JP2018200342A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018200342A
JP2018200342A JP2017103789A JP2017103789A JP2018200342A JP 2018200342 A JP2018200342 A JP 2018200342A JP 2017103789 A JP2017103789 A JP 2017103789A JP 2017103789 A JP2017103789 A JP 2017103789A JP 2018200342 A JP2018200342 A JP 2018200342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
determination
image forming
unit
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017103789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6955374B2 (ja
Inventor
植川 英治
Eiji Uekawa
英治 植川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017103789A priority Critical patent/JP6955374B2/ja
Publication of JP2018200342A publication Critical patent/JP2018200342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6955374B2 publication Critical patent/JP6955374B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】印刷時間が長くなることを抑え、かつ、メディアに応じた画像形成条件を設定できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、1つ以上の収納手段のうちの第1収納手段から取り出されたメディアの判別手段による判別結果を第1収納手段に関する履歴として記録する記録手段と、第1収納手段から取り出されたメディアに適用する画像形成条件の適用値を第1収納手段に関する履歴に基づき決定する決定手段と、を備え、判別手段は、第1判別モードと、第1判別モードより判別時間が長く、かつ、判別精度の高い第2判別モードを有し、第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果が第1所定数に達するまでは第1収納手段から取り出されたメディアを第2判別モードで判別し、判別結果が第1所定数を超えると、第1収納手段から取り出されたメディアを第1判別モードで判別する。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成対象のメディアに基づき画像形成条件を制御する画像形成装置に関する。
画像形成装置においては、例えば、画像形成対象のメディア(記録材)の種類に応じて、転写条件や定着条件等の画像形成条件が制御される。例えば、画像形成対象のメディアは、ユーザ操作により設定され得る。しかしながら、ユーザによるメディアの設定処理を省略するため、特許文献1から4は、メディアの特性値を検出する構成を開示している。具体的には、特許文献1及び2は、メディアの表面をCMOSセンサによって撮像し、メディアの表面状態を検出する構成を開示している。また、特許文献3は、メディアを透過した透過光によりメディアの厚みを検出する構成を開示している。さらに、特許文献4は、メディアに超音波を照射することで、メディアの表面状態や厚みを検出する構成を開示している。
さらに、特許文献5及び6は、メディアの検出精度を向上させる構成を開示している。具体的には、特許文献5は、メディアの表面をCMOSセンサで撮像する際に、メディアの搬送動作を停止させる構成を開示している。また、特許文献6は、カセットに同じ種類のメディアが収容されていることを前提に、複数枚のメディアそれぞれの判別結果に基づいてカセットに収納されているメディアを検出する構成を開示している。
特開2002−182518号公報 特開2004−38879号公報 特開2001−139189号公報 特開2004−219856号公報 特開2003−203885号公報 特開2006−175611号公報
特許文献5の構成は、総てのメディアに対して同様にメディアの搬送を停止させるため印刷時間が長くなる。特許文献6の構成は、カセット内のメディアが交換された可能性のある操作が行われるとメディアの判別処理を行う必要があり印刷時間が長くなる。
本発明は、印刷時間が長くなることを抑え、かつ、メディアに応じた画像形成条件を設定できる画像形成装置を提供するものである。
本発明の一態様によると、画像形成装置は、メディアを収納する1つ以上の収納手段と、前記1つ以上の収納手段のいずれかの収納手段からメディアを取り出して搬送する搬送手段と、前記搬送手段が搬送するメディアを判別する判別手段と、前記搬送手段が搬送するメディアに画像を形成する画像形成手段と、前記1つ以上の収納手段のうちの第1収納手段から取り出されたメディアの前記判別手段による判別結果を前記第1収納手段に関する履歴として記録する記録手段と、前記第1収納手段から取り出されたメディアに適用する画像形成条件の適用値を前記第1収納手段に関する履歴に基づき決定する決定手段と、を備え、前記判別手段は、第1判別モードと、前記第1判別モードより判別時間が長く、かつ、前記第1判別モードより判別精度の高い第2判別モードを有し、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果が第1所定数に達するまでは前記第1収納手段から取り出されたメディアを前記第2判別モードで判別し、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果が前記第1所定数を超えると、前記第1収納手段から取り出されたメディアを前記第1判別モードで判別することを特徴とする。
本発明によると、印刷時間が長くなることを抑え、かつ、メディアに応じた画像形成条件を設定することができる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態による判別部の構成図。 搬送停止時間による判別結果のバラつきの説明図。 搬送停止時間と判別結果のバラつきとの関係を示す図。 一実施形態による印刷処理のフローチャート。 一実施形態による操作パネルへの表示画面を示す図。 一実施形態による印刷時間の説明図。 判別モードによる判別結果の違いの説明図。 一実施形態による適用値の決定方法の説明図。 一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態による操作パネルへの表示画面を示す図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1(A)は、本実施形態による画像形成装置100の構成図である。図1において、参照符号の末尾の文字Y、M、C及びKは、対応する部材が形成に係るトナー像の色が、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックであることを示している。なお、以下の説明において、トナー像の色を区別する必要が無い場合、末尾の文字を除いた参照符号を使用する。感光体11は、画像形成時、図中の矢印の方向に回転駆動され、帯電ローラ12により、その表面が一様な電位となる様に帯電される。露光部13は、帯電された感光体11を露光して、感光体11に静電潜像を形成する。現像部14は、現像ローラ15を介して感光体11の静電潜像にトナーを付着させ、感光体11にトナー像を形成する。一次転写ローラ16は、一次転写バイアスを出力することで、感光体11のトナー像を中間転写ベルト17に転写する。
中間転写ベルト17は、駆動ローラ18A、張架ローラ18B、二次転写対向ローラ19により張架され、画像形成時、駆動ローラ18Aの回転に従属して図中の矢印の方向に駆動される。よって、中間転写ベルト17に転写されたトナー像は、中間転写ベルト17の回転により二次転写ローラ20の対向位置に搬送される。なお、各感光体11のトナー像を重ねて中間転写ベルト17に転写することで、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト17に形成することができる。
一方、メディア収納部であるカセット1に収納されたメディア(記録材)Pは、給紙ローラ4により搬送路に給紙され、搬送路に沿って配置されたローラにより下流側へと搬送される。その後、搬送ローラ5及び6がメディアPを挟持した状態で、メディアPの搬送は一旦停止される。そして、搬送ローラ5及び6は、中間転写ベルト17のトナー像が二次転写ローラ20の対向位置に到達するタイミングに、メディアPも二次転写ローラ20の対向位置に到達する様にメディアPの搬送を再開する。二次転写ローラ20は、二次転写バイアスを出力することで中間転写ベルト17のトナー像をメディアPに転写する。トナー像が転写されたメディアPは、定着部21に搬送される。定着部21は、メディアPを加圧・加熱してトナー像をメディアに定着させる。トナー像の定着後、メディアPは、排紙ローラ22により装置外に排出される。なお、メディアPが搬送ローラ5及び6に挟持され、その搬送が一旦停止されているときにメディアPの種別等を判別する判別部40が、搬送ローラ5及び6の上流側に設けられている。
図1(B)は、画像形成装置100の操作に関する部分の説明図である。画像形成装置100は、ユーザが各種設定を入力し、かつ、ユーザに各種情報を表示するための操作パネル30を備えている。操作パネル30は、画像形成装置100の制御全般を行う制御部10に接続されている。制御部10は、情報の保持部である不揮発性メモリ10Aを有する。また、画像形成装置100の制御部10は、外部装置であるパーソナルコンピュータ(PC)31にも接続される。
図2は、判別部40の構成図である。判別部40の発光部421は、460nm付近に極大波長を持つ青色光をメディアPの表面に向けて照射する。本実施形態では、発光部421はメディアPの法線方向に対して45度の角度で光を照射し、メディアP表面の凹凸に応じた反射光を生じさせる。この反射光は、結像レンズ44Aを介し集光され、このうちフィルタリング部45Aを透過した波長成分がCMOSエリアセンサ43Aに反射光像として結像する。CMOSエリアセンサ43Aは、結像した各エリアの反射光量に応じて変化する映像電圧信号を出力する。駆動演算部41は、CMOSエリアセンサ43Aが出力する映像電圧信号をアナログ・デジタル変換して、変換後のデジタル信号を制御部10に出力する。制御部10は、発光部421が光を照射した際に判別部40から入力されるデジタル信号に基づき、メディアPの表面性(表面の凹凸の程度を示す)に関する情報を検出することができる。
一方、光源422は、640nm付近に極大波長を持つ赤色光をメディアPに照射する。図2に示す様に、光源422が照射するメディアPの面は、光源421が照射する面とは異なる。また、光源422は、メディアPの法線方向に光を照射する。光源422が照射した光は、メディアPを透過する過程で、メディアPの厚み/坪量に応じて減衰する。結像レンズ44Aは、この透過光を集光し、このうち、フィルタリング部45Aを透過した波長成分がCMOSエリアセンサ43Aに結像する。制御部10は、発光部422が光を照射した際に判別部40から入力されるデジタル信号に基づき、メディアPの厚み又は坪量に関する情報を検出することができる。
制御部10は、判別部40を用いて検出したメディアPの表面性及び厚みに基づき画像形成条件の値を制御する。なお、以下の説明では、この画像形成条件が定着部21における定着温度(温調温度)であるものとする。例えば、メディアPの表面性及び厚みの値と、温調温度との関係を示す判定情報を制御部10に予め設定しておく。そして、制御部10は、検出したメディアPの表面性及び厚みの値と、判定情報とに基づき検出したメディアPに適用する温調温度を決定する。
上述した様に、本実施形態では、メディアPが搬送ローラ5及び6に挟持され、かつ、その搬送が停止されている状態において判別部40がメディアPの判別を行う。図3(A)は、このメディアPの判別を行う際の、メディアPの搬送停止時間を2.5秒とした場合の判別結果を示し、図3(B)は、メディアPの搬送停止時間を0.5秒とした場合の判別結果を示している。なお、以下の説明においては、この判別結果を、検出したメディアPの表面性及び厚みから得られた温調温度で示すものとする。なお、使用したメディアPは、坪量が80g/mの普通紙である。図3より、搬送停止時間を短くすると、判別結果のバラつきが大きくなる。これは、搬送停止時間が短くなることに伴い、CMOSエリアセンサ43Aのシャッター速度が速くなったことに起因する。つまり、CMOSエリアセンサ43Aの受光量が減少し、撮像した画像の鮮明さが低くなるからである。また、搬送停止時間が短くなると、メディアPのバタつきや、弛み撓み等により、結像レンズ44Aへの焦点距離がバラつくことや、反射の仕方が変化することによっても判別結果のバラつきが生じる。
図4は、メディアPの搬送停止時間と判別結果(温調温度で表示)のバラつきとの関係を示している。停止時間が2.5秒になると、判別結果のバラつきがほぼ収束する。以下の説明において、メディアPの搬送を2.5秒だけ停止させて行う判別処理を「詳細判別モード」と呼ぶものとする。また、判別装置40によりメディアを判定しない場合でも、搬送ローラ5及び6がメディアPを挟持すると、メディアPの搬送を一旦停止させるが、この期間が0.5秒である。この一旦停止は、用紙Pの先端を搬送ローラ5及び6に突き当てて、用紙Pの斜行取りをするため、もしくは中間転写ベルト17に形成されたトナー像に対して用紙Pの位置を合わせるために行われる。以下の説明において、メディアPの搬送を0.5秒だけ停止させて行う判別処理を「簡易判別モード」と呼ぶものとする。ここで、「詳細判別モード」は、「簡易判別モード」より判別精度が高いが、判別時間は長いモードである。なお、「詳細判別モード」と「簡易判別モード」の具体的な検知動作の違いとしては、CMOSエリアセンサ43Aのシャッター速度を変化させることに限定されない。例えば、CMOSエリアセンサ43Aによって撮像する映像の枚数を変化させてもよい。
図5は、本実施形態による印刷処理のフローチャートである。なお、以下の説明において、「自動モード」とは、ユーザ設定ではなく、判別部40がメディアPを判別して温調温度を決定する印刷モードを意味するものとする。また、「指定モード」とは、ユーザ設定、つまり、ユーザが指定したメディアPに基づき決定した温調温度で印刷する印刷モードを意味するものとする。画像形成装置100を「自動モード」で動作させるか「指定モード」で動作させるかは、ユーザが設定し、不揮発性メモリ10Aに記憶された動作情報で示されている。さらに、「指定モード」の場合、ユーザは、カセット1に収納されたメディアを特定する。そして、ユーザが特定したメディアを示す特定情報も不揮発性メモリ10Aに記憶される。
さらに、本実施形態では、「自動モード」の選択時、「固定利用」の選択・非選択をユーザが設定できる。「固定利用」とは、カセット1に格納するメディアPを基本的には変更しない場合に選択するモードである。「固定利用」を選択する場合、ユーザは、操作パネル30に表示される図6に示す画面において"固定利用"を選択する。「固定利用」を選択しない場合、ユーザは、操作パネル30に表示される図6に示す画面において"固定しない"を選択する。なお、ユーザは、「固定利用」を選択した場合、図6の画面の名称欄に、カセット1に収納するメディアPを特定するための任意の名称を入力することができる。ユーザが選択した「固定利用」を使用するか否かを示す情報は、分類情報として不揮発性メモリ10Aに記憶される。
以下、図5のフロートチャートについて説明する。印刷ジョブ(以下、単に、ジョブとも呼ぶ。)の受信により、S10で、制御部10は、「自動モード」と「指定モード」のどちらが選択されているかを判定する。「指定モード」が選択されていると、制御部10は、S16で、ユーザが設定入力したメディアに基づき温調温度を決定しメディアPへの印刷を行う。その後、S15で、制御部10は印刷ジョブが終了したかを判定し、終了していなければ、S10から処理を繰り返す。よって、「指定モード」が選択されていると、印刷ジョブでの総てのメディアPは、ユーザが設定入力したメディアで決定される温調温度で印刷される。一方、「自動モード」が選択されていると、制御部10は、S11で、固定利用が選択されているかを判定する。固定利用が選択されていないと、制御部10は、S17において、「詳細判別モード」でメディアPの判別を行って、判別結果に基づき温調温度を決定して印刷を行う。その後、S15で、制御部10は印刷ジョブが終了したかを判定し、終了していなければ、S10から処理を繰り返す。よって、「自動モード」が選択され、固定利用が選択されていないと、印刷ジョブでの総てのメディアPは、それぞれ、「詳細判別モード」での判別結果により温調温度が決定される。
一方、固定利用が選択されていると、制御部10は、S12で、温調温度の適用値が決定可能となっているかを判定する。本実施形態において、画像形成条件である温調温度の適用値とは、所定数(m回)だけ「詳細判別モード」でメディアPの判別を行って得たm個の温調温度の平均値である。よって、「詳細判別モード」でメディアPの判別をm回行っていないと、制御部10は、S12で、適用値の決定が不可と判定する。この場合、制御部10は、S18で、1枚のメディアPを「詳細判別モード」で判別し、判別結果に基づき決定した温調温度で当該メディアPへの印刷を行う。そして、S19で、S18での判別結果を履歴として不揮発性メモリ10Aに記録する。その後、S15で、制御部10は印刷ジョブが終了したかを判定し、終了していれば処理を終了し、終了していなければ、S10から処理を繰り返す。なお、以下の説明において、メディアPを判別し、その判別結果により求められる温調温度を「判別値」と呼ぶものとする。
一方、S12において、適用値が決定可能、つまり、「詳細判別モード」でメディアPの判別を既にm回行い、m個の判別値が履歴として記録されていると、制御部10は、m個の判別値の平均値を適用値とする。そして、S13において、制御部10は、適用値で印刷を行う。また、その際、制御部10は、S14で、「簡易判別モード」でメディアPの判別を行い、判別結果(判別値)を履歴として不揮発性メモリ10Aに記録する。
続いて、本実施形態での印刷時間について図7を用いて説明する。図7は、1日に10枚の連続印刷を5回、5日間に渡って行った場合を示している。なお、カセット1は、最大180枚のメディアPを収容可能であり、初期状態では、カセット1にA4サイズの180枚のメディアPが収容され、カセット1のメディアPが空になると、最大数のA4サイズのメディアPを収容するものとする。また、画像形成装置100は、「簡易判別モード」や「指定モード」、つまり、搬送ローラ5及び6がメディアPを挟持した状態での搬送停止時間が0.5秒であると、10枚のメディアへの印刷に要する時間が20秒であるものとする。ここで、「簡易判別モード」において搬送ローラ5及び6がメディアPを挟持した状態での搬送停止時間が0.5秒なので、「指定モード」に比べてスループットは低下しない。また、適用値を、「詳細判別モード」での判別値10個の平均値として求めるものとする。「詳細判別モード」では、「簡易判別モード」や「指定モード」より搬送停止時間が1枚当たり2秒だけ長くなるので、「詳細判別モード」で10枚のメディアPへ印刷する時間は40秒になる。また、画像形成装置100は、1日の総てのジョブの終了後に電源がオフとされ、1日のジョブの開始前に電源がオンにされるものとする。なお、図7において、判別方法"A"とは、「詳細判別モード」であり、判別方法"B"とは、「簡易判別モード」である。
図7に示す様に、本実施形態では、最初のジョブにおいては、10枚のメディアPそれぞれを「詳細判別モード」で判別するため40秒の時間を要する。しかしながら、2回目から25回目のジョブにおいては、「簡易判別モード」となるため、各ジョブに要する時間は20秒となる。
比較例1は、「指定モード」の場合を示している。指定モードでは、判別部40によるメディアPの判別を行わず、特定情報による特定結果に基づき温調温度を決定するため、1回目から25回目の各ジョブの時間は、総て20秒である。しかしながら、ユーザが設定したメディアPと、実際にカセット1に格納されているメディアPが異なることもあり得る。図7においては、ユーザ設定が実際のメディアPとは異なっており、温調温度が200℃と、適切な温調温度より高くなっている。メディアPに過剰な熱を加えると、メディアPがカールして積載性が劣化し得る。また、無駄な電力の消費を行っていることになる。比較例2は、「自動モード」であるが、固定利用を非選択とした場合である。この場合、総てのメディアPを「詳細判別モード」で判別するため、総てのジョブにおいて40秒の時間がかかり、印刷時間が長くなる。
比較例3は、画像形成装置100の電源がオンとなった後の最初のジョブと、ユーザがカセット1のメディアにアクセスできる操作、例えば、カセットを開閉した後の最初のジョブにおいては、それ以前の判別結果(履歴)をリセットするものである。したがって、6回のジョブについては40秒の時間がかかることになる。本実施形態の画像形成装置も、ユーザがカセット1のメディアにアクセスできる操作を行ったことを検出する検出部を有する。例えば、本実施形態の画像形成装置も、カセット1の開閉を検出する検出部を備えている。しかしながら、本実施形態では、「固定利用」を選択すると、検出部による検出結果に拘らず、所定数以上の履歴が記録されていると、履歴により適用値を決定する。したがって、「固定利用」をユーザが選択すると、比較例2や比較例3より印刷時間を短くすることができる。また、1回目のジョブが「詳細判別モード」となるため、比較例1より印刷時間が長くなるが、「指定モード」で生じ得る、ユーザ設定と実際のメディアPとの乖離を防ぎ、適切な温調温度を使用することができる。
なお、図5のフローチャートにおいては、S14で、「簡易判別モード」での判別結果を記録している。以下では、この履歴の活用方法について説明する。図8は、最初の3回のジョブにおける判別結果を示している。最初のジョブでは、「詳細判別モード」で判別するため、各メディアPに対する温調温度(判別値)は、178度〜182度の範囲に収まり、その平均値(適用値)は180度である。したがって、2回目、3回目のジョブでは、この180度を温調温度として使用する。一方、2回目以降のジョブにおいても「簡易判別モード」で各メディアPの判別を行う。図8によると、2回目のジョブの各メディアPの「簡易判別モード」での判別値は174度〜178度の範囲であり、その平均値は176度である。また、3回目のジョブの各メディアPの「簡易判別モード」での判別値は180度〜186度の範囲であり、その平均値は183度である。このように、「簡易判別モード」での判別結果のバラつきは大きい。
しかしながら、「簡易判別モード」でも、判別したメディアPの数が大きくなると、その平均値は、「詳細判別モード」での判別結果の平均値に近づく。例えば、実験等により、「簡易判別モード」での100回の判別結果の平均値が、「詳細判別モード」の判別結果の平均値と略同じになることが示されたものとする。この場合、「簡易判別モード」での判別結果が100回以上、履歴として記録されると、この履歴により適用値の更新制御を行うことが可能になる。
このため、本実施形態では、「自動モード」かつ「固定利用」選択時、「簡易判別モード」での連続した所定数のメディアPの判別結果をジョブ群と定義し、各ジョブ群について、各判別温度の平均値により、図9に示す様に温調温度を制御する。なお、本例では、この所定数を100とする。具体的には、ジョブ群Lで使用する基本温調温度X(L)を、
X(L)={X(L−1)+B(L−1)}/2
で求める。ここで、B(L)は、ジョブ群Lの各メディアPの判別値の平均値である。なお、温調温度の制御単位が1度であると、小数点以下は四捨五入する。例えば、図9において、ジョブ群(L+2)での適用値は182度であり、ジョブ群(L+2)での判別値の平均値は183度である。したがって、ジョブ群(L+3)で使用する温調温度の適用値は、ジョブ群(L+2)で使用した適用値と、ジョブ群(K+2)での判別値の平均値との平均値である182.5度と計算される。したがって、四捨五入により、ジョブ群(K+3)での温調温度の適用値は183度となる。なお、本実施形態では、1つのジョブ群を100枚としたが、例示である。1つのジョブ群のメディアの数は、適用値を最初に求めるときの「詳細判別モード」での判別値の数(本例では10)より大きい値であるが、実際の数は実験等で求める。
例えば、使用するメディアPが同じであっても、ロットにより表面性が変化する場合があり得る。この様な場合、最初の「詳細判別モード」での判別結果で求めた適用値を使用し続けると、使用する温調温度が、最適値から乖離し得る。しかしながら、「簡易判別モード」での所定回数の判別結果により適用値を更新することで、このような場合でも、温調温度を最適な値に近づけることができる。なお、「簡易判別モード」の判別結果により温調温度を補正しない構成であっても良い。例えば、使用するメディアが「固定利用」であっても、意図せず別のユーザが異なるメディアに変更する場合がある。したがって、「簡易判別モード」で監視し、履歴を記録しておくことで、変更したメディアに必要な温調温度が著しく異なる場合は、適用値を変更して画像品質の低下を防止することができる。あるいは、印刷動作を停止させ、ユーザに報知したりする等の対応が可能にある。なお、図9から明らかな様に、適用値の更新には、現在のジョブ群における各判別値と現在の適用値のみがあればよく、それ以外の過去の履歴は削除することができる。つまり、カセット1の履歴は、適用値が最初に決定されるまでは、各判別値であり、適用値が決定された後は、現在の適用値と、現在のジョブ群の各判別値とすることができる。
また、図6で説明した「固定利用」の選択・非選択については、定期的に利用方法に変更が無いかどうかをユーザに確認する構成とすることができる。例えば、数カ月、半年単位で確認を促す画面を自動的に表示する様に構成することができる。また、図6の画面において、次回、確認を表示させるタイミングを設定し、そのタイミングになると確認を表示する構成とすることができる。また、確認の際には、これまで通り、適用値と判別値に基づき温調温度を設定するか、一旦、「詳細判別モード」を使用して適用値を補正するか、これまでの履歴を消去して、「詳細判別モード」から行うかを選択できるようにすることもできる。例えば、カセット1に収納するメディアの種別をユーザが変更する場合、ユーザは履歴の消去指示を画像形成装置100に入力する。これにより、制御部10は、カセット1に関する履歴を消去する。よって、新たにカセット1に収納されたメディアに関する履歴が新たに記録される。
<第二実施形態>
第一実施形態の画像形成装置100は、1つのカセット1を有するものであった。しかしながら、複数のカセット等を有する画像形成装置100も広く使用されている。図10は、その様な画像形成装置100の構成図であり、複数のカセット1−1〜1−3と、給紙トレイ3と、を備えている。なお、以下の説明において、カセットと給紙トレイを纏めてメディア収納部と呼ぶものとする。複数のメディア収納部には、異なる種類のメディアを収容することができる。しかしながら、図10に示す様に、どのメディア収納部から給紙されても、判別部40による判別が可能である。
本実施形態では、複数のメディア収納部それぞれについて、「固定利用」を使用する第1利用方法を使用するか、「固定利用」を使用しない第2利用方法を使用するかを独立して設定できるように画像形成装置を構成する。つまり、複数のメディア収納部それぞれを、履歴を記録し、履歴により温調温度を決定する第1メディア収納部とするか、履歴を記録せず「詳細判別モード」で各メディアを判別して個別に温調温度を決定する第2メディア収納部とするかに分類する。ここで、第1メディア収納部は、第1利用方法を使用する収納部であり、第2メディア収納部は、第2利用方法を使用する収納部である。なお、この分類は、分類情報として不揮発性メモリ10Aに記録される。そして、制御部10は、第1メディア収納部については、それぞれ独立して履歴を記録し適用値を制御する。
<第三実施形態>
第一実施形態及び第二実施形態では、メディア収納部を単位として「固定利用」の選択・非選択を行っていた。しかしながら、よく使用するメディアの種類がメディア収納部の数より大きいと、メディア収納部に収納するメディアを交換する度に、メディア判別履歴のリセット(消去)を行い、新たにm回の「詳細判別モード」を行って適用値を決定する必要がある。本実施形態では、各メディア収納部について、複数のメディアを入れ替えて使用する場合でも、メディア判別履歴のリセットを不要にする。なお、以下の説明では、カセット#1、カセット#2及び給紙トレイの、計3つのメディア収納部を画像形成装置が備えているものとする。
図11(A)〜(C)は、それぞれ、カセット#1、カセット#2及び給紙トレイに対する「固定利用」の選択画面を示している。「固定利用」を選択すると、「用紙登録数」の欄への設定が可能になる。ユーザは、「用紙登録数」の欄に、対応するメディア収納部で利用するメディア種別の数を入力する。また、入力した「用紙登録数」の数に対応して、名称設定が可能になる。ユーザは、各名称設定欄に、使用するメディアを特定するための名称等を入力することができる。なお、図11に示す様に、名称設定欄には、番号が振られる。ユーザは、名称設定欄を選択することで、現在、対応するメディア収納部に収納しているメディアを選択する。
画像形成装置100の制御部10は、メディア収納部それぞれについて、用紙登録数で指定された数の履歴を管理する。例えば、ユーザがカセット#1の「用紙登録数」として数n(nは1以上の整数)を入力すると、制御部10は、カセット#1についての第1履歴から第n履歴の計n個の履歴を管理する。ここで、nが1であると、第一実施形態と同様になる。一方、nが2以上であると、制御部10は、アクティブとする履歴をユーザに選択させる。ユーザが番号kの履歴(kは、1からnのいずれかの整数)の選択を入力すると、制御部10は、カセット#1から取り出されたメディアの判別結果をカセット#1の第k履歴に記録し、第k履歴に基づきカセット#1の適用値を決定する。
例えば、図11(A)においては、nが2であり、ユーザは、No.1(番号1)の履歴を選択している。この場合、制御部10は、カセット#1のメディアPの判別を行うと、カセット#1のNo.1の履歴に追加を行う。また、カセット#1のNo.1の履歴に基づき適用値の制御を行う。また、ユーザは、例えば、カセット#1のメディアPをNo.2で使用するものに入れ替えると、図11(A)の画面により使用するメディアの番号を切り替える。この場合、制御部10は、それ以後については、カセット#1のメディアPに印刷を行う場合、カセット#1のNo.2の履歴に基づき適用値を制御し、新たな判別結果についても、カセット#1のNo.2の履歴に記録する。図11(B)のカセット#2についても同様である。この構成により、メディア収納部のメディアPを入れ替えても、それまでの履歴をリセットする必要がなくなる。なお、図11(C)に示す様に、「固定利用」が選択されていない場合、履歴の管理は不要である。
<第四実施形態>
第一実施形態から第三実施形態においては、履歴が無い状態で「固定利用」を選択すると、最初のm枚のメディアについては、「詳細判別モード」でメディアを判別して温調温度を決定していた。本実施形態では、履歴が無い状態で「固定利用」を選択すると、対応するメディア収納部のm枚のメディアを順次、搬送路に搬送して、「詳細判別モード」で判別部40に判別させる。なお、この際には、メディアPにトナー像を形成しないため、定着部21の温調条件も、メディアの搬送に支障が出ない様にするのみでよい。また、排紙されたメディアPは、再度、メディア収納部に収納して印刷に使用できる。これにより、予め温調温度の適用値を決定でき、よって、最初のジョブから「簡易判別モード」のみとすることができ、印刷時間を短くすることができる。
<その他>
上記各実施形態では、図2に示す、反射光と透過光をCMOSセンサで撮像することによってメディアの判別を行っていた。しかしながら、判別部40は、反射光や透過光を利用するものに限定されず、超音波によりメディアPの表面性や厚みを検出するものであっても良い。さらには、接触式の圧電素子を用いてメディアPの表面の凹凸や厚みを検出するものであっても良い。さらに、機械式センサでメディアの厚みを計測する構成や、接触式又は非接触式の変位センサでメディアの表面性を検出する構成や、磁気によるセンサで厚みを検出するものであっても良い。また、使用する判別部40の構成によっては、メディアの搬送を停止させることなく、メディアを搬送させながら判別することも可能である。なお、「詳細判別モード」では、「簡易判別モード」より搬送速度を遅くする。さらに、判別部40の配置位置についても、判別部40の種類、検出構成に応じて変更することができる。例えば、二次転写ローラ20の直前に設置することもできる。
また、画像形成条件として温調温度を例にして各実施形態の説明を行った。しかしながら、制御対象の画像形成条件は温調温度に限定されない。例えば、メディアPの搬送速度や、メディアP間の間隔を制御することができる。さらに、定着部21の各部材表面の静電的電位条件を制御することができる。さらに、メディアPにトナー像を転写する際の転写電圧/転写電流を制御することもできる。例えば、表面性が均一で薄いメディアPの場合は、転写電圧を低く設定し、表面がラフで厚みが厚いメディアPの場合は、転写電圧を強く設定するような制御とすることができる。さらには、転写工程や定着工程終了後に各ユニットのクリーニング等を行う場合、クリーニング条件を変更することもできる。
また、画像形成装置100への各種設定については、操作パネル30からのみではなく、PC31から行う様に構成することもできる。なお、ネットワークを介して複数のPC31が接続する環境では、あるユーザがPC31から行った設定を、他のユーザのPC31に報知して表示させることで画像形成装置100に対する設定を共有し、他のユーザが設定を誤って変更することを防ぐことができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1:カセット、40:判別部、10:制御部

Claims (18)

  1. メディアを収納する1つ以上の収納手段と、
    前記1つ以上の収納手段のいずれかの収納手段からメディアを取り出して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段が搬送するメディアを判別する判別手段と、
    前記搬送手段が搬送するメディアに画像を形成する画像形成手段と、
    前記1つ以上の収納手段のうちの第1収納手段から取り出されたメディアの前記判別手段による判別結果を前記第1収納手段に関する履歴として記録する記録手段と、
    前記第1収納手段から取り出されたメディアに適用する画像形成条件の適用値を前記第1収納手段に関する履歴に基づき決定する決定手段と、
    を備え、
    前記判別手段は、第1判別モードと、前記第1判別モードより判別時間が長く、かつ、前記第1判別モードより判別精度の高い第2判別モードを有し、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果が第1所定数に達するまでは前記第1収納手段から取り出されたメディアを前記第2判別モードで判別し、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果が前記第1所定数を超えると、前記第1収納手段から取り出されたメディアを前記第1判別モードで判別することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記決定手段は、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果が前記第1所定数に達するまでは、前記第1収納手段から取り出されたメディアの前記第2判別モードでの判別結果に基づき当該メディアに対する画像形成条件の値を決定し、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果が前記第1所定数を超えると、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果に基づき前記適用値を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記適用値は、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる前記第1所定数の判別結果それぞれに対応する画像形成条件の値の平均値であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記決定手段は、前記第1収納手段に関する履歴に前記第1判別モードでの判別結果が第2所定数だけ追加される度に、追加された前記第2所定数の判別結果それぞれに対応する画像形成条件の値の平均値に基づき前記適用値を更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2所定数は、前記第1所定数より大きいことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記搬送手段は、前記判別手段がメディアを判別している間、当該メディアの搬送を停止し、前記判別手段が前記第2判別モードでメディアを判別する際の搬送停止時間を、前記判別手段が前記第1判別モードでメディアを判別する際の搬送停止時間より長くすることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送手段は、前記判別手段が前記第2判別モードでメディアを判別する際の搬送速度を、前記判別手段が前記第1判別モードでメディアを判別する際の搬送速度より遅くすることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記1つ以上の収納手段それぞれについて、第1利用方法を使用するか第2利用方法を使用するかを示す分類情報を保持する保持手段をさらに備えており、
    前記第1収納手段は、前記分類情報により前記第1利用方法を使用すると示されている収納手段であり、
    前記判別手段は、前記第2利用方法を使用すると前記分類情報が示す第2収納手段から取り出されたメディアを前記第2判別モードで判別し、
    前記決定手段は、前記第2収納手段から取り出されたメディアの前記第2判別モードでの判別結果に基づき当該メディアに対する画像形成条件の値を決定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記保持手段は、第1モードで動作するか、第2モードで動作するかを示す動作情報をさらに保持しており、
    前記判別手段は、前記動作情報が前記第1モードで動作することを示しているとメディアの判別を行い、前記動作情報が前記第2モードで動作することを示しているとメディアの判別を行わず、
    前記決定手段は、前記動作情報が前記第1モードで動作することを示していると、前記第1収納手段から取り出されたメディアに適用する画像形成条件の値を前記適用値とし、前記第2収納手段から取り出されたメディアに適用する画像形成条件の値を当該メディアの前記第2判別モードでの判別結果により決定し、前記動作情報が前記第2モードで動作することを示していると、ユーザ設定に基づき前記1つ以上の収納手段から取り出されたメディアの画像形成条件の値を決定することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録手段は、不揮発性メモリに前記第1収納手段に関する履歴を記録することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1収納手段について記録する履歴の数n(nは1以上の整数)をユーザに入力させる入力手段をさらに備えており、
    前記入力手段は、前記数nが2以上であると、アクティブにする履歴の番号k(kは、1からnのいずれかの整数)をユーザに入力させ、
    前記記録手段は、前記数nが2以上であると、前記第1収納手段について、第1履歴から第n履歴を管理し、前記アクティブにする履歴の番号がkであると、前記第1収納手段から取り出されたメディアの前記判別手段による判別結果を前記第1収納手段に関する第k履歴に記録し、
    前記決定手段は、前記アクティブにする履歴の番号がkであると、前記第1収納手段から取り出されたメディアに適用する画像形成条件の適用値を前記第1収納手段に関する前記第k履歴に基づき決定することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. メディアを収納する1つ以上の収納手段と、
    前記1つ以上の収納手段のいずれかの収納手段からメディアを取り出して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段が搬送するメディアを判別する判別手段と、
    前記搬送手段が搬送するメディアに画像を形成する画像形成手段と、
    前記1つ以上の収納手段のうちの第1収納手段から取り出されたメディアの前記判別手段による判別結果を前記第1収納手段に関する履歴として不揮発性メモリに記録する記録手段と、
    前記第1収納手段に収納されたメディアにユーザがアクセスする処理を検出する検出手段と、
    前記第1収納手段に関する履歴であって、所定数以上の判別結果を有する前記履歴が前記不揮発性メモリに記録されていると、前記検出手段による検出結果に拘らず、前記第1収納手段から取り出されたメディアに適用する画像形成条件の適用値を前記第1収納手段に関する履歴に基づき決定する決定手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記決定手段は、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果が前記所定数より少ないと、前記第1収納手段から取り出されたメディアの画像形成条件の値を前記判別手段による当該メディアの判別結果に基づき決定することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記搬送手段は、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果が前記所定数より少ないと、前記第1収納手段から前記所定数のメディアを順に取り出して搬送して前記判別手段に判別させ、
    前記画像形成手段は、前記第1収納手段に関する履歴に含まれる判別結果が前記所定数より少ない間、前記搬送手段が前記第1収納手段から順に取り出した前記所定数のメディアに対しては画像を形成しないことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  15. 前記1つ以上の収納手段それぞれについて、前記第1収納手段とするか第2収納手段とするかをユーザに選択させる第1選択手段をさらに備えており、
    前記決定手段は、前記第2収納手段から取り出されたメディアの画像形成条件の値を前記判別手段による当該メディアの判別結果に基づき決定することを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. ユーザによる消去指示に応じて前記第1収納手段に関する履歴を消去する消去手段をさらに備えていることを特徴とする請求項12から15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記画像形成条件は、前記メディアに形成された画像の定着条件を含むことを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記判別手段は、メディアの表面性、厚み及び坪量の少なくとも1つを判別することを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2017103789A 2017-05-25 2017-05-25 画像形成装置 Active JP6955374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017103789A JP6955374B2 (ja) 2017-05-25 2017-05-25 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017103789A JP6955374B2 (ja) 2017-05-25 2017-05-25 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018200342A true JP2018200342A (ja) 2018-12-20
JP6955374B2 JP6955374B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=64667104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017103789A Active JP6955374B2 (ja) 2017-05-25 2017-05-25 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6955374B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005215556A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Canon Inc 記録材判別装置および画像形成装置
JP2006175611A (ja) * 2004-12-20 2006-07-06 Canon Inc 記録材判別装置、画像形成装置及びその方法
JP2007055814A (ja) * 2005-07-29 2007-03-08 Canon Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2008096617A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2009075370A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Canon Inc 画像形成装置及び制御方法
JP2017007250A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 キヤノン株式会社 印刷装置、情報処理方法及びプログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005215556A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Canon Inc 記録材判別装置および画像形成装置
JP2006175611A (ja) * 2004-12-20 2006-07-06 Canon Inc 記録材判別装置、画像形成装置及びその方法
JP2007055814A (ja) * 2005-07-29 2007-03-08 Canon Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP2008096617A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2009075370A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Canon Inc 画像形成装置及び制御方法
JP2017007250A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 キヤノン株式会社 印刷装置、情報処理方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6955374B2 (ja) 2021-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9415959B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
US9262121B2 (en) Storage control device, electronic apparatus, storage medium, and storage control method
JP6685792B2 (ja) 画像形成装置
US20100310261A1 (en) Image forming apparatus and sheet conveying method for the image forming apparatus
US9996776B2 (en) Printing apparatus, control method for printing apparatus, and storage medium to avoid performing sheet type detection in printing
CN105523417A (zh) 图像形成装置以及图像形成系统
JP2017170858A (ja) 画像形成装置
US10191431B2 (en) Image forming system
JP2018133697A (ja) 原稿読取装置及び画像形成装置
JP2006188359A (ja) シート種類判別装置及び画像形成装置
US20230185224A1 (en) Image forming apparatus
US9098046B2 (en) Printing apparatus, control method of printing apparatus, and storage medium
US9037027B2 (en) Image forming apparatus and method of forming an image
JP5882250B2 (ja) 画像形成装置及び給紙ローラ磨耗検知方法
JP6955374B2 (ja) 画像形成装置
JP2013104948A (ja) 画像形成装置、方法、システム、及びプリンタドライバ
JP2014144856A (ja) 用紙搬送装置、画像形成装置、異常検出方法
US9152356B2 (en) Information processing apparatus, function setup method, and computer program
US10365572B2 (en) Image forming apparatus
US11782373B2 (en) Image forming apparatus with function of preventing secondary infection
JP2013097289A (ja) 画像形成装置、方法、システム、及びプリンタドライバ
US11330138B2 (en) Image scanning device
JP2017097077A (ja) 画像形成装置、及びその制御方法
JP4599156B2 (ja) 画像形成装置
US9223270B2 (en) Image forming apparatus controlling toner image in forced laser beam emission state and method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200520

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20210103

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211001

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6955374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151