JP2008096617A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】市場にあるすべての記録材の種類を正確に検出し、すべての種類の記録材に対してユーザーの希望する印字条件を設定することは非常に困難である。
【解決手段】記録材の特性を測定し該記録材の種類を判別する記録材判別手段と、記録材判別手段の判別結果に基づき印字条件を自動的に決定する印字条件決定手段とを備えた画像形成装置において、記録材判別手段による判別結果に対してユーザーにより指定される記録材の種類に基づき、記録材を判別するための記録材の特性に関する記録材判別閾値を調整する調整モードを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置に関するものである。
複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置は、主な構成要素として以下の装置を備える。
(1)潜像を担持する潜像担持体、
(2)上記潜像担持体に現像剤を付与することにより上記潜像を現像剤像として可視化する現像装置、
(3)所定方向に搬送される記録材に上記現像装置による現像剤像を転写する転写手段、
(4)上記転写手段によって上記現像剤像の転写を受けた記録材を所定の定着処理条件にて加熱及び加圧することにより上記現像剤像を記録材に定着させる定着装置。
従来、かかる画像形成装置においては、例えば、画像形成装置本体に設けられた操作パネル等に記録材たる記録材のサイズや種類(以下、紙種ともいう)がユーザーによって設定される。そして、その設定に応じて定着処理条件(例えば、定着温度や、定着装置を通過する記録材の搬送速度)を設定するよう制御する。
あるいは、画像形成装置内部に記録材を判別するセンサを用いて、記録材の種類に応じて現像条件、転写条件、搬送条件あるいは定着条件を可変制御する。特に、後者の画像形成装置としては、例えば特許文献1において提案されているようなものがある。それには、発光素子と、発光素子から発射された光が記録材の検出面により反射され、その反射光を受光する所定の位置に設置された第一の受光センサと、この受光センサと異なる角度で設置された第二の受光センサとを備えた反射型光学センサが設置されている。このようなセンサを用いると、光沢度の高いグロスフィルムと、光沢度の低い普通紙とを判別することができる。
また、記録紙を判別するセンサに対向する位置に発光源を設け、透過光を検出することにより、透過光による記録紙の厚さを判別する装置も提案されている(特許文献2)。
その他にも、記録材の表面画像をCCDセンサあるいはCMOSセンサによって撮像し、その濃度の大小関係から記録材の粗度を検出する方法や、記録材端部にできる影の長さから記録材の厚みを検出する方法が提案されている(特許文献3)。
特開平2−138805号公報 特開2001−139189号公報 特開2002−182518号公報
しかしながら、上述の従来の判別方式を用いた画像形成装置では、以下のような問題がある。すなわち、従来の判別方式では、記録材を判別するための閾値が予め設定されているため、市場にあるすべての記録材の種類を正確に検出し、すべての種類の記録材に対してユーザーの希望する印字条件を設定することは非常に困難であるという問題がある。
そこで本発明では、ユーザーの希望に従って記録材を判別するための閾値を調整する調整モードを提供する。この閾値の調整によって、調整後では、ユーザーの希望する記録材の種類が判別された場合、それに対応する印字条件が自動的に決定されるようにして、ユーザビリティを向上させる。
本発明は、上述した課題を解決することを目的としてなされたもので、係る目的を達成する手段として、画像形成装置において以下の構成を備える。
第一の発明は、記録材の特性を測定し該記録材の種類を判別する記録材判別手段と、前記記録材判別手段の判別結果に基づき印字条件を自動的に決定する印字条件決定手段とを備えた画像形成装置において、前記記録材判別手段による判別結果に対してユーザーにより指定される記録材の種類に基づき、記録材を判別するための記録材の特性に関する記録材判別閾値を調整する調整モードを有していることを特徴とする。
第二の発明は、記録材の特性を測定し該記録材の種類を判別する記録材判別手段と、前記記録材判別手段の判別結果に基づき印字条件を自動的に決定する印字条件決定手段とを備えた画像形成装置において、前記記録材判別手段による判別結果に対してユーザーにより指定される記録材の種類に基づき、給紙口ごとに記録材を判別するための記録材の特性に関する記録材判別閾値を調整する調整モードを有していることを特徴とする。
第三の発明は、前記記録材判別閾値調整モードは、ユーザーが指定する複数種類の記録材に対して前記記録材判別閾値を調整可能であることを特徴とする。
第四の発明は、前記記録材判別閾値調整モードは、前記複数種類のユーザー指定記録材に対して、それぞれに優先順位を設定可能であることを特徴とする。
第五の発明は、前記記録材判別閾値調整モードは、ユーザーが指定する記録材の種類に応じて設定される記録材判別閾値領域の大きさを調整可能であることを特徴とする。
本発明によれば、膨大な種類の記録材が存在する中で、ユーザーが指定した記録材をより適切に判別することを可能とし、この指定記録材に対する印字条件を自動設定することができる。
[第一の実施形態]
図1に本発明の第一実施形態にかかる記録材判別センサ200の構成を示す。
記録材判別センサ200は、図1に示すように、第1の照射手段であるLED201、第2の照射手段であるLED204、第1の読取手段であるフォトトランジスタ203、第2の読取手段であるフォトトランジスタ202を有している。
LED201を光源とする光は、スリット211を介して記録材搬送ガイド205上の記録材Pの表面に対し照射される。また、記録材搬送ガイド205は、本実施形態では記録材の裏面側から光を照射するための窓を設けてある。記録材Pからの反射光は、スリット212、213を介し集光されてフォトトランジスタ202、203に受光される。これによって記録材Pの光沢度を検出する。
LED204を光源とする光は、光を集光させるためにある集光ガイド214を通って記録材Pの裏面へ照射される。記録材Pからの透過光は、スリット212、213を介してフォトトランジスタ202、203に受光される。これによって記録材Pからの透過光量を検出する。本実施形態では、LED201は、LED光が記録材P表面に対し図1に示すように所定の角度をもって斜めより照射されるよう配置されている。また、LED204はLED光が記録材P裏面に対し、図1のようにフォトトランジスタ202の真下の位置から照射されるように配置されている。
次に、図2を用いてセンサ制御部の内部構成を示すブロック図について説明する。
発光素子駆動部305は、発光素子301、302(LED201、204)を駆動し、メイン制御部306は発光素子駆動部305を制御する。信号処理部307は、受光素子303、304(フォトトランジスタ202、203)からの出力値を16bitの分解能でA/D変換を行い、これらの出力値を演算する。例えば、この出力値の演算は、記録材の光沢度を示す(正反射出力/乱反射出力)値、および記録材の光透過性を示す正透過出力値(フォトトランジスタ202の出力)を求める。
また、比較演算部308は、信号処理部307で行われた結果を基に予めメモリ309に格納されている設定値と比較演算を行なう。メモリ309は、EEPROMのような不揮発メモリであり、記録材判別のための設定値が格納されている。また、メモリ309には、発光素子301に対しては、2種類以上の異なる発光光量値、発光素子302に対しては、1種類の発光光量値が格納されている。例えば、工場出荷時などに基準紙を用いて基準紙からの正反射光量、乱反射光量を測定しその測定結果から、受光素子303、304のそれぞれに対する発光光量値をメモリ309に格納する。
受光素子303、304それぞれに対して発光光量値を設定する理由は、受光素子の感度ばらつきを、発光素子の発光光量を変えることでキャンセルすることができるからである。
また、発光素子302についても同様に工場出荷時などに上記と同様の基準紙を用いて基準紙からの正透過光量を検出し、その結果から求めた発光光量値をメモリ309に格納する。
図3に、本実施形態にかかる画像形成装置を示す。
画像形成装置101は、同図に示すように、主要な構成要素として以下の装置を有している。
(1)用紙トレイ102、
(2)カセット給紙ローラ103、
(3)転写ベルト駆動ローラ104、
(4)転写ベルト105、
(5)感光ドラム106〜109(潜像担持体)、
(6)転写ローラ110〜113(転写手段)、
(7)カートリッジ114〜117(後述)、
(8)光学ユニット118〜121(後述)、
(9)定着ユニット122(定着装置)。
画像形成装置101にあっては、電子写真プロセスを用い、記録材の上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を重ねて転写する。そして、定着ユニット122の定着ローラによって上記記録材を所定温度で加熱すると共に加圧することによりトナー画像を記録材に定着させる。
各色の光学ユニット118〜121は、各感光ドラム106〜109の表面をレーザビームによって露光走査して潜像を形成するよう構成される。一連の画像形成動作は搬送される記録材上の予め決まった位置から画像が転写されるよう同期をとって走査制御されている。各感光ドラム106〜109の表面に形成された潜像は、カートリッジ114〜117に備えられた現像装置(図示せず)によって各色の現像剤たるトナーによってトナー画像として可視化される。
また、画像形成装置101は、各種モータを備えている。給紙モータ(図示せず)は、記録材を給紙及び搬送するためのものである。転写ベルト駆動モータ(図示せず)は、転写ベルト駆動ローラ104を駆動するためのものである。感光ドラム駆動モータ(図示せず)は、各色感光ドラム106〜109及び転写ローラ110〜113を駆動するためのものである。定着駆動モータ(図示せず)は、上記定着ローラを駆動するためのものである。
更に、画像形成装置101は、記録材判別センサ200と、搬送路面を介して記録材判別センサ200の反対側にLED204を備えている。記録材判別センサ200は、カセット給紙ローラ103によってカセットトレイ102から給紙され搬送される記録材の表面に光を照射させて、その時の正反射光量と乱反射光量を検出する。また、LED204により、搬送される記録材の裏面から光を照射させ、記録材判別センサ200が、記録材の透過光量を検出するようになっている。
図4に、本実施形態の制御フローを示す。
なお、本実施形態および後述する他の実施形態にかかる画像形成装置は、パソコンから制御を受けるプリンタを想定しているがこれに限定するものではない。
ユーザーにより必要に応じてカセットトレイ102やマルチトレイ(図示せず)やオプショントレイ(図示せず)に記録材がセットされた後、プリント開始コマンドをパソコンから受信すると、画像形成装置101は一連のプリント動作を開始する(S10)。
記録材が記録材判別センサ200の位置まで到達すると、記録材判別センサ200のLED201をメモリ309に格納された発光光量値で発光させ(S11)、フォトトランジスタ202、203で反射光を受光する(S12)。
LED204はLED201が消灯して(S13)からメモリ309に格納された発光光量値で発光させ(S14)、フォトトランジスタ202で記録材の透過光量を受光する(S15)。LED204が消灯(S16)後、検知結果を演算する(S17)。このS17では、前述のように、フォトトランジスタ202、203の出力値から、記録材の光沢度を示す(正反射出力/乱反射出力)値、および記録材の光透過性を示す正透過出力値(フォトトランジスタ202の出力)を求める。そして、この演算結果(以下では検出結果と称す)を、図5の記録材判別テーブルと比較演算することで(どの領域にあるかで判別し)、記録材の種類(紙種)が確定する(S18)。ここで用いる記録材判別テーブルは、従来用いられているものと同様のものを使用することができる。
次いで、図6に示すように、記録材の判別結果(記録材の種類)をGUIにより画像形成装置の操作パネルやPC(パーソナル・コンピュータ)の表示部(図示せず)に表示する(S19)。そして、ユーザーからユーザーの希望する紙種に対応するプリントモードの選択指定(この例では紙種の指定を受けることにより当該紙種とこの紙種に対応するプリントモードが指定される)を受ける(S20)。次いで、ユーザーにより指定されたプリントモードの印字設定(プリント条件設定)を行い(S21)、プリントを実行する(S22)。
上記の図4の制御フローでは、記録材判別後プリント前に、S20にてユーザーからユーザーの希望する紙種に対応するプリントモードの選択指定を受けているが、プリント後でも、この指定は可能である。ただし、この場合、S22のプリントは判別された紙種に対応するプリントモードで行われる。
ここで、図7に示す記録材判別閾値調整後の制御フローを説明する。
ユーザーにより必要に応じてカセットトレイ102やマルチトレイ(図示せず)やオプショントレイ(図示せず)に記録材がセットされた後、プリント開始コマンドをパソコンから受信すると、画像形成装置101は一連のプリント動作を開始する(S30)。
記録材が記録材判別センサ200の位置まで到達すると、記録材判別センサ200のLED201をメモリ309に格納された発光光量値で発光させ(S31)、フォトトランジスタ202、203で反射光を受光する(S32)。
LED204はLED201が消灯して(S33)からメモリ309に格納された発光光量値で発光させ(S34)、フォトトランジスタ202で記録材の透過光量を受光する(S35)。LED204が消灯(S36)後、前述のように検知結果を演算し(S37)、ユーザーが指定した記録材かどうか比較演算する(S38)。ここでは、上記検知結果から得られる測定値(検出結果)が、ユーザーが指定した記録材の予め測定された測定値を中心値として含む所定範囲(以下では、ユーザー指定領域などと称す)内の値をもつか比較演算を行う。
ユーザーが指定した記録材と判定された場合、ユーザーが指定した紙種に確定する(S39)。一方、ユーザーが指定した記録材と判定されなかった場合は、検出結果を図5の記録材判別テーブルと比較演算することで、記録材の種類(紙種)が確定する(S40)。そして、確定した紙種に対応するプリントモードの印字設定を行い(S41)、プリントを実行する(S42)。
次に、記録材を判別するための閾値を、ユーザーの希望する紙種に対応する印字条件となるように調整可能な調整モード、すなわち記録材判別閾値調整モードをもたせる理由について述べる。
従来では、予め設定した図5に示すような記録材判別テーブルを用いて、様々な記録材を分類しようとしていた。そのため、市場にあるすべての記録材をユーザーが希望する最適なモードで印字することができない。そこで、このような不具合を減少させるために、ユーザー自身が指定した紙種に対応するプリントモードに自動的に決定することを可能とするための記録材判別閾値調整モードをもたせる。
記録材判別閾値調整モード動作時に取得した記録材の検出結果から、図8の太線で示すユーザー指定領域を作成する。図8に示す記録材判別テーブルでは、図5に示す従来の判別テーブルで普通紙と判別していた用紙をグロス紙と判別できるように、調整できることがわかる。
上記の実施形態は、図1の記録材判別センサ200を対象に説明を行なった。しかし、受光素子が発光素子の光照射領域内を映像として読み取る読取手段(例えば、CCDセンサ、CMOSセンサ等)であってもよい。その場合、記録材判別閾値を有していれば、本実施形態と同様に、記録材を判別するための閾値を調整することは可能である。
また、本実施形態は、カセットトレイ102やマルチトレイ(図示せず)やオプショントレイ(図示せず)のように複数の給紙口を有する構成においても適用することができる。その場合、給紙口ごとに、記録材判別テーブルに図8に示したようなユーザー指定領域を持たせることにより、給紙口ごとに記録材を判別するための閾値を調整することが可能である。
また、本実施形態は、図8のように記録材判別閾値調整時の紙種指定領域を丸型とした。しかし、記録材測定値の分布に基づき四角型(図示せず)や楕円型(図示せず)等に設定することも可能である。なお、記録材判別閾値は、これらの紙種指定領域(ユーザー指定領域)の範囲を特定するための量または値である。
上述したように、本実施形態によれば、記録材を判別するための閾値を紙種のユーザー指定に従って調整する記録材判別閾値調整モードを備える。記録材判別閾値の調整後は、使用する記録材がユーザーの希望する紙種であれば、それに対応する印字条件を自動的に決定できるようになる。すなわち、多種の記録材が存在する中で、使用する記録材に対してユーザーの期待に沿った印字条件を、自動的に決定することが可能となる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
なお、第一の実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。本実施形態における記録材判別のための動作及び記録材判別閾値調整のための動作に関しては、上述した第一の実施形態における動作と同様に説明することができる。
図9に、本実施形態における記録材判別閾値調整後の記録材判別テーブルの一例を示す。
本実施形態では、ユーザー指定領域の大きさを複数の段階で有する構成である。図9の記録材判別テーブルでは、ユーザー指定紙の予め測定された測定値を基準にして、距離c1,c2,c3(c1<c2<c3)の3段階のユーザー指定領域D1、D2、D3(D1⊂D2⊂D3)が用意されている。このユーザー指定領域の大きさは、図4に示した制御フローのプリントモード選択(S20)時に同時に指定する。
次に、ユーザー指定領域の大きさを複数の段階をもたせて提供する理由について述べる。
図9に示すユーザー指定領域D1では、測定値にばらつきの多い記録材をユーザーが指定した時、ユーザーの希望するその紙種を判別し対応する印字条件を自動的に決定することは困難である。しかし逆に、図9に示すユーザー指定領域D3では、ユーザーが意図しないような記録材までグロス紙に検出する恐れがある。このように、ユーザー指定領域の大きさを予め決めておくことは困難であるため、ユーザーがユーザー指定領域の大きさ(D3/D2/D1)、つまり記録材判別閾値調整時の影響度(大/中/小)を選択できるようにする。
以上のように、ユーザー指定領域の大きさを複数の段階で有することにより、ユーザーが指定した記録材調整の影響度を変更することが可能となる。
[第三の実施形態]
次に、第三の実施形態について説明する。
なお、第一および第二の実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。本実施形態における記録材判別のための動作に関しては、上述した第一および第二の実施形態における動作と同様に説明することができる。
はじめに、図10に示す本実施形態の制御フローを参照し説明する。
ユーザーにより必要に応じてカセットトレイ102やマルチトレイ(図示せず)やオプショントレイ(図示せず)に記録材がセットされた後、パソコンからプリント開始コマンドを受信すると、画像形成装置101は一連のプリント動作を開始する(S50)。記録材が記録材判別センサ200の位置まで到達すると、記録材判別センサ200のLED201をメモリ309に格納された発光光量値で発光させ(S51)、フォトトランジスタ202、203で反射光を受光する(S52)。
LED204はLED201が消灯して(S53)からメモリ309に格納された発光光量値で発光させ(S54)、フォトトランジスタ202で記録材の透過光量を受光する(S55)。LED204が消灯(S56)後、前述のように検知結果を演算し(S57)、図5の記録材判別テーブルと比較演算することで、記録材の種類(紙種)が確定する(S58)。
次いで、記録材の判別結果をGUIにより画像形成装置の操作パネルやPCの表示部(図示せず)に表示する(S59)。そして、ユーザーからユーザーの希望する紙種に対応するプリントモード(S60)の選択指定(この例では紙種を指定することにより当該紙種と、対応するプリントモードが指定される)と、さらにユーザー指定紙の優先順位の選択指定を受ける(S61)。次いで、ユーザーにより指定された紙種に対応するプリントモードの印字設定(プリント条件設定)を行い(S62)、プリントを実行する(S63)。
次いで、図11に示す記録材判別閾値調整後の制御フローを説明する。
ユーザーにより必要に応じてカセットトレイ102やマルチトレイ(図示せず)やオプショントレイ(図示せず)に記録材がセットされた後、プリント開始コマンドをパソコンから受信すると、画像形成装置101は一連のプリント動作を開始する(S70)。
記録材が記録材判別センサ200の位置まで記録材が到達すると、記録材判別センサ200のLED201をメモリ309に格納された発光光量値で発光させ(S71)、フォトトランジスタ202、203で反射光を受光する(S72)。
LED204はLED201が消灯して(S73)からメモリ309に格納された発光光量値で発光させ(S74)、フォトトランジスタ202で記録材の透過光量を受光する(S75)。LED204が消灯(S76)後、前述した実施形態におけるように、検知結果を演算し(S77)、ユーザーが優先順位1位に指定した記録材かどうか比較演算する(S78)。ここで、ユーザーが優先順位1位に指定した記録材と判定された場合、優先順位1位のユーザー指定紙種に確定する(S79)。
一方、ユーザーが優先順位1位に指定した記録材と判定されなかった場合は、ユーザーが優先順位2位に指定した記録材かどうか前述のように比較演算し(S80)、優先順位2位のユーザー指定紙種に確定する(S81)。他方、ユーザーが指定したいずれの記録材にも判定されなかった場合は、検出結果を図5の記録材判別テーブルと比較演算することで、記録材の種類(紙種)が確定する(S82)。確定した紙種に対応するプリントモードの印字設定を行い(S83)、プリントを実行する(S84)。
図12に、本発明の第三の実施形態における記録材判別閾値調整後の記録材判別テーブルの一例を示す。本実施形態では、複数のユーザー指定領域を有する構成としている。
図12の記録材判別テーブルでは、2種類のユーザー指定領域E1、E2を有する。このユーザー指定領域には、優先順位(1位E2、2位E1)が設定されている。記録材の検出測定値がxの場合、優先順位の高いユーザー指定紙であるグロス紙に、紙種が確定される。
上記の本実施形態は、図12に示した2種類のユーザー指定領域で説明した。しかし、同様の手段で、2種類以上のユーザー指定領域を使用することが可能である。つまり、ユーザーは2種類以上の記録材をそれらに対応するユーザーが希望する印字条件に調整することが可能である。
また、本実施形態は、ユーザーが任意に優先順位を設定する方法を述べた。しかし、最近に調整されたユーザー指定紙から順番に、ユーザー指定領域の優先順位を自動的に決めることも可能である。
以上のように、本実施形態によれば、複数の記録材に対してそれらを判別するための閾値を、優先順位指定を含むユーザー指定に応じて調整することができる。つまり、使用する記録材に対応する印字条件を、ユーザーが希望する紙種に対応する印字条件に調整可能な記録材判別閾値調整モードを備える。これにより複数種類の記録材に対しても、使用する記録材に対してユーザーの希望に合った印字条件を、自動的に決定することが可能となる。
[第四の実施形態]
次に、第四の実施形態について説明する。
なお、第一および第二の実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態における記録材判別のための動作及び記録材判別閾値調整のための動作に関しては、上述した第一および第二の実施形態における動作と同様に説明することができる。以下では、図13に示す本実施形態の記録材判別閾値調整後の制御フローを参照し説明する。
ユーザーにより必要に応じてカセットトレイ102やマルチトレイ(図示せず)やオプショントレイ(図示せず)に記録材がセットされた後、プリント開始コマンドをパソコンから受信すると、画像形成装置101は一連のプリント動作を開始する(S90)。記録材が記録材判別センサ200の位置まで記録材が到達すると、記録材判別センサ200のLED201をメモリ309に格納された発光光量値で発光させ(S91)、フォトトランジスタ202、203で反射光を受光する(S92)。
LED204はLED201が消灯して(S93)からメモリ309に格納された発光光量値で発光させ(S94)、フォトトランジスタ202で記録材の透過光量を受光する(S95)。LED204が消灯(S96)後、前述のように、検知結果を演算し(S97)、ユーザーが指定したいずれかの記録材かどうか比較演算する(S98)。
ここで、ユーザーが指定したいずれかの記録材と判定された場合、全てのユーザー指定紙の測定値と対応する検出結果の値との距離を演算する(S99)。そして、ユーザー指定記録材の測定値に一番近いユーザー指定の紙種に確定する(S100)。一方、ユーザーが指定したいずれの記録材にも該当しないと判定された場合は、図5の記録材判別テーブルと比較演算することで、記録材の種類(紙種)が確定する(S101)。確定した紙種に対応するプリントモードの印字設定(プリント条件設定)を行い(S102)、プリントを実行する(S103)。
図14に、本発明の第四の実施形態にかかる記録材判別閾値調整後の記録材判別テーブルの一例を示す。
本実施形態では、複数のユーザー指定領域を有する構成である。図14の記録材判別テーブルでは、2種類のユーザー指定領域F1、F2を有する。記録材の検出測定値がyの場合、ユーザー指定紙の測定値に一番近い(g2<g1)ユーザー指定記録材であるグロス紙に、紙種が確定される。
以上のように、本実施形態では、複数のユーザー指定領域が設定可能な記録材判別閾値調整モードを備える。これにより、各ユーザー指定領域(の中心等)と測定値間の距離に従って、複数種類の記録材をユーザーが希望する紙種に対応する印字条件に、自動的に決定することが可能となる。
本発明の第一実施形態にかかる記録材判別センサの構成例を示す図である。 本発明の第一実施形態にかかるセンサ制御部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態で用いられるカラー画像形成装置を好適に示す一例の概略構成を示す模式的断面図である。 本発明の第一実施形態にかかる記録材判別閾値調整モード時の制御フローチャートである。 本発明の第一実施形態にかかる記録材判別テーブルの一例である。 本発明の第一実施形態にかかる画像形成装置の操作パネルまたはPCの表示部に表示される記録材検知結果と紙種の指定を促すユーザーインタフェースの一例を示す図である。 本発明の第一実施形態にかかる記録材判別閾値調整後の制御フローチャートである。 本発明の第一実施形態にかかる記録材判別閾値調整後の記録材判別テーブルの一例を示す図である。 本発明の第二実施形態にかかる記録材判別閾値調整後の記録材判別テーブルの一例を示す図である。 本発明の第三実施形態にかかる記録材判別閾値調整モードの制御フローチャートである 本発明の第三実施形態にかかる記録材判別閾値調整後の制御フローチャートである。 本発明の第三実施形態にかかる記録材判別閾値調整後の記録材判別テーブルの一例を示す図である。 本発明の第四実施形態にかかる記録材判別閾値調整後の制御フローチャートである。 本発明の第四実施形態にかかる記録材判別閾値調整後の記録材判別テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
200…記録材判別センサ
201、204…LED
202、203…フォトトランジスタ
205…記録材搬送ガイド
211〜213…スリット
214…集光ガイド
301、302…発光素子
303、304…受光素子
305…発光素子駆動部
306…メイン制御部
307…信号処理部
308…比較演算部
309…メモリ
102…カセットトレイ
103…カセット給紙ローラ
104…転写ベルト駆動ローラ
105…転写ベルト
106〜109…感光ドラム
110〜113…転写ローラ
114〜117…カートリッジ
118〜121…光学ユニット
122…定着ユニット

Claims (13)

  1. 記録材の特性を測定し該記録材の種類を判別する記録材判別手段と、前記記録材判別手段の判別結果に基づき印字条件を自動的に決定する印字条件決定手段とを備えた画像形成装置において、
    前記記録材判別手段による判別結果に対してユーザーにより指定される記録材の種類に基づき、記録材を判別するための記録材の特性に関する記録材判別閾値を調整する調整モードを有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録材判別閾値調整モードは、ユーザーが指定する複数種類の記録材に対して前記記録材判別閾値を調整可能であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記記録材判別閾値調整モードは、前記複数種類のユーザー指定記録材に対して、それぞれに優先順位を設定可能であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録材判別閾値調整モードは、ユーザーが指定する記録材の種類に応じて設定される記録材判別閾値領域の大きさを調整可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 記録材の特性を測定し該記録材の種類を判別する記録材判別手段と、前記記録材判別手段の判別結果に基づき印字条件を自動的に決定する印字条件決定手段とを備えた画像形成装置において、
    前記記録材判別手段による判別結果に対してユーザーにより指定される記録材の種類に基づき、給紙口ごとに記録材を判別するための記録材の特性に関する記録材判別閾値を調整する調整モードを有していることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記記録材判別閾値調整モードは、ユーザーが指定する複数種類の記録材に対して前記記録材判別閾値を調整可能であることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記記録材判別閾値調整モードは、前記複数種類のユーザー指定記録材に対して、それぞれに優先順位を設定可能であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記記録材判別閾値調整モードは、ユーザーが指定する記録材の種類に応じて設定される記録材判別閾値領域の大きさを調整可能な記録材判別閾値調整モードを有することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記記録材判別手段は、1つの発光素子および2つの受光素子を備えた構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記記録材判別手段は、1つの発光素子および1つの受光素子を備えた構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記記録材判別手段は、受光素子が発光素子による光照射領域内を映像として読み取り出力する読取手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 光照射領域内を映像として読み取る前記読取手段は、CCDセンサまたはCMOSセンサであることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記記録材判別手段に備わる受光素子の対向する位置に光照射手段と、前記光照射手段により記録材の透過性を検出可能とする手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
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