JP4941401B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用安全装置に使用されるアクチュエータに関し、例えば、保護対象物としての歩行者を受け止める際のフードパネルを持ち上げる等の作動に使用されるアクチュエータに関する。
従来、車両に搭載される自動車用安全装置のアクチュエータとしては、フードパネルの塑性変形時のエネルギー吸収を利用して、フードパネル自体で歩行者を受け止めることができるように、フードパネルの後端側を上昇させるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
このアクチュエータは、迅速に作動できるように、ガス発生器の作動時に発生するガスを駆動源とするピストンシリンダタイプとして構成されて、ガス発生器の作動により発生する作動用流体としてのガスをシリンダ内に充填させ、シリンダ内に収納したピストンロッドを上昇させて、ピストンロッドの上端側に支持させたフードパネルを上昇させるように構成されていた。なお、ピストンロッドは、ピストンとピストンから延びてフードパネルを支持可能な支持ロッドとを一体化したような構造としていた。さらに、このアクチュエータには、シリンダ内にガス発生器からのガスを充填させてフードパネルを上昇させた後にフードパネルを下降させないように、上昇したピストンロッドのシリンダに対する下降移動を規制するロック機構が、内蔵されていた。
このロック機構は、シリンダの内周面側の周方向に沿って設けられた収納溝に、円形断面の線材からなって縮径方向に弾性変形するCリングを配設させ、ピストンロッドの外周面側を、シリンダの略全長にわたる内周面に対して、摺動可能とし、そして、ピストンロッドの外周面におけるロックさせたい位置に、Cリングを嵌合させる嵌合溝を配設させる構造としていた。このロック機構では、アクチュエータの作動時、ピストンロッドが上昇して、シリンダの収納溝の部位に嵌合溝の部位が配置されれば、Cリングが、縮径されて嵌合溝に侵入して、シリンダ内周面側の収納溝とピストンロッドの嵌合溝との両者を跨ぐように介在され、ピストンロッドの下降移動を規制していた。
特開2004−330912号公報
しかし、従来のアクチュエータでは、ロック機構の作動時、Cリングを間にして対向する収納溝側と嵌合溝側の面が、ともに、ピストンロッドの軸方向と直交する方向の面でなく、上方に外開きとなるように相互に平行なテーパ面としていた。そのため、ロック時のCリングが、テーパ面相互の間で、シリンダの半径方向外方に拡径する挙動をすれば、シリンダ側の収納溝の下面側が上向きに拡径可能に形成されており、Cリングの拡径状態を規制し難く、Cリングが、ピストンロッドの嵌合溝内から飛び出して、簡単に、ロック状態を解除してしまう虞れが生じ、改善の余地があった。
特に、アクチュエータとして、作動後のシリンダから突出しているピストンロッドを、シリンダから突出させ、かつ、受止材の保護対象物の受け止め時に、保護対象物の運動エネルギーを吸収可能に、曲げ塑性変形させるように構成する場合、ピストンロッドには、軸方向に沿った圧縮応力が作用するとともに、軸直交方向に沿った曲げ応力が組み合わされて作用し、その際、ピストンロッドのシリンダ内を摺動する部位には、摺動用の微小な隙間も存在して、ピストンロッドがシリンダ内でその軸直交方向に傾く動作も加わって、何ら、手段を講じなければ、一層、ロック時にCリングが移動する虞れが生じ易く、その結果、上記のロック状態の解除を助長してしまう。
さらに、曲げ塑性変形時の保護対象物の運動エネルギーの吸収量を調整するため、ピストンロッドの曲げ剛性を調整するように、ロッドの外径寸法を変更する場合、従来のアクチュエータでは、ピストンロッドの略全長にわたる外周面を、Cリングを介在させて、シリンダの内周面に摺動させる構造としているため、ピストンロッドだけの変更に止まらず、シリンダの内径も変更する必要が生じ、容易に対処できなかった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、作動後のピストンロッドの後退移動を安定して規制でき、かつ、受止材を支持するピストンロッドの曲げ剛性の変更時に容易に対処可能なアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明に係るアクチュエータは、自動車用安全装置に使用されて、
作動時、シリンダ内のピストン部とピストン部に連結されてシリンダ外へ突出する支持ロッド部とを有したピストンロッドを、前進移動させる構成とするとともに、
前進移動したピストンロッドの後退移動を規制するロック機構を備えて構成され、
シリンダから突出した支持ロッド部が、保護対象物を受け止めるための受止材を支持する構成としたアクチュエータであって、
支持ロッド部が、前進移動後における受止材の保護対象物の受け止め時、保護対象物の運動エネルギーを吸収可能に、曲げ塑性変形可能に配設され、
シリンダが、
前進移動するピストン部を摺動させる本体部と、
受止材側となる先端側に配設されて、支持ロッド部を挿通させ、かつ、ピストン部を挿通不能とする挿通孔を有した先端壁部と、
を備えて構成され、
ロック機構が、
復元時に拡径する構成として、ピストン部の外周面の周方向に沿って形成される収納溝に、縮径させて収納され、円形断面の弾性変形可能な線材からなる円環状の係止リングと、
シリンダの本体部における先端壁部近傍で、かつ、ピストンロッドの前進移動後の係止リング付近に、配置されて、係止リングの後退移動を規制可能に、本体部の内周面より拡径して凹む係止段部と、
を備えて構成され、
係止段部が、本体部の軸方向と直交する面として、係止リングの後退移動の規制時に、係止リングの後退移動側の部位に当接する係止規制面と、係止規制面の外周縁から本体部の軸方向に沿ってピストンロッドの前進移動側に延びて、係止リングの後退移動の規制時に、拡径した係止リングの外周面に当接する外周規制面と、
を備えるとともに、
係止規制面が、本体部の内周面から外周規制面までの本体部の軸直交方向に沿う幅寸法を、拡径して外周面を外周規制面に当接させた状態の係止リングの内周側部位を本体部の内周面より本体部の軸心側に突出させる寸法として、配設され、
ピストン部の収納溝が、係止リングを収納した状態でピストンロッドの前進移動を可能にする凹み形状に形成されるとともに、ピストンロッドの前進移動側の側面に、前進移動側に向けて外開きのテーパ状とするテーパ規制面を形成して、構成され、
テーパ規制面が、ピストンロッドの前進移動後の拡径した状態で、かつ、係止段部の係止規制面と外周規制面とに当接させた状態の係止リングの内周側部位における前進移動側の内側面に、当接し、係止段部に規制された係止リングを利用して、ピストンロッドの後退移動を規制可能に、構成されていることを特徴とする。
本発明に係るアクチュエータでは、作動時、ピストンロッドが前進移動して、ピストン部の収納溝がシリンダの係止段部の位置に配置されれば、収納溝に収納されていた係止リングが、係止段部に侵入し、係止リングの外周面を係止段部の外周規制面に当接させ、かつ、係止リングの内周側部位を本体部の内周面より本体部の軸心側に突出させた状態で、係止段部の係止規制面上で拡径することとなる。そのため、ピストンロッドが前進移動後に後退移動しようとしても、収納溝の側面側において、前進移動側に向けて外開きのテーパ状とするテーパ規制面が、シリンダの本体部の内周面より本体部の軸心側に突出させた状態の係止リングの内周側部位における前進移動側の内側面に、当接し、係止段部に規制された係止リングを利用して、ピストンロッドの後退移動が規制される。
この時、係止リングは、ピストン部の収納溝に縮径されていた状態から復元するように拡径されて、後退移動側の面を係止段部の係止規制面に当接させ、かつ、外周面を係止段部の外周規制面に当接させて、後退移動と拡径移動とを規制されるように、係止段部に固定されて、そして、係止リングの内周側部位を、シリンダの本体部の内周面側における本体部の軸心側に突出させた状態としている。換言すれば、この状態の係止リングは、シリンダの係止段部の部位に、本体部の内周側に突出してシリンダのピストン部の収納溝を係止する係止縁を形成する状態となる。そして、係止リングからなるこの係止縁は、係止リングを形成する線材が断面を円形としており、係止状態の線材の部位が、円形断面の中心付近を中心として回転するように捩じれても、本体部の内周側に突出量を小さくさせるように変化させないことから、収納溝がピストン部とともに前進移動し、再度、係止縁に干渉しても、安定して、収納溝のテーパ規制面を当接させて、ピストンロッドのピストン部を係止し、そして、ピストンロッドの後退移動を規制するように、ロックすることができる。
さらに、本発明に係るアクチュエータでは、ピストンロッドの後退移動が規制されて、受止材が保護対象物を受け止める際、適宜、ピストンロッドにおけるシリンダから突出した支持ロッド部が、曲げ塑性変形して、保護対象物の運動エネルギーを吸収することとなる。
そして、本発明に係るアクチュエータでは、曲げ剛性を変えるように支持ロッド部の外径寸法を変えても、シリンダ側の先端壁部における支持ロッド部の挿通孔の内径寸法を調整する必要は生ずるものの、収納溝を含めたピストン部、係止リング、及び、シリンダ側の係止段部の構成は、変更せずに、共用することができて、容易に対処することができる。
したがって、本発明に係るアクチュエータは、作動後のピストンロッドの後退移動を安定して規制できるとともに、受止材を支持するピストンロッドの曲げ剛性の変更時に容易に対処することができる。
また、本発明に係るアクチュエータでは、係止リングが、円形断面の線材から形成されており、アクチュエータの作動時における収納溝内に収納された係止リングが、シリンダの本体部の内周面を摺動しても、係止リングの外周面における周方向に沿った線状の細い部位が、本体部の内周面に線接触するだけであり、摩擦抵抗を抑えて、円滑に、ピストンロッドは、シリンダ内を前進移動することができる。
そして、係止段部の係止規制面は、本体部の内周面から外周規制面までの本体部の軸直交方向に沿う幅寸法を、係止リングを形成する線材の半径寸法以上として、配設することが望ましい。勿論、この場合の係止規制面の幅寸法の上限は、係止リングを形成する線材の直径未満で、拡径して外周面を外周規制面に当接させた状態の係止リングの内周側部位を本体部の内周面より本体部の軸心側に突出させる寸法である。
このような構成では、作動時におけるピストンロッドが前進移動し、係止リングが拡径して収納溝から係止段部に侵入すれば、係止リングの外周面が係止段部の外周規制面に当接し、かつ、係止リングの後退移動を規制するように、係止リングの後退移動側の面が、係止段部の係止規制面に当接する。そしてその際、係止リングの後退移動側の面における係止段部の係止規制面に当接する部位が、後退移動側の頂部を、本体部の内周面側の縁近傍の係止規制面自体の領域に、当接させる状態を確保できる。すなわち、係止リングを形成する断面円形の線材における後退移動側の頂部が、後退移動方向と直交するように対向する係止規制面に当接して、係止リングの後退移動が規制されるため、ピストンロッドに作用する圧縮応力が高くとも、係止リングを介在させて、係止段部の係止規制面が、円滑にピストンロッドを受け止めることできる。さらに、拡径した係止リングが外周面を係止段部の外周規制面に当接させれば、係止リングを形成する線材の断面中心は、シリンダの本体部の軸直交方向に沿って、本体部の内周面から係止規制面のエリアに配置されるため、係止リングが、テーパ規制面と干渉して、収納溝側の収納位置(作動前の初期収納位置)に戻ろうとしても、その移動方向の後退移動側には、係止規制面が、係止リングを形成する断面円形の線材における後退移動側の頂部を、移動させることなく正対して規制するため、収納溝内への収納位置へ復帰するような係止リングの挙動が、確実に防止されることとなる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のアクチュエータ21が使用される自動車用安全装置は、フード跳ね上げ装置(以下「跳ね上げ装置」と省略する)Uであり、この跳ね上げ装置Uは、図1,2に示すように、車両Vにおけるフードパネル10の後端10c側における左縁10d付近と右縁10e付近とに配設されるもので、それぞれ、アクチュエータ21と、フードパネル10の後端10cの下面に配置される受け座16と、を備えて構成されている。そして、跳ね上げ装置Uは、作動時に、図3,4に示すように、アクチュエータ21がピストンロッド50を上昇させ、受け座16を介在させて、フードパネル10の後端10cを跳ね上げるように上昇させることとなる。
なお、本明細書では、特に断らない限り、前後と上下の方向は、それぞれ、車両V(図1参照)の前後と上下の方向に一致し、左右の方向は、車両Vの前方側から後方側を見た際の左右の方向に一致させている。
また、実施形態の場合、車両Vのフロントバンパ5には、図1に示すように、歩行者との衝突を検知若しくは予測可能なセンサ6が、配設されており、センサ6からの信号を入力させている図示しない作動回路が、センサ6からの信号に基づいて車両Vと歩行者との衝突を検知若しくは予測した際に、跳ね上げ装置Uのアクチュエータ21における駆動源としてのガス発生器43(図5参照)を作動させるように、構成されている。
さらに、フードパネル10は、図1,2に示すように、車両VにおけるエンジンルームERの上方を覆うように配設されるもので、左右方向の両縁側における後端10c近傍に配置されるヒンジ部11により、車両Vのボディ1側に対して、前開きで開閉可能に連結されている。フードパネル10は、アルミニウム(アルミニウム合金)等からなる板金製として、図3に示すように、上面側のアウタパネル10aと、下面側に位置してアウタパネル10aより強度を向上させたインナパネル10bと、から構成されている。フードパネル10は、歩行者を受け止めた際に、歩行者の運動エネルギーを吸収できるように、塑性変形可能に構成されている。そして、実施形態では、車両Vと歩行者との衝突時に、アクチュエータ21が作動されて、図4に示すように、上昇したフードパネル10の後端10cと、エンジンルームERと、の間に、変形スペースSを形成できることから、曲げ塑性変形時の塑性変形量を増大させることができる。
ヒンジ部11は、フードパネル10の後端10c側における左縁10dと右縁10eとに配設され(図1参照)、それぞれ、ボディ1側のフードリッジリインホース2に連結された取付フランジ2aに固定されるヒンジベース12と、フードパネル10側に固定されるヒンジアーム14と、を備えて構成されている(図2,3参照)。各ヒンジアーム14は、図3に示すように、板金製のアングル材を下向きに突出させるように略半円弧状に湾曲させた形状として構成され、ヒンジベース12側の元部端14aが、支持軸13を利用してヒンジベース12に対して回動可能に連結されている。また、各ヒンジアーム14は、元部端14aから離れる先端14b側に、先端14bから前後方向に略沿うように延びる連結板部15を備え、この連結板部15が、フードパネル10の後端10cにおける下面側に溶接等を利用して結合されている。
そして、実施形態の場合、連結板部15は、前部側の下面を、上昇時のピストンロッド50の先端(上端)50a(支持ロッド部60の頭部61)の当接部位15aとしている。すなわち、連結板部15の前部側は、ピストンロッド50の上端50aの受け座16となって、受け座16の下面が、上端50aの受面16aとしている(図3,4参照)。
各支持軸13は、それらの軸方向を、車両Vの左右方向に沿わせるように、配設されている。そして、フードパネル10を開く際には、図3の実線から二点鎖線に示すように、左右の支持軸13を回転中心として、各ヒンジアーム14の先端14b側とともに、フードパネル10の前端10f側(図1参照)を前開きで上昇させれば、フードパネル10を前開きで開くことができる。
また、ヒンジアーム14の先端14b付近には、下縁を略円形状に切り欠くように構成される切欠凹部14cが、形成されており、この切欠凹部14cの周囲の部位が、アクチュエータ21の作動時においてピストンロッド50がフードパネル10の後端10cを押し上げる際に、塑性変形する塑性変形部14dとして、フードパネル10の後端10cの上昇を可能にしている(図4参照)。なお、フードパネル10の前端10f側には、通常閉塞用として、前端10fに配置された図示しないフードロックストライカを係止するラッチ機構が配設されており、フードパネル10の後端10cの上昇時でも、フードパネル10の前端10fは、図示しないフードロックストライカを係止するラッチ機構により、ボディ1側から外れない。
さらに、フードパネル10の後方には、図2,3に示すように、ボディ1側の剛性の高いカウルパネル7aと、カウルパネル7aの上方における合成樹脂製のカウルルーバ7bと、からなるカウル7が、配設されている。カウルルーバ7bは、後端側をフロントウィンドシールド3の下部3a側に連ならせるように配設されている。また、フロントウィンドシールド3の左右には、図1,2に示すように、フロントピラー4,4が、配設されている。
なお、カウルルーバ7bは、実施形態の場合、アクチュエータ21の上方を覆うアクチュエータカバー8を備え、アクチュエータカバー8は、カウルルーバ7bの他の一般部とともに、一体的に成形されている。アクチュエータカバー8は、左右のアクチュエータ21の上方に配置されて、円筒状のスリーブ部8aで囲まれたエリアに、作動時のアクチュエータ21における支持ロッド部60の頭部61に押されて開く扉部8b、を配設させて構成されている。カウルルーバ7bは、柔軟性を異ならせた部位を設けて成形されており、硬質部7cと、硬質部7cより柔軟性を有した軟質部7dと、を備えて構成され、軟質部7dは、既述のアクチュエータカバー8の扉部8bを含めたスリーブ部8a付近を構成している。
実施形態のアクチュエータ21は、図3に示すように、フードリッジリインホース2に連結された取付フランジ2bに対してボルト19止めされる断面U字形状の取付ブラケット18により保持されて、フードパネル10の後端10c側における左縁10d及び右縁10eの下方となる各ヒンジ部11の下方に配設されている。各アクチュエータ21は、図5に示すように、軸方向を上下方向に沿わせるように配置させて取付固定されるシリンダ22と、シリンダ22内に作動用流体としてのガスを流入させるガス発生器43と、シリンダ22から上方へ突出するように配設されるピストンロッド50と、前進移動後(上昇移動後)のピストンロッド50の後退移動(下降移動)を防止するロック機構Rと、を備えて構成されている。
ロック機構Rは、係止リング71と、ピストンロッド50のピストン部51に設けられて係止リング71を収納する収納溝53と、シリンダ22の内周面24aに設けられて係止リング71の一部を侵入させて係止する係止段部26と、を備えて構成されている。
シリンダ22は、図5に示すように、上端側の先端壁部31と下端側の元部端壁部38との間に、ピストンロッド50のピストン部51を摺動させる円筒状の本体部23を配設させて構成されている。なお、シリンダ22は、本体部23を構成する鋼製のパイプ材29の上下にキャップ30,37を結合させて構成されており、先端壁部31は、パイプ材29の上端側外周面に設けられた雄ねじ29aに螺合して結合されたキャップ30に配設され、元部端壁部38は、パイプ材29の下端側外周面に設けられた雌ねじ29bに螺合して結合されたキャップ37に配設されている。
本体部23は、ピストン部51の外形形状に対応した円形の開口とした摺動孔24を、上下方向に貫通させており、アクチュエータ21の作動時、ピストン部51が摺動孔24の内周面24aを摺動して、上昇(前進移動)することとなる。
そして、シリンダ22には、本体部23における先端壁部31近傍に、ピストン部51を摺動させる本体部23の内周面24aより拡径して凹む係止段部26が形成されている。この係止段部26は、ロック機構Rを構成するもので、ピストンロッド50の上昇後(前進移動後)の後述する係止リング71付近に、配置されて、係止リング71の後退移動(下降)を規制する部位であり、係止規制面27と外周規制面28とを備えて構成されている。
係止規制面27は、図6〜8に示すように、本体部23の軸方向CDと直交する面として、係止リング71の下降(後退移動)の規制時に、係止リング71の後退移動側の部位(後退側の面・後退側面)73に当接するように、配設されている。外周規制面28は、係止規制面27の外周縁から本体部23の軸方向CDに沿ってピストンロッド50の前進移動側(上方)に延びて、係止リング71の後退移動の規制時に、拡径した係止リング71の外周面72に当接するように、配設されている。
また、係止規制面27は、図7に示すように、本体部23の内周面24aから外周規制面28までの本体部23の軸直交方向に沿う幅寸法CBを、拡径して外周面72を外周規制面28に当接させた状態の係止リング71の内周側部位74を本体部23の内周面24aより本体部23の軸心CO側に突出させる寸法として、配設されている。さらに、係止規制面27の幅寸法CBは、係止リング71を形成する線材70の半径寸法r以上とし、実施形態の場合、線材70の半径寸法rに等しく設定されている。
シリンダ22の本体部23の上端側に配置されるキャップ30は、図5に示すように、シリンダ22の上端を塞ぐ先端壁部31を備えて構成され、先端壁部31の外周縁から上下方向に略円筒状に延びるスリーブ部33を備え、スリーブ部33における先端壁部31の下方側の内周面には、パイプ材29に設けられた雄ねじ29aに螺合される雌ねじ33aが形成されている。先端壁部31は、ピストンロッド50のピストン部51を挿通不能として、ピストンロッド50の支持ロッド部60を挿通可能な挿通孔32を、中央に配設させている。また、スリーブ部33における先端壁部31の上方側の部位は、作動前の支持ロッド部60の円柱状の頭部61を収納する収納凹部34としている。収納凹部34のスリーブ部33には、頭部61の鍔部61aを係止するシェアピン35が配設されている。シェアピン35は、作動前の頭部61をガタツキなく収納凹部34内に収納しておく役目を果たし、ピストンロッド50の上昇時には、剪断されることとなる。なお、ピストンロッド50は、頭部61がシェアピン35を利用して先端壁部31の上面側に固定されて、ガス発生器43の上方に隙間hを空けてピストン部51の底面51bを配置させている。
本体部23の下端側に配置されるキャップ37は、図5に示すように、本体部23の下端側を塞ぐように配設される略円板状の元部端壁部38と、元部端壁部38の外周縁から上方に延びる略円筒状の周壁部40と、を備えて構成されている。元部端壁部38には、ガス発生器43のコネクタ44を挿通可能な挿通孔39が、形成されている。周壁部40は、上端側内周面に、シリンダ22のパイプ材29における下端外周側に設けられた雄ねじ29bに螺合する雌ねじ40aを配設させている。キャップ37は、元部端壁部38における挿通孔39周縁の部位と周壁部40における下部側の部位とを利用して元部端壁部38にガス発生器43を取り付けた状態で、雌ねじ40aを雄ねじ29bに螺合させることにより、本体部23に取り付けられている。
ガス発生器43は、マイクロガスジェネレータが使用されており、ガス発生器43の下端面には、図示しない制御回路からの電気信号を入力させるリード線44aを結線させたコネクタ44が、配置されている(図5参照)。ガス発生器43は、リード線44aを経て、図示しない制御回路からの電気信号を入力させると、内蔵されている火薬を燃焼させて燃焼ガスを発生させ、その作動用ガス(燃焼ガス)Gを作動用流体として、シリンダ22内のピストン部51の底面(下面)51b側へ供給することとなる。
ピストンロッド50は、図5に示すように、シリンダ22内に配置されるピストン部51と、ピストン部51から上方に延びる支持ロッド部60と、を備えて構成されている。ピストン部51は、シリンダ22の本体部23における摺動孔24の内周面24aに対し、係止リング71とOリング80とを介在させて、摺動可能な略円柱状としている。ピストン部51の外周面51aには、底面51b側近傍に、Oリング80を嵌合させる嵌合溝52が形成されるとともに、天井面51c側近傍に、係止リング71を収納可能な収納溝53が形成されている。なお、ピストン部51の天井面51cには、曲げ剛性を異ならせた支持ロッド部60A(図9参照)に取り換え可能に結合させる結合部としてのねじ孔51dが、形成されている。ねじ孔51dには、支持ロッド部60,60Aの結合部としての雄ねじ部62aが螺合されて、各支持ロッド部60,60Aがピストン部51に結合される。
収納溝53は、ロック機構Rを構成するものであり、係止リング71を収納した状態でピストンロッド50の前進移動(上昇)を可能にする凹み形状に形成されている。収納溝53は、図6,7に示すように、収納溝53の底部に配置されて、ピストンロッド50の軸方向PDに沿う内周面(底面)56と、ピストンロッド50の後退移動側の面(後退移動側の側面)として、内周面56の下縁56aからピストンロッド50の軸方向PDに直交するように延びる後退側面(後退側の面)57と、ピストンロッド50の前進移動側の面として、内周面56の上縁56bから前進移動側に向けて外開きのテーパ状とするテーパ規制面58と、を備えて構成されている。この収納溝53は、内部の空間側から見れば、ピストン部51の底面51b側の角形溝部54と天井面51c側のテーパ状溝部55と、から構成されることとなる。角形溝部54は、内周面56と後退側面57とで囲まれるエリアとなって、係止リング71を形成するばね鋼からなる線材70を収納可能な略正方形の開口断面を有して、形成されている。
なお、実施形態の場合、ピストン部51の係止リング71やOリング80を除いた外周面51aの外径寸法BDは、シリンダ22の本体部23の内周面24aの内径寸法CI(実施形態では13mm)より、僅かに小さな12.6mmとしている。
また、後退側面57におけるピストンロッド50の軸方向PDに直交する幅寸法PBは、係止リング71を形成する線材70の直径寸法Dより、小さい寸法として、実施形態の場合、0.8mmとしている。ちなみに、線材70の直径寸法Dは、実施形態の場合、1mmとしている。
さらに、内周面56の軸方向PDに沿う長さ寸法PLは、線材70の直径寸法Dと等しく設定されている。さらに、テーパ規制面58におけるピストンロッド50の軸方向からのテーパ角θ(図7のA参照)は、実施形態の場合、45°としている。
そして、テーパ規制面58は、ピストンロッド50の前進移動後の拡径した状態で、かつ、係止段部26の係止規制面27と外周規制面28とに当接させた状態の係止リング71の内周側部位74における前進移動側の内側面75に、当接するように、配設されている。このようなテーパ規制面58が係止リング71の内側面75に当接可能な構成は、係止リング71の線材70の直径寸法Dに対して、シリンダ22の係止段部26における係止規制面27の幅寸法CB、ピストン部51の外径寸法BD、収納溝53の深さ寸法(後退側面57の幅寸法)PB、を調整して、設定することととなる。
また、収納溝53の配置位置は、アクチュエータ21の作動に伴ってピストンロッド50が上昇し、ピストン部51の天井面51cがシリンダ22の先端壁部31に当たり、前進移動が規制された際、収納溝53に収納された係止リング71が拡径して係止段部26に侵入できるように、後退側面57が、シリンダ22の軸方向CDに沿う方向で、係止段部26の係止規制面27に一致、若しくは、係止規制面27よりピストンロッド50の前進移動側に配置されるように、設定されている。ちなみに、実施形態の場合、収納溝53の配置位置は、ピストン部51の前進移動の規制時、後退側面57が、シリンダ22の軸方向CDに沿う方向で、係止段部26の係止規制面27に一致するように、設定されている。
支持ロッド部60は、図5に示すように、シリンダ22の軸方向(上下方向)CDに沿って配設される丸棒状の軸部62と、軸部62の上端側に配設されて軸部62より外径寸法を大径とした円柱状の頭部61と、を備えている。頭部61は、ピストンロッド50の上昇移動時に、フードパネル10側に設けられた受け座16の受面16aに当接して、フードパネル10の後端10cを上方に押し上げることとなる。頭部61は、軸部62の上端に、嵌合ピン65を嵌合させて、キャップ64を止めることにより構成され、既述したように、シリンダ22の上端の収納凹部34内に、シェアピン35を利用して、止められている。
また、支持ロッド部60は、フードパネル10の後端10cを押し上げ完了位置(フードパネル10の歩行者の受止位置RP、図4参照)UPまで上昇(前進移動)して、ロック機構Rにロックされた際、先端壁部31から突出した挿通孔32の近傍の軸部62の部位を、屈曲点63として、曲げ塑性変形可能に、鋼等の金属材から構成されている。そして、支持ロッド部60の軸部62の下端には、ピストン部51に結合されるように、ねじ孔51dに螺合する結合部としての雄ねじ部62aが形成されている。
ロック機構Rを構成する係止リング71は、図8に示すように、断面を円形としたばね鋼からなる線材70を円環状に曲げ加工して、形成されており、リング形状の一部の端面相互に、縮径可能な隙間71aを設けて構成されている。そして、係止リング71は、図6,7に示すように、収納溝53の角形溝部54内に、縮径させて収納されている。さらに、係止リング71は、収納溝53から離脱して係止段部26に侵入する際、外周面72を係止段部26の外周規制面28に当接できるように、縮径させない状態の外径寸法RDを、外周規制面28の内径寸法IDより、大きく設定されている(図8参照)。
実施形態の場合、縮径させない状態での係止リング71の外径寸法RDは、15mm、係止段部26の外周規制面28の内径寸法IDは、14mm、シリンダ22の本体部23の内周面24aの内径寸法CIは、13mmとしている。そのため、係止リング71は、ピストン部51の収納溝53の角形溝部54に収納された状態で、ピストンロッド50ごとシリンダ22内に収納されれば、本体部23の内周面24aを摺動する際も含めて、シリンダ22の本体部23の内周面24aの内径寸法CIまで、縮径された状態とし、そして、外周面72を係止段部26の外周規制面28に当接させる際にも、縮径された状態となって、拡径状態に復元しようとして、外周面72を外周規制面28に押圧させる状態を維持することとなる。
実施形態の跳ね上げ装置Uでは、センサ6からの信号により、図示しない作動回路が、車両Vの歩行者との衝突を検知若しくは予測した際に、アクチュエータ21におけるガス発生器43が作動されることとなり、シリンダ22内にガス発生器43から発生した作動用ガスが流入されれば、図5のA,Bに示すように、シリンダ22内の内圧が高まり、ピストンロッド50のシリンダ22内のピストン部51がその圧力を受けて、ピストンロッド50の支持ロッド部60とともに上昇する。そして、支持ロッド部60が、図3,4に示すように、アクチュエータカバー8の扉部8bを押し開き、さらに、頭部61を受け座16の受面16aに押し当ててフードパネル10の後端10cを上昇させ、そして、ピストン部51が天井面51cをシリンダ22の先端壁部31に当接させて、ピストンロッド50が上昇完了位置(前進完了位置)UPに配置されれば(図5のB参照)、ロック機構Rが作動されて、ピストンロッド50の下降(後退移動)が規制されてロックされる。そして、フードパネル10が、上方から斜め後下方向に移動する歩行者の荷重F(図4参照)を受け止めて塑性変形するととともに、歩行者の受け止め時におけるフードパネル10の後端10c下面(受け面)16aの下降に伴って、フードパネル10の受面16aに上端50aの頭部61を当接させていた支持ロッド部60が、図4の二点鎖線に示すように、屈曲点63から上方の頭部61側を後方側へ折曲させるように、曲げ塑性変形することから、歩行者は、フードパネル10の塑性変形と支持ロッド部60の塑性変形とによって、運動エネルギーを多く吸収され、好適にフードパネル10に受け止められることとなる。
そして、実施形態のアクチュエータ21のロック機構Rでは、図5のAから図6のA、Bに示すように、ピストンロッド50がピストン部51をシリンダ22の先端壁部31に当接させるまで上昇して、ピストン部51の収納溝53がシリンダ22の係止段部26の位置に配置されれば、収納溝53に収納されていた係止リング71が、図7のA,Bに示すように、係止段部26に侵入する。そして、係止リング71は、外周面72を係止段部26の外周規制面28に当接させ、かつ、内周側部位74をシリンダ22の本体部23の内周面24aより本体部23の軸心CO側に突出させた状態で、係止段部26の係止規制面27上で拡径することとなる。そのため、図7のB,C、図5のB、及び、図6のCに示すように、ピストンロッド50が上昇後に下降しようとしても、収納溝53の側面側において、上方側(前進移動側)に向けて外開きのテーパ状とするテーパ規制面58が、シリンダ22の本体部23の内周面24aより本体部23の軸心CO側に突出させた状態の係止リング71の内周側部位74における上面側(前進移動側)の内側面75に、当接し、係止段部26に規制された係止リング71を利用して、ピストンロッド50の下降が規制される。
この時、係止リング71は、ピストン部51の収納溝53に縮径されていた状態から復元するように拡径されて、後退側面73を係止段部26の係止規制面27に当接させ、かつ、外周面72を係止段部26の外周規制面28に当接させて、後退移動(下降)と拡径移動とを規制されるように、係止段部26に固定されて、そして、係止リング71の内側面75を、シリンダ22の本体部23の内周面24a側における本体部23の軸心CO側に突出させた状態としている。換言すれば、この状態の係止リング71は、シリンダ22の係止段部26の部位に、本体部23の内周側に突出してシリンダ22のピストン部51の収納溝53のテーパ規制面58を係止する係止縁77を形成する状態となる。そして、係止リング71からなるこの係止縁77は、係止リング71を形成する線材70が断面を円形としており、係止状態の線材70の部位が、円形断面の中心WO付近を中心として回転するように捩じれても、本体部23の内周側に突出量を小さくさせるように変化させないことから、収納溝53がピストン部51とともに上昇(前進移動)し、再度、係止縁77に干渉しても、安定して、収納溝53のテーパ規制面58を当接させて、ピストンロッド50のピストン部51を係止し、そして、ピストンロッド50の下降を規制するように、ロックすることができる。
そして、実施形態のアクチュエータ21では、図5,9に示すように、曲げ塑性変形時の歩行者の運動エネルギーの吸収量を調整するために、外径寸法D1を外径寸法D2に変えて、支持ロッド部の曲げ剛性を変えるように、支持ロッド部60の雄ねじ部62aをねじ孔51dから抜いて、新たな雄ねじ部62aをねじ孔51dに螺合させて、支持ロッド部60,60Aに交換することができる。その際、このアクチュエータ21では、シリンダ22側の先端壁部31における支持ロッド部60A用の挿通孔32Aの内径寸法を調整する必要は生ずるものの、収納溝53を含めたピストン部51、係止リング71、及び、シリンダ22側の係止段部26の構成は、変更せずに、共用することができて、容易に対処することができる。なお、支持ロッド部60Aは、支持ロッド部60と同一材料から形成されている。
したがって、実施形態のアクチュエータ21は、作動後のピストンロッド50の下降を安定して規制できるとともに、フードパネル10を支持するピストンロッド50の曲げ剛性の変更時に容易に対処することができる。
また、実施形態のアクチュエータ21では、係止リング71が、円形断面の線材70から形成されており、アクチュエータ21の作動時における収納溝53内に収納された係止リング71が、シリンダ22の本体部23の内周面24aを摺動しても、係止リング71の外周面72における周方向に沿った線状の細い部位が、本体部23の内周面24aに線接触するだけであり、摩擦抵抗を抑えて、円滑に、ピストンロッド50は、シリンダ22内を上昇することができる。
なお、実施形態では、ピストンロッド50の支持ロッド部60の曲げ剛性を調整する際、ねじ構造を利用して、支持ロッド部60を容易に取り換え可能に構成したが、ピストン部51と支持ロッド部60とを一体的に構成してもよく、その場合でも、少なくとも、シリンダ22側の先端壁部31における支持ロッド部60の挿通孔32の内径寸法を調整する必要は生ずるものの、収納溝53を含めたピストン部51、係止リング71、及び、シリンダ22側の係止段部26の構成は、変更せずに、共用することができて、容易に対処することができる。
そしてまた、実施形態の場合、係止段部26の係止規制面27が、本体部23の内周面24aから外周規制面28までの本体部23の軸直交方向に沿う幅寸法CBを、係止リング71を形成する線材70の半径寸法r以上としている。なお、実施形態の場合、係止規制面27の幅寸法CBは、線材70の半径寸法rと等しくしている。
そのため、作動時におけるピストンロッド50が上昇して、係止リング71が拡径して収納溝53から係止段部26に侵入して、係止リング71の外周面72が係止段部26の外周規制面28に当接し、かつ、係止リング71の下降(後退移動)を規制するように、係止リング71の後退側面73が、係止段部26の係止規制面27に当接する際、図7のCに示すように、係止リング71の後退側面73における係止段部26の係止規制面27に当接する部位が、後退動側の頂部73aを、本体部23の内周面24a側の縁27a近傍の係止規制面27自体の領域に、当接させる状態を確保できる。すなわち、係止リング71を形成する断面円形の線材70における下降移動側の頂部73aが、下降移動方向と直交するように対向する係止規制面27に当接して、係止リング71の下降が規制されるため、ピストンロッド50に作用する圧縮応力が高くとも、係止リング71を介在させて、係止段部26の係止規制面27が、円滑にピストンロッド50を受け止めることできる。さらに、拡径した係止リング71が外周面72を係止段部26の外周規制面28に当接すれば、係止リング71を形成する線材70の断面の中心WOが、シリンダ22の本体部23の軸直交方向に沿って、本体部23の内周面24aから係止規制面27のエリアに配置されるため、係止リング71が、テーパ規制面58と干渉して、収納溝53側の収納位置(作動前の初期収納位置)に戻ろうとしても、その移動方向の下方側(後退移動側)には、係止規制面27が、係止リング71を形成する断面円形の線材70における後退移動側の頂部73aを、移動させることなく正対して規制するため、収納溝53内への収納位置へ復帰するような係止リング71の挙動が、確実に防止され、安定したロック状態を確保できることとなる。
なお、実施形態では、係止規制面27の幅寸法CBを、係止リング71の線材70の円形断面における半径寸法r分として、係止リング71の内周側部位74が係止規制面27からシリンダ22の本体部23の内周面24a側へ突出する突出量を、極力大きくしており、テーパ規制面58による係止リング71の内側面75の係止を、安定して確保することもできる。
また、実施形態のアクチュエータ21では、前進移動を上昇させる移動とし、後退移動を下降させる移動とした場合を示したが、作動方向は、これに限定されず、例えば、水平方向の作動方向に本発明のアクチュエータを使用してもよく、また、本発明のアクチュエータが使用される自動車用安全装置は、フードパネル10を上昇させる跳ね上げ装置U以外でもよい。例えば、運転者や助手席の乗員の膝をニーパネルにより受け止める自動車用安全装置としての膝保護装置のアクチュエータに、本発明を適用してもよい。
さらに、実施形態のアクチュエータ21では、作動信号の入力時に着火させてガスを発生させるガス発生器43をシリンダ22の内部に配設させた場合を示したが、ピストンロッド50を移動させる駆動源として、水、油、空気等を作動用流体として、それらの水圧、油圧、エア圧等を利用して、ピストンロッド50を上昇させてもよい。
さらにまた、ピストンロッドを前進移動させる駆動源としては、ソレノイドの吸引力を利用したり、圧縮させたばねの付勢力(復元力)等を利用することができる。例えば、ソレノイドの吸引力を利用する場合には、可動鉄心をピストンロッドとしてシリンダ内に配設し、シリンダ内の可動鉄心の周囲に配置させた励磁コイルに通電すれば、ピストンロッドを前進移動させることができる。また、ばねを利用する場合には、圧縮させたコイルばねの自由端側にピストンロッドを接続させるとともに、引き込み可能にソレノイド等から構成するストッパで、ピストンロッド若しくは圧縮コイルばねの先端を係止させておき、係止を解除させるようにストッパを引き込ませれば、ピストンロッドが圧縮コイルばねの復元する付勢力により、前進移動することとなる。
本発明の一実施形態のアクチュエータが使用される跳ね上げ装置(フード跳ね上げ装置)を搭載させた車両の斜視図である。 実施形態の跳ね上げ装置を搭載させた車両の部分拡大平面図である。 実施形態の跳ね上げ装置と車両のヒンジ部とを示す前後方向に沿った概略縦断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態の跳ね上げ装置の作動時を示す概略縦断面図である。 実施形態のアクチュエータの概略縦断面図であり、作動前と作動完了時とを示す。 実施形態のアクチュエータにおいて、ロック機構の作動を順に説明するピストン部の状態を示す拡大概略部分縦断面図である。 実施形態のアクチュエータにおいて、ロック機構の係止リングの係止段部への係止状態を順に説明する拡大概略部分縦断面図である。 実施形態のアクチュエータの部分拡大横断面図であり、図6のBのVIII−VIII部位に対応する。 実施形態のアクチュエータにおける支持ロッド部の曲げ剛性を変えた状態の概略縦断面図である。
符号の説明
10…(受止材)フードパネル、
21…アクチュエータ、
22…シリンダ、
23…本体部、
24a…内周面、
26…係止段部、
27…係止規制面、
28…外周規制面、
31…先端壁部、
32…挿通孔、
50…ピストンロッド、
51…ピストン部、
53…収納溝、
57…(後退移動側の面)後退側面、
58…テーパ規制面、
60…支持ロッド部、
70…線材、
71…係止リング、
72…(係止リングの)外周面、
73…(係止リングの後退移動側の面)後退側面、
73a…頂部、
74…内周側部位、
75…(前進移動側の)内側面、
R…ロック機構、
G…作動用ガス、
V…車両、
U…(自動車用安全装置)フード跳ね上げ装置。

Claims (2)

  1. 自動車用安全装置に使用されて、
    作動時、シリンダ内のピストン部と該ピストン部に連結されて前記シリンダ外へ突出する支持ロッド部とを有したピストンロッドを、前進移動させる構成とするとともに、
    前進移動した前記ピストンロッドの後退移動を規制するロック機構を備えて構成され、
    前記シリンダから突出した前記支持ロッド部が、保護対象物を受け止めるための受止材を支持する構成としたアクチュエータであって、
    前記支持ロッド部が、前進移動後における前記受止材の前記保護対象物の受け止め時、前記保護対象物の運動エネルギーを吸収可能に、曲げ塑性変形可能に配設され、
    前記シリンダが、
    前進移動する前記ピストン部を摺動させる本体部と、
    前記受止材側となる先端側に配設されて、前記支持ロッド部を挿通させ、かつ、前記ピストン部を挿通不能とする挿通孔を有した先端壁部と、
    を備えて構成され、
    前記ロック機構が、
    復元時に拡径する構成として、前記ピストン部の外周面の周方向に沿って形成される収納溝に、縮径させて収納され、円形断面の弾性変形可能な線材からなる円環状の係止リングと、
    前記シリンダの前記本体部における前記先端壁部近傍で、かつ、前記ピストンロッドの前進移動後の前記係止リング付近に、配置されて、前記係止リングの後退移動を規制可能に、前記本体部の内周面より拡径して凹む係止段部と、
    を備えて構成され、
    前記係止段部が、前記本体部の軸方向と直交する面として、前記係止リングの後退移動の規制時に、前記係止リングの後退移動側の部位に当接する係止規制面と、該係止規制面の外周縁から前記本体部の軸方向に沿って前記ピストンロッドの前進移動側に延びて、前記係止リングの後退移動の規制時に、拡径した前記係止リングの外周面に当接する外周規制面と、
    を備えるとともに、
    前記係止規制面が、前記本体部の内周面から前記外周規制面までの前記本体部の軸直交方向に沿う幅寸法を、拡径して外周面を前記外周規制面に当接させた状態の前記係止リングの内周側部位を前記本体部の内周面より前記本体部の軸心側に突出させる寸法として、配設され、
    前記ピストン部の前記収納溝が、前記係止リングを収納した状態で前記ピストンロッドの前進移動を可能にする凹み形状に形成されるとともに、前記ピストンロッドの前進移動側の側面に、前進移動側に向けて外開きのテーパ状とするテーパ規制面を形成して、構成され、
    該テーパ規制面が、前記ピストンロッドの前進移動後の拡径した状態で、かつ、前記係止段部の前記係止規制面と前記外周規制面とに当接させた状態の前記係止リングの前記内周側部位における前進移動側の内側面に、当接し、前記係止段部に規制された前記係止リングを利用して、前記ピストンロッドの後退移動を規制可能に、構成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記係止段部の前記係止規制面が、前記本体部の内周面から前記外周規制面までの前記本体部の軸直交方向に沿う幅寸法を、前記係止リングを形成する前記線材の半径寸法以上として、配設されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
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