JP3146488B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3146488B2
JP3146488B2 JP27447790A JP27447790A JP3146488B2 JP 3146488 B2 JP3146488 B2 JP 3146488B2 JP 27447790 A JP27447790 A JP 27447790A JP 27447790 A JP27447790 A JP 27447790A JP 3146488 B2 JP3146488 B2 JP 3146488B2
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芳一 内藤
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、画像形成装置、特に、像担体上でのトナー
付着量の測定制御機構に関する。
従来の技術 一般に、トナー画像転写型の電子写真複写機、レーザ
プリンタ等の画像形成装置においては、転写画像の安定
化制御(現像剤中のトナー濃度、現像バイアスの電圧、
帯電チャージャへの印加電圧、露光光量の制御)を行な
う前提として、感光体表面に形成したテストトナー付着
量を反射型フォトセンサで測定している。このような画
像安定化制御は従来種々の手法が提供されており、例え
ば、特開昭54−143144号公報には、トナー付着量と共に
感光体ドラム表面の地肌の濃度をも測定し、トナー付着
量測定値を地肌濃度測定値で補正することが記載されて
いる。
しかしながら、感光体へのトナー付着量は、主として
湿度等の環境条件に起因するトナーの帯電特性の変化に
基づいて経時的に変化する。また、感光体の地肌もトナ
ーで汚れたり、傷が付いて、その反射光量の測定値に誤
差が出やすい。さらに、フォトセンサも自身の感度のば
らつきやトナーによる汚れで出力電圧が変動する。従っ
て、従来ではこれらの種々の変動要因に対処して正確な
トナー付着量を検出すること、ひいては良好な画像安定
化制御は困難であった。
発明の目的、構成、作用 そこで、本発明の目的は、トナー付着量の検出に種々
の変動要因が存在するにも拘わらず、正確にテストトナ
ーの付着量を検出することのできる画像形成装置を提供
することにある。
以上の目的を達成するために、本発明に係る画像形成
装置は、静電潜像担体表面に拡散反射光量が飽和レベル
となるテストトナー像を形成する手段と、静電潜像担体
表面に一定の作像条件でハーフトーンのテストトナー像
を形成する手段と、静電潜像担体表面の地肌からの拡散
反射光量、飽和レベルテストトナー像からの拡散反射光
量及びハーフトーンテストトナー像からの拡散反射光量
を測定する手段と、ハーフトーンテストトナー像反射光
量測定値と地肌反射光量測定値との差と、飽和レベルテ
ストトナー像反射光量測定値と地肌反射光量測定値との
差との比を演算すると共に、この演算値に基づいて作像
条件を制御する手段とを備えたことを特徴とする。
画像安定化制御において、正確に検出する必要のある
のは一定の作像条件で形成されたハーフトーンテストト
ナー像の付着量である。本発明においては、飽和レベル
テストトナー像を形成してその拡散反射光量を測定する
ことにより測定手段自体の出力特性を補正し、かつ、静
電潜像担体表面の地肌からの拡散反射光量を測定するこ
とで、地肌状態の変化を補正し、正確なトナー付着量の
検出を達成する。
実施例 以下、本発明に係る画像形成装置の一実施例を添付図
面に従って説明する。この実施例はイメージリーダにて
読み取った原稿画像をレーザビーム走査光学系によって
出力し、フルカラーの画像を形成する複写機である。
第1図において、感光体ドラム(1)は矢印(a)方
向に回転駆動可能に設置され、その周囲には帯電チャー
ジャ(2)、上下方向に4段に設けられた磁気ブラシ方
式による現像器(3),(4),(5),(6)、転写
ドラム(10)、残留トナーのクリーニング装置(7)、
残留電荷のイレーサランプ(8)が配置されている。
イメージリーダユニット(20)は、露光ランプ(2
1)、レンズアレイ(22)、CCDラインセンサ(23)等に
て構成され、画像処理回路(24)を備えている。原稿台
ガラス(25)上に置かれた原稿はユニット(20)が第1
図中左方へ移動することにより、順次ラインセンサ(2
3)にてR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)
の3原色の色信号として読み取られる。このR,G,Bの色
信号は画像処理回路(24)でY(イエロー)、M(マゼ
ンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の四つの色に対
応する信号に変換される。
レーザ光学系(30)は、レーザビーム発光部(31)、
走査用ポリゴンミラー(32)、fθレンズ(33)、反射
ミラー(34)等から構成されている。レーザビーム発生
部(31)は前記画像処理回路(24)から出力されるY,M,
C,Bkの各信号に基づいた各色に関するレーザビームを発
生し、感光体ドラム(1)の表面に各色ごとの静電潜像
を形成する。
各現像器(3),(4),(5),(6)は上段から
順次イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各カラー
トナーを含む現像剤が収容され、上下方向に一体的に移
動可能とされ、各色の静電潜像が形成されるごとに対応
する現像器(3),(4),(5),(6)のいずれか
が現像位置(C1)にセットされ、現像を行なう。
一方、複写紙は自動給紙カセット(40)又は(41)の
いずれかから1枚ずつ給紙され、ローラ対、ガイド板か
らなる搬送路(42)を通じて前記転写ドラム(10)へ供
給され、爪(11)にて先端をチャッキングされた状態で
転写ドラム(10)の表面に巻き付けられる。そして、転
写ドラム(10)が感光体ドラム(1)と同期して矢印
(b)方向に回転し、トナー画像が各色ごとに複写紙上
に転写される。
即ち、各色ごとに都合4回の帯電、露光、現像、転写
のプロセスが実行され、全てのトナー画像の転写が終了
すると、複写紙は転写ドラム(10)から剥離され、搬送
ベルト(45)を介して定着装置(46)へ送られ、ここで
トナーの定着を施された後に排出ローラ対(47)からト
レイ(48)上へ排出される。
ところで、本実施例では、画像濃度、色度を常時一定
とするため、各現像器(3),(4),(5),(6)
の現像スリーブ(3a),(4a),(5a),(6a)へ印加
する現像バイアスの電源ユニット(55)の出力(電圧
値)を制御し、その前提として感光体ドラム(1)の表
面(地肌)の濃度と、その表面に形成したテストトナー
像のトナー付着量を第2図に示すLED(16)とフォトダ
イオード(17)にて構成される反射型フォトセンサ(1
5)にて光学的に測定する。本実施例における測定は、
感光体ドラム(1)の表面におけるLED(16)からの光
の拡散(乱)反射光をフォトダイオード(17)で受光す
る方式が採用されている。反射光には正反射成分と拡散
反射成分とが存在するが、カラートナーは付着量が増大
しても正反射成分はそれ程減少せず、むしろ拡散反射成
分の増大変化量が大きいため、拡散反射光受光方式とし
た。
第3図に現像後の感光体ドラム(1)への単位面積当
りのトナー付着量(M)とフォトセンサ(15)の出力電
圧(Vs)との関係を示す。通常、感光体ドラム(1)の
表面は完全な鏡面に仕上がってはおらず、トナー付着量
が零であってもLED(16)からの光は全て正反射され
ず、いくらか乱反射されてフォトダイオード(17)の出
力電圧(Vs)は(Vs0)となる。第4a図、第4b図に示す
様に、トナー付着量が多くなるにつれて拡散反射光量が
増大し、それに伴ってセンサ出力電圧(Vs)も増大す
る。付着量(M)がある一定量以上になると、感光体ド
ラム(1)上に積層したトナー粒子(T)からの拡散反
射光量は増大せず、ほぼ一定となり、ここでのセンサ出
力電圧(Vs)は飽和レベル(Vs2)となる。フルカラー
複写機では、湿度等の環境条件やトナー、キャリアの劣
化による付着量(M)の僅かな変動が転写後の画像濃
度、色度の変化となって現れる。
ちなみに、本実施例では、第5図に示す如く、感光体
ドラム(1)に対して電位(Vo)の均一な正電荷を付与
し、画像部にレーザビームを照射して電位(Vi)まで低
下させ、静電潜像を形成する。この静電潜像に内しては
電圧値(Vb)の現像バイアスを印加しつつ各現像器
(3),(4),(5),(6)で反射現像する。即
ち、正極性に帯電したトナーが電位(Vi)の画像部に付
着し、トナー画像とされる。
第6図にこの様な反射現像における現像バイアス電圧
(Vb)とトナー付着量(M)との関係を示す。電圧(V
i)は画像部の電位(レーザビームにより減衰した感光
体の表面電位)に相当する。図中実線(A)はトナー帯
電量(Qf)が基準値を維持している場合の付着量(M)
の変化を示す。本実施例では現像剤中のトナー濃度を磁
気的測定素子等を用いて測定し、常時一定のトナー濃度
を保持する様にトナー補給を制御している。従って、現
像剤中のトナー濃度の変動によるトナー帯電量(Qf)の
変化はそれ程考慮する必要はない。しかし、トナー帯電
量(Qf)は、湿度の変化、現像剤の耐刷劣化により変化
する。図中一点鎖線(B)はトナー帯電量(Qf)が減少
(高湿度時又は耐刷劣化)した場合の付着量(M)の変
化を示し、破線(C)はトナー帯電量(Qf)が増大(低
湿度時等)した場合の付着量(M)の変化を示す。現像
バイアス電圧(Vb)が一定のときは、トナー帯電量(Q
f)が小さくなると付着量(M)が増大し、大きくなる
と減少する。従って、トナー付着特性が変動しても、現
像バイアスの電圧値(Vb)を制御することでトナー付着
量(M)を一定に保持し、画像濃度、色度を安定化する
ことが可能となる。例えば、所定の現像バイアス電圧
(Vb1)印加時におけるトナー付着量が(M1)であると
き、目標とするトナー付着量(Mp)を得るためには、現
像バイアス電圧(Vb)は、 であるから。
となるように制御すればよい。
ここで、(Mp),(Vb1),(Vi)は予め求められる
値であるため、フォトセンサ(15)の出力からトナー付
着量(M1)を測定すれば、トナー付着量測定値(M1)と
制御すべき現像バイアス電圧(Vb)との関係は自動的に
定まる。この関係をマイクロコンピュータ(50)のROM
にテーブルとして入力しておけば、トナー付着量(M1)
の測定に基づいて現像バイアス電圧を自動的に制御でき
ることとなる。
但し、フォトセンサ(15)の実測出力電圧値は、LED
(16)やフォトダイオード(17)のトナー粉煙等による
汚れを主な原因として変動する。第7図はトナー付着量
(M)とフォトセンサ(15)の実測出力電圧(Vs)との
関係を示す。一点鎖線(D)は汚れが無くセンサ出力が
100%の場合、実線(E)は汚れが少なくセンサ出力が8
0%の場合、破線(F)は汚れが多くセンサ出力が60%
の場合をそれぞれ示す。複写機が実動中はフォトセンサ
(15)にある程度の汚れが存在し、前述の如く湿度等の
環境条件や現像剤の耐刷劣化によるトナー帯電量(Qf)
の変動で、所定電圧(Vb1)の現像バイアス印加時にお
けるトナー付着量(M)は目標付着量(Mp)とは異なる
値となる。センサ出力が80%で所定電圧の現像バイアス
を印加した場合、トナー付着量が(M1)であれば、セン
サ出力電圧の実測値は(Vs1)となる。
センサ汚れがある場合、例えば、第7図における実線
(E)の状態において、拡散反射光量が飽和レベルとな
るセンサ出力電圧を(Vs2)とし、トナー付着量が零の
とき(感光体地肌拡散反射光)のセンサ出力電圧を(Vs
0)とし、ある付着量(M1)のトナーからの拡散反射光
のセンサ出力電圧を(Vs1)とする。また、センサ汚れ
が無い場合、即ち、実線(D)の状態において、拡散反
射光量が飽和レベルとなるセンサ出力電圧を(Vs2′)
とし、トナー付着量が零のとき(感光体地肌拡散反射
光)のセンサ出力電圧を(Vs0′)とし、前記付着量(M
1)のトナーからの拡散反射光のセンサ出力電圧を(Vs
1′)とする。
以上の場合において、 の関係が成立する。
即ち、ある付着量(M1)のトナーからの拡散反射光の
センサ出力電圧から感光体地肌からの拡散反射光のセン
サ出力電圧を差し引いた値と、拡散反射光量が飽和レベ
ルとなるセンサ出力電圧から感光体地肌からの拡散反射
光のセンサ出力電圧を差し引いた値との比は、センサ汚
れの状態や感光体地肌の状態には拘わりなく、トナー付
着量(M1)によって特定される。
従って、 の式に基づいてトナー付着量(M1)を求めることができ
る(α)と(M1)との関係は複写機に応じて予め求めて
おくことができ、この関係をテーブルとしてマイクロコ
ンピュータ(50)のROMに入力しておけば、センサ出力
電圧(Vs0),(Vs1),(Vs2)からトナー付着量(M
1)を自動的に演算可能となる。
そして、所定の現像バイアス電圧(Vb1)を印加した
状態におけるトナー付着量(M1)は前述の如く求めら
れ、目標付着量(Mp)を得るための現像バイアス電圧
(Vb)は前記式に基づいて求められる。
以下の第1表は、(Vs1−Vs0)/(Vs2−Vs0)とトナ
ー付着量(M1)と現像バイアス電圧(Vb)との関係を示
し、現像バイアス電圧(Vb)を演算するためにマイクロ
コンピュータ(50)のROMに入力されるテーブルの具体
例である。
即ち、本実施例では、感光体地肌のセンサ出力電圧
(Vs0)、飽和レベルテストトナー像のセンサ出力電圧
(Vs2)及び所定のバイアス電圧(Vb1)印加時における
ハーフトーンテストトナー像(飽和レベルテストトナー
像より低い画像濃度のテストトナー像)のセンサ出力電
圧(Vs1)を測定し、これらの測定値から前記第1表に
基づいて現像バイアス電圧(Vb)を演算する。演算され
たバイアス電圧(Vb)は現像バイアス電源ユニット(5
5)へフィードバックされ、実際のコピー動作時の制御
に供される。これによって、センサ汚れの有無、程度に
拘わりなく、トナー帯電量(Qf)の変動に正確に対応し
た現像バイアスの電圧値を演算し、トナー付着量を一定
に維持することが可能となる。
ところで、感光体ドラム(1)は必ずしも真円に製作
されておらず、また複写機に若干偏心して組み込まれる
場合もある。あるいは、感光体ドラム(1)の表面に傷
や汚れが付着し、地肌の状態が周方向に周期的に変化す
る場合がある。このような場合、センサ(15)の出力は
第8図に示すように感光体ドラム(1)の回転に伴って
周期的に変動し、任意のタイミングで感光体地肌、飽和
レベルテストトナー像及びハーフトーンテストトナー像
からの反射光量を測定し、現像バイアス電圧(Vb)の演
算を行なうと誤差を生じる。
そこで、本実施例では、第9図に示すように、センサ
(15)による地肌反射光量測定タイミング(t1)、飽和
レベルテストトナー像反射光量測定タイミング(t2)及
びハーフトーンテストトナー像反射光量測定タイミング
(t3)の各間隔(T1),(T2)を感光体ドラム(1)の
回転周期(T0)と一致させた。これによって、地肌反射
光量測定位置と同一位置でテストトナー像からの反射光
量の測定が行なわれ、現像バイアス電圧(Vb)の演算誤
差が解消される。
なお、感光体ドラム(1)が断面楕円形に形成されて
おり、これらが原因でセンサ(15)の出力が変動する場
合、変動の周期はドラム回転周期(T0)の1/2である。
この場合には、各測定タイミング間隔(T1),(T2)を
(T0/2)としてもよい。
第10図は本複写機の制御回路を示す。
マイクロコンピュータ(50)は、A/Dコンバータを内
蔵し、コンセント(51)がAC100Vの電源に接続される
と、電源回路(61)のDC5V電源により、電源スイッチ
(62)のオン,オフに拘わらずスタートする。電源スイ
ッチ(62)がオンされると、リレー(63)によりスイッ
チマトリックス(64)のメインスイッチ(70)がオンさ
れる。マトリックス(64)はコピースイッチ(71)等種
々の入力手段、各種表示部(65)を備えている。マトリ
ックス(64)の各種スイッチの入力信号はデコーダ(6
6)を介して時分割でマイクロコンピュータ(50)に入
力される。マイクロコンピュータ(50)はアナログポー
トには、フォトセンサ(15)、定着装置(46)のサーミ
スタ等からの信号が入力される。各出力ポートからは、
複写機本体内のメインモータ、各種クラッチ等への駆動
信号が出力される。
次に、前記マイクロコンピュータ(50)による制御手
順について本発明に関する部分のみ説明する。
第11図はメインルーチンを示し、マイクロコンピュー
タ(50)にリセットが掛かり、プログラムがスタートす
ると、ステップ(S1)でRAMのクリア、各種レジスタの
設定、各種機器を初期モードに設定するイニシャライズ
が実行される。
次に、ステップ(S2)で内部タイマをスタートさせ
(タイマ値はステップ(S1)で設定される)、ステップ
(S3)でメインスイッチ(62)がオンされたと判定さ
れ、かつ、ステップ(S4)でコピースイッチ(71)がオ
ンされたと判定すると、ステップ(S5)で現像バイアス
電圧(Vb)を演出するサブルーチンをコールする。ここ
でのVb算出サブルーチンは以下に詳述する。続いて、ス
テップ(S6)でコピー動作のサブルーチンをコールす
る。ここでのコピー動作は現像バイアス電圧(Vb)をス
テップ(S5)で演算された値に設定して行なわれる。最
後にステップ(S7)で内部タイマの終了を待ってステッ
プ(S2)へ戻る。
第12図は前記ステップ(S5)で実行されるVb算出のサ
ブルーチンを示す。ここでは、まず、ステップ(S20)
でメインモータをオンして感光体ドラム(1)を回転さ
せると共に、作像に必要な各エレメントを始動させる。
続いて、ステップ(S21)で感光体地肌レベルのセンサ
出力電圧(Vs0)を測定し、ステップ(S22)でタイマ
(T)をスタートさせる。
次に、ステップ(S23)でタイマ(T)のカウント値
が(T0−ΔT)に等しくなったか否かを測定する。ここ
で、(T0)とは感光体ドラム(1)が1回転する時間、
(ΔT)とはトナー像形成位置(C1)からセンサ(15)
によるトナー像反射光量測定位置(C2)まで感光体ドラ
ム(1)が回転する時間である。従って、ステップ(S2
3)でタイマ(T)のカウント値が(T0−ΔT)に等し
くなったと判定すると、ステップ(S24)で飽和レベル
テストトナー像を形成する。
次に、ステップ(S25)でタイマ(T)のカウント値
が(T0)と等しくなったことが確認されると、即ち、感
光体ドラム(1)がステップ(S21)の時点から1回転
すると、ステップ(S26)で飽和レベルテストトナー像
からの反射光量をセンサ(15)で測定し、その出力電圧
(Vs2)を得る。続いて、ステップ(S27)でタイマ
(T)を“0"にリセットすると共に、ステップ(S28)
でタイマ(T)をスタートさせ、ステップ(S29)でタ
イマ(T)のカウント値が(T0−ΔT)に等しくなった
か否かを判定する。ステップ(S29)でYESであれば、即
ち、感光体ドラム(1)上の地肌レベル測定点が再度ト
ナー像形成位置(C1)へ到達すれば、ステップ(S30)
で現像バイアス電圧(Vb1)を印加しつつ、ハーフトー
ンテストトナー像を形成する。次に、ステップ(S31)
でタイマ(T)のカウント値が(T0)と等しくなったこ
とが確認されると、ステップ(S32)でハーフトーンテ
ストトナー像からの反射光量をセンサ(15)で測定し、
その出力電圧(Vs1)を得る。
以上の制御はイエロートナーを含む現像器(3)につ
いて行なわれ、ステップ(S33)では前記ステップ(S2
7)〜(S32)の処理をマゼンタトナー、シアントナー、
ブラックトナーを含む各現像器(4),(5),(6)
について実行する。なお、この処理順序は任意である。
次に、ステップ(S34)で各カラートナーごとに(Vs1
−Vs0)/(Vs2−Vs0)を演算し、現像バイアス電圧(V
b1)を印加したときのトナー付着量(M1)を求める。そ
して、ステップ(S35)で各カラートナーごとに前記
式に基づいて現像バイアス電圧(Vb)を演算する。
以上の制御によって、フォトセンサ(15)の出力電圧
のばらつき、変動あるいは感光体地肌の状態に影響され
ることなく、しかも湿度等の環境条件の変化にも拘わら
ず、正確にハーフトーンテストトナーの付着量を検出す
ることができ、現像バイアス電圧(Vb)が正確に演算さ
れる。また、地肌測定タイミング、飽和レベルテストト
ナー像測定タイミング、ハーフトーンテストトナー像測
定タイミングが感光体ドラム(1)の回転と同期され、
現像バイアス電圧(Vb)の演算が一層正確となる。
なお、本発明に係る画像形成装置は前記実施例に限定
するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変動する
ことができる。
例えば、複写機自体の構成は任意であり、特にフルカ
ラーではなくモノカラーの複写機、またはレーザビーム
走査光学系ではなく通常の可視光による光学系を使用す
るものであってもよい。あるいは、画像安定化制御とし
てはトナー付着量の検出に基づいて現像バイアスの電圧
値を制御する方法のみならず、帯電チャージャ(2)の
出力に基づく感光体初期表面電位(V0)、レーザビーム
の発光強度に基づく画像部電位(Vi)、さらには、トナ
ー補給量を制御してもよい。
発明の効果 以上の説明で明らかな様に、本発明によれば、ハーフ
トーンテストトナー像反射光量測定値と地肌反射光量値
との差と、飽和レベルテストトナー像反射光量測定値と
地肌反射光量測定値との差との比を演算し、この演算値
に基づいて作像条件を制御するようにしたため、静電潜
像担体地肌の変化、測定手段の汚れや特性の変動にも拘
わらず、静電潜像担体表面へのトナー付着量を正確に検
出でき、ひいては良好な画像安定化制御を行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る画像形成装置の一実施例を示し、第
1図は複写機の概略構成図、第2図はフォトセンサの配
置説明図、第3図はトナー付着量に対するセンサ出力電
圧を示すグラム、第4a図、第4b図はトナー粒子による拡
散反射光の説明図、第5図は反射現象の説明図、第6図
はトナー帯電量が変動した場合における現像バイアス電
圧に対するトナー付着量を示すグラフ、第7図はセンサ
が汚れた場合におけるトナー付着量に対するセンサ出力
電圧を示すグラフ、第8図、第9図はそれぞれ感光体ド
ラム回転時のセンサ出力を示すグラフ、第10図はマイク
ロコンピュータによる制御回路図、第11図、第12図はそ
れぞれ制御手順を示すフローチャート図である。 (1)……感光体ドラム、(2)……帯電チャージャ、
(3),(4),(5),(6)……現像器、(10)…
…転写ドラム、(15)……フォトセンサ、(30)……レ
ーザビーム走査光学系、(50)……マイクロコンピュー
タ、(55)……現像バイアス電源ユニット。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−78857(JP,A) 特開 昭56−165156(JP,A) 特開 昭59−53869(JP,A) 特開 昭61−245177(JP,A) 特開 昭63−223763(JP,A) 特開 昭63−223764(JP,A) 特開 昭63−276070(JP,A) 特開 昭63−296068(JP,A) 特開 平1−307770(JP,A) 特開 昭64−2074(JP,A) 特開 昭58−221856(JP,A) 特開 昭59−125755(JP,A) 特開 昭60−260066(JP,A) 特開 昭60−260067(JP,A) 特開 昭60−260072(JP,A) 特開 昭61−213865(JP,A) 特開 昭64−582(JP,A) 特開 平2−281279(JP,A) 特開 平3−92874(JP,A) 特開 平4−145466(JP,A) 特開 平4−146459(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担体表面にトナー画像を形成し、
    このトナー画像をシート上に転写する画像形成装置にお
    いて、 静電潜像担体表面に拡酸反射光量が飽和レベルとなるテ
    ストトナー像を形成する手段と、 静電潜像担体表面に一定の作像条件でハーフトーンのテ
    ストトナー像を形成する手段と、 静電潜像担体表面の地肌からの拡散反射光量、飽和レベ
    ルテストトナー像からの拡散反射光量及びハーフトーン
    テストトナー像からの拡散反射光量を測定する手段と、 ハーフトーンテストトナー像反射光量測定値と地肌反射
    光量測定値との差と、飽和レベルテストトナー像反射光
    量測定値と地肌反射光量測定値との差との比を演算する
    と共に、この演算値に基づいて作像条件を制御する手段
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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