JP2003260692A - テープ切断加工方法及びテープ切断金型並びにテープ切断パンチ - Google Patents

テープ切断加工方法及びテープ切断金型並びにテープ切断パンチ

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JP2003260692A
JP2003260692A JP2002059823A JP2002059823A JP2003260692A JP 2003260692 A JP2003260692 A JP 2003260692A JP 2002059823 A JP2002059823 A JP 2002059823A JP 2002059823 A JP2002059823 A JP 2002059823A JP 2003260692 A JP2003260692 A JP 2003260692A
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tape
die
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tape cutting
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Keiichi Sato
圭一 佐藤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抜きカスが発生せず、切断部分が切断パンチ
に付着しないようにし、金型製作コスト減が図れること
を目的とする。 【解決手段】 下型ダイセットプレート11と、その上
に固定されたダイプレート12とを備えた下型10と、
上型ダイセットプレート21と、その下に固定されたパ
ンチプレート22と、パンチプレート22の下方に保持
されたストリッパプレート23とを備えた上型20とを
有するテープ切断金型であって、基端部がパンチプレー
トに抜け止めされ、先端側がストリッパプレート22を
貫通する切断パンチ26は、その先端部が切れ刃40と
切れ刃以外の部分が切欠されてテーパ面として形成され
たテーパ部41とを有して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば部品パッケー
ジに用いられるポリイミド材質等のテープ基材のタイバ
ー部分を切断するテープ切断加工方法及びテープ切断金
型並びにテープ切断パンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のテープ切断金型を示す断面
側面図、図6は同テープ切断金型のテープ切断パンチに
よる切断状態を示す説明図である。図において、1は被
切断部材であるテープ基材、100は下型、200は上
型である。下型100は下型ダイセットプレート101
と、下型ダイセットプレート101の上に固定されたダ
イプレート102とを備えている。103は下型ダイセ
ットプレート101とダイプレート102とを一体にす
る固定ねじである。104はダイプレート102に設け
られたダイで、その下方は抜きカスを逃がすためにテー
パをもって幅広に形成されている。105はダイプレー
ト102に設けられたパイロットピンである。106は
下型ダイセットプレート101に設けられ、抜きカスを
排出するためにダイ104の下方部分と連通する抜きカ
ス逃し孔である。
【0003】上型200は上型ダイセットプレート20
1と、上型ダイセットプレート201の下に固定された
パンチプレート202と、パンチプレート202の下降
に保持されたストリッパプレート203とを備えてい
る。204は上型ダイセットプレート201とパンチプ
レート202とを一体にする固定ねじである。205は
ストリッパプレート203の上面にねじ止め固定され、
パンチプレート202がある一定以上には下がらないよ
うにする度当たりプレートで、ストリッパプレート20
3に均等に配置されている。206はパンチプレート2
02に取り付けられ、ストリッパプレート203を貫通
するテープ切断パンチで、ダイプレート102のダイ1
04に対応した位置に設けられている。このテープ切断
パンチ206は抜きを行うために先端形状が角形エッジ
のものである。207はダイプレート102に設けられ
たパイロットピン105の先端部の逃げ穴である。
【0004】208はストリッパプレート203にばね
209により押し力を与えるストリッパ押さえであり、
周辺部に均等に配置されている。210はパンチプレー
ト202、ストリッパプレート203及びダイプレート
102の位置決めを行うセットポストで、これら3つの
プレートの四隅に設けられている。このセットポスト2
10は、パンチプレート202及びストリッパプレート
203を貫通すると共に、ダイプレート102に設けら
れた穴102aに嵌合することにより位置決めを行う。
なお、下型ダイセット101と上型ダイセット201の
位置決めは図示しないガイドポストにより行われる。
【0005】従来のテープ切断金型は上記のように構成
されており、例えば部品パッケージに用いられるテープ
基材1のタイバー部分を切断する場合、上型200が下
降し、まずストリッパプレート203がテープ基材1を
下型100のダイプレート102の上面に押し付け、こ
の状態で次にテープ切断パンチ206がダイプレート1
02のダイ104に入り込んでテープ基材1のタイバー
部分が抜き落とされて切断が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のテ
ープ切断金型では、テープ切断パンチ206によりテー
プ基材1のタイバー部分を抜き落すようにして切断して
いるため、図6に示すように抜きカス2が発生するもの
であった。かかる抜きカス2の発生は抜きカス2を集め
て外部に排出するという吸引装置が新たに必要となり、
またダイセット102のダイ104も下方をテーパをも
って幅広に形成したり、また下型ダイプレート101に
抜きカス逃し孔106を設ける等の抜きカス2を逃がす
構造としなければならず、さらにその抜きカス逃し孔1
06に吸引装置を接続する構造も考慮しなくてはなら
ず、下型100の金型構造が複雑になり、金型メンテナ
ンスが難しくなる、金型製作コストが嵩むという問題を
生じさせていた。また、テープ基材1の上面にはICチ
ップ等を接着するための粘着テープがあり、その粘着テ
ープの一部が切断部分であるタイバー部分にあるため、
切断された抜きカス2にも粘着テープが付着しているこ
とがあり、そのために抜きカス2がテープ切断パンチ2
06やダイ104に付着して抜カス2が下に落ちなくな
るという問題も生じさせるものであった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、抜きカスが発生せず、切断部
分がテープ切断パンチに付着しないようにし、金型製作
コストの低減が図れるテープ切断加工方法及びテープ切
断金型並びにテープ切断パンチを得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープ切断
加工方法及びテープ切断金型は、下型のダイプレートの
ダイ部分にテープ基材の切断すべきタイバー部分をセッ
トし、上型のパンチプレートにテープ切断パンチの基端
部を抜け止めさせ、ストリッパプレートにテープ切断パ
ンチの切れ刃幅が極く小さい切れ刃と、切れ刃以外の部
分がテーパ面に形成されたテーパ部とを有する先端側を
貫通させるようにテープ切断パンチをセットし、しかる
後に上型を下型に向けて下動させ、テープ切断パンチの
切り刃をダイプレートのダイに所定突入量だけ突入させ
てテープ基材のタイバー部分を切断するようにしたもの
である。
【0009】本発明においては、上型のパンチプレート
にテープ切断パンチの基端部を抜け止めさせ、ストリッ
パプレートにテープ切断パンチの切れ刃幅が極く小さい
切れ刃と切れ刃以外の部分がテーパ面に形成されたテー
パ部とを有する先端側を貫通させるようテープ切断パン
チをセットし、しかる後に上型をダイプレートのダイ部
分にテープ基材の切断すべきタイバー部分をセットした
下型に向けて下動させ、テープ切断パンチの切り刃をダ
イプレートのダイに所定突込み量だけ突入させてテープ
基材のタイバー部分を切断するようにしたので、テープ
切断パンチの切れ刃幅が極く小さい切れ刃でテープ基材
のタイバー部分が切断されることとなり、テープ基材の
ダイに位置する部分はダイ内に入り込むよう折れ曲がる
だけであり、抜き落とされることはなく抜きカスも発生
しないため、従来のような抜きカスの吸引装置は不要と
なる。また、ダイプレート及び下型ダイセットプレート
を抜きカスを逃がす構造とする必要もなく、下型の金型
構造が複雑になることもないので、金型メンテナンスが
非常に簡易であり、さらに金型製作コストが安価で済む
こととなった。
【0010】また、切断パンチはその先端部が切れ刃と
切れ刃以外の部分が切欠されてテーパ面が形成されたテ
ーパ部とを有して構成されているので、実際の切断時に
切断パンチのテーパ面にはテープ基材が触れることはな
く、テープ基材の上面に粘着テープが貼り付けされてい
るとしても、切断パンチが接するのはその先端部の極く
小さい切れ刃幅の部分のみであるため、上型の上昇時に
テープ基材がテープ切断パンチに貼り付け、浮き上がる
恐れはほとんどなくなった。
【0011】また、本発明において、切れ刃の垂直面と
テーパ部のテーパ面とがなす先端角度αを20〜50度
に形成しているのは、切断時にテープ基材の切断部分を
わずかに反対側に押し下げるが、切断したテープ切断パ
ンチがテープ基材を抜けた後に、元に戻る程度の角度だ
からである。さらに、切断パンチのダイへのパンチ突込
み量Pを0.1〜0.3mmに設定しているのは、先端
角度の設定と同様に切断時にテープ基材の切断部分をわ
ずかに反対側に押し下げるが、切断したテープ切断パン
チがテープ基材を抜けた後に、元に戻る程度のパンチ突
っ込み量だからである。また、テープ切断パンチの切れ
刃の切れ刃幅Wを0.1〜0.3mmに設定しているの
は、パンチ寿命を考慮したものである。さらに、ダイと
切れ刃のクリアランスCを0〜5μmに設定したのは、
テープ基材の切断面を変形させることなく切断が可能な
寸法設定である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
テープ切断金型を示す断面側面図、図2の(a)、
(b)は同テープ切断金型に用いるテープ切断パンチを
示す正面図及び底面図、図3は同テープ切断金型のテー
プ切断パンチによる切断状態を示す説明図、図4は同テ
ープ切断金型により切断されたテープ基材の切断部分を
示す説明図である。図1において、1は被切断部材であ
るテープ基材、10は下型、20は上型である。下型1
0は下型ダイセットプレート11と、下型ダイセットプ
レート11の上に固定されたダイプレート12とを備え
ている。13は下型ダイセットプレート11とダイプレ
ート12とを一体にする固定ねじである。14はダイプ
レート12に設けられたダイ、15はダイプレート12
に設けられたパイロットピンである。
【0013】上型20は上型ダイセットプレート21
と、上型ダイセットプレート21の下に固定されたパン
チプレート22と、パンチプレート22の下降に保持さ
れたストリッパプレート23とを備えている。24は上
型ダイセットプレート21とパンチプレート22とを一
体にする固定ねじである。25はストリッパプレート2
3の上面にねじ止め固定され、パンチプレート22があ
る一定以上は下がらないようにする度当たりプレート
で、ストリッパプレート23に均等に配置されている。
26はパンチプレート22に取り付けられ、ストリッパ
プレート23を貫通するテープ切断パンチで、ダイプレ
ート12のダイ14に対応した位置に設けられている。
27はダイプレート23に設けられたパイロットピン1
5の先端部分の逃げ穴である。
【0014】28はストリッパプレート23にばね29
により押し力を与えるストリッパ押さえであり、周辺部
に均等に配置されている。30はパンチプレート22、
ストリッパプレート23及びダイプレート12の位置決
めを行うセットポストで、これら3つのプレートの四隅
に設けられている。このセットポスト30は、パンチプ
レート22及び、ストリッパプレート23を貫通すると
共に、ダイプレート12に設けられた穴12aに嵌合す
ることにより位置決めを行う。なお、下型ダイセット1
1と上型ダイセット21の位置決めは図示しないガイド
ポストにより行われる。
【0015】図2、図3において、26はテープ切断パ
ンチであり、抜きではなく切断だけを行うもので、例え
ば2mm角の超硬材で構成されている。そのテープ切断
パンチ26の先端部は切れ刃40と、切れ刃40以外の
部分が切欠されてテーパ面に形成されたテーパ部41と
を有してており、基端部は係止突部42を有して形成さ
れている。そして、切れ刃40の垂直面とテーパ部41
のテーパ面とがなす先端角度αは30度に形成されてい
る。このようにテープ切断パンチ26の先端部の先端角
度αを30度に設定したのは、切断時にテープ基材1の
切断部分をわずかに反対側に押し下げるが、テープ切断
パンチ26がテープ基材1を抜けた後に、元に戻る程度
の角度だからである。さらに、テープ切断パンチ26の
ダイ14へのパンチ突込み量Pは0.2mmに設定され
ている。このようにパンチ突込み量Pを0.2mmに設
定したのは、先端角度の設定と同様の理由である。
【0016】また、切れ刃40の切れ刃幅Wはパンチ寿
命を考慮して0.1mmに設定されている。さらに、ダ
イと切れ刃40のクリアランスCはテープ基材1の切断
面が変形せず切断可能である寸法設定0〜5μmであ
る。図4において、3はテープ切断パンチ26によって
切断されるテープ基材1のダイバー部分、4はテープ基
材1に粘着テープ5で付着されたICチップ、6はテー
プ基材1におけるICチップ4の周囲に設けられたスリ
ット部である。このテープ基材1は、例えばポリイミド
で、厚さが50μmである。
【0017】次に、本発明の実施の形態のテープ切断金
型の作用について説明する。テープ基材1のICチップ
4の角部に位置する2つのスリット部5の端部間のタイ
バー部分3を切断する場合、上型20が下降し、まず図
3の(a)に示すように、ストリッパプレート23がテ
ープ基材1を下型10のダイプレート12の上面に押し
付け、この状態で次に図3の(b)に示すように、テー
プ切断パンチ26の切り刃40がダイプレート12のダ
イ14に0.2mmのパンチ突込み量で入り込むと、テ
ープ基材1のタイバー部分が抜き落されないで切断され
る。このとき、テープ基材1のダイ14に位置する部分
はダイ14内に入り込むよう折れ曲がるだけであり、抜
き落とされることはない。
【0018】従って、抜きカスが発生することもないた
め、従来のような抜きカスの吸引装置は不要となり、ま
たダイプレート12や下型ダイセットプレート11を抜
きカスを逃がす構造とする必要もなくなり、下型100
の金型構造が複雑になることもなくなり、金型製作コス
トが安価で済むこととなった。さらに、テープ切断パン
チ26はその先端部が切れ刃40と、切れ刃40以外の
部分が切欠されてテーパ面に形成されたテーパ部41と
を有して形成されているので、実際の切断時にテープ切
断パンチ26のテーパ面にはテープ基材1が触れること
はなく、テープ基材1の上面に粘着テープ5が貼り付け
されているとしても、テープ切断パンチ26が接するの
はその先端部の切れ刃40の切れ刃幅Wの0.1mm部
分のみであるため、上型20の上昇時にテープ基材1が
テープ切断パンチ26に貼り付き、浮き上がる恐れはほ
とんどなくなった。
【0019】上記実施の形態では、テープ切断パンチ2
6によって切断されるテープ基材1の厚みを50μmと
した場合に、テープ切断パンチ26の先端角度αを30
度に設定し、切れ刃40の切れ刃幅Wを0.1mmに設
定し、パンチ突込み量Pを0.2mmに設定している
が、テープ基材1の厚みが50μm〜70μmとすれ
ば、切断パンチ26の先端角度αは20度〜50度、切
れ刃40の切れ刃幅Wは0.1〜0.3mm、パンチ突
込み量Pを0.1〜0.3mmに設定するのが適当であ
る。また、テープ切断パンチ26によって切断される基
材の厚みが、0.1mm以下程度であれば、樹脂性のテ
ープ基材1に限らず金属の薄板についても切断が可能で
ある。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上型のパ
ンチプレートにテープ切断パンチの基端部を抜け止めさ
せ、ストリッパプレートにテープ切断パンチの切れ刃幅
が極く小さい切れ刃と、切れ刃以外の部分がテーパ面に
形成されたテーパ部とを有する先端側を貫通させるよう
にテープ切断パンチをセットし、しかる後に上型をダイ
プレートのダイ部分にテープ基材の切断すべきタイバー
部分をセットした下型に向けて下動させ、テープ切断パ
ンチの切り刃をダイプレートのダイに所定突込み量だけ
突入させてテープ基材のタイバー部分を切断するように
したので、テープ切断パンチの切れ刃幅が極く小さい切
れ刃でテープ基材のタイバー部分が切断されることとな
り、テープ基材のダイに位置する部分はダイ内に入り込
むよう折れ曲がるだけで、抜き落とされることはなく抜
きカスも発生しない。このため、従来のような抜きカス
の吸引装置は不要となり、またダイプレートや下型ダイ
セットプレートを抜きカスを逃がす構造とする必要もな
く、下型の金型構造が複雑になることもなくなり、金型
メンテナンスが非常に簡易であるという効果がある。さ
らに、金型製作コストが安価で済むという効果がある。
【0021】また、テープ切断パンチはその先端部が切
れ刃と、切れ刃以外の部分が切欠されてテーパ面が形成
されたテーパ部とを有して構成されているので、実際の
切断時に切断パンチのテーパ面にはテープ基材が触れる
ことはなく、テープ基材の上面に粘着テープが貼り付け
されているとしても、切断パンチが接するのはその先端
部の極く小さい切れ刃幅の部分のみであるため、上型の
上昇時にテープ基材が切断パンチに貼り付け、浮き上が
る恐れはほとんどなくなるという効果がある。
【0022】また、切れ刃の垂直面とテーパ部のテーパ
面とがなす先端角度αを20〜50度に形成することに
より、切断時にテープ基材の切断部分をわずかに反対側
に押し下げるが、切断したテープ切断パンチがテープ基
材を抜けた後に、元に戻ることができる。さらに、テー
プ切断パンチのダイへのパンチ突込み量を0.1〜0.
3mmに設定したことにより、先端角度の設定と同様に
切断時にテープ基材の切断部分をわずかに反対側に押し
下げるが、切断したテープ切断パンチがテープ基材を抜
けた後に、元に戻ることができる。また、テープ切断パ
ンチの切れ刃の切れ刃幅を0.1〜0.3mmに設定し
たことにより、一定のパンチ寿命を有する。さらに、ダ
イと切れ刃のクリアランスCを0〜5μmに設定したこ
とにより、テープ基材の切断面が変形することなく切断
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るテープ切断金型を示
す断面側面図である。
【図2】同テープ切断金型に用いるテープ切断パンチを
示す正面図及び底面図である。
【図3】同テープ切断金型のテープ切断パンチによる切
断状態を示す説明図である。
【図4】同テープ切断金型により切断されたテープ基材
の切断部分を示す説明図である。
【図5】従来のテープ切断金型を示す断面側面図であ
る。
【図6】同テープ切断金型のテープ切断パンチによる切
断状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10・・・下型、11・・下型ダイセットプレート、1
2・・・ダイプレート、14・・・ダイ、20・・・上
型、21上型ダイセットプレート、22・・・パンチプ
レート、23・・・ストリッパプレート、26・・・テ
ープ切断パンチ、40・・・切れ刃、41・・・テーパ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型のダイプレートのダイ部分にテープ
    基材の切断すべきタイバー部分をセットする工程と、 上型のパンチプレートに切断パンチの基端部を抜け止め
    させ、ストリッパプレートに切断パンチの切れ刃幅が極
    く小さい切れ刃と、切れ刃以外の部分がテーパ面に形成
    されたテーパ部とを有する先端側を貫通させるようにテ
    ープ切断パンチをセットする工程と、 上型を下型に向けて下動させ、テープ切断パンチの切り
    刃をダイプレートのダイに所定突込み量だけ突入させて
    テープ基材のタイバー部分を切断する工程と、 を含むことを特徴とするテープ切断加工方法。
  2. 【請求項2】 前記テープ切断パンチの切れ刃の垂直面
    とテーパ部のテーパ面とがなす先端角度αは20〜50
    度であることを特徴とする請求項1記載のテープ切断加
    工方法。
  3. 【請求項3】 前記テープ切断パンチの切れ刃の切れ刃
    幅は0.1〜0.3mmであることを特徴とする請求項
    1記載のテープ切断加工方法。
  4. 【請求項4】 前記テープ切断パンチの切れ刃の突込み
    量は0.1〜0.3mmであることを特徴とする請求項
    1記載のテープ切断加工方法。
  5. 【請求項5】 前記テープ切断パンチの切れ刃と前記ダ
    イとのクリアランスは0〜5μmであることを特徴とす
    る請求項1記載のテープ切断加工方法。
  6. 【請求項6】 前記テープ切断パンチが切断するテープ
    基材の厚みは50〜70μmであることを特徴とする請
    求項1記載のテープ切断加工方法。
  7. 【請求項7】 前記テープ切断パンチが切断するテープ
    基材は、ポリイミドであることを特徴とする請求項1記
    載のテープ切断加工方法。
  8. 【請求項8】 下型ダイセットプレート及びその上に固
    定されたダイプレートを備えた下型と、上型ダイセット
    プレート、その下に固定されたパンチプレート及びパン
    チプレートの下方に保持されたストリッパプレートを備
    えた上型とを有するテープ切断金型であって、 基端部が前記パンチプレートに抜け止めされ、先端側が
    前記ストリッパプレートを貫通するテープ切断パンチ
    は、その先端部が切れ刃と、切れ刃以外の部分が切欠さ
    れてテーパ面として形成されたテーパ部とを有している
    ことを特徴とするテープ切断金型。
  9. 【請求項9】 前記テープ切断パンチの切れ刃の垂直面
    とテーパ部のテーパ面とがなす先端角度αは20〜50
    度に設定されていることを特徴とする請求項8記載のテ
    ープ切断金型。
  10. 【請求項10】 前記テープ切断パンチの切れ刃の切れ
    刃幅は0.1〜0.3mmに設定されていることを特徴
    とする請求項8記載のテープ切断金型。
  11. 【請求項11】 前記テープ切断パンチの切れ刃の前記
    ダイに対する突込み量は0.1〜0.3mmに設定され
    ていることを特徴とする請求項8記載のテープ切断金
    型。
  12. 【請求項12】 前記テープ切断パンチの切れ刃と前記
    ダイとのクリアランスは0〜5μmに設定されているこ
    とを特徴とする請求項8記載のテープ切断金型。
  13. 【請求項13】 前記テープ切断パンチが切断するテー
    プ基材の厚みは50〜70μmであることを特徴とする
    請求項8記載のテープ切断金型。
  14. 【請求項14】 前記テープ切断パンチが切断するテー
    プ基材は、ポリイミド樹脂であることを特徴とする請求
    項8記載のテープ切断金型。
  15. 【請求項15】 基端部に係止突部を有し、先端部に切
    れ刃幅が小さい切れ刃と、切れ刃以外の部分がテーパ面
    に形成されたテーパ部とを有することを特徴とするテー
    プ切断パンチ。
  16. 【請求項16】 前記切れ刃の垂直面と前記テーパ部の
    テーパ面とがなす先端角度αは20〜50度に設定され
    ていることを特徴とする請求項15記載のテープ切断パ
    ンチ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005205579A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Iwasaki:Kk 遊戯機材における板材の孔成形装置
WO2005108028A1 (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Beac Co., Ltd. トリミング装置及びトリミング方法
CN102061607A (zh) * 2010-09-16 2011-05-18 际华三五四三针织服饰有限公司 化纤带裁断、冲孔方法及装置
JP2014037010A (ja) * 2012-08-10 2014-02-27 Toyota Motor Corp 裁断装置および裁断方法

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