を上記制御部150に順次出力する。上記制御部150は、反射型フォトセンサ69から順次送られてくるこの電圧信号に基づいて、各基準像101の画像濃度を順次演算してRAM150bに格納していく。
また、反射型フォトセンサ69aは、2つ目のパターンブロックPB2の先端から後端にかけて、基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2を構成する各基準像101からの反射光量を、パターンブロックPB1と同様の順序で検知する。制御部150は、1つ目のパターンブロックPB1のときと同様に、反射型フォトセンサ69から順次送られてくる電圧信号に基づいて、各基準像101の画像濃度を順次演算してRAM150bに格納していく。
上記制御部150は各色について、各現像バイアス値と、(1)乃至(10)の基準像101の画像濃度データとを用いて回帰分析を行い、図11に示したような直線グラフを示す関数(回帰式)を求める。そして、この関数に画像濃度の目標値を代入して適切な現像バイアス値を演算し、Y、M、C又はK用の補正現像バイアス値として上記RAM150bに格納する。
一方、上記RAM150bには、次の表3に示すような作像条件テーブルも格納されている。
Figure 0004708252
表3に示すように、上記作像条件テーブルでは、30通りの現像バイアス値と、これに適切なドラム帯電電位とが関連付けられている。
上記制御部150は、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kについて、それぞれ上記作像条件テーブルの中から、上記補正現像バイアス値に最も近い現像バイアス値を選び、これに関連付けられたドラム帯電電位を特定する。特定したドラム帯電電位については、Y、M、C又はK用の補正ドラム帯電電位としてRAM150bに格納する。そして、全ての補正現像バイアス値及び補正ドラム帯電電位をRAM150bに格納し終えると、Y用現像バイアス値、M用現像バイアス値、C用現像バイアス値、K用現像バイアス値のデータをそれぞれ対応する補正現像バイアス値と同等の値に補正して格納し直す。また、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位についても、それぞれ対応する補正ドラム帯電電位と同等の値に補正して格納し直す。このような補正により、プリントアウトプロセス時におけるトナー像形成手段1Y、1M、1C、1Kの作像条件が、それぞれ所望の画像濃度のトナー像を形成し得る条件に補正される。
先に示した図1において、上記光書込ユニット2は、Y、M、C、K用の光源から発せられたレーザ光を反射させて感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに導くための反射ミラーをそれぞれ個別に備えている。また、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kと平行になるように配設される反射ミラーを、それぞれ個別に傾けるための図示しないミラー傾斜手段も備えている。
次に位置ずれ補正制御について説明する。
上記制御部150は、位置ずれ補正制御を実施する。この位置ずれ補正制御では、転写搬送ベルト60上に、図14に示すような位置ずれ検知用の基準パターン像pP1、pP2が形成される。基準パターン像pP1は、転写搬送ベルト60における図中下側の端部付近に形成されて反射型フォトセンサ69aによって検知される。また、基準パターン像pP2は、転写搬送ベルト60における図中上側の端部付近に形成されて反射型フォトセンサ69bによって検知される。
基準パターン像pP1、pP2は、図15に示すように、それぞれベルト幅方向に真っ直ぐに延びる4つの基準像d101K、d101C、d101M、d101Yと、ベルト幅方向から45°傾いた基準像s101K、s101C、s101M、s101Yとを備えている。基準パターン像pP1、pP2内において、基準像d101K、d101C、d101M、d101Y、s101K、s101C、s101M、s101Yは距離dのピッチで形成され、基準パターン全体の長さはL3となっている。これら基準像のうち、基準像d101K、d101C、d101M、d101Yは、長さA、幅Wの大きさで形成される。また、基準像s101K、s101C、s101M、s101Yは、長さA√2、幅Wの大きさで形成される。更に、基準パターン像pP1の基準像d101K、d101C、d101M、d101Y、s101K、s101C、s101M、s101Yと、基準パターンpP2の基準像d101K、d101C、d101M、d101Y、s101K、s101C、s101M、s101Yとは、それぞれベルト幅方向で相対向するように形成される。
ここで、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに組み付け誤差による傾きが生じていたり、上記光書込ユニット2内におけるY、M、C、K用の反射ミラーにその長手方向の傾きが生じていたり、Y、M、C、K用のポリゴンミラーや光源の駆動タイミングが正規のタイミングからずれていたりといった事態が発生していないと仮定する。すると、図14に示したように、基準像101は、それぞれ互いに等間隔で平行な状態を維持するように形成される。このように形成された基準像101については、それぞれ両方の反射型フォトセンサ69a、69bがほぼ同時に検知する。また、図16に示すように、反射型フォトセンサ69aによる基準像d101K、d101C、d101M、d101Yの検知間隔t1a、t2a、t3aが等しくなる。これら検知間隔t1a、t2a、t3aとは、基準像d101Kを検知してから基準像d101Cを検知するまで、基準像d101Cを検知してから基準像d101Mを検知するまで、基準像d101Mを検知してからd基準像101Yを検知するまでの時間である。また、反射型フォトセンサ69bは、反射型フォトセンサ69aと同じタイミングで基準像d101K、d101C、d101M、d101Yを検知し、各検知間隔t1b、t2b、t3bが等しくなる。
しかしながら、例えば、感光体ドラム11Cに組み付け誤差による傾きが生じていたり、上記光書込ユニット2内におけるC用の反射ミラーにその長手方向の傾きが生じていたりすると、図17に示すように、互いに対向する2つの基準像d101Cにスキューによる位置ずれが生ずる。このようにスキューによる位置ずれが生ずると、反射型フォトセンサ69aが基準像d101Cを検知するタイミングと、反射型フォトセンサ69bが基準像d101Cを検知するタイミングとにタイムラグΔtが生ずる。スキュー角θについては、このタイムラグΔtと、転写搬送ベルト60の移動速度とに基づいて求めることができる。また、基準像d101Cではなく、他の基準像d101K、d101M、d101Yにスキューが生じた場合にも、同様にしてスキュー角θを求めることができる。
そこで、上記制御部150は、2つの基準トナー像pP1、pP2について、それぞれ基準像d101K、d101C、d101M、d101Yの検知タイミングをRAM150bに順次格納していき、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bをそれぞれ求める。そして、上記タイムラグΔtを生じた基準像についてはそのスキュー角θを演算し、演算結果に基づいて、対応する上記反射ミラーを上記ミラー傾斜手段によって傾けてスキューを抑える。
また、例えば、上記光書込ユニット2内におけるC用の光源の駆動タイミングが正規のタイミングからずれるなどすると、図18に示すように、基準像101Cに副走査方向へのレジストによる位置ずれが生ずる。このように位置ずれが生ずると、検知間隔t1a、t2a、t3aがそれぞれ異なった値になるとともに、検知間隔t1b、t2b、t3bもそれぞれ異なった値になる。但し、先に図17に示したように、スキューによる位置ずれが生じた場合にも、上記検知間隔t1a、t2a、t3aや検知間隔t1b、t2b、t3bがそれぞれ異なった値になる。そこで、制御部150は、それぞれスキューにより発生したタイムラグΔtに基づいて、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bを補正してスキューによる影響を取り除いた後、副走査方向へのレジストによる位置ずれ量を求める。そして、この位置ずれ量に基づいて、K、C、M、Y用の駆動タイミングなどを補正して、副走査方向へのレジストを抑える。
このようにして、スキュー及び副走査方向へのレジストによる位置ずれが補正されると、次に、2つの基準パターン像pP1、pP2における基準像s101K、s101C、s101M、s101Yに基づいて主走査方向へのレジストによる位置ずれが補正される。具体的には、主走査方向へのレジストずれが生じていなければ、先に説明したように、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bが全て等しくなる。
ところが、例えば、図19に示すように、基準パターン像pP2内(図中上側)の基準像s101Cに主走査方向へのレジストずれが生ずると、検知間隔t1b、t2b、t3bがそれぞれ異なった値になる。このとき、主走査方向における基準像s101Cの大きさが正規の大きさであれば(主走査方向における倍率が1倍)、図19に示すように、基準パターン像pP1内(図中下側)の基準像s101Cも同様にレジストして検知間隔t1a、t2a、t3aもそれぞれ異なった値になり、且つそれぞれ検知間隔t1b、t2b、t3bに同期する。一方、主走査方向における基準像s101Cの大きさが正規の大きさよりも大きくなると(主走査方向における倍率が1倍を超える)、例えば、基準パターン像pP2内の基準像s101Cがレジスト(主走査方向)するにもかかわらず、図20に示すように、基準パターン像pP1内の基準像s101Cはレジストしなかったり、レジスト量が少なくなったりする。
そこで、上記制御部150は、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bや、転写搬送ベルト60の移動速度に基づいて、2つの基準パターン像pP1、pP2内における基準像s101K、s101C、s101M、s101Yのレジストずれ(主走査方向)量や倍率(主走査方向)を演算する。そして、演算結果に基づいて、対応するポリゴンミラーの駆動タイミングを補正したり、対応する上記反射ミラーを上記ミラー傾斜手段によって傾けたりして、かかるレジストずれや倍率ずれを抑える。
このように、各色についてスキュー、副走査方向へのレジスト及び主走査方向へのレジストを抑えることで、プリントプロセス時に形成する上記フルカラートナー像の乱れを抑えることができる。
なお、副走査方向の倍率については、基準像d101K、d101C、d101M、d101Yを検知している時間によって補正される。
ここで、本発明の主要部分について説明する。
実施例1の画像形成装置において、Yを例に取ると、NEW現像剤カートリッジ40Yから、現像ケース21YへのNEW現像剤の補給は、現像装置20Yの駆動時間によって、所定の補給時間が設定されている。本実施例においては標準条件として10分の駆動で2gの現像剤を補給するようになっている。補給タイミングとしては図示しない本体のタイマーが現像装置20Yの駆動が5分に達した時点でNEW現像剤の補給量を算出し、算出後最初の同色の画像形成時に、NEW現像剤を補給する。
図21に、現像駆動時間とNEW現像補給時間の関係を示す。図に示すようにNEW剤の標準補給条件に対して、現像装置20Y内の現像剤の劣化が進んでいると判断するとNEW現像剤の補給量を増やして、劣化剤が、図5に示すように現像装置20Yから排出され、現像剤の劣化の進行を緩めるように働く。
また逆に狙いよりも現像剤の劣化が進んでいないと判断されれば、NEW現像剤の補給量を減らして、現像装置20Y内の現像剤の寿命を延ばすようにしている。
図22は、横軸に画像面積率(%)、縦軸に現像γ(mg/cm/kV)をとったものである。実験方法は、標準線速モード(138mm/sec)において、トナー濃度を一定に保ったまま、画像面積率ごとに200枚連続印刷を行うというものである。図22から、同じトナー濃度でも、一定期間内のトナー入換え量が多い(画像面積率が高い)ほど現像γが高くなっている。これはNEWトナーとキャリアの接触確率が増えて、キャリア表面にトナーの添加剤、母体成分がスペントし、帯電能力が低下するためであると考えられる。
図22は、画像面積率が基準値:5%を超えて高くなるに従って、現像γは高くなる(キャリアの表面汚染による劣化)傾向があることを示している。また3%未満になると急激に現像γが低くなる。これは、現像装置内に存在するトナー表面の添加剤が埋没したり、キャリアの帯電制御剤が削れて劣化し、帯電量が制御できずに上昇し、現像γが低下する。また場合によっては逆帯電キャリアやトナーが発生し、異常画像を発生させる要因でもある。
このように低画像面積ではトナーの入れ替えが行われないため、キャリアの劣化とトナーの劣化の両方が起因して、現像γや画質(ぼそつき)に影響を与える。
劣化度の算出方法については以下の通りである。まず現像装置が初めて使用された時、図23のフローに従い、S2で現像装置内の現像剤が新品であるか確認する。これは現像装置に設置している図示しないIDチップによって判断される。ここで現像剤が初期剤であると判断されると、初期の定められたトナー濃度、7wt%で現像装置を駆動し、そのときのTセンサ出力が3VになるようにTセンサのコントロール電圧が調整される。通常画像形成時は、Tセンサ制御目標値(Vt_ref)を3Vとし、Tセンサ出力が常に3Vになるようにトナー補給制御がなされる。
続いてS4では、先に示したセルフチェックの動作と同様にパターンを形成し図11の用に近似直線によって現像γ=a、及びy=0の時のxを求めてVkとする。ここで求められた現像γ、及びVkは、基準現像γ、Vkとしてメモリし表4のテーブルが作成される。
Figure 0004708252
以後通常の画像形成が行われるが、最初は標準条件として、5分の駆動積算で1gの現像剤が補給される。補給後は現像カウンタはリセットされ再度カウントがスタートする。
仮に初期現像γが1.5、初期Vkが−10であると仮定して動作を説明する。
所定のタイミングで先述のセルフチェックが開始されると、それまでに形成された画像面積率の平均値を求め、検知された現像γ、Vkによって表4を参照し、画像面積率平均が3wt%、現像γが1.6、Vkが−13であるとすると、表4に基づき、画像面積率平均による補正係数は0.9となり、現像γによる補正は、初期現像γとの差分が+0.1mg/cm/kVとなり、補正係数は0.9となる。また、Vkによる補正は初期Vk−3Vとなり、補正量係数は1となる。ここで補正されたNEW現像剤の補給量算出は次式で行われる。

NEW現像剤の補給量=1[g]×0.9×0.9×1.0=0.81
(ここで1gは標準のNEW現像剤補給量)
従って以降セルフチェックが行われるまでは、5分の現像駆動に対して0.81gのNEW現像剤の補給が行われる。
本実施例では5分毎にNEW現像剤の補給を行っているが、これに限定されるものではなく、画質の安定化や現像剤の補給量の安定化等の見地から、適切なタイミングに変更しても構わない。
なお、画像面積率[%]の平均を算出するにあたり、画像面積率[%]を印刷一枚毎に算出する。本補正を実行するに際、画像面積率[%]はある時点から(例えば、電位制御を行った時点をゼロとして、その時点から全平均する等)の全平均でもよいが、より好ましくは移動平均を用いてもよい。この、移動平均を用いることにより、現時点に近い現像剤特性を知るのに適した、過去のトナー入換え履歴を知ることができる。
この移動平均は、単純に過去数枚毎の平均としてもよいが、本実施例では、簡単のため下記の式(1)に従って算出することとする。このような算出式を用いることにより、過去数枚から数十枚の画像面積率をNV−RAMに保存する必要がなくなるため、非常に有効である。

M(i)=(1/N)(M(i−1)×(N−1)+X(i))・・・・ (1)
ここで、M(i)は画像面積率移動平均の現在値、M(i−1)は画像面積率移動平均の前回値、Nは累積枚数である。また、X(i)は、今回の画像面積率[%]である。なお、M(i)、X(i)は色ごとに個別に算出する。本実施例のように、前回までの画像面積率の移動平均を用いて、移動平均現在値を求めることによりNV−RAMの使用領域を大幅に減少させることができる。また累積枚数を変更することにより、制御のレスポンスを変更することが可能であり。たとえば環境変動や経時において値を変更するとより効果的に制御することができる。
次に実施例2の画像形成装置においては、実施例1低画像面積が続いた場合の処理が異なり、表5に示すようにセルフチェック時にそれまでの画像面積率の平均が例えば3%であった場合に、A4べた5枚の強制消費を行う。強制消費によって消費されたトナーはトナー補給制御によってトナー濃度を維持するように補給が自動的に行われ、トナーの入れ替えが行われることとなる。
このように、極端に低画像面積の作像が続くとキャリアの劣化とともに、トナーの添加剤も埋没し、画像が劣化するという不具合を起こす。そこで、所定の消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均値が3%以下の場合は非画像部にトナー像を形成し、強制的にトナーを入れ替える事で、トナーの劣化が抑制されると共に、現像剤の流動性悪化を抑制するため、キャリアの劣化も抑制する効果が得られる。
Figure 0004708252
次に実施例3の画像形成装置においては、図24に示すように実施例1とS4までは同じである。S5では現像γが狙い±0.05(ここでは狙い中心現像γ=1.5とする)であるか判断する。もし狙いから外れていた場合、S6でトナー濃度調整を行い、例えば現像γが狙いよりも低ければトナー補給をして、また狙いよりも高ければトナー消費をして、狙いの現像γに調整する。またVkは任意の値に調整する事は困難であるため、この時の値を初期値としてメモリしておく。
次にS7では調整された現像γを基準トナー濃度として設定し、その時のTセンサ出力VtをTセンサ制御目標値(Vt)に代入する。
狙いの現像γを1.5とした場合、表4の初期現像γに1.5を代入した表6に基づいて制御が行われる。
Vkに関しては、初期値としてメモリした値を使用して表4に従って制御を行う。
Figure 0004708252
このように、現像装置内の現像剤が初期剤の時のトナー付着量検知手段の検知結果を基準として補正量を決定する為に、現像装置個々のばらつき(例えば感光体〜現像Gap、現像ドクター〜現像スリーブGapのばらつき)が考慮され、補正量過多、補正不足といったことがなくなる。これは所定の現像γを狙いとしても、現像装置によってばらつきができ、同じ現像剤に対して異なる現像γを示す事があるためである。これを防止するためには現像装置の機械ばらつきを最小限にする必要があるが、本発明により、そのばらつきが緩和され、調整にかかる時間や、高精度に調整するための機械構成が不要となり、コストダウンにつながる。
さらに、機械ばらつきによる初期剤でのトナー付着量の違いを、トナー濃度によって調整する事でばらつきが吸収され、同じトナー付着量を狙いとした現像剤もしくはキャリアの補給量補正が可能となる。また現像能力のばらつきが少なくなるため、電位制御の用いる作像条件がテーブルの中心付近となるために、経時で現像能力が変動した時に電位制御で吸収できる範囲が全体に広がり、画像濃度が安定し長寿命の画像形成装置を提供することができる。
実施例4の画像形成装置においては、NEW現像剤のカートリッジ40内にキャリアのみが入っている。
キャリアの補給方法は基本的に実施例1,2と同様であるが、キャリアのみを補給すると部分的にTCが低くなってしまうため、本実施例では、キャリア補給時に狙いのトナー濃度になるように以下の式に基づいてトナーも一緒に補給を行う。狙いのトナー濃度は設定されているトナー濃度制御目標値から求める。

トナー補給量=狙いのトナー濃度/100×NEWキャリアの補給量
従って例えばキャリアの補給量が5g、狙いのトナー濃度が7wt%であった場合、トナー補給量=7/100×5=0.35gとなる。
このように、現像剤としてキャリアとトナーを供給することがでるため、長期間の補給容器内での放置による帯電量の低下やトナースペントを起こすことがなく、キャリアが他色と共通の場合、同じカートリッジからキャリアを供給することができ、補充の手間が削減できる。またキャリア補給時にトナー濃度が下がらないようにトナーも併せて補給することによって、キャリア補給による画像濃度変動を防止することができる。
以上の実施例においては、セルフチェック間の画像面積率平均を用いて劣化度を判定しているが、これに限定されるものでは無く、トナーの消費あるいは補給履歴の平均値に変わるものであればどうようの効果が得られる。また履歴を取る間隔もセルフチェック間に限定するものでは無く、20枚おき等、システムの変動に合わせて変更して構わない。
画像面積率の履歴のみによって劣化度を算出しても良いが、本実施例のように、現像駆動時間や現像γによる劣化度の検知と併用することにより一層の効果が得られる。
本発明に用いる現像剤としてのキャリア粒子とトナーについて説明する。
キャリア粒子の芯材としては、銅亜鉛フェライト、マンガンを主成分とするフェライト等があげられ、具体的には、マンガンフェライト、マンガンマグネシウムフェライトなどがある。ビスマス(Bi)やジルコン(Zr)に代表される抵抗調整剤を加えたり、焼成工程とその後工程における温度、時間、雰囲気等の条件を適宜調整することで、高磁化で高抵抗の芯材が得られる。さらに、この強磁性体の粒子をアクリル系、ポリエステル系、シリコーン系、フッ素系等の樹脂で被覆してもよい。これらの樹脂は、キャリア粒子の電気抵抗、トナーとの帯電性を考慮して適宜選択することができる。また、このようなキャリア粒子の特性を調整するために、カーボンブラック、酸化アルミ、酸化チタン等の導電性物質、荷電制御剤等を樹脂に添加してもよい。この他、上記の樹脂中に磁性体粒子を分散させたものであってもよい。
キャリア粒子の重量平均粒径は、25〜45μmの小粒径であることが好ましい。重量平均粒径を45μm以下にすることで磁気ブラシを緻密にすることができ、階調性やベタ均一性の向上が図れる。一方、25μm未満では、キャリア付着を起こすため好ましくない。
また、キャリア粒子の1kOeにおける磁化の強さは、60〜80emu/gであることが好ましい。特に、上記のようにキャリア粒子を小粒径化した場合は、磁化が小さくなり、キャリア付着等を引き起こす原因になるため、60emu/g以上とする。また、磁化の強さが80emu/gを超えると、キャリア粒子に樹脂による表面被覆を施しても、形成される画像の画質は劣化するため好ましくない。なお、磁化の強さは芯材に添加する添加剤の種類、及び量で調整することができる。
トナーとしては、少なくとも熱可塑性の樹脂とカーボンブラック、銅フタロシアニン系、キナクリドン系、ビスアゾ系等の顔料を含んで構成されるものを用いる。樹脂としては、スチレン−アクリル系、ポリエステル系の樹脂が好ましい。この他に、定着助剤としてポリプロピレン等のワックス、トナー帯電量を制御するための含合金染料を内添することができる。さらに、表面処理したシリカ、アルミナ、酸化チタン等の酸化物、窒化物、炭化物等を外添してもよい。さらに、脂肪酸金属塩、樹脂微粒子等を併せて外添してもよい。
トナーの体積平均粒径は、高画質高精細の画像を得るために小粒径であることが好ましく、具体的には3〜8μmが好ましい。体積平均粒径が上記範囲より小さい場合、二成分現像剤では現像装置における長期の攪拌においてキャリア粒子の表面にトナーが融着し、キャリア粒子の帯電能力を低下させるため好ましくない。また、体積平均粒径が上記範囲よりも大きい場合には、高画質で高精細の画像を得ることが難しくなるため好ましくない。
現像剤中のトナー濃度は、3〜15wt%が好ましい。トナー濃度が低すぎると磁気ブラシによる現像スリーブから感光体表面への導通により、ハーフトーン画像にボソツキと呼ばれる異常画像が発生する。また、トナー濃度を3wt%以上とすることで、十分な画像濃度を得ることができる。一方、トナー濃度が15wt%を超えると画像に地肌カブリ等が生じ、高画質が得られなくなるため好ましくない。
クリーニング装置30にはクリーニングブレード31が具備されており、ブレード31の先端部は、感光体ドラム2A〜2D上に残留したトナーを除去するために感光体ドラム2A〜2D表面に対し、最適な角度及び接触圧にて接触している。また、クリーニングブレード31の上流にはブラシローラ32が具備されており、矢印B方向に、感光体の線速に対して×1.1倍で回転し、転写残トナーが感光体ドラム2A〜2Dからクリーニングブレード31に掻き取られやすくしている。
感光体ドラム2A〜2Dは、アルミニウムからなる導電性基体上に下引き層(UL)を形成し、さらにその上に電荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)、表面保護層の順に塗工されたものである。この表面保護層は、高硬度粒子の微粉末、例えば金属酸化物の微粉末としてアルミナが分散されており、他にも炭化ケイ素、酸化クロム、窒化ケイ素、酸化チタン、α−酸化鉄、酸化ケイ素、炭化カルシウム、酸化亜鉛、α−Fe、タルク、カオリン、硫酸カルシウム、窒化ホウ素、フッ化亜鉛、二酸化モリブデン、炭酸カルシウム、Si(OH)・nHO、クレー、炭化ホウ素、酸化セリウム等が使用できる。また、ベンゾグアナミン系樹脂、メラミン系樹脂等の有機粉末や、各種合金等を使用することもできる。そして、その微粉末粒子の硬度は、モース硬度5以上とされ、平均粒径は1μm以下となっている。
各感光体ドラム2A〜2Dは同一の構成を有し、感光体ドラム2Aはマゼンタ色に対応する画像を形成し、感光体ドラム2Bはシアン色に対応する画像を形成し、感光体ドラム2Cはイエロー色に対応する画像を形成し、感光体ドラム2Dはブラック色に対応する画像を形成するもので、それらを転写紙の搬送方向に間隔を置いて配置してある。また現像装置4A〜4Dも同一の構成を有し、感光体ドラム2A〜2Dと近接または摺接する現像ローラ9と2本の平行な撹拌搬送スクリュー10A、10Bを備え、使用するトナーの色のみが異なる。現像装置4Aはマゼンタ、現像装置4Bはシアン、現像装置4Cはイエロー、そして現像装置4Dはブラックのようにそれぞれ異なる色のトナーを使用するようになっている。
以上、本発明によって、劣化に対して適切なキャリアを供給することができる為、画像品質を落すことなく、サービスマンの手を煩わす事無く現像装置の寿命を延ばすことができる。
また、画像面積率が高い画像面積が高いとキャリアの回りにトナーが膜を形成し、トナーに対して十分な帯電を行うことができないが、現像剤もしくはキャリアを入れ替えることによって、現像装置内の現像剤あるいはキャリアの劣化が抑制される効果が得られる。さらに、画像面積が極端に低いと、キャリアのコート層が損傷を受けて正常な帯電をトナーに与えることができなくなり、画像に不具合を発生させたり、キャリア付着を引き起こしたりするが、画像面積率が極端に低い場合にキャリアを補給することによって、これらを防止することができる。
本実施形態に係るレーザプリンタの概略構成図である。 トナー像形成部の概略構成を示す拡大図である。 現像装置を示す縦断面図である。 本レーザプリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。 現像剤のフローを示す図である。 転写ユニットの概略構成を示す拡大図である。 転写ユニットの転写圧調整手段を示す模式図である。 基準パターン像P(Py、Pm、Pc、Pk)を示す模式図である。 感光体ドラムの設置ピッチを示す模式図である。 転写搬送ベルト上に形成されるパターンブロックを示す模式図である。 基準像と画像濃度との関係を示すグラフである。 転写搬送ベルトを反射型フォトセンサとともに示す斜視図である。 反射型フォトセンサとその周辺の構成とを示す側面図である。 位置ずれ検知用の基準パターン像を示す図である。 ベルト幅方向に真っ直ぐに延びる基準像とベルト幅方向から45°傾いた基準像を備えている基準パターン像を示す図である。 反射型フォトセンサによる基準像の検知間隔が等しい基準パターン像を示す図である。 互いに対向する2つの基準像にスキューによる位置ずれが生じた基準パターン像を示す図である。 基準像に副走査方向へのレジストによる位置ずれが生じた基準パターン像を示す図である。 基準パターン像内(図中上側)の基準像に主走査方向へのレジストずれが生じた基準パターン像を示す図である。 基準パターン像内の基準像がレジストしなかったり、レジスト量が少なくなったりする基準パターン像を示す図である。 現像駆動時間とNEW現像補給時間の関係を示す図である。 画像面積率(%)と現像γ(mg/cm/kV)の関係を示す図である。 劣化度の算出方法のフローチャートである。 劣化度の算出方法のフローチャートである。
符号の説明
1Y、1M、1C、1K トナー像形成部
2 光書込ユニット
3 給紙カセット
4 給紙カセット
5 レジストローラ対
6 転写ユニット
7 定着ユニット
8 排紙トレイ
9 トナーカートリッジ
10 感光体ユニット
11Y、11M、11C、11K 感光体ドラム
12 ブラシローラ
13 カウンタブレード
14 除電ランプ
15 帯電ローラ
20 現像装置
21 現像ケース
22 現像ローラ
23 第1搬送スクリュー
24 第2搬送スクリュー
25 現像ドクタ
26 トナー濃度センサ(Tセンサ)
27 粉体ポンプ
28 仕切り壁
29 第1供給部
30 第2供給部
40 現像剤カートリッジ
49Y、49M、49C、49K 転写バイアス電源
51 トナー
52 劣化現像剤
53 NEW現像剤(キャリア)
54 現像剤
60 転写搬送ベルト
61 支持ローラ
62 静電吸着ローラ
62a 電源
63 バイアスローラ
63a 電源
65Y、65M、65C、65K 転写バイアス印加部材
66 支持台
67 ソレノイド
68 ソレノイド
69 反射型フォトセンサ
70 反射部材
100 転写紙
101 基準像
150 制御部
150a CPU
150b RAM
A1 トナー補給口
A2 NEW現像剤補給口
B1 現像剤排出口
P(Py、Pm、Pc、Pk) 基準パターン像

Claims (11)

  1. 画像が画像書込み手段によって潜像として形成される像担持体と、
    前記像担持体に形成されている静電潜像に対してトナーとキャリアとを含む二成分系現像剤を利用して可視化処理するための現像装置と、
    を具備する画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、
    前記現像装置内のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、
    前記現像装置に新規なトナーを補給するトナー補給手段と、
    少なくともキャリアが含まれる新規な補給用剤を補給する補給用剤補給手段と、
    前記現像装置内のトナーとキャリアの混合物である現像剤を現像装置外部に排出する現像剤排出手段と、
    前記現像装置内の現像剤の劣化状態を検知する現像剤劣化検知手段と、
    を有し、
    前記補給用剤の補給を前記現像装置の駆動時間に基づいて行い、
    前記現像剤劣化検知手段が、所定の潜像パターンに対して現像装置で現像したトナー付着量を検知するトナー付着量検知手段を有し、
    前記トナー付着量検知手段の検知結果に基づいて、前記補給用剤補給手段により補給する補給用剤の量を補正して補給する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記現像劣化検知手段が、消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均に相当する値を検知し、
    前記検知結果に応じて、補給する補給用剤の量を補正して補給する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置おいて、
    前記消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均に相当する値が、画像面積率の履歴平均値であり、
    所定の画像面積履歴値より高い場合は、補給用剤の補給量を増やす
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項に記載の画像形成装置において、
    記消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均に相当する値が、画像面積率の履歴平均値であり、
    前記画像面積率履歴平均が3%以下の場合は、画像面積率履歴平均5〜10wt%の場合に比較して補給用剤の補給量を増やす
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    記消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均に相当する値が、消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均値であり、
    所定の消費トナーあるいは補給トナーの履歴平均値が3%以下の場合は非画像部にトナー像を形成し、強制的にトナーを入れ替える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記現像剤劣化検知手段が、トナー濃度と電位に対するトナー付着量の傾きを示す現像γ特性に基づいて劣化を検知し、
    所定のトナー濃度に対して現像γが狙いより高い場合は、補給用剤の補給量を増やし
    現像γが低い場合は、補給用剤の補給量を増やす
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記現像剤劣化検知手段が、トナー濃度と電位に対するトナー付着量の傾きを示す現像γ特性に基づいて劣化を検知し、
    所定のトナー濃度に対して現像開始電圧Vkが狙いより低い場合は、補給用剤の補給量を増やし、
    現像開始電圧Vkが狙いより高い場合は、補給用剤の補給量を増やす
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6又は7に記載の画像形成装置において、
    前記トナー付着量検知手段の検知結果を、初期剤の時に測定したトナー付着量検知手段の検知結果を基準として比較し、
    その比較結果に基づいて補給用剤の補給量を補正する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項6乃至8のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記現像装置内の現像剤が初期剤の時のトナー付着量検知手段の検知結果に基づいて、狙いの検知結果になるようにトナー濃度を調整し、
    調整されたトナー濃度を基準トナー濃度として一定に維持する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項乃至9のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    現像剤もしくはキャリアの補充容器が、前記現像装置と一体となったカートリッジ形状になっている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項乃至10のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
    前記補給用剤が少なくともトナーとキャリアからなる
    ことを特徴とする画像形成装置。
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