JP4437531B2 - 能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法及び制御方法 - Google Patents

能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4437531B2
JP4437531B2 JP2004045157A JP2004045157A JP4437531B2 JP 4437531 B2 JP4437531 B2 JP 4437531B2 JP 2004045157 A JP2004045157 A JP 2004045157A JP 2004045157 A JP2004045157 A JP 2004045157A JP 4437531 B2 JP4437531 B2 JP 4437531B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
control data
data
vibration
adaptive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004045157A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005233346A (ja
Inventor
大地 水島
武彦 伏見
浩幸 市川
篤 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2004045157A priority Critical patent/JP4437531B2/ja
Priority to EP05003592A priority patent/EP1566564B1/en
Priority to US11/060,701 priority patent/US7747353B2/en
Priority to CNB2005100094141A priority patent/CN100380256C/zh
Publication of JP2005233346A publication Critical patent/JP2005233346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4437531B2 publication Critical patent/JP4437531B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/002Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion characterised by the control method or circuitry
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/26Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
    • F16F15/023Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using fluid means
    • F16F15/027Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using fluid means comprising control arrangements
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/04Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric involving the use of models or simulators
    • G05B13/041Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric involving the use of models or simulators in which a variable is automatically adjusted to optimise the performance
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D19/00Control of mechanical oscillations, e.g. of amplitude, of frequency, of phase
    • G05D19/02Control of mechanical oscillations, e.g. of amplitude, of frequency, of phase characterised by the use of electric means

Description

本願は能動型防振制御システムの制御技術に関するものであり、さらに詳細には、車両に設けられた加振器付マウントであるアクティブマウントに対し、車両の振動発生源からの周期性のパルス信号を適用して車体振動を抑制する能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法、及びその方法を使用する制御方法に関する。
この種、能動型防振制御システムに関する先行技術として、振動発生源であるエンジンに備えられるクランクパルスセンサでクランクパルスを読み込み、エンジンのトルクを演算し、さらに、エンジン振動の振幅を求め、その振幅が設定値未満であれば、演算した振幅及び予め設定した位相に基づいてエンジンマウントに備えられる加振器を制御するものがある(特許文献1)。
この技術にあっては、前記振幅が設定値未満であれば、演算した振幅及び予め設定した位相に基づいて加振器を制御する、以上であれば、トルクが最大値となる位相からエンジン振動の位相を演算し、演算した振幅及び演算した位相に基づいて加振器を制御する。
一方、能動型防振制御システムにおいて、所謂、適応制御を実行するものが知られている。この種、適応制御としては、適応最小平均自乗フィルタ(以下、Filter−X LMSと記す)を用いた適応制御、この手法より効率的な遅延調和シンセサイザー最小平均自乗フィルタ(以下、DXHS LMSと記す)を用いた適応制御がある(特許文献2、3)。
この適応制御を行う場合、上記Filter−X LMS或いはDXHS LMSと、適応フィルタが設けられ、前者により振幅補償係数、位相補償係数が導出されるとともに、適応フィルタにより振幅補償、位相補償が成されて、制御データが生成される。結果、この制御は、文字通り、制御対象の現状に良好に適応した制御となり、適応性において優れている。
一方、能動型防振制御システムにおいて、所謂、マップ制御を行うものが知られている。マップ制御においては、車両の運転状態において最適な制御状態を達成できる制御データを記憶した制御マップ(データマップ)が用意され、システムは車両の運転状態を見ながら、その運転状態に適合した制御データを呼び出し、加振器側へ制御データとして送りだす(特許文献4)。
マップ制御は、その応答性において優れている。
従来、車両における防振制御にあっては、以上説明したいずれの制御手法を採用する場合にあっても、車両の運転状態、換言するとエンジンの回転数に係らず、単一の制御形態が採用されていた。
特開2003−113892(図5) 特開2003−195950(図3) 特開2003−202902(図3) 特開平11−259147(図1)
特許文献1に記載の従来技術の問題点
特許文献1に開示の技術を採用する場合、エンジンのクランクパルスを検出することで、エンジン振動の位相を推定し、推定したエンジン振動の位相に基づいて加振器を制御する場合と、予め設定したエンジン振動の位相に基づいて加振器を制御する2形態に制御を切り換えるため、推定値、設定値と実際の振幅、位相に誤差若しくは相違がある場合は、必ずしも有効な防振性能を発揮できない。
車両における振動を考えると、乗り手は、例えば、エンジン回転数が低いアイドリング状態では、エンジン回転以外の振動が少ないため、この振動を直接強く感知する場合があり、乗り心地の点で改良の余地がある。
一方、エンジン回転数が高い走行状態にあっては、様々な車両の運転状態項目が、乗り手が感知する振動に影響することより、その能動型防振制御に高い適応性が求められる。
この観点から、上記適応制御とマップ制御とを検討すると、適応制御にあっては、制御系の状態を逐次観測しながら、適正な制御データを生成して加振器を動作させるため応答性において劣り、例えば、乗り手がエンジン振動を感じやすいアイドル時に、十分に防振目的を達し得ない。
一方、マップ制御にあっては、予め用意されている制御マップを利用するために、保有できるマップの数に限界がある等の理由から、多くの要素が絡む場合、十分な適応性を有しないという欠点がある。
さらに、エンジンユニットが暖まっていない等、システムが温度変化の影響を大きく受けている場合、或いは、経時変化により振動伝達状況が変化している場合、予め用意されているデータマップでは、その変化に適応し難いという問題がある。
従って、本願の目的は、アイドル時から通常の走行時に至るまで、乗り手が不快感を感じることがない能動型防振制御を良好に達成することができる制御データの設定方法、及びそのような制御方法を得ることにある。
上記目的を達成するための、
車両に設けられた加振器付マウントであるアクティブマウントに対し、車両の振動発生源からの周期性のパルス信号を適用して、車体振動を抑制する能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法の特徴手段は、設定周波数により制御法を選択することにあるとともに、データマップを備えた制御を実行するに、本願にいう適応性を有するマップ制御を実行することにある。
イ 制御法の選択構成としては、以下の構造を採用する。
即ち、実測される前記パルス信号が設定周波数より高い場合に、適応制御法に基づいて前記制御データを設定し、
車両の各種運転状態において、加振器を制御動作させて好適な制御状態を実現可能な制御データからなるデータマップを備え、
前記実測されるパルス信号が設定周波数以下である場合に、前記データマップから、制御時の運転状態に適合する適合制御データを選択して、前記適合制御データに基づいて前記制御データを設定する。
上記した構成を採用すると、実測されるパルス信号の周波数と設定周波数とを比較し、設定周波数より高い場合は適応制御を採用し、低い場合は、適合制御データに基づいて制御データを設定するものとする。即ち、低周波数域に属する場合は、適合制御データに基づいた制御を行う。
ここで、適合制御データに基づいたとは、適合制御データを実測定データに基づいて僅かに補償して使用することを意味する。
車両振動は、先にも示したように、振動発生源であるエンジンの回転数(周波数)の大小で、乗り手が感じる振動の性質が異なるため、アイドリング時等の低周波数時には、応答性に優れた適合制御データを基本とする制御を実行することで、応答性よく防振制御を実行し、乗り手が不快感を感じるのを避けることができる。
一方、高周波数時には、車両振動に影響する要素が多々あるため、その制御を所謂、制御マップを基本する制御とするのは、マップの数、その生成等との観点から実質的に不可能である。従って、この状況においては、適応制御を行うものとする。
このように、設定周波数で、制御形態を変更することで、低周波数から高周波数域に亘って、その状態に対応した能動型防振制御を良好に実現することができ、アイドル時もエンジン振動が余り気になることがない能動型防振制御を実現できる。
ロ 適応性を有するマップ制御を実行する場合には、以下の構成を採用する。
即ち、前記実測されるパルス信号が設定周波数以下である場合に、前記制御データを設定するに、
前記運転状態に適合する適合制御データからの、制御データと同じ物理量で観測される車両特定部位での振動の実測定データの偏差を求めるとともに、求められた偏差に基づいて前記適合制御データを補償して、前記制御データを設定する、
或いは、
前記運転状態に適合する適合制御データからの、車両特定部位での振動の実測定データ及び、加振器内での動作信号の制御データの実測定データの偏差を求めるとともの、求められた偏差に基づいて前記適合制御データを補償して、前記制御データを設定するものとする。
この場合、制御データの設定において、適合制御データを偏差との関係から補償する。この補償に際しては、観測点における振動の実測定データのみを使用したり、この実測定データと、例えば加振器を流れる制御電流といった動作信号の実測データを使用する。
このようにすると、制御装置から出力される制御データは、車両の運転状態に適合して選択される適合制御データを、実側データを加味した偏差により補償するため、制御時の防振制御状態にさらに適した制御データを得ることができ、結果的に、本願に言う適応性を有するマップ制御を実行することができる。
即ち、例えば、アイドリング時で、エンジンユニットが暖まっていず温度の影響をシステムが受けている場合にも、その状況に適する制御を実現できる。さらに、経時変化による、振動伝達系に変化が発生している場合にも、これに対応することができる。
また、前記適合制御データの補償に際して、偏差に対するフィルタ係数を設け、前記適合制御データ、前記偏差及び前記フィルタ係数に基づいて前記補償済み適合制御データを得ることが好ましい。
偏差の導出を実行するとともに、この偏差に対してフィルタ係数が作用するフィルタ処理を行って適合制御データに対する補償値を容易に生成して、補償済みの適合制御データを得ることができる。
この場合に、フィルタ係数を可変としておくと、例えば、補償の実行時に運転状態に適合したフィルタ係数を選択・使用して好適な制御を実現できる。
また、前記適合制御データの補償において、前記適合制御データを補償するに、前記フィルタ係数が0.2以下の有限値とされるとともに、前記偏差と前記フィルタ係数との乗算値に基づいて、適合制御データを補償することが好ましい。
適合制御データを十分に生かしながら補償を行うには、フィルタ係数が0.2以下でも、その目的を達成でき、偏差に対する乗算で補償値を求めるようにすると、最も簡単な演算形態で、応答性を殆ど阻害することなく、本願にいう応答性を有するマップ制御を実現できる。
本願の構成を採用すると、
設定周波数以下では、実質的に応答性に優れているマップ制御の特徴を活かして且つマップ制御のロバスト性に欠けていた欠点を補うことで、有効な防振性能を発揮させることができる。
そして、適合制御データを補償する構成を採用すると、設定周波数に係らず、推定値を演算に使用しないために実測値との誤差が発生せず、有効な防振性能を発揮することができる。
設定周波数以下では、最適値に対して微修正を施すため応答性を損なわないで有効な防振性能を発揮させることを可能となる。
設定周波数以下では、最適値と実測値の偏差を演算するため、経時変化などにより最適設定された値と、実測値との偏差が生じた場合でも有効な防振性能を発揮させることを可能となる。
設定周波数より大きいと、適応制御を採用するため、エンジンパルスを実測値から制御データを演算するので走行状態の変化や経時変化に対して適応性がある。
設定周波数以下では、データマップ値と実測値の偏差を演算し、出力値に補償する際には、フィルタ係数を設けておくと、ゲインを容易に調節でき、有効な防振性能を発揮させることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本願に係る制御方法を使用する能動型防振制御システム1の概略を示したものであり、図2は、このシステム1において制御対象である加振器2を備えたエンジンマウント3の概略を断面で示したものである。
さらに、図3は、本願にいう適応性を有するマップ制御を実行する場合のシステムの概略を模式的に示した図であり、図4は、適応制御を行う場合の制御形態を示した図であり、図5は、本願制御において必要となるデータマップを生成する場合に、適応制御を実行して生成・設定する場合の概略を模式的に示したものである。
能動型防振制御システム1は、その制御形態として、本願にいう適応性を有するマップ制御と適応制御とで、択一的に動作可能に構成されるとともに、データマップの生成・設定に際しては、適応制御を実行しながら、防振制御が好適に実現した状態でのパラメータ値をデータマップに取り込み、これを生成するように構成されている。
1 能動型防振制御システム
1−1 全体構成
本願に係る能動型防振制御システム1は、振動発生源としてのエンジンEにより発生される振動が座席シートS側に伝達され、乗り心地が悪化するのを防止する目的で設けられるものであり、エンジンEを支持するエンジンマウント3に加振器2を備え、この加振器2を制御装置Cからの指令に従って適切に動作させることで、所定の防振効果を得ることができる。
図1に示すように、制御装置Cは、適応性を有するマップ制御を実行可能なマップ制御部C1と、適応制御を実行可能な適応制御部C2とを備えて構成されている。
1−2 検出系
システム1に備えられる検出器としては、エンジンEの回転数を検出するための回転検出器s1(クランク軸の回転数をパルスとして検出する回転数センサ、もしくはイグニッションパルス信号の信号伝達系統等)と、座席シートS下部に備えられるピックアップ加速度センサs2、及び、加振器2に流れる電流を検出する電流検出器s3がある。
この構成により、少なくともエンジンの回転周波数ω、座席シート下部の実振動(電圧の形態で得られる実振幅Reamp及び実位相Reph)、及び加振器2を流れる電流値(電流振幅ReIm)が検出され、制御装置C側で認識される。
さらに、制御装置Cには、変速器(図外)のシフトポジション(前進D、ニュートラルN、後進R)、エアコンスイッチ(図外)のON/OFF状態(ON,OFF)も入力される。
従って、車両の現運転状態(制御実行時の運転状態)は、エンジンの回転周波数ω、変速器のシフトポジション(D,N,R)、エアコンスイッチのON/OFF状態(ON,OFF)で特定される。
本願システム1にあっては、エンジンEの回転周波数ωは、制御形態として、適応性を有するマップ制御を行うか、適応制御を行うかの択一選択の用に供されるとともに、能動制御を有効に働かせるために特定される特定周波数ωnの特定の用にも供される。
また、上記エンジンEの回転周波数ω(具体的には特定周波数)、変速器のシフトポジション(D,N,R)、エアコンスイッチのON/OFF状態(ON,OFF)は、本願独特の適応性を有するマップ制御の実行時に、データマップから適合制御データを選択・特定するのに使用される。
1−3 エンジンマウント
エンジンマウント3は、所謂、加振器付マウントであり、例えば図2に示すような構成とされている。
図2に示すように、このエンジンマウント3は、筒状のケース31内に、防振ゴム32と、防振ゴム32の下側に電磁式アクチュエータである加振器2を備えて構成されている。
防振ゴム32の下部領域は、ケース31の内壁に固定されると共に、その上部領域は固定金具34に取り付けられている。この固定金具34を収納するように防振ゴム32にはストッパ部32aがケース31の一端(図示、上側)に向けて設けられている。
固定金具34の図示上側の軸心位置には、固定軸35が軸方向に向けて取り付けられており、その先端がケース31の一端側に設けた貫通穴31aから突出している。ここで、貫通穴31aの穴径は固定軸35の軸径に対して大きく選択されており、互いの接触干渉が発生しないように構成されている。
一方、ケース31の図示下側の他端には、固定軸36が設けられている。
エンジンンマウント3は、固定軸36によって車体Bに固定され、固定軸35にエンジンEを取り付けることにより、エンジンEを支持する。結果、エンジン側から固定金具34に伝わるエンジン振動に対して、制御装置Cからの制御指令に従って加振器2が相対動作することで、エンジンEによる発生される振動が座席シート側に影響するのを低減する。
1−4 制御装置
制御装置Cは一般のCPUを用いて構成されており、上述のように適応性を有するマップ制御部C1と、適応制御部C2とを備えている。
図1に示すように、前述のマップ制御部C1、適応制御部C2の他、制御形態選択部C3、周波数判定部C4、データマップ設定部C5、データマップ記憶部C6、実データ保持部C7及び出力処理部C8が設けられている。
制御形態選択部C3
制御形態選択部C3は、振動制御において、適応性を有するマップ制御を実行するか、適応制御を実行するかの選択判断を、エンジンEの回転周波数ωによって行う。
即ち、エンジンEの回転周波数が所定の設定周波数(例えば、50Hz)以下の場合は、主要な制御部としてマップ制御部C1を働かせて、本願にいう適応性を有するマップ制御を実行するのであり、前記設定周波数より大きい場合は、主要な制御部として適応制御部C2を働かせて適応制御を実行する。
周波数判定部C4
周波数判定部C4は、前記適応性を有するマップ制御或いは適応制御の実行時において、制御すべき周波数(最も制御効果を得やすい周波数)を特定周波数ωnとして特定するとともに、この特定周波数の信号を下手側に送る部位である。
さらに具体的には、回転検出器s1でパルス形態で検出されてくる現在のエンジンEの回転周波数を考慮して、能動型防振を実行するのに最も有効な周波数を特定周波数ωnとするとともに、この周波数の回転信号を正弦波として下手側に送る。
データマップ設定部C5
データマップ設定部C5は、本願の適応性を有するマップ制御を実行するのに必要となるデータマップを、初期的に、或いは適宜、生成・設定する部位である。このデータマップ設定部C5により、運転状態毎に生成・設定されるデータマップが、データマップ記憶部C6に記憶され、適応性を有するマップ制御時に使用される。
データマップ記憶部C6
データマップ記憶部C6には、車両の運転状態に応じて、シートSにおける防振を良好に達成できる、加振器2に出力されるべき制御データ(電圧振幅若しくは電流振幅)及び位相値が、予め記憶されている。これら振幅値及び位相値は、エンジンの回転周波数(ω 複数種)、変速器のシフトポジション(D,N,Rの3種)、エアコンスイッチのON/OFF(ON、OFFの2種)で、区分されたものである。
適応性を有するマップ制御の実行に際しては、車両の運転状態に従って、その時点での好適な制御データである適合制御データ(MAPamp,MAPph,MAPIm)を呼び出すことができる。
実データ保持部C7
実データ保持部C7にあっては、検出系から得えられる現在の回転周波数ω、実振幅Reamp、実位相Reph、実電流ReImが記憶・保持されるとともに、後述する現在及び過去の偏差Δ、適合制御データから偏差Δを考慮して補償済みの適合制御データを得る場合に使用する補償用のフィルタ係数μ(現在値及び過去値)等も記憶・保持される。
出力処理部C8
出力処理部C8は、生成される制御データを加振器2の動作に適合する形態に変換するドライバーである。
以下、本願にいう適応性を有するマップ制御、適応制御、適応制御を利用したデータマップの作成の順に説明する。
1−4−1 適応性を有するマップ制御
この制御を実行する場合の制御形態を、図3に示した。
同図において、振動発生源はエンジンEであり、信号検出部は上述の実振幅Reamp、実位相Reph及び実電流ReImの検出部位であり、別途、検出される運転状態(シフトポジションD/N/R、エアコンスイッチのON/OFF)もマップ制御部C1に入力される。このマップ制御部C1では、データマップ記憶部C6に記憶されたデータマップが使用される。
さらに、周波数判定部C4および実データ保持部C7は図1の説明で示したものである。
図3に示すように、マップ制御部C1には、偏差演算部C11と出力合成部C12が備えられている。
偏差演算部C11では、実際に検出される実振幅(電圧Reamp及び電流ReIm)、実位相Reph、と、運転状態からデータマップを参照して特定される適合制御データとの偏差Δが求められ、前記出力合成部C12で、導出された適合制御データと偏差とを考慮して、補償済み適合制御データが導出される。
この工程において、加振器2への制御データが電圧振幅amp及びその位相phの場合は、振動の実測データを利用して、偏差Δの導出、補償が行われる。
一方、加振器2への制御データが電流振幅Im及びその位相phの場合は、振動の実測データの位相Rephのみを採用し、電流振幅に関しては加振器2内を流れる電流の振幅ReImを使用して、偏差Δの導出、補償が行われる。
この補償済み適合制御データは、データマップから一意的に決定される適合制御データを偏差に基づいて僅かに修正したものであり、実質、複数設けられるデータマップ間を実測データに応じて補完したものとなっている。即ち、偏差が使用されることから、マップ制御において、その弱点となる適応性を補ったものとなる。
出力形態
出力合成部C12で合成・生成された制御データは加振器2側に出力される。
加振器2側への制御指令が電流の場合は、制御データは電流振幅をIm、位相phとして、y=Im×sin(ωn×t+ph)として決まり、電圧の場合は電圧振幅をampと、位相phとして、y=amp×sin(ωn×t+ph)として決まる。ωnは、先に説明した周波数判定部C4で特定された特定周波数ωnを、さらにtは時間を示す。
偏差演算部C11及び出力合成部C12
以下、制御指令が電流である場合を例にとって、これらの部位の働きに関して具体的に説明する。
制御データの記載形態としては、(振幅、位相)を一体として記載する。
さらに、時間ステップをnで記載し、n+1等は時間の進行側を、n−1、n−2,・・・は、時間の後退側を示す。このサフィックスを記載しないものは、現時点のものに対応する。
a 合成信号の生成
合成信号の生成形態として、本願では4例を示す。
下記する、第一の実施形態は適合制御データと偏差を使用する最も基本的な形態であり、第二の実施形態は過去値を使用する形態を、第三の実施形態はフィルタ係数μを過去値毎に設ける形態を、第四の実施形態は、偏差の加重平均を使用する例を示す。
何れの形態においても、データマップから運転状態に適合して選択・特定される適合制御データ(MAPIm、MAPph)に対して、偏差演算部C11で適合制御データと実データ(ReIm,Reph)との偏差Δが求められ、求められた偏差Δに基づいた補償が出力合成部C12で適合制御データに加えられ、補償済み適合制御データが生成され、制御データとされる。
数式を用いて、以下説明する。
第一実施の形態
[数1]
出力合成部C12における処理
電流:Im(n+1)=MAPIm−μ×ΔIm
位相:ph(n+1)=MAPph−μ×ΔPH
ここで、
電流:ΔIm=MAPIm−ReIm
位相:ΔPH=MAPph−Reph
μは補償用のフィルタ係数である。
通常、この補償のためのフィルタ係数μは0.2以下程度とする。ここで、偏差Δは先に説明した偏差演算部C11において求められる。
上記の様にして設定される電流振幅及び位相は、予め設定記憶されている、制御データを、現実に測定される実電流及び実位相により補償したものとなる。
さて、上記の例では、比較的単純な補償構成を示したが、以下に示すように、過去値を一度に演算して修正を行う(第二の実施形態)、フィルタ係数に過去時点毎の値を設定しておく(第三の実施形態)、偏差の加重平均を取って、過去複数回Nに亘る偏差を考慮する修正を施すもの(第四の実施形態)として、補償を行ってもよい。
これらの演算で使用する過去値は、先に示したように実データ保持部C7に記憶保持しておく。
第二実施の形態
数1に記載の形態に習って、この実施形態を記載すると以下のようになる。
[数2]
出力合成部C12における処理
電流:Im(n+1)=
MAPIm−μ×ΔIm(n−1)−μ×ΔIm(n−2)・・・
位相:ph(n+1)=
MAPph−μ×ΔPH(n−1)−μ×ΔPH(n−2)・・・
偏差演算部C11に置ける偏差導出処理は、第一実施の形態で示したと同様に実行する。
第三実施の形態
数1に記載の形態に習って、この実施形態を記載すると以下のようになる。
[数3]
出力合成部C12における処理
電流:Im(n+1)=
MAPIm−μ(n−1)×ΔIm(n−1)−μ(n−2)×ΔIm(n−2)・・
位相:ph(n+1)=
MAPph−μ(n−1)×ΔPH(n−1)−μ(n−2)×ΔPH(n−2)・・
偏差演算部C11に置ける偏差導出処理は、第一実施の形態で示したと同様に実行する。ここで、フィルタ係数は各時間ステップで、個別の設定とする。
第四実施の形態
数1に記載の形態に習って、この実施形態を記載すると以下のようになる。
[数4]
出力合成部C12における処理
電流:Im(n+1)=
MAPIm−{μ×ΔIm(n−1)+μ×ΔIm(n−2)・・}/N
位相:ph(n+1)=
MAPph−{μ×ΔPH(n−1)+μ×ΔPH(n−2)・・}/N
ここで、Nは補償に使用するデータ数
さて、本願の適応性を有するマップ制御に関しては、実測定データを利用して、適合制御データの補償を実行して制御データとするが、この実行の回数は、所謂、従来型のマップ制御のみを実行した場合の応答時間の10%増までの時間とする。その時間内での微修正を施すことで、応答時間を損なわないで、適応性のあるマップ制御を実行できる。
1−4−2
適応制御
適応制御を実行する場合の制御形態を図4に示した。
図4において、振動発生源E、周波数判定部C4に関しては、図1に示す場合と同様である。
適応制御において採用する制御方法は、本実施の形態では、遅延調和シンセサイザ最小平均自乗フィルタ(以下、DXHS LMSと記す)である。
この制御形態においては、振動発生源であるエンジンEから、エンジン回転の振動が取り出されて周波数判定部C4にて、制御対象周波数である特定周波数ωnの制御対象信号が選択され、正弦波の入力信号xとして適応フィルタC22に出力される。
この入力信号xは、適応フィルタC22のフィルタ係数により振幅補償及び位相補償され、かつ正弦波の出力信号yに合成されて出力される。出力信号yは、制御対象系の伝達経路(伝達関数G)40を通過後、処理信号zとなる。
処理信号zにはエンジンEの振動等が伝達系41(伝達関数G′)を経で伝達される外力dが加算され、観測点において観測値として検出される。
振動制御においては観測値の目標は0であり、目標との差が誤差信号eになる。この誤差信号eと制御対象系の推定伝達関数C23の推定値G^を用い、デジタルフィルタC24(DXHS LMS)により適応フィルタC22のフィルタ係数が逐次更新される。結果、適応制御にあっては、このフィルタ係数が、制御対象である加振器2に対する制御データを特定する。
1−4−3
データマップの生成
本願のマップ制御を実行する場合に使用するデータマップの生成・設定方法に関して、図5を参照して説明する。
本願では、上記したデータ設定部C5により、システム1内で適応制御を実行しながら、生成・設定時の車の運転状態に対応したデータマップが順次、生成・設定される。データマップの数は、先に説明した運転状態の種分けに従ったものとされる。
適応制御下にあるシステム1におけるデータマップの生成・設定形態を、図4に対応させて図5に示した。
ここで、データ設定部C5の機能は、データマップの生成・設定時の運転状態の特定、及び、その制御状態における適応フィルタC22のフィルタ係数のデータマップへの写し込みである。
即ち、上記した適応制御を逐次実行しながら、シフトポジションの変更、エアコンのON/OFF、更には、エンジンEの回転周波数の変化等の車の運転状態の変更が発生すると、デジタルフィルタ(DXHS LMS)C24によって適応フィルタC22のフィルタ係数が更新され、その際に運転状態に対応した適応フィルタC22のフィルタ係数の更新が発生する。よって、更新後のフィルタ係数に対応した振幅値、位相値の形態で、各運転状態に応じた制御データを設定・記憶する。
データマップ設定部C5により実行されるデータマップの生成・設定フローを、図6に示した。
ステップ1(#1)で運転状態の取り込みを継続しながら、ステップ2(#2)で適応制御を実行する。この例にあっては、運転状態としては、シフトポジションD/N/B及びエアコンのON/OFFのみが認識されるものとして説明する。
ステップ3(#3)で、適応制御において認識されている誤差eの値が最小もしくは許容できる所定の範囲内になったと判断された際に、ステップ4(#4)において、設定された適応フィルタC22のフィルタ係数を、現状の運転状態で特定されるデータマップの特定箇所の制御データ(マップデータ)として、電圧若しくは電流振幅・位相の形態で記憶する。ステップ3(#3)において誤差eの値が未だ最小になっていないと判断されれば、再度、適応制御を繰り返す。
その後、ステップ5(#5)において、運転状態(シフトポジションとエアコンのON/OFF)が変更されたか否かを判断し、運転状態が変更されていなければ、エンジンの回転数を変化させた後に、ステップ2(#2)に戻って適応制御を実施し、エンジンの回転数以外は同じ運転条件下で制御データの補充を行う。
一方、ステップ5(#5)において、運転状態(シフトポジションとエアコンのON/OFF)が変更されたと判断されれば、ステップ1(#1)に戻り、上述の如き適応制御と、それによって設定された適応フィルタC22のフィルタ係数に対応する制御データとしての記憶を、各種の運転状態下で繰り返し行う。
〔別実施の形態〕
本願の別実施の形態に関して、以下説明する。
(1) 上記の実施の形態にあっては、設定周波数として50Hzの場合を示したが、制御手法の切り換えを行う設定周波数としては、他の周波数で切り換えするようにしてもよい。
(2) 上記の実施の形態にあっては、適応制御を実行するに、DXHS LMSを使用する場合を示したが、例えば、適応最小平均自乗フィルタを用いた適応制御を採用してもよい。
アイドル時から通常の走行時においても、乗り手が不快感を感じることがない能動型防振制御を達成することができる制御データの設定方法及びそのような制御方法を得ることができた。
本願の制御方法を使用する能動型防振制御システムの全体構成を示す図 エンジンマウントの断面構成を示す図 本願に係る応答性を備えたマップ制御実行時の制御形態を示す図 適応制御実行時の制御形態を示す図 マップ制御において使用するマップの生成・設定状態を示す図 マップの生成・設定時の処理フローを示す図
符号の説明
1 能動型防振制御システム
2 加振器
3 エンジンマウント
31 ケース
32 防振ゴム
34 固定金具
35 固定具
36 固定軸
40 制御対象系の伝達経路
41 伝達系
B 車体
C 制御装置
C1 マップ制御部
C2 適応制御部
C3 制御形態選択部
C4 周波数判定部
C5 データマップ設定部
C6 データマップ記憶部
C7 実データ保持部
C8 出力処理部
E エンジン
S シート
s1 回転検出器
s2 ピックアップ加速度センサ
s3 電流検出器

Claims (6)

  1. 車両に設けられた加振器付マウントであるアクティブマウントに対し、車両の振動発生源からの周期性のパルス信号を適用して、車体振動を抑制する能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法であって、
    実測される前記パルス信号が設定周波数より高い場合に、適応制御法に基づいて前記制御データを設定し、
    車両の各種運転状態において、加振器を制御動作させて好適な制御状態を実現可能な制御データからなるデータマップを備え、
    前記実測されるパルス信号が設定周波数以下である場合に、前記データマップから、制御時の運転状態に適合する適合制御データを選択して、前記適合制御データに基づいて前記制御データを設定する構成で、
    前記実測されるパルス信号が設定周波数以下である場合に、前記制御データを設定するに、
    前記運転状態に適合する適合制御データからの、前記制御データと同じ物理量で観測される車両特定部位での振動の実測定データの偏差を求めるとともに、前記適合制御データから前記偏差にフィルタ係数を乗じた値を減じて補償して、前記制御データを設定する能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法。
  2. 車両に設けられた加振器付マウントであるアクティブマウントに対し、車両の振動発生源からの周期性のパルス信号を適用して、車体振動を抑制する能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法であって、
    実測される前記パルス信号が設定周波数より高い場合に、適応制御法に基づいて前記制御データを設定し、
    車両の各種運転状態において、加振器を制御動作させて好適な制御状態を実現可能な制御データからなるデータマップを備え、
    前記実測されるパルス信号が設定周波数以下である場合に、前記データマップから、制御時の運転状態に適合する適合制御データを選択して、前記適合制御データに基づいて前記制御データを設定する構成で、
    前記実測されるパルス信号が設定周波数以下である場合に、前記制御データを設定するに、
    前記運転状態に適合する適合制御データからの、前記制御データと同じ物理量で観測される車両特定部位での振動の実測定データ、及び前記加振器内の制御信号の実測定データの偏差を求めるとともに、前記適合制御データから前記偏差にフィルタ係数を乗じた値を減じて補償して、前記制御データを設定する能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法。
  3. 前記適合制御データの補償に際して、前記偏差に対するフィルタ係数を設けておき、前記適合制御データ、前記偏差及びフィルタ係数に基づいて前記制御データを設定する請求項1又は2記載の能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法。
  4. 前記フィルタ係数が可変である請求項3記載の能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法。
  5. 前記適合制御データを補償するに、前記フィルタ係数が0.2以下の有限値とされるとともに、前記偏差と前記フィルタ係数との乗算値に基づいて、適合制御データを補償する請求項3又は4記載の能動型制御システムにおける制御データの生成方法。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか一項に記載の能動型制御システムにおける制御データの生成方法により生成される前記制御データで前記加振器を動作させる能動型制御システムにおける制御方法。
JP2004045157A 2004-02-20 2004-02-20 能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法及び制御方法 Expired - Fee Related JP4437531B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045157A JP4437531B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法及び制御方法
EP05003592A EP1566564B1 (en) 2004-02-20 2005-02-18 Method of setting control data in an active vibration isolation control system and a control method thereof
US11/060,701 US7747353B2 (en) 2004-02-20 2005-02-18 Method of setting control data in an active vibration isolation control system and a control method thereof
CNB2005100094141A CN100380256C (zh) 2004-02-20 2005-02-21 主动隔振控制系统的设置控制数据的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045157A JP4437531B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法及び制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005233346A JP2005233346A (ja) 2005-09-02
JP4437531B2 true JP4437531B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=34709161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004045157A Expired - Fee Related JP4437531B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法及び制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7747353B2 (ja)
EP (1) EP1566564B1 (ja)
JP (1) JP4437531B2 (ja)
CN (1) CN100380256C (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007129627A1 (ja) 2006-05-08 2007-11-15 Shinko Electric Co., Ltd. 自動車車体の振動を低減する自動車用制振装置
FR2902479B1 (fr) * 2006-06-19 2008-09-26 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede et systeme de controle antivibratoire et antibruit pour un groupe motopropulseur d'un vehicule.
JP4627095B2 (ja) * 2006-06-21 2011-02-09 東海ゴム工業株式会社 能動型防振装置
KR20090086566A (ko) * 2006-12-06 2009-08-13 신포니아 테크놀로지 가부시끼가이샤 제진 장치, 제진 장치의 제어 방법, 제진 장치의 오프셋 보정 방법 및 판 스프링
JP4839286B2 (ja) * 2007-09-10 2011-12-21 本田技研工業株式会社 能動型防振支持装置
US20090090592A1 (en) * 2007-10-05 2009-04-09 Gm Global Technology Operations, Inc. High-Frequency Anti-Lock Clutch System and Method
JP4733714B2 (ja) * 2008-03-07 2011-07-27 本田技研工業株式会社 能動型防振支持装置
WO2010023768A1 (ja) * 2008-08-28 2010-03-04 日産自動車株式会社 車両の作動音制御装置及び制御方法
EP2234125B1 (en) * 2009-03-27 2014-01-08 Honda Motor Co., Ltd. Solenoid driving device and active vibration isolating support device equipped with the same
CN101580064B (zh) * 2009-06-09 2012-05-16 北京建筑工程学院 用于车辆振动控制的自适应控制方法
US8594911B2 (en) 2009-07-08 2013-11-26 Honda Motor Co., Ltd. Active anti-vibration supporting device and anti-vibration control method for same
DE112010002850T5 (de) * 2009-07-08 2012-07-05 Honda Motor Co., Ltd. Aktive antischwingungs-halteeinrichtung undantischwingungs-steuer-/regelverfahren dafür
KR20110108756A (ko) * 2010-03-29 2011-10-06 윤경원 다모드 시스템에서 잔류진동 제거 방법
JP5028513B2 (ja) * 2010-08-06 2012-09-19 本田技研工業株式会社 能動振動制御装置
EP2696099B1 (en) * 2011-04-05 2016-12-28 Bridgestone Corporation Vehicle vibration reduction system
KR101416355B1 (ko) * 2011-12-09 2014-07-09 현대자동차 주식회사 엔진 토크 제어 방법
CN102530107A (zh) * 2012-03-07 2012-07-04 三一汽车起重机械有限公司 驾驶室减振系统、驾驶室减振方法和轮式起重机
DE102012012267B4 (de) * 2012-06-20 2019-06-19 Audi Ag Aktives Motorlagersystem für ein Kraftfahrzeug
US8860381B2 (en) 2012-07-16 2014-10-14 Sunpower, Inc. Balancing vibrations at harmonic frequencies by injecting harmonic balancing signals into the armature of a linear motor/alternator coupled to a Stirling machine
US8800302B2 (en) * 2012-07-16 2014-08-12 Sunpower, Inc. Driving an active vibration balancer to minimize vibrations at the fundamental and harmonic frequencies
CN102926311B (zh) * 2012-11-12 2015-07-08 三一重工股份有限公司 一种振动压路机及其驾驶室减振系统
DE102013007793B4 (de) * 2013-05-07 2017-01-19 Audi Ag Verfahren zur Ansteuerung eines aktiven Lagersystems
DE102013007795B4 (de) * 2013-05-07 2016-12-29 Audi Ag Verfahren zur Ansteuerung eines aktiven Lagersystems
JP6063428B2 (ja) * 2014-11-11 2017-01-18 住友ゴム工業株式会社 タイヤ空気圧低下検出装置、方法及びプログラム
US9376116B1 (en) 2015-03-09 2016-06-28 Caterpillar Inc. Control system for reducing powertrain induced vibrations
US9846425B2 (en) * 2015-03-31 2017-12-19 Bose Corporation Retrieving pre-determined controller parameters to isolate vibrations in an authorized payload
CN106286695B (zh) * 2016-09-14 2018-09-14 中国电子工程设计院 一种空气弹簧隔振平台控制系统
CN106681386A (zh) * 2017-01-04 2017-05-17 华南理工大学 一种汽车座椅导轨振动主动控制装置
CN108327503B (zh) * 2017-01-20 2019-12-20 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其的主动减振控制方法和装置
CN107807532B (zh) * 2017-11-30 2020-02-18 北京航空航天大学 一种用于超磁致伸缩隔振平台的自适应逆隔振控制方法
CN109656275B (zh) * 2018-12-06 2021-12-14 中国电子工程设计院有限公司 一种主动隔振的控制方法及装置

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3207392C2 (de) * 1982-03-02 1985-01-10 Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart Vorrichtung zur selbstanpassenden Stellungsregelung eines Stellgliedes
JP2861225B2 (ja) * 1990-03-26 1999-02-24 株式会社デンソー 車両内燃機関系の制御装置
EP0778559B1 (en) * 1992-03-12 2001-08-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Vibration/noise control system for vehicles
JPH06175735A (ja) 1992-09-30 1994-06-24 Mazda Motor Corp 車両の振動低減装置
JPH06185568A (ja) 1992-12-17 1994-07-05 Toyota Motor Corp 防振装置
JP3345930B2 (ja) * 1993-01-06 2002-11-18 日産自動車株式会社 アクティブコントロール装置
JP3440523B2 (ja) * 1993-12-24 2003-08-25 マツダ株式会社 車両の振動制御装置
JP2899205B2 (ja) * 1994-03-16 1999-06-02 本田技研工業株式会社 車両用能動振動騒音制御装置
JPH0893842A (ja) 1994-09-27 1996-04-12 Mazda Motor Corp 車両の振動低減装置及びその制御方法
JP3751359B2 (ja) * 1996-03-21 2006-03-01 本田技研工業株式会社 振動騒音制御装置
JPH09280307A (ja) * 1996-04-10 1997-10-28 Nissan Motor Co Ltd 車両用能動型振動制御装置
JP3481046B2 (ja) * 1996-06-13 2003-12-22 本田技研工業株式会社 車両のアクティブマウント用制御システムにおける故障診断方法及び装置
DE19743790B4 (de) * 1996-10-04 2004-04-29 Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama Vorrichtung zur aktiven Vibrationsverringerung
JP3228153B2 (ja) * 1996-11-08 2001-11-12 日産自動車株式会社 能動型振動制御装置
JP3637710B2 (ja) * 1996-12-25 2005-04-13 東海ゴム工業株式会社 流体封入式防振装置
JP3451891B2 (ja) * 1997-06-13 2003-09-29 日産自動車株式会社 能動型振動制御装置
US5941920A (en) * 1997-11-12 1999-08-24 Case Corporation Control of an active suspension system for a work vehicle based upon a parameter of another vehicle system
JP3952584B2 (ja) * 1997-12-05 2007-08-01 東海ゴム工業株式会社 能動型防振装置
JPH11223238A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Nissan Motor Co Ltd 能動型振動制御装置
JPH11259147A (ja) 1998-03-11 1999-09-24 Tokai Rubber Ind Ltd 能動型防振装置の制御装置におけるマップデータの設定方法
JP3978908B2 (ja) * 1998-11-30 2007-09-19 日産自動車株式会社 防振支持装置
JP2001003984A (ja) 1999-06-23 2001-01-09 Tokai Rubber Ind Ltd 能動型振動除去システムの制御方法
JP2002005227A (ja) * 2000-06-19 2002-01-09 Tokai Rubber Ind Ltd アクティブマウント制御装置の制御データ設定方法及びデータ記録媒体
JP2002052941A (ja) 2000-08-09 2002-02-19 Tokai Rubber Ind Ltd アクティブマウント制御装置
JP3803603B2 (ja) 2001-07-31 2006-08-02 本田技研工業株式会社 能動型防振支持装置のアクチュエータ駆動制御方法
JP3842643B2 (ja) 2001-12-25 2006-11-08 東海ゴム工業株式会社 適応制御法を用いた能動的振動制御方法
JP3780212B2 (ja) 2002-01-07 2006-05-31 東海ゴム工業株式会社 適応制御法を用いたアクチュエータ搭載エンジンマウントの能動的振動制御方法
JP4224993B2 (ja) * 2002-07-11 2009-02-18 株式会社デンソー 物理量検出装置
JP3866211B2 (ja) * 2002-12-26 2007-01-10 本田技研工業株式会社 アクチュエータの制御装置
JP4370933B2 (ja) 2004-02-20 2009-11-25 東海ゴム工業株式会社 能動型防振装置の振動制御方法及び振動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20050184214A1 (en) 2005-08-25
EP1566564B1 (en) 2007-04-25
EP1566564A1 (en) 2005-08-24
CN100380256C (zh) 2008-04-09
US7747353B2 (en) 2010-06-29
JP2005233346A (ja) 2005-09-02
CN1658101A (zh) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4437531B2 (ja) 能動型防振制御システムにおける制御データの設定方法及び制御方法
US20050187673A1 (en) Method of generating action control data and method of adaptable map control
US7706924B2 (en) Vibration controller for active vibration insulators and method for controlling vibrations for the same
JP3842643B2 (ja) 適応制御法を用いた能動的振動制御方法
US20180087600A1 (en) Active vibration damping device
JP5249062B2 (ja) 能動型振動制御装置
JP5120707B2 (ja) 制振装置及び車両
JP4172414B2 (ja) 能動型防振装置の制御方法及び制御装置
JP5207991B2 (ja) 能動型振動制御装置
JP2009275821A (ja) 制振装置及び車両
JP5120709B2 (ja) 制振装置及び車両
JP2003202902A (ja) 適応制御法を用いた能動的振動制御方法
JP4708715B2 (ja) 能動防振システムの故障判定方法及びシステム
JP5098795B2 (ja) 制振装置及び車両
JP5474752B2 (ja) 能動型振動騒音制御装置
JP2000027931A (ja) アクティブ・エンジン・マウント装置
JP2005233344A (ja) 能動防振システムの故障判定方法及びシステム
JPH1049204A (ja) 周期性信号の適応制御方法
JP2001051703A (ja) 周期性信号の適応制御方法
JP5120708B2 (ja) 制振装置及び車両
JP2009275823A (ja) 制振装置及び車両
JP2000018315A (ja) アクティブ制御装置
JP2001003984A (ja) 能動型振動除去システムの制御方法
JPH10122296A (ja) アクティブ・エンジン・マウント制御装置
JP3747619B2 (ja) 能動型振動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081127

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090924

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091223

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees