JP5188287B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多相クロックにより同期を検出する通信装置に関し、特に、伝送信号のサンプリングに不要なクロックを停止する通信装置に関する。
無線通信用のLSIは、高周波(RF)用のLSIと、ベースバンド(BB)用のLSIとから構成される。高周波用のLSIは、アンテナで受信した信号をアナログ処理する。ベースバンド用のLSIは、変調前、又は、復調後の伝送信号をディジタル処理する。これら高周波用のLSIとベースバンド用のLSIとの間の高速同期通信において、その伝送路において信号の遅延やジッタが発生する。このとき、それらLSIが互いに非同期の関係にあるクロック信号に基づいてそれぞれ動作した場合には、受信側LSIでデータを正しく受信できない問題がある。そこで、受信側LSIでデータの受信に用いるクロックの位相を制御して、データ受信を正しく行うことが行われる。このように、受信側LSIにおいてデータ受信に用いるクロックの位相を制御する方法の一例が特許文献1、2に開示されている。
特許文献1に記載のベースバンド信号受信回路では、複数のクロック位相を用いて、入力されるベースバンド信号に含まれる同期ワードをサンプリングし、ベースバンド信号に立ち上り又は立下り変化点が生じた際のクロック位相の変化点数情報に基づき、サンプリングクロック位相を決定する。そして、決定したサンプリングクロックによりベースバンド信号をサンプリングすることで、ベースバンド信号(シリアル信号)のシンボルを正しく復元可能とする。
なお、関連する技術が記載された特許文献2に係る受信装置では、伝送信号のプリアンブル部分を受信する際には高速クロックによりサンプリングを行い、プリアンブル部分に後続するデータ部分を受信する際には低速クロックに切替えてサンプリングを行うことで、オーバーサンプリングによる消費電力を低減する。
特許3490078号公報 特許3792904号公報
しかしながら、通信システムにおいて一般的に使用されるフレーム構成(伝送信号を、プリアンブル部分とペイロード部分を含むフレームとして構成する。)を用いて通信する場合に、特許文献1記載のベースバンド信号受信回路では、決定したサンプリングクロックを除く他のクロックを停止することなく、ペイロード部分を含むベースバンド信号のサンプリングを行うものであり、電力を無駄に消費するという問題がある。
本発明に係る通信装置は、伝送信号を位相が互いに異なる複数のクロックで受信して当該伝送信号に含まれる同期ワードをサンプリングし、前記サンプリングの結果と予め定めた同期パターンとを比較して、前記同期パターンと一致する前記同期ワードをサンプリングすることができたクロックを前記複数のクロックのうちから識別する同期検出部と、前記同期パターンと一致する前記同期ワードをサンプリングすることができた前記クロックのうち、前記伝送信号のサンプリングに使用する一のクロックを選択して、他のクロックを停止するための指示を出力するクロック位相選択部と、前記クロック位相選択部からの指示を受けて、前記複数のクロックのうち、前記伝送信号のサンプリングに使用するクロックとして選択された前記一のクロックを前記同期検出部に供給すると共に、他のクロックの前記同期検出部への供給を停止するクロックゲート部と、を有するものである。
本発明に係る通信装置によれば、複数のクロックのうち正しく同期ワードをサンプリングすることができたクロックを識別する。次に、識別したクロックのうち伝送信号のサンプリングに使用する一のクロックを選択して、他のクロックを停止するための指示を出力する。次いで、クロック停止の指示を受けて、複数のクロックのうち選択したクロックを供給すると共に、他のクロックの供給を停止する。従って、供給するクロックを選択した以後は不要なクロックの供給を停止することで、LSIの消費電力を低減することができる。
本発明に係る通信装置によれば、不要なクロックの供給を停止することで低電力化が可能な通信装置を提供することができる。
実施の形態1.
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる通信装置(具体的には受信装置)の構成について説明する。図1に示すように、受信装置は、アンテナ1と、高周波(RF)部2と、デジタルベースバンド(DBB)部3とを有する。
RF部2は、復調器21と、第1のPLL(Phase Locked Loop)回路23とを有する。復調器21は、アンテナ1を介して受信される無線信号を復調してデータ信号を生成する。このデータ信号は、例えば、8ビットのビット幅を有するパラレルデータである。復調器21は、例えば、パラレルデータをシリアルデータに変換して伝送信号として出力する。伝送信号は、例えば、1ビットのビット幅のデータ列を構成する。
本実施の形態における伝送信号は、データ列中に、同期ワード(Sync Word)領域と、ペイロード(Payload)領域とを有する。同期ワード領域には、予めシステムにおいて設定した同期ワードデータを格納する。ペイロード領域には、システムにおいて処理される処理データを格納する。システムでは、同期ワードに続けてペイロードを送信する。そして、同期ワードによって、ペイロードの伝送単位を管理する。
同期ワードに続いて、第1のPLL回路23は、例えば、単相の第1のクロックを出力する。この第1のクロックは、復調器21におけるデータ列の動作処理に用いられる。
DBB部3は、同期検出部30と、クロック位相選択部40と、第2のPLL回路50と、クロックゲート部60と、クロック乗せ換え処理部70と、FIFO部80と、信号処理回路90とを有する。尚、同期検出部30とクロック乗せ換え処理部70を囲う破線部分100の詳細については後述する。
同期検出部30は、同期パターン検出ユニット31を有する。同期パターン検出ユニット31は、伝送信号を位相が互いに異なる複数のクロックで受信する。次いで、受信した伝送信号に含まれる同期ワードを位相が互いに異なる複数のクロックでサンプリングし、サンプリングの結果と予め定めた同期パターンとを比較する。次いで、同期パターンと一致する同期ワードをサンプリングすることができたクロックを、複数のクロックのうちから識別する。即ち、同期パターン検出ユニット31は、位相が互いに異なるn個のクロックG_FCLK_P[n−1:0]で、入力された同期ワードをサンプリングする。同期パターン検出ユニット31は、複数の互いに異なるn個のクロックのうち、予め定めた同期パターンを正しくサンプリングすることができたクロックがどのクロックなのかを示す信号であるOKFLG[n−1:0]をクロック位相選択部40へと出力する。例えば、OKFLG[n−1:0]は、予め定めた同期パターンを正しくサンプリングすることができたクロックに対応するビットが1となり、係る同期パターンを正しくサンプリングすることができなかったクロックに対応するビットは0となる信号である。尚、クロックG_FCLK_P[n−1:0]は後述するクロックゲート部60によりゲーティングされた後の多相クロックであり、クロックゲート部60によるゲーティングの詳細は後述する。
図2を参照して、同期検出部30のより詳細な構成について説明する。図2は、図1において破線部分100で示した範囲を詳細に説明するための図であり、同期検出部30と、後述するクロック乗せ換え処理部70の構成を示すブロック図の一例である。図に示すように、同期検出部30において、同期パターン検出ユニット31を複数の同期パターン検出器31a〜31hにより構成する。本実施の形態では、同期パターン検出器31a〜31hは、同期ワードによりキャラクタ同期を行う。尚、図2においては、クロックG_FCLK_P[n−1:0]の位相の個数が8個である例を示し、位相が互いに異なる8個のクロックG_FCLK_P0〜7で同期パターン検出器31a〜31hが動作するものとして説明する。
伝送信号を受信した同期パターン検出器31a〜31hは、クロックG_FCLK_P0〜7で伝送信号に含まれる同期ワードをサンプリングする。具体的には、クロックの立ち上がりエッジ(又は、立ち下がりエッジ)で伝送信号の同期ワードをサンプリングする。次いで、同期パターン検出器31a〜31hは、予め定めて格納した同期パターン(例えばDBB部3が有するレジスタ等の記憶手段に、予め定めた同期パターンは格納されている。)と、伝送信号に含まれる同期ワードのサンプリングの結果とを比較する。次いで、同期パターン検出器31a〜31hは、同期パターンと一致する同期ワードをサンプリングすることができたクロックを、クロックG_FCLK_P0〜7のうちから識別する。同期パターン検出器31a〜31hのそれぞれは、供給されたクロックで予め定めた同期パターンを正しくサンプリングすることができた場合には、例えば1を示すOKFLG信号を出力し、供給されたクロックで予め定めた同期パターンを正しくサンプリングすることができなかった場合には、例えば0を示すOKFLG信号を出力する。具体的に説明すると、例えば、同期パターン検出器31aは、クロックG_FCLK_P0を用いて伝送信号に含まれる同期ワードをサンプリングする。そこで、同期パターン検出器31aは、クロックG_FCLK_P0で係る同期ワードをサンプリングした結果と、記憶手段に格納された、予め定めた同期パターンとを比較する。そして、係るサンプリングの結果と同期パターンとが一致していれば、同期パターン31aは、クロックG_FCLK_P0は予め定めた同期パターンを正しくサンプリングすることができたクロックであると判定し、"1"を示すOKFLG0信号を出力する。その他の同期パターン検出器31b〜31hも同様の動作を行い、それぞれOKFLG1乃至OKFLG7を出力する。したがって、図2に示すOKFLG[n−1:0]は、予め定めた同期パターンを正しくサンプリングすることができたクロックに対応するビットは1となり、係る同期パターンを正しくサンプリングすることができなかったクロックに対応するビットは0となる複数ビットのパラレル信号である。同期検出部30は、OKFLG[n−1:0]を、クロック位相選択部40に出力する。同期パターン検出器31a〜31hからのパラレル信号OKFLG[n−1:0]の例としては、(OKFLG7,OKFLG6,OKFLG5,・・・OKFLG0)=(0,0,1,1,1,1,1,0)という信号が一例として考えられる。ビット列の最も左側のビットが最上位ビット(MSB:Most Significant Bit)を、最も右側のビットが最下位ビット(LSB:Lest Significant Bit)をそれぞれ示す。この例では、LSBより数えて2番目から6番目までのクロックG_FCLK_P1〜5で、同期ワードを正しく検出できたことを示す。
同期パターン検出器31a〜31hは、伝送信号の受信後は、全てのクロックG_FCLK_P0〜7で動作する。そして、後述するように、クロックゲート部60においてクロックG_FCLK_P[n−1:0]がゲーティングされた後は、クロック位相選択部40で選択したクロックG_FCLK_P[n−1:0]のみで動作する。例えば、クロックG_FCLK_P0〜7のうちクロックG_FCLK_P3を選択した場合には、クロックG_FCLK_P[n−1:0]は選択した1相のクロックG_FCLK_P3を示す。
クロック位相選択部40は、同期パターンと一致する同期ワードをサンプリングすることができたクロックG_FCLK_P[n−1:0]のうち、伝送信号のサンプリングに使用する一のクロックを選択して、他のクロックを停止するための指示を出力する。クロック位相選択部40はクロック制御部41を有する。クロック制御部41は、サンプリングクロックとして選択しなかったクロックであって、同期ワードに続くペイロードの受信に不要なクロックを停止するための制御を行う。
具体的には、クロック位相選択部40は、同期検出部30からの出力信号OKFLG[n−1:0]を受けて、複数のクロックG_FCLK_P[n−1:0]のうち、サンプリングに使用する一のクロックを選択する。クロック位相選択部40は、選択したクロックを示す選択信号CLKSEL[n−1:0]をFIFO部80のセレクタ81へと出力する。選択信号CLKSEL[n−1:0]は、クロック位相選択部40からの出力を示すパラレル信号である。選択信号CLKSEL[n−1:0]は、n本の信号線によりパラレルに伝送する。例えば、サンプリングクロックとして選択したクロックを1で示し、選択しなかったクロックを0で示すものとする。例えば、8相のクロックG_FCLK_P[n−1:0]から1相のクロックG_FCLK_P[n−1:0]を選択するものとして、クロック位相選択部40は、同期検出部30からの出力信号OKFLG[n−1:0]として(OKFLG7,OKFLG6,OKFLG5,・・・OKFLG0)=(0,0,1,1,1,1,1,0)という信号を受けた場合を考える。この場合、クロック位相選択部40は、その選択可能なクロックG_FCLK_P1〜5のうち、中心のクロックG_FCLK_P3を選択する。そして、クロック位相選択部40は、選択信号CLKSEL[n−1:0]を"00001000"として出力する。左端のビットが最上位ビット(MSB)であり、同期パターン検出器31aに入力されたクロックG_FCLK_P7が選択されたか否かを示す。右端のビットが最下位ビットをであり、同期パターン検出器31hに入力されたクロックG_FCLK_P0が選択されたか否かを示す。即ち、この例では、クロック位相選択部40は、LSBより数えて4番目のビットを1としており、クロック位相選択部40は、同期パターン検出器31eに入力されたクロックG_FCLK_P3を選択したことになる。これは、LSBより数えて4番目のクロックG_FCLK_P3でセレクタ81を動作させることを示す。
クロック制御部41は、同期検出部30からの出力信号OKFLG[n−1:0]を受けて、クロックG_FCLK_P[n−1:0]のうち停止するクロックを指示するイネーブル信号CLKEN[n−1:0]をクロックゲート部60へと出力する。イネーブル信号CLKEN[n−1:0]は、クロック制御部41からの出力を示すパラレル信号である。イネーブル信号CLKEN[n−1:0]は、n本の信号線によりパラレルに伝送する。例えば、クロックG_FCLK_P[n−1:0]のうち停止しないクロックを1で示し、停止するクロックを0で示すものとする。例えば、クロック制御部41は、8相のクロックG_FCLK_P[n−1:0]のうち7相分のクロックG_FCLK_P[n−1:0]を停止するものとして、イネーブル信号CLKEN[n−1:0]を"00001000"として出力する。左端のビットが最上位ビット(MSB)であり、同期パターン検出器31aに入力されたクロックG_FCLK_P7が停止されるか否かを示す。右端のビットは最下位ビット(LSB)であり、同期パターン検出器31hに入力されたクロックG_FCLK_P0が停止されるか否かを示す。この例では、クロック制御部41は、同期パターン検出器31eに入力されたクロックG_FCLK_P3を停止せず、その他のクロックを停止させることを示す信号を出力したことになる。
第2のPLL回路50は、基準クロックFCLK_Mと多相クロックFCLK_P[n−1:0]を生成する。第2のPLL回路50は、生成した基準クロックFCLK_Mと多相クロックFCLK_P[n−1:0]をクロックゲート部50に出力する。本実施の形態における基準クロックFCLKと多相クロックFCLK_P[n−1:0]は、参照クロックを逓倍した高速クロックである。また、多相クロックFCLK_P[n−1:0]は、同速度であって、位相が互いに360°/nずつ異なる複数クロックにより構成される。本実施の形態では、nは8であるものとして説明する。このため、第2のPLL回路50の出力は1ビットのビット幅と8ビットのビット幅とにより構成され、それぞれのビットは一つの位相のクロックに対応する。また、本実施の形態では、第1のPLL回路23と第2のPLL回路50は、同一の参照クロックから逓倍されたクロックであり、同じ周波数を有し、かつ、互いに非同期の関係を有するクロックを生成する。
クロックゲート部60は、クロック制御部41からのイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を受けて、第2のPLL回路50が供給する基準クロックFCLK_Mと多相クロックFCLK_P[n−1:0]とをゲーティングする。具体的には、クロックゲート部60は、多相クロックFCLK_P[n−1:0]をゲーティングし、多相クロックFCLK_P[n−1:0]のうち選択した一のクロックをG_FCLK_P[n−1:0]として同期検出部30に供給すると共に、選択しなかった他のクロックG_FCLK_P[n−1:0]の同期検出部30への供給を停止する。さらに、クロックゲート部60は、多相クロックFCLK_P[n−1:0]のうち選択した一のクロックをG_FCLK_P[n−1:0]として後述するクロック乗せ換え処理部70に供給すると共に、選択しなかった他のクロックG_FCLK_P[n−1:0]のクロック乗せ換え処理部70への供給を停止する。また、クロックゲート部60は、基準クロックFCLK_Mをゲーティングし、クロックG_FCLK_Mとして出力する。基準クロックFCLK_Mはシステムを動作させる基準クロックであり、システムを停止させる場合に、クロックゲート部60は、クロックG_FCLK_Mを出力することで基準クロックの供給を停止する。
ここで、図3を参照してクロックゲート部60によるクロックゲーティング動作の様子を説明する。図に示すように、伝送信号を示す受信(RX)フレームは、同期ワード(Sync Word)と、ペイロード(Payload)を含む。同期ワードに続いてペイロードを受信する。まず、伝送信号を時間T1に受けた同期検出部30は、全てのクロックG_FCLK_P[n−1:0]で動作を開始する。同期検出部30は、クロックG_FCLK_P[n−1:0]から同期パターンと一致する同期ワードをサンプリングすることができたクロック識別して、識別結果を示す信号OKFLG[n−1:0]をクロック位相選択部40へと出力する。クロック位相選択部40のクロック制御部41は、同期検出部30からの出力信号OKFLG[n−1:0]を受けて、クロックG_FCLK_P[n−1:0]のうち停止するクロックを指示するイネーブル信号CLKEN[n−1:0]をクロックゲート部60へと出力する。時間T2においてイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を受けたクロックゲート部60は、クロックFCLK_P[n−1:0]のうち選択した一のクロックをG_FCLK_P(選択位相)として同期検出部30に供給すると共に、選択しなかった他のクロックG_FCLK_P(非選択位相)の同期検出部30への供給を停止する。本実施の形態では、ペイロード長は予め定めた固定長であるものとする。このため、クロック制御部41は、ペイロード長に応じたクロック停止期間中のみイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を出力する。従って、クロック制御部41は、時間T2から開始したクロック停止期間が終了する時間T3までの間、クロックゲート部60に対して停止するクロックを指示するイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を出力する。そして、時間T3以後は、全てのクロックG_FCLK_P[n−1:0]を同期検出部30に供給するように、クロックゲート部60に対して全てのクロックの供給を指示するイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を出力する。
図4は、クロックG_FCLK_P[n−1:0]の位相の個数が8個である場合の、クロックゲート部60によるクロックゲーティング動作の様子を説明する図である。図2に示した同期パターン検出器31a〜31hは、RXフレームを受信後、各同期パターン検出器31a〜31hに供給されるクロックG_FCLK_P0〜7で動作する。そして、上述したようにして、時間T2においてイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を受けたクロックゲート部60は、クロックFCLK_P0〜7のうち選択した一のクロックG_FCLK_P3を同期検出部30に供給すると共に、選択しなかった他のクロックG_FCLK_P0、1、2、4、5、6、7の同期検出部30への供給を停止する。
図1に戻り説明を続ける。クロック乗せ換え処理部70は、同期検出部30が出力するデータ信号をクロックG_FCLK_P[n−1:0]で受信して、受信したデータ信号を基準クロックG_FCLK_Mに乗せ換える非同期乗せ換え処理を行う。クロック乗せ換え処理部70より後段の回路は、1相の基準クロックG_FCLK_Mで動作する。これに対して、クロック乗せ換え処理部70より前段の回路は多相のクロックG_FCLK_P[n−1:0]で動作しているため、クロック乗せ換え処理部70では、基準クロックG_FCLK_Mへの非同期乗せ換え処理を行う。
図2に示したように、クロック乗せ換え処理部70において、エラスティックストアユニット71を複数のエラスティックストア回路71a〜71hにより構成する。本実施の形態では、エラスティックストア回路71a〜71hは、入力したデータ信号をクロックG_FCLK_P[n−1:0]で受信して、受信したデータ信号を基準クロックG_FCLK_Mに乗せ換える非同期乗せ換え処理を行う。尚、図2においては、クロックG_FCLK_P[n−1:0]の位相の個数が8個である例を示し、位相が互いに異なる8個のクロックG_FCLK_P0〜7と、基準クロックG_FCLK_Mとによりエラスティックストア回路71a〜71hは動作するものとして説明する。
図2示すエラスティックストア回路71a〜71hは、同期パターン検出器31a〜31hが出力したデータ信号Data_P0〜7をクロックG_FCLK_P0〜7でサンプリングする。次いで、後述するエラスティックストアメモリ73でデータ信号Data_P0〜7を引き伸ばす。次いで、引き伸ばした後のデータ信号を基準クロックG_FCLK_Mでリタイミングし、Data_M0〜7としてFIFO部80へと出力する。Data_M[n−1:0]は、エラスティックストア回路71a〜71hからの出力信号を示すパラレル信号である。複数のエラスティックストア回路71a〜71hに対応して、n本の信号線によりData_M0〜7をパラレルに伝送する。尚、本実施の形態では、データ信号Data_P0〜7はペイロードを示すデータである。
図5は、エラスティックストア回路71a〜71hの動作例を示すタイミングチャート図である。尚、図では、エラスティックストア回路71a〜71hのうち、その対応するクロックG_FCLKが選択されたエラスティック回路のみについての動作を示し、対応するクロックG_FCLKが選択されなかったエラスティック回路の動作については図示を省略する。
図5において、エラスティックストア回路71a〜71hは、クロックG_FCLK_P(選択位相)でデータ信号Data_Pを受信する。次いで、エラスティックストア回路71a〜71hは、クロックG_FCLK_P(選択位相)を基準として、データ信号Data_Pを引き伸ばしたデータ信号Data_P_1〜4を生成する。本実施の形態では、クロックG_FCLK_P(選択位相)の1周期分の長さの各データ信号Data_Pを、4周期分の長さのデータ信号Data_P_1〜4へと引き伸ばす。次いで、エラスティックストア回路71a〜71hは、引き伸ばしたデータ信号Data_P_1〜4を基準クロックG_FCLK_Mでリタイミングし、Data_M0〜7としてFIFO部80へと出力する。これにより、エラスティックストア回路71a〜71hは、データ信号Data_PをクロックG_FCLK_P(選択位相)から基準クロックG_FCLK_Mへと乗せ換え、データ信号Data_Mを出力する。これにより、エラスティックストア回路71a〜71hは、データ信号Data_Pを引き伸ばすことで、いずれのクロックG_FCLK_Pによりデータ信号Data_Pが受信された場合でも、基準クロックG_FCLK_Mにより正確にサンプリングすることができる。
FIFO部80は、セレクタ81と、シリアルパラレル変換器(S/P変換器)82とを有する。セレクタ81は、クロック乗せ換え処理部70が出力するデータ信号を選択クロックCLKSEL[n−1:0]に基づきセレクトし、セレクトしたデータをS/P変換器82に出力する。S/P変換器82は、FIFO部80においてサンプリングされたシリアルデータを、内部回路用の基準クロックSCLKに同期させてパラレルデータに変換して出力する。
信号処理回路90は、S/P変換器82から出力されるパラレルデータに基づいて信号処理(例えば、受信データのパスサーチ等を含む復号化処理)を行い、後段回路(不図示)で用いられる制御信号、或いはデータ信号を生成する。
尚、RF部2からDBB部3への伝送信号の送信は、低電圧差動(LVDS)のシリアル信号に変換して同期検出部へと送信することが好ましい。例えば、図6に示すように、P/S変換器22からのシリアル伝送信号を、ドライバ24により差動増幅し、レシーバ34により差動信号を受信する。図6に示すように、ドライバ24とレシーバ34との間を2本の信号線により伝送する。それぞれの信号線において、伝送信号と、伝送信号を反転した信号を伝送する。これにより、低電圧の伝送信号を高速でデータ送受信を行う場合であっても、2本の信号により差分信号を伝送することで、ノイズの耐性を高めることができる。また、DBB部3からRF部2への伝送信号の送信についても、低電圧差動(LVDS)のシリアル信号に変換して同期検出部へと送信することが好ましい。例えば、図7に示すように、DBB部3からのシリアル伝送信号を、ドライバ35により差動増幅し、レシーバ25により差動信号を受信するようにしてもよい。
実施の形態2.
次に、図8を参照して、本実施の形態2にかかる通信装置(具体的には受信装置)の構成について説明する。尚、上述した実施の形態1で図1に示したブロックと同一の構成部分には、同一の符号を付して示す。受信装置は、アンテナ1と、高周波(RF)部2と、デジタルベースバンド(DBB)部3とを有する。尚、アンテナ1と、RF部2の構成および機能は上述した実施の形態1と同様であり、詳細な説明を省略する。
本実施の形態における伝送信号は、データ列中に、同期ワード(Sync Word)領域と、ヘッダー(Header)領域と、ペイロード(Payload)データ領域とを有する。同期ワード領域は、予めシステムにおいて設定された同期ワードデータが格納される。ヘッダー領域は、システムを制御するための各種の制御情報が格納される。ペイロード領域は、システムにおいて処理される処理データが格納される。システムでは、同期ワードに続けてヘッダーを受信する。さらに、ヘッダーに続けてペイロードを受信する。そして、同期ワードによって、ペイロードの伝送単位を管理する。
DBB部3は、同期検出部30と、クロック位相選択部40と、第2のPLL回路50と、クロックゲート部60と、クロック乗せ換え処理部70と、FIFO部80と、信号処理回路90とを有する。図8に示すように、本実施の形態にかかる受信装置は、同期検出部30がヘッダー解釈ユニット32を更に有することを特徴とする。
ヘッダー解釈ユニット32は、伝送信号を位相が互いに異なる複数のクロックで受信する。次いで、受信した伝送信号に含まれるヘッダーを解釈して、伝送信号に含まれるペイロードの長さ情報を取得する。ヘッダー解釈ユニット32は、位相が互いに異なるn個のクロックG_FCLK_P[n−1:0]で動作する。ヘッダー解釈ユニット32は、ヘッダーに続いて伝送するペイロードの長さ情報をクロック位相選択部40へと出力する。
クロック位相選択部40は、同期パターンと一致する同期ワードをサンプリングすることができたクロックG_FCLK_P[n−1:0]のうち、伝送信号のサンプリングに使用する一のクロックを選択して、他のクロックを停止するための指示を出力する。クロック位相選択部40はクロック制御部41を有する。クロック制御部41は、サンプリングクロックとして選択しなかったクロックであって、ヘッダーに続くペイロードの受信に不要なクロックを停止するための制御を行う。本実施の形態に係るクロック位相選択部40は、ヘッダー情報に基づいて、クロックを停止する期間を調整することを特徴とする。
具体的には、クロック位相選択部40は、取得したペイロード長情報に応じたクロック停止期間を計算する。次いで、同期検出部30からの出力信号OKFLG[n−1:0]を受けて、選択可能と判断したクロックG_FCLK_P[n−1:0]のうち、サンプリングに使用するクロックを選択する。クロック位相選択部40は、選択したクロックを示す選択信号CLKSEL[n−1:0]をFIFO部80のセレクタ81へと出力する。クロック制御部41は、同期検出部30からの出力信号OKFLG[n−1:0]を受けて、クロックG_FCLK_P[n−1:0]のうち停止するクロックを指示するイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を、計算したクロック停止期間中のみクロックゲート部60へと出力する。
クロックゲート部60は、クロック位相選択部41からのイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を受けて、第2のPLL回路50が供給する基準クロックFCLK_Mと多相クロックFCLK_P[n−1:0]とをクロック停止期間中にゲーティングする。
ここで、図9を参照してクロックゲート部60によるクロックゲーティング動作の様子を説明する。図に示すように、伝送信号を示す受信(RX)フレームは、同期ワード(Sync Word)と、ヘッダー(Header)と、ペイロード(Payload)を含む。同期ワードに続いてヘッダーを受信し、ヘッダーに続いてペイロードを受信する。まず、伝送信号を時間T1に受けた同期検出部30は、全てのクロックG_FCLK_P[n−1:0]で動作を開始する。同期検出部30の同期パターン検出ユニット31は、クロックG_FCLK_P[n−1:0]から予め定めた同期パターンを正しくサンプリングすることができたクロックがどのクロックなのかを示すOKFLG[n−1:0]信号をクロック位相選択部40に出力する。そしてOKFLG信号を受けたクロック位相選択部40は、予め定めた同期パターンを正しくサンプリングできたクロックの内の一のクロックを選択する。この動作は実施の形態1で説明したものと同様である。また、伝送信号を受けたヘッダー解釈ユニット32は、受信した伝送信号に含まれるヘッダーを解釈して、ペイロードの長さ情報を取得する。ヘッダー解釈ユニット32は、取得したペイロードの長さ情報をクロック位相選択部40へと出力する。次いで、クロック位相選択部40は、取得したペイロード長情報に応じたクロック停止期間を計算する。また、クロック位相選択部40のクロック制御部41は、同期検出部30からの出力信号OKFLG[n−1:0]を受けたことにより選択した一のクロックは停止せず、その他のクロックを停止する。すなわち、クロック位相制御部41は、クロックG_FCLK_P[n−1:0]のうち停止するクロックを指示するイネーブル信号CLKEN[n−1:0]をクロックゲート部60へと出力する。時間T2においてイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を受けたクロックゲート部60は、クロックFCLK_P[n−1:0]のうち選択した一のクロックをG_FCLK_P(選択位相)として同期検出部30に供給すると共に、選択しなかった他のクロックG_FCLK_P(非選択位相)の同期検出部30への供給を停止する。本実施の形態では、ペイロード長は可変長であるものとする。このため、クロック制御部41は、ペイロード長に応じたクロック停止期間を計算し、クロック停止期間中のみイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を出力する。従って、クロック制御部41は、時間T2から開始したクロック停止期間が終了する時間T3までの間、クロックゲート部60に対して停止するクロックを指示するイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を出力する。そして、時間T3以後は、全てのクロックG_FCLK_P[n−1:0]を同期検出部30に供給するように、クロックゲート部60に対して全てのクロックの供給を指示するイネーブル信号CLKEN[n−1:0]を出力する。
尚、第2のPLL回路60と、クロック乗せ換え処理部70と、FIFO部80と、信号処理回路90の構成および機能は上述した実施の形態1と同様であり、詳細な説明を省略する。
以上説明したように、本発明に係る通信装置によれば、複数のクロックFCLK_P[n−1:0]のうち正しく同期ワードをサンプリングすることができたクロックOKFLG[n−1:0]を識別する。次に、識別したクロックのうち伝送信号のサンプリングに使用する一のクロックCLKSEL[n−1:0]を選択して、他のクロックを停止するための指示CLKEN[n−1:0]を出力する。次いで、クロック停止の指示CLKEN[n−1:0]を受けて、複数のクロックFCLK_P[n−1:0]のうち選択したクロックG_FCLK_P[n−1:0]を供給すると共に、他のクロックの供給を停止する。従って、供給するクロックを選択した以後は不要なクロックの供給を停止することで、LSIの消費電力を低減することができる。
言い換えると、本発明に係る通信装置は、まず、同速度で互いに位相が360°/nずつ異なるn本のサンプリングクロックを用いて同期化を図る。次いで、同期検出後、同期ワードに続くデータ信号のサンプリングに代表として使用する1のサンプリングクロックのみを残して、その他の(n−1)本のサンプリングクロックを、データ信号の受信中に停止する。更には、伝送信号に含まれるヘッダーからフレームの終了位置を予測し、停止したクロックのクロック動作を自動的に開始する。これにより、キャラクタ同期を実現しつつ、不要なクロックを自律的に停止及び開始することで、回路動作に関わる余計な消費電力を削減することができる。
次に、本発明の効果について説明する。LSI中の消費電力は、下記式により表現することができる。Ptは、スイッチング確率を示す。fCLKは、動作周波数を示す。Cは、負荷容量を示す。Iは、電流の補正係数を示す。Sは、Vの補正係数を示す。ここで、右辺第1項は、スイッチング動作による消費電力を示し、第2項は、リーク電力を示す。
Figure 0005188287
本発明によれば、同期検出動作時に不要と判断した位相のクロック(n−1)相分を停止することで、FIFO部80より前段に配置した論理回路(同期検出部30、クロック乗せ換え処理部70)を不要に動作させずに済む。このため、数1からも分かるように、不要なクロックfCLKを停止することで、右辺第1項で消費する電力を削減することができる。さらにまた、ペイロード長が長ければ長いほど、クロックの動作時間に対する停止時間の比率を伸ばすことができるため、より高い電力削減効果を実現することができる。
尚、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態1に係る受信装置ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る同期検出部とクロック乗せ換え処理部のブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るクロックゲート部によるクロックゲーティング動作の様子を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係るクロックゲート部によるクロックゲーティング動作の様子を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係るエラスティックストア回路の動作例を示すタイミングチャート図である 本発明の実施の形態1に係るRF部からDBB部への伝送信号の送受信を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る伝送信号の送受信方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る受信装置ブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るクロックゲート部によるクロックゲーティング動作の様子を説明する図である。
符号の説明
1 アンテナ、

2 RF部、
21 復調器、
23 第1のPLL、
24 ドライバ、
25 レシーバ、

3 DBB部、
30 同期検出部、
31 同期パターン検出ユニット、
31a〜h 同期パターン検出器、
32 ヘッダー解釈ユニット、
34 レシーバ、
35 ドライバ、
40 クロック位相選択部、
41 クロック制御部、
50 第2のPLL回路、
60 クロックゲート部、
70 クロック乗せ換え処理部、
71 エラスティックストアユニット、
71a〜h エラスティックストア回路、
72、74 フリップフロップ、
73 エラスティックストアメモリ、
80 FIFO部、
81 セレクタ、
82 S/P変換器、
90 信号処理回路

Claims (6)

  1. 伝送信号を位相が互いに異なる複数のクロックで受信して当該伝送信号に含まれる同期ワードをサンプリングし、前記サンプリングの結果と予め定めた同期パターンとを比較して、前記同期パターンと一致する前記同期ワードをサンプリングすることができたクロックを前記複数のクロックのうちから識別する同期検出部と、
    前記同期パターンと一致する前記同期ワードをサンプリングすることができた前記クロックのうち、前記伝送信号のサンプリングに使用する一のクロックを選択して、他のクロックを停止するための指示を出力するクロック位相選択部と、
    前記クロック位相選択部からの指示を受けて、前記複数のクロックのうち、前記伝送信号のサンプリングに使用するクロックとして選択された前記一のクロックを前記同期検出部に供給すると共に、他のクロックの前記同期検出部への供給を停止するクロックゲート部と、を有し、
    前記同期検出部は、
    前記伝送信号を位相が互いに異なる複数のクロックで受信して当該伝送信号に含まれる同期ワードをサンプリングし、前記サンプリングの結果と予め定めた同期パターンとを比較して、前記同期パターンと一致する前記同期ワードをサンプリングすることができたクロックを前記複数のクロックのうちから識別する同期パターン検出ユニットと、
    前記伝送信号に含まれるヘッダーを解釈して、前記伝送信号に含まれるペイロードの長さ情報を取得するヘッダー解釈ユニットと、を有し、
    前記クロック位相選択部は、
    前記取得したペイロード長情報に応じたクロック停止期間を計算すると共に、前記同期パターンと一致する前記同期ワードをサンプリングすることができた前記クロックのうち、前記伝送信号のサンプリングに使用する一のクロックを選択して、他のクロックを停止するための指示を前記クロック停止期間中に出力する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記同期検出部が出力するデータ信号を前記位相が互いに異なる複数のクロックで受信して、前記受信したデータ信号を基準クロックに乗せ換えるクロック乗せ換え処理部を更に有し、
    前記クロックゲート部は、前記クロック位相選択結果を受けて、前記複数のクロックのうち、前記伝送信号のサンプリングに使用するクロックとして選択された前記一のクロックを前記クロック乗せ換え処理部に供給すると共に、他のクロックの前記クロック乗せ換え処理部への供給を停止する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記同期検出部は、前記伝送信号を位相が互いに異なる複数のクロックで受信して当該伝送信号に含まれる同期ワードをサンプリングし、前記サンプリングの結果と予め定めた同期パターンとを比較して、前記同期パターンと一致する前記同期ワードをサンプリングすることができたクロックを前記複数のクロックのうちから識別する複数の同期パターン検出器を有し、
    前記クロック乗せ換え処理部は、前記同期パターン検出器が出力するデータ信号を前記位相が互いに異なる複数のクロックで受信して、前記受信したデータ信号を基準クロックに乗せ換える複数のエラスティック回路を有し、
    前記同期パターン検出器及び前記エラスティック回路の個数は、前記位相が互いに異なる複数のクロックの個数と等しい
    ことを特徴とする請求項2記載の通信装置。
  4. 前記クロック乗せ換え処理部が出力するデータ信号のうち、前記クロック位相選択部で選択した一のクロックを示す信号に対応するデータ信号を選択するセレクタを更に有する
    ことを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 前記セレクタが出力するシリアルデータ信号を、パラレルデータ信号に変換するシリアルパラレル変換器を更に有する
    ことを特徴とする請求項記載の通信装置。
  6. 前記伝送信号を低電圧差動のシリアル信号に変換して前記同期検出部へと送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至いずれか1項記載の通信装置。
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