JP4261210B2 - 液晶表示パネルの切断方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示パネルの切断方法に係るもので、詳しくは、大面積ガラス基板上に相互に相違するサイズを有するように製作された各液晶表示パネルを個々の単位液晶表示パネルに切断する液晶表示パネルの切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液晶表示装置は、マトリックス(matrix)状に配列された各液晶セルに画像情報に係るデータ信号を個別的に供給し、それら液晶セルの液晶分子を通して光透過率を調節することで、所望の画像を表示し得る表示装置である。
【0003】
又、前記液晶表示装置は、大面積の母基板に各薄膜トランジスタアレイ基板を形成し、別の母基板に各カラーフィルター基板を形成した後、二つの母基板を合着することで、複数の液晶表示パネルを同時に形成して収率の向上を図っているため、単位液晶表示パネルに切断する工程が要求される。
【0004】
通常、前記単位パネルの切断は、ガラスに比べて硬度の高いホイールにより母基板の表面に切断予定線を形成し、該切断予定線に沿ってクラックが伝播し得る工程により実施される。以下、従来の単位パネルの切断工程について、図面を用いて説明する。
【0005】
先ず、図4は、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルター基板とが対向して合着された単位液晶表示パネルの概略的な平面構造を示した例示図である。
【0006】
液晶パネル10は、図4に示したように、各液晶セルがマトリックス状に配列される画像表示部13と、該画像表示部13の各ゲート配線と接続されるゲートパッド部14及び各データ配線と接続されるデータパッド部15と、を包含して構成されていた。この時、ゲートパッド部14及びデータパッド部15は、カラーフィルター基板2と重畳されない薄膜トランジスタアレイ基板1の縁領域に形成され、前記ゲートパッド部14は、ゲートドライバー集積回路から供給される走査信号を画像表示部13の各ゲート配線に供給し、前記データパッド部15は、データドライバー集積回路から供給される画像情報を画像表示部13の各データ配線に供給する。
【0007】
この時、図面上には詳細に図示していないが、画像表示部13の薄膜トランジスタアレイ基板1には、画像情報が印加される各データ配線と走査信号が印加される各ゲート配線とが相互に垂直に交差して配置され、該交差部に液晶セルをスイッチングするための薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに接続されて液晶セルを駆動する画素電極と、それら電極及び薄膜トランジスタを保護するために全面に形成された保護膜と、を包含して構成される。
【0008】
又、前記画像表示部13のカラーフィルター基板2には、ブラックマトリックスによりセル領域毎に分離されて塗布された各カラーフィルターと、前記薄膜トランジスタアレイ基板1に形成された画素電極の相対電極の共通電極が備えられる。
【0009】
上記のように構成された薄膜トランジスタアレイ基板1とカラーフィルター基板2とは、対向して所定間隔に離隔されるようにセル−ギャップ(cell−gap)が備えられ、画像表示部13の外郭に形成されたシーリング部(図示されず)により合着され、薄膜トランジスタアレイ基板1とカラーフィルター基板2との離隔された空間に液晶層(図示されず)が形成される。
【0010】
図5は、上記のような各薄膜トランジスタアレイ基板1が形成された第1母基板と各カラーフィルター基板2が形成された第2母基板とが合着されて複数の液晶表示パネルを含む断面構造を示した例示図である。
【0011】
図5に示したように、各単位液晶表示パネルは、各薄膜トランジスタアレイ基板1の一方が各カラーフィルター基板2に比べて突出されるように形成される。これは、前記図4を用いて説明したように、各薄膜トランジスタアレイ基板1の各カラーフィルター基板2と重畳されない縁にゲートパッド部14及びデータパッド部15が形成されるからである。
【0012】
従って、第2母基板30上に形成された各カラーフィルター基板2は、第1母基板20上に形成された各薄膜トランジスタアレイ基板1が突出される面積に該当する第1ダミー領域(dummy region)31だけ離されて形成される。
【0013】
又、各単位液晶表示パネルは、第1、第2母基板20、30を最大限利用し得るように適切に配置され、一般に、各単位液晶表示パネルは、ダミー領域32だけ離されるように形成され、第1、第2母基板20、30の縁にも工程マージンのためのダミー領域21が形成される。
【0014】
又、前記各薄膜トランジスタアレイ基板1が形成された第1母基板20と各カラーフィルター基板2が形成された第2母基板30とが合着された後には、各液晶表示パネルを個々に切断するが、この時、第2母基板30の各カラーフィルター基板2が離された領域に形成されたダミー領域31と単位液晶表示パネルを離させるダミー領域32及び第1、第2母基板20、30の縁に形成されたダミー領域21と、が同時に除去される。
【0015】
一方、図6は、大型母基板上に複数の各液晶表示パネルが形成された例を示した例示図であって、これに示したように、母基板100及び液晶表示パネル110のサイズ(size)を考慮して六つの液晶表示パネル110が所定間隔に離されて形成されている。
【0016】
然し、図7に示したように、母基板100のサイズが固定された状態で、一層大きいサイズの液晶表示パネル120を製作する場合には、母基板100上に三つの各液晶表示パネル120のみを形成することができ、該液晶表示パネル120が形成されない領域の母基板100は、廃棄されなければならない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、このような従来の液晶表示パネルにおいては、前記母基板100の利用効率が低下して生産性が低下し及び製品の原価が上昇する要因となるという不都合な点があった。
【0018】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、大型母基板上に相互に相違するサイズを有するように液晶表示パネルを製作し、それら液晶表示パネルを個々の単位液晶表示パネルに切断することができる液晶表示パネルの切断方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明に係る液晶表示パネルの切断方法の第1実施形態においては、第1、第2母基板上に少なくとも二つの相違するサイズを有する複数の液晶表示パネルを形成する段階と、前記第1母基板の表面に複数の第1切断予定線を形成する段階と、前記第1、第2母基板を90゜回転させる段階と、前記第1母基板の表面に複数の第2切断予定線を形成する段階と、を行うことを特徴とする。
【0020】
又、本発明に係る液晶表示パネルの切断方法の他の実施形態においては、第1、第2領域を有する第1、第2母基板上に複数の液晶表示パネルを形成する段階と、前記第1、第2母基板の表面に複数の第1切断予定線を形成する段階と、それら第1切断予定線に沿って前記第1、第2母基板を切削して第1領域と第2領域とを分離させる段階と、該分離された第1領域を90゜回転させる段階と、前記第1領域上に複数の第2切断予定線を形成する段階と、それら第2切断予定線に沿って前記第1領域を切削して複数の単位液晶表示パネルを分離させる段階と、前記第2領域を90゜回転させる段階と、前記第2領域上に第3切断予定線を形成する段階と、該第3切断予定線に沿って前記第2領域を切削して複数の単位液晶表示パネルを分離させる段階と、を行うことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、相互に相違するサイズを有する各液晶表示パネルが製作された母基板を示した例示図であって、これに示したように、対向合着された第1、第2母基板210、220上に第1サイズを有する三つの液晶表示パネル201が所定間隔に離されるように製作された第1領域211と、第2サイズを有する四つの液晶表示パネル202が所定間隔に離されるように製作された第2領域212と、が規定されている。従って、図1の母基板は、従来の図7に比べて母基板の廃棄される領域に第2サイズを有する四つの液晶表示パネル202をさらに製作できるため、母基板の利用効率を極大化できるようになる。
【0022】
一方、図面に詳細に図示されていないが、前記各液晶表示パネル201、202は、前記図4の詳細な説明と同様に、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルター基板とが合着され、薄膜トランジスタアレイ基板上に形成されるゲートパッド部及びデータパッド部によって薄膜トランジスタアレイ基板の一方側がカラーフィルター基板に比べて突出されるように形成される。
【0023】
以下、図2A乃至図2Dの逐次的に逐次的に例示図を用いて本発明の第1実施形態によって前記図1の母基板上に製作された液晶表示パネルを切削して個々の単位液晶表示パネルを抽出する液晶表示パネルの切断方法について、詳細に説明する。
【0024】
先ず、図2Aに示したように、対向合着された第1、第2母基板210、220上に第1領域211と第2領域212とを区分し、それら第1領域211及び第2領域212に相互に相違するサイズを有する液晶表示パネル201、202を形成する。
【0025】
一般に、液晶表示装置の製作においては、前記第1、第2母基板210、220が第1、第2母基板210、220の長辺と平行した方向に進行されるようにすることで、第1、第2母基板210、220が進行される途中の安全性を確保し、装備が占める空間の利用効率を向上させている。然し、後述する第1切断予定線221A−221Dが第1、第2母基板210、220の短辺と平行した方向に形成される場合には、事前に前記第1、第2母基板210、220を90゜回転させることが好ましい。
【0026】
次いで、図2Bに示したように、前記第1母基板210の第1領域211と第2領域212とを分離させるための方向に第1切断予定線221A−221Dを前記第1母基板210の表面に逐次的に形成する。
【0027】
又、前記第1切断予定線221A−221Dは、前記第1母基板210の第1領域211及び第2領域212に形成された各液晶表示パネル201、202の短辺又は長辺から延長される直線状に形成され、前記第1母基板210上の各液晶表示パネル201、202が形成された領域と廃棄される領域とを区画する。
【0028】
本発明の第1実施形態においては、前記第1切断予定線221A、221Bが第1領域211に形成された液晶表示パネル201の短辺から延長される直線状に形成され、前記第1切断予定線221C、221Dが第2領域212に形成された液晶表示パネル202の長辺から延長される直線状に形成されている。
【0029】
次いで、図2Cに示したように、前記第1、第2母基板210、220を90゜回転させる。
【0030】
次いで、図2Dに示したように、前記第1母基板210の第1領域211及び第2領域212に形成された液晶表示パネル201、202とを個々の単位液晶表示パネルに分離させるための方向に第2切断予定線222A−222Lを前記第1母基板210の表面に逐次的に形成する。
【0031】
又、前記第2切断予定線222A−222Lは、前記第1母基板210の第1領域211及び第2領域212に形成された各液晶表示パネル201、202の短辺又は長辺から延長される直線状に形成され、第1母基板210上の各液晶表示パネル201、202が形成された領域と廃棄される領域とを区画する。
【0032】
本発明の第1実施形態においては、前記第2切断予定線222A−222Fが第1領域211に形成された液晶表示パネル201の長辺から延長される直線状に形成され、前記第1切断予定線221G−221Lが第2領域212に形成された液晶表示パネル202の短辺から延長される直線状に形成されている。
【0033】
又、前記第2切断予定線222A、222Fは、第1領域211に形成された各液晶表示パネル201の長辺及び第2領域212に形成された各液晶表示パネル202の短辺から延長される直線状に形成され、第1母基板210の廃棄される領域を区画している。
【0034】
然し、前記第2切断予定線222B−222Eは、第2領域212には形成されないように第1領域211のみに形成し、第2領域212に形成された液晶表示パネル202が第2切断予定線222B−222Eにより損傷されないようにし、前記第2切断予定線222G−222Lは、第1領域211には形成されないように第2領域212のみに形成して第1領域211に形成された各液晶表示パネル201が第2切断予定線222G−222Lにより損傷されないようにすることが好ましい。
【0035】
従って、前記第2切断予定線222B−222E、222G−222Lは、前記第1母基板210表面の一定の地点まで形成されなければならないが、一般的な状況においては、クラック(crack)が進行性向を有するため、これを適切に制御することができなくなる。
【0036】
本発明の第1実施形態においては、前記第1母基板210の表面に前記第2切断予定線222B−222E、222G−222Lと垂直に交差する方向に前記第1切断予定線221B、221Cが形成されているため、第1切断予定線221B、221Cによりクラックの伝播を遮断し得ることで、第2切断予定線222B−222E、222G−222Lを形成する前に必ず第1切断予定線221A−221Dを形成しなければならない。
【0037】
上記のように、第1母基板210に対して液晶表示パネル201、202が形成された領域と廃棄される領域との区画が完了すると、第1、第2母基板210、220を反転させた後、第2母基板220の表面に第1母基板210と同様な段階を遂行して液晶表示パネル201、202が形成された領域と廃棄される領域とを区画する。
【0038】
最後に、各切断予定線が形成された第1、第2母基板210、220の表面から垂直一方向にクラックを伝播させることで、第1、第2母基板210、220上に形成された液晶表示パネル201、202を個々の単位液晶表示パネルに抽出する。
【0039】
一方、図3A乃至図3Dは、本発明の他の実施形態によって前記図1の母基板上に製作された液晶表示パネルを切削して個々の単位液晶表示パネルを抽出する段階を逐次的に示した例示図であって、これを用いて本発明に係る液晶表示パネルの切断方法の他の実施形態について、詳細に説明する。
【0040】
先ず、図3Aに示したように、対向合着された第1、第2母基板310、320上に第1領域311と第2領域312とを区分し、それら第1領域311及び第2領域312に相互に相違するサイズを有する液晶表示パネル301、302を形成する。
【0041】
一般に、液晶表示装置の製作においては、前記第1、第2母基板310、320が第1、第2母基板310、320の長辺と平行した方向に進行されるようにすることで、第1、第2母基板310、320が進行される途中の安全性を確保し、装備が占める空間の利用効率を向上させている。然し、後述する第1切断予定線321が第1、第2母基板310、320の短辺と平行した方向に形成される場合には、事前に前記第1、第2母基板310、320を90゜回転させることが好ましい。
【0042】
次いで、図3Bに示したように、前記第1、第2母基板310、320の表面に逐次的に第1切断予定線321を形成しながら、その第1切断予定線321に沿って前記第1、第2母基板310、320を切削して第1領域311と第2領域312とを分離させる。
【0043】
又、前記第1切断予定線321は、前記第1、第2母基板310、320の第1領域311及び第2領域312に形成された各液晶表示パネル301、302の短辺又は長辺から延長される直線状に形成され、第1、第2母基板310、320上の各液晶表示パネル301、302が形成された第1、第2領域311、312と廃棄される領域とを分離させる。
【0044】
本発明の他の実施形態においては、前記第1領域311は、各液晶表示パネル301の短辺から延長される直線に沿って分離され、前記第2領域312は、各液晶表示パネル302の長辺から延長される直線に沿って分離されている。
【0045】
次いで、図3Cに示したように、前記分離された第1領域311を90゜回転させ、該第1領域311上に逐次的に第2切断予定線322を形成しながら、該第2切断予定線322に沿って前記第1領域311を切削して第1サイズを有する単位液晶表示パネル301を抽出する。
【0046】
又、前記第2切断予定線322は、前記第1、第2母基板310、320の第1領域311に形成された各液晶表示パネル301の短辺又は長辺に沿って逐次的に形成されながら、第1、第2母基板310、320上の各液晶表示パネル301と廃棄される領域とを分離させる。本発明の他の実施形態においては、前記第1領域311は、各液晶表示パネル301の長辺に沿って分離されている。
【0047】
次いで、図3Dに示したように、前記分離された第2領域312を90゜回転させ、該第2領域312上に逐次的に第3切断予定線323を形成しながら、該第3切断予定線323に沿って前記第2領域312を切削して第2サイズを有する単位液晶表示パネル302を抽出する。
【0048】
又、前記第3切断予定線323は、前記第1、第2母基板310、320の第2領域312に形成された各液晶表示パネル302の短辺又は長辺に沿って逐次的に形成されながら、第1、第2母基板310、320上の各液晶表示パネル302と廃棄される領域とを分離させる。本発明の他の実施形態においては、前記第2領域312は、各液晶表示パネル302の短辺に沿って分離されている。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る液晶表示パネルの切断方法においては、大型母基板上に相互に相違するサイズを有するように各液晶表示パネルを製作し、それら液晶表示パネルを個々の単位液晶表示パネルに切断できるため、母基板の廃棄される領域を最小化することで、利用効率を極大化することができ、生産性を向上させて、製品の原価を節減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】相互に相違するサイズを有する各液晶表示パネルが製作された母基板を示した例示図である。
【図2A】B乃至Dと共に、本発明の第1実施形態によって図1の母基板上に製作された液晶表示パネルを切削して個々の単位液晶表示パネルを抽出する各段階を逐次的に示した例示図である。
【図2B】A、C及びDと共に、本発明の第1実施形態によって図1の母基板上に製作された液晶表示パネルを切削して個々の単位液晶表示パネルを抽出する各段階を逐次的に示した例示図である。
【図2C】A、B及びDと共に、本発明の第1実施形態によって図1の母基板上に製作された液晶表示パネルを切削して個々の単位液晶表示パネルを抽出する各段階を逐次的に示した例示図である。
【図2D】A乃至Cと共に、本発明の第1実施形態によって図1の母基板上に製作された液晶表示パネルを切削して個々の単位液晶表示パネルを抽出する各段階を逐次的に示した例示図である。
【図3A】B乃至Dと共に、本発明の他の実施形態によって図1の母基板上に製作された液晶表示パネルを切削して個々の単位液晶表示パネルを抽出する各段階を逐次的に示した例示図である。
【図3B】A、C及びDと共に、本発明の他の実施形態によって図1の母基板上に製作された液晶表示パネルを切削して個々の単位液晶表示パネルを抽出する各段階を逐次的に示した例示図である。
【図3C】A、B及びDと共に、本発明の他の実施形態によって図1の母基板上に製作された液晶表示パネルを切削して個々の単位液晶表示パネルを抽出する各段階を逐次的に示した例示図である。
【図3D】A乃至Cと共に、本発明の他の実施形態によって図1の母基板上に製作された液晶表示パネルを切削して個々の単位液晶表示パネルを抽出する各段階を逐次的に示した例示図である。
【図4】液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルター基板とが対向して合着された単位液晶表示パネルの概略的な平面構造を示した例示図である。
【図5】図4において、各薄膜トランジスタアレイ基板が形成された第1母基板と各カラーフィルター基板が形成された第2母基板とが合着されて複数の液晶表示パネルを含む断面構造を示した例示図である。
【図6】大型母基板上に複数の各液晶表示パネルが形成された例を示した例示図である。
【図7】図6の母基板上に一層大きいサイズの各液晶表示パネルが製作された例を示した例示図である。
【符号の説明】
210、220:第1、第2母基板
211、212:第1、第2領域
201、202:液晶表示パネル
221A−221D:第1切断予定線
222A−222L:第2切断予定線
Claims (7)
- 第1、第2母基板上に、少なくとも二つの相違するサイズを有し、かつ第1、第2領域を含む少なくとも二つの領域中のそれぞれに配置される、複数の単位液晶表示パネルを形成する段階と、
前記第1母基板の表面にガラスに比べて硬度の高いホイールにより複数の第1切断予定線を形成し、該第1切断予定線に沿ってクラックが伝播し得るようにする段階と、
前記第1、第2母基板を90゜回転させる段階と、
前記第1母基板の表面にガラスに比べて硬度の高いホイールにより複数の第2切断予定線を形成し、該第2切断予定線に沿ってクラックが伝播し得るようにする段階と、
前記第1、第2切断予定線が形成された第1母基板の表面から垂直一方向にクラックを伝播させることで、前記第1母基板上に形成された液晶表示パネルを個々の単位液晶パネルに抽出する段階と、を行うことからなり、
前記複数の第1切断予定線を形成する段階が、前記複数の第2切断予定線を形成する段階より先におこなわれて、前記複数の第2切断予定線を形成する段階により形成されるクラックの伝播を遮断すること、および
前記複数の第2切断予定線のいくつかは前記第1領域に形成されるだけで、前記複数の第2切断予定線により、前記第2領域中の前記単位液晶表示パネルが破損しないようにすること、および、前記複数の第2切断予定線のいくつかは前記第2領域に形成されるだけで、前記複数の第2切断予定線により、前記第1領域中の前記単位液晶表示パネルが破損しないようにすることを特徴とする液晶表示パネルの切断方法。 - 前記第1母基板の表面に第2切断予定線を形成した後、第1、第2母基板を反転させる段階と、
前記第2母基板の表面にガラスに比べて硬度の高いホイールにより複数の第1、2切断予定線を形成し、該第1、第2切断予定線に沿ってクラックが伝播し得るようにする段階と、をさらに包含することを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネルの切断方法。 - 前記複数の第1切断予定線が前記第1、第2母基板の短辺と平行した場合に、前記第1切断予定線を形成する前に第1、第2母基板を90゜回転させる段階をさらに包含することを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネルの切断方法。
- 前記各第1切断予定線は、前記第1、第2母基板の各単位液晶表示パネルが備えられた第1、第2領域と廃棄される領域とを分離させることを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネルの切断方法。
- 前記各第1切断予定線は、直線に形成されたことを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネルの切断方法。
- 前記各第2切断予定線は、各単位液晶表示パネルを分離させることを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネルの切断方法。
- 前記各第2切断予定線は、直線に形成されたことを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネルの切断方法。
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