JP2001343522A - 偏光フィルム及びその製造方法 - Google Patents

偏光フィルム及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉でしかも収縮応力の小さい偏光フィルム
を提供し、また従来とは異なる方法でこれを製造する方
法を提供する。 【解決手段】 一軸延伸されたポリビニルアルコール系
樹脂を主成分とし、フィルムの膜厚d(μm )と延伸倍
率e(倍)との積d×eが30以下である偏光フィルム
が提供される。また、基材樹脂フィルムにポリビニルア
ルコール系樹脂を塗布する工程、及び得られる積層フィ
ルムを一軸延伸する工程を包含する上記偏光フィルムの
製造方法も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光フィルム及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平面表示装置、特に液晶表示装置は、ノ
ート型パーソナルコンピュータや携帯電話など、さまざ
まな用途で用いられている。高度情報化社会といわれる
現在、携帯電話をはじめとする情報携帯端末の普及はめ
ざましいものがあり、それに付随して、多機能化及び軽
量薄肉化が急速に進行している。そこで、液晶表示装置
に用いられる光学機能性フィルムの軽量薄肉化の要求も
ますます強くなってきている。液晶表示装置に用いられ
る光学機能性フィルムのうちで、通常最も厚みのあるも
のは偏光板である。一般的な偏光板は、一軸延伸及び二
色性物質の吸着配向が施されたポリビニルアルコールフ
ィルムをホウ酸含有水溶液中に浸漬し、水洗後、乾燥し
て得られる偏光フィルムの両面に、保護フィルムを貼合
して作製されている。現在工業的に製造されている偏光
フィルムの厚みは、通常15μm から30μm 程度であ
り、保護フィルムが貼合された後の偏光板の膜厚は、1
00μm から200μm にもなる。
【0003】また、偏光フィルムの膜厚が厚い場合、軽
量薄肉化以外に収縮応力の点でも問題がある。これま
で、液晶表示装置の液晶セルの基板にはガラスが用いら
れてきたが、近年、液晶表示装置の軽量薄肉化や耐衝撃
性などの観点から、プラスチック基板を用いるいわゆる
プラスチックセルが上市されはじめた。プラスチックセ
ルは、ガラスセルと比較して反りやすいという欠点を有
しており、収縮応力の大きい従来の偏光板をプラスチッ
クセルに適用すると、液晶セルが変形し、表示品位を著
しく損なう場合があった。収縮応力を小さくするには、
偏光フィルムの膜厚を小さくすればよいが、上述の方法
で膜厚の薄い偏光板を作製すると、フィルムがホウ酸含
有水溶液中で破断しやすいなどの問題があった。また、
一軸延伸の際の延伸倍率を下げることによっても収縮応
力を低減できるが、延伸倍率が低いと、十分な光学特性
が得られないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らは
鋭意研究を行った結果、従来とは異なる製造方法を採用
することにより、薄肉の偏光フィルムが製造でき、また
膜厚と延伸倍率の比が特定の範囲にあるときには、収縮
応力の小さい偏光フィルムが得られることを見出し、本
発明に至った。したがって本発明の目的は、軽量薄肉化
の要求に応え、薄肉でしかも収縮応力の小さい偏光フィ
ルムを提供し、また従来とは異なる方法でこれを製造す
る方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
軸延伸されたポリビニルアルコール系樹脂を主成分と
し、フィルムの膜厚d(μm )と延伸倍率e(倍)との
積d×eが30以下である偏光フィルムを提供し、さら
には、基材樹脂フィルムにポリビニルアルコール系樹脂
を塗布する工程、及び得られる積層フィルムを一軸延伸
する工程を包含する上記偏光フィルムの製造方法を提供
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の偏光フィルムは、一軸延
伸されたポリビニルアルコール系樹脂を主成分とし、フ
ィルムの膜厚d(μm )と延伸倍率e(倍)との積d×
eが30以下のものである。ポリビニルアルコール系樹
脂としては、例えば、ポリ酢酸ビニル系樹脂をケン化す
ることによって得られるものが挙げられる。ポリ酢酸ビ
ニル系樹脂としては、酢酸ビニルの単独重合体であるポ
リ酢酸ビニルのほか、酢酸ビニル及びこれと共重合可能
な他の単量体の共重合体などが例示される。酢酸ビニル
と共重合可能な他の単量体としては、例えば、不飽和カ
ルボン酸類、ビニルエーテル類、不飽和スルホン酸類な
どが挙げられる。ポリビニルアルコール系樹脂のケン化
度は、通常85〜100モル%、好ましくは98〜10
0モル%である。光学特性の面からは、そのケン化度は
99モル%以上であるのが一層好ましい。ポリビニルア
ルコール系樹脂は、さらに変性されていてもよく、かか
る変性されたポリビニルアルコール系樹脂としては、例
えば、アルデヒド類で変性されたポリビニルホルマール
やポリビニルアセタールなどが挙げられる。ポリビニル
アルコール系樹脂の重合度は、通常1,000〜10,0
00、好ましくは1,500〜10,000の範囲であ
る。光学特性の面からは、その重合度は2,000以上
であるのが一層好ましい。
【0007】フィルムの膜厚d(μm )と延伸倍率e
(倍)との積d×eが30以下である薄肉の偏光フィル
ムは、本発明に従って、基材樹脂フィルムにポリビニル
アルコール系樹脂を塗布し、得られる積層フィルムを一
軸延伸することにより製造できる。ここで用いる基材樹
脂フィルムは、ポリビニルアルコール系樹脂以外のもの
であり、具体的には、ポリエステル系樹脂フィルム、ポ
リオレフィン系樹脂フィルムなどが挙げられる。ポリエ
ステル系樹脂フィルムとしては、非晶性ポリエチレンテ
レフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィ
ルムなどが、またポリオレフィン系樹脂フィルムとして
は、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、
エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体フィルムなどがそれぞれ挙げら
れるが、もちろんこれらに限定されるわけではない。基
材樹脂フィルムは、後工程で5倍程度に一軸延伸できる
ものなら特に限定はないが、ガラス転移温度が140℃
以下のものが好ましい。基材樹脂フィルムの膜厚は、2
0〜800μm 程度、さらには100〜400μm 程度
であるのが好ましい。
【0008】このような基材樹脂フィルム上に、ポリビ
ニルアルコール系樹脂を塗布する。ここでは通常、適当
な溶媒に溶解されたポリビニルアルコール系樹脂溶液が
用いられ、塗布後、乾燥される。ポリビニルアルコール
系樹脂を溶解させる溶媒としては、水、ジメチルスルホ
キシド、N−メチルピロリドン、各種グリコール類など
が挙げられるが、水が最も好ましい。水を用いる場合、
有機溶媒を含有させてもよい。この溶液中のポリビニル
アルコール系樹脂の濃度は、通常1〜20重量%程度、
好ましくは2〜10重量%程度である。ポリビニルアル
コール系樹脂溶液中には、グリコール類のような可塑
剤、界面活性剤のようなレベリング剤、二色性色素など
が配合されていてもよい。
【0009】基材樹脂フィルムへのポリビニルアルコー
ル系樹脂溶液の塗布は、一般的に知られている方法によ
って行うことができる。例えば、ロールコーティング
法、グラビアコーティング法、スプレーコーティング
法、ディッピング法などがあり、もちろんこれらに限定
されるわけではない。乾燥は、通常100℃以下で行わ
れるが、基材樹脂フィルムが変形しない温度であれば特
に制限されない。乾燥後のポリビニルアルコール系樹脂
の膜厚は、2〜50μm 程度、好ましくは3〜20μm
程度である。また、基材樹脂フィルムへのポリビニルア
ルコール系樹脂溶液の塗布に先立って、この基材樹脂フ
ィルムを表面処理してもよい。表面処理の方法として
は、コロナ処理、フレーム処理、プラズマ処理、プライ
マー処理などがある。プライマー処理には、ポリウレタ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂など、通常知られたプラ
イマー樹脂を用いることができる。表面処理をしない
と、後述する一軸延伸工程や染色工程中に基材樹脂フィ
ルムとポリビニルアルコール系樹脂層とが剥離するよう
な場合に、かかる表面処理を施すのが有効である。
【0010】こうして基材樹脂フィルム上にポリビニル
アルコール系樹脂が塗布された積層フィルムは、一軸延
伸される。一軸延伸は、周速の異なるロール間で縦一軸
に延伸する方法によって行ってもよいし、テンター法で
横一軸に延伸する方法によって行ってもよい。また、熱
ロールを用いて一軸に延伸してもよいし、熱ロールを用
いて圧延を行ってもよいが、最適にはテンター法が用い
られる。延伸倍率は、通常4〜8倍程度である。延伸倍
率が4倍を下回ると、得られる偏光フィルムの光学特性
が必ずしも十分でなくなる傾向にある。延伸工程の前後
には、予熱、熱処理、冷却などの工程を適宜設けてもよ
い。延伸温度は、選定した基材樹脂フィルムの性質によ
り異なるが、例えば、基材樹脂フィルムが非晶性ポリエ
ステル樹脂の場合は、70〜120℃程度、好ましくは
85〜110℃程度の温度で延伸を行うことができる。
一軸延伸の際には、基材樹脂フィルム上のポリビニルア
ルコール系樹脂の含水率を1〜10重量%程度、好まし
くは2〜8重量%程度に調整することにより、良好な延
伸が可能となる。
【0011】基材樹脂フィルムにポリビニルアルコール
系樹脂が塗布されたウェブには、二色性色素が吸着配向
され、さらに通常はホウ酸処理が施される。二色性色素
としては、ヨウ素や二色性有機染料が用いられる。二色
性色素の吸着配向は、上記ウェブの一軸延伸と二色性色
素を用いた染色により行われる。染色は、一軸延伸の前
に行ってもよいし、一軸延伸の後に行ってもよいが、基
材樹脂フィルムへのポリビニルアルコール系樹脂の塗
布、得られるウェブの一軸延伸、次いで染色の順に行う
のが最も好ましい。染色には例えば、二色性色素を含有
する水溶液にウェブを浸漬する方法が採用できる。
【0012】二色性色素がヨウ素である場合、染色浴と
しては、ヨウ素及びヨウ化カリウムを含有する水溶液が
用いられる。この水溶液におけるヨウ素の含有量は通
常、水100重量部あたり0.01〜1重量部程度であ
り、またヨウ化カリウムの含有量は通常、水100重量
部あたり0.5〜10重量部程度である。この水溶液の
温度は、通常20〜40℃程度であり、浸漬時間は通常
30〜300秒程度である。この操作では通常、ウェブ
上のポリビニルアルコール系樹脂層にのみヨウ素が吸着
される。
【0013】二色性色素として二色性有機染料を用いる
場合、染色浴中の二色性有機染料の含有量は通常、水1
00重量部あたり0.001〜0.1重量部程度であり、
有利には0.01重量部以下である。この染色浴は、複
数の二色性有機染料を含有してもよいし、硫酸ナトリウ
ムなどの無機塩を含有してもよい。二色性有機染料を用
いる場合の染色温度は、ポリビニルアルコール系樹脂層
が基材樹脂フィルムから剥離しない温度範囲で適宜選択
され、例えば、20〜80℃程度である。浸漬時間は通
常、30〜300秒程度である。この操作でも通常、ウ
ェブ上のポリビニルアルコール系樹脂層にのみ二色性有
機染料が吸着される。
【0014】ホウ酸処理は、二色性色素により染色され
た一軸延伸ポリビニルアルコール系樹脂層を有するウェ
ブをホウ酸水溶液に浸漬することにより行われる。ホウ
酸水溶液におけるホウ酸の含有量は、水100重量部あ
たり、通常0.5〜15重量部程度、好ましくは1〜1
2重量部程度である。ホウ酸処理は、ポリビニルアルコ
ール系樹脂層が基材樹脂フィルムから剥離しない温度で
行えばよい。例えば、30℃以上、好ましくは30〜8
5℃程度の温度範囲から適宜選択される。ホウ酸処理の
時間は、通常30〜600秒程度、好ましくは60〜3
00秒程度である。二色性色素がヨウ素である場合、ホ
ウ酸水溶液はヨウ化カリウムを含有してもよい。ヨウ化
カリウムを含有する場合、その含有量は通常、水100
重量部あたり0.5〜20重量部程度、好ましくは1〜
15重量部である。
【0015】ホウ酸処理後の一軸延伸ウェブは通常、水
洗処理される。この水洗処理は、例えば、ホウ酸処理さ
れた一軸延伸ウェブを水に浸漬することにより行われ
る。水洗処理における水の温度は、通常5〜40℃程度
であり、浸漬時間は通常、2〜120秒程度である。次
いで乾燥処理するが、この乾燥は、通常100℃以下、
好ましくは40〜95℃の温度で行われる。乾燥時間は
通常、120〜600秒程度である。
【0016】かくして得られるウェブは、基材樹脂フィ
ルムの上に偏光フィルムが形成された多層フィルムとな
る。例えば、250μm 厚の非晶質ポリエチレンテレフ
タレートフィルム上に5μm 厚のポリビニルアルコール
系樹脂が塗布された積層フィルムを出発フィルムとして
5倍延伸後、染色、乾燥工程までの処理を行うと、偏光
フィルム付きウェブのトータル厚みは、例えばおよそ5
1μm となる。このときの偏光フィルム層の厚みはおよ
そ1μm であり、膜厚d(μm )と延伸倍率e(倍)と
の積d×eは、5となる。本発明者らの検討によると、
d×eが30以下、好ましくは20以下、さらに好まし
くは10以下にすることで、収縮応力の小さい偏光フィ
ルムが得られる。d×e値が30より大きい場合、フィ
ルムの収縮応力が高くなる傾向にあり、好ましくない。
【0017】基材樹脂フィルムとして透明性のある基材
を用いた場合には、上記偏光フィルム付きウェブは、そ
のまま偏光板として使用することができる。この場合、
基材樹脂フィルムと偏光フィルムを強固に接着しておく
必要があり、前述の基材樹脂フィルムの表面処理が重要
となる。
【0018】基材樹脂フィルムと偏光フィルムの強固な
接着ができない場合には、基材樹脂フィルム上に形成さ
れた偏光フィルムを、基材樹脂フィルムから別の媒体へ
転写することによって、偏光板として使用できる。転写
の方法としては、例えば、基材樹脂フィルムと一体の偏
光フィルムを、接着剤を用いて媒体に貼合した後、基材
樹脂フィルムを偏光フィルムから剥離除去する方法が採
用できる。媒体へ転写された偏光フィルムの片面にさら
に保護フィルム等を貼合してもよい。転写の際の媒体と
しては、例えば、トリアセチルセルロースやジアセチル
セルロースのようなセルロースアセテート樹脂フィル
ム、アクリル樹脂フィルム、ポリエステル樹脂フィル
ム、ポリアリレート樹脂フィルム、ポリエーテルサルホ
ン樹脂フィルム、さらにはポリノルボルネンフィルムの
ような環状ポリオレフィン樹脂フィルムなどが挙げら
れ、その厚みは、通常30〜200μm 程度である。積
層には通常、透明で光学的に等方性の接着剤が用いら
れ、このような接着剤としては、例えば、ポリビニルア
ルコール系接着剤が挙げられる。
【0019】基材樹脂フィルム上の偏光フィルムを他の
媒体に転写して使用する場合、基材樹脂フィルムを剥離
除去するときにフィルムが帯電し、塵埃を引き寄せて後
工程で欠陥を誘起するなどして、製造工程での歩留まり
を低下させることがある。そこで、基材樹脂フィルムに
は帯電防止処理を施しておくのが好ましい。基材樹脂フ
ィルムに帯電防止処理を直接施す方法としては、例え
ば、界面活性剤、アンモニウム系などのカチオン系帯電
防止剤、アニオン系帯電防止剤のような有機系帯電防止
剤又は、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモンのよ
うな導電性を有する無機化合物をペンタエリスリトール
の如き適切なバインダーに分散した無機系帯電防止剤を
基材樹脂フィルム表面に塗布する方法、上記のような帯
電防止剤をはじめから基材樹脂フィルム中に混ぜ込んで
おく方法などが挙げられるが、特に限定はない。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。例中、収縮応力の評価は以下の方法に
より行った。
【0021】〈収縮応力の評価方法〉延伸軸方向の長さ
250mm、それと垂直な方向の長さ190mmの長方形に
粘着剤付き偏光板を切り取り、厚さ0.7mm のガラスに
粘着剤を介して貼合した。この偏光板付きガラス板を、
90℃のオーブンに4日間投入し、ガラスの反りを測定
した。反りが大きいほど収縮応力が大きいと判定した。
【0022】実施例1 帯電防止処理が施された厚さ250μm の非晶性ポリエ
チレンテレフタレートシートの表面をコロナ処理し、こ
の面に、重合度2,400、ケン化度99.9%以上のポ
リビニルアルコールの5重量%水溶液をバーコーターで
塗工後、50℃の熱風乾燥オーブンで5分間乾燥して、
厚み5μm のポリビニルアルコール層を設けた。このシ
ートに、テンター延伸機を用いて100℃で横一軸に5
倍の延伸を施し、染色用ウェブとした。この染色用ウェ
ブを25℃の純水に1分間浸漬した後、水100重量部
あたりヨウ素を0.25重量部及びヨウ化カリウムを5
重量部それぞれ含有する水溶液に、温度28℃で180
秒間浸漬した。次いで、水100重量部あたりホウ酸を
7.5重量部及びヨウ化カリウムを6重量部それぞれ含
有するホウ酸水溶液に、温度40℃で300秒間浸漬し
た。この間、ウェブは緊張状態に保ったまま処理が行わ
れた。その後、15℃の純水で2秒間洗浄した。水洗し
たフィルムを50℃で300秒間乾燥し、基材樹脂フィ
ルム付き偏光フィルムを得た。このとき、基材樹脂フィ
ルムを除いた偏光フィルムの膜厚は1μm であり、偏光
フィルムの膜厚d(μm )と延伸倍率e(倍)との積d
×eは5であった。
【0023】上記基材樹脂フィルム付き偏光フィルムの
偏光フィルム面に、トリアセチルセルロース製で表面に
ケン化処理が施された厚み80μm の保護フィルムを、
5重量%ポリビニルアルコール水溶液からなる接着剤を
介して貼合し、50℃で5分間乾燥させた。乾燥後、基
材樹脂フィルムを剥ぎ取り、トリアセチルセルロースフ
ィルムが片面に付いた膜厚81μm の偏光板を得た。さ
らに、基材樹脂フィルムを剥ぎ取った後の偏光フィルム
面に上述のトリアセチルセルロースフィルムを同様に貼
合し、膜厚1μm の偏光フィルムの両面に80μm のト
リアセチルセルロース保護フィルムが貼合された合計膜
厚161μm の偏光板を得た。この偏光板の片面に膜厚
25μm の粘着剤層を貼合し、前述の収縮応力評価を行
った。その結果、反りは1mmであった。
【0024】比較例1 厚み75μm 、重合度2,400、ケン化度99.9%以
上のポリビニルアルコールフィルムを、乾式で延伸倍率
5倍に一軸延伸し、緊張状態を保ったまま、水100重
量部あたりヨウ素を0.05重量部及びヨウ化カリウム
を5重量部それぞれ含有する水溶液に、温度28℃で6
0秒間浸漬した。次いで、緊張状態に保ったまま、水1
00重量部あたりホウ酸を7.5重量部及びヨウ化カリ
ウムを6重量部それぞれ含有するホウ酸水溶液に、温度
73℃で300秒間浸漬した。その後、15℃の純水で
10秒間洗浄した。水洗したフィルムを緊張状態に保っ
たまま、70℃で300秒間乾燥し、偏光フィルムを得
た。この偏光フィルムの膜厚は23μm であった。な
お、通常市販されている偏光フィルムは、この程度の膜
厚である。偏光フィルムの膜厚d(μm )と延伸倍率e
(倍)との積d×eは115であった。この偏光フィル
ムの両面に、実施例1で用いたのと同じトリアセチルセ
ルロースフィルムを貼合し、膜厚183μm の偏光板を
得た。この偏光板について収縮応力評価を行ったとこ
ろ、反りは3mmであった。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、膜厚が薄く、しかも収
縮応力の小さい偏光フィルムが提供され、またそれを工
業的有利に製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 29:00 B29K 29:00 B29L 7:00 B29L 7:00 C08L 29:04 C08L 29:04 67:00 67:00 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA25 BA27 BB33 BB43 BB49 BB62 BC03 BC09 BC14 BC22 2H091 FA08X FA08Z FB02 FC08 FD06 GA16 LA12 LA30 4F006 AA19 AA35 AB20 AB73 BA00 CA08 DA04 EA03 4F210 AA19A AA24 AB12 AG01 QA02 QC01 QC03 QG01 QG15 QG18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一軸延伸されたポリビニルアルコール系樹
    脂を主成分とし、フィルムの膜厚d(μm )と延伸倍率
    e(倍)との積d×eが30以下であることを特徴とす
    る偏光フィルム。
  2. 【請求項2】ポリビニルアルコール系樹脂が99モル%
    以上のケン化度を有する請求項1記載の偏光フィルム。
  3. 【請求項3】ポリビニルアルコール系樹脂が2,000
    以上の重合度を有する請求項1又は2記載の偏光フィル
    ム。
  4. 【請求項4】ポリビニルアルコール系樹脂に二色性色素
    が吸着配向している請求項1〜3のいずれかに記載の偏
    光フィルム。
  5. 【請求項5】基材樹脂フィルムにポリビニルアルコール
    系樹脂を塗布する工程、及び得られる積層フィルムを一
    軸延伸する工程を包含することを特徴とする、フィルム
    の膜厚d(μm )と延伸倍率e(倍)との積d×eが3
    0以下である偏光フィルムの製造方法。
  6. 【請求項6】基材樹脂フィルムに帯電防止処理が施され
    ている請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】さらに、ポリビニルアルコール系樹脂に二
    色性色素を吸着配向させる工程を包含する請求項5又は
    6記載の方法。
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