JP2006117363A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録材種類の判別精度を向上させる。
【解決手段】 CMOSエリアセンサ211により撮像され処理された画像データに基き求めたしきい値があらかじめ設定される。印刷枚数と表面粗さ検出値とから導かれた印刷枚数としきい値との関係を表す近似式に、CPU210により、計数された印刷枚数を代入して、前記しきい値を補正し、補正されたしきい値に基き、当該記録材の種類を判別する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録材の種類を判別する画像形成装置に関する。
従来から、紙種を自動的に判別し、判別された紙種に基き、現像条件、転写条件、又は定着条件を変更させる、複写機、レーザプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。
このような電子写真方式の画像形成装置において採用されている、紙種を自動的に判別する方法としては、記録材の表面画像をCCDセンサによって撮像し、得られた表面画像をフラクタル次元情報に変換し、記録材の表面平滑度を求め、表面平滑度に基き紙種を判別する方法が知られている。
また、紙種を自動的に判別する方法としては、特許文献1に開示の方法が知られており、この方法によれば、記録材の表面画像がCCDセンサ又はCMOSセンサによって撮像され、その光量に基き当該記録材の粗度が求められ、表面平滑度に基き紙種が判別される。
しかし、記録材の種類を、記録材の表面平滑度に基き判別する方法にあっては、例えば厚紙の表面平滑度と当該厚紙より薄い普通紙の表面平滑度とが同一である場合には、当該厚紙は厚紙と判別されず、普通紙と誤って判別されることになる。
そこで、この点を解決するため、画像形成に供される記録材の厚みを検出し、記録材の種類の判別を、記録材の表面平滑度と記録材の厚みとに基き行うことが提案されている。
特開2002−182518号公報
記録材の表面平滑度と記録材の厚みとは、センサにより検出されるが、このセンサが給紙ローラより下流側の搬送路に配置されているので、画像形成回数が増加するにつれて、このセンサに、記録材の表面にあるゴミや、記録材の素材繊維等が付着し、このため、このセンサの検出精度が経時変化し低下していくことになる。例えば、図9に示すように、センサの出力である表面粗さ検出値が、画像形成枚数が増加するにつれて、大きくなっていく。
図9の例においては、グロス紙とグロスフィルムを判別するためのしきい値であって、初期設定されたしきい値1は、650であるが、印刷枚数が増えるに従って、見かけ上の表面粗さが増加していき、表面粗さ検出値が、印刷枚数が約300k枚のとき、しきい値1を超えるので、グロスフィルムは、これ以降、グロスフィルムと判別されず、グロス紙と判別されることになる。
また、グロス紙にあっては、表面粗さ検出値が、印刷枚数が約400k枚のとき、しきい値2(しきい値2はグロス紙と用紙とを判別するためのしきい値であって、初期設定されたしきい値は1250である。)を超えるので、これ以降、グロス紙と判別されず、用紙と判別されることになる。
ここで用紙とは、薄紙(坪量:〜64g/m)と、普通紙(坪量:65〜105g/m)と、厚紙1(坪量:106〜135g/m)と、厚紙2(坪量:136/m〜)とを総称するものをいい、「坪量」とは単位面積あたりの重量(g/m)をいう。
そこで、本発明は、このような問題を解決し、記録材の種類の判別精度をより向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、記録材の第1面に光を照射して該記録材の第1面を撮像するとともに、該記録材の第2面に光を照射して前記第1面を撮像する撮像手段と、該撮像手段により撮像された記録材の画像から表面粗さを検出する検出手段と、該検出手段により検出された表面粗さと、画像形成に供される複数の記録材を判別するための初期設定しきい値とを比較し、比較結果に基き前記複数の記録材のいずれであるかを判別する判別手段とを有する画像形成装置において、画像形成された記録材の枚数を計数する計数手段と、画像形成された記録材の枚数と前記記録材の表面粗さとの関係から予め求めた関係式に基づき、前記計数手段により計数された記録材の枚数に対応するしきい値を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、記録材の第1面に光を照射して該記録材の第1面を撮像するとともに、該記録材の第2面に光を照射して前記第1面を撮像する撮像手段と、該撮像手段により撮像された記録材の画像から表面粗さを検出する検出手段と、該検出手段により検出された表面粗さと予め定めた初期設定しきい値とを比較し、比較結果に基き当該記録材が画像形成に供される複数の記録材のいずれであるかを判別する判別手段とを有する画像形成装置において、画像形成された記録材の枚数を計数する計数手段と、画像形成された記録材の枚数と前記記録材の表面粗さとの関係と、画像形成された記録材の枚数と前記検出手段により検出される基準板の表面粗さとの関係と、から予め求めた関係式に基き、前記計数手段により計数された記録材の枚数に対応するしきい値を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明において、計数手段は、光沢フィルムが画像形成に供されても当該光沢フィルムを画像形成された記録材の枚数として計数しないようにすることができる。
請求項1の発明において、撮像手段は、前記記録材の第2面に照射される光を拡散させ該第1面を均一に照射するための拡散板を有することができる。
請求項4の発明において、基準板は、拡散板とすることができる。
請求項1の発明において、撮像手段は、該撮像手段の防塵のための光透過性を有する防塵カバーを有することができる。
請求項5の発明において、基準板は、防塵カバーとすることができる。
本発明によれば、上記のように構成したので、記録材の種類を判別する判別精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態を示す。これはタンデム型のカラー画像形成装置の例であり、その構造を図2に示す。
図2において、101はタンデム型のカラー画像形成装置であって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の画像形成ステーションを有し、これら画像形成ステーションは、光学ユニット118〜121と、カートリッジ114〜117とを有する。カートリッジ114〜117は、それぞれ、感光ドラム106〜109を有する。
光学ユニット118〜121は、感光ドラム106〜109の表面をレーザビームによって露光走査するものである。この露光走査により感光ドラム106〜109の表面に潜像が形成される。
102は用紙カセットであり、記録材を収納するためのものである。103は給紙ローラであり、用紙カセット102から記録材を1枚づつ取り出すためのものである。130は給紙ローラであり、用紙カセット102から取り出された記録材を転写ベルト105に給紙するものである。123は画像読取センサであって、給紙ローラ130と転写ベルト105の間の搬送路に配置してあり、搬送されてきた記録材の表面の特定エリアの画像を読み出すものである。
転写ベルト105は、用紙カセット102から給紙された記録材を、各転写位置に搬送するためのものであり、転写ベルト駆動ローラ104により駆動されている。110〜113は転写ローラであり、各転写位置に配置してある。122は定着ユニットであり、記録材上に転写されたトナー画像を加熱、加圧して定着するものである。
図1において、118〜121、123は図1と同一部分を示す。216は給紙モータであり、給紙ローラ130(図1)を駆動するものである。220はドラム駆動モータであり、感光ドラム106〜109(図1)と転写ローラ110〜113とを駆動するものである。221はベルト駆動モータであり、転写ベルト駆動ローラ104と定着ユニット122のローラとを駆動するものである。
217は給紙ソレノイドであり、給紙ローラ103(図1)の駆動開始タイミングをとるためのものである。218は紙有無センサであり、用紙カセット102(図1)の所定位置に記録材がセットされているか否かを検知するものである。
219は高圧電源であり、電子写真プロセスに必要な1次帯電、現像、1次転写、2次転写バイアス印加するためのものである。222は低圧電源ユニットであり、CPU等の制御部に給電する制御電源(3.3V等)やモータやソレノイドを駆動するためのパワー電源(24V等)である。
224はメモリであり、制御プログラムおよびデータを格納するものである。210はCPUであり、メモリ224に格納された制御プログラムに従って各部を制御するものである。
CPU210は、用紙カセット102から記録材を1枚づつ取り出されるたびに、印刷枚数として計数し、レジスタ(A)706とレジスタ(B)707の内容に基き、給紙された記録材の種類を判別し、その判別結果に基き、高圧電源219の現像バイアス条件を変更する制御を行う。例えば、表面の紙繊維が粗いいわゆるラフ紙においては、その表面に付着するトナー量が多くなり、紙繊維によるトナーの飛び散りもあるので、ラフ紙の表面に付着するトナー量を抑えてトナーの飛び散りを軽減するため、用紙の場合よりも、現像バイアスを下げる制御を行う。
また、判別された記録材の種類に基き、定着ユニット122の温度条件を変更する制御を行う。例えば、ラフ紙の場合においては、その表面の紙繊維が粗いため、トナーの融着性が悪いので、用紙の場合よりも、定着温度を高くする制御を行う。また、OHTの場合においては、温度によってその表面に付着するトナーの定着性が悪くなりOHTの透過性が悪化するので、適正な温度に制御する。
さらに、判別された記録材の種類に基づき、記録材の搬送速度を変更するように制御する。坪量が異なる記録材、すなわち厚みの異なる記録材に対し、適正な定着温度で定着を行う。記録材は厚みが増すほど熱容量が大きいので、定着温度を高くする制御を行う。
また、記録材がOHT及びグロス紙と判別された場合には、グロスを高めて画質の向上を図るため、記録材の表面に付着するトナーの定着性を上げる制御を行う。
図3は図1の制御部702の構成を示す。CPU210が、制御レジスタ708に対して、CMOSエリアセンサ211の動作指示を与えると、CMOSエリアセンサ211に電荷が蓄積され、その後、インタフェース回路704からのSl_select信号によって、CMOSエリアセンサ211が選択され、インタフェース回路704により所定のタイミングで生成されたシステムクロックSYSCLKに基き、撮像されたデジタル画像データがSl_out信号として制御部702に送信される。
インタフェース回路704を介して制御回路702において受信された撮像データが、制御回路702において演算され、得られた記録材表面の凹凸量は、レジスタ(A)706に格納され、他方、得られた記録材表面の凹凸エッジ量は、レジスタ(B)707に格納される。
図4は図1の画像読取センサ123の構成を示す。画像読取センサ123は、光源としての反射用LED301と、光源としての透過用LED302と、拡散板305と、レンズ303と、CMOSエリアセンサ211とを有する。
反射用LED301は、記録材304の第1面を所定の角度で照射するものである。透過用LED302は、記録材304の第2面を照射するものである。拡散板305は、透過用LED302とレンズ303との間に配置してあり、透過用LED302からの光を拡散させて発光むらを低減させ、記録材304の第2面が均質に照射されるようにするためのものである。レンズ303は、記録材304の第1面からの反射光と、拡散板305及び記録材304を透過した透過光をCMOSエリアセンサ211に集光するためのものである。
なお、画像読取センサ123は、CMOSエリアセンサ211に代えてCCDセンサを採用することができる。また、光源としての反射用LED301及び透過用LED302に代えて、例えばキセノン管やハロゲンランプ等を採用することができる。
図5は図1のCMOSエリアセンサ211の構成を示す。Sl_select信号がアクティブになると、8×8ピクセルのCMOSセンサ部801において、受光された光が光電変換され電荷が蓄積される。ついで、垂直方向シフトレジスタ802および803から読み出される画素の列が、タイミングジェネレータ807により、システムクロックSYSCLKに同期して、順次選択され、読み出されたデータが、出力バッファ804に順次格納される。出力バッファ804のデータは、水平方向シフトレジスタ805によって、A/Dコンバータ(ADC)808に転送され、A/Dコンバータ808において、デジタル画素データに変換される。得られた画素データは、Sl_select信号がアクティブである期間において、出力インタフェース回路809によって、所定のタイミングで、Sl_out信号として出力される。
そして、最良の画像コントラストを得るため、CPU210からA/D変換ゲインの変更要求があると、制御部702は、Sl_select信号をアクティブにした後、所定のタイミングでシステムクロックSYSCLKをCMOSエリアセンサ211に出力し、Sl_in信号を受けた制御回路811は、A/Dコンバータ808のA/D変換ゲインを変更する。
(記録材の種類の判別)
記録材ごとに、記録材の第1面を反射用LED301により照射し、当該記録材の第1面をCMOSエリアセンサ211により撮像すると、例えば図6に40、41、42で示すような画像が得られる。図6には画像を拡大して示してある。画像40は、記録材Aの画像であって、表面の紙の繊維が比較的がさついているいわゆるラフ紙である。画像41は、記録材Bの画像であって、一般に使用されるいわゆる普通紙である。画像42は、記録材Cの画像であって、紙の繊維の圧縮が十分になされているグロス紙である。このように、記録材は、種類ごとに、主に記録材の表面における繊維の状態が異なるため、得られた画像も異なる。画像40、41、42をデジタル処理すると、例えば図6において43、44、45で示すような画像が得られる。
記録材の表面における繊維の状態に基く記録材の判別は、記録材の複数箇所を撮像し、得られた各画像において、最大濃度となる画素の濃度Dmaxと、最低濃度となる画素の濃度Dminとを検出し、記録材ごとに、濃度Dmaxを平均処理するとともに、濃度Dminを平均処理し、得られた最高平均濃度Dmax_averと最低平均濃度Dmin_averとによって、その記録材の材質(平滑度)を判定することができる。
記録材Aのように、表面の紙繊維がガサついている場合には、繊維の影が多く発生し、明るい個所と暗い個所の差が大きく出るため、Dmax_aver−Dmin_averは大きくなる。また、記録材Cのように、繊維が十分圧縮され平滑度の高い記録材の表面の画像は、繊維の影が少なく、Dmax_aver−Dmin_averは小さくなる。
次に、記録材ごとに、透過用LED302からの光を拡散板305で拡散してから記録材の第2面を照射し、当該記録材の第2面をCMOSエリアセンサ211により撮像すると、例えば図6に46、47、48で示すような異なる画像が得られる。図6には画像を拡大して示してある。
画像46は薄紙である記録材Dの画像である。画像47は普通紙である記録材Eの画像である。画像48は厚紙である記録材Fの画像である。このように記録材の種類によって、主に記録材の表面における繊維の状態と繊維の圧縮状態が異なるため、得られる画像が異なる。
8×8ピクセルのCMOSセンサ部801により読み取った記録材304の表面の画像は、例えば図7に示すようになり、画像46、47、48をデジタル処理して得られた画像は、それぞれ、図6において49、50、51で示すような画像になる。
通常は、CMOSセンサ部801のエリア全体、もしくは所定の範囲において各画素に入射された光量の合計値もしくは平均値を透過光量とする。記録材の坪量と透過光との関係を図8に示す。図8に示すように、厚紙のように坪量の大きい記録材ほど透過光量が少なく、薄紙のような坪量の小さい記録材ほど透過光量が多くなるから、この透過光量に基づき、記録材の厚みを判別することができる。
次に、次に示すような7つの記録材を判別する方法を説明する。
(1)薄紙(坪量:〜64g/m
(2)普通紙(坪量:65〜105g/m
(3)厚紙1(坪量:106〜135g/m
(4)厚紙2(坪量:136/m〜)
(5)グロス紙
(6)グロスフィルム
(7)OHT
まず、上記7つの記録材のうちOHTは透明で光の透過率が高く反射光量が一番小さいので、記録材からの反射光量に基き、上記7つの記録材から、OHTと、OHTを除く第1グループと、を判別することができる。ただし、第1グループとは、薄紙、普通紙、厚紙1、厚紙2、グロス紙、及びグロスフィルムにより構成されるグループをいう。
次に、記録材からの反射光による画像の濃淡比に基き、第1グループから、第2グループと、グロス紙と、グロスフィルムとを判別することができる。ただし、第2グループとは薄紙、普通紙、厚紙1、及び厚紙2により構成されるグループをいう。
さらに、第2グループにおいて、透過光量については、薄紙>普通紙>厚紙1>厚紙2の関係があるから、記録材の透過光量に基き、第2グループから、薄紙と、普通紙と、厚紙1と、厚紙2とを判別することができる。
以上により、薄紙、普通紙、厚紙1、厚紙2、グロス紙、グロスフィルム、OHTを判別することができる。
(画像読取センサ123の出力値の補正)
画像読取センサ123は、前述のように、記録材を判別するため、記録材搬送路に近接して配置されているから、ユーザによる印刷回数が増加するほど、記録材の表面のゴミまたは記録材の素材繊維等が、画像読取センサ123の構成要素に付着していくことになる。印刷枚数に対する表面粗さ検出値(画像読取センサ123の出力)との関係は、例えば図9に示すようになる。既に説明したように、図9から分かるように、ラフ紙、用紙、グロス紙、及びグロスフィルムが、印刷枚数が増えるに従って増加している。
そこで、見かけ上の表面粗さを一定にするため、図9に示す、印刷枚数と表面粗さ検出値との関係から、次の式、すなわち、
しきい値1= 650+0.72×M/1000
しきい値2=1210+0.48×M/1000
しきい値3=1820+0.25×M/1000
ただし、Mは印刷枚数である。
で表す印刷枚数としきい値との1次関数を導き出し、この式に印刷枚数を代入することにより、しきい値1と、しきい値2と、しきい値3と求めるようにした。これらの式から求められた、印刷枚数と、しきい値1、しきい値2、及びしきい値3と、の関係の一例を図10に示す。
ただし、本実施の形態における、しきい値1、しきい値2、及びしきい値3の近似は、例にすぎず、この例に限定されるものではなく、例えばユーザの使用した印刷紙の種類、サイズ、状態に応じて重み付けを行うことも可能である。
また、グロスフィルムにおいては、他の記録材に比較して繊維飛散が少ないことから、上記枚数Mには、グロスフィルムの印刷枚数を含めないようにすることもできる。
<第2の実施の形態>
機種によって、画像読取センサ123の取り付け位置が異なると、印刷枚数と、記録材の表面のゴミまたは記録材の素材繊維等が画像読取センサ123の構成要素に付着する程度と、の相関関係が、異なるので、このような場合においても、記録材を誤判別しないようにする必要がある。
そこで、本実施の形態においては、しきい値として、しきい値1、しきい値2、及びしきい値3を更正したものを使用するようにした。そして、このような更正を行うため、拡散板305の位置が図4の画像読取センサ123と異なる画像読取センサ1123を採用した。この画像読取センサ1123の構成の一例を図11に示す。
図11の画像読取センサ1123において、拡散板1105は、上述したように、透過用LED302からの光を拡散させて発光むらを低減させ、記録材304の第2面が均質に照射されるようにするためのものであるが、透過用LED302とレンズ303との間で、かつ記録材通過位置の近傍に配置してあり、基準板としても使用される。
しきい値の更正は予め定めた印刷枚数ごとに行われ、予め定めた印刷枚数ごとに、反射用LED301により反射板305の表面を直接照射し、反射板305の表面をCMOSエリアセンサ211により撮像し、CMOSエリアセンサ211からの出力値(以下「センサ更正出力値」という。)Soutを、次の式、すなわち、
しきい値1= 650+9×Sout
しきい値2=1200+4×Sout
しきい値3=1850+3×Sout
に代入して、しきい値1、しきい値2、及びしきい値3を求める。印刷枚数と、更正後の、しきい値1、しきい値2、及びしきい値3との対応を、次の表に示し、また、この対応関係を図13に示す。
このCMOSエリアセンサ211による拡散板305の撮像においては、光源として反射用LED301を使用したが、この反射用LED301に代えて、透過用LED302を使用することもでき、この場合においても、本質的に、同様の効果を奏することができる。
また、上述の簡便な1次関数を用いた近似は、例にすぎず、これに限定されるものではない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第2の実施の形態との比較でいえば、CMOSエリアセンサ211による撮像方法が異なる。すなわち、第2の実施の形態においては、CMOSエリアセンサ211により反射板305の表面を撮像するようにしたが、本実施の形態では、拡散板305を、その表面がCMOSエリアセンサ211により撮像されない位置に配置し、CMOSエリアセンサ211の表面に付着した汚れのみを、CMOSエリアセンサ211により撮像するようにした。
したがって、画像読取センサ1423の出力をSoutとすることにより、第2の実施の形態と本質的に同様の効果を奏することができる。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、第3の実施の形態との比較でいえば、CMOSエリアセンサ211による撮像方法が異なる。すなわち、第3の実施の形態においては、拡散板305を、その表面がCMOSエリアセンサ211により撮像されない位置に配置し、CMOSエリアセンサ211の表面に付着した汚れのみを、CMOSエリアセンサ211により撮像するようにした。
これに対して、本実施の形態においては、画像読取センサ1523は、レンズ303と拡散板305との間で、かつ記録材搬送路の上方に、透過性の高いアクリルなどの樹脂またはガラス等で形成され、レンズ部303などに汚れが付着するのを防止するための防塵カバー306を配置し、この防塵カバー306の汚れをCMOSエリアセンサ211により撮像するようにした。
したがって、Soutとして、画像読取センサ1523の出力を採用することにより、第3の実施の形態と本質的に同様の効果を奏することができる。
本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。 図1の画像形成装置の構造を示す断面図である。 図1の制御部702の構成を示すブロック図である。 図1の画像読取センサ123の構成の一例を示す図である。 図1のCMOSエリアセンサ211の構成を示すブロック図である。 記録材の表面画像と、CMOSエリアセンサ211により読み取られデジタル化された画像と、を対応させて示す図である。 8×8ピクセルのCMOSセンサ部801により読み取った記録材304の表面の画像の一例を示す模式図である。 記録材の坪量と透過光の関係の一例を示す図である。 センサの出力である表面粗さ検出値が、画像形成枚数が増加するにつれて、大きくなっていく様子を示す図である。 第1の実施の形態における、印刷枚数と、しきい値1、しきい値2、及びしきい値3との関係の一例を示す図である。 第2実施の形態に係る画像読取センサ1123の構成の一例を示す図である。 CMOSエリアセンサ211により読み取られた汚れの一例を示す図である。 第2実施の形態における、印刷枚数と、しきい値1、しきい値2、及びしきい値3との関係の一例を示す図である。 第3実施の形態に係る画像読取センサ1423の構成の一例を示す図である。 第4実施の形態に係る画像読取センサ1523の構成の一例を示す図である。
符号の説明
123、1223、1423、1523 画像読取センサ
210 CPU
211 CMOSエリアセンサ
224 メモリ
301 反射用LED
302 透過用LED
303 レンズ
304 記録材
305 拡散板
306 防塵カバー
702 制御回路
704 インタフェース制御回路
705 演算回路
706 レジスタ(A)
707 レジスタ(B)
708 制御レジスタ
801 CMOSセンサ部
802、803 垂直方向シフトレジスタ
804 出力バッファ
805 水平方向シフトレジスタ
807 タイミングジェネレータ
808 A/Dコンバータ
809 出力インタフェース回路
811 制御回路

Claims (7)

  1. 記録材の第1面に光を照射して該記録材の第1面を撮像するとともに、該記録材の第2面に光を照射して前記第1面を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段により撮像された記録材の画像から表面粗さを検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された表面粗さと、画像形成に供される複数の記録材を判別するための初期設定しきい値とを比較し、比較結果に基き前記複数の記録材のいずれであるかを判別する判別手段と
    を有する画像形成装置において、
    画像形成された記録材の枚数を計数する計数手段と、
    画像形成された記録材の枚数と前記記録材の表面粗さとの関係から予め求めた関係式に基づき、前記計数手段により計数された記録材の枚数に対応するしきい値を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材の第1面に光を照射して該記録材の第1面を撮像するとともに、該記録材の第2面に光を照射して前記第1面を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段により撮像された記録材の画像から表面粗さを検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された表面粗さと予め定めた初期設定しきい値とを比較し、比較結果に基き当該記録材が画像形成に供される複数の記録材のいずれであるかを判別する判別手段と
    を有する画像形成装置において、
    画像形成された記録材の枚数を計数する計数手段と、
    画像形成された記録材の枚数と前記記録材の表面粗さとの関係と、画像形成された記録材の枚数と前記検出手段により検出される基準板の表面粗さとの関係と、から予め求めた関係式に基き、前記計数手段により計数された記録材の枚数に対応するしきい値を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1において、前記計数手段は、光沢フィルムが画像形成に供されても当該光沢フィルムを画像形成された記録材の枚数として計数しないことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1において、前記撮像手段は、前記記録材の第2面に照射される光を拡散させ該第1面を均一に照射するための拡散板を有することを特徴とする画像記録装置。
  5. 請求項4において、前記基準板は、前記拡散板であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1において、前記撮像手段は、該撮像手段の防塵のための光透過性を有する防塵カバーを有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項5において、前記基準板は、前記防塵カバーであることを特徴とする画像形成装置。
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