JP4279944B2 - 偏光板の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示体等に使用する偏光板技術に関するもので、とくに薄型偏光素子偏光板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示体等に使用される偏光板に用いられる偏光素子は、一般に75μm前後の厚さを有するポリビニルアルコール系樹脂フィルムにヨウ素、各種染料、硼酸等の水溶液を用いて染色後、延伸・固定して得られる偏光素子であり、通常32〜34μm程度の厚さを有する。
【0003】
偏光板は、このような偏光素子を中心にして、その両面から保護のためにセルロース系フィルム等の光学透明フィルムを貼合わせ三層構造とされたものが主体である。
このような偏光板において、最近の液晶表示体の大型化に伴って、カールや変形のために液晶セルへの自動貼付作業が次第に困難になってきている。
【0004】
さらに携帯用パソコン等の電子機器の薄型軽量化に伴い、偏光板自体の薄型化、軽量化が求められるようになっている。しかしながら、現状では偏光素子の素材であるポリビニルアルコール系樹脂フィルムで75μmより薄いもので、かつ、素材として用いたときに偏光板の安定生産が可能な高品質のものは現状では供給されていない。また、そのように薄いポリビニルアルコール系樹脂フィルムが安定的に供給されたとしてもコスト的に高くなることが想定される。さらに、極端に薄いポリビニルアルコール系樹脂フィルムを用いて偏光素子を連続的に生産する場合には、工程での膜切れの多発が予想されるなど解決すべき問題が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決し、カールや変形が少なく、液晶セルへの自動貼付作業が容易で、かつ、薄い偏光素子を有する偏光板が安定して生産可能な、偏光板の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の偏光板の製造方法は、上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸して該ポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層として、熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、次いで、該二層からなる複合フィルムの透明皮膜素子層側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去し、さらに透明皮膜素子層を染色・固定して偏光素子層として、光学透明樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる偏光板を得る工程を有する偏光板の製造方法である。
【0007】
また、本発明の偏光板の製造方法は請求項2に記載の通り、熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸して該ポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層とし、次いで、該透明皮膜素子層を染色・固定して偏光素子層として、熱可塑性樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、得られた二層からなる複合フィルムの偏光素子側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去して、光学透明樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる偏光板を得る工程を有する偏光板の製造方法である。
【0008】
さらに、本発明の偏光板の製造方法は請求項3に記載の通り、熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成し、次いで該ポリビニルアルコール系樹脂層上にさらに熱可塑性樹脂フィルムを積層して、熱可塑性樹脂フィルム層/ポリビニルアルコール系樹脂層/熱可塑性樹脂フィルム層の三層構造を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸してポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層とし、さらにポリビニルアルコール系樹脂層を挟む熱可塑性樹脂フィルム層のうち一方を剥離除去して、熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、次いで、透明皮膜素子層側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去し、さらに透明皮膜素子層を染色・固定して偏光素子層として、光学透明樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる偏光板を得る工程を有する偏光板の製造方法である。
【0009】
また、本発明の偏光板の製造方法は、請求項4に記載の通り、熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成し、次いで該ポリビニルアルコール系樹脂層上にさらに熱可塑性樹脂フィルムを積層して、熱可塑性樹脂フィルム層/ポリビニルアルコール系樹脂層/熱可塑性樹脂フィルム層の三層構造を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸してポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層とし、さらに、ポリビニルアルコール系樹脂層を挟む熱可塑性樹脂フィルム層のうち一方を剥離除去して、熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、得られた複合フィルムの偏光素子側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去して、光学透明樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる偏光板を得る工程を有する偏光板の製造方法である
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の偏光板の製造方法は上記請求項1〜4にそれぞれ記載された特有の構成により、従来は製造ができなかった、偏光素子層の厚さが2μm以上15μm以下である偏光板を安定生産可能とするものである。
このような本発明の偏光板の製造方法についてモデル断面図1〜4を用いて説明する。
【0011】
本発明の偏光板の製造方法で用いる熱可塑性樹脂フィルム(図1(a)中符号1としてその断面を示す)としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等各種ポリマーあるいはこれらポリマーをベースとする熱可塑性樹脂からなるフィルムが挙げられるが、特に無延伸のものが好ましい。用いる熱可塑性樹脂フィルムの厚さは50〜100μm程度の扱いやすく、外観欠点及び厚さむらの少ないものであることが必要である。また、ある程度の耐熱性と良好な延伸性を備え、比較的安価であることからポリプロピレンフィルムが好適である。
【0012】
ここで、熱可塑性樹脂フィルムとして市販されているもののうち、親水性など、各種親和性を改善するためにコロナ放電処理などを行ったものが知られている。このような親和性向上処理を行った熱可塑性樹脂フィルムは高い延伸性が得られるので好ましい。
【0013】
このような熱可塑性樹脂フィルムの片面にポリビニルアルコール系樹脂層(図1(b)中符号2)を形成する
ここで用いるポリビニルアルコール系樹脂とは鹸化度98.0以上99.9程度の完全鹸化型のポリビニルアルコールを主成分とし、またそのポリビニルアルコールの重合度は1700〜2600である。このようなポリビニルアルコールは粉末またはペレットの形で市販されている。例えば、クラレ製ポバール117、117H、120、125、日本合成工業製ゴーセノールNH−18、20、26等が知られている。
【0014】
これらポリビニルアルコールを加熱しながら水に溶解し、7〜15重量%ポリビニルアルコール水溶液を作製し、コーター等で上記熱可塑性樹脂フィルムに塗工したのち乾燥させ、ポリビニルアルコール系樹脂層を形成する。
【0015】
上記ポリビニルアルコール系樹脂層の厚さとしては6μm以上30μm以下であることが必要である。6μm未満であると延伸工程で充分な延伸が困難となり、耐久性のある良好な偏光素子が得られない。一方、厚さが30μmを超えると乾燥工程で時間がかかり、均一なポリビニルアルコール系樹脂層を得ることが困難となり、偏光素子用染着液によって染色を行っても、染色に要するまでの時間が長くなったり、あるいは色むらが発生して、均一で良好な偏光素子が得られない。
【0016】
次いで、加熱下で延伸倍率が2倍以上5倍以下の範囲となるよう一軸延伸して、ポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層(図1(c)中符号2’)として、熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムを形成する。このときの加熱温度は上記熱可塑性樹脂フィルム1の軟化温度に応じて調整する。ここで低率延伸が2倍未満であると良好な偏光性を有する偏光素子が得られず、また5倍超の効率延伸であると安定生産が極端に困難になる。
【0017】
次いでこの熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムの透明皮膜素子層側に、光学透明樹脂フィルム(図1(d)中符号3)を接着剤を用いて貼り合わせる。
【0018】
本発明で用いる光学透明樹脂フィルムは特殊な場合を除き、良好な平面性を有し、光学異方性が少なく、かつ、充分な光透過性を有するものであることが必要である。
その後、熱可塑性樹脂フィルム層1を剥離除去して、透明皮膜素子層と光学透明樹脂フィルム層との二層からなる複合フィルムを得る(図1(e)参照)。
【0019】
さらに、透明皮膜素子層2’を偏光素子用染着液によって染色して偏光素子層(図1(f)中符号2”)とし、偏光板を得る。
この染色で用いる偏光素子用染着液は通常のポリビニルアルコール樹脂系偏光素子製造に用いられるもののうち、光学透明樹脂フィルムに対して悪影響を及ぼさないものであれば全て使用可能である。通常、ヨウ素、各種染料などの水溶液が用いられる。
【0020】
なお、従来技術においては染色・固定工程(あるいは延伸・染色・固定工程。延伸しながら染色・固定をおこなう場合もあった)では、ポリビニルアルコール樹脂系フィルムを偏光素子用染着液に浸漬しておこなっていたため、染色槽、固定槽、あるいは染色固定槽には充分な量の薬液が必要であった。
【0021】
偏光素子層はそのままでは不安定であるため、硼酸水溶液などを用いて固定し、安定させる。なお、偏光素子用染着液の種類により、例えばヨウ素系の偏光素子用染着液の場合には、偏光素子用染着液に硼酸を添加することにより、染着と固定とを同時におこなうことができる。
【0022】
本発明の場合、ポリビニルアルコール樹脂系フィルムは光学透明樹脂フィルムによって保持されていて、さらに、ポリビニルアルコール樹脂系フィルムの厚さが従来品の製造時より遙かに薄いため、フィルム片面からの処理で充分な染色が可能となる。そのため、コーターなどで染色処理することができ、従来必要であった浸漬染色のための染着液槽が不要となり、偏光素子用染着液は染色に必要な量のみを準備することで充分となる。従って、ロット切り替え等で偏光素子用染着液の種類を変更する際でも偏光素子用染着液を廃棄する必要がなく、その結果、偏光素子用染着液の回収や廃棄処理が不要となる効果も併せて得られる。
【0023】
染色・固定後、偏光素子を充分乾燥させる。
なお、染色・固定後の偏光素子層の片面のみが保護された偏光板は、平滑性及び耐久性に問題があるので、通常は、図1(g)に示すように接着剤を介してさらに光学透明樹脂フィルムを貼合せて、光学透明樹脂フィルム層/偏光素子層/光学透明樹脂フィルム層の三層構造を有する偏光板とする。
なお、このとき2つの光学透明樹脂フィルムは同じものであっても、あるいは、求められる性能などに応じて材質、厚さなどが異なるものであっても良い。
【0024】
上記においては、熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸して該ポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層として、熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、次いで、該二層からなる複合フィルムの透明皮膜素子層側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去し、さらに透明皮膜素子層を染色・固定して偏光素子層とする工程を有する偏光板の製造方法(以下、この方法を「製造方法1」と云う)について説明した。
【0025】
ここで別法(製造方法2)について、説明する。
すなわち、熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸してポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層とし、次いで、該透明皮膜素子層を染色・固定して偏光素子層として、熱可塑性樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、得られた二層からなる複合フィルムの偏光素子側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去する工程を有する偏光板の製造方法である。
この場合、熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムを形成するまでは上記製造方法1と同様におこなう。すなわち図2(a)〜(c)の各図は図1(a)〜(c)とそれぞれ対応する。
【0026】
得られた熱可塑性樹脂フィルム層1と透明皮膜素子層2’との二層からなる複合フィルムの透明皮膜素子層2’を染色・固定して偏光素子層とし、熱可塑性樹脂フィルム層と偏光素子層2”との二層からなる複合フィルムを形成する(図2(d))。このとき熱可塑性樹脂フィルム1が補強材として働き、コーターなどの手段でも染色できる。従って偏光素子用染着液の必要量が少ない等の効果は上記製造方法1と同様である。
【0027】
また、この場合、偏光素子用染着液としては、通常のポリビニルアルコール樹脂系偏光素子製造に用いられるもののうち、熱可塑性樹脂フィルム1に対して悪影響を及ぼさないものであれば全て使用可能である。ただし、熱可塑性樹脂フィルム1は製品である偏光板が得られる前に剥離除去されるため、染着などが生じてもあまり問題にならず、選択の幅は広い。
【0028】
次いで(充分な乾燥をおこなった後)、この複合フィルムの偏光素子層2”側に接着剤を介して光学透明樹脂フィルム3を貼合せた後(図2(e)参照)前記熱可塑性樹脂フィルム層1を剥離除去して、光学透明樹脂フィルム層3と偏光素子層2”との二層からなる偏光板を得る。(図2(f)参照)。
【0029】
その後、偏光素子2”保護のため、この光学透明樹脂フィルム層3と偏光素子層2”との二層からなる偏光板の偏光素子層2”側に光学透明樹脂フィルム層3を接着剤を介して貼合せ、光学透明樹脂フィルム層3/偏光素子層2”/光学透明樹脂フィルム層3の三層構造を有する偏光板を得る(図2(g)参照)。
【0030】
上記のように、熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸してポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層とし、次いで、該透明皮膜素子層を染色・固定して偏光素子層として、熱可塑性樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、得られた二層からなる複合フィルムの偏光素子側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去して、光学透明樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる偏光板を得る工程を経て得られた偏光板には、従来技術で問題となっていたそり、カールがほとんどなく、後工程での液晶セルなどへの貼り付け作業にも差し支えなく、自動貼付機などでの取り扱いでも何らの障害を起こさない優れたものである。
【0031】
本発明の偏光板の製造方法により、従来得られなかった厚さの薄い偏光素子を有する偏光板が安定的に得られる。製造に当たっては、カットされたフィルムを用いていわゆるバッチ的に作製することも可能であるが、長尺のフィルムを用いて、連続的に行うことにより生産性を飛躍的に向上させることができる。
【0032】
このように長尺のフィルムを用いる場合、通常はその長さ方向に延伸を行うが、本発明の場合にはポリビニルアルコール系樹脂層は熱可塑性樹脂フィルムによって裏打ち補強されているため、例えば特殊なテンターを用いて、長さ方向に対して45度方向など斜め方向に延伸することも可能となり、長方形で、かつ、その偏光方向がその辺に対して斜めとなっている偏光板の生産などでも、フィルム全体を有効使用できるようになり、生産性向上を図ることができる。
【0033】
このように特殊な延伸を行う場合には、上記のような二層構造の複合フィルムを用いても良いが、熱可塑性樹脂フィルム層/ポリビニルアルコール系樹脂層/熱可塑性樹脂フィルム層の三層構造を有する複合フィルムを形成し、これに対して延伸を行う方が所定の偏光性能を有する偏光板をより安定的に生産できる。
【0034】
このような三層構造を有する複合フィルムは、熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成し、次いで該ポリビニルアルコール系樹脂層上にさらに熱可塑性樹脂フィルムを積層して形成することができる。なお、三層構造を有する複合フィルムにおける2つの熱可塑性樹脂フィルムは、通常、同じ材質からなることが必要で、また、厚さも同じであることが望ましい。
【0035】
なお、三層構造を有する複合フィルムを2倍以上5倍以下に延伸し、そのポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層とした後、この透明皮膜素子層を挟む熱可塑性樹脂フィルム層のうち一方を剥離除去して、熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムとし、以降は上記製造方法1あるいは製造方法2と同様にて偏光板を形成することができる。
【0036】
本発明において偏光素子作製に当たっては、染色・固定方式でも、また、偏光インク及び固定インクを用いて染着させる方法でも良い。
さらに上記において、薄膜偏光素子層と光学透明樹脂フィルム層とからなる二層構造の偏光板、あるいは、薄膜偏光素子層が2つの光学透明樹脂フィルムの間に貼合せられている三層構造を有する偏光板について述べたが、これら光学透明樹脂フィルムのうち少なくとも一方が光学的機能性を有するフィルムあるいは光学的機能性を有する層によって置き換えられていても良く、また、偏光素子が光学的機能性を有するフィルムあるいは光学的機能性を有する層を介して光学透明樹脂フィルムに貼合せられていても良く、さらに、光学透明樹脂フィルムを介して各種光学的機能性を有するフィルムあるいは光学的機能性を有する層が設けられていても良く、これらも本発明に属する。
【0037】
このような光学的機能性を有するフィルムあるいは層としては、ハードコート層、アンチグレアハードコート層、マルチコート層、AR層その他の反射防止層、あるいは反射層等、さらに位相差フィルム、光学異方性フィルム等の光学機能性フィルムなどを用途に応じて偏光軸方向、あるいは軸方向に対して45°など必要に応じて積層してなる位相差偏光素子、位相差偏光板、複合光学異方性偏光素子、複合光学異方性偏光板などが挙げられる。
【0038】
本発明に係る偏光板には需要者の要求に応じ、上記光学的機能性を有するフィルムあるいは光学的機能性を有する層の他、粘着付離型層等を積層することができる。これらにより、液晶セルなどとの複合化が容易となる。
【0039】
ここでこれら応用例について図を用いて説明する。ただしこれらは例であって本発明を限定するものではない。
図3には2層の光学透明樹脂フィルム3とそれら間に配された本発明に係る薄型偏光素子2”からなる偏光板に、粘着層4及びポリエステル離型フィルムからなる離型層5がこの順で設けられた粘着層付き薄型偏光板の例を示す。
【0040】
図4には偏光板の一方の面にハードコート層あるいはハードコートアンチグレア層6とさらにその上に反射防止層7とが設けられ、他方の面には粘着層4及びポリエステル離型フィルムからなる離型層5がこの順で設けられた粘着層付き反射防止薄型偏光板の例を示す。
【0041】
図5には偏光板の一方の面に粘着層4’介して位相差フィルム及び光学異方性フィルム8が配され、さらにこの位相差フィルム及び光学異方性フィルム8の上には粘着層4及びポリエステル離型フィルムからなる離型層5がこの順で設けられた粘着層付き複合薄型偏光板の例を、また、図5には図6と同様の、ただし、偏光板の他方の面にハードコート層あるいはハードコートアンチグレア層6とさらにその上に反射防止層7とが設けられた粘着層付き複合薄型偏光板の例をそれぞれ示す。
【0042】
また、図7には偏光板の片面に粘着層4’を介して反射層及び半透過層9が、他方の面には粘着層4を介して離型層5が設けられた半透過反射薄型偏光板の例を示す。
本発明に係る薄型の偏光板に上記のようにさまざまなフィルムあるいは層を付加することにより、需要者が求める各種機能に対応することができる。
【0043】
【実施例】
以下に本発明の偏光板の製造方法について具体的に説明する。
(実施例1)
ポリビニルアルコール樹脂としては、クラレ製ポバールPVA−117H(重合度1700、完全鹸化型、粉末)、日本合成化学工業ゴーセノールNH−26(重合度2600、完全鹸化型、粉末)を用いて、これらを加熱しながら水に溶解して、それぞれ8重量%のポリビニルアルコール水溶液を作製した。
【0044】
一方、大きさが230mm×330mm、厚さが2mmmのガラス板上に熱可塑性樹脂フィルム(図1における符号1)として、無延伸ポリエチレンフィルム(厚さ90μm、大きさA4サイズ、サンエー化研製サニーテクトPAC4K−90R、片面にエチレン−酢酸ビニル共重合体層を有する)を固定した。
【0045】
この熱可塑性樹脂フィルムのエチレン−酢酸ビニル共重合体層側の面に、バーコーター(ヨシミツ精機製No.8)を使用して上記で作製したポリビニルアルコール水溶液をコートし、次いで80℃で5分間乾燥して5μmのポリビニルアルコール層(図1(b)中符号2)を形成した。
【0046】
次いで、これら複合フィルムを加熱延伸機により55℃の温度で3倍に一軸延伸して、ポリビニルアルコール層2を透明皮膜素子層2’とし、図1(c)にその断面をモデル的に示す複合フィルムを得た。これら複合フィルムの透明皮膜素子層の厚みは共に約2μmであり、観察の結果、厚みむらもないものであることが確認された。
【0047】
これら複合フィルムの透明皮膜素子層側の面にポリビニルアルコール系接着剤を用いて光学透明樹脂フィルム(図1(d)中符号3に相当する。富士写真フィルム製フジタックFTUV80F、厚さ80μm)を貼合せて3層からなる複合フィルム(図1(d)参照)を得た。
【0048】
この複合フィルムからポリエチレンフィルム(図1(d)中符号1)を剥離除去して、透明皮膜素子層2’と光学透明樹脂フィルム3とが貼合せられてなる複合フィルム(図1(e)参照)を得た。
【0049】
さらに、この複合フィルムの透明皮膜素子層2’を染色を行って偏光素子層(図1(f)中符号2”に相当)とした。すなわち、偏光素子用染着液である、ヨウ素とヨウ素カリウムを重量比1:3で、かつ、これら溶質の濃度が0.5重量%となるように作成した0.5重量%ヨウ素・ヨウ素カリウム水溶液をコーターによって塗布した後室温で乾燥後、さらに5重量%硼酸水溶液(固定液)をコーターによって塗布して室温で乾燥後、50℃で5分間の乾燥処理を行って、図1(f)中符号で表せられる偏光素子層を有する複合フィルムを得た。
【0050】
この偏光素子層を有する複合フィルムの偏光素子層側に上記と同じ光学透明樹脂フィルムを接着剤を用いて貼合せ、50℃で20分間乾燥処理を行って本発明に係る偏光板を得た(図1(g)参照)。
【0051】
ポリビニルアルコール樹脂の重合度が1700のものを用いた偏光板、及び、2600のものを用いた偏光板は共にその単体透過率は41.8〜42.3%で、偏光度は99.1〜99.2%の範囲であり、平滑性のある優れたものであった。
【0052】
(実施例2)
ポリビニルアルコール溶液として実施例1で用いたものと同じもの(2種類)をそれぞれ用い、熱可塑性樹脂フィルムとして、厚さ50μm、無延伸のポリプロピレンフィルム(東セロ製ラミグレードGHC#50)を用い、そのコロナ処理面に実施例1同様に、ただしバーコーターとしてヨシミツ精機製No.50を用いて、ポリビニルアルコール樹脂層を形成し、80℃・10分間乾燥条件で乾燥した。その結果、ポリビニルアルコール樹脂層の厚さが9μmの複合フィルム(図2(b)に相当する)を得た。
【0053】
次いで、これら複合フィルムを加熱延伸機により60℃で3倍に一軸延伸して、ポリビニルアルコール樹脂層を透明皮膜素子層2’として、図2(c)にその断面をモデル的に示す複合フィルムを得た。これら複合フィルムの透明皮膜素子層の厚みは共に約4μmであり、観察の結果、厚みむらもないものであることが確認された。
【0054】
さらに、この複合フィルムの透明皮膜素子層2’を染色を行って偏光素子層(図2(d)中符号2”に相当)とした。すなわち、偏光素子用染着液である、ヨウ素とヨウ素カリウムを重量比1:3で、かつ、これら溶質の濃度が0.5重量%となるように作成した0.5重量%ヨウ素・ヨウ素カリウム水溶液をコーターによって塗布した後室温で乾燥後、さらに5重量%硼酸水溶液(固定液)をコーターによって塗布して室温で乾燥後、50℃で5分間の乾燥処理を行って、図2(d)にその断面をモデル的に示す偏光素子層を有する複合フィルムを得た。
【0055】
これら複合フィルムの偏光素子層側の面にポリビニルアルコール系接着剤を用いて光学透明樹脂フィルム(図2(e)中符号3に相当する。富士写真フィルム製フジタックFTUV80F)を貼合せて3層からなる複合フィルム(図2(e)参照)を得た。
次いで、この複合フィルムから熱可塑性樹脂フィルムであるポリプロピレンフィルム(図2(e)中符号1)を剥離除去して、透明皮膜素子層と光学透明樹脂フィルムとが貼合せられてなる複合フィルム(図2(f)参照)を得た。
【0056】
この偏光素子層を有する複合フィルムの偏光素子層側に上記と同じ光学透明樹脂フィルムを接着剤を用いて貼合せ、50℃で20分間乾燥処理を行って本発明に係る偏光板を得た(図2(g)参照)。
【0057】
このとき、ポリビニルアルコール樹脂の重合度が1700のものを用いた偏光板、及び、2600のものを用いた偏光板は共にその単体透過率は41.2〜42.5%で、偏光度は99.3〜99.4%の範囲であり、平滑性のある優れたものであった。
【0058】
(実施例3)
ポリビニルアルコール溶液として実施例1で用いたものと同じもの(2種類)をそれぞれ用い、熱可塑性樹脂フィルムとして無延伸のナイロンフィルム(東レ合成フィルム製イファンNOT−1401#50、厚さ50μm、片面がコロナ処理面)を用い、そのコロナ処理面に実施例1同様に、バーコーターとしてヨシミツ精機製No.8を用いてポリビニルアルコール樹脂層を形成した。その結果、ポリビニルアルコール樹脂層の厚さが5μmの図1(b)に断面をモデル的に示す複合フィルムを得た。
【0059】
次いで、これら複合フィルムを加熱延伸機により70℃で3倍に一軸延伸して、ポリビニルアルコール層を透明皮膜素子層2’とし、図2(c)に断面をモデル的に示す複合フィルムを得た。これら複合フィルムの透明皮膜素子層2’の厚みは約2μmであり、観察の結果、厚みむらもないものであることが確認された。
【0060】
これら複合フィルムの透明皮膜素子層2’側の面にポリビニルアルコール系接着剤を用いて光学透明樹脂フィルム(図1(d)中符号3に相当する。富士写真フィルム製フジタックFTUV80F)を貼合せて3層からなる複合フィルム(図1(d)参照)を得た。
【0061】
この複合フィルムから熱可塑性樹脂層であるフィルムナイロンフィルム(図1(d)中符号1)を剥離除去して、透明皮膜素子層2’と光学透明樹脂フィルム3とが貼合せられてなる複合フィルム(図1(e)参照)を得た
【0062】
さらに、この複合フィルムの透明皮膜素子層2’を染色を行って偏光素子層(図2(d)中符号2”に相当)とした。まず複合フィルムを50℃で5分間乾燥し、その後偏光素子用染着液であるヨウ素とヨウ素カリウムを重量比1:3で、かつ、これら溶質の濃度が0.5重量%となるように作成した0.5重量%ヨウ素・ヨウ素カリウム水溶液をコーターによって塗布した後室温で乾燥後、さらに5重量%硼酸水溶液(固定液)をコーターによって塗布して室温で乾燥後、50℃で5分間の乾燥処理を行って、図1(f)でモデル的に表せられる偏光素子層を有する複合フィルムを得た。
【0063】
この偏光素子層を有する複合フィルムの偏光素子層2”側に上記と同じ光学透明樹脂フィルムを接着剤を用いて貼合せ、50℃で10分間乾燥処理を行って本発明に係る偏光板を得た(図1(g)参照)。
【0064】
このとき、ポリビニルアルコール樹脂の重合度が1700のものを用いた偏光板、及び、2600のものを用いた偏光板は共にその単体透過率は41.5〜42.0%で、偏光度は99.0〜99.1%の範囲であり、平滑性のある優れたものであった。
【0065】
(比較例(従来技術例))
厚さ75μmのポリビニルアルコールフィルム(クラレ製ビニロンフィルムVF−P#7500)を延伸機に固定し、40℃の温水中で3倍に延伸し、この延伸後のフィルム表面の水滴を取った後、ヨウ素系溶液で染色し、さらに室温で乾燥後、5重量%−硼酸水溶液で固定した。
【0066】
室温乾燥後、さらに50℃で10分間の乾燥を行い、厚さ33μmの偏光素子を得た。なお、上記延伸において延伸倍率をさらに高くして薄い偏光素子を得る検討を行ったが、偏光素子の厚さは薄くならず、それ以上延伸を行ったところフィルムに切断が生じた。
【0067】
得られた偏光素子の両面に接着剤を介して光学透明樹脂フィルム(富士写真フィルム製フジタックFTUV80F)を貼合せ、50℃・20分間の乾燥処理を行って偏光板を得た。この偏光板の単体透過率は41.8%、偏光度は99.0〜99.6%であり、比較的平滑性のある優れたものであった。
【0068】
(カール、変形の発生の有無)
上記実施例1〜3及び比較例で作製した偏光板を一辺の長さが50mmの正方形に切断し、40℃・90%RHに設定した恒湿恒温槽に120時間放置後、カールの発生の有無を調べた。すなわち、生じたカールの凸側が下になるよう定盤上に置き、その最大高さを測定した。複数の偏光板による測定結果を表1に示す。
【0069】
【表1】
Figure 0004279944
【0070】
表1により本発明の製造方法により得られた薄型の偏光素子を有する偏光板でのカール高さは従来技術に係る比較例の偏光板でのカール高さより小さいことが判る。
【0071】
なお、上記例では80μmの光学透明樹脂フィルムを用いた例を示したが、例えば50μmあるいはそれ以下の薄い光学透明樹脂フィルムを用いることにより、より薄型化が求められる最近の液晶機器などの要求を満足させることができる。また、本発明の薄型の偏光素子を有する偏光板技術にその他、反射フィルムや各種光学機能性を有するフィルム、薄膜、層に関する技術を組み合わせることにより、需要者のさまざまな要求に応えることができる。
【0072】
【発明の効果】
本発明の偏光板の製造方法は、偏光素子用染着液や固定液の無駄を省き、かつ、従来では得られなかったような薄い偏光素子を有する偏光板を製造可能とする優れた偏光板の製造方法である。この製造方法で得られる偏光板は、従来得られなかったような薄い偏光素子を用いるもので、特に薄型化が求められる分野にも十分対応でき、また、カール、変形の発生が少ないため、大型の偏光板とした場合でも、例えば液晶セルなどの貼合せ作業の自動化、効率化など生産性向上に寄与できる優れた偏光板である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏光板の製造方法の1例を示す図(モデル断面図)である。
【図2】本発明の偏光板の製造方法の他の例を示す図(モデル断面図)である。
【図3】本発明の偏光板の応用例(粘着付離型層とを設けた例)を示すモデル断面図である。
【図4】本発明の偏光板の応用例(ハードコート層あるいはハードコートアンチグレア層、反射防止層、粘着層及び離型層を設けた例)を示すモデル断面図である。
【図5】本発明の偏光板の応用例(位相差層、光学異方性層、粘着付離型層を設けた例)を示すモデル断面図である。
【図6】本発明の偏光板の応用例(ハードコート層あるいはハードコートアンチグレア層、反射防止層、粘着付離型層を設けた例)を示すモデル断面図である。
【図7】本発明の偏光板の応用例(反射層及び半透過層、粘着付離型層を設けた例)を示すモデル断面図である。
【符号の説明】
1 熱可塑性樹脂フィルム
2 ポリビニルアルコール樹脂層
2’ 透明皮膜素子層
2” 偏光素子層
3 光学透明樹脂フィルム
4 粘着層
5 離型層
6 ハードコートアンチグレア層
7 反射防止層
7 反射防止層
8 位相差フィルム及び光学異方性フィルム
9 反射層及び半透過層

Claims (6)

  1. 熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸して該ポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層として、熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、
    次いで、該二層からなる複合フィルムの透明皮膜素子層側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去し、さらに透明皮膜素子層を染色・固定して偏光素子層として、光学透明樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる偏光板を得る工程を有することを特徴とする偏光板の製造方法。
  2. 熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸して該ポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層とし、次いで、該透明皮膜素子層を染色・固定して偏光素子層として、熱可塑性樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、
    得られた二層からなる複合フィルムの偏光素子側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去して、光学透明樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる偏光板を得る工程を有することを特徴とする偏光板の製造方法。
  3. 熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成し、次いで該ポリビニルアルコール系樹脂層上にさらに熱可塑性樹脂フィルムを積層して、熱可塑性樹脂フィルム層/ポリビニルアルコール系樹脂層/熱可塑性樹脂フィルム層の三層構造を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸してポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層とし、さらにポリビニルアルコール系樹脂層を挟む熱可塑性樹脂フィルム層のうち一方を剥離除去して、熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、
    次いで、透明皮膜素子層側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去し、さらに透明皮膜素子層を染色・固定して偏光素子層として、光学透明樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる偏光板を得る工程を有することを特徴とする偏光板の製造方法。
  4. 熱可塑性樹脂フィルムの片面に、厚さが6μm以上30μm以下のポリビニルアルコール系樹脂層を形成し、次いで該ポリビニルアルコール系樹脂層上にさらに熱可塑性樹脂フィルムを積層して、熱可塑性樹脂フィルム層/ポリビニルアルコール系樹脂層/熱可塑性樹脂フィルム層の三層構造を形成した後、2倍以上5倍以下に延伸してポリビニルアルコール系樹脂層を透明皮膜素子層とし、さらに、ポリビニルアルコール系樹脂層を挟む熱可塑性樹脂フィルム層のうち一方を剥離除去して、熱可塑性樹脂フィルム層と透明皮膜素子層との二層からなる複合フィルムを形成し、
    得られた複合フィルムの偏光素子側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せた後、前記熱可塑性樹脂フィルム層を剥離除去して、光学透明樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる偏光板を得る工程を有することを特徴とする偏光板の製造方法。
  5. 上記光学透明樹脂フィルム層と偏光素子層との二層からなる偏光板の偏光素子層側に光学透明樹脂フィルム層を接着剤を介して貼合せ、光学透明樹脂フィルム層/ポリビニルアルコール系樹脂層/光学透明樹脂フィルム層の三層構造を有する偏光板を得る工程を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の偏光板の製造方法。
  6. 上記熱可塑性樹脂フィルムのポリビニルアルコール系樹脂層を形成する面がコロナ放電等の親和性向上処理がなされていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の偏光板の製造方法。
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