JP4781064B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4781064B2
JP4781064B2 JP2005270253A JP2005270253A JP4781064B2 JP 4781064 B2 JP4781064 B2 JP 4781064B2 JP 2005270253 A JP2005270253 A JP 2005270253A JP 2005270253 A JP2005270253 A JP 2005270253A JP 4781064 B2 JP4781064 B2 JP 4781064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
image
developer
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005270253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007079440A (ja
Inventor
和歌子 村上
弘治 鈴木
繁和 榎木
泰 古市
真治 加藤
久美子 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005270253A priority Critical patent/JP4781064B2/ja
Publication of JP2007079440A publication Critical patent/JP2007079440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4781064B2 publication Critical patent/JP4781064B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

本発明は、電子写真方式の複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置及びこの画像形成装置に適用されるプロセスカートリッジに関する。
電子写真方式の画像形成装置、特に有彩色の画像を形成する画像形成装置においては、非磁性トナーと磁性キャリアを混合して現像剤として使用する二成分現像方式が広く利用されている。二成分現像方式は現在提案されている他の現像方式と比較して、画質が安定し、装置の耐久性に優れるなどの長所を有している。
ところで、トナー粒子は画像形成時に現像剤から除々に消費されるものであるのに対し、キャリア粒子は消費されるものではなく、繰り返し現像装置内を循環する過程で疲労し、劣化する。このため、一般に、画像形成装置のサービス時期に合わせて現像剤の交換が行われる。現像剤の交換時期は作像回数や現像装置の回転時間などを目安として通常、一律に決定される。しかし、画像面積率の大きい画像が多く出力された場合、画像面積率の小さい画像が多く出力された場合等によって、現像剤中のキャリアの劣化レベルが異なってくるので、キャリアの劣化が早い場合は、交換時期まで劣化したキャリアをそのまま使用することになる。
また、近年カラー画像の使用頻度が増加したために、メンテナンス性の向上を目的としたカラー現像剤の交換を不要にするための方法として、少量のキャリアを含むトナーを補給するとともに、現像剤を排出することで、劣化した現像剤、特にキャリアを新しいものと徐々に入れ替えていくトリクル方式が採用されている。
このようなトリクル方式に関する従来技術として特許文献1には、トナーに一定比率でキャリアを混在させた現像剤を補給し、現像槽中の余剰現像剤を排出口から溢出させる方式が開示されている。
しかし、この技術においては、トナー補給と同時に一定比率量のキャリアが現像剤槽へ供給され、それに伴って余剰現像剤が溢出されるので、作像面積率が大きい時には現像剤槽中の現像剤の置換が早く、作像面積率が小さい時には現像剤の置換が遅くなるというように、キャリアの劣化レベルによらずに現像剤の置換が行われることになる。従って、例えば低画像面積率の画像が多く出力された場合、現像剤の置換がほとんどされなでキャリアが劣化し、劣化キャリアがそのまま使用され、キャリア付着、トナーの帯電不良による地汚れ、画質劣化などの不具合を生じるおそれがある。一方、高画像面積率の画像が多く出力された場合には、劣化前のキャリアまで排出されてしまうという不具合が生じることもある。
劣化前のキャリアが現像剤槽から排出されることを防ぐ方法としては、例えば特許文献2には、トナー補給手段とは別にキャリア補給手段から現像剤槽へキャリアを補給する手段を設け、現像ローラの回転時間に応じてキャリアを補給する方式が提案されている。しかしこの技術においては、回転時間と劣化レベルとの間に一定の関係があると見なして現像ローラの回転時間からキャリアの劣化レベルを予想して補給量を決めているために、上述した場合と同様、出力画像の画像面積率によって劣化レベルが異なるという不都合に基づく問題を解決することはできない。
このような、二成分現像方式の画像形成装置におけるトナー補給技術に関する従来技術として特許文献3には、現像時に像担持体に付着したキャリアを回収して画像品質の向上を図ることを目的として開発された装置であって、非磁性のトナーと磁性のキャリアからなる二成分現像剤を用いた現像装置を使用し、現像バイアス電圧を印加してその現像装置で前記トナーを付着することにより、像担持体上に形成した静電潜像を可視像化し、その可視像を転写して記録媒体に記録を行う電子写真記録装置において、現像時に前記像担持体に付着した前記キャリアを回収するキャリア回収手段と、そのキャリア回収手段によるキャリアの回収を検出する回収キャリア検出手段と、その回収キャリア検出手段の出力値に基づきキャリア付着があると判断したとき制御信号を出力する制御手段を備えた電子写真記録装置が開示されている。
また、特許文献4には、現像器内の現像剤にトナーやキャリアを補給するのと併行して既存の劣化した現像剤を効率良く回収して現像剤の界面を現像器の姿勢に関係なく一定に保つことを目的として開発された装置であって、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を収納し、キャリアの供給と回収を行う現像装置において、キャリアの回収が現像剤撹拌部の中央部近傍より回収手段により行う現像装置が開示されている。
特公平02−21591号公報 特開平06−27809号公報 特開平10−326047号公報 特開2001−255743号公報
しかしながら、上記従来技術においても、現像剤槽内のキャリア劣化を適正に把握することは困難で、例えば劣化の程度に合わせたキャリアの排出及び補給を適正に行うことができる技術の開発が望まれていた。
本発明者の知見によれば、現像剤が劣化する大きな理由としては、例えば長期の使用により、キャリア表面にトナーが固着する所謂トナースペントと、トナーから離脱した外添剤がキャリア表面に付着する所謂外添剤付着の二つが挙げられる。キャリアに比べてトナーの抵抗率は高いので、トナースペントが進行していくとキャリアの抵抗率は高くなる。キャリアはトナーと接触し摩擦帯電することで、トナーと逆極性に帯電するが、現像スリーブや空気中に放電することで徐々に減衰する。しかし、トナースペントが起こり、抵抗率が高くなると減衰しづらくなるため、初期キャリアに比べて感光体の地肌電位部へのキャリア付着が起こり易くなる。即ち、現像され易くなる。また、外添剤付着量が多いとスペーサー効果によって、キャリアはトナーや現像スリーブから離れやすくなり、感光体にキャリアが付着し易くなる。以上のことからキャリアの劣化レベルはキャリア付着量から見積もることができる。
本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであって、現像剤槽中のキャリアの劣化レベルを把握し、劣化レベルに応じた現像剤交換(トリクルでない場合)、又はキャリア補給(トリクルの場合)を行うことによって、キャリア劣化によるキャリア付着、トナーの帯電不良による地汚れ、画質劣化などの不具合を防止することができる画像形成装置及びこれに用いるプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、像担持体を帯電させる帯電装置と、トナーとキャリアを含む二成分系現像剤を前記像担持体に供給して静電潜像を可視像処理する現像装置と、前記像担持体に対向配置された発光素子及び受光素子を備えた光学的センサと、を有する画像形成装置において、帯電バイアス及び現像バイアスを制御して前記像担持体上に前記現像剤中のキャリアを現像させ、前記光学的センサによって前記像担持体の地肌部及びキャリア付着部分の反射光量を検出してその比を求め、予め設定された基準値と比較して前記像担持体上のキャリア付着量を検知する検知手段を有し、前記検知手段は、帯電バイアス、現像バイアス及び/又は転写バイアスを調整しながら複数のバイアス条件でキャリア付着量を検知し、地肌ポテンシャルとキャリア付着量の関係から、キャリア劣化レベルを算出するものであることを特徴とする。
この場合において、前記像担持体上に現像させたキャリアをクリーニング手段で回収することが好ましい。
また、前記クリーニング手段は、磁気ブラシクリーニング方式とすることができる。
また、本発明に係る別の画像形成装置は、像担持体と、像担持体を帯電させる帯電装置と、トナーとキャリアを含む二成分系現像剤を前記像担持体に供給して静電潜像を可視像処理する現像装置と、前記像担持体上に形成された可視像を一次的に転写させる中間転写体と、前記中間転写体に対向配置された発光素子及び受光素子を備えた光学的センサと、を有する画像形成装置において、帯電バイアス及び現像バイアスを制御して前記像担持体上にキャリアを現像させた後、転写バイアスを制御して前記中間転写体上にキャリアを転写させ、前記光学的センサによって前記中間転写体の地肌部及びキャリア付着部分の反射光量を検出してその比を求め、予め設定された基準値と比較して前記中間転写体上のキャリア付着量を検知する検知手段を有し、前記検知手段は、帯電バイアス、現像バイアス及び/又は転写バイアスを調整しながら複数のバイアス条件でキャリア付着量を検知し、地肌ポテンシャルとキャリア付着量の関係から、キャリア劣化レベルを算出するものであることを特徴とする。
この場合において、前記中間転写体上に現像させたキャリアをクリーニング手段で回収することが好ましい。
また、前記クリーニング手段は、磁気ブラシクリーニング方式とすることができる。
に、前記検知手段により検知されたキャリアの劣化レベルに応じて、現像剤槽からの現像剤の排出量、現像剤槽へのキャリア又は現像剤の補給量を決定し、排出又は補給する制御手段を有することが好ましい。
前記制御手段は、キャリア劣化レベル検知後に、キャリアの劣化レベルに応じた量の現像剤を排出し、その後、キャリア補給又は現像剤補給を行うものとすることができる。
また、前記制御手段は、前記現像剤排出動作及びキャリア又は現像剤補給動作後に所定の時間現像装置の攪拌動作を行うように制御するものであってもよい。
更に、前記制御手段は、前記現像剤排出動作及びキャリア又は現像剤補給動作を、所定印刷枚数ごとに行われる濃度調整プロセスコントロールの直前に行うものであってもよい。
更にまた、前記像担持体は、像担持体表面を清掃するクリーニング手段と一体化され、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジを形成していることが好ましい。
以下に、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。図1において、この画像形成装置には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための4つの画像形成ユニット100Y、100M、100C、100Kが設けられている。画像形成ユニット100Y、100M、100C、100Kの色順は、図1に限るものでなく、他の並び順であっても構わない。
画像形成ユニット100Y、100M、100C、100Kは、それぞれ像担持体としての感光体ドラム、帯電装置、現像装置及びクリーニング装置を備えている。各画像形成ユニットは、感光体ドラムの回転軸が平行になるように且つ転写紙の移動方向に対して所定のピッチとなるように配列されている。
画像形成ユニット100Y、100M、100C、100Kの上方には、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラムの表面に、例えばレーザ光を走査しながら照射する光書込装置105が設けられている。一方、画像形成ユニットの下方には、各感光体ドラム上に形成されたトナー像を記録紙に転写する転写装置としての転写ベルト108が配置されている。転写ベルト108の斜め上方にはベルト定着方式の定着装置107及び排紙トレイ106が設けられている。また、転写ベルト108の下方には、必要に応じて記録紙の両面に画像を形成するための反転装置110が設けられており、この反転装置110の下方には、転写紙が収納された給紙カセット111、112が配置されている。
このような構成の画像形成装置において、以下のように画像形成が行われる。即ち、各画像形成ユニット100Y、100M、100C、100Kにおいて、帯電装置によって感光体ドラム表面を一様に帯電した後、光書込装置105によって帯電面に画像情報に基づくレーザ光を照射して静電潜像を形成する。この静電潜像に対し、現像装置からトナーを供給してトナー像を形成する。各画像形成ユニット100Y、100M、100C、100Kで形成された複数の単色トナー像を、例えば給紙トレイ111から排出され、転写ベルト108によって各画像形成ユニット100Y、100M、100C、100Kの転写部に供給された記録紙上に転写、積層してカラー画像を形成する。画像が転写された記録紙を後流の定着装置107に搬送し、熱又は圧力によって定着させ、その後、排紙トレイ106上に排出する。
次に、本発明の特長部分について、詳細に説明する。図2は、図1の画像形成装置の画像形成ユニット部分の拡大図である。図2において、この画像形成ユニットは、像担持体1と、帯電装置2と、像担持体1に形成された静電潜像を顕像化するための現像剤を像担持体1へ供給する現像装置3と、現像装置3よりも下流で転写ローラ108aよりも上流に配置された反射型の光学的センサ7とから主として構成されている。現像装置3は、現像ローラ4と、現像剤を攪拌、搬送するための搬送スクリュー5及び6を備えている。光学的センサ7は、発光素子と受光素子とを備え、濃度調整のためのトナー像検知に使用されるセンサであり、これをキャリア付着量の検知に用いる。
転写ローラ108aより下流であって帯電装置2よりも上流にクリーニング装置14が配置されている。クリーニング装置14は、ファーブラシ15とクリーニングブレード16と有している。なお、クリーニング装置14は、クリーニング手段が、マグネット又はマグネットを内包するスリーブ上にキャリアを直接磁気的に拘束させて磁気ブラシ部を形成し、これを停止又は回転させて像担持体1に接触させ、像担持体1上のキャリアをクリーニングする磁気ブラシ方式のものとすることもできる。これによって、キャリアと像担持体の摺擦が少なく、キャリア回収によって像担持体上に傷がつくことを防止し、傷に起因する異常画像などの不具合を回避することができる。
図3は、図1の画像形成装置における現像装置の断面図である。図3において、この現像装置は、トリクル現像方式の現像装置であり、現像剤排出口11と、排出口11から図示省略した廃材入れへ排出剤を搬送するための回転速度制御可能な搬送スクリュー12と、排出口11に設置された開閉シャッタ13とを備えている。この現像装置3は、搬送スクリュー12の回転時間などにより現像剤排出量を制御することが可能であり、また、同様に現像剤槽へ補給するキャリア又は現像剤量を制御することもできる。なお、排出口11は、現像剤槽内の現像剤上面レベルよりも下に位置するように設けられている。また、本実施例装置は、現像装置の現像剤槽にトナーを補給するトナー補給手段、キャリアを補給するキャリア補給手段又はキャリアとトナーを補給する現像剤補給手段を有する。
このような構成の装置によって、像担持体へのキャリア付着量を以下のように求める。
キャリア付着量を求めるに際し、予め、像担持体1の表面のキャリア付着部分を光学的センサ7によって検知し、像担持体1における地肌部の反射光量とキャリア付着部分の反射光量の比を予め設定された基準値と比較することによって得られるセンサ出力値とキャリア付着量の関係を、例えば図4のように求めておき、これを関係式又はテーブルとして画像形成装置を制御する図示省略したキャリア付着量検知手段又は制御装置の記憶媒体に記憶させておく。
帯電装置2、現像ローラ4及び転写ローラ108aには、図示省略した電源からそれぞれ制御可能なバイアスが印加され、連続的に画像形成が行われる。像担持体へのキャリア付着量を求める場合は、通常の画像形成操作を停止して行う。
像担持体表面へのキャリア付着の測定は、画像形成時の地肌ポテンシャル△V0(=帯電電位−現像電位)よりも地肌ポテンシャルが大きくなるような所定の条件にバイアス調整し、現像ローラ4から像担持体1へキャリアを現像させる。このとき、光学的センサ7から得られる出力値と、上述したセンサ出力値とキャリア付着量の関係を示す図4に基づいて像担持体上のキャリア付着量を求める。より正確なキャリア付着量を得るために、光学的センサ7での出力検知を複数回行いそのセンサ出力の平均値からキャリア付着量を求めるようにしてもよい。
次に、求めた像担持体1へのキャリア付着量に基づいてキャリアの劣化レベルを推定し、劣化レベルに応じて現像装置の現像剤槽へのキャリア又は現像剤の補給を行う。
即ち、地肌ポテンシャル△V(=帯電電位−現像電位)を横軸に、キャリア付着量を縦軸にプロットすると図5のようになる。キャリア劣化時は、図5の×−×が△−△に推移するため、例えばある区間(△Va−△Vb間)での総キャリア付着量Σを求めることにより、ある規定の地肌ポテンシャル(△Va−△Vb)における総キャリア付着量Σをキャリア劣化レベルとして定義することができる。なお、地肌ポテンシャルが大きいほどキャリア付着量が多くなるので、横軸を地肌ポテンシャル、縦軸をキャリア付着量とすることによって増加曲線となる。
次に、定義したキャリアの劣化レベルに応じて以下のようにして現像剤の排出及びキャリア又は現像剤の補給量を決定、制御する。
即ち、帯電バイアス及び現像バイアスを調整しながら複数のバイアス条件にてキャリア付着量を検知し、地肌ポテンシャル(地肌ポテンシャル=帯電電位−現像電位)とキャリア付着量の関係から、キャリア劣化レベルの総キャリア付着量Σを算出し、算出結果を任意の劣化レベルの閾値aと比較し、Σ<aのときは、現像剤の排出/キャリア又は現像剤の補給を行わず、Σ>aのときは、ある規定量の現像剤の排出/キャリア又は現像剤の補給を行うようにする。
また、上述のように求めたキャリア劣化レベル(総キャリア付着量Σ)について、劣化レベル閾値を複数(a、b、c、・・・・)決定し、総キャリア付着量Σ<aのときは、現像剤の排出/キャリア又は現像剤の補給を行わず、a<Σ<bの時、現像剤の排出/キャリア又は現像剤の補給をそれぞれX1(g)/Y1(g)行い、b<Σ<cの時、現像剤の排出/キャリア又は現像剤の補給をそれぞれX2(g)/Y2(g)行うようにしてもよい。なお、X1<X2<・・・・、Y1<Y2<・・・・は、それぞれa<b<c<・・・・と対応するものとする。
次に、本実施形態における制御方法を操作フローに従って説明する。図6は、トリクル現像方式の現像装置におけるキャリア又は現像剤補給方法を示すフロー図である。
図6において、例えば、画像形成工程を停止させた後、現像剤劣化レベルΣを算出し(ステップS1)、算出したΣが予め選定した閾値aよりも大きいか否かを判定し、Σが閾値aよりも小さいときは、通常の条件に従って濃度調整プロセスコントロールを実行する(ステップS7)。一方、Σが閾値aよりも大きい場合は、現像装置の現像剤槽に設けられた現像剤排出口シャッタを開き(ステップS2)、所定量の現像剤を排出する(ステップS3)。所定量の現像剤を排出した後、現像剤排出口シャッタを閉じる(ステップS4)。次に、所定量のキャリア又は現像剤を現像剤槽に補給する(ステップS5)。キャリア又は現像剤を補給した後、現像装置を攪拌し(ステップS6)、濃度調整プロセスコントロールを実行する(ステップS7)。
本実施形態によれば、帯電バイアスと現像バイアスを調整することにより、像担持体(地肌部)の帯電電位と現像電位を調整し、像担持体上へキャリアを現像させ、像担持体に対抗した光学的センサによってキャリア付着量を検知することができるので、地肌ポテンシャル(帯電電位−現像電位)とキャリア付着量から、キャリア劣化レベルを推測することができる。
また本実施形態によれば、地肌ポテンシャル(=帯電電位-現像電位)をいくつかのステップで変更させながらキャリア付着量を測定することによって、地肌ポテンシャルとキャリア付着量の関係から、より正確にキャリア劣化レベルを推測することができる。
更に、本実施形態によれば、トリクル現像方式において、キャリアの劣化レベルを把握することによって、必要に応じた量の剤の排出及び供給を行うことができるので、キャリア劣化によるキャリア付着、トナーの帯電不良による地汚れ、画質劣化などの不具合を防ぐことができ、また適切な時期での交換、置換が可能となってコスト面でも有利となる。
更にまた、本実施形態によれば、現像剤槽の排出口11に設けられた搬送スクリュー12の回転数によって排出量を規定できるので、まず現像剤槽内の現像剤を排出し、排出口を閉じた後、新しいキャリア又は現像剤を補給することができ、新剤が排出されることを防止し、劣化剤のみを確実に排出することができる。
更にまた、本実施形態によれば、新キャリア及び新現像剤補給後に現像装置の攪拌時間を設けることにより、補給された新キャリア及び新現像剤と、現像剤槽内にある現像剤を十分に混合させることができ、新剤の帯電を立ち上げ効果が得られる。
更にまた、キャリア及び現像剤排出/補給動作前後では現像剤槽内のTC、Q/Mなど現像能力が変化してしまうため、同一の作像条件では濃度が変動するおそれがあるが、本実施形態によれば、排出/補給直後に濃度調整プロコンを行うことにより、現像能力に合わせた最適な調整が可能となって画像濃度変動を抑えることができる。
更に、本実施形態によれば、像担持体に現像させたキャリアをクリーニング手段14によって回収することができるので、像担持体に付着したキャリアが現像装置へ戻ること及び帯電手段などに付着する不具合を防止することができる。
本実施形態において、像担持体1とクリーニング装置14とを一体化して画像形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジを形成することが好ましい。これによって、メンテナンス性、操作性等が向上する。
図7は、本発明の別の実施形態に係る画像形成装置の画像形成部を示す要部断面図である。図7において、この装置は、像担持体1と、帯電装置2と、像担持体1に形成された潜像を顕像化するために現像剤を像担持体1に供給する現像装置3とを有する画像形成ユニットが所定間隔で複数配置されている。画像形成ユニット列の下方には、像担持体1に形成されたトナー像を一次転写し、その後、記録紙等に転写させる中間転写体8が配置されており、この中間転写体8の転写面に対向して光学的センサ9が設けられている。光学的センサ9は、濃度調整のためのトナー像検知に使用されるセンサで、これをキャリア付着量の検知に用いる。また、中間転写体8上のキャリアをクリーニングするためのクリーニング装置18が設けられており、このクリーニング装置18は、例えばファーブラシ19とクリーニングブレード20を備えている。クリーニング装置18は、上述したクリーニング装置14と同様、磁気ブラシ方式のクリーニング装置であってもよい。磁気ブラシクリーニング方式とすることにより、中間転写体上に付着したキャリアを磁気的に回収することができるので、キャリアと中間転写体の摺擦が少なく、キャリア回収によって中間転写体上に傷がつくのを防止することができる。
このような、中間転写体を有する画像形成装置においては、キャリアを像担持体ではなく、中間転写体に付着させてその劣化レベルを推定することができる。
即ち、帯電バイアス、現像バイアス及び転写バイアスを調整して現像剤中のキャリアを中間転写体8の転写面に付着させ、中間転写体8におけるキャリア付着部分を光学的センサ9によって検知して中間転写体8の地肌部の反射光量とキャリア付着部分の反射光量の比を求め、求めた値と、予め設定された基準値と比較することによって得られるセンサ出力値とキャリア付着量の関係を上述した図4に示したように求め、関係式又はテーブルとして画像形成装置を制御する制御装置の記憶媒体に記憶させておく。
そして、画像形成時の地肌ポテンシャル△V0(=帯電電位−現像電位)よりも地肌ポテンシャルが大きな値となるような所定の条件にバイアス調整を行うと、現像ローラ4から像担持体1へキャリアが現像される。像担持体1の帯電電位に対して中間転写体8が負電位となるように対向ローラ10にバイアスを印加し、像担持体1上のキャリアを中間転写体8へ転写する。中間転写体8に対向する光学的センサ9から得られる前記 “センサ出力値とキャリア付着量の関係式又はテーブル”(図4)から像担持体上のキャリア付着量を求める。この場合、より正確な値を得るために光学的センサ9での検知を複数開行い、そのセンサ出力の平均値からキャリア付着量を算出してもよい。
求めたキャリア付着量に基づくキャリアの劣化レベルの推定及び現像剤槽へのキャリア又は現像剤の補給は、上記実施形態と同様に行う。
本実施形態によれば、現像剤中のキャリア劣化レベルを把握し、それに応じた現像剤交換、適正量のキャリア補給を行うことによって、キャリア劣化に基づくキャリア付着、トナーの帯電不良による地汚れ、画質劣化などの不具合を防ぐことができ、また、コスト面でも有利になる。
また、本実施形態によれば、中間転写体8に現像させたキャリアをクリーニング手段18によって回収することができるので、中間転写体8に付着したキャリアが機内に飛散、付着して不具合を生じさせる等の現象を防止することができる。
なお、本実施形態は、像担持体1に対抗した位置に光学的センサを設置するスペースがない場合に、とくに有効である。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1の要部を示す断面図である。 図1の現像剤槽を示す断面図である。 センサ出力とキャリア付着量との関係を示す図である。 キャリア付着量と地肌ポテンシャルとの関係を示す図である。 実施形態における操作フローを示す図である。 別の実施形態の要部断面図である。
符号の説明
1 像担持体
2 帯電手段
3 現像装置
4 現像ローラ
5 第一搬送スクリュー
6 第二搬送スクリュー
7 光学的センサ
8 中間転写体
9 中間転写体の光学的センサ
10 中間転写体の対向ローラ
11 現像剤排出口
12 現像剤排出の搬送スクリュー
13 排出口シャッタ
14 像担持体上クリーニング装置(ブレード)
15 像担持体上クリーニング用ファーブラシ
16 像担持体上クリーニング用クリーニングブレード
18 クリーニング装置
19 クリーニング用ファーブラシ
20 クリーニング用クリーニングブレード

Claims (11)

  1. 像担持体と、
    像担持体を帯電させる帯電装置と、
    トナーとキャリアを含む二成分系現像剤を前記像担持体に供給して静電潜像を可視像処理する現像装置と、
    前記像担持体に対向配置された発光素子及び受光素子を備えた光学的センサと、
    を有する画像形成装置において、
    帯電バイアス及び現像バイアスを制御して前記像担持体上に前記現像剤中のキャリアを現像させ、
    前記光学的センサによって前記像担持体の地肌部及びキャリア付着部分の反射光量を検出してその比を求め、予め設定された基準値と比較して前記像担持体上のキャリア付着量を検知する検知手段を有し、
    前記検知手段は、帯電バイアス、現像バイアス及び/又は転写バイアスを調整しながら複数のバイアス条件でキャリア付着量を検知し、地肌ポテンシャルとキャリア付着量の関係から、キャリア劣化レベルを算出するものである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体上に現像させたキャリアをクリーニング手段で回収する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記クリーニング手段は、磁気ブラシクリーニング方式である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 像担持体と、
    像担持体を帯電させる帯電装置と、
    トナーとキャリアを含む二成分系現像剤を前記像担持体に供給して静電潜像を可視像処理する現像装置と、
    前記像担持体上に形成された可視像を一次的に転写させる中間転写体と、
    前記中間転写体に対向配置された発光素子及び受光素子を備えた光学的センサと、
    を有する画像形成装置において、
    帯電バイアス及び現像バイアスを制御して前記像担持体上にキャリアを現像させた後、転写バイアスを制御して前記中間転写体上にキャリアを転写させ、
    前記光学的センサによって前記中間転写体の地肌部及びキャリア付着部分の反射光量を検出してその比を求め、予め設定された基準値と比較して前記中間転写体上のキャリア付着量を検知する検知手段を有し、
    前記検知手段は、帯電バイアス、現像バイアス及び/又は転写バイアスを調整しながら複数のバイアス条件でキャリア付着量を検知し、地肌ポテンシャルとキャリア付着量の関係から、キャリア劣化レベルを算出するものである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記中間転写体上に現像させたキャリアをクリーニング手段で回収する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記クリーニング手段は、磁気ブラシクリーニング方式である
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記検知手段により検知されたキャリアの劣化レベルに応じて、現像剤槽からの現像剤の排出量、現像剤槽へのキャリア又は現像剤の補給量を決定し、排出又は補給する制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、キャリア劣化レベル検知後に、キャリアの劣化レベルに応じた量の現像剤を排出し、その後、キャリア補給又は現像剤補給を行うものである
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記現像剤排出動作及びキャリア又は現像剤補給動作後に所定の時間現像装置の攪拌動作を行うように制御するものである
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記現像剤排出動作及びキャリア又は現像剤補給動作を、所定印刷枚数ごとに行われる濃度調整プロセスコントロールの直前に行う
    ことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記像担持体は、像担持体表面を清掃するクリーニング手段と一体化され、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジを形成している
    ことを特徴とする請求項〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2005270253A 2005-09-16 2005-09-16 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4781064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005270253A JP4781064B2 (ja) 2005-09-16 2005-09-16 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005270253A JP4781064B2 (ja) 2005-09-16 2005-09-16 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007079440A JP2007079440A (ja) 2007-03-29
JP4781064B2 true JP4781064B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=37939774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005270253A Expired - Fee Related JP4781064B2 (ja) 2005-09-16 2005-09-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4781064B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008268805A (ja) * 2007-04-25 2008-11-06 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP5037254B2 (ja) * 2007-07-27 2012-09-26 株式会社リコー 現像装置、画像形成装置
JP2009192707A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置及び画像形成方法
JP5359853B2 (ja) * 2009-12-24 2013-12-04 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP6296912B2 (ja) * 2014-06-17 2018-03-20 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2018124400A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および制御プログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3146488B2 (ja) * 1990-10-12 2001-03-19 ミノルタ株式会社 画像形成装置
JPH09269644A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Ricoh Co Ltd 現像装置
JPH10326047A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Ricoh Co Ltd 電子写真記録装置
JP2000292992A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004226658A (ja) * 2003-01-22 2004-08-12 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007079440A (ja) 2007-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4909142B2 (ja) 画像形成装置
JP4827544B2 (ja) 画像形成装置
JP2004170660A (ja) 画像形成装置
US10788771B2 (en) Image forming apparatus with charging amount acquisition unit
JP4950687B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4781064B2 (ja) 画像形成装置
US9864301B1 (en) Image forming apparatus
JP2005099135A (ja) 画像形成装置
US9002226B2 (en) Developing device and image forming apparatus
JP2006276171A (ja) 画像形成装置
US20200103785A1 (en) Image forming apparatus
JP2009244439A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP5245336B2 (ja) 現像装置、画像形成装置及び画像形成方法
US10698337B2 (en) Image forming apparatus with developer information acquisition unit that acquires information relating to deterioration of developer based on an acquired toner charging amount
JP2004184988A (ja) 画像形成装置
JP2008065128A (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP4081367B2 (ja) 現像装置
JP2008026844A (ja) トナー消費予測量算出方法、トナー消費予測量算出装置、および画像形成装置
JP2007178698A (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
US20190369522A1 (en) Image forming apparatus
JP2006171361A (ja) 画像形成装置
JP2009192707A (ja) 現像装置、画像形成装置及び画像形成方法
JP2006195281A (ja) カラー画像形成装置
US11307513B2 (en) Image forming apparatus
JP4776979B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees