JP4759919B2 - 電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4759919B2
JP4759919B2 JP2004008981A JP2004008981A JP4759919B2 JP 4759919 B2 JP4759919 B2 JP 4759919B2 JP 2004008981 A JP2004008981 A JP 2004008981A JP 2004008981 A JP2004008981 A JP 2004008981A JP 4759919 B2 JP4759919 B2 JP 4759919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
semiconductor layer
layer
single crystal
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004008981A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005203596A (ja
Inventor
淳人 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004008981A priority Critical patent/JP4759919B2/ja
Publication of JP2005203596A publication Critical patent/JP2005203596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4759919B2 publication Critical patent/JP4759919B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/76Making of isolation regions between components
    • H01L21/762Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
    • H01L21/7624Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using semiconductor on insulator [SOI] technology
    • H01L21/76251Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using semiconductor on insulator [SOI] technology using bonding techniques
    • H01L21/76254Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using semiconductor on insulator [SOI] technology using bonding techniques with separation/delamination along an ion implanted layer, e.g. Smart-cut, Unibond

Description

本発明は、電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器に関するものである。
絶縁体層上に設けられたシリコン層を半導体装置の形成に利用するSOI(Silicon On lnsulator)技術は、α線耐性、ラッチアップ特性、あるいはショートチャネルの抑制効果など、通常の単結晶シリコン基板では達成し得ない優れた特性を示すため、半導体装置の高集積化等を目的としてその開発が進められている。
このようなSOI構造(絶縁体層上にシリコン層を形成した構造)を形成する方法としては、例えば単結晶シリコン基板の貼り合わせによる方法がある。一般に貼り合わせ法と呼ばれるこの方法は、シリコン層としての単結晶シリコン基板と絶縁体層としての支持基板とを酸化膜を介して重ね合わせ、基板表面のOH基を利用して室温程度で貼り合わせた後、単結晶シリコン基板を研削や研磨、エッチング等によって薄膜化し、続いて600℃〜1200℃程度の熱処理によってシロキサン結合(Si−O−Si)させることにより貼り合わせ強度を上げて、単結晶シリコン層を支持基板上に形成するものである。この手法によれば、単結晶シリコン基板を直接薄膜化するので、シリコン薄膜が結晶性に優れたものとなり、したがって高性能のデバイスを作製することが可能となる。
また、特許文献1には、単結晶シリコン基板と光透過性絶縁基板とを重ね合わせ、光透過性基板側からレーザを照射して両者の密着性を向上させ、その後に単結晶シリコン基板の表面をポリッシングまたはエッチングして薄膜化する技術が開示されている。しかしながら、ポリッシングやエッチング等により単結晶シリコン基板を超薄膜化する場合には、良好な面内均一性を得るのが困難である。
そこで、単結晶シリコン基板に水素イオンを注入し、これを支持基板と貼り合わせた後に、第1の熱処理を行って水素注入領域を脆弱化させ、単結晶シリコン基板から薄膜シリコン層を分離する技術が開発されている。さらに、単結晶シリコン基板と支持基板との貼り合わせ界面に対して第2の熱処理を行うことにより、貼り合わせ界面における密着性を向上させている。
特開平6−20895号公報
しかしながら、透過型液晶装置などの電気光学装置に上記SOI構造の複合半導体基板を用いる場合には、支持基板として石英基板などの光透過性基板が用いられるため、該光透過性基板とシリコン層との熱膨張係数が異なることになる。この場合、高温で熱処理を行うと、単結晶シリコン層に大きな熱応力が作用して、スリップや転位、格子欠陥、HF欠陥等が発生し、デバイス特性に支障をきたすおそれがある。さらには、単結晶シリコン層に反りや割れ等が生じて破壊に至り、デバイスの歩留まりが低下することになる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、半導体層に形成された格子欠陥等を修復することが可能であり、また半導体層の破壊を防止することが可能な、電気光学装置の製造方法の提供を目的とする。さらには、表示品質に優れた低コストの電気光学装置および電子機器の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電気光学装置の製造方法は、支持基板の表面に半導体基板を貼り合わせる工程と、前記半導体基板を薄膜化して、前記支持基板の表面に半導体層を形成する工程と、前記半導体層による吸収波長のレーザを前記半導体層に対して照射することにより、前記半導体層の表層部を溶融させる工程と、を有することを特徴とする。
半導体層の低層部は、格子欠陥等のない規則的な結晶格子で構成されている。そこで、半導体層の表層部を溶融させることにより、低層部の結晶格子を核として規則的に再結晶させることができる。これにより、半導体層に形成された格子欠陥等を修復することが可能になる。一方、レーザ照射により発生した熱は、半導体層と支持基板との貼り合わせ界面に伝達されるので、貼り合わせ界面の密着性を向上させることができる。したがって、貼り合わせ界面の密着性を向上させるための第2の熱処理を兼ねることができる。
なお、前記支持基板と前記半導体層とは、熱膨張係数の異なる材料からなっていてもよい。
支持基板と半導体層との熱膨張係数が異なる場合には、熱処理によって半導体層に格子欠陥等が形成されるおそれがある。しかしながら、本発明の構成によれば、半導体層に形成された格子欠陥等を修復することが可能になる。また、支持基板と半導体層とが熱膨張係数の異なる材料からなる場合には、高温の熱処理によって半導体層が破壊されるおそれがある。しかしながら、レーザ照射により半導体基板を加熱すれば、レーザの照射領域のみが部分的に加熱されるので、半導体基板に大きな熱応力が作用することはない。したがって、熱処理による半導体層の破壊を防止することが可能になる。
また、前記半導体層に対する前記レーザの照射は、前記半導体層を走査するように行うことが望ましい。
この構成によれば、半導体層の全面を順次加熱することができるので、半導体層の破壊を防止しつつ、半導体層の全面にわたって格子欠陥等を修復することができる。
また、前記半導体層に対する前記レーザの照射は、前記半導体層における半導体素子の形成領域のみに対して行うことが望ましい。
この構成によれば、レーザ照射に伴うエネルギ消費量が低減され、また熱処理時間が短縮されるので、製造コストを低減することができる。
なお、前記半導体基板の薄膜化は、前記半導体基板の水素イオン注入層において前記半導体基板を分離することによって行ってもよい。
水素イオン注入層において半導体基板を分離する工程では、熱処理によって半導体層に格子欠陥が形成されるおそれがあり、また半導体層が破壊されるおそれがある。しかしながら、本発明の構成によれば、半導体層の格子欠陥等を修復することが可能になる。また、半導体層の破壊を防止することが可能になる。
また、前記半導体層に対する前記レーザの照射は、前記半導体層の表面に焦点を合わせて行うことが望ましい。
この構成によれば、半導体層の低層部を溶解させることなく、半導体層を表層部から中層部にかけて溶解させることができる。これにより、半導体層の全体を規則的に再結晶させることが可能になり、半導体層の格子欠陥等を確実に修復することができる。
なお、前記レーザは、エキシマレーザであってもよい。また、前記レーザは、連続波アルゴンレーザであってもよい。
エキシマレーザや連続波アルゴンレーザは、半導体層の吸収波長であって支持基板の透過波長であるレーザ光を照射することができる。これにより、支持基板にダメージを与えることなく、半導体層のみを加熱することができる。
一方、本発明に係る電気光学装置は、上述した電気光学装置の製造方法を使用して製造したことを特徴とする。
上述した電気光学装置の製造方法を使用することにより、半導体層の格子欠陥等を修復することが可能になるので、表示品質に優れた電気光学装置を提供することができる。また、半導体層の破壊を防止することが可能になり、歩留まりが向上するので、低コストの電気光学装置を提供することができる。
一方、本発明に係る電子機器は、上述した電気光学装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、表示品質に優れた低コストの電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係るSOI構造の複合半導体基板(貼り合せ基板)の製造方法を示す工程断面図である。なお、各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を適宜異ならせてある。
本実施形態では、まず図1(A)に示すように、厚さが例えば750μmの単結晶シリコン基板(半導体基板)200を用意し、その第1の面201および第2の面202を鏡面研磨加工する。その後、単結晶シリコン基板200の第1の面201および第2の面202を熱酸化して、シリコン酸化膜(絶縁層)210,211を形成する。このシリコン酸化膜210,211の厚さは、後述する貼り合わせ工程において貼り合わせ面が親水性となる厚さ以上であればよいが、本例では200nm程度に形成する。
次に、図1(B)に示すように、シリコン酸化膜210を介して単結晶シリコン基板200に水素イオンを注入する。その結果、単結晶シリコン基板200の内部には、図1(B)中に破線で示すような進入深さ分布を示す水素イオン注入層205が形成される。このときの水素イオン注入条件としては、例えば加速エネルギを60〜150keV、ドーズ量を5×1016atoms/cm〜15×1016atoms/cmとする。なお、水素イオンの加速電圧を変えて水素イオンの注入深さを変えることで、膜厚の異なる単結晶シリコン層を有する複合半導体基板を得ることができる。
次に、図1(C)に示すように、単結晶シリコン基板200を貼り合わせる支持基板500を準備する。支持基板500として、ガラスや石英などの光透過性材料からなる基板(光透過性基板)を採用した場合には、得られた複合半導体基板を、透過型の電気光学装置、例えぱ透過型の液晶装置(ライトパルブ)などに応用することができる。続いて、支持基板500の表面全体に、スパッタリング法やCVD法などにより、シリコン酸化膜やNSG(ノンドープトシリケートガラス)などの酸化膜(絶縁層)510を形成する。次いで、この酸化膜510の表面501を、CMP法などによって研磨することにより平坦化する。ここで、酸化膜510の厚さは、例えば、約400〜1000nm、より好ましくは800nm程度とする。なお、支持基板500として石英などのSi0を主成分とする基板を用いた場合には、この酸化膜510の形成工程を省くこともできる。
次に、図1(D)に示すように、単結晶シリコン基板200の酸化膜210側の表面と、支持基板500のシリコン酸化膜210側の表面とを接合させ、酸化膜210,510を介して単結晶シリコン基板200を支持基板500上に室温〜200℃程度で貼り合わせる。ここで、前記酸化膜(絶縁層)210,510は、単結晶シリコン基板(半導体基板)200と支持基板500との密着性を確保するために形成されたものである。すなわち、基板表面のOH基の作用により、図1(E)に示すように単結晶シリコン基板200と支持基板500とが絶縁層550(酸化膜210,510)を介して貼り合わされ、これにより複合半導体基板(貼合せ基板)600が形成される。
なお、支持基板500と絶縁層550との間に、モリブデン、タングステンなどの膜(不図示)を形成しておいてもよい。このような膜は熱伝導性膜として機能するので、支持基板500の温度分布を改善することができる。したがって、支持基板500と単結晶シリコン基板200とを貼り合わせる工程においては、この熱伝導性膜によって貼り合わせ界面の温度分布を均一化することが可能になり、貼り合わせ界面における密着性が均一化されて、貼り合わせ強度を向上させることができる。さらに、透過型の液晶装置などに用いる場合には、モリブデン、タングステンなどの膜は、遮光層として機能させることができる。なお、このような膜に用いることができる材料として、上記に挙げたもの以外にも、タンタル、コパルト、チタン等の高融点金属またはそれらを含む合金、もしくは多結晶シリコン、タングステンシリサイド、モリプデンシリサイド等に代表されるシリサイド膜などを挙げることができる。
次に、図2(A)に示すように、貼り合わせ後の複合半導体基板600における単結晶シリコン基板200を、例えば200nm程度に薄膜化して、単結晶シリコン層220を形成する。この単結晶シリコン層220は、図1(E)に示す半導体基板200を例えば400℃〜700℃の低温で熱処理することにより、水素イオン注入層205の位置で単結晶シリコン基板を分離切断することによって形成する。この分離切断現象は、単結晶シリコン基板200内に導入された水素イオンによって単結晶シリコンの結合が分断されるために生じるものであり、水素イオン注入層におけるイオン濃度のピーク位置でより顕著なものとなる。したがって、熱処理によって分離切断される位置は、前記イオン濃度のピーク位置と略一致する。
なお、図2(A)に示すように、上記の分離切断によって露出した単結晶シリコン層220の表面は、数nm程度の凹凸を有するため、CMP法により平滑化を行うか、もしくは水素雰囲気中で熱処理を行う水素アニール法によって表面を平滑化しておくのが好ましい。また、このようにして分離された単結晶シリコン基板については、そのまま別のSOI基板の作製に用いることができる。
ところで、単結晶シリコン基板の製造過程において、また上述した単結晶シリコン基板の分離工程において、単結晶シリコン基板に熱処理が施される。この熱処理により、単結晶シリコン層にスリップや転位、格子欠陥、HF欠陥等が発生し、デバイス特性に支障をきたすおそれがある。
そこで、図2(B)に示すように、単結晶シリコン層220にレーザ630を照射して、その表層部を溶融させることにより、単結晶シリコン層220に発生した格子欠陥等を修復する。
そのレーザとして、単結晶シリコン層220による吸収波長の光を照射しうるものを採用する。具体的には、ArF(波長193nm)やKrF(波長249nm)、XeCl(波長308nm)、XeF(波長350nm)等のエキシマレーザを採用する。なお、CW(連続波)Arレーザ(波長488nm、515nm)を採用することも可能である。
このようなレーザを単結晶シリコン層220に照射することにより、単結晶シリコン層がレーザ光を吸収して発熱する。その際、単結晶シリコン層220の温度がシリコンの溶融温度である1414℃以上となるように、レーザのエネルギ密度および照射時間をコントロールする。これにより、レーザ照射領域における単結晶シリコンを溶融させることができる。なお、単結晶シリコン層220の低層部、すなわち単結晶シリコン層220における支持基板500との貼り合わせ界面付近は、格子欠陥等のない規則的な結晶格子で構成されている。そのため、この結晶格子を核として、溶融した単結晶シリコンを冷却過程で規則的に再結晶させることができる。これにより、単結晶シリコン層に形成されたスリットや転位、格子欠陥、HF欠陥等を修復することが可能になる。
なお、レーザ光の焦点は、単結晶シリコン層220の表面に一致させておくことが望ましい。これにより、単結晶シリコン層220の表層部から中層部にかけて溶融を進行させることが可能になる。さらに、レーザのエネルギ密度や照射時間をコントロールすることにより、単結晶シリコン層220の低層部以外をすべて溶融させることができる。これにより、単結晶シリコン層220の全体を規則的に再結晶させることが可能になり、単結晶シリコン層に形成された格子欠陥等を確実に修復することができる。
さらに、レーザ照射により発生し単結晶シリコン基板200に拡散された熱は、単結晶シリコン層220と支持基板500との貼り合わせ界面に伝達される。一般に、光透過性材料からなる支持基板500の熱伝導率より単結晶シリコン層220の熱伝導率の方が高いので、単結晶シリコン層220で発生した熱は迅速に貼り合わせ界面まで伝達される。そして、貼り合わせ界面に伝達された熱は、その界面に存在する水素(H)を揮散させ、Si−O−Si結合を発生させる。これにより、貼り合わせ界面の密着性が向上する。このように、単結晶シリコン層220にレーザを照射することにより、単結晶シリコン層の格子欠陥等の修復と、貼り合わせ強度の向上とを、同時に行うことができるのである。これにより、貼り合わせ強度向上のための熱処理を別途行う必要がなく、製造効率を低下させることがない。
なお、貼り合わせ界面の温度が高いほど密着性は向上し、特に貼り合わせ界面の温度が1100℃を超える場合に密着性が急激に向上することが知られている。そして、上述したようにレーザの照射領域を1414℃付近まで加熱した場合には、熱伝達により貼り合わせ界面の温度を1100℃以上とすることも可能になる。この場合には、貼り合わせ界面の密着性を十分に確保することができる。
なお、レーザ光は指向性が高いことから、単結晶シリコン層220の全面に対して同時に照射するのは困難である。そこで、複合半導体基板またはレーザを移動させることにより、単結晶シリコン層220を走査するようにレーザを照射する。これにより、単結晶シリコン層220の全面に対してレーザを照射することができる。この場合、単結晶シリコン層220では、レーザの照射領域のみが発熱し、その熱が単結晶シリコン層220に拡散されて、当該領域が冷却される。このように部分的な加熱および冷却が、単結晶シリコン層220において順次行われることになる。したがって、単結晶シリコン層220と支持基板500との熱膨張係数が異なる場合でも、熱処理により大きな熱応力が作用することはなく、単結晶シリコン層の反りや割れ等による破壊を防止することができる。
ただし、レーザの照射は、単結晶シリコン層220における半導体素子の形成領域225のみに行えば十分である。後述するように、電気光学装置に用いられる複合半導体基板では、その支持基板500の表面に形成された単結晶シリコン層220をパターニングして、薄膜トランジスタ等の半導体素子が形成される。したがって、この半導体素子の形成領域225について、単結晶シリコン層220における格子欠陥等の修復および貼り合わせ強度の確保を行えば十分だからである。このように、半導体素子の形成領域225のみにレーザ照射を行うことにより、レーザ照射によるエネルギ消費量が低減され、また熱処理時間が短縮されるので、製造コストを低減することができる。
続いて、図2(C)に示すように、前記単結晶シリコン層220上にレジスト層を形成し、さらに露光・現像処理を行うことにより、半導体素子の形成領域225を覆うレジストパターン620を形成する。ここで、半導体素子の形成領域225とは、単結晶シリコン層220において、能動素子、例えぱスイッチング素子や諭理回路、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)による素子等を形成する領域である。
そのレジストパターン620をマスクにして、図2(D)に示すように、単結晶シリコン層220における半導体素子の形成領域225以外の領域をエッチング除去する。単結晶シリコン層220のエッチングについては、形成する単結晶シリコンパターン220Bにダメージが与えられないよう、ウエットエッチングを採用するのが好ましい。そして、レジストパターンを除去することにより、半導体素子の形成領域225に単結晶シリコンパターン220Bを形成する。
以上により、第1実施形態の複合半導体基板600が形成される。
[第2実施形態]
上記の第1実施形態で説明した方法を各種電気光学装置の製造に適用することができる。そこで、本実施形態では、第1実施形態で形成した複合半導体基板(貼り合せ基板)600を用いて、液晶装置(電気光学装置)のアクティブマトリクス基板(半導体装置)を構成した例を説明する。
(液晶装置の全体構成)
図3は、液晶装置を対向基板側から見た場合の平面図であり、図4は、対向基板を含めて示す図3のH−H'断面図である。
図3において、液晶装置100のアクティブマトリクス基板10の上には、シール材52がその縁に沿って設けられており、その内側領域には、遮光性材料からなる額縁53が形成されている。シール材52の外側の領域には、データ線駆動回路101および外部入力端子102がアクティブマトリクス基板10の一辺に沿って設けられており、走査線駆動回路104が、この一辺に隣接する2辺に沿って形成されている。
走査線に供給される走査信号の遅延が問題にならない場合には、走査線駆動回路104は片側だけでもよいことは言うまでもない。また、データ線駆動回路101を画像表示領域10aの辺に沿って両側に配列してもよい。例えば、奇数列のデータ線は画像表示領域10aの一方の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から画像信号を供給し、偶数列のデータ線は画像表示領域10aの反対側の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から画像信号を供給するようにしてもよい。このようにデータ線を櫛歯状に駆動するようにすれば、データ線駆動回路101の形成面積を拡張することが出来るため、複雑な回路を構成することが可能となる。さらにアクティブマトリクス基板10の残る一辺には、画像表示領域10aの両側に設けられた走査線駆動回路104間をつなぐための複数の配線105が設けられており、さらに、額縁53の下などを利用して、プリチャージ回路や検査回路が設けられることもある。また、対向基板20のコーナー部の少なくとも1箇所においては、アクティブマトリクス基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための上下導通材106が形成されている。
そして、図4に示すように、シール材52とほぼ同じ輪郭をもつ対向基板20が、このシール材52によりアクティブマトリクス基板10に固着されている。なお、シール材52は、アクティブマトリクス基板10と対向基板20とをそれらの周辺で貼り合わせるための光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂などからなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするため、グラスファイバーやガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。
詳しくは後述するが、アクティブマトリクス基板10には、画素電極9aがマトリクス状に形成されている。これに対して、対向基板20には、アクティブマトリクス基板10に形成されている画素電極(後述する)の周辺領域と対向する領域に、ブラックマトリクスやブラックストライプなどと呼ばれる遮光膜23が形成され、その上層側には、ITO膜からなる対向電極が形成されている。
このように形成した液晶装置は、たとえば、後述する投射型液晶表示装置(液晶プロジェクタ)において使用される。この場合、3枚の液晶装置100がRGB用のライトバルブとして各々使用され、各液晶装置100の各々には、RGB色分解用のダイクロイックミラーを介して分解された各色の光が投射光として各々入射されることになる。従って、本実施形態の液晶装置100にはカラーフィルタが形成されていない。
ただし、対向基板20において各画素電極9aに対向する領域にRGBのカラーフィルタをその保護膜とともに形成することにより、投射型液晶表示装置以外にも、後述するモバイルコンピュータ、携帯電話機、液晶テレビなどといった電子機器のカラー液晶表示装置として用いることができる。
さらに、対向基板20において、各画素に対応してマイクロレンズを形成することにより、入射光の画素電極9aに対する集光効率を高めることができるので、明るい表示を行うことができる。さらにまた、対向基板20に何層もの屈折率の異なる干渉層を積層することにより、光の干渉作用を利用して、RGB色をつくり出すダイクロイックフィルタを形成してもよい。このダイクロイックフィルタ付きの対向基板によれば、より明るいカラー表示を行うことができる。
(液晶装置の構成および動作)
次に、アクティブマトリクス型の液晶装置(電気光学装置)の電気的構成および動作について、図5ないし図7を参照して説明する。
図5は、液晶装置の画像表示領域を構成するためにマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、および配線などの等価回路図である。図6は、データ線、走査線、画素電極などが形成されたアクティブマトリクス基板において相隣接する画素の平面図である。図7は、図6のA−A'線に相当する位置での断面、およびアクティブマトリクス基板と対向基板との間に電気光学物質としての液晶を封入した状態の断面を示す説明図である。なお、これらの図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
図5に示すように、液晶装置の画像表示領域において、マトリクス状に形成された複数の画素の各々には、画素電極9a、および画素電極9aを制御するための画素スイッチング用のMIS形トランジスタ30が形成されている。また、画素信号を供給するデータ線6aが、該MIS形トランジスタ30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画素信号S1、S2・・・Snは、この順に線順次に供給する。また、MIS形トランジスタ30のゲートには走査線3aが電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線3aにパルス的に走査信号G1、G2・・・Gmを、この順に線順次で印加するように構成されている。画素電極9aは、MIS形トランジスタ30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるMIS形トランジスタ30を一定期間だけオン状態とすることにより、データ線6aから供給される画素信号S1、S2・・・Snが各画素に所定のタイミングで書き込まれる。このようにして画素電極9aを介して液晶に書き込まれた所定レベルの画素信号S1、S2、・・・Snは、後述する対向基板に形成された対向電極との間で一定期間保持される。
ここで、保持された画素信号がリークするのを防ぐことを目的に、画素電極9aと対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70(キャパシタ)を付加することがある。この蓄積容量70によって、画素電極9aの電圧は、例えば、ソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ保持される。これにより、電荷の保持特性は改善され、コントラスト比の高い表示を行うことのできる液晶装置が実現できる。なお、蓄積容量70は、容量を形成するための配線である容量線3bとの間に形成してもよく、あるいは前段の走査線3aとの間に形成してもよい。
図6において、液晶装置のアクティブマトリクス基板上には、複数の透明な画素電極9a(点線で囲まれた領域)がマトリクス状の画素毎に形成され、画素電極9aの縦横の境界領域に沿ってデータ線6a、走査線3a、容量線3bおよびMIS形トランジスタ30が形成されている。
図7に示すように、液晶装置は、アクティブマトリクス基板10と、これに対向配置される対向基板20とを備えている。
アクティブマトリクス基板10の基体は、石英基板や耐熱性ガラス板などの透明基板10bからなる。その基体の表面側には層間絶縁膜12が形成され、この層間絶縁膜12の表面側には、各画素電極9aをスイッチング制御する画素スイッチング用のMIS形トランジスタ30が形成されている。アクティブマトリクス基板10における以上の構成は、前述した複合半導体基板600を採用することによって実現されている。すなわち、図7の透明基板10bが図2(D)の支持基板500に対応し、図7の層間絶縁膜12が図2(D)の絶縁層550に対応し、図7の半導体層1aが図2(D)の単結晶シリコン層220に対応している。なお図7に示すように、透明基板10bと層間絶縁膜12との間には、クロム膜などからなる遮光膜11aが形成されている。この遮光膜11aは、MIS形トランジスタ30と平面的に重なる領域に形成され、MIS形トランジスタ30に対する戻り光の入射を防止しうるようになっている。
図7に示すように、上述したMIS形トランジスタ30は、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有しており、半導体層1aには、走査線3aからの電界によりチャネルが形成されるチャネル領域1a'、低濃度ソース領域1b、低濃度ドレイン領域1c、高濃度ソース領域1d、並びに高濃度ドレイン領域1eが形成されている。また、半導体層1aの上層側には、この半導体層1aと走査線3aとを絶縁するゲート絶縁膜2が形成されている。
このように構成したMIS形トランジスタ30の表面側には、シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜4、7が形成されている。層間絶縁膜4の表面には、データ線6aが形成され、このデータ線6aは、層間絶縁膜4に形成されたコンタクトホールを介して高濃度ソース領域1dに電気的に接続されている。層間絶縁膜7の表面には、ITO(Indium Tin Oxide)膜等の透明な導電性薄膜からなる画素電極9aが形成されている。この画素電極9aは、層間絶縁膜4、7およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタクトホールを介して高濃度ドレイン領域1eに電気的に接続されている。この画素電極9aの表面側には、ポリイミド膜に対してラビング処理を施した配向膜16が形成されている。
なお、高濃度ドレイン領域1eからの延設部分1f(下電極)に対して、走査線3aと同層の容量線3b(上電極)が、ゲート絶縁膜2と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して対向配置されている。これにより、蓄積容量70が構成されている。
一方、対向基板20の基体は、石英基板や耐熱性ガラス板などの透明基板20bからなる。この透明基板20bの表面側には遮光膜23が形成され、遮光膜23の表面側にはITO等からなる対向電極21が形成されている。この対向電極21の上層側にも、ポリイミド膜に対してラビング処理を施した配向膜22が形成されている。
このように構成したアクティブマトリクス基板10と対向基板20とは、画素電極9aと対向電極21とが対面するように配置されている。そして、これらの各基板と前記のシール材とにより囲まれた空間内には、電気光学物質としての液晶50が封入されている。この液晶50は、例えば一種または数種のネマティック液晶を混合したものなどからなり、画素電極9aからの電界が印加されていない状態で、配向膜16,22により所定の配向状態をとる。
なお、対向基板20およびアクティブマトリクス基板10の外側には、使用する液晶50の種類、すなわち、TN(ツイステッドネマティック)モード、STN(スーパーTN)モード等々の動作モードや、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、偏光フィルムや位相差フィルム、偏光板などが所定の向きに配置される。
以上に詳述したように、第2実施形態に係る液晶装置は、第1実施形態に係る電気光学装置の製造方法を使用して形成された複合半導体基板を備える構成とした。第1実施形態に係る電気光学装置の製造方法を使用することにより、半導体層の格子欠陥等を修復することが可能になるので、表示品質に優れた電気光学装置を提供することができる。また、半導体層の破壊を防止することが可能になり、歩留まりが向上するので、低コストの電気光学装置を提供することができる。
[電子機器]
次に、電気光学装置を備えた電子機器の一例である投射型液晶表示装置を、図8、図9を参照して説明する。
まず図8には、上記の各形態に係る電気光学装置と同様に構成された液晶装置100を備えた電子機器の構成をブロック図で示してある。
図8において、電子機器が、表示情報出力源1000、表示情報処理回路1002、駆動回路1004、液晶装置100、クロック発生回路1008、および電源回路1010を含んで構成される。表示情報出力源1000は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、光ディスクなどのメモリ、テレビ信号の画信号を同調して出力する同調回路などを含んで構成され、クロック発生回路1008からのクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号を処理して表示情報処理回路1002に出力する。この表示情報処理回路1002は、たとえば増幅・極性反転回路、相展開回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、あるいはクランプ回路等の周知の各種処理回路を含んで構成され、クロック信号に基づいて入力された表示情報からデジタル信号を順次生成し、クロック信号CLKとともに駆動回路1004に出力する。駆動回路1004は、液晶装置100を駆動する。電源回路1010は、上述の各回路に所定の電源を供給する。なお、液晶装置100を構成するアクティブマトリクス基板の上に、駆動回路1004や表示情報処理回路1002を形成してもよい。
このような構成の電子機器として、図9に示す投射型液晶表示装置(液晶プロジェクタ)を挙げることができる。図9に示す投射型液晶表示装置1100では、上述した液晶装置100を含む液晶モジュールが、RGB用のライトバルブ100R、100G、100Bとして採用されている。この液晶プロジェクタ1100では、メタルハライドランプなどの白色光源のランプユニット1102から光が出射されると、3枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの3原色に対応する光成分R、G、Bに分離され(光分離手段)、対応するライトバルブ100R、100G、100B(液晶装置100/液晶ライトバルブ)に各々導かれる。この際に、光成分Bは、光路が長いので、光損失を防ぐために入射レンズ1122、リレーレンズ1123、および出射レンズ1124からなるリレーレンズ系1121を介して導かれる。そして、ライトバルブ100R、100G、100Bによって各々変調された3原色に対応する光成分R、G、Bは、ダイクロイックプリズム1112(光合成手段)に3方向から入射して再度合成された後、投射レンズ1114を介してスクリーン1120などにカラー画像として投射される。
以上に詳述した投射型表示装置は、第2実施形態の電気光学装置を備える構成とした。この構成によれば、表示品質に優れた低コストの電気光学装置が採用されているので、表示品質に優れた低コストの投射型表示装置を提供することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、実施形態として説明した液晶装置の具体的な構成はほんの一例に過ぎず、これ以外の種々の構成を有する液晶装置に本発明を適用することができる。また本発明は、エレクトロルミネッセンス(EL)、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD、登録商標)、あるいはプラズマ発光や電子放出による蛍光等を用いた様々な電気光学素子を用いた電気光学装置および該電気光学装置を備えた電子機器に対しても適用可能であるということは言うまでもない。さらに本発明は、光スイッチ等の光学素子に適用することも可能である。
また、本発明における単結晶半導体層としては、単結晶シリコンに限定されることなく、例えば単結晶ゲルマニウム等を用いることができる。
複合半導体基板の製造方法を示す工程断面図である。 複合半導体基板の製造方法を示す工程断面図である。 液晶装置を対向基板側から見た場合の平面図である。 対向基板を含めて示す図3のH−H'断面図である。 液晶装置の画像表示領域における等価回路図である。 アクティブマトリクス基板において相隣接する画素の平面図である。 図6のA−A'線に相当する位置での側面断面図である。 液晶装置を備えた電子機器のブロック図である。 電子機器の一例である投射型液晶表示装置の概略構成図である。
符号の説明
220半導体層 500支持基板

Claims (5)

  1. 支持基板の表面に半導体基板を貼り合わせる工程と、
    前記半導体基板を薄膜化した半導体層を形成する工程と、
    前記半導体層による吸収波長のレーザを前記半導体層に対して照射することにより、前記半導体層の表層部を溶融させる工程と、を有し、
    前記支持基板と前記半導体層とは、熱膨張係数の異なる材料で形成され、
    前記半導体層は、前記支持基板より熱伝導率の高い材料で形成され、
    前記半導体基板の薄膜化は、前記半導体基板の水素イオン注入層において前記半導体基板を分離することによって行い、
    前記半導体層に対する前記レーザの照射は、前記半導体基板の分離によって露出した前記半導体層の表面に焦点を合わせて行うことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 前記半導体層に対する前記レーザの照射は、前記半導体層を走査するように行うことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方法。
  3. 前記半導体層に対する前記レーザの照射は、前記半導体層における半導体素子の形成領域のみに対して行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気光学装置の製造方法。
  4. 前記レーザは、エキシマレーザであることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の電気光学装置の製造方法。
  5. 前記レーザは、連続波アルゴンレーザであることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の電気光学装置の製造方法。
JP2004008981A 2004-01-16 2004-01-16 電気光学装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4759919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004008981A JP4759919B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 電気光学装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004008981A JP4759919B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 電気光学装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005203596A JP2005203596A (ja) 2005-07-28
JP4759919B2 true JP4759919B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=34822147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004008981A Expired - Fee Related JP4759919B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 電気光学装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4759919B2 (ja)

Families Citing this family (58)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5358159B2 (ja) * 2004-02-03 2013-12-04 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体薄膜層を有する基板の製造方法
JP5110772B2 (ja) * 2004-02-03 2012-12-26 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体薄膜層を有する基板の製造方法
US7579654B2 (en) * 2006-05-31 2009-08-25 Corning Incorporated Semiconductor on insulator structure made using radiation annealing
KR101440930B1 (ko) * 2007-04-20 2014-09-15 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 Soi 기판의 제작방법
US7825007B2 (en) 2007-05-11 2010-11-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of joining a plurality of SOI substrates on a glass substrate by a heat treatment
KR101457656B1 (ko) * 2007-05-17 2014-11-04 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체장치의 제조방법, 표시장치의 제조방법, 반도체장치,표시장치 및 전자기기
EP1993127B1 (en) * 2007-05-18 2013-04-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Manufacturing method of SOI substrate
TWI476927B (zh) 2007-05-18 2015-03-11 Semiconductor Energy Lab 半導體裝置的製造方法
US7745268B2 (en) * 2007-06-01 2010-06-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing a semiconductor device with irradiation of single crystal semiconductor layer in an inert atmosphere
KR101484296B1 (ko) 2007-06-26 2015-01-19 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 기판의 제작방법
EP2174343A1 (en) 2007-06-28 2010-04-14 Semiconductor Energy Laboratory Co, Ltd. Manufacturing method of semiconductor device
US20090004764A1 (en) * 2007-06-29 2009-01-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing SOI substrate and method for manufacturing semiconductor device
EP2009687B1 (en) * 2007-06-29 2016-08-17 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing an SOI substrate and method of manufacturing a semiconductor device
US8431451B2 (en) 2007-06-29 2013-04-30 Semicondutor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and method for manufacturing the same
US7678668B2 (en) * 2007-07-04 2010-03-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Manufacturing method of SOI substrate and manufacturing method of semiconductor device
US7790563B2 (en) * 2007-07-13 2010-09-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, electronic device and method for manufacturing semiconductor device
JP5231772B2 (ja) * 2007-08-24 2013-07-10 シチズンファインテックミヨタ株式会社 透過型液晶表示素子基板の製造方法
CN101796613B (zh) * 2007-09-14 2012-06-27 株式会社半导体能源研究所 半导体装置及电子设备
JP5250228B2 (ja) 2007-09-21 2013-07-31 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
JP5452900B2 (ja) 2007-09-21 2014-03-26 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体膜付き基板の作製方法
JP2009094488A (ja) * 2007-09-21 2009-04-30 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体膜付き基板の作製方法
KR101499175B1 (ko) * 2007-10-04 2015-03-05 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 기판의 제조방법
US8236668B2 (en) 2007-10-10 2012-08-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing SOI substrate
US7799658B2 (en) * 2007-10-10 2010-09-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor substrate and method for manufacturing semiconductor device
JP5490393B2 (ja) * 2007-10-10 2014-05-14 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体基板の製造方法
JP5527956B2 (ja) * 2007-10-10 2014-06-25 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体基板の製造方法
JP2009135430A (ja) * 2007-10-10 2009-06-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法
TWI493609B (zh) * 2007-10-23 2015-07-21 Semiconductor Energy Lab 半導體基板、顯示面板及顯示裝置的製造方法
JP2009135453A (ja) 2007-10-30 2009-06-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法、半導体装置及び電子機器
JP2009135448A (ja) * 2007-11-01 2009-06-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体基板の作製方法及び半導体装置の作製方法
US7851318B2 (en) * 2007-11-01 2010-12-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor substrate and method for manufacturing the same, and method for manufacturing semiconductor device
JP5548351B2 (ja) * 2007-11-01 2014-07-16 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
JP5688203B2 (ja) * 2007-11-01 2015-03-25 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体基板の作製方法
US8163628B2 (en) * 2007-11-01 2012-04-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor substrate
JP5464843B2 (ja) * 2007-12-03 2014-04-09 株式会社半導体エネルギー研究所 Soi基板の作製方法
US7842583B2 (en) * 2007-12-27 2010-11-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor substrate and method for manufacturing semiconductor device
JP5404064B2 (ja) 2008-01-16 2014-01-29 株式会社半導体エネルギー研究所 レーザ処理装置、および半導体基板の作製方法
JP5576617B2 (ja) * 2008-03-17 2014-08-20 株式会社半導体エネルギー研究所 単結晶半導体層の結晶性評価方法
US7932164B2 (en) 2008-03-17 2011-04-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor substrate by using monitor substrate to obtain optimal energy density for laser irradiation of single crystal semiconductor layers
US8003483B2 (en) 2008-03-18 2011-08-23 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing SOI substrate
JP5411438B2 (ja) * 2008-03-18 2014-02-12 信越化学工業株式会社 Soi基板の製造方法
JP2009260315A (ja) * 2008-03-26 2009-11-05 Semiconductor Energy Lab Co Ltd Soi基板の作製方法及び半導体装置の作製方法
US7939389B2 (en) * 2008-04-18 2011-05-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
KR101629193B1 (ko) * 2008-06-26 2016-06-10 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 Soi 기판의 제작 방법
JP5552276B2 (ja) * 2008-08-01 2014-07-16 株式会社半導体エネルギー研究所 Soi基板の作製方法
JP5580010B2 (ja) * 2008-09-05 2014-08-27 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
US20100081251A1 (en) * 2008-09-29 2010-04-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing soi substrate
SG160295A1 (en) * 2008-09-29 2010-04-29 Semiconductor Energy Lab Method for manufacturing semiconductor device
SG160310A1 (en) 2008-10-02 2010-04-29 Semiconductor Energy Lab Manufacturing method of semiconductor substrate and semiconductor device
US8741740B2 (en) 2008-10-02 2014-06-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing SOI substrate
JP2010114431A (ja) 2008-10-10 2010-05-20 Semiconductor Energy Lab Co Ltd Soi基板の作製方法
SG161151A1 (en) 2008-10-22 2010-05-27 Semiconductor Energy Lab Soi substrate and method for manufacturing the same
SG182208A1 (en) * 2008-12-15 2012-07-30 Semiconductor Energy Lab Manufacturing method of soi substrate and manufacturing method of semiconductor device
JP5472462B2 (ja) * 2010-11-10 2014-04-16 トヨタ自動車株式会社 半導体装置の製造方法
US8912017B2 (en) * 2011-05-10 2014-12-16 Ostendo Technologies, Inc. Semiconductor wafer bonding incorporating electrical and optical interconnects
JP2014216555A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 株式会社豊田自動織機 半導体基板の製造方法
US10373830B2 (en) 2016-03-08 2019-08-06 Ostendo Technologies, Inc. Apparatus and methods to remove unbonded areas within bonded substrates using localized electromagnetic wave annealing
KR102391997B1 (ko) * 2016-06-24 2022-04-28 큐로미스, 인크 다결정성 세라믹 기판 및 그 제조 방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000150835A (ja) * 1998-11-05 2000-05-30 Fujitsu Ltd 非単結晶シリコン薄膜の製造方法
JP4137459B2 (ja) * 2002-02-07 2008-08-20 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置及びその作製方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005203596A (ja) 2005-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4759919B2 (ja) 電気光学装置の製造方法
KR100505804B1 (ko) 반도체 기판의 제조 방법, 반도체 기판, 전기 광학 장치및 전자 기기
JPH10301100A (ja) 液晶装置及びその製造方法、並びに投写型表示装置
TW594354B (en) Electro-optical device and electronic apparatus
TWI274309B (en) Electro-optical device and electronic machine
US6852653B2 (en) Method of manufacturing semiconductor substrate, semiconductor substrate, electro-optical apparatus and electronic equipment
JP4666277B2 (ja) 電気光学装置の製造方法
JPH11121392A (ja) 半導体装置の製造方法及び液晶表示装置の製造方法
JP2008225338A (ja) 電気光学装置およびその製造方法、電子機器
JP4366953B2 (ja) 複合半導体基板の製造方法
JP4366954B2 (ja) 複合半導体基板の製造方法
JP4366983B2 (ja) 複合半導体基板の製造方法
JP2005158934A (ja) 複合半導体基板、複合半導体基板の製造方法、電気光学装置用基板、電気光学装置および電子機器
JP4792694B2 (ja) 電気光学装置用基板の製造方法、電気光学装置用基板、電気光学装置、電子機器
JP2000150890A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008124179A (ja) 半導体基板の製造方法、半導体基板、半導体装置、電気光学装置、及び電子機器
JP4265144B2 (ja) 電気光学装置用基板およびその製造方法、電気光学装置、電子機器
JP4232641B2 (ja) 電気光学装置の製造方法
JP2002221738A (ja) 表示領域を備えた基板、液晶装置及び投写型表示装置
JP2003142665A (ja) 半導体基板の製造方法、半導体基板、電気光学装置並びに電子機器
JP2005251912A (ja) 複合半導体基板の製造方法、複合半導体基板、電気光学装置および電子機器
JP2004296487A (ja) トランジスタの製造方法、トランジスタ、電気光学基板、電気光学装置、電子機器
JP4766758B2 (ja) 半導体装置の作製方法
JP4333176B2 (ja) トランジスタの製造方法、電気光学基板、電気光学装置、電子機器
JP2003142667A (ja) 半導体基板の製造方法、半導体基板、電気光学装置並びに電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4759919

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees