JP2014123081A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置に現像剤の片寄りが生じているかどうかのみならず、現像剤の片寄りが生じている場合に、回転軸方向のどちら側に現像剤が片寄っているのかまで検知し、現像剤の片寄りを解消してトナー凝集を抑制する。
【解決手段】判定部100aが、透磁率センサーS1による検知データから透磁率センサーS1近傍の現像剤量を推測し、推測された現像剤量とトルクセンサーSa,Sbで検知されたトルク値とから回転軸方向の現像剤の片寄りを判定する。そして、現像剤が回転軸方向の一方に片寄っていると判定された場合は、制御部100によって、現像剤の多い側から少ない側に現像剤を多く搬送するように第1搬送スクリュー26及び第2搬送スクリュー27を回転駆動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
近年、画像形成装置の小型化などを図るため現像装置も小型化されている。現像装置が小型化されると、搬送スクリューと装置本体ハウジングとの隙間が狭くなり、当該隙間を搬送される現像剤に大きな圧力がかかりトナー凝集が生じることがある。また、現像剤の搬送経路が狭くなることで、装置ハウジング内で現像剤の多い部分と少ない部分とが生じやすくなり現像剤の片寄りが起こりやすくなる。そして、現像剤が多く集まった部分では現像剤にかかる圧力が大きくなってトナー凝集が生じる。この凝集したトナーは画像上に白斑点などのノイズを発生させる。
そこで、例えば、特許文献1では、撹拌スクリューの回転トルクの変化によってトナー凝集を間接的に検知し、検知結果に基づいて現像スリーブに印加する現像バイアス電圧を制御して感光体上のトナー付着量を一定に保つ技術が提案されている。
特開平11-352758号公報
しかしながら、前記提案の技術では、現像装置内において現像剤の集中している部分のあることが検知できるに過ぎず、どの辺りに現像剤が集中しているかまでは検知することができない。
そこで、本発明の目的は、現像装置に現像剤の片寄りが生じているかどうかのみならず、現像剤の片寄りが生じている場合に、回転軸方向のどちら側に現像剤が片寄っているのかまで検知し、現像剤の片寄りを解消してトナー凝集を抑制することにある。
また本発明の他の目的は、凝集トナーによる画像上に白斑点などのノイズが発生しない画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成する本発明に係る現像装置は、キャリアとトナーを有する現像剤を担持し、像担持体と対向する位置に現像剤を回転搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の回転軸方向と平行な方向に現像剤を回転搬送する少なくとも1つの搬送部材と、前記搬送部材の回転方向一方端側に設けた、現像剤のトナー濃度を検知する第1検知手段と、前記搬送部材のトルクを検知する第2検知手段と、前記搬送部材の回転を制御する制御手段と、回転軸方向の現像剤の片寄りを判定する判定手段とを有する現像装置であって、
前記判定手段は、第1検知手段による検知データから第1検知手段近傍の現像剤量を推測し、推測された現像剤量と第2検知手段で検知されたトルク値とから回転軸方向の現像剤の片寄りを判定し、現像剤が回転軸方向の一方に片寄っていると判定された場合は、前記制御手段によって、現像剤の多い側から少ない側に現像剤を多く搬送するように前記搬送部材を回転制御することを特徴とする。
ここで、記憶手段をさらに設け、前記記憶手段に、現像剤に片寄りがなく平らであるときの、第1検知手段による検知データを基準検知データとし、第2検知手段によって検知されたトルク値を基準トルク値として予め記憶させ、前記判定手段に、第1検知手段による検知データと基準検知データとの差から第1検知手段近傍の現像剤量を推測させると共に、第2検知手段によるトルク値と基準トルク値との差から前記搬送部材のトルクの大小を判定させ、推測された現像剤量と判定されたトルクの大小とから回転軸方向の現像剤の片寄りを判定するようにしてもよい。
第1検知手段による検知データが基準検知データよりも所定値以上小さい場合及び/又は第2検知手段によるトルク値が基準トルク値よりも所定値以上大きい場合は、現像バイアス電圧及び/又は転写バイアス電圧を高くするのが好ましい。
また、新しい現像剤を貯留する貯留部をさらに有し、新しい現像剤を前記貯留部から装置本体に補給しながら、使用済みの現像剤を装置本体から排出する現像装置の場合、前記判定手段に、第1検知手段による検知データから第1検知手段近傍の現像剤量を推測し、推測された現像剤量と第2検知手段で検知されたトルク値とから装置本体内の現像剤量を判定させ、前記貯留部から装置本体への新しい現像剤の補給量を調整するようにするのが好ましい。
また、本発明によれば、前記のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の現像装置によれば、現像装置に現像剤の片寄りが生じているかどうかのみならず、現像剤の片寄りが生じている場合に、回転軸方向のどちら側に現像剤が片寄っているのかまで検知でき、前記制御手段が、現像剤の多い側から少ない側に現像剤を多く搬送するように前記搬送部材を回転制御するので、現像剤の片寄りを解消してトナー凝集を抑制できる。
また本発明の画像形成装置によれば、凝集トナーによる画像上に白斑点などのノイズを抑制できる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概説図である。 本発明に係る現像装置の一例を示す概説図である。 透磁率センサーの出力値の経時変化を示す図である。 現像装置の制御例を示すフローチャートである。 現像装置の軸方向一方側に現像剤の片寄りが生じた場合の概説図である。 現像装置の軸方向他方側に現像剤の片寄りが生じた場合の概説図である。 本発明に係る現像装置の他の例を示す概説図である。
以下、本発明に係る現像装置及び画像形成装置について図に基づいて説明するが、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例としてのタンデム型フルカラープリンター(以下、「プリンター」と記すことがある)の概説図である。以下、図を参照しながら説明する。
(プリンターの全体構成)
図1のプリンター1は、画像形成部20と、制御部(制御手段)100とを備えている。パーソナルコンピュータなどの周辺機器から送信されてきた各色成分の画像データは、制御部100において各種のデータ処理が施され、更にY、M、C、Kの各再現色(以下、各再現色に関連する構成部分の番号に、このY、M、C、Kを添字として付加する)の画像データに変換される。変換された画像データは制御部100内のメモリー(記憶手段)100bに再現色ごとに格納され、記録媒体Pの供給と同期して1走査ラインごとに読み出され、感光体ドラム(像担持体)51Y〜51Kを露光するレーザダイオード(不図示、以下、「LD」と表記する)の駆動信号となる。
画像形成部20は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、ローラ11、ローラ12、ローラ13に巻き掛けられて図中反時計方向(図中矢印A方向)に回転駆動される無端状の中間転写ベルト41を備えた中間転写部40と、中間転写ベルト41に対向してその周回方向上流側(以下、単に「上流側」という)から周回方向下流側(以下、単に「下流側」という)に沿って所定間隔で配置されたY、M、C、Kの各色の画像プロセス部50Y〜50Kとからなる。
他に、矢印B方向に沿った記録媒体Pの搬送経路上には、中間転写部40の二次転写位置へ記録媒体Pを給送する給紙部70と、中間転写部40の二次転写位置の、記録媒体搬送方向下流側に配置された定着部80とがある。
Y、M、C、Kの各色の画像プロセス部50Y〜50Kにおいて、露光走査部60Y〜60Kは、それぞれ上記制御部100から出力された駆動信号を受けてレーザー光を発するLD(不図示)や、このレーザー光を偏向して感光体ドラム51Y〜51K上を主走査方向に露光走査させるためのポリゴンミラー(不図示)等を備えている。また画像プロセス部50Y〜50Kは、感光体ドラム51Y〜51Kと、その周囲に配設された帯電チャージャー52Y〜52K、現像装置2Y〜2K(以下、「現像装置2」と総称することがある。)、転写ローラ54Y〜54K及びクリーナー55Y〜55Kなどからなる。
感光体ドラム51Y〜51Kは、前記露光を受ける前にクリーナー55Y〜55Kで表面の残存トナーが除去され、不図示のイレーサーランプに照射されて除電された後、帯電チャージャー52Y〜52Kにより一様に帯電されており、このように帯電した状態で上記レーザー光により露光を受けると、感光体ドラム51Y〜51Kの表面に静電潜像が形成される。
現像装置2Y〜2Kには、それぞれの色のトナーをそれぞれ所定のトナー濃度で含有する二成分の現像剤が入っており、各静電潜像は、それぞれ各色の現像装置2Y〜2Kにより各色のトナーで現像される。これにより感光体ドラム51Y〜51Kの表面にY、M、C、Kのトナー像がそれぞれ形成され、各転写位置において中間転写ベルト41の裏面側に配設された転写ローラ54Y〜54Kに印加される一次転写電圧により、矢印A方向に周回している中間転写ベルト41上に順次転写されていく。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が、周回してくる中間転写ベルト41上の同じ位置に重ね合せて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
各色のトナー像が多重転写された中間転写ベルト41は、さらに周回して、中間転写ベルト41が対向する二次転写ローラ42と当接して転写ニップ部を形成する位置まで回転する。二次転写ローラ42には二次転写電圧が電源43から印加される。この転写ニップ部には、中間転写ベルト41の周回と同期して記録媒体Pが給送されてきており、転写ニップ部で中間転写ベルト41上の多重転写された各色のトナー像が、二次転写電圧の作用により記録媒体Pに転写される。なお、記録媒体Pに転写されず中間転写ベルト41上に残存したトナーはクリーニングローラ49で除去・回収される。
各色のトナー像が多重転写された記録媒体Pは、矢印B方向に定着部80まで搬送される。定着部80の定着ローラ81は内部にヒータHを備え、制御部100により、ヒータHへの通電が制御される。記録媒体Pは、定着ローラ81により高温で加圧され、定着ローラ81の表面のトナー粒子が記録媒体表面に融着して定着された後、排紙トレイ82上に排出される。
図2に、本発明の現像装置の概説図を示す。この図に示す現像装置2は、磁性粒子からなるキャリアとトナーとを有する二成分系現像剤を用いて感光体51(図1に図示)の静電潜像を現像するものである。この現像装置2は、回転自在の現像ローラ(現像剤担持体)21と、現像ローラ21に沿って形成された第1搬送路23と、第1搬送路23と仕切り板27を隔てて平行に形成された第2搬送路24と、第1搬送路23及び第2搬送路24に配置された第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26を備える。仕切り板27の長手方向両端部には第1連通口271及び第2連通口272が形成され、第1搬送路23と第2搬送路24とは長手方向両端部において連通している。
第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26は、モーターM及びモーターMによって互いに独立して回転駆動する。通常は、第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26は逆方向に回転し、現像装置2内の現像剤は、第2搬送スクリュー26の回転によって図の左方向に撹拌されながら搬送された後、第1連通口271を通って第1搬送路23へ搬送される。第1搬送路23では、第1搬送スクリュー25の回転によって現像剤は図の右方向に撹拌されながら搬送される。そして、第2連通口272を通って再び第2搬送路24へ搬送される。これにより、現像剤は、第1搬送路23と第2搬送路24とで構成される循環路内を循環し撹拌される。
第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26にはそれぞれ回転トルクを検知するトルクセンサー(第2検知手段)Sa,Sbが設けられており、検知されたトルク値は集積部に送られる。また、第2搬送路24の第2連通路272の直後には、現像剤のトナー濃度を検知する透磁率センサー(第1検知手段)S1が外側壁に設けられている。透磁率センサーS1の検知データは集積部に送られる。
本発明では、透磁率センサーS1によって現像剤のトナー濃度を検知すると同時に、透磁率センサーS1の近傍の現像剤量を推測する。図3に、透磁率センサーS1の出力値の経時変化を示す。透磁率センサーS1の出力値の絶対値が大きい場合は、透磁率センサーS1近傍のキャリア量が少ない場合であって、現像剤のトナー濃度が高いか現像剤量が少ないと推測される。一方、透磁率センサーS1の出力値の絶対値が小さい場合は、透磁率センサーS1近傍のキャリア量が多い場合であって、現像剤のトナー濃度が低いか現像剤量が多いと推測される。また、透磁率センサーS1の出力値の振れ幅が広い場合は、キャリア量が不安定である場合であって現像剤量が少ないと推測される。一方、透磁率センサーS1の出力値の振れ幅が狭い場合は、キャリア量が安定している場合であって現像剤量は多いと推測される。
したがって、透磁率センサーS1の出力値の絶対値の大小及び振れ幅から、透磁率センサーS1近傍の現像剤量が推測される。例えば、透磁率センサーS1の出力値の絶対値が大きく且つ透磁率センサーS1の出力値の振れ幅が大きい場合は、判定部(判定手段)100aにおいて、透磁率センサーS1近傍の現像剤量は少ないと推測される。反対に、透磁率センサーS1の出力値の絶対値が小さく且つ透磁率センサーS1の出力値の振れ幅が小さい場合は、判定部100aにおいて、透磁率センサーS1近傍の現像剤量は多いと推測される。
透磁率センサーS1近傍の現像剤量を、透磁率センサーS1の出力値の絶対値及び振れ幅から推測する場合、前述のように、それぞれの値から直接的に現像剤量を推測してもよいが、現像剤に片寄りがなく平らであるときの透磁率センサーS1の出力値の絶対値及び振れ幅を予め測定して、これを基準検知データとしてメモリー100bに記憶させておき、この基準検知データとの差から現像剤量を推測するのが好ましい。すなわち、透磁率センサーS1の出力値の絶対値が基準検知データよりも大きく、且つ、透磁率センサーS1の出力値の振れ幅が基準値よりも大きい場合は、判定部100aにおいて、透磁率センサーS1近傍の現像剤量は少ないと推測される。反対に、透磁率センサーS1の出力値の絶対値が基準検知データより小さく、且つ、透磁率センサーS1の出力値の振れ幅が基準検知データより小さい場合は、判定部100aにおいて、透磁率センサーS1近傍の現像剤量は多いと推測される。
なお、現像剤のトナー濃度は、最初に測定した透磁率センサーS1の出力値を基準値として、次に測定した出力値に対してズレ量が算出され、これに係数を掛けて算出される。
第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26のトルクの大小判定についても、トルクセンサーSa,Sbによって検知されたトルク値から直接的にトルクの大小を判定してもよいが、現像剤に片寄りがなく平らであるときの第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26のトルク値を予め測定して、これを基準トルク値としてメモリー100bに記憶させておき、この基準トルク値との差からトルクの大小を判定するのが好ましい。すなわち、第1搬送スクリュー25及び/又は第2搬送スクリュー26の検知されたトルク値が基準トルク値よりも大きい場合は、現像装置内の現像剤に大きな圧力がかかっていると判断し、判定部100aにおいて現像剤の片寄りがあると判定される。反対に、第1搬送スクリュー25及び/又は第2搬送スクリュー26の検知されたトルク値が基準トルク値よりも小さい場合は、判定部100aにおいて現像剤の片寄りはないと判定される。
図4に、現像装置2の制御例を示すフローチャートを示す。画像形成が行われる前に実施される画像安定化モードにおいて、画像形成枚数が所定枚数に達していると(ステップS101)、現像装置が駆動し(ステップS102)、第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26が回転駆動する。そして、透磁率センサーS1が作動すると共に(ステップS103)、トルクセンサーSa,Sbが作動する(ステップS104)。次いで、トルクセンサーSa,Sbによって検知された第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26のトルク値が基準トルク値よりも大きいかどうかが判定部100aで判定される(ステップS105)。検知したトルク値が基準トルク値以下の場合には、現像剤に片寄りはないと判断して制御は終了する。一方、検知したトルク値が基準トルク値より大きい場合には、現像剤に片寄りがあると判断し、次に、透磁率センサーS1の検知データ(出力値の絶対値及び振れ幅)が基準検知データよりも大きいかどうかが判定部100aで判定される(ステップS106)。透磁率センサーS1の検知データが基準検知データよりも大きい場合は、透磁率センサーS1近傍の現像剤量は少ないと推測される。すなわち、透磁率センサーS1の取付側と軸方向反対側に現像剤が片寄っていると推測される(図5を参照)。そこで、制御部100によって、第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26は、透磁率センサーS1の取付側(図5の右方向)に現像剤を搬送するように回転駆動される(ステップS107)。これにより、現像装置内の現像剤は均一化される。一方、透磁率センサーS1の検知データが基準検知データよりも小さい場合は、透磁率センサーS1近傍の現像剤量は多いと推測される。すなわち、透磁率センサーS1の取付側に現像剤が片寄っていると推測される(図6を参照)。そこで、制御部100によって、第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26は、透磁率センサーS1の取付側と軸方向反対側(図6の左方向)に現像剤を搬送するように回転駆動される(ステップS108)。これにより、現像装置内の現像剤は均一化される。
なお、軸方向一方側から他方側への現像剤の搬送量を多くするには、第1搬送スクリュー25及び第2搬送スクリュー26の回転速度比や回転方向を変えればよい。
透磁率センサーS1による検知データが基準検知データよりも所定値以上小さい場合及び/又はトルクセンサーSa,Sbによるトルク値が基準トルク値よりも所定値以上大きい場合は、現像剤の片寄りが激しく、凝集トナーの発生度合いも大きいと考えられる。凝集トナーが発生すると、画像上に白斑点などのノイズが生じる。そこで、このような場合には、図2に示すように、制御部100によって現像ローラ21に印加する現像バイアスを高くし、より多くのトナーで感光体の静電潜像を現像し、転写工程において中間転写ベルト41に凝集トナーが転写されず白斑点となる部分を他のトナーで補って画像ノイズを目立たなくするのが好ましい。感光体51上の未転写の凝集トナーはクリーナー55で感光体51から除去される。あるいはまた、制御部100によって転写ローラ54に印加する転写バイアスを高くし、凝集トナーを中間転写ベルト41に強引に移動させて白斑点などの画像ノイズの発生を抑えるようにしてもよい。
以上説明した現像装置は、搬送スクリューを2本有するものであったが、搬送スクリューが1本あるいは3本以上の現像装置であっても本発明は適用可能である。
図7に、本発明に係る現像装置の他の実施形態を示す概説図を示す。この図に示す現像装置は、新しい現像剤を貯留する現像剤ホッパー(貯留部)5をさらに有し、新しい現像剤を現像剤ホッパー5から装置本体20に補給しながら、使用済みの現像剤を装置本体20から排出する、いわゆるトリクル方式の現像装置である。図2に示した現像装置では、透磁率センサーS1とトルクセンサーSa,Sbとによって現像剤の片寄りの有無と片寄り部分を判定したが、この図に示すトリクル方式の現像装置では、これに加えて装置本体20内の現像剤量を推測し、現像剤ホッパー5から装置本体20への現像剤の供給量を制御する。以下、図2に示した現像装置と異なる点を中心に説明する。
現像剤ホッパー5は、補給現像剤を収納する収納部51と、補給現像剤を補給する補給スクリュー52とを有する。補給スクリュー52は、不図示のモータによって回転し、回転数は変動可能である。装置本体20への補給現像剤の補給量調整は、例えば、補給スクリュー52の回転数や回転時間、補給間隔を制御することによって行える。
装置本体20の第2搬送路24の現像剤搬送方向上流端には、現像剤ホッパー5から補給される補給現像剤を受け入れるための補給開口273が形成されている。さらに、第1搬送路23の現像剤搬送方向下流端には、装置本体20内の現像剤を排出するための排出口274が形成されている。
現像剤ホッパー5から補給される補給現像剤は、補給開口273から現像本体20内に受け入れられる。なお、補給開口273の形成位置は、第2搬送路24上であれば特に限定はないが、現像ローラ21に供給されるまでの間に十分な撹拌混合を行うためには、第2搬送路24の現像剤搬送方向上流端に形成するのが好ましい。補給開口273から装置本体20に補給された現像剤は、第2搬送スクリュー26の回転によって図の右方向に撹拌されながら搬送された後、第2連通口272を通って第1搬送路23へ搬送される。第1搬送路23では、第1搬送スクリュー25の回転によって現像剤は図の左方向に撹拌されながら搬送される。そして、第1連通口271を通って再び第2搬送路24へ搬送される。これにより、現像剤は、第1搬送路23と第2搬送路24とで構成される循環路内を循環し撹拌される。
現像剤ホッパー5から現像剤が補給されて現像装置2内の現像剤量が増えてくると、現像剤の一部は第1搬送路23の現像剤搬送方向下流側に形成された排出口274に搬送され、排出口274から装置本体20外へ排出される。このように、現像剤ホッパー5から補給現像剤を装置本体20に補給しながら、使用によって劣化した現像剤を装置本体20から排出することにより、現像剤の劣化に起因するカブリや文字散りなどの画像不良の発生が抑制される。
このような構成のトリクル方式の現像装置では、装置本体20内の現像剤量を一定に制御することが重要である。例えば、装置本体20内の現像剤量が少なくなって、装置本体20内を循環し続けると、トナー成分がキャリア表面に付着したり、キャリアが摩耗によって劣化し、トナーへの帯電付与能が低下する。トナー帯電量が低下すると、カブリや文字散りなどの画像不良が生じる。そこで、本発明の現像装置では、透磁率センサーS1による検知データから透磁率センサーS1近傍の現像剤量を推測し、推測された現像剤量とトルクセンサーSa,Sbで検知されたトルク値とから装置本体20内の現像剤量を推測し、現像剤ホッパー5から装置本体20への新しい現像剤の補給量を調整する。具体的には、トルクセンサーSa,Sbで検知されたトルク値が小さく、且つ、透磁率センサーS1による検知データが大きく透磁率センサーS1上の現像剤量が少ないと判定された場合には、装置本体20内の現像剤が少ないと判断し、補給スクリュー52の回転数を上げて、現像剤ホッパー5から装置本体20への現像剤の補給量を多くする。これにより、装置本体20内の現像剤量が常に一定となる。
本発明の現像装置によれば、現像装置に現像剤の片寄りが生じているかどうかのみならず、現像剤の片寄りが生じている場合に、回転軸方向のどちら側に現像剤が片寄っているのかまで検知できる。そして、前記制御手段が、現像剤の多い側から少ない側に現像剤を多く搬送するように前記搬送部材を回転制御するので、現像剤の片寄りが解消でき、またトナー凝集を抑制でき有用である。
2 現像装置
5 現像剤ホッパー(貯留部)
20 装置本体
21 現像ローラ(現像剤担持体)
25 第1搬送スクリュー(搬送部材)
26 第2搬送スクリュー(搬送部材)
51Y〜51K 感光体ドラム(像担持体)
S1 透磁率センサー(第1検知手段)
Sa,Sb トルクセンサー(第2検知手段)
100 制御部(制御手段)
100a 判定部(判定手段)
100b メモリー(記憶手段)

Claims (5)

  1. キャリアとトナーを有する現像剤を担持し、像担持体と対向する位置に現像剤を回転搬送する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の回転軸方向と平行な方向に現像剤を回転搬送する少なくとも1つの搬送部材と、前記搬送部材の回転方向一方端側に設けた、現像剤のトナー濃度を検知する第1検知手段と、前記搬送部材のトルクを検知する第2検知手段と、前記搬送部材の回転を制御する制御手段と、回転軸方向の現像剤の片寄りを判定する判定手段とを有する現像装置であって、
    前記判定手段は、第1検知手段による検知データから第1検知手段近傍の現像剤量を推測し、推測された現像剤量と第2検知手段で検知されたトルク値とから回転軸方向の現像剤の片寄りを判定し、
    現像剤が回転軸方向の一方に片寄っていると判定された場合は、前記制御手段によって、現像剤の多い側から少ない側に現像剤を多く搬送するように前記搬送部材を回転制御することを特徴とする現像装置。
  2. 記憶手段をさらに有し、前記記憶手段は、現像剤に片寄りがなく平らであるときの、第1検知手段による検知データを基準検知データとし、第2検知手段によって検知されたトルク値を基準トルク値として予め記憶し、
    前記判定手段は、第1検知手段による検知データと基準検知データとの差から第1検知手段近傍の現像剤量を推測すると共に、第2検知手段によるトルク値と基準トルク値との差から前記搬送部材のトルクの大小を判定し、推測された現像剤量と判定されたトルクの大小とから回転軸方向の現像剤の片寄りを判定する請求項1記載の現像装置。
  3. 第1検知手段による検知データが基準検知データよりも所定値以上小さい場合及び/又は第2検知手段によるトルク値が基準トルク値よりも所定値以上大きい場合は、現像バイアス電圧及び/又は転写バイアス電圧を高くする請求項2記載の現像装置。
  4. 新しい現像剤を貯留する貯留部をさらに有し、新しい現像剤を前記貯留部から装置本体に補給しながら、使用済みの現像剤を装置本体から排出する現像装置であって、
    前記判定手段は、第1検知手段による検知データから第1検知手段近傍の現像剤量を推測し、推測された現像剤量と第2検知手段で検知されたトルク値とから装置本体内の現像剤量を判定し、前記貯留部から装置本体への新しい現像剤の補給量を調整する請求項1〜3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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