JP5906960B2 - 半導体集積回路、信号伝送回路、信号伝送システム及び信号伝送方法 - Google Patents

半導体集積回路、信号伝送回路、信号伝送システム及び信号伝送方法 Download PDF

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Description

開示する技術は、半導体集積回路、信号伝送回路、信号伝送システム及び信号伝送方法に関する。
LSI(Large Scale Integrated circuit)などの半導体集積回路には、伝送回路及び受信回路の少なくとも一方を含むデータ伝送用のインターフェースが設けられる。このインターフェースは、LSI内部、同一回路基板に配置された他のLSIとの間等におけるデータの短距離通信に用いられる。また、LSIに設けたインターフェースは、回路基板との間、バックプレーンを介して回路基板に接続されたドーターカードとの間、回路基板が設けられたサーバと他のサーバとの間等におけるデータの長中距離通信にも用いられる。
データ伝送を行なうときの伝送精度の向上を図るためには、伝送回路の出力インピーダンス、伝送線路の特性インピーダンス及び受信回路の入力インピーダンスの整合を図る必要がある。ここから、伝送線路と電源との間に、送信されるべきデータに応じてスイッチングされるスイッチのブリッジ回路を設けると共に、ブリッジ回路と電源とをインピーダンス手段により接続した出力バッファ回路が提案されている。
この提案では、出力バッファ回路のレプリカを設け、レプリカの出力インピーダンスを伝送線路の特性インピーダンスに調整し、この調整結果に基づいて出力バッファ回路のインピーダンスを調整する。これにより、上記提案では、出力バッファ回路の出力インピーダンスを伝送線路の特性インピーダンスに整合させている。
近年、データ伝送における高速化と共に、省電力化が要求されている。ここから、電源配線と、グランド配線との間に、複数の差動出力回路を直列接続する提案がなされている。これにより、例えば、3つの差動増幅回路を直列接続することにより、個々に電力を供給する場合に比べて、電力消費を1/3とすることができる。
ところで、伝送線路に接続される伝送回路としては、CML(Current mode Logic)で動作する差動伝送回路が一般的である。この差動伝送回路は、トランジスタに終端抵抗として接続される抵抗値によって出力インピーダンスが定まり、出力インピーダンスの調整が困難となっている。
ここから、CMLで動作するインターフェース回路に、同じ導電型のトランジスタを対に配置して形成したシンメトリックロードを用いた終端抵抗回路と、トランスファーゲートを用いた終端抵抗回路とを設けた提案がなされている。この提案では、シンメトリックロードを用いた終端抵抗回路と、トランスファーゲートを用いた終端抵抗回路とを切り替えることで、出力インピーダンスの調整を行なう。
特表2001−500326号公報 特開2009−200651号公報 特開2002−185300号公報
しかしながら、CMLで動作する伝送回路では、電流源となるトランジスタに一定の電流を流す必要があり、このために、伝送回路における消費電力の抑制が困難となっている。
開示の技術は、一つの側面として、出力インピーダンスの調整を容易にしながら電力消費の抑制を図るものである。
開示の技術は、ドライバ回路が、一対のトランジスタの一方が飽和領域で動作され、他方が三極管領域で動作されることで所定のインピーダンスが生じる複数のトランジスタスイッチによる相補型のインバータを含む。また、ドライバ回路は、前記トランジスタスイッチの各々が相補の信号に基づいて駆動されることで、相補の電圧を伝送線路へ出力する。第1の電圧源は、前記ドライバ回路から前記伝送線路へ出力する相補の電圧の振幅を調整する電圧を、前記ドライバ回路に動作電圧として供給する。プリドライバは、前記相補の信号に応じて前記トランジスタスイッチを駆動する相補の駆動電圧を前記ドライバ回路へ出力する。第2の電圧源は、前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンスに応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、前記プリドライバに動作電圧として供給する。
開示の技術は、一つの側面として、シンメトリックロードを用いたドライバ回路を電圧モードで動作させることで、電力消費を抑えることができる、という効果を有する。
本実施形態に係るドライバ回路の要部を示す回路図である。 本実施形態に係る信号伝送システムの概略を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る信号伝送回路を示す機能ブロック図である。 (A)は、直列接続した終端抵抗スイッチを示す結線図、(B)は一つの終端抵抗スイッチを示す結線図、(C)は三極管領域で動作するトランジスタを示す結線図、(D)は飽和領域で動作するトランジスタを示す結線図である。 終端抵抗スイッチの電圧に対するインピーダンスを示す線図である。 第2の実施形態に係る信号伝送回路を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態に係る電圧調整部を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態に係るロジック回路の機能ブロック図である。 (A)〜(E)の各々は、第2の実施形態に係る電圧Vbに対する抵抗スイッチのインピーダンス及び抵抗スイッチの合成インピーダンスを示す線図である。 第3の実施形態に係る電圧調整部の要部を示す回路図である。 第3の実施形態に係るロジック回路を示す機能ブロック図である。 第3の実施形態に係るDACの要部を示す回路図である。 第3の実施形態に係る電圧Vbに対するスイッチ回路が出力する電圧及び合成インピーダンスを示す線図である。 第4の実施形態に係る電圧調整部の要部を示す回路図である。 第5の実施形態に係る電圧調整部の要部を示す回路図である。 第5の実施形態に係るロジック回路の機能ブロック図である。 第5の実施形態に係る電圧Vbに対するスイッチ回路の出力する電圧及び合成インピーダンスを示す線図である。 比較例とする信号伝送回路の機能ブロック図である。 比較例のドライバ回路を示す回路図である。
〔比較例〕
以下、開示の技術の実施形態の説明に先立ち、開示の技術の比較例を説明する。図18には、本比較例に係る信号伝送回路200の一例を示している。この信号伝送回路200は、伝送信号Sを伝送線路(図示省略)へ出力するファイナルドライバ部(以下、ドライバ部202という)、及び伝送信号に応じた電圧をドライバ部202へ出力するプリドライバ部204を備える。信号伝送回路200は、差動伝送方式で伝送信号を出力するようになっており、伝送するためのパラレルデータがシリアルデータに変換されて伝送信号S及び伝送信号Sの逆相の伝送信号Sxがプリドライバ部204に入力される。
プリドライバ部204には、伝送信号Sに対応するプリドライバ204A、及び伝送信号Sxに対応するプリドライバ204Bを備える。プリドライバ204A、204Bは、複数のインバータ206がシリアル接続され、レギュレータ208から供給される電圧Vdd、及びレギュレータ210から供給される電圧Vssにより動作する。
これにより、プリドライバ部204は、プリドライバ204Aから伝送信号Sに応じた電圧Vinを出力し、プリドライバ204Bから伝送信号Sxに応じた電圧Vinxを出力する。
ドライバ部202は、レギュレータ212、214を備え、レギュレータ212から出力される電圧Vddt、及びレギュレータ214から出力される電圧Vsstにより駆動される。このドライバ部202は、インバータとして機能するドライバ回路216を備え、ドライバ回路216が、電圧Vin、Vinxに応じて動作し、電圧Vout、Voutxを出力する。また、レギュレータ212、214は、出力電圧が可変となっており、ドライバ部202は、レギュレータ212、214の電圧Vddt、Vsstに応じて、電圧Vout、Voutxの振幅(電圧レベル)が制御される。なお、レギュレータ208〜214は、スパイクノイズ等のノイズの発生を抑制する機能を含む。
一方、図19には、信号伝送回路200のドライバ回路216を示す。図18に示すように、信号伝送回路200は、ドライバ回路216として、信号Sに対応する電圧Voutを出力するドライバ回路216A、及び信号Sxに対応する電圧Voutxを出力するドライバ回路216Bを備える。なお、ドライバ回路216A、216Bの基本的構成は同じであり、以下では、主としてドライバ回路216Aを例として、ドライバ回路216として説明する。
図19に示すように、ドライバ部202は、ドライバ回路216に、電圧モードで動作するSST(Source Series Terminated)回路218を用いている。SST回路218は、P型MOSトランジスタを用いたトランジスタMg、及びN型MOSトランジスタを用いたトランジスタMhを含む。
SST回路218は、トランジスタMgのソースSに電圧Vddtが印加され、トランジスタMhのソースSが接地されている。また、SST回路218は、トランジスタMgのドレインDとトランジスタMhのドレインDとの間に、抵抗220A、220Bが直列接続されている。
これにより、SST回路218は、インバータとして機能し、トランジスタMg、MhのゲートGに電圧Vinが入力されることにより。抵抗220Aと抵抗220Bとの接続点から電圧Vinに応じた電圧Voutを出力する。なお、図18に示すように、ドライバ回路216Aは、電圧Vinに応じた電圧Voutを出力し、ドライバ回路216Bは、電圧Vinxに応じた電圧Voutxを出力する。
図19に示すように、SST回路218は、トランジスタMgに抵抗220Aが接続され、トランジスタMhに抵抗220Bが接続されている。SST回路218は、トランジスタMg、Mhが動作したときの抵抗値(以下、オン抵抗という)及び抵抗220A、220Bの抵抗値により、出力インピーダンスが定まる。
SST回路218は、トランジスタMgとトランジスタMhとのトランジスタサイズが合わせられ、抵抗220A及び抵抗220Bの抵抗値が合わせられている。また、伝送線路の特性インピーダンスZoが例えば50Ωである場合、トランジスタMgと抵抗220AとによるインピーダンスZu、及びトランジスタMhと抵抗220Bとによるインピーダンスを50Ωに近づける必要がある。
しかし、トランジスタMg、Mhのオン抵抗及び抵抗220A、220Bの抵抗値は、製造プロセスに基因してばらつきが生じることがある。また、トランジスタMg、Mhは、ドレインD−ソースS(トランジスタMgはソースS−ドレインD)間の電圧により抵抗値が変化することがある。このために、SST回路218では、出力インピーダンスが所望のインピーダンス(例えば50Ω)とならないことがある。
トランジスタMg、Mhは、トランジスタサイズが大きくなることによりオン抵抗が小さくなる。したがって、トランジスタMg、Mhのトランジスタサイズを大きくすることで、トランジスタMg、Mhのばらつきに基因するインピーダンスの変化を抑えることができる。しかし、SST回路218の出力インピーダンスを伝送線路の特性インピーダンスに整合させ得るものではない。
ここから、信号伝送回路220のドライバ部202は、ドライバ回路216に、複数のSST回路218を並列に配置し、動作させるSST回路218の数を調整することにより出力インピーダンスを整合させるようにしている。ドライバ回路216は、各SST回路218に対して、NAND回路(以下、NAND222という)及びNOR回路(以下、NOR224という)を設けている。NAND222は、出力端子がトランジスタMgのゲートGに接続され、NOR224は、出力端子XがトランジスタMhのゲートGに接続されている。また、NAND222、NOR224は、各々の一方の入力端子に電圧Vinが入力される。
また、ドライバ部202では、ドライバ回路216の出力インピーダンスの制御信号CIが入力される。各SST回路218では、制御信号CIが、NAND222に入力され、また、インバータ226を介してNOR224に入力される。
これにより、ドライバ回路216では、制御信号CIにより選択されたSST回路218に電圧Vinが入力されて動作する。このとき、ドライバ回路216は、動作したSST回路218の合成インピーダンスが出力インピーダンスとなる。
したがって、信号伝送回路200は、電圧モードで動作するSST回路218を含むドライバ回路216を用いることで、電流モード(CML)で動作するドライバ回路と比較し、消費電力の抑制が可能となる。また、信号伝送回路200では、並列接続するSST回路218の数を調整することで、出力インピーダンスを伝送線路の特性インピーダンスに整合可能となる。
このような信号伝送回路200では、抵抗220A、220Bの抵抗値に対して、オン抵抗の大きいトランジスタMgMhを用いることで、トランジスタサイズを小さくすることができる。しかし、複数のSST回路218を並列接続するために、ドライバ回路216は、トランジスタサイズの小さいトランジスタMg、Mhを使用しても、見た目のトランジスタサイズが大きくなる。これに伴い、信号伝送回路200は、ドライバ回路216のトランジスタサイズに応じてプリドライバ部204を形成する必要がある。すなわち、プリドライバ204A、204Bは、インバータ206のトランジスタサイズを段階的に大きくして、ドライバ回路216A、216BのトランジスタMg、Mhのトランジスタサイズに合わせる必要がある。
インバータ206のトランジスタサイズを大きくする場合、前段のインバータ206のトランジスタサイズと、後段のインバータ206のトランジスタサイズの比率が大きいと、インバータ206の動作速度に低下が生じる。動作速度の低下を抑えながらトランジスタサイズを段階的に高くするためには、前段のインバータのトランジスタサイズと後段のインバータのトランジスタサイズの比率を小さくしなければならない(例えば、1.5以下)。このために、ドライバ回路216のトランジスタサイズが大きいと、プリドライバ204A、204Bに設けるインバータ206の数も多くなってしまう。
したがって、ドライバ回路216に設けるSST回路218の数、プリドライバ部204のプリドライバ204A、204Bに設けるインバータ206の数は、信号伝送回路200の電力消費の抑制を阻害することになる。このために、信号伝送回路200は、電圧モードで動作するSST回路218を用いることで、電流モードで動作するドライバ回路より電力消費を抑えることができても、抑制できる消費電力には限度がある。
〔第1の実施形態〕
続いて、図面を参照して開示する技術の第1の実施形態の一例を詳細に説明する。
図2には、第1の実施形態に係る信号伝送回路10を示す。信号伝送回路10は、開示の技術に係る信号伝送回路の一例である。信号伝送回路10は、信号伝送システム12に含まれ、伝送線路14の一端が接続される。信号伝送システム12は、開示の技術における信号伝送システムの一例として機能し、伝送線路14は、開示の技術における伝送線路の一例と機能する。伝送線路14は、他端が受信回路(図示省略)に接続される。
信号伝送システム12は、例えば、MUX(multiplex)16により伝送すべきパラレルデータをシリアルデータに変換して伝送信号Sを生成し、生成した伝送信号Sを信号伝送回路10に入力する。信号伝送回路10は、入力された伝送信号Sに応じた電圧Voutを伝送線路14へ出力する。
このような信号伝送システム12は、信号伝送回路10が、LSIやVLSI(Very Large-scale integrated circuit)などの半導体集積回路(以下、LSI18という)に設けられる。信号伝送システム12は、信号伝送回路10を用い、LSI18内、LSI18が設けられた基板内、LSI18が設けられた基板と他の基板との間等において、伝送信号Sの伝送を行なう。なお、信号伝送システム12は、LSI18が設けられたサーバなどの装置と、他のサーバなどの装置との信号伝送に適用することもできる。すなわち、信号伝送システム12の信号伝送回路10は、各種の機能部品の間を接続するインターフェースの一部として機能する。
図3には、信号伝送回路10の一例を示す。開示の技術においては、差動伝送方式で相補の伝送信号Sの伝送を行なう。信号伝送システム10は、相補の伝送信号Sとして、伝送信号S及び伝送信号Sと逆相の伝送信号Sxを用い、伝送信号S、Sxが、信号伝送回路10に入力される。
この信号伝送回路10は、ファイナルドライバ部(以下、ドライバ部20という)、及びプリドライバ部22を備える。信号伝送回路10では、信号S、Sxがプリドライバ部22に入力される。プリドライバ部22は、所定数のインバータ24を備え、インバータ24がシリアル接続されている。プリドライバ部22は、信号Sに対応するプリドライバ22A、信号Sxに対応するプリドライバ22Bを備える。プリドライバ22A、22Bは、開示の技術におけるプリドライバの一例として機能する
プリドライバ部22は、信号S、Sxに応じた電圧をドライバ部20へ出力する。ここで、プリドライバ22A、22Bは、複数のインバータ24がシリアル接続され、インバータ24のトランジスタサイズを段階的に大きくしている。これにより、プリドライバ22A、22Bは、伝送速度の低下を防止しながら、後述するドライバ部20のトランジスタサイズに合わせたバッファリングが行なわれるようにしている。
ドライバ部20には、プリドライバ部22から出力される電圧が入力される。以下の説明では、ドライバ部20に入力される電圧を電圧Vin、Vinxとする。ドライバ部20は、入力された電圧Vin、Vinxに応じた電圧Vout、Voutxを、伝送線路14として対で設けられた伝送線路14A、14Bに出力する。
図1には、信号伝送回路10に設けたドライバ部20の一例を示す。ドライバ部20は、シンメトリックロード(Symmetric Load)を用いたドライバ回路26を備える。ドライバ回路26は、開示の技術におけるドライバ回路の一例として機能する。
ドライバ回路26は、4個の終端抵抗スイッチ28A、28B、28C、28D(以下、総称する場合、終端抵抗スイッチ28とする)を備える。終端抵抗スイッチ28は、開示の技術におけるトランジスタスイッチの一例として機能する。終端抵抗スイッチ28の各々は、一対のトランジスタMa、Mbを備える。トランジスタMaは、P型MOSトランジスタが用いられ、トランジスタMbは、N型MOSトランジスタが用いられている。
以下では、P型MOSトランジスタとN型MOSトランジスタを用いて説明するが、開示の技術は、2つのP型MOSトランジスタを用いてもよく、2つのN型MOSトランジスタを用いても良い。開示の技術は、一対のトランジスタとして同じ導電型のトランジスタを用いてもよく、異なる導電型のトランジスタを用いても良い。
開示の技術において、同じ導電型とは、一方のトランジスタがP型MOSトランジスタであれば、他方もP型MOSトランジスタであり、また、一方のトランジスタがN型MOSトランジスタであれば、他方もN型MOSトランジスタであることを指す。また、異なる導電型とは、一方がP型MOSトランジスタであれば、他方がN型MOSトランジスタであることを指す。また、導電型とは、チャネル(channel)の極性を含み、同じ導電型は、チャネルの極性が同じであり、異なる導電型とは、チャネルの極性が異なることを含む。
終端抵抗スイッチ28は、トランジスタMaのソースSとトランジスタMbのドレインDとが接続され、トランジスタMaのドレインDとトランジスタMbのソースSとが接続されている。ドライバ回路26は、終端抵抗スイッチ28A、28Bが直列接続され(以下、接続点をノード30Aという)、終端抵抗スイッチ28C、28Dが直列接続されている(以下、接続点をノード30Bという)。
また、ドライバ回路26は、終端抵抗スイッチ28A、28Bと終端抵抗スイッチ28C、28Dとが並列接続されている。これにより、ドライバ回路26は、4個の終端抵抗スイッチ28A、28B、28C、28Dがブリッジ状に接続されている。ドライバ回路26は、終端抵抗スイッチ28A、28Bによるインバータ26A、及び終端抵抗スイッチ28A、28Bによるインバータ26Bを含み、インバータ26A、26Bにより相補のインバータとして機能する。なお、以下では、プルアップ側の終端抵抗スイッチ28Aと終端抵抗スイッチ28Cとの接続点をノード30Cといい、プルダウン側の終端抵抗スイッチ28Bと終端抵抗スイッチ28Dとの接続点をノード30Dという。
直列接続は、終端抵抗スイッチ28AのトランジスタMaのドレインD及びトランジスタMbのソースSと、終端抵抗スイッチ28BのトランジスタMaのソースS及びトランジスタMbのドレインDとを接続することを指す。また、直列接続は、終端抵抗スイッチ28CのトランジスタMaのドレインD及びトランジスタMbのソースSと、終端抵抗スイッチ28DのトランジスタMaのソースS及びトランジスタMbのドレインDとを接続することを指す。さらに、並列接続は、終端抵抗スイッチ28AのトランジスタMaのソースS及びトランジスタMbのドレインDと、終端抵抗スイッチ28CのトランジスタMaのソースS及びトランジスタMbのドレインDとを接続することを指す。また、並列接続は、終端抵抗スイッチ28BのトランジスタMaのドレインD及びトランジスタMbのソースSと、終端抵抗スイッチ28DのトランジスタMaのドレインD及びトランジスタMbのソースSとを接続することを指す。
ところで、終端抵抗スイッチ28は、トランジスタMa、Mbが並列接続されている。これにより、終端抵抗スイッチ28は、トランジスタMaのゲートGと、トランジスタMbのゲートGとに、相補の信号が入力されることにより、スイッチとして機能する。また、終端抵抗スイッチ28は、トランジスタMa、Mbがオン動作(スイッチとして動作)したときの内部抵抗(オン抵抗)がインピーダンスとなる。
したがって、各終端抵抗スイッチ28は、トランジスタMa、Mbを用いた所謂シンメトリックロードとして機能する。この終端抵抗スイッチ28を用いたドライバ回路26は、シンメトリックロード型のドライバ回路として機能する。
ドライバ回路26は、ノード30Cに電圧Vddtxが供給され、ノード30Dに電圧Vsstxが供給される。また、ドライバ回路26は、終端抵抗スイッチ28A、28Dの各トランジスタMaのゲートGに電圧Vinが入力され、各トランジスタMbのゲートGに電圧Vinxが入力される。また、ドライバ回路26は、終端抵抗スイッチ28B、28Cの各トランジスタMaのゲートGに電圧Vinxが入力され、各トランジスタMbのゲートGに電圧Vinが入力される。
これにより、ドライバ回路26は、電圧Vinに応じた電圧Voutをノード30Aから出力し、電圧Vinxに応じた電圧Voutxをノード30Bから出力する。
ここで、図4(A)〜図4(D)を参照しながら、終端抵抗スイッチ28が、シンメトリックロードとして機能するときのトランジスタMa、Mbの動作(以下、終端抵抗スイッチ26のオン動作という)を説明する。
図4(A)には、電圧Voutを出力するプルアップ側の終端抵抗スイッチ28A及びプルダウン側の終端抵抗スイッチ28Bを示す。また、図4(B)には、一つの終端抵抗スイッチ28を示す。終端抵抗スイッチ28は、相補の電圧Vin、Vinxでオン動作したとき、トランジスタMbが三極管領域で動作する。また、終端抵抗スイッチ28は、オン動作するとき、トランジスタMaのゲートGが接地された状態となり、トランジスタMaが飽和領域で動作する。
図4(D)に示すように、トランジスタMaは、飽和領域で動作することにより二端子の電子素子(diode)として機能する。このとき、トランジスタMaの電流増幅率をβp、しきい値電圧をVthpとすると、ゲートGが接地され、ソース電圧Vsがしきい値Vthpを超えていることで、ソース電流Isは、(1)式で示される。
Figure 0005906960
また、図4(C)に示すように、トランジスタMbは、線形領域で動作することにより三端子の電子素子(triode)として機能する。このとき、トランジスタMbの電流増幅率をβn、しきい値電圧をVthnとすると、ドレイン電流Idは、(2)式で示される。
Figure 0005906960
図4(B)に示すように、終端抵抗スイッチ28は、トランジスタMaとトランジスタMbとを並列接続したものである。このとき、トランジスタMa及びトランジスタMbのトランジスタサイズを合わせていると、電流増幅率βは、β=βp=βnとなる。ノード30Cの電圧をVとすると、トランジスタMbでは、V=Vdとなる。また、トランジスタMaでは、(1)式から、V=Vs−|Vthp|となる。なお、「|Vthn|」はしきい値電圧の絶対値を示す。
ここから、(1)式において、(Vs−|Vthp|)=Vdとすると、電流Ioは、(3)式で表される。
Figure 0005906960
したがって、終端抵抗スイッチ28は、オン動作したときのノード30C−30A間のインピーダンスが、電圧Vd及びトランジスタMbのゲート電圧Vgに応じた線形抵抗とみなされる。なお、ノード30C−30B間、ノード30A−30D、及びノード30B−30D間も同様といえる。
これにより、プルアップ側の終端抵抗スイッチ28AのインピーダンスZu、及びダウンサイド側の終端抵抗スイッチ28BのインピーダンスZdは、電圧Vddに応じて変化する。
したがって、図1に示すドライバ回路26は、電圧Vddtx及び電圧Vsstxに応じて、出力インピーダンスZoutが変化する。さらに、ドライバ回路26は、各トランジスタMbのゲートGに入力される電圧Vin、Vinxの電圧レベルに応じて出力インピーダンスZoutが変化する。
図3に示すように、ドライバ部20は、レギュレータ32及びレギュレータ34を備える。レギュレータ32及びレギュレータ34は、開示の技術における第1の電圧源の一例として機能する。レギュレータ32は、ドライバ回路26の電源電圧Vdd側に設けられ、動作電圧として電圧Vddtxをドライバ回路26へ出力する。また、レギュレータ34は、ドライバ回路26の接地側に設けられ、動作電圧として電圧Vsstxをドライバ回路26へ出力する。
信号伝送回路10は、レギュレータ32が出力する電圧Vddtx、及びレギュレータ34が出力する電圧Vsstxに基づき、ドライバ回路26が電圧モードで動作する。
また、プリドライバ部22は、レギュレータ36、38を備える。レギュレータ36及びレギュレータ38は、開示の技術における第2の電圧源の一例として機能する。レギュレータ36は、プリドライバ22A、22Bの電源電圧Vdd側に設けられ、プリドライバ22A、22Bに所定の電圧Vddprを出力する。また、レギュレータ38は、プリドライバ22A、22Bの接地側に設けられ、プリドライバ22A、22Bに、動作電圧として所定の電圧Vssprを出力する。プリドライバ22A、22Bは、レギュレータ36が出力する電圧Vddpr、及びレギュレータ38が出力する電圧Vssprによりインバータ24が動作する。
ここで、信号伝送回路10は、ドライバ部20のレギュレータ32、34、及びプリドライバ部22のレギュレータ36、38として出力電圧を可変できる可変レギュレータを用いている。可変レギュレータとしては、OPアンプ(operational amplifier)などの差動増幅回路、コンパレータを用い、出力電圧をフィードバックすることにより出力電圧が基準電圧となるように制御する一般的構成を適用することができる。
第1の実施形態に係る信号伝送回路10は、予めレギュレータ36の電圧Vddpr及びレギュレータ38の電圧Vssprが調整される。また、信号伝送回路10は、レギュレータ32の電圧Vddtx、及びレギュレータ34の電圧Vsstxが調整される。信号伝送回路10は、ドライバ部20(ドライバ回路26)が出力する電圧Vout、Voutxの振幅が、レギュレータ32の電圧Vddtx及びレギュレータ34の電圧Vsstxにより調整される。また、信号伝送回路10は、ドライバ部20(ドライバ回路26)の出力インピーダンスZoutが、伝送線路14の特性インピーダンスZoに整合するように、レギュレータ36の電圧Vddpr及びレギュレータ38の電圧Vssprが調整される。
以下、第1の実施形態の作用を説明する。
信号伝送システム12に用いられる信号伝送回路10は、差動の伝送信号S、Sxが、プリドライバ22A、22Bに入力される。プリドライバ22Aは、入力された伝送信号Sを、インバータ24によりバッファリングし、電圧Vinを出力し、プリドライバ22Aは、入力された伝送信号Sxを、インバータ24によりバッファリングし、電圧Vinxを出力する。
ドライバ部20は、電圧Vin、Vinxが入力されることで、電圧Vin、Vinxによりドライバ回路26に設けた終端抵抗スイッチ28A〜28Dがスイッチングされる。これにより、ドライバ部20は、ドライバ回路26から、伝送信号S、Sxに応じた電圧Vout、Voutxを伝送線路14(14A、14B)へ出力する。このとき、ドライバ部20は、ドライバ回路26が、レギュレータ32から供給される電圧Vddtx、及びレギュレータ34から供給される電圧Vsstxにより電圧モードで動作する。
ところで、プリドライバ部22は、信号S、Sxに応じて出力する電圧Vin、Vinxの電圧レベルが、レギュレータ36から出力する電圧Vddpr及びレギュレータ38から出力する電圧Vssprにより定まる。
また、ドライバ部20は、ドライバ回路26から出力する電圧Vin、Vinxの電圧レベルが、レギュレータ32から入力される電圧Vddtx、及びレギュレータ34から入力される電圧Vsstxにより定まる。
ここで、ドライバ回路26は、電圧Vddpr、Vssprに応じて終端抵抗スイッチ28のインピーダンスZが変化する。図5には、終端抵抗スイッチ28に印加される電圧Vdに対する終端抵抗スイッチ28のインピーダンスZの変化の一例を示す。なお、終端抵抗スイッチ28A〜28Dをブリッジ接続したドライバ回路26においては、ノード30A、又はノード30Bの電圧(電圧Vout、Voutx)が電圧Vdに対応する。なお、図5においては、Vdd=Vddtx−Vsstxとなっている。
電圧モードで動作するドライバ回路26の電圧Vdは、電圧Vdd・1/4から電圧Vdd・3/4の範囲で可変される。また、電圧Vdは、レギュレータ32の電圧Vddtx及びレギュレータ34の電圧Vsstxにより可変される。ドライバ回路26に用いるトランジスタMa、Mbのトランジスタサイズは、電圧Vdの上記可変範囲でインピーダンスZが所定範囲(例えば、50Ω±10%)となるように設定される。すなわち、ドライバ部20は、トランジスタMa、Mbのトランジスタサイズに応じてレギュレータ32の電圧Vddtx、及びレギュレータ34の電圧Vsstxを調整することで、各終端抵抗スイッチ28のインピーダンスの可変範囲を定める。また、ドライバ部20は、レギュレータ32の電圧Vddtx、及びレギュレータ34の電圧Vsstxを調整することで、電圧モードで動作するドライバ回路26が出力する電圧(Vout、Voutx)の振幅を調整する。
これにより、ドライバ部20では、例えば、電圧Vddprが制御されることで、終端抵抗スイッチ28AのインピーダンスZが伝送線路14の特性インピーダンスZoに整合させることができる。
信号伝送回路10では、例えば、LSI18への電源投入時などの所定のタイミングでレギュレータ36から出力する電圧Vddpr及びレギュレータ38から出力する電圧Vssprを制御する。なお、ドライバ回路26の出力インピーダンスZoutが、LSI18の製造プロセスのばらつきにより定まるものであれば、LSI18の出荷に先立って行なう試験動作時に行なっても良い。
このときに、信号伝送回路10では、終端抵抗スイッチ28A〜28Dの各々のインピーダンスZを、伝送線路14の特性インピーダンスZoに整合させるように電圧Vddpr、Vssprを制御する。これにより、信号伝送回路10を用いて伝送信号S、Sxを伝送する時に、出力インピーダンスZoutに基因する伝送効率の低下を防止することができる。
また、信号伝送回路10は、ドライバ部20のドライバ回路26が電圧モードで動作することにより、電流モードで動作するドライバ回路と比較して、電力消費を抑制することができる。
一方、前記した信号伝送回路200では、電圧モードで動作するSST回路218を用いたドライバ回路216を設けることにより、電流モードで動作するドライバ回路よりも省電力化が図られている。しかし、信号伝送回路200では、複数のSST回路218を並列接続して出力インピーダンスの調整を行なう。このため、信号伝送回路200は、ドライバ回路216のトランジスタサイズが、信号伝送回路10のドライバ回路26のトランジスタサイズよりも大きくなる。
例えば、信号伝送回路10に用いたドライバ回路26のトランジスタサイズを2とすると、信号伝送回路200に用いたドライバ回路216は、トランジスタサイズが12(6倍程度)となる。
これにより、伝送速度の低下を防止しながらバッファリングを行なうためには、信号伝送回路200のインバータ206の数は、信号伝送回路10のインバータ24の数の3倍以上となる。
したがって、シンメトリックロード型のドライバ回路26を用いた信号伝送回路10は、SST回路218を用いた信号伝送回路200に対して、消費電力を1/5以下に抑えることができる。また、伝送回路10は、ドライバ回路が電流モードで動作する信号伝送回路と比較して、大幅に消費電力を抑制することができる。
〔第2の実施形態〕
次に開示の技術における第2の実施形態を説明する。なお、第2の実施形態の基本的構成は、第1の実施形態と同じであり、第2の実施形態において第1の実施形態と同様の機能部品については、第1の実施形態と同一の符号を付与して、その説明を省略する。
図6には、第2の実施の形態に係る信号伝送回路40の一例を示す。信号伝送回路40は、開示の技術における信号伝送回路の一例として機能する。信号伝送回路40は、プリドライバ部22に替えてプリドライバ部42を備えた点で信号伝送回路10と相違する。
プリドライバ部42は、レギュレータ36、38に替わるレギュレータ44、46を備える。レギュレータ44及びレギュレータ46は、開示の技術における第2の電圧源の一例として機能する。レギュレータ44は、電流源48及びキャパシタ50が並列接続され、レギュレータ46は、電流源52及びキャパシタ54が並列接続されている。電流源48、52は、出力する電流値が可変となっている。レギュレータ44は、キャパシタ50が、電流源46の電流に応じた電圧Vddprを出力するように機能する。また、レギュレータ46は、キャパシタ54が、電流源52の電流に応じた電圧Vssprを出力するように機能する。これにより、レギュレータ44、46は、電流源48、52の電流に応じて出力電圧が可変される。
一方、第2の実施形態に係る信号伝送回路40は、レギュレータ44、46から出力する電圧Vddpr、Vssprを調整する電圧調整部56を備える。レギュレータ44、46の各々は、コンパレータ58を含む。開示の技術において、コンパレータ58は、調整部、及び目標生成部の一部として機能する。レギュレータ44では、プリドライバ22A、22Bに出力する電圧Vddpr、及び電圧調整部56から出力される電圧Vrefdが、コンパレータ58に入力される。また、レギュレータ44では、コンパレータ58の出力する比較結果が電流源48に入力されることにより、電流源48の電流が変化する。これにより、レギュレータ44では、電圧Vddprが電圧Vrefdとなるように制御される。
レギュレータ46では、プリドライバ22A、22Bに出力する電圧Vsspr、及び電圧調整部56から出力される電圧Vrefsが、コンパレータ58に入力される。また、レギュレータ46では、コンパレータ58の出力する比較結果が電流源52に入力されることにより、電流源52の電流が変化する。これにより、レギュレータ44では、電圧Vssprが電圧Vrefsとなるように制御される。
図7には、第2の実施形態に係る電圧調整部56の一例を示す。電圧調整部56は、スイッチ回路60を含む。このスイッチ回路60は、ドライブ部20に設けているドライバ回路26(図1参照)のレプリカ回路の一例として機能する。
スイッチ回路60は、4個の抵抗スイッチ62A、62B、62C、62D(以下、総称する場合、抵抗スイッチ62という)を備える。抵抗スイッチ62は、開示の技術におけるレプリカ回路のスイッチの一例として機能する。抵抗スイッチ62の各々は、P型MOSトランジスタを用いたトランジスタMc、及びN型MOSトランジスタを用いたトランジスタMdを備える。抵抗スイッチ62は、トランジスタMcのソースSがトランジスタMdのドレインDに接続され、トランジスタMcのドレインDがトランジスタMdのソースSに接続されている。これにより、抵抗スイッチ62は、トランジスタMcのゲートG及びトランジスタMdのゲートGに相補の信号が入力されることによりシンメトリックロード型のスイッチとして機能する。
スイッチ回路60は、抵抗スイッチ62Aと抵抗スイッチ62Bとが直列接続され、抵抗スイッチ62Cと抵抗スイッチ62Dとが直列接続されている。また、スイッチ回路60は、抵抗スイッチ62A、62Bと、抵抗スイッチ62C、62Dとが並列接続されている。これにより、スイッチ回路60は、抵抗スイッチ62A〜62Dがブリッジ状に接続されている。
スイッチ回路60は、抵抗スイッチ62Aと抵抗スイッチ62Cとの間のノード64Aに電圧Vddtx(レギュレータ32の電圧)が供給され、抵抗スイッチ62B、62Dのノード64Bに電圧Vsstx(レギュレータ34の電圧)が供給される。
スイッチ回路60は、抵抗スイッチ62A、62DのトランジスタMc及び抵抗スイッチ62B、62CのトランジスタMdの各ゲートGに電圧Vrinが入力される。また、スイッチ回路60は、抵抗スイッチ62A、62DのトランジスタMd及び抵抗スイッチ62B、62CのトランジスタMeの各ゲートGに電圧Vrinxが入力される。スイッチ回路60は、電圧Vrin、Vrinxが入力されることにより、抵抗スイッチ62Aと抵抗スイッチ62Bとの間のノード64Cから電圧voutを出力する。また、スイッチ回路60は、電圧Vrin、Vrinxが入力されることにより、抵抗スイッチ62Cと抵抗スイッチ62Dとの間のノード64Dから電圧voutxを出力する。
また、スイッチ回路60は、ノード64Cに抵抗66Aが接続され、この抵抗66Aを介して電圧Vddtxが印加される。また、スイッチ回路60は、ノード64Dに抵抗66Bが接続され、この抵抗66Bを介して電圧Vsstxが印加される。抵抗66A、66Bは、ドライバ回路26に接続された伝送経路14の特性インピーダンスZoに応じたインピーダンス(抵抗値Rref)となっている。これにより、スイッチ回路60は、ドライバ回路26のレプリカとして機能し、ドライバ回路26が出力する電圧Vout、Voutxに応じた電圧vout、voutxを出力する。なお、抵抗66A、66Bは、LSI18内に設けても良い。また、製造プロセスのばらつきに基因する抵抗値Rrefの誤差を抑えることを考慮する場合は、LSI18の外部に設けることができる。
ここで、スイッチ回路60がドライバ回路26のレプリカであることは、電圧Vin、Vinxと電圧Vrin、Vrinxとが等しい場合に、ドライバ回路26の電圧Vout、Voutxとスイッチ回路60の電圧vout、voutxとが等しくなることを含む。また、レプリカは、終端抵抗スイッチ28A〜28Dと、抵抗スイッチ62A〜62Dとの間で、電気的特性が比例関係を有することを含む。例えば、トランジスタMc、Mdのトランジスタサイズが、トランジスタMa、Mbのトランジスタサイズに対して比例関係を有することを含む。
ここから、スイッチ回路60は、トランジスタMc、Mdとしてトランジスタサイズが、ドライバ回路26のトランジスタMa、Mbのトランジスタサイズの1/4〜1/8程度のものを用いる。また、スイッチ回路60は、トランジスタMc、Mdのトランジスタサイズに合わせたインピーダンスに設定した抵抗66A、66Bを用いる。これにより、信号伝送回路40は、スイッチ回路60の電力消費を抑制している。
電圧調整部56は、レギュレータ68及びレギュレータ70を備える。レギュレータ68及びレギュレータ70は、開示の技術における第3の電圧源の一例として機能する。レギュレータ68は、電流源72及びキャパシタ74を含み、電流源68の電流に応じた電圧を電圧Vrinとしてスイッチ回路60へ出力する。また、レギュレータ70は、電流源76及びキャパシタ78を含み、電流源76の電流に応じた電圧を電圧Vrinxとしてスイッチ回路60へ出力する。
また、レギュレータ68、70は、コンパレータ80を含む。レギュレータ68は、スイッチ回路60へ出力する電圧Vrin及び後述する目標電圧がコンパレータ80に入力されることで、電圧Vrinが目標電圧となるように電流源72の電流が制御される。レギュレータ70は、スイッチ回路60へ出力する電圧Vrinx及び後述する目標電圧がコンパレータ80に入力されることで、電圧Vrinxが目標電圧となるように電流源76の電流が制御される。
ここで、レギュレータ68に入力される目標電圧は、電圧Vrefdとして、プリドライバ部42のレギュレータ44へ出力される。レギュレータ70に入力される目標電圧は、電圧Vrefsとして、プリドライバ部42のレギュレータ46へ出力される。これにより、電圧調整部56は、レギュレータ68が、プリドライバ部42のレギュレータ44として機能し、レギュレータ70が、プリドライバ部42のレギュレータ46として機能する。
一方、電圧調整部56は、ロジック回路82及びDAC(digital−to−analog converter:デジタル−アナログ変換器)84A、84Bを含む。ロジック回路82及びDAC84A、84Bは、開示の技術における調整部の一部として機能する。ロジック回路82には、スイッチ回路60から出力される電圧vout、voutx、及びドライバ部20の電圧Vddtx、Vsstxが入力される。また、ロジック回路82は、例えば、nビットのデジタル信号をDAC84A、84Bへ出力する。
DAC84Aは、レギュレータ68側に設けられ、ロジック回路82から入力されたデジタル信号をデジタル−アナログ変換する。これにより、DAC84Aは、基準電圧とする電圧Vrefdをコンパレータ80及びプリドライバ部42のレギュレータ44へ出力する。また、DAC84Bは、レギュレータ70側に設けられ、ロジック回路82から入力されたデジタル信号をデジタル−アナログ変換する。これにより、DAC84Bは、目標電圧とする電圧Vrefsをコンパレータ80及びプリドライバ部42のレギュレータ46へ出力する。
図8には、第2の実施形態に係るロジック回路82の一例を示す。ロジック回路82は、DAC84Aに対応するロジック回路82A、及びDAC84Bに対応するロジック回路82Bを備える。ロジック回路82A、82Bの各々は、コンパレータ86、NAND回路(以下、NAND88という)及びカウンタ回路(以下、カウンタ90という)を備える。
また、ロジック回路82A、82Bの各々は、抵抗92A、92Bを備える。抵抗92A、92Bは、直列接続され、抵抗92Aに電圧Vddtxが印加され、抵抗92Bに電圧Vsstxが印加される。
ロジック回路82Aは、抵抗92A、92Bの接続点92Cの電圧Vs、及び電圧voutがコンパレータ86に入力され、コンパレータ86が電圧Vsと電圧voutに基づいた比較結果をNAND88へ出力する。ロジック回路82Bは、抵抗92A、92Bの接続点92Dの電圧Vsx、及び電圧voutxがコンパレータ86に入力され、コンパレータ86が電圧Vsxと電圧voutに基づいた比較結果をNAND88へ出力する。
また、ロジック回路82A、82Bは、NAND88にクロック信号CLKが入力される。NAND88の各々は、クロック信号CLK及びコンパレータ86の比較結果に基づいたパルス信号をカウンタ90へ出力する。カウンタ90の各々は、NAND88からパルス信号が入力されることで、パルス信号をカウントして、カウント値を出力する。
ここで、第2の実施形態では、抵抗92A、92Bの抵抗値を同じにしており、これにより、コンパレータ86へ基準電圧として出力される電圧Vs、Vsxは、Vs=(Vddtx−Vsstx)/2(=Vsx、以下、第2の実施形態では、Vsとする)となる。
ロジック回路82Aは、電圧voutが電圧Vsより低い場合、コンパレータ86の出力がHレベルとなり、クロック信号CLKに応じてNAND88からパルスが出力される。カウンタ90は、このパルスをカウントする。また、ロジック回路82Aでは、電圧voutが電圧Vsに達することで、コンパレータ86の出力がLレベルに切り替わり、NAND88からのパルス出力が停止し、カウンタ90のカウントが停止する。
ロジック回路82Bは、電圧voutxが電圧Vsより低い場合、コンパレータ86の出力がHレベルとなり、クロック信号CLKに応じてNAND88からパルスが出力される。カウンタ90は、このパルスをカウントする。また、ロジック回路82Bでは、電圧voutxが電圧Vsに達することで、コンパレータ86の出力がLレベルに切り替わり、NAND88からのパルス出力が停止し、カウンタ90のカウントが停止する。
ロジック回路82Aは、カウンタ90のカウント値に応じたデジタルデータ(以下、カウント値Cpdとする)を出力する。また、ロジック回路82Bは、カウンタ90のカウント値に応じたデジタルデータ(以下、カウント値Cpsとする)を出力する。
図7に示すように、電圧調整部56は、ロジック回路82Aから出力されるカウント値CpdがDAC84Aに入力され、ロジック回路82Bから出力されるカウント値CpsがDAC84Aに入力される。DAC84Aは、デジタルデータCpdに基づいた電圧Vrefdを出力することで、電圧voutが電圧Vsとなるように、レギュレータ68が出力する電圧Vrinを制御する。また、DAC84Bは、デジタルデータCpsに基づいた電圧Vrefsを出力することで、電圧voutxが電圧Vsとなるように、レギュレータ70が出力する電圧Vrinxを制御する。これにより、電圧調整部56では、スイッチ回路60から出力される電圧vout、電圧voutxが電圧Vsとなるように制御される。
ここで、レギュレータ68の出力する電圧Vrinを、Vrin=Vddtx+Vb、レギュレータ70の出力する電圧Vrinxを、Vrinx=Vsstx−Vbとして、レギュレータ68、70の電圧変化を電圧Vbとする。スイッチ回路60は、シンメトリックロード型の抵抗スイッチ62を用いていることで、この電圧Vbに応じて出力インピーダンスが変化する。また、スイッチ回路60は、出力インピーダンスが、抵抗66A、66Bの抵抗値Rrefに整合することで、電圧vout、voutxが電圧Vsとなる。
抵抗値Rrefを50Ωとした場合の電圧Vbの変化に対する抵抗スイッチ62のインピーダンス及びプルアップ側の抵抗スイッチ62とプルダウン側の抵抗スイッチ62の合成インピーダンスの変化を図9(A)〜図9(E)に示す。
図9(A)〜図9(E)は、一例として、スイッチ回路60の出力インピーダンスの目標を50Ωとする場合における電圧Vbに対するインピーダンスを示す。このとき、図9(A)〜図9(E)では、下段が抵抗スイッチ62のインピーダンスを示し、上段がプルアップ側及びプルダウン側の抵抗スイッチ62の合成インピーダンスを示す。また、図9(A)〜図9(E)の各図の下段においては、実線でプルアップ側を示し、破線でプルダウン側を示し、比較の目安とする電圧V1、V2は、V1<V2としている。
また、LSI18内のトランジスタは、製造プロセス等に基因して動作速度の特性が設計時の特性と異なることがある。ここから、トランジスタの設計の速度で動作する特性を「T」、設計より速く動作する特性を「F」、設計より遅く動作する特性を「S」とする。また、動作する速度の特性は、N型MOSトランジスタとP型MOSトランジスタとは異なる場合がある。
ここから、図9(A)は、P型トランジスタ及びN型トランジスタが「T」(TTとする)、図9(B)は、P型トランジスタ及びN型トランジスタが「S」(SSする)。また、図9(C)は、P型トランジスタ及びN型トランジスタが「F」(FFとする)を示す。さらに、図9(D)は、P型トランジスタが「F」、及びN型トランジスタが「S」の場合を示し(PFNSとする)、図9(E)は、P型トランジスタが「S」、及びN型トランジスタが「F」の場合を示す(PSNFとする)。
図9(A)〜図9(E)に示すように、抵抗スイッチ62は、インピーダンスが電圧Vbに応じて変化し、これに伴って、合成インピーダンスも変化する。このとき、特性がSSの場合、同じ電圧Vbに対するインピーダンスは、特性TT、PFNS、PSNFの場合より高くなっている。また、特性TTの場合、同じ電圧Vbに対するインピーダンスは、特性TT、PFNS、PSNFの場合より低くなっている。しかし、何れの特性においても、電圧Vbが低いほどインピーダンスが大きく、電圧Vbが高くなるにしたがってインピーダンスが減少する。
この電圧Vbは、トランジスタMc、MdのゲートGに入力される電圧であり、シンメトリックロード型のスイッチでは、トランジスタのゲートGの電圧に応じてもインピーダンスが変化する。
ここで、例えば、合成インピーダンスを、目標とするインピーダンスに応じた値(例えば、100Ω)とする。これにより、ドライバ回路26のレプリカとして設けているスイッチ回路60の各抵抗スイッチ62のインピーダンスを、目標とするインピーダンス(50Ω)に合わせることができる。したがって、トランジスタMc、MdのゲートGに入力される電圧を調整することにより、スイッチ回路60の出力インピーダンスを、抵抗66A、66Bの抵抗値Rrefに整合させることができる。
一方、図6に示すように、伝送信号回路40では、電圧調整部56のDAC84Aから出力される電圧Vrefdが、プリドライバ22A側のコンパレータ58に入力される。これにより、プリドライバ部42では、レギュレータ44の出力する電圧Vddprが、電圧Vrefdとなるように調整される。また、伝送信号回路40では、電圧調整部56のDAC84Bから出力される電圧Vrefdが、プリドライバ22B側のコンパレータ58に入力される。これにより、プリドライバ部42では、レギュレータ46の出力する電圧Vssprが、電圧Vrefsとなるように調整される。
これにより、プリドライバ22Aは、スイッチ回路60における電圧Vrinに応じた電圧Vinを出力し、プリドライバ22Bは、スイッチ回路60における電圧Vrinxに応じた電圧Vinxを出力する。
このとき、電圧Vrin、Vrinxは、ドライバ回路26のレプリカとなるスイッチ回路60の出力インピーダンスを、伝送線路14の特性インピーダンスZoにあわせた抵抗66A、66Bのインピーダンスに整合させる電圧となっている。これにより、ドライバ回路26は、出力インピーダンスZoutが、伝送線路14の特性インピーダンスZoに整合された状態で、電圧Vout、Voutxを伝送線路14へ出力する。したがって、信号伝送回路40は、シンメトリックロードを用いることが電力消費を抑え、高い伝送効率で信号S、Sxを伝送することができる。
〔第3の実施形態〕
次に開示の技術における第3の実施形態を説明する。なお、第3の実施形態の基本的構成は、第2の実施形態と同じであり、第2の実施形態において第1の実施形態と同様の機能部品については、第1の実施形態と同一の符号を付与して、その説明を省略する。
第3の実施形態では、第2の実施形態の信号伝送回路40に対し、電圧調整部56に替えて電圧調整部100を用いる。電圧調整部100は、開示の技術における電圧調整部の一例として機能する。図10には、この電圧調整部100の一例を示す。電圧調整部100は、ロジック回路56に替えてロジック回路102を設けている。また、電圧調整部100は、DAC84A、84Bに替えて、DAC104、106を設けている。
図11には、第3の実施形態に係るロジック回路102の一例を示す。ロジック回路102は、コンパレータ108、NAND回路(以下、NAND110という)、及びカウンタ回路(以下、カウンタ112という)を備える。ロジック回路102では、スイッチ回路60から出力される電圧vout、voutxがコンパレータ108に入力される。NAND110には、コンパレータ108の出力及びクロック信号CLKが入力され、カウンタ112には、クロック信号CLKに応じてNAND110が出力するパルスが入力される。カウンタ112は、このパルスをカウントする。
ここで、コンパレータ108は、電圧vout、voutxを比較することで、例えば、電圧voutが電圧voutxよりも低い場合にHレベルの信号を出力し、電圧voutが電圧voutxに達することで出力をLレベルに切り替える。NAND110は、コンパレータ108がHレベルの信号を出力している場合に、クロック信号CLKに同期してパルスを出力し、コンパレータ108の出力がLレベルとなることでパルスの出力を停止する。
これにより、ロジック回路102は、電圧vout、voutxを相対的に変化させた場合、電圧voutが電圧voutxより低い間は、カウンタ112のカウント値がカウントアップされて出力される。また、ロジック回路102は、電圧voutが電圧voutxに達することでカウンタ112のカウントアップが停止する。カウンタ112は、例えば、n個のビットデータを出力する。なお、n個のビットデータに限らず、DACに合わせてバイナリデータ等として出力するものであっても良い。
図10に示すように、ロジック回路102のカウント値Cpは、DAC104、及びDAC106の各々に入力される。図12には、第3の実施形態に係るDAC104、106を示す。DAC104、106は、DAC104がインバータ114を備える点で相違する。なお、インバータ114は、ロジック回路102に設けても良い。
DAC104、106は、P型MOSトランジスタを用いたトランジスタMe、及び抵抗値R0の抵抗116を備える。DAC104、106は、カウンタ112(図11参照)がカウント値Cpとして出力するビット数nに応じた数のトランジスタMeおよび抵抗116が並列接続されている。
DAC104、106は、各トランジスタMeのドレインDに抵抗116の一端が接続されている。また、DAC104は、各抵抗116の他端に、抵抗値R1の抵抗118A及び抵抗値R2の抵抗118Bが接続されている。また、DAC106は、各抵抗116の他端に、抵抗値R3の抵抗120A及び抵抗値R4の抵抗120Bが接続されている。
DAC104は、トランジスタMeのソースS及び抵抗118Bに電圧Vddが印加され、抵抗118Aが接地されている。また、DAC106は、トランジスタMeのソースS及び抵抗1120Bに電圧Vddが印加され、抵抗120Aが接地されている。
DAC106は、トランジスタMeのゲートGに、カウント値Cpのビットデータが入力され、このビットデータによりトランジスタMeがオン又はオフされる。DAC104は、トランジスタMeの各々にインバータ114が設けられ、インバータ114を介してトランジスタMeのゲートGに、カウント値のビットデータが入力され、このビットデータに応じてトランジスタMeがオン又はオフされる。これによりカウント値Cpが0である場合、DAC106では、n個のトランジスタMeがオンし、DAC104では、n個のトランジスタMeがオフする。また、カウント値Cpが増加する場合、DAC106では、オン駆動するトランジスタMeの数がカウント値Cpに応じて増加し、DAC104では、オン駆動するトランジスタMeの数がカウント値Cpに応じて減少する。
DAC104、106は、カウント値Cpが0の場合に出力する電圧Vrefd、Vrefsが初期値となる。DAC104は、抵抗118Bの抵抗値R2抵抗118Aの抵抗値R1の比により電圧Vrefdの初期値が設定される。また、DAC106は、n個の抵抗116の抵抗値R0及び抵抗120Aの抵抗値R3の合成抵抗と抵抗120Bの抵抗値R4との比により、電圧Vrefsの初期値が設定されている。
図10に示すように、電圧調整部100は、DAC104の出力する電圧Vrefdが、レギュレータ68に設けているコンパレータ80に入力される。また、電圧調整部100は、DAC106の出力する電圧Vrefsが、レギュレータ70に設けているコンパレータ80に入力される。これにより、電圧調整部100は、レギュレータ68の電圧Vrinがカウント値Cpの増加に応じて上昇し、レギュレータ68の電圧Vrinxがカウント値Cpの増加に応じて低下する。
ここで、一例として、レギュレータ68の出力する電圧Vrinを、Vrin=Vddtx+Vbとし、レギュレータ70の出力する電圧Vrinxを、Vrinx=Vsstx−Vbとする。図13には、このときの電圧Vbの変化に対する電圧vout、voutxの変化(図13の下段に示す)、及びプルアップ側とプルダウン側の抵抗スイッチ62の合成インピーダンスの変化を示す(図13の上段に示す)。なお、図13の下段では、電圧voutを実線で示し、電圧voutxを破線で示している。
電圧調整部100は、ロジック回路102を用いて、ドライバ回路26のレプリカであるスイッチ回路60の電圧voutと電圧voutxとを合わせるように電圧Vrin、Vrinxを制御する。図13に示すように、電圧調整部100は、電圧vout、Voutxを合わせることで、プリアップ側とプルダウン側との合成インピーダンスを、基準とする抵抗66A 、66Bの抵抗値Rrefに応じたインピーダンス(例えば、100Ω)に合わせることができる。
したがって、電圧調整部100から出力する電圧Vrefd、Vrefsに基づいて電圧Vddpr、Vssprを制御することで、ドライバ回路26の出力インピーダンスZoutを、伝送線路14の特性インピーダンスZoに整合させることができる。また、電圧調整部100を用いた信号伝送回路40は、ドライバ回路26の出力インピーダンスZoutを伝送線路14の特性インピーダンスZoに整合されることにより、効率的かつ高精度の信号伝送が可能となる。
〔第4の実施形態〕
次に開示の技術における第4の実施形態を説明する。なお、第4の実施形態の基本的構成は、第2の実施形態と同じであり、第4の実施形態において第2の実施形態と同様の機能部品については、第2の実施形態と同一の符号を付与して、その説明を省略する。
図14には、第4の実施形態に係る信号伝送回路120の概略構成を示している。信号伝送回路120は、前記した信号伝送回路40に対して、プリドライバ部122が相違する。第4の実施形態に係るプリドライバ部122には、出力電圧が可変されるレギュレータ44、46に加え、レギュレータ124、126を備える。
レギュレータ124は、インバータ24へ供給する電圧として予め設定された電圧(以下、第4の実施形態では電圧Vddpとする)を出力する。また、レギュレータ126は、インバータ24へ供給する電圧として予め設定された電圧(以下、第4の実施形態では電圧Vsspとする)を出力する。
信号伝送回路120では、信号S側のプリドライバ122Aのインバータ24が、ドライバ部20に接続された最終段のインバータ24Aと、このインバータ24Aよりも信号Sの入力側のインバータ24Bに分けられている。プリドライバ122Aは、レギュレータ68から出力される電圧Vddprがインバータ24Aに供給され、レギュレータ124から出力される電圧Vddpがインバータ24Bに供給される。
また、信号伝送回路120では、信号Sx側のプリドライバ122Bのインバータ24が、ドライバ部20に接続された最終段のインバータ24Cと、このインバータ24Cよりも信号Sxの入力側のインバータ24Dとに分けられている。プリドライバ122Bは、レギュレータ70から出力される電圧Vssprがインバータ24Cに供給され、レギュレータ126から出力される電圧Vsspがインバータ24Dに供給される。
すなわち、プリドライバ部122は、電圧調整部56により調整された電圧Vddprによりプリドライバ122Aの最終段のインバータ24Aが駆動される。また、プリドライバ部122は、電圧調整部56により調整された電圧Vssprによりプリドライバ122Bの最終段のインバータ24Cが駆動される。
これにより、信号伝送回路120は、電圧調整部56により調整された電圧Vin及び電圧Vinxが、ドライバ回路26に入力される。信号伝送回路120は、ドライバ部20(ドライバ回路26)の出力インピーダンスZoutを、電圧調整部56により高精度に調整することができるので、電力消費の抑制及び特性インピーダンスZoへの高精度の整合により、信号伝送の精度及び効率が向上される。
なお、信号伝送回路120は、電圧調整部56に替えて、電圧調整部100を用いることもできる。
〔第5の実施形態〕
次に開示の技術における第5の実施形態を説明する。なお、第5の実施形態の基本的構成は、第2の実施形態と同じであり、第5の実施形態において第2の実施形態と同様の機能部品については、第2の実施形態と同一の符号を付与して、その説明を省略する。
第5の実施形態では、第2〜第4の実施形態と電圧調整部130が相違する。図15には、第5の実施形態に係る電圧調整部130の一例を示す。なお、電圧調整部130は、第2の実施形態の信号伝送回路40及び第4の実施形態に係る信号伝送回路120に適用することができる。
電圧調整部130は、開示の技術における電圧調整部の一例として機能する。電圧調整部130は、スイッチ回路60に、抵抗値Rrefの抵抗132A、132Bが接続されている。第5の実施形態では、スイッチ回路60のノード64Cに接続された抵抗132A、及びスイッチ回路60のノード64Dに接続された抵抗132Bには、電圧Vhalfが供給される。電圧Vhalfは、ドライバ部20のレギュレータ32が出力する電圧Vddtxと、ドライバ部20のレギュレータ34が出力する電圧Vsstxとの差の1/2の電圧としている。すなわち、電圧Vhalfは、Vhalf=(Vddtx−Vsstx)/2となっている。
これにより、電圧調整部130は、電圧voutが、電圧Vhalf、抵抗132Aの抵抗値Rref及びスイッチ回路60のインピーダンスに応じて定まり、電圧voutxが、電圧Vhalf、抵抗132Bの抵抗値Rref及びスイッチ回路60のインピーダンスに応じて定まる。
電圧調整部130は、ロジック回路134を備える。ロジック回路134には、スイッチ回路60のノード64Cの電圧vout、スイッチ回路60のノード64Dの電圧voutx、及びドライバ部20の電圧Vddtx、Vsstxが入力される。また、電圧調整部130は、レギュレータ68側にDAC104を備え、レギュレータ70側にDAC106を備える。レギュレータ68は、DAC104から出力される電圧Vrefdに基づいて電圧Vrinが制御され、レギュレータ70は、DAC106から出力される電圧Vrefsに基づいて電圧Vrinxが制御される。
図16には、第5の実施形態に係るロジック回路134の一例を示す。ロジック回路134は、コンパレータ136A、136B、コンパレータ136A、136Bから出力された信号が入力されるEXCLUSIVE−OR回路(エクスクルーシブ オア回路、以下、XOR138という)を含む。また、ロジック回路134は、XOR138の出力信号とクロック信号CLKとが入力されるNAND回路(以下、NAND140という)、及びNAND140から出力されるパルスをカウントするカウンタ回路(以下、カウンタ142という)を含む。
また、ロジック回路136は、抵抗144A、144B、146A、146Bを含む。抵抗144A、144Bは、直列接続され一方に電圧Vddtxが印加され、他方に電圧Vsstxが印加され、抵抗144A、144Bにより分圧された電圧が、コンパレータ136Aに入力される。また、コンパレータ136Aには、電圧voutが入力される。
抵抗146A、146Bは、直列接続され一方に電圧Vddtxが印加され、他方に電圧Vsstxが印加され、抵抗146A、146Bにより分圧された電圧が、コンパレータ136Bに入力される。また、コンパレータ136Bには、電圧voutxが入力される。
図15に示すように、電圧調整部130では、抵抗132A、132Bに電圧Vhalfを印加している。ここから、図16に示すように、ロジック回路130では、基準電圧として出力する電圧Vrdを抵抗144A、144Bにより分圧し、基準電圧として出力する電圧Vrsを抵抗146A、146Bにより分圧する。ここから、各抵抗の抵抗値は、電圧Vrd、電圧Vrs及び電圧Vhalfに基づいて設定されている。
すなわち、電圧voutに対する電圧Vrdは、Vrd=(Vddtx−Vsstx)/4としており、これに合わせて、抵抗144Aの抵抗値R5及び抵抗144Bの抵抗値R6が設定されている。また、電圧voutxに対する電圧Vrsは、Vrs=(Vddtx−Vsstx)・3/4としており、これに合わせて、抵抗146Aの抵抗値R7及び抵抗146Bの抵抗値R8が設定されている。
これにより、XOR138は、電圧voutが電圧Vrdより低いか、又は電圧Voutxが電圧Vrsより低い間、Hレベルの信号を出力する。すなわち、XOR138は、電圧voutが電圧Vrdより高くなるか、又は電圧Voutxが電圧Vrsより高くなることで、出力がHレベルからLレベルに切り替わる。NAND140は、クロック信号CLKに応じてパルスを出力する。また、NAND14は、電圧voutが電圧Vrdに達し、電圧Voutxが電圧Vrsに達することによりパルスの出力を停止する。
ロジック回路134は、NAND140からパルスが出力されている間、このパルスをカウントし、カウント値Cpを出力する。また、ロジック回路134は、NAND140がパルスの出力を停止することで、カウンタ142がカウントを停止し、その時点のカウント値Cpを出力する。
図15に示すように、電圧調整回路130では、ロジック回路134のカウント値Cpが、DAC104、106の各々に入力される。DAC104は、カウント値Cpに応じた電圧Vrefdを出力し、レギュレータ68は、電圧Vrefdに応じた電圧Vinを出力する。DAC106は、カウント値Cpに応じた電圧Vrefsを出力し、レギュレータ68は、電圧Vrefsに応じた電圧Vinxを出力する。
ここで、第5の実施の形態において、レギュレータ68の出力する電圧Vrinを、Vrin=Vddtx+Vb、レギュレータ70の出力する電圧Vrinxを、Vrinx=Vsstx−Vbとする。図17には、このときの電圧Vbの変化に対する電圧vout、voutxの変化(図17の下段に示す)、及びプルアップ側とプルダウン側の抵抗スイッチ62の合成インピーダンスの変化を示す(図17の上段に示す)。なお、図17の下段においては、電圧voutを実線で示し、電圧voutxを破線で示している。
図17に示すように、電圧調整部130では、電圧Vbに応じてスイッチ回路60から出力する電圧vout、voutxが変化し、これに伴い、合成インピーダンスも変化する。
ここで、電圧voutが電圧Vrdに達し、かつ電圧voutxが電圧Vrsに達すると、合成インピーダンスは、目標とする100Ωとなる。したがって、電圧調整部130では、ロジック回路134を用いることにより、スイッチ回路60の出力インピーダンスを目標とするインピーダンスに調整することができる。
電圧調整部130は、このときの電圧Vrefd、Vrefsを用いて、プリドライバ部22の電圧Vddpr及び電圧Vsspr、すなわち、ドライバ部20のドライバ回路26に入力する電圧Vin、Vinxを制御する。
したがって、電圧調整部130は、ドライバ回路26の出力インピーダンスZoutを、伝送線路14の特性インピーダンスZoに整合させることができる。
以上説明した第1から第5の実施形態は、開示の技術を限定するものではない。開示の技術は、上記実施形態に記載に限らず、各部分が目的とする機能を含む形態であれば良い。また、本明細書に記載された全ての特許出願及び特許出願に開示される技術文献は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に、参照により取り込まれる。
開示の技術は以下の付記を含む。
(付記1)
一対のトランジスタ(Ma、Mb)の一方が飽和領域で動作され、他方が三極管領域で動作されることで所定のインピーダンスが生じる複数のトランジスタスイッチ(28A〜28D)による相補型のインバータ(26A、26B)を含み、前記トランジスタスイッチの各々が相補の信号(S、Sx)に基づいて駆動されることで、相補の電圧(Vout、Voutx)を伝送線路(14)へ出力するドライバ回路(26)と、
前記ドライバ回路に動作電圧(Vddtx、Vsstx)として供給する電圧により、前記ドライバ回路から前記伝送線路へ出力する相補の電圧(Vout、Voutx)の振幅を調整する第1の電圧源(32、34)と、
を備える信号伝送回路(10、40、120)を含む半導体集積回路(18)。
(付記2)
一対のトランジスタ(Ma、Mb)によるシンメトリックロード型の複数のトランジスタスイッチ(28A〜28D)による相補型のインバータ(26A、26B)を含み、前記トランジスタスイッチの各々が相補の信号(S、Sx)に基づいて駆動されることで、相補の電圧(Vout、Voutx)を伝送線路へ出力するドライバ回路(26)と、
前記ドライバ回路に動作電圧(Vddtx、Vsstx)として供給する電圧により、前記ドライバ回路から前記伝送線路へ出力する相補の電圧(Vout、Voutx)の振幅を調整する第1の電圧源(32、34)と、
を備える信号伝送回路(10、40、120)を含む半導体集積回路(18)。
(付記3)
前記相補の信号(S、Sx)に応じて前記トランジスタスイッチを駆動する相補の駆動電圧(Vin、Vinx)を前記ドライバ回路へ出力するプリドライバ(22A、22B、122A、122B)と、
前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンス(Zo)に応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、前記プリドライバに動作電圧(Vddpr、Vsspr)として供給する第2の電圧源(36、38、44、46)と、
を含む付記1又は付記2記載の半導体集積回路(10、40、120)。
(付記4)
前記第1の電圧源が出力する電圧に基づき、前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する電圧調整部(56、100、130)を含む付記3記載の半導体集積回路(18)。
(付記5)
前記電圧調整部(56、100、130)が、
前記トランジスタスイッチに対応するスイッチ(62A〜62D)を用いた前記ドライバ回路のレプリカ回路(60)と、
前記レプリカ回路へ前記スイッチの各々の駆動電圧(Vrin、Vrinx)を出力する第3の電圧源(68、70)と、
前記レプリカ回路の出力する電圧(vout、voutx)が前記レプリカ回路のインピーダンスを前記伝送線路の特性インピーダンスに対応するインピーダンスに整合する電圧となるように前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧を調整する調整部(82、102、134)と、
を含み、調整された前記第3の電圧源が出力する前記駆動電圧に応じて前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する、付記4記載の半導体集積回路(18)。
(付記6)
前記調整部が、
前記第1の電圧源の出力する前記動作電圧(Vddtx、Vsstx)に基づいて設定した基準電圧(Vs、Vsx)と、前記レプリカ回路の出力電圧(vout、voutx)とを比較する比較部(86、136A、136B)と、
前記レプリカ回路の出力電圧(vout、voutx)が前記基準電圧(Vs、Vsx)となるように、前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧の目標電圧を生成する目標生成部(84A、84B、104、106)と、
を含む付記5記載の半導体集積回路(18)。
(付記7)
前記調整部が、
前記レプリカ回路が出力する相補の出力電圧(vout、voutx)を比較する比較部(108)と、
前記相補の出力電圧の差が小さくなるように、前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧の目標電圧を生成する目標生成部(104、106)と、
を含む付記5記載の半導体集積回路(18)。
(付記8)
一対のトランジスタ(Ma、Mb)の一方が飽和領域で動作され、他方が三極管領域で動作されることで所定のインピーダンスが生じる複数のトランジスタスイッチ(28A〜28D)による相補型のインバータ(26A、26B)を含み、前記トランジスタスイッチの各々が相補の信号(S、Sx)に基づいて駆動されることで、相補の電圧(Vout、Voutx)を伝送線路(14)へ出力するドライバ回路(26)と、
前記ドライバ回路に動作電圧(Vddtx、Vsstx)として供給する電圧により、前記ドライバ回路から前記伝送線路へ出力する相補の電圧(Vout、Voutx)の振幅を調整する第1の電圧源(32、34)と、
を含む信号伝送回路(10、40、120)。
(付記9)
一対のトランジスタ(Ma、Mb)によるシンメトリックロード型の複数のトランジスタスイッチ(28A〜28D)による相補型のインバータ(26A、26B)を含み、前記トランジスタスイッチの各々が相補の信号(S、Sx)に基づいて駆動されることで、相補の電圧(Vout、Voutx)を伝送線路へ出力するドライバ回路(26)と、
前記ドライバ回路に動作電圧(Vddtx、Vsstx)として供給する電圧により、前記ドライバ回路から前記伝送線路へ出力する相補の電圧(Vout、Voutx)の振幅を調整する第1の電圧源(32、34)と、
を含む信号伝送回路(10、40、120)。
(付記10)
前記相補の信号(S、Sx)に応じて前記トランジスタスイッチを駆動する相補の駆動電圧(Vin、Vinx)を前記ドライバ回路へ出力するプリドライバ(22A、22B、122A、122B)と、
前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンス(Zo)に応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、前記プリドライバに動作電圧(Vddpr、Vsspr)として供給する第2の電圧源(36、38、44、46)と、
を含む付記8又は付記9記載の信号伝送回路(10、40、120)。
(付記11)
前記第1の電圧源が出力する前記動作電圧に基づき、前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する電圧調整部(56、100、130)を含む付記10記載の信号伝送回路(40、120)。
(付記12)
前記電圧調整部(56、100、130)が、前記トランジスタスイッチに対応するスイッチ(62A〜62D)を用いた前記ドライバ回路のレプリカ回路(60)と、
前記レプリカ回路へ前記スイッチの各々の駆動電圧(Vrin、Vrinx)を出力する第3の電圧源(68、70)と、
前記レプリカ回路の出力する電圧(vout、voutx)が前記レプリカ回路のインピーダンスを前記伝送線路の特性インピーダンスに対応するインピーダンスに整合する電圧となるように前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧を調整する調整部(82、102、134)と、
を含み、調整された前記第3の電圧源が出力する前記駆動電圧に応じて前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する、付記11記載の信号伝送回路(40、120)。
(付記13)
前記調整部が、
前記第1の電圧源の出力する前記動作電圧(Vddtx、Vsstx)に基づいて設定した基準電圧(Vs、Vsx)と、前記レプリカ回路の出力電圧(vout、voutx)とを比較する比較部(86、136A、136B)と、
前記レプリカ回路の出力電圧(vout、voutx)が前記基準電圧(Vs、Vsx)となるように、前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧の目標電圧を生成する目標生成部(84A、84B、104、106)と、
を含む付記12記載の信号伝送回路(40、120)。
(付記14)
前記調整部が、
前記レプリカ回路が出力する相補の出力電圧(vout、voutx)を比較する比較部(108)と、
前記相補の出力電圧の差が小さくなるように、前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧の目標電圧を生成する目標生成部(104、106)と、
を含む付記12記載の信号伝送回路(40)。
(付記15)
伝送線路(14)と、
一対のトランジスタ(Ma、Mb)の一方が飽和領域で動作され、他方が三極管領域で動作されることで所定のインピーダンスが生じる複数のトランジスタスイッチ(28A〜28D)による相補型のインバータ(26A、26B)を含み、前記トランジスタスイッチの各々が相補の信号(S、Sx)に基づいて駆動されることで、相補の電圧(Vout、Voutx)を前記伝送線路(14)へ出力するドライバ回路(26)、及び前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンス(Zo)に応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、前記プリドライバに動作電圧(Vddpr、Vsspr)として供給する第2の電圧源(36、38、44、46)を備える信号伝送回路(10、40、120)と、
を含む信号伝送システム(12)。
(付記16)
伝送線路(14)と、
一対のトランジスタ(Ma、Mb)によるシンメトリックロード型の複数のトランジスタスイッチ(28A〜28D)による相補型のインバータ(26A、26B)を含み、前記トランジスタスイッチの各々が相補の信号(S、Sx)に基づいて駆動されることで、相補の電圧(Vout、Voutx)を伝送線路へ出力するドライバ回路(26)、及び前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンス(Zo)に応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、前記プリドライバに動作電圧(Vddpr、Vsspr)として供給する第2の電圧源(36、38、44、46)を備える信号伝送回路(10、40、120)と、
を含む信号伝送システム(12)。
(付記17)
前記相補の信号(S、Sx)に応じて前記トランジスタスイッチを駆動する相補の駆動電圧(Vin、Vinx)を前記ドライバ回路へ出力するプリドライバ(22A、22B122A、122B)と、
前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンス(Zo)に応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、前記プリドライバに動作電圧(Vddpr、Vsspr)として供給する第2の電圧源(36、38、44、46)と、
を含む付記15又は付記16記載の信号伝送システム(12)。
(付記18)
前記第1の電圧源が出力する前記動作電圧に基づき、前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する電圧調整部(56、100、130)を含む、付記17記載の信号伝送回路(40、120)。
(付記19)
前記電圧調整部(56、100、130)が、
前記トランジスタスイッチに対応するスイッチ(62A〜62D)を用いた前記ドライバ回路のレプリカ回路(60)と、
前記レプリカ回路へ前記スイッチの各々の駆動電圧(Vrin、Vrinx)を出力する第3の電圧源(68、70)と、
前記レプリカ回路の出力する電圧(vout、voutx)が前記レプリカ回路のインピーダンスを前記伝送線路の特性インピーダンスに対応するインピーダンスに整合する電圧となるように前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧を調整する調整部(82、102、134)と、
を含み、調整された前記第3の電圧源が出力する前記駆動電圧に応じて前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する、付記18記載の信号伝送システム(12)。
(付記20)
前記調整部が、
前記第1の電圧源の出力する前記動作電圧(Vddtx、Vsstx)に基づいて設定した基準電圧(Vs、Vsx)と前記レプリカ回路の出力電圧(vout、voutx)とを比較する比較部(86、136A、136B)と、
前記レプリカ回路の出力電圧(vout、voutx)が前記基準電圧(Vs、Vsx)となるように、前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧の目標電圧を生成する目標生成部(84A、84B、104、106)と、
を含む付記19記載の信号伝送システム(12)。
(付記21)
前記調整部が、
前記レプリカ回路が出力する相補の出力電圧(vout、voutx)を比較する比較部(108)と、
前記相補の出力電圧の差が小さくなるように、前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧の目標電圧を生成する目標生成部(104、106)と、
を含む付記12記載の信号伝送システム(12)。
(付記22)
一対のトランジスタ(Ma、Mb)の一方が飽和領域で動作され、他方が三極管領域で動作されることで所定のインピーダンスが生じる複数のトランジスタスイッチ(28A〜28D)による相補型のインバータ(26A、26B)を含むドライバ回路(26)を用い、
第1の電圧源(32、34)から前記ドライバ回路に動作電圧(Vddtx、Vsstx)として供給する電圧により、前記ドライバ回路から前記伝送線路へ出力する相補の電圧(Vout、Voutx)の振幅を調整し、
前記ドライバ回路の前記トランジスタスイッチの各々を相補の信号(S、Sx)に基づいて駆動することで、相補の電圧(Vout、Voutx)を前記伝送線路(14)へ出力する、信号伝送方法。
(付記23)
一対のトランジスタ(Ma、Mb)によるシンメトリックロード型の複数のトランジスタスイッチ(28A〜28D)による相補型のインバータ(26A、26B)を含むドライバ回路(26)を用い、
第1の電圧源(32、34)から前記ドライバ回路に動作電圧(Vddtx、Vsstx)として供給する電圧により、前記ドライバ回路から前記伝送線路へ出力する相補の電圧(Vout、Voutx)の振幅を調整し、
前記ドライバ回路の前記トランジスタスイッチの各々を相補の信号(S、Sx)に基づいて駆動することで、相補の電圧(Vout、Voutx)を前記伝送線路(14)へ出力する、信号伝送方法。
(付記24)
前記相補の信号(S、Sx)に応じて前記トランジスタスイッチを駆動する相補の駆動電圧(Vin、Vinx)を前記ドライバ回路へ出力するプリドライバ(22A、22B、122A、122B)に、
前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンス(Zo)に応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、第2の電圧源(36、38、44、46)から前記プリドライバへ動作電圧(Vddpr、Vsspr)として供給する、
付記22又は付記23記載の信号伝送方法。
(付記25)
電圧調整部(56、100、130)により、前記第1の電圧源が出力する前記動作電圧に基づき、前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する、付記24記載の信号伝送方法。
(付記26)
前記トランジスタスイッチに対応するスイッチ(62A〜62D)を用いた前記ドライバ回路のレプリカ回路(60)に、第3の電圧源(68、70)から供給する前記スイッチの各々の駆動電圧(Vrin、Vrinx)を、
調整部(82、102、134)により、前記レプリカ回路の出力する電圧(vout、voutx)が前記レプリカ回路のインピーダンスを前記伝送線路の特性インピーダンスに対応するインピーダンスに整合する電圧となるように調整し、
調整された前記第3の電圧源が出力する前記駆動電圧に応じて前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する、
付記25記載の信号伝送方法。
10、40、120 信号伝送回路
12 信号伝送システム
14 伝送線路
18 LSI
20 ドライバ部
22、42、122 プリドライバ部
22A、22B、122A、122B プリドライバ
24 インバータ
26 ドライバ回路
28 終端抵抗スイッチ
32、34 レギュレータ
36、38、44、46、124、126 レギュレータ
56 電圧調整部
60 スイッチ回路
62 抵抗スイッチ
68、70 レギュレータ
82、102、134 ロジック回路

Claims (12)

  1. 一対のトランジスタの一方が飽和領域で動作され、他方が三極管領域で動作されることで所定のインピーダンスが生じる複数のトランジスタスイッチによる相補型のインバータを含み、前記トランジスタスイッチの各々が相補の信号に基づいて駆動されることで、相補の電圧を伝送線路へ出力するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路に動作電圧として供給する電圧により、前記ドライバ回路から前記伝送線路へ出力する相補の電圧の振幅を調整する第1の電圧源と、
    前記相補の信号に応じて前記トランジスタスイッチを駆動する相補の駆動電圧を前記ドライバ回路へ出力するプリドライバと、
    前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンスに応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、前記プリドライバに動作電圧として供給する第2の電圧源と、
    を備える信号伝送回路を含む半導体集積回路。
  2. 前記第1の電圧源が出力する前記動作電圧に基づき、前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する電圧調整部を含む請求項記載の半導体集積回路。
  3. 前記電圧調整部が、
    前記トランジスタスイッチに対応するスイッチを用いた前記ドライバ回路のレプリカ回路と、
    前記レプリカ回路へ前記スイッチの各々の駆動電圧を出力する第3の電圧源と、
    前記レプリカ回路の出力する電圧が前記レプリカ回路のインピーダンスを前記伝送線路の特性インピーダンスに対応するインピーダンスに整合する電圧となるように前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧を調整する調整部と、
    を含み、調整された前記第3の電圧源が出力する前記駆動電圧に応じて前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する、請求項記載の半導体集積回路。
  4. 一対のトランジスタの一方が飽和領域で動作され、他方が三極管領域で動作されることで所定のインピーダンスが生じる複数のトランジスタスイッチによる相補型のインバータを含み、前記トランジスタスイッチの各々が相補の信号に基づいて駆動されることで、相補の電圧を伝送線路へ出力するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路に動作電圧として供給する電圧により、前記ドライバ回路から前記伝送線路へ出力する相補の電圧の振幅を調整する第1の電圧源と、
    前記相補の信号に応じて前記トランジスタスイッチを駆動する相補の駆動電圧を前記ドライバ回路へ出力するプリドライバと、
    前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンスに応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、前記プリドライバに動作電圧として供給する第2の電圧源と、
    を含む信号伝送回路。
  5. 前記第1の電圧源が出力する前記動作電圧に基づき、前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する電圧調整部を含む請求項記載の信号伝送回路。
  6. 前記電圧調整部が、
    前記トランジスタスイッチに対応するスイッチを用いた前記ドライバ回路のレプリカ回路と、
    前記レプリカ回路へ前記スイッチの各々の駆動電圧を出力する第3の電圧源と、
    前記レプリカ回路の出力する電圧が前記レプリカ回路のインピーダンスを前記伝送線路の特性インピーダンスに対応するインピーダンスに整合する電圧となるように前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧を調整する調整部と、
    を含み、調整された前記第3の電圧源が出力する前記駆動電圧に応じて前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する、請求項記載の信号伝送回路。
  7. 伝送線路と、
    一対のトランジスタの一方が飽和領域で動作され、他方が三極管領域で動作されることで所定のインピーダンスが生じる複数のトランジスタスイッチによる相補型のインバータを含み、前記トランジスタスイッチの各々が相補の信号に基づいて駆動されることで、相補の電圧を前記伝送線路へ出力するドライバ回路、前記ドライバ回路に動作電圧として供給する電圧により、前記ドライバ回路から前記伝送線路へ出力する相補の電圧の振幅を調整する第1の電圧源、前記相補の信号に応じて前記トランジスタスイッチを駆動する相補の駆動電圧を前記ドライバ回路へ出力するプリドライバ、及び前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンスに応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、前記プリドライバに動作電圧として供給する第2の電圧源を備える信号伝送回路と、
    を含む信号伝送システム。
  8. 前記第1の電圧源が出力する前記動作電圧に基づき、前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する電圧調整部を含む請求項記載の信号伝送システム。
  9. 前記電圧調整部が、
    前記トランジスタスイッチに対応するスイッチを用いた前記ドライバ回路のレプリカ回路と、
    前記レプリカ回路へ前記スイッチの各々の駆動電圧を出力する第3の電圧源と、
    前記レプリカ回路の出力する電圧が前記レプリカ回路のインピーダンスを前記伝送線路の特性インピーダンスに対応するインピーダンスに整合する電圧となるように前記第3の電圧源の出力する前記駆動電圧を調整する調整部と、
    を含み、調整された前記第3の電圧源が出力する前記駆動電圧に応じて前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する、請求項記載の信号伝送システム。
  10. 一対のトランジスタの一方が飽和領域で動作され、他方が三極管領域で動作されることで所定のインピーダンスが生じる複数のトランジスタスイッチによる相補型のインバータを含むドライバ回路を用い、
    第1の電圧源から前記ドライバ回路に動作電圧として供給する電圧により、前記ドライバ回路から伝送線路へ出力する相補の電圧の振幅を調整し、
    前記ドライバ回路の前記トランジスタスイッチの各々を相補の信号に基づいて駆動することで、相補の電圧を前記伝送線路へ出力する、信号伝送方法であって、
    前記相補の信号に応じて前記トランジスタスイッチを駆動する相補の駆動電圧を前記ドライバ回路へ出力するプリドライバに、
    前記相補の駆動電圧により前記トランジスタスイッチの各々に前記伝送線路の特性インピーダンスに応じたインピーダンスを生じさせるように調整した電圧を、第2の電圧源から前記プリドライバへ動作電圧として供給する、
    信号伝送方法。
  11. 電圧調整部により、前記第1の電圧源が出力する前記動作電圧に基づき、前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する、請求項10記載の信号伝送方法。
  12. 前記トランジスタスイッチに対応するスイッチを用いた前記ドライバ回路のレプリカ回路に、第3の電圧源から供給する前記スイッチの各々の駆動電圧を、
    調整部により、前記レプリカ回路の出力する電圧が前記レプリカ回路のインピーダンスを前記伝送線路の特性インピーダンスに対応するインピーダンスに整合する電圧となるように調整し、
    調整された前記第3の電圧源が出力する前記駆動電圧に応じて前記第2の電圧源が出力する前記動作電圧を調整する、
    請求項11記載の信号伝送方法。
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