JP2010271703A - 偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置 - Google Patents

偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010271703A
JP2010271703A JP2010086642A JP2010086642A JP2010271703A JP 2010271703 A JP2010271703 A JP 2010271703A JP 2010086642 A JP2010086642 A JP 2010086642A JP 2010086642 A JP2010086642 A JP 2010086642A JP 2010271703 A JP2010271703 A JP 2010271703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
polarizing
liquid crystal
light
polarizing thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010086642A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Miyatake
宮武  稔
Takuji Kamijo
卓史 上条
Hiroaki Sawada
浩明 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2010086642A priority Critical patent/JP2010271703A/ja
Priority to PCT/JP2010/056442 priority patent/WO2010122911A1/ja
Priority to EP10766969.9A priority patent/EP2423716B1/en
Priority to US13/265,597 priority patent/US20120038859A1/en
Priority to KR1020117022539A priority patent/KR20120006491A/ko
Priority to CN201080017635.2A priority patent/CN102405427B/zh
Priority to TW099111779A priority patent/TW201100882A/zh
Publication of JP2010271703A publication Critical patent/JP2010271703A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3025Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
    • G02B5/3033Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/133528Polarisers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】従来の偏光薄膜は、吸収軸方向に振動する光を吸収し、それを熱エネルギーに変えるため、入射する自然光の57%以上が損失となる。
【解決手段】二色性物質11を含むポリビニルアルコール系樹脂層12からなる偏光薄膜10であって、(a)膜厚tが0.5μm〜5μmであり、(b)波長550nmの単色光に対する、膜厚1μmあたりの異常光の吸光度(単位吸光度)が1.5以上であることを特徴とする偏光薄膜10。
【選択図】図1

Description

本発明は、二色性物質を含むポリビニルアルコール系樹脂層からなる偏光薄膜、前記偏光薄膜を有する偏光板、および、前記偏光薄膜あるいは前記偏光板を備えた液晶表示装置に関する。
従来から、二色性物質を含むポリビニルアルコール系樹脂層からなる偏光薄膜が知られている(例えば特許文献1)。
図5は従来の偏光薄膜50の一例の模式図である。従来の偏光薄膜50において、二色性物質51を含むポリビニルアルコール系樹脂層52からなる偏光薄膜50に、自然光53が入射する場合、自然光53は、偏光薄膜50の吸収軸方向54の成分と、それに直交する透過軸方向(図示しない)の成分に分解できる。偏光薄膜50は、吸収軸方向54に振動する光(振動面が吸収軸方向54の光)を吸収し、それに直交する透過軸方向の光55(振動面が透過軸方向の光)を透過させる。このとき吸収された光のエネルギーは熱エネルギーに変わるため、入射した自然光53の57%以上が損失となる。
特開2001−343521号公報
従来の偏光薄膜50は、吸収軸方向54に振動する光を吸収し、それを熱エネルギーに変えるため、入射する自然光53の57%以上が損失となる。本発明は、吸収軸方向に振動する光の一部を反射する機能をもつ偏光薄膜を提供する。本発明により、偏光薄膜での光の損失を減らすことができる。
本発明の要旨は以下の通りである。
(1)本発明の偏光薄膜は、二色性物質を含むポリビニルアルコール系樹脂層からなる偏光薄膜である。本発明の偏光薄膜は、
(a)膜厚が0.5μm〜5μmであり、
(b)波長550nmの単色光に対する、膜厚1μmあたりの異常光の吸光度が、1.5〜7.0であることを特徴とする。
(2)本発明の偏光薄膜は、二色性物質がヨウ素であることを特徴とする。
(3)本発明の偏光薄膜は、ポリビニルアルコール系樹脂層が、ポリビニルアルコール、あるいは、エチレン−ビニルアルコール共重合体であることを特徴とする。
(4)本発明の偏光板は、上記に記載のいずれかの偏光薄膜と、偏光薄膜を片側から支持する透明基材を有する偏光板であって、透明基材の、偏光薄膜の吸収軸方向の屈折率が1.54未満であることを特徴とする。
(5)本発明の液晶表示装置は、液晶セルとバックライトを有する液晶表示装置であって、液晶セルとバックライトの間に、上記に記載の偏光薄膜を有することを特徴とする。
(6)本発明の液晶表示装置は、液晶セルとバックライトを有する液晶表示装置であって、液晶セルとバックライトの間に、上記に記載の偏光板を有することを特徴とする。
図1に本発明の偏光薄膜10を模式的に示す。本発明者らは、高濃度の二色性物質11を含み、膜厚tが0.5μm〜5μmのポリビニルアルコール系樹脂層12からなる偏光薄膜10が、吸収軸方向13の偏光を一部反射することを見出した。ここで高濃度とは、波長550nmの単色光に対する、膜厚1μmあたりの異常光の吸光度(単位吸光度)が1.5以上となる濃度を意味する。本発明の偏光薄膜10は、自然光14を入射させたとき、吸収軸方向13に振動する光15(異常光)の一部を反射し、それに直交する透過軸方向に振動する光16(常光)を透過させる機能を有する。
偏光薄膜10の異常光反射率Rは、nを偏光薄膜表面と接する材料の屈折率、nを偏光薄膜の異常光の屈折率、kを消衰係数としたとき、
={(n−n+k}/{(n+n+k} ...(1)
となる。
式(1)中、消衰係数の二乗値(k)は、二色性物質11の濃度や偏光薄膜10の膜厚tを、特定の範囲とすることにより、大きくすることができる。このため、本発明の偏光薄膜10は異常光の反射率Rが大きいと考えられる。
一方、従来の偏光薄膜(図5)は、二色性物質の濃度や偏光薄膜の膜厚が、本発明の規定する条件を満たさないため、通常の界面反射しか示さない。従来の偏光薄膜では、消衰係数の二乗値(k)が小さいため、Rは5%未満の範囲でほぼ一定の値をとる。そのため本発明の効果を得ることができない。
本発明の偏光薄膜は、吸収軸方向に振動する光(異常光)の一部を反射する。異常光の反射率は入射光に対して、例えば5%以上である。この反射光は、光エネルギーのままであるので、他の反射材で再び反射させて再利用することができる。
本発明の偏光薄膜あるいは偏光板を、液晶セルとバックライトとの間に配置することによって、高価な既存の輝度向上フィルムを用いなくても、液晶表示装置の輝度を向上させることができる。
本発明の偏光薄膜の模式図 本発明の偏光板の模式図 本発明の液晶表示装置の模式図 本発明の液晶表示装置の模式図 従来の偏光薄膜の模式図
[偏光薄膜]
図1に本発明の偏光薄膜10の一例を示す。本発明の偏光薄膜10は、二色性物質11を含むポリビニルアルコール系樹脂層12からなる。本発明の偏光薄膜10は、可視光領域(波長380nm〜780nm)のいずれかの波長で、吸収異方性と反射異方性を示す。
本発明の偏光薄膜10は、二色性物質11を含むポリビニルアルコール系樹脂層12からなるものであれば、さらに適当な添加剤を含有していてもよい。そのような添加剤として、界面活性剤や酸化防止剤が挙げられる。
本発明の偏光薄膜10は、膜厚tが薄く、二色性物質11の濃度が高いことが特徴である。偏光薄膜10の膜厚tは、0.5μm〜5μmであり、好ましくは0.5μm〜3μmである。偏光薄膜10の膜厚tが5μmを超えると、異常光反射率が低くなる。一方、偏光薄膜10の膜厚tが0.5μmよりも小さくなると、ポリビニルアルコール系樹脂層12を延伸することが難しくなり、二色性物質11の配向の度合いが低くなる場合がある。
本発明の偏光薄膜10の、波長550nmの単色光に対する、膜厚t=1μmあたりの異常光の吸光度(単位吸光度)は1.5〜7.0であり、好ましくは1.8〜7.0である。本発明の偏光薄膜10は、膜厚tが0.5μm〜5μmの条件下で、単位吸光度を上記の範囲にする。それによって、本発明の偏光薄膜10は、自然光14を入射させたとき、吸収軸方向13に振動する光15(異常光)を一部反射し、それに直交する透過軸方向に振動する光16(常光)を透過させることができる。
[二色性物質]
本発明に用いられる二色性物質11は、代表的には、ヨウ素、有機染料、およびそれらの混合物である。二色性物質11としては、ヨウ素が好ましい。
[ポリビニルアルコール系樹脂層]
本発明に用いられるポリビニルアルコール系樹脂層12は、ポリビニルアルコール系樹脂を層状に成形したものである。
ポリビニルアルコール系樹脂は、代表的には、ポリ酢酸ビニル系樹脂を鹸化することによって得られる。本発明に用いられるポリビニルアルコール系樹脂は、通常、鹸化度が85モル%〜100モル%であり、重合度が1,000〜10,000のものである。本発明に用いられるポリビニルアルコール系樹脂は、例えば、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体である。
[偏光薄膜の製造方法]
本発明の偏光薄膜10は、延伸したポリビニルアルコール系樹脂層12を二色性物質11を含む染色液中に浸漬し、染色して得ることができる。あるいは、ポリビニルアルコール系樹脂層12を二色性物質11を含む染色液中に浸漬して染色し、染色したポリビニルアルコール系樹脂層12を延伸して得ることができる。
ポリビニルアルコール系樹脂層12を延伸する方法としては、ロール延伸やテンター延伸などの任意の延伸加工法が用いられる。ポリビニルアルコール系樹脂層12の延伸倍率は、通常、元長に対して3倍〜7倍である。ポリビニルアルコール系樹脂層12の延伸温度は、通常30℃〜160℃である。延伸前のポリビニルアルコール系樹脂層12の膜厚は、延伸倍率を考慮して、延伸後の膜厚tが0.5μm〜5μmとなるように適宜設定される。
ポリビニルアルコール系樹脂層12を染色するための、二色性物質11を含む水溶液の濃度は、水100重量部に対して、二色性物質11が、好ましくは1重量部を超え5重量部以下である。
二色性物質11がヨウ素である場合、偏光薄膜10の単位吸光度は、染色液中にホウ酸、尿素、ヨウ化カリウムなどを添加することによって、適宜、調整することができる。例えば、単位吸光度は、染色液中のヨウ化カリウムの添加量を増すことにより、大きくすることができる。他方、単位吸光度は、染色液中のホウ酸の添加量を増すことにより、小さくすることができる。
染色液の温度や浸漬時間は、染色液の濃度やポリビニルアルコール系樹脂層の膜厚に応じて、本発明に規定の特性を満足するように、適宜決定される。染色液の温度は、好ましくは10℃〜40℃であり、浸漬時間は20秒〜300秒である。このような条件であれば、偏光薄膜の単位吸光度を、1.5〜7.0とすることができる。
延伸および染色をしたポリビニルアルコール系樹脂層は、耐水性を付与するために、ホウ酸水溶液に浸漬して、ホウ酸処理することが好ましい。ホウ酸処理された偏光薄膜は、通常、水洗して乾燥される。
[偏光板]
図2に示すように、本発明の偏光板20は、偏光薄膜10と、偏光薄膜10を片側から支持する透明基材21とを有する。透明基材21の、偏光薄膜10の吸収軸方向13の屈折率は1.54未満である。
本発明の偏光板20は、自然光22を入射させたとき、偏光薄膜10の吸収軸方向13に振動する光23(異常光)の一部を反射し、それに直交する透過軸方向に振動する光24(常光)を透過させる。
偏光薄膜10の異常光反射率Rを大きくするためには、透明基材21の屈折率と偏光薄膜10の異常光屈折率の差が大きい方が好ましい。偏光薄膜10の異常光屈折率(吸収軸方向13の屈折率)は1.54程度であるから、透明基材21の、偏光薄膜10の吸収軸方向13の屈折率は、1.53以下であることが好ましい。
透明基材21は、上記の屈折率の条件を満足するものであれば特に制限はないが、好ましくは、透明高分子フィルムである。
本発明の偏光板20は、透明基材21上に偏光薄膜10が直接形成されていてもよいし、接着層を介して積層されていてもよい。
偏光薄膜10と透明基材21との間に接着層が配置される場合、接着層の、偏光薄膜10の吸収軸方向13の屈折率も1.53以下であることが好ましい。
偏光板20の透過率は、好ましくは25%〜44%であり、さらに好ましくは35%〜42%である。
偏光板20の偏光度は、好ましくは99%以上である。
本発明によれば、偏光板20の異常光反射率Rを5%以上とすることができ、好ましくは5%〜15%とすることができる。
また、偏光板20の輝度向上割合を1.4以上とすることができ、好ましくは1.4〜3.0とすることができる。
[液晶表示装置]
図3に示すように、本発明の液晶表示装置30は、液晶セル31とバックライト32を有し、液晶セル31とバックライト32の間に、偏光薄膜10を有する。
あるいは、図4に示すように、本発明の液晶表示装置40は、液晶セル41とバックライト42を有し、液晶セル41とバックライト42の間に、偏光板20を有する。
本発明の液晶表示装置30に用いられる偏光薄膜10は、バックライト32の光源32aからの入射光33のうち、吸収軸方向13の直交方向に振動する光34(常光)を透過させ、吸収軸方向13に振動する光35(異常光)の一部を反射する。
偏光薄膜10で反射された光35は、バックライト32の裏面反射膜32bで再び反射され、振動方向が90°回転した光36となる。光36は偏光薄膜10を通過して、光37となり、液晶セル31に入射する。
この結果、従来の偏光膜を用いた場合に比べて、液晶セル31に入射する光が、光37の分だけ増加するため、液晶表示装置30の輝度を向上させることができる。
本発明の液晶表示装置40においても、本発明の液晶表示装置30と同様のメカニズムにより、液晶セル41に入射する光が増加するため、液晶表示装置40の輝度を向上させることができる。
本発明の液晶表示装置40に本発明の偏光板20を用いる場合、バックライト42からの入射光43は、図4のように透明基材21側から入射させてもよいし、逆に偏光薄膜10をバックライト42側にして、偏光薄膜10側から入射させてもよい。
入射光43を、図4のように透明基材21側から入射させた場合、透明基材21に複屈折があったとしても、液晶表示装置40の表示特性には影響が無い。
一方、入射光43を偏光薄膜10側から入射させた場合は、偏光薄膜10の異常光反射率Rを大きくすることができる。
本発明に用いられる液晶セル31、41は、通常、2枚の基板と、基板の間に狭持された、表示媒体としての液晶層とを備える。代表的には、一方の基板には、カラーフィルター、対向電極、配向膜が形成され、他方の基板には、液晶駆動電極、配線パターン、薄膜トランジスタ素子、配向膜が形成される。
液晶セル31、41の動作モードとしては、例えば、捩れネマチック(Twisted Nematic)モードや複屈折制御(Electrically Controlled Birefringence)モードがある。複屈折制御(Electrically Controlled Birefringence)モードには、垂直配向(Vertical Alignment)方式、OCB(Optically Compensated)方式、IPS(In−Plane Switching)方式などがある。
本発明に用いられるバックライト32、42には、直下方式、サイドライト方式、面状光源方式などの任意のものが用いられる。バックライト32、42は、通常、光源32a、42aと、裏面反射膜32b、42bを有する。
[実施例]
[実施例1]
(1)膜厚150μmのノルボルネン系樹脂フィルム(JSR社製ARTON)からなる透明基材の表面に、コロナ処理を行なった。
(2)上記のノルボルネン系樹脂フィルムの片面に、ポリビニルアルコール(日本合成化学工業社製NH18)の、7重量%水溶液を塗布した。
(3)上記のノルボルネン系樹脂フィルムとポリビニルアルコール膜の積層フィルムを、100℃で10分間乾燥して、ノルボルネン系樹脂フィルムの片面に、膜厚5μmのポリビニルアルコール層を成膜した。
(4)この積層フィルムを、延伸倍率が元長の5倍になるように、150℃でロール延伸した。
(5)延伸した積層フィルムを、ヨウ素とヨウ化カリウムを含む水溶液からなる染色液(液温20℃)に30秒間浸漬して、ポリビニルアルコール層にヨウ素を吸着・配向させた。
(6)この積層フィルムを、濃度10重量%のホウ酸水溶液(液温55℃)に420秒間浸漬し、さらに濃度4重量%のヨウ化カリウム水溶液に10秒間浸漬した。
(7)この積層フィルムを60℃で4分間乾燥した。
以上のようにして、偏光薄膜、および、偏光薄膜を片側から支持する透明基材を有する偏光板を作製した。偏光薄膜は、ポリビニルアルコール層であり、透過率が41%、偏光度が99.8%以上であった。透明基材は、ノルボルネン系樹脂フィルムであった。この偏光薄膜と偏光板の特性を表1に示す。
上記の染色液のヨウ素含有量は、水100重量部に対して1.1重量部であった。また、ヨウ化カリウム含有量は、水100重量部に対して10重量部であった。
延伸されたノルボルネン系樹脂フィルムの、偏光薄膜の吸収軸と平行な方向の屈折率は、1.52であった。
[実施例2]
延伸前のポリビニルアルコール層の膜厚を3μmとした以外は、実施例1と同様にして、偏光薄膜、および、偏光薄膜を片側から支持する透明基材を有する偏光板を作製した。偏光薄膜は、ポリビニルアルコール層であり、透過率が41%、偏光度が99.8%以上であった。透明基材は、ノルボルネン系樹脂フィルムであった。この偏光薄膜と偏光板の特性を表1に示す。
[比較例1]
市販の偏光板(日東電工社製NPF−SEG1224、透過率43%、偏光度99.8%以上)を評価した。
[比較例2]
染色液(液温20℃)に浸漬する時間を10秒間に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、偏光薄膜、および、偏光薄膜を片側から支持する透明基材を有する偏光板を作製した。偏光薄膜は、ポリビニルアルコール層であり、透過率が41%、偏光度が99.8%以上であった。透明基材は、ノルボルネン系樹脂フィルムであった。この偏光薄膜と偏光板の特性を表1に示す。
Figure 2010271703
[評価]
表1に示すように、比較例1および2の偏光板に比べ、実施例1の偏光板の輝度向上割合は高く、実施例2の偏光板の輝度向上割合は格段に高かった。
[測定方法]
[膜厚]
デジタルマイクロメーター(アンリツ社製KC−351C)を用いて、偏光薄膜などの膜厚を測定した。
[単位吸光度]
単位吸光度の測定には、染色前の延伸ポリビニルアルコール層をレファレンスとして、ベースライン補正し、グランテーラープリズム偏光子を備えた積分球付分光光度計(日立製作所製U−4100)を用いた。偏光薄膜の、波長550nmの単色光に対する異常光の透過率kを測定し、次式により単位吸光度を求めた。
単位吸光度(1/μm)=−Ln(k)/膜厚(μm)
なお表1の単位吸光度は、測定光を偏光薄膜側から入射させたときの値である。
[異常光反射率]
裏面反射を無視できる程度に低減するため、偏光板の透明基材側を紙やすりで荒らした後、アクリル黒ラッカーを吹き付けて、よく乾燥させた。偏光薄膜側(透明基材の反対側)から測定光を入射させ、グランテーラープリズム偏光子を備えた積分球付分光光度計(日立製作所製U−4100)を用いて、波長550nmの単色光に対する異常光の反射率を測定した。なお、標準白色板(BaSO)の反射率を100%とした。
[輝度向上割合]
市販の32インチ液晶テレビ(日立製作所製Woo)から、バックライトを取り出した。また、実施例、比較例の各偏光板を、ガラス板に貼着したサンプルを準備した。偏光薄膜側からバックライトの光が入射するように、上記のサンプルを、上記のバックライトの前面に配置した。輝度計(トプコン社製BM−5)を用いて、バックライト点灯後の正面方向からの輝度(B)を測定した。
輝度向上割合(%)は、比較例1の偏光板を用いたときの輝度をBとし、次式により求めた。
輝度向上割合(%)=(B−B)/B×100
本発明の液晶表示装置は、液晶テレビ、コンピューターディスプレイ、カーナビゲーション、携帯電話、ゲーム機などに好適に用いられる。
10 偏光薄膜
11 二色性物質
12 ポリビニルアルコール系樹脂層
13 吸収軸方向
14 自然光
15 反射光
16 透過光
20 偏光板
21 透明基材
22 自然光
23 反射光
24 透過光
30 液晶表示装置
31 液晶セル
32 バックライト
32a 光源
32b 裏面反射膜
33 自然光
34 透過光
35 反射光
36 反射光
37 透過光
40 液晶表示装置
41 液晶セル
42 バックライト
42a 光源
42b 裏面反射膜
43 入射光
50 偏光薄膜
51 二色性物質
52 ポリビニルアルコール系樹脂層
53 自然光
54 吸収軸方向
55 透過光

Claims (6)

  1. 二色性物質を含むポリビニルアルコール系樹脂層からなる偏光薄膜であって、
    (a)膜厚が0.5μm〜5μmであり、
    (b)波長550nmの単色光に対する、膜厚1μmあたりの異常光の吸光度(単位吸光度)が、1.5〜7.0
    であることを特徴とする偏光薄膜。
  2. 前記二色性物質がヨウ素であることを特徴とする、請求項1に記載の偏光薄膜。
  3. 前記ポリビニルアルコール系樹脂層が、ポリビニルアルコール、あるいは、エチレン−ビニルアルコール共重合体であることを特徴とする、請求項1または2に記載の偏光薄膜。
  4. 請求項1から3に記載のいずれかの偏光薄膜と、前記偏光薄膜を片側から支持する透明基材とを有する偏光板であって、
    前記透明基材の、前記偏光薄膜の吸収軸方向の屈折率が1.54未満であることを特徴とする偏光板。
  5. 液晶セルとバックライトを有する液晶表示装置であって、
    前記液晶セルと前記バックライトとの間に、請求項1から3のいずれかに記載の偏光薄膜を有することを特徴とする液晶表示装置。
  6. 液晶セルとバックライトを有する液晶表示装置であって、
    前記液晶セルと前記バックライトとの間に、請求項4に記載の偏光板を有することを特徴とする液晶表示装置。
JP2010086642A 2009-04-21 2010-04-05 偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置 Pending JP2010271703A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010086642A JP2010271703A (ja) 2009-04-21 2010-04-05 偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置
PCT/JP2010/056442 WO2010122911A1 (ja) 2009-04-21 2010-04-09 偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置
EP10766969.9A EP2423716B1 (en) 2009-04-21 2010-04-09 Polarizing thin film, polarizing plate and liquid crystal display device
US13/265,597 US20120038859A1 (en) 2009-04-21 2010-04-09 Polarizing thin film, polarizing plate and liquid crystal display device
KR1020117022539A KR20120006491A (ko) 2009-04-21 2010-04-09 편광 박막, 편광판 및 액정 표시 장치
CN201080017635.2A CN102405427B (zh) 2009-04-21 2010-04-09 偏光板及液晶显示装置
TW099111779A TW201100882A (en) 2009-04-21 2010-04-15 Polarizing thin film, polarizing plate and liquid crystal display device

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009103023 2009-04-21
JP2010086642A JP2010271703A (ja) 2009-04-21 2010-04-05 偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010271703A true JP2010271703A (ja) 2010-12-02

Family

ID=43011031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010086642A Pending JP2010271703A (ja) 2009-04-21 2010-04-05 偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20120038859A1 (ja)
EP (1) EP2423716B1 (ja)
JP (1) JP2010271703A (ja)
KR (1) KR20120006491A (ja)
CN (1) CN102405427B (ja)
TW (1) TW201100882A (ja)
WO (1) WO2010122911A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014123184A1 (ja) * 2013-02-07 2014-08-14 日東電工株式会社 偏光膜を有する光学積層体
WO2015037553A1 (ja) * 2013-09-13 2015-03-19 株式会社クラレ 偏光フィルム
WO2015133304A1 (ja) * 2014-03-04 2015-09-11 株式会社クラレ 偏光フィルム
JP2016001351A (ja) * 2010-03-31 2016-01-07 住友化学株式会社 偏光性積層フィルム、偏光板、およびそれらの製造方法
US9529131B2 (en) 2014-08-04 2016-12-27 Nitto Denko Corporation Polarizing plate

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5667016B2 (ja) * 2010-09-03 2015-02-12 日東電工株式会社 薄型偏光膜、薄型偏光膜を有する光学積層体、および薄型偏光膜の製造方法
KR20140144752A (ko) * 2012-01-19 2014-12-22 삼성디스플레이 주식회사 유기 발광 표시 장치 및 유기 발광 표시 장치의 제조 방법
TWI743373B (zh) * 2017-09-13 2021-10-21 日商日東電工股份有限公司 偏光膜、偏光板、及偏光膜之製造方法
KR20200042395A (ko) * 2018-10-15 2020-04-23 닛토덴코 가부시키가이샤 위상차층 부착 편광판 및 이를 이용한 화상 표시 장치

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06347641A (ja) * 1993-06-07 1994-12-22 Kuraray Co Ltd 新規な偏光フィルム
JPH08146416A (ja) * 1994-11-22 1996-06-07 Sumitomo Chem Co Ltd 液晶ディスプレイ用バックライト装置およびそれを用いた液晶表示装置
JP2001343522A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Sumitomo Chem Co Ltd 偏光フィルム及びその製造方法
JP2003043257A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Sumitomo Chem Co Ltd 偏光フィルムの製造方法及び偏光フィルム
JP2009009062A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nitto Denko Corp 積層偏光板およびその製造方法ならびに液晶表示装置
WO2009041383A1 (ja) * 2007-09-27 2009-04-02 Nitto Denko Corporation 偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4279944B2 (ja) * 1999-06-01 2009-06-17 株式会社サンリッツ 偏光板の製造方法
JP2001343521A (ja) 2000-05-31 2001-12-14 Sumitomo Chem Co Ltd 偏光板及びその製造方法
KR100508822B1 (ko) * 2002-03-20 2005-08-17 가부시키가이샤 구라레 폴리비닐 알콜계 필름
JP5151296B2 (ja) * 2007-07-26 2013-02-27 住友化学株式会社 粘着剤層を備える液晶表示装置及びそれに用いる複合偏光板のセット

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06347641A (ja) * 1993-06-07 1994-12-22 Kuraray Co Ltd 新規な偏光フィルム
JPH08146416A (ja) * 1994-11-22 1996-06-07 Sumitomo Chem Co Ltd 液晶ディスプレイ用バックライト装置およびそれを用いた液晶表示装置
JP2001343522A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Sumitomo Chem Co Ltd 偏光フィルム及びその製造方法
JP2003043257A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Sumitomo Chem Co Ltd 偏光フィルムの製造方法及び偏光フィルム
JP2009009062A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nitto Denko Corp 積層偏光板およびその製造方法ならびに液晶表示装置
WO2009041383A1 (ja) * 2007-09-27 2009-04-02 Nitto Denko Corporation 偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016001351A (ja) * 2010-03-31 2016-01-07 住友化学株式会社 偏光性積層フィルム、偏光板、およびそれらの製造方法
WO2014123184A1 (ja) * 2013-02-07 2014-08-14 日東電工株式会社 偏光膜を有する光学積層体
US9354372B2 (en) 2013-02-07 2016-05-31 Nitto Denko Corporation Optical laminate with polarizing film
JPWO2015037553A1 (ja) * 2013-09-13 2017-03-02 株式会社クラレ 偏光フィルム
KR20160056885A (ko) * 2013-09-13 2016-05-20 주식회사 쿠라레 편광 필름
WO2015037553A1 (ja) * 2013-09-13 2015-03-19 株式会社クラレ 偏光フィルム
KR102179612B1 (ko) * 2013-09-13 2020-11-17 주식회사 쿠라레 편광 필름
WO2015133304A1 (ja) * 2014-03-04 2015-09-11 株式会社クラレ 偏光フィルム
CN106062596A (zh) * 2014-03-04 2016-10-26 株式会社可乐丽 偏振膜
KR20160129004A (ko) * 2014-03-04 2016-11-08 주식회사 쿠라레 편광 필름
JPWO2015133304A1 (ja) * 2014-03-04 2017-04-06 株式会社クラレ 偏光フィルム
CN106062596B (zh) * 2014-03-04 2019-02-26 株式会社可乐丽 偏振膜
KR102411225B1 (ko) * 2014-03-04 2022-06-20 주식회사 쿠라레 편광 필름
US9529131B2 (en) 2014-08-04 2016-12-27 Nitto Denko Corporation Polarizing plate

Also Published As

Publication number Publication date
CN102405427A (zh) 2012-04-04
EP2423716B1 (en) 2013-08-14
CN102405427B (zh) 2014-09-03
TW201100882A (en) 2011-01-01
WO2010122911A1 (ja) 2010-10-28
EP2423716A1 (en) 2012-02-29
US20120038859A1 (en) 2012-02-16
KR20120006491A (ko) 2012-01-18
EP2423716A4 (en) 2012-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010122911A1 (ja) 偏光薄膜、偏光板および液晶表示装置
RU2450295C1 (ru) Устройство жидкокристаллического дисплея
KR100750845B1 (ko) 액정표시장치
KR100805504B1 (ko) 적층 1/4 파장판 또는 원편광판, 그를 사용한 액정 표시장치 및 그의 제조방법
CN103097927B (zh) 圆偏光片和包括该圆偏光片的反射式液晶显示器
TWI670528B (zh) 偏光板、偏光板之製造方法、影像顯示裝置、影像顯示裝置之製造方法及偏光板之透光率改善方法
JP2002006133A (ja) 偏光子、偏光板及びそれを用いた液晶表示装置
KR100805513B1 (ko) 반투과 반사판, 반투과형 편광판 및 이를 사용한 액정 표시장치
US20210333626A1 (en) Liquid crystal display device
TWI506310B (zh) 液晶顯示裝置
TWI690735B (zh) 光學構件
JP2019504361A (ja) 偏光板
JP2004093993A (ja) 偏光子、それを用いた光学フィルム、およびそれを用いた液晶表示装置ならびにエレクトロルミネッセンス表示装置
JPH113608A (ja) 表示素子の照明方法及び液晶表示装置
JP3289386B2 (ja) カラー液晶表示装置
KR102315475B1 (ko) 광학 부재
JP2002333523A (ja) 偏光板及びそれを用いた液晶表示装置
JP2002258042A (ja) 偏光板及びそれを用いた液晶表示装置
KR102020837B1 (ko) 백라이트 유닛 및 표시장치
CN103676322B (zh) 一种液晶显示装置及其相位补偿方法
JP2012252085A (ja) 液晶パネルおよび液晶表示装置
JP2002090533A (ja) 輝度向上フィルム及びそれを用いた偏光板と液晶表示装置
TWI631392B (zh) 背光模組
US20050207008A1 (en) Structure and generated method of a polarizer
RU2570337C1 (ru) Светополяризующий элемент на основе анизотропии рассеяния

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140227