JP2005031443A - 画像形成装置 - Google Patents

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秀之 大谷
Shigeyuki Matsumoto
茂之 松本
Tadashi Kaeriyama
忠士 歸山
Yukio Hayashi
幸男 林
Toshihiro Suganuma
敏弘 菅沼
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Abstract

【課題】用紙の種類に関わらず、簡単に高画質の画像形成が可能となるようにする。
【解決手段】IOTコントローラ70には、NvRAM86が設けられている。このNvRAMには、予め用紙ごとに設定されている各種のパラメータに対する補正係数が記録されている。また、NvRAMには、ユーザー設定領域が設けられており、特殊な用紙に画像を形成したい時には、コントロールパネル88の操作によって該当する用紙のパラメータを入力することができるようになっている。IOTコントローラは、画像形成を実行するときに、コントロールパネル上で用紙が選択されることにより、選択された用紙に対するパラメータの補正係数をNvRAMから読み出して、この補正係数に基づいて転写処理を実行して、高品質の画像を形成する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、レーザープリンタ、ファクシミリなどの電子写真プロセスを用いて画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真プロセスを適用した複写機、レーザープリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置では、感光体ドラムにトナー像を形成し、このトナー像を記録紙などの記録シートに転写し、加熱定着することにより、記録シートに画像を形成する。
【0003】
このような画像形成装置において、記録シートにトナー像を転写する方法には、感光体ドラムから記録紙に直接転写する方法に加えて、中間転ロールや中間転写ベルトなどの中間転写体を用い、トナー像を感光体ドラムから中間転写体に一次転写した後、中間転写体から記録シートに二次転写する方法がある。
【0004】
これらの転写方法では、感光体ドラム又は中間転写体等の像担持体に対向して転写ロール等の転写部材を配置し、転写部材によって記録シートの裏面に、トナーの帯電電荷を逆極性の電荷(バイアス電圧)を与えることで転写電界を形成し、トナー像を記録シートの表面に静電転写するようにしている。
【0005】
このような画像形成装置においても、記憶手段に各種のデータを記憶して、これらのデータを選択的に読み出して、画像形成処理を実行するようになっている。
【0006】
例えば、複数の作像条件を設定し、作像条件ごとのカラーバランス条件の調整値を不揮発性記憶手段に記憶しておき、原稿のカラーバランス条件にもっとも近いカラーバランス条件の調整値を、不揮発性記憶手段から読み出して、作像工程を実行するようにした画像形成装置の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
また、複写装置に電源が投入されると、初期モード設定手段が複写装置に所定の複写プロセス動作モードを設定し、書替え手段が、例えば、情報保持手段の情報を第2の記憶領域を指定する情報から第1の記憶領域を指定する情報に変更する。その後モード入力手段の入力があると、それに応答して入力モード設定手段が、複写装置に設定しているモードを該入力があったものに変更設定し、しかも情報保持手段が保持する情報に対応付けられた一方の記憶領域に書込み、複写装置の電源がオフになると、電源オフの間、一方の記憶領域が電源オフ直前のモードを保持し、その後電源オンのままでモード復帰指示手段による復帰指示があると、復帰モード設定手段が、他方の記憶領域のモードを複写装置に更新設定することにより、オペレータがモード復帰指示手段で復帰を入力するのみで、自動的に前回モードが複写装置に設定されるようにした画像形成装置の提案がなされている(例えば、特許文献2参照。)。
【0008】
さらに、転写材通路に配置したジャム検出手段が、ジャムを検出したときに、ジャム信号を不揮発性メモリに記憶し、ジャム処理後、画像形成作業を開始するさいに、不揮発性メモリの信号によって、転写手段のバイアスを逆極性に切り替えるようにした画像形成装置の提案もなされている(例えば、特許文献3参照。)。
【0009】
また、加熱手段の過去の稼動状況を記憶手段に記憶しておき、記憶手段の記憶内容に基づいて、加熱手段の稼動状態を制御するようにしたファクシミリ装置の提案もなされている(例えば、特許文献4参照。)。
【0010】
ところで、静電転写によって記録シートにトナー像を形成するときに、トナー(トナー像)の静電転写に大きく影響を与える要因の一つには、転写部材の抵抗値の変動が挙げられる。一般に、導電性の転写部材は、通電時間が長くなるほど抵抗値が高くなり、温度上昇によっても抵抗値が低くなるなど、温度湿度などの環境条件によって大きく左右されてしまう。
【0011】
また、トナーの静電転写には、記録シートの電気的特性も大きく影響を及ぼす。すなわち、記録シートの抵抗値も転写電界に大きく影響を及ぼす要因となっている。
【0012】
画像形成装置では、転写電界に影響を及ぼす各種の要因が変動すると、同一のバイアス電圧を印加しても、像担持体と記録シートの間に適正な転写電界を印加することができず、転写効率が悪化したときには、記録シートに形成した画像の画質低下が生じてしまう。
【0013】
ここから、トナー像の転写に影響を及ぼす因子の検知ないし因子を入力する影響因子検出入力手段を設け、この影響因子検出入力手段からの値に基づいて、トナー像の転写に用いられる初期転写パラメータを決定すると共に、初転写パラメータを補正するために入力された補正値に基づいて補正転写パラメータを設定し、初期転写パラメータないし補正転写パラメータに基づいて像担持体上のトナー像を記録紙に転写するトナー像転写装置の提案がなされている(例えば、特許文献5参照。)。
【0014】
【特許文献1】
特許第265844号
【特許文献2】
特許第3089018号
【特許文献3】
特開平3−100580号公報
【特許文献4】
特開平6−253120号公報
【特許文献5】
特開2001−175089号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像形成装置では、普通紙、上質紙、再生紙、CHPフィルムなどの一般的な記録シートのみでなく、例えば、厚紙やフィルムコート紙などをユーザーが選択して使用することがあり、このようなユーザーごとに独自の記録シートを使用するときにも、高品質の画像形成が望まれており、そのためには、各種のパラメータを、その都度、ユーザーが入力しなければならず、画像形成のための操作が煩雑となってしまったり、高品質の画像が得られないことがある。
【0016】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、ユーザーが好みの記録シートに高品質の画像を形成可能とする画像形成装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、露光手段によって静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に前記静電潜像に応じたトナー像を形成する現像手段と、前記像担持体に形成された前記トナー像を中間転写体を介してシート状記録媒体へ転写する転写手段と、前記転写手段によって前記シート状記録媒体に転写された前記トナー像を加熱定着する定着手段と、を含む画像形成装置であって、前記転写手段及び前記定着手段で前記シート状記憶媒体ごとに変化するパラメータが予め設定されてシート状記録媒体ごとに記憶される不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリに前記パラメータが記憶されて複数の前記シート状記録媒体の中から、前記トナー像の転写に使用するシート状記録媒体を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記シート状記録媒体の前記パラメータを前記不揮発性メモリから読み出して、該パラメータに基づいて前記転写手段及び前記定着手段を制御する制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、シート状記録媒体ごとに異なる各種のパラメータを予め設定し、設定したパラメータを不揮発性メモリに記憶しておく。
【0019】
これにより、選択手段によって不揮発性メモリにパラメータが記録されたシート状記録媒体を選択することにより、選択したシート状記録媒体に応じてパラメータが設定さえれるので、簡単な操作で、常に高画質の画像を所望の種類のシート状記録媒体に形成することができる。
【0020】
このような本発明に適用される画像形成装置としては、複数の前記像担持体と接触して像担持体から前記トナー像が転写される一次中間転写体と、前記一次中間転写体と接触して一次中間転写体から前記トナー像が転写されると共に前記シート状記録媒体に接触して該トナー像をシート状記録媒体に転写する二次中間転写体と、を含むものであっても良い。
【0021】
また、本発明は、前記パラメータを入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された前記パラメータを前記不揮発性メモリに予め設けている空き領域に書き込む書込み手段と、を含み、前記選択手段が前記不揮発性メモリの前記空き領域に書き込まれた前記パラメータないし該パラメータによって特定される前記シート状記録媒体を選択可能であることを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、入力手段からパラメータを入力することにより、このパラメータが書き込み手段によって不揮発性メモリに予め設けられている空き領域に書き込まれる。
【0023】
選択手段は、不揮発性メモリの空き領域にパラメータが書き込まれることにより、そのパラメータないしそのパラメータによって特定されるシート状記録媒体の選択が可能となる。
【0024】
これにより、好みのシート状記録媒体に、高品質の画像を形成することができる。
【0025】
このような本発明に適用される前記入力手段は、表示手段を備えた装置の操作パネルを用いることができる。また、入力手段としては、これに限らず、ネットワーク等を介して画像形成装置に入力するものであっても良い。
【0026】
また、本発明では、前記不揮発性メモリに前記パラメータを得るための補正係数を記録するものであっても良い。
【0027】
一方、本発明に適用するパラメータとしては、前記転写手段が電流検知に基づいた定電圧制御手段を含み、前記パラメータが転写手段の転写電圧を設定する定電圧制御用補正係数を含むことができる。また、この前記定電圧補正係数が用紙サイズ補正用係数を含むことができ、前記定電圧補正係数が用紙先端検知用補正係数を含むことができる。
【0028】
さらに前記パラメータが用紙除電電圧設定用係数を含むことができ、前記パラメータが用紙搬送速度選択用係数を含むことができる。また、前記パラメータがループ調整用係数を含むことができ、前記パラメータが前記定着手段の温度調整用係数を含むことができる。
【0029】
すなわち、本発明に適用されるパラメータとしては、シート状記録媒体の種類ごとに異なり、シート状記録媒体の種類にかかわらず一定の転写効率を得ることができるものであれば、任意の変数、係数を用いることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1には、本実施の形態に画像形成装置として適用したレーザープリンタ10に設けられたIOT(Image Output Terminal)11の概略構成を示している。なお、図1に示す円弧状矢印は、対応する回転部材の回転方向を示している。
【0031】
レーザープリンタ10のIOT11は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色用の感光体ドラム14(14Y、14M、14C、14K)を備えた画像形成ユニット12(12Y、12M、12C、12K)と、各々対応する感光体ドラム14に接触する一次帯電用の帯電器16(16Y、16M、16C、16K)と、Y、M、C、K各色のレーザ光18(18Y、18M、18C、18K)を対応する感光体ドラム14に照射する図示しないレーザ光学ユニットと、を含んで構成されている。
【0032】
また、IOT11は、各色成分のトナーが含まれる現像剤を収容した現像器20(20Y、20M、20C、20K)と、感光体ドラム14Y,14Mに接触する一次中間転写ロール22及び感光体ドラム14C,14Kに接触する一次中間転写ロール24と、一次中間転写ロール22,24に接触する二次中間転写ロール26と、二次中間転写ロール26に接触する最終転写ロール28と、を含んで構成されている。
【0033】
なお、本実施の形態に係るレーザープリンタ10では、感光体ドラム14、帯電器16、現像器20、一次中間転写ドラム22、24、二次中間転写ドラム26が一体的に搭載されたプロセス・カートリッジ(CRU:Customer Replaceable Unit)として構成されている。
【0034】
各感光体ドラム14は、上下方向(図1の紙面上下方向)に沿って互いに一定の間隔をおいて配置されている。また、一次中間転写ロール22、24及び二次中間転写ロール26は、各々の回転軸が感光体ドラム14の回転軸に対して平行となるように配置されている。
【0035】
上記レーザ光学ユニットでは、画像処理ユニット(図示省略)から入力された各色毎の画像情報に応じて各色のレーザ光18が変調され、対応する色の感光体ドラム14に各々照射され、各感光体ドラム14の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成プロセスが次のように行われる。
【0036】
このとき、各感光体ドラム14は、所定の回転速度(例えば95mm/sec)で回転駆動され、先ず、表面が、帯電器16に所定の帯電レベル(例えば、約−800V)の直流電圧が印加されることによって、所定レベルに一様に帯電される。なお、本実施の形態では、帯電器16に対して直流電圧のみを印加してもよく、交流成分を直流成分に重畳するようにしても良い。
【0037】
次に、一様な表面電位とされた各感光体ドラム14の表面に、レーザ光学ユニットによって各色に対応したレーザ光18が照射され、各色毎の画像情報に応じた静電潜像が形成される。
【0038】
これにより、感光体ドラム14は、レーザ光による露光部位の表面電位が所定レベル(例えば、−60V以下程度)にまで除電される。
【0039】
そして、各感光体ドラム14の表面に形成された静電潜像は対応する現像器20によって現像され、静電潜像が各感光体ドラム14上に各色のトナー像として可視化される。
【0040】
次に、各感光体ドラム14上に形成された各色のトナー像は、感光体ドラム14Y、14Mに形成されたY色及びM色のトナー像が一次中間転写ロール22に、感光体ドラム14C、14Kに形成されたC色及びK色のトナー像が一次中間転写ロール24上に、それぞれ静電的に一次転写される。
【0041】
なお、一次中間転写ロール22及び一次中間転写ロール24には、転写バイアス電源(図示省略)が接続されており、このトナー像の一次転写の際には、転写バイアス電源から転写バイアスが、一次中間転写ロール22、24のそれぞれに印加される。
【0042】
一次中間転写ロール22、24上に形成されたトナー像は、二次中間転写ロール26上に静電的に二次転写される。これにより、二次中間転写ロール26上には、単色像からY、M、C、Kの各色の四重色像までのトナー像が形成されることになる。
【0043】
なお、二次中間転写ロール26にも、一次中間転写ロール22、24と同様に転写バイアス電源が接続されており、トナー像の二次転写の際に転写バイアスが二次中間転写ロール26に印加される。
【0044】
二次中間転写ロール26上に形成されたトナー像は、最終転写ロール28によって用紙搬送路30を通る用紙36に三次転写(最終転写)される。この用紙36は、シート状記録媒体として適用するものであり、当該用紙36は、不図示の紙送り工程を経て用紙搬送ロール32を通過し、二次中間転写ロール26と最終転写ロール28とのニップ部に送り込まれる。この三次転写の後、用紙36上に形成されたトナー像は、定着器34によって定着され、画像形成プロセスが終了する。なお、最終転写ロール28にも、一次中間転写ロール22、24及び二次中間転写ロール26と同様に転写バイアス電源が接続されており、トナー像の三次転写のときに、転写バイアス電源から転写バイアスが最終転写ロール28に印加される。
【0045】
なお、本実施の形態に係る帯電器16は、図1に示すように、感光体ドラム14を帯電する帯電ロール40と、当該帯電ロール40の上流側にブラシロール42とを備え、当該ブラシロール42にて感光体ドラム14上の残留トナーやキャリア等の異物を除去し、帯電ロール40側に感光体ドラム14上の異物が転移しないようにしている。
【0046】
また、一次中間転写ロール22、24及び二次中間転写ロール26には、一次中間ブラシロール44、46、及び二次中間ブラシロール48が接触配置され、各々のロール表面に付着している残留トナー等の異物が一時的に保持される。
【0047】
更に、最終転写ロール28には、ブレード50Aを有し、ブレードクリーニング方式を採用したクリーニング装置50が設けられている。
【0048】
次に、図2を参照しながら、レーザープリンタ10に設けている帯電器16及び現像器20を説明する。なお、図2においても円弧状矢印によって回転部品の回転方向を示している。
【0049】
各現像器20は、非磁性トナー及び磁性キャリアが含まれた現像剤Gが収容されるハウジング51と、ハウジング51の開口部に面して配設される現像ロール52と、現像ロール52上に担持される現像剤Gの層厚を規制する層厚規制ロール53と、現像剤Gを攪拌しながら搬送する2本のオーガー54、55と、現像ロール52に現像剤Gを供給するパドルホイール56と、を含んでいる。
【0050】
また、現像ロール52は、ハウジング51の開口部付近に回転駆動可能に配設される中空の円筒形状からなる非磁性の現像スリーブ60と、現像スリーブ60の中空内に複数の磁極を所定の角度で配置した磁石ロール(マグネットロール)62が位置を固定した状態で配設されたものである。
【0051】
また、現像スリーブ60には、バイアス電源(図示省略)が接続され、所定の現像バイアス(本実施の形態では、直流成分に交流成分を重畳したバイアス電圧)が印加されるようになっている。
【0052】
一方、帯電器16では、感光体ドラム14を帯電する帯電ロール40と、帯電ロール40の上流側に設けられたブラシロール42とが一対の軸受け部材(図示省略)にて回転自在に支承されている。
【0053】
なお、本実施の形態では、帯電ロール40は、非磁性シャフトと、当該非磁性シャフトの外周に設けられるスポンジ状導電性弾性体と、当該導電性弾性体を被覆する円筒状表層フィルムとを備えており、上記非磁性シャフトには、図示しない帯電バイアス電源が接続され、帯電バイアス電源から極性の異なる帯電バイアスが印加されるようになっている。
【0054】
このときの帯電ロール40へのバイアス印加方式は、画像形成時には帯電バイアス(−)を印加し、クリーニング時には帯電バイアス(+)を印加するようになっている。
【0055】
また、本実施の形態におけるブラシロール42は、磁性シャフトの外周にブラシ状部材としての摺擦毛が設けられている。そして、当該ブラシロール42は、摺擦毛と感光体ドラム14との間に作用する摩擦力によって感光体ドラム14の回転に追従回転する。また、ブラシロール42には、図示しない除去バイアス電源が接続されており、極性の異なる除去バイアスが印加される。
【0056】
このときのブラシロール42へのバイアス印加方式は、画像形成時に除去バイアス(−)を印加することで極性反転したトナーを感光体ドラム14の表面から一時的に回収し、クリーニングが開始されるまでの間、当該トナーを保持し、クリーニング時に、除電バイアス(+)を印加するようになっている。
【0057】
ところで、図3に示すように、レーザープリンタ10には、IOT11の作動を制御すると共に、このときに、用紙36への画像形成性能を維持するための性能維持制御機能を備えたIOTコントローラ70が設けられている。
【0058】
IOTコントローラ70は、CPU72、ROM74及びRAM76を備えた一般的構成となっており、図示しない通信インターフェイスを介して、エレクトリックサブシステム(ESS:Electric Sub System)コントローラ78が接続している。
【0059】
ESSコントローラ78は、図示しない画像処理部から出力されるデータや各種命令(例えば、PCM(プリント命令)等)に従って各種制御信号を生成する。この制御信号がIOTコントローラ70に入力されることにより、画像データに応じた画像を用紙36に形成することができる。なお、ESSコントローラ78には、印加電圧制御処理プログラム等の各種プログラムや各種テーブル等が予め記憶されている。
【0060】
一方、IOT11の筐体外面の所定位置には、機内の温度を検出するための温度センサー80及び湿度を検出するための湿度センサー82が設けられており、温度センサ80及び湿度センサ82がIOTコントローラ70に接続している。これにより、IOTコントローラ70は、用紙36に画像を形成するときの環境温度及び環境湿度を常時把握可能となっている。なお、本実施の形態では、IOTコントローラ70からESSコントローラ78に対して当該温度及び湿度を示す情報が所定時間毎に出力されるように構成されており、ESSコントローラ78もまた環境温湿度の把握が可能となっている。
【0061】
一方、レーザープリンタ10では、画像形成時に、最終転写ロール28、帯電ロール40、一次中間転写ロール22、24、二次中間転写ロール26、及びブラシロール42に対する印加電圧(バイアス電圧)を制御する印加電圧制御処理がESSコントローラ78によって実行される。
【0062】
ESSコントローラ78には、実機を用いた計測や、レーザープリンタ10の設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって、各制御対象の抵抗値変動特性に応じたものとして得られ、かつ設定された各種のテーブルが記憶されており、ESSコントローラ78は、これらのテーブルを用いて、印加電圧のレベル(電圧値)を決定する。
【0063】
このときのテーブルの一つには、例えば、環境条件ごとにイニシャルパラメータを経時補正用の傾き、経時補正用の最大値が設定され、また、別のテーブルには、例えば、環境条件ごとでかつ予め定めた段階に区分された累積処理枚数ごとに、累積プリント枚数による補正の傾きが記憶されると共に、各環境条件ごとに日内最大下げ幅が記憶されている。
【0064】
さらに、ESSコントローラ78には、各環境条件ごとに、画像形成動作が一次的に停止されている期間を示すレスト時間による累積プリント枚数の戻し量の傾き、電圧最小値、規定時間のテーブルが記憶され、各環境条件ごとに累積プリント枚数のカウントアップ比(両面印刷を基準とした片面印刷と両面印刷の比)、追跡プリント枚数の上限値のテーブルが記憶されている。なお、これらのテーブルは、一次中間転写ロール22、24、二次中間転写ロール26及び最終転写ロール28のそれぞれについて記憶されている。
【0065】
ESSコントローラ78は、これらのテーブルに基づいて、各ロールのバイアス電圧を設定する。IOTコントローラ70は、この設定に基づいてバイアス電源を作動するようになっている。
【0066】
IOT11には、例えば、一定電圧を二次中間転写ロール26に印加し、二次中間転写ロール26と最終転写ロール28の間に流れる電流を、電流センサ84によって検出し、二次中間転写ロール26と最終転写ロール28の間の抵抗値を導きだし、最適な転写バイアスを決定し、二次中間転写ロール28のバイアス電圧を設定する。
【0067】
これによりレーザープリンタ10では、環境条件や処理状態に応じた適正なバイアス電圧を設定し、高品質の画像形成が可能となるようにしている。
【0068】
ところで、IOT11において、トナー像を用紙36に対して常に一定の転写効率で良好に転写するためには、用紙36が二次中間転写ロール26と最終転写ロール30の間を通過するときに、二次中間転写ロール26と最終転写ロール28の間に、一定の強度の転写電界を形成する必要がある。
【0069】
例えば、用紙36にイエローY、マゼンタM、シアンC及びブラックKの4色のトナー像を転写してフルカラーの画像を形成する時には、ブラックKのトナーなどを用いたモノクロ画像(単色画像)を形成するときよりも強力な転写電界が必要となる。
【0070】
最終転写ロール28は、用紙36を所定のニップ幅で二次中間転写ロール26に圧接させたときの転写効率を高めるために、外周部が抵抗率を調整した弾性層で被覆されているが、高電圧が印加されるために経時的な抵抗値の変動が生じ、この変動が転写電界の強度に影響を与えてしまう。
【0071】
このような用紙36への形成画像や経時的な抵抗値の変化は、前記したESSコントローラ78におけるバイアス電圧の設定で補うことができる。
【0072】
しかし、転写電界の変動は、このような要因に加えて、二次中間転写ロール26と最終転写ロール28の間を通過する用紙36の抵抗値によっても大きく変化してしまう。
【0073】
この用紙36の抵抗値は、含水率の影響を大きく受け、坪量の大きな厚紙の方が普通紙よりも抵抗値が低い傾向にある。また、殆ど吸水しないOHP用フィルムなどは、普通紙よりも抵抗値が高い傾向にあり、トナー像の転写効率は、用紙36の種類や、レーザープリンタ10内の温度、湿度の影響を受けることになる。
【0074】
このような各種の要因を変動にかかわらず、トナー像を良好に用紙36に転写し、高画質の画像を形成するためには、用紙36の抵抗値に応じたバイアス電圧を印加する必要がある。
【0075】
一般に、用紙36に適正な転写電界を形成するための転写電圧(バイアス電圧)は、
転写電圧=(用紙サイズ係数)×(用紙先端検知係数)×(システム抵抗検知量)
となる。
【0076】
したがって、用紙36に適正なトナー像を転写するためのパラメータとしては、用紙サイズ係数、用紙先端検知係数、システム抵抗検知量が必要となり、これらに加えて、適用な用紙の除電電圧設定用の係数も必要となる。
【0077】
また、トナー像を適正に転写するためには、用紙36に応じた搬送速度、用紙36の厚さに応じたループ量の調整も必要となる。ここから、用紙36の搬送速度を全速に設定するか半速に設定するかのパラメータ、ループ調整用の係数、すなわち、用紙搬送ロールのOn/Off時間調整のためのループ係数が必要となる。
【0078】
さらに、トナー像を用紙36に高品質に定着させるためには、定着器34の温度を適正に設定する必要があり、パラメータとして適正な定着器34の温度調整係数が必要となる。
【0079】
レーザプリンタ10では、標準的に使用可能とする各種の用紙36のそれぞれについて、用紙サイズ係数、用紙先端検知係数、システム抵抗検知量、用紙除電電圧設定用係数、用紙搬送速度選択係数、ループ調整用係数、定着温度調整用係数を、予め試験結果によって求めている。
【0080】
一方、IOTコントローラ70には、不揮発性メモリとしてNvRAM86が設けられており、このNvRAM86に、予め設定している用紙36に対する各パラメータを、それぞれのパラメータの補正係数として記憶されている。
【0081】
すなわち、IOTコントローラ70では、ESSコントローラ78によって設定されるバイアス電圧等に基づいて、IOT11の作動を制御するときに、NvRAM86に記憶している補正係数に基づいて各パラメータを補正することにより、各パラメータが用紙36に適正なトナー像が形成できる値に設定されるようにしている。
【0082】
本実施の形態では、一例として、シート状記録媒体として用いている用紙36の種類を、普通紙、再生紙、上質紙、厚紙1、厚紙2、OHP(OHPフィルム)、封筒及びはがきを設定しており、NvRAM86には、それぞれの用紙36に対する上記パラメータの補正係数が記録されている。
【0083】
また、レーザープリンタ10には、ユーザーインターフェイス(UI)を用いて、各種の設定が可能となるコントロールパネル88が設けられており、このコントロールパネル88がESSコントローラ78を介して、IOTコントローラ70に接続している。
【0084】
レーザープリンタ10では、コントロールパネル88で適用するユーザーインターフェイスとして、用紙選択モードが設定されている。この用紙選択モードでは、NvRAM86に各パラメータの補正係数が予め記憶されている用紙36の中から、画像形成に用いる用紙36の選択が可能となっている。
【0085】
すなわち、図4に示すように、用紙選択モードでは、レーザープリンタ10で画像を形成する用紙36を、普通紙、再生紙、上質紙、厚紙1、厚紙2、OHP、封筒またははがきの何れかを選択することができる。
【0086】
IOTコントローラ70は、用紙選択モードで選択された用紙36の種類に基づいてNvRAM86から各パラメータの補正係数を読み出し、この補正係数に基づいて、バイアス電圧などの制御値を補正して、IOT11に設けている用紙搬送用の図示しないモータの制御(全速又は半速の選択)、HVPSの出力電圧(各バイアス電圧)の制御、用紙36の除電電圧の設定制御、用紙ロール(用紙ループクラッチ)のOn/Off時間調整、定着器34における定着温度の目標値設定などを行う。これにより、用紙36の種類にかかわらず、転写効率の向上を図り、高品質の画像が形成可能となるようにしている。
【0087】
また、NvRAM86には、ユーザが各パラメータの補正係数を設定したときに、その補正係数を記憶するユーザー設定領域が設けられている。また、図4に示すように、用紙設定モードでは、ユーザー設定を選択可能となっている。このユーザー設定は、NvRAM86のユーザ設定領域に記録されているデータを各パラメータの補正係数として用いるようになっている。
【0088】
このNvRAM86のユーザー設定領域には、各パラメータに対する補正係数を、コントロールパネル88から入力可能となっている。
【0089】
IOTコントローラ70は、NvRAM86のユーザ設定領域への書込みモードに設定され、コントロールパネル88の図示しないキー操作によって各パラメータの補正係数が入力されると、入力された各パラメータの補正係数をNvRAM86のユーザー設定領域に書き込む。
【0090】
ユーザー設定領域に書き込まれた各補正係数は、不揮発性メモリが用いられていることにより、NvRAM86に確実に保存される。また、用紙選択モードでは、NvRAM86のユーザー設定領域に補正係数が書き込まれることより、ユーザー設定の選択が可能となる。
【0091】
このように構成されているレーザープリンタ10では、用紙36への画像形成に先立って、ESSコントローラ78が、レーザープリンタ10(IOT11)の動作状態や温度湿度(環境温度湿度)等に応じた適正なバイアス電圧などが設定される。これにより、用紙36に高品質の画像形成が可能となるようにしている。
【0092】
また、レーザープリンタ10では、用紙36に画像を形成するときに、用紙選択モードが実行可能となっている。この用紙選択モードでは、予め設定されている複数種類の用紙36の中から、実際に画像形成を行う用紙36を選択する。
【0093】
レーザープリンタ10に設けているIOTコントローラ70には、用紙36ごとに予め設定されている各種パラメータの補正係数がNvRAM86に記憶されており、IOTコントローラ70は、用紙選択モードで用紙36が選択されると、選択された用紙36に対する各種パラメータの補正係数を読み出し、この補正係数に基づいて、用紙36に高品質の画像を形成するために必要な各種のパラメータの設定を行う。
【0094】
IOTコントローラ70は、用紙36に応じた各種のパラメータを設定すると、設定したパラメータに基づいて、定着器34の温度制御(温度調節)、用紙36の搬送速度制御、用紙ループの制御、用紙除電電圧の制御、バイアス電圧の制御を行うながら用紙36へのトナー像の転写及び、用紙36に転写したトナー像の定着処理を行う。
【0095】
このとき、IOTコントローラ70は、用紙36に応じて適正な転写電界が形成されるようにバイアス電圧を制御するため、二次中間転写ロール26から用紙36へ高い転写効率で確実にトナー像を転写することができる。
【0096】
これにより、レーザープリンタ10では、用紙36に高品質の画像を形成することができる。このときに、用紙36に高品質の画像を形成するための各種のパラメータに対する補正係数をNvRAM86に記憶しているので、実際に画像を形成する用紙36の種類等を選択するのみで、煩雑なパラメータ入力や設定等を行うことなく、その用紙36に高品質の画像を形成することができる。
【0097】
一方、レーザープリンタ10のIOTコントローラ70に設けているNvRAM86には、ユーザー設定領域が設けられており、例えばフィルムコーティングした用紙36などの特殊な用紙36を使用するときには、該当する用紙36に対する各種のパラメータの補正係数を、コントロールパネル88から入力することができる。
【0098】
また、NvRAM86のユーザー設定領域に補正係数を入力すると、用紙選択モードで、ユーザー設定領域に入力した補正係数を用いるユーザー設定の選択が可能となる。
【0099】
これにより、予め補正係数がNvRAM86に記録されていない特殊用紙を使用するか使用する可能性のあるユーザーは、レーザープリンタ10のメンテナンスを行うサービスマンやカスタマエンジニア等に、その特殊用紙に対する各種パラメータ値や補正係数の作成を要求する。このとき、特殊用紙であっても、多数のユーザーが使用する可能性のある用紙36(特殊用紙)であれば、予めパラメータやパラメータの補正係数を準備しておくことも可能である。
【0100】
ユーザーが希望した特殊用紙に対するパラメータないしパラメータの補正係数を、NvRAM86に入力することにより、レーザープリンタ10では、その特殊用紙を用いた高品質の画像形成も極めて容易に行うことができる。
【0101】
これにより、使用する特殊用紙であっても、その特殊用紙への高品質の画像形成が必要であれば、その特殊用紙に対して設定したパラメータないしパラメータの補正値を、一度、NvRAM86に書き込むことにより、用紙選択モードを実行する簡単な操作で、継続的に、その特殊用紙へ高品質の画像を形成しつづけることがでできる。
【0102】
なお、本実施の形態では、入力手段としてコントロールパネル88を用い、例えばキー操作によって特殊用紙に対するパラメータないしパラメータの補正係数を入力するように説明したが、入力手段はこれに限るものではない。例えば、レーザープリンタ10のESSコントローラ78を介すなどして、レーザープリンタ10を従来公知の方法でネットワーク接続し、このネットワークを介して、特殊用紙に対するパラメータやパラメータの補正係数の要求を行い、要求した補正係数等を、所定のサーバーからダウンロードするなどして、NvRAM86に書き込むようにしてもよく、これにより、より一層、簡単に特殊用紙を使用して、高品質の画像形成を行うことができる。
【0103】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、感光体ドラム14と一時中間転写ロール22、24及び二次中間転写ロールを介して用紙36に画像形成を行うレーザープリンタ10を例に説明したが、本発明は、これに限らず、一次中間転写ロールや中間転写ベルトなどの従来公知の構成の中間転写体を用い、電子写真プロセスによって用紙36などの各種の記録シート等へ、トナー像を転写して形成する任意の構成の画像形成装置に適用することができる。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、不揮発性メモリを用いて、予め設定しているシート状記録媒体ごとの各種のパラメータを、この不揮発メモリに記録しておくことにより、シート状記録媒体を選択する操作のみで、簡単に高画質の画像を形成することができる。
【0105】
また、本発明では、入力手段を用いて不揮発性メモリにパラメータないしパラメータの補正係数を書き込むことができるので、特殊な材質等のシート状記録媒体へも、継続的に簡単に高画質の画像を形成することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したレーザープリンタの要部の概略構成図である。
【図2】感光ドラムの周囲の概略構成図である。
【図3】レーザープリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図4】コントロールパネルで用紙選択モードに適用するユーザーインタフェイスの概略構成図である。
【符号の説明】
10 レーザープリンタ(画像形成装置)
11 IOT
12 画像形成ユニット
14 感光体ドラム
16 帯電器
20 現像器
22、24 一次中間転写ロール
26 二次中間転写ロール
28 最終転写ロール
34 定着器
36 用紙
70 IOTコントローラ
78 ESSコントローラ
80 温度センサ
82 湿度センサ
84 電流センサ
86 NvRAM(不揮発性メモリ)
88 コントロールパネル

Claims (12)

  1. 露光手段によって静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に前記静電潜像に応じたトナー像を形成する現像手段と、前記像担持体に形成された前記トナー像を、中間転写体を介してシート状記録媒体へ転写する転写手段と、前記転写手段によって前記シート状記録媒体に転写された前記トナー像を加熱定着する定着手段と、を含む画像形成装置であって、
    前記転写手段及び前記定着手段で前記シート状記憶媒体ごとに変化するパラメータが予め設定されてシート状記録媒体ごとに記憶される不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに前記パラメータが記憶されて複数の前記シート状記録媒体の中から、前記トナー像の転写に使用するシート状記録媒体を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記シート状記録媒体の前記パラメータを前記不揮発性メモリから読み出して、該パラメータに基づいて前記転写手段及び前記定着手段を制御する制御手段と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の前記像担持体と接触して像担持体から前記トナー像が転写される一次中間転写体と、前記一次中間転写体と接触して一次中間転写体から前記トナー像が転写されると共に前記シート状記録媒体に接触して該トナー像をシート状記録媒体に転写する二次中間転写体と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記パラメータを入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された前記パラメータを前記不揮発性メモリに予め設けている空き領域に書き込む書込み手段と、
    を含み、前記選択手段が前記不揮発性メモリの前記空き領域に書き込まれた前記パラメータないし該パラメータによって特定される前記シート状記録媒体を選択可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記入力手段が表示手段を備えた装置の操作パネルであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記不揮発性メモリに前記パラメータを得るための補正係数を記録することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写手段が電流検知に基づいた定電圧制御手段を含み、前記パラメータが転写手段の転写電圧を設定する定電圧制御用補正係数を含むことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記定電圧補正係数が用紙サイズ補正用係数を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記定電圧補正係数が用紙先端検知用補正係数を含むことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記パラメータが用紙除電電圧設定用係数を含むことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記パラメータが用紙搬送速度選択用係数を含むことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記パラメータがループ調整用係数を含むことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記パラメータが前記定着手段の温度調整用係数を含むことを特徴とする請求項1から請求項11の何れか1項に記載の画像形成装置。
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