JPH07111598A - 無線ファクシミリシステムの制御方法 - Google Patents

無線ファクシミリシステムの制御方法

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JPH07111598A
JPH07111598A JP5276016A JP27601693A JPH07111598A JP H07111598 A JPH07111598 A JP H07111598A JP 5276016 A JP5276016 A JP 5276016A JP 27601693 A JP27601693 A JP 27601693A JP H07111598 A JPH07111598 A JP H07111598A
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JP
Japan
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data
digital
analog
signal
wireless
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Application number
JP5276016A
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English (en)
Inventor
Sanenori Ichimura
実紀 市村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信の秘密を保持することができる無線ファ
クシミリシステムの制御方法を提供することを目的とし
ている。 【構成】 親機と子機との間のデータ伝送は、暗号化さ
れた状態で行われるので、この無線によるデータ伝送を
傍受されたとしても、その傍受したデータからデータ通
信した内容を再生することができず、通信の秘密を保持
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公衆網に接続され、少
なくとも公衆網を介して相手端末との間でデータをやり
とりする機能を備えた親機と、この親機と無線手段によ
ってデータをやりとりする子機からなる無線ファクシミ
リシステムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公衆網に接続され、少なくとも公
衆網を介して相手端末との間でデータをやりとりする機
能を備えた親機と、この親機と無線手段によってデータ
をやりとりする子機からなる無線ファクシミリシステム
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな無線ファクシミリシステムでは、親機と子機との間
のデータのやりとりを平文のデータで行っていたため、
無線通信内容を傍受されると通信の内容が外部に漏れる
という不都合を生じていた。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、通信の秘密を保持することができる無線ファ
クシミリシステムの制御方法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、公衆網に接続
され、少なくとも公衆網を介して相手端末との間でデー
タをやりとりする機能を備えた親機と、この親機と無線
手段によってデータをやりとりする子機からなる無線フ
ァクシミリシステムの制御方法において、親機と子機と
の間の画情報データのやりとりは暗号化されたデジタル
データの状態で行うようにしたものである。また、前記
暗号化されたデジタルデータの送信側には、送信画情報
データを対応するアナログ信号に変換する変調手段と、
この変調手段の変調信号を対応するデジタルシリアル信
号に変換するアナログ/デジタル変換手段と、所定のパ
ルス列からなる暗号パターンデータを発生する第1のパ
ターン発生手段と、上記アナログ/デジタル変換手段か
ら出力されるデジタルシリアル信号と上記パターン発生
手段の排他的論理和を形成する第1の排他的論理和回路
を備え、前記暗号化されたデジタルデータの受信側に
は、上記第1のパターン発生手段と同じ暗号パターンデ
ータを発生する第2のパターン発生手段と、受信データ
と上記第2のパターン発生手段の排他的論理和を形成す
る第2の排他的論理和回路と、この第2の排他的論理和
回路の出力信号を対応するアナログ信号に変換するデジ
タル/アナログ変換手段と、このデジタル/アナログ変
換手段から出力されるアナログ信号を対応する画情報デ
ータに復調する復調手段を備えたものである。また、前
記第1のパターン発生手段と、前記第2のパターン発生
手段は、前記変調手段と前記復調手段との間の所定の同
期処理が完了した時点から、前記暗号パターンデータを
発生するようにするとよい。
【0006】
【作用】したがって、親機と子機との間のデータ伝送
は、暗号化された状態で行われるので、この無線による
データ伝送を傍受されたとしても、その傍受したデータ
からデータ通信した内容を再生することができず、通信
の秘密を保持することができる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施例にかかる無線フ
ァクシミリシステムを示している。なお、この場合、こ
の無線ファクシミリシステム公衆電話網に接続され、装
置機能としては、グループ3ファクシミリ機能を備えて
いる。
【0009】同図において、この無線ファクシミリシス
テムは、公衆電話網に接続され、グループ3ファクシミ
リ通信機能を備えた親機の無線ファクシミリ装置FXa
と、この無線ファクシミリ装置FXaとの間で無線手段
によってデータをやりとりするとともに、画像読取機能
および記録機能を備えた子機の無線ファクシミリ装置F
Xbから構成される。
【0010】図2は、無線ファクシミリ装置FXa(親
機)の構成例を示している。
【0011】同図において、CPU(中央処理装置)1
は、この無線ファクシミリ装置FXaの各部の制御処
理、子機との間のデータ伝送処理、および、ファクシミ
リ伝送制御手順処理を行うものであり、ROM(リード
・オンリ・メモリ)2は、CPU1が実行する制御処理
プログラム、および、処理プログラムを実行するときに
必要な各種データなどを記憶するものであり、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)3は、CPU1のワー
クエリアを構成するとともに、この無線ファクシミリ装
置FXaに固有な各種の情報を記憶するためのものであ
る。
【0012】プロッタ4は、所定の解像度で画像を記録
出力するためのものであり、操作表示部5は、このファ
クシミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キ
ー、および、各種の表示器からなる。
【0013】符号化復号化部6は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置7は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0014】網制御装置8は、このファクシミリ装置を
公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発着
信機能を備えている。グループ3ファクシミリモデム9
は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するた
めのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低
速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情
報をやりとりするための高速モデム機能(V.33モデ
ム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備
えている。
【0015】高速データモデム10は、子機との間で画
情報をやりとりするときに、画情報データを変復調する
ためのものであり、高速モデム機能(例えば、V.33
モデム(14.4Kbps,12Kbps)やそれ以上
の伝送速度の高速モデム機能)を備えている。
【0016】アナログ/デジタル・デジタル/アナログ
変換部11は、高速データモデム10のアナログ送信信
号を対応するデジタル送信信号に変換するとともに、高
速データモデム10に対して入力されるデジタル受信信
号を対応するアナログ受信信号に変換するためのもので
ある。
【0017】暗号化処理部12は、アナログ/デジタル
・デジタル/アナログ変換部11から出力されるデジタ
ル送信信号を暗号化するとともに、暗号化された状態の
デジタル受信信号を非暗号化状態に変換するためのもの
である。
【0018】無線装置13は、子機との間でデータ通信
するためのものである。ここで、無線装置13は、画情
報をやりとりするための画情報モードと、子機との間で
制御信号をやりとりするためのコマンドモードの2種類
の伝送モードのいずれかのモードで動作する。また、無
線装置13の通常の動作モードは、コマンドモードであ
る。
【0019】これらの、CPU1、ROM2、RAM
3、プロッタ4、操作表示部5、符号化復号化部6、画
像蓄積装置7、網制御装置8、グループ3ファクシミリ
モデム9、高速データモデム10、アナログ/デジタル
・デジタル/アナログ変換部11、暗号化処理部12、
および、無線装置13は、システムバス14に接続され
ており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主
としてこのシステムバス14を介して行われている。
【0020】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間、高速データモデム10とアナロ
グ/デジタル・デジタル/アナログ変換部11との間、
アナログ/デジタル・デジタル/アナログ変換部11と
暗号化処理部12との間、および、暗号化処理部12と
無線装置13との間のデータのやりとりは、直接行なわ
れている。
【0021】図3は、無線ファクシミリ装置FXb(子
機)の構成例を示している。
【0022】同図において、CPU21は、この無線フ
ァクシミリ装置FXbの各部の制御処理、子機との間の
データ伝送処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処
理を行うものであり、ROM22は、CPU21が実行
する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実
行するときに必要な各種データなどを記憶するものであ
り、RAM23は、CPU21のワークエリアを構成す
るとともに、この無線ファクシミリ装置FXbに固有な
各種の情報を記憶するためのものである。
【0023】スキャナ24は、原稿画像を所定の解像度
で読み取るためのものであり、プロッタ25は、所定の
解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表
示部26は、このファクシミリ装置を操作するためのも
ので、各種の操作キー、および、各種の表示器からな
る。
【0024】符号化復号化部27は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置28
は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するため
のものである。
【0025】高速データモデム29は、親機との間で画
情報をやりとりするときに、画情報データを変復調する
ためのものであり、高速モデム機能(例えば、V.33
モデム(14.4Kbps,12Kbps)やそれ以上
の伝送速度の高速モデム機能)を備えている。
【0026】アナログ/デジタル・デジタル/アナログ
変換部30は、高速データモデム29のアナログ送信信
号を対応するデジタル送信信号に変換するとともに、高
速データモデム29に対して入力されるデジタル受信信
号を対応するアナログ受信信号に変換するためのもので
ある。
【0027】暗号化処理部31は、アナログ/デジタル
・デジタル/アナログ変換部30から出力されるデジタ
ル送信信号を暗号化するとともに、暗号化された状態の
デジタル受信信号を非暗号化状態に変換するためのもの
である。
【0028】無線装置32は、親機との間でデータ通信
するためのものである。ここで、無線装置13は、画情
報をやりとりするための画情報モードと、親機との間で
制御信号をやりとりするためのコマンドモードの2種類
の伝送モードのいずれかのモードで動作する。また、無
線装置32の通常の動作モードは、コマンドモードであ
る。
【0029】モニタアンプ33およびスピーカ34は、
無線装置32によるデータ送受信状態を音声モニタする
ためのものである。
【0030】これらの、CPU21、ROM22、RA
M23、スキャナ24、プロッタ25、操作表示部2
6、符号化復号化部27、画像蓄積装置28、高速デー
タモデム29、アナログ/デジタル・デジタル/アナロ
グ変換部30、暗号化処理部31、および、無線装置3
2は、システムバス35に接続されており、これらの各
要素間でのデータのやりとりは、主としてこのシステム
バス35を介して行われている。
【0031】また、高速データモデム29とアナログ/
デジタル・デジタル/アナログ変換部30との間、アナ
ログ/デジタル・デジタル/アナログ変換部30と暗号
化処理部31との間、および、暗号化処理部31と無線
装置32との間のデータのやりとりは、直接行なわれて
いる。また、モニタアンプ33の動作のオンオフは、シ
ステムバス35を介し、CPU21より制御される。
【0032】図4は、無線ファクシミリ装置FXaのア
ナログ/デジタル・デジタル/アナログ変換部11、お
よび、暗号化処理部12の構成例を示している。なお、
無線ファクシミリ装置FXbのアナログ/デジタル・デ
ジタル/アナログ変換部30、および、暗号化処理部3
1も同様に構成されている。
【0033】同図において、アナログ/デジタル変換部
41は、高速データモデム10から出力される送信信号
STxを所定のサンプリング周期(例えば、8KHz)
でサンプリングして、各サンプル値を所定ビット数(例
えば、8ビット)のPCMデータに変換するものであ
り、その出力データは、パラレル/シリアル変換部42
に加えられている。
【0034】パラレル/シリアル変換部42は、アナロ
グ/デジタル変換部41の出力データをシリアルデータ
に変換するものであり、その出力データSS1は、暗号
化処理部12の排他的論理和回路43の一方の入力端に
加えられている。
【0035】暗号化処理部12の排他的論理和回路44
から出力される受信データSS2は、アナログ/デジタ
ル・デジタル/アナログ変換部11のシリアル/パラレ
ル変換部45に加えられている。
【0036】シリアル/パラレル変換部45は、入力し
た受信データSS2を所定サンプル周期(この場合は、
8KHz)の所定ビット数(この場合は、8ビット)の
PCMデータに変換するものであり、その出力データ
は、デジタル/アナログ変換部46に出力されている。
【0037】デジタル/アナログ変換部46は、入力し
たPCMデータを、所定サンプル周期(この場合は、8
KHz)で入力し、対応するアナログ信号に変換するも
のであり、その出力信号は、受信信号SRxとして高速
モデム10に出力されている。
【0038】また、パルス列生成部47は、トリガ信号
TGが加えられたタイミングで起動して、パルスデータ
メモリ48に記憶されている暗号パルスデータに対応し
た暗号パルス列信号EPを発生するものであり、その暗
号パルス列信号EPは、選択回路49の一方の選択入力
端に加えられている。また、パルス列生成部47は、C
PU1から暗号パルスデータPPが加えられると、その
内容をパルスデータメモリ48に保存する。ここで、暗
号パルス列信号EPとしては、例えば、図5に示したよ
うに、所定の周期Tで発生するそれぞれパルス幅TP
1,TP2,TP3,TP4,TP5の5つのパルスか
らなるパルス列を1つのサイクルとし、このパルス列サ
イクルを順次繰り返したものが用いられる。
【0039】選択回路49の他方の選択入力端には、デ
ータ「0」が加えられている。選択回路49は、CPU
1から出力されている選択信号SLに基づいて、その2
つの選択入力端のいずれか一方を選択するものであり、
その選択出力信号は、排他的論理和回路43の他方の入
力端、および、排他的論理和回路44の一方の入力端に
それぞれ加えられている。
【0040】排他的論理和回路43は、データSS1と
選択出力信号SEPの排他的論理和を演算するものであ
り、その出力は、送信データDTxとして、無線装置1
3に出力されている。また、無線装置13から出力され
る受信データDRxは、排他的論理和回路44の他方の
入力端に加えられている。
【0041】したがって、選択回路49がデータ「0」
を選択しているとき、排他的論理和回路43は、その他
方の入力端にデータ「0」が加えられているので、排他
的論理和回路43は、その一方の入力端に加えられるデ
ータSS1と同じ内容のデータを、送信データDTxと
して出力する。
【0042】同様にして、このときには、排他的論理和
回路44は、その一方の入力端にデータ「0」が加えら
れているので、排他的論理和回路44は、その他方の入
力端に加えられる受信データDRxと同じ内容のデータ
を、受信データSS2としてシリアル/パラレル変換部
45に出力する。
【0043】したがって、このとき、暗号化処理部12
は、アナログ/デジタル・デジタル/アナログ変換部1
1と無線装置13との間でのデータのやりとりを、暗号
化しない状態で行う(非暗号化モード)。
【0044】また、選択回路49が暗号パルス列信号E
Pを選択しているときには、排他的論理和回路43は、
その他方の入力端に暗号パルス列信号EPが加えられて
いるので、排他的論理和回路43は、その一方の入力端
に加えられるデータSS1を、暗号パルス列信号EPが
データ「1」に立ち上がっている部分ではデータSS1
の論理状態を反転し、暗号パルス列信号EPがデータ
「0」に立ち下がっている部分ではデータSS1の論理
状態を保持した内容のデータを形成し、その形成したデ
ータを送信データDTxとして出力する。
【0045】同様にして、このときには、排他的論理和
回路44は、その一方の入力端に暗号パルス列信号EP
が加えられているので、排他的論理和回路44は、その
他方の入力端に加えられる受信データDRxを、暗号パ
ルス列信号EPがデータ「1」に立ち上がっている部分
では受信データDRxの論理状態を反転し、暗号パルス
列信号EPがデータ「0」に立ち下がっている部分では
受信データDRxの論理状態を保持した内容のデータを
形成し、その形成したデータを受信データSS2として
シリアル/パラレル変換部45に出力する。
【0046】したがって、この場合には、このとき、暗
号化処理部12は、アナログ/デジタル・デジタル/ア
ナログ変換部11から出力される送信データを、暗号パ
ルス列信号EPに従って暗号化した状態に変換し、この
暗号化された送信データを無線装置13に対して出力す
る。それとともに、暗号化処理部12は、無線装置13
から受け取った受信データを、暗号パルス列信号EPに
従って暗号解読化した状態に変換し、その暗号解読化し
た平文の受信データを、アナログ/デジタル・デジタル
/アナログ変換部11に出力している(暗号化モー
ド)。
【0047】ところで、暗号化モードのデータ伝送動作
を実行するとき、暗号化されたデータを元のデータに適
切に解読するためには、無線ファクシミリ装置FXaの
暗号化処理部12と、無線ファクシミリ装置FXbの暗
号化処理部31とで、パルス列生成部47が同じタイミ
ングで起動される必要がある。
【0048】本実施例では、高速データモデム10と高
速データモデム29が、それぞれの内部状態を同期する
ために、データ伝送前に所定のトレーニングシーケンス
を実行することを利用する。
【0049】すなわち、例えば、図6(a),(b)に
示すように、トレーニングシーケンス終了した時点で、
高速データモデム10および高速データモデム29から
信号TTを出力させ、この信号TTをトリガ信号TGと
して、暗号化処理部12および暗号化処理部31のパル
ス列生成部47に加えるようにする。
【0050】これにより、データ伝送状態になる直前
で、暗号化処理部12および暗号化処理部31のパルス
列生成部47を同時に起動することができ、暗号化処理
部12および暗号化処理部31で、同じタイミングで変
化する暗号パルス列信号EPを得ることができる。
【0051】図7および図8は、画情報送信時に無線フ
ァクシミリ装置FXb(子機)が実行する処理の一例を
示している。
【0052】まず、ユーザにより送信操作されると、無
線ファクシミリ装置FXbは、無線ファクシミリ装置F
Xa(親機)を送信起動して(処理101)、ユーザに
宛先を入力させる(処理102)。
【0053】次に、自機に設定されている暗号モードの
設定値を入力して(処理103)、使用する暗号モード
が「暗号する」に設定されているかを判定する(判断1
04)。
【0054】判断104の結果がYESになるときに
は、無線ファクシミリ装置FXaに対して、指定された
宛先をあらわすデータを送信するとともに(処理10
5)、暗号モードセットを通知し(処理106)、暗号
化処理部31に暗号モードをセットする(処理10
7)。
【0055】また、判断104の結果がNOになるとき
には、無線ファクシミリ装置FXaに対して、指定され
た宛先をあらわすデータを送信するとともに(処理10
8)、非暗号モードセットを通知し(処理109)、暗
号化処理部31に非暗号モードをセットする(処理11
0)。
【0056】このようにして、送信準備が整うと、無線
ファクシミリ装置FXaに対して、発呼要求を送信し
(処理111)、無線ファクシミリ装置FXaからフェ
ーズC(画情報送信フェーズ)になったことが通知され
るまで待つ(判断112のNOループ)。
【0057】無線ファクシミリ装置FXaからフェーズ
C(画情報送信フェーズ)になったことが通知されて、
判断112の結果がYESになると、無線装置32の動
作を画情報モードに切り換える(処理113)。
【0058】そして、そのときにスキャナ24にセット
されている原稿画像を読み取り、読み取って得た画信号
を符号化復号化部27で符号化圧縮し、それによって得
た画情報を高速データモデム29に転送して、画情報を
無線ファクシミリ装置FXaに送信する動作を、1ペー
ジ分の原稿について実行する(処理114,115,1
16、判断117のNOループ)。
【0059】1ページ分の原稿について、画情報送信処
理が終了して、判断117の結果がYESになると、無
線装置32の動作をコマンドモードに切り換え(処理1
18)、次のページがスキャナ24にセットされている
かどうかを調べる(判断119)。判断119の結果が
YESになるときには、次のページがあることをあらわ
すコマンドデータを無線ファクシミリ装置FXaに送信
し(処理120)、処理113に戻って、次のページの
画情報の送信動作を実行する。
【0060】また、全ての原稿の画情報送信を終了し
て、判断119の結果がNOになるときには、全てのペ
ージの送信が終了したことをあらわすコマンドデータを
無線ファクシミリ装置FXaに送信し(処理121)、
この送信動作を終了する(処理122)。
【0061】図9および図10は、無線ファクシミリ装
置FXb(子機)から送信起動されたときの無線ファク
シミリ装置FXa(親機)の処理例を示している。
【0062】まず、無線ファクシミリ装置FXbから送
信起動を受信すると(処理200)、無線ファクシミリ
装置FXbから宛先情報を受信し(処理201)、無線
ファクシミリ装置FXbから暗号モード情報を受信する
(処理202)。
【0063】このとき、暗号モードセットが通知されて
いるかどうかを調べ(判断203)、判断203の結果
がYESになるときには、暗号化処理部12に暗号モー
ドをセットし(処理204)、判断203の結果がNO
になるときには、暗号化処理部12に非暗号化モードを
セットする(処理205)。
【0064】次いで、無線ファクシミリ装置FXbから
発呼要求を受信すると(処理206)、指定された宛先
を発呼し(処理207)、そのときの宛先端末との間
で、所定の伝送前手順を実行し(処理208)、画情報
伝送状態になると、フェーズCになったことを無線ファ
クシミリ装置FXbに通知し(処理209)、無線装置
13を画情報モードに切り換える(処理210)。
【0065】そして、無線装置13を介して無線ファク
シミリ装置FXbから受信した画情報を、グループ3フ
ァクシミリ装置9に転送して、相手端末に送信する動作
を、画情報中に1ページの終了をあらわす制御復帰信号
RTCを検出するまでくり返し実行する(処理211、
判断212のNOループ)。
【0066】1ページ分の画情報の終了を検出して、判
断212の結果がYESになると、無線装置13をコマ
ンドモードに切り換え(処理213)、無線ファクシミ
リ装置FXbからコマンドを受信する(処理214)。
【0067】その受信したコマンドが、次のページがあ
ることをあらわしているときには(判断215の結果が
YES)、メッセージ後信号として、マルチページ信号
MPSを相手端末に送出し(処理216)、相手端末か
ら応答信号を受信すると(処理217)、処理210に
戻り、次のページの画情報の送信動作を実行する。
【0068】判断215の結果がNOになるときには、
メッセージ後信号として、手順終了信号EOPを相手端
末に送出し(処理218)、相手端末から応答信号を受
信すると(処理219)、切断命令信号DCNを相手端
末に送出し(処理220)、回線を復旧して(処理22
1)、画情報送信動作を終了する。
【0069】一方、無線ファクシミリ装置FXa(親
機)は、他の端末装置から画情報を受信すると、その画
情報を一旦蓄積した後に、無線ファクシミリ装置FXb
(子機)に送信する。無線ファクシミリ装置FXbで
は、無線ファクシミリ装置FXaから画情報を受信する
と、プロッタ25から受信画像原稿を記録出力する。
【0070】このとき、無線ファクシミリ装置FXa
(親機)が、無線ファクシミリ装置FXb(子機)に対
して蓄積した画情報を送信するときに実行する処理の一
例を図11に示す。
【0071】まず、無線ファクシミリ装置FXa(親
機)は、無線ファクシミリ装置FXb(子機)を起動し
て(処理301)、画情報の送信を要求する(処理30
2)。そして、自機に設定されている暗号モードの設定
値が、「暗号する」に設定されているかを判定する(判
断303)。
【0072】判断303の結果がYESになるときに
は、無線ファクシミリ装置FXbに対して、暗号モード
セットを通知し(処理304)、暗号化処理部13に暗
号モードをセットする(処理305)。
【0073】また、判断303の結果がNOになるとき
には、無線ファクシミリ装置FXbに対して、非暗号モ
ードセットを通知し(処理306)、暗号化処理部13
に非暗号モードをセットする(処理307)。
【0074】このようにして、画情報の送信準備が整う
と、無線装置13を画情報モードに切り換える(処理3
08)。
【0075】そして、蓄積している画情報の1ページ分
を、高速データモデム10を用いて無線ファクシミリ装
置FXbに送信する(処理309、判断310のNOル
ープ)。1ページ分の画情報の送信を終了して、判断3
10の結果がYESになるときには、無線装置13をコ
マンドモードに切り換え(処理311)、そのときに次
のページの画情報が残っているかどうかを調べる(判断
312)。
【0076】判断312の結果がYESになるときに
は、無線ファクシミリ装置FXbに次ページ有りをあら
わすコマンドを送出したのちに(処理313)、処理3
08に戻り、次のページの画情報を送信する。
【0077】また、判断312の結果がNOになるとき
には、無線ファクシミリ装置FXbに全ページの送信が
終了したことをあらわすコマンドを送出し(処理31
4)、送信動作を終了する。
【0078】図12は、無線ファクシミリ装置FXa
(親機)から起動されて、画情報を受信し、受信画像原
稿を記録出力するときの無線ファクシミリ装置FXb
(子機)の処理例を示している。
【0079】まず、起動受信すると(処理401)、無
線ファクシミリ装置FXa(親機)から暗号モード情報
を受信し(処理402)、暗号モードが設定されている
どうかを調べる(判断403)。
【0080】判断403の結果がYESになるときに
は、暗号化処理部31に暗号モードをセットし(処理4
04)、判断403の結果がNOになるときには、暗号
化処理部31に非暗号モードをセットする(処理40
5)。
【0081】次に、無線装置32を画情報モードに切り
換える(処理406)。そして、無線ファクシミリ装置
FXaから画情報を受信し、その受信した画情報を符号
化復号化部27によって元の画信号に復号化し、それに
よって得た画信号をプロッタ25に転送して記録出力す
る動作を、画情報に制御復帰信号RTCを検出するまで
くり返し実行する(処理407,408,409、判断
410のNOループ)。
【0082】1ページ分の画像記録を終了して、判断4
10の結果がYESになると、無線装置32をコマンド
モードに切り換え(処理411)、無線ファクシミリ装
置FXaからコマンドを受信し(処理412)、次ペー
ジがあることが通知されたかどうかを調べる(判断41
3)。
【0083】判断413の結果がYESになるときに
は、処理406に戻って、次のページの画像記録動作を
実行する。また、判断413の結果がNOになるときに
は、この動作を終了する。
【0084】さて、暗号化処理部12および暗号化処理
部31のそれぞれのパルスデータメモリ48に保存した
暗号パルスデータは、適宜に変更することができる。ま
た、例えば、無線ファクシミリ装置FXa(親機)の暗
号化処理部12のパルスデータメモリ48に保存してい
る暗号パルスデータを変更したときには、その変更内容
を無線ファクシミリ装置FXb(子機)の暗号化処理部
31のパルスデータメモリ48に保存している暗号パル
スデータに反映する必要がある。
【0085】このように、暗号パルスデータを変更する
ときの処理例を、図13および図14に示す。なお、図
13の処理は、直接ユーザが操作する方の装置(以下の
説明では、無線ファクシミリ装置FXa(親機))の処
理内容を示し、図14の処理は、他方の装置(以下の説
明では、無線ファクシミリ装置FXb(子機))の処理
例を示す。
【0086】ユーザが操作表示部5を操作して、暗号デ
ータの更新を指令すると、まず、暗号化処理部12のパ
ルスデータメモリ48から暗号パルスデータを読み出す
(処理501)。
【0087】そして、ユーザに修正項目を選択させ(処
理502)、その選択した修正項目の修正値を入力させ
る(処理503)。修正値の入力を終了すると、その修
正を保存するかどうか問い合わせ、保存することが指定
されたときには(判断504の結果がYES)、その修
正項目の値を、修正値として保存する(処理505)。
また、判断504の結果がNOになるときには、そのと
きに入力された修正値を破棄する(処理506)。
【0088】このようにして、1つの項目の修正動作を
終了すると、修正を終了するかどうかを問い合わせる。
このとき、修正を終了しないことが指定されたときには
(判断507の結果がNO)、処理502に戻って、次
の修正項目に関する処理を実行する。
【0089】また、修正を終了することが指定されたと
きには(判断507の結果がYES)、そのときの修正
値を反映した暗号パターンデータをパルスデータメモリ
48に保存し(処理508)、無線ファクシミリ装置F
Xb(子機)を暗号パターン修正起動し(処理50
9)、そのときの暗号パターンデータを無線ファクシミ
リ装置FXb(子機)に送信して(処理510)、送信
を終了し(処理511)、この処理を終了する。
【0090】一方、暗号パターン修正起動された(処理
601)無線ファクシミリ装置FXb(子機)は、無線
ファクシミリ装置FXa(親機)から暗号パターンデー
タを受信し(処理602)、その受信した暗号パターン
データを暗号化処理部31のパルスデータメモリ48に
保存する(処理603)。
【0091】また、ユーザは、現在の暗号データの設定
状態を知ることができる。このときの処理例を図15に
示す。以下の説明では、無線ファクシミリ装置FXa
(親機)が、この処理を実行する場合について述べる。
【0092】ユーザが暗号関連情報のレポート出力を要
求操作したときには、暗号関連情報レポートを出力する
かどうかを問い合わせるガイダンスメッセージを表示し
(処理701)、ユーザが出力することを操作入力した
ときには(判断702の結果がYES)、暗号化処理部
12のパルスデータメモリ48から暗号パルスデータを
読み出し、その読み出した内容を一覧表示する暗号関連
情報レポートを作成し(処理703)、その暗号関連情
報レポートの表示画像を形成し(処理704)、その表
示画像をプロッタ4に転送して、暗号関連情報レポート
を記録出力する(処理705)。
【0093】また、ユーザが暗号関連情報レポートの出
力を取り止める場合で、判断702の結果がNOになる
ときには、即この処理を終了する。
【0094】したがって、ユーザは、この暗号関連情報
レポートを見ることで、現在の暗号データの状態を知る
ことができる。
【0095】ところで、上述した実施例では、ファクシ
ミリ装置機能としてグループ3ファクシミリ装置機能を
備えた場合について説明したが、ファクシミリ装置機能
としてグループ4ファクシミリ装置機能を備えた場合に
ついても、本発明を同様にして適用することができる。
【0096】なお、親機と子機との間のデータ伝送のた
めの装置構成としては、上述した実施例のものに限るこ
とはない。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
親機と子機との間のデータ伝送は、暗号化された状態で
行われるので、この無線によるデータ伝送を傍受された
としても、その傍受したデータからデータ通信した内容
を再生することができず、通信の秘密を保持することが
できるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる無線ファクシミリシ
ステムを示したブロック図。
【図2】親機の構成例を示したブロック図。
【図3】子機の構成例を示したブロック図。
【図4】アナログ/デジタル・デジタル/アナログ変換
部と暗号化処理部の構成例を示したブロック図。
【図5】暗号パルス列信号の一例を示した波形図。
【図6】暗号化処理部の起動タイミングの一例を示した
タイミングチャート。
【図7】画情報送信時に子機が実行する処理の一例の一
部を示したフローチャート。
【図8】画情報送信時に子機が実行する処理の一例の他
の部分を示したフローチャート。
【図9】子機から送信起動されたときの親機の処理の一
例の一部を示したフローチャート。
【図10】子機から送信起動されたときの親機の処理の
一例の他の部分を示したフローチャート。
【図11】親機が子機に対して、蓄積した画情報を送信
するときに実行する処理の一例を示したフローチャー
ト。
【図12】親機から起動されて、画情報を受信し、受信
画像原稿を記録出力するときの子機の処理例を示したフ
ローチャート。
【図13】暗号パルスデータを変更するときに、直接ユ
ーザが操作する装置の処理例を示したフローチャート。
【図14】暗号パルスデータを変更するときに、ユーザ
が操作しない装置の処理例を示したフローチャート。
【図15】ユーザが暗号関連情報のレポート出力を要求
操作したときの処理例を示したフローチャート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に接続され、少なくとも公衆網を
    介して相手端末との間でデータをやりとりする機能を備
    えた親機と、この親機と無線手段によってデータをやり
    とりする子機からなる無線ファクシミリシステムの制御
    方法において、 親機と子機との間の画情報データのやりとりは暗号化さ
    れたデジタルデータの状態で行うことを特徴とする無線
    ファクシミリシステムの制御方法。
  2. 【請求項2】 前記暗号化されたデジタルデータの送信
    側には、送信画情報データを対応するアナログ信号に変
    換する変調手段と、この変調手段の変調信号を対応する
    デジタルシリアル信号に変換するアナログ/デジタル変
    換手段と、所定のパルス列からなる暗号パターンデータ
    を発生する第1のパターン発生手段と、上記アナログ/
    デジタル変換手段から出力されるデジタルシリアル信号
    と上記パターン発生手段の排他的論理和を形成する第1
    の排他的論理和回路を備え、 前記暗号化されたデジタルデータの受信側には、上記第
    1のパターン発生手段と同じ暗号パターンデータを発生
    する第2のパターン発生手段と、受信データと上記第2
    のパターン発生手段の排他的論理和を形成する第2の排
    他的論理和回路と、この第2の排他的論理和回路の出力
    信号を対応するアナログ信号に変換するデジタル/アナ
    ログ変換手段と、このデジタル/アナログ変換手段から
    出力されるアナログ信号を対応する画情報データに復調
    する復調手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    無線ファクシミリシステムの制御方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のパターン発生手段と、前記第
    2のパターン発生手段は、前記変調手段と前記復調手段
    との間の所定の同期処理が完了した時点から、前記暗号
    パターンデータを発生することを特徴とする請求項2記
    載の無線ファクシミリシステムの制御方法。
JP5276016A 1993-10-08 1993-10-08 無線ファクシミリシステムの制御方法 Pending JPH07111598A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6587661B1 (en) 2002-01-30 2003-07-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
US7376374B2 (en) 2005-01-26 2008-05-20 Sharp Kabushiki Kaisha Development apparatus and image forming apparatus comprising the same
US7639957B2 (en) 2006-04-20 2009-12-29 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including controller to detect condition of image developer

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6587661B1 (en) 2002-01-30 2003-07-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
US7376374B2 (en) 2005-01-26 2008-05-20 Sharp Kabushiki Kaisha Development apparatus and image forming apparatus comprising the same
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