JP4836125B2 - 半導体装置 - Google Patents

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    • H03K19/00384Modifications for compensating variations of temperature, supply voltage or other physical parameters in field effect transistor circuits

Description

本発明は、半導体装置に関し、例えばパーソナルコンピュータのインターフェースとしてのUSB(Universal Serial Bus) 2.0規格の送受信回路を備える半導体装置に利用して有効な技術に関するものである。
信号送受信システムでは、送信側と受信側とを伝送路で接続する場合に、伝送路の送信端や受信端に終端抵抗を接続し、その抵抗値を伝送路の特性インピーダンスに応じた値に設定して、信号の送信端や受信端での反射効果を低減して信号品質・波形品質を高めるよう対策される。通信速度の高速化に伴い、信号の送信端や受信端の終端抵抗の値をより一層精度良く設定し、信号の反射効果を低減することが望まれる。しかし、終端抵抗を伝送路の送信端や受信端に外付けで配置する構成は、送信回路から送信側終端抵抗の配置位置までや、受信側終端抵抗の配置位置から受信回路までには、ある程度の距離の伝送経路が存在する。このため伝送信号が送信回路から送信側終端抵抗の位置まで伝送される間や、受信側終端抵抗の位置から受信回路で受信されるまでの間に寄生容量が存在して、受信回路での波形品質が低下するという問題がある。また、終端抵抗を伝送路の送信端や受信端に外付けで配置する構成は、製造コストが高くつくという欠点があり、終端抵抗素子のLSI内蔵化での実現が望まれる。
従来、終端抵抗の半導体LSIへの内蔵化を実現するために、例えば終端抵抗を内蔵のポリ抵抗素子や拡散抵抗素子(これら抵抗素子は、半導体LSIとして内部に備えるべき多数のトランジスタ素子等と同一の製造プロセスで同時に作り込まれるものである)のみで構成した場合、その製造プロセス、周囲温度、印加電圧等によって特性が大ききばらつき所望の終端抵抗特性が得られない。特開2005−64455(半導体集積回路及び信号送受信システム)において、終端抵抗のMOSあるいは終端抵抗の一部を構成するMOSのゲートバイアスを調整するための回路を有した終端抵抗の方式が提案されている。
上記特許文献1に対応した回路を図12に示す。終端抵抗の一部を構成するポリシリコン抵抗素子R21は、一端が電源電圧端子Vccに接続されている。上記終端抵抗の一部を構成するPチャネルMOSFETQP11は、そのソースノードが電源電圧端子Vccに接続されている。上記PチャネルMOSFETQP11のゲートは、ゲートバイアス電圧調整回路で形成された制御電圧が供給される。ゲートバイアス電圧調整回路は、上記PチャネルMOSFETQP11ゲートバイアス電圧を調整して、このPチャネルMOSFETQP11の抵抗値を調整する。PチャネルMOSFETQP11の抵抗値が制御されることによりPチャネルMOSFETQP11と抵抗素子R21から構成される終端抵抗値が制御される。定電流源Iref は、電源電圧端子Vccからポリシリコン抵抗素子R20及びPチャネルMOSFETQP10の並列回路を通って回路の接地電位に定電流Iref を流す。差動増幅回路AMPは、その反転入力(−)に基準電圧Vref が供給され、その非反転入力(+)に上記PチャネルMOSFETQP10のドレインノードの電圧が帰還される。この差動増幅回路AMPの出力ノードが上記PチャネルMOSFETQ10のゲートノードに接続されていて、レプリカ回路としての上記MOSFETQP10及び抵抗素子R20で発生した電圧降下量が基準電圧Vref と等しくなるように、PチャネルMOSFETQP10のゲートバイアス電圧をフィードバック制御している。このようなゲートバイアス電圧調整回路の出力ノードは、終端抵抗の一部を構成するPチャネルMOSFETQP21のゲートにも接続されているので、電源電圧端子Vccとケーブルが接続されるLSIパッドのノードn1との間の合成抵抗値もレプリカ回路内で設定したものと同じ期待値となる。このような構成により、内蔵型終端抵抗の抵抗値を自動で期待値に調整することが可能となる。
特開2005−64455公報
図12の回路の終端抵抗の抵抗特性を図13に示す。基準電圧Vref や基準電流Iref は、バンドギャップリファレンス回路のような定電圧/電流回路等により供給され、送受信回路の電源電圧VccやLSI内部の電源電圧Vccに依存することなく常に一定である。したがって、プルアップ終端抵抗素子の直流抵抗特性は、図13(A)(B)(C)のように0Vを基準にした基準電圧Vref 及びIref で規定される動作点a,b,cを通るカーブとなる。しかし、図13(B)のように電源電圧Vccが規定電圧であるときには所望抵抗特性範囲内の特性を実現できる。言い換えると、上記電源電圧Vccのときに所望抵抗特性が得られるように上記基準電圧Vref や基準電流Iref が形成される。しかし、図12(A)のように、電源電圧Vccが規格最小値Vcc(min) の場合には、上記規格最小値Vcc(min) に対応して所望抵抗特性範囲が左方向(0V方向)にシフトし、上記規格最小値Vcc(min) によらず一定の基準電圧Vref や基準電流Iref に対応して動作するプルアップ終端抵抗素子の直流抵抗特性が上記所望抵抗特性範囲から外れてしまう。また、図13(C)のように、電源電圧Vccが規格最大値Vcc(max) の場合には、上記規格最大値Vcc(max) に対応して所望抵抗特性範囲が右方向(Vcc方向)にシフトし、上記規格最大値Vcc(max) によらず一定の基準電圧Vref や基準電流Iref に対応して動作するプルアップ終端抵抗素子の直流抵抗特性が上記所望抵抗特性範囲から外れてしまう。
この発明の目的は、電源電圧変動に影響されない抵抗特性を持つ抵抗素子を備えた半導体装置を提供することにある。この発明の他の目的は、電源電圧変動に影響されないで所望の出力インピーダンス特性を持つ信号出力回路を備えた半導体装置を提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。回路の接地電位点に対応した基準電圧に基づいた定電流を形成する。電源電圧端子に一端が接続された第1抵抗素子に上記定電流を流す。上記第1抵抗素子で形成された電圧を第1差動増幅回路に供給し、その出力電圧を上記電源電圧端子にソースが接続された第1導電型の第1MOSFETのゲートに供給する。この第1MOSFETのドレイン電圧を上記第1差動増幅回路の他方の入力に帰還させる。上記第1MOSFETのドレインと回路の接地電位点との間に第1電流源を設ける。上記電源電圧端子にソースが接続され、上記第1MOSFETとゲートが共通に接続された第1導電型の第2MOSFETと抵抗素子として用いる。
電源電圧の変動に依存しない直流抵抗特性を持つ抵抗素子を実現できる。
図1には、この発明に係る半導体装置に設けられるプルアップ抵抗回路の一実施例の回路図が示されている。基準電圧Vref は、差動増幅回路AMP1の反転入力端子(−)に供給される。この差動増幅回路AMP1の出力電圧は、PチャネルMOSFETQP1とQP2のゲートに供給される。上記PチャネルMOSFETQP1とQP2のソースは、電源電圧端子Vccに接続される。上記MOSFETQP1のドレイン電圧は、上記差動増幅回路AMP1の非反転入力(+)に帰還される。また、上記MOSFETQP1のドレインと回路の接地電位点Vss(0V)との間には、抵抗R1が設けられる。
上記PチャネルMOSFETQP2のドレインと回路の接地電位点Vss(0V)との間には、ゲートとドレインとが接続されたNチャネルMOSFETQN1が設けられる。このMOSFETQN1とNチャネルMOSFETQN2とは電流ミラー形態に接続される。そして、MOSFETQN2のドレインと電源電圧端子Vccとの間には、抵抗R2が設けられる。上記抵抗R1とR2は、同じ製造プロセスで形成され、なるべく隣接して配置される。特に制限されないが、抵抗R1とR2は、ポリシリコン抵抗により形成され、同じ抵抗値に設定される。
上記基準電圧Vref は、回路の接地電位(0V)を基準にした定電圧である。上記MOSFETQP1とQP2のサイズ比を等しくし、MOSFETQN1とQN2のサイズ比を等しくした場合、上記のように抵抗R1とR2の抵抗値を同じくすると、抵抗R2により電源電圧Vccを基準にした定電圧Vref'を得ることができる。すなわち、抵抗R1には、Vref /R1のような電流がMOSFETQP1に流れ、それと同じ電流がPチャネルMOSFETQP2に流れる。この電流と等しい電流が上記電流ミラー回路(QN1とQN2)を通して上記抵抗R2に流れる。したがって、抵抗R2の抵抗値を上記抵抗R1の抵抗値と等しくすれば、上記両抵抗R1とR2には等しい電流を流すことができるので、上記抵抗R1に印加される電圧Vref は、上記抵抗R2で発生する電圧Vref'と等しくなる。
この回路は、回路の接地電位Vssを基準にした基準電圧Vref を電源電圧Vccを基準にした基準電圧Vref'に変換するものであり、例えば消費電流を低減させるために上記MOSFETQP1に対してQP2(又はQN1に対してQN2)のサイズ比を1/Nのように小さくして、抵抗R1に流れる電流の1/Nにし、抵抗R2の抵抗値を抵抗R1の抵抗値のN倍にして両抵抗R1とR2の両端電圧をVref =Vref'のように等しくするようにしてもよい。
上記基準電圧Vref'は、差動増幅回路AMP2の反転入力端子(−)に供給される。この差動増幅回路AMP2の出力電圧は、PチャネルMOSFETQP3,QP4のゲートに供給される。これらのMOSFETQP3とQP4のソースは、上記電源電圧端子Vccに接続される。MOSFETQP3のドレインと回路の接地電位点Vss(0V)との間には、定電流Iref が設けられる。そして、MOSFETQP3のドレイン電圧は、上記差動増幅回路AMP2の非反転入力端子(+)に帰還される。上記MOSFETQP3及び上記定電流源Iref は、プルアップ抵抗として動作するMOSFETQP4のレプリカ回路であり、MOSFETQP3のゲートには、上記基準電圧Vref'に対応し、上記定電流Iref を流すような制御電圧が供給される。したがって、上記プルアップ抵抗として動作するMOSFETQP4は、上記MOSFETQP3と同様な抵抗特性を持つように制御される。
差動増幅回路AMP2は、反転入力端子(−)に上記基準電圧Vref'が入力され、その非反転入力端子(+)にレプリカ回路としてのPチャネルMOSFETQP3のドレインノードの電圧が帰還される。そして、差動増幅回路AMP2の出力電圧がレプリカ回路のPチャネルMOSFETQP3及びプルアップ抵抗としてのPチャネルMOSFETQP4のゲートに供給されている。レプリカ回路のMOSFETQP3で発生した電圧降下量が基準電圧Vref'と等しくなるように、PチャネルMOSFETQP3のゲートバイアス電圧を帰還制御している。プルアップ抵抗を構成するPチャネルMOSFETQP4のゲートにも上記差動増幅回路AMP2の出力電圧が供給されているので、電源電圧端子Vccと出力端子OUTに対応したLSIパッドとの間の合成抵抗値もレプリカ回路内で設定したMOSFETQP3と同じ期待値となる。このような構成により、内蔵型プルアップ抵抗の抵抗値を自動で期待値に調整することが可能となる。
上記基準電圧Vref や定電流Iref は、後述するようにバンドギャップリファレンス回路のような定電圧/電流回路等により形成され、半導体装置の電源電圧Vccに依存することなく常に一定の定電圧、定電流である。このように基準電圧Vref はバンドギャップリファレンス回路から供給される回路の接地電位点Vss(0V)を基準にした一定電圧値であるが、上記回路により、電源電圧Vccを基準にした基準電圧Vref'に変換されている。また、抵抗R1、R2は半導体装置LSI内部にその他のMOS素子等と同一のプロセスで作成される素子であって半導体製造プロセスで大きくばらつくが、抵抗R1とR2のばらつく程度は同様のため、抵抗R1とR2の比は常に一定に保たれる。抵抗R1とR2はペア比が保たれるようレイアウトでも前述のように近傍に配置される。このようにして、MOSFETQP4は、電源電圧Vccの変動に影響されないで、所望抵抗特性を持つように動作させられる。
図2には、この発明に係る半導体装置に設けられるプルアップ抵抗回路の他の一実施例の回路図が示されている。この実施例では、レプリカ回路のPチャネルMOSFETQP3とプルアップ抵抗として動作するPチャネルMOSFETQP4に対してそれぞれ並列形態に抵抗R3とR4が接続される。図1の実施例のようにMOSFETQP4のみでプルアップ抵抗を構成してMOSFETのリニア領域だけで動作させた場合に比べて、上記抵抗素子R3、R4を並列接続した場合には動作範囲も広くすることができる。このような並列に内蔵抵抗素子を設けることにより良好な周波数特性が得られて動作範囲も広くすることができる。
図3には、この発明に係る半導体装置に設けられるプルアップ抵抗回路の特性図が示されている。プルアップ抵抗素子の直流抵抗特性は、図3(A)(B)(C)のように電源電圧Vccを基準にした基準電圧Vref'及びIref で規定される動作点a,b,cを通るカーブとなる。図3(A)のように、電源電圧Vccが規格最小値Vcc(min) の場合、前記のように規格最小値Vcc(min) に対応して所望抵抗特性範囲が左方向(0V方向)にシフトする。この実施例では、電源電圧Vccを基準にした基準電圧Vref'を用いているので上記規格最小値Vcc(min) に対応して上記動作点aも左方向にシフトしてプルアップ抗素子の直流抵抗特性が上記所望抵抗特性範囲になるように動作する。逆に、図3(C)のように、電源電圧Vccが規格最大値Vcc(max) の場合、上記規格最大値Vcc(max) に対応して所望抵抗特性範囲が右方向(Vcc方向)にシフトするが、前記同様に電源電圧Vccを基準にした基準電圧Vref'を用いているので上記規格最大値Vcc(max) に対応して上記動作点cも右方向にシフトしてプルアップ抗素子の直流抵抗特性が上記所望抵抗特性範囲になるように動作するものとなる。図3(B)では、もちろん電源電圧Vccが規定電圧であるので所望抵抗特性範囲内の特性を実現できる。
図4には、本発明が適用される信号送受信システムの全体構成図が示されている。同図において、この信号送受信システムは、送信用LSI、受信用LSI及びそれらを接続する差動ケーブルやプリント基板に形成れた配線などからなる伝送路から構成される。送信用LSIに備える送信回路OSVから送信信号を伝送路に伝送して、受信用LSIのレシーバRCVその上記信号を受信する。上記送信用LSIには、送信回路OSVの後段に、伝送路の差動ケーブルを構成する2本の信号線に内蔵型終端抵抗が配置される。また、受信用LSIには、レシーバRCVの前段に、伝送路の差動ケーブルを構成する2本の信号線に内蔵型終端抵抗が配置される。上記伝送路を構成する二本の信号線の全てに終端抵抗が存在してもよいし、このうちの何れかが無い送受信システムでもよい。これらの内蔵型終端抵抗のうち、電源電圧Vcc側に設けられたプルアップ終端抵抗は、前記図1、図2に示したような回路で構成される。また、回路の接地電位0V側に設けられた終端抵抗は、後述するようなMOSFETを用いた回路で構成される。
図5には、この発明に係る半導体装置に設けられる送信回路の一実施例のブロック図がしめされている。この実施例の送信回路は、パーソナルコンピュータのインターフェースとしてのUSB(Universal Serial Bus) 2.0規格に向けられている。正相の送信信号TxDPに対応した出力バッファ回路DOB1と、逆相の送信信号TxDMに対応した出力バッファ回路DOB2が設けられる。これらの2つの出力バッファ回路DOB1,DOB2は、出力イネーブル信号/OEにより動作が制御され、例えば信号/OEがロウレベルのときに動作状態にされて、上記正相の送信信号TxDPに対応した正相信号を出力端子DPから出力し、逆相の送信信号TxDMとに対応した逆相信号を出力端子DMから出力する。信号/OEがハイレベルのときには、上記出力バッファ回路DOB1,DOB2は、出力ハイインピーダンス状態にされ、上記端子DP,DMからの受信動作が可能になる。また、信号伝送動作を行わないときにも上記信号/OEがハイレベルにされて、上記出力バッファ回路DOB1,DOB2が出力ハイインピーダンス状態にされる。
出力バッファ回路DOB1,DOB2の出力インピーダンスZbufは、出力端子DPから見たとき45+5%(Ω)を持つようにされる。抵抗RSは直列ダンピング抵抗を内蔵した場合の例でありこの直列抵抗RSはバッファインピーダンス要件に含まれ、この抵抗RS+Zbuf=45+5%(Ω)になるようにされる。上記出力端子DPから見たときのインピーダンスをZRとし、伝送路特性インピーダンスをZとすると、抵抗値ZRが特性インピーダンスZに等しくない場合、伝送路を伝搬した信号は、その受信端で、次式(1)に示す反射係数Γの割合で反射するので、上記インピーダンスをZRを上記のように45+5%(Ω)に設定することは重要である。
Γ=(ZR−Z)/(ZR+Z) ……(1)
図6には、図5の送信回路の具体的一実施例のブロック図が示されている。この実施例は、前記出力バッファ回路DOB1,DOB32と出力インピーダンスを制御する制御回路から構成される。制御回路は、バンドギップリファレンス回路BGRと、基準電圧発生回路VREFG、制御電圧生成回路VCG及び出力バッファリプリカ回路DOBRから構成される。出力バッファDOB1の入力信号dataは、前記図5の送信信号TxDPに対応している。出力バッファDOB2の入力信号/dataは、前記図5の送信信号TxDMに対応している。
バンドギップリファレンス回路BGRは、シリコンバンドギップによる定電圧Vbgr を形成する。このバンドギャップ定電圧Vbgr は、回路の接地電位Vss(0V)を基準にした約1.1V程度の電圧であるので、基準電圧発生回路VREFGによって出力インピーダンス制御に好適な約1.65Vのような基準電圧Vref に増幅される。また、基準電流発生回路IREFGは、上記定電圧Vbgr を外部端子TXに接続された高精度の外付抵抗REXに供給して定電流を形成するための制御信号IrefnとIrefpを形成する。制御信号Irefnは、NチャネルMOSFETで構成される定電源の制御信号であり、制御信号Irefpは、PチャネルMOSFETで構成される定電源の制御信号である。
上記基準電圧Vref は、制御電圧生成回路VCGに供給される。制御電圧生成回路VCGは、上記基準電圧Vref を、前記図1、図2に示したような電圧変換回路によって電源電圧Vccを基準にした基準電圧Vref'を形成し、これら2つの基準電圧Vref 及びVref'と、出力バッファレプリカ回路DOBRとを用いて、出力バッファ回路DOB1の出力インピーダンスを制御する制御電圧Vbpと、出力バッファ回路DIB2の出力インピーダンスを制御する制御電圧Vbnとを形成する。
図7には、前記図6の送信回路の一実施例の具体的回路図が示されている。同図においては、USB2.0規格におけるフルスピード(Full Speed) モード時での一方の出力バッファ回路DOB1に対応した回路図が示されている。他方の出力バッファ回路DOB2は、ブラックボックスにより示されている。フルスピードモードでは、12Mbpsでのデータ転送が可能である。
バンドギップリファレンス回路BGRは、ダイオード形態にされたPNPトランジスタT1とT2が用いられる。これらのトランジスタT1とT2は、ベースとコレクタとが回路の接地電位点Vss(0V)に接続される。トランジスタT1は、トランジスタT2に比べてサイズが小さく形成される。上記トランジスタT2のエミッタには、抵抗R13の一端が接続される。この抵抗R13の他端と上記トランジスタT1のエミッタは、差動増幅回路AMP4の反転入力端子(−)、非反転入力端子(+)にそれぞれ接続される。この差動増幅回路AMP4の出力端子と、上記差動増幅回路AMP4の反転入力端子(−)、非反転入力端子(+)との間には、抵抗R12及びR11がそれぞれ設けられる。
上記差動増幅回路AMP4は、両入力端子(+)、(−)の電位差がゼロになるよう出力電圧を形成する。上記抵抗R11とR12の抵抗値を等しくすることにより、電流i1とi2とは同じ電流値になるようにされる。したがって、トランジスタT1とT2には、エミッタサイズ比に対応して電流密度が異なるようにされる。サイズが小さくされたトランジスタT1のエミッタの電流密度が相対的にサイズが大きくされたトランジスタT2のエミッタの電流密度より高くなる。このため、トランジスタT1のベース,エミッタ間電圧Vbe1 は、トランジスタT2のベース,エミッタ間電圧Vbe2 よりも大きくなり、シリコンバンドギップに対応した差電圧ΔV(=Vbe1 −Vbe2 ) が抵抗R13の両端に印加され、上記電流i2が定電流となる。上記抵抗R11とR12の抵抗値を等しくしているので電流i1も同じく定電流となる。抵抗R13とR12の比を所定比として差電圧ΔVの持つ負の温度特性を補償し、上記差動増幅回路AMP4の出力端子から得られる上記出力電圧Vgbr は、約1.1V程度のシリコンバンドギップに対応した定電圧となる。
基準電圧発生回路VREFGは、差動増幅回路AMP5と抵抗R15〜R16からなる負帰還増幅回路からなり、上記抵抗R15〜R16の抵抗比によって1.65Vのような基準電圧Vref を形成する。
基準電流発生回路IREFGは、差動増幅回路AMP6とNチャネルMOSFETQN8及び外部端子TXを介して半導体装置の外部に設けられた抵抗REXにより基準電流Iref を形成する。つまり、上記バンドギャップ定電圧Vgbr は、上記差動増幅回路AMP6の非反転入力端子(+)に供給される。この上記差動増幅回路AMP6の出力電圧は、NチャネルMOSFETQN8のゲートに供給される。このMOSFETQN8のソース電圧は、上記外部端子TXを介して上記抵抗REXに供給されるとともに、上記差動増幅回路AMP6の反転入力端子(−)に帰還される。上記差動増幅回路AMP6は、上記両入力端子(+)(−)が同電位となるような出力電圧を形成して上記MOSFETQN8を動作させる。これにより、上記外部抵抗REXには、上記シリコンバンドギップVgbr に対応した定電圧が印加されて、ここで定電流Iref が形成されて上記MOSFETQN8に流れる。上記基準電圧Vgbr 及び上記外部抵抗素子REXを用いることにより、電源電圧変動、温度変化やプロセスばらつきに影響されないで、安定した所望の基準電流Iref を形成することができる。
上記MOSFETQN8のドレインと電源電圧端子Vccとの間には、ダイオード形態のPチャネルMOSFETQP8が設けられる。このMOSFETQP8に対してPチャネルMOSFETQP9が電流ミラー形態に設けられる。そして、このMOSFETQP9と回路の接地電位点Vssとの間には、ダイオード形態のNチャネルMOSFETQN9が設けられる。上記PチャネルMOSFETQP8に上記定電流Iref を流すよう形成される制御信号Irefpが、後述する出力バッファレプリカ回路DOBRに設けられるPチャネルMOSFETで構成される電流源の入力信号とされる。上記NチャネルMOSFETQP9に上記定電流Iref を流すよう形成される制御信号Irefnが、後述する出力バッファレプリカ回路DOBRに設けられるNチャネルMOSFETで構成される電流源の入力信号とされる。
制御電圧生成回路VCGは、前記図1、図2に示したような差動増幅回路AMP1、抵抗R1、R2及びMOSFETQP1,QP2、QN1,QN2からなる回路によって、前記基準電圧発生回路VREFGで形成された回路の接地電位Vssを基準にした基準電圧Vref を電源電圧Vccを基準にした基準電圧Vref'に変換する。この基準電圧Vref'は、差動増幅回路AMP2及び出力バッファレプリカ回路と組み合わされてプルアップ抵抗素子の制御に用いられる。また、上記基準電圧Vref は、差動増幅回路AMP3及び上記出力バッファレプリカ回路と組み合わされてプルダウン抵抗素子の制御に用いられる。
出力バッファ回路DOB1においては、前記図2と同様なプルアップ抵抗素子として動作するPチャネルMOSFETQP4と、出力端子DPとの間にPチャネル出力MOSFETQP6が設けられる。また、プルダウン抵抗素子として動作するNチャネルMOSFETQN4と、上記出力端子との間にはNチャネル出力MOSFETQN6が設けられる。これらの出力MOSFETQP6とQN6のドレインは共通に接続され、特に制限されないが、抵抗R9を介して上記出力端子DPに接続される。上記MOSFETQP6とQN6のゲートは、共通に接続されてプリドライバPDVを通して入力信号data(TxDP)が供給される。また、プルアップ抵抗素子として前記図2と同様に内蔵抵抗素子R4をPチャネルMOSFETQP4に並列に設けることにより良好な周波数特性が得られて動作範囲も広くするようにされる。同様に、プルダウン抵抗素子においても、NチャネルMOSFETQN4に抵抗R7が並列に設けられる。
上記のような出力バッファ回路DOB1に対応した出力バッファレプリカ回路DOBRが設けられる。PチャネルMOSFETQP3及び抵抗R3は、前記MOSFETQP4,R4に対応し、PチャネルMOSFETQP5は出力MOSFETQP6に対応している。そして、抵抗R5は、抵抗R9に対応して設けられる。上記MOSFETQP5は、ゲートに回路の接地電位Vssが供給されることにより定常的にオン状態にされる。これらのレプリカ回路に流す電流は、前記制御信号Irefnで制御される定電流源により形成される。ロウレベルの出力信号を形成する出力回路に対応しても、同様にPチャネルMOSFETQN3及び抵抗R6は、前記MOSFETQN4,R7に対応し、NチャネルMOSFETQN5は出力MOSFETQN6に対応している。そして、抵抗R5は、抵抗R9に対応して設けられる。上記MOSFETQN5は、ゲートに電源電圧Vccが供給されることにより定常的にオン状態にされる。これらのレプリカ回路に流す電流は、前記制御信号Irefpで制御される定電流源により形成される。
制御電圧生成回路VCGの差動増幅回路AMP2は、上記出力バッファ回路DOB1の出力端子DPに対応した抵抗R5と電流源との接続点の電圧を帰還電圧として上記PチャネルMOSFETQP3のゲート制御電圧Vbpを形成する。これにより、上記レプリカ回路でのPチャネルMOSFETQP3、抵抗R3、MOSFETQP5及び抵抗R5からなる全体の抵抗特性が上記基準電圧Vref'及び基準電流Iref に対応した抵抗特性を持つようにされる。この制御電圧Vbpにより出力バッファ回路DOB1のMOSFETQP4が制御されるので、出力端子DPから見た出力インピーダンスZbufpは、上記レプリカ回路と同様な抵抗特性を持つようにされる。
制御電圧生成回路VCGの差動増幅回路AMP3は、上記出力バッファ回路DOB1の出力端子DPに対応した抵抗R8と電流源との接続点の電圧を帰還電圧として上記NチャネルMOSFETQN3のゲート制御電圧Vbnを形成する。これにより、上記レプリカ回路でのNチャネルMOSFETQN3、抵抗R7、MOSFETQN5及び抵抗R8からなる全体の抵抗特性が上記基準電圧Vref 及び基準電流Iref に対応した抵抗特性を持つようにされる。この制御電圧Vbnにより出力バッファ回路DOB1のMOSFETQN4が制御されるので、出力端子DPから見た出力インピーダンスZbufmも、上記レプリカ回路と同様な抵抗特性を持つようにされる。プルダウン抵抗は、上記のようにNチャネルMOSFETON4を用ており、そのソースが回路の接地電位Vssに接続されている。したがって、上記回路の接地電位Vssを基準にした基準電圧Vref を前記のような電圧変換を行うことなくそのまま用いることができる。
他方の出力端子DMに対応して設けられる出力バッファ回路DOB2も上記出力バッファ回路DOB1と同様な回路で構成される。そして、上記制御信号VbpとVbnとが供給されて、出力インピーダンスが前記レプリカ回路と同様な抵抗特性を持つようにされる。
上記フルスピードモードにおいては、出力端子DP,DMの電圧が1.65Vのときに出力電流値を45Ω相当(1.65V/45Ω=36.6mA)に決定するように基準電子Vref'及びVref 並びに基準電流Iref と、上記レプリカ回路を用いたゲート制御電圧VbpとVbnを形成する。このVcc-VREF'=1.65Vと36.6mAのIREFの値は特に制限されるものでなく、例えば2.0Vと44.4mAのように45Ω近傍の所望のインピーダンス特性が得られるものであれば如何なる組み合わせでもよく、良質なインピーダンス特性が得られる組み合わせを選択すればよい。レプリカ回路のMOSFETは、出力バッファ回路のMOSFETに比べて、例えば1/50のように小さなサイズで形成されており、それに対応して上記基準電流Iref も1/50の733μAにされる。このようにして形成された制御電圧VbpとVbnを50倍大きくされた出力回路に供給することにより、出力端子DP/DMにおいては上記1.65V/45Ω=36.6mAの出力電流が流れるようにされる。
図8には、前記図6の送信回路の他の一実施例の具体的回路図が示されている。同図においては、USB2.0規格におけるハイスピード(High Speed) モード時での一方の出力バッファ回路DOB1に対応した回路図が示されている。他方の出力バッファ回路DOB2は、ブラックボックスにより示されている。
上記ハイスピードモードでは、上記ロウレベル側の出力回路がターミネーション抵抗として動作させられる。つまり、入力信号が電源電圧Vccとされることにより、Nチャネル出力MOSFETQP6が定常的にオン状態になり、Pチャネル出力MOSFETQP6が定常的にオフ状態になる。この結果、ハイレベル出力動作を行うPチャネル側の回路が電気的に分離されて状態となる。このような状態でも、上記出力MOSFETQN6、QN4及び抵抗R7は、制御電圧生成回路VCGとレプリカ回路により前記同様な制御信号Vbnが形成されて出力インピーダンスZbufmを得ることができる。
上記ハイスピードモードは、制御信号Ihsにより17.7mAのようなドライバ電流が形成され、出力信号TxD+がゲートに供給されたNチャネル出力MOSFETQN10を通して出力される。この時、受信側LSIにおいても、上記同様な出力回路のロウレベル側の出力回路がターミネーション抵抗として動作させられる。このようなハイスピードモードでは、480Mbpsのような高速データ転送が可能となり、8倍速を超える速度でのCD−RライティングやHDDへのアクセスにも対応できるものとなる。
上記ハイスピードモードにおいては、出力端子DP,DMの電圧が0.4Vのときに出力電流値を45Ω相当に決定するようVref 及び基準電流Iref を形成する。この0.4VのVREFとIREFの値は前述したように特に制限されるものでなく、45Ω近傍の良質なターミネーション抵抗特性が得られる組み合わせを選択すれば何れの組み合わせでもよい。前記のようにレプリカ回路のMOSFETが出力バッファ回路のMOSFETに比べて、例えば1/50のように小さなサイズで形成されているときには、上記基準電流Iref も1/50の178μAにされる。このような切り換えのために、例えば基準電圧発生回路VREFGでは、図7の抵抗R17が図8に示したR18とR19で構成されており、R18とR19の接続点のタップが選択されて上記定電圧Vgbr を分圧した0.4Vのような基準電圧Vref が形成される。また、図示しないが、内部に複数のカレントミラーとスイッチが設けられてIREFの値が切り替えられるようになっている。
USB2.0規格ではロウ(Low)スピードモード(1.5Mbps)がある。Lowスピードモードはインピーダンス45Ωの規定がないので、前記図6におけるレプリカの出力VbnもしくはVbpはどんな値でも構わない。そこで、Vbn=Vcc、Vbp=0Vとし、Fullスピードの出力バッファはそのままLowスピードモードの出力バッファとしても用いて、Fullスピード出力段の前段であるプリドライバをスイッチで切り離す構成として、Lowスピードのプリドライバに置換させる構成とすることができる。
図9には、この発明に係る半導体装置に設けられ電圧変換回路の他の一実施例の回路図が示されている。基準電圧Vref は、差動増幅回路AMP1の非反転入力端子(+)に供給される。この差動増幅回路AMP1の出力電圧は、NチャネルMOSFETQN0のゲートに供給される。このMOSFETMN0と回路の接地電位点Vss(0V)との間には、抵抗R1が設けられる。上記MOSFETMN0のソース電圧が上記差動増幅回路AMP1の反転入力端子(−)に供給される。上記差動増幅回路AMP1は、両入力端子(+)と(−)とが同電位となるようMOSFETMN0を動作させるので、上記抵抗R1には上記基準電圧Vref が印加される。これにより、MOSFETMN0にはVref /R1のような電流が流れることになる。
上記NチャネルMOSFETMN0のドレインと電源電圧Vccとの間には、ゲートとドレインとが接続されたPチャネルMOSFETQP1が設けられる。このMOSFETQP1とPチャネルMOSFETQP2とは電流ミラー形態に接続される。そして、上記PチャネルMOSFETQP2のドレインと回路の接地電位点Vss(0V)との間には、ゲートとドレインとが接続されたNチャネルMOSFETQN1が設けられる。このMOSFETQN1とNチャネルMOSFETQN2とは電流ミラー形態に接続される。そして、MOSFETQN2のドレインと電源電圧端子Vccとの間には、抵抗R2が設けられる。上記MOSFETMP1、MP2及びMOSFETMN1、MN2を互いに同じサイズにすると、上記NチャネルMOSFETMN0に流れる電流と同じ電流を上記抵抗R2に流すことができる。上記抵抗R1とR2は、同じ製造プロセスで形成され、なるべく隣接して配置される。特に制限されないが、抵抗R1とR2は、ポリシリコン抵抗により形成され、同じ抵抗値に設定される。
上記基準電圧Vref は、回路の接地電位(0V)を基準にした定電圧である。上記のようにMOSFETQP1とQP2のサイズ比を等しくし、MOSFETQN1とQN2のサイズ比を等しくし、かつ、上記のように抵抗R1とR2の抵抗値を同じくすると、抵抗R2により電源電圧Vccを基準にした定電圧Vref'を得ることができる。すなわち、抵抗R1には、Vref /R1のような電流がMOSFETMN0、MP1に流れ、それと同じ電流がPチャネルMOSFETQP2に流れる。この電流と等しい電流が上記電流ミラー回路(QN1とQN2)を通して上記抵抗R2に流れる。したがって、抵抗R2の抵抗値を上記抵抗R1の抵抗値と等しくすれば、上記両抵抗R1とR2には等しい電流を流すことができるので、上記抵抗R1に印加される電圧Vref は、上記抵抗R2で発生する電圧Vref'と等しくなる。
図10には、図9の電圧変換回路の等価回路図が示されている。上記差動増幅回路AMP1とMOSFETMN0及び抵抗R1は、基準電圧Vref と抵抗R1に対応した電圧依存型電流源と見做すことができる。このような電圧依存型電流源で形成された電流を電流ミラー回路(QP1,QP2)及び(QN1,QN2)を介して電源電圧Vcc側に設けられた抵抗R2に流すことにより、回路の接地電位に対応した基準電圧Vref を電源電圧Vccに対応した基準電圧Vref'に変換することができる。
図11には、図9の電圧変換回路の他の等価回路図が示されている。上記差動増幅回路AMP1とMOSFETMN0及び抵抗R1は、基準電圧Vref と抵抗R1に対応した電圧依存型電流源と見做すことができる。このような電圧依存型電流源で形成された電流は直接に抵抗R2に流すことにより、回路の接地電位に対応した基準電圧Vref を電源電圧Vccに対応した基準電圧Vref'に変換することができる。この場合、前記図9のような差動増幅回路AMP及びNチャネルMOSFETMN0を用いた場合、MOSFETMN0の動作に必要なドレイン電圧を確保する必要がある。つまり、電源電圧Vcc−Vref'が上記MOSFETMN0の動作に必要なドレイン電圧以上にする必要がある。
以上本発明者によってなされた発明を、前記実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、半導体集積回路内蔵の抵抗素子R1〜R13等としては、ポリシリコン抵抗や、その抵抗値を低減するためにその材料であるポリシリコンに金属シリサイドを蒸着したシリサイド化ポリ抵抗を用いるものであってもよい。また、金属シリサイドを蒸着しない非シリサイド化ポリ抵抗であっても良い。更に、このポリ抵抗素子の良好な周波数特性と同等の周波数特性を持つ抵抗素子、例えば拡散抵抗素子やウエル抵抗素子など、半導体基板に形成される他の抵抗素子全てに置換可能である。本発明は前記USB2.0のみでなく、半導体集積回路において終端抵抗を有する全ての信号送受信システムに応用できる。内蔵型終端抵抗の抵抗値を高精度に期待値に制御できるので、通常のLSIの内蔵型定抵抗として応用し、定抵抗を内蔵する半導体LSI全てにも適用できる。信号の送信及び受信用の両半導体装置に対して何れか一方のみに適用しても良い。
この発明に係る半導体装置に設けられるプルアップ抵抗回路の一実施例を示す回路図である。 この発明に係る半導体装置に設けられるプルアップ抵抗回路の他の一実施例を示す回路図である。 この発明に係る半導体装置に設けられるプルアップ抵抗回路の特性図である。 この発明が適用される信号送受信システムの全体構成図である。 この発明に係る半導体装置に設けられる送信回路の一実施例を示すブロック図である。 図5の送信回路の具体的一実施例を示すブロック図である。 前記図6の送信回路の一実施例を示す具体的回路図である。 前記図6の送信回路の他の一実施例を示す具体的回路図である。 この発明に係る半導体装置に設けられ電圧変換回路の他の一実施例を示す回路図である。 図9の電圧変換回路の等価回路図である。 図9の電圧変換回路の他の等価回路図である。 従来のプルアップ抵抗回路の回路図である。 図12のプルアップ抵抗回路の特性図である。
符号の説明
QP1〜QP11…PチャネルMOSFET、QN0〜QN10…NチャネルMOSFET、R1〜R19…抵抗(内蔵抵抗)、AMP1〜AMP6…差動増幅回路、BGR…バンドギャップ定電圧回路、REFG…基準電圧発生回路、VCG…制御電圧生成回路、IREFG…基準電流発生回路、DOBR…出力バッファレプリカ回路、DOB1,DOB2…出力バッファ回路、OSV…送信回路、RCV…受信回路。

Claims (14)

  1. 回路の接地電位点に対応した基準電圧に基づいて定電流を形成する第1回路と、
    一端が電源電圧端子に接続され、上記第1回路で形成された定電流が流れるようにされた第1抵抗素子と、
    上記第1抵抗素子で形成された電圧が一方の入力に供給された第1差動増幅回路と、
    上記電源電圧端子にソースが接続され、上記第1差動増幅回路の出力電圧がゲートに供給され、ドレイン電圧を上記第1差動増幅回路の他方の入力に帰還させる第1導電型の第1MOSFETと、
    上記第1MOSFETのドレインと回路の接地電位点との間に設けられ、上記第1MOSFETに流れる電流を設定する第1電流源と、
    上記電源電圧端子にソースが接続され、上記第1MOSFETとゲートが共通に接続された第1導電型の第2MOSFETとを備え、
    上記第2MOSFETを上記基準電圧と上記第1電流源の電流に対応して抵抗値が設定される抵抗素子として用い
    上記電源電圧端子には、正の電源電圧が供給され、
    上記第1及び第2MOSFETは、PチャネルMOSFETであり、
    上記第1回路は、
    第2差動増幅回路、Pチャネル型の第3,第4MOSFET、Nチャネル型の第5,第6MOSFET及び第2抵抗素子を備え、
    上記第2差動増幅回路の一方の入力端子は、上記基準電圧が供給され、
    上記第3,第4MOSFETのソースは、上記電源電圧端子に接続され、
    上記第5,第6MOSFETのソースは、上記回路の接地電位点に接続されて、
    上記第3MOSFETのドレインと回路の接地電位点との間に上記第2抵抗素子が接続され、
    上記第2差動増幅回路の他方の入力端子は、上記第3MOSFETのドレインと接続され、
    上記第4MOSFETのゲートとソースは、上記第3MOSFETのゲートとソースにそれぞれ接続され、
    上記第5MOSFETはゲートとドレインが接続され、
    上記第6MOSFETは、上記第5MOSFETと電流ミラー形態に接続され、
    上記第4MOSFETのドレイン電流は、上記第5MOSFETのドレインに供給され、
    上記第6MOSFETのドレイン電流を上記定電流とする半導体装置。
  2. 回路の接地電位点に対応した基準電圧に基づいて定電流を形成する第1回路と、
    一端が電源電圧端子に接続され、上記第1回路で形成された定電流が流れるようにされた第1抵抗素子と、
    上記第1抵抗素子で形成された電圧が一方の入力に供給された第1差動増幅回路と、
    上記電源電圧端子にソースが接続され、上記第1差動増幅回路の出力電圧がゲートに供給され、ドレイン電圧を上記第1差動増幅回路の他方の入力に帰還させる第1導電型の第1MOSFETと、
    上記第1MOSFETのドレインと回路の接地電位点との間に設けられ、上記第1MOSFETに流れる電流を設定する第1電流源と、
    上記電源電圧端子にソースが接続され、上記第1MOSFETとゲートが共通に接続された第1導電型の第2MOSFETとを備え、
    上記第2MOSFETを上記基準電圧と上記第1電流源の電流に対応して抵抗値が設定される抵抗素子として用い
    上記電源電圧端子には、正の電源電圧が供給され、
    上記第1及び第2MOSFETは、PチャネルMOSFETであり、
    上記第1回路は、
    第2差動増幅回路、Pチャネル型の第3,第4MOSFET、Nチャネル型の第5ないし第7MOSFET及び第2抵抗素子を備え、
    上記第2差動増幅回路の一方の入力端子は、上記基準電圧が供給され、
    上記第3,第4MOSFETのソースは、上記電源電圧端子に接続され、
    上記第5,第6MOSFETのソースは、上記回路の接地電位点に接続されて、
    上記第7MOSFETは、ドレインが上記第3MOSFETのドレインに接続され、ソースと回路の接地電位点との間に上記第2抵抗素子が接続され、
    上記第2差動増幅回路の他方の入力端子は、上記第7MOSFETのソースと接続され、
    上記第3MOSFETはゲートとドレインが接続され、
    上記第4MOSFETは上記第3MOSFETと電流ミラー形態に接続され、
    上記第5MOSFETはゲートとドレインが接続され、
    上記第6MOSFETは、上記第5MOSFETと電流ミラー形態に接続され、
    上記第4MOSFETのドレイン電流は、上記第5MOSFETのドレインに供給され、
    上記第6MOSFETのドレイン電流を上記定電流とする半導体装置。
  3. 請求項又はにおいて、
    上記第1抵抗素子と第2抵抗素子とは、同じ製造プロセスにより半導体基板上に隣接して形成される半導体装置。
  4. 請求項において、
    上記第1MOSFETにはポリシリコンの第3抵抗素子が並列形態に接続され、
    上記第2MOSFETにはポリシリコンの第4抵抗素子が並列形態に接続される半導体装置。
  5. 請求項において、
    上記第2MOSFETに比べて上記第1MOSFETのサイズは一定比率で小さく形成され、
    上記一定比率に対応して上記第1MOSFETと第2MOSFETに流れる電流比が設定される半導体装置。
  6. 請求項において、
    上記第1MOSFETと第2MOSFETには、上記電流比に対応した抵抗比を持つポリシリコンの第3抵抗素子とポリシリコンの第4抵抗素子がそれぞれ並列形態に接続される半導体装置。
  7. 請求項において、
    上記基準電圧が一方の入力に供給された第3差動増幅回路と、
    上記回路の接地電位点にソースが接続され、上記第3差動増幅回路の出力電圧がゲートに供給され、ドレイン電圧を上記第3差動増幅回路の他方の入力に帰還させるNチャネル型の第8MOSFETと、
    上記第8MOSFETのドレインと上記電源電圧端子との間に設けられ、上記第8MOSFETに流れる電流を設定する第2電流源と、
    上記回路の接地電位点にソースが接続され、上記第8MOSFETとゲートが共通に接続されたNチャネル型の第9MOSFETとを更に備え、
    上記第2MOSFETをプルアップ抵抗素子として用い、
    上記第9MOSFETを上記基準電圧と上記第2電流源の電流に対応して抵抗値が設定されるプルダウン抵抗素子として用いる半導体装置。
  8. 請求項において、
    上記第2MOSFETと第1出力端子との間には、ハイレベルの出力信号を形成するPチャネル型出力MOSFETが直列に接続され、
    上記第9MOSFETと上記第1出力端子との間には、ロウレベルの出力信号を形成するNチャネル型出力MOSFETが直列に接続され、
    上記第1MOSFETと上記第1電流源との間には、ゲートに上記回路の接地電位が供給され、上記Pチャネル出力MOSFETに対応したPチャネル型ダミーMOSFETが設けられ、
    上記第8MOSFETと上記第2電流源との間には、ゲートに上記電源電圧が供給され、上記Nチャネル出力MOSFETに対応したNチャネル型ダミーMOSFETが設けられ、
    上記Pチャネル出力MOSFETとNチャネル出力MOSFETのゲートには、送信データが供給される半導体装置。
  9. 請求項において、
    上記第2MOSFETに比べて上記第1MOSFETのサイズは一定比率で小さく形成され、
    上記第9MOSFETに比べて上記第8MOSFETのサイズは上記一定比率で小さく形成され、
    上記一定比率に対応して上記第1MOSFETと第2MOSFET及び上記第8MOSFETと第9MOSFETに流れる電流比が設定される半導体装置。
  10. 請求項において、
    上記第1MOSFETと第2MOSFET及び第8MOSFETと第9MOSFETには、それぞれ上記電流比に対応した抵抗比を持つポリシリコンの第3抵抗素子とポリシリコンの第4抵抗素子及びポリシリコンの第5抵抗素子とポリシリコン第6抵抗素子がそれぞれ並列形態に接続される半導体装置。
  11. 請求項10において、
    上記第1出力端子から出力信号を出力する上記回路を第1出力回路とし、
    第2出力端子と、上記第1出力端子から出力される出力信号と逆相の出力信号を上記第2出力端子から出力する第2出力回路とを更に備え、
    上記第2出力回路は、
    上記第2MOSFET、第9MOSFET、Pチャネル出力MOSFET及びNチャネル出力MOSFET、第3、第4、第5、第6ポリシリコン抵抗素子にそれぞれ対応した回路素子から構成される半導体装置。
  12. 請求項11において、
    上記第1出力回路と第2出力回路は、USB2.0のフルスピードモードの信号出力を行う半導体装置。
  13. 請求項12において、
    上記第1出力端子と第2出力端子には、USB2.0のハイスピードモードに対応した出力動作を行う第3出力回路と第4出力回路を更に備え、
    上記フルスピードモードでの出力動作のときに上記第3出力回路と第4出力回路は、上記第1出力端子と第2出力端子とそれぞれ電気的に分離され、
    上記ハイスピードモードでの出力動作のときに上記第3出力回路と第4出力回路は、上記第1出力端子と第2出力端子とそれぞれ電気的に接続され、
    上記ハイスピードモードでの出力動作のときに上記第1出力回路及び第2出力回路の入力信号は共にハイレベルにされて、上記第1出力回路及び第2出力回路が上記第3出力回路及び第4出力回路に接続される送信側抵抗素子として動作する半導体装置。
  14. 請求項13において、
    上記フルスピードモードでの受信動作のときに上記1出力端子と第2出力端子は第1入力端子と第2入力端子とされ、上記第1出力回路ないし第4出力回路は出力ハイインピーダンス状態にされ、
    上記ハイスピードモードでの受信動作のときに上記1出力端子と第2出力端子は第1入力端子と第2入力端子とされ、上記第3出力回路及び第4出力回路は出力ハイインピーダンス状態にされ、上記第1出力回路及び第2出力回路の入力信号は共にハイレベルにされて上記第1出力回路及び第2出力回路が受信側抵抗素子として動作する半導体装置。
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