JP2009208693A - アクチュエータ - Google Patents

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切手  肇
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Abstract

【課題】作動時にガス発生器からシリンダ内へ吐出する作動用ガスがシリンダの容積に比して多くとも、重量やコストの増加を抑えて、簡便に支持ロッドの所定の移動ストロークを確保できるアクチュエータの提供。
【解決手段】アクチュエータ31は、作動時にガス発生器48から作動用ガスGを吐出させて、シリンダ32内のピストン51と、保護対象物を受け止めるための受止材を支持する支持ロッド53と、を前進移動させる。アクチュエータは、前進移動後のピストンの後退移動を規制するロック機構55を備える。シリンダ32は、周壁33に開口させて作動用ガスGをシリンダ外へ流出可能な流出口45と、吐出時の作動用ガスの圧力により流出口を開口可能として流出口を閉塞する蓋材46と、を備える。流出口45は、ロック機構によるピストンのロック位置PRへの配置時にはピストンの通過する位置として、ロック位置PR近傍に、配設されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動車用安全装置に使用されるアクチュエータに関し、例えば、保護対象物としての歩行者を受け止める際のフードパネルを持ち上げる等の作動に使用されるアクチュエータに関する。
従来、車両に搭載される自動車用安全装置のアクチュエータとしては、フードパネルの塑性変形時のエネルギー吸収を利用して、フードパネル自体で歩行者を受け止めることができるように、フードパネルの後端側を上昇させるものがあった(例えば、特許文献1参照)。また、この種のアクチュエータとしては、ニーパネルの塑性変形時のエネルギー吸収を利用して、ニーパネルにより運転者の膝を受け止めることができるように、運転者の前方側に搭載したニーパネルを、運転者に接近させるように、ニーパネルを移動させるものがあった(例えば、特許文献2参照)。
これらのフードパネルやニーパネルを移動させるアクチュエータとしては、迅速に作動できるように、ガス発生器の作動時に急激に発生するガスを駆動源とするピストンシリンダタイプとして構成されて、ガス発生器の作動により発生する作動用流体としてのガスをシリンダ内に充填させ、シリンダ内に収納したピストンを移動させて、ピストンから延びる支持ロッドを移動させ、支持ロッドの先端に支持させたフードパネルやニーパネルを所定位置まで移動させていた。
また、これらのアクチュエータには、シリンダ内にガス発生器からの作動用ガスを充填させてフードパネルやニーパネルを前進移動させた後、歩行者や運転者をフードパネルやニーパネルによって円滑に受け止めることができるように、後退移動を防止するため、移動後のピストンや支持ロッドのシリンダに対する後退を規制するロック機構が、内蔵されていた。
なお、ガス発生器としては、作動信号の入力により、火薬等を含めたガス発生剤を着火させるマイクロガスジェネレータが使用されており、このようなガス発生器では、ガス発生剤の化学反応(酸化反応・酸化燃焼反応)によって生ずるガスを、ピストンを移動させる作動用ガスに利用しており、作動時には、急激かつ多量に作動用ガスが発生していた。
特開2002−370611号公報 特開2005−280465号公報
従来のアクチュエータにおいて、支持ロッドの移動ストロークを小さく変更する場合には、簡便な対処策として、例えば、ガス発生器やピストンを変更せずに、ピストンにおける初期位置からロック位置までの長さを短くするように、単に、シリンダの長さを短くすることが考えられる。しかし、このような対処策では、シリンダの容積を小さくすることとなり、同じガス発生器を使用すれば、作動時のシリンダ内の圧力が高まるため、シリンダの強度を向上させなければならず、重量やコストの増加を招く課題があった。
なお、支持ロッドの移動ストロークを小さく変更する場合、作動時に発生する作動用ガスが少量となるガス発生器を採用して、対処することが考えられるが、このような対処策では、受止材を支持する支持ロッドの移動速度を著しく低下させてしまい、実用上、採用し難い。
また、シリンダの内径寸法を大きくして、シリンダの容積を大きくすることも考えられるが、このような対処策では、ピストンも大きく変更する必要が生じ、さらに、ロック機構の構成も変更する必要が生じて、簡便に対処できず、かつ、重量の増加も招いてしまう。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、作動時にガス発生器からシリンダ内へ吐出する作動用ガスがシリンダの容積に比して多くとも、重量やコストの増加を抑えて、簡便に支持ロッドの所定の移動ストロークを確保できるアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明に係るアクチュエータは、自動車用安全装置に使用されて、
作動時、シリンダ内に配設させたガス発生器から作動用ガスを吐出させることにより、シリンダ内のピストンとピストンに連結されてシリンダ外へ突出する支持ロッドとを、前進移動させる構成とするとともに、
前進移動したピストンと支持ロッドとの後退移動を規制するロック機構を備えて構成され、
シリンダから突出した支持ロッドが、保護対象物を受け止めるための受止材を支持する構成のアクチュエータであって、
シリンダが、ピストンを摺動させる周壁に開口させて作動用ガスをシリンダ外へ流出可能な流出口と、吐出時の作動用ガスの圧力により流出口を開口可能として流出口を閉塞する蓋材と、を備え、
流出口が、ロック機構によって後退移動を規制されるピストンのロック位置への配置時にはピストンの通過する位置とし、かつ、ピストンのロック位置近傍に、配設されていることを特徴とする。
本発明に係るアクチュエータでは、作動時、ガス発生器が作動用ガスを吐出すれば、シリンダ内の内圧が高まり、ピストンと支持ロッドとが、前進移動して、ロック位置に配置されたならば、ロック機構により、後退移動を規制されてロックされることとなり、支持ロッドによって支持している受止材が、円滑に、保護対象物を受け止めることができる。
そしてこの時、ピストンは、シリンダの周壁に配設された流出口の部位を通過しているため、シリンダ内の作動用ガスの内圧を蓋材に作用させることができ、作動用ガスの内圧を受けた蓋材は、流出口を開口させることから、シリンダ内の作動用ガスを流出口から排気させることができる。
すなわち、シリンダは、ピストンのロック位置への配置後における作動用ガスの内圧に対応して、耐圧性を向上させるような強度を確保せずに、形成でき、重量やコストの増加を抑えることができる。
また、流出口は、ピストンのロック位置近傍に配置されており、ピストンがロック位置に配置されるまで、極力、作動用ガスを排気しないことから、支持ロッドは、移動速度を低減させることなく、容易に、初期位置からロック位置までの所定の移動ストロークを確保して、移動することができる。
さらに、流出口は、吐出時の作動用ガスの圧力で開口可能な蓋材で閉塞されており、アクチュエータの作動前には、蓋材を利用して、シリンダの内外が連通される状態を防止しており、シリンダ内のガス発生器側に雨水等を侵入させる虞れはない。
したがって、本発明に係るアクチュエータは、作動時にガス発生器から吐出する作動用ガスが急激かつ大量であっても、重量やコストの増加を抑えて、簡便に所定の支持ロッドの移動ストロークを確保することができる。
そして、本発明に係るアクチュエータでは、支持ロッドの移動ストロークを小さく変更する場合において、ガス発生器やピストンを変更せずに、ピストンにおける初期位置からロック位置までの長さを短くするように、単に、シリンダの長さを短くするだけで、簡便に対処することができることとなり、作動時にガス発生器からシリンダ内へ吐出する作動用ガスがシリンダの容積に比して多くとも、シリンダは、耐圧性を高めた構造に変更しなくともよくなる。その結果、本発明に係るアクチュエータでは、支持ロッドの移動ストロークを種々変更することとなっても、同一のガス発生器やピストンを使用できて、少なくとも、流出口と蓋材とを設けた状態のシリンダの長さ調整により、容易に対処することができることとなる。
そして、本発明に係るアクチュエータの支持ロッドとしては、前進移動後における受止材の保護対象物の受け止め時、保護対象物の運動エネルギーを吸収可能に、塑性変形可能に配設することが望ましい。このような構成では、ロック機構により、支持ロッドの後退移動が規制されて、受止材が保護対象物を受け止める際、支持ロッドが曲げ変形等のように塑性変形することから、支持ロッド自体でも、保護対象物の運動エネルギーを吸収できることとなり、受止材が、一層円滑に、保護対象物を受け止めることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1〜4に示すように、実施形態のアクチュエータ31は、車両Vに搭載される自動車用安全装置としての歩行者保護装置Mにおけるフード跳ね上げ装置(以下、跳ね上げ装置と略す)FUに使用されるものであり、この跳ね上げ装置FUは、アクチュエータ31の作動時に、フードパネル15の後端15cを上昇させる。そして、実施形態のアクチュエータ31は、車両Vのフードパネル15の後端15c付近における左右両縁の左縁15d付近と右縁15e付近との下方に配設されている。なお、歩行者保護装置Mは、歩行者を受け止めることとなる受止材としてのフードパネル15の後端15cを上昇させるための跳ね上げ装置FUと、フロントピラー4から歩行者を保護するエアバッグ10を有したエアバッグ装置ABと、を備えて構成されている。
なお、車両Vのフロントバンパ5には、図1に示すように、保護対象物としての歩行者との衝突を検知若しくは予測可能なセンサ6が、配設されており、センサ6からの信号を入力させている図示しない作動回路が、センサ6からの信号に基いて車両Vの歩行者との衝突を検知若しくは予測した際、エアバッグ装置ABのインフレーター11(図4参照)と、跳ね上げ装置FUのアクチュエータ31における駆動源としてのガス発生器48(図6参照)と、を作動させるように構成されている。
また、本明細書では、前後と上下の方向は、それぞれ、車両Vの前後と上下の方向と一致し、左右の方向は、車両Vの前方側から後方側を見た際の左右の方向と一致させている。
フードパネル15は、図1〜4に示すように、車両VにおけるエンジンルームERの上方を覆うように配設されるもので、左右方向の両縁側における後端15c近傍に配置されるヒンジ部16により、車両Vのボディ1に対して、前開きで開閉可能に連結されている。フードパネル15は、アルミニウム(アルミニウム合金)等からなる板金製として、上面側のアウタパネル15aと、下面側に位置してアウタパネル15aより強度を向上させたインナパネル15bと、から構成されている。フードパネル15は、歩行者を受け止めた際に、歩行者の運動エネルギーを吸収できるように、塑性変形や弾性変形するものであり、変形量を増大させるように、車両Vの歩行者との衝突時、跳ね上げ装置FUのアクチュエータ31を作動させて、エンジンルームERの上方に大きな空間を空けることを目的として、後端15cを上昇させることとなる。また、実施形態の跳ね上げ装置FUでは、フードパネル15の後端15cを持ち上げて、カウル7とフードパネル15の後端15cとの間に、エアバッグ10を突出させる大きな隙間S(図4参照)を設ける役目も果たしている。
ヒンジ部16は、フードパネル15の後端15c側における左縁15dと右縁15eとに配設され(図1参照)、それぞれ、ボディ1側のフードリッジリインホース2に連結される取付フランジ2aに固定されるヒンジベース17、フードパネル15側に固定される取付ブラケット20、及び、ヒンジベース17と取付ブラケット20とに連結されるヒンジアーム19、を備えて構成されている(図3参照)。各ヒンジアーム19は、図2,3に示すように、板金製のアングル材を下向きに突出させるように略半円弧状に湾曲させた形状として構成され、ヒンジベース17側の元部端19aが、支持軸18を利用してヒンジベース17に対して回動可能に連結され、元部端19aから離れる先端19bが、取付ブラケット20に溶接等を利用して結合されている。各支持軸18は、それらの軸方向を車両Vの左右方向に沿って配設させている。そのため、フードパネル15を開く際には、図3の実線から二点鎖線に示すように、左右の支持軸18を回転中心として、各ヒンジアーム19の先端19b側とともに、フードパネル15の前端15f側(図1参照)を前開きで上昇させることとなる。
なお、ヒンジアーム19の先端19b近傍付近は、アクチュエータ31の作動時における支持ロッド53のフードパネル15の後端15cの押し上げ時、塑性変形する塑性変形部19cとしている(図4参照)。ちなみに、フードパネル15の後端15cの上昇時には、前開きで開閉させるフードパネル15の前端15f側に配置されて、通常閉塞用の図示しないフードロックストライカを係止するラッチ機構により、前端15f側は、ボディ1側から外れることはない。
エアバッグ装置ABは、図3,4に示すように、エアバッグ10、エアバッグ10に膨張用ガスを供給するインフレーター11、エアバッグ10とインフレーター11とを収納するケース12、及び、エアバッグ10とインフレーター11とを収納したケース12を開き可能に覆うエアバッグカバー13、を備えて構成され、フードパネル15の後端15cにおける左縁15dと右縁15eとの下方付近のカウル7の部位に搭載されている。エアバッグ装置ABは、跳ね上げ装置FUが作動してフードパネル15の後端15cを上昇させた際、その後端15cとカウル7との間の隙間Sから、エアバッグ10を突出させるように、インフレーター11が作動して、折り畳まれたエアバッグ10に膨張用ガスが供給される。そして、エアバッグ10は、膨張用ガスを流入させると、ケース12の後部側の開口12aを覆っていたエアバッグカバー13の扉部13aを押し開いて展開膨張し、左右のフロントピラー4,4の前面側を覆うこととなる(図1参照)。
なお、カウル7は、図3に示すように、ボディ1側の剛性の高い金属製(板金製)のカウルパネル7aと、カウルパネル7aの上方のカウルルーバ7bと、を備えて構成されている。カウルルーバ7bは、合成樹脂製として、後端側をフロントウインドシールド3の下部3a側に連ならせるように配設されている。フロントウインドシールド3の左右には、図1,2に示すように、フロントピラー4,4が配設されている。
そして、実施形態の場合、カウルパネル7aには、エアバッグ装置ABのケース12が取り付けられている。また、カウルルーバ7bは、エアバッグカバー13とアクチュエータ31の上方を覆うアクチュエータカバー24とが、他の一般部とともに、一体的に成形されて製造されている。アクチュエータカバー24は、左右のアクチュエータ31の上方に配置されて、円筒状のスリーブ部25で囲まれたエリアに、作動時のアクチュエータ31における支持ロッド53の頭部53aに押されて開く扉部26を配設させて構成されている。カウルルーバ7bは、柔軟性を異ならせた部位を設けて成形されており、硬質部8と、硬質部8より柔軟性を有した軟質部9と、を備えて構成されている。軟質部9は、既述のエアバッグカバー13と、アクチュエータカバー24の扉部26を含めたスリーブ部25付近と、を構成している。
跳ね上げ装置FUは、図3〜5に示すように、アクチュエータ31とフードパネル15側に配設される受け座22とを備えて構成されている。アクチュエータ31は、図1に示すように、フードパネル15の左右のヒンジ部16の二箇所に対応して、フードパネル15の左右両縁の後端15cの下方に配設されて、図6に示すように、それぞれ、ガス発生器48の作動時に発生する作動用ガスGを駆動源とするピストンシリンダタイプとして、シリンダ32内にピストン51が収納されて構成されている。受け座22は、フードパネル15の後端15cの下面に配設された取付ブラケット20の部位に取り付けられて、下面22aが、アクチュエータ31の上昇移動する支持ロッド53の先端の頭部53aを受け止め可能に構成されている。
実施形態のアクチュエータ31は、図3〜5に示すように、フードリッジリインホース2に連結された取付フランジ2bに対してボルト29止めされる断面U字状の取付ブラケット28により保持されて、フードパネル15の左右両縁の後端15cの下方に配設されている。そして、各アクチュエータ31は、図6,7に示すように、シリンダ32と、シリンダ32内に摺動可能に収納したピストン51と、ピストン51に連結された支持ロッド53と、前進移動(実施形態の場合には、上昇移動)した支持ロッド53の後退移動(実施形態の場合には、下降移動)を規制するロック機構55と、を備えて構成されている。
シリンダ32は、図6,7に示すように、略円筒状の周壁33と、周壁33の上下端にそれぞれ固定されるキャップ36,41と、を備えて構成されている。周壁33の上端側内周面には、周方向の全周にわたって凹む凹部33cが形成され、凹部33cの上面側を、円環状の平面として、環状弾性体56を係止する係止段部34としている。周壁33の上端側のキャップ36は、支持ロッド53の軸部53bを挿通させる挿通孔37aを有した先端壁部37と、先端壁部37の外周縁から下方に延びる略円筒状の周壁部39と、を備えて構成されている。周壁部39は、内周面に、シリンダ32の周壁33における上端外周に設けられた雄ねじ33aに螺合する雌ねじ39aを備え、キャップ36は、挿通孔37aに支持ロッド53の軸部53bを挿通させた状態で、雌ねじ39aを雄ねじ33aに螺合させて、周壁33に取り付けられている。挿通孔37aの内周面には、軸部53bに圧接されるOリング38が配設されている。下端側のキャップ41は、周壁33の下端を塞ぐように配設される元部端壁部42と、元部端壁部42の外周縁から上方に延びる略円筒状の周壁部43と、を備えて構成されている。元部端壁部42には、挿通孔42aの周縁を利用して、ガス発生器48が取り付けられている。周壁部43は、内周面に、シリンダ32の周壁33における下端外周に設けられた雄ねじ33bに螺合する雌ねじ43aを備え、キャップ41は、元部端壁部42のガス発生器48を取り付けた状態で、雌ねじ43aを雄ねじ33bに螺合させて、周壁33に取り付けられている。
ガス発生器48は、マイクロガスジェネレータが使用されており、下端面には、図示しない制御回路からの電気信号を入力させるリード線49が結線されている。ガス発生器48は、図示しない制御回路からの電気信号を入力させると、内蔵されている火薬に点火させ、さらに、その点火された火薬の着火によってガス発生剤を燃焼させて燃焼ガスを発生させ、そのガス(燃焼ガス)を作動用ガスGとしてシリンダ32内のピストン51の下面側へ供給することとなる。なお、実施形態のガス発生器48は、シリンダ32の容積に比べて、作動時に吐出する作動用ガスGを多く吐出させるものが使用されている。ちなみに、このガス発生器48は、シリンダ32の約1.8倍の容積とした図10に示すシリンダ32Aに、作動用ガスGの吐出量が対応している。
ピストン51は、円盤状として、上下方向の中間部位の外周面に、周方向の全周にわたって凹んだ凹溝51aが形成されている。凹溝51a内には、シリンダ32の周壁33における下端から凹部33cまでの内周面33dを摺動するピストン51の外径寸法D0より拡径可能な環状弾性体56が、配設されている。また、ピストン51の中央には、支持ロッド53を取り付けるための上下方向に貫通するねじ孔51cが形成されている。
環状弾性体56は、シリンダ32の係止段部34とともに、前進移動(実施形態では、上昇移動)した支持ロッド53の後退移動(実施形態では、下降移動)を規制するロック機構55を構成するものであり、実施形態の場合には、ばね鋼製のスナップリング(Cリング)から構成されている。
この環状弾性体56では、凹溝51aに収納されて、ピストン51の上昇移動後における係止段部34への配置時、縮径状態から、ピストン51の凹溝51aとシリンダ32の係止段部34とに跨る拡径状態に、弾性変形して、ピストン51の下降移動を規制する。特に、実施形態の場合には、環状弾性体56は、凹溝51aへの収納状態で、シリンダ32の内周面33dに摺動可能に圧接されるように、ピストン51自体の外径寸法D0を構成して、ピストン51におけるガス発生器48側をシールするピストンリング57としての役目も果たしている。そして、スナップリング(Cリング)からなる環状弾性体56では、ピストン51の上昇移動後における係止段部34への配置時、自身の弾性力による弾性変形によって、縮径状態から拡径状態に、すなわち、縮径状態の外径寸法D0から、ピストン51の凹溝51aとシリンダ32の係止段部34とに跨るような外径寸法D1と内径寸法d1となるように変形し、係止段部34に係止されることとなる。
そして、ロック機構55における環状弾性体56が係止段部34に係止されて、ピストン51と支持ロッド53とが、ロック機構55にロックされた状態となり、その位置が、後退移動を規制されたピストン51と支持ロッド53とのロック位置PRとなる。
また、支持ロッド53は、軸部53bの上端に、上昇移動時にフードパネル15の後端15cの取付ブラケット20に設けられた受け座22に当接して、フードパネル15の後端15cを押し上げる円柱状の頭部53aを備えるとともに、軸部53bの下端に、ピストン51のねじ孔51cに螺合させる雄ねじ部53cを備えて構成されている。支持ロッド53は、塑性変形可能な鋼等の金属材からなり、ピストン51に対して、ねじ孔51cへの締め付けと取り外しによって、取り替え可能に組み付けられている。
そして、実施形態では、シリンダ32におけるピストン51を摺動させる周壁33には、図6,8に示すように、ピストン51のロック位置PRの近傍に、作動用ガスGをシリンダ32外へ流出可能な流出口45が開口されている。流出口45は、それぞれ、円形に開口して、周壁33の軸周り方向の放射状の四箇所に配設されている。これらの流出口45は、ロック機構55によって後退移動を規制されるピストン51のロック位置PRへの配置時には、ピストン51の通過する位置として、極力、ピストン51のロック位置PR近傍となる係止段部34の直下付近に配置されている。
さらに、周壁33の外周面33e側には、各流出口45を閉塞可能な蓋材46が、配設されている。蓋材46は、実施形態の場合、ゴム、合成樹脂、板金等の変形可能な材料から円環状(ベルト状)に形成され、吐出時の作動用ガスGの圧力で各流出口45を開口可能に、周壁33の外周面33eから離隔可能に構成されている。
この実施形態の歩行者保護装置Mでは、センサ6からの信号により、図示しない作動回路が、車両Vの歩行者との衝突を検知若しくは予測した際に、各跳ね上げ装置FUのアクチュエータ31におけるガス発生器48を作動させるとともに、エアバッグ装置ABのインフレーター11を作動させる。
そして、アクチュエータ31のガス発生器48が作動されれば、図3,4、及び、図6のA,Bに示すように、発生した作動用ガスGがシリンダ32の周壁33内のピストン51を押し上げ、ピストン51から延びる支持ロッド53の上端の頭部53aが、アクチュエータカバー24の扉部26を押し開いて、受け座22に当接し、さらに、フードパネル15の後端15cを上昇させ、後端15c側に、フードパネル15とカウル7との間に隙間Sを形成する。また、エアバッグ装置ABのインフレーター11が作動すれば、図1,2の二点鎖線や図4に示すように、折り畳まれて収納されていたエアバッグ10は、インフレーター11からのガスを流入させて、エアバッグカバー13の扉部13aを押し開いてケース12から突出し、さらに、隙間Sを経て、フロントウインドシールド3の上方側に突出するように膨張する。膨張を完了させたエアバッグ10は、フロントピラー4の前方側を覆うこととなる。
そして、実施形態のアクチュエータ31では、作動時、ガス発生器48が作動用ガスGを吐出すれば、シリンダ32内の内圧が高まり、ピストン51と支持ロッド53とが、上昇移動して、ロック位置PRに配置されたならば、図6のBに示すように、ロック機構55における環状弾性体56が係止段部34に係止されて、下降移動を規制されてロックされることとなり、支持ロッド53の頭部53aによって支持している受止材としてのフードパネル15が、円滑に、保護対象物としての歩行者を受け止めることができる。
そしてこの時、ピストン51は、シリンダ32の周壁33に配設された流出口45の部位を通過しているため、シリンダ32内の作動用ガスGの内圧を蓋材46に作用させることができ、作動用ガスGの内圧を受けた蓋材46は、図6のBや図8のBに示すように、周壁33の外周面33eから離れ、各流出口45を開口させることから、シリンダ32内の作動用ガスGを各流出口45から排気させることができる。すなわち、シリンダ32は、ピストン51のロック位置PRへの配置後における作動用ガスGの内圧に対応して、耐圧性を向上させるような強度を確保せずに、形成でき、重量やコストの増加を抑えることができる。
また、各流出口45は、ピストン51のロック位置PR近傍に配置されており、ピストン51がロック位置PRに配置されるまで、極力、作動用ガスGを排気しないことから、支持ロッド53は、移動速度を低減させることなく、容易に、初期位置P0からロック位置PRまでの所定の移動ストロークTS(図4,6参照)を確保して、移動することができる。
さらに、流出口45は、吐出時の作動用ガスGの圧力で開口可能な蓋材46で閉塞されており、アクチュエータ31の作動前には、蓋材46を利用して、シリンダ32の内外が連通される状態を防止しており、シリンダ32内のガス発生器48側に雨水等を侵入させる虞れはない。
したがって、実施形態のアクチュエータ31は、作動時にガス発生器48からシリンダ32内へ吐出する作動用ガスGがシリンダ32の容積に比して多くとも、重量やコストの増加を抑えて、簡便に支持ロッド53の所定の移動ストロークTSを確保することができる。
そして、実施形態では、受止材としてのフードパネル15が保護対象物としての歩行者を受け止める際、フードパネル15が、塑性変形して、歩行者の運動エネルギーを吸収し、衝撃を緩和して歩行者を受け止めることができ、さらに、図5に示すように、適宜、支持ロッド53の軸部53bも、曲げ変形等のように塑性変形して、歩行者の運動エネルギーを吸収することから、フードパネル15の変形に加えて、支持ロッド53の変形により、一層、衝撃を緩和して歩行者を受け止めることができることとなる。
なお、支持ロッド53の塑性変形による歩行者の運動エネルギー吸収量を大きくしたり小さくする場合には、軸部53bを太くして、曲げ剛性を高くした支持ロッド53に変更したり、あるいは、軸部53bを細くして、曲げ剛性を低くした支持ロッド53に取り替えればよい。さらに、軸部53bは、塑性変形応力を調整できるように、材質を変更してもよい。
また、支持ロッドの移動ストロークを長くするような場合には、図9,10に示すアクチュエータ31Aのように、アクチュエータ31と同一のガス発生器48とピストン51とを使用して、シリンダ32Aと支持ロッド53Aとを長くする構成とすれば、容易に対処することができる。アクチュエータ31Aのシリンダ32Aと支持ロッド53Aとは、単に、アクチュエータ31のシリンダ32の周壁33と支持ロッド53の軸部53bとの軸方向の中間部位をそれぞれ長くしただけであり、シリンダ32Aのキャップ36,41は、アクチュエータ31と同一のものが使用されている。
このアクチュエータ31Aを基準としてみれば、支持ロッド53Aの移動ストロークTSLを、実施形態の支持ロッド53の移動ストロークTSのように、小さく変更する場合、実施形態では、ガス発生器48やピストン51を変更せずに、ピストン51における初期位置P0からロック位置PRまでの長さを短くするように、単に、シリンダ32Aの長さ寸法SLL(周壁33Aの長さ寸法、図9参照)を、シリンダ32の長さ寸法SL(周壁33の長さ寸法SL、図6参照)のように、短くするだけで、簡便に対処することができることとなる。すなわち、実施形態のアクチュエータ31では、作動時にガス発生器48からシリンダ32内へ吐出する作動用ガスGがシリンダ32の容積に比して多くとも、シリンダ32は、耐圧性を高めた構造に変更しなくともよくなる。その結果、これらのアクチュエータ31,31Aでは、支持ロッド53,53Aの移動ストロークTS,TSLを種々変更することとなっても、同一のガス発生器48やピストン51を使用できて、少なくとも、流出口45と蓋材46を設けた状態のシリンダ32の長さ調整により(実施形態の場合には、支持ロッド53の軸部53bも短くしている)、容易に対処することができることとなる。
なお、図9,10に示すアクチュエータ31Aにおいても、シリンダ32Aの容積が、使用するガス発生器48から吐出される作動用ガスGの量に比べて、小さければ、開口面積を対応させた流出口45と流出口45を覆う蓋材46とを、適宜、シリンダ32Aに設ければよい。
なお、図例のアクチュエータ31,31Aでは、前進移動を上昇させる移動とし、後退移動を下降させる移動とした場合を示したが、作動方向は、これに限定されず、例えば、水平方向の作動方向に本発明のアクチュエータを使用してもよく、また、本発明のアクチュエータが使用される自動車用安全装置は、歩行者保護装置M以外の装置に使用してもよい。例えば、運転者や助手席の乗員の膝をニーパネルにより受け止める自動車用安全装置としての膝保護装置のアクチュエータに、本発明を適用してもよい。
また、アクチュエータ31の流出口45を閉塞する蓋材46としては、作動用ガスGの圧力の作用時、開口できれば、流出口45に挿入される栓、プラグ、パテ、シール剤、あるいは、弾性変形や塑性変形して開き移動する弁体等が例示できる。
さらに、アクチュエータ31、31Aのロック機構55も、ピストン51と支持ロッド53とをロックできれば、実施形態に限定されるものではなく、塑性変形してピストン51等の後退移動を規制する構成でもよく、種々の公知の構造を適用できる。
本発明の一実施形態のアクチュエータを使用した歩行者保護装置を搭載させた車両の斜視図である。 実施形態のアクチュエータを使用した歩行者保護装置を搭載させた車両の拡大部分平面図である。 実施形態の歩行者保護装置における車両前後方向に沿った概略縦断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態の歩行者保護装置の作動時を示す概略縦断面図である。 実施形態のアクチュエータの支持ロッドの塑性変形状態を示す概略図である。 実施形態のアクチュエータの概略縦断面図であり、作動前と作動完了時とを示す。 実施形態のアクチュエータのロック機構を構成する弾性環状体の部位における概略横断面図であり、作動前と作動完了時とを示す。 実施形態のアクチュエータのシリンダにおける流出口の部位(図6のAのVIII−VIII部位に対応する)の概略横断面図であり、作動前と作動完了時とを示す。 実施形態のアクチュエータの変形例における概略縦断面図であり、作動前と作動完了時とを示す。 図9に示したアクチュエータを使用した歩行者保護装置の作動時を示す概略縦断面図である。
符号の説明
15…(受止材)フードパネル、
31,31A…アクチュエータ、
32、32A…シリンダ、
33…(シリンダの)周壁、
34…(ロック機構)係止段部、
45…流出口、
46…蓋材、
48…ガス発生器、
51…ピストン、
53,53A…支持ロッド、
55…ロック機構、
56…環状弾性体、
G…作動用ガス、
M…(自動車用安全装置)歩行者保護装置。

Claims (2)

  1. 自動車用安全装置に使用されて、
    作動時、シリンダ内に配設させたガス発生器から作動用ガスを吐出させることにより、前記シリンダ内のピストンと該ピストンに連結されて前記シリンダ外へ突出する支持ロッドとを、前進移動させる構成とするとともに、
    前進移動した前記ピストンと前記支持ロッドとの後退移動を規制するロック機構を備えて構成され、
    前記シリンダから突出した前記支持ロッドが、保護対象物を受け止めるための受止材を支持する構成のアクチュエータであって、
    前記シリンダが、前記ピストンを摺動させる周壁に開口させて前記作動用ガスを前記シリンダ外へ流出可能な流出口と、吐出時の前記作動用ガスの圧力により前記流出口を開口可能として前記流出口を閉塞する蓋材と、を備え、
    前記流出口が、前記ロック機構によって後退移動を規制される前記ピストンのロック位置への配置時には前記ピストンの通過する位置とし、かつ、前記ピストンのロック位置近傍に、配設されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記支持ロッドが、前進移動後における前記受止材の前記保護対象物の受け止め時、前記保護対象物の運動エネルギーを吸収可能に、塑性変形可能に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
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