JP4131154B2 - 通信端末装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、IP網および公衆電話網に接続される通信端末装置及びその制御方法に係わり、詳しくは、発呼時に入力された発呼先指定情報に応じてIP網または公衆電話網のいずれかに発呼するかを自動的に判別する機能を有する通信端末装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ファクシミリ装置において、IP網及び公衆電話網の両方に接続されるものがある。この種の従来のファクシミリ装置では、文書を送信しようとして発呼する際、公衆網から発呼する「FAX」か、IP網から発呼する「iFAX」かをユーザが選択している。
【0003】
このように、ユーザが網を選択して発呼する方式の場合、IP網にて発呼可能な相手か否か、あるいは公衆網に発呼した方が通信費が安い相手か等を全ユーザが把握することが必須である。
【0004】
しかしながら、現実的には、IP網にて発呼可能な相手かどうかや、公衆網に発呼した方が通信費が安いかどうかといったことを全ユーザが把握することは非常に困難なことである。
【0005】
このため、例えば、IP網から発呼可能であるのに、公衆網から発呼して無駄な通信コストがかかることが起こり得る。
【0006】
また、IP網から発呼不可能であるのに、IP網から発呼しようとして通信エラーが発生してしまうことになる。この場合、予め定めたリダイヤル間隔毎に、予め定めたリダイヤル回数だけ、同じ網から再発呼を繰り返すことなるが、相手先がビジーである場合等と違って、本来、発呼できない網への発呼であるため、いつまでも通信が行なえないことになった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、IP網及び公衆電話網に接続される従来のファクシミリ装置では、ユーザがIP網または公衆電話網のいずれか一方を選択して発呼するが、ユーザがIP網から発呼できる相手なのかどうかや、公衆網から発呼した方が通信コストが安い相手なのかどうかを全てのユーザが把握することは困難であった。
【0008】
このため、例えば、IP網から発呼可能であるのに、公衆網から発呼してしまったり、あるいはIP網から発呼不可能であるのに、IP網から発呼してしまう等、発呼時に不適切な網が選択されることを避けられず、前者の場合には無駄な通信コストがかかってしまい、後者の場合には通信エラーが発生し、通信できない事態に陥るという問題点があった。
【0009】
本発明は上記問題点を解消し、ユーザがIP網または公衆電話網の選択を意識することなく適切な網から発呼でき、通信コストの増大並びに通信エラーを回避できる通信端末装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、IP網および公衆電話網に接続される通信端末装置において、発呼先を指定する発呼先指定情報を入力する発呼先指定情報入力手段と、前記発呼先指定情報入力手段で入力した発呼先指定情報を取り込み、該発呼先指定情報に含まれる市内、または市外、若しくは海外通話に対応する局番番号を解析する発呼先指定情報解析手段と、前記IP網に接続するための第1の回線接続手段と、前記公衆電話網に接続するための第2の回線接続手段と、前記市内、または市外、若しくは海外通話を指示する指示情報に対応して前記IP網に対して発呼するか前記公衆電話網に対して発呼するかを設定した選択網設定情報を予め記憶する記憶手段と、前記発呼先指定情報入力手段により入力された前記発呼先指定情報に基づく発呼に際して、前記発呼先指定情報解析手段により解析された市内、または市外、若しくは海外通話に対応する局番番号を条件に、該市内、または市外、若しくは海外通話を指示する指示情報に対応して前記記憶手段に記憶される前記選択網設定情報を参照して該発呼を前記IP網に対して行うか前記公衆電話網に対して行うかを自動判別する判別手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記記憶手段は、前記発呼先指定情報が、先頭の桁が“0”以外で後の2桁が任意の数字から成る市内通話を指示する市内指定情報を含む場合は、任意の各市内局番に対応して前記IP網に対して発呼するか前記公衆電話網に対して発呼するかを予め記憶することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記記憶手段は、前記発呼先指定情報が、先頭から3桁のうち、先頭の桁が“0”で後の2桁が0以外の数字から成る市外通話を指示する市外指定情報を含む場合は、任意の各市外局番に対応して前記IP網に対して発呼するか前記公衆電話網に対して発呼するかを予め記憶することを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記記憶手段は、前記発呼先指定情報が、先頭から3桁のうち、先頭の桁が“0”以外で後の2桁が任意の数字から成る市内通話を指示する市内指定情報を含む場合は、前記公衆電話網に対して発呼すると記憶することを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記記憶手段は、前記発呼先指定情報が、先頭から3桁のうち、先頭の桁が“0”で後の2桁が0以外の数字から成る市外通話を指示する市外指定情報を含む場合は、前記IP網に対して発呼すると記憶することを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記記憶手段は、前記発呼先指定情報が、先頭から4桁のうち、先頭から2桁が“0”で後の2桁が任意の数字から成る海外通話を指示する海外指定情報を含む場合は、任意の各海外通話局番に対応して前記IP網に対して発呼するか前記公衆電話網に対して発呼するかを予め記憶することを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記記憶手段は、前記発呼先指定情報が、先頭から4桁のうち、先頭から2桁が“0”で後の2桁が任意の数字から成る海外通話を指示する海外指定情報を含み、かつ、5桁目以降に国指定情報を含む場合は、該国指定情報に対応して前記IP網に対して発呼するか前記公衆電話網に対して発呼するかを予め記憶することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0035】
図1は、本発明に係る通信端末装置のシステム構成を示すブロック図である。
【0036】
この通信端末装置10は、装置全体の制御処理を行なう中央処理装置(CPU)11、タッチパネル等で構成され、使用者がこの装置を動作させるための各種操作(発呼操作等)を行なったり、各種情報を表示するための操作/表示部12、送信原稿やコピー原稿を読み取る読取部13、受信した画像データや読取った画像データを記録紙に記録して出力する記録部14、画像データに対する符号化、復号化、拡大、縮小等の処理を行う画像処理部15、受信した画像データあるいは読み取った画像データを格納する画像蓄積部16、制御プログラムが使用するワークエリア(装置の動作を制御するシステムデータや各種情報を記憶する)となるRAM17、ファクシミリ全体を制御するプログラム(ROM)を有するシステム制御部18、ITU−T勧告T.37手順に従ってStore&Forward型通信プロトコルを制御するT.37伝送制御部19、ITU−T勧告T.38手順に従ってリアルタイム型通信プロトコルを制御するT.38伝送制御部20、IP(Internet Protocol)網40に接続され、インターネットを開始して種々のデータを送受する通信制御を行うIP網制御部21、IP網制御部21内に設けられ、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC3261(SIP:Session Initiation Protocol)及びRFC2327(SDP:Session Description Protocol)に規定された手順を使用してリアルタイム型インターネットFAX T38における呼の確立、維持あるいは終了の制御を行なうSIP呼制御部22、ITU−T勧告T.30手順に従ってファクシミリプロトコルを制御するG3FAX伝送制御部23、G3FAX伝送制御部23の伝送制御の下でアナログ公衆回線網にて呼の確立、網接続の制御を行なうPSTN呼/網制御部24、G4ファクシミリプロトコルを制御するG4FAX伝送制御部25、G4FAX伝送制御部25の伝送制御の下でデジタル公衆回線網にて呼の確立、網接続の制御を行なうISDN呼/網制御部26、上述した装置各部の間で相互にデータのやり取りするシステムバス27を備えて構成される。
【0037】
この通信端末装置10は、IP網制御部21によりIP網40に接続され、該IP網40を介して相手通信端末装置と通信を行なうことができると共に、PSTN呼/網制御部24またはISDN呼/網制御部26により公衆電話網(以下、公衆網と略称する)50に接続され、該公衆網50(PSTN網またはISDN網)を介して相手通信端末装置と通信を行なうことができる。
【0038】
図2は、本発明に係わる通信端末装置10が接続されるネットワークの構成図である。
【0039】
図2において、通信端末装置10−1,10−2,10−3,10−4,10−5は、それぞれ、図1に示した通信端末装置10を用いたものである。
【0040】
ここで、通信端末装置10−1はIP網40と公衆網50に接続され、通信端末装置10−2はIP網40のみに接続される。
【0041】
また、通信端末装置10−3は、公衆網50のみに接続される。また、通信端末装置10−4はIP網40と内線網(PBX)70に接続され、通信端末装置10−5は内線網(PBX)70のみに接続される。
【0042】
この接続環境下において、例えば、通信端末装置10−1は、IP網40を介して通信端末装置10−2と通信したり、公衆網50を介して通信端末装置10−3と通信することができる。
【0043】
また、通信端末装置10−1は、IP網40と公衆網50間のGatewayサービスを利用することで、IP網40から公衆網50を介して通信端末装置10−3と通信することもできる。
【0044】
また、通信端末装置10−4はIP網40を介して通信端末装置10−2と通信することができる他、内線網70,公衆網50を介して通信端末装置10−3と通信したり、あるいは内線網70を介して通信端末装置10−5と通信することもできる。
【0045】
このようなネットワーク環境下で、例えば、通信端末装置10−1がある相手通信端末装置と通信を開始しようとした場合、この相手通信端末装置がIP網40から発呼可能な相手なのか、公衆網50から発呼した方が通信コストが安いのかといったことを全てのユーザが知ることは困難である。
【0046】
こうしたユーザの負担を緩和すべく、本発明に係わる通信端末装置10では、発呼に際して、そのユーザが、操作/表示部12のキー操作により、相手通信端末装置の宛先番号(発呼先指定情報)を入力し、送信スタート指示操作(送信開始ボタン押下)を行なうのみで、その入力された宛先番号から装置側で適切な網を選択して発呼できるような制御機能を備えている。
【0047】
この制御機能は、例えば、通信端末装置10のシステム制御部18に持たせることができる。
【0048】
図3は、本発明に係わる通信端末装置10のシステム制御部18の機能構成を示すブロック図である。
【0049】
図3に示すように、システム制御部18は、発呼先指定情報解析部181、発呼網判別部183及び選択網設定情報記憶部185を具備する。
【0050】
発呼先指定情報解析部183は、発呼時に、操作/表示部12から入力される相手通信端末装置の宛先番号を解析する。
【0051】
発呼網判別部183は、発呼先指定情報解析部181での宛先番号の解析結果から、該解析された宛先情報を用いて選択網設定情報記憶部185に記憶される選択網設定情報を参照してこの時の発呼をIP網40に対して行うか公衆網50に対して行うかを自動的に判別する。
【0052】
選択網設定情報記憶部185は、発呼網判別部183において、発呼をIP網40に対して行うか公衆網50に対して行うかを自動的に判別するために必要な選択網設定情報を記憶する。
【0053】
図4は、選択網設定情報記憶部185に記憶する選択網設定情報の設定例を示す図である。
【0054】
図4(a)では、発呼先指定情報がIP網40に接続される端末であることを示す特定情報を含む場合は、該発呼先指定情報に対応してIP網40に発呼することを示す選択網設定情報が記憶されている。
【0055】
ここで、IP網40に接続される端末であることを示す特定情報とは、例えば、発呼先指定情報中の先頭の3桁を構成する“050”という情報である。
【0056】
図4(b)では、発呼先指定情報が市内通話を指示する市内指定情報を含む場合は、該発呼先指定情報に対応してIP網40に対して発呼するか公衆網50に対して発呼するかを示す選択網設定情報が記憶されている。
【0057】
ここで、市内通話を指示する市内指定情報とは、発呼先指定情報中の先頭の3桁を構成する“*XX”という情報(但し、*は“0”以外の数字、Xは任意の数字)である。
【0058】
図4(c)では、発呼先指定情報が市内通話を指示する市内指定情報を含む場合は、該発呼先指定情報に対応して公衆網50に対して発呼することを示す選択網設定情報が記憶されている。
【0059】
ここで、市内通話を指示する市内指定情報とは、発呼先指定情報中の先頭の3桁を構成する“*XX”という情報(但し、*は“0”以外の数字、Xは任意の数字)である。
【0060】
図4(d)では、発呼先指定情報が市外通話を指示する市外指定情報を含む場合は、該発呼先指定情報に対応してIP網40に対して発呼するか公衆網50に対して発呼するかを示す選択網設定情報が記憶されている。
【0061】
ここで、市外通話を指示する市外指定情報とは、発呼先指定情報中の先頭の3桁を構成する“0**”という情報(但し、*は“0”以外の数字)である。
【0062】
図4(e)では、発呼先指定情報が市外通話を指示する市外指定情報を含む場合は、該発呼先指定情報に対応してIP網40に対して発呼することを示す選択網設定情報が記憶されている。
【0063】
ここで、市外通話を指示する市外指定情報とは、発呼先指定情報中の先頭の3桁を構成する“0**”という情報(但し、*は“0”以外の数字)である。
【0064】
図4(f)では、発呼先指定情報が海外通話を指示する海外指定情報を含む場合は、該発呼先指定情報に対応してIP網40に対して発呼するか公衆網50に対して発呼するかを示す選択網設定情報が記憶されている。
【0065】
ここで、海外通話を指示する海外指定情報とは、発呼先指定情報中の先頭の4桁を構成する“00XX”という情報(但し、Xは任意の数字)である。
【0066】
図4(g)では、発呼先指定情報が海外通話を指示し、かつ国指定情報を含む場合は、該国指定情報に対応してIP網40に対して発呼するか公衆網50に対して発呼するかを示す選択網設定情報が記憶されている。ここで、国指定情報とは、例えば、1=米国,7=ロシア,…といった番号である。
【0067】
図4(h)では、発呼先指定情報が内線を経由した外線への発呼を指示する内線指定情報を含む場合はIP網に対して発呼することを示し、それ以外の場合は内線網(PBX)に対して発呼することを示す選択網設定情報が記憶されている。ここで、内線指定情報とは、発呼側において、PBX経由で外線(公衆網)に接続する際に入力するプレフィックス番号(この例では、“0”)である。
【0068】
上述した各種の選択網設定情報は、マシン管理者、カスタマーエンジニアなどの手によって予め選択網設定情報記憶部185に記憶しておく。
【0069】
次に、図3に示す構成を有するシステム制御部18における発呼時の発呼網判別制御について説明する。
【0070】
図5は、システム制御部18における発呼網判別制御動作を示すフローチャートである。
【0071】
まず、この通信端末装置10では、相手端末装置に発呼する際の発呼操作として、ユーザは、操作/表示部12のテンキー等(短縮ダイヤルであっても良い)を用いて相手通信端末装置のダイヤル番号を入力し、次いでスタートボタン(送信開始ボタン)を押下する。
【0072】
一方、システム制御部18は、当該通信端末装置10が待機状態にある時、操作/表示部12での上述した発呼操作により送信開始指示があったかどうかを監視している(ステップS501)。
【0073】
ここで、送信開始指示があった場合(ステップS501YES)、上記送信開始指示に伴って入力されるダイヤル番号(発呼先指定情報)を取り込み(ステップS502)、発呼先指定情報解析部181に渡す。
【0074】
発呼先指定情報解析部181では、取り込まれたダイヤル番号を解析する(ステップS503)。この解析によって、例えば、入力されたダイヤル番号が、IP網40に対する発呼を指示する特定情報を含むか、市内通話を指示する市内指定情報を含むか、市外通話を指示する市外指定情報を含むか、海外通話を指示する海外指定情報を含むか、海外通話を指示し、かつ国指定情報を含むか、内線通話を指示する内線指定情報を含むか等の解析結果を見出す。
【0075】
次いで、発呼網判別部183は、上記解析結果を基に選択網設定情報記憶部185に記憶された選択網設定情報(図4参照)を参照し、当該発呼をIP網40に対して行うか、あるいは公衆網50に対して行うかを自動判別する(ステップS504)。
【0076】
ここで、発呼網判別部183は、発呼先指定情報がIP網40に接続される端末であることを示す特定情報を含む場合は、例えば、図4(a)に示すような選択網設定情報を参照して、該発呼先指定情報に対応してIP網40に発呼すると判別する。
【0077】
また、発呼先指定情報が市内通話を指示する市内指定情報を含む場合は、例えば、図4(b)に示すような選択網設定情報に従い、該発呼先指定情報に対応してIP網40に対して発呼するか公衆網50に対して発呼するかを判別する。
【0078】
また、
発呼先指定情報が市内通話を指示する市内指定情報を含む場合は、例えば、図4(c)に示すような選択網設定情報に従い、該発呼先指定情報に対応して公衆網50に対して発呼すると判別する。
【0079】
また、発呼先指定情報が市外通話を指示する市外指定情報を含む場合は、例えば、図4(d)に示すような選択網設定情報に従い、該発呼先指定情報に対応してIP網40に対して発呼するか公衆網50に対して発呼するかを判別する。
【0080】
また、発呼先指定情報が市外通話を指示する市外指定情報を含む場合は、例えば、図4(e)に示すような選択網設定情報に従い、該発呼先指定情報に対応してIP網40に対して発呼すると判別する。
【0081】
また、発呼先指定情報が海外通話を指示する海外指定情報を含む場合は、例えば、図4(f)に示すような選択網設定情報に従い、該発呼先指定情報に対応してIP網40に対して発呼するか公衆網50に対して発呼するかを判別する。
【0082】
また、発呼先指定情報が海外通話を指示し、かつ国指定情報を含む場合は、例えば、図4(g)に示すような選択網設定情報に従い、該国指定情報に対応してIP網40に対して発呼するか公衆網50に対して発呼するかを判別する。
【0083】
また、図4(h)に示すような選択網設定情報が記憶されている場合であって、発呼先指定情報が内線を経由した外線への発呼を指示する特定情報を含む場合はIP網40に対して発呼すると判別し、それ以外の場合は内線網内のPBXに対して発呼すると判別する。
【0084】
その後、システム制御部18は、発呼網判別部183の判別結果に従い、対応する網の網制御部に発呼を指示し(ステップS505)、該発呼指示を受けた網制御部は該当する網へ発呼を行なう(ステップS506)。
【0085】
具体的には、IP網40へ発呼すると判別された場合には、IP網制御部21に発呼開始を指示し、これにより、IP網制御部21はSIP呼制御部22を用いてIP網40に対して発呼する。
【0086】
また、公衆網50へ発呼すると判別された場合、G3プロトコルであれば、システム制御部18からPSTN呼/網制御部24またはISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してPSTNまたはISDNの各網に対して発呼し、G4プロトコルであれば、システム制御部18からISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してISDN網に対して発呼する。
【0087】
次に、本発明の通信端末装置10における上述した発呼網判別制御について、具体的実施例を挙げて順次説明する。
【0088】
第1の実施例:
第1の実施例に係わる通信端末装置10では、選択網設定情報記憶部185内に、少なくとも、例えば、図4(a)に示すような網選択設定情報が記憶されている。
【0089】
この通信端末装置10において、ユーザにより、操作/表示部12のテンキー等(短縮ダイヤルであっても良い)を用いて相手通信端末装置のダイヤル番号を入力し、次いでスタートボタンを押下する発呼操作がなされた場合、システム制御部18の発呼先指定情報解析部181によって、当該発呼操作により入力されたダイヤル番号の先頭の3桁が解析される。
【0090】
ここで、先頭の3桁が“050”で始まる場合、発呼網判別部183は、先頭の3桁が“050”という条件で、選択網設定情報記憶部185内の網選択設定情報〔図4(a)参照〕を参照し、IP網40に対して発呼すると決定する。
【0091】
この決定に従い、システム制御部18からIP網制御部21に発呼開始を指示し、SIP呼制御部22を用いてIP網40に対して発呼する。
【0092】
第2の実施例:
第2の実施例に係わる通信端末装置10では、選択網設定情報記憶部185内に、少なくとも、例えば、図4(b)に示すような網選択設定情報が記憶されている。
【0093】
この通信端末装置10において、ユーザにより、操作/表示部12のテンキー等(短縮ダイヤルであっても良い)を用いて相手通信端末装置のダイヤル番号を入力し、次いでスタートボタンを押下する発呼操作がなされた場合、システム制御部18の発呼先指定情報解析部181によって、当該発呼操作により入力されたダイヤル番号の先頭の3桁が解析される。
【0094】
ここで、先頭の1桁が“0”以外の場合、すなわち当該3桁の値が“*XX”で市内通話を指示するものである場合、発呼網判別部183は、先頭の3桁が“*XX”という条件で、選択網設定情報記憶部185内の網選択設定情報〔図4(b)参照〕を参照し、当該“*XX”に対応してIP網40に対して発呼するか、公衆網50に対して発呼するかを決定する。
【0095】
本実施例において設定された網選択設定情報〔図4(b)参照〕によれば、例えば、“*XX=323”の場合には、IP網40に発呼すると決定し、“*XX=345”の場合には、公衆網50に発呼すると決定する。
【0096】
IP網40へ発呼すると決定した場合は、システム制御部18からIP網制御部21に発呼開始を指示し、SIP呼制御部22を用いてIP網40に対して発呼する。
【0097】
また、公衆網50へ発呼すると決定した場合、G3プロトコルであれば、システム制御部18からPSTN呼/網制御部24またはISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してPSTNまたはISDNの各網に対して発呼し、G4プロトコルであれば、システム制御部18からISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してISDN網に対して発呼する。
【0098】
第3の実施例:
第3の実施例に係わる通信端末装置10では、選択網設定情報記憶部185内に、少なくとも、例えば、図4(c)に示すような網選択設定情報が記憶されている。
【0099】
この通信端末装置10において、ユーザにより、操作/表示部12のテンキー等(短縮ダイヤルであっても良い)を用いて相手通信端末装置のダイヤル番号を入力し、次いでスタートボタンを押下する発呼操作がなされた場合、システム制御部18の発呼先指定情報解析部181によって、当該発呼操作により入力されたダイヤル番号の先頭の3桁が解析される。
【0100】
ここで、先頭の1桁が“0”以外の場合、すなわち当該3桁の値が“*XX”で市内通話を指示するものである場合、発呼網判別部183は、先頭の3桁が“*XX”という条件で、選択網設定情報記憶部185内の網選択設定情報〔図4(c)参照〕を参照し、公衆網50に対して発呼すると決定する。
【0101】
この決定に従い、G3プロトコルであれば、システム制御部18からPSTN呼/網制御部24またはISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してPSTNまたはISDNの各網に対して発呼し、G4プロトコルであれば、システム制御部18からISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してISDN網に対して発呼する。
【0102】
図6は、上記第1〜第3の実施例に係わる通信端末装置10が接続されるネットワークの構成図である。
【0103】
図6において、通信端末装置10A及び10Bは、それぞれ、IP網40及び公衆網50に接続される。また、通信端末装置10Cは公衆網50のみに接続される。IP網40と公衆網50との間には、IP網−公衆網Gatewayサービスが介在する。
【0104】
このネットワーク構成において、通信端末装置10Aが第1の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、先頭の3桁が“050”のダイヤル番号(050−XXXX−XXXX)が入力された場合、IP網40に対して発呼がなされ、該発呼側(通信端末装置10A)と相手通信端末装置10Bとの間に、公衆網50を経由した通信ルートRT11が確立される。
【0105】
この場合、発呼側からの接続制御はSIP信号によりなされ、接続ポートにはNet Printerが、プロトコルとしてはT.38がそれぞれ用いられる。この通信ルートRT11で経由する網はIP網40のみであり、例えば、常時接続の場合には固定料金となり、1通信毎に追加料金は不用である(通信料金はかからない)。
【0106】
また、図6において、通信端末装置10Bが第2の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、先頭の3桁が“*XX”のダイヤル番号が入力され、かつこの時の“*XX”に対応してIP網40に対して発呼がなされた場合(IP網発呼の市内局番の場合)、該発呼側(通信端末装置10B)と相手通信端末装置10Cとの間に、IP網40→公衆網Gatewayサービス→公衆網50を経由した通信ルートRT12が確立される。
【0107】
この場合も、発呼側からの接続制御はSIP信号によりなされ、接続ポートにはNet Printerが、プロトコルとしてはT.38がそれぞれ用いられる。この通信ルートRT12で経由する網はIP網40→公衆網50であり、通信料金は市内通話+αとなる。
【0108】
また、図6において、通信端末装置10Bが第2の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、先頭の3桁が“*XX”のダイヤル番号が入力され、かつこの時の“*XX”に対応して公衆網50に対して発呼がなされた場合(公衆網発呼の市内局番の場合)、該発呼側(通信端末装置10B)と相手通信端末装置10Cとの間に、公衆網50を経由した通信ルートRT13が確立される。
【0109】
また、図6において、通信端末装置10Bが第3の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、先頭の3桁が“*XX”のダイヤル番号が入力され、公衆網50に対して発呼がなされた場合(公衆網発呼の市内局番の場合)、該発呼側(通信端末装置10B)と相手通信端末装置10Cとの間に、公衆網50を経由した通信ルートRT14が確立される。
【0110】
この場合(通信ルートRT13,RT14を利用する、公衆網網発呼の市内局番の場合)、発呼側からの接続制御はダイヤル信号によりなされ、接続ポートには電話回線が、プロトコルとしてはT.30(G4も可)がそれぞれ用いられる。これら通信ルートRT13,14で経由する網は公衆網50のみであり、通信料金は市内通話料金となる。
【0111】
なお、市内通話料金も固定料金契約ができる場合があり、この場合にはIP網−公衆網Gateway経由時の料金に比べて安価となる。従って、通信ルートRT13とRT12については、マシン管理者、カスタマーエンジニアなどが通信料金を良く吟味したうえで予め設定しておく必要がある。
【0112】
第4の実施例:
第4の実施例に係わる通信端末装置10では、選択網設定情報記憶部185内に、少なくとも、例えば、図4(d)に示すような網選択設定情報が記憶されている。
【0113】
この通信端末装置10において、ユーザにより、操作/表示部12のテンキー等(短縮ダイヤルであっても良い)を用いて相手通信端末装置のダイヤル番号を入力し、次いでスタートボタンを押下する発呼操作がなされた場合、システム制御部18の発呼先指定情報解析部181によって、当該発呼操作により入力されたダイヤル番号の先頭の3桁が解析される。
【0114】
ここで、先頭の1桁が“0”で始まり、2,3桁目が“0”でない場合、すなわち当該3桁の値が“0**”で市外通話を指示するものである場合、発呼網判別部183は、先頭の3桁が“0**”という条件で、選択網設定情報記憶部185内の網選択設定情報〔図4(d)参照〕を参照し、当該“0**”に対応してIP網40に対して発呼するか、公衆網50に対して発呼するかを決定する。
【0115】
本実施例において設定された網選択設定情報〔図4(d)参照〕によれば、例えば、“0**=045”の場合には、IP網40に発呼すると決定し、“0**=011”の場合には、公衆網50に発呼すると決定する。
【0116】
IP網40へ発呼すると決定した場合は、システム制御部18からIP網制御部21に発呼開始を指示し、SIP呼制御部22を用いてIP網40に対して発呼する。
【0117】
また、公衆網50へ発呼すると決定した場合、G3プロトコルであれば、システム制御部18からPSTN呼/網制御部24またはISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してPSTNまたはISDNの各網に対して発呼し、G4プロトコルであれば、システム制御部18からISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してISDN網に対して発呼する。
【0118】
第5の実施例:
第5の実施例に係わる通信端末装置10では、選択網設定情報記憶部185内に、少なくとも、例えば、図4(e)に示すような網選択設定情報が記憶されている。
【0119】
この通信端末装置10において、ユーザにより、操作/表示部12のテンキー等(短縮ダイヤルであっても良い)を用いて相手通信端末装置のダイヤル番号を入力し、次いでスタートボタンを押下する発呼操作がなされた場合、システム制御部18の発呼先指定情報解析部181によって、当該発呼操作により入力されたダイヤル番号の先頭の3桁が解析される。
【0120】
ここで、先頭の1桁が“0”で始まり、2,3桁目が“0”でない場合、すなわち当該3桁の値が“0**”で市外通話を指示するものである場合、発呼網判別部183は、先頭の3桁が“0**”という条件で、選択網設定情報記憶部185内の網選択設定情報〔図4(e)参照〕を参照し、IP網40に対して発呼すると決定する。
【0121】
この決定に従い、システム制御部18からIP網制御部21に発呼開始を指示し、SIP呼制御部22を用いてIP網40に対して発呼する。
【0122】
図7は、上記第4及び第5の実施例に係わる通信端末装置10が接続されるネットワークの構成図である。
【0123】
図7において、通信端末装置10Dは、IP網40及び公衆網50に接続され、通信端末装置10Eは公衆網50のみに接続される。IP網40と公衆網50との間には、IP網−公衆網Gatewayサービスが介在する。
【0124】
このネットワーク構成において、通信端末装置10Dが第4の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、先頭の3桁が“0**”のダイヤル番号が入力され、かつこの時の“0**”に対応してIP網40に対して発呼がなされた場合(IP網発呼の市外局番の場合)、該発呼側(通信端末装置10D)と相手通信端末装置10Eとの間に、IP網40→公衆網Gatewayサービス→公衆網50を経由した通信ルートRT21が確立される。
【0125】
この場合、発呼側からの接続制御はSIP信号によりなされ、接続ポートにはNet Printerが、プロトコルとしてはT.38がそれぞれ用いられる。この通信ルートRT21で経由する網はIP網40→公衆網50であり、通信料金はIP網40利用分の通信料金(常時接続の場合には固定料金となり、1通信毎に追加料金は不用)はかからないために、市内通話+αとなる。
【0126】
また、図7において、通信端末装置10Dが第4の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、先頭の3桁が“0**”のダイヤル番号が入力され、かつこの時の“0**”に対応して公衆網50に対して発呼がなされた場合(公衆網発呼の市外局番の場合)、該発呼側(通信端末装置10D)と相手通信端末装置10Eとの間に、公衆網50を経由した通信ルートRT22が確立される。
【0127】
この場合、発呼側からの接続制御はダイヤル信号によりなされ、接続ポートには電話回線が、プロトコルとしてはT.30(G4も可)がそれぞれ用いられる。この通信ルートRT22で経由する網は公衆網50のみであり、通信料金は市外通話料金となる。
【0128】
また、図7において、通信端末装置10Dが第5の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、先頭の3桁が“0**”のダイヤル番号が入力され、IP網40に対して発呼がなされた場合(IP網発呼の市外局番の場合)、該発呼側(通信端末装置10D)と相手通信端末装置10Eとの間に、IP網40→公衆網Gatewayサービス→公衆網50を経由した通信ルートRT23が確立される。
【0129】
この場合、発呼側からの接続制御はSIP信号によりなされ、接続ポートにはNet Printerが、プロトコルとしてはT.38がそれぞれ用いられる。この通信ルートRT23で経由する網は、通信ルートRT21時と同様、IP網40→公衆網50であり、通信料金は市内通話+αとなる。
【0130】
なお、市内通話の契約によってはIP網−公衆網Gateway経由よりも安価となる可能性もあるので、通信ルートRT21とRT22については、マシン管理者、カスタマーエンジニアなどが通信料金を良く吟味したうえで予め設定しておく必要がある。
【0131】
第6の実施例:
第6の実施例に係わる通信端末装置10では、選択網設定情報記憶部185内に、少なくとも、例えば、図4(f)に示すような網選択設定情報が記憶されている。
【0132】
この通信端末装置10において、ユーザにより、操作/表示部12のテンキー等(短縮ダイヤルであっても良い)を用いて相手通信端末装置のダイヤル番号を入力し、次いでスタートボタンを押下する発呼操作がなされた場合、システム制御部18の発呼先指定情報解析部181によって、当該発呼操作により入力されたダイヤル番号が解析される。
【0133】
ここで、該ダイヤル番号が海外通話(国際通信)を指示するものである場合(例えば、先頭の4桁が“00XX”)、発呼網判別部183は、例えば、先頭の4桁が“00XX”という条件で、選択網設定情報記憶部185内の網選択設定情報〔図4(f)参照〕を参照し、当該“00XX”に対応してIP網40に対して発呼するか、公衆網50に対して発呼するかを決定する。
【0134】
本実施例において設定された網選択設定情報〔図4(f)参照〕によれば、例えば、“00XX=0011”の場合には、IP網40に発呼すると決定し、“00XX=0022”の場合には、公衆網50に発呼すると決定する。
【0135】
IP網40へ発呼すると決定した場合は、システム制御部18からIP網制御部21に発呼開始を指示し、SIP呼制御部22を用いてIP網40に対して発呼する。
【0136】
また、公衆網50へ発呼すると決定した場合、G3プロトコルであれば、システム制御部18からPSTN呼/網制御部24またはISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してPSTNまたはISDNの各網に対して発呼し、G4プロトコルであれば、システム制御部18からISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してISDN網に対して発呼する。
【0137】
なお、本実施例の変形例としては、全ての国際通信は公衆網50から送信(発呼)するように網選択設定情報を設定しても良い。
【0138】
第7の実施例:
第7の実施例に係わる通信端末装置10では、選択網設定情報記憶部185内に、少なくとも、例えば、図4(g)に示すような網選択設定情報が記憶されている。
【0139】
この通信端末装置10において、ユーザにより、操作/表示部12のテンキー等(短縮ダイヤルであっても良い)を用いて相手通信端末装置のダイヤル番号を入力し、次いでスタートボタンを押下する発呼操作がなされた場合、システム制御部18の発呼先指定情報解析部181によって、当該発呼操作により入力されたダイヤル番号が解析される。
【0140】
ここで、該ダイヤル番号が海外通話(国際通信)を指示し、かつ国指定番号を含む場合(例えば、「00XX+“1”+123+456+7890」なるダイヤル番号が入力された時の“1”)、発呼網判別部183は、その国指定番号を条件に、選択網設定情報記憶部185内の網選択設定情報〔図4(g)参照〕を参照し、当該国指定番号に対応してIP網40に対して発呼するか、公衆網50に対して発呼するかを決定する。
【0141】
本実施例において設定された網選択設定情報〔図4(g)参照〕によれば、例えば、国指定番号が“1”の場合(米国の場合)には、IP網40に発呼すると決定し、国指定番号が“7”の場合(ロシアの場合)には、公衆網50に発呼すると決定する。
【0142】
IP網40へ発呼すると決定した場合は、システム制御部18からIP網制御部21に発呼開始を指示し、SIP呼制御部22を用いてIP網40に対して発呼する。
【0143】
また、公衆網50へ発呼すると決定した場合、G3プロトコルであれば、システム制御部18からPSTN呼/網制御部24またはISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してPSTNまたはISDNの各網に対して発呼し、G4プロトコルであれば、システム制御部18からISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示してISDN網に対して発呼する。
【0144】
なお、本実施例の変形例としては、網選択設定情報として、IP網40から発呼可能な国番号リストや、公衆網から発呼する国番号リストを設定しておき、発呼網判別部183が、入力されたダイヤル番号から当該リストを参照して発呼する網を判別するようにしても良い。この場合、上記リストは、マシン管理者や、カスタマーエンジニア等が選択網設定情報記憶部185に入力/設定する。
【0145】
図8は、上記第6及び第7の実施例に係わる通信端末装置10が接続されるネットワークの構成図である。
【0146】
図8において、通信端末装置10FはIP網40と公衆網50に接続されている。また、通信端末装置10Gは海外の公衆網60のみに接続され、通信端末装置10Hは海外の公衆網61のみに接続されている。
【0147】
なお、IP網40と海外の公衆網60との間には、現地のIP網−公衆網Gatewayサービスが介在している。また、公衆網50は、海外の公衆網60及び61と衛星通信あるいは海底ケーブルにより接続されている。
【0148】
このネットワーク構成において、通信端末装置10Fが第6の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、国際通信を指示する“00XX”を含むダイヤル番号が入力され、かつこの時の“00XX”に対応してIP網40に対して発呼がなされた場合、該発呼側(通信端末装置10F)と相手通信端末装置10Gとの間に、IP網40→現地のIP網−公衆網Gatewayサービス→海外の公衆網60を経由した通信ルートRT31が確立される。
【0149】
また、図8において、通信端末装置10Fが第6の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、国際通信を指示する“00XX”を含むダイヤル番号が入力され、かつこの時の“00XX”に対応して公衆網50に対して発呼がなされた場合、該発呼側(通信端末装置10F)と相手通信端末装置10Gとの間に、公衆網50→海外の公衆網60を経由した通信ルートRT32が確立される。
【0150】
このように、第6の実施例では、IP網40から現地のIP網−公衆網Gatewayサービスを経由して送信する通信RT31と、公衆網50から送信する通信ルートとがある。
【0151】
従って、第6の実施例は、海外へのIP電話サービスが提供されていないIP網に接続する場合に有効である。
【0152】
また、図8において、通信端末装置10Fが第7の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、国際通信を指示する“00XX”を含み、かつ国指定番号を含むダイヤル番号が入力され、この時の国指定番号に対応してIP網40に対して発呼がなされた場合、該発呼側(通信端末装置10F)と相手通信端末装置10Gとの間に、IP網40→現地のIP網−公衆網Gatewayサービス→海外の公衆網60を経由した通信ルートRT33が確立される。
【0153】
また、図8において、通信端末装置10Fが第7の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、国際通信を指示する“00XX”を含み、かつ国指定番号を含むダイヤル番号が入力され、この時の国指定番号に対応して公衆網50に対して発呼がなされた場合、該発呼側(通信端末装置10F)と相手通信端末装置10Hとの間に、公衆網50→海外の公衆網61を経由した通信ルートRT34が確立される。
【0154】
このように、第7の実施例では、現地にGatewayサービスがある国に対してはIP網40から現地のIP網−公衆網Gatewayサービスを経由(通信RT33)して送信し、現地にGatewayサービスがない国に対しては公衆網50(通信RT34)から送信する。
【0155】
従って、第7本実施例は、海外へのIP電話サービスが限定した国のみに提供されているIP網に接続する場合に有効である。
【0156】
第8の実施例:
第8の実施例は、公衆網発呼の際に先頭にプレフィックス番号(この例では、“0”)を付加して発信〔同、“0”発信〕するPBX(構内交換機)に接続される通信端末装置10を前提としたものである。
【0157】
具体的には、例えば、図9に示したネットワーク(後で、詳述する)中、内線網70内のPBX(図示せず)に接続される通信端末装置10Iのような使い方を想定している。
【0158】
こうした使い方が想定される本実施例の通信端末装置10に対しては、マシン管理者、カスタマーエンジニア等によって、予め接続回線をPBXに設定すると共に、内線網70を経由して外線に発呼する際に用いる特定情報(プレフィックス番号)も登録しておく必要がある。
【0159】
当該通信端末装置10において、プレフィックス番号として“0”が登録されている場合、ユーザは、先頭に“0”を付加して相手端末の番号をダイヤル入力することで上記PBX経由で外線に発呼できる。
【0160】
例えば、図9のネットワークにおいて、通信端末装置10Iから通信端末装置10Kへの発呼時には、内線網70(PBX)からはプレフィックス番号(通信端末装置10Iで発呼時に入力されたもの)により公衆網50に接続して発呼することで通信ルートRT40を確立して通信が行える。
【0161】
一方、先頭に“0”を付加せず、最初から内線番号だけをダイヤル入力することで内線網70に対する内線発呼が行える。
【0162】
このようなネットワーク構成並びにそれ対応する発呼条件を前提としたうえで、本実施例に係わる通信端末装置10では、相手通信端末装置に対してIP網40から発呼しようとした場合には、PBX経由で外線(公衆網50)に接続するためのプレフィックス番号を取り除いたうえで当該IP網40に発呼する制御機能を有するものである。
【0163】
以下に、本実施例に係わる通信端末装置10の発呼網選択制御動作の一例について説明する。
【0164】
本実施例に係わる通信端末装置10では、選択網設定情報記憶部185内に、少なくとも、例えば、図4(h)に示すような網選択設定情報が記憶されている。
【0165】
この通信端末装置10において、ユーザにより、操作/表示部12のテンキー等(短縮ダイヤルであっても良い)を用いて相手通信端末装置のダイヤル番号を入力し、次いでスタートボタンを押下する発呼操作がなされた場合、システム制御部18の発呼先指定情報解析部181によって、当該発呼操作により入力されたダイヤル番号の先頭の1桁が解析される。
【0166】
ここで、先頭の1桁が“0”の場合、発呼網判別部183は、「先頭の1桁が“0”」という条件で、選択網設定情報記憶部185内の網選択設定情報〔図4(h)参照〕を参照し、IP網40に対して発呼すると決定する。
【0167】
この決定に従い、システム制御部18からIP網制御部21に発呼開始を指示し、SIP呼制御部22を用いてIP網40に対して発呼する。その際、システム制御部18は、入力ダイヤル番号の先頭の1桁の“0”が、公衆網発呼の際に付加するプレフィックス番号であると判断し、該プレフィックス番号“0”を取り除いてIP網制御部21に渡し、残りのダイヤル番号を用いてIP網40に発呼させる。
【0168】
例えば、「0−03−3456−1234」なるダイヤル番号が入力された場合、先頭の“0”を取り除き、「03−3456−1234」を用いてIP網40に対して発呼する。
【0169】
一方、発呼先指定情報解析部181での入力ダイヤル番号の解析の結果、先頭の1桁が“0”以外であった場合、発呼網判別部183は、「先頭の1桁が“0”以外」という条件で、選択網設定情報記憶部185内の網選択設定情報〔図4(h)参照〕を参照し、この場合には内線発呼であると判断し、内線網70内のPBXに対して発呼すると決定する。
【0170】
この決定に従い、システム制御部18からPSTN呼/網制御部24またはISDN呼/網制御部26に発呼開始を指示し、内線網70内のPBXに対して発呼する。
【0171】
図9は、第8の実施例に係わる通信端末装置が接続されるネットワークの構成図である。
【0172】
図9において、通信端末装置10Iは、IP網40及び内線網70に接続されている。また、通信端末装置10Jは、IP網40と公衆網50に接続されている。また、通信端末装置10Kは公衆網50のみに接続され、通信端末装置10Lは内線網70のみに接続されている。
【0173】
なお、IP網40と公衆網50との間には、IP網−公衆網Gatewayサービスが介在している。また、公衆網50と内線網70は通信ケーブルにより接続されている。
【0174】
このネットワーク構成において、通信端末装置10Iが第8の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、先頭の1桁が“0”のダイヤル番号が入力された場合(内線網以外の通信を指示している場合)には、この先頭の番号〔“0”=プレフィックス番号〕を取り除いたうえでIP網40に対して発呼がなされ、該発呼側(通信端末装置10I)と相手通信端末装置10Kとの間に、IP網40→IP網−公衆網Gatewayサービス→公衆網50を経由した通信ルートRT41が確立される。
【0175】
また、図9において、通信端末装置10Iが第8の実施例に係わる通信端末装置10である時、発呼操作により、先頭の1桁が“0”以外のダイヤル番号が入力された場合(内線網内の通信を指示している場合)には、内線網70内のPBXに対して発呼がなされ、該発呼側(通信端末装置10I)と相手通信端末装置10Lとの間に、内線網70を経由した通信ルートRT42が確立される。
【0176】
このように、第8の実施例に係わる通信端末装置10では、内線網内の場合にはIP網40から発呼しないようにする(通信ルートRT42参照)一方、内線網以外はIP網40から発呼し、その際には、内線網70から公衆網50に接続するためのプレフィックス番号(この例では、“0”)を取り除くものである。
【0177】
この制御によれば、PBX接続時のプレフィックスを自動的に取り除いて発呼することで、IP網40への発呼時における誤ダイヤルを防止できる。
【0178】
なお、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【0179】
例えば、上記実施例では、通信端末装置としてファクシミリ装置の例を挙げたが、本発明は、IP網及び公衆電話網に接続される電話装置等、SIPを使用した呼制御手順を備える通信端末装置全般に適用可能である。
【0180】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、市内、または市外、若しくは海外通話を指示する指示情報(例えば、任意の局番番号)に対応してIP網に対して発呼するか公衆電話網に対して発呼するかを予め記憶しておくことで、ユーザが入力した発呼先指定情報に基づく発呼に際して、発呼先指定情報解析手段により解析された市内、または市外、若しくは海外通話に対応する局番番号に対応して記憶されている選択網設定情報を参照して該発呼をIP網に対して行うか公衆電話網に対して行うかを自動判別するようにしたため、全てのユーザが、相手先による適切な網の選択を全く意識することなく発呼先指定情報を入力するだけで、該発呼先指定情報中の局番番号に応じてIP網または公衆電話網のうちの適切な網を選択して発呼できるようになり、不的確な網から発呼することによる通信コストの増大、並びに通信エラー発生を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信端末装置のシステム構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係わる通信端末装置が接続されるネットワークの構成図。
【図3】本発明に係わる通信端末装置のシステム制御部の機能構成を示すブロック図。
【図4】選択網設定情報記憶部に対する選択網設定情報の設定例を示す図。
【図5】システム制御部における発呼網判別制御動作を示すフローチャート。
【図6】第1〜第3の実施例に係わる通信端末装置が接続されるネットワークの構成図。
【図7】第4と第5の実施例に係わる通信端末装置が接続されるネットワークの構成図。
【図8】第6と第7の実施例に係わる通信端末装置が接続されるネットワークの構成図。
【図9】第8の実施例に係わる通信端末装置が接続されるネットワークの構成図。
【符号の説明】
10,10−1,〜,10−5,10A,〜,10L…通信端末装置、11…中央処理装置(CPU)、12…操作/表示部、13…読取部、14…記憶部、15…画像処理部、16…画像蓄積部、17…RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、18…システム制御部、181…発呼先指定情報解析部、183…発呼網判別部、185…選択網設定情報記憶部、19…T.37伝送制御部、20…T.38伝送制御部、21…IP網制御部、22…SIP呼制御部、23…G3FAX伝送制御部、24…PSTN呼/網制御部、25…G4FAX伝送制御部、26…ISDN呼/網制御部、27…システムバス、40…IP(インターネット プロトコル)網、50…公衆電話網(公衆網)、60,61…海外の公衆網、70…内線網
Claims (7)
- IP網および公衆電話網に接続される通信端末装置において、
発呼先を指定する発呼先指定情報を入力する発呼先指定情報入力手段と、
前記発呼先指定情報入力手段で入力した発呼先指定情報を取り込み、該発呼先指定情報に含まれる市内、または市外、若しくは海外通話に対応する局番番号を解析する発呼先指定情報解析手段と、
前記IP網に接続するための第1の回線接続手段と、
前記公衆電話網に接続するための第2の回線接続手段と、
前記市内、または市外、若しくは海外通話を指示する指示情報に対応して前記IP網に対して発呼するか前記公衆電話網に対して発呼するかを設定した選択網設定情報を予め記憶する記憶手段と、
前記発呼先指定情報入力手段により入力された前記発呼先指定情報に基づく発呼に際して、前記発呼先指定情報解析手段により解析された市内、または市外、若しくは海外通話に対応する局番番号を条件に、該市内、または市外、若しくは海外通話を指示する指示情報に対応して前記記憶手段に記憶される前記選択網設定情報を参照して該発呼を前記IP網に対して行うか前記公衆電話網に対して行うかを自動判別する判別手段と
を具備することを特徴とする通信端末装置。 - 前記記憶手段は、
前記発呼先指定情報が、先頭の桁が“0”以外で後の2桁が任意の数字から成る市内通話を指示する市内指定情報を含む場合は、任意の各市内局番に対応して前記IP網に対して発呼するか前記公衆電話網に対して発呼するかを予め記憶する
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。 - 前記記憶手段は、
前記発呼先指定情報が、先頭から3桁のうち、先頭の桁が“0”で後の2桁が0以外の数字から成る市外通話を指示する市外指定情報を含む場合は、任意の各市外局番に対応して前記IP網に対して発呼するか前記公衆電話網に対して発呼するかを予め記憶する
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。 - 前記記憶手段は、
前記発呼先指定情報が、先頭から3桁のうち、先頭の桁が“0”以外で後の2桁が任意の数字から成る市内通話を指示する市内指定情報を含む場合は、前記公衆電話網に対して発呼すると記憶する
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。 - 前記記憶手段は、
前記発呼先指定情報が、先頭から3桁のうち、先頭の桁が“0”で後の2桁が0以外の数字から成る市外通話を指示する市外指定情報を含む場合は、前記IP網に対して発呼すると記憶する
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。 - 前記記憶手段は、
前記発呼先指定情報が、先頭から4桁のうち、先頭から2桁が“0”で後の2桁が任意の数字から成る海外通話を指示する海外指定情報を含む場合は、任意の各海外通話局番に対応して前記IP網に対して発呼するか前記公衆電話網に対して発呼するかを予め記憶する
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。 - 前記記憶手段は、
前記発呼先指定情報が、先頭から4桁のうち、先頭から2桁が“0”で後の2桁が任意の数字から成る海外通話を指示する海外指定情報を含み、かつ、5桁目以降に国指定情報を含む場合は、該国指定情報に対応して前記IP網に対して発呼するか前記公衆電話網に対して発呼するかを予め記憶する
ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
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