JPS62193366A - ポ−リング伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、とくに受信宛先を制限するポーリング伝送方
式に関する。

［従来技術］ ファクシミリ装置等通信装置では、発呼局受信すなわち
ポーリング伝送が用いられることがある。

このようなポーリング伝送は、例えば、多数の通信装置
からの情報を１つのセンタ局で集中的に受信して管理す
る場合等に多く用いられる。

通常、１つの通信網を形成している多数のファクシミリ
装置には、ポーリング用の識別信号が設定されており、
その通信網以外のファクシミリ装置が誤っであるいは故
意にポーリング要求してきても、そのファクシミリ装置
には情報を伝送しないようにしており１通信網内での情
報伝送の秘密保持ができるようにしている。

しかしながら、従来、とくに必要でないファクシミリ装
置からポーリング要求があった場合でもそのファクシミ
リ装置が同一の通信網に属していれば情報を伝送してい
るので、特別に秘匿性の高い画情報をポーリング伝送す
る場合には不都合を生じることがあった。

［目的］ 本発明は、上述した従来技術の不都合を解消するために
なされたものであり、秘匿性の高いポーリング伝送を提
供することを目的としている。

［構成］ 本発明は、この目的を達成するために、ボーリング伝送
毎に個別の識別信号を画情報の先頭に付加して伝送して
おり、また、その識別信号としては所定数の制御復帰符
号を連続させたものを用いている。

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に
説明する。

まず、本発明の原理について説明する。

ファクシミリ装置では、伝送する画情報は第１図（ａ）
に示したような形式をもつ。すなわち、この画情報は送
信原稿の１枚を単位とし、各ラインの画信号をライン終
端符号ＥＯＬで区切り、最後に制御復帰符号ＲＴＣを付
加したものである。なお、画信号は所定の方式によって
符号化され、情報量が圧縮された状態で伝送される。

この制御復帰符号ＲＴＣは、ライン終端符号ＥＯＬを６
個連続させたものであり、この制御復帰符号ＲＴＣを受
信したファクシミリ装置は、伝送制御手順のフェーズＢ
（ないしはフェーズＣの先頭）に戻り１次のページの送
信原稿を受信するための内部状態に戻る。

さて本発明では、ポーリング送信する画情報を同図（ｂ
）に示したような形式にする。すなわち、この場合には
、制御復帰符号ＲＴＣｔｌ−複数個連続させてなる個別
識別信号Ｄ［］を、同図（ａ）に示した画情報の先頭に
付加する。

そして、ポーリング送信待機しているファクシミリ装置
と、ポーリング要求するファクシミリ装置の間であらか
じめこの個別識別信号ＤＤに含める制御復帰符号ＲＴＣ
の個数を設定し、ポーリング要求したファクシミリ装置
では、受信した画情報の先頭からその設定した個数だけ
制御復帰符号ＲＴＣを除去したのち１通常の画情報の受
信を行なう。

したがって、ポーリング送信待機しているファクシミリ
装置と個別識別信号ＤＤを設定していないファクシミリ
装置がポーリング要求した場合、かかるファクシミリ装
置が情報を受信しても、画情報の先頭に付加されている
個別識別信号ＤＤの１つ目の制御復帰符号ＲＴＣを受信
した時点でその１ページの受信処理を終了して次のペー
ジの受信のための処理に移行するが、そのための情報を
受信できないので所定時間を経過した時点で受信処理が
打ち切られるので、画情報を受信できない。

また、制御復帰符号ＲＴＣの個数の異なる異なる個別識
別信号ＤＤを設定しているファクシミリ装置からポーリ
ング要求があったときには１次のようにして、かかるフ
ァクシミリ装置では画情報を受信できない。

すなわち、その個別識別信号ＤＤに設定している制御復
帰符号ＲＴＣの個数が少ないファクシミリ装置がポーリ
ング要求した場合は、そのファクシミリ装置に設定され
ている個数の制御復帰符号ＲＴＣを受信した直後にさら
に制御復帰符号ＲＴＣを受信するから、その時点でその
ページの受信処理を終了して次のページを受信するため
の処理に移行し、その結果、受信処理が打ち切られる。

また、その個別識別信号ＤＤに設定している制御復帰符
号ＲＴＣの個数が多いファクシミリ装置がポーリング要
求した場合は、その設定された個数の制御復帰符号ＲＴ
Ｃを受信できないので、個別識別信号ＤＤが不一致のた
めに直ちに受信処理が打ち切られる。

このようにして、特定のファクシミリ装置以外にポーリ
ング送信待機している画情報を伝送することが防止され
る。なお、この場合にも、ファクシミリ装置で形成して
いる通信網に設定されたポーリング用の識別信号による
ファクシミリ装置の識別を実行する。

第２図は、このようなポーリング伝送を実現するための
ファクシミリ装置の一例を示している。

同図において、スキャナ１は送信原稿の画像を所定の解
像度で読み取るためのものであり、プロッタ２は受信し
た画像を記録するためのものであり、システム制御部３
はこのファクシミリ装置の全体を制御するものである。

また、システム制御部３は画像を蓄積する画像メモリ４
と各種のパラメータ（例えば短縮キーと宛先電話番号の
関係を示した表など）を記憶するためのパラメータメモ
リ５を備えている。このパラメータメモリ５は、不揮発
性のメモリであり１例えばバッテリバックアップされた
ＣＭＯ３ＲＡＭ、　ＮＯＶＲＡＭ、あるいは、磁気バブ
ルメモリ等によって構成することができる。

操作表示部６は、このファクシミリ装置をオペレータが
操作するためのものであり、複数の操作キーおよび表示
器等から構成されている。その操作信号はシステム制御
部３に出力され、また、表示データはシステム制御部３
から与えられる。

通信制御部７は１画情報の圧縮伸張処理、所定の伝送手
順、および、伝送情報の変復調処理等を実行するもので
あり、自動発着信機能を備えた網制御装置８を介して伝
送回線（公衆電話回線網）に接続されている。

第３図は、操作表示部６の一構成例を示している。

なお、同図では本発明に直接関係しない部分は省略して
いる。

同図において、６ａはファクシミリ装置の送信動作等を
開始させるためのスタートキー、６ｂはファクシミリ装
置の動作を停止させるためのストップキー、　６ｃは電
話番号等の数値データを入力するためのテンキー、６ｄ
はテンキー６ｃの入力モードを電話番号を入力する電話
番号入力モードに設定するだめの電話番号モードキー、
　６ｅはテンキー６Ｃの入力モードを短縮ダイアルを入
力する短縮ダイアルモードに設定するための短縮ダイア
ルモードキー。

６ｆはテンキー６ｃから入力したデータを取り消すため
のクリアキーである。

６ｇは各種の情報を図形文字として表示するための文字
表示器、６ｈは各種のモードを設定するためのモードキ
ー、６１は文字表示器６ｇに表示されているガイダンス
情報でＹＥＳ／Ｎｏ”の選択が要求されているときにＹ
ＥＳ”の選択をするかあるいはテンキー６ｃから入力し
たデータを正常なデータとしてファクシミリ装置に入力
させるためのＹＥＳキー、６ｊは文字表示器６ｇに表示
されているガイダンス情報で１ＹＥＳ／Ｎｏ＠の選択が
要求されているときにＮＯ″の選択をするかあるいはテ
ンキー６Ｃから入力したデータを取り消すためのＮＯキ
ーである。

また、文字表示器６ｇは上部に現在時刻、ファクシミリ
装置からオペレータへのガイダンス情報等の各種メツセ
ージ等が表示され、その下部にはモードキー６ｈによる
各種のモードの設定状況が表示される。このように、モ
ードキー６ｈはファクシミリ装置の動作状況によって、
おのおのに設定されている機能が逐次変化する。

以上の構成で、ポーリング伝送を行なうとき、ポーリン
グ送信待機するファクシミリ装置のオペレータとポーリ
ング受信要求するファクシミリ装置のオペレータの間で
、まえもって個別識別信号ＤＤに設定する制御復帰符号
ＲＴＣの個数を打合せ、おのおののファクシミリ装置に
ポーリング送信待機およびポーリング受信要求の動作モ
ードを設定するときに、打ち合わせによって設定した制
御復帰符号ＲＴＣの個数をそれぞれのファクシミリ装置
に入力する。

ただし、この設定時には、オペレータが個別識別信号Ｄ
Ｄをテンキー６ｃで選択するという操作をとらせ、その
操作時に入力されたテンキー６ｃのキーに対応した個数
が制御復帰符号ＲＴＣの設定個数であるという処理を行
なうことが好ましい、かかる処理によれば、オペレータ
に内部処理の状履を意識させずに済む。またこれらの設
定操作時には、操作表示部°６の文字表示器６ｇに適宜
な操作手順に従ったガイダンス情報を表示して、オペレ
ータの便宜を計る。

そして、ポーリング送信待機モードが設定されたファク
シミリ装置でスタートキー６８がオンされると、システ
ム制御部３はスキャナ１を作動させてそのときにセット
されている送信原稿の画像を読み取らせ、その読み取っ
た画像を画像メモリ４に蓄積する。それと同時に２個別
識別信号ＤＤに設定された制御復帰符号ＲＴＣの個数を
パラメータメモリ５に記憶する。

また、ポーリング受信要求モードが設定されたファクシ
ミリ装置では、さらにポーリング受信要求する宛先の電
話番号等が入力され、スタートキロａがオンされると、
個別識別信号ＤＤに設定された制御復帰符号ＲＴＣの個
数と宛先の電話番号がパラメータメモリ５に記憶される
。

さて、以上の設定が終了して、ポーリング受信要求モー
ドが設定されているファクシミリ装置からポーリング送
信待機モードに設定されているファクシミリ装置が発呼
されると、所定のポーリング伝送時の伝送前手順が実行
されて１画情報の伝送が開始される。

この画情報伝送時には、ポーリング送信待機していたフ
ァクシミリ装置のシステム制御部３がパラメータメモリ
５に記憶していた制御復帰符号ＲＴＣの個数を読み出し
、その個数だけの制御復帰符号ＲＴＣを画情報の先頭に
付加するように通信制御部７に指令した後に、画像メモ
リ４から読み出した画情報を通信制御部７に順次転送す
る。

これにより、通信制御部７からは第１図（ｂ）に示した
ように個別識別信号ＤＤが先頭に付加された状態で画信
号が出力され、網制御装置８を介して伝送回線（公衆電
話回線）に送出されてポーリング受信要求しているファ
クシミリ装置で受信される。

また、このような画情報を受信したファクシミリ装置で
は、ポーリング受信要求伝送を開始した時点で、あらか
じめシステム制御部３から通信制御部７に個別識別信号
ＤＤに設定されている制御復帰符号ＲＴＣの個数が通知
されており、通信制御部７は相手先から画情報が伝送さ
れてくると、受信した画情報の先頭からその通知された
個数だけ制御復帰符号ＲＴＣを除去したのち、通常の画
情報の受信処理を実行する。

このようにして、ポーリング伝送が実行され。

ポーリング送信待機していたファクシミリ装置から、ポ
ーリング受信要求したファクシミリ装置に。

画情報が適切に送信される。

また、このようにポーリング送信待機していたファクシ
ミリ装置が、別のファクシミリ装置からポーリング要求
された場合には、上述のような個別識別信号ＤＤの作用
により、ポーリング要求したファクシミリ装置では、画
情報の受信を適切になすことができない。

また、ポーリング伝送の指定時刻を設定している場合に
も、本発明を同様に適用することができる。また、受信
された画情報は、通常は即座にプロッタ２で記録出力さ
れるが、親展指定されている場合には、画像メモリ４に
蓄積され、所定のパスワードが入力された場合にのみそ
の蓄積した画情報がプロッタ２によって記録出力される
。

ところで１個別識別信号ＤＤは、１枚目の送信原稿の画
情報の先端のみに付加するだけでよいが、各送信原稿の
画情報の先端に付加してもよい。

また１本発明では、ポーリング伝送時の伝送前手順で識
別信号によるファクシミリ装置の識別をしなくともよい
。

［効果コ 以上説明したように、本発明によれば、ポーリング伝送
毎に個別の識別信号を画情報の先頭に付加して伝送して
おり、また、その識別信号としては所定数の制御復帰符
号を連続させたものを用いているので、その個別識別信
号を取り極めた装置以外の装置ではその画情報を受信で
きず、その結果、秘匿性の高いポーリング伝送を実現す
ることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は通常の画情報の形式を示した信号配置図
、同図（ｂ）は本発明の一実施例にかかる画情報の形式
を示した信号配置図、第２図は本発明の一実施例にかか
るファクシミリ装置を示したブロック図、第３図は操作
表示部の一例を示した概略図である。 ３・・・システム制御部、４・・・画像メモリ、５・・
・パラメータメモリ、７・・・通信制御部。 代理人　弁理士　　紋　１）　誠　　′）゛５−ノ′ １）　　　　、Ω 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. あらかじめ蓄積した画像情報をその通信網内で設定され
   ている識別信号を用いて発呼してきた端末装置に伝送す
   るポーリング伝送方式において、上記画像情報を伝送す
   るさいその先頭に所定の個別識別信号を付加し、この個
   別識別信号が所定数連続させた制御復帰符号からなるこ
   とを特徴とするポーリング伝送方式。