JP2017028053A - 回路形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路の形成精度を高くする。【解決手段】本発明の回路形成方法では、紫外線硬化樹脂により、キャビティ132を有する樹脂層130が基板70の上に造形される。次に、吸着ノズルによって電子部品96が保持され、電子部品がキャビティ内に移動される。続いて、吸着ノズルにより保持された電子部品が、キャビティの内壁面134,136に当接されることで、部品の保持姿勢が補正される。そして、内壁面への部品の当接箇所から距離移動させたキャビティ内の所定の箇所に部品が装着される。つまり、キャビティの内壁面への部品の当接により、部品の保持姿勢の補正が行われ、部品が当接される内壁面を基準として、部品が装着される。このため、キャビティの形成位置が基板毎に異なっている場合であっても、全基板において、キャビティ内での部品の装着位置を同じにすることが可能となる。これにより、回路の形成精度が高くなる。【選択図】図14

Description

本発明は、硬化性粘性流体によって造形物を造形することで回路を形成する回路形成方法に関するものである。
近年、3Dプリンタを利用して、回路を形成する方法の開発が進められている。具体的には、例えば、基板の上に、キャビティを有する造形物が、硬化性粘性流体によって造形される。そして、吸着ノズル等の保持具によって部品が保持され、その部品がキャビティの内部に装着される。この回路形成方法では、回路の形成精度を高めるべく、部品がキャビティの内部に装着される際に、吸着ノズルによる部品の保持姿勢を補正することが望まれる。下記特許文献には、吸着ノズルによって保持された部品の保持姿勢を補正するための治具に関する技術が記載されている。
特開昭62−032692号公報
上記特許文献に記載の技術によれば、吸着ノズルによって保持された部品の保持姿勢を補正することが可能となり、回路の形成精度が高くなる。しかしながら、部品が装着されるキャビティは、硬化性粘性流体によって造形されるため、造形精度の相違により、キャビティの形成位置が造形物毎に異なる場合がある。このような場合には、造形物毎に、キャビティ内での部品の装着位置が異なり、回路の形成精度が低下する虞がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、キャビティの形成位置が造形物毎に異なる場合であっても、回路の形成精度の低下を防止することである。
上記課題を解決するために、本願に記載の回路形成方法は、造形物内に部品を内包する回路を形成する回路形成方法であって、キャビティを有する造形物を硬化性粘性流体によって造形する造形工程と、部品を吸着ノズルによって吸着保持する保持工程と、前記吸着ノズルにより吸着保持された部品を前記キャビティ内に移動させる移動工程と、前記キャビティ内に移動された部品を、前記吸着ノズルにより保持された状態で前記キャビティの内壁面に当接させて、前記吸着ノズルによる部品の保持姿勢を補正する当接工程と、前記キャビティの内壁面に部品を当接させた箇所から予め設定された距離移動させた前記キャビティ内の所定の箇所に部品を装着する装着工程とを含むことを特徴とする。
本願に記載の回路形成方法では、キャビティ内に移動された部品が、吸着ノズルにより保持された状態でキャビティの内壁面に当接されることで、部品の保持姿勢が補正される。そして、キャビティの内壁面に部品を当接させた箇所から予め設定された距離移動させたキャビティ内の所定の箇所に部品が装着される。つまり、キャビティの内壁面への部品の当接により、部品の保持姿勢の補正が行われ、部品が当接される内壁面を基準として、部品が装着される。このため、キャビティの形成位置が造形物毎に異なっている場合であっても、全ての造形物において、キャビティ内での部品の装着位置を同じにすることが可能となる。これにより、適切な回路形成を担保することが可能となり、回路の形成精度の低下を防止することが可能となる。
回路形成装置を示す図である。 制御装置を示すブロック図である。 回路の形成工程を説明するための模式図である。 回路の形成工程を説明するための模式図である。 回路の形成工程を説明するための模式図である。 回路の形成工程を説明するための模式図である。 回路の形成工程を説明するための模式図である。 回路の形成工程を説明するための模式図である。 回路の形成工程を説明するための模式図である。 回路の形成工程を説明するための模式図である。 押当治具を示す図である。 回路の形成工程を説明するための模式図である。 電子部品の重心および保持位置を示す図である。 回路の形成工程を説明するための模式図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<回路形成装置の構成>
図1に回路形成装置10を示す。回路形成装置10は、搬送装置20と、第1造形ユニット22と、第2造形ユニット24と、装着ユニット26と、制御装置(図2参照)27を備える。それら搬送装置20と第1造形ユニット22と第2造形ユニット24と装着ユニット26とは、回路形成装置10のベース28の上に配置されている。ベース28は、概して長方形状をなしており、以下の説明では、ベース28の長手方向をX軸方向、ベース28の短手方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向の両方に直交する方向をZ軸方向と称して説明する。
搬送装置20は、X軸スライド機構30と、Y軸スライド機構32とを備えている。そのX軸スライド機構30は、X軸スライドレール34とX軸スライダ36とを有している。X軸スライドレール34は、X軸方向に延びるように、ベース28の上に配設されている。X軸スライダ36は、X軸スライドレール34によって、X軸方向にスライド可能に保持されている。さらに、X軸スライド機構30は、電磁モータ(図2参照)38を有しており、電磁モータ38の駆動により、X軸スライダ36がX軸方向の任意の位置に移動する。また、Y軸スライド機構32は、Y軸スライドレール50とステージ52とを有している。Y軸スライドレール50は、Y軸方向に延びるように、ベース28の上に配設されており、X軸方向に移動可能とされている。そして、Y軸スライドレール50の一端部が、X軸スライダ36に連結されている。そのY軸スライドレール50には、ステージ52が、Y軸方向にスライド可能に保持されている。さらに、Y軸スライド機構32は、電磁モータ(図2参照)56を有しており、電磁モータ56の駆動により、ステージ52がY軸方向の任意の位置に移動する。これにより、ステージ52は、X軸スライド機構30及びY軸スライド機構32の駆動により、ベース28上の任意の位置に移動する。
ステージ52は、基台60と、保持装置62と、昇降装置64とを有している。基台60は、平板状に形成され、上面に基板が載置される。保持装置62は、基台60のX軸方向の両側部に設けられている。そして、基台60に載置された基板のX軸方向の両縁部が、保持装置62によって挟まれることで、基板が固定的に保持される。また、昇降装置64は、基台60の下方に配設されており、基台60を昇降させる。
第1造形ユニット22は、ステージ52の基台60に載置された基板(図3参照)70の上に配線を造形するユニットであり、第1印刷部72と、焼成部74とを有している。第1印刷部72は、インクジェットヘッド(図2参照)76を有しており、基台60に載置された基板70の上に、金属インクを線状に吐出する。金属インクは、金属の微粒子が溶剤中に分散されたものである。なお、インクジェットヘッド76は、例えば、圧電素子を用いたピエゾ方式によって複数のノズルから導電性材料を吐出する。
焼成部74は、レーザ照射装置(図2参照)78を有している。レーザ照射装置78は、基板70の上に吐出された金属インクにレーザを照射する装置であり、レーザが照射された金属インクは焼成し、配線が形成される。なお、金属インクの焼成とは、エネルギーを付与することによって、溶媒の気化や金属微粒子保護膜の分解等が行われ、金属微粒子が接触または融着をすることで、導電率が高くなる現象である。そして、金属インクが焼成することで、金属製の配線が形成される。
また、第2造形ユニット24は、ステージ52の基台60に載置された基板70の上に樹脂層を造形するユニットであり、第2印刷部84と、硬化部86とを有している。第2印刷部84は、インクジェットヘッド(図2参照)88を有しており、基台60に載置された基板70の上に紫外線硬化樹脂を吐出する。なお、インクジェットヘッド88は、例えば、圧電素子を用いたピエゾ方式でもよく、樹脂を加熱して気泡を発生させノズルから吐出するサーマル方式でもよい。
硬化部86は、平坦化装置(図2参照)90と照射装置(図2参照)92とを有している。平坦化装置90は、インクジェットヘッド88によって基板70の上に吐出された紫外線硬化樹脂の上面を平坦化するものであり、例えば、紫外線硬化樹脂の表面を均しながら余剰分の樹脂を、ローラもしくはブレードによって掻き取ることで、紫外線硬化樹脂の厚みを均一させる。また、照射装置92は、光源として水銀ランプもしくはLEDを備えており、基板70の上に吐出された紫外線硬化樹脂に紫外線を照射する。これにより、基板70の上に吐出された紫外線硬化樹脂が硬化し、樹脂層が造形される。
また、装着ユニット26は、ステージ52の基台60に載置された基板70の上に電子部品(図4参照)96を装着するユニットであり、供給部100と、装着部102とを有している。供給部100は、テーピング化された電子部品96を1つずつ送り出すテープフィーダ(図2参照)110を複数有しており、供給位置において、電子部品96を供給する。なお、供給部100は、テープフィーダ110に限らず、トレイから電子部品96をピックアップして供給するトレイ型の供給装置でもよい。また、供給部100は、テープ型とトレイ型との両方、あるいはそれ以外の供給装置を備えた構成でもよい。
装着部102は、装着ヘッド(図2参照)112と、移動装置(図2参照)114とを有している。装着ヘッド112は、電子部品96を吸着保持するための吸着ノズル(図11参照)118を有する。吸着ノズル118は、正負圧供給装置(図示省略)から負圧が供給されることで、エアの吸引により電子部品96を吸着保持する。そして、正負圧供給装置から僅かな正圧が供給されることで、電子部品96を離脱する。また、移動装置114は、テープフィーダ110による電子部品96の供給位置と、基台60に載置された基板70との間で、装着ヘッド112を移動させる。これにより、装着部102では、テープフィーダ110から供給された電子部品96が、吸着ノズル118により保持され、その吸着ノズル118によって保持された電子部品96が、基板70に装着される。
また、制御装置27は、図2に示すように、コントローラ120と、複数の駆動回路122とを備えている。複数の駆動回路122は、上記電磁モータ38,56、保持装置62、昇降装置64、インクジェットヘッド76、レーザ照射装置78、インクジェットヘッド88、平坦化装置90、照射装置92、テープフィーダ110、装着ヘッド112、移動装置114に接続されている。コントローラ120は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路122に接続されている。これにより、搬送装置20、第1造形ユニット22、第2造形ユニット24、装着ユニット26の作動が、コントローラ120によって制御される。
<回路形成装置の作動>
回路形成装置10では、上述した構成によって、基板70上に電子部品96が装着されることで、回路が形成される。具体的には、ステージ52の基台60に基板70がセットされ、そのステージ52が、第2造形ユニット24の下方に移動される。そして、第2造形ユニット24において、図3に示すように、基板70の上に樹脂層130が形成される。樹脂層130は、電子部品96を装着するためのキャビティ132を有しており、インクジェットヘッド88からの紫外線硬化樹脂の吐出と、吐出された紫外線硬化樹脂への照射装置92による紫外線の照射とが繰り返されることにより形成される。
詳しくは、第2造形ユニット24の第2印刷部84において、インクジェットヘッド88が、基板70の上面に紫外線硬化樹脂を薄膜状に吐出する。この際、インクジェットヘッド88は、基板70の上面の所定の部分が概して矩形に露出するように、紫外線硬化樹脂を吐出する。続いて、紫外線硬化樹脂が薄膜状に吐出されると、硬化部86において、紫外線硬化樹脂の膜厚が均一となるように、紫外線硬化樹脂が平坦化装置90によって平坦化される。そして、照射装置92が、その薄膜状の紫外線硬化樹脂に紫外線を照射する。これにより、基板70の上に薄膜状の樹脂層が形成される。
続いて、インクジェットヘッド88が、その薄膜状の樹脂層の上の部分にのみ紫外線硬化樹脂を薄膜状に吐出する。つまり、インクジェットヘッド88は、基板70の上面の所定の部分が概して矩形に露出するように、薄膜状の樹脂層の上に紫外線硬化樹脂を薄膜状に吐出する。そして、平坦化装置90によって薄膜状の紫外線硬化樹脂が平坦化され、照射装置92が、その薄膜状に吐出された紫外線硬化樹脂に紫外線を照射することで、薄膜状の樹脂層の上に薄膜状の樹脂層が積層される。このように、基板70の上面の概して矩形の部分を除いた薄膜状の樹脂層の上への紫外線硬化樹脂の吐出と、紫外線の照射とが繰り返されることで、キャビティ132を有する樹脂層130が形成される。なお、キャビティ132は、4つの内壁面(図5参照)134,136,138,140によって区画される。
上述した手順により樹脂層130が形成されると、ステージ52が装着ユニット26の下方に移動される。装着ユニット26では、テープフィーダ110により電子部品96が供給され、その電子部品96が装着ヘッド112の吸着ノズル118によって、保持される。そして、装着ヘッド112が、移動装置114によって移動され、吸着ノズル118により保持された電子部品96が、図4および、図5に示すように、樹脂層130のキャビティ132の内部において、基板70の所定の装着位置に装着される。なお、樹脂層130の高さ寸法と、電子部品96の高さ寸法とは略同じとされている。
電子部品96がキャビティ132の内部において基板70に装着されると、ステージ52が第2造形ユニット24の下方に移動され、図6に示すように、キャビティ132の隙間、つまり、キャビティ132を区画する内壁面134,136,138,140と電子部品96との間に、樹脂層150が形成される。なお、樹脂層150は、樹脂層130と同様に、インクジェットヘッド88による紫外線硬化樹脂の吐出と、照射装置92による紫外線の照射とが繰り返されることで、形成される。また、樹脂層150の高さ寸法は、樹脂層130および電子部品96の高さ寸法と略同じとされている。これにより、樹脂層130の上面と樹脂層150の上面と電子部品96の上面とは、面一とされる。
次に、キャビティ132の隙間に樹脂層150が形成されると、第1造形ユニット22の下方に移動される。そして、第1印刷部72において、インクジェットヘッド76によって、金属インクが樹脂層130,150の上に、回路パターンに応じて線状に吐出される。この際、図7に示すように、金属インク160は、電子部品96の電極162と、他の電極(図示省略)とを繋ぐように、線状に吐出される。続いて、焼成部74において、吐出された金属インク160に、レーザ照射装置78によってレーザが照射される。これにより、金属インク160が焼成し、電極間を繋ぐ配線が形成される。
このように、回路形成装置10では、キャビティ132を有する樹脂層130の形成と、キャビティ132内への電子部品96の装着と、キャビティ132の隙間への樹脂層150の形成と、電極間を繋ぐ配線の形成とによって、回路が形成される。ただし、キャビティ132内に電子部品96が装着される際に、吸着ノズル118による電子部品96の保持姿勢がズレている場合がある。具体的には、例えば、図8に示すように、吸着ノズル118と電子部品96との相対角度がズレて、電子部品96が正常な姿勢で保持されていない場合がある。このような場合には、図9に示すように、電子部品96が、適切な装着位置(図4の電子部品96の装着位置)からズレた箇所に装着される。
そして、電子部品96が、適切な装着位置からズレた箇所に装着されると、キャビティ132の隙間に樹脂層150が形成される際に、図10に示すように、電子部品96の電極162が樹脂層150によって被覆されたり、キャビティ132の隙間が残存する虞がある。このように、電極162が樹脂層150によって被覆されたり、キャビティ132の隙間が残存すると、電極間を適切に繋ぐことができず、回路を形成することができない。
このため、従来の回路形成装置には、吸着ノズル118による電子部品96の保持姿勢を補正するための押当治具が設けられていた。詳しくは、押当治具170は、図11に示すように、平板部172と押当部174とによって構成されている。平板部172は、平板状をなし、その平板部172の上面に、押当部174がL字型に突出している。そして、吸着ノズル118によって保持された電子部品96が、押当部174のL字型に屈曲している内側の角部に押し当てられる。この際、吸着ノズル118の保持力は、電子部品96が脱落しない程度に低下される。これにより、L字型の押当部174の内側の角部に押し当てられた電子部品96は、その角部と一致するように回転し、吸着ノズル118と電子部品96との相対角度が所定の角度に補正される。このように、吸着ノズル118と電子部品96との相対角度が所定の角度に補正されることで、例えば、適切でない姿勢で保持された電子部品(図8参照)96が、図5に示すように、適切な姿勢に補正される。これにより、キャビティ132の内部において、電子部品96を適切な姿勢で基板70に装着することが可能となる。
しかしながら、キャビティ132を有する樹脂層130は、紫外線硬化樹脂の吐出と、紫外線の照射とが繰り返され、薄膜状の樹脂層が積層されることで形成されるため、樹脂層130の形成精度の相違により、キャビティ132の形成位置が、基板70毎に異なる場合がある。このような場合には、基板70毎に、キャビティ132内での電子部品96の装着位置が異なり、適切に回路を形成できない虞がある。このようなことに鑑みて、回路形成装置10では、キャビティ132の内部において、吸着ノズル118による電子部品96の保持姿勢が補正される。
詳しくは、基板70の上に樹脂層130を形成した後に、吸着ノズル118によって保持した電子部品96を、図8に示すように、樹脂層130のキャビティ132の内部に移動させる。この際、電子部品96の底面が、キャビティ132の底面より高く、樹脂層130の上面より低い位置となるように、電子部品96をキャビティ132の内部に移動させる。次に、電子部品96をキャビティ132の内部において移動させ、図12に示すように、キャビティ132を区画する4つの内壁面134,136,138,140のうちの連続する2つの内壁面134,136に、電子部品96の4つの側面180,182,184,186のうちの連続する2つの側面180,182を押し当てる。
この際、吸着ノズル118の保持力は、電子部品96が脱落しない程度に低下される。これにより、2つの内壁面134,136に押し当てられた電子部品96は、2つの内壁面134,136と2つの側面180,182とが一致するように回転し、吸着ノズル118と電子部品96との相対角度が所定の角度に補正される。このように、回路形成装置10では、吸着ノズル118によって保持された電子部品96を、キャビティ132の内壁面134,136に押し当てることで、適切でない姿勢で保持された電子部品(図8参照)96が、適切な姿勢に補正される。
ただし、キャビティ132の内壁面134,136への押し当てにより、吸着ノズル118による電子部品96の保持位置がズレる虞がある。詳しくは、電子部品96は、通常、図8に示すように、電子部品96の重心190において、吸着ノズル118によって保持される。なお、重心190は、幾何的重心、物理的重心、質量中心を含む概念である。また、図中の点線の○印は、吸着ノズル118による保持位置192を示している。そして、吸着ノズル118によって保持された電子部品96が、図12に示すように、2つの内壁面134,136に押し当てられると、吸着ノズル118による保持位置192が、内壁面134,136に近づく方向にズレる虞がある。この際、吸着ノズル118による保持位置192のズレ量が大きいと、電子部品96が脱落する虞がある。
このため、回路形成装置10では、テープフィーダ110から電子部品96が吸着ノズル118によって保持される際に、重心190と異なる位置において電子部品96が保持される。詳しくは、キャビティ132の内壁面134,136への押し当てにより、吸着ノズル118による保持位置192が内壁面134,136に近づく方向、つまり、側面180,182に近づく方向にズレることを考慮して、図13に示すように、吸着ノズル118による保持位置192を、重心190から側面180,182の反対方向にズレた箇所とする。つまり、電子部品96は、重心190から側面180,182と離間する方向にずらした箇所において、吸着ノズル118によって保持される。これにより、内壁面134,136への電子部品96の押し当てにより、吸着ノズル118による保持位置192がズレた場合に、図14に示すように、吸着ノズル118による保持位置192を重心190に近い箇所とすることが可能となる。また、吸着ノズル118による保持位置192のズレ量が大きい場合であっても、電子部品96の脱落を防止することが可能となる。
そして、内壁面134,136への押し当てによって電子部品96の保持姿勢が補正されると、内壁面134,136に押し当てられた箇所から、予め設定された設定距離、電子部品96が移動される。なお、設定距離は、内壁面134,136に押し当てられた電子部品96の位置と、電子部品96の装着予定位置とに基づいて設定されている。そして、電子部品96が設定距離移動された後に、吸着ノズル118から離脱されることで、図5に示すように、電子部品96が装着予定位置に装着される。
このように、回路形成装置10では、電子部品96が押し当てられる内壁面134,136を基準として、電子部品96が基板70に装着される。このため、キャビティ132の形成位置が基板70毎に異なっている場合であっても、全ての基板70において、キャビティ132内での電子部品96の装着位置を同じにすることが可能となり、適切な回路形成を担保することが可能となる。
なお、制御装置27のコントローラ120は、図2に示すように、造形部200と、保持部202と、移動部204と、保持力低下部206と、押当部208と、装着部210とを有している。造形部200は、紫外線硬化樹脂によって樹脂層130を造形するための機能部である。保持部202は、テープフィーダ110によって供給される電子部品96を吸着ノズル118によって保持するための機能部である。移動部204は、電子部品96を保持した状態の吸着ノズル118を、キャビティ132の内部に移動させるための機能部である。保持力低下部206は、吸着ノズル118による電子部品96の保持力を低下させるための機能部である。押当部208は、吸着ノズル118により保持された電子部品96を内壁面134,136に押し当てるための機能部である。装着部210は、内壁面134,136に押し当てられた箇所から設定距離、電子部品96を移動させた後に、基板70に装着するための機能部である。
ちなみに、上記実施例において、電子部品96は、部品の一例である。吸着ノズル118は、吸着ノズルの一例である。樹脂層130は、造形物の一例である。キャビティ132は、キャビティの一例である。内壁面134,136は、内壁面の一例である。側面180,182は、当接部の一例である。紫外線硬化樹脂は、硬化性粘性流体の一例である。造形部200により実行される工程は、造形工程の一例である。保持部202により実行される工程は、保持工程の一例である。移動部204により実行される工程は、移動工程の一例である。保持力低下部206により実行される工程は、保持力低下工程の一例である。押当部208により実行される工程は、当接工程の一例である。装着部210により実行される工程は、装着工程の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記実施例では、キャビティ132の2つの内壁面134,136に、電子部品96の2つの側面180,182が押し当てられることで、電子部品96の保持姿勢が補正されているが、キャビティ132の1つの内壁面に、電子部品96の1つの側面を押し当てることで、電子部品96の保持姿勢を補正してもよい。
96:電子部品(部品) 118:吸着ノズル 130:樹脂層(造形物) 132:キャビティ 134:内壁面 136:内壁面 180:側面(当接部) 182:当接部 200:造形部(造形工程) 202:保持部(保持工程) 204:移動部(移動工程) 206:保持力低下部(保持力低下工程) 208:押当部(当接工程) 210:装着部(装着工程)

Claims (3)

  1. 造形物内に部品を内包する回路を形成する回路形成方法であって、
    キャビティを有する造形物を硬化性粘性流体によって造形する造形工程と、
    部品を吸着ノズルによって吸着保持する保持工程と、
    前記吸着ノズルにより吸着保持された部品を前記キャビティ内に移動させる移動工程と、
    前記キャビティ内に移動された部品を、前記吸着ノズルにより保持された状態で前記キャビティの内壁面に当接させて、前記吸着ノズルによる部品の保持姿勢を補正する当接工程と、
    前記キャビティの内壁面に部品を当接させた箇所から予め設定された距離移動させた前記キャビティ内の所定の箇所に部品を装着する装着工程と
    を含む回路形成方法。
  2. 当該回路形成方法が、
    前記移動工程により部品が前記キャビティ内に移動された後であって、前記当接工程により部品が前記キャビティの内壁面に当接される前に、前記吸着ノズルによる部品の保持力を低下させる保持力低下工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の回路形成方法。
  3. 前記保持工程が、
    部品の重心から、前記当接工程で前記キャビティの内壁面に当接される部品の当接部と離間する方向にずらした箇所を、前記吸着ノズルによって吸着保持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回路形成方法。
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