JP4139394B2 - 後部搭載ラジエータを備える自動二輪車及びラジエータに冷却空気を供給するための空気管理システム - Google Patents

後部搭載ラジエータを備える自動二輪車及びラジエータに冷却空気を供給するための空気管理システム Download PDF

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Description

本発明は、自動二輪車において空気を管理するのためのシステムに関し、特に、自動二輪車の後部に向けて搭載ラジエータに空気を供給するためのシステムに関する。
従来、自動二輪車は、ラジエータがエンジンの前かつフロントフォークの後に搭載されている。ラジエータは、自動二輪車の運転中にラジエータが冷却空気を受け入れるのを可能にするためにこの前方位置に搭載されている。しかし、この前方位置は短所がないわけではない。冷却空気の少なくとも一部は、前輪、フロントフォーク、フロントフェンダーおよびフェアリングといった自動二輪車のフロント部分によって妨げられる。従って、ラジエータの大きさは満足な冷却性能を得るために大きくしなければならない。転じてこれは、自動二輪車のフロントプロフィールを増大させ、それは美観的に望ましくなく、自動二輪車の空気力学に悪影響を与える。
これらの短所に取り組むために、自動二輪車の後部の方へ搭載されるラジエータを備える自動二輪車を提供することが提起されてきた。そのような自動二輪車の実例が、特許文献1、特許文献2、ヒルマン(Hillman)の特許文献3およびボスウェル(Bothwell)の特許文献4に示されている。特許文献2に開示された自動二輪車では、ラジエータは、フレームの左右シートレールのための支持チューブ間に搭載される。空気は、自動二輪車のエンジンと燃料タンクとの間で縦方向に延びる単一つのエアガイドダクトによってラジエータに案内される。
後部搭載ラジエータは自動二輪車の美観および空気力学を改善するが、自動二輪車の前面から離れたラジエータの設置は、他の懸念を呈する。ラジエータが自動二輪車に当たる気流から離れて配置されるので、空気供給システムがラジエータに十分な量の冷却空気を供給するために設けられなければならない。
日本国特許公報JP6171568[特開平06−171568] 日本国特許公報5201375[特開平5−201375] 米国特許第4445587号明細書 米国特許第4010812号明細書
従って、ラジエータをより有利な後方位置に設置する冷却システムに対する、そして空気をラジエータに配給する空気管理システムに対する必要性が当業には存在する。
本発明によれば、後部搭載ラジエータおよびラジエータに冷却空気を案内するための空気管理システムを有する自動二輪車が提供される。自動二輪車は、前輪および後輪に支持されそれらに連結されたフレームを備える。エンジンは、フレームに取り付けられ、前輪と後輪との間に配設される。座席およびラジエータもまた、フレームに取り付けられる。ラジエータは、エンジンと後輪との間に配置される。自動二輪車は、冷却空気をラジエータに案内するための、1対のトップエアダクト、底部エアダクト、ミドルエアダクトおよび/または1対のリヤエアダクトを有し得る。トップエアダクトは、エンジンの上を延伸し、ステアリングヘッドの両側に配設された入口を有する。底部エアダクトは、エンジンの下を延伸し、エンジンの少なくとも大部分の前方に配置された入口を有する。ミドルエアダクトは、エンジンの上を延伸し、ステアリングヘッドの下方に配置されダウンパイプ間の空間と横方向に整列された入口を有する。リヤエアダクトは、エンジンの下方かつ座席の後方に配置された入口を有する。トップエアダクト、底部エアダクト、ミドルエアダクトおよびリヤエアダクトの出口は全部、出て行く空気がラジエータと連通できるようにするために配置されている。トップエアダクトおよびミドルエアダクトは一緒に固定されてダクト構造を形成し、それはシートレールに固定されてトップフレーム構造を形成する。
本発明の特徴、態様および利益は、以下の説明、添付請求の範囲および添付図面に関してより良好に理解されるはずである。
以下の詳細な説明において、それらが本発明の異なる実施形態で示されているかどうかにかかわらず、同一の構成要素は同じ参照数字を有することに留意するべきである。また、本発明を明確かつ簡潔に開示するために、図面は必ずしも縮尺通りではないかもしれず、そして本発明の特定の特徴はいくらか概略的な形式で示され得ることも留意するべきである。
本発明は、後部搭載ラジエータを含む冷却システムおよびラジエータに冷却空気を案内するための複数のエアダクトを含む空気管理システムを有する自動二輪車に向けられている。本発明をより良好に図示するために、自動二輪車の一部だけが図2、3および4に示されており、自動二輪車の構成要素は図示された部分から取り除かれている。例えば、図4において、自動二輪車のエンジンは本発明の特徴をより良好に図示するために取り除かれている。
ここで図1に言及すれば、本発明の冷却システムおよび空気管理システムを組み込んでいる自動二輪車10が図示されている。自動二輪車10は、フロントフレーム12およびリヤスイングアームまたはフレーム14を含むフレームを有する。自動二輪車10はリヤスイングフレーム14を有して示されているが、本発明がリヤスイングフレームを有する自動二輪車における使用に限定されないことを理解しければならない。
ここで図2、3および4にも言及すれば、フロントフレーム12はステアリングヘッド16を含み、そこから1対の離間したダウンチューブまたはパイプ18が下後方に延出している。ダウンパイプ18の下部はベンド20において、後方に延伸し概ね水平に配設されている1対の底部チューブまたはパイプ22と結合されている。底部パイプ22の後部部分は1対のリヤステー24に固定されており、後者の各々は、後方への弧を有する垂直ポスト部24bに結合された水平基部24aを備える。1対のフェンダーサポート26の下部屈曲部がポスト部24bに固定されている。下部屈曲部から、フェンダーサポート26は上後方に湾曲し、リヤステー24のポスト部24bの後方への弧の継続部を形成する。トップフレーム構造30が、ステアリングヘッド16とリヤステー24との間に延在する。以下でより完全に説明するように、トップフレーム構造30は、1対のシートレール32およびダクト構造33から構成され得る。シートレール32は、リヤステー24に固定されており、それらと1対のコーナー領域34を形成する。
ここで特に図4に言及すれば、リヤスイングフレーム14は、概ね三角形状を有しており、1対の概ね三角形の側部構造37を備えており、後者の各々は、概ねC形の前方マウント44に連結された1対の上アームおよび下アーム38、40を含む。各側部構造37において、上アームおよび下アーム38、40の後端は車輪マウント42において一体に結合されており、上アームおよび下アーム38、40の前部は前方マウント44に結合されている。各側部構造37の上アームおよび下アーム38、40は、後輪マウント42から前方マウント44まで互いに鋭角で前方に延伸している。下アーム40は離間されて弓形の横方向下クロスメンバ(図示せず)によって一体に結合され、上アーム38は離間されて弓形の横方向上クロスメンバ46によって一体に結合されている。弓形シールドプレートまたはインナーフェンダー47がリヤスイングフレーム14に好適に固定される。インナーフェンダー47は、上クロスメンバ46と下クロスメンバとの間および側部構造37間に拡張する。インナーフェンダー47は、上クロスメンバ46および下クロスメンバだけでなく、上アーム38および下アーム40にも固定され得る。インナーフェンダー47は、剛性または半剛性構成を有するとしてよく、プラスチックまたは、アルミニウムまたは鋼といった金属から構成され得る。
リヤスイングフレーム14は、フロントフレーム12の前方マウント44とリヤステー24との間に延伸するピボット軸48によってフロントフレーム12に枢支されている。フレームの各側で、ピボットピン50が、前方マウント44およびリヤステー24の整列した開口を通って突出し、ピボット軸48に受け入れられている。前方マウント44は、フロントフレーム12の底部パイプ22間に配設されている1対のショックアブソーバ54の後端に連結されたトラック部材(図示せず)にリンク52によって連結されている。ショックアブソーバの前端は、底部パイプ22間に固定されたクロスメンバ56に連結されている。
特に図1に言及すれば、フロントフォークアセンブリ58がステアリングヘッド16に回動可能に連結されている。フロントフォークアセンブリ58は、ステアリングヘッド16から下前方へ延出する1対の細長いフォークレッグ60を備える。前輪62がフォークレッグ60の下端間に回動可能に連結される。ヘッドライト64が、フロントフォークアセンブリ58に固定されており、フォークレッグ60の上端間に配設されている。ハンドルバー65がフロントフォークアセンブリ58に同品を動かすために連結されている。
多気筒水冷式エンジン66が、フロントフレーム12に固定され支持されている。エンジン66は、底部パイプ22とトップフレーム構造30との間に垂直に配設され、ダウンパイプ18とリヤステー24との間に縦方向に配設されている。エンジン66の後部部分は、リヤステー24およびインナーフェンダー47から前方に離間されている。このようにして、(図4に示す)後部冷却空間68がエンジン66の後部部分とインナーフェンダー47との間に形成される。エンジン66に燃料を供給するための燃料タンク70が設けられている。燃料タンク70は、エンジン66の上方に、トップフレーム構造30の上に配設され、それに固定されている。座席72が、フロントフレーム12のシートレール32に取り付けられ、燃料タンク70の後方に配設されている。座席72は、フェンダーサポート26に固定されているリヤフェンダー74の上に拡張し得る。後輪76が、リヤスイングフレーム14の後輪マウント42間に回動可能に連結されている。後輪76は、当業において周知の適格な駆動システムを介してエンジン66によって駆動される。例えば、エンジン66は後輪76を、駆動チェーン、回転駆動軸または無端歯付駆動ベルトを介して駆動し得る。
ここで特に図4に言及すれば、(参照数字80によって指示された)ラジエータは、エンジン66とインナーフェンダー47との間の冷却空間68に配設されている。ラジエータ80は、矩形形状を有し、図示のように、リヤスイングフレーム14に好適に固定されている。しかしラジエータ80は、代わりにフロントフレーム12に固定されてもよい。例えば、ラジエータ80はシートレール32および底部パイプ22に連結され得る。ラジエータ80がリヤスイングフレーム14かまたはフロントフレーム12に固定されるかにかかわらず、ラジエータ80は、エンジン66とインナーフェンダー47との間の冷却空間68に配設され、座席72の下方にあるように配置される。加えて、ラジエータ80の最上部分は好ましくは、後輪76の最上部分よりも低い高さに配設される。
ラジエータ80は、脱着可能上部取付ブラケット81および底部取付ブラケット(図示せず)によってリヤスイングフレーム14に好適に取り付けられている。上部取付ブラケット81は、ラジエータ80の頂部部分をリヤスイングフレーム14の上クロスメンバ46に固定し、底部取付ブラケットはラジエータ80の底部部分をリヤスイングフレーム14の下クロスメンバに固定する。この取付により、ラジエータ80は、リヤスイングフレーム14の前方マウント44間で横方向に配設され、エンジン66と後輪76との間で縦方向に配設される。より詳細には、ラジエータ80は、ピボット軸48とインナーフェンダー47との間に縦方向に配設される。ラジエータ80は1対の送水管(図示せず)によってエンジン66と接続されており、それらを通じてそれぞれ、ラジエータ80からの冷却水がエンジン66に供給され、加熱された水がエンジン66からラジエータ80に戻される。図示されていないが、ファンがラジエータ80の背後に好適に取り付けられており、ラジエータ80から空気を引き出し、空気を後輪76に向けて後方に誘導するために動作可能である。
代替的な搭載設計が、上で検討したように、ラジエータ80をリヤスイングフレーム14に取り付けるか、またはラジエータ80をフロントフレーム12に取り付けるために使用され得ることを理解しなければならない。そのような代替的な搭載設計が利用される場合、ラジエータ80はピボット軸48(および旋回軸)に対して異なる位置を取り得る。例えば、ラジエータ80は、ピボット軸48(および旋回軸)の前方に、すなわちエンジン66とピボット軸48(および旋回軸)との間に位置するように取り付けられ得る。ラジエータ80はまた、ピボット軸48(および旋回軸)がラジエータ80を貫いて延伸するように特殊に構成配置され得る。
ラジエータ80が上述のように配置された状態で、ラジエータ80およびその背後に取り付けられたいずれのファンも、ラジエータ80と後輪76との間に配設されているインナーフェンダー47によって後輪76から防護される。インナーフェンダー47は、後輪76によって撒き上げられたごみ屑を遮って、そうしたごみ屑がラジエータ80および/またはいずれかのファンにぶつかり、それによってそれらを損傷させるのを防ぐ。加えて、インナーフェンダー47は、後輪76によって発生する乱気流を阻止して、そうした乱気流がラジエータ80およびいずれかのファンの後部から出る暖気の流れを妨害するのを防ぐ。ラジエータ80およびいずれかのファンを後輪76から防護することに加えて、インナーフェンダー47はまた、ラジエータ80およびいずれかのファンを出る暖気から後輪76を防護する、すなわち、インナーフェンダー47はラジエータ80およびいずれかのファンを出る暖気を阻止して、暖気が後輪76のタイヤを加熱するのを防ぐ。より詳細には、インナーフェンダー47は、リヤフェンダー74の内面と協働して、暖気をインナーフェンダー47およびリヤフェンダー74の間で上後方に誘導する空気出口経路を画成する。暖気が出口経路内を上後方に案内されることにより、後輪76および座席72(従って運転者も)の両方とも実質的に断熱され、従って暖気から保護される。
インナーフェンダー47は、上述と同様、リヤスイングフレーム14の代わりにフロントフレーム12に取り付けられ得ることを理解しなければならない。インナーフェンダー47のそのような代替的取付は、上で検討したように、ラジエータ80の代替的な搭載設計と関連して利用され得る。好ましくは、インナーフェンダー47および/またはラジエータ80のあらゆるそうした代替的取付は、上述したインナーフェンダー47およびラジエータ80の取付の利益、すなわちラジエータ80および後輪76に保護を付与しラジエータ80からの暖気を上後方へ誘導するという利益を保持するように遂行される。
上述の構成により、自動二輪車10は、それに関して自動二輪車10が概ね横方向に対称となる縦方向平面を有する。縦方向平面は、ステアリングヘッド16ならびに前輪および後輪62、76を通って拡張する。
ラジエータ80は、本発明に従って実施される空気管理システムによって冷却空気を供給される。空気管理システムは、自動二輪車10の前面からエンジン66とインナーフェンダー47との間の後部冷却空間68に冷却空気を導く複数のエアダクトを備える。より詳細には、空気管理システムは、トップダクト82、底部ダクト84、ミドルダクト86および1対のリヤダクト88を含む。
ここで図1〜3に言及すれば、トップダクト82は、ステアリングヘッド16から冷却空間68まで、または冷却空間68の近傍まで、後方に延伸する通気道を画成する。トップダクト82は、自動二輪車10の縦方向平面の両側に配設されており、エンジン66の上方に配置されている。トップダクト82は各々、入口92および出口94を備えており、入口92および出口94を除き、好適に閉鎖されている。トップダクト82は、図示のように、水路形状としても、または管形状としてもよい。トップダクト82が水路形状である場合、それらは図示のように台形断面を有し得る。トップダクト82は、剛性または半剛性構成を有するとしてよく、金属またはプラスチックから構成され得る。トップダクト82がトップフレーム構造30の形成を助ける場合、トップダクト82は剛性構成を有し、鋼といった金属より構成され、(入口92に向けて)トップダクト82の内側壁面は、それぞれ、ステアリングヘッド16の両側に溶接および/または他の固定手段によって接合される。
トップダクト82の入口92は、ステアリングヘッド16および自動二輪車10の縦方向平面の両側に配設されている。入口92は、ステアリングヘッド16の中心軸に、またはそのわずかに後方に配設されるように縦方向に配置されている。しかし入口92は、もっと前方に配設され得る。例えば、入口92は、ヘッドライト64のレンズに、またはそのわずかに後方に配設されるように縦方向に配置され得る。入口92は、前方を向いており、好ましくはわずかな後方かつ外方の傾斜を有する。トップダクト82の出口94もまた、自動二輪車10の縦方向平面の両側に配設されている。トップダクト82の後部部分96は、出口94が後下方を向くように下方へ湾曲している。出口94は、冷却空間68に配設されるように、または冷却空間68およびラジエータ80と実質的に妨げられずに気流連通しているように、縦方向に配置される。このようにして、出口94は、トップダクト82を出る空気が実質的に妨げられずにラジエータ80に移動できるように配置されている。
ミドルダクト86は、ステアリングヘッド16から冷却空間68まで、または冷却空間68の近傍まで、弓形に後方に延伸する通気道を画成する。ミドルダクト86は、自動二輪車10の縦方向平面によって縦方向に分割される、すなわち自動二輪車10の縦方向平面はミドルダクト86を通って拡張する。ミドルダクト86は、エンジン66の上に配設されており、トップダクト82間に固定され得る。ミドルダクト86は、入口98および出口100を備えており、入口98および出口100を除き、好適に閉鎖されている。ミドルダクト86は、図示のように、水路形状としても、または管形状としてもよい。ミドルダクト86が水路形状である場合、それは図示のように台形断面を有し得る。ミドルダクト86は、剛性または半剛性構成を有するとしてよく、金属またはプラスチックから構成され得る。ミドルダクト86がトップフレーム構造30の形成を助ける場合、ミドルダクト86は剛性構成を有し、鋼といった金属より構成される。
ミドルダクト86の入口98は、ステアリングヘッド16の下方に配設され、従ってトップダクト82の入口92の下方に配設される。ミドルダクト86の入口98は、前方を向いており、自動二輪車10の縦方向平面によって分割される。入口98は、ダウンパイプ18間の空間と横方向に整列されている。図1に示されたように、入口98はダウンパイプ18から後方に配設されるように縦方向に配置され得る。しかし入口98は、もっと前方に配設され得る。例えば、入口98は、図2に示すように、ダウンパイプ18間にトップダクト82の入口92とほぼ整列して配設され得る。ミドルダクト86の出口100は、自動二輪車10の縦方向平面によって分割される。ミドルダクト86の後部部分102は、出口100が後下方を向くように下方へ湾曲している。ミドルダクト86の出口100は、トップダクト82の出口94間に配設され、好ましくはトップダクト82の出口94と横方向かつ縦方向に整列されている。このようにして、出口100および出口94は、後下方に延伸する出口の横方向に拡張する列を形成する。トップダクト82の出口94と同様、ミドルダクト86の出口100は、ミドルダクト86を出る空気が実質的に妨げられずにラジエータ80に移動できるように配置されている。
底部ダクト84は、ベンド20から冷却空間68まで、または冷却空間68の近傍まで延伸する通気道を画成する。底部ダクト84は、自動二輪車10の縦方向平面によって縦方向に分割される、すなわち自動二輪車10の縦方向平面は底部ダクト84を通って拡張する。底部ダクト84は、エンジン66の下方で底部パイプ22間に配設されており、底部パイプ22に固定され得る。底部ダクト84は、入口106および出口108を備えており、入口106および出口108を除き、好適に閉鎖されている。底部ダクト84は好ましくはスコップ形状であり、平坦な頂壁110および弓形の底壁112を有する。底部ダクト84は、剛性または半剛性構成を有するとしてよく、プラスチックまたは、アルミニウムまたは鋼といった金属から構成され得る。
底部ダクト84の入口106は、エンジン66の下方に配設されており、エンジン66の少なくとも大部分の前方にあり、ベンド20に、またはそのわずかに後方または前方に配設されるように縦方向に配置されている。底部ダクト84の入口106は、前方を向いており、自動二輪車10の縦方向平面によって縦方向に分割される。底部ダクト84の出口108は上方を向いている。底部ダクト84の頂壁110の相当部分は、エンジン66および冷却空間68の下で取り去られ得る。これに関して、エンジン66の底部部分が底部ダクト84の頂部の一部を形成し得る。出口108は、冷却空間68に配設されるように、または冷却空間68およびラジエータ80と実質的に妨げられずに気流連通しているように、縦方向に配置される。このようにして、出口108は、底部ダクト84を出る空気が実質的に妨げられずにラジエータ80に移動できるように配置されている。
リヤダクト88は、横方向内方かつ後方に延伸する通気道を画成する。リヤダクト88は、自動二輪車10の縦方向平面の両側に座席72の下方でエンジン66の後外方に配設されている。より好ましくは、リヤダクト88は、リヤステー24とシートレール32との間のコーナー領域34に配設される。リヤダクト88は、それぞれリヤステー24に、またはラジエータ80を囲んでいるエアボックスに固定され得る。リヤダクト88の各々は好ましくはスコップ形状であり、平坦な内壁116および弓形の外壁118を有する。リヤダクト88は、剛性または半剛性構成を有するとしてよく、プラスチックまたは、アルミニウムまたは鋼といった金属から構成され得る。
リヤダクト88の入口120は、内壁および外壁116、118間に形成されており、前方を向いている。入口120は、ラジエータ80および自動二輪車10の縦方向平面の両側に配設されている。リヤダクト88の出口122は、内壁116に形成されており、内方を向いている。出口122は、冷却空間68に配設されるように、または冷却空間68およびラジエータ80と実質的に妨げられずに気流連通しているように配置される。このようにして、出口122は、リヤダクト88を出る空気が実質的に妨げられずにラジエータ80に移動できるように配置されている。
ここで図4に言及すれば、トップダクト82およびミドルダクト86は一体に固定されてダクト構造33を形成する。好ましくは、トップダクト82およびミドルダクト86は、ミドルダクト86の内側壁および外側壁が(少なくともその後部部分102において)それぞれトップダクト82の内側壁に(少なくともその後部部分96において)隣接するように一体に固定される。トップダクト82およびミドルダクト86は、溶接または他の固定手段によって一体に結合され得る。ダクト構造33は、溶接または他の固定手段によってシートレール32の前方部分に結合されている。ブレース130が、シートレール32間でシートレール32およびダクト構造33の接合部の近傍に配設され得て、それぞれシートレール32だけでなくダクト構造33にも固定され得る。総合して、(トップダクト82およびミドルダクト86よりなる)ダクト構造33、ブレース130およびシートレール32は、トップフレーム構造30を形成する。上述の通り、(入口92に向けて)トップダクト82の内側壁面はそれぞれ、ステアリングヘッド16の両側に溶接および/または他の固定手段によって結合されており、シートレール32の後部部分はリヤステー24に固定されている。このようにして、トップフレーム構造30は、ステアリングヘッド16に固定された前部およびリヤステー24に固定された後部を有する。
上述の構成により、トップフレーム構造30は独自のフレーム構造を形成しており、それは、フロントフレーム12の一体部分であることに加えて、自動二輪車10の前面から後部搭載ラジエータ80まで空気を導くためのコンジットとして機能する。
自動二輪車10が前進している時、空気はトップダクト82、ミドルダクト86、底部ダクト84およびリヤダクト88に入る。トップダクト82およびミドルダクト86内の気流は、エンジン66の上を後方に移動し、その後出口94、100を通じて出て、冷却空間68内に、そしてラジエータ80に当たって後下方へ移動する。リヤダクト88内の気流は、横方向内方に向けられ、出口122を経て冷却空間68内へ、そこからラジエータ80に当たって移動する。底部ダクト84内の空気は、エンジン66の下を後方に移動し、その後出口104を通じて出て、冷却空間68内に、そしてラジエータ80に当たって上後方に移動する。このようにして、空気管理システムは、上下、側部方向からラジエータ80に当たる気流を生成する。加熱された空気は、ラジエータ80を出て、インナーフェンダー47とリヤフェンダー74との間で暖気を上後方に案内する空気出口経路を通過する。上述の通り、ファンがラジエータ80の背後に好適に取り付けられており、自動二輪車10が静止および移動している時にラジエータ80内に空気を引き込むために動作可能である。
本発明をその特定の実施形態に関して図示説明したが、それらの実施形態は、限定ではなく例証のためのものであり、ここに記載された特定の実施形態の他の変更および修正は当業者には明らかなはずであり、すべて本発明の意図された精神および範囲の内にある。従って、本発明は、範囲および効力に関しても、また本発明によって当業における進歩が促進された程度に一致しない他のいずれの点でも、ここに記載された特定の実施形態に限定されるものではない。
本発明に従って実施された冷却システムおよび空気管理システムを有する自動二輪車の正面斜視図である。 図1に示された自動二輪車にほぼ類似の自動二輪車の一部の正面斜視図であり、図1に示された自動二輪車の空気管理システムにほぼ類似の空気管理システムの1対のトップダクトおよびミドルダクトを示している。 図1に示された自動二輪車の一部の背面斜視図であり、空気管理システムのトップダクトおよびミドルダクトを示している。 図1に示された自動二輪車の一部の側面斜視図であり、冷却システムのラジエータおよび空気管理システムのリヤダクトを示している。
符号の説明
10 自動二輪車
12 フロントフレーム
14 リヤスイングフレーム
16 ステアリングヘッド
18 ダウンパイプ
20 ベンド
22 パイプ
22 底部パイプ
24 リヤステー
24a 水平基部
24b 垂直ポスト部
26 フェンダーサポート
30 トップフレーム構造
32 シートレール
33 ダクト構造
37 側部構造
38 上アーム
40 下アーム
42 後輪マウント
44 前方マウント
46 横方向上クロスメンバ
47 インナーフェンダー
48 ピボット軸
50 ピボットピン
52 リンク
54 ショックアブソーバ
56 クロスメンバ
58 フロントフォークアセンブリ
60 フォークレッグ
62 前輪
64 ヘッドライト
65 ハンドルバー
66 エンジン
68 後部冷却空間
70 燃料タンク
72 座席
74 リヤフェンダー
76 後輪
80 ラジエータ
81 上部取付ブラケット
82 トップダクト
84 底部ダクト
86 ミドルダクト
88 リヤダクト
92 入口
94 出口
96 後部部分
98 入口
100 出口
102 後部部分
104 後出口
106 入口
108 出口
110 頂壁
112 底壁
116 内壁
118 外壁
120 入口
122 出口
130 ブレース

Claims (34)

  1. (a)前輪および後輪と、
    (b)前記前輪および前記後輪に支持され、これらに連結されたフレームと、
    (c)前記フレームに取り付けられ、前記前輪と前記後輪との間に配設されたエンジンと、
    (d)前記フレームに取り付けられた座席と、
    (e)前記フレームに取り付けられ、前記エンジンと前記後輪との間に配設されたラジエータと、
    (f)冷却空気を前記ラジエータに案内するための底部エアダクトと、から成り、
    前記底部エアダクトは、前記エンジンの下を延伸しており、前記エンジンの少なくとも大部分の前方に配置された入口と、出て行く空気が前記ラジエータと連通できるように配置された出口と、を有する、自動二輪車。
  2. 前記フレームは、
    ステアリングヘッドと、
    前記ステアリングヘッドに固定され、そこから下後方に延出する1対の離間したダウンパイプと、
    ベンドにおいて前記ダウンパイプの底部部分に結合され、そこから後方に延出する1対の底部パイプとを含む、請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記底部エアダクトは前記フレームの前記底部パイプ間に配設されている、請求項2記載の自動二輪車。
  4. 前記底部エアダクトの入口はベンドの少なくとも近傍に配設されている、請求項3記載の自動二輪車。
  5. 冷却空気を前記ラジエータに案内するための1対のトップエアダクトをさらに含み、前記トップエアダクトは、前記エンジンの上を延伸しており、前記ステアリングヘッドの両側に配設された入口を有している、請求項2記載の自動二輪車。
  6. 冷却空気を前記ラジエータに案内するためのミドルエアダクトをさらに含み、前記ミドルエアダクトは、前記エンジンの上を延伸しており、前記ステアリングヘッドの下方でダウンパイプ間の空間と横方向に整列して配置された入口を有している、請求項5記載の自動二輪車。
  7. (a)前輪および後輪と、
    (b)前記前輪および前記後輪に支持され、これらに連結されたフレームであって、ステアリングヘッドと、前記ステアリングヘッドに固定され、そこから下後方に延出し、間に空間を画成するため離間する1対のダウンパイプと、ベンドにおいて前記ダウンパイプの底部部分に結合され、そこから後方に延出する1対の底部パイプと、を備えるフレームと、
    (c)前記フレームに取り付けられ前記前輪と前記後輪との間に配設されたエンジンと、
    (d)前記フレームに取り付けられた座席と、
    (e)前記フレームに取り付けられ、前記エンジンと前記後輪との間に配置され、最上部分が前記後輪の最上部分よりも低い高さに配設されるよう配設されたラジエータと、
    (f)冷却空気を前記ラジエータに案内するためのミドルエアダクトであって、エンジンの上を延伸し、前記ステアリングヘッドの下方で前記ダウンパイプ間の空間と横方向に整列配置された入口、および、出て行く空気が前記ラジエータと連通できるように配置された出口を有している、ミドルエアダクトと、
    (g)前記ラジエータに冷却空気を案内するための少なくとも1つのリヤエアダクトと、
    から成り、
    前記少なくとも1つのリヤエアダクトは、前記エンジンの後方且つ前記座席の下方に配置されている入口と、出口と、を有しており、前記リヤダクトの前記出口は、前記リヤダクトを出る空気が前記ラジエータに伝わるように配置されている自動二輪車。
  8. 冷却空気を前記ラジエータに案内するための1対のトップエアダクトをさらに含み、前記トップエアダクトは、前記エンジンの上を延伸しており、前記ステアリングヘッドの両側に配設された入口、および、出て行く空気が前記ラジエータと連通するよう配置された出口を有しており、前記トップエアダクトの前記入口は前記ミドルエアダクトの前記入口の上方に配設されている、請求項7記載の自動二輪車。
  9. 前記ミドルエアダクトの前記出口は前記トップエアダクトの前記出口と横方向および縦方向に整列されている、請求項8記載の自動二輪車。
  10. 前記ミドルエアダクトの前記出口は前記トップエアダクトの前記出口間に配設されている、請求項9記載の自動二輪車。
  11. 前記ミドルダクトの前記入口は前記ダウンパイプ間に配設されている、請求項7記載の自動二輪車。
  12. (a)前輪および後輪と、
    (b)前記前輪および前記後輪に支持されそれらに連結されたフレームと、
    (c)前記フレームに取り付けられ前記前輪と前記後輪との間に配設されたエンジンと、
    (d)前記フレームに取り付けられた座席と、
    (e)前記フレームに取り付けられ前記エンジンと前記後輪との間に配置されたラジエータと、
    (f)冷却空気を前記ラジエータに案内するための少なくとも1つのリヤエアダクトと、から成り、前記少なくとも1つのリヤエアダクトは、前記エンジンの後方で座席の下に配置された入口、および、出て行く空気が前記ラジエータと連通できるように配置された出口を有している、自動二輪車。
  13. 前記フレームは、ステアリングヘッドと、前記ステアリングヘッドに固定され、そこから下後方に延出する1対の離間したダウンパイプと、ベンドにおいて前記ダウンパイプの底部部分に結合され、そこから後方に延出する1対の底部パイプと、から成る請求項1記載の自動二輪車。
  14. 前記フレームは、前記底部パイプの後部部分に固定され、そこから上方に延出する1対のリヤステーと、前記ステアリングヘッドと前記リヤステーとの間に固定されたトップフレーム部分と、をさらに含み、前記トップフレーム部分は1対のシートレールを備える、請求項1記載の自動二輪車。
  15. 前記少なくとも1つのリヤエアダクトは1対のリヤエアダクトから成り、その各々は、前記エンジンの後方で前記座席の下に配置された入口、および、出て行く空気が前記ラジエータと連通できるように配置された出口を有している、請求項1記載の自動二輪車。
  16. 前記リヤエアダクトの前記入口は、前記シートレールと前記リヤステーとの間に形成されたコーナー領域にそれぞれ配設されている、請求項1記載の自動二輪車。
  17. 前記少なくとも1つのリヤエアダクトは1対のリヤエアダクトから成り、その各々は、前記エンジンの後方で前記座席の下に配置された入口、および、出て行く空気が前記ラジエータと連通できるように配置された出口を有している、請求項1記載の自動二輪車。
  18. 冷却空気を前記ラジエータに案内するための底部エアダクトをさらに含み、前記底部エアダクトは、前記エンジンの下を延伸しており、前記エンジンの少なくとも大部分の前方に配置された入口、および、出て行く空気が前記ラジエータと連通できるように配置された出口を有している、請求項1記載の自動二輪車。
  19. 冷却空気を前記ラジエータに案内するためのミドルエアダクトをさらに含み、前記ミドルエアダクトは、前記エンジンの上を延伸しており、前記ステアリングヘッドの下方で前記ダウンパイプ間の空間と横方向に整列配置された入口を有している、請求項1記載の自動二輪車。
  20. 冷却空気を前記ラジエータに案内するための1対のトップエアダクトをさらに含み、前記トップエアダクトは、前記エンジンの上を延伸しており、前記ステアリングヘッドの両側に配設された入口、および、出て行く空気が前記ラジエータと連通できるように配置された出口を有しており、前記トップエアダクトの前記入口は前記ミドルエアダクトの前記入口の上方に配設されている、請求項19記載の自動二輪車。
  21. (a)前輪および後輪と、
    (b)前記前輪および前記後輪に支持されこれらに連結されたフレームであって、ステアリングヘッドと、前記ステアリングヘッドに固定され、そこから下後方に延出する1対の離間したダウンパイプと、ベンドにおいて前記ダウンパイプの底部部分に結合され、そこから後方に延出する1対の底部パイプと、を備えたフレームと、
    (c)前記フレームに取り付けられ前記前輪と前記後輪との間に配設されたエンジンと、
    (d)前記フレームに取り付けられた座席と、
    (e)前記フレームに取り付けられ、前記エンジンと前記後輪との間に配置されたラジエータと、
    (f)冷却空気を前記ラジエータに案内するための複数のエアダクトを含む空気管理システムと、から成り、前記エアダクトの第1のものが前記エンジンの上を延伸しており、前記エアダクトの第2のものが前記エンジンの下を延伸している、自動二輪車。
  22. 前記ダクトの第3のものが前記エンジンの後方に配設されている、請求項2記載の自動二輪車。
  23. 前記ダクトの第4のものが前記エンジンの後方に配設されている、請求項2記載の自動二輪車。
  24. 前記ダクトの第5のものおよび第6のものが前記エンジンの上を延伸している、請求項2記載の自動二輪車。
  25. 前記ダクトの前記第3および第4のものが前記エンジンから横方向外方に配設されている、請求項2記載の自動二輪車。
  26. 前記フレームは、前記底部パイプの後部部分に固定され、そこから上方に延出する1対のリヤステーと、前記ステアリングヘッドと前記リヤステーとの間に固定されたトップフレーム部分と、をさらに含む、請求項2記載の自動二輪車。
  27. 前記フレームは、前記リヤステーに枢支され、それに前記後輪が取り付けられるリヤスイングフレームをさらに含む、請求項2記載の自動二輪車。
  28. 前記ラジエータは前記リヤスイングフレームに固定されている、請求項2記載の自動二輪車。
  29. (a)前輪および後輪と、
    (b)前記前輪と前記後輪との間に配設されたエンジンと、
    (c)前記エンジンと前記後輪との間に配置されたラジエータと、
    (d)前記エンジンおよび前記ラジエータを前記前輪および前記後輪で支持するフレームであって、ステアリングヘッドと、1対のリヤステーと、前記ステアリングヘッドと前記リヤステーとの間で延びているとともに前記ステアリングヘッドと前記リヤステーとを互いに連結させているトップフレーム構造と、で構成され、前記トップフレーム構造は、1対のシートレールと、ダクト構造と、から成り、前記1対のシートレールは、前記リヤステーを前記ダクト構造に連結させており、前記ダクト構造は、前記ステアリングヘッドに取り付けられており、前記ダクト構造は、冷却空気を前記ラジエータに案内するための少なくとも1つのエアダクトを備え、前記少なくとも1つのエアダクトが前記エンジンの上を延伸し、前記ステアリングヘッドの回りに配置された入口、および、出て行く空気が前記ラジエータと連通できるように配置された出口を有している、フレームと、
    (e)前記トップフレーム構造の上に配設され、これに支持された燃料タンクと、
    (f)前記シートレールの上に配設され、これに支持された座席と、
    から成る自動二輪車。
  30. 前記少なくとも1つのエアダクトは、冷却空気を前記ラジエータに案内するための1対のトップエアダクトから成り、前記トップエアダクトは、前記エンジンの上を延伸しており、前記ステアリングヘッドの両側に配設された入口、および、出て行く空気が前記ラジエータと連通できるように配置された出口を有している、請求項29記載の自動二輪車。
  31. 前記トップエアダクトは前記ステアリングヘッドの両側に取り付けられている、請求項3記載の自動二輪車。
  32. 前記フレームは、前記ステアリングヘッドに固定され、そこから下後方に延出する1対の離間したダウンパイプをさらに備え、前記自動二輪車は、冷却空気を前記ラジエータに案内するためのミドルエアダクトをさらに含み、前記ミドルエアダクトは、前記エンジンの上を延伸しており、前記ステアリングヘッドの下方で前記ダウンパイプ間の空間と横方向に整列配置された入口、および、出て行く空気が前記ラジエータと連通できるように配置された出口を有しており、前記トップエアダクトの前記入口は前記ミドルエアダクトの前記入口の上方に配設されている、請求項3記載の自動二輪車。
  33. 前記ミドルエアダクトの前記出口は前記トップエアダクトの前記出口と横方向および縦方向に整列されている、請求項3記載の自動二輪車。
  34. 前記ミドルエアダクトの前記出口は前記トップエアダクトの前記出口間に配設されている、請求項3記載の自動二輪車。
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