JP4810257B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置に関するものである。
複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置は、潜像担持体と、現像装置と、転写手段と、定着装置とを具えている。潜像担持体は潜像を担持する。現像装置は、潜像担持体に現像剤を付与することにより上記潜像を現像剤像として可視化する。転写手段は、所定方向に搬送される記録材に該現像装置による該現像剤像を転写する。定着装置は、転写手段によって上記現像剤像の転写を受けた上記記録材を所定の定着処理条件にて加熱及び加圧することにより上記現像剤像を上記記録材に定着させる。
従来、かかる画像形成装置においては、例えば、画像形成装置本体に設けられた操作パネル等に記録材たる記録材のサイズや種類(以下、紙種ともいう)がユーザーによって設定される。さらに、その設定に応じて定着処理条件(例えば、定着温度や定着装置を通過する記録材の搬送速度)を設定するよう制御する。
あるいは、画像形成装置内部に記録材を判別するセンサを用いて、記録材の種類によって現像条件、転写条件、搬送条件あるいは定着条件を可変制御する。
特に、後者の画像形成装置内部においては、例えば特許文献1において提案されているように、反射型光学センサが設置される場合がある。即ち、この反射型光学センサは、発光素子と、発光素子から発射された光が検出面により反射され、その反射光を受光する位置に設置された第一の受光センサと、前記受光センサと異なる角度で設置された第二の受光センサとを備えている。このようなセンサでは、光沢度の高いグロスフィルムと、光沢度の低い普通紙とを判別することができる。
さらに、特許文献2で提案されているように前記記録紙を判別するセンサに対向する位置に発光源を設け、透過光を検出することにより、透過光による記録紙の厚さを判別する装置が提案されている。
その他にも、特許文献3で提案されているように記録材の表面画像をCCDセンサあるいはCMOSセンサによって撮像しその光の大小関係から記録材の粗度を検出する方法や、記録材端部に出来る影の長さから記録材の厚みを検出する方法が提案されている。
特開平2−138805号公報 特開2001−139189号公報 特開2002−182518号公報
しかしながら、上述の従来の画像形成装置では、以下のような課題を有している。
従来の判別方式では、記録材が給紙される給紙口に関わらず、全記録材に対して1つの判別テーブルしか有していないため、市場にある多くの記録材の種類を正確に検出し、その全ての種類の記録材において適正な印刷条件を設定することは非常に困難である。
そこで本発明では、正確な記録材判別情報に基づく適正な印字条件を設定可能な記録材を増やすことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決することを目的としてなされたもので、係る目的を達成するため、複数の給紙口から記録材を各々供給する給紙手段と、前記給紙手段から供給された記録材の搬送路上で記録材の表面に光を照射した結果得られる光学的情報に基づいて当該記録材の種類を判別する記録材判別手段と、前記記録材判別手段の判別結果に基づいて画像形成条件を決定する制御手段とを具え、前記記録材判別手段は、前記各給紙口に応じた個別の記録材判別する情報を有し、供給された記録材の給紙口に対応した記録材判別する情報を用いて前記判別を実行することを特徴とする。
本発明によれば、膨大な数の記録材の判別を正確に行うことが可能であり、記録材に応じた適切な印刷条件の設定が行える。
(実施例1)
図1に本発明の第一の実施例にかかる記録材判別センサ200の構成を示す。記録材判別センサ200は、図1に示すように、第1の照射手段であるLED201、第2の照射手段であるLED204、第1の読取手段であるフォトトランジスタ203、第2の読取手段であるフォトトランジスタ202を有している。
LED201を光源とする光は、スリット211を介して記録材搬送ガイド205上の記録材Pの表面に対し照射される。また、記録材搬送ガイド205は、本実施例では記録材の裏面側から光を照射するための窓を設けてある。記録材Pからの反射光は、スリット212、213を介し集光されてフォトトランジスタ202、203に受光される。これらの受光信号に基づいて記録材Pの光沢度を検出する。
LED204を光源とする光は、光を集光させるためにある集光ガイド214を通って記録材Pの裏面へ照射される。記録材Pからの透過光は、スリット212、213を介してフォトトランジスタ202、203に受光される。これらの受光信号に基づいて記録材Pからの透過光量を検出する。本実施例では、LED201は、LED光が記録材P表面に対し図1に示すように所定の角度をもって斜めより照射されるよう配置されている。また、LED204はLED光が記録材P裏面に対し、図1のようにフォトトランジスタ202の真下の位置から照射されるように配置されている。
次に、図2を用いてセンサ制御部の内部構成を示すブロック図について説明する。発光素子駆動部305は、発光部301、302を構成するLED201、204を駆動し、メイン制御部306は発光素子駆動部305を制御する。信号処理部307は、受光部303,304を構成するフォトトランジスタ202,203からの出力値を16bitの分解能でA/D変換を行い、フォトトランジスタ202,203の出力値を演算する。例えば、出力値の演算は、記録材の光沢度を示す(正反射出力/乱反射出力)値、および記録材の光透過性を示す正透過出力値(フォトトランジスタ202の出力)を求める。
また、比較部308は、信号処理部307で得られた演算結果とあらかじめメモリ309に格納されている設定値との間の比較演算を行い、記録材を判別する。メモリ309は、EEPROMのような不揮発メモリであり、記録材判別のための設定値が格納されている。この設定値の詳細については後述するが、工場出荷時等に実際に各種の記録材を各給紙口から供給して記録材判別センサ200によって測定した値を参照して設定値を求めることができる。
また、メモリ309には、発光部301を構成するLED201に対しては、2種類以上の異なる発光光量値が格納されている。また、発光部302を構成するLED204に対しては、1種類の発光光量値が格納されている。例えば、工場出荷時などに基準紙を用いてLED201からの光を照射した基準紙からの正反射光量、乱反射光量を検出しその結果から受光部303,304それぞれに対する発光光量値をメモリ309に格納する。フォトトランジスタ202,203それぞれに対して発光光量値を設定する理由として、受光素子の感度ばらつきを、発光光量を変えることでキャンセルすることができるからである。
なお、CPUは、メモリ309に格納されている発光光量値を読み出し、その値に応じた電流値でLED201、LED204を駆動する。発光光量値から電流値への変換は予めメモリ309に記憶された変換テーブル(不図示)を用いる。
また、LED204も同様に工場出荷時などに上記と同様の基準紙を用いて基準紙からの正透過光量をフォトトランジスタ202によって検出し、その結果から求めた発光光量値をメモリ309に格納する。
このセンサ制御部を構成するメイン制御部は、CPUと、このCPUの制御手順を格納したROMと、CPUの作業領域を提供するRAMとを有する。このメイン制御部によって、記録材判別センサを制御して、記録材を判別する。なお、このメイン制御部は、図3の画像形成装置全体を制御する制御手段によって構成することもできる。
図3は本実施例にかかる画像形成装置を示す。
画像形成装置101は、図3に示すような構成を有している。即ち、用紙トレイ102、給紙ローラ103、転写ベルト駆動ローラ104、転写ベルト105、潜像担持体たる感光ドラム106〜109である。さらに、転写手段たる転写ローラ110〜113、各色トナーのカートリッジ114〜117、光学ユニット118〜121、定着装置たる定着ユニット122等を有している。
画像形成装置101にあっては、電子写真プロセスを用い記録材たる記録材の上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を重ねて転写する。そして、定着ユニット122の定着ローラ(図示せず)によって上記記録材を所定温度で加熱すると共に加圧することにより上記トナー画像を上記記録材に定着させる。
各色の光学ユニット118〜121は、各感光ドラム106〜109の表面を画像情報に応じたレーザビームによって露光走査して画像情報に対応する潜像を形成するよう構成されている。また各色の光学ユニット118〜121における、これら一連の画像形成動作は搬送される記録材上の予め決まった位置から画像が転写されるよう同期をとって走査制御される。各感光ドラム106〜109の表面に形成された潜像は、カートリッジ114〜117に備えられた現像装置(図示せず)によって各色の現像剤たるトナーによってトナー画像として可視化される。
また、画像形成装置101は、記録材を給紙及び搬送する給紙モータ(図示せず)と、転写ベルト駆動ローラ104を駆動する転写ベルト駆動モータ(図示せず)とを備えている。さらに、画像形成装置101は、各色感光ドラム106〜109及び転写ローラ110〜113を駆動する感光ドラム駆動モータ(図示せず)と、上記定着ローラを駆動する定着駆動モータ(図示せず)とを備えている。
また、画像形成装置101は、カセットトレイ102(以下CSTと記す)、マルチトレイ(以下MPTと記す)123とを備え、更に、複数の給紙可能なオプショントレイ(図示せず)を備えることができる。
更に、画像形成装置101は、複数の給紙口から給紙され搬送されることにより合流する搬送路上に1つの記録材判別センサ200と、搬送路面を介して記録材判別センサの反対側にLED204を備えている。記録材判別センサ200は、カセット給紙ローラ103やマルチ給紙ローラ124によってCST102やMPT123から給紙され搬送される記録材の表面に光を照射させて、その時の正反射光量と乱反射光量を検出する。また、記録材判別センサ200は、搬送させる記録材の裏面から光を照射させ、記録材の透過光量を検出する。
次に、本実施例のメイン制御部306における制御フローを説明する。ユーザーによりCST102やMPT123やオプショントレイ(図示せず、以下OPTと記す)に記録材がセットされた後、プリント開始コマンドをパーソナルコンピュータなどの外部装置から受信するとプリントを開始する。記録材判別センサ200の位置まで記録材が到達したら、図2に示すメイン制御部によって記録材判別センサ200内のLED201をメモリ309に格納された発光光量値で発光させ、フォトトランジスタ202,203で反射光を受光する。LED204はLED201が消灯してからメモリ309に格納された発光光量値で発光させ、フォトトランジスタ202で記録材の透過光を受光する。LED204が消灯後、給紙口に対応した個別の判別テーブルに基づいて、検知結果の値と比較演算を行う。その演算結果から、記録材の種類が確定する。
次に、メイン制御部306において給紙口に応じた個別の記録材判別テーブル(図5または6)を選択して用いる理由について述べる。
図4に示すように、従来までの判別方法では、様々な給紙口から給紙される記録材を初期のしきい値 a, bからなる1種類の判別テーブルで分類しようとしていた。1種類の判別テーブルでは、記録材によっては、閾値をオーバーラップしてしまう紙種が存在する。その理由としては、給紙口によって記録材判別センサが記録紙の表面或いは裏面を測定することや、給紙口により記録材判別センサと記録紙との間の距離が異なること等が考えられる。具体的には、図10に示すように、給紙される給紙口によって、記録紙と判別センサとの距離が異なってくる。
以上のように、1種類の判別テーブルでは、記録材に最適なモードで印字することができない。そこで、このような不具合を減少させるために、給紙口に応じた個別の判別テーブルを用いる。図5に、CST102から給紙された記録紙に適用する判別テーブルを示す。この判別テーブルでは、図4に示した初期のしきい値a, bをCST102に対応したしきい値a', b'に最適化を行っている。図5に示す判別テーブルでは、図4に示す従来の判別テーブルでは誤って判別していた普通紙を正しく判別できている。図6に、MPT123から給紙された記録紙に適用する判別テーブルを示す。この判別テーブルでは、図4に示した初期のしきい値bをMPT123に対応したしきい値b”に最適化を行っている。CST102の場合と同様に、MPT123においても、誤って判別していた厚紙を正しく判別できていることがわかる。
なお、判別テーブル(図5,6)は、工場出荷時に夫々の給紙口の特性(上述した記録材と判別センサとの距離)に応じて、例えば次のようにして最適化した閾値を決定し、予めメモリ309等に記憶させておけばよい。即ち、例えば、普通紙、厚紙、グロス紙をそれぞれを供給する各給紙口から実際に供給して記録材判別センサ200からの測定値(光沢度を示す値および正透過出力値)を取得し、この測定値に基づいて最適化した閾値を決定することができる。 上述したように、本実施例によれば、給紙口ごとに最適な判別テーブルを備えることで、従来よりも最適な記録材の種類に応じた印字モードを設定することが可能となる。
(実施例2)
次に、本発明の第二の実施例について説明する。第二の実施例では、給紙口毎に記録材判別センサを有することを特徴とする。他の構成は第一の実施例の同様である。尚、第一の実施例と同様の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略することがある。本実施例における記録材判別のための動作に関しては、上述した第一の実施例における動作と同様に説明することができる。
図7に第二の実施例にかかる画像形成装置を示す。
給紙口毎にその出口付近に設けられた記録材判別センサである、カセット記録材判別センサ207、マルチ記録材判別センサ206は、第一実施例の記録材判別センサ200と同じ構成を有する。これにより、給紙される給紙口に設置された記録材の判別を行う。
各センサ206,207を制御するための構成は、図2と同様である。即ち、2つのセンサ206,207の発光部を構成するLEDは発光素子駆動部によって駆動され、受光部を構成するフォトトランジスタからの信号は信号部によって処理され比較部に今日給される。
このような構成においても、1種類の判別テーブルでは、記録材に最適なモードで印字することができない。即ち、本実施例の場合、給紙口毎に記録材判別センサが設けられており、それぞれの配置位置及び記録紙が搬送されて判別センサに到達した時点での記録紙と判別センサとの距離がそれぞれの場合で異なってくる。したがって、メイン制御部(図2)において給紙口に応じた個別の判別テーブルを適用して対応するセンサ206または207からの測定結果と比較を行って記録材を判別する。
メイン制御部において切り換えて使用する判別テーブルは、実施例1と同様、工場出荷時に夫々の給紙口の特性(上述した記録材と判別センサとの距離)に応じて決定されて、予めメモリ309等に記憶させておけばよい。決定手法は実施例1と同様である。
なお、本実施例において、給紙口ごとに判別テーブルを切り換える構成に加え更に、給紙口毎の判別テーブルにおいて判別する紙種を限定するように閾値を設定しても良い。例えば、マルチ記録材判別センサ206では、OHT/薄紙/厚紙/普通紙/光沢紙を判別するように閾値を設定し、記録材判別センサ207では普通紙/光沢紙を判別するように閾値を設定する。一般的にカセットには定型サイズの普通紙又は光沢紙を入れるユーザが多いと考えられるため、予め判別する紙種を上記のように限定しておけば、判別処理の動作時間が短縮できることになる。
また、判別する紙種を限定するだけでなくカセット記録材判別センサの構成をより簡略化してもよい。簡略化する構成としては、図1のセンサでLED204を設けずに、反射光量のみを検知する構成にして記録材の表面性のみを判別する構成にすればよい。
以上のように、本実施例によれば給紙口ごとに同じ構成の記録材判別センサを備えた場合でも、給紙口ごとに最適な判別テーブルを備えることで、記録材の種類を正確に判別することができ、その種類に応じた印字モードを設定することが可能である。
さらに、給紙口ごとに判別する紙種を限定したり、判別センサの構成を簡略化して、判別動作時間の短縮またはコストダウンを実現することが可能である。
(実施例3)
次に第三の実施例について述べるが、記録材判別センサ以外の構成は、第一乃至第二の実施例と同様の構成であるので、同一符号を付し、その説明を省略することがある。第三の実施例では、記録材判別センサとして発光素子が照射する領域を映像として読み取り出力する読取手段を備えたことが特徴である。
図8を用いて、記録材判別センサを構成する画像読取センサ125の構造について説明する。
画像読取センサ125は、図8に示すように、第一の光照射手段たるLED33、第二の光照射手段たるLED126、画像読取手段たるCCDセンサ34、結像レンズたるレンズ35,36等を有している。
LED33を光源とする光は、レンズ35を介し、記録材搬送ガイド31表面、或いは、記録材搬送ガイド31上の記録材32表面に照射される。
記録材搬送ガイド31あるいは記録材32からの反射光は、レンズ36を介し集光されてCCDセンサ34に結像される。これによって、記録材搬送ガイド31或いは記録材32の表面映像を読み取る。
LED126を光源とする光は、記録材の裏面へ照射される。記録材32からの透過光は、レンズ36を介し集光されてCCDセンサ34に結像される。これによって記録材32からの透過光量を読み取る。
本実施例では、LED33は、LED光が記録材32表面に対し、図8に示すように所定の角度をもって斜めより光を照射させるよう配置されている。
本実施例では、LED126はLED光が記録材32裏面に対し、図8のように画像読み取り手段としてのCCDセンサ34の真下の位置から光を照射させるように配置されている。
画像読取センサ125は、図2に示すセンサ制御部と同様な構成によって制御することができる。即ち、このセンサ制御部は、図2のメイン制御部306と同様な構成のメイン制御部と、このメイン制御部によって制御される発光素子駆動部とを有する。発光素子駆動部は、LED33,126を駆動する。CCDセンサ34からのアナログ出力は信号処理部307と同様な信号処理部でA/D変換され、メイン制御部に供給される。メイン制御部では後述するようなディジタル処理および演算等を行って記録材の種別を判定する。
図9は、画像読取センサ125のCCDセンサ34によって読み取られる記録材の表面および記録材からの透過光量とCCDセンサ34からの出力を8×8ピクセルにディジタル処理した例との関係を示す図である。
上記ディジタル処理は、CCDセンサ34からのアナログ出力をA/D変換して8ビットのピクセルデータに変換することによって行われる。
図9において、映像40は、表面の紙の繊維が比較的がさついている所謂ラフ紙である記録材Aの表面拡大映像であり、映像41は、一般に使用される所謂普通紙である記録材Bの表面拡大映像である。映像42は、紙の繊維の圧縮が十分になされているグロス紙である記録材Cの表面拡大映像である。
CCDセンサ34に読み込まれたこれらの映像40〜42が、ディジタル処理され図9に示す映像43〜45となる。
図9において、映像46は、薄紙である記録材DのLED126による光照射領域の表面拡大映像であり、映像47は、一般的に使用される所謂普通紙である記録材EのLED126による光照射領域の表面拡大映像である。映像48は、厚紙である記録材FのLED126による光照射領域の表面拡大映像である。
CCDセンサ34に読み込まれたこれらの映像46〜48が、ディジタル処理され図9に示す49〜51となる。
このように、記録材の種類によって、表面の映像および透過光量は異なる。これは、主に紙の表面における繊維の状態および紙の繊維の圧縮状態が異なるために起こる現象である。
上述のように、CCDセンサ34で記録材表面を読み込みディジタル処理した映像および記録材の透過光量は、記録材の紙繊維の表面状態および紙繊維の圧縮状態の違いによる透過光量の違いによって判別が可能となる。
次に、画像形成装置101に備えられた画像読取センサ125を用いた記録材判別の方法について説明する。画像読取センサ125を制御するセンサ制御部内のメイン制御部は、画像形成装置全体を制御する制御手段によって構成することもできる。画像読取センサ125の設置位置は、図3または図7と同様である。
まず、LED33を点灯させ、CCDセンサ34が記録材の映像を読み込む。上記映像の読み込みは複数回にわたり上記記録材上の複数箇所において読み込む。
そして、LED33を消灯させた後、ゲイン調整手段及びフィルタ演算手段(図示せず)のゲイン演算及びフィルタ演算のための定数を調整する。このゲイン演算及びフィルタ演算は、CPUによってプログラマブルに処理される。
例えば、ゲイン演算は、CCDセンサ34からのアナログ出力のゲインを調整することによって行う。つまり、記録材表面より反射される反射光量が多すぎるとき、或いは、逆に少なすぎるときは、記録材表面の映像がよく読み取れない、即ち映像の変化が導けない場合には、ゲインを調整する。
又、フィルタ演算は、CCDセンサ34からのアナログ出力をA/D変換し8ビット、256階調のディジタルデータとしたときに、例えば、1/32,1/16,1/4等の演算によって行う。つまり、CCDセンサ34からの出力のノイズ成分を除去させる。
そして、次の映像比較演算する上で十分な映像情報が得られるか否かを判定し、十分な映像情報が得られると判定された場合には後述の映像比較演算を実行し、この映像比較演算結果と、どの給紙口からの記録材であるかを示す情報に基づき紙種を判定する。
次に、上記の映像比較演算の方法について説明する。
上記映像比較演算においては、記録材表面の複数箇所の映像を読み込んだ結果から、最大濃度のピクセルDmaxと最低濃度のピクセルDminを導く。これを読み込んだ映像毎に実行し平均処理する。
つまり、記録材Aのように表面の紙繊維ががさついている場合には繊維の影が多く発生する。その結果、明るい箇所と暗い箇所の差が大きく出るため、Dmax-Dminは大きくなる。
一方、記録材Cのような表面では、繊維の影が少なく、Dmax-Dminは小さくなる。
このように、Dmax-Dminを演算し、その結果をあらかじめ(図2の309と同様な)EEPROM等のメモリに記憶してあるリファレンス値との比較結果と、どの給紙口からの記録材であるかを示す情報によって記録材の紙種を判定する。リファレンス値は、画像読取センサ125の設置位置に応じて、第一または第二の実施例における閾値の決定手法と同様にして決定することができる。即ち、実際に各給紙口から記録材を供給して各記録材におけるDmax-Dminを求め、これに基づいて、リファレンス値を作成することができる。
上記の演算の結果、例えば、グロス紙と判定された場合、LED126は点灯せずに、その紙種に応じた現像バイアス条件、定着温度を設定する。
しかし、グロス紙以外と判定された場合、紙の表面繊維状態だけでは、薄紙、普通紙、厚紙を正確に判別することができない。そこで、紙繊維の圧縮状態を調べるため、LED126を点灯させ、CCDセンサ34がLED126の光照射領域内の表面画像を読み込む。そして、全ピクセルの平均値を演算する。
つまり、記録材Dのように繊維の圧縮が小さい場合には、平均値が高く、記録材Fのように繊維の圧縮が高い場合には、平均値が低い。
そしてLED126を消灯後、この平均値をあらかじめEEPROM等のメモリに記憶してあるリファレンス値と比較し、その結果と、どの給紙口からの記録材であるかを示す情報に基づき薄紙、普通紙、厚紙を判定する。
メイン制御部は、CCDセンサ34からの映像サンプリング処理、ゲインおよびフィルタ演算処理をリアルタイムにて処理する必要があるため、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)を用いることが望ましい。
以上のように、本実施例によれば記録材判別手段が、映像読み取り装置を備えた場合でも、給紙口ごとに最適な判別テーブル(リファレンス値)を備えることで、従来よりも最適な記録材の種類に応じた印字モードを設定することが可能である。
本発明の第一実施例にかかる記録材判別センサ200の構成を示す図である。 本発明の第一実施例によるセンサ制御部の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施例にかかるカラー画像形成装置を好適に示す一例である画像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。 従来の記録材判別テーブルを表すグラフである。 本発明の第一実施例にかかるCST102に対して記録材判別テーブルを最適化したことを表すグラフである。 本発明の第一実施例にかかるMPT123に対して記録材判別テーブルを最適化したことを表すグラフである。 本発明の第二実施例にかかるカラー画像形成装置を好適に示す一例である画像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。 本発明の本発明の第三実施例にかかる記録材判別センサ125の構成を示す概略図である。 本発明の第三実施例にかかる記録材判別センサ125によって読み取られた記録紙の表面と読み取り手段からの出力をディジタル処理した例との関係を示す図である。 給紙口の違いによって記録紙と判別センサとの距離が異なることを説明する図である。
符号の説明
125、200、206、207 記録材判別センサ
33、126、201、204、208、209 LED
34、202、203 受光部
105 記録紙搬送ガイド
35、36、211〜214 スリット
301〜304 発光部
305 発光素子制御部
306 メイン制御部
307 信号処理
308 比較部
309 メモリ
105 中間転写体
122 定着部
102 カセットトレイ
103 カセット給紙ローラ
123 マルチトレイ
124 マルチ給紙ローラ

Claims (9)

  1. 複数の給紙口から記録材を各々供給する給紙手段と、前記給紙手段から供給された記録材の搬送路上で記録材の表面に光を照射した結果得られる光学的情報に基づいて当該記録材の種類を判別する記録材判別手段と、前記記録材判別手段の判別結果に基づいて画像形成条件を決定する制御手段とを具え、前記記録材判別手段は、前記各給紙口毎に設定された記録材判別する情報を有し、供給された記録材の給紙口に対応した記録材判別する情報を用いて前記判別を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、
    前記光学的情報は反射光であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1において、
    前記光学的情報は透過光であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1において、
    前記光学的情報は反射光及び透過光であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記記録材判別手段は、前記搬送路上における記録材の表面への光照射領域内を映像として読み取り出力する読取手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1、2、4及び5のいずれかにおいて、
    前記記録材判別手段は、前記光学的情報を取得する2つの受光手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記個別の記録材判別する情報は、前記各給紙口からの記録材に対して前記記録材判別手段による判別を実行して得られた結果を参照して作成することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記記録材判別手段は、前記搬送路における前記複数の給紙口から供給される各記録材の合流後の位置で光照射を実行することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記記録材判別手段は、前記搬送路における前記複数の給紙口から供給される各記録材の合流前の各位置で独立して光照射を実行することを特徴とする画像形成装置。
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