JP2005345927A - 記録材判別装置および画像形成装置並びにその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 特性の似通った紙種の場合は、一定の第1の値または第2の値を閾値とすることによって判別することが困難な可能性がある。ここでは、第2の値を閾値算出式(1)のxに代入し、閾値yを得る。
y=−0.4x+35・・(1)
第1の値が、計算結果yより大きければ紙種a、閾値y以下であれば紙種bと判別することができ、一定の閾値による結果よりも良好な判別結果を得ることができる。
第1の値 > y :紙種a
第1の値 ≦ y :紙種b
【選択図】 図10
Description
本発明の記録材判別装置およびその方法は、図1に示すような一般的な画像形成装置で用いられる。図1において、画像形成装置101は、用紙カセット102、給紙ローラ103、転写ベルト駆動ローラ104、転写ベルト105、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各感光ドラム106〜109、各色用の転写ローラ110〜113、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各カートリッジ114〜117、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各光学ユニット118〜121、および定着ユニット122を備えている。
次に、本願発明の一実施形態による記録材判別装置について説明する。図3は、記録材の表面平滑性及び反射光量及び透過光量検出を行うための概略構成を示す模式図であり、本発明を最もよく表す図であるということができる。
図4は、映像読取センサ123のCMOSエリアセンサ211によって読み取られる記録材304の表面のアナログ画像とCMOSエリアセンサ211からの出力を8×8ピクセルにデジタル処理したデジタル画像との対比を示す図である。ここで、デジタル処理はCMOSエリアセンサ211からのアナログ出力をA/D変換によって8ビットのピクセルデータに変換することによって行われる。
図6は、記録材の坪量と透過光の関係を示す図である。例えば、厚紙のように坪量の多い記録材は透過光量が少ない、一方薄紙のような坪量の低い記録材は透過光量が多い。この特性によって、記録材の属性の1つである材厚を透過光量によって判定し、記録材の種類を判別する情報の1つとするのである。
(2)普通紙(坪量:65〜105g/m2)
(3)厚紙1(坪量:106〜135g/m2)
(4)厚紙2(坪量:136g/m2〜)
(5)グロス紙
(6)グロスフィルム
(7)OHT
以上の動作を行うためのCMOSエリアセンサ211の制御回路を図7を用いて説明する。図7は、CMOSエリアセンサ211の制御回路を示すブロック図である。図7において、判断部である制御CPU210は、制御回路702、CMOSエリアセンサ211、インターフェース制御回路704、演算回路705、レジスタA706、レジスタB707、および制御レジスタ708を備える。
図9および図10を用いて、判別閾値の設定方法について説明する。これらの図において、第1の値は表面性の測定結果であり、図の上方ほど表面が粗いことを示している。また、第2の値は透過率の測定結果であり、図の右側ほど透過光量が多いことを示している。このように、記録材をセンサによってスキャンすることにより測定される値は、第1の値と第2の値とで形成される二次元空間にプロットすることができるが、一般に記録材の種別によりプロットされる点は一定の領域に含まれることとなる。したがって、所定の閾値を決めることによりその一定の領域を特定できれば、それに基づいて第1の値と第2の値とから記録材の種別を判別することができる。
第1の値 > 20 :紙種a
第1の値 ≦ 20 :紙種b
y=−0.4x+35・・(1)
第1の値 > y :紙種a
第1の値 ≦ y :紙種b
また、第1の値が32よりも大きいもの及び第2の値が51よりも大きいものを紙種aと判別することにより、より良い判別精度を得ることもできる。
本実施形態2は、閾値の判別法以外の、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。本実施形態は、固定閾値による判別を行った後に、可変閾値により判別することを特徴とする。図11を使用して、本実施形態における閾値算出の例を示す。
102 用紙カセット
103 給紙ローラ
104 転写ベルト駆動ローラ
105 転写ベルト
106〜109 イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各感光ドラム
110〜113 各色用の転写ローラ
114〜117 イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各カートリッジ
118〜121 イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各光学ユニット
122 定着ユニット
123 画像読取センサ
210 制御CPU
211 CMOSセンサ
212〜215 ポリゴンミラー、モータおよびレーザ
216 給紙モータ
217 給紙ソレノイド
218 紙有無センサ
219 高電圧電源
220 ドラム駆動モータ
221 ベルト駆動モータ
222 低電圧電源
223 ASIC
224 メモリ
301 反射用LED
302 透過用LED
303 レンズ
304 記録材
702 制御回路
704 インターフェース制御回路
705 演算回路
706 レジスタA
707 レジスタB
708 制御レジスタ
801 CMOSセンサ部分
802、803 垂直方向シフトレジスタ
804 出力バッファ
805 水平方向シフトレジスタ
806 システムクロック
807 タイミングジェネレータ
808 A/Dコンバータ
809 出力インターフェース回路
810 Sl_out 信号
811 制御回路
812 Sl_in信号
813 Sl_select信号
Claims (8)
- 記録材に光を照射し該記録材の表面から反射する反射光を読み取ることにより記録材表面の映像を得る映像読取手段を含み、該映像読取手段によって得られた前記記録材表面の映像を用いて該記録材の反射光による属性を判定し、該属性を数値として算出して第1の値を得る反射型判定手段と、
所定の照射光を前記記録材に照射することにより、該記録材を透過して得られる透過光量を第2の値とする透過型判定手段と
を備え、前記第2の値を所定の関数に代入して得られる値を閾値とし、前記第1の値が該閾値を超えるか否かにより記録材の種類を判別することを特徴とする記録材判別装置。 - 前記反射光による属性は、前記記録材の表面の粗さであって、前記反射光により得られた映像から最も明るい明部および最も暗い暗部を検出し、該明部と暗部との光量の差を前記第1の値とすることを特徴とする請求項1に記載の記録材判別装置。
- 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に現像剤を付与することにより前記潜像を現像剤像として可視化する現像手段と、所定方向に搬送される記録材に該現像手段による該現像剤像を転写する転写手段と、該転写手段によって前記現像剤像を転写された前記記録材を所定の定着処理条件において加熱および加圧することにより前記現像剤像を記録材に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
前記記録材に光を照射し該記録材の表面から反射する反射光を読み取ることにより記録材表面の映像を得る映像読取手段を含み、該映像読取手段によって得られた前記記録材表面の映像を用いて該記録材の反射光による属性を判定し、該属性を数値として算出して第1の値を得る反射型判定手段と、
所定の照射光を前記記録材に照射することにより、該記録材を透過して得られる透過光量を第2の値とする透過型判定手段と
を備え、前記第2の値を所定の関数に代入して得られる値を閾値とし、前記第1の値が該閾値を超えるか否かにより記録材の種類を判別し、当該判別された種類に対応する前記定着処理条件により前記現像剤像を記録材に定着させることを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に光を照射し該記録材の表面から反射する反射光を読み取ることにより記録材表面の映像を得る映像読取ステップを含み、該映像読取ステップによって得られた前記記録材表面の映像を用いて該記録材の反射光による属性を判定し、該属性を数値として算出して第1の値を得る反射型判定ステップと、
所定の照射光を前記記録材に照射することにより、該記録材を透過して得られる透過光量を第2の値とする透過型判定ステップと、
前記第2の値を所定の関数に代入して得られる値を閾値とし、前記第1の値が該閾値を超えるか否かにより記録材の種類を判別するステップと
を備えたことを特徴とする記録材判別方法。 - 潜像を担持する潜像担持体に現像剤を付与することにより前記潜像を現像剤像として可視化する現像ステップと、所定方向に搬送される記録材に該現像ステップにより可視化された該現像剤像を転写する転写ステップと、該転写ステップによって前記現像剤像を転写された前記記録材を所定の定着処理条件において加熱および加圧することにより前記現像剤像を記録材に定着させる定着ステップとを備えた画像形成方法において、
前記記録材に光を照射し該記録材の表面から反射する反射光を読み取ることにより記録材表面の映像を得る映像読取ステップを含み、該映像読取ステップによって得られた前記記録材表面の映像を用いて該記録材の反射光による属性を判定し、該属性を数値として算出して第1の値を得る反射型判定ステップと、
所定の照射光を前記記録材に照射することにより、該記録材を透過して得られる透過光量を第2の値とする透過型判定ステップと、
前記第2の値を所定の関数に代入して得られる値を閾値とし、前記第1の値が該閾値を超えるか否かにより記録材の種類を判別し、当該判別された種類に対応する前記定着処理条件により前記現像剤像を記録材に定着させるステップと
を備えたことを特徴とする画像形成方法。 - 記録材に光を照射し該記録材の表面から反射する反射光を読み取ることにより記録材表面の映像を得る映像読取手段を含み、該映像読取手段によって得られた前記記録材表面の映像に基づいて第1の値を得る反射型検出手段と、
所定の照射光を前記記録材に照射することにより、該記録材を透過して得られる透過光量を第2の値とする透過型検出手段と
前記第1の値と前記第2の値とから、前記記録剤の種類を判別するための閾値を求める処理手段とを備え、
前記閾値と、前記第1の値または前記第2の値とに基づいて前記記録材の種類を判別することを特徴とする記録材判別装置。 - 前記第1の値は、前記記録材の表面の粗さに関わる値であって、
前記反射光により得られた映像から最も明るい明部および最も暗い暗部を検出し、該明部と暗部との光量の差の値であることを特徴とする請求項6に記載の記録材判別装置。 - 記録材に光を照射し該記録材の表面から反射する反射光を読み取ることにより記録材表面の映像を得る映像読取ステップを含み、該映像読取ステップによって得られた前記記録材表面の映像に基づいて第1の値を得る反射光検出ステップと、
所定の照射光を前記記録材に照射することにより、該記録材を透過して得られる透過光量を第2の値とする透過光検出ステップと、
前記第1の値と前記第2の値とから、前記記録剤の種類を判別するための閾値を求める処理ステップと、
前記閾値と、前記第1の値または前記第2の値とに基づいて前記記録材の種類を判別する判別ステップと
を備えたことを特徴とする記録材判別方法。
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JP2004167784A JP2005345927A (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | 記録材判別装置および画像形成装置並びにその方法 |
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JP2004167784A Pending JP2005345927A (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | 記録材判別装置および画像形成装置並びにその方法 |
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
US9811035B2 (en) | 2014-11-28 | 2017-11-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and recording material discrimination unit |
JP2020064003A (ja) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、坪量導出方法および坪量導出プログラム |
US11500317B2 (en) | 2020-01-21 | 2022-11-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus for controlling image forming condition based on recording material type |
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2004
- 2004-06-04 JP JP2004167784A patent/JP2005345927A/ja active Pending
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JP2020064003A (ja) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、坪量導出方法および坪量導出プログラム |
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