JP4480536B2 - データリカバリ方法およびデータリカバリ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、シリアル転送されたデータを復元するためのデータリカバリ方法およびデータリカバリ回路に関する。
近年、機器間、ボード間、チップ間における大容量・高速データ伝送の要求を満たすため、USB(Universal Sirial Bus)、Sirial ATA(Advanced Technology Attachment)、IEEE1394、1G/10G Ethernet(登録商標)、InfiniBand、RapidIO、Fibre Channel、PCI(Peripheral Component Interconnect Bus)Expressといった様々な高速インタフェース規格が
提唱され、実用に供されているが、高速化・大容量化の傾向は今後ますます強まるものと
思われる。それらのインタフェース規格の多くは、シリアル転送方式が採用されており、予め定められた周波数を基にデータが伝送される。伝送されるデータにはその周波数のクロックが重畳され(エンベデッドクロック)、データ受信部では、受信したデータからこのクロックを抽出し、抽出されたクロック信号に基づいて受信データを復元している。これらの復元動作を行う回路をクロックデータリカバリ(「Clock Data Recovery」、以下CDRと略称する。)回路と呼んでいる。
従来のCDR回路では、一般にPLL(Phase Locked Loop)回路が用いられ、PLLに含まれるVCO(Voltage Controlled Oscillator)の発振信号(クロック)が受信デー
タの位相に同期するよう制御され、再生クロックとして抽出される。そしてこの再生クロ
ックを基準として受信データをラッチすることにより正確に受信データが復元される。
しかしながら、年々データ転送速度が高速化し、例えばGbpsを超えるオーダーになると、VCOの発振周波数はGHzオーダーを超えるので、そのようなVCOを組み込んだCDR回路は、チップサイズの増大化、消費電力の増大化、コストアップなどといったマイナス要因が増大する。また、高速化により配線遅延が無視できなくなるので、素子配置や配線レイアウトなどへの充分な配慮が必要となり、設計が益々困難になっている。また配線遅延は、使用するデバイス特性に大きく依存するので、プロセス毎にレイアウトの再設計を行う必要が生じ(あるいは回路の再設計まで必要となり)、回路の再利用性が低下し、開発期間の増大化を招く。
このような問題を解決するものとして、オーバーサンプリング型のクロックデータリカバ
リ回路が提案されている(非特許文献1参照)。
図1は、従来から用いられているCDR回路の構成図である。
図1に示すように、CDR回路は、多相クロック生成部200がPLLやDLL(Delayed Locked Loop)などにより構成され、基準クロック(RefCLK)から所定位相ずつシフトした、等間隔の位相差を有する多相クロックを生成する。
フリップフロップ回路(以下「FFあるいはF/F」回路と略称する。)201は、入力データ(Data)をデータ端子に共通入力し、多相クロック生成部200から供給される多相クロックの各クロック(CLK1〜CLKN)をそれぞれクロック端子に入力して、各クロックの立ち上がりで(あるいは立下りで)入力データを取り込む。すなわちFF回路201から出力されるデータは、入力データを少しずつ位相のずれたクロックでサンプリングされたものとなる。ディジタルPLL(DPLL)202は、FF回路201から供給されるビット列から、論理が反転する反転タイミングを検出し、そのタイミングに同期する位相のクロックを多相クロックの中から選択し、再生クロック(RecCLK)として復元する。また、再生クロック(RecCLK)と所定の位相差(例えば逆位相)を持つクロックで取り込んだデータを再生データ(RecData)として選択し、出力する。このとき再生クロック(RecCLK)の選択には、データの反転タイミングをフィルタで平滑化して検出している。そして後段の信号処理部(未図示)で、この再生クロック(RecCLK)をクロックとして動作を行なう。このような構成にすれば、多相クロック生成部以外はディジタル回路で構成できるので実現が比較的容易になる。
しかしながら、この回路構成に用いる多相クロックは、相互の位相差が問題となり、位相差が等間隔でない場合には誤動作を生じる恐れがある。
図2は、等間隔でない場合の問題点の一例を示す図である。
図2において、多相クロック生成部200から出力される多相クロックは4位相であるものとして説明する。図示するように、CLK2の位相が理想状態よりΔだけ遅れているものとし、再生クロック(RecCLK)としてはCLK2が選択され、信号処理部内の各データは、この再生クロックに同期して動作しているものとする。今、Tswのタイミングで再生クロック(RecCLK)がCLK1の位相に切り替わったとすると、元々の位相差に加えてさらにΔだけ再生クロックの周期が短くなり(T’)、信号処理部内でフリップフロップをセットアップする時間(Tsu’)が十分確保できない。このため、最悪の場合には誤動作の恐れがある。これは、たとえ多相クロック生成部200の出力端で等位相間隔になるように設計されていても、再生クロック(RecCLK)出力端までの各クロックのスキュー(例えば配線や負荷などによる)による影響を受け、このスキューは、高速になるほど顕著になる。従って、各部で多相クロックの遅延量の合せ込みを行う必要が生じ、その実現は容易ではなく、上述の問題点を解決するには至っていない。
また、この多相クロック生成部において、位相インターポレータを用い、位相調整を行なう方法が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−190724号公報 B.Kim et.al."A 30-MHz Hybrid Analog/Digtal Clock Recovery Circuit in 2-um CMOS", IEEE JSSC, December 1990, pp1385-1394
しかしながら、位相インターポレータのような回路を設ければ、位相差が等間隔の多相クロックを出力することは可能になるが、装置の増大化を招くほか、高速化に伴う配線遅延を無視しえない。配線遅延を回避する方法として、各部入力においてそれぞれ多相クロックの位相を合わせる方法が考えられる。しかし、この方法は、多相クロックの位相を合わせることは、オーバーサンプリング周波数(図2の例では、転送データに含まれるクロックの4倍の周波数)で動作するオーバーサンプリング型CDR回路を実現するのと同等の困難牲がある。
そこで、入力データからクロックを復元し、復元したクロックに基づいて信号処理を行なう、従来のアナログ型PLLを用いたCDR回路やオーバーサンプリング型CDR回路を用いる装置においては、転送速度が高速化するのに伴って、CDR部を設計する困難性が高まるので、開発期間が増大し、その実現が益々困難になってきている。
本発明は、上記の事情に鑑み、入力されたデータに含まれるクロックを復元することなく、そのクロックよりも周波数が同等以下の、独立したクロックでデータを正確に復元することが可能であり、さらに、たとえ入力されたデータにジッタが生じても、そのジッタによる影響を受けることが少ないデータリカバリ方法およびデータリカバリ回路を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明のデータリカバリ方法は、シリアル転送されたデータをオーバーサンプリングすることにより復元するデータリカバリ方法であって、
周波数がf1のクロックに同期してシリアル転送されたデータを、周波数がf2のクロックを所定位相ずつずらして生成された多相クロックによりオーバーサンプリングしてサンプリングデータを取得するサンプリング工程と、
前記サンプリング工程で取得された前記サンプリングデータから平均的にf1/f2ビットを抽出し、受信された前記データを復元するデータ復元工程と、を備えたことを特徴とする。
上記の目的を達成する本発明のデータリカバリ回路は、シリアル転送されたデータをオーバーサンプリングすることにより復元するデータリカバリ回路であって、
周波数がf1のクロックに同期してシリアル転送されたデータを、周波数がf2のクロックを所定位相ずつずらして生成された多相クロックによりオーバーサンプリングしてサンプリングデータを取得するサンプリング部と、
取得された前記サンプリングデータから平均的にf1/f2ビットを抽出し、受信された前記データを復元するデータ復元部と、を備えたことを特徴とする。
このようにシリアル転送されたデータを、そのデータの含まれる周波数がf1のクロックを復元して用いることなく、周波数がそれと同等以下の、f2の多相クロックを用いてオーバーサンプリングし、周波数差による位相のずれを勘案して所定のビットをそのサンプリングデータから抽出するので、転送速度が高速であっても処理が容易であり、ジッタによる影響をも回避し、正確にデータを復元することができる。
本発明のデータリカバリ方法及びデータリカバリ回路によれば、受信データのクロック
とは独立のクロックによりオーバーサンプリングする上、受信データに含まれるクロックと同じ周期のクロックパターンを、位相をずらしながら受信データの復元を行っているので、周波数差による影響や、ジッタによる影響がほとんど問題にならない。また、多相クロックの周波数は、受信データのクロック周波数の数分の1に設定することができるので、データ転送レートの高速化に対しても容易に対応できる。
以下に、本発明のデータリカバリ方法、及びそのデータリカバリ方法を用いた本発明のデータリカバリ回路の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図3は、本発明のデータリカバリ回路の第1の実施形態を適用したシリアル転送部の物理層部を示す概略構成図である。
図3に示す物理層部100は、データの送信を行う送信部101と、データの受信を行う受信部102とを有する。このシリアル転送部を用いてデータの送受信を行なうときは、伝送路106、107を介して、同等機能を有し、1組の送信部122と受信部121とを有する物理層部120を対向させて配置する。
物理層部100は、基準クロックRefCLK1から周波数f2のクロックを生成するPLL113を、物理層部120は、基準クロックRefCLK2から周波数f1のクロックを生成するPLL123を備え、物理層部100、120それぞれは、それぞれのPLL113、123により生成される、周波数がそれぞれf1、f2のクロックにより動作する。物理層部100、120それぞれの送信部と受信部からなる組をポートと呼び、データのシリアル転送は、ポート相互間で、ポイント・ツー・ポイントで行なわれる。
本実施形態における伝送路106、107は、送信と受信とは別個の伝送路により同時に行なうことが可能な全2重回線を構成しているが、必ずしも全2重回線である必要はなく、片2重回線により構成されている場合でも、本発明のデータリカバリ回路が適用される。なお、伝送路106、107は、それぞれ2本の線路により構成されているが、無線により構成されていてもよい。
送信部101は、上位層から供給される送信データDtxを所定の変換規則に従って符号化を行うエンコーダ部103と、エンコーダ部103で符号化されたデータをシリアル変換するシリアライザ104と、シリアル変換されたデータを伝送線路106に送信する送信出力部105とを有する。
伝送線路106上のデータの伝送は、差動信号で行なわれる。また、エンコーダ部103における符号化には、8B/10B変換が適用される。これは、8ビットのデータから10ビットのデータ(以下、「シンボルデータ」と称する。)に変換するものであり、8ビットのデータに、Kコード(あるいはKキャラクタ)と呼ばれる制御用の1ビット(DtxK)を用いデータ以外の制御のための特殊符号を加える。この8B/10B変換は、公知の技術であり、詳細は省略する。
PLL部113は、供給される基準クロックRefCLKを基に、データ転送のため、各規格に定められた転送クロックBCLKと、転送クロックBCLKを10分周(本実施形態の8B/10B変換の場合)した内部動作のためのクロックPCLKとを生成する。例えば、データ転送が2.5Gbpsで行なわれる場合は、転送クロックBCLKは、2.5GHzで生成され、クロックPCLKは、周波数250MHzで生成される。そして、エンコーダ部103にはクロックPCLKを、シリアライザ104にはクロックPCLKと転送クロックBCLKとを供給し各部を動作させる。また、上位層とのデータの受け渡しも、クロックPCLKに同期させて行なわれる。
受信部102は、伝送路107により伝送された差動信号を二値化する受信入力部108と、受信入力部108で2値化されたデータを復元するデータリカバリ部109と、復元したデータを10ビットのシンボルデータにパラレル変換するデシリアライザ110と、送信側と受信側のクロックとの周波数差を吸収するエラスティックバッファ111と、10ビットのシンボルデータを8ビットのデータに変換(10B/8B変換)するデコーダ部112とを備えている。
なお、対向する物理層部120も、送信部122は、供給される基準クロックRefCLK2に基づいてPLL123で生成される、周波数f1の転送クロックにデータを同期させて送信する。
ここで、エラスティックバッファ111は、例えば特殊符号の追加、削除を行うことに
より、周波数差を吸収することができる。また、本実施形態においては、デコーダ112の前段に設けられているが、後段に設けることにしてもよい。なお、この周波数差の許容値はインタフェース規格毎に定められる。
本発明のデータリカバリ回路の第1の実施形態は、上述した受信部102のデータリカバリ部109に適用され、ここでは、デシリアライザ110の機能も併有するように構成されている。しかし、必ずしもこの構成に限定されない。また、物理層部100のこれ以外の構成および機能は、データリカバリ回路の第1の実施形態との組み合わせにおいて任意に変更可能である。
また、本実施形態の物理層部100は、データリカバリ部109に供給する多相クロックやエラスティックバッファ111などに供給するクロックPCLKをPLL113で生成するが、生成されたクロックは、送信部101にも供給され(シリアライザ104やエンコーダ部103にクロックPCLKや転送クロックBCLKを供給する)、PLL113が共通化されている。
これは、対向する物理層部100、120それぞれが、独立の基準クロックRefCLK1、RefCLK2から生成されたクロックそれぞれにより動作するよう構成されているためである。
図4は、本発明のデータリカバリ回路の第1の実施形態を示すブロック図である。
図4に示すように、第1の実施形態のデータリカバリ回路は、オーバーサンプリング部1と、多相クロック生成部2と、シンボルデータ復元部3とを備えている。
ここで、オーバーサンプリング部1およびシンボルデータ復元部3の一部により、図3に示すデータリカバリ部109を構成し、シンボルデータ復元部3の他の一部により、図3に示すデシリアライザ110を構成している。また、多相クロック生成部2により、図3に示すPLL113の一部を構成している。
ここで、本実施形態のデシリアライザ110は、本発明のパラレル変換部に相当する。ただし、パラレル変換部は、必ずしもデータリカバリ回路には備える必要はなく、別個に設けることもできる。
オーバーサンプリング部1は、多相クロック生成部2から供給される多相クロックCK0〜CK11により受信データDataを取り込み、オーバーサンプリングデータOVSDを出力する。
シンボルデータ復元部3は、オーバーサンプリングデータOVSDから10ビットのシンボルデータSYMを復元し、シンボルクロックSYMCLKを生成するもので、データリカバリ機能とデシリアライザ機能とを有する。なお、シンボルデータ復元部3は、多相クロックのうちの1つのクロック(図ではCK0が例示されている)で動作する。
多相クロック生成部2は、基準クロックRefCLKから生成された所定周波数のクロックを所定位相ずつシフトし、ほぼ等間隔の位相差を有する多相クロックを生成する。
本実施形態では、周期UIが定められている転送クロックBCLKの約1/2の周波数f2を有し、位相差が例えば1/6UIの多相クロックCK0〜CK11を生成する。すなわち、データ転送速度が2.5Gbps(UIが400ps)の場合には、周期が800ps(周波数が1.25GHz)で位相差が66.7psずつある12個のクロックを生成する。
なお、多相クロックの周波数f2は、転送クロックの1/2である必要はなく、例えば1/4にすることにより24個のクロックを生成してもよいし、転送クロックと同一にしてもよい。さらに、多相クロックの位相差は、転送クロックの周期UIの1/6UIに限定する必要はない。また、本実施形態のデータリカバリ回路は、多相クロック生成部2を含んで構成されているが、多相クロック生成部2をデータリカバリ回路とは別個に構成してもよい。
このように、データリカバリ回路に、転送クロックの周波数f1よりも低い周波数f2に設定された多相クロックを用いれば、多相クロック生成部の発振周波数を下げることができるので、高速化に対応しやすい。
次に、各部の詳細について説明する。
オーバーサンプリング部1は、12個のフリップフロップ(F/F0〜F/F11)4
と、入力されたデータを1つのクロック(例えばCK0)に同期させて出力する並列化部
5と、を備えている。
12個のフリップフロップ4には、それぞれのデータ端子に受信データDataが共通
に入力し、多相クロックCK0〜CK11が立ち上がるタイミングで受信データDataを取り込み、Q0〜Q11を出力する。
並列化部5は、例えば2段構成のフリップフロップを有し、Q0〜Q11を、一旦出力Q0〜Q5と出力Q6〜Q11と分けてラッチした後に、それらを合わせ、出力Q0〜Q11を、例えば多相クロックの1つのクロック(ここではCK0とする)に同期させてオーバーサンプルデータOVSDを出力する。
図5は、オーバーサンプリング部の各主要信号の信号波形の一例を示す図である。
図5において、(a)は、受信データDataの波形例、(b)は、データ転送クロック(実際にはオーバーサンプリング部には存在しないが、説明の都合上記載)、(c)は、多相クロックCK0〜CK11、(d)は、多相クロックによりFFに取り込まれ、各FFから出力されるデータQ0〜Q11、(e)は、並列化部に一旦取り込まれたデータQ0〜Q5、データQ6〜Q11、(f)は、並列化部から出力されるオーバーサンプルデータOVSDを表している。
(c)に示す多相クロックCK0〜CK11の周期は、(b)に示すデータ転送クロックの周期(UI)の2倍(2UI)に設定され、隣接したクロック相互の位相差が等間隔になるように位相をシフトしたクロックである。(a)に示す受信データDataの黒丸は、多相クロックによるサンプリング点であり、この多相クロックにより取り込まれた(d)に示す各FFの出力Q0〜Q11は、(d−0)から(d−11)のように変化する。
並列化部においては、一旦、クロックCK0でQ0〜Q5を取り込み、(e−0)に示すようにQQ[0:5]を出力し、クロックCK6でQ6〜Q11を取り込み、(e−6)に示すようにQQ[6:11]を出力する。そして次のクロックCK0でQQ[0:5]及びQQ[6:11]を取り込んで並列同期化し、(f)に示すように、オーバーサンプルデータOVSD[0:11]を出力する。なお、図において、ビット列の左側はLSBで、時間的に速いサンプル点を表している。
このように並列化部において、クロックCK0でQ0〜Q5を取り込み、クロックCK6でQ6〜Q11を取り込んだ後、次のクロックCK0でQ0〜Q11を取り込むのは、
一度にQ0〜Q11を取り込むと、Q11やQ10に対するセットアップ時間が不足し、
それらのデータが正常に取り込まれなくなるためである。
ここで、本実施形態では、並列化部におけるデータの取り込みを、上述のように2段階
に設定しているが、より安定してデータが取り込めるよう段数をさらに増やしてもよい。
一般に、受信データDataが立ち上がり、あるいは立下がるタイミングは、ランダムに、あるいは多種多様な要因により斜線部(ア)のように変動する、いわゆるジッタが発
生する。このため、データが遷移するタイミング付近のサンプリングデータは、図の白丸のように変動し、データの正確な復元の妨げになることがある。しかし、本実施形態によれば、このような問題も解決することができる。
次に、オーバーサンプルデータOVSDから、受信データを復元するシンボルデータ復元部3の構成およびその作用について説明する。
シンボルデータ復元部3は、データ選択部6と、選択信号生成部7と、デシリアライザ
8と、コンマ検出部9とを備え、オーバーサンプルデータOVSDから10ビットのシンボルデータSYMを復元するとともに、位相状態を遷移させたシンボルクロックSYMCLKを生成する。
オーバーサンプルデータOVSDは、本実施形態においては、転送データ2ビットを6位相のクロックでサンプリングした、12ビット構成のデータである。したがって、この12ビットのオーバーサンプリングデータOVSDから、所定位相のクロックで取り込んだデータ(ビット)を選択出力すればよい。
ただし、対向する物理層部120の送信部122から送られるデータに含まれる転送クロックと、物理層部100の受信部102でサンプリングに用いる多相クロック(クロックCK0〜CK11)とが全く同一の周波数(あるいは転送クロックの周波数の自然数分の1)であれば、取り込み位相は、固定されたままの状態でよい。しかし、通常はある範囲内の周波数差を有するので、取り込み位相を徐々にずらし、本実施形態の場合には、通常は2個で、時折1個、あるいは3個のデータを選択的に出力する必要がある。
例えば、0.1%(1000ppm)の周波数差があると、転送データ1000ビットに対して1ビットのずれが生じ、オーバーサンプリングに用いられるクロックCK0の500サイクルに1回、1個、あるいは3個のデータが出力される。
選択信号生成部7は、オーバーサンプルデータOVSDの取り込み位相を指示する選択
信号Selと、データ有効数(1〜3)を示す状態信号S0、S1とを生成する。
ここで、S0が1のときは、データ数が1個有効であり、S1が1のときは、データ数
が3個有効であり、S0とS1とが共に0のときは、データ数が2個有効であることを示
し、S0とS1双方が1となることがないように設定されている。
データ選択部6は、選択信号生成部7から出力される選択信号Sel及び状態信号S0
、S1に従って、並列化部5から出力されるオーバーサンプルデータOVSDから1〜3個の復元データ(d0、d1、d2)を選択的に出力する。また、状態信号S0、S1を所定量遅延させた状態信号S0’、S1’も出力する。
コンマ検出部9は、転送データに所定間隔で挿入されたコンマ符号(コンマと呼ばれる特殊符号)を検出しコンマ検出信号Detを出力する。
デシリアライザ8は、コンマ検出信号Detを基に、データ選択部6から供給される1〜3個の復元データ(d0、d1、d2)を10ビットのシンボルデータSYMにパラレル変換する。また、シンボルクロックSYMCLKの生成も行なう。
図6は、選択信号生成部7の構成例を示す図であり、図7は、選択信号生成部7の各主要信号の波形例を示す図である。
図7の(b)〜(h−2)に示す信号名は、図6における同一信号名の波形を示し、下段の(b)〜(g−2)は、上段の破線期間における、(b)〜(g−2)を拡大したものである。なお、図中のビット列は、LSBからMSBの順に記述され、LSBは、最初に受信したデータを示す。
(a)は、多相クロック生成部2から供給されるクロック(CK0)、(b)は、オーバーサンプルデータOVSD[0:11]、(c)は、オーバーサンプルデータOVSDのエッジ信号RxEdge、(d)は、転送データに合わせて、クロックパターンの位相を遷移させたときの遷移状態state、(e)は、クロック(CK0)をオーバーサンプリングした12個のビット列からなるクロックパターンCKP、(f)は、クロックパターンCKPの立下りエッジCKEdge[0:11]、(g)は、クロックパターンCKPの位相遷移を示す信号(UP、DN)(図8参照)、(h)は、位相遷移を示す信号(UP、DN)の回数が所定値(N)を超えたタイミングを表す。
図6において、選択信号生成部7は、両エッジ検出部20と、比較部21と、カウンタ
22と、状態制御部23と、CKP変換部24と、エッジ検出部25と、選択信号変換部
26とを備え、多相クロック生成部2から供給されるクロックCK0(a)を基準にして
動作するように構成されている。
両エッジ検出部20は、オーバーサンプルデータOVSD(b)のビット列から立ち上がり及び立下りの両エッジを検出し、そのエッジ位置を示すエッジ信号RxEdge(c)を出力する。
これは、オーバーサンプルデータOVSD[0:11]と、オーバーサンプルデータOVSDを1位相分遅らせたデータdOVSD[0:11]との排他的論理和を演算するものである。dOVSD[0:11]は、1クロック前のOVSD[11]をpOVSD[11]と表せば、dOVSD[0:11]={pOVSD[11]、OVSD[0:10]}で求めることができる。
例えば、図7に示すように、例えばOVSD[0:11]が「0111111000
00」であるときは、dOVSD[0:11]は、「001111110000」となり、RxEdge[0:11]は、「010000010000」となる。
比較部21は、エッジ信号RxEdge(c)とクロック(CK0)の立下りエッジ信号CKEdgeとを比較し、どちらの位相が進んでいるか検出し、エッジ信号RxEdgeよりもCKEdgeの位相が進んでいるときはDN信号(g−2)を「H」に、遅れているときはUP信号(g−1)を「H」に、一致していれば双方を「L」にして出力する。
カウンタ22は、比較部21から出力されるUP信号又はDN信号をカウントし、LP
F設定信号により設定された所定値Nに達するとSUP信号又はSDN信号(h−1、h
−2)を出力する。
このようにカウンタ22は、UP信号又はDN信号を平均化するので、PLLにおけるループフィルタの役目を果たす。
これは、例えばアップダウンカウンタなどにより構成され、UP=「H」ならばカウント値を1プラスし、DN=「H」ならばカウント値を1マイナスする。そしてカウント値が正の所定値(例えば+N)を超えればSUP信号を「H」に、負の所定値(例えば−N)を下回ればSDN信号を「H」にして出力し、カウント値を初期値(例えば0)にクリアすることにより実現可能である。
ここで、LPF設定信号により正負の閾値を変更することにすれば、平均化の帯域を変えることができる。また、カウンタ22で平均化することにより、受信データにジッタがあり、オーバーサンプルデータOVSDのデータ遷移タイミングが変動する場合であっても、その平均位置がクロックに対して進んでいるか遅れているかを検出することができる。
また、正負の閾値は、送信側との周波数差に対する応答性を考慮して選択すればよい。 例えば、周波数差が1000ppmのとき、500クロック(CK0)で6回のSUP(またはSDN)が出力されればよいので、Nは83以下で、十分平均化の効果が得られる値(例えば16や32)に設定するとよい。
また、より簡単に構成するには、比較部21において複数のエッジに対し位相進み、あるいは位相遅れが出た場合はUP、DN双方とも「H」を出力し、次段のカウンタ22でUP=H、DN=Hの場合はカウントのアップ、ダウンを行わないようにしてもよい。
状態制御部23は、クロックパターンCKPの6つの位相状態(st0〜st5)を制御する。
状態制御部23は、転送クロックを、それと等価な周波数を有し、1周期が12等分される12位相のクロックでオーバーサンプリングした、12ビットのクロックパターンCKPの6つの位相状態(st0〜st5)を制御する。
図8は、クロックパターンCKPの位相遷移状態を模式的に示す図である。
図8に示すように、クロックパターンCKPの遷移条件は、カウンタ22からSUP信号「H」が出力されるたびに時計方向に1つずつクロックパターンCKP(a)の位相状態(St0〜St5)を遷移させ、カウンタ22からSDN信号「H」が出力されるたびに反時計方向に1つずつクロックパターンCKP(a)の位相状態(St0〜St5)を遷移させる。初期状態は例えばSt0とし、状態制御部23は、この位相状態を示すstate信号と、状態信号S0、S1とを出力する。なお、状態信号S0はstate信号がSt4からSt3に遷移したとき、状態信号S1は、St3からSt4に遷移したときに「H」となる。
CKP変換部24は、state信号をクロックパターンCKPに変換する。
図9は、state信号をクロックパターンCKPに変換する変換規則の一例を示す図である。
図9に示すクロックパターンCKPは、転送クロックの1周期(1UI)を12位相でオーバーサンプリングした12ビットからなるもので、St0〜St5に遷移するにつれて位相が1位相ずつ進むように構成されている。
また、選択信号変換部26は、state信号を選択信号Selに変換する。選択信号Selは、クロックパターンCKPの立ち上がり時に「1」となる信号である。この変換規則も、クロックパターンCKPの変換規則と同様に、図9に例示する。
なお、状態St4からSt3に遷移したとき、及びSt3からSt4に遷移したときは、図の右側に示す、異なるパターンが出力される。
これは、先に示した状態信号S0、S1の「H」期間に対応して、状態信号S0、S1は、選択信号Selの「1」の数(つまりクロック立ち上がり数)を表わし、S0=1のときは「1」の数は1個、S1=1のときは「1」の数は3個、その他のときは「1」の数は2個をそれぞれ表わすものである。
すなわち、選択信号変換部26から出力される選択信号Selのビット列における「1」の数は、位相状態がSt4からSt3に遷移したときには1箇所、位相状態がSt3からSt4に遷移したときには3箇所となり、その他の位相状態における箇所数とは相違する。
エッジ検出部25は、クロックパターンCKPのビット列における論理が反転し「1」から「0」に変わる箇所、すなわちクロックパターンCKPの立ち下がり箇所を検出しクロック立下りエッジ信号CKEdgeを出力する。
これはクロックパターン信号CKPと、クロックパターン信号CKPを1位相分遅らせたデータdCKP[0:11]と、により各ビットごとに(〜CKP&dCKP)なる演算を行えばよい。
ただし、〜CKPはCKPの否定演算、&は論理積を表す。なお、1クロック前のCKP[11]をpCKP11とすると、dCKP[0:11]={pCKP11、CKP[0:10]}なる関係がある。
再び図7に戻って説明する。図7に示す選択信号生成部の各主要信号の波形例において、(b)オーバーサンプルデータOVSDは、転送データ「10101010‥」がオーバーサンプリング部1でオーバーサンプリングされたものであり、「011111100000」のデータが連続している。また、(d)stateは、st0で始まり、図9に示した変換規則にしたがって(e)クロックパターンCKPは、「000111000111」が出力される。するとエッジ信号(c)RxEdgeは、「010000010000」となり、クロックパターンCKPの立下り(f)CKEdgeは、「100000100000」となる。
拡大図1に示す期間(i)においては、クロックパターンCKPの立下り位置の方がオーバーサンプルデータOVSDのエッジ位置RxEdgeよりも進んでいるので、(g−2)DN信号が「H」となる。そしてカウンタ22において、カウント値が−Nとなったとき、(h−2)SDN信号が「H」となり、(d)遷移状態stateは、st5に遷移する。その結果(e)クロックパターンCKPは、「100011100011」に変わり、拡大図2に示すように、(c)RxEdgeと(f)CKEdgeの位相が一致するようになる。すなわち、クロックパターンCKPがオーバーサンプルデータOVSDに同期する。
図10は、データ選択部6の構成例を示す図である。
図10において、データ選択部6は、第1選択部30と、第2選択部31とを備えている。
第1選択部30は、選択信号Sel[0:5]及び状態信号S0、S1に基づいて、オーバーサンプルデータOVSD[0:5]からデータd0、d1を復元する。
また、第2選択部31は、選択信号生成部7から出力される選択信号Sel[6:11]に基づいて、オーバーサンプルデータOVSD[6:11]からデータd2を復元する。
ここで、データd0、d1、d2は、次式により変換する。ただし、&は論理積を表すものとする。
S0が「H」のときは、d0、d1は、ともに無視する。
S1が「H」のときは、d0は、OVSD[0]に、d1は、OVSD[5]にそれぞれ変換する。
S0、S1が「L」のときは、d0は、kが0〜5まで変化させたときにおける(OVSD[k]&Sel「k」)の論理和に変換し、d1は、無視する。
一方、d2は、S0、S1が「H」、「L」の如何に拘わらず、kが6〜11まで変化させたときにおける(OVSD[k]&Sel「k」)の論理和に変換する。
すなわち、S0が「H」のときは、d2のみが有効データとなり、S1が「H」のときは、d0、d1、d2の3つのデータが有効データとなる。そして、S0及びS1が共に「L」のときは、d0、d1の2つのデータが有効データとなる。
なお、有効データの出力と同時に、状態信号S0、S1を選択部における演算遅延時間だけ遅延させた状態信号S0’、S1’を出力し、復元データd0、d1、d2の有効状態を示す。
次に、受信データに含まれたクロックの周波数f1と受信側のクロック(多相クロックCK0〜11の2逓倍のクロック)の周波数f2とが一致していない場合における、クロックパターンCKPとオーバーサンプリングデータOVSDとの同期動作について説明する。
図11は、本実施形態のデータリカバリ回路におけるビット同期動作の説明図であり、図11(a)は、f1>f2の場合を示し、図11(b)は、f1<f2の場合を示す。
図11において、ΔΦは、受信データとクロックパターンCKPとの位相差を表し、受信データの位相が進んでいるときが「正」であり、時刻ta0、tb0においては、クロックパターンはCK0に立下りエッジがあるとし(つまり位相状態st0)、受信データと一致しているものとする。また、Countは、カウンタのカウント値を表す。
(1) f1>f2の場合
位相差ΔΦは、徐々に増加していくが、受信データは、離散的なオーバーサンプリングデータOVSDであり、それとクロックパターンとの位相比較であるから、ΔΦが0〜π/3の間は一致していると見なすことができる。そして、位相差がπ/3を越えた時点ta1から位相進み信号UPが「H」となり、カウンタ61のカウント値Countが増加する。時刻ta2で、カウント値Countが所定値(+N)に達すると、SUP信号を「H」にして位相状態を進める。その結果、クロックパターンCKPの位相は、π/3だけ進み、位相差ΔΦは、π/3だけ減少する。
(2) f1<f2の場合
位相差ΔΦは、徐々に減少していき、ΔΦ<0のときは位相遅れ信号DNが検知されるので、カウント値Countが減少していく。そして時刻tb1で、所定値(−N)に達すると、SDN信号を「H」にして位相状態を遅らせる。その結果、位相差ΔΦは、π/3だけ増加する。
以上の動作が繰り返されてビット同期状態となる。但し、図示するような定常位相誤差は発生する。
図12は、位相誤差とジッタ許容値の関係を説明するための図であり、図12(a)は、位相差ΔΦが0の場合のアイパターンを示し、図12(b)は、位相差ΔΦがπ/2の場合のアイパターンを示す。
図12に一例を示すアイパターンにおいて、斜線部はジッタ部で、正確にデータを復元できない領域を表し、中央の白抜き部は、アイ開口部で、は正確にデータを復元できる領域を表している。
今、位相状態がSt0であるときは、クロックパターンCKPの立下りエッジは位相0にある。このとき選択信号Selは位相3が「1」となっており、この位相3でサンプルされたオーバーサンプリングデータOVSD[3](及びOVSD[9])がデータとして復元される。したがって、図示されたジッタ量であれば、(a)、(b)共に位相3はアイ開口部にあるので、正確にデータが復元される。しかし、ジッタ量が増大すると、(b)のように位相誤差がある場合には、正確な復元ができなくなることがあるので、多相クロックの相数を増やし、定常位相誤差が減少するようにすればよい。
図13は、デシリアライザの構成例を示す図である。
図13に示すように、デシリアライザ8は、復元データd0、d1、d2が入力されるシフトレジスタ36と、シンボル変換部37と、シンボル同期制御部38とを備えている。シフトレジスタ36は、復元データd0、d1、d2を状態信号S0’、S1’に従って逐次シフトして保持し、各レジスタ出力をパラレルデータPDataとして出力する。
図14は、デシリアライザのうちのシフトレジスタの詳細な構成例を示す図である。
図14に示すシフトレジスタ36は、フリップフロップ(レジスタ)40(0)〜(11)と、マルチプレクサ41(1)〜(11)とを備え、フリップフロップ(レジスタ)40(0)〜(11)は、縦列接続されてシフトレジスタを構成し、マルチプレクサ41(1)〜(11)は、状態信号S0’、S1’に従ってシフト量が変更され、各レジスタへ入力される復元データd0、d1、d2が選択される。
なお、図において、フリップフロップ40(5)以降のものは省略されている。
マルチプレクサに入力される復元データd1、d0、d2の3入力のうち、上から3ビットシフト、2ビットシフト、1ビットシフトに対応し、S1’が「H」のときは一番上の入力が、S0’が「H」のときは一番下の入力が、その他のときは真中の入力が選択出力される。またフリップフロップ40は、12個設けるものとし、各レジスタ40の出力Q0〜Q11をパラレルデータPData[0:11]として出力する。
これにより、1〜3個ずつ復元されるデータがパラレル変換される。
コンマ検出部9は、デシリアライザ8から供給されるパラレルデータPData中に所定のコンマ符号のパターンが含まれているか否かを検出し、その検出結果Detと、検出された場合の検出位置DetPos(例えば、検出されたコンマ符号のパターンのLSBのビット数)をデシリアライザ8に供給する。
ここで、8B/10B変換の場合におけるコンマ符号は、左側をFRB(First Recieved Bit)とすると、「0011111010」又は「1100000101」である。またシンボルの区切りを示す属性を有する他の符号として、「0011111001」や「1100000110」が検出される場合もある。
例えば、PData[11:0]が「100111110101」のときは、PData[10:0]がコンマパターンと一致するので、Detとして「H」、検出位置DetPosとして1が出力される。
図15は、図10に示したシンボル同期制御部とシンボル変換部とを説明する信号波形図である。
図15において、PData[11]は、最初に受信されたビット(FRB)であり、
PData[0]は、最後に受信されたビット(LRB)である。そして、(a)は、クロック(CK0)、(b)は、PData[11:0]、(c)は、検出信号Det、(d)は、検出位置信号DetPos、(e)は、状態信号S0’、S1’、(g)は、パラレルデータPDataを1クロック遅延させたdPData、(h)は、シンボルクロックSYMCLK(ラッチイネーブル信号LEと同一信号)、(i)は、パラレルデータPDataのシンボル有効位置を示すシンボル位置信号LEPos、(j)は、10ビットのシンボルSYM信号を表している。
今、(b)パラレルデータPData中にコンマパターンCOMが検出されると(拡大
図の下線部)、コンマ検出部9から(c)検出信号Detと(d)検出位置信号DetP
osとが出力される。シンボル同期制御部38は、カウンタを内蔵しており、この検出信号Detをスタート信号、検出位置信号DetPosをカウント初期値とし、カウントが開始される。このカウンタは、デシリアライザ8に入力される1〜3個の復元データの個数分だけ進む。すなわち、状態信号S0’、S1’に基づいてカウントを行い、カウント値が10ビット(1シンボル分)貯まる毎に、(h)ラッチイネーブル信号LEを出力(LEを「H」に)し、カウント値を−10にする。同時に、パラレルデータPDataの有効位置を示す(i)シンボル位置信号LEPosとしてカウント値を出力する。なお、状態信号は、各ブロックでの処理時間分遅延(本例では2クロック分)させた(e−1、e−2)S0”、S1”を用いてカウントを行う。S0”が「H」のときは、カウントを1進め、S1”が「H」のときは、カウントを3進め、その他のときは、カウントを2進める。
シンボル変換部37は、パラレルデータPDataを1クロック分遅延させた(g)d
PDataから、ラッチイネーブル信号LEが「H」のときにシンボル位置信号LEPo
sにしたがって(j)10ビットのシンボルSYM[0:9]が取り出される。したがっ
て、シンボル位置信号LEPosが、0、1、2であればそれぞれ、dPData[9:
0][10:1][11:2]が取り出される。なお、シンボル位置信号LEPosが3以上であれば、それ以前のクロックで取り出されるので存在しない。また、ラッチイネーブル信号LEと同一の信号がシンボルクロックSYMCLKとして出力される。
このようにすればシンボルクロックSYMCLKに同期させて10ビットのシンボルSYMが復元できる。なお、シンボルクロックSYMCLKの周期は、通常、クロック(C
K0)の5クロック分(転送用クロックの10クロック分)であるが、送信側と受信側の
周波数差により、4クロック分または6クロック分になることがある。この差分は、図3
で説明したエラスティックバッファEBで吸収することができる。
図16は、PLLの構成例を示す図である。
図16に示すPLL113は、分周器50と、位相周波比較器PFD51と、ローパスフィルタLPF52と、電圧制御発振器VCO53と、分周器55と、分周器58とを備えており、基準クロックRefCLKから、転送クロックBCLKと、内部動作用クロックPCLKと、多相クロックCK0〜CK11とを生成する。
電圧制御発振器VCO53は、3段の差動バッファ54a〜54cが接続されたリングオシレータで構成され、6位相のクロックc0〜c5を生成し、そのうちの1つをデータ送信クロックBCLKとして出力する。
分周器50は、転送クロックBCLKを10分周し、位相周波比較器PFD51にフィードバックする。
位相周波比較器PFD51は、基準クロックRefCLKと分周器50の出力との位相
比較を行い、この位相差情報に基づき内在するチャージポンプを駆動する。
ローパスフィルタLPF52は、チャージポンプ出力を平滑化し制御電圧Vcを電圧制御発振器VCO53に供給する。
VCO53内の差動バッファ54a〜54cは、この制御電圧Vcに従って遅延量が変
化し、位相同期制御が行われる。例えば基準クロックRefCLKとして250MHzの
クロックを供給すると、2.5GHzの転送クロックBCLKを生成する。
分周器58は、転送クロックBCLKを10分周してクロックPCLKを生成する。
分周器55は、クロックc0〜c5が入力する6つの2分周器(トグルフリップフロッ
プなどにより構成)56a〜56fを備え、正転及び反転出力が出力される。また、これ
ら2分周器56a〜56fは、リセット回路57の出力RSTBによりリセットされ、位
相が、図5に示す(c−0)CK0から(c−11)CK11となるように調整される。すなわち、6位相クロックc0〜c5が2分周されることにより、転送クロックBCLKの1/2の周波数で、12位相のクロックCK0〜CK11が生成される。
図17は、複数の物理層部とPLLとの関係を示す図である。
図17におけるPLLは、多相クロック生成部を兼ね、複数の物理層部(ここでは第1及び第2レーン物理層部151、152を示し、他は図示が省略されている。)に、転送クロックBCLKとクロックPCLKと多相クロックCK0〜CK11とを共通に供給するように構成されている。
第1レーン物理層部151は、送信部101−1と、受信部102−1(本実施形態のデータリカバリ回路を有する)とを備え、第2レーン物理層部152も、第1レーン物理層部151と同様に送信部101−2と、受信部102−2(本実施形態のデータリカバリ回路を有する)とを備えている。PLL150は、基準クロックRefCLKを供給され、各送信部101−1、101−2に転送クロックBCLK、クロックPCLKを供給し、各受信部102−1、102−2に多相クロックCK0〜CK11を供給し、PLLを共通化することもできる。
本実施形態のデータリカバリ回路は、以上の説明からわかるように、受信データに含まれるクロック(エンベデットクロック)を復元することなく、独立の基準クロックにより多相クロックを生成し、その多相クロックでオーバーサンプリングしたオーバーサンプルデータOVSDからデータを復元している。つまり、選択信号生成部7では、オーバーサンプルデータOVSDから受信データに含まれるクロックをクロックパターンCKPとして仮想的に復元し、データ選択部6において、クロックパターンCKPを徐々に変化させながらオーバーサンプルデータOVSDと対比し、データを取り込む位置を表す選択信号Selを出力することによりデータを復元する。さらに、オーバーサンプリング部を除く大部分は、単一周波数のクロックCK0で動作し、多相クロック相互間やデータ間のスキューはほとんど気にする必要がないので、高速化も容易に対応できる。また、近年発展の著しい回路・レイアウト設計検証ツールも容易に適用可能であり、設計の簡易化が図れる上、回路の再利用性も向上し、開発期間の短縮化が実現できる。さらに、パラレル処理化して、さらに動作周波数を低減することも容易であり、転送レートの高速化を容易に実現できる。
また、転送クロックの1/2の周波数で12位相によるオーバーサンプリングから、例えば転送クロックの1/4の周波数で24位相によるオーバーサンプリングに容易に変更し、動作周波数をさらに下げることにより、転送データのレートをさらに高くすることもできる。
また、受信データとは同期していないクロックによってデータを復元することができるので、多相クロックの生成は転送クロックの生成と共通化可能であり、チップサイズを抑えることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態と較べて、図4で説明したシンボルデータ復元部にうちの選択信号生成部およびデータ選択部が相違するが、それ以外は共通する。従って、相違する選択信号生成部およびデータ選択部について説明し、それ以外の重複する説明は省略する。
図18は、本発明のデータリカバリ回路の第2実施形態に用いる選択信号生成部を示す図である。
第2実施形態に用いる選択信号生成部は、第1の実施形態に用いる選択信号生成部に較べて、カウンタ61、状態制御部62、選択信号変換部63から出力される信号は相違するがそれ以外の構成要素である、両エッジ検出部20、比較部21、CKP変換部24、エッジ検出部25は同じである。したがって、同一作用を果たす構成要素には同一の符号を付し、相違する部分について説明する。
図18に示す選択信号生成部は、オーバーサンプルデータOVSDから取り込み位相を指示する2つの選択信号SelRとSelFとを生成し、同時にデータ有効数を示す状態信号S0、S1も生成する。また2つの選択信号SelR、SelFのうちどちらが有効であるかを示す信号FRSelも生成する。
ここで、選択信号SelRは、第1の実施形態における選択信号Selと同様、クロックパターン信号CKPの立ち上がり時に「1」となる信号である。また、選択信号SelFは、選択信号SelRよりも1サンプル分前の信号(1/6周期位相が進んだ信号)である。
カウンタ61は、比較部21から出力されるUP信号又はDN信号をカウントし、その結果に基づいてSUP信号及びSDN信号を出力する。また、カウントされた値に応じて選択信号のいずれが有効であるかを示す信号FRSelを生成する。
ここではカウンタ61の現在値が正であればFRSel=「H」とし、選択信号SelFが有効であることを示す。また、逆にカウンタ61の現在値が負であればFRSel=「L」とし、選択信号SelRが有効であることを示す。またカウンタ61の現在値が0である時は(どちらの値としてもよいが)直前の値を引き継ぐものとする。
状態制御部62は、カウンタ61から供給されるSUP信号、SDN信号に従ってクロックパターンCKPの位相状態を表す6つの状態St0〜St5を制御する。そしてこの状態を示すstate信号と、状態信号S0、S1、S3とを出力する。状態信号S0、S1は、第1の実施形態と同様St4からSt3、あるいはSt3からSt4への位相遷移をあらわすが、状態信号S3は、位相状態がSt3であることをあらわす。
選択信号変換部63は、state信号を、変換規則に従い選択信号SelFとSelRとに変換する。
図19は、state信号を、選択信号SelFとSelRとに変換する変換規則の一例を示す図である。
図19において、state信号は、第1の実施形態と同様に、SUP信号によりSt0からSt5の方向に遷移し、SDN信号によりSt5からSt0の方向に遷移する。また、選択信号SelF[0:11]及び選択信号SelR[0:11]における白四角□で囲んだビットは通常時は「1」であるが、状態がSDN方向に遷移した際に「0」となるビット、つまりSt4からSt3に遷移した直後は、SelR[0:11]=000000100000になり、St3からSt2に遷移する直前は、SelF[0:11]=000001000000となる。
また白丸○で囲んだビットは、通常時は「0」であるが、状態がSUP方向に遷移した際に「1」となるビット、つまりSt3からSt4に遷移した直後は、SelR[0:11]=100001000001となり、St2からSt3に遷移する直前は、SelF[0:11]=100000100001となる。
図20は、本発明のデータリカバリ回路の第2実施形態に用いるデータ選択部を示す図であり、図21は、データ選択部における各部から出力される信号のタイミングを示す図である。
図20に示すデータ選択部は、選択部71〜74と、フリップフロップF/F75と、選択部76とを備えている。
選択部71は、選択信号生成部から出力される選択信号SelR[0:5]及び状態信号S0、S1に従い、オーバーサンプルデータOVSD[0:5]からデータd0R、d1Rを復元する。
選択部72は、選択信号SelF[0:4]及び状態信号S0、S1、S3に従い、オーバーサンプルデータOVSD[0:4]と、OVSD[11]をF/F75で1クロック遅延させたデータdOVSD11とから、データd0F、d1Fを復元する。
選択部73は、選択信号SelR[6:11]に従い、オーバーサンプルデータOVSD[6:11]からデータd2Rを復元する。
選択部74は、選択信号SelF[5:10]に従い、オーバーサンプルデータOVSD[5:10]からデータd2Fを復元する。
選択部76は、FRSel信号に従い、d0R/d0F、d1R/d1F、d2R/d2Fをそれぞれ選択して復元データd0、d1、d2を出力する。
このとき、FRSel=「H」であれば末尾がFのデータを、FRSel=「L」であれば末尾がRのデータをそれぞれ選択する。
ここでデータd0R、d0F、d1R、d1F、d2R、d2Fは次式により変換する。
S0=「H」のときは、d0R、d0F、d1R、d1Fともに無視する。
S1=「H」のときは、d0R=OVSD[0]、d0F=dOVSD11、d1R=OVSD[5]、d1F=OVSD[4]に変換する。
S0=S1=「L」のときは、d0Rを、kが0〜5まで変化させたときの(OVSD[k]&SelR[k])の論理和に変換し、d1Rは無視する。
またS3=「L」のときはd0Fを、jが0〜4まで変化させたときの(OVSD[j]&SelF[j])の論理和に変換する。
S3=「H」のときは、d0FをdOVSD11に変換し、d1Fは無視する。
一方、S0、S1、S3にかかわらず、d2Rは、kを6〜11まで変化させたときの(OVSD[k]&SelR[k])の論理和に変換し、d2Fはjを5〜10まで変化させたときの(OVSD[j]&SelF[j])の論理和に変換する。
図21において、(a)は位相状態信号state、(b)〜(d)は状態信号S0、S1、S3を表し、(e)〜(g)は(a)〜(d)に従って変換された復元データd0、d1、d2を表している。
(e)〜(g)において、白抜き部分は、復元データd0、d1、d2が存在している状態、斜線及びハッチ部分は、復元データd0、d1、d2が存在していない状態を表している。つまり、S0=「H」のときは、1つのデータ「d2」が、S1=「H」のときは、3つのデータ「d0、d1、d2」が、それ以外のとき(S0=S1=「L」)は、2つのデータ「d0、d2」がそれぞれ有効データとして復元され、これは第1の実施形態におけるデータ選択部の作用と同様の結果になる。
また同時に、各々の状態信号S0、S1を選択部の演算遅延時間だけ遅延させた信号S0’、S1'を出力し、これにより復元データd0、d1、d2の有効状態が示されるので、第1の実施形態で説明したシンボルデータ復元部3におけるデシリアライザ8、コンマ検出部9がそのまま適用できる。
次に、受信データに含まれたクロックの周波数f1と受信側のクロック(多相クロックCK0〜11の2逓倍のクロック)の周波数f2とが一致していない場合における、クロックパターンCKPとオーバーサンプリングデータOVSDとの同期動作について説明する。
なお、受信データとクロックパターンCKPとの位相差ΔΦに対する、カウンタのカウント値との関係等は第1の実施形態で説明したものと同じであることから、ここではアイパターンに基づくジッタ許容値について説明する。
図22は、第2の実施形態におけるジッタ許容値を説明する図である。
図22において、横軸は時間t、縦軸は、受信データとクロックパターンCKPとの位相差ΔΦを表す。図中の斜線部は、ジッタ領域(ii)、斜線部に挟まれた白抜き部は、アイ開口領域(i)を表している。また、位相差ΔΦが「0」のときのアイパターン81は、アイ開口が0.41UIであるものとする。
ここで、クロックパターンCKPの立下りエッジは、位相が0であり、選択信号SelFが「1」となるのは、位相が2であり、選択信号SelRが「1」となるのは、位相が3である。よって、選択信号SelF及びSelRで選択されたデータが正確に復元される範囲は、それぞれ矢印A82及び矢印B82となる。
上述したように、カウント値が「正」、つまり位相差ΔΦが「正」のときは、選択信号SelFに従って選択したデータを復元データとし、位相差ΔΦが「負」のときは、選択信号SelRに従って選択したデータを復元データとして採用すれば、位相誤差があってもデータを正確に復元可能な範囲が拡大することがわかる。
すなわち、多相クロックの相数を増加させて定常位相誤差の縮小を図らずとも、ジッタ許容値を拡大させることができる。
以上説明したように、本発明のデータリカバリ方法及びデータリカバリ回路は、受信データに含まれるクロックを復元することなく、受信データに含まれるクロックとは同期がとられていない独立のクロックを生成し、その多相クロックにより受信データをオーバーサンプリングしてサンプリングデータを取得している。そして、受信データに含まれるクロックと同じ周期のクロックをクロックパターンCKPとし、そのクロックパターンCKPとサンプリングデータとを対比すると共に、オーバーサンプリングデータから受信データを復元するための選択信号(Sel、またはSelF、SelR)を生成している。そして、対比結果に応じて最適な選択信号を選び、その選択信号に基づいて受信データの復元を行っている。したがって、クロックパターンCKPとオーバーサンプリングデータとが完全に一致せず位相誤差を持っていたとしても、正確にデータを復元できる範囲が拡大する、すなわちジッタ許容値を拡大させることができる。
また、オーバーサンプリング部を除く大部分の回路は、多相クロックのうちの1つのクロック(単一周波数)で動作するので、多相クロック相互などのスキューはほとんど気にすることなく設計ができる。したがって、高速化も容易に対応することができる。
さらに、近年発展の著しい回路・レイアウト設計検証ツールも容易に適用可能であり設計の簡易化が図れ、また回路の再利用性も向上するので、開発期間の短縮化も図れる。
また、多相クロックの周波数f2は、受信データに含まれるクロックの周波数f1の数分の1に設定し、動作周波数を低減することが容易であり、データ転送速度が高速化しても容易に対応できる。
従来から用いられているCDR回路の構成図である。 等間隔でない場合の問題点の一例を示す図である。 本発明のデータリカバリ回路の第1の実施形態を適用したシリアル転送部の物理層部を示す概略構成図である。 本発明のデータリカバリ回路の第1の実施形態を示すブロック図である。 オーバーサンプリング部の各主要信号の信号波形の一例を示す図である。 選択信号生成部の構成例を示す図であり、図7は、選択信号生成部の各主要信号の波形例を示す図である。 選択信号生成部の各主要信号の波形例を示す図である。 クロックパターンCKPの位相遷移状態を模式的に示す図である。 state信号をクロックパターンCKPに変換する変換規則の一例を示す図である。 データ選択部の構成例を示す図である。 本実施形態のデータリカバリ回路におけるビット同期動作の説明図である。 位相誤差とジッタ許容値の関係を説明するための図である。 デシリアライザの構成例を示す図である。 デシリアライザのうちのシフトレジスタの詳細な構成例を示す図である。 図10に示したシンボル同期制御部とシンボル変換部とを説明する信号波形図である。 PLLの構成例を示す図である。 複数の物理層部とPLLとの関係を示す図である。 本発明のデータリカバリ回路の第2実施形態に用いる選択信号生成部を示す図である。 state信号を、選択信号SelFとSelRとに変換する変換規則の一例を示す図である。 本発明のデータリカバリ回路の第2実施形態に用いるデータ選択部を示す図である。 データ選択部における各部から出力される信号のタイミングを示す図である。 第2の実施形態におけるジッタ許容値を説明する図である。
符号の説明
1 オーバーサンプリング部
2 多相クロック生成部
3 シンボルデータ復元部
4、75 FF(フリップフロップ)
5 並列化部
6 データ選択部
7 選択信号生成部
8 デシリアライザ
9 コンマ検出部
21 比較部
22、61 カウンタ
23、62 状態制御部
24 CKP変換部
25 エッジ検出部
26、63 選択信号変換部
30 第1選択部
31 第2選択部
36 シフトレジスタ
37 シンボル変換部
38 シンボル同期制御部
40、201 フリップフロップ
41 マルチプレクサ
50、55、58 分周器
51 位相周波比較器PFD
52 ローパスフィルタ
53 電圧制御発振回路VCO
54 差動バッファ
56 2分周器
57 リセット回路
71〜74、76 選択部
81 アイパターン
82、83 データが正確に復元される範囲
100、120 物理層部
101、122 送信部
102、121 受信部
103 エンコーダ部
104 シリアライザ部
105 送信出力部
106、107 伝送路
108 受信入力部
109 データリカバリ部
110 デシリアライザ部
111 エラスティックバッファ部
112 デコーダ部
113、150 PLL
151 第1レーン物理層部
152 第2レーン物理層部

Claims (23)

  1. シリアル転送されたデータをオーバーサンプリングすることにより復元するデータリカバリ方法であって、
    周波数がf1のクロックに同期してシリアル転送されたデータを、周波数がf2のクロックを所定位相ずつシフトして生成された多相クロックでオーバーサンプリングすることにより、該多相クロックの周期を単位とするサンプリングデータを取得するサンプリング工程と、
    前記サンプリング工程で取得された前記サンプリングデータそれぞれから平均的にf1/f2ビットを抽出し、前記データを復元するデータ復元工程と、を備えたことを特徴とするデータリカバリ方法。
  2. シリアル転送されたデータをオーバーサンプリングすることにより復元するデータリカバリ方法であって、
    周波数がf1のクロックに同期してシリアル転送されたデータを、周波数がf2のクロックを所定位相ずつシフトして生成された多相クロックでオーバーサンプリングすることにより、該多相クロックの周期を単位とするサンプリングデータを取得するサンプリング工程と、
    前記サンプリング工程で取得された前記サンプリングデータそれぞれから平均的にf1/f2ビットを抽出し、抽出された該ビットを所定数毎にパラレル変換することにより前記データを復元するデータ復元工程と、を備えたことを特徴とするデータリカバリ方法。
  3. 前記サンプリング工程においてオーバーサンプリングされた前記サンプリングデータそれぞれは、複数の位相状態を有する前記多相クロックの、該複数の位相状態それぞれと対応した複数のビットで構成され、
    前記データ復元工程は、前記サンプリングデータそれぞれの、前記複数の位相状態それぞれと対応した複数のビットの中から、所定の位相状態と対応したビットを、少なくとも1つ抽出することにより前記データを復元することを特徴とする請求項1又は2記載のデータリカバリ方法。
  4. 前記多相クロックは、前記データに含まれる、周波数がf1のクロックとは独立に生成されることを特徴とする請求項1又は2記載のデータリカバリ方法。
  5. 前記多相クロックは、前記データに含まれるクロックの周波数f1を、1を含む自然数で除することにより周波数がf2のクロックを生成し、生成された該クロックを所定位相ずつシフトして生成されることを特徴とする請求項1又は2記載のデータリカバリ方法。
  6. 前記データ復元工程は、
    前記サンプリングデータそれぞれを構成する前記複数のビットの中から、前記所定の位相状態と対応したビットが選択される選択信号を生成する選択信号生成工程と、
    前記選択信号生成工程で生成された前記選択信号に基づいて、前記サンプリングデータそれぞれから平均的にf1/f2ビットを抽出するデータ選択工程と、を含むことを特徴とする請求項3記載のデータリカバリ方法。
  7. 前記選択信号生成工程は、前記データに含まれる、周波数がf1のクロックと等価な周波数を有する、該クロックとは独立の仮想クロックを生成し、該仮想クロックをオーバーサンプリングすることにより、ビット数が前記多相クロックの位相数と等しいビット列を取得し、取得された該ビット列をシフトさせることにより、互いに位相状態が異なる該ビット列により構成されたクロックパターンを生成し、生成された該クロックパターンそれぞれの該ビット列における論理の反転位置と前記サンプリングデータそれぞれの前記複数のビットにおける論理の反転位置とを対比し、該反転位置相互の関係に応じて前記選択信号を生成することを特徴とする請求項6記載のデータリカバリ方法。
  8. 前記選択信号生成工程は、前記所定の位相状態に対応して前記サンプリングデータそれぞれの前記複数のビットから選択されるビットの有効数及び取り込み位相を含む選択信号を生成し、
    前記データ選択工程は、生成された前記選択信号に含まれる、所定の取り込み位相に基づいて固定的に所定ビットを選択し、前記有効数及び所定の取り込み位相に基づいて選択的に所定ビットを選択することを特徴とする請求項7記載のデータリカバリ方法。
  9. 前記選択信号生成工程は、前記サンプリングデータそれぞれの前記複数のビットにおける前記反転位置の対比により判定された、該サンプリングデータそれぞれの位相進み及び位相遅れをカウントし、カウント結果を表わす信号を含む前記選択信号を生成することを特徴とする請求項7記載のデータリカバリ方法。
  10. 前記データ選択工程は、前記選択信号生成工程において、前記反転位置相互が一致したときの前記クロックパターンを構成する前記ビット列の位相状態に応じて生成された前記選択信号に基づいて、前記サンプリングデータそれぞれから少なくとも1ビットを抽出することを特徴とする請求項7記載のデータリカバリ方法。
  11. 前記データ選択工程は、前記選択信号生成工程において生成された前記選択信号に基づいて、前記サンプリングデータそれぞれから抽出するビット数及び抽出位置を決定することを特徴とする請求項8記載のデータリカバリ方法。
  12. シリアル転送されたデータをオーバーサンプリングすることにより復元するデータリカバリ回路であって、
    周波数がf1のクロックに同期してシリアル転送されたデータを、周波数がf2のクロックを所定位相ずつシフトして生成された多相クロックでオーバーサンプリングすることにより、該多相クロックの周期を単位とするサンプリングデータを取得するオーバーサンプリング部と、
    前記オーバーサンプリング部で取得された前記サンプリングデータそれぞれから平均的にf1/f2ビットを抽出し、前記データを復元するデータ復元部と、を備えたことを特徴とするデータリカバリ回路。
  13. 前記オーバーサンプリング部は、前記データを複数段階にわたって前記多相クロックでオーバーサンプリングする並列化部を有することを特徴とする請求項12記載のデータリカバリ回路。
  14. 前記データに含まれる、周波数がf1のクロックとは独立に前記多相クロックを生成する多相クロック生成部を備えたことを特徴とする請求項12記載のデータリカバリ回路。
  15. 前記多相クロック生成部は、前記データに含まれるクロックの周波数f1を、1を含む自然数で除することにより周波数がf2のクロックを生成し、生成された該クロックを所定位相ずつシフトして前記多相クロックを生成することを特徴とする請求項14記載のデータリカバリ回路。
  16. 前記オーバーサンプリング部は、前記データをオーバーサンプリングすることにより、複数の位相状態を有する前記多相クロックの、該複数の位相状態それぞれと対応した複数のビットで構成された前記サンプリングデータそれぞれを取得し、
    前記データ復元部は、前記サンプリングデータそれぞれの、前記複数の位相状態それぞれと対応した複数のビットの中から、所定の位相状態と対応したビットを、少なくとも1つ抽出するデータ選択部を有することを特徴とする請求項12記載のデータリカバリ回路。
  17. 前記データ復元部は、
    前記サンプリングデータそれぞれの、前記複数のビットの中から、前記所定の位相状態と対応したビットを選択する選択信号を生成する選択信号生成部を有し、
    前記データ選択部は、前記選択信号に基づいて、前記所定の位相状態と対応したビットを、少なくとも1つ抽出することを特徴とする請求項16記載のデータリカバリ回路。
  18. 前記選択信号生成部は、前記データに含まれる、周波数がf1のクロックと等価な周波数を有する、該クロックとは独立の仮想クロックを生成し、生成された該仮想クロックをオーバーサンプリングすることにより、ビット数が前記多相クロックの位相数と等しいビット列を取得し、取得された該ビット列をシフトさせることにより、互いに位相状態が異なる該ビット列により構成されたクロックパターンを生成し、生成された該クロックパターンそれぞれの該ビット列における論理の反転位置と前記サンプリングデータそれぞれの前記複数のビットに置ける論理の反転位置とを対比し、該反転位置相互の関係に応じて前記選択信号を生成することを特徴とする請求項17記載のデータリカバリ回路。
  19. 前記選択信号生成部は、
    前記データに含まれる、周波数がf1のクロックと等価な周波数を有する、該クロックとは独立の仮想クロックを生成し、生成された該仮想クロックをオーバーサンプリングすることにより、ビット数が前記多相クロックの位相数と等しいビット列を取得し、取得された該ビット列をシフトさせることにより、互いに位相状態が異なる該ビット列により構成されたクロックパターンを生成するクロックパターン生成部と、
    前記クロックパターン生成部で生成された前記クロックパターンそれぞれの前記ビット列における論理の反転位置と前記サンプリングデータそれぞれの前記複数のビットにおける論理の反転位置とを対比する比較部と、
    前記比較部による比較結果に応じて前記サンプリングデータそれぞれから選択されるビットの有効数及び取り込み位相を含む前記選択信号を生成する位相状態制御部と、を有することを特徴とする請求項18記載のデータリカバリ回路。
  20. 前記選択信号生成部は、
    前記比較部による前記反転位置の対比により判定された、前記サンプリングデータそれぞれの位相進み及び位相遅れをカウントし、カウント結果に基づく信号を出力するカウンタを、更に有することを特徴とする請求項19記載のデータリカバリ回路。
  21. 前記データ選択部は、前記位相状態制御部により生成された前記選択信号に含まれる、所定の取り込み位相に基づいて固定的に所定ビットを選択し、前記有効数および所定の取り込み位相に基づいて選択的に所定ビットを選択することを特徴とする請求項19記載のデータリカバリ回路。
  22. 前記カウンタは、位相進み及び位相遅れ何れかのカウント値がしきい値を超えたときに、位相進み及び位相遅れ何れか一方を表す信号を出力し、
    前記位相状態制御部は、前記カウンタから出力された前記信号に基づいて、前記クロックパターンの位相状態を順次遷移させ、前記比較部による前記複数のビットの前記反転位置との対比の結果、該クロックパターンのビット列の前記反転位置と一致したときの該位相状態に応じて前記選択信号を生成することを特徴とする請求項20記載のデータリカバリ回路。
  23. 前記データ復元部は、
    前記データ選択部により抽出されたビットを、所定数毎にパラレル変換するパラレル変換部を備えたことを特徴とする請求項16又は17記載のデータリカバリ回路。
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