JP5159445B2 - 記録材判別装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材の種類を判別する判別装置および、その判別装置を適用した画像形成装置に関する。より詳細には、記録材の表面状態を判別するセンサと記録材の坪量を判別するセンサとを用いて記録材の種類を判別する記録材判別装置及びその記録材判別装置を適用した画像形成装置に関する。
複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置は、一般的に現像剤としてのトナーを用いて像担持体としての感光体ドラムにトナー像を形成し、形成したトナー像を記録材に転写する。そして、記録材に転写したトナー像を所定の条件で加熱かつ加圧して定着させて画像を形成する。この所定の条件とは記録材の種類(例えば、材質、厚さ、坪量、表面状態など)によって設定する温度や記録材の搬送速度であり、記録材の種類に応じて形成される画像の品質を維持する。つまり、記録材に画像を形成する場合は、記録材の種類を判別して、判別した記録材の種類に応じて定着条件をきめ細かく設定している。
従来、画像形成装置においては、例えば、装置に設けられた操作パネル等から記録材の種類(例えば、グロス紙(光沢紙)、厚紙、薄紙、普通紙、OHT(Over HeadTransparency)等)をユーザが設定する。そして、ユーザの設定に応じて定着条件を変更していた。
また近年では、ユーザによる設定だけでなく、画像形成装置内に記録材を判別するセンサを配置して、画像形成装置内に給紙された記録材の種類をセンサで自動的に判別する機能を追加しているものもある。そして、センサによって判別された記録材の種類に対応して定着条件を自動的に可変制御する技術も提案されている。なお、記録材の種類に応じて変更するのは、上記の定着条件に限らず、感光ドラムにトナー像を現像する際の現像条件、トナー像を記録材に転写する際の転写条件等もあわせて可変制御する技術が提案されている。
このような記録材の種類を自動判別する技術には、例えば、記録材の表面画像をCCDセンサあるいはCMOSセンサによって撮像し、撮像した画像データを用いて記録材の表面状態を判別する技術がある。この技術は撮像した画像データの各画素の光量(濃度)の大小関係から記録材表面の平滑度を検出して紙種を判別する方法である。その他に記録材を透過する光量から記録材の厚み、もしくは坪量を判別する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特に記録材の坪量を判定する場合には、従来の方法では判別精度が十分でない場合があった。例えば、従来のような透過する光量に基づいて記録材の厚みを判別する方法では、記録材の白色度、記録材の色、記録材の繊維の粗密度合いによって同じ厚みであっても透過光が変動する可能性がある。つまり、記録材は厚みが同じでも坪量が異なる場合がある。したがって、従来のように透過する光量を用いて判別する方法では、記録材の厚みをある程度の精度で判別することはできても、坪量をよりきめ細かく判別することは難しい。なお、坪量とは、1平方メートルあたりの記録材1枚の重量のことをいう(単位はg/mである)。
そこで、超音波を記録材に対して照射して、記録材から反射される超音波を検出して紙の種類を判別する方法や、記録材を透過する超音波を検出して記録材の厚みを判別する方法も提案されている。(例えば、特許文献2参照)
特許文献2には、記録材を挟んだ一方に超音波発信器、記録材を挟んだ他方に超音波受信器を配置して、超音波発信器によって記録材に超音波を照射して記録材を振動させる。記録材が振動されることによって記録材を透過してくる超音波を超音波受信器で受信する。そして受信した超音波を検出した信号に基づき記録材の厚みを判別する方式が記載されている。
特開2005−128004号公報 特開2004−107030号公報
記録材の種類を判別する際には、厚みや坪量の判別結果と記録材の表面状態の判別結果の両方の判別結果を用いて最終的に記録材の種類を決定すれば、より詳細に記録材の種類を判別することが可能となる。
そこで記録材の厚みや坪量を判別するために、上記の特許文献2に記載されている方式と、記録材の表面状態を判別するために、上記の特許文献1に記載されている方式との両方を採用して記録材の種類を判別することが考えられる。
しかし、両方の判別方法を用いて、ほぼ同時に検知動作を行った場合には、記録材の表面状態の判別のために、記録材の表面の画像をCCDセンサあるいはCMOSセンサによって撮像するときに、記録材が超音波によって振動している状態で撮像することになる。つまり、振動した記録材の表面を撮像することになるので焦点のずれた画像を撮像する可能性がある。焦点のずれた画像に基づき記録材の表面状態である平滑度を検出したのでは、記録材の種類を誤判別する可能性がある。
記録材の種類を誤判別した場合、例えばグロス紙(光沢紙)を普通紙であると誤って判別してしまった場合は、記録材の種類に合わない定着処理条件を設定してしまうので、画像品質が劣化することが想定される。
一方、近年ではユーザが使用する記録材の種類がより多種類になっているため、記録材の種類をより正確に判別して、記録材の種類に応じて画像形成のための条件を設定することが望まれている。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、複数の記録材の判別方法を用いて記録材の種類を判別する場合に、記録材の種類を正確に判別することが可能な記録材判別装置及び記録材判別装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
特に、記録材に超音波を照射して、その種類を判別する方法と記録材の表面画像を撮像して、その種類を判別する方法との両方を用いる場合に、判別時間を短くし、かつ、記録材の種類を正確に判別する記録材判別装置及び記録材判別装置を用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の記録材判別装置は、記録材に光を照射し、記録材を介した光を検知する第1検知部と、記録材に超音波を照射し、記録材を介した超音波を検知する第2検知部と、を有し、記録材収容部から搬送部により搬送された記録材の種類を判別する記録材判別装置において、記録材と接触することで、前記第2検知部において発生する超音波による記録材の振動を抑制する接触部と、を有し、前記第1検知部と前記第2検知部は、前記搬送部よりも搬送方向下流側に配置されていて、前記接触部に記録材が接触した状態で前記第1検知部と前記第2検知部により検知を行った際に、前記第2検知部において発生する超音波による記録材の振動が前記第1検知部の検知位置に伝達されないように前記接触部が配置されていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、複数の記録材の判別方法を用いて記録材の種類を判別する場合に、記録材の種類を正確に判別することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明による記録材判別装置および画像形成装置並びにその方法を説明する。
(画像形成装置)
本発明の記録材判別装置および記録材判別方法は、図1に示すような一般的な画像形成装置で用いられる。図1において、画像形成装置101は以下を有している。用紙を収容するカセット102、用紙を給紙するローラ103、転写ベルトを駆動する駆動ローラ104、転写ベルト105、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成するための各感光ドラム106〜109を備えている。また、各色用の感光ドラムに形成された画像を記録材に転写するための用の転写ローラ110〜113、各色用の感光ドラムと現像ローラ124〜127等を含む各色用のカートリッジ114〜117を備えている。また、各色用の光学ユニット118〜121、および定着装置122を備えている。なお、カートリッジ、光学ユニット、転写ベルト、定着装置は以下に説明する画像形成の動作を実行する画像形成部である。
画像形成装置101は、電子写真プロセスを用い記録材にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を重ねて転写し、定着装置122によって記録材に転写されたトナー画像を記録材に熱定着させる。また、各光学ユニット118〜121は、各感光ドラム106〜109の表面をレーザビームによって走査することによって露光して静電潜像を形成するよう構成される。これら一連の画像形成動作は搬送される記録材のあらかじめ決まった位置から画像が転写されるよう感光ドラムに像を形成するタイミングと記録材を搬送するタイミングとの同期がとられている。
さらに、画像形成装置101は記録材としての記録材をカセット102から給紙して搬送するモータ103を備え、給紙された用紙は、転写ベルト、定着ローラへと搬送されながらその表面上に画像を形成する。
超音波センサとしての超音波送信器130と超音波受信器131は、搬送ローラ150に対して,記録材の搬送方向の上流側に配置する。超音波発信器130は搬送されてきた記録材304に超音波を照射させて、超音波受信器131で記録材からの超音波を受信する。
記録材の表面状態を判別するための読み取りセンサ123は、搬送ローラ150に対して記録材の搬送方向に対して下流側に配置する。読み取りセンサ123は、搬送されてきた記録材の表面に光を照射させて、その反射光を集光し結像させて、CMOSセンサで読み取って記録材表面の特定エリアの画像データを検知する。
以下に図2を参照して画像形成装置101の制御部の動作について説明する。
図2を用いて本発明の記録材判別装置および記録材判別装置を用いる画像形成装置の動作に説明する。
図2は、CPU210が制御する各ユニットの構成を示す図である。図2において、CPU210はASIC223と接続され、ASIC223を介して読み取りセンサ123のCMOSエリアセンサ211や各色用の光学ユニットに接続される。光学ユニットの夫々には、ポリゴンミラー(不図示)やポリゴンミラーを駆動させるモータ(不図示)およびレーザチップ(不図示)、モータの動作やレーザの照射タイミング等を制御するための制御回路(不図示)が含まれている。
CPU210は、電子写真プロセスに必要な帯電電圧、現像電圧、転写電圧等を出力する高電電圧電源219、定着装置122等に電力を供給する低電圧電源222を制御している。また、CPU210からの指示に基づき、ASIC223は、感光ドラムの表面に光学ユニットから照射されるビームを感光ドラムに照射して静電潜像を描くための光学ユニットの制御を行う。更に、記録材を給紙及び搬送するためのモータ216、感光ドラムおよび転写ローラを駆動する駆動モータ220、転写ベルトおよび定着装置のローラを駆動するための駆動モータ221の動作を制御する。
なお、CPU210は、読み取りセンサ123や超音波センサとしての超音波送信器130と超音波受信器131の動作を制御し、それらのセンサが検知した結果に基づいて記録材の種類を判別する記録材判別部としての機能を備えている。
また、CPU210は、バス等(図示せず)によりメモリ224に接続されており、メモリ224には、以上の制御および本明細書に記載される各実施形態においてCPU210が行う処理のすべてまたは一部を実行するためのプログラムおよびデータが格納される。すなわち、CPU210はメモリ224に格納されたプログラムおよびデータを用いて本発明の各実施形態の動作を実行する。
ASIC223は、CPU210の指示に基づき、読み取りセンサ123および光学ユニット212〜215内のモータの速度制御、記録材を給紙及び搬送するモータ216、駆動モータ220、221の速度制御を行う。これらモータの速度制御は、モータからのタック信号(モータ1回転あたりに所定数出力される信号)を検出して、タック信号の間隔が所定の時間となるようモータを加速または減速する信号を出力して速度制御を行う。このような制御に対応するため、ASIC223はハードウエアによる制御回路で構成して、CPU210の制御負荷をできるだけ低減する。
制御CPU210は、ホストコンピュータ(不図示)から指示されるプリントコマンドを受信すると、有無センサ218(図1のカセット102内の記録材の有無を検知するセンサ)によって記録材の有無を判断する。そして、紙有りと判断した場合は、モータ216、駆動モータ220、221を駆動するとともに、ソレノイド217を駆動して記録材を所定位置まで搬送する。
記録材は超音波送信器130と超音波受信器131の位置まで搬送されると、CPU210は超音波送信器130を送信回路406を介して駆動して超音波を出力する。出力される超音波の周波数は予め定められており、本実施例では例えば40MHzの周波数を設定している。そして、超音波によって記録材が振動されて、超音波受信器131によって記録材304からの超音波を受信して、受信回路405を介してCPU210に受信信号を送る。CPU210はこの受信信号に応じて記録材の坪量を判別する。
また、記録材の表面状態を検知するための読み取りセンサ123が搬送ローラ150に対して記録材の搬送方向下流側に設けられている。この読み取りセンサ123の位置まで記録材を搬送させて一旦停止させて、記録材の表面の画像を撮像して、撮像した画像に基づいて記録材の表面状態を判断する。
このように記録材のもつ第1の特性である表面状態と第2の特性である坪量とを、第1検知手段としての読み取りセンサと第2検知手段である超音波センサとを用いて検知する。
そして、CPU210は記録材304の表面状態を読み取りセンサ123で判別し、また、記録材の坪量を超音波送信器130と超音波受信器131を用いて判別し、その結果に応じて高電圧電源219から出力する電圧条件を変更するよう制御する。
例えば、記録材の表面繊維の状態が粗い、いわゆるラフ紙の場合は、普通紙よりも現像時の電圧を下げ、記録材の表面に付着するトナー量を抑えてトナーの飛び散りを防止する制御を行う。これは、特にラフ紙の場合、記録材の表面に付着するトナー量が多いために、紙繊維によるトナーが飛び散って画質が劣化することを抑制するためである。
また、CPU210は、記録材の坪量を判別し、その結果に応じて高圧電源219から出力する転写電圧条件を変更するよう制御する。
坪量の大きい記録材304では電気容量が大きいため、転写時の電圧をある程度の大きな電圧にする必要がある。逆に、坪量の小さい記録材304では転写時の電圧が大きすぎた場合に生じる可能性のある画像不良を抑えるために坪量の大きい記録材の場合に比べて転写時の電圧を小さくする。
また、CPU210は、記録材の表面状態を判別し、その結果に応じて定着装置222の温度条件を変更するよう制御する。例えば、ラフ紙の場合は表面繊維が粗いことからトナーの融着性が良くないことが予想されるため、定着温度などを変えて適正化を図る場合がある。また、OHTの場合、記録材の表面に付着するトナーの定着性が普通の記録材よりもよくないので定着温度を高く設定して定着性を良くする。
さらに、CPU210は、記録材304の坪量を判別し、その結果に応じて記録材の搬送速度を変更するように制御する。搬送速度の制御は、速度を実際に制御しているASIC223内部の速度制御レジスタ(不図示)の値をCPU210によって設定しなおすことによって実現する。坪量が異なる記録材に対し定着温度条件を変える。例えば、坪量の大きな記録材では、熱容量が大きいので定着温度を高めに制御し、一方、坪量が小さい、つまり熱容量が小さい記録材は、定着温度を低めにして定着する。または、記録材の坪量によって記録材搬送速度を変えて制御することもできる。
また、記録材304がグロス紙(光沢紙)の場合は、記録材の表面に付着するトナーの定着性を上げ、光沢度を高めて画質の向上を図ることもできる。
このように本願発明では、記録材の表面状態をCMOSエリアセンサ211を用いて判別し、記録材の坪量を超音波送信器130と超音波受信器131とを用いて判別する。そして判別結果によって、高電圧電源から出力する電圧を制御したり、定着装置の定着温度条件、や定着装置で定着を行う際の記録材の搬送速度を変更するように制御することができる。
[第1実施形態]
次に、本願発明の一実施形態による記録材判別装置について説明する。図3は、記録材の表面状態を判別するためのセンサの概略構成を示す模式図であり、図4は記録材の坪量を判別するためのセンサの概略構成を示す模式図である。
記録材の表面状態を判別するための映像読取センサ123は、図3に示すように、第一の照射手段である反射光用のLED301、映像を撮像するためのCMOSエリアセンサ211、および結像レンズ303とを備える。ここで、CMOSエリアセンサ211ではなくCCDセンサを使用しても映像を撮像することが可能である。
光源としてLED301から発射される光は、記録材304の表面に向けて照射される。記録材304に反射された反射光は、レンズ303を介して集光されてCMOSエリアセンサ211に結像する。これによって記録材304の表面の映像を読み取ることができる。本実施形態では光源としてLEDを使用したが、例えば、キセノン管やハロゲンランプ等を用いることもできる。
本実施形態では、LED301は、LEDからの光が記録材304表面に対し、図3に示すように所定の角度をもって斜めから照射させるよう配置されている。
また、記録材の坪量を判別するための超音波センサとしての超音波送信器130と超音波受信機131は、図4に示すように、記録材に対向した位置に配置される。そして、超音波発信器130から発信した超音波が記録材に達して記録材を振動させて、さらに記録材を透過してくる超音波を超音波受信器131で受信する。
本実施形態では、超音波発信器130と超音波受信器131は、超音波が記録材304に対し、図4に示すように所定の角度をもって斜めより照射させるよう配置されている。
(記録材の種類の判別)
図5は、映像読取センサ123のCMOSエリアセンサ211によって読み取られる記録材304の表面のアナログ画像とCMOSエリアセンサ211からの出力を8×8ピクセルにデジタル処理した画像との対比を示す図である。ここで、デジタル処理はCMOSエリアセンサ211からのアナログ出力をA/D変換して8ビットのピクセルデータに変換することによって行われる。
図5において、記録材A401は表面の紙の繊維が比較的がさついているラフ紙(表面の平滑度が低い=粗い)である。記録材B402は一般に使用される普通紙(ラフ紙よりも平滑度が高い)である。記録材C403は紙の繊維の圧縮が十分になされているグロス紙(光沢紙)(普通紙よりも平滑度が高い)であり、それぞれの表面の拡大図である。読み取りセンサ123に読み込まれた映像401〜403が、デジタル処理され図4に示す映像404〜406となる。このように、記録材の種類によって表面の映像は異なる。これは、主に紙の表面における繊維の状態が異なるために起こる現象である。
なお、デジタル処理した画像の各画素の光量(濃度)は、一般にそれぞれの画素に入力された光量の合計もしくは平均値を算出して表面状態を判断する。
上述のように、CMOSエリアセンサ211で記録材表面の映像を読み込んだでデジタル処理した画像により、記録材表面の繊維状態(表面状態)の違いを識別して、記録材の種類を判別するためのパラメータの1つにすることができる。
具体的な記録材表面の識別方法としては、デジタル処理した画像データの1ライン毎に、最大濃度となる画素の濃度Dmaxと最低濃度となる画素の濃度Dminを検出し、その差の値を演算する。複数ライン分の演算結果を平均処理した値に基づいて記録材の平滑度を判定することができる。上記の例では8×8ピクセル(画素)からなる画像データであり、8ライン分のデータを得ることができる。
つまり、記録材Aのように表面の紙繊維がガサついている場合には、繊維の影が多く発生する。その結果、明るい個所と暗い個所の差(濃度の差)が大きく出るため、Dmax−Dminの値は大きくなる。一方、記録材Cのように繊維が十分圧縮され平滑度の高い記録材の表面の映像は、繊維の影が少なく、Dmax−Dminの値は小さくなる。この比較によって、記録材の平滑度を判定し、ラフ紙、普通紙、グロス紙(光沢紙)の判別を行なうことができる。
上述の制御プロセッサは、CMOSエリアセンサ211から得られるアナログ映像のサンプリング処理、センサのゲイン設定及びフィルタ演算処理をリアルタイムにて処理する必要がある。そのため、例えば、専用の高速演算処理が可能なデジタルシグナルプロセッサ等の素子を用いることが望ましい。
次に、超音波センサを用いた記録材の坪量の検知方法について説明する。
図2、図4に示すように、CPU210は超音波送信器130を駆動して送信回路406から超音波を出力させる。そして出力された超音波が記録材304に到達して記録材304を振動させる。そして記録材304を介して出力される超音波が超音波受信器131によって受信される。さらに超音波受信器の受信回路405を介してCPU210に受信した信号を送る。
図6は、記録材の坪量と超音波受信信号との関係を示す図である。例えば、坪量の大きい記録材は受信される信号の電圧値が小さい。一方、坪量の小さい記録材は受信される信号の電圧値が大きくなる。このような特性によって記録材の属性の1つである坪量を判定し、記録材の種類を判別するためのパラメータの1つとするのである。
記録材の種類には、一般には以下のような種類があり。次に説明するように記録材の表面の状態や坪量によってその種類を判別する。なお、以下に述べる坪量とは、1平方メートルあたりの記録材1枚の重量のことをいう(単位はg/m)。
(1)薄紙(坪量:〜64g/m
(2)普通紙(坪量:65〜105g/m
(3)厚紙1(坪量:106〜135g/m
(4)厚紙2(坪量:136/m〜)
(5)グロス紙(光沢紙)
(6)グロスフィルム
(7)OHTシート(Over Head Transparency Sheet)
上記(1)〜(7)の記録材の種類を判別する場合、まず、記録材の反射光の光量によって記録材が(7)OHTシートであるか否かを判別する。(7)のOHTは透明であり光の透過率が他の記録材に比べて大幅に高いため、反射される光量は(1)〜(6)の記録材に比べて大幅に小さくなる。従って反射光の光量によって(1)〜(6)か(7)かという判定ができる。なお反射光の光量を判別する場合は、例えば、上記のCCDセンサまたはCMOSセンサで撮像した画像データの各ピクセルの光量の平均値を演算すればよい。
次に、記録材の反射光から得られた映像に基づく画像データを処理して得られた値(例:上記のDmax−Dminの値)からは、(1)〜(4)か(5)か(6)というという判定ができる(3種類に分けることができる)。ここで、本実施形態では、この判定のためDmax−Dminの値を検出する際、LEDの発光光量のムラ成分などを除去するためのシェーディング処理を行なってムラ成分を検出する。そして検出したムラ成分を撮像した画像データの光量(濃度)から減算する処理を行なう。これによって撮像した2次元の画像の全体の光量ムラが除去されて正確なDmax−Dminの値を求めることができる。また、この光量ムラが除去処理に加えて、2次元の画像全体の光量の平均値が一致するような正規化処理を施してもよい。
そして、最後に、超音波発信器130から記録材304に超音波を当て、超音波受信器131で受信した信号に基づいて、(1)か(2)か(3)か(4)かという4種類の判別ができる。受信した信号の電圧値は、(1)>(2)>(3)>(4)の順となる。
以上の判定を組み合わせたものを図16に示す。
まず、〔1〕反射光の光量に基づいて第1の判別動作を行う。具体的には、反射光の光量に基づいて(1)〜(6)のグループか(7)かの2種に分けられる。そして次に、〔2〕画像データのDmax−Dminの値(濃度差)に基づいて第2の判別動作を行なう。具体的には、画像データのDmax−Dminの値に基づいて(1)〜(4)か(5)か(6)の3種に分けられる。最後に、〔3〕超音波受信信号に基づいて第3の判別動作を行なう。具体的には、超音波受信信号に基づいて(1)か(2)か(3)か(4)の4種に分けられる。
図16に示すように、反射光の光量、Dmax−Dminの値(濃度差)、超音波受信信号の2つのパラメータを用いることで(1)〜(7)の種類の記録材を正確に判別することができるようになる。
(記録材判別機能の実装)
以上の動作を行うためのCMOSエリアセンサ211の制御を図7を用いて説明する。図7は、CMOSエリアセンサ211の制御を示すブロック図である。図7において、判断部であるCPU210は、制御回路702、CMOSエリアセンサ211、インターフェース制御回路704、演算回路705、レジスタA706、レジスタB707、および制御レジスタ708を備える。
次に動作について説明する。CPU210は制御レジスタ708に対して、CMOSエリアセンサ211の動作指示を与えると、CMOSエリアセンサ211によって記録材表面画像の撮像が開始される。つまり、CMOSエリアセンサ211に電荷の蓄積が開始される。インターフェース回路704から、Sl_select信号によってCMOSエリアセンサ211を選択する。そして、所定のタイミングにてSYSCLK信号を生成すると、Sl_in信号に応答してCMOSエリアセンサ211からSl_out信号で、撮像されたデジタル画像データが送信される。
インターフェース回路704を経由して受信した撮像データは、制御回路702にてA/D変換処理等が行なわれて、その演算結果がレジスタA(706)およびレジスタB(707)に格納される。CPU210は、この2つのレジスタの値から、記録材の属性を判定する。
次に、図8を用いてセンサ回路ブロック図について説明する。図8は、CMOSエリアセンサの回路ブロック図を示す図である。図8において、CMOSエリアセンサ211は、CMOSセンサ撮像部801を含み、例えば8×8画素分のセンサがエリア状に配置される。CMOSエリアセンサ211は、さらに垂直方向シフトレジスタ802および803、出力バッファ804、水平方向シフトレジスタ805、システムクロック806、およびタイミングジェネレータ807を含む。
次に動作について説明する。Sl_select信号813をアクディブとすると、CMOSセンサ部801は受光した光に基づく電荷の蓄積を開始する。次に、システムクロック806を与えると、タイミングジェネレータ807によって、垂直方向シフトレジスタ802および803は読みだす画素の列を順次選択され、出力バッファ804にデータを順次格納される。
出力バッファ804に格納されたデータは、水平方向シフトレジスタ805によって、A/Dコンバータ(アナログ/デジタル変換器)808ヘと転送される。A/Dコンバータ808でデジタル変換された画素データは、出力インターフェース回路809によって所定のタイミングで制御され、Sl_select信号813がアクティブの期間、Sl_out信号810に出力される。
一方、811の制御回路によって、Sl_in信号812よりA/D変換ゲインを変更するよう制御することができる。例えば、撮像した画像のコントラストが得られない場合は、CPUはゲインを変更して常に最良なコントラストの画像を撮像することができる。
次に超音波センサの動作について詳細に説明する。
図9は超音波センサとしての超音波送信器130と超音波受信器131の動作を説明するための制御ブロック図であり、図10は図9の制御ブロック図における各部の信号の波形を示す。
超音波送信器130と超音波受信機131は、記録材304を挟んで対向する位置に配置され、超音波送信器130から出力される超音波が記録材304に対して所定角度をもって斜めより照射される。
CPU210は記録材304をカセット102(図1参照)から給紙して、記録材304が超音波送信器130及び超音波受信器との間の位置に到達すると、送信回路406内の発信部408に発信開始信号を送る。発信部408は発信開始信号を受け取ると所定の周波数f0(本実施例の場合はf0=40KHz)の矩形波を所定のタイミングT2の間隔で数発生成する。駆動部407は発信部408が生成した発信信号を用いて、図10のA部の波形で超音波送信器130を駆動する。ここで、所定周波数f0=40KHzとしているが、この周波数は受信器及び送信器の配置構成や夫々の間の距離などに応じて適宜変更可能である。
超音波送信器130から記録材304に超音波が照射され、記録材304からの超音波を超音波受信器131で受信する。受信信号は図10のB部の波形になる。この受信信号は増幅器409で増幅され、さらに積分器410で積分されて図10のC部の波形になる。
CPU210は発信部408に発信信号を送ったタイミングから、所定時間T1後の積分器410のデータをA/Dコンバータ(アナログ/デジタル変換器)411を介して取り込む。この積分器410から出力されるデータと坪量の関係を示したのが前述した図6になる。
このように、読み取りセンサ123と超音波センサとしての超音波送信部130と超音波受信部131とを用いることによって、多くの記録材の種類を判別することが可能となる。
(各要素の配置と検知タイミング)
図11〜12を用いて、超音波センサとしての超音波送信器130及び超音波受信器131、搬送ローラ150、読み取りセンサ123のそれぞれが配置される位置を説明する。
図11と図12に示すように、超音波送信器130と超音波受信器131は搬送ローラ150より、記録材304の搬送方向に対して上流側に配置され、読み取りセンサ123は搬送ローラ150より、記録材304の搬送方向に対して下流側に配置される。より配置位置について具体的に説明すると、読み取りセンサ123は図11または図12に示されるように搬送ローラ150の位置の近傍であり、搬送される記録材の表面に対向する位置に配置される。そして、超音波送信器130と超音波受信器131は読み取りセンサ123を挟んだ位置に配置され、記録材の近傍で記録材を挟んで対向した位置に夫々配置される。なお、搬送ローラ150は1対のローラ形状の部材である。そして1対のローラ形状の部材で記録材に接触し、かつ、記録材を挟持して搬送する部材である。つまり、搬送ローラ105の記録材304の接触部を挟んで超音波センサ(超音波送信器130と超音波受信器131)と読み取りセンサ123とが配置される。
図12は図11においてA方向から見た図である。
図12において、超音波送信器130から照射された超音波は、記録材304の135付近の位置にあたる。記録材304に対して超音波が照射される位置は、所定の領域を持った位置135になる。位置135に照射された超音波によって記録材304が振動され、その振動は記録材304の照射位置135から、その周囲の方向(図の点線矢印で示すように)伝播する。
読み取りセンサ123と超音波送信器130及び超音波受信器131及び照射位置135との間には、記録材304を挟んだ搬送ローラ150が配置されている。したがって、記録材304を伝播するB方向の振動(読み取りセンサ側への振動の伝播)は搬送ローラ150で妨げられる。このため、読み取りセンサ123で撮像する領域では振動の影響をほとんど受けることなく記録材の表面の映像を取り込むことができる。
例えば、図11、図12のように、読み取りセンサ123と超音波センサとしての超音波送信器130及び超音波受信器131との間に搬送ローラ150が無い場合を想定する。その場合は、超音波が照射されて記録材が振動するために、読み取りセンサ123で読み取った映像が振動の影響を受けて正しい映像ではなくなる可能性が高い。例えば、読み取りセンサ123の検知動作と超音波センサの検知動作を別々に実行すればよいと思われるが。検知動作に時間がかかることが想定される。検出時間を短縮するには読み取りセンサと超音波センサの検知を同時に実行したほうが好ましい。
本実施例の図11、図12のような構成をとれば、読み取りセンサと超音波センサとが同じタイミングで検知動作を実行しても問題なく記録材の属性を検知することが可能となる。
本実施例では、読み取りセンサ123を搬送ローラ150に対して記録材の搬送方向の下流側に配置して、超音波センサとしての超音波送信器130と超音波受信器131を上流側に配置して説明した。
しかし、これとは逆に、読み取りセンサ123を搬送ローラ150に対して記録材の搬送方向の上流側に配置して、超音波送信器130と超音波受信器131を下流側に配置してもよい。
次に、図13のフローチャートに基づいて検知動作のタイミングを説明する。
検知動作が開始すると、CPU210はカセット102(図1参照)からローラ103(図1参照)を用いて、記録材304を給紙する。給紙された記録材304は駆動ローラ151で超音波送信器130と超音波受信器131が配置される位置まで搬送される(S901)。そして、CPU210は記録材304の給紙タイミングから記録材304が読み取りセンサ123に到達すると予測される時間に搬送ローラ150の回転を停止して、記録材304の搬送を停止する(S902)。
CPU210は超音波送信器130から超音波を出力して記録材304に照射する(S903)。CPU210は記録材304からの超音波を超音波受信器131で受信する(S904)。
これとほぼ同時のタイミングで、CPU210はLED304を点灯して、記録材304の表面に向けて照射される(S905)。記録材304からの反射光は、レンズ303を介し集光されてCMOSエリアセンサ211に結像される。これによって記録材304の表面の映像を読み取る(S906)。
CPU201は超音波受信器101で受信した信号と、読み取りセンサ123から読み取った画像データの演算処理(前述の演算処理)を行い(S907)、この結果に基づいて紙種の判別を行う(S908)。
判別した紙種に応じた(例えば、定着装置の温度条件や記録材の搬送速度、高電圧電源から出力される現像電圧条件や転写電圧条件)を設定する(S909)。
CPU210は搬送ローラ150を回転を再開させて記録材304を搬送し(S910)、検知動作が終了する。
以上、本実施形態で説明した図11、図12の配置構成であれば、読み取りセンサと超音波センサとの検知動作タイミングをほぼ同時に実行しても、超音波センサの検知動作に伴う記録材の振動の影響を殆ど受けることがなく読み取りセンサの検知動作を実行することができる。
従って、短時間で記録材の種類を正確に判別することが可能となる。また、記録材の種類を正確に判別できるので、その種類に応じて適切な画像形成の条件を設定して画像形成を行うことが可能となる。
なお、上記の画像形成条件の設定を読み取りセンサの検知結果と超音波センサの検知結果とに基づいて実行しても良い。検知結果に基づく記録材の種類の判別動作を省略することができる。
[第2実施形態]
本実施形態において、読み取りセンサ123、超音波センサとしての超音波送信器130及び超音波受信器131、搬送ローラ150、記録材の配置関係以外は、第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
第1実施形態では、読み取りセンサ123は搬送ローラ150を挟んで記録材304の搬送方向に配置した。
本実施形態では、図14に示すように、軸151に複数の搬送部材(A,B)を設けるように構成されている搬送ローラ150において、読み取りセンサ123は搬送部材150Aと搬送部材150Bとを挟んだ位置に配置する。つまり、図14のように読み取りセンサ123は記録材のほぼ中央部を検知するような位置になる。そして超音波センサとしての超音波送信器130と超音波受信器131は、読み取りセンサ123の配置位置に対して、搬送ローラ150の部材B(記録材と部材Bとの接触部)を挟んだ記録材の端部側に配置する。
その逆に、読み取りセンサ123は、搬送ローラ150の部材Bを挟んで記録材の端部側に配置し、超音波センサとしての超音波送信器130と超音波受信器131は搬送ローラ150の部材AとBとを挟んだほぼ中央部に配置してもよい。なお、読み取りセンサと超音波センサとが搬送ローラ150の部材AまたはBを挟んだ位置に配置されれば良い。
第2実施形態では、読み取りセンサ123を搬送ローラ150の軸151に対して記録材の搬送方向の下流側に配置して、超音波送信器130と超音波受信器131を上流側に配置して説明する。
しかし、読み取りセンサ123を搬送ローラ150の軸151に対して記録材の搬送方向の上流側に配置して、超音波送信器130と超音波受信器131を下流側に配置してもよい。
第1実施形態と同様に、超音波送信器130から照射された超音波は記録材304上の135付近の位置にあたる。記録材304上では照射位置135から周囲の方向に振動が伝播する。
読み取りセンサ123と超音波送信器130、超音波受信131及び照射位置135との間には、記録材304を挟んだ搬送ローラ150が配置され、記録材304を伝播するB方向の振動は搬送ローラ150で妨げられる。このため、読み取りセンサ123で撮像する領域では振動の影響をほとんど受けることなく表面の映像を取り込むことができる。
従って、短時間で記録材の種類を正確に判別することが可能となる。また、記録材の種類を正確に判別できるので、その種類に応じて適切な画像形成の条件を設定して画像形成を行うことが可能となる。
[第3実施形態]
本実施形態においては、記録材検知手段を設けたこと以外は、第1と第2実施形態と同様であるため、共通する構成に関する詳細な説明は省略する。
第1実施形態と第2の実施形態では、CPU210は記録材304の給紙タイミングから記録材304が読み取りセンサ123に到達すると予測される時間に搬送ローラ150の回転を停止して、記録材304の搬送を停止するようにしている。
これに対して、第3の実施形態では、図15で示すように記録材検知手段305を搬送ローラ150に対して記録材の搬送方向の下流側に追加している。この記録材検知手段305としては、例えば、例えばLED等の光照射手段から記録材に光を照射して、この反射光をフォトトランジスタ等の光検知手段で検知することで記録材を検知する方式を用いることができる。なお記録材の通過にともなって動作するフラグと、フラグの動作を検知するフォトインタラプタとで構成されるセンサを用いてもよい。
CPU210は記録材検知手段305によって記録材304の先端を検知すると、検知したタイミングで搬送ローラ150の回転を停止して記録材304の搬送を停止する。
その後、記録材が停止した状態で、CPU210は超音波送信器130から超音波を出力して記録材304に照射する。そしてCPU210は記録材304からの超音波を超音波受信器131で受信して、記録材304の坪量を判別する。(詳細は前述しているので省略する。)
これと同時に、制御CPU210はLED304を点灯して、記録材304の表面に向けて照射される。記録材304からの反射光は、レンズ303を介し集光されてCMOSエリアセンサ211に結像する。これによって記録材304の表面の映像を読み取る。読み取った映像をデジタル処理して得られた画像データを処理した結果で記録材の表面状態を判別する。(詳細は前述しているので省略する。)
記録材304からの読み取りセンサの検知結果に基づく判別と超音波センサの検知結果に基づく判別を終了後、記録材の種類を判別して、CPU210は搬送ローラ150を回転させて記録材304を搬送する。そして前述した画像形成の条件を設定して記録材304に画像を形成する。
以上、説明したように、記録材検知手段を用いて記録材の停止位置を正確にすることで、記録材の検知位置をほぼ同じ位置にできる。したがって、記録材304上の位置の違い(例えば、記録材の先端部と中央部での表面状態の違い)による表面状態や坪量のばらつきを低減することができるので検知精度を向上できる可能性がある。
[第4実施形態]
本実施形態においては、記録材の種類を判別するための検知タイミングが異なる点以外は、第1と第2実施形態の構成と同様であるため、共通する構成に関する詳細な説明は省略する。以下に本実施形態における検知タイミングの詳細について説明する。
(記録材判別のための検知タイミング)
図17及び図18を用いて本実施例における検知タイミングを説明する。図17は超音波送信器130と超音波受信器131で記録材304の厚み及び坪量を検知している状態を示す。また、図18は画像読み取りセンサ123で記録材304の表面状態を検知している状態を示す。
図17と図18において超音波送信器130と超音波受信器131は搬送ローラ150より、記録材304の搬送方向に対して上流側に配置される。読み取りセンサ123は搬送ローラ150の下流に配置される。
図17に示すように搬送ローラ150に記録材304が到達する前に超音波送信器130と超音波受信器131で記録材304の厚み及び坪量を検知する。このとき、記録材304は搬送中であり、超音波での坪量の検知は記録材304が搬送ローラ150に到達する前に終了する。
次に、図18に示すように、記録材304は搬送ローラ150に到達後、読み取りセンサ123に到達してから所定時間後に停止する。この所定時間は記録材304が確実に読み取りセンサ123に達する位置に搬送されるように設定される。この停止状態で読み取りセンサ123は記録材304の表面状態と反射率を検知する。
一連の検知動作について図13のフローチャートを用いて説明する。
検知動作が開始すると、CPU210は給紙カセット102から給紙ローラ103を用いて、記録材304を給紙及び搬送する。搬送された記録材304は搬送ローラ150で超音波送信器130と超音波受信器131との間に搬送される(S1001)。CPU210は記録材304の給紙タイミングから記録材304が超音波送信器130と超音波受信器131に到達すると予測される時間に超音波送信器130から超音波を記録材304に照射する(S1002)。記録材304からの超音波を超音波受信器131で受信する。CPU210は記録材304が搬送ローラ150に到達する前に記録材の厚み及び坪量検知を終了する(S1003)。
CPU210は記録材304の給紙タイミングから記録材304が搬送ローラ150に到達後、読み取りセンサ123に到達すると予測される時間に、搬送ローラの回転を停止して、記録材304の搬送を停止する(S1004)。CPU210はLED304を点灯して、記録材304の表面に向けて照射される(S1005)。記録材304からの反射光は、レンズ303を介し集光されてCMOSエリアセンサ211に結像する。これによって記録材304の表面の映像を読み取る(S1006)。CPU210は、読み取った映像に基づいて記録材304の表面状態を検知する。記録材304の表面映像を取り込み後、CPU210は搬送ローラ150を回転させて、記録材304を搬送し(S1007)、検知動作を終了する。
以上、説明したように、最初に搬送中の記録材に超音波を照射して坪量を検知し、その後、記録材を停止してから表面状態を検知する。これによって表面状態の検知のための映像の読み取り時に超音波による記録材の振動の影響を受けにくくなり、記録材の種類を正確に判別することが可能となる。また、記録材の種類を正確に判別できるので、その種類に応じて適切な画像形成の条件を設定して画像形成を行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、超音波センサと読み取りセンサの検知動作を異なるタイミングで実行しているため、例えば上記の第1実施形態と比べると、検知時間が増加することになる。しかし、超音波センサでの検知動作は記録材を搬送しながら行っているため超音波センサによる検知時間の増加を低減することができる。
なお、本実施形態の検知動作を実行するにあたり、第3実施形態で説明した記録材検知手段によって記録材の先端を検知して搬送動作を制御することも可能である。具体的には、記録材検知手段で記録材の先端を検知したことに応じて記録材の搬送動作を停止させて、読み取りセンサの検知動作を実行することが可能である。また、記録材検知手段を搬送ローラの上流側(記録材の搬送方向の上流側)に配置することも可能である。この場合は、記録材検知手段で先端を検知したタイミングで超音波センサによる検知動作を開始することができる。一例として記録材検知手段を2つ設けた変形例を図20に示す。記録材検知手段として305と306を設けて、305で記録材の先端を検知したら超音波センサの検知動作を実行し、その後、306で記録材の先端を検知したら読み取りセンサの検知動作を実行することができる。図20においては、記録材検知手段を2つ設ける構成以外は、上記の実施形態1、2で説明したものと同様である。
[その他の実施形態]
本実施形態において、読み取りセンサを反射型光学センサに変更した点以外は、第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
第1〜3の実施形態においては、CMOSエリアセンサもしくはCCDセンサを用いて記録材304の表面状態を検知した。
本実施形態では、CMOSエリアセンサもしくはCCDセンサの代わりに、発光素子と二つの受光素子からなるセンサを用いることを特徴とする。
発光素子とその発光素子からの光が記録材で反射された光のうちの乱反射光を受光する第一の受光素子と、正反射光を受光する第一の受光素子と異なる角度で設置された第二の受光素子とを備えた反射型光学センサである。
このような反射型光学センサを用いて第1の受光素子で検知した光量と第二の受光素子で検知した光量との比を演算した結果で記録材の表面状態を判別することができる。
なお反射型光学センサの構成や動作に関しては周知であるため説明を省略する。
画像形成装置を示す概略図である。 画像形成装置のCPUの制御動作を説明するための制御ブロック図である。 記録材の表面状態を判別するための読み取りセンサの概略構成を示す模式図である。 記録材の坪量を判別するための超音波センサの概略構成を示す模式図である。 読み取りセンサによって読み取られる記録材表面のアナログ画像とアナログ画像をデジタル処理したデジタル画像との対比を示す図である。 記録材の坪量と超音波の受信信号との関係を示す図である。 CMOSエリアセンサの制御回路を示すブロック図である。 CMOSエリアセンサの回路ブロック図を示す図である。 超音波センサによる判別方式における制御回路を示すブロック図である。 超音波センサによる判別方式における制御回路動作時の各部の信号の波形である。 第1実施形態における読み取りセンサ及び超音波センサでの検知状態を示す図である。 読み取りセンサ及び超音波センサの配置位置を示す図である。 第1実施形態による検知動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における読み取りセンサ及び超音波センサでの検知状態を示す図である。 第3実施形態における読み取りセンサ及び超音波センサでの検知状態を示す図である。 読み取りセンサと超音波センサとを用いた記録材の種類の判別方法を説明する図である。 第4実施形態における超音波センサによる検知タイミングを示す図である。 第4実施形態における読み取りセンサによる検知タイミングを示す図である。 第4実施形態における検知動作を示すフローチャートである。 第4実施形態における変形例を示す図である。
符号の説明
101 画像形成装置
102 カセット
103 ローラ
104 駆動ローラ
105 転写ベルト
106〜109 感光ドラム
110〜113 転写ローラ
114〜117 カートリッジ
118〜121 光学ユニット
122 定着装置
123 読み取りセンサ
130 超音波送信器
131 超音波受信器
150 搬送ローラ
210 CPU
211 CMOSセンサ
216 モータ
217 ソレノイド
218 有無センサ
219 高電圧電源
220、221 駆動モータ
222 低電圧電源
223 ASIC
224 メモリ
301 反射用LED
302 透過用LED
303 レンズ
304 記録材
305 記録材検知手段
405 受信回路
406 送信回路
407 駆動部
408 発信部
409 増幅器
410 積分器
411、808 A/Dコンバータ
702 制御回路
704 インターフェース制御回路
705 演算回路
706 レジスタA
707 レジスタB
708 制御レジスタ

Claims (22)

  1. 記録材に光を照射し、記録材を介した光を検知する第1検知部と、
    記録材に超音波を照射し、記録材を介した超音波を検知する第2検知部と、を有し、
    記録材収容部から搬送部により搬送された記録材の種類を判別する記録材判別装置において、
    記録材と接触することで、前記第2検知部において発生する超音波による記録材の振動を抑制する接触部と、を有し、
    前記第1検知部と前記第2検知部は、前記搬送部よりも搬送方向下流側に配置されていて、前記接触部に記録材が接触した状態で前記第1検知部と前記第2検知部により検知を行った際に、前記第2検知部において発生する超音波による記録材の振動が前記第1検知部の検知位置に伝達されないように前記接触部が配置されていることを特徴とする記録材判別装置。
  2. 前記第1検知部と前記第2検知部は、前記接触部を挟んで対称な位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の記録材判別装置。
  3. 前記記録材を停止した状態で、前記第1検知部と前記第2検知部とによる検知動作を実行することを特徴とする請求項1又はに記載の記録材判別装置。
  4. 前記第1検知部は、記録材の表面に光を照射して、記録材の表面で反射された光を映像として撮像して、撮像した映像に基づき記録材の表面状態を検知する映像読み取りセンサであって、
    前記第1検知部による検知動作と前記第2検知部による検知動作を同じタイミングで実行することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の記録材判別装置。
  5. 記映像読み取りセンサによって前記記録材から反射される光の光量に基づき第1の判別を実行し、前記映像読み取りセンサによって撮像された映像に基づき第2の判別を実行し、前記超音波センサによって検知される前記超音波に基づいて第3の判別を実行することを特徴とする請求項に記載の記録材判別装置。
  6. 前記第2検知部による検知の方が、前記第1検知部による検知より早く開始されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の記録材判別装置。
  7. 前記第1検知部と前記第2検知部によって前記接触部に接触した記録材の検知を行う位置に、前記搬送部によって記録材が搬送されたことを検知する第3検知部を有し、
    前記第3検知部の検知結果に基づき、前記第1検知部と前記第2検知部により記録材の検知を行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の記録材判別装置。
  8. 記録材に光を照射し、記録材を介した光を検知する第1検知部と、
    記録材に超音波を照射し、記録材を介した超音波を検知する第2検知部と、を有し、
    記録材の種類を判別する記録材判別装置において、
    記録材と接触することで、前記第2検知部において発生する超音波による記録材の振動を抑制する接触部と、を有し、
    前記第1検知部と前記第2検知部と前記接触部は、記録材の搬送方向とは直交する方向に並んで配置されており、前記接触部は前記第1検知部と前記第2検知部の間に配置されていることを特徴とする記録材判別装置。
  9. 前記接触部は、記録材を搬送する搬送ローラーであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の記録材判別装置。
  10. 記録材に光を照射し、記録材を介した光を検知する第1検知部と、
    記録材に超音波を照射し、記録材を介した超音波を検知する第2検知部と、を有し、
    記録材の種類を判別する記録材判別装置において、
    記録材が前記第1検知部の検知位置にあるときに、前記記録材は前記第2検知部の検知位置にあり、前記第1検知部による検知動作と前記第2検知部による検知動作を別々のタイミングで実行することを特徴とする記録材判別装置。
  11. 前記第2検知部による検知の方が、前記第1検知部による検知より早く開始されることを特徴とする請求項10に記載の記録材判別装置。
  12. 録材に画像を形成する画像形成部と、
    記録材を収容する記録材収容部と、
    前記記録材収容部から前記画像形成部に記録材を搬送する搬送部と、
    記録材に光を照射し、記録材を介した光を検知する第1検知部と、
    記録材に超音波を照射し、記録材を介した超音波を検知する第2検知部と、を有し、
    前記第1検知部と前記第2検知部の検知結果に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を設定する画像形成装置において、
    記録材と接触することで、前記第2検知部において発生する超音波による記録材の振動を抑制する接触部と、を有し、
    前記第1検知部と前記第2検知部は、前記搬送部よりも搬送方向下流側に配置されていて、前記接触部に記録材が接触した状態で前記第1検知部と前記第2検知部により検知を行った際に、前記第2検知部において発生する超音波による記録材の振動が前記第1検知部の検知位置に伝達されないように前記接触部が配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記第1検知部と前記第2検知部は、前記接触部を挟んで対称な位置に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記記録材を停止した状態で、前記第1検知部と前記第2検知部とによる検知動作を実行することを特徴とする請求項12又は13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第1検知部は、記録材の表面に光を照射して、記録材の表面で反射された光を映像として撮像して、撮像した映像に基づき記録材の表面状態を検知する映像読み取りセンサであって、
    前記第1検知部による検知動作と前記第2検知部による検知動作を同じタイミングで実行することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 記映像読み取りセンサによって前記記録材から反射される光の光量に基づき第1の判別を実行し、前記映像読み取りセンサによって撮像された映像に基づき第2の判別を実行し、前記超音波センサによって検知される前記超音波に基づいて第3の判別を実行することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記第2検知部による検知の方が、前記第1検知部による検知より早く開始されることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記第1検知部と前記第2検知部によって前記接触部に接触した記録材の検知を行う位置に、前記搬送部によって記録材が搬送されたことを検知する第3検知部を有し、
    前記第3検知部の検知結果に基づき、前記第1検知部と前記第2検知部により記録材の検知を行うことを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    記録材に光を照射し、記録材を介した光を検知する第1検知部と、
    記録材に超音波を照射し、記録材を介した超音波を検知する第2検知部と、を有し、
    前記第1検知部と前記第2検知部の検知結果に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を設定する画像形成装置において、
    記録材と接触することで、前記第2検知部において発生する超音波による記録材の振動を抑制する接触部と、を有し、
    前記第1検知部と前記第2検知部と前記接触部は、記録材の搬送方向とは直交する方向に並んで配置されており、前記接触部は前記第1検知部と前記第2検知部の間に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  20. 前記接触部は、記録材を搬送する搬送ローラーであることを特徴とする請求項12乃至19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  21. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    記録材に光を照射し、記録材を介した光を検知する第1検知部と、
    記録材に超音波を照射し、記録材を介した超音波を検知する第2検知部と、を有し、
    前記第1検知部と前記第2検知部の検知結果に基づいて、前記画像形成部の画像形成条件を設定する画像形成装置において、
    記録材が前記第1検知部の検知位置にあるときに、前記記録材は前記第2検知部の検知位置にあり、前記第1検知部による検知動作と前記第2検知部による検知動作を別々のタイミングで実行することを特徴とする画像形成装置。
  22. 前記第2検知部による検知の方が、前記第1検知部による検知より早く開始されることを特徴とする請求項21に記載の画像形成装置。
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