JP2015124829A - アクチュエータ - Google Patents

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譲二 青山
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譲二 青山
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Abstract

【課題】作動時に作動用ガスを発生させるガス発生器を使用する構成としても、移動後の後退移動を防止可能として、移動側部を迅速に移動可能なアクチュエータを提供すること。
【解決手段】作動時に作動用ガスGを発生させるガス発生器70と、ガス発生器を収納保持する収納側部22と、作動用ガスに押圧されて前進移動する移動側部52と、を備えて、ロック機構BR1により、前進移動後の移動側部の後退移動が防止される。ロック機構は、収納側部の停止規制面28aと環状溝30の係止規制面31、及び、移動側部の当接規制部58、を備えて構成される。当接規制部58は、塑性変形可能に構成されて、停止規制面28aへの当接時、移動側部における当接規制部近傍の移動中心軸Cに沿った周面61aから突出するように塑性変形し、移動側部の後退移動時に、係止規制面31に係止される。
【選択図】図7

Description

本発明は、作動時に燃焼ガスによる作動用ガスを発生させて作動させるアクチュエータに関し、例えば、保護対象物としての歩行者を受け止める際のフードパネルを持ち上げるフード跳ね上げ装置等の、車両に搭載される自動車用安全装置に好適に使用されるアクチュエータに関する。
従来のこの種のアクチュエータでは、フードパネルを持ち上げるフード跳ね上げ装置に使用されるものがあり、ガス発生器の作動時に点火させて発生する燃焼ガスを作動用ガスとして利用するピストンシリンダタイプとして構成されていた(例えば、特許文献1参照)。このアクチュエータでは、移動側部としてのピストンロッドが、収納側部としてのシリンダ内を摺動可能なピストン部と、ピストン部から延びてシリンダ外へ突出し、保護対象物としての歩行者を受け止める受止材としてのフードパネルを、歩行者の受止位置まで上昇移動させるように支持する支持ロッド部と、を備えて構成されていた。このアクチュエータでは、作動時、ピストンロッドが、ピストン部を前進完了位置までシリンダ内を前進移動させつつ、支持ロッド部に支持させたフードパネルを持ち上げていた。そして、移動側部としてのピストンロッドは、前進移動完了位置まで前進した後、ロック機構により後退移動を防止されていた。
このアクチュエータのロック機構は、ピストン部の外周面の収納溝に収納された拡径可能なロックリングと、シリンダの内周面側に設けられた環状溝(係止段部)と、ピストン部の収納溝における前進移動側の縁に配置されたテーパ状のテーパ規制面と、を備えて構成されていた。このロック機構の作動時には、ピストン部がシリンダの天井壁部に当接する前進移動完了位置まで前進移動した際、ロックリングが、収納溝から環状溝に移動するように拡径し、その後、ピストン部がロック位置まで後退移動すれば、ロックリングが、後退移動側の外周側部位を、環状溝におけるピストン部の後退移動側の縁の係止規制面に当接させて、後退移動を防止されるとともに、外周面側を、更なる拡径状態を規制されるように、環状溝の底面となる外周規制面に当接させ、さらに、内周側部位における前進移動側の内側面を、ピストン部のテーパ規制面に当接させて、縮径状態も規制され、その結果、ロックリングが、シリンダの環状溝とピストン部のテーパ規制面との間で、ロックされ、そして、ロックリングの前進移動側の内側面にテーパ規制面を当接させているピストン部も、ロックされて、ピストンロッドの後退移動が規制されることとなっていた。
特開2009−262853号公報
しかし、従来のアクチュエータでは、弾性変形可能なロックリングを、拡径可能として、シリンダの内周面に圧接させた縮径状態でピストン部の収納溝に収納させていた。そのため、従来のアクチュエータでは、作動時、ロックリングが、圧接された状態で、シリンダの内周面を摺動することとなって、ロックリングが作動時の前進移動の抵抗となり、ピストンロッド等のガス発生器により移動させる移動側部を迅速に移動させる点に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、作動時に作動用ガスを発生させるガス発生器を使用する構成としても、前進移動後の後退移動を防止可能として、移動側部を迅速に移動させることができるアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明に係るアクチュエータは、作動時に作動用ガスを発生させるガス発生器と、
前記ガス発生器を収納して保持する収納側部と、
前記ガス発生器から発生する作動用ガスに押圧されて、前記収納側部から離れるように相対的に前進移動する移動側部と、
を備えて構成されて、
作動時に、ロック機構により、前進移動後の前記移動側部の後退移動が防止される構成のアクチュエータであって、
前記移動側部の前進移動完了時に前記移動側部の前進移動を停止可能に、前記収納側部に停止規制面が配設されるとともに、前記停止規制面に当接する当接規制部が前記移動側部に配設され、
前記収納側部の前記停止規制面における前記移動側部の後退移動側に、前記移動側部の前進移動時における移動中心軸と直交するように凹む環状溝が、形成されるとともに、該環状溝における前記移動側部の後退移動側の縁が、前記移動側部の後退移動を防止する係止規制面として、構成され、
前記当接規制部が、塑性変形可能に構成されるとともに、前記停止規制面への当接時、前記移動側部における前記当接規制部近傍の前記移動中心軸に沿った周面から突出するように塑性変形し、前記移動側部の後退移動時に、前記係止規制面に係止可能に構成されて、
前記ロック機構が、前記収納側部の前記停止規制面と前記環状溝の前記係止規制面、及び、前記移動側部の前記当接規制部、を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明に係るアクチュエータでは、作動時に、ガス発生器が作動用ガスを発生させれば、移動側部が作動用ガスの押圧力によって前進移動し、移動側部の当接規制部が収納側部の停止規制面に当接して、移動側部が前進移動を完了させる。その後、移動側部が後退移動しようとしても、移動側部の当接規制部が、収納側部の停止規制面に当接した際に、収納側部における停止規制面近傍の環状溝の係止規制面に係止されるように、塑性変形して移動側部の周面から突出する状態となっている。そのため、移動側部が後退移動しようとしても、当接規制部が係止規制面に当接することから、その後退移動が防止される。
また、移動側部の当接規制部は、収納側部の停止規制面に当接して、移動側部の周面から、収納側部の凹んだ環状溝内に収納されるように、塑性変形して突出すればよく、塑性変形するまでは、収納側部の環状溝の周縁の周面に、圧接させないように、すなわち、強く接触させないように構成することができることから、作動時に、当接規制部による大きな摺動抵抗を発生させずに移動させることができて、移動側部を迅速に移動させることができる。
したがって、本発明に係るアクチュエータでは、作動時に作動用ガスを発生させるガス発生器を使用する構成としても、前進移動後の後退移動を防止可能として、移動側部を迅速に移動させることができる。
また、従来のアクチュエータでは、組み立て時、ロックリングを縮径させてピストン部の収納溝に収納させ、そして、ロックリングが拡径しない状態として、ピストン部をシリンダ内に収納させるように、組立作業を行うこととなり、ロックリングの復元を防止しつつ組立作業を行うことから、簡便に組立作業を行い難かった。しかし、本発明に係るアクチュエータでは、各部位を弾性変形させずに、組み立てることができて、組立作業が容易となる。
さらに、本発明に係るアクチュエータでは、移動側部の前進移動完了時に、収納側部の停止規制面に当てて当接規制部を塑性変形させるものであり、収納側部の停止規制面の剛性を高くしなくともよく、換言すれば、収納側部の停止規制面の部位を、厚肉にせずに済み、アクチュエータの軽量化を図ることもできる。
そして、本発明に係るアクチュエータでは、前記収納側部が、先端側に前記作動用ガスを流出させる開口端を設けて前記ガス発生器を収納保持する構成とし、
前記移動側部が、前記収納側部の開口端側を覆う天井壁部と、該天井壁部の外周縁から延びて前記収納側部の外周を覆う周壁部と、を備えて構成され、
前記収納側部の開口端の外周側に、フランジ部が突設され、
前記収納側部が、前記フランジ部における前記移動側部の後退移動側の面を、前記停止規制面とし、該停止規制面から連ならせて、前記係止規制面を有した前記環状溝を、外周側に配設させ、
前記移動側部が、前記周壁部の先端側の内周に、前記当接規制部を配設させて構成されていてもよい。
このような構成では、作動時、収納側部に配置されたガス発生器が作動用ガスを発生させて、作動用ガスが収納側部の開口端から移動側部の天井壁部を押圧するように流れることから、移動側部が、周壁部の先端部を収納側部のフランジ部まで移動させることができ、アクチュエータを伸長させて、作動が完了する。そして、上記の構成では、作動時の作動用ガスの押圧力を直接受ける部位が、ガス発生器を配置させた収納側部の開口端を覆うように、その開口端より外径寸法の大きな移動側部の天井壁部であり、ガス発生器の外径寸法が等しければ、その受圧面積は、従来のシリンダタイプのアクチュエータにおけるシリンダの内径寸法のピストン部の受圧面積より、大きくなる。そのため、火薬を燃焼させて瞬間的に高い圧力の作動用ガスを発生させるガス発生器を使用する場合、受圧面積が大きな分、アクチュエータを小径としても大きな出力を確保し易い。
上記の構成では、前記フランジ部の外周側に、前記移動側部の周壁部の内周面に摺動するシール材が配設されることが望ましい。
このような構成では、移動側部の前進移動時において、吐出された作動用ガスの貯留部位は、移動側部の天井壁部、周壁部、及び、開口端側の収納側部で囲まれる部位で構成されて、収納側部の開口端の外周側に配置されて周壁部の内周面に摺動するシール材により、ガスシール性が確保される状態となる。そして、そのシール材は、ガス発生器を収納した収納側部の内周側でなく、開口端の外周側に配置されることとなって、高温の作動用ガスに曝され難く、性能の低下を抑制できて、良好なガスシール性を維持し、移動側部は、安定した押圧力で前進移動でき、アクチュエータは、安定した出力を確保できる。
そしてまた、本発明に係るアクチュエータでは、前記収納側部が、前記ガス発生器を保持した底壁部と、該底壁部と対向するように配設される天井壁部と、前記底壁部と前記天井壁部との外周縁相互を連結する周壁部と、を有したシリンダとして構成され、
前記移動側部が、前記収納側部内に収納されて、前記作動用ガスにより外周側を前記周壁部の内周側と摺動させて前進移動するピストン部と、該ピストン部から延びて前記天井壁部から突出するロッド部と、を有したピストンロッドとして構成され、
前記収納側部が、前記天井壁部における前記移動側部の後退移動側の面を、前記停止規制面とし、該停止規制面から連ならせて、前記係止規制面を有した前記環状溝を、前記周壁部の内周側に配設させ、
前記移動側部が、前記ピストン部の前進移動側の端部に、前記当接規制部を配設させて構成されていてもよい。
このような構成では、迅速な移動側部の前進移動と、簡便な組付作業で組み立てることができるシリンダタイプのアクチュエーとして、好適に使用できる。
本発明に係る第1実施形態のアクチュエータを使用したフード跳ね上げ装置の搭載状態を示す車両の概略斜視図である。 フード跳ね上げ装置を搭載した車両の概略縦断面図である。 第1実施形態のアクチュエータの作動時を示す車両の概略縦断面図である。 第1実施形態のアクチュエータの縦断面図である。 第1実施形態のアクチュエータの作動時を示す縦断面図である。 第1実施形態のアクチュエータの拡大部分縦断面図であり、作動前の当接規制部付近を示す。 第1実施形態のアクチュエータのロック機構の動作状態を順に示す拡大部分断面図である。 第1実施形態のアクチュエータの作動完了時のロック機構における当接規制部の塑性変形状態を説明する拡大部分断面図である。 第2実施形態のアクチュエータを使用したフード跳ね上げ装置を搭載した車両の概略縦断面図である。 第2実施形態のアクチュエータの作動時を示す車両の概略縦断面図である。 第2実施形態のアクチュエータの縦断面図である。 第2実施形態のアクチュエータの作動時を示す縦断面図である。 第2実施形態のアクチュエータのロック機構の動作状態を順に示す拡大部分断面図である。 第2実施形態のアクチュエータの作動完了時のロック機構における当接規制部の塑性変形状態を説明する拡大部分断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態のアクチュエータ21は、図1〜3に示すように、自動車用安全装置としてのフード跳ね上げ装置(以下、適宜、「跳ね上げ装置」と略す)U1に使用されるものであり、車両Vにおけるフードパネル10の後端10c側のヒンジ機構11に、配設される。
なお、本明細書では、特に断らない限り、前後と上下の方向は、それぞれ、車両V(図1参照)の前後と上下の方向に一致し、左右の方向は、車両Vの前方側を見た際の左右の方向に一致させている。
また、第1実施形態の場合、車両Vのフロントバンパ5には、図1に示すように、歩行者との衝突を検知若しくは予測可能なセンサ6が、配設されており、センサ6からの信号を入力させている図示しない制御回路が、センサ6からの信号に基づいて車両Vと歩行者との衝突を検知した際に、アクチュエータ21のガス発生器70の図示しない火薬を点火させ、作動用ガスGを発生させることにより、アクチュエータ21を作動させて、跳ね上げ装置U1を作動させるように(図3,5参照)、構成されている。
フードパネル10は、図1,2に示すように、車両VにおけるエンジンルームERの上方を覆うように配設されるもので、左右方向の両縁10d,10e側における後端10c近傍に配置されるヒンジ機構11により、車両Vの車体(ボディ)1側に対して、前開きで開閉可能に連結されている。フードパネル10は、アルミニウム合金等からなる板金製として、上面側のアウタパネル10aと、下面側に位置してアウタパネル10aより強度を向上させたインナパネル10bと、から構成されている。フードパネル10は、歩行者を受け止めた際に、歩行者の運動エネルギーを吸収できるように、塑性変形可能に構成されている。そして、実施形態では、車両Vと歩行者との衝突時に、アクチュエータ21が作動されて、図3に示すように、上昇したフードパネル10の後端10cと、エンジンルームERと、の間に、変形スペースSを形成できることから、曲げ塑性変形時の塑性変形量を増大させることができ、フードパネル10は、歩行者の運動エネルギーを多く吸収することができる。
ヒンジ機構11は、フードパネル10の左縁10dと右縁10eとの後端10c側に、それぞれ、配設される。そして、ヒンジ機構11は、フードパネル10の後端10cの下方におけるボディ1側に固定されるヒンジベース12と、フードパネル10の後端10cの下面側に配置される取付プレート15と、ヒンジベース12と取付プレート15とに軸支されるヒンジアーム14と、を備えて構成される。ヒンジベース12は、詳しくは、ボディ1側のフードリッジリインホース2に連結された取付フランジ2aに、固定されている。そして、ヒンジ機構11は、フードパネル10の通常使用の開き時に、ヒンジアーム14のヒンジベース12側となる元部端14a側の軸支部位を回転中心として開く構成としている(図2の二点鎖線参照)。
なお、このヒンジアーム14は、元部端14aから先端14bを前方に延ばすように配設されて、元部端14aが、支持軸13を利用してヒンジベース12の後端側に連結され、この支持軸13を回転中心として、回動可能とし、また、先端14b側も、支持軸16を利用して、取付プレート15の前端側に連結され、この支持軸16を回転中心として、回動可能である。左右の支持軸13,16は、それぞれ、軸方向を、車両Vの左右方向に沿わせるように、配設されている。但し、通常使用時には、アクチュエータ21が伸長防止用の係止部37を被係止部55に係止させて(図4参照)、アクチュエータ21の非作動時の伸長が防止されており、ヒンジアーム14と取付プレート15とが、アクチュエータ21によって結合された状態となっていることから、ヒンジアーム14は、取付プレート15に対して回動しない。そのため、フードパネル10は、通常使用の開閉時、支持軸13の部位を回転中心として、開閉することとなる。すなわち、フードパネル10を開く際には、図2の実線から二点鎖線に示すように、左右の支持軸13を回転中心として、各ヒンジアーム14の先端14b側とともに、フードパネル10の前端10f側が上昇することとなって、フードパネル10を前開きで開くことができ、そして、前端10f側を下せば、支持軸13を回転中心として回転して、フードパネル10が閉じることとなる。なお、係止部37における被係止部55の係止が解除されるように(図5参照)、アクチュエータ21(ガス発生器70)が作動されて、アクチュエータ21が伸長する際には、ヒンジアーム14と取付プレート15とは、両者の交差角度θ0を拡大させるように、支持軸16を回転中心として回動することとなる(図2,3参照)。
また、左右のヒンジ機構11は、左右対称形として配設され、ヒンジアーム14と取付プレート15とのエンジンルームER側の面の連結部14c,15aに、それぞれ、アクチュエータ21の両端(連結部25,65)が連結されている。ヒンジアーム14のアクチュエータ21との連結部14cは、元部端14aと先端14bとの間の中間部位より、先端14b側に接近して配置され、取付プレート15のアクチュエータ21との連結部15aは、支持軸16より後方に配置されている。
なお、フードパネル10の前端10f側には、公知のフードロック機構8が配設されている。フードロック機構8は、フードパネル10の前端10f下面に固定されるロックストライカ8aと、ボディ1側に配設されてロックストライカ8aを係止するラッチ8bと、を備えて構成される。ラッチ8bは、図示しないレバーを操作しなければ、係止したロックストライカ8aを係止解除できないように構成されており、フードパネル10の後端10cの上昇時でも、フードパネル10の前端10fは、ロックストライカ8aを係止するラッチ8bにより、ボディ1側から離れるように上昇しない。
さらに、フードパネル10の後方には、図2,3に示すように、ボディ1側の剛性の高いカウルパネル7aと、カウルパネル7aの上方における合成樹脂製のカウルルーバ7bと、からなるカウル7が、配設されている。カウルルーバ7bは、後端側をフロントウィンドシールド3の下部3a側に連ならせるように配設されている。また、フロントウィンドシールド3の左右には、図1に示すように、フロントピラー4,4が、配設されている。
第1実施形態のアクチュエータ21は、図4,5に示すように、作動時に作動用ガスGを発生させるガス発生器70と、ガス発生器70を収納して保持する収納側部22と、ガス発生器70から発生する作動用ガスGに押圧されて、収納側部22から離れるように相対的に前進移動して、アクチュエータ21を伸長させる移動側部52と、を備えて構成される。なお、第1実施形態では、アクチュエータ21は、作動時、ガス発生器70が作動用ガスGを発生させると、係止部37を塑性変形させて係止部37の被係止部55への係止を解除させつつ、収納側部22に対して移動側部52が斜め上後方に前進移動して伸長し(図2,3参照)、ヒンジアーム14と取付プレート15との連結部14c,15a相互を離隔させる。そして、この時、ヒンジアーム14と取付プレート15と相互の交差角度θ0が大きくなり、フードパネル10は、ラッチ8bに係止された前端10fを上昇させずに、後端10cを上昇させることとなる。
ガス発生器70は、作動時に、図示しない所定の火薬を点火させ、火薬自体の燃焼により、あるいは、さらに火薬に着火されるガス発生剤の燃焼により、作動用ガスGを発生させるスクイブやマイクロガスジェネレータ等が使用されており、作動用ガスGを吐出する先端70aから離れた元部側に、図示しない制御回路からの点火電気信号を入力させるリード線70cが、接続されている。そして、ガス発生器70は、図示しない制御回路からの点火電気信号を入力すると、内蔵されている火薬に点火して燃焼させ、さらに適宜、ガス発生剤も燃焼させて、燃焼ガスを発生させ、その燃焼ガスを作動用ガスGとして、先端70aから吐出させて移動側部52の天井壁部53へ供給する。また、第1実施形態の場合、ガス発生器70は、リード線70cを突出させた状態で、収納側部22のインナケース27内に収納されるように、ポリアミド等からなる合成樹脂製の樹脂部72と一体成形される組付体75として構成され、そして、組付体75として、インナケース27に収納される構成としている。
この組付体75は、インナケース27(収納側部22)の元部端24a側の開口27cから挿入させて、ガス発生器70の鍔部70bを、インナケース27の後述する段差34に当て、そして、樹脂部72に設けられた貫通孔72aに、楕円管状の止め具40を嵌め込んで抜け止めして、収納側部22(インナケース27)に収納保持されている。なお、止め具40は、インナケース27に開口している組付孔36に嵌め込まれて固定される。
そして、収納側部22は、略円筒状の鋼等からなる金属製のインナケース(筒状部材)27から形成されて、先端側(図4,5に示す上端側)に作動用ガスGを流出させるために円形に開口した開口端23を備え、開口端23から元部24側に向かう位置にガス発生器70を収納保持するとともに、元部端24a側を、ヒンジアーム14側に、連結させている。ヒンジアーム14側に連結される連結部25は、連結孔部25aを備えて構成され、そして、連結孔部25aに挿入される軸支具(軸支ピン)18を利用して、ヒンジアーム14の連結部14cに対して、回動自在に連結されている。軸支具18は、連結孔部25aを貫通して、ヒンジアーム14の連結部14cに回動自在に連結される。なお、連結孔部25aは、第1実施形態の場合、組付体75を収納保持(抜け止め)するためのインナケース27の組付孔36に固定された止め具40の内周側の貫通孔を、利用している。
収納側部22を構成するインナケース27は、外周面27aの先端(開口端23)側に、フランジ部28を突出させ、内周面27b側に、開口端23側に向かって内径を狭める段差34を設けて構成されている。段差34には、既述したように、樹脂部72で被覆されたガス発生器70の鍔部70bが当接されている。なお、インナケース27の内周面27bと組付体75との間には、ガス発生器70側の気密性を確保するためのゴム製の円環状のパッキン43が配設されている。
外周面27a側のフランジ部28には、外周側に、図4,7,8に示すように、環状溝29が形成されて、環状溝29には、移動側部52の前進移動時のガスシール性を確保するためのゴム製の円環状のシール材(パッキン・Oリング)42が嵌め込まれている。
フランジ部28は、アクチュエータ21の作動時に、移動側部52の先端部54a側を止める移動側部52の抜け止め用のストッパとなり、アクチュエータ21の最大伸長(最大作動ストローク)を制限することとなる。そして、フランジ部28における移動側部52の後退移動側となる下面は、前進移動時の移動側部52の後述する当接規制部58と当接する停止規制面28aとなる。
外周面27a側のフランジ部28の近傍には、図4,7,8に示すように、停止規制面28aに連なって、移動側部52の当接規制部58が塑性変形してなる変形突出部59を収納する環状溝(係止段部)30が、外周面27aから凹んで形成されている。この環状溝30では、フランジ部28から離れた側の環状溝30の底面32から立ち上がる段差面を、後退移動時の変形突出部59を係止する係止規制面31としている。
また、インナケース27の外周面27aには、移動側部52の先端部54aの端縁54aeの内周に圧接されて、移動側部52の内部側の防水性とゴミの侵入防止を図る円環状のゴム等からなるパッキン44が、配設されている。
さらに、収納側部22の元部端24a付近のインナケース27の外周面27aには、非作動時におけるアクチュエータ21の伸長防止用の係止部37が、固着されている。係止部37は、断面逆U字形の塑性変形可能な金属製として、先端の反転した係止フック部37aを、移動側部52の先端部54aの端縁54aeに設けた係止孔55aの周縁の被係止部55に、係止させている。アクチュエータ21の非作動時の伸長防止用の係止部37と被係止部55とは、アクチュエータ21の軸心Cの回りで、二箇所若しくは三箇所等の複数個所に形成されている。
なお、移動側部52の係止孔55aは、挿入孔55abと本体係止孔55aaとから構成され、各係止部37を挿入孔55ab側から挿入して、収納側部22若しくは移動側部52を回して、係止フック部37aを本体係止孔55aaの周縁の被係止部55に係止させるように、配置させることとなる。
アクチュエータ21の移動側部52は、鋼等の金属製として、収納側部22の開口端23側を覆う天井壁部53と、天井壁部53の外周縁から、ガス発生器70の配置位置を越えた元部24側までの収納側部22の外周を覆うように、移動側部52の後退側、すなわち、図4,5の下方側、に延びる略円筒状の周壁部54と、を備えて構成されている。
天井壁部53には、丸穴状の連結孔部65aを有した取付プレート15に連結される連結部65が、開口端23と離れた上面側に配設されている。この連結部65は、連結孔部65aに挿入される軸支具(軸支ピン)19を利用して、取付プレート15の連結部15aに対して、回動自在に連結されている。軸支具19は、連結孔部65aを貫通して、取付プレート15の連結部15aに回動自在に連結される。
周壁部54は、天井壁部53から離れる先端部54aの内周面側に設けたロック材56までの内周面54bを、収納側部22の外周面側のシール材42と摺動可能として、ガスシール性を確保して前進移動できるように、アクチュエータ21の軸心C(すなわち、移動側部52の移動中心軸C)と同心的に、平滑な円形の弧面状に構成されている。なお、周壁部54の先端部54aの端縁54aeには、既述したように、係止孔55aと、リード線70cを挿通させる開口55bとが形成されている。
ロック材56は、図6〜8に示すように、塑性変形可能な鋼等の金属製の略円筒状部材として、周壁部54の先端部54aの内周側にかしめて固定されており、移動側部52の前進移動側(上部側)から順に、当接規制部58と、軸心Cと同心とした平滑な円形弧面状の内周面61aを有した円筒状のガイド部61と、を備えて構成されている。
ガイド部61は、内周面61aを収納側部22の外周面27aに摺動可能として、軸心Cに沿う移動側部52の前進移動を案内する。
当接規制部58は、ロック材56の内周側に凹溝60を設けるように、ガイド部61の天井壁部53側の上縁の軸心Cから離れた外周縁61b側に元部58aを配置させ、先端58b側を、軸心Cに接近させるように斜め上方の前進移動側に鍔状に延ばす断面形状として、先狭まりのテーパ管状(円環状)に形成されている。この当接規制部58の先端58bの内径寸法d1は、アクチュエータ21の作動時における移動側部52の前進移動中に先端58bが収納側部22のインナケース27における外周面27aと強く接触しないように、外周面27aの外径寸法D1より、大きく設定されている。また、実施形態の場合、当接規制部58の先端58bの内径寸法d1は、ガイド部61の内周面61aの内径寸法d0より、大きく設定されている。すなわち、第1実施形態では、外径寸法D1<内径寸法d0<内径寸法d1となる。
そして、この当接規制部58は、移動側部52が前進して、収納側部22の停止規制面28aに当接する際には、図7のB,Cや図8のB,Cに示すように、曲げ塑性変形されつつ圧縮塑性変形されて、先端58b側が、軸心Cと直交するようにガイド部61側に倒れ、ガイド部61側の元部59a側から延びた先端59b側を、収納側部22の環状溝30の底面32に接触若しくは接近させる状態となる。すなわち、先端59b側を環状溝30内に進入させるように、当接規制部58が塑性変形して、ガイド部61から軸心Cに接近するように突出した変形突出部59を形成することとなる。そして、この変形突出部59は、軸心Cに沿って、環状溝30の係止規制面31と重なることから、前進移動完了後の移動側部52が後退移動しようしても、図7のDや図8のDに示すように、当接規制部58の塑性変形した変形突出部59が、係止規制面31に係止されて、移動側部52の後退移動が規制される。
すなわち、第1実施形態では、これらの収納側部22の停止規制面28aと環状溝30の係止規制面31、及び、移動側部52の当接規制部58により、移動側部52の後退移動を防止するロック機構BR1が構成されている。
第1実施形態のアクチュエータ21では、リード線70c,70cを図示しない制御回路に結線するとともに、連結部25,65を、軸支具18,19を利用して、フードパネル10の左右のヒンジ機構11におけるヒンジアーム14と取付プレート15との連結部(連結部位)14c,15aに連結させれば、アクチュエータ21をヒンジ機構11に配設できて、跳ね上げ装置U1を車両Vに搭載することができる。
車両Vへの搭載後、第1実施形態の跳ね上げ装置U1では、アクチュエータ21が作動すれば、ガス発生器70が作動用ガスGを発生させ、その作動用ガスGの押圧力によって、図3の二点鎖線から実線に示すように、あるいは、図4から図5に示すように、係止フック部37aを塑性変形させつつ(被係止部55を塑性変形させてもよい)、アクチュエータ21の移動側部52が収納側部22から離れて、アクチュエータ21が伸長する。そして、伸長するアクチュエータ21が、ヒンジ機構11の取付プレート15とヒンジアーム14との交差角度θ0を広げることから、フードパネル10の後端10c側が上昇し、フードパネル10が、変形スペースSを広く確保できて、変形量を多くした塑性変形により、衝撃を緩和させて歩行者を受け止めることができる。
なお、第1実施形態の場合、アクチュエータ21は、作動ストロークSLを約40mmとして、フードパネル10の後端10cを約80mm上昇させることができた。
そして、第1実施形態のアクチュエータ21では、作動時において、ガス発生器70が作動用ガスGを発生させ、移動側部52が作動用ガスGの押圧力によって前進移動すれば、図7のA〜Cや図8のA〜Cに示すように、移動側部52の当接規制部58が収納側部22のフランジ部28の停止規制面28aに当接して、移動側部52が前進移動を完了させる。その後、図7のDや図8のDに示すように、移動側部52が後退移動しようとしても、移動側部52の当接規制部58が収納側部22の停止規制面28aに当接した際に、当接規制部58が、収納側部22における停止規制面28a近傍の環状溝30の係止規制面31に係止されるように、塑性変形して変形突出部59が形成され、先端59b側を移動側部52のガイド部61の内周面61aから軸心C側へ突出させる状態となっている。そのため、移動側部52が後退移動しようとしても、当接規制部(変形突出部59)58が先端59b側を係止規制面31に当接させることから、その後退移動が防止される。
また、移動側部52の当接規制部58は、収納側部22の停止規制面28aに当接して、移動側部52の内周面61aから、収納側部22の凹んだ環状溝30内に収納されるように、塑性変形して突出すればよく、塑性変形するまでは、収納側部22の環状溝30の周縁の外周面27aに、圧接させないように、すなわち、強く接触させないように構成することができる。ちなみに、第1実施形態では、当接規制部58の先端58bの内径寸法d1>外周面27aの外径寸法D1である。そのため、このアクチュエータ21では、作動時に、当接規制部58の摺動抵抗を発生させずに移動させることができて、移動側部52を迅速に移動させることができる。
したがって、第1実施形態のアクチュエータ21では、作動時に作動用ガスGを発生させるガス発生器70を使用する構成としても、前進移動後の後退移動を防止可能として、移動側部52を迅速に移動させることができる。
さらに、第1実施形態のアクチュエータ21では、当接規制部58等の各部位を弾性変形させずに、組み立てることができて、従来のアクチュエータのような、縮径状態でロックリングを収納溝に収納させつつ組立作業を行わなくともよいことから、組立作業が容易となる。
さらに、第1実施形態のアクチュエータ21では、移動側部52の前進移動完了時に、収納側部22の停止規制面28aに当てて当接規制部58を塑性変形させるものであり、収納側部22の停止規制面28aの剛性、すなわち、ストッパとしてのフランジ部28の剛性、を高くしなくともよい。換言すれば、このアクチュエータ21では、収納側部22のフランジ部28を、厚肉にせずに済み、アクチュエータ21の軽量化を図ることもできる。
そして、第1実施形態のアクチュエータ21では、収納側部22が、先端側に作動用ガスGを流出させる開口端23を設けてガス発生器70を収納保持する構成としている。また、移動側部52が、収納側部22の開口端23側を覆う天井壁部53と、天井壁部53の外周縁から延びて収納側部22の外周面27a側を覆う周壁部54と、を備えて構成されている。また、収納側部22の開口端23の外周側には、フランジ部28が突設されている。さらに、収納側部22が、フランジ部28における移動側部52の後退移動側の面を、停止規制面28aとし、停止規制面28aから連ならせて、係止規制面31を有した環状溝(係止段部)30を、外周側に配設させ、移動側部52が、周壁部54の先端部54a側の内周側に、当接規制部58を配設させて構成されている。
すなわち、第1実施形態のアクチュエータ21では、作動時の作動用ガスGの押圧力を直接受ける部位が、ガス発生器70を配置させた収納側部22の開口端23を覆うように、その開口端23より外径寸法の大きな移動側部52の天井壁部53であり、ガス発生器70の外径寸法が等しければ、その受圧面積は、従来のシリンダタイプのアクチュエータにおけるシリンダの内径寸法のピストン部の受圧面積より、大きくなる。そのため、火薬を燃焼させて瞬間的に高い圧力の作動用ガスを発生させるガス発生器70を使用する場合、受圧面積が大きな分、アクチュエータ21を小径としても大きな出力を確保し易い。
さらに、第1実施形態のアクチュエータ21では、ガス発生器70が、軸心C側に接近して、作動前の配置状態の移動側部52の部位52a(実施形態では、周壁部54の先端部54aと天井壁部53との間の中間付近)と重なるように、収納側部22に収納保持されている。すなわち、ガス発生器70と移動側部52とが、移動側部52の軸心Cに沿って直列的に配設されているものの、その軸心Cと直交方向で重なって配設されている。そのため、ガス発生器70と移動側部52とが重なった分(第1実施形態では、ガス発生器70の図示しない火薬や点火装置等を内蔵した本体71とリード線70cの一部とが移動側部52の部位52aと長く重なっている分)、従来タイプのガス発生器と移動側部とを重ならせずに配設させたものに比べて、アクチュエータ21の長さ寸法Lを短くできる。
したがって、上記の構成では、アクチュエータを短くしても、長い作動ストロークSLを確保でき、かつ、既述したように、アクチュエータ21を太くしなくとも、大きな出力を確保できることから、逆に、アクチュエータ21をコンパクトに構成できて、搭載スペースの小さな、例えば、車両Vのフードパネル10のヒンジ機構11付近に搭載するフード跳ね上げ装置U1等に好適に使用可能となる。
特に、第1実施形態では、作動前のアクチュエータ21を、図2,3に示すように、ヒンジアーム14側の連結部14cから取付プレート15側の連結部15aまで、上下方向でなく、斜め後上向きの水平方向に接近させるように、搭載できることから、上下方向の搭載スペースを小さくできて、エンジンルームERが大きく、ヒンジ機構11の周囲に高さ方向のスペースのない車両Vに、好適に、跳ね上げ装置U1を搭載できる。
また、第1実施形態では、フランジ部28の外周側に、移動側部52の周壁部の内周面に摺動するシール材42が配設されている。
そのため、第1実施形態では、移動側部52の前進移動時において、吐出された作動用ガスGの貯留部位は、移動側部52の天井壁部53、周壁部54、及び、開口端23側の収納側部22で囲まれる部位で構成されて、収納側部22の開口端23の外周面27a側に配置されて周壁部54の内周面54bに摺動するシール材42により、ガスシール性が確保される状態となる。そして、そのシール材42は、ガス発生器70を収納した収納側部22の内周側でなく、開口端23の外周側に配置されることとなって、高温の作動用ガスGに曝され難く、性能の低下を抑制できて、良好なガスシール性を維持し、移動側部52は、安定した押圧力で前進移動でき、アクチュエータ21は、安定した出力を確保できる。
なお、第1実施形態では、アクチュエータ21の収納側部22の連結部25をヒンジアーム14側に連結し、移動側部52の連結部65を取付プレート15側に連結したが、逆の構成として、収納側部22の連結部25を取付プレート15の連結部15aに連結し、移動側部52の連結部65をヒンジアーム14の連結部14cに連結してもよい。
つぎに、第2実施形態のアクチュエータ121について説明すると、このアクチュエータ121は、図9,10に示すように、第1実施形態のアクチュエータ21と同様に、フード跳ね上げ装置U2に使用されるものである。但し、このフード跳ね上げ装置U2では、フードパネル10の下面側のヒンジ機構11Aの前方のインナパネル10bの部位14eを、アクチュエータ121の移動側部142で押し上げて、後端10cを上昇させる構成としており、アクチュエータ121が、移動側部142の頭部151を上下方向に沿った上方へ前進移動させるように、ヒンジ機構11Aの前方側におけるボディ1側のフードリッジリインホース2に連結された取付フランジ2bに対し、取付ブラケット20に保持されて、取付固定されている。なお、取付ブラケット20は、ボルト(図符号省略)を利用して、取付フランジ2bに取付固定される。
このヒンジ機構11Aは、フードパネル10の後端10cの下方におけるボディ1側の取付フランジ2aに固定されるヒンジベース12Aと、ヒンジベース12Aに支持軸13Aを利用して軸支されて、フードパネル10の後端10cの下面側に連結されるヒンジアーム14Aと、を備えて構成されている。なお、取付フランジ2aは、第1実施形態と同様に、ボディ1側のフードリッジリインホース2に連結されている。そして、ヒンジ機構11Aは、フードパネル10の通常使用の開き時に、ヒンジアーム14Aの元部端14a側の支持軸13Aの部位を回転中心として開く構成としている(図9の二点鎖線参照)。
そして、このヒンジアーム14Aは、元部端14aから前方に延びた先端側の取付部14dをインナパネル10bに固着させている。取付部14dには、アクチュエータ121の作動時の頭部151を下面で受け止める当接部14eが配設されている。さらに、ヒンジアーム14Aは、取付部14dの近傍に、塑性変形し易いように、切欠き14fを配設させており、作動時のアクチュエータ121の上昇する頭部151が当接部14eに当接した際、切欠き14fの近傍の塑性変形部14gを塑性変形させて、当接部14eや取付部14dとともに、フードパネル10の後端10cが、変形スペースSを設けるように、上昇させることとなる。
勿論、アクチュエータ121の作動によるフードパネル10の後端10cの上昇時でも、図2,3に示すように、フードパネル10の前端10fは、ロックストライカ8aを係止するラッチ8bにより、ボディ1側から離れるように上昇しない。また、アクチュエータ121の作動も、第1実施形態と同様に、車両Vのフロントバンパ5に設けたセンサ6による歩行者との衝突検知時、所定の制御回路の制御により、行われる。
そのため、この第2実施形態でも、車両Vと歩行者との衝突時に、アクチュエータ121が作動されて、図10に示すように、上昇したフードパネル10の後端10cと、エンジンルームERと、の間に、変形スペースSを形成できることから、曲げ塑性変形時の塑性変形量を増大させることができ、フードパネル10は、歩行者の運動エネルギーを多く吸収することができる。
そして、第2実施形態のアクチュエータ121では、図11,12に示すように、シリンダタイプとするもので、収納側部122が、ガス発生器160を保持した底壁部134と、底壁部134と対向するように配設される天井壁部123と、底壁部134と天井壁部123との外周縁相互を連結する円筒状の周壁部126と、を有したシリンダとして構成されている。
また、移動側部142は、収納側部122内に収納されて、作動用ガスGにより外周側を周壁部126の内周面126a側と摺動させて前進移動するピストン部143と、ピストン部143から延びて天井壁部123の挿通孔124から突出するロッド部150と、を有したピストンロッド142として構成されている。
ガス発生器160は、第1実施形態のガス発生器70と同様に、作動時に、図示しない所定の火薬を点火させ、火薬自体の燃焼により、あるいは、さらに火薬に着火されるガス発生剤の燃焼により、作動用ガスGを発生させるスクイブやマイクロガスジェネレータ等が使用されており、作動用ガスGを吐出する先端160aから離れて底壁部134から露出する元部側に、所定の制御回路からの点火電気信号を入力させる図示しないリード線を接続させるコネクタ160bが、配設されている。そして、ガス発生器160は、ガス発生器70と同様に、図示しない制御回路からの点火電気信号を入力すると、内蔵されている火薬に点火して燃焼させ、さらに適宜、ガス発生剤も燃焼させて、燃焼ガスを発生させ、その燃焼ガスを作動用ガスGとして、先端160aから吐出させてピストン部143のガス発生器160と対向する受圧面部143b側へ供給する。
そして、この第2実施形態のアクチュエータ121では、ガス発生器160が作動用ガスGを発生させると、収納側部としてのシリンダ122に対して移動側部としてのピストンロッド142が上方へ前進移動し、上端の頭部151が、フードパネル10の当接部14eに当接して、当接部14eを押し上げることから、図10の二点鎖線から実線に示すように、フードパネル10は、ラッチ8bに係止された前端10fを上昇させずに(図3参照)、後端10cを上昇させることとなる。
また、収納側部としてのシリンダ122は、金属製の円筒状のパイプ材に天井壁部123を構成するキャップ材をかしめ、キャップ材から離れた元部側もかしめて、底壁部134側を形成している。天井壁部123は、ピストンロッド142のピストン部143側を止める抜け止め用のストッパとなり、アクチュエータ121の最大伸長(最大作動ストローク)を制限することとなる。そして、天井壁部123におけるピストンロッド142の後退移動側となる下面は、前進移動時のピストンロッド142の後述する当接規制部146と当接する停止規制面123aとなる。
そして、周壁部126の内周側の天井壁部123の近傍には、停止規制面123aに連なって、ロック機構BR2を構成する環状溝(係止段部)130が形成されている。環状溝130は、ピストン部143が摺動する周壁部126の内周面126aから凹むように形成され、下縁側の底面132から内周面126aに連なる段差面を、ピストンロッド142の後退移動を防止可能に当接規制部146を係止する係止規制面131として、構成される。
移動側部としてのピストンロッド142は、ピストン部143の前進移動側の端部に、ロック機構BR2を構成する当接規制部146を配設させている。この当接規制部146は、図13や図14のAに示すように、元部146aをピストン部143の上面143cにおけるロッド部150近傍に配置させて、先端146b側を、軸心Cから離れるように斜め上方の前進移動側に鍔状に延ばす断面形状として、先広がりのテーパ管状(円環状)に形成されている。この当接規制部146の先端146bの外径寸法D2は、アクチュエータ121の作動時におけるピストンロッド142の前進移動中に先端146bが収納側部122の周壁部126の内周面126aと接触しないように、内周面126aの内径寸法d2より、小さく設定されている。
そして、この当接規制部146は、ピストンロッド142が前進して、シリンダ122の停止規制面123aに当接する際には、図13のA,Bや図14のA,Bに示すように、曲げ塑性変形されつつ圧縮塑性変形されて、先端146b側が、軸心Cと直交するように外向きに倒れ、ロッド部150側の元部147a側から延びた先端147b側を、シリンダ122の環状溝130の底面132に接触若しくは接近させる状態となる。すなわち、先端147b側を環状溝130内に進入させるように、当接規制部146が塑性変形して、軸心Cと直交方向にロッド部150側から離れるように突出した変形突出部147を形成することとなる。そして、この変形突出部147は、軸心Cに沿って、環状溝130の係止規制面131と重なることから、前進移動完了後のピストンロッド142が後退移動しようしても、図13のCや図14のCに示すように、当接規制部146の塑性変形した変形突出部147が、係止規制面131に係止されて、ピストンロッド142の後退移動が規制される。
そのため、第2実施形態では、これらのシリンダ122の停止規制面123aと環状溝130の係止規制面131、及び、ピストンロッド142の当接規制部146により、ピストンロッド142の後退移動を防止するロック機構BR2が構成されている。
また、ピストン部143は、その外周面に、シール材153を嵌める凹溝144を備えて構成されている。シール材153は、Oリングからなり、ピストン部143の前進移動時に、ガスシール性を確保しつつ、シリンダ122の周壁部126の内周面126aに摺動することとなる。
なお、ピストンロッド142のロッド部150は、その外周面150aを、アクチュエータ121の作動時、ガスシール性が十分でないものの、シリンダ122の天井壁部123の挿通孔124の内周面124aに摺動させることとなる。
また、ピストンロッド142のロッド部150における前進移動時の先端側には、鋼材等の金属製の頭部151が配設されている。この頭部151は、アクチュエータ121の作動時、既述したように、フードパネル10の当接部14eに当接して、当接部14eを押し上げることとなる。
なお、頭部151の下端側には、作動前のシリンダ122内の防水性を確保するために、円環状のゴム等からなるパッキン154が天井壁部123の上面側の内周に嵌め込まれている。
また、ピストンロッド142のロッド部150の外周面150aには、作動前の天井壁部123の下面側近傍に、係止リング157を収納する環状溝156が形成されている。係止リング157は、弾性変形可能なばね板製のEリングから構成されている。この係止リング157は、アクチュエータ121の作動前のピストンロッド142の前進移動を規制するものであり、シリンダ122の天井壁部123と当接する。そして、ガス発生器160が作動用ガスGを発生させた際には、ピストンロッド142の前進移動に伴ない、環状溝156の後退移動側の縁156aが、天井壁部123に当接する係止リング157を押して拡径させ、そして、環状溝156から離脱させて、ピストンロッド142の前進移動を規制していた係止状態を、解除させることとなる。そして、ピストンロッド152は、作動用ガスGの圧力を受けて、前進移動することとなる。
そして、第2実施形態でも、アクチュエータ121におけるガス発生器160のコネクタ160bに図示しない制御回路からのリード線を結線するとともに、シリンダ122を、取付ブラケット20を利用して、取付フランジ2bに取付固定すれば、跳ね上げ装置U2をヒンジ機構11Aを取付済みの車両Vに搭載することができる。
車両Vへの搭載後、第2実施形態の跳ね上げ装置U2では、アクチュエータ121が作動すれば、ガス発生器160が作動用ガスGを発生させ、その作動用ガスGの押圧力によって、図9から図10に示すように、あるいは、図11から図12に示すように、アクチュエータ121の移動側部としてのピストンロッド142のロッド部150が収納側部としてのシリンダ122から突出し、ロッド部150の上端の頭部151を当接部14eに当てて、フードパネル10の後端10cとともに当接部14eを押し上げる。そのため、フードパネル10は、後端10c側を押し上げられて、変形スペースSを広く確保できて、変形量を多くした塑性変形により、衝撃を緩和させて歩行者を受け止めることができる。
そして、第2実施形態のアクチュエータ121でも、作動時において、ガス発生器160が作動用ガスGを発生させ、ピストンロッド142にピストン部143が作動用ガスGの押圧力によって前進移動(上昇)すれば、図13のA〜Bや図14のA〜Bに示すように、ピストンロッド142の当接規制部146がシリンダ122の天井壁部123の停止規制面123aに当接して、ピストンロッド142が前進移動を完了させる。その後、図13のCや図14のCに示すように、ピストンロッド142が後退移動しようとしても、ピストンロッド142の当接規制部146がシリンダ122の停止規制面123aに当接した際に、当接規制部146が、シリンダ122における停止規制面123a近傍の環状溝130の係止規制面131に係止されるように、塑性変形して変形突出部147が形成され、先端147b側をシリンダ122の内周面126aを越えるように、軸心C側から離れる突出状態となっている。そのため、ピストンロッド142が後退移動しようとしても、当接規制部(変形突出部147)146が先端147b側を係止規制面131に当接させることから、その後退移動が防止される。
また、ピストンロッド142の当接規制部146は、シリンダ122の停止規制面123aに当接して、ピストン部143の外周面側143aから、シリンダ122の凹んだ環状溝130内に収納されるように、塑性変形して突出すればよく、塑性変形するまでは、シリンダ122の環状溝130の周縁の内周面126aに、摺動させないように、すなわち、接触させないように構成することができる。ちなみに、第2実施形態では、当接規制部146の先端146bの外径寸法D2<内周面126aの内径寸法d2である。そのため、このアクチュエータ121では、作動時に、当接規制部146の摺動抵抗を発生させずに移動させることができて、ピストンロッド142を迅速に移動させることができ、第1実施形態と同様の作用・効果を得ることができる。
そして、第2実施形態のアクチュエータ121では、シリンダタイプとしており、従来のシリンダタイプと同様なアクチュエータとして使用できる。
なお、各実施形態のアクチュエータ21,121では、フードパネル10を跳ね上げる跳ね上げ装置U1,U2に使用する場合を例示したが、着座した運転者の前方の膝受パネルとボディ側のインパネリンホースとに、収納側部と移動側部とを連結させ、車両の正面衝突時、膝受パネルを後方移動させるアクチュエータとして、本発明を利用してもよい。さらに、本発明のアクチュエータでは、ガス発生器を作動させて所定時に移動側部の前進移動させる構成であれば、実施形態に限定されず、種々の自動車用安全装置に使用することができる。
21…アクチュエータ、22…収納側部、23…(先端)開口端、28…フランジ部、28a…停止規制面、30…(後退防止用ロック機構)環状溝、31…(後退防止用ロック機構)係止規制面、42…シール材、52…移動側部、53…天井壁部、54…周壁部、54a…先端部、58…当接規制部、70…ガス発生器、
121…アクチュエータ、122…収納側部・シリンダ、123…天井壁部、123a…停止規制面、126…周壁部、130…(後端防止用ロック機構)環状溝、131…(後端防止用ロック機構)係止規制面、134…底壁部、142…移動側部・ピストンロッド、143…ピストン部、143a…外周面、146…当接規制部、150…ロッド部、160…ガス発生器、
BR1,BR2…後退防止用ロック機構、C…(アクチュエータ)軸心・移動中心軸、G…作動用ガス、U1,U2…(自動車用安全装置)フード跳ね上げ装置。

Claims (4)

  1. 作動時に作動用ガスを発生させるガス発生器と、
    前記ガス発生器を収納して保持する収納側部と、
    前記ガス発生器から発生する作動用ガスに押圧されて、前記収納側部から離れるように相対的に前進移動する移動側部と、
    を備えて構成されて、
    作動時に、ロック機構により、前進移動後の前記移動側部の後退移動が防止される構成のアクチュエータであって、
    前記移動側部の前進移動完了時に前記移動側部の前進移動を停止可能に、前記収納側部に停止規制面が配設されるとともに、前記停止規制面に当接する当接規制部が前記移動側部に配設され、
    前記収納側部の前記停止規制面における前記移動側部の後退移動側に、前記移動側部の前進移動時における移動中心軸と直交するように凹む環状溝が、形成されるとともに、該環状溝における前記移動側部の後退移動側の縁が、前記移動側部の後退移動を防止する係止規制面として、構成され、
    前記当接規制部が、塑性変形可能に構成されるとともに、前記停止規制面への当接時、前記移動側部における前記当接規制部近傍の前記移動中心軸に沿った周面から突出するように塑性変形し、前記移動側部の後退移動時に、前記係止規制面に係止可能に構成されて、
    前記ロック機構が、前記収納側部の前記停止規制面と前記環状溝の前記係止規制面、及び、前記移動側部の前記当接規制部、を備えて構成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記収納側部が、先端側に前記作動用ガスを流出させる開口端を設けて前記ガス発生器を収納保持する構成とし、
    前記移動側部が、前記収納側部の開口端側を覆う天井壁部と、該天井壁部の外周縁から延びて前記収納側部の外周を覆う周壁部と、を備えて構成され、
    前記収納側部の開口端の外周側に、フランジ部が突設され、
    前記収納側部が、前記フランジ部における前記移動側部の後退移動側の面を、前記停止規制面とし、該停止規制面から連ならせて、前記係止規制面を有した前記環状溝を、外周側に配設させ、
    前記移動側部が、前記周壁部の先端側の内周に、前記当接規制部を配設させて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記フランジ部の外周側に、前記移動側部の周壁部の内周面に摺動するシール材が配設されていることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記収納側部が、前記ガス発生器を保持した底壁部と、該底壁部と対向するように配設される天井壁部と、前記底壁部と前記天井壁部との外周縁相互を連結する周壁部と、を有したシリンダとして構成され、
    前記移動側部が、前記収納側部内に収納されて、前記作動用ガスにより外周側を前記周壁部の内周側と摺動させて前進移動するピストン部と、該ピストン部から延びて前記天井壁部から突出するロッド部と、を有したピストンロッドとして構成され、
    前記収納側部が、前記天井壁部における前記移動側部の後退移動側の面を、前記停止規制面とし、該停止規制面から連ならせて、前記係止規制面を有した前記環状溝を、前記周壁部の内周側に配設させ、
    前記移動側部が、前記ピストン部の前進移動側の端部に、前記当接規制部を配設させて構成されていることを特徴する請求項1に記載のアクチュエータ。
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