JP6634326B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、ガス発生器が発生させた作動用ガスにより作動されるアクチュエータに関し、例えば、保護対象物としての歩行者を受け止める際にフードパネルを持ち上げるように作動されるフード跳ね上げ装置等の、車両に搭載される自動車用安全装置に好適に使用されるアクチュエータに関する。
従来、この種のアクチュエータでは、フードパネルを持ち上げるためのフード跳ね上げ装置に使用されるものがあり、ガス発生器を設けたインナ部材と、インナ部材を覆うように配設されて、ガス発生器の発生する作動用ガスにより、前進移動して、フードパネルを持ち上げるアウタ部材と、を備えて構成されていた(例えば、特許文献1参照)。ガス発生器は、作動時に、作動用ガスとしての燃焼ガスを発生させるマイクロガスジェネレータ等から構成されていた。インナ部材は、ガス発生器を保持するとともに、ガス発生器から発生する作動用ガスを先端から吐出可能に、先端部を開口させて、フードパネルを開閉するヒンジ機構の所定部位に連結されていた。アウタ部材は、インナ部材の先端部の開口を覆う天井壁部と、天井壁部の外周縁からインナ部材の外周面側を覆う周壁部と、を有して、ガス発生器から発生する作動用ガスに押圧されて、インナ部材から離れるように前進移動する。アウタ部材の天井壁部には、フードパネルを開閉するヒンジ機構のフードパネル側の所定部位に連結されていた。そして、アクチュエータの作動時には、アウタ部材がインナ部材から前進移動し、フードパネルの後端側を、押し上げるように持ち上げ、フードパネルの後端下方に、歩行者を受け止めて凹み可能なスペースを設けていた。なお、後端を持ち上げたフードパネルが歩行者を受け止めれば、フードパネルは、受け止めた後端側を変形させつつ下方へ凹ませて、歩行者の運動エネルギーを吸収できることから、歩行者を円滑に保護できた。
また、このようなアクチュエータでは、ガス発生器の余剰の作動用ガスを排気できるように、ガス発生器を設けた側のシリンダ側に、排気用開口と、その排気用開口を覆うように包むゴムバンドと、を設けたものもあった(例えば、特許文献2参照)。排気用開口の配置位置は、前進移動するピストンロッドの移動完了位置の直前(ピストンの通過後の位置)であり、所望位置までフードパネルを持ち上げる際に、アクチュエータの押し上げ力を抑制できるように、配置されていた。
特開2015−123868号公報 特開2009−208693号公報
しかし、従来の特許文献1に記載のアクチュエータでは、アウタ部材が前進移動してフードパネルを持ち上げた際に、移動する力が強すぎれば、フードパネルを持ち上げた後に、フードパネルがバウンド(揺動)するような挙動を招くことから、フードパネルを持ち上げた後に、安定して静止させる点で、改善の余地があった。
この場合、特許文献2のような作動用ガスの排気構造を、すなわち、排気用開口を塞いでいたゴムバンドを作動用ガスにより拡径させる構造を、特許文献1に適用することが考えられる。しかし、その場合、アウタ部材に排気用開口を設け、かつ、その周囲にゴムバンドを配置することとなるが、雨水やゴミ等が、ゴムバンドを潜って、排気用開口からアクチュエータの内部に浸入する虞れが生じてしまう。特に、ゴムバンドでは、長期間にわたって、排気用開口を塞ぐように、アウタ部材に圧接させておくことが難しく、耐久性に課題もあった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、作動時におけるアウタ部材の所定移動位置で、円滑に、余剰の作動用ガスを排気できるとともに、その排気性能を長期間にわたって維持可能なアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明に係るアクチュエータは、作動時に作動用ガスを発生させるガス発生器と、
前記ガス発生器を保持するとともに、前記ガス発生器から発生する作動用ガスを先端から吐出可能に、先端部を開口させたインナ部材と、
前記インナ部材の前記先端部の前記開口を覆う天井壁部と、該天井壁部の外周縁から前記インナ部材の外周面側を覆う周壁部と、を有して、前記ガス発生器から発生する作動用ガスに押圧されて、前記インナ部材から離れるように前進移動するアウタ部材と、
を備えて構成され、
前記インナ部材の前記先端部の外周側に、前記アウタ部材の前記周壁部の内周面と摺動可能なシール材を設けて突出するフランジ部が配設され、
前記アウタ部材の前記周壁部における前記天井壁部から離れた端部側に、前記フランジ部までの前記インナ部材の外周側の部位と摺動可能とし、かつ、前記フランジ部に当接して前記アウタ部材の抜けを規制可能に、前記周壁部の内周側に突出するホルダ部が、配設されて構成されるとともに、
作動完了前に前記作動用ガスの一部を排気可能なアクチュエータであって、
前記ホルダ部が、
前記インナ部材の外周側の部位と摺動可能で、かつ、前記アウタ部材の抜けを規制できるように前記フランジ部と当接可能な摺動部と、
前記摺動部より拡径して前記摺動部から前記天井壁部側に延びるように配設されるとともに、作動完了前に前記シール材と対向する位置の内周側に、前記摺動部から離れた先端から前記摺動部側に延びて、前記作動用ガスを前記摺動部側に排気可能な排気用溝部、を有した延設部と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明に係るアクチュエータでは、作動時、ガス発生器が作動用ガスを発生すれば、作動用ガスがアウタ部材の天井壁部と、アウタ部材の周壁部における天井壁部からインナ部材のフランジ部のシール材に圧接される部位までの部位と、インナ部材の先端部と、の間から構成されるガス室、に作動用ガスが充満し、その作動用ガスの圧力を天井壁部が受けて、アウタ部材がインナ部材に対して前進移動する。その際、アウタ部材の周壁部が、内周面をインナ部材のフランジ部のシール材に摺動させ、また、アウタ部材におけるホルダ部の摺動部が、インナ部材の外周側と摺動して、前進移動することとなる。
そして、アウタ部材のホルダ部における摺動部の端部が、インナ部材のフランジ部に当接する前に、アウタ部材のホルダ部における延設部が、シール材と対向する位置に配置される。すると、アウタ部材の天井壁部、アウタ部材の周壁部、及び、インナ部材の先端部に囲まれて構成されていたガス室に充満していた作動用ガスは、排気用溝部を通りつつ、シール材の部位を超え、ホルダ部の摺動部の部位まで到達し、さらに、摺動部の内周面側とインナ部材の外周面との間の隙間を経て、アウタ部材の周壁部の端部から、アクチュエー外に排気されることとなる。
すなわち、アウタ部材のホルダ部の延設部における排気用溝部が、インナ部材のシール材の位置に配置されれば、作動用ガスがアクチュエータ外に排気されることとなることから、作動中のアウタ部材の所定移動(配置)位置で、円滑に、余剰の作動用ガスを排気できる。
また、排気用溝部は、アウタ部材の周壁部の端部の内周面側のホルダ部に配設されるとともに、ホルダ部の摺動部からアウタ部材の天井壁部に延びた部位に配設されており、アウタ部材の内周面側に隠れた位置で、そしてさらに、天井壁部側に延びて、一層、アウタ部材の内周面側に隠れた位置に配置されており、アクチュエータの外表面側に曝されず、また、インナ部材の外周面側に圧接される圧力を維持する必要も無く、その溝形状を維持するだけでよく、良好な耐久性を確保できる。
したがって、本発明に係るアクチュエータでは、作動時におけるアウタ部材の所定移動位置で、円滑に、余剰の作動用ガスを排気できるとともに、その排気性能を長期間にわたって維持できる。
そして、本発明に係るアクチュエータでは、前記ホルダ部が、前記アウタ部材に組み付けられて配設される構成として、
前記ホルダ部の前記排気用溝部が、前記延設部の内外周を貫通するスリットとして、前記延設部の周方向に沿って、複数配設されていることが望ましい。
このような構成では、単に、ホルダ部の内外周を貫通するように、スリットを設けるだけで、排気用溝部を形成できることから、排気用溝部を容易に形成できる。そして、ホルダ部をアウタ部材の本体と別体としていれば、アウタ部材におけるインナ部材のストッパとして機能するフランジ部に当接させるように、ホルダ部を配設する際、インナ部材におけるフランジ部から離れた端部側から、ホルダ部をインナ部材の外周面側に配置し、アウタ部材の本体側の周壁部を、インナ部材のフランジ部から嵌めて、ホルダ部の外周側まで配置し、そして、周壁部を縮径させるようにかしめて、周壁部にホルダ部を組み付ければ、インナ部材のフランジ部に位置規制される摺動部と、排気用溝部を有した延設部と、を具備したホルダ部を、簡単に、アウタ部材の本体に固定して組み付けることができて、容易に、インナ部材のフランジ部で位置規制されるように前進移動するアウタ部材、を形成することができる。
さらに、本発明に係るアクチュエータでは、前記インナ部材の前記フランジ部近傍の外周面側に、前記アウタ部材の前記摺動部との摺動を可能な摺動部位が、前記インナ部材の軸周り方向に沿って、複数配設されるとともに、隣接する前記摺動部位間に、前記作動用ガスを排気可能な排気用凹部が、前記インナ部材の軸方向に沿う長さ寸法を有し、かつ、前記インナ部材の軸周り方向に沿って、複数配設されていることが望ましい。
このような構成では、作動用ガスを排気する際、アウタ部材側の排気用溝部に加えて、インナ部材側の排気用凹部も利用して、作動用ガスを排気できることから、作動用ガスの排気量を増加させることに寄与できて、内圧を急激に低下させる際に好適となり、一層、良好な排気性能を確保できる。
この場合、前記インナ部材の複数の前記排気用凹部が、それぞれ、前記インナ部材の軸直交方向の断面(前記インナ部材の横断面でもある)での形状として、略円形の外周形状から弓形状に凹む形状に形成されるとともに、
前記排気用凹部と前記摺動部位との前記インナ部材の軸直交方向の断面での配置状態において、
前記インナ部材の軸直交方向の前記インナ部材の軸心を通る直線であって、各々の前記排気用凹部の凹んだ中央位置を通る各々の判定中心線が、
前記軸心の反対側において、他の前記排気用凹部の凹んだ中央位置を避けて、前記摺動部位若しくは前記摺動部位近傍の他の前記排気用凹部を通るように、
前記排気用凹部と前記摺動部位との配置状態が、設定されていることが望ましい。
このような構成では、アクチュエータの作動時、アウタ部材を、インナ部材の軸心に沿って、直線的に前進移動させる際、好適となる。すなわち、インナ部材の軸直交方向の断面において、アウタ部材が、インナ部材の一つの排気用凹部の中央側を潰すように、軸心を傾斜させようとしても、その方向の逆方向の対向部位には、排気用凹部の中央部分でなく、摺動部位、若しくは、摺動部位近傍の小さく凹んだ排気用凹部の部位が、配置されて、その対向部位付近のインナ部材の摺動部位が、アウタ部材の内周面を支持して、アウタ部材の軸心の傾斜を規制できるからである。そのため、このような構成では、インナ部材が、アウタ部材におけるホルダ部の摺動部を摺動させる部位に、凹んだ排気用凹部を配設させていても、ガタツキ無く、アウタ部材を的確に前進移動させることに、寄与できる。
本発明に係る一実施形態のアクチュエータを使用したフード跳ね上げ装置の搭載状態を示す車両の概略斜視図である。 フード跳ね上げ装置を搭載した車両の概略部分縦断面図であり、実施形態のアクチュエータの作動前と作動後の状態を示す図である。 実施形態のアクチュエータの車両搭載状態の概略断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。但し、インナ部材とアウタ部材とは、排気用凹部や排気用溝部を凹ませた状態で図示している。 実施形態のアクチュエータの概略縦断面図である。但し、インナ部材とアウタ部材とは、排気用凹部や排気用溝部を凹ませた状態で図示している。 実施形態のインナ部材とホルダ部との概略正面図である。 実施形態のインナ部材の概略横断面であり、図5のVI−VI部位に対応する。 実施形態のホルダ部の概略横断面図であり、図5のVII−VII部位に対応する。 図4に示す実施形態のアクチュエータの作動時における作動用ガスの排気開始時を説明する概略縦断面図である。 図4に示す実施形態のアクチュエータの作動時における最大伸長時を示す概略断面図である。 図4に示す実施形態のアクチュエータの作動完了後のロック状態を示す概略縦断面図である。 図4に示す実施形態のアクチュエータの作動用ガスを排気している状態を説明する概略拡大部分縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のアクチュエータ21は、図1〜2に示すように、自動車用安全装置としてのフード跳ね上げ装置(以下、適宜、「跳ね上げ装置」と略す)Uに使用されるものであり、車両Vにおけるフードパネル10の後端10c側のヒンジ機構11に、配設される。
また、実施形態の場合、車両Vのフロントバンパ5には、図1に示すように、歩行者との衝突を検知若しくは予測可能なセンサ6が、配設されており、センサ6からの信号を入力させている図示しない制御回路が、センサ6からの信号に基づいて車両Vと歩行者との衝突を検知した際に、アクチュエータ21のガス発生器52の図示しない火薬を点火させ、作動用ガスGを発生させることにより、アクチュエータ21を作動させて、跳ね上げ装置Uを作動させるように(図2のB参照)、構成されている。
フードパネル10は、図1,2に示すように、車両VにおけるエンジンルームERの上方を覆うように配設されるもので、後端10c近傍の左右両側に配置されるヒンジ機構11により、車両Vの車体(ボディ)1側に対して、前開きで開閉可能に連結されている。フードパネル10は、鋼、アルミニウム合金等からなる板金製として、上面側のアウタパネル10aと、下面側に位置してアウタパネル10aより強度を向上させたインナパネル10bと、から構成されている。フードパネル10は、歩行者を受け止めた際に、歩行者の運動エネルギーを吸収できるように、塑性変形可能に構成されている。そして、実施形態では、車両Vと歩行者との衝突時に、アクチュエータ21が作動されて、図2のBに示すように、上昇したフードパネル10の後端10cと、エンジンルームERと、の間に、変形スペースSを形成できることから、曲げ塑性変形時の塑性変形量を増大させることができ、フードパネル10は、歩行者の運動エネルギーを多く吸収することができる。
ヒンジ機構11は、フードパネル10の後端10cの左右両側に、それぞれ、配設される。そして、ヒンジ機構11は、フードパネル10の後端10cの下方におけるボディ1側に固定されるヒンジベース12と、フードパネル10の後端10cの下面側に配置される取付プレート15と、ヒンジベース12と取付プレート15とに軸支されるヒンジアーム14と、を備えて構成される。ヒンジベース12は、詳しくは、ボディ1側のフードリッジリインホース等に連結された取付フランジ2に、固定されている。そして、ヒンジ機構11は、フードパネル10の通常使用の開き時に、ヒンジアーム14のヒンジベース12側となる元部端14a側の軸支部位を回転中心として開く構成としている(図2のAの二点鎖線参照)。
なお、このヒンジアーム14は、元部端14aから先端14bを前方に延ばすように配設されて、元部端14aが、支持軸13を利用してヒンジベース12の後端側に連結され、この支持軸13を回転中心として、回動可能とし、また、先端14b側も、支持軸16を利用して、取付プレート15の前端側に連結され、この支持軸16を回転中心として、回動可能である。左右の支持軸13,16は、それぞれ、軸方向を、車両Vの左右方向に沿わせるように、配設されている。但し、通常使用時には、ヒンジアーム14と取付プレート15との各連結部14c,15aに連結されるアクチュエータ21が、後述する係止リング48がホルダ部80の摺動部82を係止して、伸長しないので、ヒンジアーム14は、取付プレート15に対して回動しない。そのため、フードパネル10は、通常使用の開閉時、支持軸13の部位を回転中心として、開閉することとなる。すなわち、フードパネル10を開く際には、図2のAの実線から二点鎖線に示すように、左右の支持軸13を回転中心として、各ヒンジアーム14の先端14b側とともに、フードパネル10の前端側が上昇することとなって、フードパネル10を前開きで開くことができ、そして、前端側を下せば、支持軸13を回転中心として回転して、フードパネル10が閉じることとなる。
また、左右のヒンジ機構11は、左右対称形として配設され、ヒンジアーム14と取付プレート15とのエンジンルームER側の面の連結部14c,15aに、それぞれ、アクチュエータ21の両端(連結部40,78)が連結されている。ヒンジアーム14のアクチュエータ21との連結部14cは、元部端14aと先端14bとの間の中間部位より、先端14b側に接近して配置され、取付プレート15のアクチュエータ21との連結部15aは、支持軸16より後方に配置されている。
なお、フードパネル10の前端側には、公知のフードロック機構8が配設されている。フードロック機構8は、フードパネル10の前端下面に固定されるロックストライカと、ボディ1側に配設されてロックストライカを係止するラッチと、を備えて構成される。このラッチは、図示しないレバーを操作しなければ、係止したロックストライカを係止解除できないように構成されており、フードパネル10の後端10cの上昇時でも、フードパネル10の前端は、フードロック機構8のロックストライカを係止するラッチにより、ボディ1側から離れるように上昇しない。すなわち、アクチュエータ21が作動して伸長すれば、ヒンジアーム14と取付プレート15との相互の交差角度θ0が大きくなり、フードパネル10は、フードロック機構8に係止された前端側を上昇させずに、後端10cを上昇させることとなる。
さらに、フードパネル10の後方には、図2に示すように、ボディ1側の剛性の高いカウルパネル7aと、カウルパネル7aの上方における合成樹脂製のカウルルーバ7bと、からなるカウル7が、配設されている。カウルルーバ7bは、後端側をフロントウインドシールド3の下部側に連ならせるように配設されている。また、フロントウインドシールド3の左右には、図1に示すように、フロントピラー4,4が、配設されている。
実施形態のアクチュエータ21は、図3,4に示すように、作動時に作動用ガスGを発生させるガス発生器52と、ガス発生器52を設けたインナ部材22と、インナ部材22を覆うように配設されて、ガス発生器52の発生する作動用ガスGにより、前進移動して、フードパネル10を持ち上げることとなるアウタ部材70と、を備えて構成されている。
インナ部材22は、略円筒状の鋼等からなる金属製のインナ本体23と、インナ本体23の内周側に配置されて、ガス発生器52を保持してインナ本体23内に収納固定する支持固定部材55と、から構成されている。
インナ部材22の本体としてのインナ本体23は、先端側に、作動用ガスGを流出させるための円形の開口25aを先端面25に開口させた先端部24を備え、先端部24から離れた端部側の元部39に、ヒンジ機構11の連結部14cと連結される連結部40を配設させている。連結部40には、インナ部材22の軸心C1と直交するように貫通して、連結部14cに配設される軸支具(軸支ピン・軸支ボルト)18を挿通させるための連結孔40aが、開口されている。連結部40は、軸支具18にナット17を締結させて、軸支具18や連結部14cに対して、回動自在に連結される。
また、元部39側には、支持固定部材55の抜け止めのための抜け止め具としてのリベット44を締結するための組付孔41も、軸心C1と直交するように、貫通している。組付孔41は、連結孔40aと直交交差するように、配設されている。さらに、元部39の端面39a側には、支持固定部材55のリード線67を収納保持した導出部62cを嵌める収納凹部42も、配設されている。
さらに、インナ本体23の内周面23bには、先端部24から元部39側に離れた位置に、ガス発生器52を位置決めするために、拡径するように傾斜した段差38が設けられている。
そして、インナ本体23の先端部24には、外周側に突出するフランジ部26が配設されている。フランジ部26は、アウタ部材70の抜け止めを図るためのストッパとして機能して、元部39側の面を、アウタ部材70のホルダ部80の摺動部82の先端面82bと当接する規制面26aとしている(図9参照)。規制面26aは、アクチュエータ21の作動時に、アウタ部材70の前進移動を停止させて、アクチュエータ21の最大伸長(最大作動ストローク)を制限することとなる。
また、フランジ部26の外周面には、先端面25側の環状溝27と規制面26a側の収納溝28とが、全周にわたって形成されている。環状溝27には、ゴム製のOリングからなるシール材46が嵌め込まれ、収納溝28には、ロックリング50が収納されている。シール材46は、アウタ部材70の前進移動時のガスシール性を確保するために、アウタ部材70の後述する周壁部73の内周面74aに対し、圧接された状態で摺動する。
収納溝28に収納されるロックリング50は、アクチュエータ21の作動完了時に、アウタ部材70の後退を防止するための後退防止用ロック機構BRを構成するものである(図10参照)。ロックリング50は、円形断面の弾性変形可能なばね鋼等のCリングから形成されている(図5,11参照)。そして、収納溝28は、下開きの三角状の凹断面を有して構成されて、元部39側に拡径するように傾斜したテーパ規制面28aを備えて構成されている。ロックリング50は、縮径されるように弾性変形されて収納溝28内に収納され、復元するように拡径しようとしても、アウタ部材70の周壁部73の内周面74aに規制される。そして、ロックリング50は、アウタ部材70の拡径部75(詳しくは延設部84)の部位が到達すると、収納溝28から外れない状態で拡径し、その後、アウタ部材70が後退移動する際、拡径部75の段差面(端面)75aとテーパ規制面28aとの間に挟持され、そして、アウタ部材70の後退移動を停止させるように、アウタ部材70をロックすることとなる。
また、インナ本体23の元部39側の外周面23aには、係止リング48を係止させる係止溝37が全周にわたって形成されている。係止リング48は、鋼板等からなるEリング等からなり、フードパネル10の前端側の開閉時に、アクチュエータ21が伸長しないように、アウタ部材70の摺動部82の先端面82bを係止する。係止リング48は、アクチュエータ21の作動時、摺動部82に押圧されて、係止溝37から外れて、摺動部82とともに移動する。
そして、インナ本体23の先端部24と元部39との間の中間部30の外周面23aは、換言すれば、係止溝37からフランジ部26までの外周面23aは、アウタ部材70のホルダ部80の摺動部82が摺動する摺動部位となり、さらに、この摺動部位は、フランジ部26側の排気兼用摺動部31と、フランジ部26から離れた一般摺動部36と、を備えて構成されている。排気兼用摺動部31は、インナ部材22の軸心C1に沿った長さ寸法L2を、一般摺動部36の長さ寸法L1より、短く設定されている(図8参照)。
一般摺動部36は、横断面の外形を円形とした円管状とし、排気兼用摺動部31は、図6に示すように、一般摺動部36の外径寸法d1を維持した複数の摺動部位34と、一般摺動部36の円形の外周面から軸直交方向C1Vの断面において、弓形状に凹ませた複数の凹部32と、を備えて構成されている。凹部32は、作動用ガスGを排気するための排気用凹部32となる。
排気兼用摺動部31では、実施形態の場合、断面略五角のパイプ状として、摺動部位34は、5つ設けられ、排気用凹部32は、隣接する摺動部位34間に配設されている。さらに、摺動部位34と排気用凹部32との配置状態としては、実施形態の場合、インナ部材22の軸直交方向C1Vのインナ部材22の軸心C1を通る直線であって、各々の排気用凹部32の凹んだ中央位置を通る各々の判定中心線CLが、軸心C1の反対側において、他の排気用凹部32の凹んだ中央位置を避けて、摺動部位34若しくは摺動部位34近傍の他の排気用凹部32を通るように、排気用凹部32と摺動部位34との配置状態が、設定されている。具体的には、実施形態の場合、図6に示すように、排気兼用摺動部31を略正四角柱状として、アウタ部材70の摺動部82と摺動可能な部位に、その四つの角部付近の内、三つを残して、軸心C1を中心として90°ずつずれた均等摺動部34a(34a1,34a2,34a3)とし、残りの一つの角部を二つに分離されたような不均等摺動部34b(34b1,34b2)として、構成する。このように構成された排気用凹部32としては、均等摺動部34a2の両側の凹み形状が大きな弓形状の二つの大側凹部32a(32a1,32a2)と、凹み形状が小さな弓形状の小側凹部32b(32b1,32b2,32b3)が形成されることとなる。
そして、この場合、排気用凹部32の小側凹部32b2の凹んだ中央位置を通る判定中心線CL1を見れば、この判定中心線CL1は、小側凹部32b2の中央位置を通るが、軸心C1の反対側では、均等側摺動部34a2を通る。また、排気用凹部32の大側凹部32a1の凹んだ中央位置を通る判定中心線CL2を見れば、この判定中心線CL2は、大側凹部32a1の中央位置を通るが、軸心C1の反対側では、小側凹部32b3の中央位置を通らず、不均等摺動部34b2の近傍の小さく凹んだ小側凹部32b3の部位を通っている。
なお、実施形態の場合、一般摺動部36と排気兼用摺動部31の摺動部位34との外径寸法d1(図5,6参照)は、アウタ部材70の摺動部82の内径寸法D1(図5,7参照)より、0.4〜1.0mm程度、小さく設定されている。ちなみに、この寸法差は、作動用ガスGを排気可能な寸法差とし、かつ、作動時の一般摺動部36と排気兼用摺動部31の摺動部位34とによる摺動部82の摺動を案内可能に、大き過ぎないように、設定されている。
そして、ガス発生器52は、作動時に、図示しない所定の火薬を点火させ、火薬自体の燃焼により、あるいは、さらに火薬に着火されるガス発生剤の燃焼により、先端52aから作動用ガスGを発生させるスクイブやマイクロガスジェネレータ等が使用されている。ガス発生器52の先端52aから離れた元部52b側には、図3,4に示すように、インナ本体23の段差38に当接する鍔部52cが配設され、元部52b側の端面には、2本の端子ピン52dが突設されている。
インナ本体23内に配設される支持固定部材55は、ガス発生器52を保持してインナ本体23内に固定するものであり、実施形態の場合、端子ピン52dを結合させるコネクタ56と、コネクタ56をインナ本体23から抜けないように支持するとともに、コネクタ56から延びるリード線67を、長さを調整して、所定位置から屈曲させて延ばすように配設させる延長スペーサ62と、シール性を確保するためのキャップ60と、を備えて構成されている。
コネクタ56は、図3に示すように、ポリアミド等からなる合成樹脂製として、連結孔40aの軸心に沿うインナ部材22の軸直交方向に沿って、二分されるような分割体から構成されている。コネクタ56は、二分された分割体を合体させる際に、図4に示すように、内部に、ガス発生器52の各端子ピン52dを嵌合させるピンソケット66と、各ピンソケット66から延びるリード線67とを、間に挟んで保持している。
キャップ60は、シール性を有したゴム製の断面U字状のキャップ形状としており、コネクタ56におけるガス発生器52から離れた端部に、リード線67を挿通させた状態で、嵌合されている。キャップ60は、インナ本体23の内周面23bにおける元部39側に圧接されることとなる。
延長スペーサ62も、図3,4に示すように、ポリアミド等からなる合成樹脂製として、連結孔40aの軸心に沿うインナ部材22の軸直交方向に沿って、二分されるような分割体から構成されている。延長スペーサ62も、二分された分割体を合体させる際に、各リード線67を間に挟んで保持している。延長スペーサ62は、インナ本体23の組付孔41に対応させるように、抜け止め具としてのリベット44を挿通させる貫通孔62aを、分割体相互に所定の凹部や穴部等を設けて、配設させている。また、延長スペーサ62は、インナ本体23の連結孔40aに対応させるように、軸支具(軸支ピン)を挿通させる組付孔62bを貫通させるように、配設させている。
支持固定部材55の組み立ては、まず、リード線67を結線させたピンソケット66,66を間にして所定の分割体を合体させてコネクタ56を形成して、コネクタ56にキャップ60を嵌める。なお、キャップ60には、コネクタ56の分割体を合体させる前に、リード線67,67を貫通させておく。そして、コネクタ56を形成した後、リード線67,67を間にして、所定の分割体を合体させて延長スペーサ62を形成すれば、支持固定部材55を組み立てることができる。
その後、コネクタ56のピンソケット66に対応する端子ピン52dを差し込んで、支持固定部材55にガス発生器52を組み付けた組付体69を形成し、そして、組付体69をインナ本体23内に元部39側から挿入する。そして、延長スペーサ62の導出部62cをインナ本体23の収納凹部42に嵌めて、ガス発生器52の鍔部52cをインナ本体23の段差38に当接させれば、支持固定部材55の貫通孔62aとインナ本体23の組付孔41とが一致することから、貫通孔62aと組付孔41とに貫通するように、抜け止め具としてのリベット44を貫通させて、インナ本体23にリベット44を締結すれば、支持固定部材55のインナ本体23からの抜けを規制して、ガス発生器52をインナ本体23内の所定位置に取付固定することができる。
なお、支持固定部材55やガス発生器52のインナ本体23からの抜けは、車両搭載後には、リベット44より剛性を高くし、支持固定部材55の組付孔62bとインナ本体23の連結孔40aとを貫通する軸支具18が、防止することとなる。
アクチュエータ21のアウタ部材70は、図3,4に示すように、鋼等の金属製として、インナ部材22の先端部24における開口25aを覆う天井壁部72と、天井壁部72の外周縁から、ガス発生器52の配置位置を越えた連結孔40a付近までのインナ部材22の外周を覆うように、アウタ部材70の後退側、すなわち、図3,4の下方側、に延びる略円筒状の周壁部73と、を備えて構成されている。
なお、アウタ部材70は、本体としてのアウタ本体71と、周壁部73の天井壁部72から離れた端部73a側の内周に、かしめて固定されるアウタ本体71と別体とした鋼製のホルダ部80と、から構成されている。
アウタ部材70におけるアウタ本体71の天井壁部72には、丸穴状の連結孔78aを有して取付プレート15に連結される連結部78が、先端部24と離れた上面側に突設されている。この連結部78は、連結孔78aに挿入される軸支具(軸支ピン・軸支ボルト)19を利用して、取付プレート15の連結部15aに対して、回動自在に連結されている。軸支具19は、連結孔78aを貫通して、ナット17を締結されて、軸支具19や取付プレート15の連結部15aに対して、連結部78は、回動自在に連結される。
周壁部73は、アウタ部材70の軸心C2に沿って天井壁部72から離れた端部73aまでの間に、摺動本体部74と、摺動本体部74より拡径させた拡径部75と、を備えて構成されている。摺動本体部74は、軸心C2に沿う長さ寸法L3を、拡径部75の軸心C2に沿う長さ寸法L4より、若干、長く設定されている(図8参照)。
摺動本体部74の内周面74aは、インナ部材22のシール材46と摺動可能として、ガスシール性を確保して前進移動できるように、アクチュエータ21の軸心C0(すなわち、アウタ部材70の移動中心軸C0)と同心的に、平滑な円形の弧面状に構成されている。
拡径部75には、拡径部75を縮径させるようにかしめて、ホルダ部80が固定されている。拡径部75は、天井壁部72側の段差面75aを、ロックリング50によるアウタ部材70のロック位置(後退規制位置)を設定する部位として、機能させており、アウタ部材70を、最大伸長後に後退させて停止させる位置に対応させて、配置させている。
なお、後退防止用ロック機構BRを構成する収納溝28に収納されて拡径された状態のロックリング50を、図10に示すように、段差面75aと収納溝28のテーパ規制面28aとの間で挟持すれば、アウタ部材70の後退移動が規制されて、アクチュエータ21は、フードパネル10の後端10cを、下降させずに変形スペースSを設けた状態として支持して、フードパネル10の後端10cを持ち上げた状態を維持することなる。
そして、ホルダ部80は、鋼等の金属製の略円筒状部材として、既述したように、周壁部73の拡径部75の端部の内周側にかしめて固定されており、かしめ用のかしめ用凹部81を外周側に設けられた摺動部82と、摺動部82から拡径しつつ天井壁部72側に延びる延設部84と、を備えて構成されている(図5,7,11参照)。
摺動部82は、略円筒状として、摺動部82の内周面82aは、軸心C2と同心とした平滑な円形弧面状として構成され、インナ部材22の外周面23aにおける摺動部31,36と摺動可能として、軸心C0に沿うアウタ部材70の前進移動を案内する。なお、既述したように、摺動部82の内径寸法D1は、作動用ガスGを排気可能で、かつ、作動時の一般摺動部36と排気兼用摺動部31の摺動部位34とによる摺動部82の摺動を案内可能な寸法差として、インナ部材22の外径寸法d1より、大きく設定されている。また、摺動部82は、その長さ寸法L5を、排気兼用摺動部31の長さ寸法L2より、短く設定されている。
また、摺動部82の延設部84側の先端面82bは、アウタ部材70の前進移動完了時に、インナ部材22のストッパとしてのフランジ部26に、当接するように設定されている(図9参照)。
ホルダ部80の延設部84は、摺動部82より拡径して天井壁部72側に延びる先端84aを、拡径部75の段差面75aに接触する位置まで延設させている。さらに、延設部84は、アクチュエータ21の作動完了前にシール材46と対向する位置の内周側に、摺動部82から離れた先端84aから摺動部82側に延びて、作動用ガスGを摺動部82側に排気可能な排気用溝部85を備えている。
実施形態の場合、排気用溝部85は、延設部84の内外周を貫通するスリット86から構成されて、延設部84の周方向に沿って、複数(実施形態では6個)配設されている。
なお、延設部84の内径寸法D2は、縮径させて収納溝28に収納させておいたロックリング50の外周側に、移動してきた延設部84の部位が配置されて、ロックリング50が復元するように拡径しても、そのロックリング50の拡径を規制して、収納溝28からロックリング50の外れを防止して、その後のアウタ部材70の後退時、ロックリング50が、段差面75aとテーパ規制面28aとの間に挟持可能な寸法に、設定されている。
また、拡径部75の天井壁部72から離れた端部75bの内周側と、インナ部材22のインナ本体23の元部39の外周側との間には、ゴム製のシール材88と、金属製のバックアップリング89と、が配設されている。シール材88は、、アウタ部材70とインナ部材22との間の防水性を確保し、また、アウタ部材70とインナ部材22との間からのゴミの侵入防止を確保するために、配設されている。
このアクチュエータ21では、リード線67,67を図示しない制御回路に結線するとともに、連結部40,78を、軸支具18,19を利用して、フードパネル10の左右のヒンジ機構11におけるヒンジアーム14と取付プレート15との連結部(連結部位)14c,15aに連結させれば、アクチュエータ21をヒンジ機構11に配設できて、跳ね上げ装置Uを車両Vに搭載することができる。
車両Vへの搭載後、実施形態の跳ね上げ装置Uでは、アクチュエータ21の作動時、ガス発生器52が作動用ガスGを発生すれば、作動用ガスGがアウタ部材70の天井壁部72と、アウタ部材70の周壁部73における天井壁部72からインナ部材22のフランジ部26のシール材46に圧接される部位までの部位と、インナ部材22の先端部24と、の間から構成されるガス室91、に作動用ガスGが充満し、その作動用ガスGの圧力を天井壁部72が受けて、図2のBの二点鎖線から実線に示すように、あるいは、図4から図8,9に示すように、アウタ部材70がインナ部材22に対して前進移動する。その際、アウタ部材70のホルダ部80における摺動部82が、先端面82bにより、係止リング48を係止溝37から離脱させるとともに、アウタ部材70の周壁部73が、内周面74aをインナ部材22のフランジ部26のシール材46に摺動させ、また、アウタ部材70におけるホルダ部80の摺動部82が、インナ部材22の外周側の摺動部31,36と摺動して、前進移動し、アクチュエータ21が伸長する。この時、伸長するアクチュエータ21が、取付プレート15とヒンジアーム14との交差角度θ0を広げることから、フードパネル10の後端10c側が上昇し、フードパネル10が、変形スペースSを広く確保できて、変形量を多くした塑性変形により、衝撃を緩和させて歩行者を受け止めることができる。
そして、アウタ部材70は、図9に示すように、摺動部82の先端面82bが、係止リング48を介在させて、インナ部材22のフランジ部26の規制面26aに当接して、前進移動が停止される。その後、アウタ部材70は、フードパネル10を支持した状態で後退するが、図9,10に示すように、拡径したロックリング50が、アウタ部材70のホルダ部80における延設部84の内周面84cを摺動し、そして、アウタ部材70の拡径部75の段差面75aと当接する。その際、ロックリング50は、アクチュエータ21の軸心C0に沿ったアウタ部材70の前進移動側と後退移動側、すなわち、上下両側において、上面側を段差面85aに当接させ、下面側をインナ部材22の収納溝28におけるテーパ規制面28aに当接させ、そしてさらに、拡径方向をホルダ部80の延設部84の内周面84cで規制され、縮径方向を収納溝28のテーパ規制面28aに規制される。換言すれば、ロックリング50が、アクチュエータ21の軸心C0と直交する方向の変形を規制された状態で、その上下移動を規制されることとなる。そのため、アウタ部材70が、後退移動することなく、その位置でロックされて、アクチュエータ21は、降下させることなく、フードパネル10の後端10cを持ち上げた状態、を維持する。
その結果、作動後のフード跳ね上げ装置Uは、フードパネル10の後端10cを、下方に所定のスペースSを確保して、支持でき、その後、歩行者がフードパネル10の後端10c付近に当たることとなっても、フードパネル10の後端10cが、所定量、塑性変形して、歩行者の運動エネルギーを吸収して、歩行者を保護することができる。
そして、実施形態のアクチュエータ21では、アウタ部材70のホルダ部80における摺動部82の端部側の先端面82bが、係止リング48を介在させて、インナ部材22のフランジ部26の規制面26aに当接する前に、アウタ部材70のホルダ部80における延設部84が、図8,11に示すように、シール材46と対向する位置に配置される。すると、アウタ部材70の天井壁部72、アウタ部材70の周壁部73、及び、インナ部材22の先端部24に囲まれて構成されていたガス室91に充満していた作動用ガスGは、図11に示すように、アウタ部材70の周壁部73の内周面74aとインナ部材22の先端部24における先端面25の周縁との間の隙間h1を経て、排気用溝部85を通りつつ、シール材46の部位を超え、ホルダ部80の摺動部82の部位まで到達し、さらに、摺動部82の内周面82a側とインナ部材22の摺動部31の外周面との間の隙間h2を経て、アウタ部材70の周壁部73の端部73aから、アクチュエータ21外に排気されることとなる。
すなわち、アウタ部材70のホルダ部80の延設部84における排気用溝部85が、インナ部材22のシール材46の位置に配置されれば、作動用ガスGがアクチュエータ21外に排気されることとなることから、作動時のアウタ部材70の所定移動(配置)位置で、換言すれば、アクチュエータ21の最大伸長となる前位置のアウタ部材70の配置位置で、円滑に、余剰の作動用ガスGを排気できる。そして、アクチュエータ21は、最大伸長となる前に、作動用ガスGを排気できて、前進移動力を低減でき、その結果、フードパネル10の後端10cのバウンドを抑制し、ロックリング50のロック位置で静止させた位置に対応させて、フードパネル10の後端10cを、持ち上げて静止させた状態で、支持できることとなる。
また、実施形態のアクチュエータ21では、排気用溝部85は、アウタ部材70の周壁部73の端部73aの内周面側のホルダ部80に配設されるとともに、ホルダ部80の摺動部82からアウタ部材70の天井壁部72に延びた延設部84の部位に配設されており、アウタ部材70の内周面側に隠れた位置で、そしてさらに、天井壁部72側に延びて、一層、アウタ部材70の内周面側に隠れた位置に配置されており、アクチュエータ21の外表面側に曝されず、また、インナ部材22の外周面23a側に圧接される圧力を維持する必要も無く、その溝形状を維持するだけでよく、良好な耐久性を確保できる。
したがって、実施形態のアクチュエータ21では、作動時におけるアウタ部材70の所定移動位置で、円滑に、余剰の作動用ガスGを排気できるとともに、その排気性能を長期間にわたって維持できる。
そして、実施形態のアクチュエータ21では、ホルダ部80が、アウタ部材70に組み付けられて配設される構成として、ホルダ部80の排気用溝部85が、延設部84の内外周を貫通するスリット86として、延設部84の周方向に沿って、複数(実施形態では6個)配設されている。
そのため、実施形態では、単に、ホルダ部80の内外周を貫通するように、スリット86を設けるだけで、排気用溝部85を形成できることから、アウタ部材70の内周面に、軸心C2に沿った凹溝を設けて排気用溝部を形成する場合等に比べて、排気用溝部85を容易に形成できる。
そして、ホルダ部80をアウタ部材70のアウタ本体71と別体としていれば、アウタ部材70におけるインナ部材22のストッパとして機能するフランジ部26に当接させるように、ホルダ部80を配設する際、インナ部材22におけるフランジ部26から離れた元部39側から、ホルダ部80をインナ部材22の外周面23a側に配置し、アウタ部材70のアウタ本体71側の周壁部73を、インナ部材22のフランジ部26から嵌めて、ホルダ部80の外周側まで配置し、そして、ホルダ部80のかしめ用凹部81の位置で、周壁部83を縮径させるようにかしめて、周壁部73にホルダ部80を組み付ければ、インナ部材22のフランジ部26に位置規制される摺動部82と、排気用溝部85を有した延設部84と、を具備したホルダ部80を、簡単に、アウタ部材70のアウタ本体71に固定して組み付けることができて、容易に、インナ部材22のフランジ部26で位置規制されるように前進移動するアウタ部材70、を形成することができる。
さらに、実施形態のアクチュエータ21では、インナ部材22のフランジ部26近傍の外周面23a側に、アウタ部材70の摺動部82との摺動を可能にして、インナ部材22の軸心C1の軸方向に沿い、かつ、インナ部材22の軸周り方向に沿って配設される複数(実施形態では5個)の排気用凹部32が、配設されている。
そのため、実施形態では、作動用ガスGを排気する際、アウタ部材70側の排気用溝部85に加えて、インナ部材22側の排気用凹部32も利用して、作動用ガスGを排気できることから、作動用ガスGの排気量を増加させることに寄与できて、内圧を急激に低下させる際に好適となり、一層、良好な排気性能を確保できる。換言すれば、フードパネル10の後端10cを持ち上げる速度を、アクチュエータ21の最大伸長前に、一層、減速させることができて、その結果、実施形態のアクチュエータ21では、作動時、バウンドするように振動することを的確に抑制して、フードパネル10の後端10cの持ち上げ、そして、静止させて安定支持できることとなる。
この場合、実施形態では、図6に示すように、インナ部材22の複数の排気用凹部32が、それぞれ、インナ部材22の横断面での形状として、略円形の外周形状から弓形状に凹む形状に形成されて、隣接する排気用凹部32間に摺動部82との摺動部位34を設けて配設されるとともに、排気用凹部32と摺動部位34とのインナ部材22の横断面での配置状態において、つぎのように設定されている。すなわち、インナ部材22の軸直交方向のインナ部材22の軸心C1を通る直線であって、各々の排気用凹部32の凹んだ中央位置を通る各々の判定中心線CLが、軸心C1の反対側において、他の排気用凹部32の凹んだ中央位置を避けて、摺動部位34若しくは摺動部位34近傍の他の排気用凹部32を通るように、排気用凹部32と摺動部位34との配置状態が、設定されている。
実施形態では、例えば、図6に示すように、排気用凹部32の小側凹部32b2の凹んだ中央位置を通る判定中心線CL1を見れば、この判定中心線CL1は、小側凹部32b2の中央位置を通るが、軸心C1の反対側では、均等側摺動部34a2を通る。また、排気用凹部32の大側凹部32a1の凹んだ中央位置を通る判定中心線CL2を見れば、この判定中心線CL2は、大側凹部32a1の中央位置を通るが、軸心C1の反対側では、小側凹部32b3の中央位置を通らず、不均等摺動部34b2の近傍の小さく凹んだ小側凹部32b3の部位を通っている。
そのため、実施形態では、アクチュエータ21の作動時、アウタ部材70を、インナ部材22の軸心C1に沿って、直線的に前進移動させる際、好適となる。すなわち、インナ部材22の軸直交方向の断面において、アウタ部材70が、インナ部材22の一つの排気用凹部32b2や排気用凹部32a1の中央側を潰すように、軸心C2を傾斜させようとしても、その方向の逆方向の対向部位には、他の排気用凹部32の中央部分でなく、摺動部位34a2、若しくは、摺動部位34b2近傍の小さく凹んだ排気用凹部32b3の部位が、配置されて、その対向部位付近のインナ部材22の摺動部位34a2,34b2が、アウタ部材70の内周面82aを支持して、アウタ部材70の軸心C2の傾斜を規制できるからである。そのため、このような構成では、インナ部材22が、アウタ部材70におけるホルダ部80の摺動部82を摺動させる部位に、凹んだ排気用凹部32を配設させていても、ガタツキ無く、アウタ部材70を的確に前進移動させることに、寄与できる。
なお、一つの排気用凹部の凹んだ中央位置を通る判定中心線が、軸心の反対側において、他の排気用凹部の凹んだ中央位置を通るように、排気用凹部と摺動部位との配置状態が設定されていれば、例えば、図6の括弧書きに示すように、インナ部材200が略四角パイプ形状として、その四つの角部付近を摺動部位221,222,223,224として、摺動部位間に4つの排気用凹部211,212,213,214が弓状に配置されている構造であれば、一つの排気用凹部211の中央を通る判定中心線CLを基準として、その排気用凹部211の中央側を潰すように、アウタ部材230が軸心C2を傾斜させると、その方向の逆方向の対向部位には、すなわち、判定中心線CLの軸心C1を通った反対側には、対称的に排気用凹部213の中央側が配置されて、アウタ部材230の内周面231を支持する部位がなく、そのアウタ部材230の軸心C2の傾斜に対抗し難くなってしまう。
また、排気兼用摺動部31としては、横断面として、一般摺動部36の円形の外周面から弓状の凹んだ排気用凹部32を形成する構成とすれば、外周面から凹む凹溝のような排気用凹部を形成する場合に比べて、ガスの排気流路を確保して、加工も容易となる。そして、このような弓形状の複数の排気用凹部32を形成して、排気用凹部32間に摺動部位34を形成する場合、ガタツキ無くアウタ部材70を前進移動させる排気兼用摺動部31としては、略三角柱状や四角柱状としてもよいが、既述したように、アウタ部材70の前進移動時にガタツキが発生する虞れが生じ、また、八角以上の多角柱状とすれば、ガスの排気流路の開口面積が狭まって、望ましくない。そのため、五角〜七角の柱状として、軸心C1の周囲で、部分的に不均等になるように、弓形状の排気用凹部を設け、そして、それらの排気用凹部間に、アウタ部材70の摺動部82との摺動部位34を形成することが望ましい。
勿論、この点を考慮しなければ、排気用凹部32を、軸心C1の軸方向に沿った切欠き平面を有するような弓形状に凹ませることなく、凹んだ凹溝を軸心C1に沿って、その軸心C1の軸周り方向に沿って複数配設させてもよい。
なお、実施形態では、インナ部材22の排気兼用摺動部31として、正四角柱状の一つの角部を分離させたような略五角パイプ状(外形形状から見れば略五角柱状)としたが、排気兼用摺動部31としては、正五角柱状とし、各角部を、円弧状として、摺動部位34としてもよい。
また、フード跳ね上げ装置Uに使用するアクチュエータ21として、排気用溝部85や排気用凹部32の配置は、実施形態に限定されるものではなく、フードパネル10の後端10cの揺動が防止できれば、適宜、排気用溝部85や排気用凹部32の配置位置やそれらの上下方向の長さ寸法を変更して、作動用ガスGの排気開始タイミングや、排気中のアウタ部材70の前進移動距離等を適宜設定してもよい。
なお、実施形態のアクチュエータ21では、フードパネル10を跳ね上げる跳ね上げ装置Uに使用する場合を例示したが、ヘッドレストを前後に二分割して車両が追突される際にヘッドレスト前部を前進移動させる頭部保護装置や、着座した運転者の前方の膝受パネルとボディ側のインパネリンホースとに、インナ部材とアウタ部材とを連結させ、車両の正面衝突時、膝受パネルを後方移動させる膝保護装置のアクチュエータに、本発明を利用してもよい。さらに、本発明のアクチュエータでは、所定時に、ガス発生器を作動させて、インナ部材に対して相対的にアウタ部材を移動させる構成であれば、実施形態に限定されず、種々の自動車用安全装置に使用することができる。
21…アクチュエータ、22…インナ部材、24…先端部、25a…開口、26…(ストッパ)フランジ部、32…排気用凹部、34…摺動部位、39…元部、46…シール材、52…ガス発生器、70…アウタ部材、71…(本体)アウタ本体、72…天井壁部、73…周壁部、74a…(摺動面)内周面、80…ホルダ部、82…摺動部、82a…(摺動面)内周面、84…延設部、85…排気用溝部、86…スリット、
C0…(アクチュエータの)軸心・移動中心軸、C1…(インナ部材の)軸心、C2…(アウタ部材の)軸心、C1V…(インナ部材の)軸直交方向、CL(CL1,CL2)…判定中心線、G…作動用ガス、U…(自動車用安全装置)フード跳ね上げ装置。

Claims (4)

  1. 作動時に作動用ガスを発生させるガス発生器と、
    前記ガス発生器を保持するとともに、前記ガス発生器から発生する作動用ガスを先端から吐出可能に、先端部を開口させたインナ部材と、
    前記インナ部材の前記先端部の前記開口を覆う天井壁部と、該天井壁部の外周縁から前記インナ部材の外周面側を覆う周壁部と、を有して、前記ガス発生器から発生する作動用ガスに押圧されて、前記インナ部材から離れるように前進移動するアウタ部材と、
    を備えて構成され、
    前記インナ部材の前記先端部の外周側に、前記アウタ部材の前記周壁部の内周面と摺動可能なシール材を設けて突出するフランジ部が配設され、
    前記アウタ部材の前記周壁部における前記天井壁部から離れた端部側に、前記フランジ部までの前記インナ部材の外周側の部位と摺動可能とし、かつ、前記フランジ部に当接して前記アウタ部材の抜けを規制可能に、前記周壁部の内周側に突出するホルダ部が、配設されて構成されるとともに、
    作動完了前に前記作動用ガスの一部を排気可能なアクチュエータであって、
    前記ホルダ部が、
    前記インナ部材の外周側の部位と摺動可能で、かつ、前記アウタ部材の抜けを規制できるように前記フランジ部と当接可能な摺動部と、
    前記摺動部より拡径して前記摺動部から前記天井壁部側に延びるように配設されるとともに、作動完了前に前記シール材と対向する位置の内周側に、前記摺動部から離れた先端から前記摺動部側に延びて、前記作動用ガスを前記摺動部側に排気可能な排気用溝部、を有した延設部と、
    を備えて構成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記ホルダ部が、前記アウタ部材に組み付けられて配設される構成として、
    前記ホルダ部の前記排気用溝部が、前記延設部の内外周を貫通するスリットとして、前記延設部の周方向に沿って、複数配設されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記インナ部材の前記フランジ部近傍の外周面側に、前記アウタ部材の前記摺動部との摺動を可能な摺動部位が、前記インナ部材の軸周り方向に沿って、複数配設されるとともに、隣接する前記摺動部位間に、前記作動用ガスを排気可能な排気用凹部が、前記インナ部材の軸方向に沿う長さ寸法を有し、かつ、前記インナ部材の軸周り方向に沿って、複数配設されていること特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記インナ部材の複数の前記排気用凹部が、それぞれ、前記インナ部材の軸直交方向の断面での形状として、略円形の外周形状から弓形状に凹む形状に形成されるとともに、
    前記排気用凹部と前記摺動部位との前記インナ部材の軸直交方向の断面での配置状態において、
    前記インナ部材の軸直交方向の前記インナ部材の軸心を通る直線であって、各々の前記排気用凹部の凹んだ中央位置を通る各々の判定中心線が、
    前記軸心の反対側において、他の前記排気用凹部の凹んだ中央位置を避けて、前記摺動部位若しくは前記摺動部位近傍の他の前記排気用凹部を通るように、
    前記排気用凹部と前記摺動部位との配置状態が、設定されていることを特徴とする請求項3に記載のアクチュエータ。
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