JPWO2017085810A1 - 対基板作業機、および挿入方法 - Google Patents

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Abstract

リード部品(92)を保持する部品保持具と、その部品保持具を任意の位置に移動させる移動装置とを備えた部品実装機において、部品保持具により保持されたリード部品(92)のリード線(94)を、回路基材(12)の上面に接触させ、弾性変形させた状態で移動させ、回路基材(12)の貫通穴(200)に挿入させる。これにより、リード線(94)を直接的に貫通穴(200)に挿入できず、リード線(94)が回路基材(12)の上面に接触した場合であっても、リード線(94)を貫通穴(200)に挿入することが可能となる。また、リード線(94)が回路基材(12)の上面に接触した状態での無理な押し付けによるリード線(94)の塑性変形を防止することが可能となる。

Description

本発明は、基板にリード部品を装着する対基板作業機、および、基板の貫通穴にリード部品のリードを挿入する挿入方法に関するものである。
対基板作業機では、基板の所定の位置に適切に部品を装着することが望まれている。下記特許文献には、基板の所定の位置に適切に部品を装着するための技術が記載されている。
特開平5−114800号公報
上記特許文献に記載の技術によれば、ある程度、基板の所定の位置に適切に部品を装着することが可能となる。しかしながら、上記特許文献には、部品の一般的な基板への装着手法について記載されており、リード部品の基板への装着手法に特化して記載されていない。そこで、本発明の課題は、基板に装着される部品のうちのリード部品に特化して、リード部品のリードを適切に基板の挿入穴に挿入することである。
上記課題を解決するために、本発明に記載の対基板作業機は、リード部品を保持する保持具と、前記保持具を基板の面上に沿って移動可能な移動装置と、前記移動装置の作動を制御する制御装置とを備え、前記制御装置が、前記移動装置の作動を制御することで、前記保持具により保持されたリード部品のリードを、前記基板の面上に接触させた状態で移動させ、その基板に形成された貫通穴に挿入させることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明に記載の挿入方法は、リード部品を保持する保持具と、前記保持具を基板の面上に沿って移動可能な移動装置とを備えた対基板作業機において、前記保持具により保持されたリード部品のリードを基板の貫通穴に挿入する挿入方法であって、前記保持具により保持されたリード部品のリードを、前記基板の面上に接触させた状態で移動させ、基板の貫通穴に挿入させることを特徴とする。
本発明に記載の対基板作業機及び、挿入方法では、リード部品のリードが基板の貫通穴に挿入される際に、リードが基板の面上に接触された状態で移動される。これにより、リードを直接的に貫通穴に挿入できず、リードが基板の面上に接触した場合であっても、リードを貫通穴に挿入することが可能となる。
部品実装機を示す斜視図である。 部品装着装置を示す斜視図である。 部品保持具を示す側面図である。 部品保持具を示す正面図である。 リード部品を保持した状態の部品保持具を示す側面図である。 カットアンドクリンチ装置を示す斜視図である。 カットアンドクリンチユニットを示す斜視図である。 スライド体を示す断面図である。 スライド体を示す拡大図である。 制御装置を示すブロック図である。 リード挿入時のリード部品と基板とを示す概略図である。 リード挿入時のリード部品と基板とを示す概略図である。 リード線の移動方向を示す概略図である。 リード挿入時のリード部品と基板とを示す概略図である。 リード部品のリード線が切断される直前のカットアンドクリンチユニットを示す断面図である。 リード挿入時のリード部品と基板とを示す概略図である。 リード部品のリード線が切断された後のカットアンドクリンチユニットを示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<部品実装機の構成>
図1に、部品実装機10を示す。部品実装機10は、回路基材12に対する部品の実装作業を実行するための装置である。部品実装機10は、装置本体20、基材搬送保持装置22、部品装着装置24、マークカメラ26、パーツカメラ28、部品供給装置30、ばら部品供給装置32、カットアンドクリンチ装置(図6参照)34、制御装置(図10参照)36を備えている。なお、回路基材12として、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板として、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
装置本体20は、フレーム部40と、そのフレーム部40に上架されたビーム部42とによって構成されている。基材搬送保持装置22は、フレーム部40の前後方向の中央に配設されており、搬送装置50とクランプ装置52とを有している。搬送装置50は、回路基材12を搬送する装置であり、クランプ装置52は、回路基材12を保持する装置である。これにより、基材搬送保持装置22は、回路基材12を搬送するとともに、所定の位置において、回路基材12を固定的に保持する。なお、以下の説明において、回路基材12の搬送方向をX方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY方向と称し、鉛直方向をZ方向と称する。つまり、部品実装機10の幅方向は、X方向であり、前後方向は、Y方向である。
部品装着装置24は、ビーム部42に配設されており、2台の作業ヘッド60,62と作業ヘッド移動装置64とを有している。作業ヘッド移動装置64は、X方向移動装置68とY方向移動装置70とZ方向移動装置72とを有している。そして、X方向移動装置68とY方向移動装置70とによって、2台の作業ヘッド60,62は、一体的にフレーム部40上の任意の位置に移動させられる。また、各作業ヘッド60,62は、スライダ74,76に着脱可能に装着されており、Z方向移動装置72は、スライダ74,76を個別に上下方向に移動させる。つまり、作業ヘッド60,62は、Z方向移動装置72によって、個別に上下方向に移動させられる。
また、各作業ヘッド60,62の下端面には、図2に示すように、部品保持具78が取り付けられている。部品保持具78は、リード部品のリード線を保持するものであり、図3乃至図5に示すように、本体部80と1対の爪部82と補助プレート84と開閉装置(図10参照)86とプッシャ88とエアシリンダ(図10参照)90とを含む。ちなみに、図3は、部品保持具78の側面図であり、図4は、部品保持具78の正面図であり、図5は、リード部品92を保持した状態の部品保持具78の側面図である。
1対の爪部82は、本体部80によって搖動可能に保持されており、開閉装置86の作動により、1対の爪部82が搖動しながら、互いの先端部が接近・離間する。1対の爪部82の内側には、保持対象のリード部品92のリード線94の線径の応じた大きさの凹部(図示省略)が形成されている。また、補助プレート84は、1対の爪部82の間に位置しており、1対の爪部82と共に搖動する。この際、補助プレート84は、リード部品92の1対のリード線94の間に侵入する。そして、1対の爪部82が補助プレート84に接近することで、リード部品92の1対のリード線94の各々が、爪部82の凹部と補助プレート84とによって、両側面から挟持される。これにより、リード部品92は、図5に示すように、リード線94の基端部、つまり、リード部品92の部品本体96に近い側の端部において、1対の爪部82により保持される。この際、リード線94は、爪部82の凹部と補助プレート84とによって挟持されることで、ある程度の曲がり,撓み等が矯正される。
また、プッシャ88は、本体部80により上下方向に移動可能に保持されており、エアシリンダ90の作動により、昇降する。なお、プッシャ88は、下降した際に、1対の爪部82により保持されたリード部品92の部品本体96に接触し、リード部品92を下方に向かって押つける。この際、1対の爪部82によるリード線94の挟持力は、リード部品92がプッシャ88により押し付けられた際にリード線94が1対の爪部82に挟持された状態で滑る程度に低減される。具体的には、例えば、開閉装置86がエア圧により作動する場合には、プッシャ作動時にエア圧が調整され、開閉装置86が電磁モータにより作動する場合には、プッシャ作動時に供給電力が調整される。
また、マークカメラ26は、図2に示すように、下方を向いた状態でスライダ74に取り付けられており、作業ヘッド60とともに、X方向,Y方向およびZ方向に移動させられる。これにより、マークカメラ26は、フレーム部40上の任意の位置を撮像する。パーツカメラ28は、図1に示すように、フレーム部40上の基材搬送保持装置22と部品供給装置30との間に、上を向いた状態で配設されている。これにより、パーツカメラ28は、作業ヘッド60,62の部品保持具78に保持された部品を撮像する。
部品供給装置30は、フレーム部40の前後方向での一方側の端部に配設されている。部品供給装置30は、トレイ型部品供給装置97とフィーダ型部品供給装置(図10参照)98とを有している。トレイ型部品供給装置97は、トレイ上に載置された状態の部品を供給する装置である。フィーダ型部品供給装置98は、テープフィーダ、スティックフィーダ(図示省略)によって部品を供給する装置である。
ばら部品供給装置32は、フレーム部40の前後方向での他方側の端部に配設されている。ばら部品供給装置32は、ばらばらに散在された状態の複数の部品を整列させて、整列させた状態で部品を供給する装置である。つまり、任意の姿勢の複数の部品を、所定の姿勢に整列させて、所定の姿勢の部品を供給する装置である。
なお、部品供給装置30および、ばら部品供給装置32によって供給される部品として、電子回路部品,太陽電池の構成部品,パワーモジュールの構成部品等が挙げられる。また、電子回路部品には、リードを有する部品,リードを有さない部品等が有る。
カットアンドクリンチ装置34は、搬送装置50の下方に配設されており、図6に示すように、カットアンドクリンチユニット100とユニット移動装置102とを有している。カットアンドクリンチユニット100は、図7に示すように、ユニット本体110と、1対のスライド体112と、ピッチ変更機構114とを含む。ユニット本体110の上端には、スライドレール116が、X方向に延びるように配設されている。そして、そのスライドレール116によって、1対のスライド体112が、スライド可能に支持されている。これにより、1対のスライド体112が、X方向において接近・離間する。また、ピッチ変更機構114は、電磁モータ118を有しており、電磁モータ118の作動により、1対のスライド体112の間の距離を制御可能に変更する。
また、1対のスライド体112の各々は、図8に示すように、固定部120と可動部122とスライド装置124とを含み、固定部120において、スライドレール116にスライド可能に保持されている。その固定部120の背面側には、X方向に延びるように、2本のスライドレール126が固定されており、それら2本のスライドレール126によって、可動部122がスライド可能に保持されている。これにより、可動部122は、固定部120に対してX方向にスライドする。また、スライド装置124は、電磁モータ(図10参照)128を有しており、電磁モータ128の作動により、可動部122が制御可能にスライドする。
また、固定部120の上端部は、先細形状とされており、その上端部を上下方向に貫通するように、第1挿入穴130が形成されている。第1挿入穴130は、上端において、固定部120の上端面に開口しており、その上端面への開口縁は、固定刃(図16参照)131とされている。また、第1挿入穴130は、下端において、固定部120の側面に開口しており、その側面への開口の下方に、廃棄ボックス132が配設されている。
また、図9に示すように、可動部122の上端部も、先細形状とされており、その上端部には、L字型に屈曲された屈曲部133が形成されている。屈曲部133は、固定部120の上端面の上方に延び出しており、屈曲部133と固定部120の上端とは、僅かなクリアランスを介して対向している。また、固定部120の上端面に開口する第1挿入穴130は、屈曲部133によって覆われているが、屈曲部133には、第1挿入穴130と対向するように、第2挿入穴136が形成されている。
なお、第2挿入穴136は、屈曲部133を上下方向に貫通する貫通穴であり、第2挿入穴136の内周面は、下方に向かうほど内径が小さくなるテーパ面とされている。さらに、第2挿入穴136の屈曲部133の下端面への開口縁は、可動刃(図16参照)138とされている。また、屈曲部133の上端面には、X方向、つまり、可動部122のスライド方向に延びるように、ガイド溝140が形成されている。ガイド溝140は、第2挿入穴136の開口を跨ぐように形成されており、ガイド溝140と第2挿入穴136とは繋がっている。そして、ガイド溝140は、屈曲部133の両側面に開口している。
また、ユニット移動装置102は、図6に示すように、X方向移動装置150とY方向移動装置152とZ方向移動装置154と自転装置156とを有している。X方向移動装置150は、スライドレール160とXスライダ162とを含む。スライドレール160は、X方向に延びるように配設されており、Xスライダ162は、スライドレール160にスライド可能に保持されている。そして、Xスライダ162は、電磁モータ(図10参照)164の駆動により、X方向に移動する。Y方向移動装置152は、スライドレール166とYスライダ168とを含む。スライドレール166は、Y方向に延びるようにXスライダ162に配設されており、Yスライダ168は、スライドレール166にスライド可能に保持されている。そして、Yスライダ168は、電磁モータ(図10参照)170の駆動により、Y方向に移動する。Z方向移動装置154は、スライドレール172とZスライダ174とを含む。スライドレール172は、Z方向に延びるようにYスライダ168に配設されており、Zスライダ174は、スライドレール172にスライド可能に保持されている。そして、Zスライダ174は、電磁モータ(図10参照)176の駆動により、Z方向に移動する。
また、自転装置156は、概して円盤状の回転テーブル178を有している。回転テーブル178は、それの軸心を中心に回転可能にZスライダ174に支持されており、電磁モータ(図10参照)180の駆動により、回転する。そして、回転テーブル178の上に、カットアンドクリンチユニット100が配設されている。このような構造により、カットアンドクリンチユニット100は、X方向移動装置150、Y方向移動装置152、Z方向移動装置154によって、任意の位置に移動するとともに、自転装置156によって、任意の角度に自転する。これにより、カットアンドクリンチユニット100を、クランプ装置52によって保持された回路基材12の下方において、任意の位置に位置決めすることが可能となる。
制御装置36は、図10に示すように、コントローラ190、複数の駆動回路192、画像処理装置196、データ記憶領域198を備えている。複数の駆動回路192は、上記搬送装置50、クランプ装置52、作業ヘッド移動装置64、開閉装置86、エアシリンダ90、トレイ型部品供給装置97、フィーダ型部品供給装置98、ばら部品供給装置32、電磁モータ118,128,164,170,176,180に接続されている。コントローラ190は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路192に接続されている。これにより、基材搬送保持装置22、部品装着装置24等の作動が、コントローラ190によって制御される。また、コントローラ190は、画像処理装置196にも接続されている。画像処理装置196は、マークカメラ26およびパーツカメラ28によって得られた画像データを処理するものであり、コントローラ190は、画像データから各種情報を取得する。さらに、コントローラ190は、データ記憶領域198にも接続されている。データ記憶領域198には、装着作業を実行するために必要な種々の上方が記憶されており、コントローラ190は、装着作業時に必要な情報をデータ記憶領域198から取得する。
<部品実装機の作動>
部品実装機10では、上述した構成によって、基材搬送保持装置22に保持された回路基材12に対して部品の装着作業が行われる。部品実装機10では、種々の部品を回路基材12に装着することが可能であるが、リード部品92を回路基材12に装着する場合について、以下に説明する。
具体的には、回路基材12が、作業位置まで搬送され、その位置において、クランプ装置52によって固定的に保持される。そして、回路基材12の下方に、カットアンドクリンチユニット100が移動される。なお、カットアンドクリンチユニット100は、可動部122の第2挿入穴136のXY方向での座標と、回路基材12の貫通穴(図11参照)200のXY方向での座標とが一致するとともに、可動部122の上面と回路基材12の下面とが接触ないし、可動部122の上面が回路基材12の下面より僅か下方に位置するように、移動される。
具体的には、カットアンドクリンチユニット100において、1対のスライド体112の可動部122の第2挿入穴136の間の距離が、回路基材12に形成された2つの貫通穴200の間の距離と同じとなるように、1対のスライド体112の間の距離が、ピッチ変更機構114によって調整される。そして、ユニット移動装置102の作動により、カットアンドクリンチユニット100がXYZ方向へ移動および、自転される。これにより、可動部122の第2挿入穴136のXY方向での座標と、回路基材12の貫通穴200のXY方向での座標とが一致するとともに、可動部122の上面と回路基材12の下面とが接触ないし、可動部122の上面が回路基材12の下面より僅か下方に位置する。
また、回路基材12がクランプ装置52により固定的に保持されると、マークカメラ26が、回路基材12の上方に移動し、回路基材12を撮像する。そして、コントローラ190は、その撮像データに基づいて、回路基材12の保持位置等に関する情報を演算する。また、部品供給装置30若しくは、ばら部品供給装置32が、所定の供給位置において、リード部品92を供給する。そして、作業ヘッド60,62の何れかが、部品の供給位置の上方に移動し、部品保持具78によってリード部品92を保持する。
次に、部品保持具78によってリード部品92が保持されると、従来の装置では、部品保持具78により保持されたリード部品92が撮像され、その撮像データに基づいて、リード線94の貫通穴200への挿入作業が行われていた。しかしながら、部品実装機10では、挿入作業毎にリード部品92が撮像されることなく、リード線94の貫通穴200への挿入作業が行われる。詳しくは、部品保持具78によるリード部品92の保持姿勢,保持位置、延いては、部品保持具78により保持されたリード部品92のリード線94の先端位置は、同一種のリード部品92を同一の部品保持具78で保持した状態で予め撮像されており、制御装置36のデータ記憶領域198に記憶されている。また、データ記憶領域198には、リード部品92に関するデータ、例えば、部品のモデルデータ,パートデータ等も記憶されている。さらに言えば、回路基材12の貫通穴200の形成位置に関するデータも、データ記憶領域198に記憶されている。そして、貫通穴200の形成ピッチとリード線94のピッチとが同じであり、部品保持具78によるリード部品92の保持状態に再現性があると仮定すれば、リード線94の先端位置と貫通穴200の位置とをXY方向での座標において一致させることが可能ある。つまり、リード線94の先端と貫通穴200とを上下方向において重ねることが可能である。特に、部品保持具78では、上述したように、リード線94の曲り等が矯正された状態で把持されており、部品保持具78によるリード部品92の保持状態の再現性、つまり、部品保持具78によって保持されたリード部品92の先端位置の再現性、部品保持具78によるリード部品92の把持位置の再現性、部品保持具78によって保持されたリード部品92の姿勢の再現性等は非常に高いため、リード線94の先端と貫通穴200とを上下方向において重ねることが可能である。
このため、データ記憶領域198に記憶されているデータに基づいて、リード線94の先端位置と、回路基材12の貫通穴200の位置とが重なるように、X方向移動装置68及びY方向移動装置70の作動が制御される。そして、リード部品92のリード線94が、部品保持具78の爪部82と補助プレート84とによって挟持された状態で、プッシャ88により回路基材12に向かって押し付けられる。これにより、リード部品92のリード線94が回路基材12の貫通穴200に挿入される。
ただし、データ記憶領域198に記憶されているデータに基づいて、X方向移動装置68及びY方向移動装置70の作動が制御される場合には、リード部品92の把持位置や、リード部品92のリード線94の先端位置等の再現性等の仮定が前提となっているため、例えば、図11に示すように、1対のリード線94のうちの一方のリード線94aの先端位置と、貫通穴200の位置とがXY方向での座標において一致するが、他方のリード線94bの先端位置と、貫通穴200の位置とがXY方向での座標において一致しない虞がある。具体的には、例えば、1対のリード線94の一方に変形が生じており、そのリード線94の先端位置と、1対の回路基材12の貫通穴200のうちの対応する一方の貫通穴200の位置とがXY方向での座標において一致しない虞、または、1対のリード線94の両方のリード線94の先端位置と、1対の回路基材12の貫通穴200の両方の位置とXY方向での座標において一致しない虞がある。このような場合に、リード線94を貫通穴200に挿入するべく、リード部品92を下降させると、リード線94bが屈曲し、破損する虞がある。なお、図11に示すリード部品92が、例えば、パーツカメラ28により撮像され、その撮像データに基づいて、X方向移動装置68及びY方向移動装置70の作動が制御された場合は、両方のリード線94a,94bの先端位置と、貫通穴200とをXY方向での座標を一致させることが可能である。
このため、データ記憶領域198に記憶されているデータに基づいて、リード線94の先端位置と、回路基材12の貫通穴200の位置とが重なるように、X方向移動装置68及びY方向移動装置70の作動が制御された後に、リード部品92が下降され、リード線94が回路基材12に押し付けられる際に、プッシャ88の駆動源であるエアシリンダ90は、所定のエア圧でプッシャ88を作動させる。この所定のエア圧は、リード線94が回路基材12に押し付けられた際に塑性変形しない程度の押圧力を発生させる圧力に設定されている。このため、リード線94が回路基材12の表面に接触する際のリード線94の回路基材12への押付力は、リード線94が弾性変形する範囲内の力とされている。つまり、リード線94の回路基材12への押付力は、リード線94の弾性限界以下とされている。なお、弾性限界は、応力を加えることにより生じた変形が応力の除荷により元の形状に復元する応力の限界値である。
このように、リード線94を回路基材12に押し付けることで、図12に示すように、リード線94bは、貫通穴200の縁に接触するが、塑性変形することなく、弾性変形する。一方、リード線94aは、先端の一部が、貫通穴200の内部に挿入される。そして、リード線94が回路基材12に向かって押し付けられつつ、回路基材12の表面に接触した状態で、作業ヘッド60,62がXY方向に向かって移動される。つまり、リード線94が回路基材12の表面に接触し、弾性変形した状態で、作業ヘッド60,62が回路基材12の面上に沿って移動される。
具体的には、図13に示すように、1対のリード線94の並ぶ方向(矢印210の延びる方向)に対して、XY方向での平面上において、45度回転させた方向(矢印212の延びる方向)に、リード線94が移動するように、X方向移動装置68及びY方向移動装置70の作動が制御される。つまり、リード線94が矢印212の延びる方向に移動するように、リード部品92がXY方向に移動される。なお、この際のリード線94の移動量はAとされ、その移動量Aは、リード線94の線径と同等程度の距離とされる。つまり、リード線94の線径が0.5mmである場合には、移動量Aも0.5mmとされる。そして、リード線94が矢印212の方向に移動された後に、元の位置(移動前の位置)に戻される。つまり、リード線94は、移動前の位置から矢印212の方向に移動量A,移動された後に、矢印212と反対の方向に移動量A、移動される。
さらに、リード線94は、矢印212と反対の方向(矢印214の延びる方向)に移動量A、移動され、元の位置(移動前の位置)に戻される。つまり、リード線94は、移動前の位置から矢印214の方向に移動量A,移動された後に、矢印214と反対の方向に移動量A、移動される。これにより、リード線94は、矢印212及び矢印214の延びる方向において、振幅Aで1回振動するように、リード部品92が移動される。
次に、リード線94の矢印212及び矢印214の延びる方向における1回の振動が終了すると、リード線94は、矢印212,214とXY方向での平面上において90度回転させた方向(矢印216の延びる方向)に移動量A、移動され、元の位置(移動前の位置)に戻される。つまり、リード線94は、移動前の位置から矢印216の方向に移動量A,移動された後に、矢印216と反対の方向に移動量A、移動される。さらに、リード線94は、矢印216と反対の方向(矢印218の延びる方向)に移動量A、移動され、元の位置(移動前の位置)に戻される。つまり、リード線94は、移動前の位置から矢印218の方向に移動量A,移動された後に、矢印218と反対の方向に移動量A、移動される。これにより、リード線94は、矢印216及び矢印218の延びる方向において、振幅Aで1回振動するように、リード部品92が移動される。
つまり、リード線94は、矢印212及び矢印214の延びる方向において振幅Aで1回振動され、その後に、矢印216及び矢印218の延びる方向において振幅Aで1回振動される。さらに、リード線94は、矢印212及び矢印214の延びる方向において振幅(1.5×A)で1回振動され、その後に、矢印216及び矢印218の延びる方向において振幅(1.5×A)で1回振動される。つまり、リード線94は、振幅を1.5倍にした状態で、矢印212及び矢印214の延びる方向と、矢印216及び矢印218の延びる方向との2方向において、それぞれ、1回振動される。
さらに、リード線94は、振幅を1.5倍にした状態での振動が終了した後に、振幅を2倍にした状態で、矢印212及び矢印214の延びる方向と、矢印216及び矢印218の延びる方向との2方向において、それぞれ、1回振動される。つまり、リード線94は、矢印212及び矢印214の延びる方向において振幅(2×A)で1回振動され、その後に、矢印216及び矢印218の延びる方向において振幅(2×A)で1回振動される。これにより、リード線94は、振幅Aで2方向(矢印212及び矢印214の延びる方向と、矢印216及び矢印218の延びる方向)に振動され、振幅(1.5×A)で2方向に振動され、振幅(2×A)で2方向に振動される。なお、上述したリード線94の振動に要する時間は、0.5〜2.0秒程度とされる。また、リード線94の振動時においても、リード線94は、プッシャ88により回路基材12に向かって押し付けられる。
そして、リード線94が上述した手順に従って振動される際に、リード線94の回路基材12への押し付けによって、先端の一部が貫通穴200に挿入されているリード線94aは、図14に示すように、それの先端の一部が貫通穴200の内周面に引っ掛かった状態で、貫通穴200への挿入が維持される。一方、リード線94の回路基材12への押し付けによって、貫通穴200の縁に接触するリード線94bは、リード線の上記振動に伴って、貫通穴200に挿入される。この際、リード線94bの貫通穴200の縁部への押し付けが解除されるため、プッシャ88の駆動源のエアシリンダ90のエア圧が一時的に低下する。エアシリンダ90のエア圧は、モニタリングされており、そのエア圧の変化により、リード線94が貫通穴200に挿入されたと判断される。そして、リード線94が貫通穴200に挿入されると、部品保持具78によるリード部品92の保持、つまり、爪部82と補助プレート84によるリード線94の挟持が解除される。この際、リード部品92は、プッシャ88により下方に向かって押し付けられているため、貫通穴200に挿入されたリード線94は、更に下方に挿入される。これにより、リード線94は、図15に示すように、貫通穴200を介して、カットアンドクリンチユニット100のスライド体112の第2挿入穴136および第1挿入穴130に挿入される。
なお、上記リード線の振動(0.5〜2.0秒程度の振動)が完了するまでに、エアシリンダ90のエア圧の変化によるリード線94の貫通穴200への挿入が検知されない場合は、リード線の振動が完了した後に、そのリード部品92は回収され、部品実装機10内に配設された廃棄ボックス(図示省略)に廃棄される。若しくは、リード線の変形などが矯正された後に、再度、リード線の挿入作業が実行される。
このように、部品実装機10では、回路基材12の表面に接触し、弾性変形された状態のリード線94bが、貫通穴200の周辺において、手探り状態で移動されることで、貫通穴200に挿入される。これにより、リード線94の挿入作業時毎にリード部品92を撮像することなく、適切にリード線94を貫通穴200に挿入することが可能となり、リード部品92の撮像による時間の浪費,リード部品92の破損を防止するとともに、リード線94の挿入率を向上させることが可能となる。
ただし、上記リード線の挿入作業は、部品保持具78によるリード部品92の保持状態に再現性があることが前提条件となっている。このため、例えば、リード部品92の形状等により部品保持具によるリード部品の保持姿勢が安定しない場合,リード線94ではなく、部品本体96が把持される場合,部品保持具78のように凹部においてリード線を挟持せずに、リード線が把持される場合,複数種類のリード部品が1種類の部品保持具により保持される場合などは、部品保持具によるリード部品の保持状態の再現性が低いと考えられ、このような場合には、上記リード線の挿入作業、つまり、リード部品92を撮像せずに、データ記憶領域198に記憶されたデータを利用したリード線の挿入作業は、適していない。また、回路基材12の貫通穴200の内径と、リード部品92のリード線94の径とのクリアランスが少ない場合等も、リード線94の貫通穴200への挿入が不安定になると想定され、データ記憶領域198に記憶されたデータを利用したリード線の挿入作業は、適していない。
このようなことに鑑みて、データ記憶領域198に記憶されたデータを利用したリード線の挿入作業が適していない場合には、リード部品92を撮像し、その撮像データに基づいて、挿入作業が実行される。なお、データ記憶領域198には、上述したように、リード部品92に関するデータが記憶されており、さらに、装着作業を実行するためのプログラムなども記憶されている。このため、これらのデータに基づいて、データ記憶領域198に記憶されたデータを利用したリード線の挿入作業が適しているか否かが判断される。そして、データ記憶領域198に記憶されたデータを利用したリード線の挿入作業が適していないと判断された場合に、撮像データを利用したリード線の挿入作業が実行される。
詳しくは、部品保持具78によりリード部品92が保持されると、部品保持具78がパーツカメラ28の上方に移動され、リード部品92が撮像される。そして、リード部品92の撮像データに基づいて、リード部品92のリード線94の先端位置が演算され、演算されたリード線94の先端位置と、回路基材12の貫通穴200の位置とが重なるように、X方向移動装置68及びY方向移動装置70の作動が制御される。そして、プッシャ88によりリード部品92が下方に向かって押し付けられることで、リード線94が貫通穴200に挿入される。
ただし、稀に、プッシャ88の熱変位等により、プッシャ88のZ方向へのストロークにズレが生じている場合がある。また、稀に、貫通穴200の形成位置が本来の形成位置からズレている場合がある。このような場合には、撮像データに基づいて、リード線94の先端位置と、回路基材12の貫通穴200の位置とが重なるように、X方向移動装置68及びY方向移動装置70の作動が制御されても、リード部品92が下降された際に、図11に示すように、リード線94bを貫通穴200に挿入することができない場合がある。
また、例えば、撮像データに基づいて、リード線94の先端位置と、回路基材12の貫通穴200の位置とが重なるように、X方向移動装置68及びY方向移動装置70の作動が制御された場合であっても、図16に示すように、リード線94aの中央部に反り等が生じていると、リード線94の先端部は貫通穴200に挿入されるが、リード部品92が下降された際に、リード線94aの中央部が貫通穴200の縁に引っ掛かり、リード線94aを挿入できない場合がある。このため、このような場合には、上述したように、リード線94を振動させた状態での挿入作業が実行される。
詳しくは、撮像データに基づいて、リード線94の先端位置と、回路基材12の貫通穴200の位置とが重なるように、X方向移動装置68及びY方向移動装置70の作動が制御された後に、プッシャ88の作動によりリード部品92が下降される。この際、プッシャ88の駆動源のエアシリンダ90のエア圧がモニタリングされており、エア圧の変化によりリード線94が貫通穴200に挿入されたか否かが判断される。この際、リード線94が貫通穴200に挿入されたと判断された場合は、リード部品92が更に下降される。一方、リード線94が貫通穴200に挿入されていないと判断された場合は、上述した手順でリード線94が振動される。
このように、リード線94が振動されることで、例えば、図11に示す状態のリード線94bは、図14に示すように、貫通穴200に挿入される。また、図16に示す状態のリード線94aは、リード線94aの反りが生じている方向と反対法にリード線94aが振動された際に、その反りが解消され、リード線94aが貫通穴200に挿入される。なお、リード線94が振動されている際に、エアシリンダ90のエア圧がモニタリングされており、エア圧の変化によりリード線94が貫通穴200に挿入されたか否かが判断される。そして、リード線94が貫通穴200に挿入されたと判断された場合に、リード線94の振動が停止され、リード部品92が更に下降される。一方、リード線94の貫通穴200への挿入が検知されずに、リード線94の振動が完了した場合には、そのリード部品は、廃棄、若しくは矯正される。このように、撮像データに基づくリード線94の挿入作業時に、リード線94を振動させた状態で挿入作業が実行されることで、リード線94の挿入率を向上させることが可能となる。
次に、リード線94が貫通穴200に挿入され、リード部品92が更に下降されることで、リード線94が、図15に示すように、カットアンドクリンチユニット100の第2挿入穴136及び第1挿入穴130に挿入される。そして、リード線94が第2挿入穴136及び第1挿入穴130に挿入されると、カットアンドクリンチユニット100において、1対の可動部122がスライド装置124の作動によってスライドする。これにより、リード線94が、図17に示すように、第1挿入穴130の固定刃131と第2挿入穴136の可動刃138とによって切断される。そして、リード線94の切断により分離された先端部は、第1挿入穴130の内部において落下し、廃棄ボックス132に廃棄される。
また、1対の可動部122は、リード線94を切断した後も、さらにスライドされる。このため、切断によるリード線94の新たな先端部は、可動部122のスライドに伴って、第2挿入穴136の内周のテーパ面に沿って屈曲し、さらに、可動部122がスライドすることで、リード線94の先端部がガイド溝140に沿って屈曲する。これにより、リード線94は屈曲し、リード線94の貫通穴200からの抜けが防止された状態で、リード部品92が回路基材12に装着される。
また、部品実装機10は、対基板作業機の一例である。制御装置36は、制御装置の一例である。作業ヘッド移動装置64は、移動装置の一例である。部品保持具78は、保持具の一例である。リード部品92は、リード部品の一例である。リード線94は、リードの一例である。貫通穴200は貫通穴の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、部品本体96から同方向に複数のリード線94が延び出すリード部品92、所謂、ラジアル部品の装着に本発明が適用されているが、複数のリードが同軸的に配設されたリード部品、所謂、アキシャル部品の装着に本発明を適用することが可能である。なお、上記実施例でのラジアル部品の装着時には、リード線が2方向(矢印212,214の延びる方向、及び、矢印216,218の延びる方向)に振動されているが、アキシャル部品の装着時には、リード線の基端部の軸方向に、リード線を振動してもよい。つまり、ラジアル部品装着時には、リード線を2方向において振動させ、アキシャル部品装着時には、リード線を1方向において振動させてもよい。
また、上記実施例では、リード線は直線状の軌跡に沿って移動されているが、曲線状,円状等、種々の形状の軌跡に沿って移動させてもよい。
また、リード部品92の撮像データを利用して、リード部品92の装着作業が実行される場合には、例えば、リード部品92の撮像データを利用して、リード線の移動態様を変更してもよい。例えば、撮像データに基づいて、リード線の振動の振幅,振動回数,リード線の移動方向等を変更してもよい。さらに言えば、撮像データに基づいて、リード線を移動させながらの貫通穴200へのリード線の挿入動作の有無を設定してもよい。詳しくは、例えば、撮像データに基づいて、リード線の曲り等の発生を確認し、リード線が曲がっている場合に、リード線を移動させながらの貫通穴200へのリード線の挿入動作を実行し、リード線が曲がっていない場合には、従来の手法による貫通穴200へのリード線の挿入動作を実行してもよい。
また、上記実施例では、リード線の線径に応じて、リード線の移動量が設定されるが、リードの線径だけでなく、貫通穴200の内径,リード線の長さ等に応じて、リード線の移動量を設定してもよい。
また、上記実施例では、リード線が所定の回数、振動された後に、リード線の振動動作が停止されるが、所定時間、リード線を振動させた後に、リード線の振動動作を停止してもよい。また、上記実施例では、プッシャ88の駆動源であるエアシリンダ90のエア圧によってリード線が貫通穴に挿入されたか否かが判断されているが、種々の手法により、リード線の貫通穴への挿入を検出してもよい。具体的には、例えば、カットアンドクリンチユニット100の第1挿入穴130等にセンサを設け、そのセンサによりリード線が検出された場合に、リード線の貫通穴200への挿入を検出する手法を採用することが可能である。また、例えば、リード線を回路基材12の表面に押し付ける駆動源として、エアシリンダ90の代わりにサーボモータを採用し、モータのトルク値が閾値以下となった場合に、リード線の貫通穴200への挿入を検出する手法を採用することが可能である。
また、上記実施例では、エアシリンダ90を駆動源とするプッシャ88によってリード部品92が下降されるが、リード線を回路基材12の表面に押し付ける駆動源として、エアシリンダ90の代わりにサーボモータを採用することが可能である。この場合には、モータのトルク値等をエンコーダにより検出し、検出された値に基づいて、リード線の押付力を制御することが可能である。なお、駆動源としてサーボモータが採用される場合には、そのサーボモータは、作業ヘッド60,62又は、部品保持具78を上下方向に上下させるもの、詳しくは、Z方向移動装置72の駆動源である。
また、上記実施例では、リード線が下降された後に、リード線の振動動作が行われているが、リード線の振動動作を行いつつ、リード線を下降させてもよい。
10:部品実装機(対基板作業機) 36:制御装置 64:作業ヘッド移動装置(移動装置) 78:部品保持具(保持具) 92:リード部品 94:リード線(リード) 200:貫通穴

Claims (4)

  1. リード部品を保持する保持具と、
    前記保持具を基板の面上に沿って移動可能な移動装置と、
    前記移動装置の作動を制御する制御装置と
    を備え、
    前記制御装置が、
    前記移動装置の作動を制御することで、前記保持具により保持されたリード部品のリードを、前記基板の面上に接触させた状態で移動させ、その基板に形成された貫通穴に挿入させることを特徴とする対基板作業機。
  2. 前記制御装置が、
    前記移動装置の作動を制御することで、前記保持具により保持されたリード部品のリードを、そのリードが弾性変形する範囲内の押付力で基板に向かって押し付けつつ、前記基板の面上に接触させた状態で移動させることを特徴とする請求項1に記載の対基板作業機。
  3. 前記制御装置が、
    前記移動装置の作動を制御することで、前記保持具により保持されたリード部品のリードを、前記基板の面上に接触させた状態で、1の方向に移動させた後に、その1の方向と異なる方向に移動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の対基板作業機。
  4. リード部品を保持する保持具と、前記保持具を基板の面上に沿って移動可能な移動装置とを備えた対基板作業機において、前記保持具により保持されたリード部品のリードを基板の貫通穴に挿入する挿入方法であって、
    前記保持具により保持されたリード部品のリードを、前記基板の面上に接触させた状態で移動させ、基板の貫通穴に挿入させることを特徴とする挿入方法。
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