JP2004226868A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の流動性に合わせて転写条件を決定し、常に最適な転写が行われ得る画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー像を担持する感光体ドラムと、これにトナー像を形成するための現像剤を保持する2成分現像装置と、その動作履歴を記憶するRAM150bを備え、トナー像の形成に使用したトナー量を推定し、推定量、動作履歴から現像装置の単位動作当たりのトナー消費量を推定するとともに、感光体ドラム上のトナー像を転写する転写ユニット6と、その転写条件を制御可能な転写条件を制御する制御部150とを備える。制御部150で推定した単位動作当たりのトナー消費量によって転写ユニット6の転写条件を制御する。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ、プリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、詳しくは、中間転写ベルトや紙搬送ベルト等を有してカラー画像形成可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の色を重ねてフルカラー画像を作成するプリンタや複写機において、近年生産性の高さからタンデムタイプのものが主流となってきている。このタンデムタイプのカラー機においては、色ずれが課題となっているが、その他に文字中抜け画像も課題となっている。一般には、文字中抜け画像を防ぐために感光体ドラムと転写ベルト(またはローラ)に周速差をつけたり、ニップ圧、転写バイアスを適正にしたりする等の対策が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらタンデムタイプのカラー画像形成機では、動作中は常に転写ベルト、感光体が回転しており、特にブレードクリーニング方式の場合、感光体が回転することに起因するブレードのびびり等を防ぐため、潤滑作用としてのトナーを所定量現像するために現像ローラを回転させたり、また位置ずれを直すために位置ずれ調整を実施したり、画像濃度を適正に保つためのプロセスコントロールを実施したりする必要があり、必要以上に現像ローラを回転させる必要がある。
【0004】
現像ローラを回転させる際にプリント中であり、プリントする画像がある程度トナーを使用するものであればよいが、例えば黒の画像に赤の線が一本あるだけ等のような画像であったり、また前述の位置ずれ調整、プロセスコントロール、ブレードビビリ防止のための現像ローラの回転の場合は、必要以上にトナーを消費することは、コストの面からも不利である。
【0005】
現像ローラを回転させかつトナーの消費がない場合、現像剤は循環経路の中をストレスを与えられながら移動することになる。そのため、現像剤中に含まれる流動化作用のある添加剤(シリカ等)がストレスによりトナー中に埋め込まれ、流動性が悪化する。流動性が悪化するとトナーとドラム間の付着力が増大し、転写率が低下し、文字中抜け画像等の異常画像が発生する。
【0006】
本発明は、このような従来の諸問題点にかんがみ、現像剤の流動性に合わせて転写条件を決定することにより、現像ユニットが初期状態であっても、使用開始から時間が経過した状態であっても、常に最適な転写が行われ得る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るは、上記目的を達成するために、トナー像を担持する像担持体と、該像担持体にトナー像を形成するための現像剤を保持する2成分現像装置と、該2成分現像装置の動作履歴を記憶する動作履歴記憶装置と、トナー像の形成に使用したトナー量を推定するトナー量推定装置と、該トナー量推定装置と上記動作履歴記憶装置の出力から上記現像装置の単位動作当たりのトナー消費量を推定する演算装置と、上記像担持体上のトナー像を転写する転写装置と、該転写装置の転写条件を制御可能な転写条件制御装置を備える画像形成装置であって、上記演算装置で推定した単位動作当たりのトナー消費量によって上記転写装置の転写条件を制御することを特徴とする。
【0008】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1の画像形成装置において、上記制御する転写条件が転写電界強度または転写ニップ圧であることを特徴とする。
【0009】
同請求項3に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1または2の画像形成装置において、回転してトナーを補給するトナー補給装置を有し、上記トナー量推定装置は、上記トナー補給装置の回転数で使用したトナー量を推定することを特徴とする。
【0010】
同請求項4に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1または2の画像形成装置において、上記トナー量推定装置は、上記像担持体への書き込み画素の総数で使用したトナー量を推定することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお以下では、本発明を適用したタンデム方式の画像形成装置の一例として、タンデム方式のカラーレーザプリンタ(以下、レーザプリンタという。)について説明するが、本発明はこの例に限定されない。
【0012】
まず、図1に示すレーザプリンタの基本的な構成について説明する。図1に示すレーザプリンタは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成部1Y、1M、1C、1K(以下、各符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、黒用の部材であることを示す。)が、図示しない転写紙の移動方向における上流側から順に配置してある。トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kは、潜像担持体としての感光体ドラム11Y、11M、11C、11K等を備えている。
【0013】
また、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの他、潜像形成手段としての光書込ユニット2、給紙カセット3、4、レジストローラ対5、転写ユニット6、ベルト定着方式の定着ユニット7、排紙トレイ8、図示しない手差しトレイ、トナー補給容器、廃トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニット等も備えている。
【0014】
光書込ユニット2は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kの表面にレーザ光を走査しながら照射する。また光書込ユニット2は、Y、M、C、K用の光源から発せられたレーザ光を反射させて感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに導くための反射ミラーをそれぞれ個別に備えている。また、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kと平行になるように配設する反射ミラーを、それぞれ個別に傾けるための図示しないミラー傾斜手段も備えている。
【0015】
図2は、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kのうち、イエロー用のトナー像形成部1Yの概略構成を示す拡大図である。なお、他のトナー像形成部1M、1C、1Kについてもそれぞれ同じ構成となっているので、これらの説明については省略する。トナー像形成部1Yは、上述のように感光体ユニット10Yと現像装置20Yとを備えている。
【0016】
感光体ユニット10Yは、感光体ドラム11Yの他、ドラム表面に対し、潤滑剤を塗布するブラシローラ12Y、クリーニングを施す揺動可能なカウンタブレード13Y、除電処理を施す除電ランプ14Y、一様帯電処理を施す非接触型の帯電ローラ15Y等を備えている。この感光体ユニット10Yの表面を、交流電圧を印加した帯電ローラ15Yによって一様に帯電させ、ドラム表面に、光書込ユニット2で変調及び偏向させたレーザ光を走査しながら照射して静電潜像を形成する。感光体ドラム11Y上で現像されたYトナー像は、後述する転写搬送ベルト60によって搬送する転写紙100に転写する。感光体ドラム11Yとしては、その表面に有機感光体(OPC)層を有するものを用い得る。
【0017】
現像装置20Yは、現像ケース21Yの開口から一部露出させるように配設した現像ローラ22Y、第1搬送スクリュウ23Y、第2搬送スクリュウ24Y、現像ドクタ25Y、トナー濃度センサ(Tセンサ)26Y、粉体ポンプ27Y等を備えている。
【0018】
現像ケース21Yは、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとを含む現像剤を内包している。この現像剤は、第1搬送スクリュウ23Y、第2搬送スクリュウ24Yによって撹拌搬送しつつ摩擦帯電させた後、現像剤担持体としての現像ローラ22Yの表面に担持させる。そして、現像ドクタ25Yによってその層厚を規制してから感光体ドラム11Yと対向する現像領域に搬送し、ここで感光体ドラム11Y上の静電潜像にYトナーを付着させる。このトナー付着により、感光体ドラム11Y上にYトナー像を形成する。現像によってYトナーを消費した現像剤は、現像ローラ22Yの回転に伴って現像ケース21Y内に戻される。
【0019】
第1搬送スクリュウ23Yと第2搬送スクリュウ24Yとの間には仕切り壁28Yが設けてあり、これにより、現像ローラ22Y、第1搬送スクリュウ23Y等を収容する第1供給部29Yと、第2搬送スクリュウ24Yを収容する第2供給部30Yとを現像ケース21Y内に区画形成している。
【0020】
第1搬送スクリュウ23Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動し、第1供給部29Y内の現像剤を現像ローラ22Yの表面に沿って図中手前側から奥側へと搬送しながら現像ローラ22Yに供給する。
【0021】
図3は現像装置20Yを示す縦断面図である。図示のように、仕切り壁28Yは、第1供給部29Yと第2供給部30Yとを各搬送スクリュウの両端付近でそれぞれ連通させる2つの開口部を備えている。第1搬送スクリュウ23Yによって第1供給部29Yの端部付近まで搬送した現像剤は、仕切り壁28Yに設けた一方の開口部を通って第2供給部30Y内に進入する。
【0022】
第2供給部30Y内において、第2搬送スクリュウ24Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動され、第1供給部29Yから進入してきた現像剤を第1搬送スクリュウ23Yとは逆方向に搬送する。第2搬送スクリュウ24Yによって第2供給部30Yの端部付近まで搬送された現像剤は、仕切り壁28Yに設けた他方の開口部を通って第1供給部29Y内に戻る。
【0023】
Tセンサ26Yは透磁率センサからなり、第2供給部30Yの中央付近の底壁に設けてあり、その上を通過する現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。現像剤の透磁率は、現像剤のトナー濃度とある程度の相関を示すため、Tセンサ26YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しない制御部に送られる。
【0024】
図示しない制御部は、RAMを備えており、この中にTセンサ26Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefや、他の現像装置が搭載するTセンサ26M、26C、26Kからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータを格納している。現像装置20Yについては、Tセンサ26Yからの出力電圧の値とY用Vtrefを比較し、図示しないYトナーカートリッジに連結する粉体ポンプ27Yを比較結果に応じた時間だけ駆動して、Yトナーカートリッジ内のYトナーを第2供給部30Y内に補給させる。このように粉体ポンプ27Yの駆動を制御(トナー補給制御)することで、現像によってYトナーを消費してYトナー濃度を低下させた現像剤に第2供給部30Y内で適量のYトナーが補給され、第1供給部29Yに供給される現像剤のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。
【0025】
以下、図4のフローに従って制御部の動作内容について説明する。トナー補給が実施されると、CPUでは粉体ポンプ27Yの駆動時間から推定補給量を算出する(ステップ1、2)。補給量は実験等により単位時間補給量を予め求め、補給時間との積により求める。単位時間補給量が0.5g/sec、補給時間が0.1secであれば、推定される補給量は0.5×0.1=0.05gとなる。さらに現像ローラ22Yの駆動時間を求める(ステップ3)。現像ローラ22Yの駆動時間はプログラムにより決められた値を引用してもよいし、現像ローラ22Yの駆動信号がオンとなっている時間を計測することにより求めてもよい。次に、補給量と現像ローラ駆動時間の商を求める(ステップ4)。この値は100個の配列からなる変数S(n)のうち最も古いデータの代わりに置換される。そのためこの配列には最新100個のデータが常に記憶してある。次にS(n)の平均値S(n)_avgを求め(Σ(S(n)/100)、nは0〜99の整数)、平均値S(n)_avgを不揮発RAMに保存する(ステップ5)。次に予め実験等により求めた値S(n)_avgと転写電流のLUTに従い、次プリント時の転写電流を決定する(ステップ6)。この一連の制御はプリント毎に行い、更新する。他の現像装置20M、20C、20Kについても、同様のトナー補給制御を実施する。図31は転写電流と文字中抜け最適範囲の関係(A)及び画像面積率と転写電流の関係(B)を示す図である。
【0026】
なお最適転写電流は転写対象物(厚紙、薄紙、OHPシート等)、温湿度の状態によっても異なることもあるため、各条件をパラメータとした3次元LUTを作成する等の方法をとってもよい。また転写電流の代わりに感光体と転写間のニップ圧を変えても同様な効果が得られるため、例えば転写ローラをばね加圧しておき、ステッピングモータ等を用い伸縮率を変化させる方法等がある。
【0027】
感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kは、これの下方に配設した転写ユニット6の転写搬送ベルト(後述する)に接触して転写位置としての転写ニップを形成している。図5は、転写ユニット6の概略構成を示す拡大図である。この転写ユニット6で使用する転写搬送ベルト60は、体積抵抗率が10〜1011Ωcmである高抵抗の無端状単層ベルトであり、その材質にはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)等を用いる。無端移動体としての転写搬送ベルト60は、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに接触対向する各転写位置を通過するように、接地された4つの支持ローラ61に掛け回してある。
【0028】
これらの支持ローラ61のうち、図中最も右側のものには、電源62aから所定電圧が印加された静電吸着ローラ62が対向するように配置してある。これら支持ローラ61、静電吸着ローラ62の間には、上記レジストローラ対5によって転写紙100が送られて転写搬送ベルト60上に静電吸着される。
【0029】
図中最も左側の支持ローラ61は、図示しない駆動手段によって回転して転写搬送ベルト60を摩擦駆動する駆動ローラとなっている。また図中下側の2つの支持ローラ61間に位置する転写搬送ベルト60部分の外周面には、電源63aから所定のクリーニングバイアスが印加されたバイアスローラ63が接触するように配置してある。
【0030】
そして各転写ニップの下方には、転写搬送ベルト60の裏面に接触する転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kが設けてある。これら転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kは、マイラ製の固定ブラシによって構成してあり、各転写バイアス電源9Y、9M、9C、9Kから前述した転写バイアスが印加される。この転写バイアス印加部材によって印加された転写バイアスにより、転写搬送ベルト60に転写電荷が付与され、各転写位置において転写搬送ベルト60と感光体ドラム表面との間に所定強度の転写電界が形成される。
【0031】
図6は、転写ユニット6の転写圧調整手段を示す模式図である。図において、各転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kは一つの支持台66によってそれぞれ回転可能に支持してあり、さらに支持台66は2つのソレノイド67、68によって支持してある。これら2つのソレノイド67、68の駆動により、各転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kが上下移動して、各転写位置における感光体ドラム11と転写搬送ベルト60との接触圧(ニップ圧)を調整する。各色トナー像の重ね合わせ転写の際には、この接触圧が所定の値になるように、転写搬送ベルト60が感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに押圧される。
【0032】
先に示した図1中の一点鎖線は、転写紙100の搬送経路を示している。給紙カセット3、4から給送された転写紙100は、図示しない搬送ガイドにガイドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対5を設けた一時停止位置に送られる。このレジストローラ対5によって所定のタイミングで送出された転写紙100は、転写搬送ベルト60に担持され、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kに接触し得る各転写ニップを通過する。
【0033】
各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上で現像された各トナー像は、それぞれ各転写ニップで転写紙100に重ね合わされ、上記転写電界やニップ圧の作用を受けて転写紙100上に転写される。この重ね合わせの転写により、転写紙100上にはフルカラートナー像が形成される。
【0034】
図2において、トナー像が転写された後の感光体ドラム11Yの表面は、ブラシローラ12Yで所定量の潤滑剤を塗布した後にカウンタブレード13Yでクリーニングする。そして、除電ランプ14Yから照射した光によって除電し、次の静電潜像の形成に備える。
【0035】
一方、フルカラートナー像が形成された転写紙100は、加熱ローラを備える定着ユニット7(図1参照)内でこのフルカラートナー像の定着を受けた後、排紙トレイ8上に排出される。なお、定着ユニット7は加熱ローラの温度を検知する図示しない温度センサを備えている。
【0036】
図7は図示のレーザプリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。制御部150は、それぞれ電気的に接続するトナー像形成部1Y、1M、1C、1K、光書込ユニット2、給紙カセット3、4、レジストローラ対5、転写ユニット6、反射型フォトセンサ69等を制御する。また制御部150は、演算処理を実施するCPU150aと、データを記憶するRAM150bとを備えている。RAM150aには、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kに対応するY用現像バイアス値、M用現像バイアス値、C用現像バイアス値、K用現像バイアス値のデータと、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位のデータとが格納してある。
【0037】
プリントアウトプロセスにおいて、制御部150は、帯電ローラ15Y、15M、15C、15Kに、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位の帯電バイアスを供給する制御を行う。この制御により、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kが、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位に一様帯電する。また制御部150は、現像ローラ22Y、22M、22C、22Kに、Y用現像バイアス値、M用現像バイアス値、C用現像バイアス値、K用現像バイアス値のバイアスを供給する制御を行う。
【0038】
図示しない主電源を投入した直後に60℃以下の加熱ローラ温度を検知したときや、所定枚数以上のプリントアウトが実施されると、制御部150は各トナー像形成部1の作像性能を試験する。
【0039】
具体的には、まず感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kを回転させながら帯電させる。この帯電における電位ついては、プリントアウトプロセスにおける一様なドラム帯電電位とは異なり、値をマイナス極性側に徐々に大きくしてくようにする。そして、レーザ光の走査によって基準パターン像用の静電潜像を感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに形成しながら現像装置20Y、20M、20C、20Kによって現像する。この現像により、感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上に基準パターン像Py、基準パターン像Pm、基準パターン像Pc、基準パターン像Pkを形成する。なお、基準パターンの現像の際、制御部150は、現像ローラ22Y、22M、22C、22Kに印加される現像バイアスの値もマイナス極性側に徐々に大きくしていくように制御する。また主電源投入直後であっても、60℃を超える加熱ローラ温度を検知したときには、作像性能を試験しない。すなわち、主電源のオフからオンまでの時間が数分〜数十分と比較的短い場合には試験を省略し、過剰に試験によってユーザーを無駄に待機させたり、電力やトナーを無駄に消費したりといった事態を解消している。
【0040】
図8は、基準パターン像P(Py、Pm、Pc、Pk)を示す模式図である。基準パターン像Pは、互いに間隔L4をおいて並ぶ5個の基準像101で構成してある。図示のレーザプリンタにおいて、基準トナー像としての各基準像101は、例えば縦15mm×横(L3)20mmの大きさで、L4=10mmの間隙を介して形成する。したがって、転写搬送ベルト60上の基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkの長さL2は、それぞれ140mmとなる。基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkは、プリントプロセス時に形成する各色のトナー像とは異なり、転写搬送ベルト60上に重なり合わずに並ぶように転写する。このような転写により、転写搬送ベルト60上には各色の基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkからなる1つのパターンブロックPBを形成する。
【0041】
図9は、感光体ドラムの設置ピッチを示す模式図である。図示のように、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kは、それぞれL1のピッチで等間隔に配設してある。本例のレーザプリンタでは、L1=200mmに設定してある。上述のように、基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkの長さL2はそれぞれ140mmであり、感光体ドラム11の設置ピッチL1よりも短い。このため、基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkは、それぞれの端部を互いに重ね合わせないように独立して転写され得る。
【0042】
図10は、転写搬送ベルト60上に形成するパターンブロックを示す模式図である。転写搬送ベルト60上には、4つの基準パターンPk、Pc、Pm、PyからなるパターンブロックPBを2つ形成する。具体的には、基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1からなるパターンブロックPB1と、基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2からなるパターンブロックPB2とを形成する。
【0043】
パターンブロックPB1、PB2は次のようにして形成する。すなわち、制御部150は、1つ目のパターンブロックPB1内の基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1が転写搬送ベルト60に転写され終わった時点から、最も上流側の基準パターンPy1が最も下流側の感光体ドラム11Kの転写ニップを通過し終わるまでの間において、転写ユニット6のソレノイド67、68(図5参照)を駆動して転写圧を所定のレベル(離間を含む)まで減圧させる。この減圧により、基準パターン像Pc1、Pm1、Py1は、それぞれ下流側の転写ニップにおける感光体ドラム11への逆転写が抑えられながら、転写搬送ベルト60とともに移動する。このため、パターンブロックPB1内における基準パターン像Pc1、Pm1、Py1は、それぞれ感光体ドラム11への逆転写が抑えられた状態の濃度パターンとなる。
【0044】
また制御部150は、所定のタイミングを見計らって2つ目のパターンブロックPB2の各基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2を感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに形成させる。この所定のタイミングとは、具体的には、1つ目のパターンブロックPB1の後端(基準パターン像Py1)が最も下流側の感光体ドラム11Kの転写ニップを通過し、さらに所定量だけ移動した時点からパターンブロックPB2の基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2が転写搬送ベルト60上に転写され始め得るタイミングである。
【0045】
また制御部150は、1つ目のパターンブロックPB1の後端(基準パターン像Py1)が最も下流側の感光体ドラム11Kの転写ニップを通過してから、2つ目のパターンブロックPB2の各基準パターン像Pが転写搬送ベルト60に転写され始めるまでの間に、ソレノイド67、68を駆動して転写圧を元の値まで加圧させる。この加圧により、パターンブロックPB2用の各基準パターン像Pの良好な転写が可能になる。さらに制御部150は、2つ目のパターンブロックPB2についても、1つ目のパターンブロックPB1と同様に、感光体ドラム11への逆転写を抑え得るように、上記ソレノイド67、68の駆動を制御する。
【0046】
パターンブロックPB1、PB2は、それぞれ4つの基準パターン像Py、Pm、Pc、Pkを含み、さらに、これら基準パターン像にはそれぞれ5個の基準像101を含むため、各色(Y、M、C、K)について、それぞれ5×2=10個の基準像101を形成することになる。
【0047】
各色において、図11に示す作像条件でこれら10個の基準像101を感光体ドラム11上に形成する。なおレーザ光の強度については、ドラム帯電電位にかかわらず、基準像101用の静電潜像を例えば−20Vまで減衰させ得る強度とする。
【0048】
図11において、基準像番号(1)〜(10)は、パターンブロックPB1の先端からパターンブロックPB2の後端にかけて、1番目〜10番目に形成する基準像101であることを示す。したがって、基準像番号(1)〜(5)の基準像101はパターンブロックPB1内に存在し、基準像番号(6)〜(7)の基準像101はパターンブロックPB2内に存在している。
【0049】
図12に示すように、本例のレーザプリンタは、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kにおいて、それぞれドラム帯電電位と現像バイアスとをそれぞれ徐々に低い値に切り換えながら基準像番号(1)〜(10)の基準像101を形成する。これら10個の基準像101は、後に形成するものほど高い現像ポテンシャル(静電潜像の電位と現像バイアスとの差)で現像されるため、画像濃度が高くなる。
【0050】
図11に示した各現像バイアス値と、基準像番号(1)〜(10)の基準像101の画像濃度との関係は、例えば図13に示すグラフのようになる。すなわち、現像バイアス値と画像濃度(単位面積当たりのトナー付着量)とには正の相関があり、図示のような直線グラフが得られるので、この直線グラフを示す関数(y=ax+b)を用いれば、所望の画像濃度(トナー付着量)が得られる現像バイアス値を演算できる。
【0051】
図14は転写搬送ベルト60を反射型フォトセンサ69とともに示す斜視図である。図示のように、本例のレーザプリンタは、2つの反射型フォトセンサ69a、69bを備えている。2つのパターンブロックPB1、PB2は、それぞれ、転写搬送ベルト60の図中手前側の端部付近に形成してあり、反射型フォトセンサ69aがこれを検知する。この端部付近は、図3の現像装置20Yの領域R2に相当する部分である。図3において、幅W2は図示しない転写紙100の幅に相当する部分であり、この領域R2は幅W2よりも第1供給部29Yの現像剤搬送方向上流側にある。通常のプリントアウトプロセス時において、現像ローラ22Y上の領域R2内に存在する現像剤が現像に寄与することはなく、現像ローラ22Y上や第1供給部29Yの領域R2内に存在する現像剤は、上述のトナー補給制御によって所定範囲内に維持したトナー濃度となる。したがって、プリントアウトプロセス時にベタ図柄画像や写真画像等の高画像面積率のYトナー像を連続現像した直後であっても、基準パターン像Pyは正規のトナー濃度の現像剤によって現像され得る。なお、他の基準パターン像Pm、Pc、Pkも、同様の理由により、正規のトナー濃度の現像剤によって現像する。
【0052】
次に、本例のレーザプリンタの特徴的な構成について説明する。図15は反射型フォトセンサ69a、69bと、その周辺の構成を示す側面図である。転写搬送ベルト60の裏面には、ステンレス等の母材の表面にNiメッキやCrメッキ等を施した反射部材70が当接している。反射部材70は、図中一点鎖線で示す移動軌跡で移動しようとする転写搬送ベルト60の裏面を、例えば1〜2mmの付勢距離Kで付勢しながら転写搬送ベルト60をバックアップする。反射部材70における転写搬送ベルト60との当接面は平面状に形成してあり、かつ鏡面仕上げ加工を施して、光を良好に反射させるようになっている。本例のレーザプリンタにおける光透過性検知手段は、これら反射型フォトセンサ69a、69bと反射部材70とによって構成してある。
【0053】
転写搬送ベルト60をバックアップする反射部材70には、転写搬送ベルト60を介して反射型フォトセンサ69a、69bが対向している。反射型フォトセンサ69a、69bの図示しない発光部から発せられた光は、転写搬送ベルト60の乳白色や透明な光透過部を透過して反射部材70に至る。そして反射部材70の表面で反射して反射光となり、転写搬送ベルト60を再び透過して反射型フォトセンサ69a、69bの図示しない受光部に入射する。PVDFからなる転写搬送ベルト60は乳白色を呈するが、発光部から発せられた光を一往復透過させても受光部に十分に検知させ得る程度の光透過性を有するものとする。なお、十分な受光量が得られない場合には、透明材料を転写搬送ベルト60に使用すればよい。また、光の透過する部分だけに光透過性を発揮させるように転写搬送ベルト60を構成してもよい。
【0054】
このような構成においては、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kから移動体としての転写搬送ベルト60に転写された各基準像101を検知するために、各基準像101の反射光を検知するのではなく、転写搬送ベルト60における基準像部分の透過光を検知する。したがって、各基準像101の反射光を検知することに起因して生ずる種々の不具合を解消できる。また、発光部からの光を光反射部材70によって反射させることで、透過光を検知するためのフォトセンサとしては受光部と発光部とを同一の筺体内に収容する反射型フォトセンサ69a、69bを用いることが可能になり、両部を別々の筺体内に収容する透過型フォトセンサを用いることに起因して生ずるメンテナンス性やレイアウト自由度の悪化等といった不具合も解消できる。
【0055】
また、図示のように、反射部材70でのバックアップによって上下振動を抑えた転写搬送ベルト60部分(ベルト部分)の光透過性を反射型フォトセンサ69a、69bによって検知することで、上下振動によるセンサの誤検知を抑えることができる。また、上下振動を抑えられるベルト部分は、張架ローラにバックアップされるベルト部分とは異なり、バックアップされる反射部材70の平面にならって平面形状になる。このため、転写搬送ベルト60の湾曲部分で基準像101を検知することに起因する誤検知を抑えることができる。さらに、負圧発生手段を用いることなく転写搬送ベルト60の上下振動を抑えるので、負圧発生手段によるコストアップや騒音発生を解消できる。
【0056】
反射型フォトセンサ69a、69bの設置位置としては、反射部材70の中心Oとの対向位置ではなく、図示のように反射部材70におけるベルト移動方向下流側の端部付近との対向位置が望ましい。この端部付近では、ベルト移動方向上流側の端部付近よりも転写搬送ベルト60の上下振動が抑えられるからである。
【0057】
図10において、転写搬送ベルト60上に転写した各基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1は、ベルトの無端移動に伴って移動して反射型フォトセンサ69aに検知された後、転写ユニット6のバイアスローラ63(図2参照)との接触位置に進入し、ここでバイアスローラ63に静電的に転写されて除去される。
【0058】
一方の反射型フォトセンサ69aは、1つ目のパターンブロックPB1の先端から後端にかけて、基準パターン像Pk1、Pc1、Pm1、Py1内の各基準像101を次のような順序で検知する。すなわち、基準パターン像Pk1の5個の基準像101、基準パターン像Pc1の5個の基準像101、基準パターン像Pm1の5個の基準像101、基準パターン像Py1の5個の基準像101という順序で検知する。そしてこの際、透過光量に応じた電圧信号を制御部150に順次出力する。制御部150は、反射型フォトセンサ69から順次送られてくる電圧信号に基づいて、各基準像101の画像濃度を順次演算し、RAM150aに格納していく。
【0059】
また反射型フォトセンサ69aは、2つ目のパターンブロックPB2の先端から後端にかけて、基準パターン像Pk2、Pc2、Pm2、Py2を構成する各基準像101からの反射光量を、パターンブロックPB1と同様の順序で検知する。制御部150は、1つ目のパターンブロックPB1のときと同様に、反射型フォトセンサ69から順次送られてくる電圧信号に基づいて各基準像101の画像濃度を順次演算し、RAM150aに格納していく。
【0060】
制御部150は各色について、各現像バイアス値と、図11に示す基準像番号(1)〜(10)の基準像101の画像濃度データとを用いて回帰分析を行い、図13に示したような直線グラフを示す関数(回帰式)を求める。そして、この関数に画像濃度の目標値を代入して適切な現像バイアス値を演算し、Y、M、CまたはK用の補正現像バイアス値としてRAM150aに格納する。RAM150aには、図12に示すような作像条件テーブルも格納してある。図示のように、この作像条件テーブルでは、30通りの現像バイアス値とこれに適切なドラム帯電電位とが関連付けてある。
【0061】
制御部150は、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kについて、それぞれ作像条件テーブルの中から補正現像バイアス値に最も近い現像バイアス値を選び、これに関連付けられたドラム帯電電位を特定する。特定したドラム帯電電位については、Y、M、CまたはK用の補正ドラム帯電電位としてRAM150aに格納する。そして、全ての補正現像バイアス値及び補正ドラム帯電電位をRAM150aに格納し終えると、Y用現像バイアス値、M用現像バイアス値、C用現像バイアス値、K用現像バイアス値のデータをそれぞれ対応する補正現像バイアス値と同等の値に補正して格納し直す。また、Y用ドラム帯電電位、M用ドラム帯電電位、C用ドラム帯電電位、K用ドラム帯電電位についても、それぞれ対応する補正ドラム帯電電位と同等の値に補正して格納し直す。このような補正により、プリントアウトプロセス時におけるトナー像形成手段1Y、1M、1C、1Kの作像条件が、それぞれ所望の画像濃度のトナー像を形成し得る条件に補正される。
【0062】
本例のレーザプリンタにおけるTセンサ26は、既述のように透磁率センサからなり、したがって実際には現像剤のトナー濃度を検知しているわけではなく、トナー濃度とある程度の相関を示す透磁率を検知している。しかしながら、現像剤の透磁率はトナー濃度の他、トナーの嵩密度によっても変化し、この嵩密度は温湿度や現像剤の攪拌度合いによって変化する。このため、上述のようにしてTセンサ26からの出力値が目標値Vtrefになるようにトナー補給を実施していても、温湿度等の変化に伴ってトナーの嵩密度が変化すると、トナー濃度が目標よりも高めに制御されたり、低めに制御されたりする。そのため画像間において濃度検知用のパターンを作像し、反射型フォトセンサ69a、69bにて濃度検知を行い、Vtrefを補正することで画像濃度を一定に保つことを可能とする。
【0063】
図16のフローに従って濃度検知用のパターンを作像する際の動作内容について説明する。プリントを開始すると、濃度検知用のパターンを作像するかどうかを判定する(ステップ1)。制御部150の図示せぬ不揮発メモリには濃度検知パターンを作像する色を判定するカウンタが用意してある。カウンタは0、1、2、3、0のようにカウントを行い(ステップ2、4)、それぞれM、C、Y、BK、M・・色を作像することとする。カウント該当色が画像書き込み終了後濃度検知用のパターン書き込みが開始される(ステップ3)。
【0064】
濃度パターンの作像条件は、その目的により条件を決定するが、一例をあげると、現像バイアス=300V、帯電バイアス=500V、露光パワー=200値(PWM信号)となる。この例では、センサ感度の最もよい中間濃度レベルで現像されるように現像バイアスを設定している。
【0065】
濃度パターンの書き込みが終了すると引き続き位置ずれ検知用パターンを書き込み開始する。図17に示すように、1枚目の転写紙100−1と2枚目の転写紙100−2の間で濃度検知パターンPxと位置ずれ検知用パターンPzが反射型フォトセンサ69a、69bの位置を通過する。制御部150は所定のタイミングからセンサ出力読み取りを開始する。読み取りが開始したら、センサ出力Vout(n)をしきい値VTH1と比較する。Vout(n)<VTH1となったならばパターン部がセンサ位置に来たものと認識する。Vout(n)はしきい値を超えてからnをカウントし、予め予測されるnとなったときパターン部濃度検出開始する(図18参照)。
【0066】
濃度検知パターンPxは、出力を所定回数読み込んだら平均値算出、ついで付着量算出(M)を実行する。付着量算出は予め求めておいたLUT(図19)により変換する。付着量Mを算出したら、Vtref補正を実行する。Vtref補正はLUT(図20)により行う。Vtref補正量のΔVtrefは不揮発メモリに保存し、Vtrefに随時加算する。
【0067】
濃度検知が終了すると、引き続き位置ずれ検知を開始する。ただし所定時間内に位置ずれ検知を終了させるため、トナーライン本数が限られ、画像2枚の間にBKとYの横線のみとなる。位置ずれパターンはBKとYの横線(BKとYの副走査位置ずれ量検出)、BKとYの斜め線(BKとYの主走査位置ずれ量検出)、同様にBKとC、BKとMの6通り考えられ、濃度検知(図16のフロー)と同様に不揮発メモリに0、1、2、3、4、5からなるカウンタを用意し、図21に示すフローのように、各組み合わせを順番に書き込み作像する。
【0068】
位置ずれ量はセンサの出力とサンプリング時間及び判定しきい値であるVTH2、VTH3から算出する(図22参照)。そして、初めてVTH2をセンサ出力が下回ったときの時間T1を記憶する。さらに、初めてVTH3をセンサ出力が上回ったときの時間T2を記憶する。そして時間T1、T2よりT3=(T1+T2)/2を算出し、これより理想的なライン中心時間T3を算出する。この処理をBKとそれ以外の色について行い、BKとYの場合、(T3(BK)−T3(Y)/線速よりBK、Y間の距離を算出する。BK、Yの書き込みタイミングは予め理想のタイミングで書き込まれるように設定してあるので、目標距離をGref、検出距離をGdとすると、ズレ量GはG=Gref(BK−Y)−Gd(BK−Y)となる。同様に位置ずれ量を算出し、位置ずれ量Gが200μmをこえていて、かつMが0.2〜0.4mg/cm(目標レベル)であれば、プリント命令があってもプリント動作を中断し、位置ずれ補正制御を実行する。
【0069】
すなわち図23のフローに示すように、濃度検知開始(ステップ1)からセンサ出力Vout(n)の読み取りを開始し(ステップ2)、センサ出力Vout(n)としきい値VTH1とを比較し(ステップ3)、Vout(n)<VTH1となったならばパターン部がセンサ位置に来たものと認識し、Vsp[m]=Vout(n)として配列に保存する(ステップ4)。センサ出力個数mが30を超えたならば(ステップ5)、データの保存を終了し(ステップ6)、所定個数のVsp(10)〜Vsp(19)の平均値を算出し(ステップ7)、ついで付着量算出(M)を実行し(ステップ8)、Vtref補正を実行(ステップ9)して濃度検知を終了する(ステップ10)。続いて位置ずれ検知を開始し(ステップ11)、センサ出力Vout(n)を読み込む(ステップ12)。そしてVTH2をセンサ出力が下回ったときの時間T1を記憶し(ステップ13、14)、初めてVTH3をセンサ出力が上回ったときの時間T2を記憶する(ステップ15、16)。ついで理想的なライン中心時間T3を算出し(ステップ17)、ステップ12〜ステップ17までをBKとそれ以外の色について行い(ステップ18)、測定距離Gdを算出し(ステップ19)、位置ずれ量を算出(ステップ20)してこれを判断してMが0.2〜0.4mg/cmで(ステップ21)、位置ずれ量G>200μmであれば(ステップ22)、プリント動作を中断して位置ずれ補正制御を実行する(ステップ23)。
【0070】
図24は、位置ずれ補正制御用に転写搬送ベルト60上に形成する位置ずれ検知用の基準パターン像Pの具体的な例を示す。図中下側の基準パターン像P1は、転写搬送ベルト60における図中下側の端部付近に形成して反射型フォトセンサ69aによって検知する。また、図中上側の基準パターン像P2は、転写搬送ベルト60における図中上側の端部付近に形成して反射型フォトセンサ69bによって検知する。
【0071】
図25に示すように、これら基準パターン像P1、P2は、それぞれベルト幅方向に真っ直ぐに延びる4つの基準像d101K、d101C、d101M、d101Yと、ベルト幅方向から45度傾いた基準像s101K、s101C、s101M、s101Yとからなる。基準パターン像P1、P2内において、基準像d101K、d101C、d101M、d101Y、s101K、s101C、s101M、s101Yは距離dのピッチで形成し、基準パターン全体の長さはL3となっている。これら基準像のうち、基準像d101K、d101C、d101M、d101Yは、長さA、幅Wの大きさで形成する。また、基準像s101K、s101C、s101M、s101Yは、長さA√2、幅Wの大きさで形成する。さらに、基準パターン像P1の基準像d101K、d101C、d101M、d101Y、s101K、s101C、s101M、s101Yと、基準パターンP2の基準像d101K、d101C、d101M、d101Y、s101K、s101C、s101M、s101Yとは、それぞれベルト幅方向で相対向するように形成する。
【0072】
ここで、感光体ドラム11Y、11M、11C、11Kに組み付け誤差による傾きが生じていたり、光書込ユニット2内におけるY、M、C、K用の反射ミラーにその長手方向の傾きが生じていたり、Y、M、C、K用のポリゴンミラーや光源の駆動タイミングが正規のタイミングからずれていたりといった事態が発生していないと仮定する。すると、図24に示したように、基準像101は、それぞれ互いに等間隔で平行な状態を維持するように形成する。このように形成した基準像101については、それぞれ両方の反射型フォトセンサ69a、69bがほぼ同時に検知する。また、図26に示すように、反射型フォトセンサ69aによる基準像d101K、d101C、d101M、d101Yの検知間隔t1a、t2a、t3aが等しくなる。これら検知間隔t1a、t2a、t3aとは、基準像d101Kを検知してから基準像d101Cを検知するまで、基準像d101Cを検知してから基準像d101Mを検知するまで、基準像d101Mを検知してからd基準像101Yを検知するまでの時間である。また、反射型フォトセンサ69bは、反射型フォトセンサ69aと同じタイミングで基準像d101K、d101C、d101M、d101Yを検知し、各検知間隔t1b、t2b、t3bが等しくなる。
【0073】
しかしながら、例えば、感光体ドラム11Cに組み付け誤差による傾きが生じていたり、光書込ユニット2内におけるC用の反射ミラーにその長手方向の傾きが生じていたりすると、図27に示すように、互いに対向する2つの基準像d101Cにスキューによる位置ずれが生ずる。このようにスキューによる位置ずれが生ずると、反射型フォトセンサ69aが基準像d101Cを検知するタイミングと、反射型フォトセンサ69bが基準像d101Cを検知するタイミングとにタイムラグΔtが生ずる。スキュー角θについては、このタイムラグΔtと、転写搬送ベルト60の移動速度とに基づいて求めることができる。また、基準像d101Cではなく、他の基準像d101K、d101M、d101Yにスキューが生じた場合にも、同様にしてスキュー角θを求めることができる。
【0074】
そこで制御部150は、2つの基準トナー像P1、P2について、それぞれ基準像d101K、d101C、d101M、d101Yの検知タイミングをRAM150aに順次格納していき、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bをそれぞれ求める。そして、タイムラグΔtを生じた基準像についてはそのスキュー角θを演算し、演算結果に基づいて、対応する反射ミラーをミラー傾斜手段によって傾けてスキューを抑える。
【0075】
また、例えば光書込ユニット2内におけるC用の光源の駆動タイミングが正規のタイミングからずれる等すると、図28に示すように、基準像101Cに副走査方向へのレジストによる位置ずれが生ずる。このように位置ずれが生ずると、検知間隔t1a、t2a、t3aがそれぞれ異なった値になるとともに、検知間隔t1b、t2b、t3bもそれぞれ異なった値になる。但し、先に図27に示したように、スキューによる位置ずれが生じた場合にも、検知間隔t1a、t2a、t3aや検知間隔t1b、t2b、t3bがそれぞれ異なった値になる。そこで、制御部150は、それぞれスキューにより発生したタイムラグΔtに基づいて、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bを補正してスキューによる影響を取り除いた後、副走査方向へのレジストによる位置ずれ量を求める。そして、この位置ずれ量に基づいて、K、C、M、Y用の駆動タイミング等を補正して、副走査方向へのレジストを抑える。
【0076】
このようにして、スキュー及び副走査方向へのレジストによる位置ずれを補正すると、次に2つの基準パターン像P1、P2における基準像s101K、s101C、s101M、s101Yに基づいて主走査方向へのレジストによる位置ずれを補正する。
【0077】
具体的には、主走査方向へのレジストずれが生じていなければ、先に説明したように、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bが全て等しくなる。ところが、例えば、図29に示すように、基準パターン像P2内(図中上側)の基準像s101Cに主走査方向へのレジストずれが生ずると、検知間隔t1b、t2b、t3bがそれぞれ異なった値になる。このとき、主走査方向における基準像s101Cの大きさが正規の大きさであれば(主走査方向における倍率が1倍)、図29に示すように、基準パターン像P1内(図中下側)の基準像s101Cも同様にレジストして検知間隔t1a、t2a、t3aもそれぞれ異なった値になり、かつそれぞれ検知間隔t1b、t2b、t3bに同期する。一方、主走査方向における基準像s101Cの大きさが正規の大きさよりも大きくなると(主走査方向における倍率が1倍を超える)、例えば、基準パターン像P2内の基準像s101Cがレジスト(主走査方向)するにもかかわらず、図30に示すように、基準パターン像P1内の基準像s101Cはレジストしなかったり、レジスト量が少なくなったりする。
【0078】
そこで、制御部150は、検知間隔t1a、t2a、t3a、t1b、t2b、t3bや、転写搬送ベルト60の移動速度に基づいて、2つの基準パターン像P1、P2内における基準像s101K、s101C、s101M、s101Yのレジストずれ(主走査方向)量や倍率(主走査方向)を演算する。そして、演算結果に基づいて、対応するポリゴンミラーの駆動タイミングを補正したり、対応する反射ミラーをミラー傾斜手段によって傾けたりして、このようなレジストずれや倍率ずれを抑える。
【0079】
このように、各色についてスキュー、副走査方向へのレジスト及び主走査方向へのレジストを抑えることで、プリントプロセス時に形成する上記フルカラートナー像の乱れを抑えることができる。
【0080】
なお、副走査方向の倍率については、基準像d101K、d101C、d101M、d101Yを検知している時間によって補正する。また位置ずれ検知用の基準パターン像P1、P2の構成は図示のものだけでなく、様々なバリエーションが考えられる。
【0081】
以上の構成の本例のレーザプリンタにおいては、各色の基準像101における反射光量ではなく、各色の基準像101が転写された転写搬送ベルト60部分の透過光量に基づいて、各色の基準像101の位置ずれ量や画像濃度を検知する。よって、各色について、それぞれ基準像101を検知させるための専用のフォトセンサを設けなくても、同一の反射型フォトセンサで各色の基準像101を検知させることができる。
【0082】
以上のように、反射ミラーの傾斜角度等、光書込ユニット2内における条件を補正することで感光体ドラム11上での潜像形成位置を補正してレジストずれやスキューを抑えるレーザプリンタについて説明してきたが、本発明ではこれらの条件を補正することに代えて、感光体ドラム等の潜像担持体や、転写搬送ベルト等の無端移動体の位置を補正することで潜像形成位置を補正させるようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、以上説明してきたように、プリントする画像面積に関わらず、文字中抜けの発生を防ぎ、良好な画像が得られるという効果がある。
【0084】
同請求項2に係る画像形成装置は、以上説明してきたように、転写バイアスは他の目的で可変である場合が多いのでコストアップせず、簡単な構成で上記効果が得られ、あるいは電界強度を変えずに文字中抜けの発生を防ぐので、電界強度を変えても文字中抜けの発生が防げない場合や、別の異常画像が発生する場合には有効となる。
【0085】
同請求項3に係る画像形成装置は、以上説明してきたように、単位時間のトナー補給量が安定しているシステムでは、消費トナー量の推定精度が高いため、文字中抜け発生防止の精度が高くなる。
【0086】
同請求項4に係る画像形成装置は、以上説明してきたように、単位時間のトナー補給量が不安定であるシステム(ばらつきが大きい)や、特に2値書き込み方式では消費トナー量の推定精度が高いため、文字中抜け発生防止の精度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成図である。
【図2】トナー像形成部の概略構成を示す拡大図である。
【図3】トナー像形成部の現像装置を示す縦断面図である。
【図4】制御部の動作内容を示すフロー図である。
【図5】レーザプリンタの転写ユニットの概略構成を示す拡大図である。
【図6】転写ユニットの転写圧調整手段を示す模式図である。
【図7】レーザプリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。
【図8】レーザプリンタによって形成する濃度検知用の基準パターン像を示す模式図である。
【図9】レーザプリンタにおける各感光体ドラムの設置ピッチを示す模式図である。
【図10】レーザプリンタの転写搬送ベルト上に形成するパターンブロックを示す模式図である。
【図11】同作像条件を示す図である。
【図12】同作像条件テーブルを示す図である。
【図13】同現像バイアス値と各基準像のトナー付着量との関係を示すグラフである。
【図14】同転写搬送ベルトを反射型フォトセンサとともに示す斜視図である。
【図15】同レーザプリンタにおける反射型フォトセンサと、その周辺の構成とを示す側面図である。
【図16】濃度パターンの書き込みのフロー図である。
【図17】位置ずれ検知用パターンの書き込みのフロー図である。
【図18】センサ出力電圧とサンプリング数の関係を示す図である。
【図19】トナー付着量を算出するためのテーブルを示す図である。
【図20】目標値補正のための条件と補正量の関係を示す図である。
【図21】位置ずれパターンの書き込みのフロー図である。
【図22】パターンの通過時間とセンサ出力の関係を示す図である。
【図23】濃度検知開始から位置ずれ補正制御を実行するまでの全体動作のフロー図である。
【図24】同レーザプリンタによって形成する位置ずれ検知用の基準パターン像を転写搬送ベルトとともに示す模式図である。
【図25】位置ずれ検知用の基準パターン像を示す拡大模式図である。
【図26】位置ずれが生じていない状態の基準パターン像を示す模式図である。
【図27】基準像にスキューによる位置ずれが生じた状態の基準パターン像を示す模式図である。
【図28】基準像に副走査方向へのレジストによる位置ずれが生じた状態の基準パターン像を示す模式図である。
【図29】基準像に主走査方向へのレジストによる位置ずれが生じた状態の基準パターン像を示す模式図である。
【図30】基準像に主走査方向へのレジストによる位置ずれと、主走査方向の倍率変動とが生じた状態の基準パターン像を示す模式図である。
【図31】転写電流と文字中抜け最適範囲の関係(A)及び画像面積率と転写電流の関係(B)を示す図である。
【符号の説明】
1 トナー像形成部
2 光書込ユニット
3、4 給紙カセット
5 レジストローラ対
6 転写ユニット
7 定着ユニット
8 排紙トレイ
11 感光体ドラム
20 現像装置
22 現像ローラ
23、24 搬送スクリュウ
25 現像ドクタ
26 トナー濃度センサ(Tセンサ)
27 粉体ポンプ
28 仕切り壁
29 第1供給部
30 第2供給部
60 転写搬送ベルト
65 転写バイアス印加部材
69 反射型フォトセンサ
100 転写紙
101 基準像(基準トナー像)
150 制御部
P 基準パターン像

Claims (4)

  1. トナー像を担持する像担持体と、該像担持体にトナー像を形成するための現像剤を保持する2成分現像装置と、該2成分現像装置の動作履歴を記憶する動作履歴記憶装置と、トナー像の形成に使用したトナー量を推定するトナー量推定装置と、該トナー量推定装置と上記動作履歴記憶装置の出力から上記現像装置の単位動作当たりのトナー消費量を推定する演算装置と、上記像担持体上のトナー像を転写する転写装置と、該転写装置の転写条件を制御可能な転写条件制御装置を備える画像形成装置であって、上記演算装置で推定した単位動作当たりのトナー消費量によって上記転写装置の転写条件を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、上記制御する転写条件が転写電界強度または転写ニップ圧であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2の画像形成装置において、回転してトナーを補給するトナー補給装置を有し、上記トナー量推定装置は、上記トナー補給装置の回転数で使用したトナー量を推定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または2の画像形成装置において、上記トナー量推定装置は、上記像担持体への書き込み画素の総数で使用したトナー量を推定することを特徴とする画像形成装置。
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