JP6685792B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式、静電記録方式等の画像形成装置に関する。
レーザビーム光により感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、形成したトナー像を用紙に転写し、熱定着する画像形成装置において、用紙等のメディアの厚みや表面性等の特性情報が制御パラメータとして重要である。メディアの特性情報を使用することで、用紙に最適な定着温度や、搬送速度を実現することが可能である。用紙の特性情報は、画像形成装置に設けられた操作部や、ドライバ画面上から、ユーザの操作により設定されることが一般的に知られている。しかし、近年では、メディアの特性を検知するセンサを画像形成装置内部に設ける構成が提案されており、ユーザの操作を不要とする等、利便性を高めている。
メディアの特性を検知するセンサ(以下、メディアセンサとする)を備えた画像形成装置において、所定のメディアに適した制御パラメータで画像形成動作を実施している最中に、異なるメディアを検知した場合の制御が開示されている。例えば、搬送路上に用紙の特性を検知するメディアセンサを配し、連続して給紙される複数の用紙に対してメディアの検知を行う(例えば、特許文献1参照)。そして、すでに出力された用紙の特性と、新たに検知した用紙の特性とが異なっていた場合には、印刷ジョブを停止する。
特開2010−211062号公報
しかし、搬送路上に配したメディアセンサでメディアの検知を行うためには、用紙を給紙して搬送路上のメディアセンサが配置された位置まで用紙を搬送する必要がある。そして、メディアセンサによる検知結果と、現在動作している制御パラメータとで不一致が判断された場合には、その判断のタイミングで用紙の搬送動作及び画像形成動作を停止させる必要がある。したがって、ユーザがその後の印刷ジョブを再開させるためには、給紙カセットの用紙の種類を確認し、用紙の種類の設定を変更するとともに、さらに、搬送路上に停止している用紙を取り除く必要がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、設定された用紙の種類と記憶手段に記憶された用紙の種類とが一致しない場合でも、ユーザビリティを向上させることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)給紙部に積載された記録媒体を給紙する給紙手段と、前記給紙手段により給紙された記録媒体の種類を検知する検知手段と、記録媒体の種類を手動で設定する設定手段と、前記設定手段により設定された記録媒体の種類に基づき印刷動作を制御する第一のモードと、前記検知手段による検知結果に基づき印刷動作を制御する第二のモードのいずれかで印刷動作を制御する制御手段と、前記検知手段により過去に検知された記録媒体の種類に関する情報を記憶した記憶手段と、を備え、前記制御手段は、前記第一のモードで印刷動作を開始する際に、前記設定手段により設定された記録媒体の種類と前記記憶手段に記憶されている記録媒体の種類に関する情報に基づき判別した結果とが一致せず、前記記憶手段に記憶された情報に基づく判別の結果、記録媒体の種類に複数の候補がある場合には、前記給紙手段による記録媒体の給紙を開始させないように制御することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、設定された用紙の種類と記憶手段に記憶された用紙の種類とが一致しない場合でも、ユーザビリティを向上させることができる。
実施の形態の画像形成装置の断面図 実施の形態の画像形成装置のブロック図 実施の形態の定着器の断面図 実施の形態のメディアセンサの説明図 実施の形態のメディアセンサの説明図 実施の形態の紙種による反射光量の説明図 実施の形態の用紙の種類の判別を説明する図 実施の形態の自動検知モードと指示モードの説明図 実施の形態の印刷制御を示すフローチャート 実施の形態の操作部を示す図 実施の形態の印刷制御を示すフローチャート
[実施の形態]
<画像形成装置>
図1は、実施の形態の画像形成装置100の断面図、図2は、本実施の形態の構成を示すブロック図である。図1、図2を用いて、基本的な構成を説明する。図2で、CPU10、ROM11、RAM12、記憶手段である記憶部15は制御部を構成している。設定手段である操作部13から、プリント動作開始の指示(以下、動作開始指示という)がCPU10に入力される。CPU10は、操作部13から入力された動作開始指示に従い、給紙モータ150を駆動制御し、用紙を給紙搬送することが可能である。またCPU10は、給紙ピックアップセンサ152等を監視することにより、画像形成装置100内の用紙の位置を検知する。
また、CPU10は、画像形成部17を制御する。画像形成部17は、図1のカートリッジ120a、120b、120c、120dの高電圧印加、駆動を制御する。ここで、符号の添え字a、b、c、dは、色を表し、例えばaはイエロー色(Y)、bはマゼンタ色(M)、cはシアン色(C)、dはブラック色(K)を表している。以降、特定の色を説明する場合を除き、添え字a〜dを省略する。画像形成部17は、中間転写ベルト130、一次転写部123、二次転写部140等の高電圧、駆動の制御、及び、レーザスキャナ122の制御が可能である。ROM11には、画像形成の手順及び後述するフローチャートの手順が記憶されている。検知手段を構成するメディアセンサ14は、搬送路上を搬送されている用紙の材質(例えば、厚さ等)を検知し、用紙の種類に関する情報を後述するCPU10に出力することが可能である。メディアセンサ14の詳細については後述する。
次に図1、図2を用いて、基本的な画像形成動作について説明する。操作部13等から動作開始指示を受信すると、CPU10は、記録媒体である用紙を積載している給紙部である給紙カセット220から用紙の給紙動作を開始する。給紙手段である給紙ピックアップローラ151の駆動源となる給紙モータ150を駆動させて、給紙ピックアップローラ151が回転駆動され、給紙カセット220内の用紙が1枚ずつ給紙搬送される。このとき、CPU10は、用紙の給紙動作が正常に行えたか否かを、給紙ピックアップセンサ152を用いて監視する。
CPU10は、給紙ピックアップローラ151によりピックアップされ、搬送ローラ154により搬送された用紙がメディアセンサ14の位置に搬送されてくると、メディアセンサ14によって用紙の材質(厚さ等)を検知する。このとき、メディアセンサ14の構成によっては、読み取り精度を向上させるために、用紙をメディアセンサ14の位置において一時停止させたり、搬送速度を落としたりする場合がある。本実施の形態では、メディアセンサ14による検知を行う際の、用紙の搬送の一時停止又は搬送速度の低下は必要ない構成とする。CPU10は、メディアセンサ14により検知した用紙の情報を画像形成処理における画像形成条件、例えば、定着器170による定着処理の際の定着温度へと反映させる。なお、他の画像形成条件として、例えば、用紙の搬送速度を、メディアセンサ14により検知した情報に対応した搬送速度に変更して、用紙の搬送を継続することも考えられる。例えば、メディアセンサ14の検知結果により、搬送されている用紙が厚紙であると判断された場合、普通紙や薄紙の搬送速度に対して、厚紙では、その搬送速度の1/2の搬送速度(1/2速ともいう)に変更するといったように、搬送速度を変化させる。本実施の形態では、一例として、用紙の搬送速度は一定として変更させず、メディアセンサ14による検知結果を定着器170の定着温度に反映させる構成としている。
CPU10は、二次転写部140に用紙が到着するタイミングに間に合うように、カートリッジ120によって画像形成動作を開始する。なお、カートリッジ120は、画像形成装置100本体に装着されており、取り外し可能な構成となっている。感光ドラム121の表面が帯電ローラ124によって帯電された後、レーザスキャナ122から照射されるレーザ光により、感光ドラム121上に潜像が形成される。感光ドラム121上に形成された潜像は、現像装置125内のトナーにより現像され、感光ドラム121上にトナー像が形成される。感光ドラム121上に形成されたトナー像は、転写電圧が印加された一次転写部123によって、中間転写ベルト130へ転写される。中間転写ベルト130上に転写されたトナー像は、中間転写ベルト130の移動とともに二次転写部140へ移動される。
CPU10は、搬送ローラ155により搬送された用紙の位置を、レジ前搬送センサ160を監視することで検知する。CPU10は、レジ前搬送センサ160に用紙の先端が到達したタイミングを考慮し、用紙の先端と、中間転写ベルト130上のトナー像の先端とが、二次転写部140で一致するように、用紙の搬送を制御する。例えば、レジ前搬送センサ160の検知結果に基づき、用紙が規定のタイミングより早く到着していると判断した場合には、CPU10は、レジ前搬送ローラ161の位置で用紙を所定時間停止させた後に、再度搬送を再開させる。
二次転写部140に転写電圧を印加することにより、二次転写部140に到達した用紙にトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙は、定着器170へ搬送される。CPU10は、メディアセンサ14の検知結果に従い、用紙にとって最適な温度に定着器170の温度を制御する。定着器170の詳細については後述する。CPU10は、定着器170で用紙上のトナー像を用紙に定着した後、用紙の搬送方向における定着器170の下流側へ用紙を搬送する。定着後の用紙の先端が、搬送センサ171に到達すると、CPU10は、あらかじめ操作部13から指定されている指示に従って、搬送路230又は搬送路231のどちらに用紙を搬送するのかを判断する。CPU10は、判断に従ってフラッパ172を切り替えることで、用紙の搬送先を切り替える。具体的には、CPU10は、両面プリント指示の場合には用紙を搬送路230へ搬送し、片面プリント又は両面プリントの裏面(二面目)の場合には用紙を搬送路231へ搬送する。
以下、搬送路231へ用紙を搬送した場合を説明する。搬送路231へ搬送された用紙は、搬送ローラ232によりさらに搬送方向の下流側へ搬送される。ここでも、先の切り替えと同様に、あらかじめ操作部13から指定されている指示に従い、フラッパ190を切り替えることにより、用紙が搬送路180側へ搬送されるか、搬送路181側へ搬送されるかを切り替え可能な構成となっている。用紙は、ユーザの排紙指定先が排紙トレイ200の場合には搬送路180へ搬送され、排紙指定先が排紙トレイ196の場合には搬送路181側へ搬送される。なお、上述した基本的な画像形成動作は一例であり、本発明は上述した構成に限定されるものではない。
<定着器170の説明>
図3は定着器170の構成を説明する図であり、トナーTを担持した用紙Sが図中矢印方向から定着器170に搬送されてきた様子を示す。定着器170は、ヒータホルダ207と、定着ヒータ204と、定着フィルム203とを備えている。定着ヒータ204は、ヒータホルダ207の下面にヒータホルダの長手方向(図面に直交する方向、用紙の搬送方向に直交する方向でもある)に沿って固定して配設されている。定着フィルム203は、弾性層を有している。加圧ローラ205は、芯金の両端部を定着器170の側板間に回転自由に軸受させて配設されている。定着器170は、定着ヒータ204側を加圧ローラ205と接する向きにして加圧ローラ205に並行に配列させ、ヒータホルダ207の両端部側を不図示の付勢手段で所定の押圧力で押圧した状態にしてある。
これにより、定着ヒータ204の面が、定着フィルム203を挟んで加圧ローラ205の弾性に抗して圧接させて所定幅の定着ニップ部206を形成させている。加圧ローラ205は、不図示の駆動機構により矢印方向(反時計回り方向)に所定の周速度で回転駆動される。定着ヒータ204は、セラミック基板上に抵抗発熱体を形成したものである。定着ヒータ204にはサーミスタ208が当接している。CPU10は、定着ヒータ204の温度をサーミスタ208により検知し、定着ヒータ204の温度が所定の温度になるように定着ヒータ204に対する供給電力を制御する。
定着ヒータ204の目標とする温度は、用紙の種類と環境温度等で決定される。CPU10は、操作部13から設定されたメディアの種類、又はメディアセンサ14によって検知されたメディアの種類に従って、定着ヒータ204の目標温度を決定する。このとき、さらに環境温度等が分かる場合には、CPU10は、環境温度を加味して、定着ヒータ204の目標温度を補正する構成も一般的である。
<メディアセンサ14の説明>
次に、図4(a)を用いてメディアセンサ14についての一例を説明する。メディアセンサ14の内部には、発光素子としてLED481、受光素子としてフォトダイオード480が配置されたセンサ部470を有している。フォトダイオード480は、LED481から対象物(用紙S)に照射され、対象物から反射された光の光量(反射光量)を検知することが可能となっている。また、用紙Sが突入するガイド部483は、押圧手段であるバネ482によって用紙側へ押圧される。バネ482の押圧力は不図示の駆動部によって回転されるカム484によって変化する。バネ482の実効長が短くなる方向にカム484が回転している場合にはバネ482がガイド部483を押圧する押圧力は強く、バネ482の実効長が長くなる方向にカム484が回転している場合にはバネ482がガイド部483を押圧する押圧力は弱い。メディアセンサ14により用紙Sの材質が検知されている間、カム484は回転駆動され、バネ482の押圧力が変化するようになっている。
図4(b)〜図4(e)は、一例として、薄紙と厚紙が搬送されるときの様子を示した模式図である。図4(b)は薄紙搬送時でバネ482の押圧力が弱いときの状態を、図4(c)は薄紙搬送時でバネ482の押圧力が強いときの状態を示している。薄紙が搬送されている場合、バネ482の押圧力にかかわらず、薄紙はガイド部483に対して安定した状態で搬送される。一方、図4(d)は厚紙搬送時でバネ482の押圧力が弱いときの状態を、図4(e)は厚紙搬送時でバネ482の押圧力が強いときの状態を示している。バネ482の押圧力が弱い状態では、コシの強い厚紙がガイド部483を押した状態である。一方、バネ482の押圧力が強い状態では、バネ482の押圧力とガイド部483によって、厚紙である用紙Sがセンサ部470に押しつけられ、安定した状態である。
次に、用紙Sが薄紙であるときに、フォトダイオード480によって得られる反射光量のプロット250を図5(a)に、用紙Sが厚紙であるときに、フォトダイオード480によって得られる反射光量のプロット255を図5(b)に示す。図5は、横軸に時間、縦軸にフォトダイオード480によって得られる反射光量を示し、タイミングt11、t12でバネ482の押圧力を弱い状態(図4(b)、図4(d))から強い状態(図4(c)、図4(e))に変化させている。用紙Sが薄紙のときに得られる反射光量は、バネ482の押圧力にかかわらず(251、252)、用紙Sが安定してガイド部483に沿って搬送される。このため、タイミングt11の前後で反射光量の平均値、反射光量の最大値と最小値の差(以下、振幅という)の大きさ、ともに変化しない(250)。
一方、用紙Sが厚紙のときに得られる反射光量は、タイミングt12でバネ482の押圧力が弱い状態から(256)強い状態になると(257)、バネ482の押圧力が弱い状態に比べて平均値が大きくなり反射光量の振幅が小さくなる(255)。ここでいう平均値とは、押圧力が弱い状態での平均値と押圧力が強い状態での平均値というような、それぞれの範囲での平均値を指すのではなく、弱い状態も強い状態も含めての図に示す全範囲での平均値であり、後述する図6(b)についても同様である。用紙が厚紙のときに得られる反射光量は、バネ482の押圧力に応じて、反射光量の平均値、振幅の大きさが変化する。これは、バネ482の押圧力が弱い(256)ときには、用紙Sがガイド部483に沿って安定して搬送されていないのに対して、バネ482の押圧力が強い(257)ときには、用紙Sがガイド部483に沿って安定して搬送されるからである。
CPU10は、フォトダイオード480の入力信号をメディアセンサ14の出力値として受信する。CPU10は、バネ482により、用紙Sを所定の力で押圧しているときにメディアセンサ14により検知した反射光量と、所定の力よりも強い力で押圧しているときにメディアセンサ14により検知した反射光量と、に基づき用紙Sの種類を判別する。このように、CPU10は、用紙S毎にメディアセンサ14の出力値に基づいて、搬送されている用紙の種類(用紙Sの材質、厚み等)を判別することが可能である。
図6、図7を用いて、さらに詳細に説明する。CPU10は、フォトダイオード480の入力信号を検知し、検知した入力信号に基づき、反射光量の平均値とバラツキの大きさを算出する。図6の横軸、縦軸は図5と同様であり、説明を省略する。図6(a)の薄紙の例では、平均値は図中260に示す値となる。また、反射光量のバラツキの大きさは、フォトダイオード480の入力信号の最大値と最小値の差(以下、振幅とする)を検知し、入力信号の各周期の振幅の内、最大振幅と最小振幅との差分をバラツキの大きさとする。図6(a)に示す薄紙の例では、反射光量の振幅が一様になっているため、例えば振幅261と振幅262の差分であるバラツキの大きさは0又は非常に小さな値となる。
図6(b)に示す厚紙の例では、反射光量の平均値は図中270に示す値となり、薄紙の反射光量の平均値260と比較すると、少し高い値となる。また、バラツキの大きさは、図6(b)に示す厚紙の場合は、振幅271と振幅272の差分である。前述したとおり、厚紙の場合は、反射光量のバラツキが、薄紙の場合の反射光量のバラツキと比較して大きくなっている。
<反射光量と用紙の種類>
次に、フォトダイオード480の入力信号値、即ち、反射光量と用紙の種類との関係について説明する。図7(a)は、反射光量と用紙の種類との関係について示した図であり、横軸は反射光量の平均値、縦軸は反射光量のバラツキの大きさである。図7(a)に示すように、厚紙1と定義される用紙は、反射光量の平均値が図中Bで示される範囲にあり、かつ、反射光量のバラツキの大きさが図中Aで示される範囲にある用紙である。一方、薄紙と定義される用紙は、反射光量の平均値が図中Dで示される範囲にあり、かつ、反射光量のバラツキの大きさが図中Cで示される範囲にある用紙である。CPU10は、メディアセンサ14により検知された反射光量に基づいて用紙の種類を判別する際に反射光量の平均値及びバラツキの大きさの範囲を示すA、B、C、D等の値を、予めROM11に記憶している。したがって、CPU10は、用紙がメディアセンサ14を通過する際のフォトダイオード480の入力信号を検知し、反射光量の平均値とバラツキの大きさを求めることで、搬送されている用紙の種類を判別することが可能である。CPU10は、メディアセンサ14の検知結果に基づき判別した用紙の種類に従って、定着器170の温度を最適に制御する。さらに、CPU10は、判別した用紙の種類を、記憶部15に記憶する。CPU10は、給紙部が複数ある場合には、給紙部毎に用紙の種類の情報を記憶部15に記憶するように構成してもよい。
なお、上述したように、本実施の形態で説明するメディアセンサ14は、搬送路上に配置されており、メディアセンサ14に対向する位置を用紙Sが通過することで用紙の種類を検知する構成である。したがって、CPU10は、メディアセンサ14により検知した用紙の種類が、操作部13から設定されている用紙の種類とは異なっている場合、用紙Sの搬送を停止させる。この場合、停止した用紙Sをユーザが除去することが必要となる。さらに、ユーザにより用紙が除去された後に、CPU10は、再度、画像形成動作をやり直すことが必要な構成である。
以上、本実施の形態で使用するメディアセンサ14の構成の一例を説明した。なお、ここで説明したメディアセンサ14の構成は一例であり、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、本実施の形態で説明した発光素子、受光素子に加えて、圧電素子等の超音波センサを組み合わせる方法等も有効である。そのような構成の場合には、超音波センサの受信信号を用いて、用紙の坪量等を検知することが可能となり、さらに高精度に用紙の種類を判別することが可能である。それら他の構成を備えるメディアセンサ14であっても、本発明は有効な構成である。
<自動検知モードと指示モード>
(自動検知モード)
次に、図8を用いて、本実施の形態の第二のモードである自動検知モードと第一のモードである指示モードについて説明する。図8では、横軸は時間を示し、プリント動作開始等、画像形成装置100で発生するイベントや、用紙がメディアセンサ14に到達したタイミング等を示している。また、図8の縦軸には、定着制御、用紙搬送制御等の制御対象を示している。
図8(a)を用いて、操作部13によって、自動検知モードが設定されている場合の動作について説明する。タイミングt1で操作部13から動作開始指示が入力されると、CPU10は、用紙搬送制御を開始する。このとき、用紙の実際の種類は不明となっているため、定着器170に対する制御は開始されない。その後、CPU10は、給紙ピックアップセンサ152等を監視し、用紙がメディアセンサ14に到達するのを待つ。そして、タイミングt2で用紙の先端がメディアセンサ14に到達した後は、CPU10は、前述した制御によって、メディアセンサ14の検知結果に基づき搬送された用紙の紙種の判別を行う。メディアセンサ14を用いた用紙の種類の判別が終了したら、CPU10は、判別した用紙の紙種に応じて定着器170に対して目標温度を定めるとともに、定着立ち上げ制御を開始する。
定着立ち上げ制御を開始したとき、定着器170の温度が目標温度よりも低く、用紙が定着器170の定着ニップ部206に到着するまでに温度が目標温度に到達しないと判断した場合には、CPU10は、用紙の搬送を一旦停止させる。CPU10は、定着器170の温度が目標温度に到達するのを待つ(図8の(X))。そして、定着器170の温度が目標温度に到達したタイミングt3で、CPU10は、モータを駆動して用紙の搬送を再開させる用紙搬送制御を行う。また、CPU10は、定着器170の温度が目標温度に維持されるように制御する定着温度制御を行い、タイミングt4で用紙が定着器170に到達すると、定着処理が行われる。
以上、自動検知モードは、ユーザが手動で設定する際に用紙種類を意識したり、選択したりする必要がない一方で、用紙の種類が判明するまで、定着立ち上げ動作を開始できないため、画像形成終了のタイミングが遅れる。なお、過去に行ったメディアセンサ14の検知結果に基づいて、自動検知モード時の定着立ち上げ制御を早める方法もある。しかし、給紙カセット220を開閉した直後や、画像形成装置100の電源をオンした直後等、用紙の種類が不確定な状態となっている状態では、用紙の種類が確定するまでは、定着器170の立ち上げ動作を開始できない。この場合も、画像形成終了が遅れるおそれがある。
(指示モード)
次に、図8(b)を用いて、操作部13から指示モードに設定されている場合の動作について説明する。タイミングt5で操作部13から用紙の種類が選択されるとともに、動作開始指示が入力されると、CPU10は用紙搬送動作を開始する。また、タイミングt5で用紙の種類が選択されているため、この時点で定着器170に対する目標温度が確定している。したがって、CPU10は、タイミングt5において、用紙搬送動作とともに定着器170に対する立ち上げ動作も開始する。CPU10は、給紙ピックアップセンサ152等の搬送センサを監視するとともに、サーミスタ208を監視する。
CPU10は、タイミングt6でサーミスタ208による検知温度が目標温度に到達したことを検知し、タイミングt7で用紙の先端がメディアセンサ14に到達した例を示す。このように、定着器170の温度が目標温度に到達した後に用紙がメディアセンサ14に到達した場合、CPU10は、メディアセンサ14を用いた用紙の種類の判別が終了したタイミングで、用紙を停止させることなく動作を継続させることができる。これは、用紙が定着器170に到達するタイミングt8において、すでに定着器170の温度が目標温度に到達しているからである。したがって、指示モードでは、自動検知モード(図8(a))の(X)のような待ち時間が発生しないため、プリント動作開始(タイミングt5)から用紙が排出されるまでの時間を短縮することが可能である。
以上、指示モードでは、ユーザが用紙の種類を意識したり、選択したりする必要がある一方で、定着立ち上げ動作を最速で行うことが可能である。これにより、画像形成終了のタイミングを最速で行うことが可能である。
本実施の形態の画像形成装置100は、このような自動検知モードと指示モードの両方のモードを備えることで、用紙の種類を意識して設定する動作を行いたくないユーザにも対応することが可能である。また、用紙の種類を意識して設定する必要があるとしても、最速で成果物が必要なユーザに対しても対応することが可能になる。
なお、上述した実施の形態は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、自動検知モードと指示モードの指示は、操作部13以外の、プリンタドライバを有するパーソナルコンピュータ上から設定する構成も可能である。また、上述した実施の形態では、自動検知モードで画像形成終了のタイミングが遅れるという課題の要因として、定着立ち上げ制御を例に説明を行った。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。画像形成動作の準備動作として時間が必要な制御であれば、同様の課題が生じる構成である。例えば、用紙の種類に従って、二次転写部140に印加する電圧値を確定させるための動作等が必要な画像形成装置であれば、同様の課題が存在する。
<用紙種類の指示間違いを判別するフローチャートの説明>
次に、本実施の形態の特徴となる、給紙動作開始前に、設定された用紙の種類とメディアセンサ14により検知された用紙の種類とが一致しないこと(以下、用紙種類の不一致という)を判断する方法について、図9のフローチャートを用いて説明する。操作部13よりユーザが指示モードを選択し、搬送される用紙の種類の選択を実施するとともに、動作開始指示が入力されると、CPU10は、ステップ(以下、Sという)300以降の動作を開始する。S300でCPU10は、指示モードでプリントジョブを開始する。S301でCPU10は、ユーザにより設定された用紙の種類を取得する。
(記憶部にメディアセンサの検知結果が記憶されている場合)
S302でCPU10は、記憶部15にメディアセンサ14による用紙の検知結果が記憶されているか否かを判断する。S302でCPU10は、記憶部15に用紙の検知結果があると判断した場合、処理をS303に進める。S303でCPU10は、S301で取得した用紙の種類と、記憶部15に記憶されている用紙の検知結果、言い換えれば、過去の検知結果とが一致しているか否かを判断する。S303でCPU10は、操作部13から設定された用紙の種類と記憶部15に記憶されている用紙の検知結果とが一致しないと判断した場合、処理をS312に進める。
この場合、ユーザにより設定された用紙の種類と、過去にメディアセンサ14により検知された、言い換えれば、給紙カセット220内の用紙の種類とが、一致していない可能性がある。S312でCPU10は、操作部13等に、ユーザの設定に間違いがある可能性がある旨のメッセージを表示させ、ユーザに通知して処理を終了する。このように、操作部13は報知手段としても機能する。図10(a)は、操作部13に表示させる画面の一例を示す図である。図10(a)のような画面を操作部13に表示させることにより、ユーザに、用紙種類の設定の確認や給紙カセット220内の用紙の確認を促す。なお、この場合、CPU10は、給紙モータ150、画像形成部17等の動作(印刷動作)を開始させない。
以上の動作を行うことで、指示モードで、且つ、記憶部15にメディアセンサ14による検知結果が記憶されている場合には、給紙モータ150による給紙動作を行う前に、用紙種類の不一致を判断することが可能になる。その結果、給紙を開始した後で用紙種類の不一致と判断した際に必要となる、搬送路上に停止した用紙の除去を行う動作が必要なくなり、ユーザビリティが向上する。
S303でCPU10は、記憶部15に記憶されている検知結果と、ユーザにより設定された用紙の種類とが一致したと判断した場合、処理をS305に進める。S305でCPU10は、用紙の給紙動作、画像形成動作等の印刷動作を開始する。S306でCPU10は、用紙のページ毎に、メディアセンサ14による用紙の検知動作を実施し、搬送されている用紙の種類を判別する。これは、給紙カセット220内の用紙に、異なる種類の用紙が誤って混在していた場合でも対応できるようにするために実施する。また、CPU10は、メディアセンサ14により検知した反射光量の情報を、記憶部15に記憶する。なお、CPU10は、メディアセンサ14により検知した反射光量に基づき判別した用紙の種類に関する情報を、記憶部15に記憶する構成としてもよい。本実施の形態では、記憶部15には、メディアセンサ14により検知された反射光量が記憶されているものとする。
S308でCPU10は、ユーザにより設定された用紙の種類と、S306でメディアセンサ14の検知結果に基づき判別された用紙の種類とが一致しているか否かを判断する。S308でCPU10は、ユーザから設定された用紙の種類とメディアセンサ14による用紙の種類の判別結果とが一致しないと判断した場合、処理をS309に進める。S309でCPU10は、印刷動作を停止させる。S313でCPU10は、操作部13等に、給紙カセット220に異なる種類の用紙が混ざっていることを通知するメッセージを表示させ、処理を終了する。S313で操作部13に表示される画面の一例を、図10(b)に示す。例えば、CPU10は、プリントを中断したこと、用紙の種類が変化したこと等を操作部に表示させ、ユーザに用紙種類の設定の確認や給紙カセット220内の用紙の確認を促す。
S308でCPU10は、ユーザから設定された用紙の種類とメディアセンサ14による用紙の種類の判別結果とが一致したと判断した場合、動作を継続し、S310で最終ページか否かを判断する。S310でCPU10は、最終ページであると判断した場合、S311で印刷を終了し、処理を終了する。S310でCPU10は、最終ページではないと判断した場合、処理をS306に戻す。
(記憶部にメディアセンサの検知結果が記憶されていない場合)
図9のフローチャートを用いて、指示モードが選択された場合で、かつ、記憶部15にメディアセンサ14の検知結果が記憶されていない場合の動作について説明する。S302でCPU10は、記憶部15にメディアセンサ14による検知結果が記憶されていないと判断した場合、処理をS304に進める。S304でCPU10は、用紙の給紙動作、画像形成動作を開始し、ユーザから設定された用紙の種類に応じて、上述した定着制御や高電圧制御等のスタンバイ状態からプリント状態に移行する際の処理(前回転処理という)を開始し、処理をS305に進める。S305でCPU10は、印刷を開始し、給紙ピックアップローラ151により搬送された用紙が、メディアセンサ14に到達するのを待つ。S306でCPU10は、用紙がメディアセンサ14に到達すると、メディアセンサ14を用いた用紙の種類の判別処理を実施する。S308以降の処理は上述したため、説明を省略する。
記憶部15に用紙の種類の検知結果が記憶されていなかった場合、S308の処理でユーザから設定された用紙の種類とメディアセンサ14により判別された用紙の種類とが一致しなかった場合には、S309でCPU10は印刷動作を停止させることとなる。この場合、メディアセンサ14により用紙の種類を判別しプリント動作を停止させる場合には、上述したように、搬送路上に停止している用紙の除去が必要となる。
<用紙種類が一意に決まらない場合>
市場には、非常に多くの種類の用紙が流通している。また、画像形成装置が設置される環境によって、用紙の水分吸湿量等、用紙の状態も様々である。したがって、メディアセンサ14による検知結果によって、用紙の種類を一意に特定できないケースが存在する。以下、用紙の種類を一意に特定できないケースも考慮した、用紙種類の不一致を判断する方法について説明する。
図7(b)に反射光量と用紙の種類の関係について示した図を示す。図7(b)の横軸、縦軸は図7(a)と同様であり、説明を省略する。厚紙1よりもより坪量の大きい用紙として、厚紙2、厚紙3という種類の用紙を用いる場合を一例として説明する。厚紙2を判別する際の反射光量の平均値の範囲は、図中Fで示した範囲となる。一方、厚紙3を判別する際の反射光量の平均値の範囲は、図中Gで示した範囲となる。この場合、図中Hで示した領域は、厚紙2を判別する際の範囲Fにも厚紙3を判別する際の範囲Gにも属している。このため、メディアセンサ14の検知結果により、反射光量の平均値が範囲Hの中の値である場合には、厚紙2と厚紙3の何れにも判定される可能性があり、用紙の種類を一意に特定することができない。言い換えれば、メディアセンサ14の検知結果に基づき用紙の種類を判別した結果、用紙の種類について複数の候補がある場合がある。前述したように、用紙の種類が非常に多く存在し、かつ、用紙の状態も様々な状態があり得るため、特定の用紙については、このように用紙の種類を判別するための領域が重なってしまう場合がある。なお、図7(b)中Hで示した領域の用紙の定着制御については、例えば、厚紙2の目標の定着温度と厚紙3の目標の定着温度との平均値を求めて目標値とする、という構成にすることも可能である。
以下、図7(b)の厚紙2、厚紙3のように、用紙の種類を判別するための領域に重なりが生じ、メディアセンサ14による検知結果に基づき、用紙の種類を一意に特定できない場合も考慮した、用紙種類の不一致を判断する方法について説明する。図11は、用紙の種類を一意に特定できない場合の用紙種類の不一致を判断する処理を示すフローチャートである。なお、図9で説明したフローチャートと同じ処理には同じステップ番号を付し、説明を省略する。
S303でCPU10は、ユーザから設定された用紙の種類と記憶部15に記憶されている用紙の種類とが一致しなかった場合、処理をS400に進める。S400でCPU10は、記憶部15に記憶された用紙の検知結果が図7(b)における用紙の種類が一意に決まらない領域(H)に入っており、かつ、ユーザから設定された用紙の種類が記憶部15に記憶された用紙の検知結果と類似した種類か否かを判断する。ここで、用紙の種類が類似するとは、例えば、図7(b)の厚紙2と厚紙3のように、用紙の特性情報(例えば反射光量の平均値)が近似していることをいう。なお、図7(b)の厚紙1と厚紙3は、用紙の特性情報が近似しておらず、類似した種類ではない。例えば、記憶部15に記憶されている用紙の検知結果に基づき、反射光量のバラツキの大きさからは用紙が厚紙であると判別されるが、反射光量の平均値が図7(b)の領域Hに含まれている場合には、用紙が厚紙2か厚紙3かを特定することができない。この場合、設定された用紙が厚紙2又は厚紙3である場合には、設定された用紙の種類は、記憶部15に記憶された用紙の検知結果と類似した種類であるといえる。一方、設定された用紙が厚紙1である場合には、設定された用紙の種類は、記憶部15に記憶された用紙の検知結果と類似した種類であるとはいえない。
S400でCPU10は、過去の検知結果が用紙の種類が一意に決まらない領域に入っており、かつ、ユーザから設定された用紙の種類が過去の検知結果と類似した種類であるとは判断できない場合、処理をS312に進める。S312でCPU10は、操作部13等に、ユーザの設定等に間違いがある可能性がある旨を表示、通知して処理を終了する。
一方、S400でCPU10は、過去の検知結果が用紙の種類が一意に決まらない領域に入っており、かつ、ユーザから設定された用紙の種類が過去の検知結果と類似した種類であると判断した場合、処理をS401に進める。この場合、メディアセンサ14による検知結果が上述した領域Hに含まれ、複数の候補があって用紙の種類を一意に決定できず、検知結果の精度が低いことになる。CPU10は、設定された用紙の種類が複数の候補の何れであるか確定できない場合には、S401で印刷、給紙動作を開始する。この場合、CPU10は、ユーザから設定された用紙の種類に基づき、画像形成条件を決定する。また、この場合は、S306の処理のような印刷動作中の用紙の検知も実施しない。S402でCPU10は、最終ページか否かを判断し、最終ページではないと判断した場合には処理をS402に戻し、最終ページであると判断した場合には、処理を終了する。なお、S306の処理で、メディアセンサ14による検知結果が用紙の種類が一意に決定できない領域であった場合には、その旨、記憶部15に記憶される。
以上、用紙の種類を一意に特定できないケースも考慮した、給紙動作開始前に用紙種類の不一致を判断する方法について説明した。以上の動作を行うことで、メディアセンサ14による検知結果で、用紙の種類が一意に決まらない場合は、印刷動作を停止させることなく継続させることが可能である。一方で、メディアセンサ14による検知結果で、用紙の種類が一意に決まる場合には、給紙モータ150による給紙動作を行う前に、的確に用紙種類の不一致を判別することが可能になる。
なお、上述した例は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。本実施の形態では、反射光量の平均値の領域で重なりが生じた場合を一例として説明したが、反射光量のバラツキの大きさの領域で重なりが生じた場合も同様に制御することが可能である。また、他の用紙の種類の検知方法を用いた場合においても、用紙の種類が一意に決まらないようなケースがあるのであれば、同様に制御することが可能な構成である。
以上、本実施の形態によれば、設定された用紙の種類と記憶手段に記憶された用紙の種類とが一致しない場合でも、ユーザビリティを向上させることができる。
10 CPU
13 操作部
14 メディアセンサ
15 記憶部
151 給紙ピックアップローラ

Claims (10)

  1. 給紙部に積載された記録媒体を給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段により給紙された記録媒体の種類を検知する検知手段と、
    記録媒体の種類を手動で設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された記録媒体の種類に基づき印刷動作を制御する第一のモードと、前記検知手段による検知結果に基づき印刷動作を制御する第二のモードのいずれかで印刷動作を制御する制御手段と、
    前記検知手段により過去に検知された記録媒体の種類に関する情報を記憶した記憶手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第一のモードで印刷動作を開始する際に、前記設定手段により設定された記録媒体の種類と前記記憶手段に記憶されている記録媒体の種類に関する情報に基づき判別した結果とが一致せず、前記記憶手段に記憶された情報に基づく判別の結果、記録媒体の種類に複数の候補がある場合には、前記給紙手段による記録媒体の給紙を開始させないように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 情報を報知するための報知手段を備え、
    前記制御手段は、前記設定手段による記録媒体の種類の設定に誤りがないかを前記報知手段に報知させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の候補がある場合であっても、前記設定手段により設定された記録媒体の種類が、前記複数の候補に含まれる場合には、印刷動作を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記設定された記録媒体の種類と前記判別した記録媒体の種類とが一致した場合に、印刷動作を開始して前記給紙手段により前記給紙部から記録媒体の給紙を開始し、前記検知手段により前記給紙部から給紙された記録媒体を検知し、検知結果を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記設定された記録媒体の種類と前記検知手段により検知された記録媒体の種類とが一致しない場合に、前記印刷動作を停止させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 情報を報知するための報知手段を備え、
    前記制御手段は、前記給紙部に異なる種類の記録媒体が混ざっている可能性があることを前記報知手段に報知させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記検知手段は、記録媒体に光を照射する発光素子と、前記発光素子から記録媒体に照射され、前記記録媒体から反射された光量を検知する受光素子とを有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記検知手段は、記録媒体を前記発光素子及び前記受光素子が配置された方向に押圧する押圧手段を有し、前記押圧手段により記録媒体を所定の力で押圧しているときに検知した反射光量と、前記押圧手段により前記所定の力よりも強い力で押圧しているときに検知した反射光量と、に基づいて、前記記録媒体の種類を判別することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記検知手段は、前記反射光量の平均値と、前記反射光量のバラツキの大きさとに基づいて、記録媒体の種類を判別することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記記憶手段に前記検知手段により検知された記録媒体の種類に関する情報が記憶されていない場合には、前記設定手段により設定された記録媒体の種類に従い、印刷動作を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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