JPH05114800A - 電子部品の実装方法及び実装装置 - Google Patents

電子部品の実装方法及び実装装置

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JPH05114800A
JPH05114800A JP3308683A JP30868391A JPH05114800A JP H05114800 A JPH05114800 A JP H05114800A JP 3308683 A JP3308683 A JP 3308683A JP 30868391 A JP30868391 A JP 30868391A JP H05114800 A JPH05114800 A JP H05114800A
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mounting
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mounting substrate
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JP3308683A
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Hideto Furuyama
英人 古山
Mayumi Sakaguchi
眞弓 阪口
Hiroshi Hamazaki
浩史 濱崎
Fumihiko Kuroda
文彦 黒田
Masaru Nakamura
優 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品と実装基体の凹部とのクリアランス
を大きくすることなく、電子部品を実装基体の凹部に確
実に搭載することができ、実質的なセルフアライメント
実装を可能として、製造歩留まり及び信頼性の向上等を
はかり得る電子部品の実装方法を提供すること。 【構成】 矩形形状に加工された半導体チップ13を、
実装基体11に設けた矩形状の凹部12に搭載するに際
し、電子部品13を凹部12内に挿入した後、実装基体
11に超音波による微小振動を印加して、電子部品13
を凹部12の決められた位置に確実にセットすることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品を実装基体に
搭載するための実装技術に係わり、特に機械的セルフア
ライメントを利用した電子部品の実装方法及び実装装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ICチップのフリップチップ実装や光通
信用光半導体素子の光軸調整等においては、機械的な位
置アライメントが必要である。特に、アレイ化光ファイ
バとアレイ化光素子との光軸調整等においては、X,
Y,Zの3軸とそれぞれの軸に対する回転軸(θX ,θ
Y ,θZ )の合計6軸を調整する必要が生じる。このよ
うな機械的アライメント工程は、アライメント精度の確
保や維持に多大な労力を要し、またアライメントに要す
る時間が過剰なコストとなるため、その簡略化、特にセ
ルフアライメント化が強く望まれている。
【0003】図15は、このような考慮によるセルフア
ライメント化が施された実装例である(特開昭61−8
7113号公報)。図中1はSi基板(実装基体)、2
は光導波路、3,4は光導波路2と同時に形成されたホ
ルダー部、5は半導体チップ(発光素子)、6は球状レ
ンズである。この例では、Si基板1の上に光導波路材
料を平坦的に積層し、2〜4のそれぞれの機能部を一括
してフォトリゾクラフィーにより形成している。このた
め、光導波路2と各ホルダー部3,4とは正確に光軸が
合わされており、発光素子5及び球状レンズ6をそれぞ
れのホルダー部3,4に嵌め込むことでセルフアライメ
ントな実装が可能になる。
【0004】ところがこの種の方法は、原理的にセルフ
アライメント化が可能であるが、実際には十分なセルフ
アライメント化が実現されてはいなかった。以下、この
問題について、発光素子のような半導体チップとそのホ
ルダーとの組み立てを例にとって説明する。なお、ここ
では2次元的な断面図で示すが、3次元的にも同様な問
題が生じることを先に付記しておく。
【0005】図16(a)はほぼ理想的な組立てが行わ
れた場合の断面図を示しており、7は加熱溶融後に固化
された半田材である。この図において、d1,d2 は半
導体チップ5とホルダー部3とのクリアランスであり、
完全なセルフアライメントを行うためにはこのクリアラ
ンスが零になることが望ましい。しかしながら、実際に
はそれぞれの部材の熱膨張係数や半田の毛細管現象によ
るせり上り等を考慮して、僅かにクリアランス(以下、
1 とd2 の合計値で示す)を設ける必要がある。
【0006】従来、このような実装組立ては実装基体を
保持固定して半導体チップ5を真空吸着等で保持移動,
装着して行われているが、この組立て歩留まりに前記し
たクリアランスが大きく影響していた。即ち、クリアラ
ンスが10〜20μmと狭い場合、図16(b)に示し
たように半導体チップ5をホルダー部3内に挿入するこ
とが難しくなるため、半導体チップ5の引っ掛かり等に
よる傾き,割れ等の障害が起き易かった。また、クリア
ランスが小さい場合、半導体チップ5の引っ掛かりがな
くてもホルダー部3と半導体チップ5の側面が局所的に
接触して固定され局部的な応力を生じることが多かっ
た。このため、クリアランスの小さな場合にはアライメ
ントの精度は向上し易いものの、組立ての歩留まりや実
装後の半導体チップ5の信頼性が低下し易いという問題
があった。
【0007】一方、半導体チップ5の引っ掛かりやホル
ダー部3との局所的な接触を避けるため、前記したクリ
アランスを大きく(例えば50〜100μm)とった場
合、図16(c)に示したように本来の目的のセルフア
ライメント化が薄れてしまうという問題があった。即
ち、クリアランスの大きな場合、半導体チップ5とホル
ダー部3との組立てアライメントが最大でクリアランス
分だけ誤差を生じてしまい、更には半導体チップ5の搭
載角度(チップ5の搭載面内方向における傾き)も誤差
が生じ易くなるという問題があった。このため、半導体
チップ5とホルダー部3とのクリアランスを大きくする
ことは、図15のようなセルフアライメント化の技術を
形骸化してしまうことにも等しいことである。
【0008】図16(b)(c)のような両極端の問題
を考慮してクリアランスの最適化を試みた場合において
も、依然セルフアライメントの精度という観点において
は問題があった。つまり、クリアランスを例えば30〜
40μmとした場合、アライメントの精度としては±1
5〜20μmの最大誤差を有しており、光ファイバと発
光素子のようなアライメントでの許容誤差(例えばシン
グルモードファイバで±2〜5μm)には適用が困難で
あった。セルフアライメントの誤差としては、発光素子
と光ファイバのような場合も考慮して±5μm以下が必
要である。
【0009】図16(d)は同図(b)(c)のような
従来技術の問題を緩和する意味でやや有効と言える方法
の例であり、ホルダー部3の側面をテーパ形状にした従
来技術の例である。テーパ形状にする手法としては、切
削加工やSi等の結晶を基体として異方性エッチング加
工を行う等の方法がある。
【0010】このような方法によれば、ホルダー部3の
底面のクリアランスを10μm程度と小さくしても、前
述したような半導体チップ5の側面とホルダー部3との
局所的な接触による応力発生を少くでき、比較的セルフ
アライメントとしての適用性が高まる利点を持ってい
る。しかしながら、このような技術をもってしても、図
16(d)に示すような半導体チップ5の傾き等の組立
て不良は抑制され難く、むしろ傾き等の不良が確認し難
くなるため半導体チップへの応力が信頼性試験等での大
量不良発生につながるというような問題があった。
【0011】一方、所謂メタルバンプの調心効果により
ICチップを位置合わせする試みもなされている。これ
は、ICチップの電極パッド及び実装基体の電極に比較
的低融点の金属塊(メタルバンプ)を形成しておき、両
者の接続と適度な熱処理により電気的な接続を行う方法
である。この熱処理の際、溶融したメタルバンプが表面
張力により変形し、両者の電極を同一軸状に配列させる
よう作用する(調心効果)。このような方法によりIC
チップ等を実装基体の所定位置にアライメント実装した
り、非常に微細なピッチの配線を接続できるようにな
る。
【0012】しかしながら、この方法ではメタルバンプ
の表面張力を利用しているために、ICチップと実装基
体との間には空隙が必要であり、ICチップで発生する
熱を実装基体へ速やかに放熱することが難しくなる。従
って、発熱の大きなICチップに対しては単純に適用で
きず、ICチップの裏面に放熱体等を装着する必要が生
じてくる。また、メタルバンプはICチップ内の配線メ
タル等に影響がでないよう比較的低融点の金属を用いる
のが一般的であり、このため使用温度が比較的低いもの
や発熱の比較的少ないものに対してしか適用できない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の技術
では、半導体チップ等の電子部品と実装基体の凹部との
クリアランスを大きくすると、セルフアライメント化の
実現が困難となり、またクリアランスを小さくすると、
組立ての歩留まりや実装後の電子部品の信頼性低下を招
く問題があった。また、メタルバンプの調心効果を利用
しても、チップからの放熱が困難であり、広く一般的な
利用が困難であるという問題があった。
【0014】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、電子部品と実装基体の
凹部とのクリアランスを大きくすることなく、電子部品
を実装基体の凹部に確実に搭載することができ、実質的
なセルフアライメント実装を可能として、製造歩留まり
及び信頼性の向上等をはかり得る電子部品の実装方法及
び実装装置を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、メタルバンプ
による調心効果を用いてセルフアライメント実装を可能
として、且つ実装する電子部品の放熱を一般の半田実装
と同様に行うことのできる電子部品の実装方法を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、セルフ
アライメント機構を有する実装体の組立てにおいて、実
装基体の凹部クリアランスを狭く形成しておき、半導体
チップ等の電子部品を振動を利用して凹部に確実に挿入
することにある。
【0017】即ち本発明(請求項1)は、所定形状に加
工された電子部品を、実装基体に設けた凹部に搭載する
電子部品の実装方法において、実装基体及び電子部品の
少なくとも一方に微小振動を印加して、電子部品の凹部
への挿入を行うことを特徴とする。
【0018】また本発明(請求項2)は、所定形状に加
工された電子部品を、実装基体に設けた凹部に搭載する
電子部品の実装方法において、実装基体の凹部に内接し
且つ電子部品に外接する位置決め治具を用い、該位置決
め治具及び実装基体の少くとも一方に微小振動を印加し
て、電子部品の凹部への挿入,位置決めを行うことを特
徴とする。
【0019】また本発明(請求項3)は、所定形状に加
工された電子部品を、実装基体に設けた凹部に搭載する
電子部品の実装方法において、電子部品を凹部に挿入し
た後に、凹部の側面と電子部品との間に所定の表面張力
を有する部材を充填し、次いで電子部品を凹部の底面に
接合することを特徴とする。
【0020】また本発明(請求項4)は、アライメント
用及び接続用の電極が設けられた電子部品をアライメン
ト用及び接続用の電極が設けられた実装基体に搭載する
電子部品の実装方法において、電子部品の接続用電極と
実装基体の接続用電極とを接触させない状態で、電子部
品のアライメント用電極と実装基体のアライメント用電
極とをアライメント用メタルバンプを介して接触させ、
所定の温度で熱処理して電子部品と実装基体のアライメ
ントを行い、次いで電子部品と実装基体を圧接して電子
部品の接続用電極と実装基体の接続用電極とを半田材料
により半田接続することを特徴とする。
【0021】また本発明(請求項5)は、上記方法(請
求項1,2)に使用する電子部品の実装装置において、
実装基体を保持する保持機構と、電子部品を保持して実
装基体の凹部に移動する移動機構と、実装基体及び電子
部品の少なくとも一方に微小振動を与える振動発生機構
とを具備してなることを特徴とする。
【0022】さらにまた、本発明の望ましい実施態様と
しては、次の (1)〜(5) が上げられる。 (1) 請求項1において、実装基体の凹部と電子部品との
組み合わせ部分が10μm以下のクリアランスであるこ
と。 (2) 請求項2において、実装基体の凹部と電子部品の近
接するクリアランスが10μm以上であること。 (3) 請求項2において、実装基体の凹部を、開口側が広
がったテーパ状断面を有するように形成したこと。 (4) 請求項5において、振動発生機構は、電気的振動を
機械的振動に変換する電磁振動子又は圧電振動子からな
ること。 (5) 請求項5において、振動発生機構は、超音波振動を
付与するものであること。
【0023】
【作用】本発明(請求項1,2,5)によれば、電子部
品及び実装基体の少なくとも一方に微小振動を付与する
ことにより、電子部品と凹部とのクリアランスが小さく
ても、電子部品の引っ掛かりをなくして、電子部品を正
常な位置に確実にセットすることができる。また、本発
明(請求項3)によれば、電子部品と凹部とのクリアラ
ンスが大きくても、表面張力を有する部材の調心効果に
より電子部品を正常な位置に確実にセットすることがで
きる。さらに、本発明(請求項4)によれば、メタルバ
ンプの調心効果を用いて電子部品を正常な位置に確実に
セットしながら、一般の半田実装と同様に電子部品の放
熱を行うことができる。
【0024】つまり、機械的セルフアライメント機構を
有する各種電子部品実装体のセルフアライメント効果を
最大限に発揮させることが可能となり、精密な位置合わ
せが必要な電子部品実装体の大幅な位置合せ精度向上と
工程簡略化、更には大幅な信頼性向上と低価格化が可能
になる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0026】なお、以下の実施例では、電子部品の例と
して従来例と同様な半導体チップを用いて説明するが、
これはマイクロレンズ,光ファイバ,チップ受動部品
等、他の電子部品についても同様に実施可能である。ま
た、凹部を有する実装基体も特に限定されるものではな
く、Si基板,金属基板,セラミック基板等用途に応じ
て選定すればよいものである。
【0027】図1は、本発明の第1の実施例に係わる電
子部品の実装装置を示す概略構成図であり、実装基体の
側部から微小振動を与えるようにした例である。微小振
動は側面からだけではなく上面或いは下面というような
他の面から加えてもよい。図中11はSi基板からなる
実装基体であり、この実装基体11の上面にはドライエ
ッチングにより凹部12が設けられている。13は凹部
12に搭載すべき半導体チップ(電子部品)であり、1
4は電子部品13を支持して実装基体11側に移動する
支持移動体である。なお、支持移動体14は、例えば真
空吸着キャピラリーを移動機構に取り付けたものであ
る。
【0028】15は実装基体11を載置する支持台であ
り、この支持台15には実装基体11の加熱が可能なよ
うにヒータ(図示せず)が取り付けられている。16は
実装基体11を横方向に支持する支持部で、例えばバネ
による押付け機構を有するものである。17は支持部1
6を介して実装基体11に微小振動を与える微小振動発
生器であり、例えば電磁石及び鉄片による振動器或いは
圧電トランスジューサやフェライト振動子等の電気音響
変換器で構成されている。18は微小振動発生器17を
駆動するための交流発生器、19は固定壁である。
【0029】この装置は概略的な構成のみ説明している
が、図示した以外にはモニター系,加熱電源系,キャピ
ラリー加圧調整系,周囲ガス導入系等の付加は勿論可能
であり、これらの制御系やその自動化装置等の装着も可
能である。
【0030】次に、上記の実装装置を用いた組立て工程
について説明していく。最初に実装基体11の支持台1
5への装着を行い、支持部16により支持する。このと
き、実装基体11の支持は図に示す方法だけではなく、
例えば上面からの押え付けや下面からの真空吸着或いは
これらの複合的な方法であってもよい。
【0031】次いで、電子部品13を支持移動体14に
より実装基体11の凹部12に移送する。その後、交流
発生器18を動作させ、実装基体11に微小振動を付与
して実装基体11に電子部品13の挿入を行う。このと
き、電子部品13を支持移動機構14に吸着(支持)さ
せたまま挿入する方法と、電子部品13を一旦凹部12
上又は近傍に乗せて支持移動体14の吸着(支持)を解
放してやる方法と、の2通りの方法を用いることができ
る。
【0032】前者の方法では挿入に要する時間が短く、
挿入し損う確率が低いという利点を有するが、この方法
では半導体チップのような破損し易い電子部品13が微
小振動によりその端部或いは支持移動体14との接触部
で欠損等の障害を生じる可能性がある。一方、後者の方
法ではまれに電子部品13が凹部12に挿入されず実装
基体11上をすべり移動するという問題があるものの、
電子部品13の欠損等が少いという利点がある。これら
の方法は実装する電子部品の種類,性質等により適宜使
いわければよい。
【0033】このようにして電子部品13の挿入が終了
した後、交流発生器18を停止させて、或いは場合によ
っては交流発生器18を動作させたまま、支持移動体1
4又は別途用意した圧力印加機構により電子部品13へ
の圧力印加を行って、支持台15のヒータにより半田材
の加熱溶融と冷却固化による半田固定を行う。なお、電
子部品13の固定は半田による固定以外の方法でもよ
く、例えば熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂で熱硬化や
紫外線照射硬化等の手法を用いてもよい。
【0034】この実装組立て工程の具体的な例を図2を
参照して示す。図2は、図1で示した装置と方法により
半導体チップ13の挿入を行った断面図である。ここで
は、図15の従来例と同様な例として、半導体チップ
(例えば半導体レーザ素子)をSiを基体とするホルダ
ー部に挿入する例を示す。実装基体11はn型の低抵抗
Si基板であり、このSi基板にSiO2 ,Si3 4
多層膜マスクを設け、CF4 +O2 ガスによるドライエ
ッチング(約50μm)を行って凹部12(ホルダー
部)が形成される。凹部12の大きさは半導体チップ挿
入部で305μm×405μmとなるようにマスクサイ
ズを設定した。また、半導体チップ13はGaInAs
P/InP系半導体レーザ素子を用い厚さ約100μ
m、大きさが300μm×400μmと凹部12とのク
リアランスがそれぞれ5μm程度となるようにスクライ
ブ装置を用いて切り出した。
【0035】実装基体11の凹部12には、Au,S
n,Auを多層蒸着(Sn約20%)で約2μmの厚さ
にリフトオフ法を用いて形成し、半導体チップ固定用の
半田材20とした。このようにして形成した実装基体1
1に半導体チップ13をアップサイドアップで乗せたと
ころ、大部分の半導体チップは図2に破線で示した13'
のように不完全な挿入状態となっていた。その後、半導
体チップ13の吸着を解放した状態で実装基体11への
微小振動印加を行ったところ、殆ど全てのチップ13が
図2に実線で示したように正常な挿入状態となった。こ
のとき印加した微小振動は50Hzで、振幅が約2μm
となるような振動である。
【0036】微小振動はその振動周波数を変えても挿入
状態に大きな変化はなく、殆どが正常な挿入状態となっ
た。一部挿入不良となったものは、半導体チップ13の
切り出し形状の不良によるものであることも分かった。
【0037】ここで、微小振動は更に高周波の領域のも
のであってもよく、特に20kHz以上の所謂超音波振
動は人間の可聴領域外であり、機械的微小振動により生
じる装置音障害、即ち装置作業者に与える聴覚的不快感
等が殆どなく、また装置設置場所の消音又は防音設備が
不要になる等の利点がある。また、微小振動の振幅は1
0μm以下の振幅値であれば、作業者及び周囲装置等へ
の影響を抑制することができる。超音波領域での微小振
動印加としては、例えば60kHzで振幅約1μmの振
動を加える。このときの挿入状態も殆ど前記した挿入状
態と遜色のないものであった。なお、これらの微小振動
はその振動方向、振動伝搬状態、振動波形等を任意に設
定することが可能であり、振動周波数,振幅或いはこれ
らの時間的変動等と合わせて適用する実装基体、電子部
品等の材質,形状等に合わせて適時選定すればよいもの
である。
【0038】しかる後、約10gのチップ押圧を加えな
がら、水素20%を含ませた窒素囲気中で約350℃の
加熱処理を行い、半田材20による半導体チップ固定を
行った。固定後の半導体チップアライメントの状態は、
チップ切り出しが小さくなった不良チップを除いて実装
基体のホルダー部中心に対して半導体チップの中心がい
ずれの方向にも±2μm程度の誤差に収まっていた。ま
た、実装された半導体レーザ素子のプローバテストの結
果では、実装前の特性と遜色のない特性が得られてい
た。
【0039】このように本実施例によれば、電子部品1
3を実装基体11の凹部12に移送した状態で、微小振
動発生器17により実装基体11を微小振動させること
により、図2に破線で示すような傾き不良等を招くこと
なく、図2に実線で示すように電子部品13を凹部12
に正常に設置することができる。このため、凹部クリア
ランスを小さくすることができ、アライメント精度の向
上をはかり生産性の向上をはかることができる。
【0040】図3は、本発明の第2の実施例を説明する
ためのもので、半導体チップ13を挿入する凹部12を
テーパ形状に形成した例を示す断面構成図である。この
実施例の利点は、凹部12の入口が広くなるため半導体
チップ13の仮搭載が容易になることと、凹部12がテ
ーパ形状を持つため微小振動の印加による半導体チップ
13の凹部底部への移動がスムーズに行われ易いことで
ある。また、クリアランスの狭い部分が凹部底部のみに
できるため、半田付の加熱溶融の際に半田材の毛細管現
像による半導体チップ側面へのせり上りを防止すること
ができる。
【0041】この実施例における実装基体11について
具体的に説明を行う。ここでは、実装基体11は、Si
基板111 及び113 とSiO2 スペーサ112 により
構成されている。その理由として、テーパ形状の形成で
は加工深さの精度により凹部底部の大きさ(加工精度)
が決定し、狭いクリアランスの凹部を形成するためには
その加工深さを精密に制御する必要があるからである。
【0042】図3に示したようなSiO2 膜を中間に有
するSi接着基板の作製には、所謂直接接着法を用いる
ことができる。即ち、鏡面研磨,清浄化処理した2枚の
Si基板111 ,113 を張り合わせ、高温熱処理を加
えて原子レベルでの直接接着を行わせる方法である。こ
の方法により111 が250μm、112 が2μm、1
3 が200μmとなる厚さの基板を形成する。結晶方
位としてSi基板面を(100)とし、凹部12を〈0
11〉及び〈011〉方向に合わせて595μm×69
5μmの大きさのSiO2 マスク(窓)を形成する。し
かる後、80〜90℃のKOH水溶液でのSiO2 膜1
2 が露出するまで化学エッチングを施し、続いて弗化
アンモニウム溶液を用いてSiO2 膜112 を化学エッ
チングする。このようにして凹部12の底部が305μ
m×405μm、テーパ角度が約54°の実装基体11
を形成することができる。
【0043】ここで、図3の実装基体11では中間層と
してのSiO2 膜112 を選択的に後退、即ち選択エッ
チングすることが可能であり、SiO2 膜112 を適度
にオーバーエッチングさせることで余分な半田材を吸収
させる半田量調整機構として利用することも可能であ
る。
【0044】以上の実施例では2次元的な断面図で説明
してきたが、本発明を更に有効に用いるための実施例を
次に示す。図4は、本発明の第3の実施例を説明するた
めのもので、半導体チップを挿入する凹部を示す平面図
である。この実施例は、半導体チップ等の実装のための
改良を加えた例である。
【0045】一般に、半導体チップのような電子部品1
3は前述したスクライブやダイシング等の方法で切り出
しが行われる。その際、切り出しの途中の面は比較的良
好な切出しが行われるが、切り出しの境界部分、例えば
半導体チップ13の角の部分には所謂バリや形状的な変
形を生じることがある。これは数μmのアライメント精
度が要求されるような場合においては形状不良的な障害
となることが多い。
【0046】図4の実施例では、このような問題に対し
てクリアランスの狭い部分を半導体チップ13の角の部
分を避けて設け、即ち凹部12の半導体チップ13の4
隅に対する部分を外側に広げて形成し、半導体チップ1
3の挿入不良やアライメント不良の発生を抑制するよう
にしたものである。また、上記のような問題に対して
は、図5に示すようにクリアランスの狭い部分を複数の
点接触状にすることも有効である。
【0047】なお、本発明の微小振動印加による電子部
品の挿入においては実装する電子部品に対する実装基体
のホルダー部クリアランスが重要であり、クリアランス
の大きな場合には従来技術の図16(c)のようなアラ
イメント精度の低下が起こり易い。特にこれは、微小振
動により御小部品の移動が容易となっているため、クリ
アランスの大きな場合には片寄った位置に固定される割
合が大きくなるためである。このため、前述した各実施
例の場合には、電子部品と実装基体の凹部とのアライメ
ントのクリアランスは10μm以下となっていることが
望ましい。これによりアライメント誤差は±5μm以下
が達成され、従来例で説明したようなシングルモード光
ファイバと発光素子のアライメント等にも適用可能にな
る。
【0048】図6は、本発明の第4の実施例を説明する
ためのもので、半導体チップを挿入するための凹部をテ
ーパ形状に形成した例を示す断面構成図である。この実
施例は、実装基体と電子部品の熱膨張係数の差が大きい
場合等に、電子部品の挿入時に補助的に位置決め治具を
用いることであり、アライメントのためのクリアランス
を極端に狭くすることなくセルフアライメント効果を高
めるものである。この実施例では、クリアランスが十分
広くとれるため、実装基体と電子部品の熱膨張系数の差
が大きい場合、例えば金属の実装基体とガラスのレンズ
のような場合でも電子部品と実装基体との接触による温
度依存性(例えば光軸変動による特性変化)等を抑制す
ることができる。
【0049】図6に示した位置決め治具21は、例えば
Siのエッチング加工を用いて形成し、実装基体11の
凹部12の内側と電子部品13の外側に接するよう適時
その大きさ及び形状を決めて用いる。また、その組立て
方法としては、電子部品13を仮搭載した後に、電子部
品13の上に位置決め治具21を乗せ、前述した実施例
と同様に微小振動を加えることで所定の位置決めが達成
されるものである。また、位置決め治具21に真空吸着
のための吸着穴22を設けることにより、位置決め治具
21と電子部品13を同時に支持移動させることも可能
である。
【0050】なお、図6の実施例においては、位置決め
治具21の中間挿入を行う必要があり、位置決め治具2
1の加工限界と強度を考慮して広めのクリアランスに設
計することが望ましく、クリアランスは10μm以上の
大きさが必要になる。
【0051】次に、本発明の第5〜第7の実施例につい
て説明する。これらの実施例は、微小振動を利用した第
1〜第4の実施例とは異なり、メタルの調心効果を利用
して電子部品の正確な位置決めを行うものである。
【0052】まず、第5の実施例について図7〜図12
を参照して説明する。図7は、実装基体及びチップを示
す斜視図である。2枚のSiウェハ31,33をSiO
2 膜32を介して接着した接着基板30を所定の位置で
切断してサブマウントとするのであるが、切断前にサブ
マウントの所定の位置に凹部34を設けておく。凹部3
4の位置及び大きさは、通常のマスク合わせ工程及びエ
ッチング工程によって正確に制御できる。また、間に挟
んだSiO2 膜32によってエッチングが停止するの
で、凹部34の深さも正確に制御できる。
【0053】そして、凹部34の底面に露呈したSiO
2 膜32を弗酸など除去した後、この接着基板30を所
定の位置で切断し、凹部34に半導体チップ37を嵌め
込むようにマウントする。半導体チップ37は凹部34
の側面で位置合わせされるので、サブマウント内でX、
Y、Zの3軸方向共に、正確な位置及び向きにマウント
される。しかも、Siは熱伝導率及び電気伝導率が高い
ので、放熱及び電極確保も問題ない。なお、図7におい
て35は半導体チップ37にボンディングワイヤ等で接
続される配線、38は凹部34の斜面(側面テーパ部)
を示している。図8は、図7に示したSiサブマウント
30の凹部34に、半導体レーザなどの半導体チップ3
7を嵌め込んだ状態の、X軸方向の断面図である。チッ
プ37と側面38X1,38X2との間に流体状の部材41
を挿入して充填すると、流体状部材41の表面張力によ
って、チップ37は両側面38間の正確な位置に保持さ
れる。この状態で上からチップ37に圧力を加え、チッ
プ37の下面及び凹部34の底面に装着されたハンダ材
42を加熱して、溶融接合する。この方法によれば、チ
ップ37と側面38X1,38X2とのクリアランスをある
程度広く取れるので、チップ37の挿入が容易となり、
かつチップ37の自動的な位置合せが可能となる。
【0054】挿入される流体状部材41としては、水や
アルコールの様な液体を用いて、位置合わせ後に蒸発さ
せてもよいが、硬化性の樹脂等を用いて常に充填してお
くのも、チップのパッシベーションの意味で効果的であ
る。更には、溶融した低融点金属や導電性樹脂を用いる
と、電気的にも熱的にも接触抵抗が減少するので、一層
効果が高い。低融点金属を挿入する方法としては、るつ
ぼで溶融して流し込む方法、ショット状或いは粉体状に
して充填し、加熱して溶融する方法の他、図9に示すよ
うに側面にInやAuSn等の低融点金属44を1〜5
μmと厚く蒸着しておき、チップ37の挿入後、加熱溶
融して流し込む方法もある。
【0055】Y軸方向の位置合わせ方法としては、図1
0に示すように側面38Y1に対向して上向きの側面38
Y2を設けることも可能であるが、図11に示すようにチ
ップ37の下に切り欠き状の側面38Z を設けてもよ
い。この場合の流体の挿入方法としては、図12に示す
ように、サブマウント30の凹部34の底面に複数の溝
45を形成し、位置合わせ板46を当てがって、側面3
Z の側から流体を流し込むのが最も容易である。この
とき、位置合わせ板46にも溝を形成しておき、余分な
流体はこの溝を通して流出させることも可能である。
【0056】このように本実施例によれば、半導体チッ
プ37と凹部34の側面38との間に挿入された部材4
1は、所定の表面張力を有するために、半導体チップ3
7を側面38に引き寄せる働きをする。従って、側面3
8を所定の位置に形成しておれば、半導体チップ37は
側面38に対して自動的に位置合わせされる。
【0057】図13は、本発明の第6の実施例方法を説
明するための工程図である。この実施例は、半導体チッ
プの位置合わせ方法として、メタルバンプを介した方法
である。
【0058】まず、図13(a)に示すように、チップ
37の裏面電極67にパターニングを施して半田材66
を被着させ、一部領域にバンプ63を形成する。基板3
0側にも同様のパターニング及びバンプ形成しておく。
バンプ63としては、In基やSn基の低融点合金(例
えば38%PbのSnPb合金;融点183℃)を用
い、金属の濡れ難い材料(例えばSiO2 )で所定量分
離して約20μmの直径となるように形成する。また、
半田材66にはバンプ材に用いる金属より高融点の半田
(例えば20%SnのAuSn半田;融点280℃)を
用い、バンプの設けられている部分を除いて形成する。
【0059】次いで、図13(b)に示すように、これ
らバンプ63同士を対向させて接合し、さらにチップ3
7をフリー状態にしてバンプ材の融点より高い温度(例
えば230℃)に昇温すると、メタル調心効果でチップ
37は本来接続されるべき位置に自動的に運ばれる。そ
の後更に、温度を半田材の融点より高い温度(例えば3
20℃)に上昇させ、上方よりチップ37へ圧力を印加
すると、図13(c)に示すようにバンプ63は押し潰
されて半田材66同士が融合し、チップ37と基板30
とがチップ37の下面ほぼ全域に亘って密着接合され
る。
【0060】このように比較的小さなバンプで位置決め
を行うことでアライメントの誤差(位置ずれ)を小さく
でき、例えば1μm以下の精度で位置決めできるように
なる。しかも、半田材によりチップのほぼ全面が接合さ
れるため熱的及び電気的抵抗は小さく、且つまた半田材
に高融点の材料を用いることができるため、通常の半田
実装の場合と遜色ない温度特性と放熱特性が得られるよ
うになる。ここでバンプ63,半田材66は必ずしもチ
ップ及び基板の両方に設ける必要はなく、少なくともど
ちらか一方に設け、他方のバンプ接触部分が所定の領域
に規定されていれば良いものである。また、半田材の厚
さがバンプの厚さより薄い場合、熱処理の温度を初めか
ら半田材の融点以上に設定しておいても構わなく、半田
材とバンプ材を同じ材料で構成しても構わない。更に、
半田材部分を単にメタライズとしておき、押し潰される
バンプ63がチップ37の下面全面に回り込むようにし
て、バンプと半田材とを兼用させることも可能である。
【0061】上記の実施例の他に、バンプ領域と半田領
域は電気的に分離してそれぞれ独立の電極とすることも
可能である。例えば図14(a)に示すようにICチッ
プ37′表面に絶縁とバッシベーションを兼ねた誘電膜
68を形成し、67′のパッド部分にバンプ電極或いは
バンプ用金属67″を形成し、ICの能動(発熱)領域
69の部分にメタライズ67を形成してフェースダウン
でフリップチップ接続及び半田接続を行う。その結果、
従来のIC実装では得られなかった非常に大きな放熱特
性が得られ、しかも非常に微細なピッチの配線70を接
続することができる。
【0062】また、図14(b)に示すようなアレイ発
光素子37″の能動領域69′にそれぞれ電極67,実
装基体30の配線70にバンプ63、配線70′に半田
材66を設け、アレイチップ37″の両端部分(例えば
設置電極)でフリップチップ接続、能動領域69′部分
で半田接続として位置決め精度と放熱性の両方を確保す
る場合にも有効である。
【0063】上述したメタル調芯効果を利用した第6の
実施例方法は、平坦な基板上ばかりでなく、図7で説明
したような穴の底面にも適用でき、前述の第5の実施例
方法と併用することも可能である。また、第5の実施例
方法においても、場合によっては位置合わせされるべき
側面は一面でも可能であるし、側面同士が必ずしも直角
に交わっている必要もない。いずれにせよチップは平面
に対して密着接合されるので、チップで発熱する熱は容
易に放熱される。
【0064】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。凹部に実装する半導体チップは半導
体レーザに限るものではなく、機械的精密アライメント
を必要とする各種の半導体素子に適用することができ
る。さらに、半導体チップに限らず、光学素子その他、
各種の電子部品に適用することも可能である。また、第
1〜第4の実施例では実装基体側を微小振動させたが、
電子部品側を微小振動させるようにしてもよいし、両方
を微小振動させるようにしてもよい。その他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが
できる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、微
小振動又は表面張力を有する部材の調心効果を利用する
ことにより、機械的精密アライメントを必要とする電子
部品の凹部へのセルフアライメント実装が容易となり、
またそのアライメント精度を飛躍的に向上させることが
可能となるため、光伝送モジュールや高速ハイブリッド
IC等の格段の生産性向上と低価格化に寄与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に使用した電子部品の実装装置を
示す概略構成図、
【図2】第1の実施例における電子部品の挿入状態を示
す断面図、
【図3】第2の実施例における電子部品の挿入状態を示
す断面図、
【図4】第3の実施例における電子部品の挿入状態を示
す平面図、
【図5】第3の実施例における微小部品の挿入状態を示
す平面図、
【図6】第4の実施例における微小部品の挿入状態を示
す断面図、
【図7】第5の実施例における実装基体及び電子部品の
配置例を示す斜視図、
【図8】第5の実施例における電子部品の挿入状態を示
す断面図、
【図9】第5の実施例における電子部品の挿入状態を示
す断面図、
【図10】第5の実施例における電子部品の挿入状態を
示す断面図、
【図11】第5の実施例における電子部品の挿入状態を
示す断面図、
【図12】第5の実施例における凹部の側面形状を示す
斜視図、
【図13】第6の実施例における電子部品の実装工程を
示す斜視図及び断面図、
【図14】第6の実施例の変形例を示す断面図、
【図15】従来方法におけるホルダー部及び電子部品の
配置例を示す斜視図、
【図16】従来方法の問題点を説明するための断面図。
【符号の説明】
11…実装基体、 12…凹部(ホルダー部)、 13……半導体チップ(電子部品)、 14…支持移動体(押しつけ機構)、 15…支持台、 16…支持部、 17…微小振動発生器、 18…交流発生器、 19…固定壁、 20…半田材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 文彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 中村 優 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状に加工された電子部品を、実装基
    体に設けた凹部に搭載するに際し、前記実装基体及び前
    記電子部品の少なくとも一方に微小振動を印加して、前
    記電子部品の前記凹部への挿入を行うことを特徴とする
    電子部品の実装方法。
  2. 【請求項2】所定形状に加工された電子部品を、実装基
    体に設けた凹部に搭載するに際し、前記実装基体の凹部
    に内接し且つ前記電子部品に外接する位置決め手段を用
    い、該位置決め手段及び前記実装基体の少くとも一方に
    微小振動を印加して、前記電子部品の前記凹部への挿
    入,位置決めを行うことを特徴とする電子部品の実装方
    法。
  3. 【請求項3】所定形状に加工された電子部品を、実装基
    体に設けた凹部に搭載するに際し、前記電子部品を前記
    凹部に挿入した後、前記凹部の側面と前記電子部品との
    間に所定の表面張力を有する材料を充填し、次いで前記
    電子部品を前記凹部の底面に接合することを特徴とする
    電子部品の実装方法。
  4. 【請求項4】アライメント用及び接続用の電極が設けら
    れた電子部品をアライメント用及び接続用の電極が設け
    られた実装基体に搭載するに際し、前記電子部品の接続
    用電極と前記実装基体の接続用電極とを非接触の状態
    で、前記電子部品のアライメント用電極と前記実装基体
    のアライメント用電極とをアライメント用メタルバンプ
    を介して接触させ、所定の温度で熱処理して前記電子部
    品と実装基体のアライメントを行い、次いで前記電子部
    品と実装基体を圧接して前記電子部品の接続用電極と前
    記実装基体の接続用電極とを半田材料により半田接続す
    ることを特徴とする電子部品の実装方法。
  5. 【請求項5】所定形状に加工された電子部品を搭載する
    ための凹部が形成された実装基体を保持する保持手段
    と、前記電子部品を保持し前記実装基体の凹部に移動す
    る移動手段と、前記実装基体及び前記電子部品の少なく
    とも一方に微小振動を与える振動発生手段とを具備して
    なることを特徴とする電子部品の実装装置。
JP3308683A 1991-08-23 1991-11-25 電子部品の実装方法及び実装装置 Pending JPH05114800A (ja)

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