JP4646908B2 - トリミング装置及びトリミング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トリミング装置及びトリミング方法に関する。
例えば、フレキシブル基板、プリント基板、金属シート等の被加工物に穿孔を実施するには、パンチ用金型とダイ用金型との間に被加工物を介在させ、パンチ用金型のパンチをダイ用金型のダイ孔に嵌合することにより行う。
従来、この種の被加工物の穿孔には、図23に示すような穿孔用金型を有する穿孔装置が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。図23は、従来の穿孔装置に用いられる穿孔用金型を示す断面図である。この穿孔用金型1は、図23に示すように、パンチ用金型2及びダイ用金型3を備えている。
パンチ用金型2は、図23(a)に示すように、バッキングプレート4、パンチプレート5及びストリッパプレート6を有し、ガイドプレート7の下端部に取付用プレート8を介して配設されている。そして、昇降機構(図示せず。)の駆動によってガイドプレート7及び取付用プレート8とともに昇降するように構成されている。バッキングプレート4は、ガイドプレート7に取付用プレート8を介して固定されている。パンチプレート5は、ストリッパプレート6を挿通可能なパンチ5aを有し、バッキングプレート4に固定されている。ストリッパプレート6は、突出部6aを有し、パンチプレート5の下方に昇降可能に配設されている。
ガイドプレート7は、昇降機構(図示せず。)にガイド軸9を介して連結されている。取付用プレート8には、圧縮スプリング10を収容するスプリング収容孔8aが設けられている。圧縮スプリング10の下端部には、バッキングプレート4及びパンチプレート5を挿通するストリッパガイドピン11が取り付けられている。ストリッパガイドピン11の先端部にはストリッパプレート6が取り付けられている。
一方、ダイ用金型3は、図23(b)に示すように、ダイプレート12を有し、パンチ用金型2の下方に配設されている。ダイプレート12には、パンチ5aを嵌合可能なダイ孔12aが設けられている。
このように構成された穿孔用金型1を用いて、ワークに穿孔を実施するには、パンチ用金型2とダイ用金型3との間にワークを介在させ、パンチ用金型2のパンチ5aをダイ用金型3のダイ孔12aに嵌合することにより行う。
特開2002−263750号公報(図6)
1.第1の問題
ところで、この種の穿孔装置の1つとして、例えば被加工物に縁取り加工を実施したり、非円形状孔の孔明け加工を実施したりするトリミング装置が知られている。このようなトリミング装置においては、真円形状の孔明け加工を実施する穿孔装置の場合とは異なり、コ形状やL形状等の非円形状の孔明け加工(トリミング)を実施するため、トリミング装置に対してパンチ用金型及びダイ用金型をさらに高精度に位置決めする必要がある。
トリミング装置に対してパンチ用金型及びダイ用金型を高精度に位置決めする位置決め方法としては、例えば、位置決め用ピンを用いてパンチ用金型とダイ用金型とを高精度に位置合わせし、このようにして高精度に位置合わせされたパンチ用金型及びダイ用金型からなるトリミング用金型を、トリミング装置のトリミング用金型取り付け部に対して高精度に位置決めする位置決め方法が考えられる。
図24は、位置決め用ピンを用いてトリミング装置に対してパンチ用金型及びダイ用金型を位置決めする工程を模式的に示す図である。図24(a)〜図24(e)は、その各工程を示す図である。なお、図24中において、説明を簡略化するため、パンチ用金型20におけるストリッパプレートやパンチ、ダイ用金型30におけるダイ孔等の図示を省略している。
最初に、パンチ用金型20とダイ用金型30とを位置合わせする工程について説明する。
まず、図24(a)に示すように、2つの位置決め用孔20a,20aを有するパンチ用金型20と、2つの位置決め用孔30a,30aを有するダイ用金型30とを互いに対向させて配置する。この場合、パンチ用金型20の位置決め用孔20aは、後述する位置決め用ピン50の上端部と嵌合する嵌合孔であり、ダイ用金型30の位置決め用孔30aは位置決め用ピン50を挿通させて保持する挿通孔である。
次に、図24(b)に示すように、ダイ用金型30の位置決め用孔30a,30aに2本の位置決め用ピン50,50を挿通させて保持する。この場合、位置決め用ピン50,50の両端部は外部に露出されている。
その後、図24(c)に示すように、パンチ用金型20の位置決め用孔20a,20aに位置決め用ピン50,50の上端部を嵌合させ、図24(c)に矢印Uで示す方向にパンチ用金型20を下降させることにより、図24(d)に示すように、パンチ用金型20とダイ用金型30とを互いに当接させる。
このようにして、パンチ用金型20とダイ用金型30とを高精度に位置合わせすることができる。
次に、上記のようにして高精度に位置合わせされたパンチ用金型20及びダイ用金型30からなるトリミング用金型40を、トリミング装置のトリミング用金型取り付け部(図示せず。)に対して位置決めする工程について説明する。
まず、図24(d)に示すように、ダイ用金型30の下方より露出している位置決め用ピン50,50の下端部を、トリミング用金型取り付け部に設けられた2つの位置決め用孔(図示せず。)に嵌合させる。そして、ダイ用金型30のねじ孔32,32を用いて、ダイ用金型30をトリミング用金型取り付け部にねじ締め固定する。
次に、図24(e)に矢印Vで示す方向にパンチ用金型20を上昇させた後、パンチ用金型20のねじ孔22,22を用いて、パンチ用金型20をトリミング用金型取り付け部にねじ締め固定する。
その後、位置決め用ピン50,50を、ダイ用金型30の位置決め用孔30a,30aに沿って上方に挿通させて取り外す。
このようにして、高精度に位置合わせされたパンチ用金型20及びダイ用金型30からなるトリミング用金型40を、トリミング装置のトリミング用金型取り付け部に対して高精度に位置決めすることができる。
しかしながら、上記したトリミング装置においては、トリミング用金型40をトリミング装置のトリミング用金型取り付け部に取り付けるにあたり、専用の位置決め用ピン50,50を別個に用意し、ダイ用金型30の位置決め用孔30a,30aに挿通させて保持するとともに、パンチ用金型20の位置決め用孔20a,20aに嵌合する作業、すなわちトリミング用金型40に対して位置決め用ピン50,50を組み付ける作業を必要としていた。その結果、トリミング用金型の金型取付作業を煩雑にするという問題があった。
また、上記したトリミング装置においては、新旧のトリミング用金型の交換作業(使用済みのトリミング用金型を取り外して新しいトリミング用金型を取り付ける作業)を行う際には、ダイ用金型30やパンチ用金型20におけるねじ孔32,22を用いて、ダイ用金型30やパンチ用金型20をトリミング用金型取り付け部から取り外したり、取り付けたりする必要がある。このとき、ダイ用金型30やパンチ用金型20におけるねじ孔32,22が設けられている部分の近傍には狭い作業空間しか存在しないため、六角レンチ等を用いたとしてもネジを緩めたり締めたりする作業は煩雑であり、その結果、トリミング用金型の金型取付作業を煩雑にするという問題があった。
2.第2の問題
トリミング装置においては、真円形状の孔明け加工を実施する穿孔装置とは異なり、コ形状やL形状等の非円形状の孔明け加工(トリミング)を実施するため、トリミング用金型に対してシート状の被加工物をさらに高精度に位置決めする必要がある。このため、図25に示すようなトリミング装置が開示されている(特開平1−234110号公報参照。)。図25は、従来のトリミング装置を説明するために示す図である。図25中、ワーク送り方向に直交する方向をx軸方向とし、ワーク送り方向に沿った方向をy軸方向とし、x軸及びy軸に直交する方向をz軸方向とする。
従来のトリミング装置1100においては、図25に示すように、トリミング用金型(図示せず。)が設けられているトリミング機構1110と、トリミング用金型にシート状の被加工物Wを供給可能なワーク供給装置1120とを備えている。そして、ワーク供給装置1120は、x軸方向に沿って移動可能な移動台1122と、移動台1122の天面1124にy軸方向に平行に設けられた溝部1126に沿って移動可能で、かつ、シート状の被加工物Wを把持するための2つのクランパ1128,1128を有している。
このため、従来のトリミング装置1100によれば、トリミング用金型に対してシート状の被加工物Wを高精度に位置決めすることが可能になる。
しかしながら、従来のトリミング装置1100においては、2つのクランパ1128,1128によってシート状の被加工物Wが正しい角度でクランプされていない場合には、トリミング用金型に対してシート状の被加工物Wを正しい角度をもって供給することができないため、高精度にトリミングを実施することができないという問題があった。
3.本発明の目的
そこで、本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、トリミング装置に対してトリミング用金型を高精度、かつ、容易に取り付けたり取り外したりすることが可能なトリミング装置を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、シート状の被加工物が正しい角度でクランプされていない場合であっても、高精度にトリミングを実施することが可能なトリミング装置及びトリミング方法を提供することを第2の目的とする。
(1)本発明のトリミング装置は、ワークとしてのシート状の被加工物にトリミングを実施するための上金型及び下金型を有するトリミング用金型と、前記トリミング用金型を取り付けるためのトリミング用金型取り付け部とを備えたトリミング装置において、前記トリミング用金型は、前記トリミング用金型取り付け部に対して位置決めするための少なくとも2本の位置決め用ピンを有し、前記トリミング用金型取り付け部には、少なくとも2つの位置決め用孔が設けられていることを特徴とする。
このため、本発明のトリミング装置によれば、トリミング用金型取り付け部に設けられた少なくとも2つの位置決め用孔にトリミング用金型の少なくとも2本の位置決め用ピンを嵌合することにより、トリミング用金型取り付け部に対してトリミング用金型を高精度に位置決めすることができる。その結果、シート状の被加工物に対して、高精度にトリミングを実施することが可能となる。
また、本発明のトリミング装置によれば、トリミング用金型は少なくとも2本の位置決め用ピンを有しているため、トリミング用金型とは別個に位置決め用ピンを準備する必要がない。その結果、トリミング用金型を取り付けるたびに位置決め用ピンを組み付けたり取り外したりする必要がなくなり、トリミング用金型の取り付け作業数を削減することができる。
このため、本発明のトリミング装置は、トリミング装置に対してトリミング用金型を高精度、かつ、容易に取り付けることが可能なトリミング装置となり、本発明の第1の目的が達成される。
また、本発明のトリミング装置によれば、位置決め用ピンがトリミング用金型に配設されているため、新旧のトリミング用金型の交換後にトリミング用金型から位置決め用ピンを分離する作業がなくなり、位置決め用ピンを保管する必要もなくなるため、部品管理の簡素化を図ることができるという効果も得られる。
ここで、この明細書において「シート状の被加工物」とは、正方形状や長方形状などの略矩形状の被加工物のことを意味している。
(2)上記(1)に記載のトリミング装置においては、前記上金型及び下金型のそれぞれには、少なくとも2つの位置決め用孔が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、トリミング用金型の位置決め用ピンを用いて上金型と下金型とを高精度に位置合わせすることができる。このため、トリミング用金型をトリミング用金型取り付け部に取り付けるにあたり、上金型と下金型とが高精度に位置合わせされたトリミング用金型を事前に準備しておくことが可能となる。その結果、トリミング用金型の取り付け作業数をさらに削減することができる。また、トリミング装置に対してトリミング用金型をさらに高精度に取り付けることが可能になる。
(3)上記(1)又は(2)に記載のトリミング装置においては、前記トリミング用金型取り付け部には、前記上金型を取り付けるための部位及び前記下金型を取り付けるための部位の両方に、それぞれ少なくとも2つの位置決め用孔が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、トリミング用金型取り付け部に対して、トリミング用金型の上金型又は下金型のいずれを取り付ける場合にも、位置決め用ピンを利用できるようになるため、作業性が向上する。
また、トリミング用金型取り付け部に対してトリミング用金型の上金型を取り付ける場合及びトリミング用金型取り付け部に対してトリミング用金型の下金型を取り付ける場合の両方の場合に、位置決め用ピンを利用することができるようにもなる。この場合には、トリミング用金型における上金型と下金型との間の位置決めを事前に行っておく必要もなくなる。
(4)上記(1)〜(3)に記載のトリミング装置においては、前記トリミング用金型は、偏心軸を有するピン操作子を有し、前記位置決め用ピンには、前記ピン操作子の偏心軸を案内する長孔が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、トリミング用金型をトリミング装置から取り外したり、新たなトリミング用金型をトリミング装置に取り付けたりする作業を迅速かつ容易に行うことができるようになる。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載のトリミング装置においては、前記トリミング用金型取り付け部に前記上金型及び前記下金型をそれぞれチャックするための第1チャック部材及び第2チャック部材と、前記第1チャック部材及び前記第2チャック部材のチャック動作をそれぞれ外部から制御可能な第1チャック動作制御機構及び第2チャック動作制御機構とをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、上金型及び下金型のトリミング用金型取り付け部への取り付け作業及び取り外し作業を、第1チャック動作制御機構及び第2チャック動作制御機構を用いることによって外部から行うことができるようになる。このため、例えばねじ締め固定によって上金型及び下金型をトリミング用金型取り付け部に固定する場合と比較して、上金型及び下金型のトリミング用金型取り付け部への取り付け作業及び取り外し作業を迅速かつ容易に行うことができるようになる。
(6)本発明のトリミング装置は、ワークとしてのシート状の被加工物にトリミングを実施するための上金型及び下金型を有するトリミング用金型と、前記トリミング用金型を取り付けるためのトリミング用金型取り付け部とを備えたトリミング装置において、前記トリミング用金型取り付け部に前記上金型及び前記下金型をそれぞれチャックするための第1チャック部材及び第2チャック部材と、前記第1チャック部材及び前記第2チャック部材のチャック動作をそれぞれ外部から制御可能な第1チャック動作制御機構及び第2チャック動作制御機構とをさらに備えたことを特徴とする。
上記(6)の特徴部分が有する効果は、トリミング装置が、位置決め用ピンを有しないトリミング用金型と位置決め用孔が設けられていないトリミング用金型取り付け部とを備えたトリミング装置である場合にも同様に得られる。
すなわち、本発明のトリミング装置によれば、上金型及び下金型のトリミング用金型取り付け部への取り付け作業及び取り外し作業を、第1チャック動作制御機構及び第2チャック動作制御機構を用いることによって外部から行うことができるようになる。このため、例えばねじ締め固定によって上金型及び下金型をトリミング用金型取り付け部に固定する場合と比較して、上金型及び下金型のトリミング用金型取り付け部への取り付け作業及び取り外し作業を迅速かつ容易に行うことができるようになる。
(7)上記(5)又は(6)に記載のトリミング装置においては、前記第1チャック動作制御機構は、外部から回転操作可能な第1回転操作子と、前記第1回転操作子の回転によって往復動作可能な第1カムと、前記第1カムの往動動作によって下降して前記上金型をチャックする方向に前記第1チャック部材を回動させるとともに、前記第1カムの復動動作によって上昇可能となる第1ロッドと、弾発力により前記第1カムの復動動作時に前記上金型のチャックを解除する方向に前記第1チャック部材を回動させるとともに、前記第1ロッドを上昇させる第1スプリングとを有し、前記第2チャック動作制御機構は、外部から回転操作可能な第2回転操作子と、前記第2回転操作子の回転によって往復動作可能な第2カムと、前記第2カムの往動動作によって上昇して前記下金型をチャックする方向に前記第2チャック部材を回動させるとともに、前記第2カムの復動動作によって下降可能となる第2ロッドと、弾発力により前記第2カムの復動動作時に前記下金型のチャックを解除する方向に前記第2チャック部材を回動させるとともに、前記第2ロッドを下降させる第2スプリングとを有することが好ましい。
このように構成することにより、トリミング用金型取り付け部に対する上金型及び下金型の取り付け作業及び取り外し作業を、第1回転操作子及び第2回転操作子を用いて外部から行うことができるようになるため、トリミング装置に対してトリミング用金型をさらに容易に取り付けたり取り外したりすることが可能になる。
(8)本発明のトリミング装置は、ワークとしてのシート状の被加工物にトリミングを実施するための上金型及び下金型を有するトリミング用金型と、前記トリミング用金型における前記上金型と前記下金型との間にシート状の被加工物を供給可能なワーク供給装置であって、略水平の面内のワーク送り方向に沿ったy軸方向及び前記ワーク送り方向に直交するx軸方向に沿ってそれぞれ移動可能、かつ、前記略水平の面と垂直なz軸のまわりに回動可能な移動台と、前記移動台におけるx軸方向に沿って離間した位置に設けられ、シート状の被加工物を把持するための2つのクランパとを有するワーク供給装置と、前記移動台の上方における前記2つのクランパの間に、かつ、前記移動台とともにx軸方向に沿って移動するように設けられ、シート状の被加工物をワーク待機位置からトリミング実施位置に向かって案内するためのワーク案内板とを備えたトリミング装置であって、前記2つのクランパは、前記ワーク案内板上に載置されたシート状の被加工物を前記ワーク案内板のx軸方向における両側でシート状の被加工物を把持するように構成されていることを特徴とする。
このため、本発明のトリミング装置によれば、2つのクランパが設けられている移動台がz軸のまわりに回動可能であるため、シート状の被加工物が正しい角度でクランプされていない場合であっても、z軸のまわりに移動台を回動調整することにより、トリミング用金型に対してシート状の被加工物を正しい角度でもって供給することができるようになり、高精度にトリミングを実施することが可能となる。その結果、本発明のトリミング装置は、シート状の被加工物が正しい角度でクランプされていない場合であっても、高精度にトリミングを実施することが可能なトリミング装置となり、本発明の第2の目的が達成される。
また、本発明のトリミング装置によれば、シート状の被加工物を案内するためのワーク案内板が、移動台の上方における2つのクランパの間に、かつ、移動台とともにx軸方向に沿って移動するように設けられているため、シート状の被加工物はワーク案内板上でy軸方向に沿って円滑に案内されるようになる。
この場合、ワーク案内板の上面の高さは、下金型の上面の高さよりも若干(例えば、0.050mm〜2.0mm程度)高い位置に設定するのが好ましい。
上記(8)に記載のトリミング装置においては、2つのクランパは、シート状の被加工物におけるワーク待機位置側端部の両側縁をそれぞれ把持することが好ましい。
このように構成することにより、シート状の被加工物におけるワーク待機位置側端部からトリミング実施位置側端部に至る広い領域に対して、トリミングを実施することが可能になる。
また、この場合、トリミングの終わったシート状の被加工物を2つのクランパから取り外し、水平方向に180度回転させた状態で2つのクランパで把持させ、再度トリミングを実施するようにすれば、シート状の被加工物の全領域にわたってトリミングを実施することが可能になる。
(9)上記(8)に記載のトリミング装置においては、前記トリミング用金型の周囲に設けられ、シート状の被加工物の案内をさらに円滑に行うための固定された別のワーク案内板をさらに備えることが好ましい。
シート状の被加工物がリジッドである場合には、上記した別のワーク案内板は必ずしも必要ではない。しかしながら、シート状の被加工物がフレキシブルである場合には、ワーク案内板から先の領域にシート状の被加工物を送るときには、シート状の被加工物におけるx軸方向両端部やy軸方向片側端部が重力で垂下することに起因してシート状の被加工物に反りやうねりが発生することがある。このような場合であっても、上記(9)に記載のトリミング装置のように、固定された別のワーク案内板をトリミング用金型の周囲に設けることによって、シート状の被加工物の反りやうねりの発生を効果的に抑制することができるようになり、シート状の被加工物を円滑に送ることが可能になる。
この場合、別のワーク案内板の上面の高さは、下金型の上面の高さよりも若干(例えば、0.050mm〜2.0mm程度)高い位置に設定するのが好ましい。
(10)上記(8)又は(9)に記載のトリミング装置においては、前記2つのクランパには、複数のシート状の被加工物を丁合する丁合ピンがそれぞれ設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、シート状の被加工物を丁合ピンに丁合することで、2つのクランパに対するシート状の被加工物のラフな位置決めをすることも可能である。また、複数のシート状の被加工物を丁合ピンを利用して把持することによって、複数のシート状の被加工物に対して一括してトリミング加工を行うこともできる。
(11)上記(8)〜(10)のいずれかに記載のトリミング装置においては、トリミング加工前のシート状の被加工物を載置するワーク搬入部と、トリミング加工後のシート状の被加工物を載置するワーク搬出部と、前記ワーク搬入部から前記ワーク案内板に向けてシート状の被加工物を搬送する第1搬送機構と、前記ワーク案内板から前記ワーク搬出部に向けてシート状の被加工物を搬送する第2搬送機構とをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、トリミング加工前のシート状の被加工物をワーク搬入部に供給するだけで、シート状の被加工物の供給を行うことができるようになる。また、トリミング加工後のシート状の被加工物をワーク搬出部から回収するだけで、シート状の被加工物の回収を行うことができるようになる。このため、全体としてのトリミング作業の生産性を高めることができる。
また、ワーク搬入部からワーク案内板へのシート状の被加工物の搬送と、ワーク案内板からワーク搬出部へのシート状の被加工物の搬送とが、それぞれ別の搬送機構によって行われるため、全体としてのトリミング作業の生産性を高めることができる。
(12)上記(1)〜(11)のいずれかに記載のトリミング装置においては、前記下金型の下方には、シート状の被加工物を撮影する撮像素子が配設され、前記下金型には、ワーク撮影用の透孔が形成されていることが好ましい。
このように構成することにより、撮像素子によってシート状の被加工物におけるトリミング実施位置の読み取りが可能となる。このため、撮像素子によるトリミング実施位置の読み取りから移動台を水平方向に移動させるまでのシート状の被加工物の水平移動時間を短縮することができ、全体としてのトリミング作業の生産性を高めることができる。また、この場合、トリミング実施位置の読み取りをシート状の被加工物に垂直な方向から行うことができるため、読み取り精度を高めることができるという効果もある。
上記(12)に記載のトリミング装置においては、前記上金型には、シート状の被加工物側に開口する照明用の貫通孔が設けられ、この貫通孔の上方にシート状の被加工物を照明する発光素子が配設されていることが好ましい。
このように構成することにより、発光素子からの照明光がシート状の被加工物の照明に有効利用される。そして、シート状の被加工物を透過した光が撮像素子に読み取られることにより、トリミング実施位置の読み込みが効果的に行われる。
(13)上記(12)に記載のトリミング装置においては、前記トリミング用金型の下方には、前記下金型から落下するトリミング屑を受ける傾斜面が形成され、前記傾斜面の一部は、前記撮像素子を覆うような透明部材によって形成されていることが好ましい。
このように構成することにより、下金型から落下するトリミング屑を所定位置に誘導することができ、トリミング屑の処理作業を円滑に行うことができる。また、トリミング屑が撮像素子に直接落下してしまうのを防止することができるため、撮像素子を保護することができ、撮像素子を長期間にわたって使用することができるようになる。
(14)上記(13)に記載のトリミング装置においては、前記透明部材上のトリミング屑を除去するためのエアを供給するノズルをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、透明部材上に落下するトリミング屑をノズルからのエアによって除去することができるため、トリミング屑が撮像素子による撮影結果に与える好ましくない影響を防止することができる。
(15)上記(1)〜(14)のいずれかに記載のトリミング装置においては、前記上金型は、パンチを有するパンチプレート及びストリッパプレートを有するパンチ用金型であり、前記下金型は、前記パンチに対応するダイ孔を有するダイ用金型であることが好ましい。
本発明のトリミング装置は、例えばレーザ光を用いてトリミングを実施するトリミング装置であってもよいが、上金型がパンチを有するパンチプレート及びストリッパプレートを有するパンチ用金型であり、下金型がパンチに対応するダイ孔を有するダイ用金型であるトリミング装置であることが好ましい。このように構成することにより、トリミング加工に要する時間を大幅に短縮することができ、トリミング作業の生産性を高めることができる。また、パンチ用金型がストリッパプレートを有しているため、ストリッパプレートでシート状の被加工物を圧接した状態でトリミングを実施することができるため、高精度のトリミングを実施することが可能になる。また、トリミング動作後においてシート状の被加工物がパンチ用金型のパンチに付着するのを防止することができ、トリミング作業の生産性を高めることができる。
(16)上記(1)〜(14)のいずれかに記載のトリミング装置においては、前記上金型は、押し切り刃を有する押し切り刃金型であり、前記下金型は、前記押し切り刃金型を受ける受け金型であることも好ましい。
このように構成することによっても、トリミング加工に要する時間を大幅に短縮することができ、トリミング作業の生産性を高めることができる。
この場合、シート状の被加工物として、トリミング対象となるシートと、押し切り刃を受けるシートとが積層された積層シートを好ましく使用することができる。
(17)本発明のトリミング方法は、上記(8)に記載のトリミング装置を用いてワークとしてのシート状の被加工物にトリミングを実施するためのトリミング方法であって、前記トリミング用金型における前記上金型と前記下金型との間にシート状の被加工物を供給した状態で前記移動台をz軸のまわりに回動調整して、前記トリミング用金型に対してシート状の被加工物を正しい角度に調整する角度調整工程と、前記移動台をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整してシート状の被加工物を正しいトリミング実施位置に配置した状態で、シート状の被加工物にトリミングを実施するトリミング工程とをこの順序で含むことを特徴とする。
このため、本発明のトリミング方法によれば、トリミング用金型における上金型と下金型との間にシート状の被加工物を供給した状態で移動台をz軸のまわりに回動調整してトリミング用金型に対してシート状の被加工物を正しい角度に調整した後に、トリミングを実施することが可能になるため、シート状の被加工物が正しい角度でクランプされていない場合であっても、高精度にトリミングを実施することが可能となる。その結果、本発明のトリミング方法は、高精度にトリミングを実施することが可能なトリミング方法となり、本発明の第2の目的が達成される。
この場合、角度調整工程は、トリミング用金型における上金型と下金型との間にシート状の被加工物を供給するときに少なくとも1回実施すればよい。一方、移動台をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整するのは、トリミング工程毎に少なくとも1回行う。
(18)上記(17)に記載のトリミング方法においては、前記トリミング装置は、前記上金型がパンチを有するパンチプレート及びストリッパプレートを有するパンチ用金型であり、前記下金型が前記パンチに対応するダイ孔を有するダイ用金型であるトリミング装置であり、前記トリミング工程は、トリミングを実施しようとする位置にシート状の被加工物を供給し、前記ストリッパプレートによってシート状の被加工物を前記ダイ用金型に圧接した後、シート状の被加工物を撮像素子によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物におけるx軸方向及びy軸方向のずれ量を算出する第1工程と、前記ずれ量が許容範囲内にある場合には、シート状の被加工物が前記ダイ用金型上に圧接されたままの状態で、シート状の被加工物にトリミングを実施し、前記ずれ量が許容範囲内にない場合には、前記ストリッパプレートによるシート状の被加工物に対する圧接状態を解除し、前記ずれ量に応じて前記移動台をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整し、前記ストリッパプレートによってシート状の被加工物を前記ダイ用金型に圧接した後、シート状の被加工物にトリミングを実施する第2工程とをこの順序で含むことが好ましい。
このような方法とすることにより、実際のずれ量に応じて移動台をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整した後に、シート状の被加工物のトリミングを実施することができるため、高精度なトリミングを実施することが可能になる。また、この場合、ストリッパプレートでシート状の被加工物を圧接した状態でずれ量を高精度に算出しているため、さらに高精度なトリミングを実施することが可能になる。
(19)上記(18)に記載のトリミング方法においては、前記第2工程に代えて、前記ずれ量が許容範囲内にある場合には、シート状の被加工物が前記ダイ用金型上に圧接されたままの状態で、シート状の被加工物にトリミングを実施し、前記ずれ量が許容範囲内にない場合には、前記ストリッパプレートによるシート状の被加工物に対する圧接状態を解除し、前記ずれ量に応じて前記移動台をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整し、前記ストリッパプレートによってシート状の被加工物を前記ダイ用金型に圧接した後、シート状の被加工物を撮像素子によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物におけるx軸方向及びy軸方向のずれ量を算出し、前記ずれ量が許容範囲内になるまで、圧接解除・移動調整・圧接・撮影・ずれ量算出の工程を繰り返し、その後、前記ずれ量が許容範囲内になったら、シート状の被加工物が前記ダイ用金型上に圧接されたままの状態で、シート状の被加工物にトリミングを実施する第3工程を含むことが好ましい。
このような方法とすることにより、ずれ量が許容範囲内に収まるまで移動台の微動調整工程を繰り返すことができるため、上記(18)に記載のトリミング方法の場合よりも、さらに高精度なトリミングを実施することができる。
(20)上記(17)に記載のトリミング方法においては、前記トリミング装置は、前記上金型がパンチを有するパンチプレート及びストリッパプレートを有するパンチ用金型であり、前記下金型が前記パンチに対応するダイ孔を有するダイ用金型であるトリミング装置であり、前記トリミング工程は、トリミングを実施しようとする位置にシート状の被加工物を供給した後、シート状の被加工物を撮像素子によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物におけるx軸方向及びy軸方向のずれ量を算出する第1a工程と、前記ずれ量が許容範囲内にある場合には、前記ストリッパプレートによってシート状の被加工物を前記ダイ用金型に圧接した後、シート状の被加工物にトリミングを実施し、前記ずれ量が許容範囲内にない場合には、前記ずれ量に応じて前記移動台をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整し、前記ストリッパプレートによってシート状の被加工物を前記ダイ用金型に圧接した後、シート状の被加工物にトリミングを実施する第2a工程とを含むことが好ましい。
このような方法とすることにより、実際のずれ量に応じて移動台をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整した後に、シート状の被加工物のトリミングを実施することができるため、高精度なトリミングを実施することが可能になる。
(21)上記(20)に記載のトリミング方法においては、前記第2a工程に代えて、前記ずれ量が許容範囲内にある場合には、前記ストリッパプレートによってシート状の被加工物を前記ダイ用金型に圧接した後、シート状の被加工物にトリミングを実施し、前記ずれ量が許容範囲内にない場合には、前記ずれ量に応じて前記移動台をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整し、シート状の被加工物を撮像素子によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物におけるx軸方向及びy軸方向のずれ量を算出し、前記ずれ量が許容範囲内になるまで、移動調整・撮影・ずれ量算出の工程を繰り返し、その後、前記ずれ量が許容範囲内になったら、前記ストリッパプレートによってシート状の被加工物を前記ダイ用金型に圧接した後、シート状の被加工物にトリミングを実施する第3a工程を含むことが好ましい。
このような方法とすることにより、ずれ量が所定範囲内に収まるまで移動台の微動調整工程を繰り返すことができるため、上記(20)に記載のトリミング方法の場合よりも、さらに高精度なトリミングを実施することができる。
(22)上記(18)〜(21)のいずれかに記載のトリミング方法においては、前記第1工程又は前記第1a工程においては、シート状の被加工物におけるx軸方向及びy軸方向のずれ量を算出する代わりに、シート状の被加工物におけるx軸方向及びy軸方向のずれ量並びにz軸まわりのずれ量を算出し、前記第2工程、前記第3工程、前記第2a工程又は前記第3a工程においては、前記x軸方向及びy軸方向のずれ量に応じて前記移動台をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整する代わりに、前記x軸方向及びy軸方向のずれ量並びに前記z軸まわりのずれ量に応じて、前記移動台を、x軸方向に移動調整、y軸方向に移動調整及び/又はz軸まわりに回動調整することが好ましい。
このような方法とすることにより、上記(18)〜(21)に記載のトリミング方法の場合よりも、さらに高精度なトリミングを実施することができる。
[図1]実施形態に係るトリミング装置を示す正面図である。
[図2]実施形態に係るトリミング装置を示す平面図である。
[図3]実施形態に係るトリミング装置を示す側面図である。
[図4]搬送機構を示す正面図である。
[図5]搬送機構を示す平面図である。
[図6]搬送機構を説明するために示す図である。
[図7]ワーク供給装置を示す平面図である。
[図8]ワーク供給装置を示す側面図である。
[図9]ワーク供給装置を示す正面図である。
[図10]トリミング機構を示す正面図である。
[図11]トリミング機構を示す側面図である。
[図12]トリミング機構を示す平面図である。
[図13]トリミング用金型におけるパンチ用金型を説明するために示す図である。
[図14]トリミング用金型におけるダイ用金型を説明するために示す図である。
[図15]位置決め用ピンを説明するために模式的に示す図である。
[図16]金型チャック機構を説明するために示す図である。
[図17]金型チャック機構を説明するために示す図である。
[図18]実施形態に係るトリミング方法を説明するために示すフローチャートである。
[図19]実施形態に係るトリミング方法を説明するために示すフローチャートである。
[図20]変形例1に係るトリミング方法を説明するために示すフローチャートである。
[図21]変形例2に係るトリミング方法を説明するために示すフローチャートである。
[図22]変形例3に係るトリミング方法を説明するために示すフローチャートである。
[図23]従来の穿孔装置に用いられる穿孔用金型を示す断面図である。
[図24]位置決め用ピンを用いてトリミング装置に対してパンチ用金型及びダイ用金型を位置決めする工程を模式的に示す図である。
[図25]従来のトリミング装置を説明するために示す図である。
以下、本発明のトリミング装置及びトリミング方法について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
まず、実施形態に係るトリミング装置について、図1〜図17を用いて説明する。
図1は、実施形態に係るトリミング装置を示す正面図である。図2は、実施形態に係るトリミング装置を示す平面図である。図3は、実施形態に係るトリミング装置を示す側面図である。
実施形態に係るトリミング装置100は、図1〜図3に示すように、各種の機構(後述する。)を搭載・固定するための装置本体200と、シート状の被加工物Wを搬送する搬送機構300と、搬送機構300の下方に位置するワーク供給装置400と、ワーク供給装置400によって供給されたシート状の被加工物Wにトリミングを実施するためのトリミング用金型610及びトリミング用金型610を取り付けるためのトリミング用金型取り付け部660を有するトリミング機構600(図10参照。)と、トリミング用金型取り付け部660にトリミング用金型610をチャックするための金型チャック機構700(図10参照。)とを備えている。
装置本体200は、平面略矩形状の機台によって構成されている。装置本体200の右側部には、各機構等を設定プログラムによって駆動制御するコントローラ(図示せず。)を内蔵するコントローラボックス210が配設されている。装置本体200のx軸方向両側部には、トリミング加工前のシート状の被加工物Wを載置するワーク搬入部220と、トリミング加工後のシート状の被加工物Wを載置するワーク搬出部230とが配設されている。
ワーク搬入部220は、搬送機構300にトリミング加工前のシート状の被加工物Wを引き渡すためのローダ機構240を有している。なお、ローダ機構240についての詳細な説明は省略する。
ワーク搬出部230は、搬送機構300からトリミング加工後のシート状の被加工物Wを受け取るための回収ボックス250を有している。回収ボックス250は、y軸方向に沿って移動可能である。
図4は、搬送機構を示す正面図である。図5は、搬送機構を示す平面図である。図6は、搬送機構を説明するために示す図である。図6(a)は第1搬送機構を示す側面図であり、図6(b)は第2搬送機構を示す側面図である。
搬送機構300は、図4及び図5に示すように、ワーク搬入部220から後述するワーク案内板500に向けてシート状の被加工物Wを搬送する第1搬送機構310と、ワーク案内板500からワーク搬出部230に向けてシート状の被加工物Wを搬送する第2搬送機構320とを有している。第1搬送機構310及び第2搬送機構320は、装置本体200上に立ち上がりプレート260を介して配設されている。
第1搬送機構310は、図4〜図6に示すように、x軸進退機構330、z軸進退機構340及び吸着機構350を有している。
x軸進退機構330は、駆動用のシリンダ332、ピストン334、ピストン334の先端部に連結されたベースプレート336及びx軸方向に沿って延在するガイド338を有している。x軸進退機構330は、駆動用のシリンダ332の駆動によってピストン334がx軸方向に沿って進退することにより、ピストン334の先端部に連結されたベースプレート336がガイド338上をx軸方向に沿って進退するように構成されている。
z軸進退機構340は、駆動用のシリンダ342、ピストン344、撓み防止用のシャフト346及びピストン344の先端部に連結されたパッドホルダ348を有し、x軸進退機構330のベースプレート336に搭載されている。z軸進退機構340は、駆動用のシリンダ342の駆動によってピストン344がz軸方向に沿って進退することにより、ピストン344の先端部に連結されたパッドホルダ348がz軸方向に沿って進退するように構成されている。
吸着機構350は、シート状の被加工物Wを吸着する吸着パッド352と、パッドホルダ348及び吸着パッド352を連結する4つの補助プレート354と、各補助プレート354に配設された2つの回り止め用棒356と、吸着パッド取り付け用ブラケット358と、シート状の被加工物Wを吸着する際の吸着パッド352の衝撃を吸収する圧縮スプリング360とを有している。
第2搬送機構320は、第1搬送機構310と同様に、x軸進退機構370、z軸進退機構380及び吸着機構390を有している。
x軸進退機構370は、駆動用のシリンダ372、ピストン374、ピストン374の先端部に連結されたベースプレート376及びx軸方向に沿って延在するガイド378を有している。x軸進退機構370は、駆動用のシリンダ372の駆動によってピストン374がx軸方向に沿って進退することにより、ピストン374の先端部に連結されたベースプレート376がガイド378上をx軸方向に沿って進退するように構成されている。
z軸進退機構380は、駆動用のシリンダ382、ピストン384、撓み防止用のシャフト386及びピストン384の先端部に連結されたパッドホルダ388を有し、x軸進退機構370のベースプレート376に搭載されている。z軸進退機構380は、駆動用のシリンダ382の駆動によってピストン384がz軸方向に沿って進退すると、ピストン384の先端部に連結されたパッドホルダ388がz軸方向に沿って進退するように構成されている。
吸着機構390は、シート状の被加工物Wを吸着する吸着パッド392と、パッドホルダ388及び吸着パッド392を連結する4つの補助プレート394とを有している。各補助プレート394は、パッドホルダ388に着脱自在に取り付け可能である。
図7は、ワーク供給装置を示す平面図である。図8は、ワーク供給装置を示す側面図である。図9は、ワーク供給装置を示す正面図である。なお、図8においては、2つのクランパ450,460の図示を省略し、図9においてもクランパ460の図示を省略している。
ワーク供給装置400は、図1〜図3に示すように、ワーク送り方向に沿ったy軸方向及びワーク送り方向に直交するx軸方向に沿ってそれぞれ移動可能、かつ、z軸のまわりに回動可能な移動台402と、シート状の被加工物Wを把持するための2つのクランパ450,460とを有している。
移動台402は、図7〜図9に示すように、x軸方向に沿って移動する第1移動機構410と、y軸方向に沿って移動する第2移動機構420と、z軸のまわりに回動する第3移動機構430とを有している。
第1移動機構410は、サーボモータ412、サーボモータ412に軸支されたスクリューシャフト414、第1テーブル416及びx軸方向に沿って延在するガイド418(図2参照。)を有し、装置本体200上に配設されている。第1移動機構410は、サーボモータ412の駆動によるスクリューシャフト414の回転により、第1テーブル416がガイド418上をx軸方向に沿って移動するように構成されている。
第2移動機構420は、サーボモータ422、サーボモータ422に軸支されたスクリューシャフト424、第2テーブル426及びy軸方向に沿って延在するガイド428を有し、第1テーブル416上に配設されている。第2移動機構420は、サーボモータ422の駆動によるスクリューシャフト424の回転により、第2テーブル426がガイド428上をy軸方向に沿って移動するように構成されている。
第3移動機構430は、サーボモータ432、サーボモータ432に軸支されたスクリューシャフト434、第3テーブル436、第3テーブル436に回転力を付与する移動子438及び移動子438の原点位置を検出するセンサ440を有し、第2テーブル426上に配設されている。第3テーブル436は、第2テーブル426上の枢軸442に枢支され、移動子438上にテーブル受け444を介して揺動自在に配設されている。また、第3テーブル436のx軸方向に沿った両側には、2つのクランパ450,460をそれぞれ配置するためのクランパホルダ446,448が配設されている。第3移動機構430は、サーボモータ432の駆動によるスクリューシャフト424の回転により、枢軸442を回転中心とするz軸まわりに回動するように構成されている。
2つのクランパ450,460は、シート状の被加工物Wを把持する機能を有する回動部材452,462と、回動部材452,462を受ける固定部材454,464と、回動部材452,462を駆動するための駆動用のシリンダ456,466とをそれぞれ有し、第3テーブル436のクランパホルダ446,448上にそれぞれ配置されている。さらに、2つのクランパ450,460は、シート状の被加工物Wにおけるワーク待機位置側端部の両側縁をそれぞれ把持するように構成されている。固定部材454,464には、複数のシート状の被加工物Wを丁合する丁合ピン458,468が配設されている。
2つのクランパ450,460のうちクランパ450は、駆動用のシリンダ456の駆動による回動部材452の回動により、回動部材452と固定部材454との間において丁合ピン458に丁合されたシート状の被加工物Wを把持するように構成されている。クランパ460についても同様である。
移動台402の上方における2つのクランパ450,460の間には、図2及び図8に示すように、シート状の被加工物Wをワーク待機位置からトリミング実施位置に向かって案内するためのワーク案内板500が、脚部材502を介して配設されている。ワーク案内板500は、移動台402とともにx軸方向に沿って移動可能である。ワーク案内板500の上面の高さは、後述するダイ用金型640の上面の高さよりも、例えば、0.10mmだけ高い位置に設定されている。
また、後述するトリミング用金型610の周囲には、シート状の被加工物Wの案内をさらに円滑に行うための固定された別のワーク案内板510(図10参照。)が設けられている。別のワーク案内板510の上面の高さは、後述するダイ用金型640の上面の高さよりも、例えば、0.10mmだけ高い位置に設定されている。
図10は、トリミング機構を示す正面図である。図11は、トリミング機構を示す側面図である。図12は、トリミング機構を示す平面図である。図13は、トリミング用金型におけるパンチ用金型を説明するために示す図である。図14は、トリミング用金型におけるダイ用金型を説明するために示す図である。図15は、位置決め用ピンを説明するために模式的に示す図である。
トリミング機構600は、図10〜図12に示すように、ワーク供給装置400によって供給されたシート状の被加工物Wにトリミングを実施するためのトリミング用金型610と、トリミング用金型610を取り付けるためのトリミング用金型取り付け部660と、トリミング用金型610を昇降させるための昇降機構670とを有し、トリミング装置100の正面奥側に配設されている。
トリミング用金型610は、図13〜図15に示すように、上金型としてのパンチ用金型620と、下金型としてのダイ用金型640と、パンチ用金型620及びダイ用金型640をトリミング用金型取り付け部660に対して位置決めするための2本の位置決め用ピン650,650とを有している。
パンチ用金型620は、図13に示すように、パンチホルダ622と、コ形状のパンチ624を有するパンチプレート626と、ストリッパプレート628とを有している。パンチホルダ622は、後述する第1チャック部材710によってトリミング用金型取り付け部660のパンチ用金型取り付け部662(図10参照。)に取り付けられている。パンチプレート626は、パンチ624を係止するパンチ係止孔624aを有し、パンチホルダ622に固定されている。ストリッパプレート628は、パンチ624を挿通可能なパンチ挿通孔628aを有し、ガイドピン630とともにパンチホルダ622に昇降自在に保持されている。また、パンチ用金型620のストリッパプレート628には、後述する2本の位置決め用ピン650,650に対応する2つの位置決め用孔652,652が設けられている。
パンチ用金型620の上方には、図10及び図11に示すように、シート状の被加工物Wを照明する発光素子632が配設されている。パンチ用金型620の中央部には、図13に示すように、シート状の被加工物W側に開口する照明用の貫通孔632aが設けられている。
ダイ用金型640は、図14に示すように、ダイホルダ642と、パンチ624に対応するダイ孔644を有するダイプレート646とを有している。ダイホルダ642は、後述する第2チャック部材750によってトリミング用金型取り付け部660のダイ用金型取り付け部664(図10参照。)に取り付けられている。ダイプレート646はダイホルダ642に固定されている。また、ダイホルダ642及びダイプレート646には、後述する2本の位置決め用ピン650,650に対応する2つの位置決め用孔654,654が設けられている。また、ダイ用金型640は、図15に示すように、偏心軸647を有するピン操作子648を有している。
ピン操作子648は、後述する位置決め用ピン650の長孔656に挿通する偏心軸647を有し、ダイ用金型640に回転自在に配設されている。そして、位置決め用ピン650に上下方向の進退力を付与するように構成されている。この場合、ピン操作子648を回転操作すると、この回転操作力が偏心軸647を介して位置決め用ピン650に伝達され、これに伴い位置決め用ピン650がダイ用金型640の中でz軸に沿って進退する。
2本の位置決め用ピン650,650は、ダイ用金型640の中でz軸に沿って進退可能に配設されている。そして、ストリッパプレート628の2つの位置決め用孔652,652に対して嵌合可能な、また、ダイ用金型640の2つの位置決め用孔654,654に対して挿通可能な、さらには後述するダイ用金型取り付け部におけるダイ用金型640を取り付けるための部位に設けられた2つの位置決め用孔(図示せず。)に対して嵌合する円柱体によって形成されている。また、位置決め用ピン650には、ピン操作子648の偏心軸647を案内する長孔656が設けられている。
ダイ用金型640の下方には、図10及び図11に示すように、シート状の被加工物Wを撮影する撮像素子634が配設されている。ダイ用金型640の中央部には、ワーク撮影用の透孔634aが設けられている。また、ダイ用金型640から落下するトリミング屑を受ける傾斜面636が形成され、傾斜面636の一部は、撮像素子634を覆うような透明部材637によって形成されている。また、透明部材637上のトリミング屑を除去するためのエアを供給するノズル638が配設されている。エアとしては、例えば空気を用いている。
トリミング用金型取り付け部660は、図10に示すように、パンチ用金型取り付け部662と、ダイ用金型取り付け部664とを有している。ダイ用金型取り付け部664には、2本の位置決め用ピン650,650に対応する2つの位置決め用孔(図示せず。)が設けられている。
昇降機構670は、図10〜図12に示すように、z軸方向に沿ったモータ軸672aを有するサーボモータ672と、モータ軸672aに配設された歯付きプーリ674と、歯付きプーリ674に対応する歯付きプーリ676と、上方端部に歯付きプーリ676が配設されたスクリューシャフト678と、歯付きプーリ674の回転を歯付きプーリ676に伝達するためのベルト680と、昇降機構670の昇降動作をガイドするためのガイドポスト682とを有している。サーボモータ672が駆動すると、その駆動がベルト680によってスクリューシャフト678に回転力として伝達されることとなり、このスクリューシャフト678の回転によって、パンチ用金型取り付け部662及びパンチ用金型取り付け部662に取り付けられたパンチ用金型620が上昇・下降するように構成されている。
図16は、金型チャック機構を説明するために示す図である。図16(a)は金型チャック機構を示す正面図であり、図16(b)は図16(a)に符号Cで示す部分の部分拡大図である。図17は、金型チャック機構を説明するために示す図である。図17(a)は金型チャック機構を示す側面図であり、図17(b)は第1回転操作子を示す側面図であり、図17(c)は第1カムを示す側面図であり、図17(d)は第1ロッドを示す側面図であり、図17(e)は図17(d)とは異なる側面から見たときの第1ロッドを示す側面図である。
金型チャック機構700は、図16(a)に示すように、パンチ用金型取り付け部662にパンチ用金型620をチャックするための第1チャック部材710と、第1チャック部材710のチャック動作を外部から制御可能な第1チャック動作制御機構720と、ダイ用金型取り付け部664にダイ用金型640をチャックするための第2チャック部材750と、第2チャック部材750のチャック動作を外部から制御可能な第2チャック動作制御機構760とを備えている。
第1チャック部材710は、パンチ用金型620のx軸方向に沿った両端部をそれぞれチャックするための部材である。第1チャック部材710は、回動部材712及び軸部材714を有し、ホルダ716を介してパンチ用金型取り付け部662に取り付けられ、パンチ用金型620のx軸方向に沿った両側に1組ずつ配設されている。そして、第1チャック動作制御機構720のチャック動作によって、回動部材712が軸部材714を回動中心として図16(b)に示す矢印a方向に回動することによりパンチ用金型取り付け部662にパンチ用金型620をチャックするとともに、第1チャック動作制御機構720のチャック解除動作によって、回動部材712が軸部材714を回動中心として図16(b)に示す矢印a方向に回動することによりパンチ用金型620のチャックを解除するように構成されている。
第1チャック動作制御機構720は、外部から回転操作可能な第1回転操作子722と、第1回転操作子722の回転によって往復動作可能な第1カム724と、第1カム724の往動動作によって下降してパンチ用金型620をチャックする方向に第1チャック部材710を回動させるとともに、第1カム724の復動動作によって上昇可能となる第1ロッド726と、弾発力により第1カム724の復動動作時にパンチ用金型620のチャックを解除する方向に第1チャック部材710を回動させるとともに、第1ロッド726を上昇させる第1スプリング728(図示せず。)とを有し、パンチ用金型取り付け部662の内部に配設されている。
第1回転操作子722は略円柱体によって構成されている。第1回転操作子722の一方端部には工具差込用孔730が形成され、他方端部には第1カム724を係止・押圧可能な段付き操作部731が形成され、側面にはネジ部732が形成されている。そして、工具を工具差込用孔730に差し込んで回転することにより、第1回転操作子722がy軸方向に沿って進退するように構成されている。
第1カム724は、第1回転操作子722の段付き操作部731を回転自在に係止する係止溝733と、第1ロッド726と当接するカム面734とを有している。そして、第1回転操作子722とともにy軸方向に沿って往復動作するように構成されている。
第1ロッド726は、全体が略円柱体の形状からなり、第1カム724のカム面734と当接する傾斜面735と、第1チャック部材710の回動部材712に回動力を付与するための押圧部736とを有している。そして、第1カム724の往動動作によって下降してパンチ用金型620をチャックする方向に第1チャック部材710の回動部材712を回動させるとともに、第1カム724の復動動作によって上昇可能となるなるように構成されている。押圧部736の先端面(回動部材712に接触する面)は、所定の曲率(例えば、曲率半径30mm)をもつ曲面によって形成されている。
第1スプリング728は、図示を省略したが、第1ロッド726の側面に配設されている。そして、弾発力により第1カム724の復動動作時にパンチ用金型620のチャックを解除する方向に第1チャック部材710の回動部材712を回動させるとともに、第1ロッド726を上昇させる機能を有している。
一方、第2チャック部材750は、ダイ用金型640のx軸方向に沿った両端部をそれぞれチャックするための部材である。第2チャック部材750は、回動部材752及び軸部材754を有し、ホルダ756を介してダイ用金型取り付け部664に取り付けられ、ダイ用金型640のx軸方向に沿った両側に1組ずつ配設されている。そして、第2チャック動作制御機構760のチャック動作によって、回動部材752が軸部材754を回動中心として図16(b)に示す矢印b方向に回動することによりダイ用金型取り付け部664にダイ用金型640をチャックするとともに、第2チャック動作制御機構760のチャック解除動作によって、回動部材752が軸部材754を回動中心として図16(b)に示す矢印b方向に回動することによりダイ用金型640のチャックを解除するように構成されている。
第2チャック動作制御機構760は、外部から回転操作可能な第2回転操作子762と、第2回転操作子762の回転によって往復動作可能な第2カム764と、第2カム764の往動動作によって上昇してダイ用金型640をチャックする方向に第2チャック部材750を回動させるとともに、第2カム764の復動動作によって下降可能となる第2ロッド766と、弾発力により第2カム764の復動動作時にダイ用金型640のチャックを解除する方向に第2チャック部材750を回動させるとともに、第2ロッド766を下降させる第2スプリング768とを有し、ダイ用金型取り付け部654の内部に配設されている。
ここで、第2チャック動作制御機構760における第2回転操作子762、第2カム764、第2ロッド766及び第2スプリング768は、第1チャック動作制御機構720における第1回転操作子722、第1カム724、第1ロッド726及び第1スプリング728と同様の構成を有しているため、詳細な説明は省略する。
以上のように構成された実施形態に係るトリミング装置100は、シート状の被加工物Wにトリミングを実施するためのパンチ用金型620及びダイ用金型640を有するトリミング用金型610と、トリミング用金型610を取り付けるためのトリミング用金型取り付け部660とを備えている。また、トリミング用金型610は、トリミング用金型取り付け部660に対して位置決めするための2本の位置決め用ピン650,650を有し、トリミング用金型取り付け部660のダイ用金型取り付け部664には、2つの位置決め用孔が設けられている。
このため、実施形態に係るトリミング装置100によれば、ダイ用金型取り付け部664に設けられた2つの位置決め用孔にトリミング用金型610の2本の位置決め用ピン650,650を嵌合することにより、ダイ用金型取り付け部664に対してトリミング用金型610(ダイ用金型640)を高精度に位置決めすることができる。その結果、シート状の被加工物Wに対して、高精度にトリミングを実施することが可能となる。
また、実施形態に係るトリミング装置100によれば、トリミング用金型610は少なくとも2本の位置決め用ピン650,650を有しているため、トリミング用金型とは別個に位置決め用ピンを準備する必要がない。その結果、トリミング用金型を取り付けるたびに位置決め用ピンを組み付けたり取り外したりする必要がなくなり、トリミング用金型610の取り付け作業数を削減することができる。
このため、実施形態に係るトリミング装置100は、トリミング装置に対してトリミング用金型を高精度、かつ、容易に取り付けることが可能なトリミング装置となる。
また、実施形態に係るトリミング装置100によれば、位置決め用ピン650,650がトリミング用金型610に配設されているため、新旧のトリミング用金型の交換後にトリミング用金型から位置決め用ピンを分離する作業がなくなり、位置決め用ピンを保管する必要もなくなるため、部品管理の簡素化を図ることができるという効果も得られる。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、パンチ用金型620には2つの位置決め用孔652,652が設けられ、ダイ用金型640には2つの位置決め用孔654,654が設けられているため、トリミング用金型610の位置決め用ピン650,650を用いてパンチ用金型620とダイ用金型640とを高精度に位置合わせすることができる。このため、トリミング用金型610をトリミング用金型取り付け部660に取り付けるにあたり、パンチ用金型620とダイ用金型640とが高精度に位置合わせされたトリミング用金型610を事前に準備しておくことが可能となる。その結果、トリミング用金型610の取り付け作業数をさらに削減することができる。また、トリミング装置100に対してトリミング用金型610をさらに高精度に取り付けることが可能になる。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、トリミング用金型610は、偏心軸647を有するピン操作子648を有し、位置決め用ピン650には、ピン操作子648の偏心軸647を案内する長孔656が設けられているため、トリミング用金型610をトリミング装置100から取り外したり、新たなトリミング用金型をトリミング装置100に取り付けたりする作業を迅速かつ容易に行うことができるようになる。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、上記した第1チャック部材710及び第2チャック部材750と、第1チャック部材710及び第2チャック部材750のチャック動作をそれぞれ外部から制御可能な第1チャック動作制御機構720及び第2チャック動作制御機構760とをさらに備ているため、パンチ用金型620及びダイ用金型640のパンチ用金型取り付け部662及びダイ用金型取り付け部664への取り付け作業及び取り外し作業を、第1チャック動作制御機構720及び第2チャック動作制御機構760を用いることによって外部から行うことができるようになる。このため、例えばねじ締め固定によってパンチ用金型及びダイ用金型をパンチ用金型取り付け部及びダイ用金型取り付け部に固定する場合と比較して、パンチ用金型620及びダイ用金型640のパンチ用金型取り付け部662及びダイ用金型取り付け部664への取り付け作業及び取り外し作業を迅速かつ容易に行うことができるようになる。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、第1チャック動作制御機構720は、上記したように、第1回転操作子722と、第1カム724と、第1ロッド726と、第1スプリング728とを有し、第2チャック動作制御機構760は、第2回転操作子762と、第2カム764と、第2ロッド766と、第2スプリング768とを有しているため、パンチ用金型取り付け部662及びダイ用金型取り付け部664に対するパンチ用金型620及びダイ用金型640の取り付け作業及び取り外し作業を、第1回転操作子722及び第2回転操作子762を用いて外部から行うことができるようになるため、トリミング装置100に対してトリミング用金型610をさらに容易に取り付けたり取り外したりすることが可能になる。
また、実施形態に係るトリミング装置100は、トリミング用金型610と、トリミング用金型610におけるパンチ用金型620とダイ用金型640との間にシート状の被加工物Wを供給可能なワーク供給装置であって、y軸方向及びx軸方向に沿ってそれぞれ移動可能、かつ、z軸のまわりに回動可能な移動台402と、移動台402におけるx軸方向に沿って離間した位置に設けられ、シート状の被加工物Wを把持するための2つのクランパ450,460とを有するワーク供給装置400と、移動台402の上方における2つのクランパ450,460の間に、かつ、移動台402とともにx軸方向に沿って移動するように設けられ、シート状の被加工物Wをワーク待機位置からトリミング実施位置に向かって案内するためのワーク案内板500とを備えている。また、2つのクランパ450,460は、ワーク案内板500上に載置されたシート状の被加工物Wをワーク案内板500のx軸方向における両側でシート状の被加工物Wを把持するように構成されている。
このため、実施形態に係るトリミング装置100によれば、2つのクランパ450,460が設けられている移動台402がz軸のまわりに回動可能であるため、シート状の被加工物Wが正しい角度でクランプされていない場合であっても、z軸のまわりに移動台402を回動調整することにより、トリミング用金型610に対してシート状の被加工物Wを正しい角度でもって供給することができるようになり、高精度にトリミングを実施することが可能となる。その結果、実施形態に係るトリミング装置100は、シート状の被加工物Wが正しい角度でクランプされていない場合であっても、高精度にトリミングを実施することが可能なトリミング装置となる。
また、実施形態に係るトリミング装置100によれば、シート状の被加工物Wを案内するためのワーク案内板500が、移動台402の上方における2つのクランパ450,460の間に、かつ、移動台402とともにx軸方向に沿って移動するように設けられているため、シート状の被加工物Wはワーク案内板500上でy軸方向に沿って円滑に案内されるようになる。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、2つのクランパ450,460は、シート状の被加工物Wにおけるワーク待機位置側端部の両側縁をそれぞれ把持するように構成されているため、シート状の被加工物Wにおけるワーク待機位置側端部からトリミング実施位置側端部に至る広い領域に対して、トリミングを実施することが可能になる。
また、この場合、トリミングの終わったシート状の被加工物Wを2つのクランパ450,460から取り外し、水平方向に180度回転させた状態で2つのクランパ450,460で把持させ、再度トリミングを実施するようにすれば、シート状の被加工物Wの全領域にわたってトリミングを実施することが可能になる。
実施形態に係るトリミング装置100においては、トリミング用金型610の周囲に設けられ、シート状の被加工物Wの案内をさらに円滑に行うための固定された別のワーク案内板510をさらに備えている。
シート状の被加工物Wがリジッドである場合には、上記した別のワーク案内板510は必ずしも必要ではない。しかしながら、シート状の被加工物Wがフレキシブルである場合には、ワーク案内板500から先の領域にシート状の被加工物Wを送るときには、シート状の被加工物Wにおけるx軸方向両端部やy軸方向片側端部が重力で垂下することに起因してシート状の被加工物Wに反りやうねりが発生することがある。このような場合であっても、実施形態に係るトリミング装置100によれば、固定された別のワーク案内板510がトリミング用金型610の周囲に設けられているため、シート状の被加工物Wの反りやうねりの発生を効果的に抑制することができるようになり、シート状の被加工物Wを円滑に送ることが可能になる。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、2つのクランパ450,460には、複数のシート状の被加工物Wを丁合する丁合ピン458,468がそれぞれ設けられているため、シート状の被加工物Wを丁合ピン458,468に丁合することで、2つのクランパ450,460に対するシート状の被加工物Wのラフな位置決めをすることも可能である。また、複数のシート状の被加工物Wを丁合ピン458,468を利用して把持することによって、複数のシート状の被加工物Wに対して一括してトリミング加工を行うこともできる。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、トリミング加工前のシート状の被加工物Wを載置するワーク搬入部220と、トリミング加工後のシート状の被加工物を載置するワーク搬出部230と、ワーク搬入部220からワーク案内板500に向けてシート状の被加工物Wを搬送する第1搬送機構310と、ワーク案内板500からワーク搬出部230に向けてシート状の被加工物Wを搬送する第2搬送機構320とをさらに備えているため、トリミング加工前のシート状の被加工物Wをワーク搬入部220に供給するだけで、シート状の被加工物Wの供給を行うことができるようになる。また、トリミング加工後のシート状の被加工物Wをワーク搬出部230から回収するだけで、シート状の被加工物Wの回収を行うことができるようになる。このため、全体としてのトリミング作業の生産性を高めることができる。
また、ワーク搬入部220からワーク案内板500へのシート状の被加工物Wの搬送と、ワーク案内板500からワーク搬出部230へのシート状の被加工物Wの搬送とが、それぞれ別の搬送機構によって行われるため、全体としてのトリミング作業の生産性を高めることができる。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、ダイ用金型640の下方には、シート状の被加工物Wを撮影する撮像素子634が配設され、ダイ用金型640には、ワーク撮影用の透孔634aが形成されているため、撮像素子634によってシート状の被加工物Wにおけるトリミング実施位置の読み取りが可能となる。このため、撮像素子634によるトリミング実施位置の読み取りから移動台402を水平方向に移動させるまでのシート状の被加工物Wの水平移動時間を短縮することができ、全体としてのトリミング作業の生産性を高めることができる。また、この場合、トリミング実施位置の読み取りをシート状の被加工物Wに垂直な方向から行うことができるため、読み取り精度を高めることができるという効果もある。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、パンチ用金型620には、シート状の被加工物W側に開口する照明用の貫通孔632aが設けられ、この貫通孔632aの上方にシート状の被加工物Wを照明する発光素子632が配設されているため、発光素子632からの照明光がシート状の被加工物Wの照明に有効利用される。そして、シート状の被加工物Wを透過した光が撮像素子634に読み取られることにより、トリミング実施位置の読み込みが効果的に行われる。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、ダイ用金型640の下方には、ダイ用金型640から落下するトリミング屑を受ける傾斜面636が形成され、傾斜面636の一部は、撮像素子634を覆うような透明部材637によって形成されているため、ダイ用金型640から落下するトリミング屑を所定位置に誘導することができ、トリミング屑の処理作業を円滑に行うことができる。また、トリミング屑が撮像素子634に直接落下してしまうのを防止することができるため、撮像素子634を保護することができ、撮像素子634を長期間にわたって使用することができるようになる。
実施形態に係るトリミング装置100によれば、透明部材637上のトリミング屑を除去するためのエアを供給するノズル638をさらに備えているため、透明部材637上に落下するトリミング屑をノズル638からのエアによって除去することができるため、トリミング屑が撮像素子634による撮影結果に与える好ましくない影響を防止することができる。
実施形態に係るトリミング装置100においては、上金型は、パンチ624を有するパンチプレート626及びストリッパプレート628を有するパンチ用金型620であり、下金型は、パンチ624に対応するダイ孔644を有するダイ用金型640である。
本発明のトリミング装置は、例えばレーザ光を用いてトリミングを実施するトリミング装置であってもよいが、実施形態に係るトリミング装置100のように、上金型がパンチ用金型620であり下金型がダイ用金型640であるため、トリミング加工に要する時間を大幅に短縮することができ、トリミング作業の生産性を高めることができる。また、パンチ用金型620がストリッパプレート628を有しているため、ストリッパプレート628でシート状の被加工物Wを圧接した状態でトリミングを実施することができるため、高精度のトリミングを実施することが可能になる。また、トリミング動作後においてシート状の被加工物Wがパンチ用金型620のパンチ624に付着するのを防止することができ、トリミング作業の生産性を高めることができる。
次に、実施形態に係るトリミング方法について、図18及び図19を用いて説明する。図18及び図19は、実施形態に係るトリミング方法を説明するために示すフローチャートである。
実施形態に係るトリミング方法は、図18に示すように、トリミング加工前のシート状の被加工物Wをトリミング実施位置に供給するワーク供給工程と、トリミング用金型610に対してシート状の被加工物Wを正しい角度に調整する角度調整工程と、シート状の被加工物Wにトリミングを実施するトリミング工程と、トリミング加工後のシート状の被加工物Wをトリミング実施位置から回収するワーク回収工程とを有している。また、トリミング工程は、図19に示す第1工程と第2工程とを有している。第1工程は、ワーク押さえ工程と、水平方向ずれ量算出工程とを有している。第2工程は、ワーク押さえ解除工程と、水平方向ずれ量調整工程と、ワーク押さえ工程(その2)と、穿孔工程とを有している。以下、これら各工程を順次説明する。
1.ワーク供給工程
まず、ワーク供給部220に載置されたシート状の被加工物Wを第1搬送機構310の吸着機構350によって吸着し、ワーク供給部220からワーク案内板500に向けてシート状の被加工物Wを搬送する。そして、ワーク案内板500の所定位置でシート状の被加工物Wの吸着を解除し、ワーク案内板500上にシート状の被加工物Wを載置する。このとき、2つのクランパ450,460の丁合ピン458,468にシート状の被加工物Wを丁合させる。そして、2つのクランパ450,460の回動部材452,462をそれぞれ回動させ、シート状の被加工物Wにおけるワーク待機位置側端部の両側縁をそれぞれ把持する。その後、移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整して、シート状の被加工物Wをワーク待機位置からトリミング実施位置まで移動させる。
2.角度調整工程
まず、パンチ用金型620とダイ用金型640との間に配置されたシート状の被加工物Wに対して、昇降機構640を駆動してパンチ用金型620を下降させ、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接する。
次に、シート状の被加工物Wを撮像素子634によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物Wにおけるz軸まわりのずれ量を算出する。このとき、このずれ量が許容範囲内である場合には、次の「トリミング工程」に進む。このずれ量が許容範囲内にない場合には、昇降機構640を駆動してパンチ用金型620を上昇させ、ストリッパプレート628によるシート状の被加工物Wに対する圧接状態を解除する。そして、z軸まわりのずれ量に応じて、移動台402をz軸のまわりに回動調整して、トリミング用金型610に対してシート状の被加工物Wを正しい角度に調整する。
3.トリミング工程
移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整してシート状の被加工物Wを正しいトリミング実施位置に配置した状態で、シート状の被加工物Wにトリミングを実施する。この「トリミング工程」は、以下に示す第1工程としての「ワーク押さえ工程」及び「水平方向ずれ量算出工程」と、第2工程としての「ワーク押さえ解除工程」、「水平方向ずれ量調整工程」、「ワーク押さえ工程(その2)」及び「穿孔工程」とに分類される。
3a.ワーク押さえ工程
パンチ用金型620とダイ用金型640との間に配置されたシート状の被加工物Wに対して、昇降機構640を駆動してパンチ用金型620を下降させ、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接する。
なお、上記「角度調整工程」において、既にストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接した状態である場合には、この「ワーク押さえ工程」が省略されることはいうまでもない。
3b.水平方向ずれ量算出工程
シート状の被加工物Wを撮像素子634によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物Wにおける正しいトリミング位置からのずれ量(x軸方向及びy軸方向のずれ量)を算出する。このとき、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内である場合には、後述する「穿孔工程」に進む。正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にない場合には、次の「ワーク押さえ解除工程」に進む。
なお、この工程においては、撮像素子634による撮影を省略することもできる。その場合は、上記「角度調整工程」において撮影した撮影結果に基づいて、シート状の被加工物Wにおける正しいトリミング位置からのずれ量を算出する。
3c.ワーク押さえ解除工程
昇降機構640を駆動してパンチ用金型620を上昇させ、ストリッパプレート628によるシート状の被加工物Wに対する圧接状態を解除する。
3d.水平方向ずれ量調整工程
上記「水平方向ずれ量算出工程」によって算出された正しいトリミング位置からのずれ量に応じて、移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整する。
3e.ワーク押さえ工程(その2)
昇降機構640を駆動してパンチ用金型620を再度下降させ、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接する。
3f.穿孔工程
昇降機構640を駆動してパンチ用金型620をさらに下降させ、シート状の被加工物Wにトリミングを実施する。
シート状の被加工物Wに必要なトリミングを実施し終えるまで、上記「トリミング工程」を必要な回数繰り返す。そして、シート状の被加工物Wに対するトリミング加工作業が終了する。
4.ワーク回収工程
移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整して、トリミング加工後のシート状の被加工物Wをトリミング実施位置からワーク待機位置に移動させる。そして、2つのクランパ450,460の回動部材452,462をそれぞれ回動させ、シート状の被加工物Wの把持状態を解除する。
次に、ワーク案内板500上に載置された状態のシート状の被加工物Wを第2搬送機構320の吸着機構390によって吸着し、ワーク案内板500からワーク搬出部230に向けてシート状の被加工物Wを搬送する。そして、ワーク搬出部230の所定位置でシート状の被加工物Wの吸着を解除して、シート状の被加工物Wを回収ボックス250内に載置する。
このようにして、シート状の被加工物Wに対するトリミング作業が実施される。
上記のように、実施形態に係るトリミング方法は、トリミング装置100を用いてシート状の被加工物Wにトリミングを実施するためのトリミング方法であって、トリミング用金型610におけるパンチ用金型620とダイ用金型640との間にシート状の被加工物Wを供給した状態で移動台402をz軸のまわりに回動調整して、トリミング用金型610に対してシート状の被加工物Wを正しい角度に調整する角度調整工程と、移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整してシート状の被加工物Wを正しいトリミング実施位置に配置した状態で、シート状の被加工物Wにトリミングを実施するトリミング工程とをこの順序で含んでいる。
このため、実施形態に係るトリミング方法によれば、トリミング用金型610におけるパンチ用金型620とダイ用金型640との間にシート状の被加工物Wを供給した状態で移動台402をz軸のまわりに回動調整してトリミング用金型610に対してシート状の被加工物Wを正しい角度に調整した後に、トリミングを実施することが可能になるため、シート状の被加工物Wが正しい角度でクランプされていない場合であっても、高精度にトリミングを実施することが可能となる。その結果、実施形態に係るトリミング方法は、高精度にトリミングを実施することが可能なトリミング方法となる。
この場合、角度調整工程は、トリミング用金型610におけるパンチ用金型620とダイ用金型640との間にシート状の被加工物Wを供給するときに少なくとも1回実施すればよい。一方、移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整するのは、トリミング工程毎に少なくとも1回行う。
実施形態に係るトリミング方法においては、トリミングを実施しようとする位置にシート状の被加工物Wを供給し、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接した後、シート状の被加工物Wを撮像素子634によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物Wにおける正しいトリミング位置からのずれ量を算出する第1工程と、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にある場合には、シート状の被加工物Wがダイ用金型640上に圧接されたままの状態で、シート状の被加工物Wにトリミングを実施し、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にない場合には、ストリッパプレート628によるシート状の被加工物Wに対する圧接状態を解除し、正しいトリミング位置からのずれ量に応じて移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整し、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接した後、シート状の被加工物Wにトリミングを実施する第2工程とをこの順序で含んでいる。
このため、実際のずれ量に応じて移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整した後に、シート状の被加工物Wのトリミングを実施することができるため、高精度なトリミングを実施することが可能になる。また、この場合、ストリッパプレート628でシート状の被加工物Wを圧接した状態でずれ量を高精度に算出しているため、さらに高精度なトリミングを実施することが可能になる。
[変形例1]
図20は、変形例1に係るトリミング方法を説明するために示すフローチャートである。変形例1に係るトリミング方法は、図20に示すように、実施形態に係るトリミング方法の場合と同様の工程を含んでいるが、変形例1に係るトリミング方法においては、第2工程における「ワーク押さえ工程(その2)」の後に「水平方向ずれ量算出工程(その2)」を行う点で、実施形態に係るトリミング方法とは異なっている。そして、「水平方向ずれ量算出工程(その2)」によって算出されたずれ量に応じて、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内である場合には「穿孔工程」に進むこととなり、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にない場合には、「ワーク押さえ解除工程」に再度戻ることとなる。
すなわち、変形例1に係るトリミング方法は、実施形態に係るトリミング方法における第2工程に代えて、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にある場合には、シート状の被加工物Wがダイ用金型640上に圧接されたままの状態で、シート状の被加工物Wにトリミングを実施し、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にない場合には、ストリッパプレート628によるシート状の被加工物Wに対する圧接状態を解除し、正しいトリミング位置からのずれ量に応じて移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整し、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接した後、シート状の被加工物Wを撮像素子634によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物Wにおける正しいトリミング位置からのずれ量を算出し、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内になるまで、圧接解除・移動調整・圧接・撮影・ずれ量算出の工程を繰り返し、その後、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内になったら、シート状の被加工物Wがダイ用金型640上に圧接されたままの状態で、シート状の被加工物Wにトリミングを実施する第3工程を含むことを特徴としている。
このため、変形例1に係るトリミング方法によれば、ずれ量が許容範囲内に収まるまで移動台402の微動調整工程を繰り返すことができるため、実施形態に係るトリミング方法の場合よりも、さらに高精度なトリミングを実施することができる。
[変形例2]
図21は、変形例2に係るトリミング方法を説明するために示すフローチャートである。変形例2に係るトリミング方法は、図21に示すように、実施形態に係るトリミング方法の場合と同様の工程を含んでいるが、変形例2に係るトリミング方法においては、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接せずに、「水平方向ずれ量算出工程」及び「水平方向ずれ量調整工程」を実施している点で、実施形態に係るトリミング方法とは異なっている。
すなわち、変形例2に係るトリミング方法は、トリミングを実施しようとする位置にシート状の被加工物Wを供給した後、シート状の被加工物Wを撮像素子634によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物Wにおける正しいトリミング位置からのずれ量を算出する第1a工程と、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にある場合には、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接した後、シート状の被加工物Wにトリミングを実施し、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にない場合には、正しいトリミング位置からのずれ量に応じて移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整し、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接した後、シート状の被加工物Wにトリミングを実施する第2a工程とを含むことを特徴としている。
このため、変形例2に係るトリミング方法によれば、実施形態に係るトリミング方法の場合と同様に、実際のずれ量に応じて移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整した後に、シート状の被加工物Wのトリミングを実施することができるため、高精度なトリミングを実施することが可能になる。
[変形例3]
図22は、変形例3に係るトリミング方法を説明するために示すフローチャートである。変形例3に係るトリミング方法は、図22に示すように、変形例2に係るトリミング方法の場合と同様の工程を含んでいるが、変形例3に係るトリミング方法においては、第2a工程における「水平方向ずれ量調整工程」の後に「水平方向ずれ量算出工程(その2)」を行う点で、変形例2に係るトリミング方法とは異なっている。そして、「水平方向ずれ量算出工程(その2)」によって算出されたずれ量に応じて、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内である場合には「穿孔工程」に進むこととなり、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にない場合には、「水平方向ずれ量調整工程」に再度戻ることとなる。
すなわち、変形例3に係るトリミング方法は、変形例2に係るトリミング方法における第2a工程に代えて、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にある場合には、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接した後、シート状の被加工物Wにトリミングを実施し、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内にない場合には、正しいトリミング位置からのずれ量に応じて移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整し、シート状の被加工物Wを撮像素子634によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物Wにおける正しいトリミング位置からのずれ量を算出し、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内になるまで、移動調整・撮影・ずれ量算出の工程を繰り返し、その後、正しいトリミング位置からのずれ量が許容範囲内になったら、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接した後、シート状の被加工物Wにトリミングを実施する第3a工程を含むことを特徴としている。
このため、変形例3に係るトリミング方法によれば、ずれ量が所定範囲内に収まるまで移動台402の微動調整工程を繰り返すことができるため、変形例2に係るトリミング方法の場合よりも、さらに高精度なトリミングを実施することができる。
以上、本発明のトリミング装置及びトリミング方法を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態のトリミング装置100においては、上金型は、パンチ624を有するパンチプレート626及びストリッパプレート628を有するパンチ用金型620であり、下金型は、パンチ624に対応するダイ孔644を有するダイ用金型640である場合を例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上金型は、押し切り刃を有する押し切り刃金型であり、下金型は、押し切り刃金型を受ける受け金型であることも好ましい。このように構成することによっても、トリミング加工に要する時間を大幅に短縮することができ、トリミング作業の生産性を高めることができる。この場合、シート状の被加工物Wとして、トリミング対象となるシートと、押し切り刃を受けるシートとが積層された積層シートを好ましく使用することができる。
(2)上記実施形態のトリミング装置100においては、トリミング用金型取り付け部660におけるダイ用金型取り付け部664のみに、2本の位置決め用ピン650,650に対応する2つの位置決め用孔が設けられている場合を例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、トリミング用金型取り付け部には、上金型を取り付けるための部位及び下金型を取り付けるための部位の両方に、それぞれ少なくとも2つの位置決め用孔が設けられていることも好ましい。これにより、トリミング用金型取り付け部に対して、トリミング用金型の上金型又は下金型のいずれを取り付ける場合にも、位置決め用ピンを利用できるようになるため、作業性が向上する。また、トリミング用金型取り付け部に対してトリミング用金型の上金型を取り付ける場合及びトリミング用金型取り付け部に対してトリミング用金型の下金型を取り付ける場合の両方の場合に、位置決め用ピンを利用することができるようにもなる。この場合には、トリミング用金型における上金型と下金型との間の位置決めを事前に行っておく必要もなくなる。
(3)上記実施形態のトリミング方法においては、トリミング工程として、上記した第1工程と第2工程とを含むトリミング方法を例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1工程においては、シート状の被加工物Wにおけるx軸方向及びy軸方向のずれ量を算出する代わりに、シート状の被加工物Wにおけるx軸方向及びy軸方向のずれ量並びにz軸まわりのずれ量を算出し、第2工程においては、x軸方向及びy軸方向のずれ量に応じて移動台402をx軸方向及び/又はy軸方向に移動調整する代わりに、x軸方向及びy軸方向のずれ量並びにz軸まわりのずれ量に応じて、移動台402を、x軸方向に移動調整、y軸方向に移動調整及び/又はz軸まわりに回動調整するようなトリミング方法であってもよい。
(4)上記実施形態に係るトリミング方法においては、上記「角度調整工程」において、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接した状態で撮像素子634によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物Wにおけるz軸まわりのずれ量を算出する場合を例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記「角度調整工程」において、ストリッパプレート628によってシート状の被加工物Wをダイ用金型640に圧接せずに撮像素子634によって撮影し、その撮影結果に基づいて、シート状の被加工物Wにおけるz軸まわりのずれ量を算出してもよい。

Claims (3)

  1. ワークとしてのシート状の被加工物にトリミングを実施するための上金型及び下金型を有するトリミング用金型と、
    前記トリミング用金型における前記上金型と前記下金型との間にシート状の被加工物を供給可能なワーク供給装置であって、略水平の面内のワーク送り方向に沿ったy軸方向及び前記ワーク送り方向に直交するx軸方向に沿ってそれぞれ移動可能、かつ、前記略水平の面と垂直なz軸のまわりに回動可能な移動台と、前記移動台におけるx軸方向に沿って離間した位置に設けられ、シート状の被加工物を把持するための2つのクランパとを有するワーク供給装置と、
    前記移動台の上方における前記2つのクランパの間に、かつ、前記移動台とともにx軸方向に沿って移動するように設けられ、シート状の被加工物をワーク待機位置からトリミング実施位置に向かって案内するためのワーク案内板とを備えたトリミング装置であって、
    前記2つのクランパは、前記ワーク案内板上に載置されたシート状の被加工物を前記ワーク案内板のx軸方向における両側でシート状の被加工物を把持するように構成されていることを特徴とするトリミング装置。
  2. 請求項1に記載のトリミング装置において、
    前記ワーク案内板の上面の高さは、前記下金型の上面の高さよりも0.05mm〜2.0mm高い位置に設定されていることを特徴とするトリミング装置。
  3. 請求項1又は2に記載のトリミング装置において、
    前記トリミング用金型の周囲に設けられ、シート状の被加工物の案内をさらに円滑に行うための固定された別のワーク案内板をさらに備えたことを特徴とするトリミング装置。
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