JP4298346B2 - 金属板への凹部形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属板からなる電子部品を収納するためのパッケージ、あるいは、マイクロマシン等のシャーシやベース部材等に凹部を形成する形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品としては、半導体集積回路(LSI)を収納するためのパッケージ、あるいは、マイクロマシン等の軽薄短小化されたシャーシやベース部材が実用に供されている。特に、集積回路を収納するパッケージは、高密度化によって発熱量が増加することから、放熱効率が高い放熱手段が要求されているが、この種の電子部品自体が小型化されることによって必要な放熱特性を確保することができない。
【0003】
半導体集積回路等を収納するパッケージは、金属板に凹部を形成することによりキャビティを形成し、このキャビティ内に上記半導体集積回路を収納することにより、発熱をパッケージ自体に放熱させるようにしている。
【0004】
図5及び図6は、金属板からなるパッケージの適用例として半導体集積回路用パッケージを示している。パッケージ1は熱伝導率が良好な銅合金、或いはステンレス鋼、またはアルミニウム等からなる金属板から選択される。
【0005】
パッケージ1の一方面1a側には、略正方形のキャビティ2が形成され、このキャビティ2の底面には所定の板厚を有する底板1cが形成され、全体としてキャビティ型に形成されている。また、パッケージ1の一方面1aには、配線基板PBを接着固定されている。さらに、キャビティ2には、半導体集積回路ICのチップを収納すると共に、底板1cに面接合状態で接着等により固定している。キャビティ2の底板1cは、半導体集積回路ICとのほぼ密着状態で接合するため、30ミクロン以下の反りと平面度に形成することが条件とされている。
【0006】
このようにキャビティ2に収納した半導体集積回路ICには、多数の端子が設けられ、配線基板PBの端子部とボンディングワイヤ7によって電気的に接続される。さらに、キャビティ2に封止剤8を注入し、半導体集積回路ICと上記ボンディングワイヤ7を封止している。そして、半導体集積回路ICが動作中に発熱した場合は、パッケージ1自体がヒートスプレッダとしての機能を有しているため、熱がパッケージ1に伝達して放熱される。
【0007】
以上の構成からなるキャビティタイプのパッケージを形成する方法としては、プレスにより押圧パンチを用いて凹部を押圧加工する方法、或いは化学的なエッチング加工法によって、底部に肉薄の板厚を残すようにして、金属板に所定形状の凹部を形成する方法がある。
【0008】
しかしながら、プレスによる押圧加工は、凹部の体積分の金属が底部及び周囲に押し込まれることから、周囲の金属部分がカーリングしてしまい、平面度が矯正不能な状態になる。このため、高精度な平面度を要求されるパッケージとしては致命的な問題になる。また、化学的なエッチング加工方法は、エッチングに長時間を要することから大量生産には不向きであり必然的にコストアップになること、更には、エッチング加工の制御の限度から寸法精度が悪くなり、実用化には限界が生ずる問題がある。
【0009】
そこで、出願人は特開平11−102998号(特許文献1)において、上記従来の形成方法が有する問題点を一掃し、この種のパッケージに好適な形成方法を提案した。図7は先に提案した方法による工程を示し、以下にその概要を説明する。
【0010】
図7(A)は、素材となる金属板100を示している。図7(B)は押圧工程を示し、プレス機のダイ104に対して位置決め固定した金属板100に対し、一方面100a側からパンチ105によってキャビティとしての凹部102を形成することにより、金属板100の他方面100b側に凸部103を突出形成する。
【0011】
図7(C)及び(D)は切削工程を示し、この押圧工程によって金属板100の他方面100b側に形成された凸部103を、カッター106によって他方面100bと同一面となるように基端から切削する。尚、この切削により底部100cが凹部102の方向に変位することを阻止するために、底部100cを押圧工具107により押圧する。
【0012】
以上の各工程により、金属板100の一方面100a側には凹部102が形成され、この凹部102の底面には、所定の板厚を有する比較的肉薄な底板100cが形成される。以上の形成方法によれば、押圧工程と切削工程によって所望の深さのキャビティとしての凹部102が形成されると共に、切削工程において凸部を肉薄の状態で切削するので、底板100cの破損を大幅に減少させることができる等の特徴がある。
【0013】
【特許文献1】
特開平11−102998号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
図7に示した方法は、金属板100の一方面100a側に形成する凹部102の肉を金属板100の他方面100b側に移行させて凸部103を突出形成するので、この押圧工程において金属板100に与えるストレスを小さくすることができる。しかし、切削工程においてカッター106により凸部103を切削するとき、凸部103を厚い切削代によって切削すると、周囲の肉が引っ張られ、金属板100、特に肉薄に形成される底部100cにストレスを与えてしまう問題がある。このため、底部100cに対するストレス小さくして切削するには、凸部103を薄い切削代によって切削することが望ましい。
【0015】
凸部103をカッター106により切削するときには、発熱防止や切削効率を高めるために、一般的に、切削油を切削部分に注油している。ところが、凸部103を肉薄な切削代によって切削すると、図7(D)に示すように、切削油によって切削時に発生する切削屑片108がカッター106に付着することがある。特に、一辺が数十mm以下の小さな面積の凸部103を薄い切削代によって切削する場合には、切削屑片108自体が軽量のために、カッター106への付着が顕著に発生する。この切削屑片108は、カッター106の刃先に移動することがあり、このカッター106により次の切削を行うと、凸部103を薄い切削代によって切削することができなくなる問題が生ずる。
【0016】
この問題の対策としては、カッター106により凸部103を切削する毎に付着した切削屑片108をエアーの噴射により吹き飛ばす除去作業を行っている。しかし、切削の都度除去作業を行うことから工数が増大すると共に、吹き飛ばされた切削屑片108が凸部103の切削部分に付着することによって、所定寸法の安定した切削ができず、しかも、切削面の面粗度を悪化させるといった新たな問題が発生する。
【0017】
本発明は以上のような従来方法の問題点を解決するためになされたもので、金属版に凹部を形成するときに生ずる切削屑片の質量を大きくして、カッター等への付着を減少させることができる金属板への凹部形成方法を提供することを目的とする。
【0018】
【問題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、金属板の一方面からプレス等の押圧形成により凹部を形成すると共に、この凹部の形成によって金属板の他方面側に突出した凸部を切削工具により切削するときに、1回の切削代を小さくして薄板状の切削屑片を形成し、切削工具の切削方向を切削毎に相対向する方向に異ならせて複数回切削すると共に、切削工具を凸部の切削方向下流側端面の手前で停止して、少なくとも1回目の切削時に生じた切削屑片と2回目の切削時に生ずる切削屑片とを連結可能によって切削屑片の質量を大きくする。その後、所定回数切削したときに切削工具を凸部の切削方向下流側端面まで進行させて切削屑片を凸部から離脱させると、切削屑片の質量が大きくなるので、切削工具に付着することなく除去することを可能としている。
【0019】
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1における切削工具の刃先幅を上記凸部の被切削幅よりも大きくすることによって、凸部の全面を薄板状の切削して、切削屑片の質量を大きくするようにしている。
【0020】
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1における切削工具によって切削する切削代を100μm以下に設定したときに、切削屑片が薄板状に形成されて質量が小さくなために切削工具に付着することから、切削毎に生ずる切削屑片を連結させて質量を大きくすることにより、切削工具への付着を防止するようにしている。
【0021】
さらに、請求項4に記載の発明は、金属板の一方面側から凹部を押圧する押圧工程と、他方面側の凸部を切削する切削工程とを複数回繰り返し、各工程を経る毎に徐々に所定の深さの凹部と凸部を形成し、各回の押圧工程の後に凸部を切削工具によって切削方向を切削毎に相対向する方向に異ならせて複数回切削すると、低い凸部を切削することから、切削するときに凸部の先端面が切削工具の押圧力により傾斜して凹部の底板が変形することや破損することが未然に防止可能となる。
【0022】
また、請求項5に記載の発明は、金属板の一方面側から板厚の寸法より浅い所定形状の凹部を押圧形成すると共に、他方面側に上記凹部よりもやや小さい相似形の凸部を形成することにより、凹部の底部周縁と凸部の外周外側との間には金属板が挟圧されて肉薄な底板が形成されることから、凹部を押圧形成するときに凸部の抜け落ちが未然に防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による金属板への凹部形成方法について、図1に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1(A)は、素材となる金属板10を示し、銅合金やステンレス鋼或いはアルミニウム等の可塑性を有する各種用途に適した金属材から選択される。金属板10は、所定の大きさに裁断されたもの、或いは、長尺帯状のフープ材の何れでも良い。
【0024】
図1(B)は押圧工程を示している。金属板10は、図示しないプレス機のダイ11に対して位置決めした状態で載置した後、この金属板10の一方面10a側から、上記プレス機に装着された例えば所定寸法の略正方形に形成されたパンチ12を押圧することにより、予め設定された所定の深さの凹部2を形成する。
【0025】
このように、凹部2を形成することにより、金属板10の他方面10b側には凹部2の容積にほぼ相当する金属の肉がダイ11の穴11a内に移行し、この穴11a内には凹部2の深さとほぼ等しい高さhの凸部3が突出形成される。そして、凸部3の外形寸法W1は、凹部2の開口側寸法W2よりもやや小さい相似形に形成としている。このように凸部3を小さな寸法に形成するために、ダイ11の穴11aの内径寸法を凸部3の外形寸法W1となるように設定している。このため、金属板10をパンチ12によって押圧したとき、パンチ12の先端面外縁側がダイ11の穴11aの周囲に対向することから、この対向部分に金属板10が挟圧される。この結果、対向部分によって凸部3が金属板10から切断することなく連結状態となる。そして、この連結部分の厚さtは、後述する凹部2の底板2cの板厚にほぼ等しく設定される。
【0026】
図1(C)乃至(G)は切削工程を示している。上記押圧工程によって金属板10の他方面10b側に形成した凸部3を、切削工具としてのカッター13によって他方面10bと同一面となるまで切削が繰り返される。この切削工程に使用されるカッター13は、図2(A)に示すように、先端の刃部13aが凸部3の端面と平行に形成されている。また、カッター13の刃先幅w3は、凸部3が切削される幅、即ち、被切削幅w4よりも大きく設定されている。このカッター13の刃先幅w3は、凸部3の被切削幅w4と同じ幅でも良いが、切削時のズレを吸収するために、やや大きく設定することが望ましい。このように設定されたカッター13によって、以下に説明する切削工程においては、凸部3の全面を切削するようにしている。
【0027】
切削工程は、まず、図1(C)に示すように、凸部3の先端側をカッター13によって第1回目の切削を行う。この切削を行う際には、図示の左方、即ち、カッター13の切削方向下流側前方に位置する金属板10の他方面10bを押圧具14によって押圧し、更に金属板10の一方面10aおよび凹部2を付勢具15により付勢して、金属板10を挟持することによって不動状態に保持している。
【0028】
このような状態から、1回目の切削を行う。即ち、カッター13を凸部3の右方側端面に突き当てた後に、矢示の下流方向に移動させることによって薄板状の切削屑片16aが形成される。そして、カッター13を凸部3の切削方向下流側端面の手前で停止することにより、切削屑片16aの一端は凸部3の下流側端面に連結された状態となる。
【0029】
この切削工程において、切削時のストレスを最小限とするために、小さな切削代により切削することが望ましい。因みに、切削時の切削代は100μm以下の値に設定している。この結果、切削屑片16aは薄板状に形成される。また、カッター13による切削時のストレスを更に小さくするために、刃部13aの形状を図2(B)に示すように、略矢形状に形成されたカッター13を使用しても良い。
【0030】
上述した1回目の切削の後に2回目の切削を行う。この2回目の切削を行う際にも、凸部3の図示の右側に位置する金属板10の他方面10bを押圧具14によって押圧すると共に、金属板10の一方面10aおよび凹部2を付勢具15により付勢し、押圧具14との間に金属板10を挟持することによって不動状態に保持している。この状態から、カッター13を凸部3の左方側端面に突き当てた後に、図1(D)に示す矢示のように1回目の切削とは逆の下流方向に移動させることによって薄板状の切削屑片16bを形成する。
【0031】
凸部3の左方側端面にカッター13を突き当てる位置は、凸部3の表面から1回目の切削時における切削代のほぼ2倍の位置としている。そして、2回目の切削においては、図1(E)に示すように、カッター13を凸部3の切削方向下流側端面を過ぎるまで移動して停止する。この結果、切削屑片16は、1回目の切削時における切削屑片16aと1回目の切削時における切削屑片16bとが連結された状態で凸部3から下方に離脱する。
【0032】
2回目の切削においても、切削代は100μm以下の値に設定することによって切削屑片16bが薄板状に形成される。上述したように、凸部3から離脱する切削屑片16は、1回目および2回目の切削によって連結されている。また、カッター13の刃先幅w3を凸部3の被切削幅w4よりも大きくして凸部3の全面を切削しているため、切削屑片16の面積が大きく、しかも、切削屑片16a、16bを連結させたことから、質量が約2倍に増加しているので、切削油によってカッター13に付着する付着力よりも切削屑片16の質量が大きくなり、この結果、カッター13に付着することなく離脱させることができる。
【0033】
切削工程における切削代を小さく設定した場合には、上述した2回の切削によっても凸部3が低くなるものの、金属板10から凸部3突出している。従って、2回目の切削の後に、図1(F)に示す3回目の切削を行う。この切削は、図1(C)に示した1回目の切削と同様に行われる。即ち、3回目の切削を行う際にも、カッター13の切削方向下流側前方の金属板10を押圧具14によって押圧すると共に、金属板10の一方面10aおよび凹部2を付勢具15により付勢して、金属板10を挟持固定する。この状態からカッター13を低くなった凸部3の右方側端面に突き当てた後に、凸部3の切削方向下流側端面の手前まで移動させることにより、3回目の切削によって生じた切削屑片16cの一端を凸部3の下流側端面に連結させる。
【0034】
上述した3回目の切削の後に4回目の切削を行う。4回目の切削は、前述した2回目の切削と同様に、金属板10の他方面10bを押圧具14によって押圧すると共に一方面10aおよび凹部2を付勢具15により付勢して金属板10を挟持固定する。この状態から、カッター13を凸部3の左方側端面に突き当てた後に、3回目の切削とは逆の下流方向に移動させることによって薄板状の切削屑片16dを形成し、カッター13を凸部3の切削方向下流側端面を過ぎるまで移動することによって、図1(G)に示すように、連結された切削屑片16c、および、切削屑片16dを凸部3から下方に離脱する。この4回目の切削は、カッター13を金属板10の他方面10bに沿って移動させることによって、凸部3が除去され、金属板10の他方面10bは平坦に形成される。そして、金属板10の一方面10aに形成された予め設定された所定の深さの凹部2には、底部に前述した連結部分の厚さtにほぼ等しい板厚の底板2cが形成される。
【0035】
このように、金属板10の一方面10a側に凹部2を形成することによって他方面10b側に突出形成された凸部3は、複数回の切削によって切削時のストレスを最小限にしながら除去される。更に、凸部3の全面をカッター13によって切削することにより、大きな面積に形成した切削屑片16を連結させるので、切削屑片16の質量が大きくなり、この結果、切削屑片16をカッター13に付着させることなく容易に離脱することが可能となる。
【0036】
上述した第1の実施態様において、例えば、1回目の切削に使用するカッターと1回目の切削に使用するカッターとを同符号で示したが、金属板10を固定した状態で凸部3を切削するときは、各々切削方向が異なる2個のカッターを使用することが望ましい。また、切削毎に金属板10を180度回転させることが可能なときは、切削毎に金属板10を回転させて1個のカッター13によって切削するようにしても良い。一方、金属板10の他方面10bを押圧する押圧具14については、金属板10を固定した状態で凸部3を切削するときは、各々別個の押圧具によって押圧し、金属板10を回転させることが可能なときは、切削毎に金属板10を回転させて1個の押圧具14によって押圧するようにしても良い。
【0037】
更に、凸部3を4回の切削によって除去するようにしたが、凸部3の高さ、切削代の大きさ、或いは、切削屑片16の質量等により、2回以上の適宜の回数に設定することができる。また、2枚の切削屑片16、例えば、切削屑片16aおよび切削屑片16bを連結させた後に離脱させるようにしたが、切削屑片16の質量に応じて、更に切削屑片16cおよび切削屑片16dを連結させる等、3枚以上の複数枚を連結させても良い。
【0038】
図3は、本発明の第2の実施形態であり。凹部2を押圧する押圧工程と凸部3を切削する切削工程とを交互に複数回繰り返して金属板に凹部2を形成する方法を示している。尚、図3において、図1と同符号は同じ部品または同じ場所を示し、その詳細な説明は省略する。図3(A)は1回目の押圧工程を示している。金属板10は、前述した第1の実施形態と同じく、図示しないプレス機のダイ11に対して位置決めした状態で載置した後、この金属板10の一方面10a側から、上記プレス機に装着された例えば所定寸法の略正方形に形成されたパンチ12を押圧することにより浅い深さの凹部2aを形成する。この凹部2aの形成により、金属板10の他方面10b側には凹部2aの容積にほぼ相当する金属の肉がダイ11の穴11a内に移行し、この穴11a内には凹部2aの深さとほぼ等しい低い高さの凸部3aが突出形成される。尚、この実施形態においても、凸部3の外形寸法W1を凹部2aの開口側寸法W2よりもやや小さい相似形に形成としている。
【0039】
図3(B)および(C)は1回目の切削工程を示している。低い高さに形成された凸部3aは、前述した第1の実施形態と同様に、切削工具としてのカッター13によって他方面10bと同一面となるまで切削が繰り返される。この1回目の切削工程においても、カッター13の刃先幅w3を凸部3が切削される幅、即ち、被切削幅w4よりも大きく設定することによって、凸部3の全面を切削するようにしている。
【0040】
1回目の切削工程は、まず、図3(B)に示すように、凸部3aの先端側をカッター13によって1回目の切削を行う。このときにも、前述した第1の実施形態と同様に、カッター13の切削方向下流側前方に位置する金属板10の他方面10bを押圧具14によって押圧し、更に金属板10の一方面10aおよび凹部2を付勢具15により付勢して、金属板10を挟持することによって不動状態に保持する。
【0041】
このような状態から、カッター13を凸部3aの右方側端面から切削方向下流側端面の手前まで矢示の下流方向に移動させることにより、薄板状の切削屑片16aを形成する。このとき、100μm以下が望ましい。この1回目の切削を行うことにより、凸部3aの下流側端面には、切削屑片16aが一端を連結した状態で形成される。
【0042】
この1回目の切削の後に2回目の切削を行う。2回目の切削を行う際にも、付勢具15と押圧具14との間に金属板10を挟持することによって不動状態に保持し、この状態から、カッター13を凸部3aの左方側端面から矢示のように、1回目の切削とは逆の下流方向に移動させることによって、薄板状の切削屑片16bが形成される。そして、2回目の切削においては、図3(C)のように、カッター13を凸部3aの切削方向下流側端面を過ぎるまで移動させて、切削屑片16bが連結された切削屑片16bを凸部3aから下方に離脱させる。上述した2回目の切削においても、切削代は100μm以下に設定して切削屑片16を薄板状に形成する。
【0043】
次に、図3(D)に示す2回目の押圧工程を行う。即ち、1回目の押圧工程によって形成された凹部2aをパンチ12によって押圧することにより、更に深さを増すことによって所定の深さの凹部2bを形成する。この凹部2bの形成により、金属板10の他方面10b側には凹部2bの容積にほぼ相当する金属の肉がダイ11の穴11a内に移行し、この穴11a内には凹部2bの深さとほぼ等しい低い高さの凸部3bが突出形成される。
【0044】
図3(E)(F)は3回目および4回目の切削工程を示している。低い高さに形成された凸部3bは、前述した第1の実施形態と同様に、切削工具としてのカッター13によって、凸部3bの全面を2回切削することにより、他方面10bと同一面となるまで切削が繰り返される。即ち、3回目の切削においては、上述した1回目の切削と同様に、カッター13を凸部3bの右方側端面から切削方向下流側端面の手前まで矢示の下流方向に移動させ、切削屑片16cの一端を凸部3aの下流側端面に連結させた状態で形成する。この切削における切削代は100μm以下が望ましい。
【0045】
この第3回目の切削の後に4回目の切削を行う。4回目の切削を行う際にも、付勢具15と押圧具14との間に金属板10を挟持することによって不動状態に保持し、この状態から、矢示のようにカッター13を凸部3bの左方側端面から下流側端面を過ぎるまで、第1回目の切削とは逆の下流方向に移動し、3回目および4回目の切削によって、切削屑片16cが連結された薄板状の切削屑片16dを凸部3bから下方に離脱させる。
【0046】
このように、図3(A)および(D)に示す2回の押圧工程と、図3(B)(C)および(E)(F)に示す2回の切削工程を繰り返して凹部2を形成する場合には、金属板10の他方面10b側に突出形成される凸部3a、3bの高さが低いので、カッター13による切削位置が金属板10に近づく。このため、凸部3a、3bの先端側をカッター13で押圧するときに与える捻りのストレスを小さくすることが可能となり、凹部2に形成される底板2cの板厚を小さくした場合であっても、底板2cの破れや破損を未然に回避することが可能となる。また、ストレスを小さくすることによって、経時変化等による寸法精度の変化を小さくすることが可能となる。更に、前述した第1の実施形態と同様に、切削屑片16の質量を増加していることから、切削屑片16をカッター13に付着することなく離脱させることができる。
【0047】
図4は、本発明の第3の実施形態として、図示しない順送加工機によって形成する方法を示している。素材となる金属板、例えば銅合金或いはステンレス鋼、またはアルミニウムからなるフープ状金属板材20には、隣接する個々の中間品21a乃至21d間を含む周囲に溝孔24、及び、パイロット孔26が穿孔される。上記溝孔24を形成することにより、中間品21a乃至21dはフープ状金属板20と連結片25を介して連結している。
【0048】
その後、中間品21aに対し、図1(B)における第1の押圧工程によってフープ状金属板20の一方面20aに所定の深さとした凹部2を押圧形成する。次に、図1(C)に示した切削工程のステージに移行し、中間品21bに対し、カッター13aによってフープ状金属板20の他方面に形成された凸部(図示せず)の1回目の切削を行う。その後、後段のステージにおいて、中間品21cに対してカッター13bにより、図1(D)に示した1回目の切削とは逆の切削方向から2回目の切削を行い、1回目および2回目の切削によって生じた切削屑片(図示しない)を連結させ、2回目の切削によって凸部から離脱させる。
【0049】
更にその後、後段のステージにおいて、中間品21dに対してカッター13cにより3回目の切削を行い、切削屑片を凸部に連結させた状態で次のステージにおいて4回目の切削(図示しない)を行い、3回目および4回目の切削によって連結された切削屑片(図示しない)を凸部から離脱させる。この4回目の切削のときに、フープ状金属板20の他方面に達するまで切削した場合には、ここで切削工程ステージが終了するが、凸部の高さが高いとき、或いは切削代を小さく設定した場合は、4回目の切削の後に、フープ状金属板20の他方面に達するまで切削を繰り返す。
【0050】
以上の順送加工機による形成方法は、各々の中間品毎にカッター13によって切削するステージを設定しているが、4個乃至5個の中間品を1単位のユニットとし、このユニットに形成された凸部を同時に切削するステージを設定してもよい。
【0051】
以上説明した実施形態において、本発明を逸脱しない範囲において種々変更することは可能である。例えば、金属板に形成する凹部は四角形に限らず、他の多角形或いは円形または非円形に形成しても良い。また、カッターによって凸部を切削したときに、切削屑片が大きくカーリングした場合には、押圧具の側面に当接することによって切削屑片が根本から破断して離脱することがある。本発明においては、このように自然落下する切削屑片も連結されているものと見なして前述した切削工程を行うようにしている。また、切削屑片は、金属板の材質によってほぼ平坦な薄板状に形成される等、種々に形状が異なるものであり、必ずしもカーリングするものとは限らない。更にまた、金属板の一方面に凹部を形成するときに、パンチの先端面を凹凸に形成して、凹部の底面を深さの異なる凹凸状に形成しても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による金属板への凹部形成方法によれば、金属板の一方面に凹部を形成すると同時に他方面に突出形成される凸部を切削工具によって切削するときに、切削方向を切削毎に相対向する方向に異ならせて切削時に生する切削屑片を連結させる方法としたので、切削屑片の質量を大きくすることが可能となり、切削油を使用しても切削屑片が切削工具等に付着することなく除去することができる。
【0053】
また、切削工具の刃先幅を凸部の被切削幅よりも大きくすると、凸部の全面を薄板状の切削することによって切削屑片の質量を大きくすることが可能となり、切削屑片の切削工具等への付着を更に改善することができる。
【0054】
更に、切削工具によって切削する切削代を100μm以下に設定すると、凸部を切削するときのストレスが減少して、経時変化の少ない高精度な凹部を形成することが可能となる。このとき、切削屑片が薄板状に形成されるために質量が小さくなるが、切削毎に生ずる切削屑片を連結させて質量を大きくするので、切削工具等への付着を更に改善することができる。
【0055】
更にまた、凹部を形成する押圧工程と凸部を切削する切削工程とを複数回繰り返して徐々に所定の深さの凹部を形成し、凸部が突出形成される毎に相対向する方向に異ならせて複数回切削することにより、低い凸部を切削するので、切削時における切削工具の押圧力による凸部の傾斜が小さくなることから、凹部の底板の変形や破損を抑制することが可能となる。
【0056】
また、金属板の他方面側に凹部よりもやや小さい相似形の凸部を形成すると、凹部の底部周縁と凸部の外周外側との間には金属板が挟圧されて肉薄な底板が形成されることから、凹部を押圧形成するときに凸部の抜け落ちを未然に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)乃至(G)は、本発明による金属板への凹部形成方法の第1の実施形態を示す工程説明図である。
【図2】(A)(B)は、凸部の切削するカッターを示す平面図である。
【図3】(A)乃至(F)は、本発明による金属板への凹部形成方法の第2の実施形態を示す工程説明図である。
【図4】順送加工機により金属板に凹部を形成する方法を示す斜視図である。
【図5】パッケージを示す分解斜視図である。
【図6】パッケージに電子部品を配設した状態を示す断面図である。
【図7】従来の金属板に凹部を形成する方法を示す工程説明図である。
【符号の説明】
2 凹部
3 凸部
10 金属板
10a 一方面
10b 他方面
11 ダイ
11a 穴
12 パンチ
13 カッター
16 切削屑片
16a 切削屑片(1回目の切削屑片)
16b 切削屑片(2回目の切削屑片)
w1 凸部の幅(ダイの穴の幅)
w2 凹部の幅
w3 カッターの切削幅
w4 凸部の被切削幅
Claims (5)
- 金属板の一方面からプレス等の押圧形成により凹部を形成すると共に、この凹部の形成によって上記金属板の他方面側に突出した凸部を切削工具により切削することにより、底面に上記金属板より肉厚の薄い底部を有する凹部を形成する方法であって、
上記凸部を切削工具により切削するときに1回の切削代を小さくして薄板状の切削屑片を形成し、
上記切削工具の切削方向を切削毎に相対向する方向に異ならせて複数回切削すると共に、上記切削工具を上記凸部の切削方向下流側端面の手前で停止して、少なくとも1回目の切削時に生じた切削屑片と2回目の切削時に生ずる切削屑片とを連結可能にさせ、
所定回数切削したときに上記切削工具を上記凸部の切削方向下流側端面まで進行させて上記切削屑片を上記凸部から離脱させたことを特徴とする金属板への凹部形成方法。 - 前記切削工具は、刃先幅を上記凸部の被切削幅よりも大きくした請求項1に記載の金属板への凹部形成方法。
- 前記切削工具により上記凸部を切削する切削代を100μm以下に設定した請求項1に記載の金属板への凹部形成方法。
- 金属板の一方面側から凹部を押圧する押圧工程と、他方面側の凸部を切削する切削工程とを複数回繰り返し、上記各工程を経る毎に徐々に所定の深さの凹部と凸部を形成し、上記切削工程は凸部を突出形成する各回の押圧工程の後に、上記切削工具の切削方向を切削毎に相対向する方向に異ならせて複数回切削すると共に、上記切削工具を上記凸部の切削方向下流側端面の手前で停止して、少なくとも1回目の切削時に生じた切削屑片と2回目の切削時に生ずる切削屑片とを連結可能にして、所定回数切削したときに上記切削工具を上記凸部の切削方向下流側端面まで進行させて上記切削屑片を上記凸部から離脱させた請求項1に記載の金属板への凹部形成方法。
- 金属板の一方面側から板厚の寸法より浅い所定形状の凹部を押圧形成すると共に、他方面側に上記凹部よりもやや小さい相似形の凸部を形成した請求項1に記載の金属板への凹部形成方法。
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